ブログ初心者におすすめのフリー素材サイト|無料でおしゃれな画像が見つかる場所
「ブログのアイキャッチに使える、ちょうどいい画像が見つからない……」
「“商用利用OK”って書いてあるけど、本当にタダで使って大丈夫なの?」
「Google画像検索で拾った写真を貼っているけど、これって実は危ない……?」
「フリー素材サイトが多すぎて、どこを使えばいいのか分からない」
こんなモヤモヤを抱えたまま、なんとなく画像やイラストを選んでいないでしょうか。
フリー素材サイトはうまく使えば、個人ブログから企業サイト、プレゼン資料、SNS運用までを強力に支えてくれる存在です。
一方で、ライセンスや利用規約を理解しないまま使ってしまうと、著作権トラブルや炎上のきっかけにもなりかねません。
本記事では、
- 写真・イラスト・アイコン・BGM・フォントなどの「ジャンル別おすすめサイト」
- 複数サイトを横断検索できる便利なサービス
- 無料素材で足りない部分を補う有料ストックの考え方
- 著作権やライセンスの基本と、安全な使い方のポイント
までを、初心者にも分かるように整理して解説します。
「どのサイトをブックマークしておけばいいのか」
「どこまでがOKで、どこからがアウトなのか」
というラインをはっきりさせつつ、安心して“見栄えのいいコンテンツ”を作るための実践的なガイドとして活用してもらえればうれしいです。
ロイヤリティフリーの写真素材【PIXTA】
フリー素材サイトの基礎知識
「フリー素材」「無料画像・イラスト」とは何か
まず押さえておきたいのは、「フリー=完全に自由」ではない、という点です。
一般的に「フリー素材」「無料画像・イラスト」と呼ばれているものは、
- お金を払わずにダウンロードできる
- 一定の条件のもとで、ブログ・SNS・資料などに使ってよい
といった素材を指します。
ただし、多くの場合は次のような条件がセットになっています。
- 商用利用OK / NG
- クレジット表記(サイト名・作者名)の有無
- 改変(トリミング・文字入れ・色変更など)の可否
- ロゴ・商標登録・再配布などの禁止
つまり、
無料で使わせてもらう代わりに、「この範囲で使ってくださいね」という約束がある素材
と考えるとイメージしやすいです。
「フリー素材サイト」とは、こうした画像・イラスト・アイコン・音源などをまとめて配布しているサービスのことです。ブログやWebサイト運営だけでなく、プレゼン資料、チラシ、YouTubeのサムネイル作成など、あらゆる場面で活用されています。
無料素材サイトの主なタイプと特徴
フリー素材サイトと一口に言っても、得意分野や運営スタイルはさまざまです。代表的なタイプを整理しておくと、自分に合ったサイトを選びやすくなります。
1. 写真メインのストックフォト型
- 特徴
- 風景・人物・モノなどの写真が中心
- 海外のライフスタイル系から、日本のビジネスシーンまで幅広い
- おしゃれなアイキャッチや、雰囲気づくりに向いている
- 向いている用途
- ブログのアイキャッチ画像
- Webサイトのメインビジュアル
- 資料やスライドの背景写真
2. イラスト・ベクター素材型
- 特徴
- キャラクター、図解、ピクトグラムなどのイラストが中心
- 色や線の太さが統一されているサイトが多く、デザイン全体の世界観を揃えやすい
- ビジネス・IT・医療など、ジャンル特化のサイトもある
- 向いている用途
- 図解・インフォグラフィック
- サービス説明ページ
- 企画書・ホワイトペーパーの挿し絵
3. アイコン・シルエット特化型
- 特徴
- UIアイコン、シンプルな線画、シルエット素材に特化
- サイズや色を変えても劣化しにくいベクター形式が多い
- WebサービスのUIや、図解のパーツとして使いやすい
- 向いている用途
- サイトのナビゲーションやボタン
- 図解の装飾
- UIデザインのモックアップ
4. 音楽・効果音・BGMサイト
- 特徴
- BGM、ジングル、効果音などの音源を配布
- YouTube、ポッドキャスト、ゲーム、アプリでの利用を想定したものが多い
- 商用利用の範囲や、クレジット表記のルールがサイトごとに大きく異なる
- 向いている用途
- 動画コンテンツのBGM
- 効果音(クリック音、環境音など)
- 店舗のBGM(条件を満たす場合)
5. フォント・テクスチャ・背景素材サイト
- 特徴
- 日本語フォント、英字フォント、パターン、テクスチャ画像など
- ロゴやバナー、資料のタイトル文字に使うと、印象を大きく変えられる
- 商標登録・ロゴ利用に制限があるケースが多い
- 向いている用途
- ロゴ案や見出しデザイン
- バナーやサムネイルの文字部分
- サイト全体の世界観づくり
6. 横断検索型(メタ検索サービス)
- 特徴
- 複数のフリー素材サイトをまとめて検索できる
- 「いちいちサイトを行き来する手間」を減らせる
- 素材の出どころごとにライセンスが変わるため、最終的な利用規約チェックは必須
- 向いている用途
- 時間をかけずに候補画像をざっと集めたいとき
- 「海外風で、青系で、PC作業の雰囲気」など、条件が多い検索
フリー素材と著作権・ライセンスの基本ルール
フリー素材を安心して使うためには、「無料=権利がなくなる」ではないことを理解する必要があります。
1. 著作権は基本的に作者に残る
- 多くのフリー素材は、著作権を放棄していません。
- 作者が「この条件で使ってOK」と利用を許可しているだけで、権利自体は手放していないケースがほとんどです。
- そのため、
- 自分の作品として主張する
- 素材そのものを再配布・販売する
- AI学習用データとして勝手にまとめて配布する
といった行為は普通はNGです。
2. ライセンスの代表的なパターン
フリー素材サイトには、だいたい次のような条件が組み合わさっています。
| 項目 | よくあるパターンの例 |
|---|---|
| 商用利用 | OK / 広告付きブログはOKだが、商品そのものへの利用NGなど |
| クレジット表記 | 必須 / 任意 / 不要 |
| 改変(トリミング・文字入れなど) | OK / 軽微な編集のみOK / 改変禁止 |
| 再配布・再販売 | 原則禁止 |
| ロゴ・商標登録 | 禁止されている場合が多い |
同じ「無料・商用利用可」と書かれていても、細かい条件はサイトごと・素材ごとに違うため、毎回利用規約を確認する習慣が重要です。
3. 必ずチェックしたいポイント
フリー素材をダウンロードする前に、最低限次の3点は確認しておきましょう。
- 商用利用の範囲
- 広告収入のあるブログ
- 有料note・オンライン講座
- クライアントワークの納品物
など、どこまでが許可されているかを確認します。
- クレジット表記の要否
- 「サイト名・URL・作者名を記載してください」と指定されているか
- 動画や冊子など、クレジットを入れにくい媒体でどう扱うかも要チェックです。
- NG用途・禁止事項
- アダルト・ギャンブル等の用途禁止
- 誹謗中傷・差別的なコンテンツへの使用禁止
- ロゴ・商標・キャラクター化の禁止
などが、細かく書かれていることが多いです。
4. トラブルを防ぐちょっとした工夫
- ダウンロードした日・素材のURL・スクリーンショットをメモしておく
- 規約の変更に備え、重要な素材は代替候補も押さえておく
- 判断に迷う用途では、利用を避けるか、サイトへの問い合わせを検討する
こうした「リスクを減らす一手間」をかけておくと、後から記事を大量に差し替える…といった大きな修正を避けやすくなります。
ブログ・Web制作でフリー素材を使うメリット
画像やイラストで読者の視線を集める効果
Webページは、開かれてから数秒で読むか・閉じるかが決まると言われます。
この「数秒勝負」で効いてくるのが、画像やイラストです。
- テキストだけのページ
→ 画面全体が同じトーンに見え、第一印象が弱い - 適切な画像が入ったページ
→ ぱっと見で内容の雰囲気が伝わり、「少し読んでみよう」と思ってもらいやすい
特にフリー素材を使うと、
- アイキャッチ画像で記事のテーマを一目で伝えられる
- SNSシェア時に、タイムライン上で目立ちやすくなる
- 一覧ページでも、サムネイルで他の記事との差別化ができる
といった効果が期待できます。
ただし、目立たせようとしてテーマと関係ない写真を使うと、クリック後に期待外れ感が出て離脱率が上がることもあるため、「タイトルとの一貫性」は意識したほうがよいです。
内容をイメージしやすくして伝わりやすくする効果
文章だけで伝えようとすると、「なんとなくわかるけれど、はっきりイメージできない」状態になりがちです。
ここで役に立つのが、概念を「見える形」に変えてくれるイラストや図解です。
例えば:
- 「在宅ワークのメリット」を説明する記事
→ 在宅でPC作業する人物イラストを添えるだけで、読者は生活シーンとして想像しやすくなります。 - 「3ステップの手順」を解説する記事
→ 数字付きのフロー図や、矢印入りイラストを使うと、全体の流れが一瞬で把握できるようになります。
ポイントは、
- 長い説明を画像1枚で「要約」させる
- 「どんな場面の話なのか」を一目でわかるようにする
という2点です。
フリー素材サイトには、ビジネスシーン・医療・教育・IT など、シチュエーション別のイラストも多く揃っています。
文章で細かく書かなくても、画像が補ってくれるため、結果としてテキスト量を抑えつつ、伝わりやすさを上げることができます。
レイアウトが整い、記事やページが読みやすくなる
フリー素材は、単に「飾り」で入れるだけではなく、レイアウトを整える道具としても役立ちます。
- テキストが数十行続く
→ 読者はスクロールしながら「どこまで読めばいいのか」が見えづらく、疲れやすい - 適度な間隔で画像や図解を挟む
→ 視線の休憩ポイントができ、読み進めやすくなる
レイアウト面で意識したいことは次のような点です。
| 工夫したいポイント | フリー素材が果たす役割 |
|---|---|
| セクションの区切りを見せたい | 各見出しごとに関連画像を置き、内容の切り替わりを示す |
| 重要ポイントを強調したい | 図解・アイコンで「ここがポイント」と示す |
| 余白をうまく使いたい | シンプルなイラストやアイコンで、詰め込み感を減らす |
無料素材を使うと、フォント・色味・テイストをサイト全体で揃えやすいという利点もあります。
同じサイトやシリーズから素材を選ぶと統一感が出るので、結果として「素人っぽさが減り、プロのサイトに近づく」という印象を持たれやすくなります。
ブログ・ホームページ・資料など用途別の活用イメージ
同じフリー素材でも、どの媒体でどう使うかによって選び方は変わります。代表的な用途ごとにイメージを整理しておきます。
ブログ記事
- 記事タイトル用のアイキャッチ画像
- 見出しごとの説明イラスト・写真
- 手順解説の図解・フローチャート
