レンタルサーバーの速度比較と改善術|WordPressをサクサク表示させる全手順
WordPressでブログやサイトを運営していると、こんなモヤモヤを感じることはありませんか?
「テーマも画像もそこまで重くないはずなのに、なぜか自分のサイトだけ読み込みが遅い……」
「エックスサーバーとかConoHa WINGって“速い”って聞くけど、実際どれくらい違うの?」
「PageSpeed Insightsのスコアが低くて不安だけど、何から手をつければいいのか分からない……」
「プラグインを入れたり、キャッシュ設定をいじったらむしろ遅くなった気がする……」
表示速度は「なんとなく気になる」レベルの話ではなく、
直帰率・SEO・問い合わせ・売上にまで影響する“数字で測れる要素”です。
にもかかわらず、
- どのレンタルサーバーが実際に速いのか
- スペック表のどこを見ればいいのか
- 契約後に自分でできる改善はどこまであるのか
が、初心者にはとても分かりづらいのが現実です。
このブログ記事では、「レンタルサーバーの速度比較」と「WordPressをサクサク表示させる実践的な改善ステップ」を、はじめての人でも迷わないように順を追って解説します。
- まず、なぜサーバー速度がここまで重要なのか
- どんな指標・ツールで「速さ」を比較すべきか
- 高速サーバーに共通するスペック・技術要素は何か
- 契約後にあなた自身ができる具体的な高速化の手順
までを、できるだけ専門用語をかみ砕きながらお伝えしていきます。
「とりあえず有名どころを契約した」から一歩進んで、
“数字で納得できるサーバー選び”と、“自分でコントロールできる高速化”を身につけたい方は、そのまま読み進めてみてください。
【※レンタルサーバー業界は競争が激しく、各社頻繁に料金改定やキャンペーンを実施しています。よって、公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認しておくと比較しやすくなります。】
なぜサーバー速度が重要なのか? サイト運営への具体的な影響
サーバー速度は「なんとなく速いほうが良さそう」ではなく、
アクセス数・売上・SEO・作業効率など、サイト運営のほぼすべてに直結します。
Google の調査では、モバイルで3秒以上かかるページは約半数のユーザーに離脱されると報告されています。
さらに、読み込み時間が1秒から5秒に伸びると、直帰する確率は約2倍近くまで跳ね上がるというデータもあります。
こうした数字を見ると、「サーバーが少し遅いだけだから……」と放置するのは、実はかなりリスクが高い判断だと分かります。
表示が遅いと直帰率・離脱率が高くなる仕組み
ユーザーは、思っている以上に待ってくれません。
- 3秒以上表示に時間がかかるページは、約53%が離脱する
- 1〜3秒の遅延でも、直帰率は3割以上増える傾向がある
というデータが示す通り、数秒の遅延がそのまま機会損失につながります。
仕組みはシンプルです。
- ユーザーは検索結果やSNSからページを開く
- 画面がなかなか切り替わらない
- 「このサイト、遅いな」と感じる
- 戻るボタンを押して別サイトへ移動
この「戻る」行動が積み重なることで、直帰率・離脱率が高止まりしてしまいます。
特にスマホユーザーは、隙間時間で情報収集していることが多く、「待つくらいなら別のページを開く」判断が圧倒的に多いのが現実です。
ページスピードと検索順位(SEO)評価の関係
Google は公式に、ページ速度やUX(ユーザー体験)をランキング要因として扱っていると公表しています。
ただし、誤解されやすいポイントがひとつあります。
- コンテンツの質が同程度の場合
- どちらのページを上位に表示するか決める材料のひとつとして
- 「より速く、快適に閲覧できるページ」が有利になる
という位置づけです。
つまり、内容が薄いけれど速いページが勝つわけではありません。
しかし、「内容は十分だけど極端に遅いページ」は、本来取れるはずの順位を取りこぼしている可能性が高いと考えられます。
SEO 視点でサーバー速度をチェックする際は、特に次の2点を意識するとよいです。
- 初期表示までの時間(LCP など)
- ユーザー行動に影響する体感速度(スクロール・クリック時のもたつき)
問い合わせ数・売上・コンバージョンへのインパクト
サイトの目的が「見てもらうこと」ではなく、
- 資料請求
- お問い合わせ
- 商品購入
- 会員登録
などのアクション(コンバージョン)であるなら、サーバー速度は売上そのものに影響します。
イメージしやすい例を挙げると:
- カート画面の読み込みが遅い
- フォーム送信後の完了ページ表示に時間がかかる
これだけで、
- 「ちゃんと送信されたのかな?」
- 「止まった? 画面閉じていいの?」
と不安になり、途中離脱を増やしてしまいます。
簡単な関係性を表にすると、次のようなイメージです。
| ページ速度 | ユーザーの心理 | 起こりやすい行動 |
|---|---|---|
| 1〜2秒 | サクサク動く、安心して操作できる | フォーム入力・購入まで進みやすい |
| 3〜4秒 | 少し遅いと感じるが、まだ許容範囲 | 我慢して操作するが離脱も増え始める |
| 5秒以上 | ストレスが大きい、不安・不信感が出る | カート放棄・フォーム途中離脱が増える |
同じ広告費をかけて集客していても、サーバーが速いだけでコンバージョン率が数%変わることは珍しくありません。
その差は、年間で見ると大きな売上差になります。
管理画面の動作速度と作業効率への影響
サーバー速度は、「訪問ユーザー側」だけの問題ではありません。
運営者自身の作業スピードにも大きく関わります。
- WordPress の管理画面表示が遅い
- 投稿の保存に毎回数秒〜十数秒かかる
- プラグイン一覧やメディア一覧の表示がモタつく
こうした状態だと、1記事あたりの作業時間が少しずつ伸びていきます。
たとえば、
- 保存・プレビューなどで1回あたり5秒のロス
- 1記事で20回くらい操作すると100秒
- 月30記事なら約3000秒(50分)
というように、「遅い管理画面」が積み上がるだけで、毎月1時間以上を無駄にしている計算になります。
逆に、表示がサクサクであれば、
- 執筆やリライトの数を増やせる
- 画像最適化や内部リンク整理など、質を上げる作業に時間を回せる
など、コンテンツ側の改善にエネルギーを使えるようになります。
Core Web Vitalsから見たサーバー速度の重要性
近年の Google 検索では、Core Web Vitals(コアウェブバイタル)がページ体験を評価する指標として重視されています。
主な指標は以下の3つです(2025年時点の代表例)。
- LCP(Largest Contentful Paint)
→ 主要コンテンツが表示されるまでの時間(読み込みの速さ) - INP / FID(Interaction to Next Paint / First Input Delay)
→ クリックやタップに対する反応速度(インタラクションの軽さ) - CLS(Cumulative Layout Shift)
→ 予期しないレイアウトずれの量(画面の安定性)
これらは厳密には「サーバー速度」だけで決まるものではなく、
- フロント側の実装
- 画像やスクリプトの最適化
- 広告・外部タグの扱い
なども影響します。それでも、サーバーの応答が遅いと LCP などのスコアが悪化しやすいのは間違いありません。
Google は、Core Web Vitals を含むページ体験指標について、
「検索結果で成功するため、そしてユーザーにとって良い体験を提供するために重要」だと明言しています。
つまり、
・コンテンツの質
・サーバーとフロントのパフォーマンス
・Core Web Vitals のスコア
この三つをバランス良く整えることが、中長期的なSEOで生き残る前提条件になりつつあります。

ビジネスにとって「遅いサーバー」が致命傷になりうる理由
最後に、なぜ「サーバー速度の軽視」がビジネス上の致命傷になるのかを整理しておきます。
1つの問題ではなく、複数の損失が同時に起こるからです。
- ユーザーが待てずに離脱 → アクセス数のロス
- 直帰・離脱が増える → SEO評価の悪化リスク
- カート・フォームからの途中離脱 → 売上・リードの減少
- 管理画面が重い → コンテンツ制作の生産性低下
- 「このサイト、なんか遅い」という印象 → ブランドイメージの毀損
これらはバラバラに見えて、すべてサーバー速度とページパフォーマンスが根っこでつながっています。
特に、
- 広告費を投下して集客しているサイト
- 競合と内容が似通っているジャンル
- EC・予約・会員制など、1件あたりの価値が高いビジネス
では、数%の速度差が、そのまま売上・利益の差になります。
サーバー速度は「技術的な趣味の話」ではなく、
ビジネスの数字を左右する“経営課題”そのものです。
このあとのセクションでは、
- どんなサーバーが速いのか
- 何を基準にサーバーを比較すべきか
- 契約後に自分でできる高速化の工夫
といったポイントに踏み込んでいくと、記事として一貫した流れになります。
本記事で比較するレンタルサーバーと検証の前提条件
このセクションでは、どのサーバーをどんな条件で比べているのかをはっきりさせます。
ここが曖昧なままだと、速度ランキングやおすすめも「なんとなく」にしか見えなくなるため、できるだけ透明性を意識して整理します。
対象となる国内・海外レンタルサーバーのラインナップ
今回扱うサービスは、国内で利用者の多いレンタルサーバーと、
WordPress向けとしてよく名前が挙がる海外サーバーを中心にピックアップしています。
国内の代表的なレンタルサーバー
国内サーバーは、日本からのアクセスが多いサイトにとっては基本的に有利です。
ここでは、利用者数・知名度・機能面を踏まえて、次のサービスを比較対象とします。
エックスサーバー / シン・レンタルサーバー / Xserverビジネス
- 国内でも利用者が多く、総合力の高いスタンダード系
- 個人ブログ〜企業サイト、ビジネス用途まで幅広く使われるライン
ConoHa WING
- 表示速度と操作性を売りにした比較的新しいサービス
- 管理画面の使いやすさや、WordPressのセットアップの簡単さが特徴
mixhost
- クラウド基盤や最新技術を積極的に取り入れているタイプ
- WordPress 特化の構成で、速度面を重視するユーザーに選ばれやすい
カラフルボックス
- リージョン(地域)を選べることや、柔軟なプラン構成がポイント
- 中〜上級者が細かく環境を調整したい場合に候補になるサービス
ロリポップ!
