makeshop徹底解説|機能・料金・比較・向く/向かない・導入手順まで網羅
「自社ECを始めたいけど、どのサービスを選べばいいのか分からない」
そんなときに候補に挙がりやすいのが makeshop です。
でも、いざ調べ始めるとこんな疑問が出てきませんか?
「makeshopって結局、何が強み? 他のECカートと何が違うの?」
「月額が高そうに見えるけど、総コストで見ると本当に高いの?」
「ShopifyやBASE、カラーミーと比べて、どれが自社に合うのか判断できない…」
「BtoB(卸)や会員制にも対応できる? 将来の拡張まで考えるべき?」
「導入したあと、運用が続くか不安。サポートや学習環境は十分?」
「移行する場合、SEOやURLの扱いで失敗しない? 売上が落ちないか心配…」
「口コミで“良い/悪い”が割れているけど、何を信じて選べばいいの?」
ECカート選びは、機能の多さだけで決めると失敗しがちです。
本当に大事なのは、あなたの事業の規模・運用体制・伸ばし方に対して「運用が回るか」「総コストが合うか」「拡張の方向性が噛み合うか」。
そこで本記事では、公式情報をもとにしつつ、初心者でも判断できるように
- makeshopの位置づけ(できること・得意領域)
- 料金の全体像(固定費・決済費・追加費の考え方)
- Shopify/BASE/カラーミーとの比較(同じ軸で整理)
- 向く事業者/合わない事業者(最短診断)
- 失敗しない導入手順(公開→30日改善のロードマップ)
までを、過不足なく・分かりやすくまとめます。
読み終える頃には、「makeshopが自社に合うかどうか」と「次に何をすればいいか」が、迷わず決められるはずです。
makeshop 公式サイト結論:makeshopが合う事業者・合わない事業者(最短診断)
まずは30秒診断です。いくつ当てはまるかで、かなり精度高く判断できます。
| チェック | 当てはまるほど | 意味 |
|---|---|---|
| 自社ECを「資産」として育てたい | makeshop向き | 集客・改善を積み上げる前提の設計に合う |
| クーポン/会員施策/リピート施策を回したい | makeshop向き | 運用に必要な機能を“継続運用”しやすい |
| ある程度の月額固定費は許容できる | makeshop向き | 「無料でとりあえず」より、伸ばす投資に寄る |
| とにかく最安で開店したい | 別解が有力 | 無料〜低価格のカートのほうが早い |
| 制作も運用も完全丸投げしたい | 要注意 | 体制・権限・運用設計を先に固めないと揉めやすい |
合う:自社ECを“伸ばす前提”で運営したい(中長期で強い)
makeshopがハマるのは、「最初から完璧」ではなく、公開後に改善し続けて伸ばす事業者です。理由はシンプルで、伸びるECに必要な要素(導線・販促・分析・運用)が、最初から“運用前提”で揃っているからです。
こういう人に特におすすめ
- モール依存を減らして、自社の顧客データを育てたい
- 広告・SEO・SNSなど複数チャネルで集客し、CVRやLTVを改善したい
- 施策を“点”で終わらせず、リピートや会員施策まで繋げたい
イメージしやすい成功パターン
- 公開1〜2か月:商品/カテゴリ/特集ページを整える(まずは購入までの導線)
- 3〜6か月:クーポン、セット販売、会員施策で客単価・リピート率を改善
- 以降:広告/SEO/CRMを回しながら、勝ち筋を太くする
ポイントは、「運用で伸びる設計」=“中長期で強い”ということです。
合う:販促・運用を一気通貫で回したい
ECは、やることが増えるほど失速します。なので初心者ほど、「施策が散らからない状態」を作るのが重要です。makeshopはこの“一気通貫”が作りやすいのが強みです。
一気通貫で回しやすい理由(初心者向けに噛み砕くと)
- ✅ やることが「制作」「登録」「受注」「販促」「分析」に整理しやすい
- ✅ 決済や運用を含めて、ショップ運営の全体像を崩しにくい
- ✅ チーム運用を前提に、アカウント/権限の考え方がある
はじめに揃えると失敗しにくい“運用の最小セット”
- 商品ページ:購入の決め手(送料・納期・返品・保証)を明確に
- カテゴリ:迷わせない導線(上位カテゴリは少なめ)
- 特集ページ:売りたい商品を束ねる“説明ページ”
- リピート導線:購入後メール(お礼/使い方/関連商品の案内)
補足(重要)
管理画面のセキュリティ運用として、2段階認証が必須化されているため、運用担当の体制やメール運用(受信できる状態の維持)が、地味に成果へ影響します(ログインできない=改善が止まるため)。
注意:最小コストで“とりあえず開設”が目的なら別解もある
結論から言うと、「最安で開店」が第一目的なら、makeshopは第一候補になりにくいです。理由は、月額の固定費が前提だから。
ここは誤解が起きやすいので、ざっくり費用感を整理します(※税込・代表例)。
| 代表プラン | 初期費用 | 月額費用 | ざっくりの想定 |
|---|---|---|---|
| プレミアム | 11,000円 | 13,750円 | 中小規模の“伸ばす自社EC”の基本線 |
| エンタープライズ | 11,000円 | 55,000円 | 体制/商品数/機能要求が強い方向け |
「別解が有力」になりやすいケース
- まだ商品数が少なく、まずは販売検証だけしたい
- 固定費をかけずに、売れたら次を考える方針
- EC運用のリソースが少なく、施策も当面は最小限
この場合は、無料〜低価格で始められるサービスで検証 → 伸びる見込みが立ったら移行、という考え方が合理的です(移行の手間もあるので、検証期間を短く区切るのがコツ)。
注意:制作・運用を丸投げ前提の場合に確認すべきポイント
丸投げ自体は悪くありません。ただし、「丸投げ=お任せで成功」ではないのがECの難しいところです。特に makeshop は運用で伸ばす設計なので、体制が曖昧だと以下でつまずきます。
丸投げで失敗しやすい“4つの落とし穴”
- 目的が曖昧(見た目だけ整って、売上改善のPDCAが回らない)
- 権限と責任が曖昧(誰が何を触るか決まっていない)
- 費用範囲が曖昧(どこまでが制作費で、どこからが運用費か不明)
- ログイン運用が詰む(2段階認証・メール受信・引き継ぎで止まる)
契約前に決めておくチェックリスト(そのまま使えます)
- ゴール:月商ではなく「粗利」「リピート率」なども含める
- 役割分担:
- 自社:商品情報、価格、在庫、販促方針の最終決定
- 外注:デザイン/実装、初期設定、運用支援(どこまでか)
- 成果物:
- “更新マニュアル”(誰でも回せる手順)
- “改善レポートの型”(毎月どの数字を見るか)
- アカウント運用:主管理者・副管理者の整理/引き継ぎ方法/メール管理
- サポート窓口の使い方:公式サポート・アプリ提供元のどちらに聞くか(アプリは提供元が分かれるケースがある)
コツ
外注は「作って終わり」にしないで、公開後30日だけでも改善伴走を契約に入れると、初心者の成功率が上がります(導線の詰まりが一番見つかる時期だからです)。
makeshopの基礎知識(サービスの位置づけを整理)
「makeshop」は、自社ネットショップを“育てながら運用する”ことを前提に作られたEC構築サービスです。
まずは「何のサービスで、どんな立ち位置なのか」を、初心者向けに噛み砕いて整理します。
makeshopでできることを一言でいうと
一言でいうと、ネットショップ運営に必要な機能一式を、クラウドでまとめて使える“総合ECカート”です。
具体的には、次のような範囲をカバーします。
- ショップ構築(商品ページ、カテゴリ、特集ページなど)
- 運営(商品管理、受注処理、顧客対応の導線)
- 販売促進(クーポン、会員施策など“売上を伸ばす施策”)
- 販売形式の幅(BtoB販売、定期販売などにも対応)
- 拡張(必要に応じて外部の技術と連携し、機能を追加していく)
特に初心者にとって大事なのは、
「作って終わり」ではなく 公開後に改善して伸ばすための運用まで含めて、全体像をつかみやすい点です。
EC構築サービスの種類(ASP / パッケージ / OSS)とmakeshopの立ち位置
EC構築は大きく分けると、次の3タイプがあります。
まずは“どれが正解か”ではなく、自分の体制に合うかで選ぶのがコツです。
| 種類 | ざっくり説明 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ASP(SaaS) | 月額で使うクラウド型(管理画面で運用) | 早く始めたい/運用・改善を回したい | 独自要件が強いと限界が出ることも |
| パッケージ | 既製品を自社用に導入(要サーバーや設定) | 基幹連携など要件が複雑/大規模 | 初期コスト・運用負荷が増えやすい |
| OSS | 無料ソフトを自分で構築(EC-CUBE等) | 技術力があり自由度最優先 | 保守・セキュリティを自力で担う |
makeshopの立ち位置は「ASP(SaaS)の総合ECカート」です。
つまり、サーバー保守などを自分で抱え込みすぎずに、“運用して伸ばす”に集中しやすいタイプ。
さらに「もっと独自要件が必要」になった場合は、プレミアムプランをベースにカスタマイズするエンタープライズ系の選択肢も用意されています。