→ 読者がスクロールしながら、「今どの話を読んでいるか」を理解しやすくなります。
特に、収益化を目指すブログでは、読了率や滞在時間に間接的な影響も出やすいところです。
企業サイト・サービスのホームページ
- ヒーローイメージ(最上部の大きなビジュアル)
- サービスの特徴を説明するイラスト
- 導入事例や実績のイメージ写真
→ 自社で撮影や撮り下ろしが難しい場合でも、フリー素材を基準にしつつ、必要な部分だけオリジナル制作に切り替える、という使い方もできます。
「まずはフリー素材で構成案を固める」→「必要なところだけ撮影・制作に差し替える」という進め方は、制作コストの面でも現実的です。
プレゼン資料・提案書・社内マニュアル
- スライドのタイトル背景画像
- グラフや表の横に添えるイラスト
- 注意書きやNG例を示すピクトグラム
→ 文字だらけのスライドよりも、話している内容と視覚情報がリンクしやすくなるため、聞き手の理解度が上がります。
社内向け資料でも、アイコンやイラストを統一することで、「どの資料を見ても同じテイスト」で安心感を与えられるのもポイントです。
SNS・動画・チラシなど
- X(旧Twitter)やInstagram用の画像テンプレート
- YouTubeサムネイルの背景や小物イラスト
- 簡易なチラシ・ショップカードのイメージ写真
→ ここでは「細かいテキストよりも一瞬の印象」が重要です。
フリー素材の中でも、コントラストが強く、小さく表示しても何の写真かわかるものを選ぶと反応が取りやすくなります。
フリー素材サイトを上手に活用すると、
「伝わらない文章」から「視覚情報も含めて、すっと理解してもらえるコンテンツ」へ一段レベルアップさせることができます。
ジャンル別おすすめフリー素材サイト一覧
無料で使える写真・画像素材サイト
国内のフリー写真素材サイト
日本向けのフリー写真サイトは、日本人モデル・日本の風景・ビジネスシーンなどを自然な雰囲気でそろえたいときにとても便利です。
多くが商用利用に対応していますが、クレジット表記やNG用途はサイトごとに違うため、必ず利用規約は確認してください。
photoAC(写真AC)|日本人モデル・日本の風景が豊富
日本発の大規模な写真素材サイトで、日本人モデル・日本の街並み・ビジネスシーンが圧倒的に多いのが特徴です。個人・商用問わず無料で使え、クレジット表記も基本的に不要ですが、会員登録や検索回数などの制限があるのでワークフローに合わせて使い方を決めるとよいでしょう。
「とりあえず日本人が写っている写真が欲しい」というときの第一候補になります。
PAKUTASO(ぱくたそ)|ユニークなネタ系から美しい風景まで
ぱくたそは、「ネタっぽい写真」から「ガチで美しい風景」まで振れ幅が広いサイトです。SNSで見かける「見覚えのある写真」も多く、親しみやすさがあります。会員登録不要で使えるかわりに、被りやすさもあるので、オリジナリティを出したい記事では他サイトと併用するのがおすすめです。
Photock(フォトック)|日本各地の自然・街並み写真
Photockは、日本の風景や観光地の写真を中心に集めたサイトです。観光・地域情報のブログや、自治体関連の資料づくりなどで「日本らしさ」を出したいときに便利。構図が素直なものが多く、トリミングや文字入れのベースとしても扱いやすいです。
GIRLY DROP(ガーリードロップ)|女性向けテイストのイメージ写真
GIRLY DROPは、ふんわり、かわいい系の世界観に特化した写真サイトです。コスメ、カフェ、小物、ライフスタイル系の写真が多く、女性向けメディアやSNSのヘッダー画像との相性が抜群です。色味が統一されているので、サイト全体のトーンを合わせたいときにも使えます。
FIND/47|自治体公認の日本の風景写真アーカイブ
FIND/47は、都道府県や自治体と連携して収集された日本各地の風景写真が揃うアーカイブです。観光案内や地域紹介記事、インバウンド向け資料など、「公的な情報に近いトーンの写真」が欲しいときに重宝します。自治体系の素材は、利用条件がやや細かいことが多いので、特に商用利用では規約をしっかり読みましょう。
food.foto|料理・食器・食材に特化した写真
food.fotoは、料理・食材・テーブルフォトに特化したサイトです。レシピブログ、飲食店のメニュー紹介、フード系LPで「それっぽいおいしさ」を出したいときに便利。料理写真は自分で撮ると難易度が高いので、まずはここでベース画像を確保して、文字入れや装飾で差別化する使い方がおすすめです。
model.foto|女性モデルの写真に特化したサイト
model.fotoは、女性モデルにフォーカスしたポートレート系の写真が揃ったサイトです。美容・コスメ・ライフスタイル記事で「人物のイメージカット」が欲しいときに使えます。人物写真は、利用条件が厳しめなケースもあるため、誤解を招くような文脈での利用や加工は避ける意識が重要です。
busitry-photo|ビジネスシーンの人物写真が中心
busitry-photoは、オフィス・会議・プレゼンなどのビジネスシーンを中心にした国内サイトです。企業サイトや採用ページ、ビジネス系のブログで「汎用的なビジネス写真」が欲しいときに活躍します。雰囲気がかっちりしていることが多いので、信頼感重視のページと相性が良いです。
Skyseeker|空・夕焼け・星空など空の写真素材
Skyseekerは、空だけに特化した珍しいタイプの写真サイトです。夕焼け、夜空、星空、雲など、背景に使いやすい素材が多く、LPのヒーローイメージや、見出し背景としても使えます。テキストを載せる前提で、なるべくシンプルな構図の写真を選ぶとデザインしやすくなります。
その他の国内向けフリー写真サイトのまとめ
上記以外にも、地域特化・シチュエーション特化のサイトが多数存在します。国内サイトを探すときは、
- 「目的(観光/ビジネス/料理など)+ フリー素材」
- 「日本人モデル フリー素材」
といったキーワードで検索し、自分のジャンルと相性の良いサイトを2〜3個「定番」として持っておくと、毎回の素材探しがかなりラクになります。
海外発のフリー写真素材サイト
海外サイトは、グローバルな雰囲気・おしゃれな世界観・高解像度データを手軽に得られるのが強みです。多くが独自ライセンスで運営されており、「無料・商用利用可・クレジット任意」としているサービスもありますが、禁止事項は必ず目を通してから使いましょう。
Unsplash|高品質なスナップ・風景写真が多数
Unsplashは、自然光を活かしたスタイリッシュな写真が豊富なサービスです。世界中の写真家が投稿しており、風景・都市・ライフスタイル・テクノロジーなど幅広いジャンルが揃います。Unsplashライセンスのもと、商用・非商用で無料利用が可能ですが、ポリシーに違反する用途は禁じられているため、利用前にライセンスページを確認しておきましょう。
Pexels|写真とショート動画を無料提供
Pexelsは、写真だけでなく動画素材も無料配布しているのが特徴です。プレゼン資料やWebサイトに使う画像はもちろん、ショート動画を組み合わせてLPやPR動画の土台を作ることもできます。Pexelsライセンスにより、商用利用も含め無料で使えますが、「人物を悪意ある形で利用しない」「素材そのものを再販しない」などのルールがあります。
Pixabay|写真・イラスト・動画までそろう総合素材サイト
Pixabayは、写真・イラスト・ベクター・動画・音声まで扱う総合素材サイトです。Pixabayライセンスのもと、多くのコンテンツを無料で商用利用できますが、ロゴや再配布など禁止事項も定められています。日本語検索にも対応しているので、海外サイトの中でも特に初心者が使いやすいサービスです。
BURST|Shopify提供のEC向きストック写真
BURSTは、ECプラットフォーム「Shopify」が提供する写真サイトで、ネットショップやマーケティング用途に合う構図の写真が多いのが特徴です。商品イメージやライフスタイルカットが中心なので、オンラインストアのバナーやブログのアイキャッチに使いやすいです。
Kaboompics|ライフスタイル系のおしゃれ写真に強い
Kaboompicsは、インテリア・ファッション・ライフスタイル系の写真が充実しています。色調が統一されたシリーズ写真が多く、ブログ・Instagram・LPなど複数の媒体で世界観をそろえたいときに便利。メインカラーの情報も提供されているため、サイトのカラーパレット設計にも役立ちます。
Gratisography|個性的でインパクトのある写真が中心
Gratisographyは、「普通のストックフォトにはない、変わった写真」が集まるサイトです。ちょっとシュールな写真や、強いインパクトのあるビジュアルが欲しいときに向いています。一方で、真面目なビジネス用途には向かないことも多いので、コンテンツのトーンとの相性をよく考えて使いましょう。
Foodiesfeed|海外の料理・食材写真専門サイト
Foodiesfeedは、海外テイストのフード写真に特化したサイトです。テーブルフォトや素材写真が豊富で、レシピサイトやフード系ブログ、飲食店のメニューLPと相性抜群。海外らしい盛り付け・器・色使いが多いため、「洋風」「カフェ風」の雰囲気を出したいときにぴったりです。
StockSnap.io|カテゴリー分けされた汎用写真が豊富
StockSnap.ioは、ジャンルごとのカテゴリーやタグが整理されていて、検索しやすい汎用系サイトです。具体的なキーワードが思いつかなくても、「Business」「Nature」「People」などのカテゴリから探していけるので、アイデア出しを兼ねた素材探しにも向いています。
Picography|味のある風景・日常スナップ写真
Picographyは、日常のスナップや風景写真が中心のサイトです。派手すぎないトーンの写真が多く、ブログやコラムのアイキャッチに使うと良い意味で「目立ちすぎない」ビジュアルになります。主張が強くない分、テキストを読ませたい記事との相性が良いです。
FOCA Stock|写真とフリー動画を配布するサイト
FOCA Stockは、写真と動画をまとめて配布しているサイトで、シンプルな構図の素材が中心です。Web制作のためのテンプレートやモックアップも提供されているため、サイト全体のデザインをイメージしながら素材を選びたいときに役立ちます。
Startup Stock Photos|スタートアップ風オフィス写真に特化
Startup Stock Photosは、スタートアップ企業のオフィス風景やチーム作業シーンに特化しています。テック系サービスのLPや採用ページ、ピッチ資料など、「スタートアップっぽさ」を演出したいときに最適です。構図がテンプレ的なので、テキストやロゴを載せても違和感が出にくいのもポイントです。
Jay Mantri|クリエイティブな雰囲気の写真を配布
