Hostinger徹底解説|安いけど大丈夫?選んで後悔しないための完全ガイド
「Hostingerって月額が安いけど、本当に大丈夫?」──そう感じて検索してきた方は多いはずです。
海外ホスティングは魅力的に見える一方で、契約してから「思ってたのと違った…」になりやすいポイントもあります。
たとえば、こんな声はよくあります。
「初回は安いけど、更新時にいくらになるの? 急に高くならない?」
「日本から使って遅くない? 表示速度や安定性は信頼できる?」
「トラブル時のサポートは日本語で通じる? 電話がないって困らない?」
「WordPressは簡単に始められる? 複数サイト運用もできる?」
「無料移行って本当に任せて大丈夫? 停止時間はどれくらい?」
「バックアップや復元は標準? 追加費用がかかるポイントを知りたい」
「AIサイト作成ツールって便利そうだけど、SEOは弱くならない?」
この記事では、Hostingerを“安さだけで選んで後悔しない”ために、初心者がつまずきやすい順番で整理していきます。
具体的には、次のような判断材料を、できるだけ客観的にまとめます。
- 料金の見方(初回割引・更新価格・追加費用が出やすい項目)
- 速度・稼働率のチェック観点(日本からの体感に影響する要素も)
- 管理画面(hPanel)の使い勝手と、迷いどころの回避策
- WordPress運用・移行(無料移行の範囲/移行後チェックリスト)
- セキュリティとバックアップ(“復旧できる設計”があるか)
- サポートの現実(チャット中心のメリット・弱点と対処)
- AIサイトビルダーとWordPressの選び分け(用途別の結論)
「自分の用途ならHostingerはアリか?」を、読み終えた時点で判断できるように、最後は最終チェックリストも用意します。
不安を潰しながら、納得して選べる状態を一緒に作っていきましょう。
先に結論:Hostingerが合う人/合わない人
Hostingerは、「できるだけコストを抑えつつ、必要十分な機能でサイト運用を始めたい」人に向く一方、「国内サポート最優先」「常に重い処理を回す」用途だと慎重に検討したいサービスです。
向いているケース(個人〜小規模サイト・コスト重視など)
✅ ざっくり言うと、“まずはちゃんと動く環境を安く作りたい”人に向きます。
- 個人ブログ/ポートフォリオ/小さめの企業サイト
- 最初の立ち上げでつまずきやすい
「ドメイン」「SSL」「WordPress」「バックアップ」などが一式になっているとラクです。
- 最初の立ち上げでつまずきやすい
- 月額を抑えて、長期で運用する予定がある
- Hostingerは長期契約ほど割引が大きい設計になりやすく、総額が読みやすいです。
- WordPressを“速く・簡単に”始めたい
- 自動インストールや管理画面(hPanel)で、サーバー初心者でも迷いにくい構成が売りです。
- 複数サイトをまとめて管理したい(小規模〜中規模)
- プラン次第で作れるサイト数が増えるので、サイトを増やすタイプの運用とも相性があります。
- 英語ベースのサービスでも抵抗が少ない
- 日本語ページはありますが、ヘルプやサポートは英語が絡む場面が出やすいので、苦手意識が少ないほど安心です。
- 移転(引っ越し)も視野に入れている
- “最初から移転込みで考える”なら、移行手段が用意されているのは大きいです。
参考までに、公式の日本向け料金ページでは、たとえば以下のような表示が確認できます(契約期間・キャンペーンで変動)。
| 目的イメージ | 代表的な選択肢 | こんな人に |
|---|---|---|
| とにかく安く始める | Premium(共有) | 1〜3サイト程度で、まず公開したい |
| 余裕を持って運用 | Business(共有・上位) | 複数サイト/日次バックアップ重視 |
| 安定性を優先 | Cloud Startup | アクセス増を見越して最初から安定寄り |
料金目安(48か月表示の一例):Premium ¥299/月、Business ¥469/月、Cloud Startup ¥1,049/月(いずれも更新時の月額表示あり)。
慎重に考えたいケース(高負荷・国内サポート最優先など)
⚠️ 次の条件に当てはまるほど、他社(国内レンタルサーバーやマネージド系)も比較した方が失敗しにくいです。
- 国内の電話サポートが必須
- “困ったら電話で解決したい”場合、そもそも相性が合いません。
- 高負荷・高トラフィックを常時想定している
- 共有プランは便利ですが、アクセスや処理が重いサイトは、早めにクラウド/VPS等の検討が必要になります。
- 日本国内向けのレイテンシ(体感速度)を極限まで詰めたい
- サーバー拠点・CDN構成・設定次第で体感は変わります。
HostingerのCDNには日本の拠点がある旨が案内されていますが、最適化が必要なケースもあります。
- サーバー拠点・CDN構成・設定次第で体感は変わります。
- “更新料金”を見落としやすい
- 初回は安く見えても、更新時の月額が別表示になっているため、長期運用の総額は必ず確認が必要です。
- 返金保証は“万能”だと思っている
- 30日返金保証が明記されていますが、対象外や条件もあるため、購入前に規約の確認は必須です。
迷ったときの選び方(最安/安定/拡張性の優先順位)
迷ったら、次の3ステップで決めるとブレにくいです。
- サイトの役割を1行で決める
- 例:
- 「趣味ブログで、まず公開が最優先」
- 「小さな事業サイトで、問い合わせを安定稼働させたい」
- 「複数サイトを作って育てたい」
- 例:
- 優先順位を“1位だけ”決める
- 最安:初期費用を抑えたい/まず試したい
- 安定:問い合わせ・売上に直結する/止まると困る
- 拡張性:将来、アクセス増・機能追加・開発を見込む
- 優先順位ごとに“選び方の型”を当てる
- 最安優先
- ✅ Premium系から開始 → 足りなくなったら上位へ
- ただし 更新料金と必要なバックアップ頻度は必ずチェック
- 安定優先
- ✅ 共有の上位 or クラウド系を最初から
- 日次バックアップやサポート優先度など、運用に直結する項目を重視
- 拡張性優先
- ✅ Node.js等の要件があるなら対応プランを確認
- さらに自由度が必要ならVPSも視野(ただし運用難易度は上がります)
- 最安優先
最後に、初心者ほど効く“安全策”はこの2つです。
- 返金保証を「確認→試用→判断」の順に使う(対象条件を先に読む)
- 長期契約で安くするなら、更新後も含めた総額を先にメモしておく(後から後悔しにくい)
Hostingerの基本情報を整理
「Hostinger(ホスティンガー)」は、サーバー・ドメイン・メール・サイト作成などをまとめて提供する、海外系のホスティング事業者です。
初心者がつまずきやすい「設定の多さ」を減らしつつ、必要に応じて上位サービス(クラウド/VPS)へ伸ばせる“段階設計”が特徴です。
サービス概要(どんなホスティング事業者か)
Hostingerを一言でいうと、「サイト公開に必要なものを一式そろえやすい、グローバル型のホスティング」です。
初心者目線で押さえるべきポイントは次の3つです。
- 規模感が大きい
- 公式サイト上で「4M+の顧客」「150+の提供国」「20+年の経験」「10M+の作成サイト数」といった実績が示されています。
- 管理が“ひとつの画面”に集約されている
- 公式の説明では、ドメイン/ホスティング/メールなどを管理画面(hPanel)でまとめて扱える方針が明記されています。
- 稼働率やサポート体制を前面に出している
- 公式の会社紹介ページでは、稼働率保証(99.9%)や、多言語での年中無休サポートが示されています。
つまり、Hostingerは「専門知識が少なくても進めやすい導線」を用意しつつ、必要なら上級者向けの選択肢(VPSなど)も用意しているタイプのサービスです。
提供カテゴリ(共有・クラウド・VPS・ドメイン・サイト作成・メール)
Hostingerは「レンタルサーバー」だけでなく、周辺サービスまでワンセットで提供しています。
初心者が迷わないように、カテゴリごとに役割を整理します。
| カテゴリ | ざっくり役割 | こんな人に向く |
|---|---|---|
| 共有ホスティング | 1台のサーバーを“みんなで分けて使う”イメージ。設定が簡単で安価になりやすい | 個人ブログ、小規模サイト、まず公開したい人 |
| クラウドホスティング | リソースに余裕を持たせやすく、安定性を取りやすい | 事業サイト、アクセス増を想定、安定重視 |
| VPS | 1台を仮想的に区切って“自分用”に近い環境。自由度が高いが運用難度は上がる | 開発・検証、特殊要件、拡張性重視 |
| ドメイン | URL(example.com など)の取得・管理 | サイト名を決めて長期運用したい人 |
| サイト作成ツール | ノーコード/AI支援でページを作る | “まず形にしたい”人、制作時間を短縮したい人 |
| メール(ビジネスメール等) | 独自ドメインのメール運用(info@〜 など) | 事業用途、信頼感を上げたい人 |
| 移行(サイト引っ越し) | 他社からの移転をサポートする導線 | 既存サイトを移したい人 |
補足:公式の日本語サイトのナビゲーションでも、上記に近いカテゴリ(レンタルサーバー、クラウド、VPS、ドメイン、メール、サイト作成、移行等)が整理されて掲載されています。
日本から使うときの確認点(表示言語・決済・運用のクセ)
海外サービスは「性能」よりも、運用の相性で満足度が大きく変わります。日本から利用するなら、次の観点を事前にチェックしておくと安心です。
表示言語とサポートの現実
- 日本語ページは用意されています(公式に日本語サイトが存在)
- 一方で、ヘルプ記事・細かい案内は英語が混ざる可能性があります
→ “困ったら翻訳しながらでもOK”というスタンスだと相性が良いです - サポートはライブチャット中心の方針が明確です
- 公式の案内で「電話よりチャットが効率的」という趣旨が書かれており、電話で手厚く相談したい人は注意が必要です
決済方法(日本ユーザーがつまずきやすい所)
公式の決済案内ページでは、以下の支払い手段が示されています。
- クレジット/デビットカード
- PayPal
- Google Pay
- そのほか電子マネー・仮想通貨(ページ上で案内あり)
初心者向けの結論としては、
「カード or PayPalが一番トラブルが少ない」ことが多いです。
価格表示・更新費用の見落とし
Hostingerは、プランページで
- 初回(割引)価格
- 更新時の価格
- 契約期間
が分けて表示される設計になっています。
安さだけで選ぶと、更新時に「思ったより高い」と感じやすいので、次のように整理すると安全です。
- ✅ 初回総額(契約期間分)
- ✅ 更新後の月額(または更新後の年額)