- 価格重視でスタートしやすいエントリー向けレンタルサーバー
- プランによって性能差が大きいため、「どのプランを選ぶか」が速度に直結しやすい
さくらのレンタルサーバー
- 長く使われている老舗サービスで、堅実なインフラが特徴
- 企業・団体・個人サイトなど、用途の幅が広い
お名前.comレンタルサーバー
- ドメイン取得と合わせて使われることが多い、ドメイン会社系サーバー
- ドメインと一括管理したいユーザーが候補に入れやすいサービス
コアサーバー(CORESERVER)
- 機能の自由度が高く、コスパ重視のユーザーに選ばれがち
- 細かな設定をいじりたい人向けの一面もある
スターレンタルサーバー
- 必要最低限の機能を抑えた軽量・廉価なサーバー
- 小規模サイトやサブ用途として検討されることが多い
ラッコサーバー
- SEO・サイト売買周辺のサービスと絡めて使われることが多い、ややニッチなサーバー
- アフィリエイトサイト運営者が注目しやすい
リトルサーバー
- 小規模・趣味サイト向けのコンパクトなサービス
- 軽い構成のサイトでコストを抑えたい場合に候補となる
ヘテムル(heteml)
- クリエイター寄りのイメージが強い、デザイン系ユーザーに人気だったサーバー
- マルチドメイン・転送量などに余裕があるプランが多い
wpXシリーズ(wpX Speed など)
- WordPressに特化した構成で、速度と安定性を重視したサービス群
- 一般的な共用サーバーよりも、WP用途に的を絞ったチューニングがされている
海外・グローバル系のレンタルサーバー
海外サーバーは、グローバル向けサイト・英語圏ユーザーが多いサイトなどで候補になります。
また、CDN連携やマネージドWordPressとしての完成度の高さから選ばれるケースも増えています。
Kinsta
- Google Cloud を基盤にしたマネージドWordPressホスティング
- 価格は高めですが、パフォーマンスや運用サポートの手厚さで選ばれやすい
Hostinger
- 価格と性能のバランスが良い海外サーバーとして知られるサービス
- エントリー〜中規模サイトまで幅広く対応しやすい
DreamHost
- 海外では歴史のあるホスティングサービスのひとつ
- WordPress公式推奨ホストとして名前が挙がることもある
Bluehost
- こちらも WordPress公式の推奨ホストとして有名なサービス
- 英語圏向けサイトを作る人が候補に入れやすい
Namecheap
- ドメイン取得で有名な会社が提供するレンタルサーバー
- ドメインと合わせて海外サーバーを使いたい人向けの側面が強い
速度比較で使用したプラン・WordPress環境の概要
速度比較では、極端に条件が偏らないよう、次のような前提を揃えることを意識しています。
- 各社とも「個人〜小規模サイト」でよく選ばれる共用サーバーの中堅クラスのプランを対象
- WordPress は最新版(執筆時点)を使用
- テーマは速度に大きくクセが出ない汎用テーマ(装飾を極力抑えたもの)
- プラグインは最低限:
- セキュリティ系
- キャッシュ系
- 画像圧縮系
など、実運用で「普通に入れそうな構成」に近づける
- データベースやPHPのバージョンは、できる限り各社推奨の最新安定版を使用
あまりに軽すぎる初期状態(Hello World のみ)だと、サーバーの差が見えにくいため、
- 固定ページ・ブログ記事・画像・お問い合わせフォーム
- サイドバーウィジェットやグローバルメニュー
などを追加し、「一般的なWordPressサイトに近い状態」で測定することを前提にしています。
速度測定に用いたツールと採用理由
速度計測は、1つのツールだけに頼らない方が傾向をつかみやすくなります。
代表的には、次のようなツール群を組み合わせるケースが多いです。
- Google PageSpeed Insights
→ Core Web Vitals やモバイル評価を確認しやすい - WebPageTest / GTmetrix など
→ TTFB や各リソースの読み込み状況を詳しくチェックできる curlや簡易ベンチマークツール
→ サーバー応答そのものの傾向を見るのに向いている
理由はシンプルで、
- あるツールでは「速い」と出ても、別のツールではボトルネックが見つかる
- モバイル回線とデスクトップ回線で結果が大きく変わることがある
といった事情があるからです。
計測に使った指標(応答時間・TTFB・表示完了までの時間)
速度を比べる時によく出てくる指標を、簡単に整理しておきます。
サーバー応答時間(レスポンス時間)とは何か
ユーザーがページを開いたときに、
「サーバーが最初の返事を返すまでにかかる時間」がサーバー応答時間です。
- WordPress であれば、PHP・データベース・キャッシュの効き具合などが影響
- 重いクエリやプラグインが多いと、ここが伸びやすい
サーバー自体の性能を見る上で、ベースとなる指標になります。
TTFB(最初の1バイトまでの時間)の見方
TTFB(Time To First Byte)は、
ブラウザが最初の1バイトを受け取るまでの時間を指します。
- ネットワークの遅延
- DNSの応答時間
- サーバーの処理時間
が まとめて反映される数値 なので、
「ユーザー視点で、最初の反応が返ってくるまでどれくらい待たされているか」
をざっくり把握するのに向いています。
実ユーザーが感じる「体感速度」との違い
一方で、TTFB や応答時間だけでは体感速度を完全には説明できません。
- 最初は速いが、その後の画像やスクリプトが重くて表示完了が遅い
- ファーストビューはすぐ出るが、スクロールするとガクガクする
といったケースも多くあります。
そのため、実際の比較では
- LCP(メインコンテンツが出るまでの時間)
- 完全表示までの時間
- スクロールやクリック時のもたつき
なども合わせてチェックし、「数字」と「体感」の両方から評価することが重要です。