Jay Mantriは、個人フォトグラファーによるアート寄りの写真が中心のサイトです。シネマティックな風景や抽象的な構図が多いため、ブログのヘッダーやブランドサイトのイメージ写真など、「雰囲気重視」のビジュアルを作りたいときに向いています。
デザインと画像素材をまとめて扱えるサービス
単なる「写真配布サイト」ではなく、デザインツールと一体化したサービスを使うと、画像探しからバナー・サムネイル作成までを一気通貫で進められます。
Canva|テンプレートと無料写真を組み合わせてデザインできる
Canvaは、ブラウザ上で使えるデザインツールで、テンプレート+フリー写真+フォント+アイコンを組み合わせてデザインを作成できます。数百万点規模の無料写真も用意されており、プレゼン資料、SNS画像、チラシ、Webバナーなどをドラッグ&ドロップ操作で作れるのが強みです。無料素材に加えて有料素材も混在しているため、ダウンロード前に料金表示とライセンス種別を必ず確認する習慣をつけておきましょう。
この章では「写真系」に絞って代表的なサイトを整理しました。
実際に運用するときは、
- 日本向けのコンテンツ → 国内サイトを軸に
- 世界観重視・おしゃれ路線 → 海外サイト+Canva
- 料理・ビジネスなどジャンル特化 → 専門サイトをピンポイントで
というように、用途ごとに「定番サイト」を2〜3個決めておくと、素材探しの時間を大きく減らせます。
無料イラスト・ベクター素材サイト
「写真はわかるけど、イラストはどこで探せばいいの?」という人向けに、ここではジャンル別にイラスト系フリー素材サイトを整理します。
- まずは「汎用イラスト系」を2〜3サイト
- ビジネス資料用に「ビジネス・IT系」を1〜2サイト
- 海外風デザイン用に「海外テイスト系」を1〜2サイト
という感じで、自分の“定番セット”を作っておくと、毎回の素材探しがかなりラクになります。
汎用イラストがそろう定番サイト
ブログ・資料・チラシ・SNSなど、いろいろな用途にそのまま使える万能系サイトです。
イラストAC|ユーザー投稿型でジャンル・点数ともに豊富
会員登録制の巨大イラストサイトで、季節ものからビジネス、医療、学校までほぼ何でも見つかる総合サービスです。クレジット表記なしで商用利用でき、ベクターデータ(AI/EPS)も扱えるのが強みですが、商品化や素材そのものの再配布には制限があるので、商用+物販まわりは規約と「商品化ライセンス」を要確認です。
いらすとや|日常からマニアックなシーンまで網羅
“あのタッチ”でおなじみの老舗サイト。日常生活のワンシーンから、ニュースに出てきそうな社会問題まで、「そんなシーンまであるの?」というレベルでカバー範囲が広いのが特徴です。汎用性は高い反面、「いらすとやだと一目でバレる」ので、ブランドイメージを固めたい企業サイトでは使いどころを絞るのがおすすめです。
ちょうどいいイラスト|シンプルで使い回しやすいタッチ
Loose Drawingと同系統の、クセの少ないシンプルな線画イラストが揃うサイトです。色数も控えめで、資料・LP・ブログなどどこに置いても浮きにくいのが利点。図解の横に添えたり、手順説明のステップアイコンとしても使いやすく、“主張しすぎない”イラストが欲しいときの第一候補になります。
いらすとん|ゆるくてかわいい手書き風イラスト
手書き感のあるゆるいタッチが特徴で、やわらかい雰囲気のブログ・個人サイト・子ども向け教材と相性が良いサイトです。情報量の多いコンテンツに挟んで使うと、ページ全体の印象がやわらぎ、「怖くない・やさしい」トーンを演出できます。
ガーリー素材|女性向けのかわいいテイストに特化
化粧品、ファッション、小物など、ガーリーな世界観に特化したイラスト・パターン素材が中心です。女性向けメディアやECサイト、Instagram投稿用の画像づくりにぴったり。全体のトーンが似ているので、サイト全体で使うと世界観を揃えやすいのがメリットです。
えんぴつ素材|鉛筆タッチのやわらかいイラスト
鉛筆描きのような線や質感が魅力のサイトで、手作り感・ナチュラルさを演出したいときに役立ちます。教育系、保育系、ワークショップ告知など、「敷居を下げたい」ページに向いています。
ソコスト|資料・プレゼン向きの線画イラスト
ビジネスシーンを想定した、資料・スライド向きの線画イラストを提供するサイトです。色数が少なく、アイコン的に使えるので、プレゼン資料のアイキャッチや図解のパーツとして使いやすいのが特徴。PowerPointでの図解づくりと相性がよいジャンルです。
ビジネス・IT・資料向けイラストサイト
ここは、「プレゼン・Webサイト・SaaSのLP」などでそのまま使えるデザイン寄りのサイトをまとめています。
Loose Drawing|フラットでミニマルな人物イラスト
ビジネス・教育・ライフスタイルなど、さまざまなシーンのフラットイラストを商用利用可能な条件で配布しているサイトです。色のカスタマイズ機能もあり、ブランドカラーに合わせた調整もしやすいのがポイント。広告・スライド・Webサイトなど、「きちんと感」と「親しみやすさ」を両立したい」ときに向いています。
HUMAN PICTOGRAM 2.0|使いやすいピクトグラム素材
非常口マーク風の人物ピクトグラムを、作者の好みで拡張したシリーズ。会議資料や企画書、Webデザインの中で「動作や状態をアイコンで示したい」ときに活躍します。Webや資料での使用は無料ですが、素材そのものの再配布や販売はNGなので注意が必要です。
Storyset|シーン別イラストとアニメーション対応素材
Freepikが提供するサービスで、イラストとアニメーション(Lottieなど)を両方扱えるのが特徴です。色・テイストをオンラインで編集でき、Webサイトやアプリの空きスペースにアニメーションを差し込むのに最適。無料プランでも使えますが、多くの場合クレジット表記(出典表示)が必要な点は覚えておきましょう。
unDraw|IT・Webサービス系の線画イラスト
ITサービス・アプリ・スタートアップ系のLPで非常によく使われる、オープンソースのイラストライブラリです。色を自由に変更でき、SVG形式でダウンロード可能。ライセンス的には、商用・非商用ともに無料で使え、クレジット表記も不要ですが、再配布やロゴ利用などの制限はあるため、ライセンスページに一度目を通しておくと安心です。
ビジネス素材|企画書や提案書向けのビジネスイラスト
ビジネスシーンの図解・人物・アイコンなど、PowerPoint前提で作られている素材が中心の国内サイトです。提案書やマニュアルの挿絵に困っている場合、こうした「ビジネス特化サイト」を1つ押さえておくと作業効率が大きく変わります。
時短だ|資料作成を効率化するイラスト・テンプレート
資料テンプレートとイラストがセットで提供されているタイプのサービスです。グラフやレイアウトの雛形もあるため、「ゼロからスライドを作る時間がない」ときのショートカットとして使えます。社外向け資料では、配色やフォントを自社ルールに合わせて調整してから使うのがおすすめです。
EVENTs Design|イベント・季節もののイラストに強い
イベント告知・キャンペーンLP・季節企画などに使えるにぎやかなイラストが揃います。ブラックフライデー、クリスマス、ハロウィンなど、時期限定のビジュアルをさっと差し替えたいときに便利です。
歯科素材屋さん|歯科・医療系に特化した専門素材
歯科治療・口腔ケア・予防歯科など、歯科領域に特化したイラストを配布しているニッチなサイトです。患者向けパンフレットや院内ポスター、歯科医院のホームページなど、専門性が高く、かつやさしく説明したい場面で役立ちます。
地図AC|地図イラスト・地図パーツの専門サイト
日本地図・世界地図・都道府県など、地図要素に特化した素材サイトです。観光案内・アクセスページ・エリア別比較など、地図が絡むコンテンツで“それっぽさ”を出したいときに便利。イラストAC系列なので、利用ルールはACグループの規約に準拠します。
パワポでデザイン|PowerPoint向けデザイン素材
PowerPointでの資料作成を想定した、スライドテンプレートや装飾素材を提供するサイトです。あらかじめレイアウト済みのスライドにイラストやアイコンが組み込まれているため、「編集しながらデザインを学べる」というメリットもあります。
海外風・おしゃれなイラスト&ベクター素材
ここからは、海外テイスト・フラットデザイン・ベクター素材を中心に紹介します。WebアプリやSaaSのLP、ブランドサイト、UIモックアップなどで活躍するラインナップです。
Freepik|ベクター・写真・PSDが大量にそろう総合サイト
Freepikは、ベクター・写真・PSD・アイコンなどをまとめて扱う巨大ストックサイト兼クリエイティブプラットフォームです。無料素材も多く、商用利用も可能ですが、無料素材はクレジット表記が必要なものが多い/有料素材は表記不要など、ライセンスが複数パターンあるため、ダウンロードページごとに条件を確認しましょう。
Vecteezy|ベクター素材に特化した海外サイト
Vecteezyは、ベクターを中心に写真・動画も扱うマーケットプレイス型のサイトです。無料コレクションはFree License(要クレジット表記)、有料のProライセンスでは表記不要・利用範囲拡大といった違いがあります。商用利用は可能ですが、ライセンス種別と「Editorial Use Only」表示の有無は必ずチェックしておきましょう。
vectorShelf|小物系ベクター素材が得意
文房具・生活雑貨・インテリアなど、小物を中心としたベクター素材を配布しているサイトです。LPやバナーのちょっとした飾り、図解のワンポイントとして使いやすく、「余白がさみしい」ときに活躍します。
OUCH!|特徴的な海外テイストのイラスト
Icons8が提供するイラストライブラリで、スタイルのはっきりした海外テイストが魅力です。アプリのオンボーディング画面やサービス紹介ページで使うと、一気に“海外プロダクトっぽい”雰囲気になります。ただし、無料利用時はクレジット表記が必要なケースがあるため、利用条件は要確認です。
DESIGNS.ai|海外アニメ風のイラスト素材
AIツール群の一部としてイラスト素材も提供しているサービスで、ポップなアニメ調のイラストが強みです。動画ジェネレーターやロゴ作成ツールなども同じプラットフォーム内で使えるため、「とりあえず全部AIで形にしたい」というときに便利です。
NICE ILLUSTRATIONS|フラットで海外風の人物イラスト
人物中心のフラットイラストを多数公開しているサイトで、スタイルが統一されているため、サイト全体・プロダクト全体に一貫した世界観を持たせたいときに向いています。ビジネス・教育・ライフスタイルなど、Webサービスの「ヘッダー絵」にそのまま使いやすいテイストです。
DrawKit|カラフルでポップなイラストセット
