クリニックホームページ制作の教科書|費用・流れ・集患まで全部わかる
「クリニックのホームページ、そろそろ作らないと…」と思いつつ、いざ動こうとすると迷いませんか?
「制作費用の相場が分からない。月額型と買い切り、結局どっちが得?」
「何を載せれば患者さんが安心する? 診療案内だけで足りるの?」
「予約が増える導線って、具体的にどう作るの?」
「医療広告ガイドラインに触れないか心配…NG表現を避けつつ魅力を伝える方法は?」
「制作会社に頼むとき、何を準備して、何を確認すれば失敗しない?」
「公開した後って何をすればいい? 運用や改善まで考えないと意味がない?」
クリニックのホームページは、ただ“きれいに作る”だけでは成果につながりません。患者さんが来院前に求めているのは、治療の詳細より先に 「ここなら安心して相談できそう」 と思える材料。そして迷わず 予約・問い合わせ に進める分かりやすさです。
一方で、医療サイトは信頼性が強く求められます。
だからこそ、この記事では 費用や手順の話だけで終わらせず、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を意識しながら、医院としての情報をどう整えればいいかまでを一気通貫で解説します。
この記事を読み終える頃には、次のことが整理できるはずです。
- クリニックHP制作の費用相場と、見積もりでズレやすいポイント
- 制作の流れと、院内が準備すべきもの(写真・原稿素材・診療情報)
- 予約・電話・地図へ迷わせない 導線設計
- 医療広告ガイドラインに配慮しつつ、信頼を積み上げる表現と運用
- 公開後に集患を伸ばす SEO/MEO・改善の回し方
「何から始めればいいか分からない」「制作会社に丸投げして失敗したくない」
そんな方でも、手順通りに進めれば“迷いなく公開まで走れる”ようにまとめました。
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まず結論:クリニックHPは「来院前の不安解消」と「予約導線」で差がつく
クリニックのホームページは、いわば「来院前の説明室」です。
患者さんは、いきなり治療の専門的な話から読むというより、先にこう考えます。
- ここ、ちゃんとした医院だろうか
- 先生やスタッフはどんな人だろう
- 予約は簡単?迷わず行ける?
- 自分の症状は診てもらえる?費用感は?
この“不安”をほどく順番で情報を置くと、自然に予約(電話・Web予約・LINE)まで進みます。
逆に、不安が残ると「比較のために戻る(離脱)」が起きやすくなります。
患者が見ているのは“治療内容”より先に「安心できる材料」
患者さんが最初に探すのは、治療の詳細よりも「安心の根拠」です。
初心者でも実装しやすいよう、まずは「安心材料」を型でそろえるのが近道です。✅
安心材料チェックリスト(まずはここから)
| 何が安心につながる? | 具体例 | 伝え方のコツ |
|---|---|---|
| 先生がどんな人か | 経歴、資格、所属、得意領域、診療方針 | “言い切り”より根拠(実績の誇張は避ける) |
| どんな場所で受けられるか | 院内写真、設備、感染対策、バリアフリー | 写真は「外観→受付→待合→診察」の順が親切 |
| 何をしてくれるか | 診療内容、対象症状、検査、対応範囲 | 「できる/できない」を明確にすると信頼が上がる |
| どう進むか | 初診の流れ、持ち物、所要時間、支払い方法 | 来院当日の不安が一気に減る |
| いくらくらいか | 料金表、保険/自費の区分、追加費用の有無 | 自費は特に条件・注意点もセットで |
| すぐ行けるか | 予約ボタン、電話、診療時間、アクセス、駐車場 | スマホで「予約・電話・地図」を迷わせない |
ここで大事なのは、情報量を増やすことではなく、患者が気になる順に並べることです。🔎
おすすめはこの並べ方です。
- 予約(電話・Web)
- 診療時間・アクセス
- 初診の流れ
- 診療案内(症状・治療)
- 料金
- 医師/医院紹介(安心の根拠)
補足(医療広告の観点)
クリニックHPは表現にルールがあるため、強い断定・過度な比較・誇張に見える言い回しは避け、客観的で正確な情報に寄せるほど、結果的に信頼(=予約)に効きます。
ゴールを3つに分ける:①新患 ②再来 ③採用(どれを優先するか)
「良いホームページ」を作ろうとすると、全部盛りになって迷いがちです。
そこでゴールを3つに分け、いま最優先の1つを決めると設計が一気に簡単になります。
① 新患(はじめて来る人を増やす)
重視される行動: 予約・電話・地図タップ
必要なページ/要素:
- 症状・お悩み別ページ(例:○○が気になる方へ)
- 初診の流れ、料金の考え方、アクセス
- 予約導線(ボタン位置・フォーム簡略化)
よくある失敗: 情報はあるのに、予約ボタンが見つからない/「対象かわからない」
② 再来(既存患者の利便性を上げる)
重視される行動: 診療時間確認、休診情報、予約変更、必要情報の確認
必要なページ/要素:
- お知らせ(休診・担当医・検査/ワクチン案内)
- よくある質問(持ち物、支払い、再診の流れ)
- 連絡手段(電話/LINE等)を迷わせない
よくある失敗: トップで必要情報に到達できず、電話が増えて院内負担が上がる
③ 採用(応募を増やす)
重視される行動: 応募・問い合わせ
必要なページ/要素:
- 求める人物像、業務内容、勤務条件、教育体制
- 院内の雰囲気(写真、1日の流れ)
- 応募導線(フォーム・連絡先)
よくある失敗: 条件が曖昧で、ミスマッチ応募が増える
初心者向け:優先順位の決め方(迷ったらこれ)
次の3つだけ決めると、ホームページ全体がブレません。
- 一番増やしたい行動はどれ?(予約/電話/応募 など)
- その直前に患者(応募者)が知りたいことは何が3つ?
- その3つをトップから近い順に置けている?
この考え方は、検索エンジンが重視する「人のために役立つ情報」を作る上でも相性が良いです。
制作方法の選び方|制作会社・医療特化・月額サービス・自作の最適解
クリニックのHP制作で一番多い失敗は、「目的と手段(作り方)がズレる」ことです。
先に結論から言うと、選び方はシンプルで、次の3つでほぼ決まります。
- 集患の難易度:競合が強い/自由診療で比較されやすい/広告も絡む
- 更新頻度:休診・担当医・お知らせ・ブログを月に何回出すか
- 院内の工数:原稿・写真・チェックに割ける時間(現実ベース)
まずは迷わないために、ざっくり比較を置きます。
制作方法の比較(ざっくり)
| 選択肢 | 立ち上げスピード | 自由度 | 院内の手間 | 医療広告・品質のリスク | 向きやすいケース |
|---|---|---|---|---|---|
| 制作会社(医療特化) | △〜○ | ○ | △ | 低め | 競合が強い/自由診療/集患を伸ばしたい |
| 制作会社(一般) | △ | ○ | △ | 体制次第 | ブランド重視/既に院内に知見がある |
| 月額・制作システム | ○ | △ | ○ | 中 | 早く公開したい/更新が多い/初期を抑えたい |
| 自作・テンプレ | ○〜△ | △〜○ | 高い | 高め | 院内に詳しい人がいる/小規模で試す |
ポイント:初心者ほど「初期費用の安さ」だけで選ぶと、あとで 修正・運用コスト(時間/手戻り) が膨らみやすいです。
制作会社に頼むべきケース(自由診療/競合過多/ブランディング重視)
制作会社を選ぶ価値が最も出るのは、“設計の難易度が高い”ときです。
特に次の条件があるなら、制作会社(できれば医療特化)を第一候補にしてOKです。
制作会社向きの代表パターン
- 自由診療を扱う(比較・検討されやすく、説明の設計が難しい)
- 競合が強い地域/診療科(地域名+診療科で上位が固い)
- リニューアルで反転したい(今のサイトが古い・予約が増えない)
- 採用も取りたい(患者導線と採用導線の両立が必要)
- 医院の“らしさ”が強い(ブランディング、写真・世界観が重要)
医療特化と一般制作会社の違い(初心者向けに超要点)
同じ「制作会社」でも差が出るのは、主にここです。
- 医療広告のチェック体制があるか(誰が・どこまで・いつ確認するか)
- 患者導線の型を理解しているか(スマホの予約/電話/地図、初診の流れ、FAQなど)
- 医師・医院情報の見せ方(信頼を積む出し方、誇張しない言語設計)
- 公開後の改善まで一緒に見るか(アクセス解析、導線改善、ページ追加)
依頼前に決めておくと成功率が上がる「3点セット」
ここが曖昧だと、良い会社でもHPが伸びません。
- 最優先ゴール:新患/再来/採用(どれが最重要か)
- KPI:予約・電話・LINE・地図など「増やす行動」を1つ決める
- 制約:医療広告の表現・院内確認フロー・素材準備の可否
見積もり比較で“ズレ”を防ぐチェックリスト
見積もりの金額差は、だいたいここで決まります。
- 原稿作成:院が書くのか、制作側が整えるのか
- 写真:撮影あり/なし(写真の質はCVに直結しやすい)
- 予約導線:既存予約システムとの連携範囲
- 保守:更新・バックアップ・障害対応・セキュリティの範囲
- 引き渡し:ドメイン/サーバー/管理画面の権限、データ移管可否
契約前に必ず聞く質問(短く)
- 「医療広告のチェックは誰が、いつ、どの範囲までやりますか?」
- 「解約時にサイトデータ一式は受け取れますか?」
- 「保守に含まれる作業と、含まれない作業はどれですか?」
月額・制作システムが向くケース(スピード優先/更新頻度が高い)
月額型(制作システム/テンプレ+サポート)は、“早く公開して運用しながら育てる”のに強いです。
特に初心者が「まず形にする」には現実的な選択肢になります。
月額・制作システムが合いやすい条件
- とにかく早く公開したい(開院・移転・リニューアルの期限がある)
- 更新が多い(休診・担当医・お知らせ・ワクチン/検査案内など)
- 院内で簡単な編集はできる(文章の差し替え、画像変更)
- 初期費用を抑えつつ、運用に予算を回したい
月額型で失敗しない“見えない”確認ポイント
月額型は便利ですが、後から困るのは「権利・移管・SEOの制約」です。
導入前にここだけはチェックしてください。
サービス選定のチェック
- 独自ドメインが使えるか(検索評価・移転のしやすさに影響)
- データの持ち出しができるか(解約時に移管できるか)
- ページ構成の自由度(診療科が増える、分院ができる等に対応できるか)
- 計測が入れられるか(GA4等の解析・CV計測)
- 医療広告への配慮があるか(表現チェックの運用があるか)
- 表示速度/スマホ最適化が担保されるか(テンプレでも差が出る)
月額型を“強くする”運用のコツ
月額型は「公開して終わり」にしないほど強いです。
- トップに 予約/電話/地図 を固定(スマホ最優先)
- よくある質問を、院内の電話内容から増やす(毎月1〜2本でOK)
- 診療案内は「治療名」だけでなく 症状ベース の入口も作る
例:×「〇〇治療」だけ → ○「〇〇が気になる方へ」
自作・テンプレ運用の落とし穴(医療広告・品質・保守の見落とし)
自作は「最安」に見えますが、初心者ほどハマりやすいのは “見えないコスト” です。