- ✅ “必要な機能”が含まれるプランか(バックアップやメール枠など)
運用のクセ(日本のレンタルサーバーと違いやすい点)
- 管理画面(hPanel)基準で話が進む
- 国内サーバーの“cPanel前提”の解説記事は、そのまま当てはまらない場合があります
- 時差・表示・表現が海外向けになっていることがある
- 日付・時間の表記、サポートの表現などで混乱しないよう、重要事項は画面で再確認が基本です
- データ保護・支払いの安全性の説明は公式ページで明記されている
- ただし、最終的な安心感は「2段階認証」「パスワード管理」「バックアップ運用」など、利用者側の設計でも決まります
料金と契約で失敗しないチェックリスト
Hostingerは「初回は安いが、条件を見落とすと想定より高くなる」タイプの料金設計になりやすいです。
ここでは初心者がつまずきやすい点だけに絞って、契約前に確認すべき順番で整理します。
初回割引と更新価格の仕組み(長期契約が安い理由)
Hostingerの料金表示は、ざっくり次の3層で考えると理解しやすいです。
- 初回の月額(割引後)
- 初回の総額(契約期間分の合計)
- 更新時の月額(割引が外れた後)
たとえば日本向けの料金ページでは、48か月契約の例として
- 初回総額(割引後の合計)
- 更新時の月額
がセットで表示されています(Premium / Business / Cloud Startup)。
なぜ長期契約が安いのか(初心者向けの言い換え)
- 最初の契約期間だけ“大きな割引”を付ける設計だから
- さらにキャンペーンにより、無料期間が上乗せされることがあるから(表示があるプランのみ)
ここが落とし穴になりやすい
- 「月額◯◯円」は長期契約(例:48か月)前提のことが多い
- 更新後は月額が別金額になる(更新月額の表示を必ず見る)
失敗しない最短チェック(3つだけ)
- カートに入れる前に 契約期間(1か月/12か月/48か月等) を確認
- 料金ページで 更新時の月額 を確認
- 「初回総額」と「更新後の年間コスト」をメモして比較(後で迷子になりません)
プラン構成の見取り図(共有/クラウド/VPSの違い)
Hostingerは大きく分けて 共有 → クラウド → VPS の順に、
「簡単さ」から「自由度」へ段階的に上がっていくイメージです。
共有プラン:個人ブログ〜小規模サイト向け
共有プランは、初心者が最初に選びやすいスタート地点です。
例としてPremium(共有)の表示内容では、次のような特徴が読み取れます。
- 作成できるサイト数:最大3件
- ストレージ:20GB(SSD)
- メール:サイトごとにメールボックス(1年間無料)
- 付帯:無料SSL、週次バックアップ、無料移行、AIサイト作成ツール など
向く人
- まずは1〜数サイトを公開して、運用に慣れたい
- サーバー管理の手間を減らして、更新や記事作成に集中したい
共有上位:複数サイト・機能強化が必要な方向け
「共有のまま、できることを増やしたい」人向けが上位の共有(例:Business)です。
料金ページ上のBusinessでは、Premiumに加えて次の強化点が示されています。
- サイト数:最大50件
- Node.js Webアプリ:最大5
- ストレージ:50GB(NVMe)
- バックアップ:日次/オンデマンド
- 無料CDN など
向く人
- 複数サイトをまとめて運用したい
- バックアップ頻度や速度まわりを強化したい
- 「安い共有」から一段上げて、安心感も取りたい
クラウド:安定性を重視する方向け
クラウドは、ざっくり言うと “共有より安定寄り” の選択肢です。
料金ページ上のCloud Startupでは、以下のようにさらに上の枠が用意されています。
- サイト数:最大100件
- Node.js Webアプリ:最大10
- ストレージ:100GB(NVMe)
- Business相当の機能を含む、といった位置づけ
向く人
- 事業サイトなど「止まると困る」比重が増えてきた
- 共有で伸びた後の“次の置き場”を最初から確保したい
VPS:開発・特殊用途・自由度重視向け
VPSは「自由度が高い代わりに、運用の責任も増える」タイプです。
初心者が押さえておきたいのは、料金より先に“運用難度”を確認することです。
- サーバー設定・セキュリティ・アップデート等を自分で見る場面が増える
- 返金条件が共有ホスティングと同じノリではない(専用の条件がある)
向く人
- 開発・検証・特殊用途で、共有では足りない要件がある
- 技術者がいる、または自分で管理できる
追加費用が出やすい項目(ドメイン・メール・バックアップ等)
初回は安く見えても、運用が始まると「別料金」が出てきやすい項目があります。
ポイントは “無料期間つき”と“買い足し”を切り分けることです。
見落としやすい追加コスト例
- ドメイン関連
- 「1年無料」が付くことがある一方、更新や条件で扱いが変わる
- 更新や移管、プライバシー保護(WHOIS保護)などは返金対象外として明記されている項目もある
- メール
- 共有プランでも「メールボックス1年間無料」の表示がある(プランにより数が異なる)
- 2年目以降は運用方針(どのメールを使うか)でコストが変わりやすい
- バックアップ
- プランに含まれる場合と、別商品として扱われる場合がある
- 返金ポリシー上は「Daily Backups」が個別商品として扱われる記載もある
追加費用を抑えるコツ
- 「必須機能」だけ先に固定する
例:独自ドメインが必要か / メールが必須か / 日次バックアップが必須か - 迷うなら、最初は「必要最低限」で開始し、運用実態を見て上げる
(ただし更新費用の見積もりだけは最初に必ず)
支払い方法と請求まわり(通貨・領収書・税の扱い)
支払い方法(日本円・決済手段)
Hostingerのヘルプでは、日本(JPY)向けに以下の決済が案内されています。
- カード:Visa / MasterCard / Amex / JCB など
- eWallet:PayPal / Apple Pay / Google Pay
- 暗号資産決済
通貨(想定外の請求差が出る原因)
「表示の金額と請求が微妙に違う」場合、ヘルプでは主に次の理由が説明されています。
- 分割払いを選び、分割期間と契約期間が一致しない
- 購入通貨とカード通貨が違い、銀行側の為替手数料が乗る
初心者向けの対策はシンプルです。
- できれば JPY表示のページで購入
- 不安なら 一括決済にして差分要因を減らす
領収書・請求書(インボイス相当)の扱い
Hostingerでは購入後に請求書(invoice)をダウンロードできる旨が案内されています。
ただし注意点もあります。
- invoiceの会社情報は追加でカスタムできない
- 税務上の“Tax invoice”は、案内上「EU/北アイルランド、インド、インドネシアの登録事業者向けに限る」とされています
→ 日本の事業用途で“適格請求書”が必要な場合は、社内ルールや税理士確認が無難です
解約・返金保証の考え方(試し方/注意点)
まず押さえるべき基本
返金ポリシーでは、基本として 購入日(取引日)から30日以内のキャンセルで返金対象になり得る旨が示されています。
ただし例外が多いので、初心者は「次の3点」だけ覚えておくと事故が減ります。
返金でつまずきやすい3点
- 暗号資産で支払ったものは返金されない
- ドメインは別ルール(例:96時間以内など)
- 返金を申請すると サービスが停止し、データが削除される ため、先にバックアップが必要
“試し方”のおすすめ手順(安全運転)
- ✅ 申し込み直後にやる
- 自動更新(オートリニューアル)の設定を確認(必要なら後でオフにできる)
- ✅ まず30日で検証する項目を決める
- 表示速度、管理画面の使いやすさ、メール運用、バックアップ復元のしやすさ
- ✅ 返金が必要になったら
- 先にデータ退避 → 返金申請の順(逆にすると取り返しがつかない)
解約(更新停止)の基本動作
ヘルプでは、解約は「自動更新をオフにする」ことで、更新されず最終的に期限切れ→削除される流れが説明されています。
Hostinger 公式サイトHostingerの強み(メリット)
Hostingerのメリットは、ひとことで言うと 「最初の立ち上げをラクにしつつ、必要なら上位プランで伸ばせる」 点です。
ただし、含まれる機能はプラン・契約期間・キャンペーンで変わるため、ここでは「初心者が恩恵を受けやすい強み」を、違いが出るポイントも含めて整理します。
価格に対して機能が多いポイント
Hostingerが「コスパが良い」と言われやすい理由は、サイト公開に必要な要素を“まとめ売り”しているからです。
初心者は、月額の安さだけでなく “後から追加購入しがちなものが最初から入っているか” を見ると失敗しにくくなります。
代表的な「込みになりやすい」機能
- SSL(HTTPS):サイトの暗号化に必須
- 独自ドメイン(一定条件で無料):ブランド感が出て、移転もしやすい
- バックアップ:万一の復元に直結
- メールボックス:独自ドメインのメール運用に便利
- サイト移行(移転):引っ越し時の心理的ハードルを下げる
- サイト作成(AI/ビルダー):とにかく早く形にできる
✅ ポイント:初心者ほど、「SSL」「バックアップ」「移行」「メール」のような“トラブル回避系”が最初からあると安心です。
プラン差が出やすいところ(例)
同じ「レンタルサーバー」でも、上位になるほど 運用の安心感が増えます。
| 観点 | 共有(入門) | 共有(上位) | クラウド(安定寄り) |
|---|---|---|---|
| バックアップ | 週次などが中心 | 日次+必要時に手動取得できることがある | 上位機能を包含+リソース面も強化 |
| CDN | なしの場合あり | 無料CDNが付く場合あり | 付く場合あり |
| メール | 少なめ | 増える | さらに増える場合あり |
| サポート | 標準 | 標準 | 優先対応が付く場合あり |
※上の表はイメージ整理です。実際の付帯内容は、購入画面の「含まれる機能」欄で確定させてください。
WordPressの立ち上げが早い(自動セットアップなど)
WordPressは「サーバー契約→ドメイン設定→SSL→インストール→初期設定」と工程が多く、初心者が詰まりやすい分野です。
Hostingerはここを オンボーディング(初期導線) と 自動インストーラー(hPanel) で短縮しやすい構造になっています。
立ち上げが速くなる理由
- オンボーディングフローで、必要情報を順番に埋めていけば進む
- hPanelの自動インストーラーで、WordPressの設置作業がまとまっている
- プランによっては WordPress運用のサポート要素(メンテ系) が付く場合がある
初心者向け:つまずきにくい進め方(実務手順)