DrawKitは、無料・有料のベクターイラストとアイコンを配布しており、商用利用も許可されたフリーコレクションがあります。色味が鮮やかで、スタートアップ・SaaS・マーケ系のLPに相性抜群。SVG形式で配布されているので、色変更やパーツ編集もしやすいです。
Ira Design|グラデーションが印象的な人物イラスト
Ira Designは、グラデーションを大胆に使った人物イラストが特徴のライブラリです。背景色と組み合わせると一気に“今っぽい”印象になるため、テック系サービスのLPや採用ページなど、「少し攻めたデザイン」にしたいときに使われます。
manypixels|ビジネス用途向けのシンプルなイラスト
ManypixelsのIllustration Galleryは、ビジネス・テクノロジー・ソーシャルなどのシーンを統一感のあるスタイルでまとめた無料イラスト集です。SVG/PNG形式でダウンロードでき、カラーをオンラインで調整可能。商用利用可・クレジット不要のライセンスを採用しており、プレゼン・Web・アプリなど幅広く使えます。
SASHIE|脇役に使いやすい線画イラスト
SASHIEは、主役ではなく“添え物”としての線画イラストを提供するコンセプトのサイトです。UIの空きスペースや、ブログのサブビジュアルなど、「主張は弱くていいけれど、何もないのは寂しい」場所にちょうどよくハマります。
Linustock|海外風のフラット人物イラスト
Linustockは、海外風フラット人物イラストに特化したサイトです。表情やポーズのバリエーションが多く、チーム紹介ページ・サービス概要・チュートリアルなど、「人」が主役のコンテンツに使いやすい素材が揃っています。
shigureni|落ち着いたトーンのイラスト素材
Loose Drawing系列のひとつで、落ち着いた色味・柔らかい線が特徴のイラストサイトです。ビジネス寄りだけれど堅すぎない、note・オウンドメディア・コラムなどにちょうど良いトーンで、情報量の多い記事でも目に優しい印象になります。
anttiq|レトロ・アンティーク調のイラスト
anttiqは、レトロ雑誌やアンティーク風のビジュアルが好きな人向けの、クラシックテイストのイラスト・素材を扱うサイトです。ヴィンテージ系ブランドのLPや、古書・カフェ・アンティークショップなどの世界観とよく合います。
Sui-Sai|水彩タッチの柔らかいイラスト
Sui-Saiは、水彩画風の柔らかいタッチが特徴で、ナチュラル系ブランドやウェディング関連、子ども向けコンテンツと相性が良いサイトです。ベタ塗りのフラットイラストでは固くなりがちなページも、水彩タッチを使うとやさしく上品な雰囲気になります。
Rawpixel|写真・イラスト・PSDがそろう多機能サイト
Rawpixelは、写真・ベクター・PSDテンプレート・モックアップなどをまとめて扱うデザインリソースサイトです。商用利用可能な無料素材も多数ありますが、有料プランやライセンス種別が複数あるため、「Free」「Premium」の区別とライセンスページの確認」が必須です。ブランドサイトや広告クリエイティブのパーツを一式揃えたいときに重宝します。
Wallpapers by WidgetClub|おしゃれなスマホ壁紙素材
スマホ壁紙に特化したデザインプラットフォームで、アイコンセットやウィジェット素材と合わせてトータルコーディネートできるのが特徴です。直接ブログやLPに使うというより、ブランドの世界観を壁紙として配布する/SNS施策で配るといったプロモーション用途に向いています。
イラスト・ベクター系サイトは、テイストとライセンスの2軸で“いつものセット”を決めると運用がかなり楽になります。
- テイスト:フラット/水彩/手書き/ビジネス寄り/かわいい系
- ライセンス:クレジット必須か/商用利用の範囲/再配布・商品化の可否
このあたりを意識しながら、自分のブログやサービスの世界観に合うサイトを3〜5つピックアップしておくと、「毎度ゼロから探す」状態から卒業できます。
アイコン・シルエット素材サイト
アイコンやシルエット素材は、「情報を一瞬で理解してもらうための記号」として、Webサイトや資料づくりに欠かせないパーツです。
ここでは役割と特徴を整理しながら、サイトごとの使いどころをまとめます。
ICOON MONO|モノクロで統一されたアイコン素材
ICOON MONO は、白黒ベースのフラットアイコンに特化した国内サイトです。
- 特徴
- 1色(モノクロ)前提なので、どんなデザインにも馴染みやすい
- SVG・PNGなど、Web・資料の両方で扱いやすい形式に対応
- ピクトグラムに近いシンプルな形状が多く、UI・マニュアル・案内図などで使いやすい
- 向いている用途
- ボタンやメニューのアイコン
- 資料内の箇条書きアイコン
- 図解のパーツ・フローチャートの補助記号
サイト内で色変更も想定しやすいデザインなので、「まずはICOON MONOで探してみる」という使い方もしやすいです。
iconmonstr|シンプルな線画アイコンが豊富
iconmonstr は、海外発のモノライン(線画)アイコンが豊富なサイトです。
- 特徴
- 線のみ・塗りありなど、バリエーションの違うスタイルが用意されている
- 個人・商用利用可能なアイコンが多い(ただし再配布や販売はNG)
- シンプルで汎用的なモチーフが多く、Webサービス・SaaSのUIと相性が良い
- 向いている用途
- Webアプリ・管理画面のUIアイコン
- LPの「機能一覧」「ここがポイント」部分のアイコン
- シンプルなピクトグラム的な表現
「とにかく装飾を抑えた、無駄のないアイコン」がほしいときに便利です。
IconScout|有料・無料アイコンをまとめて探せる
IconScout は、複数のデザイナー・ブランドが参加するマーケットプレイス型の素材サイトです。
- 特徴
- 無料アイコンだけでなく、有料のプレミアムアイコンも一括検索できる
- アイコンのほか、イラスト・3D素材・ローディングアニメーションなども扱う
- ライセンス種別(Free/Proなど)やスタイルで絞り込みができる
- 向いている用途
- プロジェクトごとにデザインスタイルを揃えたいとき
- 無料素材で足りない部分を、有料アイコンで補いたいとき
- 3Dアイコンや独特のテイストを探したいとき
「無料で試しつつ、本番では有料セットを導入する」といった使い方をしやすいサービスです。
stockio|アイコンや装飾用パーツを配布
stockio は、写真・フォント・ベクターなどとともにアイコンも扱う総合素材サイトです。
- 特徴
- ベクターアイコンやシンボル系の素材を無料配布
- 他の素材(写真やフォント)と合わせて探せる
- デザイン全体の“素材集め”を一箇所で済ませやすい
- 向いている用途
- LPやチラシ制作で、写真とアイコンをまとめて集めたいとき
- ちょっとした装飾アイコンが欲しいとき
- 海外テイストのシンプルなマークを探すとき
ピンポイントで「アイコンだけ」を探すよりも、プロジェクト全体の素材をまとめて揃える場として使うイメージに近いです。
Material Icons(Google)|UI向けの公式アイコンセット
Material Icons は、Google が提供するマテリアルデザイン準拠の公式アイコンセットです。
- 特徴
- Web・Androidアプリなどで広く使われている、デファクトスタンダードなスタイル
- 「Outlined / Filled / Rounded / Two-tone / Sharp」など複数スタイルが用意されている
- コードでの読み込み・アイコンフォント・SVGなど、実装フレンドリーな形式が揃う
- 向いている用途
- Webアプリ・スマホアプリのUI
- Google系サービスに寄せたデザイン
- 「ユーザーが見慣れた記号」を使いたいUI全般
UI設計では、「ユーザーが一瞬で意味を理解できるか」が重要です。Material Icons はその意味で、学習コストがほぼゼロに近いアイコンセットとして非常に有用です。
Icon-rainbow|カラフルなアイコンパック
Icon-rainbow は、色付きでポップなアイコンセットを配布している国内サイトです。
- 特徴
- カラーバリエーションが前提になっているため、そのまま使うだけで“華やかさ”が出る
- 日本語サイトなので、規約や注意事項を日本語で確認しやすい
- グレー一色のUIでは物足りないときに便利
- 向いている用途
- 子ども向け・教育系コンテンツ
- カラフルなランディングページ
- 資料の中の「ここだけ目立たせたい」アイコン
「全体はシンプルだけど、アイコンだけ少し遊びを入れたい」場面で役立ちます。
FLAT ICON DESIGN|フラットデザインの日本語アイコン
FLAT ICON DESIGN は、日本語ラベルが前提のフラットアイコンを提供するサイトです。
- 特徴
- 「メール」「検索」など、日本語ラベルと一緒に使っても違和感がないテイスト
- フラットデザインで統一されているので、UIを通して整った印象になる
- 日本のWebサイト・資料と相性が良い
- 向いている用途
- 日本語Webサイトのナビゲーション
- マニュアル・社内資料
- 図解のパーツとしてのアイコン
海外アイコンだと微妙に意味が伝わりづらい場面でも、日本語の文脈に合わせやすいのが強みです。
SILHOUETTE DESIGN|人物・動物などのシルエット素材
SILHOUETTE DESIGN は、人物・動物・乗り物などのシルエット素材を配布する国内サイトです。
- 特徴
- 黒一色のシルエットなので、アイコンとイラストの中間のような立ち位置
- 人物ポーズのバリエーションが豊富で、動きのある表現がしやすい
- チラシ・ポスター・案内看板など、印刷物との相性も良い
- 向いている用途
- 図解やインフォグラフィックの人物表現
- 注意喚起・案内表示
- イベント告知やフライヤーのワンポイント
シンプルながらも情報量が多く、「写真だと重いけれど、ピクトグラムだと固すぎる」ときの中間的な選択肢になります。
SILHOUETTE ILLUST|影絵風のイラスト素材
SILHOUETTE ILLUST は、影絵のようなスタイルのイラスト素材にフォーカスしたサイトです。
- 特徴
- シルエットを基本にしつつ、イラスト寄りのニュアンスもある
- 物語性のあるシーン表現に使いやすい
- 黒以外の色で塗っても雰囲気が崩れにくい
- 向いている用途
- コラムや読み物系コンテンツのアイキャッチ
- 物語・ストーリー性を感じさせたい記事
- シンプルだけど雰囲気のあるイラストが欲しいとき
シルエットデザインよりも「イラスト寄り」のニュアンスが強いため、世界観重視のコンテンツで特に活躍します。
シルエットAC|会員制のシルエット専門サイト
シルエットAC は、イラストAC・写真ACと同じグループのシルエット特化サイトです。
- 特徴