特にクリニックは、一般サイトより注意点が多いので、軽く考えるのは危険です。
落とし穴1:医療広告の表現で“知らずにNG”になりやすい
医療系は、表現のルールがあるため、良かれと思って書いた文がリスクになります。
- 強い断定(絶対・必ず 等)
- 比較で優位を言い切る表現
- 誇張に見える実績表現
- 体験談・ビフォーアフターなど(扱いに注意)
自作するなら、公開前にチェックの仕組みを作るのが必須です。
(院内だけで不安なら、第三者チェックを挟むのも現実的です)
落とし穴2:見た目は整っても「予約導線」が弱くなりがち
テンプレは“それっぽく”作れますが、患者が迷うのは主にここです。
- 予約ボタンが目立たない
- 初診の流れが見つからない
- 料金・対象症状が分かりにくい
- アクセス(駐車場/最寄り/地図)が弱い
最低限の型(自作でもここは守る)
- スマホで上部か固定で:予約/電話/地図
- 初診ページに:持ち物・所要時間・支払い・予約方法
- 診療案内は:対象の人/対象外の人 を明確に
落とし穴3:保守・セキュリティが“後回し”になって詰む
自作で多いのは、公開後の放置です。これが一番危険です。
- 更新が止まる(古い情報が残る)
- バックアップがない
- 不具合時に戻せない
- セキュリティ更新を忘れる
自作するなら、最初から次を「ルール化」してください。
- 月1回の更新日を決める(診療時間・休診・料金・FAQ)
- バックアップの方法を決める(自動化が理想)
- トラブル時の連絡先(サポート)を用意する
費用相場と見積もりの見方|“総額”がズレるポイントを先に潰す
クリニックHPの費用で混乱しやすいのは、「初期費用だけ見て判断してしまう」ことです。
実際は、総額がこういう形で決まります。
総額(目安)= 初期制作費 + 追加オプション + 月額運用費(保守/更新/サーバー等)
なので、見積もりは 「1年〜2年の総額」 まで見て比較すると失敗しにくいです。
価格帯の目安:テンプレ/セミオーダー/フルオーダー/予約・問診連携
相場は幅がありますが、初心者がまず掴むべき“ざっくり”は次の通りです(※制作範囲やページ数で上下)。
| 区分 | 初期費用の目安 | 月額の目安 | だいたい含まれやすいもの |
|---|---|---|---|
| テンプレ型(既製デザイン中心) | 0〜20万円/または30〜60万円 | 5,000〜10,000円前後 | 基本ページ、スマホ対応、簡易更新 |
| セミオーダー(テンプレ+調整) | 50〜120万円前後 | 5,000〜30,000円前後 | 導線設計、写真/文章サポートの一部 |
| フルオーダー(独自設計・独自デザイン) | 60〜150万円以上(規模で増) | 5,000〜30,000円前後 | 競合設計、構成最適化、改善前提の設計 |
| 高機能・連携あり(予約/問診/多言語など) | 100万円〜/大規模は200万円〜 | 30,000〜50,000円前後 | 連携開発、運用体制、セキュリティ配慮 |
幅が出る主な理由(ここが“総額ズレ”の原因)
- ページ数(診療科・症状別ページが増えるほど工数増)
- 写真撮影の有無(プロ撮影は成果に直結しやすい)
- 原稿作成の有無(医療向けの言い回し調整も含む)
- 予約・問診などの外部システム連携の有無
- 公開後の運用(更新代行・改善・レポート)をどこまで含むか
迷ったらこの結論でOK
- “競合が強い / 自由診療 / 集患を伸ばしたい” → セミオーダー以上が安心
- “早く公開したい / 更新が多い / まず形にしたい” → 月額型が相性良い
- “院内に詳しい人がいる / 小規模で試す” → 自作も可(ただし注意点あり)
見積もりの内訳チェック(設計・原稿・撮影・CMS・保守・解析)
見積もりは「項目の名前」より、成果物(何が納品されるか)で見てください。
チェックはこの順番が実務的です。
1) ページ構成が明記されているか
- 何ページで、どのページが含まれるか(例:トップ、診療案内、初診案内、料金、アクセス、FAQ…)
- “1ページ”の定義(長い1枚ページなのか、複数ページなのか)
2) 設計(情報設計・導線設計)の有無
- スマホで 予約/電話/地図 をどう見せるか
- 初診の流れをどこに置くか
- 「症状→診療案内」への導線があるか
3) 原稿まわり(誰が、どこまでやるか)
- 院が書くのか、制作側がヒアリングして整えるのか
- 校閲(表現チェック)の回数・責任範囲
※医療系は表現ルールがあるため、ここが品質を左右します
4) 写真・素材
- 撮影の有無、撮影カット数、撮影時間、レタッチ範囲
- 素材提供だけの場合、見栄えが落ちない設計になっているか
5) CMS(更新のしやすさ)
- どこを院内で更新できるか(お知らせ、休診、ブログ、スタッフ紹介など)
- 編集マニュアルがあるか
6) 解析(改善の土台)
- どこまで計測するか(予約ボタン、電話タップ、地図タップ等)
- レポートの頻度(必要なら)
見積もり比較をラクにする“依頼文”テンプレ(そのまま使えます)
- 目的:新患(または再来/採用)を増やす
- 目標:予約(or 電話)を増やす
- 必要ページ:トップ+基本ページ+診療案内+初診案内+料金+アクセス+FAQ
- オプション候補:写真撮影/原稿サポート/予約連携
- 希望:見積もりに「ページ一覧」「含まれる作業」「月額に含まれる内容」を明記してほしい
これだけで、会社ごとの見積もりを“同じ土俵”に乗せやすくなります。
追加費用になりやすい項目(写真撮影・原稿作成・予約機能・多言語)
初期見積もりが安く見えても、次の項目で後から増えがちです。
追加費用の“定番”
- 写真撮影:撮影の有無で信頼感が大きく変わる(追加になりやすい)
- 原稿作成:ページ数が増えるほど費用が伸びる
- 特に医療系は「分かりやすさ+適切な表現」の両立が必要
- 予約機能・問診連携:外部システム連携やカスタマイズで増えやすい
- 例:既存の予約システムに合わせた導線調整、フォーム最適化など
- 多言語:単純翻訳だけでなく、ページ増・運用増になりやすい
- SEO/コンテンツ設計:症状別ページやFAQ拡張をやるほど工数増
- セキュリティ/保守強化:運用体制を固めるほど月額が上がる場合あり
後から高くなる“よくあるパターン”
- 最初はテンプレで開始 → 後でページを追加したくなる(症状別/費用説明/採用強化)
- 「原稿は院で用意」としていたが、忙しくて進まない → 制作側に依頼し直す
- 予約導線だけ後付け → 全体のUI/導線を作り直しになり、結果割高
先に「追加になりそうな項目」を洗い出しておくだけで、総額ブレをかなり抑えられます。
「月額に何が含まれるか」を分解して比較する
月額(保守・運用費)は、会社によって中身が全然違います。
金額だけで比較せず、“分解”して確認してください。
月額に入りやすい項目(例)
- サーバー/ドメイン管理(代行含むか)
- SSL更新、バックアップ
- システム・プラグイン更新(WordPress等)
- 障害対応(復旧の範囲・時間)
- 軽微修正(テキスト差し替え何回まで等)
- レポート(アクセス解析、改善提案)
比較するときの質問(このまま投げてOK)
- 「月額に含まれる“更新作業”は、具体的に何ですか?回数上限は?」
- 「障害時の対応はどこまで?復旧の目安は?」
- 「解約したら、サイトデータ一式は受け取れますか?移管できますか?」
最終的に見るべき指標(初心者でも迷わない)
- 初期+月額×12ヶ月(1年総額)
- 初期+月額×24ヶ月(2年総額)
- 解約・移管の条件(データ持ち出し可否)
ここまで揃えると、「安いと思ったら高かった」が起きにくくなります。
依頼前に決めること|失敗しないための“要件定義”テンプレ
制作会社に相談する前に、院内で「判断の軸」を揃えておくと、見積もりも提案内容もブレなくなります。
ここでは、初心者でもそのまま使える形に落とし込みます。
ターゲット像を1枚にまとめる(年齢層・来院動機・不安・比較軸)
まず作るべきは、分厚い資料ではなく“A4 1枚のターゲットシート”です。
これがあるだけで、サイト構成・文章・写真・予約導線が一貫します。
ターゲットシート(コピペ用テンプレ)
- 想定患者(主):例)30〜40代/子育て中/平日夜や土曜希望
- 来院動機(検索のきっかけ):例)「症状+地域」「診療科+駅名」
- 不安(予約前に引っかかる点):
- 例)先生の雰囲気が分からない
- 例)初診で何を持っていけばいいか不安
- 例)費用感・時間・流れが見えない
- 比較軸(他院と比べるポイント):
- 例)アクセス、予約の取りやすさ、説明の丁寧さ、設備、診療時間
- 決め手(最後に背中を押す要素):
- 例)初診の流れが明確/予約が簡単/医師紹介に根拠がある
- 避けたいミスマッチ(来てほしくない層):
- 例)当院で扱わない治療を求める人、緊急対応前提の人
ポイント(E-E-A-Tに効く書き方)
- “良い先生です”より、分かる情報(資格・所属・対応範囲・診療方針・院内体制)を優先
- 「誰が責任を持つ情報か」が伝わるように、医師情報・監修/確認の体制・更新日の出し方も決めておく
(この設計は、Googleが示す“人の役に立つ信頼できるコンテンツ”の考え方とも相性が良いです)
診療科×エリア×強みの整理(狙う検索と捨てる検索)
次にやるべきは、戦う土俵(検索)を決めることです。
全部を狙うと、結局どれも刺さらないページになりやすいです。
整理のしかた(初心者向けの型)
- 診療科(提供価値):内科/皮膚科/小児科/整形外科…
- エリア(来られる範囲):市区町村/駅/沿線/生活圏
- 強み(選ばれる理由):
- 設備(例:検査体制)
- 体制(例:曜日別専門外来、女性医師の在籍など“事実ベース”)
- 利便性(例:土曜、夜間、駐車場、WEB予約)
狙う検索(例:取りに行く)
- 「診療科+地域(駅/市区町村)」
- 「症状+地域」
- 「初診 〇〇科(流れ/持ち物/予約)」
- 「費用 目安(保険/自費の区分が絡む領域は特に丁寧に)」
捨てる検索(例:追わない)
- 当院が対応できない治療・検査を前提とする検索
- 過度に広いエリア(実際に来院しない範囲)
- 競合が“医療機関ではない大規模情報サイト”中心で、医院サイト単体では勝ちづらい領域
- 医療広告上、表現が難しく誤解を招きやすい打ち出しが必要になる領域(無理に勝ちに行かない)
現実的に強い設計(初心者でも再現しやすい)
- 「地域+診療科」の基本ページを厚くする
- そこから「症状別の入口」→「初診の流れ」→「予約」へ最短導線
- コラムは“量産”より、よくある質問(電話で聞かれる内容)を先に記事化して、取りこぼしを減らす
競合チェックのやり方(“同エリア同診療科”で見るべき項目)
競合チェックは「デザインを真似する」ためではなく、患者が迷うポイントを先に潰すためにやります。
見る相手は、まずこの順でOKです。
- 最優先:同エリア×同診療科(来院圏が被る)
- 次点:近いエリア×同診療科(強い医院の型を学ぶ)
- 参考:別診療科でも“導線が上手い”医院(UIの勉強)
競合チェックリスト(見る場所がズレない項目)
- トップで分かるか:診療内容/対象症状/診療時間/アクセス/予約
- 予約導線:
- 予約ボタンはスマホで常に見える?