ここが、単なる“安く始めるだけのASP”と違うポイントです。
運営会社・サポート提供体制を確認する観点
初心者が見落としやすいのが、「機能」より先に「安心して運用を続けられるか」という視点です。
以下は最初に押さえると判断ミスが減ります。
運営会社を確認するときのポイント
- 会社情報が明確(社名、所在地、連絡先などが公開されている)
- 事業として何をしている会社か(EC構築だけでなく、関連領域も扱うか)
- 実際の支援範囲(構築支援/マーケ支援/運用受託など)
makeshopは、運営元が「GMOメイクショップ株式会社」で、会社概要や連絡先が公開されています。
また事業としても、EC構築支援だけでなく、ECマーケティング支援・EC運用受託といった周辺領域を含めた体制が示されています。
サポート体制を確認するときのポイント
サポートは「あるかどうか」より、“困った時に詰まらない設計か”が重要です。
- 問い合わせ手段が複数(電話/メール/掲示板など)
- 受付と回答のタイミング(いつ受付できて、いつ返事が来るか)
- 対象範囲が分かれているか(例:デザイン系の相談窓口が別など)
- 営業時間の変更が告知されるか(臨時変更や例外対応があるため)
補足として、サポートの“基本時間”が案内されていても、研修等で一時的に営業時間が変更されることがあります。
初心者ほど「いざという時に連絡できない」を避けたいので、最新の告知・ヘルプを定期的に確認する運用がおすすめです。
まず全体像:makeshop「機能マップ」(探さず把握できる構成)
makeshopは機能が多いぶん、初心者は「どこから触るべきか」で迷いがちです。
そこで、運用の流れに沿って機能を地図(マップ)にします。
- ① ショップを作る(見た目・ページ・回遊)
- ② 商品を売る準備(商品・在庫・受注)
- ③ 売上を伸ばす(販促・リピート)
- ④ 取引形態を広げる(BtoB・卸・会員制)
まずは「①②が整う → ③で伸ばす → ④は必要になったら」でOKです。
ショップを作る機能(見た目・ページ・回遊)
ショップ作りは“デザイン”だけでなく、お客さんが迷わず買える導線が本体です。
初心者は次の3点を先に押さえると、改善が速くなります。
- トップで何を売っている店かが3秒で伝わる
- カテゴリ→商品→購入の流れが迷わない
- 重要情報(送料・納期・返品など)が見つかる
テンプレート活用の考え方:最短で“売れる型”に寄せる
最短ルートは、テンプレートを“完成品”として使うより、売れる型に寄せるための土台として使うことです。
最初に決めると迷いが減る3点(ここだけは固定)
- 商品写真の見せ方:
例)「白背景+使用シーン」を基本セットにする - 色のルール:
ブランドカラーは1色に絞る(ボタン・強調・リンクに統一) - CTA(購入ボタン周り)の情報:
送料/納期/返品を近くに置いて不安を減らす
小ワザ(初心者でも効きやすい)
- 商品一覧は「並び順」が重要です
👉 新着順より、おすすめ順(売りたい順)を先に設計すると売上が安定しやすいです。
カスタムページ設計:特集・LP・FAQ・ブランドストーリー
商品ページだけで売れるのは“目的買い”の人が中心です。
伸びるショップは、説明用のページ(カスタムページ)で「買う理由」を作ります。
代表的な使いどころ
- 特集ページ:季節・用途・悩み別(例:新生活特集/ギフト特集)
- LP:広告やSNSの受け皿(1商品・1訴求でまっすぐ)
- FAQ:送料・納期・返品・保証・支払い・領収書などを集約
- ブランドストーリー:素材・製法・選ばれる理由(E-E-A-Tの核)
💡ポイント:
「ページを増やす」より、1ページの役割をはっきり分けるほうが成果につながります。
(例:FAQに商品説明を書かない/LPに全商品を載せない)
“後から効く”ページの優先順位(まず作る→次に作る)
初心者が迷わないように、成果が出やすい順に並べます。
まず作る(公開前〜公開直後に必須)
- 送料・配送・納期(到着目安まで)
- 返品・交換・キャンセル
- 支払い方法(手数料や注意点)
- よくある質問(FAQの骨組みだけでもOK)
次に作る(売上が動き始めたら)
- 特集ページ(用途別・悩み別)
- ランディングページ(広告/SNS用)
- ブランドストーリー(作り手・素材・品質管理)
- 初めての方向けガイド(注文の流れ・会員登録のメリット)
後回しでOK(作り込むと沼りやすい)
- 記事量が多い読み物(まずは特集を優先)
- すべてのケースを網羅したFAQ(運用しながら増やす)
商品・在庫・受注の中核(運営で詰まりやすい場所)
ここは“ECの心臓部”です。
初心者がつまずくのは、機能のせいというより 設計の順番が逆だから、が多いです。
鉄板の順番
- カテゴリ設計 → 2. 商品登録 → 3. 在庫/SKU → 4. 受注フロー → 5. 出荷・連絡
商品登録・カテゴリ設計・検索導線
商品登録は「入力作業」ではなく、検索され、比較され、納得して買うための情報設計です。
商品ページで最低限そろえる“安心セット”
- 商品の特徴(まず結論 → 次に理由)
- サイズ・仕様(表にすると見やすい)
- 送料・納期・返品(不安の解消)
- 使用シーン(写真+一言でOK)
- よくある質問へのリンク(迷ったら逃がさない)
カテゴリ設計のコツ(迷わせない)
- 大カテゴリは少なめ(3〜7程度)が無難
- “用途”か“種類”どちらかに統一(混ぜると迷路になります)
登録が増えたら便利な運用
- CSVでの一括登録・修正(商品・カテゴリの更新を速くする)
在庫/SKU運用:欠品・予約・取り寄せの扱い
在庫設計は売上だけでなく、クレーム予防に直結します。
SKU(サイズ/色など)がある場合
- バリエーションごとに価格・在庫を分けると運用が安定します
- “総在庫”と“バリエーション在庫”の関係を意識(ズレると欠品事故の原因)
欠品の扱い(初心者向けの基本方針)
- 欠品=すぐ非表示、が必ずしも正解ではありません
- 再入荷が近い:再入荷待ち導線を用意
- 不定期:代替商品・関連商品へ誘導
予約販売・取り寄せの注意点
- お客さんが知りたいのは「いつ届くか」
👉 納期表示と自動返信メールの整備が重要です。
受注〜出荷〜顧客対応:自動化できる部分/人が見る部分
受注処理は、“自動”と“人の確認”を分けると楽になります。
自動化しやすい(仕組みで回す)
- 注文確認メール(テンプレ整備)
- 発送連絡メール(テンプレ整備)
- ステータス更新(決済・配送の状態を管理)
- 出荷指示書の出力(必要項目だけに絞る)
人が見るべき(ミスると痛い)
- 住所不備・配送指定のイレギュラー
- 高額注文・大量注文(不正や転売も含め確認)
- ギフト指定(のし/ラッピングなど)
- 予約・取り寄せ(納期連絡の個別対応が必要な場合あり)
✅初心者向けの実務アドバイス
最初は「注文が来たら毎回チェック」でもOK。
ただ、注文数が増えたら “確認が必要な注文だけ拾うルール”を作ると破綻しません。
売上に直結する販促(やることが多い領域を整理)
販促は手段が多いぶん、初心者は「全部やろうとして薄くなる」罠にハマりがちです。
おすすめは、①入口(買う理由)→②後押し(迷い解消)→③再来店(リピート)の順です。
クーポン・セール・ポイントの使い分け
3つは似ていますが、役割が違います。使い分けると利益が残ります。
| 施策 | 得意なこと | 使いどき | 注意点 |
|---|---|---|---|
| クーポン | 購入の最後の一押し | 初回購入・カゴ落ち対策 | 乱発すると“定価で買われない” |
| セール | 特集と相性が良い | 季節イベント・在庫調整 | 値引き理由を言語化する |
| ポイント | 次回購入の動機 | リピート・会員化 | 付与率を上げすぎない |
初心者におすすめの型(すぐ使える)
- 初回:クーポン(期限短め)で背中を押す
- 2回目:ポイントで“戻る理由”を作る
- 3回目以降:会員施策(ランク/特典)で固定化
定期購入/セット販売/ギフト対応の設計
ここは「客単価」や「LTV」を上げる強力ゾーンです。
ただし作り込みすぎると運用が崩れるので、最初はシンプルに。
定期購入(向く商材)
- 消耗品、食品、コスメなど「一定周期で必要」な商品
- 価格の段階設定(例:初回お試し → 2回目以降通常)など、継続の設計がしやすい
セット販売(向く商材)
- “ついで買い”が起きやすい組み合わせ(本体+消耗品、関連アクセなど)
- まとめ買い割引は、案内文を工夫すると購入率が上がります
例)「あと1点で割引」など、買い物かごで気づかせる
ギフト対応(向く商材)
- のし・ラッピングの選択肢は、購入直前に出すと離脱しにくいです
- ギフトは問い合わせが増えやすいので、FAQとセットで整備するのが安全です
会員ランク/リピート施策の考え方(“割引頼み”から脱却)
値引きに頼ると、売上は伸びても利益が残りにくくなります。
そこでおすすめなのが、「割引以外のメリット」を設計することです。
割引以外の“うれしい特典”例
- 先行販売・限定カラーの購入権
- まとめ買いの優遇(ポイント増量など)
- ギフト対応の無料化(一定ランク以上)
