保育園ホームページ制作の教科書|園児募集・採用・保護者対応を同時に強くする

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「保育園のホームページ、そろそろ何とかしないと…」と思いながら、忙しさに追われて後回しになっていませんか?

「見学予約が増えない。電話は来るけど“本気の問い合わせ”が少ない…」
「採用ページはあるのに応募が来ない。欲しい人材に届いていない気がする」
「保護者からの問い合わせが多くて、同じ説明を何度もしている」
「更新が止まっていて、園の印象が悪くならないか不安」
「写真掲載や個人情報の扱いが怖くて、結局なにも載せられない」
「制作会社に頼むと高そう。見積の見方も分からない」

保育園のホームページは、ただ“きれいに作る”だけでは成果につながりません。
大事なのは、誰に(入園検討者・求職者・在園児家庭)、何をしてもらうか(見学予約・応募・自己解決)を先に決め、園の運用に合った形で回すことです。

このブログ記事では、制作の専門知識がなくても迷わないように、募集・採用・保護者対応を同時に強くするための「設計の型」を、実務レベルで分かりやすくまとめました。

  • 最低限必要なページ構成(園の規模別テンプレ)
  • “園らしさ”が伝わる写真・文章の作り方
  • 見学予約・採用応募につながる導線設計
  • 更新が止まらない運用体制の作り方
  • 見積の中身のチェックポイント(初期費用/月額費用)
  • 写真・個人情報の安全なルール化、セキュリティの基本
  • 公開後30日で成果を伸ばす改善の進め方

「まず何から手をつければいい?」が分かるよう、チェックリスト付きで解説します。
読み終えたときには、園の現場が無理なく回せて、保護者にも求職者にも“信頼されるサイト”の作り方が見えるはずです。

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目次

まず結論:保育園サイトは「誰に」「何をしてもらうか」で成果が決まる

保育園のホームページ制作で最初にやるべきことは、デザインや機能を決める前に 「誰(ターゲット)に」「何(行動)をしてもらうか」 を言語化することです。ここが曖昧だと、情報が増えても成果(見学・入園・応募・問い合わせ削減)につながりません。

まずは、園のサイトでよくある3ターゲットを “行動”ベース で整理します。

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ターゲットしてほしい行動成果が出るサイトの特徴
入園検討者(保護者)見学予約・問い合わせ不安を先回りして解消し、予約までが最短
求職者応募・説明会参加「ここで働くイメージ」が具体的で、条件が明確
在園児家庭必要情報の自己解決探しやすい/更新されている/連絡が減る

ポイントは、“情報をたくさん載せる”ことではなく、それぞれの人が迷わず次の一歩に進める順番で情報を並べることです。
(例:トップに「見学予約」ボタンを置く、採用は別導線にする、在園児向けは更新日を明示する、など)

入園検討者(保護者)にしてほしい行動:見学予約・問い合わせ

保護者は「比較」よりも先に、まず 不安の解消 を求めています。ここで安心できると、見学予約に進みやすくなります。

保護者が気にする“不安”の代表例

  • 👶 子どもが馴染める?(先生の関わり、雰囲気)
  • 🍚 給食・アレルギー対応は?
  • 🧼 感染症や衛生面は?
  • 🧯 事故防止・防災は?
  • 🚌 送迎・駐車場・アクセスは現実的?

見学予約につながる情報の並べ方(迷わない導線)

  • ① 園の特徴(理念・保育方針・大切にしていること)
  • ② 園生活の具体(1日の流れ/年間行事/給食/持ち物)
  • ③ 安心材料(安全・衛生・防災/職員体制の考え方)
  • ④ 入園案内(募集要項・費用・申し込みの流れ)
  • 見学予約・問い合わせ(最短)

“予約したくなる”見せ方のコツ

  • 写真は「説明用」より「生活が想像できる」ものを中心に
    例)遊びの様子、保育者の関わり、活動の準備、空間の明るさ
  • よくある質問(FAQ)を厚めにして、電話前に解決できる状態に
    例)慣らし保育、欠席時対応、延長保育、土曜保育、アレルギー 等
  • “初めての人向け”の一文を添える
    例)「見学は初めてでも大丈夫です。所要時間は○分程度/持ち物は不要です」など

CTA(行動ボタン)の基本

  • ボタンは「問い合わせ」だけでなく、見学予約を主役にする
  • スマホでは、上部・下部に 固定ボタン(見学/電話/地図)を置くと強い
  • フォームは短く(入力項目を増やしすぎない)
    • 名前、連絡先、希望日時(第1〜第3候補)、子どもの年齢、質問(任意)くらいが目安

求職者にしてほしい行動:応募・説明会参加

採用は、給与条件だけで決まるわけではありません。求職者が知りたいのは 「ここで働く自分が想像できるか」 です。

応募を後押しする“3点セット”

  1. 働き方が具体的(1日の流れ/配置の考え方/残業や持ち帰りの方針)
  2. 育成の仕組み(研修、OJT、面談、キャリア)
  3. 人となりが見える(職員の声、園長・主任のメッセージ)

採用ページに入れると強い内容(差がつきやすい)

  • 🧑‍🏫 先生の1日(どんな時間に何をするか)
  • 📚 研修・サポート体制(新人フォロー、外部研修、資格支援など)
  • 🤝 チームの雰囲気(年齢構成・相談のしやすさ・連携方法)
  • 🧸 保育の考え方(“何を大切にしている園か”が伝わる文章)
  • ✅ 募集要項(勤務時間・休日・給与・福利厚生・選考フロー)を曖昧にしない