- 電話・地図への導線は迷わない?
- 初診の不安の解消:持ち物、流れ、所要時間、支払い、注意点
- 信頼の材料:医師/スタッフ情報、院内写真、設備、感染対策、FAQ
- 料金の出し方:保険/自費の区分、費用の目安、追加費用の有無、注意事項
- 文章の“安心感”:言い切り過ぎないか/根拠があるか/分かりやすいか
- 更新状況:お知らせが止まっていないか(止まっていると不安材料になりやすい)
- 技術面(最低限):スマホ表示、表示速度、文字の読みやすさ、リンク切れ
チェックのコツ(オリジナル性にもつながる)
- 競合の“良いところ”を足すより、競合が説明しきれていない不安を拾う
例)「初診で何分前に行けばいい?」「駐車場はどこ?混む時間帯は?」など - 院内の実情(受付体制・導線・予約枠)とズレない“現場に強い情報”を入れる
→ これが独自性になり、E-E-A-Tにも効きます
医院の強みを「言い切らずに伝える」表現設計(広告規制も考慮)
医療系は、良かれと思って書いた表現が誤認・誇大と受け取られるリスクがあります。
だからこそ、強みは「盛る」より設計で伝えるのが安全で強いです。
強みの伝え方(安全で刺さる型)
- 事実+患者メリットに分ける
- 例)事実:〇〇の検査機器を導入
- 例)メリット:院内で検査〜説明まで完結しやすい
- 対象の人/対象外の人を明確にする
- 例)「この症状は当院で対応」「この場合は専門機関をご案内」
→ 言い切りより信頼につながることが多いです
- 例)「この症状は当院で対応」「この場合は専門機関をご案内」
- 比較ではなく“方針”で伝える
- 例)「短時間で終わります」ではなく「初診では〇〇を確認し、必要に応じて△△を提案します」
避けやすいNGに近いパターン(言い換えの考え方)
- 断定・最上級:
- ×「絶対」「必ず」「No.1」「最高」
- ○「〜を目指す」「〜に努める」「〜のために体制を整えている」
- 比較優位の言い切り:
- ×「他院より優れている」
- ○「当院では〇〇に対応(事実)」「〇〇の方に利用しやすい(状況説明)」
- 自費(自由診療)に関わる説明:
- 費用だけでなく、リスク・副作用等、条件まで一緒に設計しておく
(制作側に任せきりにせず、院内で確認フローも決めるのが安全)
- 費用だけでなく、リスク・副作用等、条件まで一緒に設計しておく
サイト構成の基本|最低限そろえるページと情報の優先順位
クリニックHPの構成は、かっこよさよりも 「患者が迷わず意思決定できる順番」 が最重要です。
まず前提として、患者さんはたいていこの流れで確認します。
患者の確認順(超ざっくり)
①ここで診てもらえる? → ②いつ行ける?どう行く? → ③いくら?どれくらい時間? → ④安心できる? → ⑤予約できる?
だからこそ「ページの数」より、必要情報が・適切な場所に・適切な粒度であるかが勝負になります。
必須ページ一式(例:診療案内・初診の流れ・料金/費用・アクセス・院内紹介)
最低限そろえるべきページは、「予約前に必ず出る不安」を潰すセットです。
初心者でも迷いにくいよう、まずは この8ページ を基準にすると失敗しにくいです。
必須ページ(まずはこの型でOK)
- トップ(予約・電話・地図への入口/“ここは何の医院か”が一目で分かる)
- 診療案内(対応できる症状・検査・診療範囲/対象外のケースも明記)
- 初診の流れ(持ち物・受付〜会計・所要時間・注意点)
- 料金/費用(保険/自費の区分、目安、支払い方法、追加費用が出る条件)
- アクセス(地図、最寄り、駐車場、入口写真、院内導線)
- 診療時間・担当表(曜日/時間、休診、担当医の目安)
- お知らせ(休診、ワクチン/健診、重要連絡)
- 院内紹介(院内写真、設備、バリアフリー、感染対策など)
ここでのポイントは、各ページに「患者が探す要点」を“固定ブロック”として入れることです。
各ページに入れると強い“固定ブロック”
- 診療案内:「こんな症状の方へ」+「対応できない場合」+「受診の目安」
- 初診の流れ:持ち物・所要時間・予約方法・キャンセル方法
- 料金/費用:価格だけでなく、条件(いつ/何が含まれるか)
- アクセス:駐車場の位置・入口写真・迷いやすいポイント(地味に超重要)
- お知らせ:更新日を表示(止まっていると不安材料になりがち)
情報の優先順位(スマホ最優先)
トップの“最初の画面”に入れるべきは、凝るコピーより次の4つです。
- 予約(Web/電話)
- 診療時間(今日行けるか)
- アクセス(地図/駐車場)
- 診療の対応範囲(自分が対象か)
この4点が見つからないと、どれだけ良い説明があっても離脱が増えます。
信頼を作るページ(医師/スタッフ紹介・設備・感染対策・よくある質問)
必須ページだけでも運用できますが、検索評価や来院率を上げるには “信頼の裏付け” が必要です。
ここがE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)に直結します。
信頼を作るページ(優先度高)
- 医師紹介(資格・所属・経歴・診療方針・得意領域を“事実ベース”で)
- スタッフ/院内体制(受付体制、検査体制、連携先の案内など)
- 設備紹介(何ができるか、検査の流れ、院内で完結する範囲)
- 感染対策・衛生管理(患者が安心できるレベルで具体的に)
- よくある質問(FAQ)(電話でよく聞かれる内容を先に解決)
FAQは「検索にも強い」育て方ができます
FAQは作りやすいのに効果が高い領域です。コツは、院内の問い合わせをそのまま“見える化”すること。
- 「初診は何分前に行けばいい?」
- 「駐車場はどこ?満車の場合は?」
- 「支払い方法は?クレカは使える?」
- 「子ども連れでも大丈夫?」
- 「紹介状は必要?」
こうしたFAQは、患者の不安を減らすだけでなく、“役に立つ具体情報” として評価されやすいです。
信頼ページでやりがちな失敗
- 抽象的な言葉だけ(例:丁寧に診ます、親身です)になっている
→ 事実+患者メリットにすると伝わります。
例:「初診は○分枠を確保」→「説明の時間を取りやすい」
自由診療で重要なページ(費用の考え方・リスク・ダウンタイム・同意)
自由診療は、一般の診療案内よりも 「比較される」「誤解されやすい」 ので、ページ構成で勝負が決まります。
結論、自由診療のページは “価格表”だけで終わらせない のが鉄則です。
自由診療ページで必ず入れたい要素
- 費用の考え方(何が含まれる/含まれない、追加費用の条件)
- 効果の個人差があること(断定しない、誤認させない)
- リスク・副作用等(起こり得ること、頻度の書き方は慎重に)
- ダウンタイム/通院回数の目安(生活に影響するポイント)
- 適応・非適応(向いている人/向いていない人)
- 同意の流れ(説明→同意→施術→アフターケア)
自由診療のページ構成テンプレ(そのまま使える並び)
- どんな悩みに向くか(症状・目的)
- 施術/治療の概要(流れ)
- メリット・注意点(両方)
- 料金(含まれる内容を明確に)
- リスク・副作用等/ダウンタイム
- よくある質問
- 予約・相談への導線
この順番にすると、患者が「納得して予約」しやすくなり、後のトラブルも減りやすいです。
採用目的なら“患者向け”と分けて設計する
採用も狙う場合、患者向けページの中に採用情報を混ぜると、導線が散って成果が落ちがちです。
おすすめは 入口を分けて、内容も分ける こと。
分け方の基本
- グローバルメニュー:
- 患者向け(診療案内/初診/料金/アクセス/予約)
- 採用向け(仕事内容/働く環境/教育体制/募集要項/応募)
- トップの下部に「採用はこちら」の導線を置く(目立たせすぎない)
採用ページに入れると応募の質が上がる要素
- 1日の流れ、教育の流れ、チーム体制
- 求める人物像(ミスマッチを減らす)
- 写真(院内・スタッフの雰囲気)
- 応募方法(フォーム/連絡先)と返信目安
患者向けの信頼と、採用の信頼は似ているようで別物です。
分けることで、両方の目的を取りに行けます。
予約・問い合わせを増やす導線設計|迷わせないUI/UX
クリニックHPの導線で成果が変わるポイントは、ものすごくシンプルです。
- 患者は「読み込んで納得」より先に、今すぐできる行動(電話・予約・地図)を探す
- 迷った瞬間に離脱する(=別の医院を見に行く)
- だからこそ、迷わせない配置とストレスのない入力が重要
ここからは、初心者でもそのまま実装・依頼しやすい形で整理します。
スマホ前提:電話・予約・地図を“常に見える場所”へ
スマホ閲覧では、患者が最初に見ているのは「説明」ではなく操作のしやすさです。
まずは次の3つを“見失わせない”だけで、問い合わせは改善しやすくなります。📱
最優先の3ボタン
- 電話(タップで発信)
- 予約(Web予約・LINE予約など)
- 地図(Googleマップ等に遷移)
配置の鉄板(初心者でも外しにくい)
- 画面下に固定ボタン(追従バー)を置く
- 例:左「電話」中央「予約」右「地図」
- トップの上部(ファーストビュー)にも同じ導線を置く
- “どこにでもある”状態にするのが正解です
「押したくなる」ための小さな工夫
- ボタン文言は短く、行動そのものにする
- 例:「予約はこちら」より 「Web予約」 の方が迷いが少ない
- ボタン付近に“判断材料”を添える(短くでOK)
- 例:「当日予約可(枠がある場合)」、「初診の方はこちら」 など
※言い切りが難しい場合は、条件を添えて誤解を防ぐのが安心です。
- 例:「当日予約可(枠がある場合)」、「初診の方はこちら」 など
押しやすさの最低ライン(体感で効きます)
- ボタンが小さい/近すぎる/文字が薄い → 押し間違いが増えてストレスに
- 予約や電話が「メニューの中」だけ → 見つからず離脱しやすい
フォーム最適化(入力項目・エラー表示・送信後の案内)
問い合わせフォームは、内容が良くても入力が面倒だと離脱します。
改善のコツは「項目を減らす」+「迷いをなくす」です。
入力項目は“最低限”から設計する
まずは、目的別に必要項目を分けるのが最も効果的です。
問い合わせフォーム(一般的な最小構成)
- お名前(または姓のみでも可)
- 連絡先(電話 or メール ※どちらか一つ必須でも良い)
- お問い合わせ内容(自由記入)
- 希望連絡方法(電話/メール)※あると親切
増やすなら「理由がある項目」だけ
- 希望日時(予約に近い用途なら有効)
- 初診/再診(導線分岐に使える)
- 症状カテゴリ(院内で振り分けが必要なら)
コツ:入力項目は「院内の都合」で増えがちですが、増やすほどCV(送信完了)が下がりやすいです。
迷うなら、最初は少なく→運用で足りない分だけ追加が安全です。
エラー表示は“やさしく、すぐ直せる”が正解