測定手順・回数・時間帯などテスト設計の詳細
速度は「一度計っただけ」だとブレが大きく、
時間帯やアクセス状況で数値が変わるのが普通です。
そのため、テスト設計の例としては次のような形になります。
- 計測は同じURLで行う
- 1回だけでなく、最低でも3〜5回以上測定して平均・中央値を確認する
- 時間帯を分けて計測:
- 朝(アクセスが少ない時間帯)
- 昼〜夕方(ビジネスタイム)
- 夜(個人利用が増える時間帯)
- ブラウザキャッシュの影響を避けるため、毎回キャッシュをクリアして計測
- モバイル回線に近い条件(速度制限付き)と、
高速回線(固定回線)での両方を把握する
こうした条件を揃えることで、
- 「たまたま空いていた時間だけが速かった」
- 「一時的な障害でたまたま遅かった」
といった偏りをできるだけ減らすことができます。
サーバー混雑・ロケーションなど結果に影響する要素
同じサーバー会社・同じプランでも、すべての利用者が同じ速度になるわけではありません。
影響要因として代表的なのは、次のようなポイントです。
- 収容数・混雑度
同じ物理サーバーに多くのユーザーが詰め込まれていると、
ピークタイムに速度低下が起こりやすくなります。 - データセンターの場所(ロケーション)
日本からアメリカのサーバーにアクセスするより、
日本国内データセンターのほうが物理的に距離が近いため、遅延は小さくなりやすいです。 - ネットワーク経路と回線品質
回線が混雑していたり、経路が遠回りになっていると、
サーバー性能とは別に遅さを感じることがあります。 - リソース保証の有無
CPU・メモリなどのリソースが「ある程度保証されているプラン」かどうかも、
安定した速度に影響します。
速度比較の結果を見るときは、
「この数字は、サーバー会社そのものの実力なのか」
「それとも、たまたま混んでいるサーバーを引いた結果なのか」
を意識しておくと、数字に振り回されすぎずに判断しやすくなります。
「どのサーバーも速度はほぼ同じ?」という意見への考え方
SNS や口コミで、たまに
「正直、どのレンタルサーバーも速度は大差ない」
という意見を見ることがあります。
これは一部は正しく、一部は危険な捉え方です。
- 軽いブログを少し運営する程度であれば、
「どのサーバーでもそこそこ速い」という状況はたしかに起こり得ます。 - しかし、
- 画像が多いサイト
- アクセスが増えたメディアサイト
- ECや予約など、負荷のかかりやすい機能を使うサイト
になってくると、サーバーの設計やスペック差が表面化しやすくなります。
また、「今は違いを感じない」サーバーでも、
- 契約者が増える
- 他ユーザーの負荷が高まる
- プランの見直し・仕様変更
などの要因で、将来的に遅くなる可能性もゼロではありません。
そのため、
- 「現時点の速さ」だけでなく、
- 「アクセスが増えたときも耐えられそうか」
- 「アップデートや改善が継続して行われているか」
といった中長期的な視点も含めてサーバーを選ぶことが大切です。
実測データで比較! レンタルサーバー速度ランキング
【※レンタルサーバー業界は競争が激しく、各社頻繁に料金改定やキャンペーンを実施しています。よって、公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認しておくと比較しやすくなります。】
WordPress向け・国内サーバーの速度ランキング
国内から日本のデータセンターにアクセスする場合、国内サーバーはやはり有利です。
ただし、「単純に一番速いサーバーを1つ決める」というよりも、
- 速度と総合力を重視するタイプ
- 価格を抑えながらそこそこの速さを求めるタイプ
というように、目的別にグループ分けしてランキングを見るほうが、現実的な選び方になります。
高速&総合力に優れた定番サーバー
このグループは、速度・安定性・サポート・機能のバランスが良く、長く付き合いやすいサーバーたちです。
エックスサーバー / シンレンタルサーバー / XServerビジネス
同じ系列のサービス群で、いずれも
- 一般ユーザー〜企業まで利用者が多く
- WordPress 向けのチューニングや自動バックアップなどが充実
しているのが特徴です。
速度面では「極端に尖っている」というより、どの時間帯も安定して速いタイプ。
ビジネスサイトや中〜大規模ブログなど、「死活問題として落ちてほしくないサイト」で選ばれやすいラインです。



ConoHa WING
ConoHa WING は、
- 管理画面の分かりやすさ
- WordPress のかんたんセットアップ
- 独自の高速化機能
などを前面に出しているサーバーです。
計測してみると、初期表示の速さに強みが出やすい印象になりやすく、
「ブログをサクッと始めたいけれど、速度も妥協したくない」初心者にも向きます。

mixhost
mixhost は、クラウド基盤や最新のWebサーバーを積極的に採用していることが多く、同時アクセスに強い構成が特徴です。
- アクセスが増えたときにも速度が落ちにくい
- WordPress のキャッシュと相性が良い
といった傾向があり、アフィリエイトサイトやメディア運営者が速度を重視して選ぶことが多いサーバーです。
mixhost 公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認。
カラフルボックス
カラフルボックスは、
- データセンターの地域を選べる
- プランの刻みが細かい
という特徴があり、「負荷に応じて段階的にスケールさせたい」人向けです。
速度面では、適切なプランを選べば十分に高速で、
将来アクセスが増えることを見越して選ぶケースもあります。

コスパを重視しつつ十分な速さを確保できるサーバー
こちらのグループは、「とにかく爆速」ではないけれど、料金とのバランスが良い」サーバーたちです。
趣味ブログや小規模サイトなどで、「最低限ストレスなく見られればOK」という場合に候補になります。
ロリポップ!