- 先にサイトの目的を決める
- ブログ中心 → WordPress
- 会社紹介・LP中心 → まずはビルダーも検討(後述)
- 管理画面でWordPressの自動セットアップを選ぶ
- 管理者情報を“安全に”作る
- ✅ パスワードは長く(英数+記号)
- ✅ 管理ユーザー名を「admin」にしない
- 公開前チェック
- HTTPS化(SSL)が有効か
- パーマリンクは投稿開始前に決める
- バックアップが動くか(復元手順も一度見る)
💡 ここでのコツ:
「早く立ち上げる」だけだと後で手戻りが出やすいので、公開前に“安全な管理者設定”と“HTTPS”だけは必ず固めるのがおすすめです。
サイト移転サポートが用意されている
サーバー選びで初心者が不安になるのが「今のサイトを移せるか」です。
Hostingerは、移行(引っ越し)に対して “無料&手間を減らす”方向に寄せた導線が用意されています。
何がありがたいのか(初心者目線)
- 移行が無料で、回数制限を設けない方針が示されている
- 移行の依頼フォームがあり、必要情報を出せば任せられる設計
- 「移行中もサイトを止めない」ことを目標にした説明がある
初心者向け:移行前にやっておくと失敗しにくい準備
- バックアップを自分でも1つ取る(“任せる”前提でも保険になります)✅
- メールを使っているなら最重要で確認
- 独自ドメインメールは、移行時に止まりやすいポイントです
- DNS切替のタイミングを理解する
- “切替直後は表示が揺れる”ことがある(正常でも起きます)
- 移行後のチェックリストを用意
- 表示崩れ、フォーム送信、画像、HTTPS、ログイン、速度
📌 注意(メリットを活かすために)
「移行が無料」でも、ログイン情報不足・特殊構成・外部サービス連携などで追加作業が必要になるケースはあります。
だからこそ、初心者は 移行前に“サイトの構成メモ”を作るのが強いです(テーマ、プラグイン、メール、DNS、分析タグなど)。
AIサイト作成ツールがある(短時間で形にしたい人向け)
Hostingerには、WordPressとは別に AIサイト作成(Website Builder) が用意されています。
強みは、「とにかく最短で公開まで持っていける」ことです。
どんな流れで作れるのか
- 14日間の無料体験(カード登録不要)の案内がある
- 簡単な質問に答えるだけでAIがサイトを生成する説明がある
- ドラッグ&ドロップで編集でき、ワンクリック公開の導線がある
- テンプレート(170種類以上)の案内がある
こういう人に刺さりやすい
- 「ブログを毎日書く」より まず名刺代わりのサイトが必要な人
- 会社案内、サービス紹介、予約導線など 固定ページ中心のサイト
- デザインが苦手で、たたき台から整えたい人
WordPressと迷ったときの超シンプル判断
- 記事更新・SEO記事を積み上げたい → WordPressが向きやすい
- 1〜5ページで十分、早く公開したい → AIビルダーが向きやすい
🚀 実務的なおすすめ:
最初はAIビルダーで「事業の入口」を作り、後からWordPressで「記事の資産化」を進める、という二段構えも現実的です(ただし運用は増えます)。
注意点(デメリット)と対策
Hostingerは「安く始めやすい」一方で、運用フェーズや期待値によっては不満が出やすいポイントがあります。
ここでは、初心者がハマりやすい順に「起きること → 原因 → 対策」をセットでまとめます。
管理画面に案内表示(ポップアップ等)が出ることがある
Hostingerの管理画面(hPanel)や申込フローでは、追加サービス(アドオン)や上位プランの案内が表示されることがあります。
「邪魔」と感じる人もいますが、押し売りというより“提案”が多いUIだと捉えるとストレスが減ります。
よくある困りごと
- 「おすすめ」が目立って、必要な設定場所が一瞬わからない
- 申込時に“追加オプション”が並び、何が必須か判断しづらい
対策(初心者でも迷いにくい手順)
- 申込時は「必須だけ」ルールでOK
- ✅ サーバープラン
- ✅ 独自ドメイン(必要なら)
- ✅ バックアップ(必要なら)
- それ以外は一旦スキップして、運用が固まってから追加判断
- 管理画面では「まず目的地を決める」
- 例:WordPressの設定 → WordPress関連メニュー
- 例:ドメインのDNS → ドメイン管理
- 例:メール → メール管理
“探す時間”を減らすだけで、案内表示は気になりにくくなります
上級者向け機能が不足しやすい領域(運用次第で影響)
Hostingerは「初心者に優しい」反面、共有ホスティングでは上級者が欲しくなる要件を全部満たせないことがあります。
これは不具合ではなく、プランの守備範囲の問題です。
不足しやすい(=プランを上げると解決しやすい)例
- サーバーに“好きなことを何でも入れる”系の自由度(特殊な常駐処理など)
- チューニング前提の構成(高負荷DB、大量同時接続、重いバッチ処理など)
- 高度な運用(開発・検証・大規模運用)で必要なリソース確保
対策:最初に“要件リスト”を作る
- 今必要なもの:WordPress、メール、SSL、バックアップ頻度、複数サイト数
- 半年後に必要になりそうなもの:同時アクセス増、EC導入、開発環境、API連携
- そのうえで
- “サイトを増やす・機能を増やす”なら 共有の上位
- “安定性を上げたい”なら クラウド
- “自由度を取りに行く”なら VPS
という選び分けにすると、後悔がかなり減ります。
サポート品質にムラが出る可能性(問い合わせのコツ)
Hostingerのサポートは基本的にライブチャット中心で、電話サポートは提供されていない方針です。
チャットは便利な反面、質問の出し方で「解決スピード」が大きく変わります。
起きやすいこと
- 混雑時に返信が遅い(すぐ解決したいときほどストレス)
- 相談がふわっとしていると、確認の往復が増える
問い合わせのコツ(テンプレ化がおすすめ)
- 最初の1通に“必要情報”をまとめる
- サイトURL(公開なら)
- いつから/何をしたら起きるか(再現手順)
- エラー文(コピペ)
- スクショ(1枚で状況がわかるもの)
- 質問は1回1テーマ
- ❌「遅いです。メールもDNSも不安です」
- ✅「管理画面のこの操作で403が出ます。原因候補と対処を知りたい」
- “理想の状態”を明確に書く
- 例:「HTTPSで表示できればOK」「メールが送受信できればOK」
これだけで、サポートの当たり外れを感じにくくなり、解決が速くなります。
共有プランのリソース上限(アクセス増で起きること)
共有ホスティングは、コスパの代わりにCPU・メモリ・同時処理数などの上限があります。
サイトが成長すると「ある日突然重くなる」ことがあり、初心者はここで不安になります。
よくある症状
- 急に表示が遅い/一時的にタイムアウトする
- 管理画面が重い
- たまにエラー(503など)が出る
原因の典型
- 同時アクセス増(SNS拡散、広告出稿、季節要因)
- 重いプラグイン/重いテーマ
- 画像が大きい・キャッシュ設定が弱い
- Botアクセスの増加
対策(上から順に効きやすい)
- キャッシュを入れる(または見直す)
- WordPressならページキャッシュ+ブラウザキャッシュをまず固める
- 画像の軽量化と遅延読み込み
- “体感”が変わりやすい即効薬
- プラグイン整理
- 使っていないもの、同じ役割が重複しているものを削る
- アクセス急増に備えてCDNを使う
- 静的ファイル(画像・CSS・JS)が軽くなると安定しやすい
- リソース使用量を見える化
- 「CPU」「メモリ」「PHP Workers」「IOPS」などを確認して、何が詰まっているか把握する
- それでも頭打ちなら上位プランへ
- “ずっとギリギリ”なら、最適化よりプラン変更が早いケースも多いです
更新料金が上がりやすいパターン(回避策・見積もり)
Hostingerは、初回割引が大きい(=更新時は割引が外れる)設計になりやすいです。
ここを理解していないと「更新で高くなった…」となります。
上がりやすいパターン
- 「最安の月額表示」だけで契約し、更新時の金額を見ていない
- 長期契約で安くしたが、更新後の継続年数を見積もっていない
- 無料ドメインやオプションの“無料期間”終了で増える
回避策:見積もりを“2段階”で作る
- ① 初回:支払総額(契約期間分)
- ② 更新後:更新月額 × 12か月(または更新年額)
- ③ 必要なら、ドメイン更新や追加オプションも別枠で足す
おすすめの判断基準(迷ったとき用)
- 「まず試したい」→ 返金保証を前提に、必要最低限で開始
- 「長く使う前提」→ 更新後の年額まで含めて、最初から上位プランも比較
- 「2年以内にサイトを増やす」→ 共有上位(複数サイト向け)を早めに検討
速度・稼働率の実力(パフォーマンス評価)
Hostingerの「速い/安定している」を判断するうえで大事なのは、“誰の・どこからの・どんなサイトを・どんな条件で”測ったかです。
初心者でもブレにくいように、検証の型とHostinger側で効く設定をセットで整理します。
検証条件の明示(地域・計測ツール・回数・前提)
まず、同じサイトでも結果が変わる要因を固定します。ここを曖昧にすると、比較が成立しません。
最低限そろえる前提(おすすめ)
- 計測対象ページ:トップ / 記事ページ / 問い合わせ(最低2〜3ページ)
- 計測地点(地域):日本向けなら「日本に近い地域」を優先(後述)
- 計測回数:1回ではなく 3〜5回(平均・ばらつきを見る)
- 計測状態:
- 初回アクセス(キャッシュなし)
- 再アクセス(キャッシュあり)
- サイト条件:テーマ・プラグイン・画像・フォントは測定期間中に変えない
ツールは“目的別”に使い分けると迷いません
- 体感に近い表示速度:GTmetrix / PageSpeed Insights / WebPageTest
- 外形的な応答(世界の複数地点):外部スキャン系(地域別の応答時間の並びを見る)
- 安定性(落ちていないか):Uptime監視ツール(UptimeRobotなど)
迷ったら「同じページを、同じ地域で、3回測る」だけでも十分に意味があります。
表示速度のチェック観点(TTFB/読み込み時間など)
速度は「1つの数値」ではありません。初心者はまず、次の3層で見ると理解しやすいです。
- サーバーが返し始める速さ(TTFB)
- 見た目が整う速さ(LCP / CLSなど)
- 操作できるまでの快適さ(INPなど)
初心者向け:ざっくり目安として使える見方
- TTFBが遅い → サーバー距離・キャッシュ未設定・重い処理の可能性
- LCPが遅い → 画像・フォント・ヒーロー要素が重い可能性
- CLSが悪い → 読み込み中にレイアウトがズレてストレスになる