フォーム離脱の定番はエラーです。ここを整えるだけで改善します。
- エラーはその場で表示(送信後にまとめて赤字だらけはつらい)
- どこがダメかだけでなく、どう直すかを書く
- 例:×「入力が正しくありません」
- ○「電話番号はハイフンなしで入力してください(例:0312345678)」
- 入力した内容は消さない(やり直しはストレス最大)
送信後の案内は“患者の次の不安”を消す
送信できたのに不安が残ると、電話が増えたり、重複送信が起きます。
送信完了ページ(または自動返信)に入れると親切な情報
- 受付完了の明記(いつまでに返すか目安)
- 緊急時の案内(例:急変時は電話、夜間は救急等)※院の方針に合わせる
- キャンセル・変更の方法
- 必要なら「持ち物」「アクセス」へのリンク
一言が効きます
- 「通常〇営業日以内にご連絡します」
- 「お急ぎの場合はお電話ください」
予約システム連携の考え方(導入前に確認すべき条件)
予約導線は「ボタンを置けば終わり」ではなく、連携方式で成果と手間が変わります。
初心者は、まず次の3パターンを押さえると選びやすいです。
予約連携の代表パターン
- 外部予約ページへ遷移(リンク)
- 導入が簡単。
- ただし別サイト感が強いと離脱することも。
- 予約画面の埋め込み(iframe等)
- ページ移動が減ってスムーズ。
- 表示速度やスマホ操作性に注意。
- API連携・独自予約(本格)
- 自由度が高い。
- 開発・保守の負担が大きいので、必要性がある場合に。
導入前チェックリスト(ここを見落とすと失敗しやすい)
予約は便利な反面、運用トラブルが起きると機会損失になります。
必ず確認したいポイント
- スマホでの操作性(入力が多すぎないか、カレンダーが使いやすいか)
- 予約種別の分岐が作れるか(初診/再診/検査など)
- 通知(メール/SMS/LINE)とリマインドがあるか(無断キャンセル対策)
- 空き枠の管理(院内の予約運用とズレないか)
- 計測(どのボタンから予約されたか把握できるか)
- 障害時の代替(予約システムが落ちたときの案内を出せるか)
- 個人情報の扱い(保存期間、権限、運用ルール)
おすすめの考え方
- いきなり完璧を目指さず、まずは
「初診予約が迷わず完了する」状態を最優先にすると成果につながりやすいです。
来院率も意識するなら“予約後”の体験もセットで設計
予約が入っても、来院率が落ちると意味がありません。
来院率を上げる施策は、派手なデザインより案内のわかりやすさが効きます。
- 予約完了画面に「当日の持ち物」「アクセス」「キャンセル方法」を表示
- リマインド通知(前日・当日)
- 初診は「来院の目安時間(何分前)」を明記
来院率を落とさない導線(初診/再診/検査/ワクチンで分ける)
予約導線がごちゃつく最大の原因は、入口が1つで“全員を同じ道”に通そうとすることです。
初心者ほど、入口を分けるだけで一気に分かりやすくなります。
おすすめの分け方(トップ・固定バー・予約ページで共通)
- 初診
- 再診
- 検査(健診含む)
- ワクチン
分けるメリット
- 患者が「自分はどれ?」で迷わない
- 院内の確認事項(持ち物・注意点)を出し分けできる
- 電話が必要なケースを適切に誘導できる(トラブル予防)
各導線に“最小の説明”を添えるとさらに親切
- 初診:持ち物/所要時間の目安/予約方法
- 再診:診察券の有無/予約変更の方法
- 検査:事前準備(食事制限などがあるなら)/結果の受け取り
- ワクチン:対象条件/当日の注意点
ポイント:説明は長文にせず、3行以内+詳細リンクが読みやすく強いです。
デザインの要点|「清潔感」だけで終わらせないクリニック表現
クリニックのデザインは「きれい」だけでは成果に直結しません。
予約や問い合わせに効くのは、見た目の印象に加えて次の3点です。
- 不安を減らす(初めてでも安心して行けると感じる)
- 迷わせない(どこを見ればいいか、何をすればいいかが直感で分かる)
- 信頼を積み上げる(根拠のある情報と“現場感”がある)
つまり、デザインは飾りではなく 「来院までの意思決定を手助けする設計」 です。
写真の優先順位(外観→受付→待合→診察→スタッフ)
文章で丁寧に説明しても、患者さんの不安は“写真”で一気に解消されることが多いです。
特に初診の人は「行ったことがない場所」への不安が強いので、写真は“順番”が重要になります。
写真の優先順位(この順でそろえると失敗しにくい)
- 外観(建物が分かる/入口が分かる/夜でも見えるならなお良い)
- 受付(入った瞬間の雰囲気が分かる)
- 待合(清潔感・混雑しそうか・座りやすさ)
- 診察室・処置室(安心できる環境か、プライバシーはどうか)
- スタッフ・医師(顔が見える=安心の最大要素)
写真で“信頼が上がる撮り方”のコツ
- 引きの写真だけでなく、「患者目線の距離」の写真を混ぜる
例:入口のドアを開けた視点/受付に立った視点/導線の曲がり角 - 受付・待合は、できれば 昼と夜(または明暗差)の印象が分かると親切
- スタッフ写真は“作り込みすぎ”より、自然な表情+役割が分かる方が強い
例:受付・看護師・技師など、患者が相談相手を想像できる
よくある失敗(避けたいパターン)
- きれいな素材写真(フリー素材)ばかりで、実際の医院が見えない
- 外観がない/入口が分からず、来院当日の不安が残る
- 医師の写真がない(「どんな人か分からない」は離脱要因)
予算が限られる場合でも、まずは「外観・入口・受付・待合・医師」の5点だけでも実写でそろえると、成果が出やすくなります。
読みやすさ(文字サイズ・余白・高齢者配慮・アクセシビリティ)
読みやすさは“好み”ではなく、患者の取りこぼしを減らす機能です。
特にクリニックは、高齢者や体調が悪い人も見るため、一般サイトより強く効きます。
読みやすさの基本ルール(まずはこれだけ)
- 1文を短く(体感:40〜60字を超えると読みにくくなりやすい)
- 重要点は 箇条書きで先に出す
- 1ブロックは 3〜5行で区切る(詰めない)
- 強調は 太字を“点”で使う(多用すると逆に読めない)
文字と余白の“安全ライン”(制作会社にそのまま伝えられる基準)
- 本文は小さくしすぎない(スマホで“読み返さなくて済む”サイズ)
- 行間を詰めない(読ませる文章ほど余白が必要)
- 見出しと本文の間に余白を取る(情報の区切りが明確になる)
- クリックできる要素(ボタン/リンク)は押し間違えない間隔にする
高齢者配慮で差がつくポイント
- 「診療時間」「アクセス」「予約方法」は、文章で説明する前に“見える形”で置く
例:診療時間の表、地図へのボタン、電話ボタン - 専門用語は、括弧で短く補足
例:○○(〜の検査)など - 色だけで区別しない(色覚の違いがあっても分かるように)
アクセシビリティは“集患”にも効く
アクセシビリティ対応は、困っている人への配慮であると同時に、次のメリットがあります。
- 情報が整理され、迷いにくい(=予約まで進みやすい)
- 検索エンジンにも内容が伝わりやすい(構造が明確になる)
“強み”はビジュアルと動線で伝える(文章で盛りすぎない)
クリニックの“強み”は、言葉で盛るほど逆効果になりがちです。
理由はシンプルで、患者が欲しいのは「すごさ」より 「自分に合うか」 だからです。
そこでおすすめは、強みを 文章で主張するのではなく、次の2つで伝える方法です。
- ビジュアル:写真・図・アイコン・レイアウトで直感的に
- 動線:患者の状況別に、最短で必要情報へ案内する
強みを“見える化”するテンプレ
以下は、初心者でも作りやすく、誇張にもなりにくい構成です。
強みの見せ方(セットで置く)
- 事実(何がある/どうしている)
- 患者メリット(だから何が楽になる)
- 対象(どんな人に向く)
- 次の行動(予約・初診の流れへ)
例(表現のイメージ)
- 事実:検査体制がある
- メリット:当日中に説明まで進みやすい
- 対象:早めに原因を確認したい人
- 行動:検査の流れ/予約へ
この形にすると、文章を盛らなくても十分伝わります。
“動線で伝える”具体例(やることが明確になります)
- トップに「症状・目的別の入口」を置く
- 例:初めての方/再診/検査/ワクチン(状況で迷わせない)
- 「強み」はページの上部に長文で書かず、3点に絞って配置
- それぞれ詳細ページへ誘導(深掘りしたい人だけ読む)
- 写真+短い説明で「院内の雰囲気」を伝える
- “安心”は説明よりも視覚が速い
強みの打ち出しで避けたいこと
- 抽象語の連発(丁寧・親身・安心など)だけで終わる
- 断定が強すぎる(誤解や期待値のズレを招きやすい)
- 重要情報(診療時間・アクセス・予約)より上に強みを置いてしまう
→ 患者はまず「行けるか」を確認します
まとめとしてのチェックリスト(納品前に確認)
最後に、デザイン観点での“最低限の合格ライン”を置きます。制作会社への確認にも使えます。
- 外観〜受付〜待合〜診察〜スタッフの写真が揃っている
- スマホで本文が読みやすい(余白・行間・文字が小さすぎない)
- 重要情報(予約・診療時間・アクセス)が一瞬で見つかる
- 強みは「事実+患者メリット」で伝わり、誇張っぽくない
- 高齢者でも迷わない(色だけに依存しない、説明が短い)
ローカルSEO/MEO戦略|地域の患者に見つけてもらう仕組み
クリニックのローカルSEO(MEO含む)は、「記事を増やす」より先に、“地域検索で選ばれる条件”を整えるのが近道です。
やることは大きく3層に分けられます。
- 地図枠(ローカル検索)で出るための整合:Googleビジネスプロフィール(GBP)とサイトの情報一致
- 「この医院が自分に合う」と判断できる材料:診療内容・初診導線・費用の考え方・アクセスなどの網羅
- 指名検索(院名検索)を増やす設計:ブランドの覚えやすさ+信頼の見える化+構造化データ
以下、初心者でも実装しやすい形で説明します。
「診療科×地域×症状」設計(ページ/FAQ/コラムの役割分担)
ローカルSEOは、闇雲にコラムを書くより、ページの役割分担が重要です。
おすすめは「3階建て」にする方法です。
- 1階:地域×診療科の軸ページ(医院の“入口”)
- 2階:症状・目的別ページ(患者の悩みから入る)
- 3階:FAQと短コラム(不安を解消して予約へ押す)
役割分担(迷わない設計表)
| 検索のタイプ | 例 | 作るべきもの | ゴール |
|---|---|---|---|
| 地域×診療科 | 「内科 〇〇市」「皮膚科 〇〇駅」 | 診療案内(地域の患者向け導線を強化) | 予約/電話/地図 |
| 症状×地域 | 「湿疹 〇〇区」「腰痛 〇〇駅」 | 症状ページ(対応範囲、受診目安、流れ) | 初診ページへ誘導 |