ロリポップ!は、低価格帯から始められるエントリー向けサーバーの代表的存在です。
高速プランを選び、不要なプラグインを抑えれば、軽めのブログやLPなら十分な表示速度を出すことも可能です。

さくらのレンタルサーバー
さくらのレンタルサーバーは、インフラの堅牢さと長年の実績が魅力です。
速度面では尖った印象はないものの、
- 小規模〜中規模サイトで安定して運用したい
- 多くを求めない代わりに、長く安心して使いたい
というニーズにはマッチしやすいサーバーです。
さくらのレンタルサーバ公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認。
お名前.comレンタルサーバー
お名前.comレンタルサーバーは、ドメイン取得とセットで使うケースが多いサービスです。
速度はプランや混雑具合の影響を受けやすいため、実際の体感速度をトライアル期間中に確かめることが大切です。

コアサーバー
コアサーバーは、価格を抑えつつも機能を削りすぎないコスパ型のサーバーです。
設定の自由度が高いぶん、自分でチューニングできる人ほど速度を引き出しやすい傾向があります。

ラッコサーバー
ラッコサーバーは、サイト売買やSEO周辺サービスとの連携イメージが強いサーバーです。
アフィリエイト・サイト量産などに使われるケースが多く、軽量な構成であればコストに対して十分な速度を出せます。
ラッコサーバー公式サイトで最新の料金やキャンペーンを確認。

スターレンタルサーバー
スターレンタルサーバーは、必要最低限の機能をコンパクトにまとめたサーバーという印象です。
静的ページ中心のサイトや、テスト・検証用として使うと、「安いのにそこそこ速い」ラインを狙えます。

リトルサーバー
リトルサーバーは、小さめのサイトを安く運用したい人向けのサービスです。
WordPress を重く作り込みすぎなければ、個人ブログ程度の負荷であれば十分運用可能です。

ヘテムル
ヘテムルは、クリエイター・デザイナー寄りの利用者が多いサーバーという印象が強いサービスです。
高速プランであれば、画像が多いポートフォリオサイトなどでも安定した表示速度を狙えます。

海外・グローバル系レンタルサーバーの速度比較
海外サーバーは、
- 英語圏ユーザーがメイン
- 世界中からアクセスがある
- CDN と組み合わせて配信したい
といったケースで検討されることが多いです。
日本から直接アクセスした場合は、物理的な距離による遅延がどうしても出やすくなるため、
- CDN の利用
- キャッシュ設定
- サーバーロケーションの選び方
によって、「速い/遅い」の印象が大きく変わる点に注意が必要です。
Kinsta:WordPress特化のプレミアム高速サーバー
Kinsta は、マネージドWordPressホスティングとして位置づけられるプレミアムサービスです。
- 高性能なクラウド基盤
- サーバー側のキャッシュやセキュリティ設定
- 専用サポート
などを総合して、「高価格だが、そのぶん速度・安定性・運用の手間を一気に減らしたい人」向けです。
日本向けサイトの場合は、ロケーションの選び方や CDN の設定が前提になります。

Hostinger:料金と速度のバランスに優れたサーバー
Hostinger は、海外サーバーの中でも値段とパフォーマンスのバランスが良いとされるサービスのひとつです。
- グローバルなユーザーを相手にする
- できるだけ予算を抑えつつ、そこそこ速い環境を確保したい
というときの候補になりやすく、海外向けブログや個人プロジェクトと相性が良いタイプです。
Hostinger 公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認。
DreamHost / Bluehost / Namecheap など主要サービスの位置づけ
DreamHost・Bluehost・Namecheap なども、海外ではメジャーなホスティング会社です。
- WordPress公式推奨ホストとして名前が挙がることもある
- ドメイン取得とまとめて利用されるケースが多い
といった特徴があり、「英語圏中心のビジネスを展開する」「海外の開発者コミュニティと同じ環境を使いたい」といったニーズに応えやすいサーバーです。
ただし、日本から直接アクセスする場合は、
- 表示速度
- サポート言語
- 時差
なども含めて、国産サーバー以上に「用途を絞って使う」意識が必要になります。
実測結果から見えた傾向とサーバー選びのポイント
最後に、実測データを眺めたときに、多くのケースで共通して見えてくる傾向を整理しておきます。
よくあるパターン
- 日本向けサイトなら、国内サーバーのほうが平均的にレスポンスが安定しやすい
- 軽いブログでは「どのサーバーでもそこそこ速い」ように見えるが、
アクセス増や機能追加で差が出始める - 高速なサーバーでも、テーマ・プラグイン・画像最適化が不十分だと速度が頭打ちになる
サーバー選びのポイント
- 「一番速いか?」よりも、
「ピーク時でもある程度の速度を保てるか?」を重視する - 速度と同時に、安定性・サポート・料金のバランスを見る
- 気になるサーバーがあれば、
無料お試し期間で「自分のサイト構成」で計測してみる(これが一番確実)
サーバー速度は、ベンチマークの数字だけでは語りきれない部分が多くあります。
だからこそ、
- 実測データ(客観的な数字)
- 体感速度(自分の目と手で確かめた感覚)
- サイトの将来像(アクセス増・機能追加)
この3つを組み合わせて判断すると、長く後悔しないサーバー選びに近づけます。
高速なレンタルサーバーに共通するスペックと技術要素
「速いサーバー」を選ぶとき、ブランド名だけを見ても本質は分かりません。
実は、中身のスペックと技術構成を見れば「速くなりやすいサーバー」かどうかがだいたい判断できます。
ここでは、速度に直結しやすい要素を、初心者向けにかみ砕いて解説します。
CPU・メモリなど処理性能と同時アクセスの耐性
サーバーの中身も、基本的には高性能なパソコンと同じイメージで考えられます。
- CPU(プロセッサ)
ページ表示の計算・処理を担当。
コア数・クロック数が高いほど、同時にたくさんのアクセスをさばきやすいです。 - メモリ
一時的なデータ置き場。
メモリが少ないと、アクセスが増えたときに急に重くなったり、エラーが出やすくなったりします。
高速なレンタルサーバーは、
- 共用サーバーでもある程度余裕のあるCPU・メモリを割り当てている
- 上位プランほど同時アクセスに強い構成になっている
ことが多いです。
目安としては、「WordPress推奨」と書かれた中位以上のプランを選ぶと、
初心者のブログ〜小規模サイトなら十分なことが多いです。
SSD・NVMe SSDなどストレージ種類による速度差
データを保存する「ディスク」の種類も、速度に大きく影響します。
ざっくりまとめると、次のようなイメージです。
| 種類 | 特徴 | 速度のイメージ |
|---|---|---|
| HDD | 機械的なディスク。安いが遅め | △〜▲ |
| SSD | フラッシュメモリ。高速・一般的 | ○ |
| NVMe SSD | SSDの中でもさらに高速な規格 | ◎ |
現在の高速サーバーは、HDDではなく SSD / NVMe SSD がほぼ標準です。
とくに、
- 「オールSSD」
- 「NVMe対応」
といった表記があれば、ディスクが原因で極端に遅くなるリスクはかなり下がると考えてOKです。
Webサーバーソフトの違い(Apache / nginx / LiteSpeed)
ブラウザからのリクエストを受け取って、ページを返す役割を担うのがWebサーバーソフトです。
代表的なのはこの3つ。
- Apache(アパッチ)
歴史が長く、機能が豊富。
柔軟性が高い一方で、同時アクセスが多いときの効率では他より劣る場合もあります。 - nginx(エンジンエックス)
同時接続に強く、静的ファイルの配信が得意。
近年の高速サーバーでは nginx ベースの構成が増えています。 - LiteSpeed(ライトスピード)
nginx と同様、高負荷時でも速度を落としにくい設計が特徴。
WordPress 向けに最適化された機能も多く、「LiteSpeed対応」を売りにするレンタルサーバーも出てきています。
スペック表に「nginx採用」「LiteSpeed対応」という記載があれば、
「多めのアクセスにも耐えやすい設計」と考えられます。
HTTP/2・HTTP/3など最新プロトコル対応の有無
ブラウザとサーバーがやり取りするときの「通信ルール」が HTTP です。
これにもバージョンがあり、新しいほど効率よくデータを送れるようになっています。
- HTTP/1.1
古い方式。たくさんのファイルを読み込むとき、待ち時間が発生しやすい。 - HTTP/2
複数のリソースをまとめて効率良く読み込めるようになり、
画像やスクリプトが多いページで恩恵が出やすい。 - HTTP/3
ネットワークが不安定な状況でも、再送・復旧が素早く行われるようになった方式。
モバイル回線や遠距離アクセスのときに違いが出やすい。
「HTTP/2・HTTP/3対応」と書かれているサーバーは、
同じコンテンツでも古いサーバーより効率よく表示できる可能性が高いです。
サーバー側キャッシュ・独自キャッシュ機能の仕組み
高速なレンタルサーバーの多くは、キャッシュ機能を上手く活用しています。
- キャッシュとは?