- サンプル同梱(リピート商材と相性◎)
リピート施策の最小セット(初心者向け)
- 購入後メール:使い方/おすすめの組み合わせ/次回提案
- 会員のメリット:ポイント・ランクの見える化
- 特集ページ:用途別に“次に買う理由”を置く
BtoB・卸・会員制(一般ECと設計が変わる)
BtoBや卸は「機能があるか」より、価格の出し分けと決済条件で設計が変わります。
ここを曖昧にすると、運用が詰まりやすいです。
取引先ごとの価格・表示制御が必要なケース
次のような場合は、BtoB/会員制設計が必要になります。
- 取引先ごとに掛け率(卸価格)が違う
- 一般客に見せたくない商品・カテゴリがある
- 支払い方法を取引先ごとに変えたい(例:掛け払いは法人だけ)
運用の要点(ここだけ押さえる)
- 会員グループを分け、
価格/ポイント/表示/決済を“グループ単位”で管理する - 申請・承認フロー(誰が承認するか)を先に決める
👉 ここが曖昧だと、問い合わせ対応が爆発します。
見積・掛け払い・受注フローの落とし穴
BtoBは「受注処理」よりも、前後の業務が重いです。特に注意したいのはここ。
落とし穴になりやすいポイント
- 見積のやり取りが残ったままEC化する(結局手作業が減らない)
- 掛け払いの条件が曖昧(締め日・支払日・与信・請求書対応)
- 送料・納期の例外が多い(個別対応が常態化する)
- 価格の見え方(一般向け価格と卸価格の混在)でトラブル
初心者向けの解決策(シンプル版)
- 見積は当面「定番商品のみEC化」して例外を減らす
- 掛け払いは対象を限定し、承認ルールを明確にする
- 受注後の連絡はテンプレ化し、例外だけ手動対応に寄せる
集客と分析:SEO・広告・SNS・CRMを“運用目線”で整理
makeshopは「作って終わり」ではなく、集客→購入→リピートを回して伸ばす前提のサービスです。
ここでは初心者でも迷わないように、やることを“優先順”と“役割分担”で整理します。
SEOでやるべき設定(商品/カテゴリ/特集の役割分担)
まず押さえるべきは、「どのページで検索流入を取るか」を固定することです。
ページの役割がブレると、タイトルや説明文が散らかり、評価も分散しやすくなります。
役割分担の基本(おすすめの型)
- 商品ページ:購入の決め手を揃える(検索意図=“これを買うか”)
- カテゴリページ:選びやすくまとめる(検索意図=“比較して選ぶ”)
- 特集/LP/独自ページ:悩み・用途で導く(検索意図=“目的に合うものを知りたい”)
💡コツ:
SEOは「ページ数を増やす」より、検索意図に合うページを3レイヤーに整理するほうが強いです。
makeshopで最低限やる設定
- 各ページのブラウザタイトルとメタディスクリプションを整える
- タイトル:主語(何のページか)+強み+補足(対象/用途)
- 説明文:誰の何の悩みをどう解決するか+数字(送料/納期/保証など)
- 同じ内容を複数URLで見せる場合は、正規URL(canonical)で評価を集約する
- 検索エンジンに見つけてもらう土台として、XMLサイトマップとSearch Consoleの連携を用意する
インデックスさせたいページ/させたくないページ
SEOで失敗しやすいのは、「検索結果に出なくていいページまで増える」ことです。
インデックスは“見せたいページだけ”に寄せると、評価が集まりやすくなります。
インデックスさせたい(基本)
- 売れ筋・定番のカテゴリページ
- 主力商品の商品ページ
- 検索需要がある特集ページ(例:用途別・悩み別・ギフト等)
- 安心材料ページ(配送/返品/保証/支払いなど)
※ただし内容が薄いなら、先に充実させてからが安全です。
インデックスさせたくない(基本)
- 検索流入を狙っていないページ(例:一時的なキャンペーンの控えページ)
- 内容が薄いページ(商品が数点しかないカテゴリ、説明がほぼないページ)
- 重複が多いページ(同じ説明のまま量産された特集など)
makeshopでできること(運用で便利)
商品ページ・カテゴリページ・独自ページは、noindexの指定(インデックスさせない設定)ができます。
「不要なページを増やさない」ための保険として、運用の早い段階で把握しておくと安心です。
重複・薄いページを増やさない設計
重複と薄いページは、初心者が“気づかないうちに”増えがちです。
ここでは、作る前に防ぐための設計ルールを用意します。
1)増えやすい重複パターンと対策
- 同じ内容のページを複数URLで持ってしまう
- 対策:正規URL(canonical)を決めて評価を集約する
- 追加URL(任意URL)を使う場合も、正規URLの向きを揃えるのが大切です
- PC/スマホで同内容の独自ページが二重管理になりやすい
- 対策:PC/スマホページの紐づけ(正規化の考え方)を意識する
2)薄いページが増える典型と対策
- カテゴリを先に作りすぎて、商品が埋まらない
- 特集ページを量産して、説明が短文のまま放置
- FAQが短すぎて検索意図を満たさない
対策はシンプルで、次の基準を置くだけで改善します。
- カテゴリを公開する前に「最低◯商品」「説明文◯文字」を決める
- 特集は「用途・悩み・比較軸」のどれか1つに絞り、結論→理由→おすすめの順で書く
- FAQは最初から完璧を目指さず、問い合わせが来た質問だけ増やす(育てる前提)
SNS・モール連携・広告タグ(成果が出る順に並べる)
集客は「できること」を増やすほど難しくなります。
初心者は、成果が出やすい順に積み上げるのが正解です。
おすすめの順番はこの2本立てです。
- 検索(SEO)→商品→購入(土台として強い)
- SNS→特集→回遊→購入(伸びしろを作る)
加えて、広告やアフィリエイト計測を入れるなら、タグ設置を早めにやっておくと後で楽です。
- 全ページに設置する:アクセス解析系タグ(GA4など)
- 特定画面で発火する:コンバージョンタグ(注文完了など)
最初に効きやすい導線:検索→商品→購入
一番最初に効きやすいのは、検索から“買う気の人”を拾う導線です。
この導線は、初心者でも改善が読みやすいのがメリットです。
やることチェックリスト(最小セット)
- 商品ページに不安解消を置く
- 送料・納期・返品(これが弱いと離脱が増えます)
- カテゴリページで選びやすさを作る
- 並び順(おすすめ順)を設計
- 絞り込みの代わりに「用途別の導線(特集リンク)」を置く
- 計測を整える
- アクセス解析(GA4等)を全ページに入れる
- 注文完了画面などでコンバージョンを取れる状態にする
📌運用のポイント:
「アクセスが増えない」ときは集客を疑いがちですが、初心者はまず
“商品ページで納得できるか” → “買い物かごまで迷わないか”を先に見たほうが改善が速いです。
次に効く導線:SNS→特集→回遊→購入
SNSは“ノリで買う”というより、興味を持ってから比較して買う動きが多いです。
だからこそ、商品直リンクより 特集ページ(説明ページ) が効きやすくなります。
SNS導線の作り方(おすすめの型)
- SNS投稿 → 特集ページ(悩み/用途/シーンで共感)
- 特集ページ → 比較パート(選び方、違い、失敗しない基準)
- 比較パート → 商品ページ → 購入
シェアされたときの見え方(地味に大事)
SNSやLINEでURLが共有されたとき、カード表示(OGP)の印象でクリック率が変わります。
makeshopのクリエイターモードでは、テンプレートの内にOGPタグを記述して調整できます。
- 画像:商品写真でもいいが、初心者は 「ショップの顔になる1枚」 を固定すると安定
- 説明文:短く “誰の何に効くか” を入れると強い
リピート施策(メール/CRM)を“やり切れる形”に落とす
CRMは難しそうに見えますが、初心者はまず 「送るべき3通」 から始めると成果が出やすいです。
重要なのは、施策の数ではなく 継続できる設計 です。
- 購入直後:安心させる
- 数日後:使い方・満足度を上げる
- 少し後:次の提案(関連/補充/ギフト)
makeshopではメルマガ配信や、会員向けのグループ配信、さらに拡張的な配信機能(オプション/連携)も選べます。
配信設計:ステップ配信・休眠掘り起こし・購入後フォロー
初心者でも回せるように、用途別に「定番シナリオ」を用意します。
まずはこの3つだけで十分です。
1)購入後フォロー(最優先)✅
目的:不安を減らし、満足度を上げて、次につなげる
- 0日目:注文受付・配送目安・問い合わせ先
- 3日目:使い方・よくある失敗・おすすめ活用法
- 10〜14日目:関連商品・追加購入の提案(押し売りにならない)
2)ステップ配信(育成)📩
目的:初回購入前/直後の人に“理解”を積み上げる
- ブランドのこだわり(短く)
- 選び方(比較軸は1つに絞る)
- よくある質問(返品/保証など)
3)休眠掘り起こし(やりすぎない)🧊
目的:買わなくなった理由を埋める
- 新商品・再入荷・季節イベントを“特集ページ”で案内
- クーポンは最終手段(常用しない)
セグメントの切り方(“増やしすぎない”が正義)
セグメント(送り分け)は増やすほど運用が崩れます。
初心者は 最初から細かく分けない のがコツです。
最初のおすすめ3分類(これだけで回る)
- 新規(初回購入)