| 迷い・不安 | 「初診 何持っていく」「予約なし 受診できる?」 | FAQ(短く結論→詳細) | 離脱防止 |
| 比較・検討 | 「費用」「自由診療 リスク」 | 費用の考え方ページ(条件・注意点含む) | 納得して予約 |
初心者向けの“勝ちやすい作り方”
- まずは入口ページを強くする
- 診療案内(対応できる症状/検査)
- 初診の流れ(持ち物・所要時間・支払い)
- 料金/費用(保険・自費の区分、条件)
- アクセス(駐車場/入口写真)
- 次に、院内でよく聞かれる内容をFAQ化
- 「何分前に行く?」「予約変更は?」「子連れOK?」など
- コラムは“量産”より、症状ページとFAQを補強する短記事にする
- 例:季節性の悩み、検査の注意点、ワクチン当日の注意 など
ポイントは、コラム単体で戦うのではなく、診療案内・症状ページの理解を助ける部品にすることです。これが独自性にもつながります。
Googleビジネスプロフィールとサイトの整合(NAP・診療時間・地図)
MEOで最初に効くのは「テクニック」より情報の一致です。
特に重要なのが NAP(Name / Address / Phone)です。
NAP整合のチェックリスト(ここだけは揃える)
- 医院名:表記ゆれをなくす(医療法人名の入れ方も統一)
- 住所:丁目・番地・建物名・階数まで統一(サイトとGBPで一致)
- 電話番号:代表番号を統一(転送番号を使う場合は運用も含めて慎重に)
- 診療時間:通常の診療時間+臨時休診+祝日対応(更新漏れが致命傷)
- 地図導線:サイトのアクセスページ → Googleマップへ迷わず遷移
ありがちな“ズレ”と対策
- サイトは「第1・第3土曜休み」、GBPは毎週土曜診療になっている
→ ローカル検索で信用を落とす原因になりやすい - 住所がサイトは「1-2-3」、GBPは「1丁目2−3」など表記がバラバラ
→ できるだけ統一(特に建物名・階数)
GBP側で最低限やること(初心者でも外しにくい)
- カテゴリ:最も実態に近いものを主カテゴリにする(盛らない)
- 診療時間:通常+特別営業時間(祝日/年末年始など)を必ず入れる
- 写真:外観・入口・受付・待合・スタッフ(“行ける安心”を増やす)
- 予約導線:Web予約・電話の入口を明確に(患者が迷わない)
ここまで整うと、「距離」で負けない限り、関連性(relevance)と情報の充実で勝てる土台ができます。
口コミに頼りすぎない集患設計(医院情報の網羅で勝つ)
口コミは強いですが、コントロールしづらいのが現実です。
そこで、口コミに依存しない“勝ち筋”を用意します。
口コミ以外で評価されやすい“網羅ポイント”
1) 来院前の不安を消す情報の充実
- 初診の流れ(持ち物・所要時間・支払い)
- 対応できる症状/できないケース(紹介先の方針も含める)
- アクセス(駐車場、入口写真、迷いやすい点)
- よくある質問(電話で聞かれる内容をそのまま)
2) 医院の信頼を“事実”で積む
- 医師情報(資格・所属・経歴・専門領域)
- 院内体制(検査体制、感染対策、バリアフリー等)
- 更新の継続(お知らせが止まらない=運用できている証拠)
3) 地域で見つかる“外部の一致”を増やす(いわゆる引用・言及)
- 同じNAPで、主要な掲載先・案内先に情報を揃える
(院名・住所・電話の表記ゆれを減らす) - 地域の取り組み・連携(学校健診、地域イベント等)があるなら、無理のない範囲で発信
→ 指名検索につながりやすい
初心者向け:口コミを“増やす”より大事なこと
- 低評価への返信で揉めない(運用ルールを決める)
- 返信するなら、個人情報や診療内容の具体に踏み込まず、一般的な案内に留める
- まずは「情報が正しい・更新されている」状態を維持する
→ これだけで来院率が安定します
構造化データ・院名検索対策(指名検索を増やす)
最後に、ローカルSEOを強くする“仕上げ”が、指名検索(院名で探される)の増加です。
これが増えると、地図でも通常検索でも強くなりやすいです。
指名検索を増やすための実務
- 院名・ロゴ・ビジュアルを統一(サイト/GBP/看板/印刷物)
- 「アクセスが分かりやすい」「初診が不安なく進む」ページを厚くする
→ 来院体験が良いほど、指名検索が増えやすい - 医師・医院の“責任の所在”を明確に(運営者情報、監修/確認、更新日)
構造化データでやると良いこと(できる範囲でOK)
- LocalBusiness系の構造化データで、営業時間・住所・電話などを機械にも分かる形で伝える
- クリニックであれば、LocalBusinessの一種として MedicalClinic を参照しつつ、Googleがサポートするローカルビジネスの形式に沿わせる
- 公式SNSや関連ページがあるなら、同一組織として紐づく形(sameAs等)で整合を取りやすくする
※構造化データは魔法ではありませんが、情報の誤解を減らす・整合を高める方向に働きます。まずは「NAP・診療時間・予約導線」の一致が最優先です。
医療広告ガイドライン対応|NG表現を避けつつ魅力を伝える
クリニックHPは「集患のための広告」でもあり、「来院前に不安を解消する情報源」でもあります。
ここで重要なのは、違反を避ける=何も言えないではなく、言い方と見せ方を設計すれば、十分に魅力は伝わるという点です。
まず押さえる広告リスク(誇大・比較・最上級・体験談・ビフォーアフター)
医療広告でトラブルになりやすいのは、次の5つが“混ざった状態”です。
- 断定・保証:「必ず治る」「絶対安全」「100%」など
- 比較で勝つ表現:「地域No.1」「他院より優れる」「日本一」など
- 最上級・あおり:「最高」「最先端」「奇跡の」「今だけ」「限定◯名」など(根拠が弱いと危険)
- 体験談の利用:患者の主観に基づく効果の感想(口コミ風の誘導も含む)
- ビフォーアフター:治療前後の写真で効果を強く印象づけるもの
加えて、見落としがちな“地雷”が以下です。
- 根拠が不明な数値(例:成功率・満足度・治癒率など)
- 専門性の示し方(資格名・学会名・肩書の出し方)
- 広告と情報提供の境界があいまい(記事風・ランキング風・比較表風など)
要するに、患者の判断を助けるための情報が、いつの間にか「誘導」や「誤認」を招く形になると危ない、ということです。
禁止例になりやすい表現パターン(言い換えの考え方)
「言い換え」は、語尾を少し弱めるだけでは不十分なことが多いです。
“何を証明しているのか”を、事実ベースに組み替えるのが安全で強い書き方です。
以下、よくあるNGパターン → 置き換え方の方向性 → 例の順でまとめます。
| NGになりやすい型 | 置き換えの方向性 | 例(安全寄りの言い方) |
|---|---|---|
| 断定・保証 | 条件・個人差・プロセスを明示 | 「状態により治療方針は異なります。初診で適応を確認します」 |
| 最上級(最高・最先端) | 客観事実(設備・体制・手順)に落とす | 「◯◯検査に対応(実施曜日・所要時間)」 |
| 比較・No.1 | 自院の提供範囲・考え方を説明 | 「当院で対応できる範囲/紹介が必要なケース」 |
| 効果を強く印象づける | 目的・限界・リスクをセットで記載 | 「期待できる変化と、起こりうる反応(副作用)を併記」 |
| 体験談で誘導 | 事実の説明+FAQで不安解消 | 「よくある不安(痛み・通院回数・副作用)に回答」 |
| ビフォーアフター | 原則避ける。必要なら自治体等へ確認前提 | 「症例写真の取り扱いは規制が厳しいため、掲載可否を慎重に判断」 |
| 数値・ランキング | 根拠(方法・期間・母数)を示す/そもそも不要にする | 「当院の統計を掲載する場合は、算出方法を明示」 |
| “強み”の盛りすぎ | 診療姿勢・導線で伝える | 「診療の流れ/説明のタイミング/相談の方法」 |
コツは3つだけ覚えると運用が安定します。
- “絶対・必ず・No.1”は原則封印
- “すごい”ではなく“どういう情報があると安心か”に変換する
- 自由診療は費用とリスクを同じ熱量で書く(片方だけ濃いと危険)
原稿チェックの運用(制作会社任せにしない“院内ルール”)
制作会社やライターに任せきりだと、更新のたびにリスクが復活します。
初心者でも回る「院内ルール」は、役割を3つに分けると失敗しません。
1)責任者を決める(1名でOK)
- 院長が忙しければ、事務長・広報担当でも可
- ただし、最終承認は「院としての意思決定」になるよう設計
2)チェックの“型”を固定する(チェック表を使う)
更新のたびに考えないために、最低限この6項目だけ確認します。
- 断定・保証になっていないか(必ず/絶対/100% 等)
- 比較・最上級になっていないか(No.1/最高/日本一 等)
- 体験談・口コミ風の誘導が入っていないか
- ビフォーアフターの扱いが入っていないか
- 数値がある場合、根拠(方法・期間・母数)が説明されているか
- 自由診療ページは「費用・内容・リスク」がセットになっているか
3)制作フローに“止める地点”を作る
おすすめはこの順番です。
- 下書き作成(制作会社・ライター)
- 院内一次チェック(担当者)
- 医師チェック(医療内容・表現の妥当性)
- 公開前の最終確認(責任者)
- 公開後の定期点検(月1でも十分)
4)変更履歴を残す(揉めた時の保険)
- 原稿の版管理(例:日付+担当者名)
- 修正理由を1行でメモ(「断定表現を削除」「費用条件を追記」など)
自由診療の注意点(料金表示・リスク説明・限定解除要件の考え方)
自由診療は、集患面で重要な一方、表示ルールの要求水準が上がる領域です。
特に、ウェブサイト上で詳しい治療内容を載せる場合は、いわゆる限定解除の考え方がセットになります。
最低限「この3点が薄い」と危険
- 費用が分かりにくい(総額の条件が不明、追加費用が不明)
- リスク・副作用が弱い(メリットだけ濃い)
- 適応や限界が書かれていない(誰でも同じ結果のように見える)
自由診療ページの“安全テンプレ”(そのまま使える骨組み)
各施術ページに、以下をまとめて置くと運用が安定します。
- 治療(施術)の目的・概要
- 向いている人/向いていない人(紹介が必要なケース含む)
- 標準的な流れ(初診→検査→施術→アフターケア)
- 通院回数・期間の目安(個人差が出ることも明記)
- 費用(税込、内訳、追加費用が発生する条件)
- 主なリスク・副作用(頻度が分からないなら“起こりうること”として整理)
- 術後の注意点(入浴・運動・仕事復帰など)
- 問い合わせ先(予約、相談方法)
ポイントは、「魅力」だけが上段に集まる構成にしないこと。
患者の意思決定に必要な情報(費用・リスク・条件)を同じページで見られるようにすると、結果的に信頼が増え、問い合わせの質も上がります。