- INPが悪い → クリックや入力に対して反応が遅い(JS負荷が多い等)
GTmetrix等で見るべき指標
GTmetrixは、“どこが遅いか”を分解して見せてくれるのが強みです。初心者は、全部見るより「重要4点」に絞るのがコツです。
最初に見る4点
- Web Vitals(LCP / INP / CLS):体感に直結
- TTFB:サーバー応答の遅さの兆候
- Total Blocking Time(TBT):重いJSで操作が止まっていないか(ラボ指標)
- Waterfall(滝):どのファイルが詰まっているか(画像・フォント・広告等)
読み方の“型”
- Waterfallで 最初に遅い原因を1つだけ特定する
例:大きい画像 → 画像圧縮 / 次世代フォーマット / 遅延読み込み - 施策後、同じ条件で 3回再測定して差分を見る
- 施策は“一気に10個”やらず、1〜2個ずつ(原因が追えなくなるため)
外部スキャン系ツールでの見方
外部スキャン系は、世界各地からの応答時間の差が見やすいのが利点です。
ただし「完全な体感速度」ではなく、“距離と応答の傾向”を見る用途が向きます。
初心者におすすめの使い方
- 目的:地域差の把握(日本向けなのに遠方が強い/弱い、など)
- 見る点:
- 近い地域の応答が遅い → サーバー場所が遠い、またはキャッシュ/CDN未活用
- 遠い地域だけ極端に遅い → CDNで改善しやすい余地
- 注意:
- ログインが必要なページ、動的に変わるページはブレやすい
- まずは トップページや固定ページで測ると比較が安定します
稼働率のチェック観点(監視ツールでの確認)
稼働率(Uptime)は、「落ちていないか」だけでなく「どれくらい落ちたか」が重要です。
Hostingerは稼働率保証(例:99.9%)を掲げていますが、実際の運用では自分のサイトで監視するのが一番確実です。
初心者向け:監視で見るべき3点
- 監視対象:トップページだけでなく、可能なら「重要ページ」も
- 通知:メールやアプリ通知で、落ちたときにすぐ気づける状態
- ログ:いつ・何分・何回落ちたか(原因追跡の材料)
Uptime監視の読み解き(短期/長期)
短期と長期で、見方を変えるのがポイントです。
短期(1〜7日)でわかること
- 設定ミス(SSL、DNS、リダイレクト)による停止
- たまたまの不安定(移転直後、設定変更直後)
長期(30日〜)でわかること
- “じわじわ”増えるダウン(負荷増、Bot増、リソース不足)
- 何曜日・何時台に落ちやすいか(混雑・バッチ処理など)
稼働率の数字をイメージしやすくする小ネタ
- 99.9% は、月あたりに換算すると「ゼロではない」停止が起こり得ます
なので、重要サイトほど “落ちても即気づける体制”が価値になります。
高速化の仕組み(LiteSpeed系・キャッシュ・CDN)
Hostingerで速度を出しやすい理由は、ざっくり 「キャッシュ」+「CDN」+「距離」です。
とくにWordPressの場合、初期段階から触りやすい手段が用意されています。
- LiteSpeed Cache(プラグイン):WordPressの表示をキャッシュして高速化
- Object Cache(オブジェクトキャッシュ):DB問い合わせの負担を軽くする(プラン条件あり)
- Hostinger CDN(上位プラン):画像やCSS/JSをユーザー近くから配信
キャッシュが効く条件/効きにくい条件
キャッシュが効くと「2回目以降」が速くなります。逆に、効きにくいページもあります。
キャッシュが効きやすい
- トップページ、記事ページ、固定ページ(一般閲覧者向け)
- 画像やCSS/JSなどの静的ファイル
キャッシュが効きにくい(工夫が必要)
- ログイン後の管理画面
- カート・決済・マイページなどユーザーごとに内容が変わるページ
- 予約フォームなど、リアルタイム性が強いページ
初心者向けの対策
- まずは「一般公開ページ」を最優先で速くする
- 動的ページは、キャッシュ除外やルール設定で事故を防ぐ
- “速さ”と“正しさ”がぶつかる場面では、正しさ優先(特に決済系)
CDNの有無と使い分け
CDNは、“遠い人にも速く届ける仕組み”です。日本向けでも効果があります。
CDNが効きやすいケース
- 画像が多い(アイキャッチ・ギャラリー・商品画像)
- CSS/JSが多い(凝ったデザイン、プラグイン多め)
- 国内外どちらからもアクセスがある
HostingerのCDNで押さえる点(初心者向け)
- 利用できるのは Business以上など、プラン条件がある
- 有効化後、反映(伝播)に時間がかかることがある
- ドメイン設定がHostinger側を向いていないと有効化できない場合がある
使い分けの考え方
- 日本だけがターゲットで、サイトが軽い → まずはキャッシュ最優先
- 画像多め・アクセス増・海外流入もある → CDNも早めに検討
日本からの体感に影響する要素(遅延・拠点など)
日本からの“体感”は、サーバーがどこにあるかで変わります。
HostingerのWeb/Cloudでは、地域としてアジアのデータセンター候補(例:シンガポール等)が案内されています。
体感に効く優先順位(初心者向け)
- サーバー拠点が近い(距離=遅延が減りやすい)
- キャッシュが整っている(TTFBや2回目以降が改善しやすい)
- CDNが有効(静的ファイルの配信が近くなる)
日本向けサイトでの実務ポイント
- 拠点が日本国内でなくても、
キャッシュ+CDNで“体感が十分”になるケースは多いです - ただし、管理画面や重い動的処理はCDNだけでは解決しません
→ その場合は上位プランや設計見直し(画像、プラグイン、DB)も検討対象です
WordPress運用のしやすさ
Hostingerは、WordPress初心者がつまずきやすい 「導入」→「複数サイト管理」→「更新や検証」→「乗り換え後の整備」 を、hPanel(独自の管理画面)でまとめて進めやすい設計です。
ここでは「失敗しない順番」で、実務目線のポイントだけに絞って解説します。
WordPress導入(ワンクリック/自動インストール)
WordPressの導入で初心者が迷うのは、だいたい次の3つです。
- どこからインストールするの?
- ユーザー名・パスワードどうする?
- SSL(HTTPS)をいつ有効にする?
Hostingerでは、管理画面(hPanel)内の Auto Installer(自動インストーラー) からWordPressを入れる流れが基本です。
初心者向けの導入手順(最短ルート)
- hPanelで対象サイトを選ぶ
- Auto InstallerからWordPressを選択
- インストール情報を入力
- サイト名(後で変えられるので仮でOK)
- 管理者メールアドレス(必ず受信できるもの)
- 管理者ユーザー名(
adminは避ける) - 管理者パスワード(長め+英数記号)
- インストール完了 → 管理画面へログイン
最初にやっておくと事故が減る“3点セット”
- 管理者ユーザーの安全化
- ✅ ユーザー名は推測されにくく
- ✅ パスワードは強固に(使い回しNG)
- HTTPS(SSL)を有効にする
- Hostingerは無料SSLを提供し、更新も自動化される旨が案内されています。
- バックアップの方針を決める
- 「週次で十分」か「日次が必要」かで、プラン選びも変わります(後述)
🔎 コツ:まずは「公開できる状態」を作ってから、テーマ・プラグイン選びに進むと迷子になりにくいです。
複数サイト運用(管理のしやすさ・プランとの関係)
「複数サイト」といっても、実は2種類あります。
- 別々のWordPressを複数持つ(推奨されやすい)
- WordPressマルチサイト(1つのWPで複数サイトを束ねる)
HostingerのhPanelには「Websites」セクションがあり、サイト(インストール)をまとめて管理しやすい導線があります。
まずは“別々のWordPressを複数”が無難
初心者が複数サイトを運用するなら、最初はこの形が扱いやすいです。
- それぞれのサイトでテーマやプラグインを自由に変えられる
- トラブルが起きても他サイトへ波及しにくい
- 移転や売却などの将来の選択肢を残しやすい
プランと「作れるサイト数」の関係(目安)
HostingerのWebホスティングには、プランごとにサイト数の上限が案内されています(例:Web Single 1 / Web Premium 3 / Web Business 50)。
| まず迷ったら | こんな人向き | ざっくり判断 |
|---|---|---|
| 共有(入門) | 1〜数サイトで開始 | とにかく公開優先 |
| 共有(上位) | 複数サイトを増やす | サイト量産・運用効率 |
| クラウド | 安定性も重視 | 事業サイト・負荷増想定 |
| VPS | 自由度最優先 | 開発・特殊要件・技術者向け |
✅ 実務の結論:
「将来サイトを増やす予定」があるなら、最初から“上位共有”も比較に入れると移行の手間を減らせます。
WordPressマルチサイトは“管理は楽だが、設計が難しい”
Hostinger側でもWordPressマルチサイトの解説がありますが、初心者にとっては注意点も多めです。
- 向いている例:学校・店舗チェーンなど、同じ仕組みで量産するサイト
- 難しい点:障害や制限がネットワーク全体へ影響しやすい/構成理解が必要
🔰 初心者はまず「別インストール複数」→ どうしても統合が必要になったらマルチサイト検討、の順が安全です。
運用を楽にする機能(更新・ステージング等が必要か)
運用で差が出るのは、「更新」と「テスト(検証)」です。
Hostingerはこの2つを hPanel側で補助する機能を用意しています。
更新は“自動化”しやすい(ただしルールが重要)
Hostingerでは、WordPressの自動更新(コア/テーマ/プラグイン)を有効化する案内があります。
また、自動更新前にバックアップを取得する旨も説明されています。
とはいえ、初心者が全部を「常に全自動」にすると事故が起きやすいので、最初はこの方針が安全です。
- WordPress本体:セキュリティ更新は自動(大きな更新は様子見でもOK)
- テーマ/プラグイン:重要なものだけ自動(特にキャッシュ系は慎重に)
- 更新の前後:表示チェック(トップ・記事・フォーム)を習慣化
ステージング(検証環境)は“必要になってから”でOK
ステージングは、本番サイトを触る前に コピー環境で安全に試す仕組みです。
Hostingerでは Web Business以上で数クリックで作れる旨が案内されています。
ステージングが必要になりやすいタイミング
- テーマを変える
- 大型プラグイン(EC・会員・多言語)を入れる
- PHPバージョンやキャッシュ設定を大きく変える