- リピーター(2回以上)
- 休眠(一定期間購入なし)
これに「興味カテゴリ」を足したくなりますが、まずは特集ページで吸収したほうが楽です。
(配信を細かくするより、遷移先ページで出し分けるイメージ)
makeshop側で意識したい運用ポイント
- 「会員グループ」単位で配信できるなら、グループ数は最小に
- HTMLメール可否など、配信の前提条件があるため、登録/解除ページの案内は丁寧に
- 拡張配信(オプション/連携)を使う場合は、まず
“開封・クリック・売上が見えるか” を基準に選ぶと失敗しにくいです
料金の全体像:月額だけで判断しない(総コストの見える化)
makeshopの料金は、「月額=すべて」ではありません。
初心者が判断ミスしやすいのは、月額だけ見て「高い/安い」を決めてしまうことです。
まずは、総コストを次の3つに分けて把握しましょう。
- 固定費:初期費用・月額費用(毎月ほぼ変わらない)
- 変動費:決済手数料など(売上や決済比率で増減する)
- 追加費:オプション・制作・拡張・運用代行(必要に応じて発生)
費用は何で決まる?(固定費・変動費・追加費の分解)
「どれだけ売れても一定の費用」と「売れるほど増える費用」を分けると、コストが一気に読みやすくなります。
ざっくり式にすると、こう考えると整理できます。
総コスト(ざっくり)= 固定費 + 変動費(決済など) + 追加費(オプション/外注など)
固定:初期費用・月額費用
makeshopの基本は「プレミアム」と「エンタープライズ」の2系統です。
ここで重要なのは、販売手数料(売上に対するカート利用料)が基本0円なので、固定費が“土台”になる点です。
固定費の例(イメージしやすい把握)
- 初期費用:初月のみ発生(開店コスト)
- 月額費用:毎月発生(家賃のようなもの)
- 長期契約割引:続ける前提なら、固定費を圧縮できる
長期割引の考え方(初心者向けのコツ)
- 最初は1ヶ月契約で検証(運用が回るかを見る)
- 「売れ筋・導線・運用フロー」が固まったら、6〜24ヶ月割引で固定費を下げる
- ただし、移行予定(別カートへ乗り換え)があるなら、割引は慎重に
変動:決済関連コスト(方式・入金・運用負荷)
変動費は、主に決済手数料(%)+決済の月額費用です。
初心者が見落としがちなポイントは2つあります。
1)手数料は「何%か」だけでなく「どの決済が多いか」
- クレジットカード比率が高いほど、決済手数料の影響が大きい
- Amazon Pay、後払い等を増やすほど「取りこぼし」は減る一方、手数料は増えやすい
2)入金サイクルは“資金繰りコスト”になる
- 同じ売上でも、入金が遅いと 広告費・仕入れ・配送費 を先に立て替える必要が出ます
- 翌月末入金など、入金タイミングは必ず確認しておくと安心です
追加:オプション・制作・拡張・運用代行
追加費は、必要になってから膨らみやすい費用です。
逆に言うと、ここを先回りして把握できれば「思ったより高い…」が減ります。
追加費の代表例はこのあたりです。
- オプション:BtoB、定期購入など(プランにより扱いが異なる)
- 制作費:テンプレ微調整〜フルデザインまで幅が大きい
- 拡張費:外部連携、API連携、在庫/倉庫/基幹連携など
- 運用代行:受注処理代行、商品登録代行、CS代行、広告運用など
初心者向けの判断基準
- 追加費は「便利そう」で入れず、KPI(CVR、LTV、作業時間)に効くものから入れる
- まずは 売上に直結する導線(商品ページ・カテゴリ・特集) を整えるほうが費用対効果が出やすい
売上規模別の“コストの考え方”(小規模→中規模→拡大期)
同じ料金でも、売上規模によって“重さ”が変わります。
ここでは初心者が判断しやすいように、ステージ別に考え方を整理します。
小規模(〜月商30〜50万円目安)
- 最優先は「黒字化」より 検証(売れる型の確立)
- 固定費は重めに感じやすいので、
商品数・主力カテゴリ・運用フローを最小構成にするのが効きます - 長期割引は急がず、まず 継続できる運用 を作る
中規模(月商50万〜300万円目安)
- 固定費の比率が下がり、決済手数料と広告費の設計が効いてきます
- ここからは「集客」より CVR改善とリピート が伸びやすい
- 継続前提なら 長期割引で固定費圧縮が合理的
拡大期(月商300万円〜/商品点数増/BtoBや連携が増える)
- コストの中心が「料金」より 人件費・運用負荷・連携コストへ移ります
- エンタープライズは「安さ」より、
商品点数・運用体制・オプション込みの設計で回収する考え方が合います
黒字化の目安:粗利から逆算する
黒字化は、売上ではなく粗利(売上−原価)で見るのが鉄則です。
簡易的には次の考え方が便利です。
黒字化の目安(ざっくり)=(固定費+決済コストなど)÷ 粗利率
例として、わかりやすい仮定で「毎月どのくらい残るか」を見てみます。
(仮定:月額=プレミアム、カード比率70%、カード手数料3.19%、カード月額1,650円、粗利率40%)
| 月商 | カード売上(70%) | 決済手数料(3.19%) | 固定費(13,750+1,650) | 合計(固定+決済) |
|---|---|---|---|---|
| 30万円 | 21万円 | 約6,699円 | 15,400円 | 約22,099円 |
| 100万円 | 70万円 | 22,330円 | 15,400円 | 37,730円 |
| 500万円 | 350万円 | 111,650円 | 15,400円 | 127,050円 |
この「合計コスト」を粗利で上回れば、最低限は黒字化しやすくなります。
ただし実務では、ここに 広告費・配送資材・人件費(作業時間) が乗るので、黒字化ラインはもう少し上に置くのが安全です。
費用が膨らみやすいパターン(先回りチェック)
最後に、よくある“コスト爆発”パターンを先に潰しておきます。
- 立ち上げでフルオーダーデザインに寄せる
→ まずはテンプレで公開し、売れ筋が固まってから改修のほうが回収しやすい - オプションを先に盛りすぎる
→ 使わない機能が固定費化しやすい(KPIに効く順で追加) - 決済手段を増やしたのに導線が弱い
→ 決済を増やす前に、商品ページの不安解消(送料/納期/返品)を優先 - 外注を“丸投げ”して運用が止まる
→ 引き継ぎ・権限・更新ルールがないと、改善できず費用だけ残る - 広告開始が早すぎる
→ CVRが整っていない段階だと、広告費が最も高い“追加費”になります
おすすめの結論(初心者向け)
最初は「固定費+決済」の“最小構成”で回し、
売れ筋・導線・運用の型ができたら、長期割引やオプションで最適化が堅実です。
サポート/学習環境:運用が続くかはここで決まる
初心者がつまずくポイントは「機能が分からない」より、困ったときに止まってしまうことです。
makeshopはサポート手段が複数あるので、“どこに聞くか”を先に決めておくだけで運用が安定します。
困ったときの相談ルート(問い合わせ・マニュアル・コミュニティ)
まずは「最短で解決するための道順」を用意します。
おすすめは ①自己解決 → ②文字で相談 → ③急ぎは電話 の順です。
困りごと別:最短ルート早見表
| 困りごと | まず見る | 次に使う | 急ぎのとき |
|---|---|---|---|
| 管理画面の操作・設定が分からない | オンラインマニュアル / よくある質問 / AIサポート | 質問掲示板(文章でやり取り) | 電話サポート |
| デザイン(HTML/CSS)で詰まった | デザイン系のノウハウ / AIサポート(デザイン) | デザイン質問掲示板(文章でやり取り) | ※基本は掲示板が最短 |
| アプリが動かない・料金が不明 | アプリ詳細(開発元・問い合わせ先) | 公式アプリならmakeshop窓口/その他は開発元へ | まずは状況整理→窓口へ |
| 仕様変更・新機能を追いたい | リリース情報 | セミナー・イベントでキャッチアップ | — |
1)まずは“自己解決”を高速化する(毎回ググらない)
- オンラインマニュアル
管理画面の設定手順を細かく確認できます。 - よくある質問(FAQ)
初心者が引っかかりやすい内容がまとまっています。 - AIサポート
機能・契約、またはショップデザイン(HTML/CSS)向けに質問できます。
「どの画面で何をしたいか」を文章で書くと精度が上がります。
✅コツ(時間短縮)
検索するときは、まず “やりたいこと”+“画面名” で探すのがおすすめです。
例:配送方法 送料 条件 / 独自ページ SEO など。
2)次は“文字で相談”が強い(履歴が残る=再発防止)
- 質問掲示板:機能や契約に関する相談
- デザイン質問掲示板:HTML/CSSなどデザイン面の相談(対象プランの条件あり)
文字サポートは、やり取りが残るのが最大のメリットです。
担当者が変わっても引き継げるので、運用が長くなるほど効いてきます。
相談前に用意すると解決が速い情報
- ショップID(分かる範囲で)
- 該当ページURL
- 何をしたいか(理想の状態)
- どこで詰まるか(手順・画面名)
- 可能ならスクリーンショット、エラーメッセージ
3)急ぎは“電話”で詰まりを外す(ただし時間帯に注意)
電話は「今すぐ進めたい」時に有効です。