バナー・リスティング等の注意
広告媒体(バナーなど)側は、載せられる情報がより限定されやすい一方、リンク先のサイトでも守るべきルールがあります。
「どこに何を書くか」を分けて設計すると安全です。
E-E-A-Tを高めるコンテンツ設計|医療サイトで信頼を積み上げる方法
医療系サイトは、情報の正確性次第で読者の健康や安全に影響し得る領域です。だからこそ、検索エンジン側も「このサイトは信頼できるか?」を厳しく見ます。
E-E-A-Tは“テクニック”ではなく、医院としての信頼を「見える形」にする設計だと考えると迷いません。
ポイントはこの一言です👇
「誰が、どんな根拠と運用で発信しているか」を、サイト上で即座に確認できる状態にする。
医師情報の出し方(資格・所属・経歴・専門領域の整理)
医療サイトの信頼は、まず 「責任の所在」 が見えるかで決まります。
医師紹介ページを“プロフィール”ではなく、患者が安心して選べる説明書として作るのがコツです。
医師情報で必ず入れたい要素
- 氏名(実名)
- 所属医療機関・役割(院長/担当医など)
- 保有資格(国家資格、専門医など)
- 所属学会(正式名称で)
- 経歴(卒年〜現在まで。空白期間を作らない)
- 専門領域(「何が得意か」より 「何を診るか」 を明確に)
- 診療方針(短く、具体的に。抽象語だけにしない)
- 外部で確認できる導線(病院の公式ページ、学会名など※可能な範囲で)
“専門性”を盛らずに伝える書き方(安全で強い)
- ❌「〇〇治療が得意です!」(主観に見える)
- ✅「〇〇(症状/疾患)を中心に診療しています」「〇〇の検査・治療に対応しています」(事実ベース)
そのまま使えるテンプレ(医師紹介)
- 1行目:医師名+役割
- 2〜3行:診療で大切にしていること(患者目線)
- 箇条書き:資格/所属学会/専門領域
- タイムライン:経歴
- 最後:初診の人が次に進めるリンク(初診の流れ/予約)
💡写真もE-E-A-Tの一部です。医師・スタッフの顔が見えるだけで安心材料になります(作り込みすぎより自然な印象)。
監修・更新の出し方(更新日・根拠・問い合わせ窓口)
医療サイトは「良い記事」より先に、更新と監修の仕組みがあるかが評価の土台になります。
特に大事なのは、ページ内で次の3点がすぐ分かることです。
- 誰が書いたか(責任者)
- いつの情報か(更新日)
- 間違いがあった時に連絡できるか(窓口)
表示すると強い“信頼ブロック”(ページ下部に固定でOK)
以下を毎ページ共通で置くと、サイト全体の信頼感が揃います。
- 執筆:〇〇(役職)
- 監修:〇〇医師(資格・所属)
- 最終更新日:YYYY/MM/DD
- 確認方法:院内の診療方針・公的機関/学会等の情報を参照し、院内で確認
- 問い合わせ:電話/フォーム/受付時間
※実務的には、すべての記事を“医師監修”にする必要はありません。
ただし医療サイトは、「監修が必要な範囲」と「院内で確認する範囲」 を線引きして明示すると強いです。
更新のルールは“頻度”より“条件”
「毎月更新」より、次のように条件で決める方が運用が続きます。
- 制度・料金・診療時間が変わったら即時更新
- 季節性(ワクチン等)は毎年更新
- 記事は「問い合わせが増えた」「誤解が出た」タイミングで追記更新
E-E-A-Tを支える“サイトの必須ページ”(初心者はここから)
- 運営者情報(医院情報・所在地・連絡先)
- 医師・スタッフ紹介
- 編集方針(コラムの基準、確認体制)
- プライバシーポリシー(問診・予約と相性が良い)
- お問い合わせ(患者向け/採用向けは分けても良い)
コラム運用のルール(テーマ選定・表現・引用・校閲フロー)
コラムは、やり方次第で 「信頼の積み上げ」 にも 「リスクの増加」 にもなります。
初心者が失敗しないコツは、コラムを“集患記事”として単独で戦わせず、診療ページを補強する部品として運用することです。
テーマ選定(迷ったらこの優先順位)
- 受付・電話でよく聞かれる質問(FAQ化しやすい)
- 初診前の不安(持ち物、流れ、費用の考え方、受診目安)
- 季節性・院内のお知らせと連動(更新が自然に回る)
- 地域の患者が迷うポイント(アクセス、駐車場、混雑目安など)
逆に避けたいのは、検索ボリュームだけで選ぶ「症状解説の網羅」です。
医療は誤解が起きやすいので、薄い網羅はむしろマイナスになりがちです。
表現ルール(安全で信頼が増える型)
- まず結論:受診目安・危険サインを最初に
- 次に説明:一般論+個人差
- 最後に行動:予約/電話/アクセス
文章のトーンは、強い断定を避けて 「判断材料の提示」 に寄せると事故が減ります。
例:
- ✅「〜の場合は受診を検討してください」
- ✅「気になる症状が続く場合はご相談ください」
- ✅「当院では初診で状況を確認します」
引用・根拠の扱い(オリジナリティを失わない)
- 他サイトの丸写しはNG
- 参照するなら 公的機関・学会など一次情報を優先
- 引用は最小限にして、医院としての説明(初診の流れ、院内の対応)に落とし込む
→ これが“経験(Experience)”になります
校閲フロー(院内で回る最短形)
- 作成(事務/制作会社でもOK)
- 一次チェック(表現・誤解の有無):担当者
- 医療チェック(医学的妥当性):医師(全部でなく対象範囲を決める)
- 公開
- 反応を見て追記(問い合わせが増えた箇所が改善ポイント)
公開までの流れ|スケジュールと役割分担(院内・制作側)
クリニックHP制作は「デザイン」より先に、院内の準備物(写真・情報・原稿素材)が揃うかで公開日が決まります。
先に全体像と役割を固めておくと、途中で手戻りしにくくなります。
ヒアリング→設計→ワイヤー→デザイン→実装→テスト→公開
まずは工程を「成果物(ゴール)」で区切ると進行が安定します。
全体の流れ(やること/成果物)
- ヒアリング(1回目)
- ゴール:目的・ターゲット・優先導線(電話/予約/地図)・必要ページの確定
- 成果物:要件メモ、ページ構成案、素材リスト
- 設計(情報設計・導線設計)
- ゴール:患者が迷わない導線(初診/再診/検査/ワクチン等)の設計
- 成果物:サイトマップ、導線図、コンテンツ設計(誰に何を見せるか)
- ワイヤーフレーム(骨組み)
- ゴール:スマホでの見せ方・配置を先に決める
- 成果物:主要ページのワイヤー(トップ、診療案内、初診、アクセス、予約導線など)
- デザイン
- ゴール:写真・余白・読みやすさを含めて「医院らしさ」を整える
- 成果物:デザインカンプ(スマホ優先+PC)
- 実装(コーディング/CMS組み込み)
- ゴール:更新しやすい状態で形にする
- 成果物:テスト環境URL、更新画面(お知らせ等)
- テスト(品質・導線・計測)
- ゴール:予約・問い合わせの動作、表示崩れ、速度、SSL、計測を潰す
- 成果物:チェック結果、修正完了報告
- 公開(移行・最終確認)
- ゴール:本番URLで問題なく動く/検索エンジンへ届ける準備ができている
- 成果物:本番公開、運用手順(更新方法・連絡フロー)
よくある遅延ポイント(先に対策)
- 写真が揃わない(撮影日が後ろ倒し)
- 原稿素材(診療内容・料金の考え方・注意事項)が院内確認で止まる
- 予約システム連携の条件確認が遅れる(権限・URL・設定情報など)
スケジュールの目安(イメージ)
- 最短:3〜4週間(テンプレ寄り+素材が揃っている)
- 標準:6〜8週間(撮影・原稿調整あり)
- しっかり:10〜12週間(自由診療ページが多い、採用も分ける、改善設計まで)
院内で準備するもの(写真・原稿素材・診療情報・ロゴ・同意文書)
制作側が作れるのは「形」です。
中身(信頼につながる一次情報)は院内にしか用意できないので、ここを先に集めると公開が早くなります。
1) まず必須の“医院基本情報”
- 医院名(表記ゆれなし)/住所/電話番号(NAP)
- 診療時間・休診日・担当(曜日、祝日対応、臨時休診の運用)
- アクセス情報(最寄り、駐車場、入口の説明、バリアフリー等)
- 支払い方法(現金、カード、電子マネー等)
2) 診療情報(ページ作成の核)
- 診療科・対応範囲(できること/できないこと)
- 初診の流れ(持ち物、所要時間の目安、予約要否、キャンセル)
- 費用の考え方(保険/自費、追加費用が出る条件)
- よくある質問(受付や電話で聞かれる内容を箇条書きでOK)
3) 自由診療がある場合に追加で必要
- 料金表示のルール(総額・内訳・条件・税込表記の方針)
- リスク・副作用等/ダウンタイム/同意の流れ
- 同意文書や説明資料(院内で使っているものがあれば共有)
4) 写真・素材(優先順)
- 外観(入口が分かる)→受付→待合→診察→スタッフ/医師
- ロゴ(ai/png/svg)・医院カラー・フォントの希望(あれば)
- 院内で使っている案内(駐車場案内、持ち物案内など)
5) 院内の“確認体制”
- 原稿の最終承認者(院長か、事務長か等)
- 医療広告・表現チェックの担当(一次チェック→医師確認の順が現実的)
- 更新担当(お知らせ・休診情報を誰がどの頻度で出すか)
役割分担を一枚で決める(おすすめ)
| 項目 | 院内 | 制作側 |
|---|---|---|
| 目的・優先導線の決定 | 決める | 整理して提案 |
| 写真準備/撮影 | 提供 or 撮影協力 | 撮影/ディレクション |
| 原稿素材(事実・診療情報) | 提供・確認 | 文章化・構成 |
| 医療広告観点の最終判断 | 承認 | 指摘・修正案 |
| 予約/問い合わせの動作確認 | 確認 | 実装・修正 |
| 公開後の更新 | 運用 | 保守・支援(契約範囲) |
公開前チェックリスト(リンク/表示/速度/予約/計測/SSL)
公開当日はバタつきやすいので、チェックは「公開1週間前→前日→当日」の3段階に分けるのが安全です。
1) 表示・導線(患者体験)
- スマホで 電話/予約/地図 が迷わず押せる
- 初診/再診/検査/ワクチン導線が混ざっていない
- 診療時間・休診日が全ページで一致している
- アクセス(駐車場・入口)が迷わない
2) 機能(予約・フォーム)
- フォームの必須項目・エラー表示が分かりやすい
- 送信後に「次にやること」(返信目安、緊急時案内等)が出る
- 予約システム遷移(外部リンク/埋め込み)がスマホで崩れない
- 自動返信メール(必要なら)の文面・差出人が正しい
3) 計測(改善の土台)
- 主要導線のクリックが計測できる
- 例:電話タップ/予約ボタン/地図ボタン/フォーム送信
- GA4やタグ設定が本番で動いている(テストも実施)
- 可能なら Search Console 登録・サイトマップ送信まで実施