🧪 小規模ブログなら「まずは本番で小さく変更→すぐ確認」でも回せます。
ただし事業サイトやECは、早めにステージング導入が安心です。
HTTPS(SSL)の強制も管理画面で行える
Hostingerは無料SSLの提供を案内しており、HTTPSの強制(Force HTTPS)の操作方法も用意されています。
乗り換え後に「HTTPとHTTPSが混在」するとSEOにもUXにも悪影響なので、ここは早めに整えるのが得策です。
乗り換え後にやること(SSL・URL・Search Console等)
移転(他社→Hostinger)後は「表示される=完了」ではありません。
検索評価や問い合わせを落とさないために、順番どおりに確認します。
乗り換え後チェックリスト(初心者向け・重要順)
1)表示と暗号化(最優先)
- ✅ サイトが HTTPSで表示される
- ✅ 主要ページで 鍵マークが出る(混在コンテンツがない)
- ✅ http→https が 自動でhttpsへ統一される(必要に応じて強制)
2)URLとリダイレクト(SEOの要)
- ✅ ドメインが変わっていないか(www有無も含む)
- ✅ パーマリンクが崩れていないか
- ✅ 旧URLがある場合、301リダイレクトが効いているか
- とくに「記事URL」「カテゴリ」「画像URL」は要注意
3)WordPress内部の確認(地味に重要)
- ✅ ログインできる
- ✅ 画像が欠けていない
- ✅ お問い合わせフォームが送れる(送信→受信まで)
- ✅ メール(info@など)を使っているなら送受信テスト
4)Search Console(検索の安定化)
- ✅ プロパティの確認(https版が正しいか)
- ✅ サイトマップ送信
- ✅ インデックス状況・クロールエラーのチェック(数日〜数週間見る)
5)計測・広告・外部連携
- ✅ GA4 / 広告タグ / ヒートマップ等が動いている
- ✅ reCAPTCHA、決済、予約、外部APIなどが正常
🔧 コツ:移転直後は“軽い不具合”が出やすいです。
「フォーム・メール・HTTPS」だけ先に固めると、事業的な損失を避けやすくなります。
管理画面(hPanel)の使い勝手
hPanelは「何をしたいか」さえ整理できれば、初心者でも迷いにくい管理画面です。
逆に迷うのは、“操作対象(サイト/ドメイン/メール)”が頭の中で混ざるとき。ここを切り分けるだけで、操作が一気にラクになります。
初心者が迷いやすいポイントと回避策
迷いやすいポイント
- 「どの“管理画面”を見ているのか」
- アカウント全体の画面なのか、特定サイトの「Manage(管理)」画面なのかでメニューが変わります。
- サイトとドメインを混同する
- 「WordPressが動かない」=サイト側の問題
- 「URLが反映されない」=ドメイン/DNS側の問題
というように、原因が別なことが多いです。
- “外部ドメイン”の扱いがわかりにくい
- ドメインを他社で買っている場合、やることが「Hostinger側」だけでは完結しません。
回避策(最短で目的地に着くコツ)
✅ まずこれだけ覚えると迷子になりにくいです。
- サイトの中身(WordPress、キャッシュ、更新) → 「Websites / WordPress」系
- URLまわり(ドメイン接続、DNS、ネームサーバー) → 「Domains」系
- ファイル(アップロード、編集、権限) → 「Files / File Manager」系
- 自動化(Cron、SSH) → 「SSH / Automation」系
- メール(作成、転送、SMTP) → 「Emails」系
💡 さらに時短したいなら
左メニューや画面内検索(search)で “DNS” “FTP” “SSL” “Staging” みたいに単語検索すると早いです(項目名がそのまま出ます)。
ドメイン取得・接続・DNSの設定
ドメインまわりは、最初に 「どこでドメインを購入したか」で手順が変わります。
パターン1:Hostingerでドメインを買った(=Hostinger管理のドメイン)
- hPanelの Domains → Domain portfolio → Manage から
- DNSレコード編集
- ネームサーバー設定
などを進めます。
パターン2:他社で買ったドメインをHostingerで使う(=外部ドメイン)
やり方は主に2つです。
- 方法A:ネームサーバーをHostingerに変更(おすすめされやすい)
- DNS管理をHostinger側に寄せられるので、後の運用がラクになりやすいです。
- 方法B:Aレコードで接続
- DNS管理は購入元に残しつつ、WebだけHostingerに向ける考え方です。
DNSで初心者が触ることが多いレコード
| やりたいこと | 触ることが多いレコード |
|---|---|
| サイトを表示したい | A / CNAME |
| メールを使いたい | MX |
| 検索系や所有権確認(Search Console等) | TXT |
| メール送信の信頼性(なりすまし対策) | SPF(TXT)、DKIM(TXT)、DMARC(TXT) |
つまずきやすい注意点
- DNS変更はすぐ反映されないことがあります(反映待ちが発生するのは正常動作)。
- 変更後の確認は「自分のPCだけ」ではなく、別回線や外部チェッカーで見ると切り分けが早いです。
WordPress管理とホスティング管理の動線
hPanelは、WordPress操作が 「WordPress専用の入口」に集約されているのが便利です。
一方、サーバーの基本設定は「Websites(サイト)側」にあります。
よく使う作業と、迷わない動線まとめ
| やりたいこと | どこから行くと早いか |
|---|---|
| WordPressを入れる | Websites →(サイト選択)→ Auto Installer |
| 更新(本体/テーマ/プラグイン) | WordPress Overview(更新設定がまとまっている) |
| キャッシュの有効化/クリア | WordPress Overview(LiteSpeed推奨やFlush Cache等) |
| ステージング作成 | WordPress → Staging |
| SSLの設定 | Security → SSL(サイト管理画面側で扱うことが多い) |
| ファイル/FTP | Files → File Manager / FTP Accounts |
✅ 初心者にとっての“ハマりどころ”
「WordPressの不具合」だと思っていたら、実は キャッシュが残っていて表示が更新されていない…というケースがよくあります。
変更したのに反映されないときは、まず キャッシュのクリアを疑うと解決が速いです。
ファイル管理(FTP/SSH)と自動化(Cron等)
ファイル操作は、目的で使い分けるのが安全です。
File Manager(画面で操作)とFTP(ソフトで操作)の違い
- File Manager:ブラウザ上で手軽。軽い修正や確認に強い
- FTP:大量アップロードやローカル管理に強い(FileZillaなど)
また、Website Builderを全面的に使っている場合など、初期状態でFTPアカウントの扱いが通常と異なることがあるため、hPanelで「FTP Accounts」を確認してから進めるのが確実です。
FTPの基本(初心者がやること)
- hPanelで FTP情報(ホスト、ユーザー名など)を確認
- 必要なら FTPパスワードを変更/再設定
- ソフト側(FileZilla等)に入力して接続
SSH(ターミナル操作)は“必要な人だけ”でOK
SSHは便利ですが、初心者が無理に使う必要はありません。
ただし、次の用途が出たら検討価値があります。
- Composerなど、CLIが必要な作業
- WP-CLIでの運用
- ログやパーミッションの確認
Hostingerの案内では、Web/CloudでもプランによってSSHが利用でき、ホームディレクトリ配下に制限される運用形態が説明されています。
また、SSHキーを登録してパスワードレス接続にする手順も用意されています。
Cron(定期実行)は「自動化」の基本
「毎日バックアップ」「定時にスクリプト実行」「定期メンテ」などはCronが向きます。
Hostingerでは、共有/WordPress/クラウドでも hPanelからスケジュール実行(cron)ができる旨が案内されています。
初心者がつまずきやすいのは パス指定です。
実行ファイルのパスは環境依存なので、hPanel内の情報をもとに確認します。特に「/home/ から始まる」形の例が示されています。
✅ Cronで失敗しにくいコツ
- まずは「1日1回」など低頻度でテスト
- いきなり複雑な書式にせず、動作確認してから調整
- 反映しない場合は、パスや権限・実行環境(PHPの呼び出し方)を疑う
メール運用(作成・転送・SMTP設定)
Hostingerのメールは、hPanelの Emails から一括管理できます。初心者でも「作る・転送する・アプリに設定する」まで一本道になっています。
メールアカウントの作成
基本の流れは以下です。
- Emails →(無料メールのセットアップ)→ ドメイン選択 → メールアカウント作成
※メールを作るには、対象ドメインがサイトに紐づいている必要があります。
転送(Forwarder)の設定
「受信は全部Gmailに集約したい」などのときに便利です。
- Emails → 対象ドメイン → Forwarders → Create
- 転送元のメールボックスと転送先アドレスを指定
SMTP設定(アプリで送受信する/WordPressで送信する)
初心者が迷いやすいのは「どの値を入れればいいか」。
HostingerはhPanel内に 接続情報(Connect Apps & Devices)があり、そこから手動設定値を確認できます。
一般に押さえておきたいポイントは次のとおりです。
- SMTPホスト:smtp.hostinger.com
- 暗号化:SSL/TLS(またはSTARTTLS)
- ポート:465(SSL)/587(STARTTLS)
- IMAP:993(SSL)
- POP3:995(SSL)
✅ メール運用で事故を減らす小ワザ
- 送信用(SMTP)をWordPressで使うなら、まずはメールアプリでログイン確認してから設定すると安心
- 送信が迷惑メール扱いされる場合は、DNS側(SPF/DKIM/DMARC)の整備もセットで見直す
セキュリティとバックアップ
Hostingerは「安く始めやすい」タイプのホスティングですが、SSLの自動化や定期バックアップなど、初心者が不安になりがちな部分を“標準機能+hPanelで管理”しやすい設計です。
ここでは、実務で困りやすい順に整理します。
SSLとHTTPS(自動化の範囲・更新の扱い)
何が自動で、どこから触れる?