- 会員登録のうえで、無料ダウンロードが可能(回数制限や待ち時間などの制約あり)
- 人物・動物・建物・アイコン的なシルエットまで、ジャンルが幅広い
- AI/EPS などのベクターデータも扱えて、拡大・編集もしやすい
- 向いている用途
- ポスター・チラシ・パンフレットなどの印刷物
- Web用バナー、図解のベース
- シンプルで統一感のあるシルエットを大量に使いたいプロジェクト
イラストAC同様、素材の再配布・ロゴ化・商標登録などには制限があるので、商用案件で使う場合はライセンス説明を必ず確認しておきましょう。
アイコン・シルエット素材の選び方のコツ
最後に、サイト選びの基準をシンプルにまとめておきます。
| 観点 | 意識したいポイント例 |
|---|---|
| テイスト | フラット/線画/カラフル/シルエット など |
| 用途 | UI・資料・ポスター・ロゴまわり など |
| 言語・文化圏 | 日本語サイト向けか、グローバルなサービス向けか |
| ライセンス | 商用利用可否・クレジット表記・再配布の禁止事項など |
| 拡張性 | SVG/AI など、編集・拡大が前提の形式があるかどうか |
「テイスト+ライセンス」で2〜3サイトを“いつも使う定番”として決めておくと、
毎回ゼロから探さなくて済み、制作スピードとクオリティを両立しやすくなります。
動画・エフェクト素材サイト
テキストだけの動画より、ちょっとしたエフェクトやBGM、背景動画が入っているだけで完成度は一気に上がります。
ここでは、初心者でも使いやすい「動画・エフェクト系」のフリー素材サイトを3つにしぼって解説します。
Mixkit|YouTube向きの動画クリップやテンプレが豊富
Mixkitは、Envato(海外の大手素材マーケット)が運営する、無料の動画・音楽・テンプレ配布サイトです。
主な特徴
- 4K・HDのショート動画が多数(風景・ビジネス・ライフスタイルなど)
- 動画テンプレート(After Effects/Premiere Pro 向け)も無料のものが多い
- BGM・効果音も揃っているので、「ここだけで一式そろえる」ことも可能
ライセンス・注意点
- 多くのストック動画は Mixkit Free License で提供され、商用利用も可能・透かしなし・クレジット表記も原則不要とされています
- ただし、アイテムごとに「Free / Restricted」などライセンスが分かれているため、
ダウンロード前に、その素材に適用されているライセンス種別を必ず確認 しましょう。 - 素材そのものの再配布・販売は不可です(どのフリーサイトでもほぼ共通のNG)。
どんな人に向いているか
- 「海外風のおしゃれな動画を背景にしたい」YouTube・LP制作
- B-roll(合間に挟むカット)用の汎用クリップが欲しい動画編集初心者
- まずは無料でテンプレを試してみたいクリエイター
みりんの動画素材|日本語環境向けの動画エフェクト素材
「みりんの動画素材」は、日本人クリエイターが運営しているフリー動画素材サイトです。
主な特徴
- キラキラ・ハート・爆発・光・ノイズなど、エフェクト系素材が充実
- 感情表現・背景・テロップ下地として使える素材が多く、YouTubeのカット編集と相性◎
- サイトのUIがシンプルで、目的のカテゴリにすぐ辿り着きやすい
ライセンス・注意点
- 利用規約上、個人利用・商用利用ともに無料で利用可能
- YouTubeでの収益化動画にも使用OK、素材の加工も許可されています
- ただし著作権は放棄されておらず、素材そのものの再配布や自作発言は禁止。
- クレジット表記は必須ではありませんが、「可能であれば記載」を推奨しています。
どんな人に向いているか
- テロップ周りを「キラッ」「ドンッ」と盛り上げたいYouTube編集
- 結婚式ムービーや余興動画など、感情表現をわかりやすく見せたい用途
- 英語サイトが苦手で、日本語だけで完結したい初心者
YouTuberのための素材屋さん|動画制作者向けの総合素材
「YouTuberのための素材屋さん」は、その名の通りYouTube動画編集を想定したフリー素材サイトです。
主な特徴
- 素材カテゴリが実用的
- 感情表現(驚き・怒り・悲しみ など)
- フレーム
- トランジション
- テロップ枠
- 背景
- エフェクト など
- 素材の使い方や活用イメージも解説されており、動画編集を学びながら使える構成
- YouTube以外(ゲーム・アプリ・Webサイトなど)でも利用可能
ライセンス・注意点
- 商用・非商用問わず、基本的に無料で利用可能
- 素材の加工もOKだが、
- 素材そのものを主としたコンテンツ(素材集動画・素材販売など)
- 二次配布
は禁止されています。
- クレジット表記は任意ですが、表記やチャンネル登録での応援を推奨しています。
どんな人に向いているか
- 「とにかくYouTube動画をそれっぽく仕上げたい」初心者編集者
- トランジションやテロップ枠など、テンプレ的な素材をまとめて揃えたい人
- 日本語環境で、規約も日本語でしっかり確認したい制作者
3サイトのざっくり比較
| サイト名 | 強み | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Mixkit | 海外風クリップ・テンプレが豊富 | B-roll、LP背景、英語圏っぽい映像表現 |
| みりんの動画素材 | エフェクト・感情表現に強い | YouTube編集・結婚式ムービー・PR動画 |
| YouTuberのための素材屋さん | YouTube向け総合素材+解説あり | YouTubeチャンネル運営、編集練習全般 |
どのサイトを使う場合でも、「商用利用可否」「クレジットの要不要」「NG用途」は、
ダウンロード前に最新の利用規約を必ず確認しておくのが、トラブルを避ける一番のコツです。
BGM・効果音・音源素材サイト
動画やゲーム、プレゼンなどで「なんとなく物足りない」と感じるときは、音がほとんど入っていないケースが多いです。
ここでは、初心者でも扱いやすく、実際に多くの制作者に使われている音源サイトを4つ紹介します。
DOVA-SYNDROME|商用利用にも対応したフリーBGM
DOVA-SYNDROME は、国内最大級クラスのフリーBGMサイトです。
2025年時点で BGM 約1万8千曲・効果音1000点超が公開されており、すべて無料でダウンロードできます。
特徴
- ジャンル・雰囲気・用途(ゲーム・動画・店舗BGM など)から細かく検索できる
- 1曲ごとに作曲者が違い、テイストの幅が非常に広い
- BGMだけでなくジングル・効果音も揃っている
ライセンスのポイント(ざっくり)
- 個人・法人、商用・非商用を問わず、「背景音楽」としての利用は無料で可能
- フェードイン・フェードアウトなどの加工もOK
- 曲そのものを主役として販売・配信する利用(音源単体での販売など)はライセンス対象外
初心者は、まず「動画用BGM」タグ+雰囲気(明るい/しっとり/緊張感など)で絞り込むと、目的の曲に早く辿り着けます。
BGMer|シーン別に選べるBGM素材
BGMer は、動画用に特化したオリジナルBGM専門サイトです。
特徴
- 「ゲーム実況」「Vlog」「企業VP」など、用途イメージから探しやすい構成
- 楽曲ごとに「明るい/しっとり/日常/シリアス」などの雰囲気タグが付いている
- すべてオリジナル曲なので、サイト内でテイストがある程度揃っている
利用ルールのポイント
- 個人・商用ともに無料で利用可(動画サイト・放送・イベントなどもOK)
- アレンジ・改変・歌詞付けなども許可
- 再配布そのものは禁止だが、「自分の作品として偽る」「無断販売」などを避ければOK
- クレジット表記は不要だが、記載すると喜ばれるスタンス
「まずは著作権周りで悩みたくない」「同じテイストのBGMを複数揃えたい」という人には、かなり扱いやすいサイトです。
効果音ラボ|効果音に特化した無料素材サイト
効果音ラボは、その名の通りSE(効果音)専門サイトです。テレビ・ラジオ・YouTubeなど、プロの現場でもよく使われています。
特徴
- 戦闘・環境音・UI音・生活音・ボイスなどジャンル分けが細かい
- 一覧画面で連続試聴しやすく、「とりあえず聴き比べ」が非常にしやすい設計
- 和太鼓・和風効果音など、日本的な音も多い
利用ルールのポイント
- 個人・法人・公的機関すべて無料で利用可能、商用利用も無料
- クレジット表記・リンク・利用報告は不要
- アダルト作品や違法行為、公序良俗に反する用途は禁止
- 効果音そのものの再配布、AI学習用データとしての利用は禁止
動画編集者目線では、「とりあえずここを開いてから音探しを始める」レベルで定番になっているサイトです。
魔王魂|BGM・効果音・ボイスなど多彩な音源
魔王魂(まおうだましい)は、作曲家・森田交一さんが運営する老舗の無料音源サイトです。ロック・ポップ・ゲーム音楽・和風など、幅広いジャンルの楽曲が揃っています。
特徴
- YouTube・ゲーム・舞台・ラジオなど、あらゆる現場で使われている有名曲が多数
- BGMだけでなく、効果音・ジングル・ボイス素材も配布
- 一括ダウンロード用ページもあり、まとめて素材を入手できる
利用ルールのポイント
- 著作権は放棄しておらず、作曲者に帰属
- ただし、無料で自由に使ってOK/改変OK/商用OK/18禁コンテンツもOK という「かなり緩め」の利用条件
- 曲を自分のものとして偽る・素材自体を配布・販売することはNG
世界観がはっきりした楽曲が多く、「BGM自体に存在感を持たせたい動画」に向いています。ゲーム実況、歌ってみたのオケ、RPGツクール系ゲームなどとも相性が良いです。
どのサイトから使えばいいか迷ったら
ざっくり分けると、次のように考えると選びやすくなります。
| やりたいこと | 見るべきサイトの例 |
|---|---|
| 無難なBGMを幅広く確保したい | DOVA-SYNDROME / BGMer |
| 効果音を手早く揃えたい | 効果音ラボ |
| 「曲そのもの」が印象に残る動画にしたい | 魔王魂 |
どのサイトも、利用規約のページは必ず一度目を通してから使うのがお約束です。
特に商用案件やクライアントワークでは、
「商用利用OKか」「クレジット表記の要否」「再配布NGの範囲」
をメモしておくと、後から確認しやすくなります。
フォント・筆文字・テクスチャ素材サイト
ブログやLPの「雰囲気」は、写真だけでなく フォントと背景テクスチャ でも大きく変わります。
ここでは、
- Webフォント
- 日本語フリーフォント
- 筆文字系
- 背景テクスチャ
という4つの観点から、代表的なサイトを整理して紹介します。
Google Fonts|Webサイト向けのフリーフォント
Google Fonts は、世界中のデザイナーが提供する オープンソースのWebフォントディレクトリ です。すべてのフォントがオープンソースライセンスで公開されており、商用・非商用を問わず無料で利用できます。