4) SEOの最低限(公開直後の取りこぼし防止)
- タイトル・ディスクリプションが未設定のままになっていない
- noindex の付け忘れ/付けっぱなしがない(テスト環境の設定に注意)
- 旧サイトがある場合:主要URLのリダイレクト(301)ができている
- 404ページ(見つからないページ)の導線がある
5) 速度・品質(離脱を減らす)
- 画像が重すぎない(スマホで表示が遅くない)
- 重要ページ(トップ、診療案内、初診、アクセス)が体感で快適
- 可能なら Core Web Vitals / Lighthouse で大きな問題がないか確認
6) SSL・セキュリティ(信用の土台)
- https で表示される(鍵マークが出る)
- 混在コンテンツ(http画像など)がない
- 管理画面のパスワード運用(共有方法、退職時の更新ルール)
- バックアップと復元手順(保守契約範囲も含めて確認)
公開後が本番|運用・改善で“集患”を積み上げる
公開直後のクリニックHPは、いわば「看板を立てた状態」です。
本当に成果(予約・問い合わせ・来院)が伸びるかは、日々の更新・計測・改善で決まります。
運用のコツはシンプルで、次の3つを回すことです。
- 壊さない(保守):止まらない・漏れない・危なくない
- 見える化(数字):どこで詰まっているかを特定する
- 直す(改善):優先順位を決めて小さく回す
最低限の保守(更新・バックアップ・障害対応・セキュリティ)
「保守」は地味ですが、ここが弱いと 機会損失(予約が入らない) や 信用低下(情報が古い) に直結します。
まず守るべき“更新対象”はこの5つ
患者が最初に見る情報ほど、古いと致命的です。
- 診療時間・休診・担当表(祝日や臨時休診も含む)
- 予約方法(Web予約URL、電話番号、受付条件)
- アクセス(駐車場、入口案内、移転・工事など)
- 料金(特に自由診療は条件・税込・追加費用がズレないよう注意)
- 医師・スタッフ情報(異動や診療体制の変化)
💡おすすめは、院内で「更新担当」と「最終承認」を分けること。
例:更新担当=事務長/広報、最終承認=院長(医療表現が絡む箇所だけ)
バックアップは“頻度”より“復元できるか”
バックアップは取っていても、復元できないと意味がありません。
- どこまで戻せる?(ファイル+DB、または両方)
- どのタイミングのバックアップが残る?(世代数)
- 復元手順は誰ができる?(院内 or 制作会社)
- 緊急時の連絡先は?(平日夜・休日も含む)
最低ライン
- 「直近」「1週間前」「1か月前」など、複数世代が残る
- 年に1回でもいいので、テスト環境で復元を試す(“手順の棚卸し”)
障害対応は“判断の早さ”が命
止まったときに迷わないよう、判断基準を決めておくと強いです。
- 予約ページが開かない/フォーム送信できない → 最優先で復旧
- 表示崩れ(スマホで導線が押せない) → 次に優先
- 一部ページの文言ミス → 緊急度は低いが、信頼のため早めに修正
✅緊急時は「代替導線」を用意すると被害が減ります
- 予約不具合時:電話誘導+受付時間を明記
- フォーム不具合時:メール・電話など別手段を提示
セキュリティは“更新運用”で差がつく
医療機関サイトは個人情報も扱いやすい領域なので、基本を落とさないのが重要です。
- 管理者アカウントの整理(退職者・共有IDを放置しない)
- パスワード管理(使い回ししない、二要素認証が可能なら有効化)
- CMS/テーマ/プラグインの更新(更新停止しているものは置き換え検討)
- SSL(https)常時化と期限管理
- フォームの個人情報取り扱い(保管・閲覧権限・返信手順)
📝個人情報の扱いは、院内ルール(保管期間、閲覧できる人、返信のテンプレ)まで落とすと事故が減ります。
数字の見方(流入→閲覧→予約/電話→来院)
数字を見る目的は「すごいかどうか」ではなく、詰まりを特定して改善するためです。
クリニックHPは、次の“短い導線”が多いので、分析も難しく考えなくて大丈夫です。
クリニック向けの基本ファネル
流入 → 主要ページ閲覧 → 行動(予約/電話/地図/フォーム) → 来院
ここで重要なのは、来院はオンラインだけでは完結しない点です。
だから「オンライン指標」と「院内指標」をセットで見ます。
まず見るべき指標(初心者向け・最小セット)
| 段階 | 代表指標 | 何が分かる? | 典型的な改善方向 |
|---|---|---|---|
| 流入 | 検索流入(自然検索/ローカル) | 見つけてもらえているか | MEO整合、地域×診療科ページ強化 |
| 閲覧 | 上位閲覧ページ、離脱が多いページ | どこで止まっているか | ページの不足情報を補う、構成見直し |
| 行動 | 予約クリック、電話タップ、地図クリック、フォーム送信 | 予約に進んだか | ボタン配置、導線分岐、フォーム短縮 |
| 来院 | 予約完了数、当日キャンセル率、来院率 | 結果につながったか | リマインド、案内強化、FAQ追加 |
「来院」を見える化するコツ(現場で回る方法)
オンラインだけだと最後が抜けやすいので、受付オペレーションで補います。
- 予約フォームに「当院を知ったきっかけ」(選択式)を1つだけ入れる
- 受付で「何をご覧になりましたか?」を定型で聞く(短く)
- 電話予約なら、スタッフがチェック欄を付ける(紙でもOK)
これだけで、どの流入が“来院に強いか”が分かり、投資の優先順位が決めやすくなります。
計測で最低限そろえたい“4つの行動”
次の4つだけでも、改善の材料が十分たまります。
- 予約ボタンのクリック(初診/再診など分岐があるなら別々に)
- 電話タップ(スマホ)
- 地図クリック
- フォーム送信完了
※設定は制作会社に依頼してOKですが、「何を成果にするか(上の4つ)」は院側で決めておくとブレません。
改善の打ち手(ページ改修/FAQ追加/導線変更/コンテンツ追加)
改善は「大改修」より、小さく速くが勝ちやすいです。
おすすめは、次の順番で優先度を決めることです。
優先順位の基本は“最短導線”から
- トップ(予約・電話・地図・診療時間が一瞬で分かるか)
- 初診の流れ(不安が消えるか、持ち物・所要時間が明確か)
- 診療案内/症状ページ(対応範囲・受診目安が明確か)
- アクセス(駐車場・入口・迷いポイントが解消されているか)
- 料金(条件・追加費用・税込が伝わるか)
ここを整えるだけで、コラムを増やすより早く成果が出ることが多いです。
改善の打ち手を“症状”で選ぶ(迷わない処方箋)
よくある症状 → 有効な打ち手
- 予約クリックは多いのに、予約完了が少ない
→ 予約導線の分岐を整理(初診/再診/検査/ワクチン)
→ 予約ページの説明を短く、入口を増やす(迷わせない) - 電話が増えすぎて受付が回らない
→ FAQ追加(よくある電話内容を先回り)
→ 初診ページに「持ち物」「受付の流れ」「返信目安」を明記 - 地域検索で見つけてもらえない
→ Googleビジネスプロフィールとサイトの情報一致(NAP・診療時間)
→ 地域×診療科の入口ページを強化(アクセス・駐車場・対応範囲) - 自由診療の問い合わせの質が低い(誤解が多い)
→ 料金の条件と、リスク・副作用等、ダウンタイムを同じ熱量で記載
→ 相談の流れ(説明→同意→施術)を分かりやすく - 更新が止まりがちで不安に見える
→ 「お知らせ」だけでも月1回更新(休診がなくても、院内の案内でOK)
→ 各ページに更新日・問い合わせ窓口を明記して信頼を積む
改善の回し方(おすすめの周期)
- 毎週(15分):休診・担当・お知らせの確認
- 毎月(30〜60分):数字確認 → 上位3ページを1つだけ改善
- 四半期(半日):ページ構成の見直し、写真更新、導線の再設計
✅ポイントは「毎月1個だけ直す」と決めること。
改善が“習慣”になると、半年〜1年で集患の土台が強くなります。
制作会社の選び方|“クリニック向け”で確認すべき質問リスト
クリニックHPの制作会社選びは、デザインの好みより 「運用で増えるか」「炎上しないか」「乗り換えられるか」 が重要です。
初心者ほど、最初に“質問リスト”を持って打ち合わせすると失敗が減ります。
以下は、商談でそのまま使える形に整理しました(答え方の良し悪しも含めています)。
医療広告のチェック体制はあるか(誰が・何を・どこまで)
まずここが弱い会社は、いくら制作が上手くてもリスクが残ります。
医療広告は「気をつけます」ではなく、手順(運用) があるかが本質です。
確認すべき質問リスト
- 医療広告のチェックは誰が担当ですか?(職種・経験年数)
- チェック対象はどこまでですか?(全ページ/自由診療ページのみ/LPのみ等)
- NG表現の指摘は“理由つき”で出ますか?(代替案の提示まで含むか)
- 体験談・口コミ・ビフォーアフター等の扱いルールはありますか?
- 自由診療ページの必須記載(料金・リスク等)をテンプレ化していますか?
- 公開後に院内が更新する場合、チェックフローはどうなりますか?(更新時の事故防止)
良い回答の目安 / 注意サイン
良い回答の特徴
- 「ガイドラインに沿って、こういう項目をチェックします」と項目が具体的
- NGを消すだけでなく、“言い換え方のパターン” を持っている
- 公開後も、更新時のチェック運用(院内ルール)まで提案できる
注意サイン
- 「大丈夫です」「問題ない表現にします」と言うが、チェック表・運用の話が出ない
- 成果を断定するコピーを平気で提案してくる(後から修正地獄になりやすい)
- 自由診療のページで、料金とリスクの説明が薄い設計をしている
集患支援の範囲(SEO/MEO/広告/コンテンツ/運用代行)
“集患支援”という言葉は幅が広いので、どこまでが月額に含まれるか を分解して確認します。
ここが曖昧だと「結局なにもしてくれない」「追加費用だらけ」になりがちです。
確認すべき質問リスト
SEO(検索)
- 地域×診療科×症状のページ設計までやりますか?(構成・導線)
- タイトルやディスクリプション等、基本設定は含まれますか?
- コラムは「量産」型ですか?それとも 診療ページ補強 型ですか?
- 記事の医療校閲はどうしますか?(範囲・責任分界)
MEO(地図)
- Googleビジネスプロフィールの整合(NAP・診療時間)をどこまで見ますか?
- 写真運用(撮影・投稿)や、投稿代行は含まれますか?
- 口コミ返信の方針作り・テンプレ提供はありますか?(揉めない設計)
広告(やる場合)
- 広告は対応できますか?(Google広告等)
- LPの制作・改善は含まれますか?
- 医療広告の表現チェックは広告文・LPも対象ですか?
運用代行
- お知らせ更新、休診更新、ページ修正は月何回まで?