一度作ったページの内容を「完成品」として保存しておき、
次のアクセスでは計算せずにそのまま返す仕組みです。
WordPress はアクセスのたびに、
- PHPが動く
- データベースから情報を取得
- HTMLを組み立てる
という流れで負荷がかかりますが、
キャッシュがあれば「もう作ってあるページを返すだけ」で済みます。
高速サーバーは、
- サーバー側で自動的にキャッシュしてくれる機能
- 独自のキャッシュプラグインとの連携
- 静的化(HTML化)機能
などを備えていることが多く、同時アクセス時の速度低下を防ぐ力が高いです。
CDN・エッジサーバーを用いたコンテンツ配信の最適化
CDN(コンテンツ配信ネットワーク)は、
世界中に散らばったキャッシュ用サーバーでコンテンツを配信する仕組み
です。
- 東京のユーザーには東京近辺のサーバーから
- アメリカのユーザーにはアメリカのサーバーから
というように、距離が近い拠点からデータを配信できるため、読み込み時間を短縮できます。
高速なレンタルサーバーは、
- 主要CDNとの連携が簡単
- オリジン(元のサーバー)との連携設定が分かりやすい
- 画像・CSS・JSなど静的ファイルをCDNに載せやすい
といった特徴を持つことが多く、グローバルなアクセスがあるサイトほど恩恵が大きいです。
PHPバージョン・モジュール版PHPなど実行環境のチューニング
WordPress は PHP というプログラミング言語で動いています。
そのため、PHPのバージョンや実行方式も、速度に直結します。
- PHPバージョンが新しいほど高速&高機能になりやすい
- サポートが終了した古いバージョンは、
速度面だけでなくセキュリティ上もリスクがある
また、実行方式としては、
- モジュール版・OPcache有効
→ 繰り返し使うコードをキャッシュし、処理を高速化しやすい
といった構成がよく使われます。
高速なサーバーほど、
- 管理画面からPHPバージョンを簡単に切り替えられる
- 既定で最適な設定(OPcache有効など)が入っている
傾向があり、「よく分からないままでも速くなりやすい環境」が整っています。
データセンターの場所と回線品質・ネットワーク経路
ユーザーとサーバーの物理的な距離も、意外とバカになりません。
- 日本向けサイトなのに、サーバーが海外(北米や欧州)にある
- 回線品質が安いプランに偏っている
といった場合、サーバー側のスペックが良くても、距離とネットワークで損をすることがあります。
ポイントは、
- 日本人ユーザーが多いなら、日本国内(もしくは近隣地域)のデータセンターを選ぶ
- インフラ事業者や回線の品質にこだわっているかどうかを見る
- 「バックボーン」「ピアリング」など、ネットワーク周りへの投資を公表しているか確認する
などです。
リソース保証・収容数・サーバー混雑度の考え方
共用サーバーは、1台の物理サーバーを複数ユーザーで分け合うのが前提です。
このとき重要なのが、
- 1台あたりどれくらいのユーザーを収容しているか
- 各ユーザーにどこまでリソースを保証しているか
という部分です。
高速なレンタルサーバーは、
- 1ユーザーあたりのCPU・メモリの上限を明示していたり
- 「リソース保証」や「他ユーザーの負荷の影響を受けにくい」といった仕組みを用意していたり
することが多く、混雑による速度低下が起こりにくい設計になっています。
逆に、
- 収容人数を増やしすぎている
- リソース制限が厳しすぎる
と、スペック表上は良さそうでも、実際には「いつも重いサーバー」になりがちです。
まとめると、高速なレンタルサーバーには「最新スペック × 賢い仕組み × 無理のない収容設計」という共通点があります。
ブランド名だけで決めず、
- ストレージの種類
- Webサーバーソフト
- HTTP/2・HTTP/3対応
- キャッシュ・CDNまわりの仕組み
- PHPやリソース保証の情報
といった項目をチェックすると、数字に現れにくい「速くなりやすさ」を見抜きやすくなります。
速度だけでは決められない! サーバー選びでチェックすべきポイント
「速いサーバーがいい」のは間違いありませんが、速度だけで選ぶと後悔しがちです。
ここでは、サーバー速度“以外”に必ずチェックしておきたいポイントを整理します。
稼働率・障害件数など「安定性」の指標
どれだけ速くても、落ちていたら意味がありません。
サーバーの安定性を見るときは、次のような情報をチェックしておくと安心です。
- 公開されている稼働率(例:99.99%など)
- 障害・メンテナンス情報の公開状況(ステータスページがあるか)
- 過去のトラブル時の対応(Xや公式ブログでの説明の丁寧さ)
目安としては、
- 「ほとんど障害情報が出てこない」のではなく
- 「何かあったときにきちんと情報を出してくれる会社」
のほうが、長期運用には向いています。
WAF・常時SSL・自動バックアップなどセキュリティ水準
速度と同じくらい、セキュリティも“必須条件”です。
代表的なチェック項目は次の通りです。
- 常時SSLに簡単対応しているか
無料SSL(Let’s Encrypt等)の自動更新に対応しているか。 - WAF(Webアプリケーションファイアウォール)が使えるか
WordPressの脆弱性攻撃などをサーバー側で防ぐ仕組み。 - 自動バックアップの有無と復元方法
「毎日自動バックアップ」だけでなく、
「自分でワンクリックで復元できるか」も重要。
とくにブログ・アフィリエイト・ECサイトなど、収益が絡むサイトなら、
「万が一乗っ取られたらどうなるか」
「誤ってデータを消したら戻せるか」
を具体的にイメージしてサーバーを選ぶのがおすすめです。
料金体系・更新費・キャンペーン価格の注意点
サーバー料金は、「初年度だけ安い」パターンに要注意です。
チェックしたいポイントはこのあたり。
- 初回契約時と更新時の料金差
→ 2年目以降の料金が大きく跳ね上がらないか - キャンペーン価格の適用条件
→ 長期契約(36ヶ月など)を前提にしていないか - 上位プランへのアップグレード費用
→ アクセス増のときに現実的な範囲でグレードアップできるか
簡単な比較イメージを作るときは、「3年トータルの費用」で見ると失敗しにくくなります。
独自ドメイン無料・メール機能など付帯サービス
速度が同じくらいなら、“ついてくるサービス”で差がつくことも多いです。
代表的な付帯サービスは以下のようなものです。
- 独自ドメインが一定期間無料
- メールアドレス(@自分のドメイン)が複数作れる
- 独自SSL・サブドメイン・マルチドメインの上限
- ステージング環境(テスト環境)の有無
とくに、
- 「ドメイン永久無料」をうたっている場合
→ 解約するとドメインを持ち出せないケースもあるので、
条件をよく確認しておくと安心です。
電話・チャット・メールなどサポート体制の質
初心者ほど、サポートの質は“見えないコスト”を減らしてくれる要素になります。
サポートを見るときは、
- 問い合わせ窓口の種類(電話・チャット・メール)
- 受付時間(平日昼間だけか、夜・休日も対応か)
- マニュアル・FAQの分かりやすさ
- 初心者向けのガイド記事・動画が充実しているか
などをチェックしてみてください。
実際に評判を見ていると、
- 「レスポンスは遅いが丁寧」
- 「返信は早いけれど内容がテンプレ」
など、会社ごとの“クセ”も見えてきます。
速度が似ているサーバー同士なら、サポートとの相性で選ぶのも立派な基準です。
管理画面の分かりやすさと初心者へのやさしさ
どれだけスペックが良くても、
「管理画面が難しすぎて、触るのが怖い」
という状態では、サーバーの性能を活かせません。
初心者なら、次のような点も重視すると快適です。
- WordPress簡単インストールの流れが直感的か
- 日本語マニュアルが画面とズレていないか
- ドメイン・SSL・メール設定がウィザード形式でまとめてできるか
- スマホやタブレットでも最低限の操作が可能か
実際に触ってみたときに、
- 「何をどこから設定すればいいか、すぐ分かる」
- 「設定項目が整理されていて迷いにくい」
と感じられるなら、そのサーバーはあなたにとって“使いやすい”と言えます。
無料お試し期間で「速度・使い勝手」を事前検証するコツ
最後に、一番確実な見極め方法です。
ほとんどのレンタルサーバーには、数日〜2週間程度の「無料お試し期間」があります。
ここをうまく使うと、数字では分からない部分をしっかり確認できます。
試すときのポイントは、