ポイント
- HTML か CSS に数行追加するだけで Web フォントを読み込める
- 欧文だけでなく、日本語フォント(Noto Sans JPなど)も利用可能
- すべてオープンソースなので、商用サイトでも追加料金なしで使える
使い方のコツ
- 本文用・見出し用で 2フォント程度に絞る と、読みやすくデザインも安定します。
- 表示速度に影響するので、不要なウェイト(太さ)は読み込まないように設定しましょう。
FONT FREE|日本語フリーフォントのカタログサイト
FONT FREE は、日本語フリーフォントを一覧・紹介しているポータルサイトです。フォント本体は各作者の配布ページへのリンクから入手する仕組みになっています。
特徴
- 明朝体・ゴシック体・手書き・毛筆・ポップ体など、カテゴリ別に探せる
- 「かわいい」「かっこいい」「ユニーク」など、イメージ別の絞り込みも可能
- ダウンロードボタンから、各配布元のページへすぐ移動できる
注意したい点
- ライセンスは フォントごとに異なる(商用可/クレジット必須/改変不可など)
- FONT FREE 自体は“カタログ”なので、最終判断は配布元サイトの規約で行う必要があります
ブログやLPの見出しフォントを探すときは、まず「イメージ別」でざっと眺めて、雰囲気の合う書体をピックアップすると効率的です。
brushstock.|筆文字フォント・和風デザイン向け
brushstock. は、書道作家による 毛筆・筆文字素材のダウンロードサービス です。和風メニュー、年賀状、イベントロゴなどに使える力強い筆文字が大量に揃っています。
特徴
- 2万点超の筆文字素材が登録されており(2025年時点)、カテゴリやキーワードで検索可能
- JPEG・PNG・EPS など、デザインソフト向けの形式でダウンロードできる
- 会員登録不要・商用利用可・クレジット表記不要の素材が中心
活用シーン
- 飲食店メニュー・POP・のぼり
- 和風イベント(祭り、初売り、セールなど)のバナーやチラシ
- 「1〜2文字をどんと見せる」タイプのタイトルロゴ
サイト別で販売されている専用フォント(有料)もあり、頻繁に筆文字を使うならフォント導入も選択肢になります。
水扇|毛筆系フォントや和風素材
水扇(すいせん)は、プロ書道家による 筆文字フリー素材集 です。お祝い・年賀状・店舗ロゴなど、使いやすい文字を厳選して公開しています。
特徴
- 日本書道協会の「漢字・かな 9段・師範」資格を持つ書道家による作品で、線の表情が美しい
- 「JPG・PNG・Ai(Illustrator形式)」の3種類で配布され、ロゴデザインにも使いやすい
- 規約の範囲内であれば、商用利用も無料で可能
向いている用途
- 和菓子・日本料理・旅館など、上品な和風ブランドのロゴ・見出し
- 年賀状・季節の挨拶状・和風ポスター
- 「落ち着いた和」のイメージを出したいとき
brushstock.が「元気で賑やか」寄りだとすると、水扇は 「流麗で上品」寄りのテイスト と考えると選びやすいです。
Subtle Patterns|背景用テクスチャ・パターン素材
Subtle Patterns は、Webデザインで定番の シームレス(継ぎ目の目立たない)背景テクスチャ集 です。現在は Toptal のデザイナー向けサイト内で提供されています。
特徴
- 単色ベタ塗りよりも、ごく薄い模様や凹凸のある背景を手軽に実現できる
- パターンは PNG / GIF 形式で提供され、タイル状に繰り返して使える
- 登録パターンはクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスで配布され、他者が利用・改変できる前提になっている
活用のポイント
- テキストの可読性を保つため、コントラストは控えめなものを選ぶ
- スマホ表示でもパターンが細かく潰れないか、実機で確認する
- 背景・ボタン・カードなど、UI全体に一貫して使うとデザインが締まる
「なんとなく画面がのっぺりしている」と感じたときに、Subtle Patterns のようなテクスチャをうっすら敷くだけで、“プロっぽい”印象に近づきます。
まとめ:文字と背景を押さえると「サイトの顔」が決まる
最後に、この章のポイントを簡単に整理します。
| 目的 | 見ておきたいサイト |
|---|---|
| Webサイト用の定番Webフォント | Google Fonts |
| 日本語のフリーフォントを探す | FONT FREE |
| 力強い筆文字でインパクトを出す | brushstock. |
| 上品な和風筆文字を使いたい | 水扇 |
| さりげない背景パターンが欲しい | Subtle Patterns |
写真やイラストと同じくらい、フォントと背景テクスチャは印象を左右する素材です。
どのサイトを使う場合も、
- 商用利用の可否
- クレジット表記の有無
- 再配布・ロゴへの組み込みの可否
といったライセンス条件を一度整理しておくと、安心して長く使い続けることができます。
複数サイトを横断検索できるフリー素材検索サービス
フリー素材サイトは便利ですが、
「Unsplash も Pixabay も Pexels も、全部まわるのが面倒…」
と感じたことはないでしょうか。
そんなときに役立つのが、複数の素材サイトをまとめて検索できる横断検索サービスです。
ここでは、写真系を中心に3つの代表的サービスと、画像探しとデザインを同時に進めるコツを紹介します。
O-DAN|海外写真サイトをまとめて日本語検索
O-DAN(オーダン)は、海外の無料写真サイトをまとめて日本語で検索できるサービスです。
- 40以上のストックフォトサイトを一括検索
- 「商用利用可の無料写真」のみを対象にしているのが大きな特徴
- 検索欄に日本語を入れればOK(裏側で英語に変換して検索)
たとえば「ビジネス ミーティング」と入力すると、
Unsplash や Pexels など複数サイトから、一気に候補が並びます。
注意点
- 実際に使うときは、各素材サイトの利用規約を個別に確認する必要がある
- なかには「クレジット表記推奨」や「人物モデルの取り扱い」に注意がいる素材もある
「海外のおしゃれな写真を、とりあえずまとめて眺めたい」というときに非常に便利です。
タダピク|国内外の写真サイトを一括検索できる
タダピクは、国内向けフリー画像の横断検索サービスです。
- 無料&商用利用可&クレジット表記不要の画像素材サイトのみを登録
- キーワードを入れるだけで、複数のフリー素材サイトを一度に検索
- 日本語UIで、ブログ・アフィリエイト利用を前提にした説明が多い
ポイントは、「商用利用OK・クレジット不要」なサイトだけを対象にしていること。
ブログ運営者にとっては、ライセンス周りの心配を減らしやすい設計になっています。
とはいえ、サイト側も
利用前に、各サイトの利用規約は必ず確認してください
と明記しています。
「タダピクに出たから絶対安全」ではなく、最終チェックは各素材サイトの規約で行うのが基本です。
Openverse|クリエイティブ・コモンズ素材を横断検索
Openverse は、WordPress Foundation が運営する、オープンライセンスの画像・音声専用検索エンジンです。
- Creative Commons ライセンスやパブリックドメインの画像・音声を横断検索
- Wikimedia Commons、Flickr、Europeana など 45以上のデータベースを統合
- 2023年時点で 6〜8億点規模のオープンコンテンツをカタログ化
特に便利なのが、検索時に 「商用利用可」「改変可」などの条件でフィルタリングできる 点です。
使うときの基本ルール
- 検索条件で「商用利用可」「改変可」をチェック
- 結果一覧から素材を選ぶ
- 詳細ページで
- ライセンスの種類(CC BY / CC BY-SA / CC0 など)
- クレジット表記の必須・任意
を確認する
- 必要に応じて、ライセンス表記をキャプションやフッターに記載
教育機関・非営利団体はもちろん、「正しく CC 素材を使いたい企業サイト」にとっても非常に頼りになるサービスです。
画像探しとデザイン制作を同時に進められるサービスの活用法
画像を探して、ダウンロードして、Photoshop を開いて…とやっていると、
初心者ほどそこで力尽きてしまいがちです。
そこでおすすめなのが、画像検索とデザイン制作が一体になったサービスを併用する方法です。
代表例が Canva です。
- 数十万点規模の無料写真・イラスト素材を内蔵
- 「ブログアイキャッチ」「YouTubeサムネ」など用途別テンプレートが豊富
- ブラウザ上で、写真差し替え・テキスト挿入・装飾まで完結
効率よく進めるワークフロー例
- 大枠のデザインを決める
- Canvaでアイキャッチやバナーのテンプレートを選ぶ
- 必要に応じて外部検索も併用
- 「もっと海外っぽい」「もっとシンプルな写真がいい」と感じたら
- 写真は O-DAN / タダピク / Openverse で探す
- 「もっと海外っぽい」「もっとシンプルな写真がいい」と感じたら
- 外部サイトで見つけた素材をダウンロードし、Canvaにアップロードして配置
- 文字や配色を仕上げて書き出し
こうすると、
- 「画像探し」だけで迷子になる時間が減る
- デザインと素材選びをセットで考えられる
- テンプレートに頼りつつも、画像だけは自分で選ぶので他サイトとかぶりにくい
というメリットがあります。
素材検索サービスを使うときの共通ポイントは、次の3つです。
- 「どのサイトを検索しているか」を意識する(対象サイトの質と傾向を理解)
- 利用条件は最終的に素材サイト側で確認する(特に商用利用・クレジット表記)
- 画像探しだけで時間を溶かさないように、デザインツールと組み合わせてワークフローを固定する
このあたりを押さえておけば、初心者でも「安全かつ効率的に」フリー素材を活用できるようになります。
無料素材で足りないときに検討したい有料ストックサービス
フリー素材だけでもかなり戦えますが、
- 「イメージぴったりの写真がどうしても見つからない」
- 「他サイトと被らないキービジュアルが欲しい」
- 「権利まわりを、もっと“安全寄り”にしておきたい」
という場面では、有料ストックサービスを組み合わせるほうが結果的に得なことも多いです。
ここでは代表的な3サービスと、「オールインワン型ストックサイトを使うメリット」をコンパクトに整理します。

Adobe Stock|無料コレクションと有料素材を組み合わせて使う
Adobe Stock は、写真・ベクター・動画・テンプレート・オーディオ・3D まで扱う総合ストックサービスです。数億点規模のロイヤリティフリー素材を提供しており、商用利用前提の品質とライセンス設計が特徴です。