Hostingerの無料SSLは、基本的に次の流れです。
- 新しくサイトを作る
→ SSLが自動インストールされる(数分で有効化されることが多い) - 有効期限が来る
→ 自動更新される(手動更新は原則不要)
初心者が押さえるべき“HTTPSの確認ポイント”
移転直後や新規公開直後は、次の3点だけ確認すればOKです。
- URLが https:// で統一されている
- ブラウザに鍵マークが出る(=保護された通信)
- 「http:// にアクセスしても https:// に戻る」(必要なら強制設定)
自動にならないケース(よくある)
自動化が基本でも、次の条件だと「再インストール」や「設定見直し」が必要になることがあります。
- ドメインがまだサーバーに正しく向いていない(DNS切替中など)
- いったんSSLを外した/別証明書に切り替えた
- サブドメインや追加ドメインで個別に設定が必要
この場合でも、hPanel側から SSLの再インストール手順が用意されています。
基本防御(不正アクセス対策/各種セキュリティ機能)
「WordPressのセキュリティ」は、サーバー側とサイト側の二段構えが安心です。
サーバー側で押さえておきたい考え方
Hostingerは、インフラ面として
- Web Application Firewall(WAF)
- DDoS対策(トラフィックフィルタ)
- マルウェア対策・スキャン
- 監視・運用(モニタリング、保守)
- 無料SSL(自動更新含む)
といった“土台”を挙げています。
ここが重要:サーバー側の防御は「全部の攻撃をゼロにする」ではなく、
被害が起きにくい状態に寄せ、復旧しやすくする役割です。
アカウント側(あなたがすぐできる対策)
初心者でも効果が出やすいのは、まずこれです。
- 2段階認証(2FA)を有効化
→ パスワード漏えい時の被害を一段止めやすくなります - ログイン履歴(Account activity)を時々見る
→ “身に覚えのないログイン”の早期発見に役立ちます - 権限を増やしすぎない(共同運用時)
→ 「必要最低限の権限」「不要になったら削除」が基本
WordPress側(最低ラインの守り)
サーバーの防御に加えて、WordPress側も“基本だけ”やると事故が減ります。
- 管理ユーザー名に admin を使わない
- 強力なパスワード+使い回し禁止
- テーマ/プラグインを増やしすぎない(攻撃面が増える)
- 使っていないものは停止ではなく削除
- ログイン試行制限やWAF系プラグインは、必要に応じて追加
自動バックアップの頻度と復元手順
バックアップ頻度のざっくり理解(初心者向け)
Hostingerでは、少なくとも次の考え方で理解すると失敗しにくいです。
- 週次バックアップ:全プランで提供
- 日次バックアップ:上位プラン(例:Web Business以上)で提供
- 日次は下位プランでも追加購入できる(オプション扱い)
さらに、上位プランでは 手動(オンデマンド)バックアップも可能です。
日次バックアップの保持(知っておくと安心)
日次バックアップは「ずっと残る」わけではありません。
Webホスティングでは 直近7日分が保存され、古い分は自動で削除される案内です。
また、日次バックアップはディスク容量(ストレージ枠)を消費しない形で別保管される説明もあります。
復元のやり方(hPanelで迷わない手順)
復元は、hPanelの Backups から行います。大きく3種類あります。
- WordPressサイトを丸ごと復元(ワンクリック)
- ファイル+DBがまとめて戻る(いちばん簡単)
- ファイルだけ/特定フォルダだけ復元
- 例:
public_htmlの一部だけ戻したい
- 例:
- データベースだけ復元
- 例:記事・設定だけ戻したい(ファイルはそのまま)
復元時の注意点はこれだけ覚えればOKです。
- 復元すると現在の状態が上書きされる
- 進行状況はhPanel内で追える(タブを閉じても処理は続く)
- 復元後は表示が古いままに見えることがあるので、ブラウザキャッシュを消して確認する
トラブル時の初動(復旧の流れと優先順位)
トラブル時は「焦って操作を増やす」ほど悪化しがちです。
初心者でも安全に動けるように、優先順位で整理します。
優先順位1:被害拡大を止める
- ログイン情報を変更(Hostingerアカウント/WordPress管理者/FTP/SSH)
- 可能なら 2FAをON
- 怪しい管理者ユーザーや不審なプラグインがあれば一旦停止(分からなければ触りすぎない)
優先順位2:いったん正常系に戻す(復旧)
- “いつから壊れたか”の目安を決める
→ その直前の日付のバックアップから復元する - まずは 丸ごと復元(WordPressワンクリック)がシンプルで失敗しにくい
- ただし、軽微な不具合なら「特定フォルダ復元」「DB復元」も選択肢
優先順位3:原因を潰して再発を防ぐ
復元できた後に、次を必ずやっておくと再発率が下がります。
- WordPress本体・テーマ・プラグインを最新版へ
- 使っていないプラグイン/テーマを削除
- 管理ユーザー・権限を棚卸し(不要なアカウントを消す)
- キャッシュ系の設定を確認(復元後の表示ズレ防止)
優先順位4:バックアップ方針を見直す(次回の安心)
- 事業サイトや収益サイトは、週次だけだと不安が残ることがあります
→ 日次+手動バックアップが使えるプラン(または日次オプション)を検討 - 重要データは外部にも保管(バックアップのダウンロード機能を活用)
→ “もしものときの逃げ道”が増えます
サポート体制の実態
Hostingerのサポートは、ざっくり言うと 「チャット中心で早く解決を狙う設計」です。
ただし、問い合わせの出し方次第で体感がかなり変わるので、初心者でも失敗しにくい“使い方”まで含めて整理します。
連絡手段(チャット中心/電話対応の有無)
結論から言うと、Hostingerは 電話サポートは基本的に提供していません。その代わり、ライブチャット(+必要に応じてメール)が軸です。
連絡手段の全体像
| 手段 | 向いている内容 | 目安の特徴 |
|---|---|---|
| ライブチャット(ログイン後) | 技術トラブル全般、急ぎの確認 | 24/7で案内されており、最優先ルートになりやすい |
| メール(support宛) | 文章・資料をまとめて送りたい、急ぎではない | 返信まで時間がかかる可能性はあるが、記録が残る |
| ナレッジベース(ヘルプ記事) | 手順確認、よくある設定(DNS/SSL/WordPress等) | 自分で進められるなら最速、スクショ付きが多い |
| アカウント復旧・セキュリティ報告 | ログイン不可、なりすまし等 | 専用窓口が分かれている |
電話がないことで起きる「メリット/デメリット」
- ✅ メリット:エラー文やスクショを貼れて、原因特定が速い
- ⚠️ デメリット:口頭で一気に説明したい人はもどかしい
対策としては、チャットで「文章+証拠(エラー文・スクショ)」を先に出すのが最短です(後述のテンプレを使うとかなり楽です)。
対応時間と対応言語(日本語利用の現実)
対応時間
Hostingerは、サポートを 24時間365日として案内しています。
ただし現実には、時間帯・混雑・内容の難しさで待ち時間は変動します。
日本語で使える範囲(ここが“現実”)
初心者が安心できるポイントは2つです。
- hPanel(管理画面)は日本語表示に切り替え可能
→ 操作メニューが日本語だと、設定の迷子が減ります。 - チャットは日本語で開始できる
→ まず日本語で投げてOK。AIアシスタントが一次対応し、必要なら担当者につながる流れになりやすいです。
ただし、ここは期待値を調整しておくとストレスが減ります。
- 返答が英語寄りになる場合がある
→ そのときは「短文+箇条書き+スクショ」で補うのが最強です。 - 技術用語は翻訳ブレが起きやすい
→ 例:「DNS」「SSL」「リダイレクト」「キャッシュ」などは、日本語で説明しつつ、英単語(DNS/SSL/cache)も併記すると誤解が減ります。
ヘルプ記事・FAQの使いやすさ
Hostingerのヘルプ(ナレッジベース)は、hPanel / WordPress / ドメイン・DNS / ファイル管理 / メールなど、初心者が触る領域がカテゴリで分かれています。
「問い合わせる前に自分で試す」場合でも、やり方次第で時間効率が変わります。
初心者向け:ヘルプ記事の“最短検索”手順
- 症状を一言にする
- 例:
- 「SSLが有効にならない」
- 「DNS変更したのに反映されない」
- 「WordPressが真っ白」
- 例:
- エラー文があるなら、そのまま検索
- 例:
ERR_TOO_MANY_REDIRECTS/403/DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN
- 例:
- 手順が複数ある記事は“前提条件”だけ先に読む
- 「この機能はBusiness以上」などの条件で、時間のムダを防げます。
- 該当ページにたどり着いたら、チェックリスト化
- 手順をコピペして、上から潰すと迷子になりません。
便利な補助リソース
- 文章より動画が得意なら Hostinger Academy の解説が向きます。
- 「ヘルプ記事→チャット」の流れも強く、記事URL(タイトル)を貼って質問すると会話が早く進みます。
返信が遅いときの現実的な打ち手
「待つ」以外でできることは、実は結構あります。ポイントは “切り分け”と“往復を減らす”です。
1) まず障害・メンテ情報を確認する
チャットが混んでいるとき、裏で障害や計画メンテが走っていることがあります。
その場合、サポートに聞くより ステータスページを見た方が早く状況が掴めます。
2) 問い合わせを“1往復で終わらせる”書き方にする
返信が遅いときほど、追加質問の往復が致命的になります。最初の投稿に情報を詰めます。
最低限入れると強い情報
- 対象ドメイン(例:example.com)
- いつから(例:今日 14:20頃から)
- 何をしたら起きたか(例:DNS変更後/プラグイン更新後)
- 症状(例:真っ白/403/管理画面だけ入れない)
- エラー文(コピペ)
- スクショ(1枚で状況が分かるもの)
- 試したこと(例:キャッシュ削除、別ブラウザ、SSL再発行)
3) “緊急度”を先に宣言する(優先順位が上がりやすい)
- 🚨 例:
- 「サイトが完全に落ちている(売上・問い合わせに影響)」
- 「メール送受信が止まっている」
- 「不正ログイン疑いがある」
この3つは、ただ「困ってます」より伝わりやすいです。
4) ルートを切り替える(チャット→メール)
チャットがどうしても進まない/ログインできない場合は、メール問い合わせに切り替えるのも現実的です。
ポリシー上、メールは「一定時間内に返信」の目安が示されています。
5) それでも長引くときの最終手段
- 技術的に自分で切り戻せるなら、直近の変更を戻す(プラグイン停止、DNS戻し等)
- 復旧優先なら、バックアップから復元してから原因調査に入る
- 不正アクセス疑いなら、パスワード変更+2FAを最優先
AIサイト作成ツール・サイトビルダー
Hostingerのサイトビルダーは、「AIでたたき台を作る → ブロックで整える → SEO設定を入れて公開」という流れが得意です。
一方で、WordPressのような“拡張前提の運用”とは思想が違うため、向き/不向きの見極めが重要になります。
AIでできること/できないこと(期待値調整)
AIでできること(得意領域)
AIは主に「最初の完成度を上げる」用途で力を発揮します。
- サイトのたたき台作成
目的(業種・雰囲気・訴求)を入力すると、ページ構成・テキスト・画像を含む土台を生成できます。 - 文章づくりの補助(AI Writer等)
キャッチコピー、説明文、見出し案などの作成・言い換えがしやすいです。 - 画像生成(AI Image Generator)
写真が用意できないときに、イメージ画像を“それっぽく”用意できます。 - ブログの下書き支援(AI Blog Generator等)
0→1の作成が速く、更新習慣を作りやすいです。
AIが苦手・できないこと(ここで失敗しやすい)
AIの弱点は「事実の正確さ」と「細かい要件の反映」です。
- 業界特有の表現や、法務・規約・YMYL系の正確性
→ AI文はそのまま公開せず、必ず人がチェック&根拠確認。 - 細かいUI/動き(複雑なアニメーション、独自の挙動)
→ “それっぽい見た目”は得意でも、凝った演出は苦手になりがち。 - 高度なSEO要件の自動対応(例:hreflangの厳密運用、複雑な正規化、サイト全体の情報設計)
→ 基本は整うが、上級者の細かい設計はWordPressのほうがやりやすい場面があります。
💡期待値調整のコツ
AIには「完成品を作らせる」より、80点の土台を作らせて人が100点へ仕上げる役割を任せると満足度が上がります。
ブロック編集でのカスタマイズ性
Hostingerのビルダーは、ドラッグ&ドロップ+ブロック(セクション)編集で組み立てるタイプです。
初心者でも触りやすい反面、自由度は「WordPress+テーマ+プラグイン」ほど無限ではありません。
得意なカスタマイズ
- テキスト/画像/ボタン/セクションの追加・並び替え
- 色・フォントなどの全体スタイル調整(ブランドの統一)
- ナビゲーション(メニュー)の構成変更、ページ複製
- 埋め込み要素(ウィジェット)で外部サービスを差し込む
“詰まりやすい”カスタマイズ
- 既存テンプレの構造を大きく崩す(完全オリジナルのレイアウト)
- 仕様外の挙動(高度なホバー演出、複雑な条件分岐)
- WordPressのように「プラグインで何でも足せる」運用
✅現実的な攻略法
「こだわりたい部分」だけに力を入れて、他はテンプレ活用が効率的です。
- こだわり枠:ファーストビュー、申込み導線、実績・事例、FAQ
- テンプレ枠:会社概要、アクセス、問い合わせ、規約・ポリシー
SEO設定(タイトル・メタ・構造化等)のしやすさ
結論:基本的なSEOは十分触れる一方、上級者向けの“細かい制御”は工夫が必要です。
触れる項目(初心者がまず使うところ)
Hostinger Website BuilderのSEO設定では、主に次が管理できます。
- ページごとのタイトル/メタディスクリプション
- URL(スラッグ)の編集
- キーワードの設定
- 検索エンジンに出さない設定(noindex)
- サイトマップ
- 言語属性(lang)
- 画像のaltテキスト
- 見出しタグ(Hタグ)の考え方
- リンクのdofollow/nofollow切り替え
加えて、AIでSEO用の文言案を作る“補助”も用意されています。
構造化データ(schema)や検証タグはどうする?