ただし、電話の受付時間と、メール/掲示板の返信時間は分けて理解しておくと安心です。
- 連絡自体はメール/掲示板でいつでも可能
- 返信は原則、平日営業時間内になることが多い
4)アプリの問い合わせは“開発元”で分かれる(ここが盲点)
アプリは「どこに聞けばいいか」で迷いやすい領域です。結論はこれだけです。
- 公式アプリ:GMOメイクショップ側がサポート(管理画面と同じ窓口)
- その他アプリ:アプリ詳細にある“開発元”がサポート(チャット/メール/TELなど)
※ただし、インストール/アンインストール時のエラーは、まずmakeshop側に相談できるケースがあります。
5)学習環境(伸びるショップほど“学びの導線”がある)
「作業」は慣れますが、「売上改善」は学び続けるほど伸びます。
makeshopは学習コンテンツが複数あるので、初心者は次の順で触るのがおすすめです。
- まず:マニュアル/FAQで操作を覚える
- 次:セミナーで“やることの優先順位”を掴む(無料枠がある)
- 余裕が出たら:イベント(例:makeshop day)で事例・最新トレンドを吸収
外注/制作会社に依頼するときの役割分担テンプレ
外注で揉める原因の多くは、技術ではなく 「誰が決めるか」 が曖昧なことです。
初心者でも迷わないように、役割分担をテンプレ化します。
役割分担テンプレ(そのまま使えます)
自社(あなた側)が決めること(=外注に渡す前に必要)
- 商品情報:価格、原価、在庫方針、納期、同梱物、保証
- ルール:送料、返品、問い合わせ対応、会員施策の方針
- 重要文言:ブランドの強み、NG表現、法的表記(必要に応じて)
制作会社が担うと進みやすいこと
- デザイン制作、テンプレ調整(HTML/CSS含む)
- 初期設定(配送/決済/メールテンプレなど)
- 表示崩れ・動作チェック、公開作業
- 運用の手順書(マニュアル)作成
共同で決めること(すり合わせが必要)
- 情報設計:カテゴリ、特集、導線、CTAの位置
- SEO設計:どのページで狙うか(商品/カテゴリ/特集の役割)
- 計測:何をKPIにするか(CVR、客単価、リピートなど)
追加で一言(初心者が強くなる運用)
外注しても、「改善の意思決定(何を直すか)」は自社に残すのが鉄板です。
ここを丸投げすると、見た目は良くても、売上改善が止まりやすくなります。
要件定義で揉めないチェックリスト
契約前に、最低限これだけ埋めると「想定外の追加費用」「できないと言われた」を減らせます。
目的・KPI
- 目的:新規獲得 / リピート強化 / 卸開拓 など(1つを主目的に)
- KPI:CVR、客単価、リピート率、問い合わせ率(まず2〜3個)
商品・運用
- 商品点数、SKU(色/サイズ)有無、登録方法(CSVの要否)
- 在庫運用:欠品時の扱い、予約/取り寄せの有無
- 出荷:出荷頻度、配送会社、同梱物、ギフト対応の有無
決済・会計
- 決済手段(カード、後払い等)と優先順位
- 入金サイクルの希望(資金繰りに影響)
- 領収書・納品書の扱い
送料・返品・問い合わせ(トラブル予防の3点セット)
- 送料条件(地域/金額/送料無料条件)
- 返品条件(期間、送料負担、例外)
- 問い合わせ窓口(フォーム/メール/電話)と対応時間
ページ構成(最低限)
- 必須ページ:送料/配送、返品、特商法、プライバシー
- 特集ページの方針:用途別 or 悩み別(どちらかに統一)
- FAQ:最初は10個でOK、運用で増やす
SEO・計測
- 検索で狙うページの役割分担(商品/カテゴリ/特集)
- GA4等の計測導入、コンバージョン計測(注文完了など)
体制・権限・引き継ぎ
- 主管理者/副管理者の決定、更新担当者
- 運用マニュアルの納品要否(これがないと改善が止まります)
- 公開後30日の改善伴走(やる/やらない)
セキュリティと権限管理:アカウント運用まで設計する
「EC運用のトラブル」は、商品の設定ミスよりも ログイン周り(権限・メール・2段階認証) で止まることがよくあります。
ここでは、makeshopを“継続運用できる”状態にするための、実務ベースの考え方をまとめます。
ログイン運用の基本(パスワード・2段階認証・権限)
まず押さえるべきポイントは3つです。
- パスワードは強く・個別に・管理しやすく
- 文字数や混在要件を満たすだけでなく、担当者ごとに別パスワードにするのが基本です。
- 「共通ID + 共通PW」で回すと、退職・委託終了時に一気にリスクが跳ね上がります。
- 2段階認証は“毎回ログイン時”を前提に運用設計
- ログインのたびに認証が走る前提で、認証コードを受け取るメール環境(受信先・迷惑メール対策・容量)を整えておく必要があります。
- 主管理者はリカバリーコードを安全に保管しておくと、メール事故時に復旧しやすいです。
- 権限は「できること」ではなく「触ってよい範囲」で切る
- “作業できる”より“事故らない”が重要です。
- 権限は 最小付与 → 必要になったら追加 が運用コスト的にも安全面でもおすすめです。
主管理者/副管理者のルール設計(誰が何を触るか)
運用が安定するのは、次のように「責任の境界」を決めているショップです。
1) 役割の分け方(現場で事故が起きにくい型)
| 役割 | 主な担当 | 触ってよい範囲の例 |
|---|---|---|
| 主管理者 | ショップ全体の責任者 | 契約・セキュリティ・アカウント・権限の最終決定、重要設定の変更 |
| 副管理者(運用) | 日々の受注・顧客対応 | 受注管理、発送、問い合わせ対応、必要最小限の設定 |
| 副管理者(制作) | ページ更新・画像差し替え | デザイン・特集ページ更新(公開事故を防ぐため範囲を明確化) |
| 副管理者(広告/CRM) | 計測・配信 | タグ、プロモーション、メール配信(誤配信リスクに注意) |
2) 副管理者は「アカウント=担当者」で作る(共有しない)
- 副管理者IDは担当者ごとに発行し、共有しない
- 副管理者ごとに 2段階認証用メールアドレス を持たせる(使い回さない)
- 委託終了時は、権限を外す/アカウント削除までを作業手順に組み込む
3) “強い権限”の扱いは別枠にする
特に以下は、触る人を絞った方が安全です。
- アカウント管理(副管理者の追加・権限変更)
- セキュリティ設定(IP制限など)
- 契約者情報や精算口座など、ビジネス上クリティカルな情報
4) 追加で効くセキュリティ(できる範囲で)
- IP接続制限:社内・指定ネットワークからのみ管理画面アクセスを許可する(在宅や外注がある場合は運用ルールとセットで)
- 同時作業ルール:複数人でログインできても、同じメニューを同時編集しない(上書き・齟齬の原因)
ログインできない時の切り分けフロー
ログイン障害は「原因の型」がだいたい決まっています。
慌てず、表示されている状況を分類して進めるのが最短です。
- 画面にエラー文言が出ているか(例:ログイン制限、パスワード再設定要求など)
- 止まっている地点はどこか
- ID/パスワード入力の時点
- 2段階認証(認証コード入力)
- ログイン後(メニューが開けない=権限)
認証コードが届かない/メールが受け取れない/権限の問題
1) 認証コードが届かない(2段階認証で止まる)
まずは次をチェックします。
- 受信トレイだけでなく 迷惑メール・ゴミ箱 を確認
- メーラーの表示仕様でスレッド化している場合、最新メールのコードを使う
- 副管理者の場合:2段階認証用メールアドレスが未設定だとログインできないことがあります
- 主管理者の場合:
- リカバリーコードがあるならそれでログイン
- 認証コードのメールが受け取れず、リカバリーコードも不明な場合は、公式が案内する復旧手順(臨時発行等)の導線で対応
運用のコツ
- 主管理者のリカバリーコードは、PC内ではなく 安全な場所に保管(印刷・オフライン保管など)
- 2段階認証用メールは、普段使いの個人アドレスより 業務用の受信管理されたアドレス がトラブルが少ないです
2) メールが受け取れない(そもそも受信環境が怪しい)
「コードが届かない」は、実際には“メール受信の問題”であることが多いです。
- 迷惑メール判定・ゴミ箱に入っていないか
- 受信箱の容量がいっぱいではないか
- 外部の独自ドメインメールを使っている場合、SPF / DKIM / DMARC が未設定だと届かない・弾かれる原因になります
- 回線・メールサーバー側の障害の可能性もあるので、特定のタイミングで一斉に起きているなら切り分け
現場の対処
- 重要メールの受信先は、可能なら 複数人が確認できる体制(ただし共有ログインは避ける)
- 「どこに届く想定か(管理者メール/お問い合わせ先メール)」をチームで共通認識にする
3) 権限の問題(ログインはできるが、メニューが開けない・操作できない)
これは「不具合」ではなく、権限設計が原因のことがほとんどです。
- 副管理者に付与できる権限は、権限一覧の中で 副管理者向けとして付与可能な項目に限られます
- 権限変更は基本的に 主管理者側で実施します
- 「操作してよいはずの担当者が操作できない」場合は、
- アカウントが違う(別の副管理者でログインしている)
- 必要な権限が未付与