- 改善提案は定例で出ますか?(レポート頻度)
「月額に含まれるか」を見極めるコツ
見積書や提案書は、次のように“作業名”まで落ちていると安心です。
- 例:GA4/計測設定、電話タップ計測、予約クリック計測、Search Console登録、サイトマップ送信
- 例:初診導線の分岐設計、フォーム項目最適化、予約導線の改善提案
逆に「SEO対策一式」「MEO対策一式」だけだと、内容が空になりやすいです。
制作実績の見方(デザインより導線・構成・成果を確認)
実績は“見た目”より、患者が迷わず予約できる設計になっているかを見ます。
初心者は次の観点でチェックすると、当たり外れを減らせます。
実績サイトで見るべきポイント
導線
- スマホで 電話・予約・地図 が常に見つかるか
- 初診 / 再診 / 検査 / ワクチンなど、入口が分かれているか
- 予約完了までのステップが長すぎないか(迷いポイントがないか)
情報の網羅
- 初診の流れ(持ち物・所要時間・支払い)が具体的か
- アクセスが親切か(駐車場・入口写真・迷いポイント)
- 医師情報(責任の所在)が明確か
信頼設計
- 更新日・問い合わせ窓口が分かるか
- 自由診療なら、料金とリスク説明が同じ熱量で書かれているか
実績確認で聞くべき質問リスト
- 「このサイトの狙い(新患/再来/採用)は何でしたか?」
- 「公開後に、どの数字がどう動きましたか?(予約クリック、電話、地図など)」
- 「改善は何をしましたか?(例:FAQ追加、導線変更、フォーム短縮)」
- 「同じ診療科・同じ商圏規模の事例はありますか?」
※数字を全部出せないのは普通です。ただ、良い会社は「どこをどう変えて改善したか」を具体的に話せます。
契約で揉めやすい点(著作権・解約・データ引き渡し・保守範囲)
ここは“後から痛い”ポイントです。
契約前に、最低限 「乗り換え可能性」 を確保しておくと安心です。
1) 著作権・利用権(何が誰のものか)
確認すべき質問
- 制作物(デザイン、HTML/CSS/JS、画像加工、文章)の権利は誰に帰属しますか?
- 素材(写真・イラスト・フォント)のライセンスは?買い切り?利用範囲は?
- ロゴや撮影データ(元データ)は納品されますか?
落とし穴
- “著作権は制作側、利用権だけ”だと、将来の改修や移管で制限が出ることがあります。
少なくとも 「自院が継続利用できる権利」「別会社が改修できる権利」 を明文化できると安心です。
2) 解約・移管(やめる時に詰まらないか)
確認すべき質問
- 最低契約期間と解約条件は?(違約金、申告期限)
- 解約時に提供されるものは?(データ一式、マニュアル、アカウント)
- ドメイン・サーバーは誰名義で管理しますか?移管できますか?
- CMSの管理者権限(ログイン情報)は院側でも持てますか?
注意サイン
- 管理画面を渡さない、または「うちでしか触れない」前提
- ドメインやサーバーが制作会社名義で、移管の話が曖昧
3) データ引き渡し(“何を”渡すのかを具体化)
口約束ではなく、引き渡し物リストに落とします。
最低限ほしいもの(状況に応じて)
- HTML/CSS/JS等のソース(またはCMS一式のエクスポート)
- 画像(最適化済み)+可能なら元データ
- 文章(原稿データ)
- 設定情報(GA4、Search Console、タグ、DNS、メール等)
- 301リダイレクト表(旧サイトがある場合)
- 予約連携の設定情報
4) 保守範囲(どこまでが月額?どこからが追加?)
確認すべき質問
- 月額でやる作業は何ですか?(更新回数、軽微修正、監視、バックアップ、復旧)
- 対応時間とSLAは?(平日だけ?夜間?緊急時の連絡先)
- セキュリティ更新(CMS/プラグイン等)は含まれますか?
- フォーム不具合・予約不具合は、どこまで対応しますか?
トラブル予防のコツ
- 「軽微修正」の定義を具体化(例:文言修正、画像差し替え、ページ追加は別、など)
- “一式”ではなく、作業単価(時間単価/ページ単価)を事前に確認
よくある質問(FAQ)|期間・原稿・写真・更新・費用の疑問を解消
制作期間はどれくらい? 急ぐ場合の現実的な方法は?
結論:標準は6〜8週間、急ぎなら3〜4週間が現実ラインです(※素材の揃い方で前後します)。
よくある制作期間の目安
- 3〜4週間:テンプレ寄り/ページ数を絞る/写真・原稿素材が最初から揃っている
- 6〜8週間:標準(撮影・原稿調整・導線設計を含む)
- 10〜12週間:自由診療ページが多い/採用ページも作る/予約連携が複雑
急ぐときに効く“現実的な短縮策”
- 最初はMVP(最小構成)で公開して、後から増やす
- 例:トップ/診療案内/初診の流れ/料金/アクセス/予約・問い合わせ/医師紹介/FAQ(まずはこの8点)
- 素材を“先に出す”(これが最も効きます)
- 診療時間・住所・電話・駐車場情報・料金の考え方・予約方法など
- 写真は優先順位で揃える(全部撮ろうとすると遅れる)
- 外観(入口が分かる)→受付→待合→診察→医師・スタッフ
- 機能追加を後回し(公開後でも足せる)
- 多言語、複雑な予約分岐、症状コラム大量追加、凝ったアニメーション等
- 確認フローを固定する(誰がいつ承認するか)
- “院内承認が止まる”のが最大の遅延原因になりがちです
急ぐ場合に避けたいこと
- 途中で「やっぱりページを増やす」「デザインを一新」など大きな変更を入れる
- 予約システムの条件確認を後回しにする(権限・URL・設定情報で止まりやすい)
原稿は誰が書く? 院内負担を減らす進め方は?
結論:院内が“ゼロ”は難しいですが、負担はかなり減らせます。
コツは「院内は事実と判断だけ」「文章化は制作側」に分けることです。
原稿の役割分担(おすすめ)
- 院内(必須):事実の提供・医療内容の最終確認
- 診療範囲(できる/できない)
- 初診の流れ(持ち物、所要時間、予約要否)
- 料金の考え方(保険/自費、追加費用が出る条件)
- リスク・注意事項(自由診療がある場合は特に)
- 制作側(得意領域):構成・文章化・読みやすさ調整・導線設計
- 患者の不安を減らす順番に並べる
- FAQ化、ページ内の要約、スマホで読みやすい整形
院内負担を減らす“進め方の型”
- 質問シート方式(最短で回る)
- 制作側が質問リストを用意 → 院内は箇条書きで回答 → 制作側が文章に整える
- インタビュー方式(院長が忙しい院に強い)
- 30〜60分のヒアリングを録音 → 制作側が原稿化 → 院内は赤入れだけ
- 既存資料の再利用(スピード最優先)
- 院内掲示、説明資料、同意文書、よくある電話質問、紙の問診案内などを素材にする
確認をラクにするコツ(実務で効きます)
- 院内は「全文を読む」より、まず “間違うと困る場所”だけ確認する
- 診療範囲、料金、予約条件、注意事項、連絡先、診療時間
- 更新する可能性が高い箇所は、文章で固定せず 表・FAQ・注意書きで運用しやすくする
月額費用に含まれるものは? 乗り換えはできる?
結論:月額は“何が含まれるか”の中身次第。乗り換えは「権限とデータ次第」で決まります。
契約前に分解して確認すると、後悔が減ります。
月額に含まれやすい項目(まずここをチェック)
- サーバー/ドメイン管理(名義は誰かも重要)
- SSL(https)更新・証明書管理
- バックアップ(頻度・世代数・復元対応の有無)
- CMS・プラグイン等のアップデート(セキュリティ更新)
- 障害時の一次対応(対応時間・連絡手段)
- 軽微修正(文言修正・画像差し替えなどの回数や上限)
- アクセス解析レポート・改善提案(頻度、どこまでやるか)
「含まれていない」ことが多い項目(追加費用になりやすい)
- ページ追加(自由診療ページ追加、採用ページ追加など)
- 予約導線の作り込み(分岐増加、UI改善)
- 記事制作・医療校閲・撮影
- 大幅なデザイン改修、機能開発
- 広告運用(Google広告など)
乗り換えを可能にする“事前条件”(超重要)
- ドメインは医院名義(または医院が移管できる状態)にする
- 管理者権限(CMS/サーバー/GA4/Search Console)を医院側でも保持する
- 解約時に何を渡すかを契約書・仕様書に明記する
- 例:サイトデータ一式、画像、原稿、設定情報、リダイレクト表 など
契約前に聞くと安心な質問(そのまま使えます)
- 解約時に引き渡されるものは何ですか?(データ・アカウント・手順)
- ドメイン/サーバーの名義は誰ですか?移管できますか?
- 「軽微修正」の定義は?月に何回まで?追加は単価いくら?
- バックアップは誰が、どの頻度で、復元は対応してくれますか?
- 旧サイトがある場合、301リダイレクトは対応範囲に含まれますか?
まとめ|「目的→構成→導線→広告対応→運用」まで一気通貫で考える
クリニックHPは、公開した瞬間に完成するものではありません。
「患者の不安を減らす情報」→「迷わず予約できる導線」→「広告リスクを避ける表現」→「数字で改善する運用」まで、一本の流れで設計すると成果が積み上がります。
失敗しない全体設計の要点
- 目的を先に固定する
新患・再来・採用のうち、まず最優先を1つに決める(全部やると導線が散ります)。 - 構成は“患者の判断順”に合わせる
先に見られるのは「安心材料」「受診の流れ」「費用の考え方」「アクセス」。
治療の詳細は、その後に読まれます。 - 導線はスマホ前提で、入口を絞る
ボタンを増やすより、
初診/再診/検査・ワクチンなど“患者の用件”で分けて迷いを減らすほうが強いです。 - 医療広告は“言い方”より“運用”が重要
NG表現を避けるだけでなく、更新時に事故が起きないように
チェック担当・基準・承認フローを院内で持つのが安全です。 - 運用は大きく変えるより、小さく回す
月1回、上位ページを1つだけ直す。これが一番続きます。
明日から回せる運用の型(最小コストでOK)
- 週1(15分):休診・診療時間・予約導線の点検
- 月1(30〜60分):
- 流入が多いページ上位を確認
- 予約/電話/地図のクリックが弱いページを1つ選ぶ
- FAQ追記・導線修正・情報追加を“小さく”実施
- 四半期(半日):写真差し替え、構成の見直し、初診ページの改善
ポイントは、「流入→閲覧→予約(電話)→来院」のどこが詰まっているかを決め打ちして直すことです。
制作会社・院内で共有する最小チェックリスト
- 目的:新患/再来/採用の優先順位は明確か
- 必須ページ:診療案内・初診・料金・アクセス・医師情報・FAQ・予約導線は揃っているか
- 導線:スマホで電話/予約/地図が迷わず押せるか(初診と再診が混ざっていないか)
- 広告対応:自由診療は費用・条件・リスク説明がセットか/表現チェックの運用があるか
- 運用:更新担当・緊急時連絡先・バックアップと復元の責任分界が決まっているか
- 乗り換え:ドメイン名義・管理者権限・データ引き渡し範囲が契約で明文化されているか
このチェックを通したうえで制作に入ると、公開後の改善もスムーズになり、結果として“集患の伸び”が早くなります。
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