- 実際にWordPressをインストールしてみる
- いつも通り、1記事分くらいのページを作ってみる
- 管理画面の動き・保存速度・プレビュー速度を体感する
- PageSpeed Insights などで表示速度も軽く計測してみる
- 分からないことがあれば、あえてサポートに質問してみる
ここまでやると、
- 「カタログスペックは良さそうだけど、なぜか自分の環境だと遅い」
- 「数字はそこそこだが、管理画面が軽くてストレスがない」
といった、自分にとっての“本当の使いやすさ”が見えてきます。
速度はとても大事ですが、「安定」「安全」「使いやすさ」「コスト」が伴って初めて、長く運用できるサーバーになります。
- まずは速度候補を絞る
- この記事のチェックポイントでふるいにかける
- 最後はお試し期間で「自分との相性」を確認する
この3ステップで選べば、後からサーバー移転に悩まされるリスクをかなり減らせます。
目的別・レベル別に見るおすすめサーバーの選び方
「レンタルサーバーはどれが一番速いか?」も大事ですが、
自分の目的とレベルに合っているかを軸に選ばないと、コスパも使い勝手も悪くなりがちです。
ここでは、用途ごとにどんな観点でサーバー速度をチェックすべきかを整理します。
ブログ初心者・個人サイト運営者向けの選定基準
まだアクセスが少ない段階では、
「秒単位で競り合うような超高負荷環境」ではありません。
そのため、初心者は次のようなポイントを押さえれば十分です。
- 国内データセンターであること
日本の読者が中心なら、これだけで体感速度はだいぶ違います。 - SSD(できればNVMe)搭載のプランを選ぶこと
「HDDのみ」の格安プランは避けたほうが無難です。 - WordPress簡単インストール+無料SSLがワンクリックで設定できること
設定でつまずくと、記事を書く前に疲れてしまいます。
初心者のうちは、「高速プランの最安グレード」くらいを目安にするとバランスが良く、
- 表示速度でストレスを感じにくい
- 管理画面もそこそこサクサク
- 将来アクセスが増えても、しばらくは耐えられる
という環境を用意しやすくなります。
アフィリエイト・広告収益ブログ向けに重視すべき点
アフィリエイトや広告収益ブログでは、
「1PVあたりの価値」×「表示速度」がそのまま売上に跳ね返ります。
このタイプのサイトでは、速度面で特に次を重視したいです。
- 表示速度(LCPなど)を安定して1〜2秒台に抑えられるか
- 同時アクセスが増えても急に遅くならないか
- サーバー側キャッシュ・独自高速化機能の有無
広告タグや解析タグが増えると、どうしてもページが重くなりがちです。
そのぶん、サーバー側でどこまでカバーしてくれるかが効いてきます。
また、アフィリエイトサイトは検索流入が命なので、
- Core Web Vitals を意識したパフォーマンス
- 安定稼働(ダウンタイムが少ないこと)
も合わせてチェックしておくと、長期的に有利な土台が作れます。
企業サイト・コーポレートサイトで外せない要件
企業サイトは、ブログ以上に「信用」が重要になります。
訪問者は、
- 会社概要
- 採用情報
- IR・プレスリリース
- 問い合わせフォーム
などを閲覧しますが、
ここでページが重い・落ちていると、
「この会社、大丈夫かな?」
とブランドイメージに直接マイナスです。
企業向けでは、速度に加えて次の条件も必須に近くなります。
- 高い稼働率(SLAが明示されているとなお良い)
- WAF・IPSなどセキュリティ機能の充実
- 自動バックアップと明確な復元手順
- 電話・チャットなど人と話せるサポート窓口
速度だけを見るなら個人向け高速サーバーでも足りますが、
「万一のときに責任をもって相談できるか」を重視したほうが、結果的にリスクは下がります。
ECサイト・予約サイトなど決済を扱うサイトの速度要件
ECや予約システムは、「遅い=売上の取りこぼし」に直結します。
決済を扱うサイトでは、特に次の点が重要です。
- カート〜決済画面の表示が常にスムーズであること
- セールやキャンペーン時のアクセス急増に耐えられること
- SSL・セキュリティが商用利用レベルで整っていること
加えて、以下のような視点も押さえておくと安心です。
- ピーク時の同時アクセスを想定した上位プランを選ぶ
- 画像・商品点数が多い場合でも、CDNやキャッシュで負荷を逃がせる構成であること
- 海外からのアクセスが多いなら、ロケーション選択やCDNで地理的な遅延を減らせるか
少なくとも、「最安プランで様子見」は避けたほうがよく、
売上規模に対して“ケチりすぎていないか”を一度立ち止まって考える価値があります。
高トラフィックメディア・ニュースサイト向けの構成例
ニュース系・バズりやすいメディア・SNSで火がつく可能性のあるサイトは、
「普段は平和、たまに地獄」というアクセスパターンになりがちです。
このタイプのサイトでは、
- 同時アクセスが一気に増えても落ちない構成
- 静的コンテンツをできるだけCDNに逃がす仕組み
- サーバーの縦・横スケールのしやすさ
を軸にサーバーを選びます。
イメージとしては、次のような構成です。
- ベース:性能高めの共用サーバー or VPS / クラウド
- 配信:CDNで画像・CSS・JSを配信
- アプリ:WordPressはキャッシュプラグイン+オブジェクトキャッシュ
- 分析:アクセス急増時のログ・モニタリングを残せる仕組み
レンタルサーバー単体でも、キャッシュとCDNを組み合わせればかなり戦えるケースが多く、
一定規模までは「しっかりチューニングした共用高速サーバー」で十分です。
最後に、ざっくりと用途別に何を優先すべきかをまとめると、こんなイメージになります。
| サイトタイプ | 優先したいポイント |
|---|---|
| ブログ初心者・個人サイト | 国内データセンター、SSD、簡単操作 |
| アフィリエイト・広告収益ブログ | 表示速度・安定性・キャッシュ機能 |
| 企業サイト・コーポレートサイト | 信頼性・セキュリティ・サポート体制 |
| EC・予約など決済を扱うサイト | ピーク時性能、SSL・セキュリティ、安定性 |
| 高トラフィックメディア・ニュース | 同時アクセス耐性、CDN活用、スケールのしやすさ |
「一番速いサーバー」を探すより、
「自分のサイトの目的に合った速さと安定性」を満たすサーバーを選ぶことが、結果的にいちばん失敗しない選び方になります。
契約後にできる! サーバー速度をさらに引き上げる改善策
「速そうなレンタルサーバーは選んだ。でも、思ったほど速くならない……」
そんなときに見直すべきなのは、サーバーそのものだけでなく「サイト側の作り」です。
ここでは、契約後でも自分でできる「速度アップ施策」を、初心者向けに順番に整理します。
画像圧縮とWebPなど次世代フォーマットの活用
ページが重くなる原因のトップは、たいてい画像ファイルのサイズです。
まずやること
- アップロード前に、画像サイズ(縦横のピクセル)を適正化する
→ サムネイルにフルサイズ画像は不要 - 画像圧縮ツール(Squoosh・TinyPNG など)で容量を落としてからアップロードする
WebPなど次世代フォーマット
- WebPは、JPEG/PNGより軽いのに画質を保ちやすい形式
- 対応テーマやプラグインを使えば、
- アップロードした画像を自動でWebPに変換
- 対応ブラウザにだけWebPを配信
といった仕組みを組めます。
ポイント:
「とりあえず全部WebPに」ではなく、
既存画像はアクセスの多いページから優先して最適化すると効率が良いです。
ブラウザキャッシュ・サーバーキャッシュの最適な設定方法
キャッシュの考え方はシンプルで、
「よく使うデータは、毎回作らずにとっておこう」
というものです。
ブラウザキャッシュ(閲覧側)
- 画像・CSS・JavaScriptなどの静的ファイルを一定期間ブラウザに保存しておく仕組み
.htaccessやプラグインから、ExpiresやCache-Controlヘッダーを設定します。
よくある設定イメージ:
- 画像・フォント:数日〜数週間
- CSS・JS:数日〜1週間(更新頻度によって調整)
サーバーキャッシュ(配信側)
- WordPressのような動的サイトでも、一度生成したHTMLを保存しておき、次回からそれを返す仕組み
- レンタルサーバー標準のキャッシュ機能や、
有名キャッシュプラグイン(WP Fastest Cacheなど)を利用します。
注意点:
- 会員制・カート機能など、ユーザーごとに内容が変わるページはキャッシュ対象から除外する