「専用UIで全部できる」というより、次の考え方が現実的です。
- 基本のメタ情報はUIで整える
- 検証タグ(Search Console等)や追加スクリプトは“カスタムコード”で差し込む
- 構造化データ(JSON-LD)も、仕組みがわかる人ならカスタムコードで対応しやすい
つまずきやすい注意点
- noindex設定は、サイトマップからも外れる挙動になるため、
「なぜインデックスされない?」の原因がnoindexだった…が起きがちです。 - ブログ記事は「タイトル・概要が自動的にメタとして使われる」仕様があるため、
記事タイトルを適当に付けると、そのまま検索結果の顔になりやすいです。
✅初心者向け“最小SEOチェックリスト”
- 各ページに 固有のタイトル/説明文(使い回ししない)
- URLは短く、意味が通る英単語・ローマ字に
- 画像にalt(装飾画像は空でもOK、意味がある画像に付ける)
- noindexの誤設定がないか確認
- 公開後にサイトマップをSearch Consoleへ送信
WordPressとどちらを選ぶべきか(用途別判断)
迷ったら、「更新の目的」と「将来の拡張」を基準に決めると失敗しにくいです。
用途別のおすすめ早見表
| 目的 | サイトビルダーが向く | WordPressが向く |
|---|---|---|
| 早く公開したい(名刺サイト・LP) | ◎ 最短で形にしやすい | ○ テーマ選びに時間がかかることも |
| 文章更新は少なめ(固定ページ中心) | ◎ | ○ |
| ブログを伸ばしたい(記事資産が主役) | ○(軽量運用なら) | ◎ 記事運用・拡張が強い |
| 高度なSEO運用(細かい制御・検証を重ねる) | △ 工夫は必要 | ◎ プラグイン含め自由度が高い |
| 予約・会員・決済など複雑な機能 | △ 埋め込み中心 | ◎ 仕組みを組みやすい |
| 多言語を本格運用(SEO含む) | ○(手動翻訳が前提) | ◎ プラグイン等で設計しやすい |
迷ったときの結論(実務的)
- まず最短で公開して検証したい → サイトビルダー
- 記事を積み上げて集客したい/将来の拡張が見えている → WordPress
- どっちも捨てがたい →
①ビルダーで仮サイト→②反応が取れたらWordPressへ本格移行(王道です)
サイト移転(無料移行)の流れ
Hostingerの無料移行は、ざっくり言うと 「移行リクエスト → Hostinger側が複製 → こちらは最後にDNS切替」 です。
DNSを切り替えるまで元サイトは稼働させておけるので、初心者でも“事故りにくい”設計になっています。
対応範囲(WordPress/他CMS/メール等)
まず最初に「何が移行できて、何が移行対象外か」を押さえるのが一番大事です。
無料移行で主に対応しやすいもの
- WordPress(セルフホスト型の単一サイト)
- cPanel/WHM環境のサイト
- WordPress/cPanel以外でも、バックアップ(ファイル+DB)をアップロードできるタイプのサイト
- オープンソースCMS全般(例:Joomlaなど)
逆に、注意が必要・対象外になりやすいもの
- WordPressマルチサイト:自動/無料移行の対象外になりやすい(手動移行が必要)
- 独自のサイト作成サービス系(例:Shopify、Squarespace、Google Sitesなど):同じ形での“移行”は難しく、基本は作り直しになります
- 移行に含まれにくい設定類(よく忘れがち)
- Cron(定期実行)
- DNSレコード
- 独自SSLの細かい設定
- 既存のFTPアカウント など
メールはどうなる?
ここは誤解が多いポイントです。
- サイト移行(Web)とメール移行は別物になりやすいです
- Hostinger側の案内でも、メールは原則手動で移行(=メールアカウント作成、DNSのMX/SPF/DKIM、メール本文のインポートなど)という扱いが基本です
💡初心者向けの結論
「サイトは任せられるが、メールは自分で切替が必要なケースが多い」と考えておくと安全です。
事前準備(バックアップ・DNS・停止時間の最小化)
無料移行はラクですが、事前準備で成否が決まります。ここだけ丁寧にやると、トラブルが激減します。
1) まず“移行の前提”を整える
- 移行先(Hostinger)で、ホスティング契約+ドメイン追加まで済ませておく
- 旧サーバー側の管理画面やWordPressで、次が有効なら一時的に外す
- 二段階認証
- bot対策(ログイン制限やWAFの強め設定)
※移行チームがログインできないと、そこで止まりがちです
2) バックアップは「念のため」ではなく「必須」
- WordPressなら:ファイル+DB(できればプラグインやホスト側バックアップも併用)
- 画像やアップロードが多いサイトほど、バックアップ作成に必要な空き容量も要チェック
3) 停止時間を最小化するDNS戦略
やることはシンプルです。
- DNSは移行完了まで切り替えない
- 先にHostinger側へ“複製”してもらい、プレビュー用URL(またはSkipDNS等)で中身を確認
- 問題がなければ最後にDNSを切り替える
さらに堅くするなら:
- 可能ならDNSのTTLを事前に短めに(切替反映が早くなりやすい)
- 切替はアクセスの少ない時間帯に
- 切替当日は更新作業(記事投稿・商品追加など)を控える
→「旧サーバーだけ更新されて、差分が出る」を防げます
移行後チェックリスト(表示・SSL・メール・速度)
DNS切替が終わったら、次の順でチェックすると迷いません。
(上から順に“影響が大きい順”です)
表示チェック(最優先)
- トップ/主要ページが表示される
- 画像が欠けていない(特にトップのKV、アイキャッチ)
- フォーム送信ができる(問い合わせ、資料請求など)
- 管理画面にログインできる(WordPressの場合)
SSL(HTTPS)チェック
- httpsで開ける
- http→httpsの転送が正しく効いている
- 混在コンテンツ(鍵マーク警告)が出ていない
メールチェック(メールを使っている場合は最重要)
- 受信できる(Gmail/携帯/別ドメインからテスト)
- 送信できる(SMTP設定・認証情報)
- 旧メールの必要分が移行できている(インポート/IMAP同期)
- 迷惑メールに入りやすくない(SPF/DKIMが整っているか)
速度チェック(体感の確認→数値の確認へ)
- まず体感:国内から数回アクセスして「明らかに重くないか」
- 次に数値:外部計測ツールでTTFBや読み込み時間を確認
- キャッシュ/CDNを使っているなら、ON/OFFで差を確認(“効くページ・効かないページ”があるため)
最後に:運用面の確認
- バックアップが取れている(自動バックアップの有無・頻度)
- 定期処理(Cron等)を使っていたなら、Hostinger側で再設定
- 重大ページ(決済、会員、予約)があるなら、実際に一連の導線を通してテスト
他社比較で見落としがちなポイント
「月額が安い=最安」とは限りません。Hostingerに限らず、“初回だけ安い”設計のホスティングは多いので、比較のときは「総額」と「困ったときの逃げ道」を先に揃えるのが失敗しにくいです。
比較軸(初回/更新、速度、サポート、移行、拡張性)
下の表のチェック項目を埋めるだけで、候補がかなり絞れます。
| 比較項目 | 見落としやすい点 | チェックのコツ |
|---|---|---|
| 初回価格 / 更新価格 | 初回割引が大きいほど、更新後の差が出やすい | 申込み画面で「更新時価格」「自動更新ON/OFF」を確認。更新後の年額(or月額)もメモ |
| 契約期間 | 長期ほど安いが、合わなかった時の乗り換えコストも増える | まずは返金保証内で検証→OKなら長期、が安全 |
| 返金保証 | “保証あり”でも対象外がある | 規約で期間・対象サービス・例外を確認(Hostingerは原則30日枠) |
| サポート | 連絡手段・言語・営業時間で体験が激変 | Hostingerは電話なしでライブチャット中心。国内勢は電話/チャット時間が明示されがち |
| サーバー拠点(日本向け) | 日本向けサイトは拠点が遠いと遅延が出やすい | “日本に近い拠点(SG/MY等)を選べるか” “CDNの効かせやすさ”で判断 |
| 管理画面 | 慣れないと運用ミスが起きる(DNS/SSL/バックアップ) | 画面のわかりやすさ+「請求書DL」「更新停止」などの導線も見る |
| バックアップ | “自動”でも頻度・保存世代・復元方法が違う | どこまでが標準か、復元が数クリックで終わるか |
| メール | “無料”でも容量・転送・SMTP制限が違う | 会社メール運用なら、先に仕様確認 |
| 移行 | “無料移行”でも対象範囲が違う | WordPressのみか、メール移行は別か、など範囲を確認 |
| リソース上限/拡張性 | 共有プランは急増アクセス時に頭打ちになりやすい | 将来「クラウド/VPSへ移行」しやすいかも評価 |
ポイントは、「価格」→「サポート」→「拠点」→「拡張」の順で見ていくことです。最安だけで選ぶと、後から“運用コスト(時間)”が増えがちです。
海外ホスティング同士での違い
海外ホスティングは似て見えますが、実は「運用体験」がかなり違います。比較するなら、ここを重点的に。
- サポートの作法が違う
- Hostingerは電話サポートを提供しない方針で、ライブチャット中心(24/7)。困ったときは「チャット前提」で考えるのが現実的です。
- 一方で、海外勢でも電話・チャット・チケットを揃えているところもあります。
→ “緊急時にどの経路があるか”は、同じ海外でも差が大きいです。
- データセンターの考え方が違う
- Hostingerはアジア拠点(例:シンガポール、マレーシア等)を選べますが、日本専用拠点があるとは限りません。
- 海外勢の中には、シンガポール拠点や、CDN側で東京を含むところもあります。
→ 日本向けは「最寄り拠点+CDN」が効く構成の方が体感が安定しやすいです。
- 便利機能の“標準装備”範囲が違う
- 例として、ステージングのような運用機能が「上位プランのみ」の事業者もあります。
→ “上位じゃないと欲しい機能が揃わない”ケースがあるので、必要機能→必要プランの順で照合します。
- 例として、ステージングのような運用機能が「上位プランのみ」の事業者もあります。
- 返金・請求周りの作法が違う
- 返金期間は30日が多い一方、対象サービスや例外(支払い方法など)に差があります。
- 請求書・領収書の取り回しも運用上重要。Hostingerは管理画面から請求書をダウンロードできます。
→ 法人・経費処理が絡むなら、ここは最初に確認した方が早いです。
国内レンタルサーバーと迷う場合の判断基準
「国内がいい?海外がいい?」で迷ったときは、次の3つで決めるのがシンプルです。
- 日本語サポート最優先なら国内が強い
- 国内サービスは、電話/チャットの受付時間や窓口が明確に書かれていることが多く、トラブル時の心理的負担が小さめです。
- 逆に海外勢は、チャットは早いが日本語でのやり取りが常に快適とは限らないことがあります。
→ 「サーバーに詳しくない」「自分で切り分けが苦手」なら、国内寄りが無難。
- 日本向けの速度・安定を“堅く”取りたいなら国内が安定しやすい
- 日本国内の利用者が中心なら、物理距離の面で国内拠点は有利になりやすいです。
- Hostingerでもアジア拠点を選ぶことで改善は狙えますが、最終的には拠点+CDN+サイト設計の総合戦になります。
→ 体感を重視するなら、まず「拠点の近さ」を優先して比較。
- コスト最優先なら“総額”で比較
- 海外勢は初回割引が強く、支払い方法も柔軟なことがあります(Hostingerは日本円決済・複数決済手段に対応)。
- ただし更新後で差が逆転することもあるので、初回総額と更新後総額の2段で比較するのが鉄則です。
迷ったら、次の優先順位で決めるとスムーズです。
- サポート(言語・窓口)を優先するなら → 国内寄り
- 費用(初回割引+支払いの柔軟性)を優先するなら → Hostinger含む海外勢も有力
- 将来の拡張(クラウド/VPS移行)が前提なら → “移行しやすいラインナップ”のある事業者を選ぶ
よくある質問(FAQ)
更新時に料金が上がるのはなぜ?