- 触ってはいけない範囲を意図的に外している
のどれかが原因です
おすすめの権限設計(小さく始める)
- 初期:受注・発送に必要な権限だけ
- 安定後:更新頻度が高い領域(商品、LP、メール配信など)を担当別に追加
- 重要設定(契約・セキュリティ)は、最後まで主管理者のみ
評判・口コミの読み解き方(良い点/不満点を“意思決定”に変える)
口コミは「良い/悪い」で終わらせず、自社に当てはまる条件に変換すると一気に役立ちます。
ここでは、初心者でも判断できるように “読み解きの型” を用意します。
よく出る高評価ポイント(どの運用で効くか)
口コミでよく見かける評価ポイントは、だいたい次のカテゴリに集約されます。
それぞれ「どんな運用で効くのか」まで落とし込みます。
管理画面が分かりやすい・運用が回しやすい
効く運用
- 人手が少ない(1〜2名で受注〜発送まで回す)
- 兼任担当が多い(EC専任がいない)
意思決定への変換
- 「日々の作業を止めない」ことが最優先なら、ここは重要度が高い
- 導入前に、商品登録→受注→出荷→メールの一連を触って確認すると失敗しにくいです
必要機能が一通りそろっていて業務がまとまる
効く運用
- 決済・配送・在庫・受注の“つなぎ”を減らしたい
- まずは標準機能で堅実に回したい
意思決定への変換
- 既存の業務フローが複雑でなければ、標準機能中心でスタートしやすい
- 逆に、基幹連携や独自ルールが多いなら、後述の「改善要望」に出やすい点(データ出力や連携)を先に確認しましょう
カスタマイズ性・デザイン自由度が高い
効く運用
- ブランドの世界観を強く出したい(D2C、こだわり商材など)
- 制作会社・社内デザイナーがいて、HTML/CSS調整ができる
意思決定への変換
- 「テンプレで十分」か「細部まで作り込みたい」かで満足度が大きく変わります
- 作り込み前提なら、どの範囲を内製/外注するかを最初に決めると迷走しません
サポートが頼りになる(電話・掲示板・回答が早い等)
効く運用
- 初心者で、詰まったときに自走できるか不安
- 社内に詳しい人がいない
意思決定への変換
- 口コミ上の「サポートが良い」は強い材料ですが、重要なのは“相性”です
- 問い合わせ前提なら、導入前に 質問の投げ方(状況・画面・目的) をテンプレ化すると解決が速くなります
老舗・運営会社への安心感
効く運用
- 長期運用での安定性を重視
- 社内稟議で「運営元の信頼性」が必要
意思決定への変換
- 安心感は大事ですが、最終的には「自社の要件に合うか」で決めるのが安全
- 口コミの安心感は、「トラブル時に復旧できた」「運用が継続できた」など具体的な話があるレビューを優先して読みましょう
よく出る改善要望(回避策・代替策までセットで整理)
不満点は「欠点」ではなく、合わない運用条件のサインです。
よく出やすい改善要望と、現実的な対処をまとめます。
UIが古い/機能が継ぎ足しに見える
起こりやすい状況
- 高頻度で設定を触る(毎日キャンペーン、更新量が多い)
- 複数人で運用し、操作の統一が必要
回避策
- 操作手順をルール化(担当ごとの作業範囲、更新フロー)
- “毎回触る作業”はテンプレ化(メール、出荷、商品登録の型を作る)
代替策の考え方
- UIの快適さ最優先なら、管理画面の体験が強いサービスと比較検討する価値あり
サーバーが重い/表示速度が気になる
起こりやすい状況
- 画像が重い(高解像度をそのまま掲載)
- 計測タグや外部スクリプトを積みすぎる(広告タグ、SNS埋め込み等)
回避策(初心者でもできる)
- 画像は圧縮+適正サイズに(まずここが一番効きます)
- “便利そうなタグ”を増やす前に、必要最小限から導入
- 特集ページで画像を盛りすぎない(長い1枚画像は特に注意)
データ抽出・分析がやりにくい/出力範囲が足りない
起こりやすい状況
- 長期の売上分析や、細かい切り口での分析をしたい
- 受注量が増えて「日次・月次のレポート」が必要
回避策
- まずは「運用で本当に必要な指標」を絞る(CVR、客単価、リピート、返品率など)
- 受注や売上データは、運用に合わせて 定期的に出力→スプレッドシートで蓄積
(“1回で完璧な分析”より、“毎月同じフォーマットで追える”が強い)
代替策
- より高度な分析や連携が必要なら、拡張(連携・上位プラン)も含めた設計で検討
商品登録が大変(画像の一括、並び替え等)
起こりやすい状況
- 商品点数が多い、SKUが多い(色・サイズ展開)
- 商品入れ替えが頻繁(季節商材、食品など)
回避策
- CSVなど“一括で触れる道”を最初から前提にする(手作業で頑張らない)
- 画像運用ルールを固定(命名規則、メイン画像の条件、枚数上限)
BtoB(卸)機能をもっと柔軟にしたい
起こりやすい状況
- 取引先別の価格や条件が複雑
- 見積や掛け払いなど、BtoB業務をECに寄せたい
回避策
- “全部BtoB化”ではなく、定番商品のみから段階導入(例外運用を減らす)
- 取引先の分類を最小に(価格グループを増やしすぎない)
代替策
- BtoBの要件が強い場合は、BtoB向け構成(拡張や上位プラン含む)を前提に比較
レビューを見るときの注意(企業規模・運用体制の違い)
同じサービスでも、レビューの評価が割れるのは自然です。
違いの原因は「機能」より 会社の条件 にあります。
まず見るべき“3つの前提条件”
- 投稿者の立場:利用者/決裁者/制作会社
→ 見ているポイントが変わります(現場は操作性、決裁者は費用対効果など) - 運用規模:商品点数、受注量、担当人数
→ 小規模なら「簡単」、大規模なら「データや連携が課題」になりがち - 運用目的:D2C、BtoB、定期販売、ギフト強化
→ 目的が違うと、評価軸も変わります
レビューの“ノイズ”を減らす読み方
- 投稿日が古いものは、仕様変更の影響を受けている可能性がある
- キャンペーン投稿の有無など、投稿経路の表示がある場合は参考にする
- 星の数より、本文の「どんな課題がどう改善したか」を優先する
- 例:作業時間が減った/問い合わせが減った/更新が自走できた など
初心者向けの結論:レビューはこう使うと失敗しにくい
最後に、レビューを意思決定に変える手順だけ置いておきます。
- 自社条件をメモ(商品点数、運用人数、BtoB有無、更新頻度)
- レビューを「同じ条件の人」だけに絞って読む
- 不満点は“機能不足”ではなく「合わない条件」として整理する
- 対策が現実的なら候補に残す/対策が無理なら別サービスも検討
主要サービス比較:makeshop・Shopify・BASE・カラーミーを同じ軸で比べる
まずは「同じ軸」で整理します。ECカート選びは、機能の多さよりも 運用の続けやすさ(人・時間・予算) が勝ち筋を左右します。
早見表(判断の軸を揃える)
| 観点 | makeshop | Shopify | BASE | カラーミーショップ |
|---|---|---|---|---|
| コストの型 | 固定費+決済費(販売手数料0) | 固定費+決済費+(アプリ費が増えやすい) | 固定費0〜だが販売時の手数料が厚め | 固定費+決済費(販売手数料0) |
| “伸ばす”前提の運用 | ◎(国産で運用機能が揃いやすい) | ◎(拡張自由度が高い) | △(伸びると手数料負担が重いことがある) | ○(国産ASPで堅実) |
| 拡張の方向性 | 標準機能を積み上げて運用 | アプリ追加・外部連携で拡張 | できる範囲が明確(割り切り) | 標準+アプリで拡張 |
| 制作・運用の難易度 | 中(運用重視で進めやすい) | 中〜高(選択肢が多く設計力が必要) | 低(最短で開始) | 低〜中 |
コツ:「最初に必要な機能」よりも「半年後に面倒になる作業」 を想像して比較すると失敗が減ります。
比較の前に:要件定義(ここを飛ばすと失敗する)
ECは「機能」ではなく「運用の設計」で決まります。次の3つだけ先に確定させると、比較が一気に楽になります。
- 売り方:単品中心 / バリエーション(SKU)多め / セット・定期 / 予約・取り寄せ
- 売り先:一般消費者(D2C)/ 法人・卸(B2B)/ 会員限定
- 集客の主戦場:SEO / 広告 / SNS / モール連携 / 既存顧客(CRM)
必須機能(絶対)/ あると嬉しい(希望)/ 将来必要(拡張)
そのままコピペして使える「要件定義シート」です。
| 項目 | 必須(絶対) | 希望(あると嬉しい) | 将来(拡張) |
|---|---|---|---|
| 商品・在庫 | SKU/在庫の扱い(欠品・予約) | 外部在庫連携 | 倉庫/OMS連携 |
| 決済 | クレカ・主要決済 | 後払い・Amazon Pay等 | 海外決済/多通貨 |
| 配送 | 送料・配送方法の設計 | 地域別/日時指定の最適化 | 複数拠点出荷 |
| 販促 | クーポン/セール | 会員ランク/ポイント | LTV最適化(高度CRM) |
| 集客 | SEOの基本設定 | タグ運用/広告連携 | CDP/MA連携 |
| 運用体制 | 権限・作業分担 | 承認フロー | 制作/運用の分業拡張 |
比較で必ず見る数字(最小セット)
- 月商(売上)
- 月の注文数(平均客単価で割る)
- 決済比率(クレカ何%?後払い何%?)