- デザインや設定を変更したときは、キャッシュの削除(パージ)を忘れない
CDN導入による配信経路の高速化
CDN(コンテンツ配信ネットワーク)は、
「世界各地にある中継サーバーが、ユーザーの近くからコンテンツを配信してくれる仕組み」
です。
CDNが効きやすいケース
- 画像・CSS・JS など静的ファイルが多いサイト
- 海外からのアクセスが一定数ある
- 突発的なアクセス増に備えたい
導入の基本ステップ
- CloudflareなどのCDNサービスに登録
- ドメインのDNS設定をCDN側に向ける
- 必要に応じて、「どのファイルをキャッシュするか」をルール化
CDNを導入すると、レンタルサーバー1台だけにアクセスが集中する状態を避けやすくなり、
結果として体感速度も安定しやすくなります。
不要プラグイン・テーマの整理と軽量化
プラグインが増えれば増えるほど、読み込むファイルや実行する処理が増えます。
見直しポイント
- 役割がかぶっているプラグインがないか
- 使っていない機能だけのために重いプラグインを入れていないか
- 更新が止まっているプラグインを放置していないか(速度+セキュリティ両面で危険)
基本方針:
- 「ないと困るもの」だけ残し、「あると便利」レベルはできるだけ減らす
- 無効化しているテーマ・プラグインも、不要なら削除する
→ 読み込みはされなくても、管理やセキュリティの負担になります。
テーマ選びとコードの最適化でページを軽くする
いくらサーバーが速くても、テーマそのものが過剰に重いと限界があります。
テーマ選びで見るポイント
- 「高速表示」や「Core Web Vitals 対応」をうたっているか
- 不要なアニメーションやエフェクトがデフォルトで多すぎないか
- 実際のデモサイトをPageSpeed Insightsで測ってみて、ざっくりの傾向を確認する
コードの最適化
- 使っていないCSS・JSを読み込まないようにする
→ プラグインやテーマ設定でオフにできる場合もあります。 - 追跡コード・計測タグを入れすぎない
→ アクセス解析・広告・チャットウィジェットなどは、本当に必要なものだけに絞る
「細かいコード編集は怖い…」という場合は、
テーマやプラグインで提供されている「不要機能OFF」系の設定を探してみるだけでも違います。
定期的な速度計測とパフォーマンステストのやり方
速度対策はやりっぱなしにせず、「効いているか」を確認することが大事です。
基本のチェックツール
- PageSpeed Insights(Google公式)
- WebPageTest / GTmetrix など
→ どれか1つに絞るより、2つくらいを使い分けると傾向を掴みやすいです。
チェック頻度の目安
- 大きなデザイン変更・テーマ変更の後:必ず測定
- プラグイン追加・入れ替えの後:簡単に再チェック
- 通常運用時:月1回程度の定期チェック
見るべきポイント
- LCP・INPなど、Core Web Vitals関連指標の傾向
- モバイルとPCで極端に差がないか
- 新しく入れたプラグインが「要因」として挙がっていないか
数値は完璧を目指しすぎず、「前より悪化していないか?」を見る指標として扱うと精神的にも楽です。
どうしても改善しない場合の「サーバー乗り換え」という選択
ここまでの対策をしても、
- 特定の時間帯だけ極端に遅い
- 同じ構成でも他社サーバーより明らかに遅い
- サポートに相談しても改善の見込みが薄い
という場合は、サーバー自体との相性が悪い可能性もあります。
乗り換え前にやること
- 現在のサイトをテスト用サブドメインにクローン
- 別のレンタルサーバーの無料お試しで同じ構成を再現
- 管理画面の動作・表示速度・計測結果を比べる
ここで「新サーバーのほうが明らかに快適」と判断できれば、
本番環境の移行を検討する価値があります。
ポイント:
乗り換えは手間ですが、
「毎日イライラしながら遅いサーバーを使い続けるコスト」と比べると、
早めに決断したほうが長期的なメリットは大きいことが多いです。
サーバー速度は、契約した瞬間で決まるものではなく、「サーバー側+サイト側の工夫」で育てていくものです。
- 画像・キャッシュ・CDNで「無駄な遅さ」を削り
- プラグインやテーマの整理で「余計な重さ」を減らし
- 定期的な計測で「変化」に気づく
このサイクルを回していけば、同じサーバーでも一段上の快適さを引き出せます。
レンタルサーバーの速度・計測に関するよくある疑問
ここでは、サーバー速度まわりで実際によく聞かれる質問をまとめてQ&A形式で整理します。
「とりあえずこれを押さえておけばOK」という基礎ラインを意識しています。
サイトの表示速度を測るおすすめツールは?
まずは、無料で使える定番ツールだけ押さえておけば十分です。
- PageSpeed Insights(Google公式)
URLを入れるだけで、モバイル/PCごとのスコアと改善ポイントを教えてくれます。
Core Web Vitalsも一緒に確認できるので、最初の1本目として最適です。 - GTmetrix / WebPageTest などの速度テストツール
読み込みに時間がかかっているファイルや、
TTFB(サーバーの初動)・完全表示までの時間などを細かく見たいときに便利です。 - ブラウザの開発者ツール(Chrome DevTools など)
実際に自分のPC・回線でどれくらい時間がかかっているかを、
ネットワークタブで確認できます。
最初は PageSpeed Insightsでざっくり把握し、
気になるときに GTmetrix / DevTools で「どこが遅いか」を掘る、という使い分けがおすすめです。

一般的にどれくらいの表示速度なら合格ライン?
厳密な「正解」はありませんが、ひとつの目安としてはこんなイメージです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| ファーストビューが見え始める | 2秒以内 |
| 主要コンテンツが表示完了 | 3秒前後まで |
| PageSpeed Insightsスコア | モバイルで 60〜70点以上あれば合格ライン |
もちろん、
- 画像だらけのLP
- JSでゴリゴリ動くページ
などはこの限りではありませんが、
「3秒以内にちゃんと見え始めるかどうか」をひとつの基準にすると判断しやすいです。
WordPressサイトが極端に遅くなる主な原因は何?
サーバーが遅いケースもありますが、実際はサイト側の要因もかなり多いです。
代表的なのはこのあたり:
- フルサイズ画像・未圧縮画像をそのままベタ貼りしている
- プラグインを入れすぎて、JS・CSSが大量に読み込まれている
- 重いスライダー・アニメーション・ウィジェットを多用している
- 古いPHPバージョンのまま運用している
- キャッシュが適切に設定されていない
- 広告タグ・解析タグ・外部ウィジェットを載せすぎている
「サーバーを疑う前に、まず自分のサイトのダイエット」を考えると、
改善できることがたくさん見つかることが多いです。
どの料金プランを選ぶと速度面で有利になる?
基本的には、
「一番安いプラン」は、
CPU・メモリ・同時アクセス数の上限も一番低い
と思っておきましょう。
速度面で安心感があるのは、
- 各社が「WordPress向け」「高速プラン」などとうたっているグレード
- 容量よりもCPU・メモリ・プロセス数がしっかり確保されているプラン
- アクセスが増えたときに上位プランにスムーズに切り替えられるもの
です。
個人ブログなら、いきなり最上位は不要ですが、
- 最安ではなく「中堅クラス」を選ぶ
- 将来アクセスが増えたら上げられるプラン構成か確認する
この2つを意識しておくと、速度で困る場面が減りやすくなります。
サーバーの回線速度・ネットワーク環境を確認する方法
厳密な内部情報はサーバー会社しか分かりませんが、
「自分のサイトから見た体感」に近い値はある程度チェックできます。
pingやtracertコマンドで遅延や経路を確認curlや DevTools で TTFB(最初の1バイトまでの時間)を測る- 不特定の回線(自宅Wi-Fi・モバイル回線・別拠点)でアクセスしてみて、
時間帯による変化を観察する
もし特定の時間帯だけ極端に遅くなるなら、
- 同じサーバー上の他ユーザーの負荷
- 回線の混雑
- バッチ処理・バックアップ処理の時間帯
などが影響している可能性があります。
負荷テストで同時アクセスに耐えられるかを調べるには?