特徴
- Photoshop・Illustrator・Premiere Pro など Adobe製品内から直接検索・ライセンス取得 できる
- 有料素材と並んで、商用利用可能な「無料コレクション」 も用意されている
- free コレクションの素材も、ダウンロード時にロイヤリティフリーの商用ライセンスが付与される
- 写真・動画・オーディオなどを1つの契約プランでまとめて管理できる
ライセンスの基本イメージ
- ほとんどの素材は ロイヤリティフリー:一度ライセンスを取得すれば、追加使用料なしで繰り返し利用可能
- 「Editorial use only(報道・記事用途限定)」と表示された素材は、広告・ロゴなどには使えない
- 有料プランや特定条件でライセンスした素材は、賠償責任補償(インデムニティ)付き扱いになるケースもあり、法務リスクの観点でもメリットがある
どう使い分けるか
- 汎用的に使える写真・イラスト:まずは 無料コレクション をチェック
- キャンペーンキービジュアル・LPのメイン画像:「人と被りたくない部分」だけ 有料素材 を購入
「無料で試し、足りないところだけ有料」のハイブリッド運用がしやすいサービスです。
iStock|グローバルなストックフォトの定番サービス
iStock は、Getty Images 系列のロイヤリティフリーストックサービスで、世界中のクリエイターが使っている“定番どころ” です。
特徴
- 世界各国の写真・イラスト・動画が揃っており、グローバル向けデザインに強い
- すべてロイヤリティフリーライセンスで提供され、「一度購入すれば継続的に利用できる」料金体系
- 単品購入(クレジット)とサブスクリプションプランの両方があり、少量利用〜大量利用まで調整しやすい
ライセンスの考え方
- 基本は スタンダードライセンス
- 広告・Webサイト・SNS・プレゼンなど、一般的な商用利用はほぼカバー
- 大量印刷・グッズ化などは エクステンデッドライセンス が必要
こんなときに向いている
- 海外向け LP・サービスサイト・アプリのビジュアルを作りたい
- 「メジャーなグローバルストックを使っておきたい」とクライアントから指定される案件
- 多言語キャンペーンで、国籍や文化背景のバリエーションが必要 なとき
PIXTA|日本人モデル・日本の風景に強いストックサイト
PIXTA は、日本発のストックフォトマーケットプレイスで、アジア圏・日本向けの素材に特化しているのが最大の強みです。
特徴
- 日本人モデル、日本の家庭・オフィス・店舗、日本各地の風景など、「日本らしさ」が出る写真が豊富
- 写真だけでなく、イラスト・動画・ベクター素材も取り扱い
- すべてロイヤリティフリーで、1点ごとの購入またはクレジット/定額プランなど柔軟な料金体系
こんな場面で特に使いやすい
- 国内向けサービスサイト・金融・教育・医療など、「日本人らしい」ビジュアルが求められる案件
- 観光・地方創生・自治体広報など、日本の風景写真が大量に必要なとき
- 海外ストックだと “どこか外国っぽい” 写真しか出てこないときの代替
海外ストックでよくある「机の高さやオフィスの雰囲気が日本と違いすぎる問題」を避けやすいのも、PIXTAならではです。
ロイヤリティフリーの写真素材【PIXTA】高品質な「オールインワン」素材サイトを使うメリット
ここまで挙げたサービスはいずれも、
- 写真
- イラスト/ベクター
- 動画
- オーディオ(BGM・効果音)
- テンプレート(チラシ・Web・プレゼン)
といった複数カテゴリを 1つのアカウント/契約で管理できる “オールインワン型” です(サービスごとに扱う範囲は異なります)。
このタイプを押さえておくメリットは、主に次の4つです。
- 権利関係の管理がシンプルになる
- 「この写真はどのサイトで買った?」「商用OKだった?」という混乱を避けやすい
- ロイヤリティフリー前提なので、一度ライセンスを取れば追加使用料の心配が少ない
- デザインの世界観を揃えやすい
- 同じサービス内で写真・イラスト・動画をまとめて選ぶと、
自然とトーンや色味に一貫性が出る - ブランドガイドラインを守りながら素材を探しやすい
- 同じサービス内で写真・イラスト・動画をまとめて選ぶと、
- 制作フローの効率化
- Adobe Stock のようにツール内から直接ライセンス取得できるサービスなら、
「ブラウザで探す → ダウンロード → 素材整理」の手間を減らせる
- Adobe Stock のようにツール内から直接ライセンス取得できるサービスなら、
- “ここぞ”という場面でクオリティを引き上げられる
- トップページのメインビジュアル
- 広告バナー
- 資料の1ページ目 など
「絶対に外したくないところ」だけ有料素材を使うことで、
全体の印象を一段引き上げやすくなります。
無料のフリー素材サイトは、ブログや個人制作には十分頼りになります。
一方で、ブランドの顔になる部分・クライアントワーク・法務リスクを極力抑えたい案件では、
- 無料:汎用カット・サブビジュアル
- 有料:キービジュアル・広告・リッチコンテンツ
といった形で、ストックサービスをうまく併用していくのが、現実的でコスパの良い戦い方です。
フリー素材の上手な活用シーン
ここまでで「どんなフリー素材サイトがあるか」はだいぶ見えてきたと思います。
ここからは、実際にどう使うと“安っぽく見えないか” にフォーカスして、よくある4つのシーンごとにポイントを整理します。
ブログ記事のアイキャッチ・挿入画像として使うコツ
ブログで一番よく使うのが、アイキャッチ画像と本文中の挿入画像ですよね。
どちらも「雰囲気で選ぶ」とチグハグになりやすいので、次のポイントを押さえておくと安定します。
1. 記事の「主キーワード」を絵にする
- 記事タイトルの中から
→ 1〜2語に絞って、それを連想させる写真・イラストを選ぶ - 例)
- 「副業 ブログ 初心者」 → PC+ノート、作業中の人物
- 「クレジットカード 作り方」 → カードそのものより「申し込みフォーム」「審査イメージ」など
「なんとなくカッコいい」よりも、読者がパッと見て内容を想像できるかを優先するとハズれにくいです。
2. アイキャッチには「文字を乗せる前提」で選ぶ
- 余白の多い写真(空・机・壁など)を選ぶ
- 主役の被写体が片側に寄っている構図だと、反対側にテキストを置きやすい
- 文字色は
- 写真の一番暗い部分と一番明るい部分の「中間くらい」を狙うと、読みやすくなりがち
「文字が読めるかどうか」は、デザインスキルより写真選びの時点で7〜8割決まると思ってください。
3. 挿入画像は「段落の区切り」として使う
- スクロール中に「画像が入る=話題が少し切り替わる」と感じてもらえる
- 1,000〜1,500文字で1~2枚くらいが目安(多すぎても読みづらい)
- 図解・スクショは「要約」を一言添えておくと、画像だけ見ても意味がわかる
4. SEO的な小技(最低限)
- ファイル名:
IMG_0001.jpgではなく、blog-start-pc.jpgのように中身を表す名前にする - alt属性:「画像に何が写っているか」 を素直に書く(詰め込みすぎない)
- ファイルサイズ:
- 100~300KB前後を目安に圧縮(無料の圧縮ツールで十分)
ホームページやLPの世界観づくりに生かすポイント
ホームページやLPでは、1枚1枚より「全体の統一感」 が重要です。
1. トンマナ(トーン&マナー)を先に決める
ざっくりでいいので、先に方針を決めておきます。
- 写真:
- 明るめ/暗め
- カジュアル/フォーマル
- 日本らしい/海外風
- イラスト:
- フラット/手書き/水彩
- カラフル/モノトーン
この方針に合わない素材は、どれだけ良い写真でも採用しないと決めておくとブレません。
2. 「メインビジュアル」と「サブ写真」の役割を分ける
- ファーストビュー
→ 1枚だけ、印象優先で選ぶ(ときには有料素材も検討) - 下層のイメージカット
→ フリー素材+自前の写真などで補う
全部フリー素材で揃えるより、一番大事な1枚だけ有料/撮影にするだけで、全体の信頼感がかなり変わります。
3. 無料素材の「被り問題」を意識する
有名なフリー素材は、他社サイトと被る可能性が高いです。
- LPなど広告色が強いページでは、
- 同じ人物・同じ構図の写真が他社でも使われていないか、Google画像検索などでチェック
- どうしても気になる場合は
- 顔がはっきり写らないもの
- 物・風景中心のカット
を選ぶと、被っても目立ちにくくなります。
企画書・プレゼン資料をワンランク上げる使い方
スライドにフリー素材を貼るときの基本は、「読みやすさ>装飾」です。
1. 1スライド1メッセージ+1ビジュアルまで
- スライドごとに
- 「一番伝えたい1文」
- それを支える図・写真・アイコン
だけに絞る
- 写真やイラストが入る場合は、文字量を減らす(箇条書き3〜4行程度)
情報量が多いスライドほど、写真ではなくアイコン・簡単な図解に切り替えたほうが伝わりやすいことが多いです。
2. アイコンとイラストで「意味」を補う
- 箇条書きの頭に、
- 売上 → グラフアイコン
- お客様 → 人物アイコン
- コスト → コイン・歯車 など
- 同じカテゴリには同じアイコンを使うことで、スライドをまたいでも意味が一貫する
フリーアイコンを1セット決めておくと、どの資料にも使い回せて便利です。
3. 解像度と色数に気をつける
- スライド全体で
- メインカラー:1色
- サブカラー:1色
- アクセント:1色(必要なら)
くらいに抑えると、画像を足してもゴチャつきにくい
- 低解像度の画像を拡大すると一気に安っぽく見えるので、
→ なるべく大きめの素材を縮小して使うほうが安全です。
季節感のあるバナー・POP・SNS画像の作り方
季節ものは、フリー素材が特に豊富なジャンルです。アイデアさえ決まれば、ほとんど素材だけで形になります。
1. 「季節+メインテーマ」で検索する
- 例)
- 「春 入学 フリー素材」
- 「夏 セール イラスト」
- 「ハロウィン 背景 無料」
- 季節単独より、「何のためのデザインか」を一緒に検索したほうが、刺さる素材が見つかりやすいです。
2. 配色を季節に合わせて固定する
色を先に決めると、素材選びもブレにくくなります。
- 春:パステル系(淡いピンク、ミント、ベージュ)
- 夏:ビビッド系(青、ターコイズ、白)
- 秋:落ち着いた暖色(オレンジ、ブラウン、深緑)
- 冬:寒色+白(ネイビー、グレー、シルバー)
フリー素材を選ぶときも、近いトーンのものだけを採用していくと、バナー・POP・SNS画像のシリーズ感が出ます。
3. ベースはテンプレで、差し替えは「写真とテキスト」だけにする
Canvaなどのデザインツールを使うなら、
- 季節ごとに「ベースとなるレイアウト」を1つ作る
- キャンペーンのたびに