この3つがあると、コスト比較も運用比較も「現実」に寄ります。
Shopifyと比較:拡張の考え方・運用コストの違い
Shopifyは「拡張性で勝つ」タイプです。makeshopは「標準機能+国産運用で勝つ」寄り。どちらが良いかは、アプリ運用を回せる体制があるかで決まります。

アプリ依存・カスタマイズ・運用体制の向き不向き
Shopifyが向くケース
- 将来的に 機能追加・越境・多チャネル を強く見込む
- 社内に担当者(もしくは制作会社)がいて、
- アプリ選定
- 仕様判断
- トラブル時の切り分け
を回せる
- “伸ばす過程で仕組みを作り替える”前提で動ける
makeshopが向くケース(Shopify比較での強みの出し方)
- まずは 国内向けの運用を破綻させずに伸ばしたい
- 「アプリで足す」より 最初から必要機能が揃っている方が安心
- 決済・販促・BtoBなどを 一気通貫で運用設計したい
落とし穴(Shopifyで起きがち)
- アプリ費が積み上がり、月額が読みにくくなる
- “自由度が高い=意思決定が増える”ため、担当者の負荷が増える
- 外部決済を使う場合、プランごとの追加手数料が発生し得る(※使い方次第)
判断基準:「アプリの選定・管理」を“毎月の仕事”として受け入れられるか。ここがYESならShopifyは強いです。
BASEと比較:立ち上げ速度とコスト構造の違い
BASEは「まず売って検証する」に強い反面、売上が伸びたときに“手数料が重く感じる”構造になりやすいです。
makeshopは「固定費を払ってでも、運用の自由度と機能で伸ばす」設計に向きます。

無料で始める場合の“後から困る”ポイント
BASEがハマるケース
- 初期費用・月額を極小にして、最短で販売開始したい
- 商品数や運用がシンプル(まずは小さく)
- “検証→次の手”が早い(仮説検証型)
後から困りやすいポイント(要注意)
- 売上が上がるほど 手数料総額が効いてくる(固定費ではなく変動費型)
- “やりたい施策”が増えたときに、運用の設計自由度が足りなくなることがある
- BtoB・卸・権限制御など、運用が複雑化したときに限界が見えやすい
実務の考え方(おすすめ)
- BASEで「売れる型」を作る
- 月商・注文数が伸び、やりたい販促/運用が増えた段階で
- BASE内の上位プラン
- もしくは makeshop等の“運用型”へ
を検討する
カラーミーと比較:同系統ASPでの選び分け
makeshopとカラーミーは「国産ASPカート」枠で比較されやすいです。違いはざっくり言うと、どこまで“運用の要求”が強いかです。
カラーミーショップ公式サイト
規模・運用負荷・機能要求で分岐する判断基準
カラーミーが向きやすい
- 国産ASPで、まずは堅実に始めたい
- 月額を抑えつつ、必要十分な運用をしたい
- 拡張は“必要な分だけ”でOK(過剰に複雑にしない)
makeshopが向きやすい
- 商品点数・販促・BtoBなど、運用が複雑になりやすい
- 担当者が少なくても、標準機能で回せる比率を上げたい
- 「最初から伸ばす前提」で、設計の手戻りを減らしたい
概算コストの見方(1分で比較するための例)
条件例:月商100万円、決済はクレカ100%、注文100件(客単価1万円)、追加アプリ等は除外
| サービス | 固定費(例) | 変動費(例) | 概算合計(例) |
|---|---|---|---|
| makeshop | 月額+クレカ月額 | クレカ手数料 | 固定+(売上×料率) |
| Shopify | 月額 | クレカ手数料 | 固定+(売上×料率) |
| BASE | 月額0 | 決済+サービス料(+注文ごと手数料) | 売上・注文数に強く連動 |
| カラーミー | 月額 | クレカ手数料 | 固定+(売上×料率) |
この比較は「どこが高い/安い」より、固定費型か、変動費型かを掴むのが目的です。あなたの「月商・注文数・決済比率」を当てはめると、現実的な差が見えてきます。
makeshop 公式サイト導入手順:失敗しない進め方(最短ルート)
makeshop導入で一番つまずくのは、制作そのものより 「設定の順番がバラバラ」 になることです。
最短で公開しつつ、公開後に伸ばせる形にするなら、次の5ステップで進めるのが安全です。
- 先に“決める”(要件定義)
- 次に“迷わない道筋を作る”(情報設計)
- その後“見た目は必要最小限”(テンプレ+必要部分だけカスタム)
- 公開前に“注文が通るか”を徹底的にテスト
- 公開後30日で“数字の順番”通りに改善
STEP1:要件定義(商品・配送・決済・運用の棚卸し)
要件定義は「機能の希望リスト」ではなく、運用の事故を減らすための棚卸しです。
初心者が最初に埋めるべき項目は、これだけで十分です。
商品(売り方の前提)
- 商品点数:最初に売るのは「主力◯商品」だけで良い(増やすのは公開後)
- SKU:色・サイズなどのバリエーション有無
- 在庫:欠品時の扱い(売り切れ/予約/取り寄せ)
配送(トラブルの原因No.1)
- 配送会社・配送方法(宅配便/メール便など)
- 送料のルール(全国一律/地域別/◯円以上送料無料)
- 同梱・ギフト・日時指定の有無
決済(取りこぼしと資金繰り)
- 最初の必須:クレジット、銀行振込など(最初から全部入れなくてOK)
- 追加候補:後払い、Amazon Payなど(CVRが見えてから増やす)
運用(止まらない体制)
- 主管理者/副管理者を誰にするか(退職・外注終了でも止まらないように)
- 2段階認証:認証コードを受け取るメール環境(迷惑メール・容量・引き継ぎ)まで設計
- 外注するなら「権限・作業範囲・納品物(手順書)」を最初に決める
ここだけは“即やる”チェック(開店準備の最短セット)
初回ログイン後にやるべき設定は公式側でも整理されています。
まずは「2段階認証のリカバリーコード確認 → ショップ名 → 契約者情報 → お問い合わせ先」までを最優先に終わらせると、後工程がスムーズです。
STEP2:情報設計(カテゴリ/検索/特集/導線)
情報設計は「メニューを作る作業」ではなく、迷わず購入まで進める“道”を作る作業です。
初心者でも失敗しにくい型は、3階層に絞ること。
1)カテゴリ設計(探しやすさの土台)
- カテゴリは最初から増やしすぎない(多いほど迷う)
- “用途軸”か“種類軸”のどちらかに寄せる(両方盛ると重複が増える)
2)検索と回遊(「見つからない」を防ぐ)
- 商品名だけでなく、検索されやすい言い回し(用途・悩み・素材など)を商品説明に入れる
- 売れ筋はカテゴリ上部に寄せ、入口から迷わせない
3)特集(LP)設計(SEOとSNSの受け皿)
特集は量産しなくてOKです。最初は次の2本だけで十分伸ばせます。
- はじめて向け:選び方・失敗例・比較軸をまとめた特集
- 売れ筋向け:用途別のおすすめ導線(関連商品へ自然につなぐ)
STEP3:デザイン・テンプレ選定→必要部分だけカスタム
デザインは“作り込み”より、売れる型に早く寄せるのが先です。
おすすめの進め方は次の通りです。
最短ルートの考え方
- テンプレで公開できる状態にする(公開を遅らせない)
- その後に、数字が出た部分だけを改修する(トップではなく、商品ページや特集が優先)
最初に整えるべき「見た目の優先順位」
- 商品ページ(写真・価格・送料・納期・返品が分かる)
- カテゴリ(並び順・売れ筋導線)
- 特集(読みやすさ・比較・CTA)
- トップページ(最後でOK)
STEP4:商品登録とテスト(決済/配送/メール/表示)
公開前テストの目的は「購入が成立するか」です。
最低でも、商品→カート→決済→注文メール→受注処理まで一気通貫で確認します。
1)商品登録(まず1商品でOK)
- ステータスを「非公開」で作り、プレビューで確認
- 商品種別(通常/予約/定期など)を誤ると運用が崩れるので、最初は通常で開始が無難
2)配送方法(送料)を先に決める
- 配送方法は、送料や送料無料条件、配送方法の並び順などをまとめて設計できます
- “送料無料条件”は後から変更しがちなので、初期はシンプルに(全国一律 or 金額条件)がおすすめ
3)決済は「テスト用」→「本番用」の順で組む
- 管理画面で利用中の決済を管理し、必要な決済を申し込み・設定します
- テスト購入は、運用中ショップにいきなり反映したくないケースもあります
その場合、無料体験アカウントを“テスト環境として使う”という公式案内があります - テスト注文では「任意決済」などを使うと、検証が進めやすいです(決済画面の表示名も設定可能)
4)メール(自動返信)を“実際に届くか”で確認する
- 自動返信メール(注文確認・入金確認・配送完了など)の内容は管理画面で編集できます
- ただし、メールによっては「注文詳細から送信履歴を見られない」ものがあるため、管理者宛メールの受信で確認する前提でテストするのが安全です
- Gmailでテスト注文し、メールの認証(SPF/DKIM/DMARC)がPASSになっているか確認する方法も案内されています
5)テスト注文の片付け(地味に重要)
- 「注文を削除」しても、決済が自動キャンセルされるわけではありません
本番決済を使った場合は、決済側でのキャンセルが別途必要になることがあるため、テストは手順を決めて行うのが安心です
STEP5:公開後30日でやる改善(数字を見る順番)
公開後にやることは多いですが、順番を間違えると遠回りになります。
最初の30日は「小さく直して、早く学ぶ」期間にしましょう。
まず“計測”を整える(改善の前提)
- GA4は測定ID(G-から始まるID)を入力して設定する方式が案内されています
- アクセス解析タグを全ページに入れつつ、必要に応じてコンバージョンタグを指定画面に出力できます
- Search Consoleの所有権確認(metaタグ)とサイトマップ送信の手順も、管理画面側で案内されています
※クリエイターモードの場合は、metaタグの入れ方が異なる点に注意
CVR改善 → 客単価 → リピート → 集客拡張
改善は次の順でやると、少ないアクセスでも成果が出やすいです。
1)CVR改善(購入率)
見る場所(初心者向けの最短セット)
- 商品ページ:送料・納期・返品が分かりにくくないか
- カート/決済:入力が多すぎないか、決済が少なすぎないか
- “買う理由”が弱いなら、商品説明より先に「不安解消」を足す
すぐ効きやすい施策
- 送料無料条件の見せ方を明確にする
- 配送日目安・返品条件・問い合わせ導線を上に出す
2)客単価(AOV)
- セット提案、関連商品の導線(特集→商品→関連)
- まとめ買いインセンティブ(やりすぎると利益が削れるので“粗利で確認”)
3)リピート
- 購入後フォロー(メール)を3通だけ作る
1通目:安心、2通目:使い方、3通目:追加提案
4)集客拡張
- 30日以内は、広告を強く回すより SEO用の特集を育てる方が失敗が少ない
- インデックス・サイトマップ・基本SEO設定が整ってから、導線を増やす
よくある質問(導入前・導入後の“詰まりどころ”を先回り)