Hostingerは、はじめの契約期間(特に長期)に大きな初回割引が入る設計です。
そのため、2回目以降(更新時)は通常価格(更新レート)に戻り、初回より高く見えます。
失敗しないコツは次の3つです。
- 申込み画面で「更新時の月額(Renews at…)」を必ず確認する
- 「最初だけ安い」前提で、更新後の年間コストもメモして比較する
- 迷うなら、最初は短めの契約で試して、納得してから長期にする
バックアップや復元は追加費用になる?
結論、バックアップは基本機能として用意されていますが、頻度や“毎日バックアップ”の扱いはプランで差が出ます。
- 自動バックアップは、一般的に
- 週次バックアップ:全プランで利用できる枠
- 日次バックアップ:Business以上で利用できる枠
- 復元は、hPanelの「Backups(バックアップ)」から選んで戻す形が基本です
おすすめ運用(初心者向け)
- 重要サイトは、Hostingerのバックアップに加えて
- WordPressプラグイン(UpdraftPlus等)
- もしくは手元/別ストレージ
の二重化をすると安心です
低価格の理由は? 性能面での注意は?
低価格になりやすい理由は「悪い意味で安い」というより、ビジネスモデルの違いが大きいです。
- 長期契約の初回割引で、入口価格を下げる
- 管理画面(hPanel)やチュートリアルを整備して、自己解決を促進
- 世界向けの運用で、規模のメリット(大量運用)を活かす
性能面の注意(ここが落とし穴になりやすい)
- 共有プランは、どの会社でもリソース上限がある
- アクセス急増・重いプラグイン・同時処理が増えると影響が出やすい
- 日本向けサイトは、拠点の距離(遅延)で体感が変わる
- キャッシュ/CDNで改善しやすいので、後述のCDNもセットで考える
CDNは使える? 設定は難しい?
使えます。Hostingerには内蔵CDNが用意されており、対象プランならhPanelから有効化できます。
- 利用条件のイメージ
- Business以上のWeb Hosting系プランで利用できる(VPSは別扱いになりやすい)
- 設定の難易度
- hPanelで「CDN」を探してONにするだけなので、手順自体は難しくありません
- 注意点
- ドメインがHostinger側へ正しく向いていないと有効化できないケースがあります
- 反映まで時間がかかることがあります(待ち時間が出る前提で)
「CDNって何から触れば…」という場合は、まずは 内蔵CDNをON → 表示速度を再計測 が最短です。
日本から運用して困りやすい点は?
よく詰まりやすいのは「海外サービスならでは」の部分です。
- 管理画面・ヘルプは日本語化されていても、英語の案内が混ざることがある
- 困ったら、翻訳ツール前提で“コピペしやすい形”で質問するのが現実的です
- 体感速度は、拠点の距離+CDN有無+サイトの作りで差が出る
- 最初にCDNを使うだけでも改善しやすいです
- メールや追加オプションは、無料期間/範囲が変わることがある
- 「最初は無料」でも、2年目以降に費用が発生しやすい項目です
- ドメイン移管は、一般に数日単位の時間がかかる
- まずは“移管”ではなく、DNS変更だけで運用開始する方が楽なこともあります
メールは標準で付く? 別契約が必要?
「メールが使えるか?」だけなら 使えます。ただし、初心者が見落としやすいのがここです。
- ホスティングに「Free Email」が付くことがある一方、無料は1年など期間限定になりやすい
- 2年目以降は、必要に応じてBusiness Email等へアップグレードする流れになりやすい
メールを長期で安定運用したい場合は、次のどちらかで最初に方針を決めると迷いません。
- Hostingerのメールを使い続ける前提(将来の費用も織り込む)
- メールは外部(例:Google Workspace等)に寄せる(ホスティング移転に強い)
途中でプラン変更できる?
できます。基本は上位プランへアップグレードする形で、hPanelから操作します。
- アップグレードは数分で完了する案内があり、データも自動で引き継がれる設計です
- Web → Cloud など“系統が変わるアップグレード”では、IPが変わる場合があるので、切替後の確認は必須です
初心者のおすすめはこれです。
- 最初は無理に上位にせず
- 共有で開始 → 2. 伸びたらBusiness/Cloudへ
の段階アップで十分なことが多いです
- 共有で開始 → 2. 伸びたらBusiness/Cloudへ
リスクを抑えて試す方法(返金保証の使い方)
Hostingerは30日返金の枠が用意されています。初心者は「試し方」を決めておくと安全です。
おすすめの試し方(例)
- まずは“本番移行”を急がず、テスト用に
- WordPressを新規で立てる
- 表示速度を測る
- バックアップ/復元を一度試す
- 納得できたら、移行(マイグレーション)を依頼・実施
- 合わないと判断したら、期限内に解約/返金手続きを進める
注意点
- 返金の対象外や例外(支払い方法・ドメイン関連など)があるので、購入前にポリシーをざっと確認しておくのが安心です
乗り換えは簡単? 作業の目安は?
Hostingerには無料のサイト移行が用意されています。初心者がいちばんラクなのは「先に移行 → 最後にDNS切替」です。
作業の全体像
- 移行を申請(hPanelから)
- 移行が完了するまで、元サーバーはそのまま稼働(止めない)
- 完了後にDNSを切り替える
- 表示/SSL/フォーム/メールを確認する
時間の目安(ざっくり)
- WordPressの“シンプルな自動移行”は短時間で終わることがある
- それ以外(他CMSや構成が複雑、データ量が多い等)は、もっと時間がかかることがある
- 公式案内でも、移行は内容により時間が変わる前提です
注意点(ここが詰まりやすい)
- メール移行は別作業になりやすい(サイト移行と同じ感覚で待つとズレます)
- DNS反映(伝播)もあるので、完全に切り替わるまで時間差が出ます
まとめ:Hostingerを選ぶ前の最終確認
Hostingerは「コストを抑えて素早く公開したい」「WordPressやサイトビルダーで運用したい」人に向きやすい一方、海外サービスならではの“クセ”もあります。
最後に、迷いを消すためのチェック項目と、最短で公開まで進む手順をまとめます。
判断のチェック項目(用途・予算・運用体制)
用途(何を作るか)
- [ ] 個人ブログ/小規模サイト/LPが目的(まずは軽めの構成)
- [ ] WordPressで記事を増やす(テーマ・プラグイン運用を想定)
- [ ] AIサイトビルダーで短時間に形にしたい(固定ページ中心)
- [ ] 将来、アクセス増や機能追加がありそう(上位プランやVPSへ段階移行を想定)
予算(“初回の安さ”ではなく総額)
- [ ] 申込み画面で 更新価格(Renews…)を確認した
- [ ] 「初回総額」と「更新後1年分」の両方で比較できている
- [ ] 必要なら自動更新を止める運用もできる(更新で驚かない)
運用体制(困ったときの現実)
- [ ] サポートは ライブチャット中心でOK(電話は不要)
- [ ] 日本語で問い合わせはできるが、必要なら英語文面でもやり取りできる(翻訳ツール併用でもOK)
- [ ] “メール運用”が重要なら、メールの方針を決めている
- Hostingerメールを使う/外部メール(Google Workspace等)に寄せる、のどちらか
技術面(事故りやすいポイントだけ確認)
- [ ] サイト移転があるなら、移行完了 → 最後にDNS切替で進める(停止時間を最小化)
- [ ] SSLは基本自動で入る想定だが、移転後は https表示・鍵マーク・混在コンテンツを確認する
- [ ] バックアップの頻度(週次/日次)と、復元手順(どこから戻せるか)を把握している
リスク管理(試してダメなら引き返す)
- [ ] 30日返金の条件をざっくり理解している
- [ ] 「まず検証 → 良ければ長期契約」の順で進めるつもり
申し込み〜公開までの最短ステップ(5段階)
ステップ1:目的に合うプランを決める
- まずは「何を作るか」を1行で決めます
- 例:ブログ中心(WordPress)/LP中心(サイトビルダー)/複数サイト運用 など
- 迷ったら、小さく始めて段階アップが基本です(後から上位へ変更できる)
ステップ2:ドメイン方針を決める(新規取得 or 既存利用)
- 新規取得:Hostingerで取る or 他社で取る
- 既存ドメイン:
- すぐ公開したいなら「移管」より「DNS接続」のほうが楽なことが多いです
ステップ3:支払い前に“更新価格と返金”だけ確認する
- 申込み画面で確認するのはこの2つだけでOK
- 更新時の価格
- 返金条件(30日枠・例外)
- ここを見ておくと「思ったより高い…」事故を避けられます
ステップ4:サイトを用意する(WordPressかサイトビルダー)
- WordPressの場合:hPanelの Auto Installer からインストールが最短
- サイトビルダーの場合:テンプレ or AI生成で土台を作り、ブロック編集で整える
- 最初は「トップ+問い合わせ+プライバシーポリシー」まで作れれば公開できます
ステップ5:公開設定と最終チェック(ここだけ丁寧に)
- ドメイン接続(DNSの切替が必要なら、反映に時間差が出る前提で)
- SSL(https)確認
- 表示確認(スマホ/PC、主要ページ、フォーム)
- 速度の体感チェック(CDNやキャッシュは後から最適化でもOK)
- 移転の場合は、旧サーバー解約を急がず数日〜1週間は並走が安全
Hostingerは“万能”ではありませんが、ポイントを押さえて選べば、コスパの良い現実解になり得ます。
この記事のチェックリストを使って、あなたの用途・予算・運用体制に合うかを確認し、納得できる形でスタートしてみてください。