- 写真だけ差し替え
- テキストだけ書き換え
- 画像サイズ違い(Instagram・ストーリーズ・Xのヘッダーなど)を一気に書き出す
こうしておくと、フリー素材を変えるだけで季節感を出しつつ、ブランドの見た目は揃えたまま運用できます。
フリー素材は「タダで使える画像」ではなく、
「コンテンツの伝わり方をコントロールするための部品」と考えると、選び方・使い方が自然と変わってきます。
- 何を伝えたいか
- どんな印象を持ってほしいか
- どこまで手間とコストをかけられるか
この3つを意識しながら、必要なところだけフリー素材の力を借りる、というバランス感覚を持っておくと、初心者でも「素人っぽさ」を一段抜けることができます。
フリー素材を安全に使うための注意点
フリー素材は「無料で便利」な一方で、使い方を間違えると著作権トラブルの原因にもなります。
ここでは、最低限おさえておきたいポイントを順番に整理します。
利用規約とライセンス表記を必ず確認する
同じ「無料素材サイト」でも、サイトごと・素材ごとにルールはバラバラです。
- サイト全体の「利用規約」「ライセンス」のページ
- 各素材ページに書かれている注意書き(※商用利用不可、※クレジット必須 など)
最低でもこの2つは確認しましょう。
特に注意したいのは、
- 「無料だけど、会員登録が前提」
- 「無料なのは個人利用だけで、法人利用は有料」
- 「一部の素材だけ条件が違う」
といったパターンです。
「このサイトの素材は全部同じ条件」と思い込まないのが安全です。
商用利用の可否・クレジット表記・改変の可否をチェック
具体的に見るべきポイントは、おおまかに次の3つです。
- 商用利用の可否
- 広告付きブログ、企業サイト、LP、会員制サービスなどが含まれるか
- 同じ「商用」でも、グッズ販売・有料配布は不可、というケースもあります。
- クレジット(著作権表記)の必要性
- 「クレジット必須」「任意」「不要」の3パターンが多いです。
- 必須の場合は
- ページのフッター
- 画像の近く
- 動画の概要欄
など、どこに書くかも決めておきましょう。
- 改変(トリミング・色調整・合成など)の可否
- 文字を載せる、色味を変える、トリミングする…これらがOKかどうか
- 「加工禁止」「軽微な調整のみ可」といった条件もあるので要チェックです。
どんな用途でも無条件に使えるわけではないと理解する
「フリー=何に使っても自由」ではありません。
多くのサイトで禁止されがちな例としては、
- アダルト・暴力・差別的なコンテンツ
- 宗教・政治的な主張に強く偏った用途
- 犯罪や違法行為を助長するコンテンツ
- モデルの人格権を傷つけるような使い方
(例:真面目なモデル写真を、悪徳イメージの広告に使う など)
などがあります。
グレーに感じる用途で使うときは、
- 利用規約の「禁止事項」欄を読み直す
- 不明なら別の素材(別サイト)に切り替える
くらい慎重になっておくと安心です。
Google画像検索からの直接ダウンロードは避ける
Google画像検索は「素材サイト」ではなく、単なる検索窓口です。
- 表示されている画像の多くは
→ 個人ブログ、企業サイト、ECサイト、ニュースメディアなどの著作物 - それを勝手に保存して使うのは、ほぼ確実にアウトです。
対策としては、
- 検索ツールで「ライセンス(再使用が許可された画像)」に絞る
- クリックして「元サイトのライセンス表示」を必ず確認する
- できれば、最初からフリー素材サイトや横断検索サービスを使う
という流れにしておくのがおすすめです。
掲載OKでも著作権は残っていることを意識する
「フリー」「無料」「ロイヤリティフリー」と書かれていても、著作権が消えるわけではありません。
- 著作権は、基本的には作者(撮影者・イラストレーター・作曲者)に残る
- 私たちは「決められた条件の範囲で使う権利」を借りているだけ
というイメージで捉えておくと、判断を間違えにくくなります。
だからこそ、
- 作者名やサイト名をどこかにメモしておく
- できる範囲でクレジット表記をしておく
といった「リスペクトの姿勢」が大事です。
素材そのものの再配布や転売・ロゴ化は原則NG
ほとんどのフリー素材サイトで共通してNGなのが、次のような行為です。
- ダウンロードした素材を、そのまま他人に配布する
(自分のサイトで「無料素材として再配布」など) - 素材を詰め合わせたデータ集・アプリ・テンプレートとして販売する
- ほぼそのままの状態でロゴマークとして商標登録する
「素材そのものが主役」として扱い始めると、作者の権利や他ユーザーとの公平性に反するため、禁止されていることがほとんどです。
自作ロゴに素材を使う場合も、
- そのサイトの「ロゴ・商標への利用」に関する説明を読む
- 不明な場合は、ロゴ専用の有料素材や制作サービスを使う
くらい慎重に考えた方が安全です。
画像サイズや画質を目的に合わせて調整する
安全とは少し違いますが、「適切な画質で使う」こともトラブル防止につながります。
- 小さい画像をムリに拡大すると、
→ ぼやけて印象が悪くなり、「信用できないサイト」に見えがち - 逆に、大きすぎる画像をそのまま使うと
→ ページ表示が遅くなり、ユーザー離脱やSEOにも悪影響
目安としては、
- ブログ本文用:横 800〜1200px くらい
- LPのメインビジュアル:PC表示を想定した横幅(例:1920px前後)
- スマホ主体のサイト:まずスマホでの見え方を基準に調整
ダウンロード後、「リサイズ」「圧縮」を行ってから使う習慣をつけると、管理もしやすくなります。
利用履歴・出典サイトをメモしておきトラブルを防ぐ
後から「この画像どこで拾ったっけ?」となると、確認が非常に大変です。
簡単でいいので、次のような形で記録を残しておきましょう。
- スプレッドシートやメモアプリで
- 画像ファイル名
- 利用したページURL
- 素材サイト名・URL
- ダウンロード日
- 大事な案件は、スクリーンショットで当時の利用規約ページを保存しておくとより安心
万が一問い合わせが来た場合も、
- 「この時点でこの条件で配布されていました」という証拠をすぐ出せる
のは大きな安心材料になります。
無料素材は他サイトと「被り」やすい点にも注意する
法律上の問題ではありませんが、無料素材は他サイトと同じ画像になりやすいという特徴もあります。
- よく使われるフリー写真は、検索上位のブログ・企業サイト・LPで何度も見かける
- 「見覚えのある写真ばかり」のサイトは、ブランドとしての印象が弱くなる
対策としては、
- メインビジュアルだけは有料素材 or 自前の写真を使う
- モデルの顔がはっきり写る写真は、なるべく被写体や構図を変える
- 同じサイトから取りすぎず、複数サイトを組み合わせる
などが有効です。
フリー素材は、正しく使えば小さな個人ブログから大規模なWebサイトまで支えてくれる心強い味方です。
逆に「無料だから細かいことは気にしなくていい」と考えてしまうと、思わぬトラブルの火種にもなります。
- 規約を読む
- メモを残す
- グレーだと思ったら別素材に切り替える
この3つを基本ルールにしておけば、初心者でも安心してフリー素材を活用していけます。
まとめ|目的に合ったフリー素材サイトを賢く選ぼう
フリー素材サイトは、
写真・イラスト・アイコン・BGM・フォント…と、コンテンツ制作のほぼすべての部品をカバーできる存在です。
ただ、「なんとなく見つけた画像を貼る」だけだと、世界観がバラバラになったり、権利面で不安が残ったりします。
最後に、これから実際に使い始めるときのロードマップとして、ポイントを整理しておきます。
まずは定番サイトと横断検索ツールから試してみる
最初からすべてのサイトを覚える必要はありません。
初心者のうちは、「自分の定番」をジャンルごとに1〜2サイト決めるところから始めるのがおすすめです。
例としては、次のような組み合わせです。
- 写真
- 海外:Unsplash / Pexels
- 国内:写真AC / ぱくたそ
- イラスト・アイコン
- 汎用:イラストAC / いらすとや / ICOON MONO
- ビジネス系:Loose Drawing / HUMAN PICTOGRAM 2.0
- BGM・効果音
- BGM:DOVA-SYNDROME / BGMer
- 効果音:効果音ラボ / 魔王魂
- フォント・背景
- Webフォント:Google Fonts
- 日本語フリーフォント:FONT FREE
- テクスチャ:Subtle Patterns など
さらに、
- 海外写真をまとめて探したい → O-DAN
- 国内外のフリー写真を一括で → タダピク
- CCライセンス素材をきっちり使いたい → Openverse
といった横断検索ツールを「入り口」として使うと、素材探しの時間を大きく減らせます。
足りない部分は有料ストックも組み合わせて補う
どれだけフリー素材が充実していても、
- 「どうしてもイメージに合う写真が見つからない」
- 「他社と被っているのが気になる」
- 「権利面をより堅くしておきたい案件」
といった場面は必ず出てきます。
そんなときは、必要な部分だけ有料ストックに頼るのが現実的です。
- Adobe Stock
→ Adobeツールと連携しながら、無料コレクション+有料素材を使い分ける - iStock
→ グローバル向け・多言語案件で“定番どころ”として採用しやすい - PIXTA
→ 日本人モデルや国内の風景が必要なときの第一候補
おすすめの考え方は、
- ブログ・資料の中の 「サブカット」はフリー素材
- LPのメインビジュアルや広告バナーなど “絶対に外したくない1枚だけ”有料素材
というように、重要度に応じて投資する場所を決めることです。
これだけでも、サイトや資料全体の「プロっぽさ」が一段変わります。
ルールを守りつつフリー素材を味方にして魅力的なコンテンツを作る
最後に、フリー素材を使ううえで忘れたくないのは、
「無料で使わせてもらっている」
「著作権はあくまで作者にある」
という前提です。
最低限、次の習慣だけは身につけておくと安心です。
- 利用規約とライセンスを 必ず1回は読む
- 商用利用・クレジット表記・改変の可否をチェックする
- Google画像検索からの“直ダウンロード”はしない
- どのページでどの素材を使ったか、簡単でいいのでメモを残す
そのうえで、
- 何を伝えたいコンテンツなのか
- どんな印象を持ってほしいのか
- そのために、どの写真・イラスト・音源を選ぶのか
という「目的 → 素材選び」の順番を守れば、
フリー素材は単なる“穴埋め画像”ではなく、伝わり方をデザインするための強力なパートナーになります。
ルールを押さえつつ、少しずつ「自分の定番サイト」と「使い方の型」を育てていけば、
ブログでもWebサイトでも資料でも、安心してクオリティの高いビジュアル表現ができるようになります。