Q. 管理画面に入れない/認証で止まるときは?
結論、止まり方はだいたい 「パスワード」→「2段階認証」→「ログイン制限」→「権限」 のどれかです。
まずは“いま止まっている地点”を特定すると、復旧が一気に早くなります。
1分で切り分け(チェック順)
- ID/パスワード入力の段階で弾かれる
- パスワードルールが厳格化されている可能性
- 「パスワードを忘れた」導線で再設定してから再ログイン
- 認証コード(6桁)入力で止まる
- 認証コードの送信先メールを確認(主管理者と副管理者で送信先が違う)
- 迷惑メール・受信容量・フィルタを確認
- 主管理者なら、非常時はリカバリーコードでログインできる
- 「ログインが制限されています」等が出る
- 誤入力が続くと制限がかかることがある
- 解除メールを発行して解除(基本は主管理者メールに届く)
- ログインはできるがメニューが開けない/操作できない
- 権限不足の可能性が高い(主管理者側で権限付与が必要)
認証コードが届かないときの“現実的な対処”
- 副管理者:まず「副管理者ごとの認証コード用メールアドレス」が登録済みか確認
- 主管理者:
- リカバリーコードがあるならそれでログイン
- メール自体が受け取れないなら、公式が案内しているリカバリーコード臨時発行の手順で復旧 → 復旧後にメールアドレスを更新し、リカバリーコードを再発行して保管
Q. BtoB(卸・会員制)で必要になる設定は?
BtoBは「機能を足す」より “出し分けのルール”を決めるのが先です。
初心者が最短で形にするなら、次の4点セットで考えると迷いません。
BtoB導入の最小セット(最短で回る形)
- 会員グループを作る(取引先の区分)
- 例:一般/卸A/卸B、など
- ここを増やしすぎると運用が破綻しやすいので、最初は最小でOK
- 価格の出し分け(会員グループ別)
- 同じ商品でも、取引先ごとに価格・ポイント等を切り替えたいときに使う
- 商品/カテゴリの出し分け(会員グループ別)
- 「卸にだけ見せる商品」「一般には非表示」など、表示制御をかける
- 会員登録〜承認フロー(誰が入会できるか)
- “申請→審査→承認”の運用にするか
- 取引先登録は誰がやるか(営業/EC担当)
つまずきやすい落とし穴(先回り)
- 価格グループが増えすぎる:例外運用が増えてミスが出る
- 卸と一般で送料/納期/返品条件が違うのに、ページで説明できていない:問い合わせが増える
- 会員登録項目が多すぎる:申請が減る(まずは最小項目から)
Q. 既存ECから移行するときに気を付ける点は?
移行は「データ移し替え」だけでなく、売上・SEO・運用の3つを同時に守る作業です。
初心者は、次のチェックリストで進めると事故が減ります。
1) データ移行(壊れやすい順)
- カテゴリ → 商品 → 会員の順で移す(後戻りしにくい順)
- CSV一括登録を前提に、旧カート側の項目名を先に揃えておく
- 会員移行は、登録フォーム項目(必須/任意)を整えてから実行
2) URL/SEO(移行で一番ダメージが出やすい)
- 旧サイトで評価が付いているページは、できるだけ URLの方針を統一して引き継ぐ
- makeshopには「任意URL」や「canonical(正規URL)の指定」をまとめて設定できる仕組みがあるので、
- どちらを正規にするか
- どのURLを検索結果に出したいか
を先に決めてから反映する
- 旧URL→新URLの誘導(リダイレクト)は、旧環境やドメイン移管の状況で対応が変わるので、早めに作戦を決める(ここを後回しにすると検索流入が落ちやすい)
3) ドメイン/メール(地味だけど止まりやすい)
- 独自ドメインを使うなら、切り替え前にネームサーバー等の手順を把握しておく
- 自動返信メールが“確実に届く”状態か、公開前にテストしておく
4) 自分でやるか、移行サービスを使うか
- 商品/会員データの移行が多い場合は、公式の移行支援サービスを使う選択肢もある
- 「期限がある」「担当者が少ない」ほど、外注/代行の費用対効果が上がりやすい
Q. どこまで内製できて、どこから外注が得か?
結論は「内製=安い」ではなく、“止まらず改善できる”設計かどうかです。
初心者は、次の線引きが現実的です。
内製が向く領域(やるほど強くなる)
- 基本設定(ショップ情報、規約、送料/配送、決済の最低限)
- 商品ページの中身(写真、説明、FAQ、不安解消の文章)
- 特集ページの構成(選び方、比較軸、導線設計)
- 日々の運用(受注処理、顧客対応、メールテンプレ改善)
外注が得になりやすい領域(再現性が高い・時間が溶ける)
- テンプレの“必要箇所だけ”のデザイン調整(HTML/CSS含む)
- 情報設計の壁打ち(カテゴリ/導線/回遊、どこをSEOで狙うか)
- CSV移行・大量登録の整形(商品点数が多いほど効く)
- 運用フローの整備(権限設計、引き継ぎ手順書の作成)
外注しても“必ず内製に残す”べきもの
- 意思決定(何を優先するか):売れ筋、利益、施策の順番
- 主管理者権限(セキュリティ・アカウント管理):ここを外に渡すと復旧が遅れます
失敗しにくい依頼の型(最短)
- 「完成まで丸投げ」より、
初期構築(外注)→ 公開後の改善(内製+必要時外注) の分担が伸びやすいです - もし「開店までが進まない」なら、開店/移行を支援する公式の代行・移行サービスを使う判断も合理的です
まとめ:あなたの条件なら、こう選ぶ(判断の最終チェック)
最後は「好き嫌い」ではなく、運用が回って、伸びる確率が高い選択をするのが正解です。
makeshopを軸に比較するなら、次の3指標で“最終判定”できます。
迷ったら見る3つの指標(機能要件・運用体制・総コスト)
指標1:機能要件(今すぐ必要/半年後に必要)
「今あると便利」より、“半年後に詰まる機能”を先に確認すると失敗が減ります。
- BtoB(卸・会員制)をやる可能性がある
- 定期購入・セット販売・ギフトなど、販売形態が増えそう
- 施策が増える前提(クーポン、ポイント、会員ランク、CRM)
- SEOや特集ページを育てて集客したい
判断の目安
- 「運用でやることが多い」ほど、最初から運用機能が揃ったサービスが安心
- 「必要機能がまだ曖昧」なら、まずは最短で試せる環境(無料体験・無料プラン)で検証が合理的
指標2:運用体制(“誰が何をやるか”が決まっているか)
ECは、制作よりも更新・改善・トラブル対応で差がつきます。
- 担当者は1〜2名で回す?(兼任?専任?)
- HTML/CSSを触れる人はいる?(社内 or 外注)
- “アプリ選定・連携・タグ管理”のような運用を、定常業務として回せる?
- 相談ルート(社内・制作会社・サポート)を決めてある?
判断の目安
- 体制が薄いほど、標準機能+運用が型化しやすい選択が強い
- 体制が厚いほど、拡張の自由度を優先しても回しやすい
指標3:総コスト(固定費+変動費+追加費を分けて見ているか)
「月額が安い=安い」ではなく、どの費用が増えやすいかが重要です。
- 固定費:初期費用・月額費用(毎月ほぼ一定)
- 変動費:決済手数料など(売上・決済比率で増減)
- 追加費:制作、拡張、運用代行(必要になったときに発生)
最短の計算式(ざっくりでOK)
総コスト ≒ 固定費 +(月商 × 決済手数料の影響)+ 追加費
判断の目安
- 「売上が上がるほど手数料が効く」型なのか
- 「固定費は出るが、売上に連動する負担が相対的に読みやすい」型なのか
を先に把握すると、あとで後悔しにくいです。
迷ったときの最終分岐(1行チェック)
- 伸ばす前提で、販促・運用を積み上げたい → makeshopを第一候補に
- 拡張の自由度を最優先し、運用を組み立てられる → Shopify寄り
- とにかく最短で販売開始して検証したい → BASE寄り
- 国産ASPで堅実に始め、規模に応じてプランで調整したい → カラーミー寄り
次にやること:無料トライアル/要件定義/比較表づくり
「比較に時間を使いすぎる」のが一番もったいないので、手を動かしながら決めるのがおすすめです。
1)無料トライアルで“詰まりどころ”を先に潰す
makeshopは無料体験が用意されていて、終了後に自動課金されない旨も案内されています。
ここで見るべきは、機能の多さより 運用が続くかです。
無料体験でやること(最短セット)
- 管理画面にログイン → 2段階認証まわりの運用感を確認
- 商品を1件だけ登録(画像・説明・価格)
- 送料と配送方法を最低限設定
- テスト注文(注文確認メール・受注処理まで確認)
- 「公開後に毎週やる作業」を書き出す(更新・販促・分析)
2)要件定義を“1枚”にする(これがあると比較が終わる)
下のテンプレを埋めるだけで、選定がほぼ確定します。
- 商材:単品/SKU多/定期/ギフト(該当するもの)
- 月商目標:当面の目標(例:〜100万、〜300万、など)
- 注文数:月◯件(目安でOK)
- 決済:クレカ比率◯%(想定でOK)
- 配送:地域別/送料無料条件/日時指定の要否
- 体制:担当◯名、制作は内製or外注
- 将来:BtoB・卸、基幹連携の可能性(有/無)
3)比較表を“同じ軸”で作る(3分で作って精度を上げる)
比較表は、機能一覧ではなく運用視点にすると強いです。
比較表の列(このまま使えます)
- 初期費用/月額(固定費)
- 決済コスト(変動費)
- 追加費が出やすい点(制作・拡張・代行)
- よくやる作業のやりやすさ(商品登録、受注、発送、メール、販促)
- 将来の拡張(BtoB、定期、連携)
- 相談先(サポート、制作会社、コミュニティ)
この3ステップを踏めば、「makeshopにする/別サービスにする」の判断が現実的な根拠でできるようになります。
自社ECは“選んで終わり”ではなく、運用して改善して伸ばすもの。この記事が、その最初の意思決定の助けになれば幸いです。