「SNSでバズったら落ちない?」
「キャンペーンLPに一気に人が来たら大丈夫?」
を確認したいときは、負荷テストを行います。
ただし、むやみに大きな負荷をかけると利用規約違反になることもあるので注意が必要です。
テストの考え方としては、
- 外部の負荷テストサービス(k6, Loader.io など)を利用する
- 事前にサーバー会社の規約を確認し、許容範囲でテストする
- 段階的に同時接続数を増やし、
応答時間がどこから急激に悪化するかをチェックする
本格的な負荷テストは中〜大規模サイト向けですが、
「同時10〜20人くらいでもたつかないか?」程度なら、
軽めのテストでも十分な目安になります。
サーバー側の工夫だけでどこまで高速化できる?
サーバー側の設定・機能でできることは意外と多く、
- 高速なPHPバージョン・モジュールを選ぶ
- サーバー標準のキャッシュ機能をONにする
- HTTP/2・HTTP/3・TLSの設定を有効にする
- 画像・静的ファイルをCDN経由で配信する
などを適切に行えば、同じテーマ・同じコンテンツでもかなり体感が変わります。
ただし、限界もあります。
- 極端に重いテーマ
- フルサイズ画像の貼りすぎ
- 外部スクリプトの乱立
といった問題は、サーバー側だけではどうにもならないため、
結局は「サーバー側の工夫」と「サイト側の設計」をセットで考える必要があります。
それでも遅いと感じるときの最終的な対処法
ここまでの見直しをしてもまだ遅いと感じる場合、
冷静に原因を切り分けていきます。
- テーマ・プラグインを最低限まで削ってテスト
→ 初期テーマ+必須プラグインだけにして速度を測る
→ それでも遅ければ「サーバー寄りの問題」である可能性が高い - 別のサーバーのお試し環境で同じサイトを再現して比較
→ 同じ構成で明らかに速いなら、「サーバー乗り換え」を検討 - アクセス規模に対してサーバースペックが足りていない場合
→ 共用サーバーの上位プラン
→ もしくは VPS・クラウドへの移行を視野に入れる
最終的には、
「サイト側はできることをやり切った」
「それでもネックがサーバー側に残っている」
と判断できたタイミングが、サーバー移転を前向きに検討するサインです。
サーバー速度と計測まわりは、
一度仕組みを理解してしまえば、「なんとなく不安」な状態から卒業できるテーマです。
- ツールで現状を見える化する
- 合格ラインをざっくり把握する
- サイト側とサーバー側の両方からボトルネックを探す
この流れで向き合えば、数字にも振り回されず、実用的なスピード改善につなげていけます。
総まとめ:本当に速いレンタルサーバーを選ぶためのチェックリスト
ここまで見てきた内容を、「これだけ見れば判断できる」形で整理しておきます。
迷ったときは、このチェックリストに一つずつチェックを入れていくイメージで使ってください。
まず「速度の重要性」と「測定方法」を理解する
レンタルサーバー選びで失敗するパターンの多くは、
「なんとなく有名だから」「安かったから」
だけで決めてしまうことです。
その前に、以下の2点を押さえておきましょう。
✔ 押さえておきたいポイント
- 表示速度は
- 直帰率・離脱率
- 検索順位(SEO)
- コンバージョン(問い合わせ・売上)
に直接影響する「ビジネス指標」である。
- 速度は「感覚」ではなく、
PageSpeed Insights などのツールで数値として測れる。 - 「体感が遅い=どこかにボトルネックがある」というサイン。
サーバー・テーマ・画像・プラグインなど、原因を分解して考えるクセをつける。
実測データと自分の用途から候補サーバーを絞り込む
次に、候補を“感覚”ではなく“データ+用途”で絞り込むステップです。
✔ やることリスト
- ブログや比較記事で紹介されている速度計測結果やランキングを「参考程度」に確認する
→ あくまで「傾向を見る」材料として。 - 自分の用途を具体化する
- 個人ブログ/アフィリエイト
- 企業サイト
- EC・予約サイト
- 高トラフィックメディア など
- 用途ごとに
- 「どれくらいのアクセスが来る可能性があるか」
- 「どの時間帯に集中しそうか」
をざっくりイメージし、それに合いそうなサーバー(プラン帯)を2〜3社に絞る。
ポイント:
「世間の“最速サーバー”」ではなく、
「自分のサイトの使い方に対して速く・安定しているサーバー」を探す意識が大事です。
スペック・高速化技術・料金を総合的に比較する
候補サーバーが絞れたら、中身(スペック)と値段のバランスを見ます。
✔ 比較するときに見る項目
- CPU・メモリなどの処理性能
- SSD/NVMe SSD かどうか
- Webサーバー(Apache / nginx / LiteSpeed など)の種類
- HTTP/2・HTTP/3 対応の有無
- サーバー側キャッシュ・独自高速化機能があるか
- CDNとの連携がしやすいか
- 初期費用・月額料金だけでなく、
更新費込みの「3年トータルコスト」で見たときのバランス
これらを表にして比較すると、「ここは高速技術が厚い」「ここは価格がかなり安い」など、
各社の“性格”が見えやすくなります。
安定性・セキュリティ・サポート体制も必ず確認する
速度だけが優秀でも、
- よく落ちる
- セキュリティが弱い
- 問い合わせに全然答えてくれない
といったサーバーでは、長期運用のストレスが大きくなります。
✔ ここもチェックしておく
- 公開されている稼働率や障害情報の履歴が確認できるか
- 無料SSL・WAF・自動バックアップなど、基本的なセキュリティ装備が揃っているか
- マニュアルやヘルプが日本語で分かりやすく整っているか
- 問い合わせチャネル(メール・チャット・電話)の種類と受付時間
- 実際の口コミで「サポート対応が遅すぎる」「説明が不親切」といった声が目立ちすぎないか
ここを軽視すると、トラブルが起きた瞬間に「時間」と「機会」だけが失われることになりかねません。
契約後もチューニングと定期計測で快適な表示速度を維持する
最後に大事なのは、
「契約した瞬間がゴール」ではなく、
「使いながら最適化していく」のがサーバー速度だと考えることです。
✔ 運用フェーズでやりたいこと
- 画像圧縮・WebP化・不要プラグイン削減など、
サイト側のダイエットを少しずつ進める。 - サーバー標準機能(キャッシュ・最新PHP・HTTP/2/3 など)をきちんと有効化する。
- 大きなデザイン変更やプラグイン追加のあとには、
PageSpeed Insightsなどで必ず速度を再計測する。 - アクセスが増え、明らかに重くなってきたら
- 上位プランへの変更
- サーバー移転
も含めて早めに選択肢を検討する。
まとめ:チェックリストを「一気に」ではなく「順番に」埋めていく
いきなり完璧を目指す必要はありません。
このチェックリストを、
- サーバー選びの段階
- 契約直後の初期設定
- 運用しながらの定期見直し
という3つのタイミングで少しずつ埋めていけば、
「なんとなく選んだ遅いサーバー」に悩まされるリスクはかなり減らせます。
- 速度の重要性と測り方を知る
- データと用途から候補を絞る
- スペック・料金・安心感を総合して判断する
- 契約後もサイトとサーバーを一緒に育てていく
この流れを意識しておけば、
長く付き合える「本当に速いレンタルサーバー」にたどり着きやすくなります。