説明会・応募につながる導線設計

  • 「応募する」だけだと心理的ハードルが高いので、
    “まずは見学(職場見学)”“オンライン説明会” の入口を用意すると動きやすくなります。
  • 応募フォームは「履歴書を完璧に用意してから」になりがちなので、
    “まずは相談” の入口(簡易フォーム)もあると取りこぼしが減ります。

信頼を上げる(E-E-A-T的に強い)見せ方

  • 文章に「現場の具体」がある(経験に基づいた記述)
  • 更新日が明確(募集要項が古いと一気に不信感)
  • 監修・責任者が分かる(園としての公式情報だと伝わる)

在園児家庭にしてほしい行動:必要情報の自己解決(問い合わせ削減)

在園児家庭向けは、満足度だけでなく 先生の業務負担を減らす という意味でも重要です。ここが整うと、電話・口頭確認・同じ質問が減ります。

自己解決を増やす“設計のコツ”

  • 「どこに何があるか」が一瞬で分かる
    • 例)トップに「よく使う情報」まとめ(欠席連絡/持ち物/行事/提出書類)
  • 更新日を必ず表示(更新されている=安心)
  • 情報はPDF一択にしない(スマホで読みづらい・探しづらい)
    • 必要なら、要点をページに書いて、詳細だけPDFにする

よくある“問い合わせが増える”原因

  • 情報はあるが、見つからない(メニューが複雑、階層が深い)
  • お知らせが止まっている(“今も運営されている?”と不安になる)
  • 行事・持ち物が毎回違うのに、整理されていない(最新が不明)

負担を増やさず続く運用ルール(現実的なやり方)

  • 更新は“毎週頑張る”ではなく、型を作って最小運用にする
    • お知らせ:テンプレ化(日時/対象/要点/持ち物/締切)
    • 行事:年間ページ+月別ページに分ける
  • 写真掲載は「ルール化」して揉めないようにする
    • 例)掲載範囲、掲載期間、写り込み配慮、同意の取り方 など

園の信頼に直結する注意点

  • 個人情報・写真の扱いは、“園としての方針” をページ化しておくと安心につながります。
  • セキュリティ(HTTPSなど)や、プライバシーポリシーの整備も、保護者の不安を減らします。

失敗しない準備:目的・優先順位・更新体制を先に決める

保育園のホームページ制作でつまずきやすいのは、「作り始めてから決める」ことです。
先に決めておくべきは 目的(何のため)/優先順位(何を先に見せる)/更新体制(誰が回す) の3つ。ここが固まると、デザインやページ構成の判断が一気にラクになります。

目的を3つに分けて“捨てる情報”も決める(募集/採用/保護者向け)

まず、目的を「全部やりたい」で始めると、情報が散らかって成果が薄くなります。
おすすめは、目的を3分類して “一番大事な1つ”を決める ことです。

目的の3分類

  • 募集(入園):見学予約・問い合わせを増やす
  • 採用:応募・説明会参加を増やす
  • 保護者向け:必要情報の自己解決を増やし、問い合わせを減らす

ここで重要なのが、捨てる情報(=今は載せない) を決めること。
載せない=不親切ではなく、「迷わせない設計」です。

捨てる情報の決め方(実務で使える基準)

  • 更新できない情報(更新停止は信頼低下につながりやすい)
  • なくても行動が起きる情報(“あると良い”より“必要”を優先)
  • 文章が長くなる割に読まれない情報(資料は要点→詳細の順に分ける)

目的を整理するミニシート(これだけ埋めればOK)

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項目例(募集を最優先にする園)
最優先の目的見学予約を増やす
二番目の目的採用応募を増やす
今回はやらない(捨てる)保護者向けの資料置き場を作り込まない(最低限のみ)
成功の判定月◯件の見学予約/問い合わせ、採用ページ閲覧数など

補足:ありがちな落とし穴

  • 「全部トップに載せる」→ 誰にも刺さらず、行動も起きにくい
  • 「園の説明を丁寧に…」→ 丁寧さ自体は大事。ただし 予約導線より下に長文 だと機会損失になりがち

現場が回る運用設計(誰が・いつ・何を更新するか)

園のサイトは「公開がゴール」ではなく、公開後の更新で信頼が積み上がる タイプのサイトです。
だから制作前に、運用の“回し方”を決めておくのが最短ルートです。

運用設計で決めること(最低限)

  • 誰が更新するか(担当者/代理)
  • 何を更新するか(お知らせ/行事/採用情報など)
  • 更新のルール(いつ更新するか、承認は必要か)
  • 緊急時の動き(休園・感染症・災害時のお知らせ手順)
  • 写真・個人情報の扱い(掲載可否、期限、削除依頼の窓口)

“役割”を決めると続きます(少人数でもOK)

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役割主な作業目安
更新担当(主)お知らせ投稿、軽微な修正月1〜数回
確認担当(承認)内容チェック(表現・個人情報)5〜10分/回
緊急担当休園等の告知を即時掲載いざという時

ポイントは、更新担当を1人に固定しすぎないこと。
担当者が忙しい月がある前提で「代理でも同じ品質で投稿できる型」を用意します。

更新が続く“型”の作り方(テンプレ例)

  • お知らせテンプレ
    • 結論(何が変わる?)
    • 対象(誰向け?)
    • 日時(いつ?)
    • 持ち物・提出物(何が必要?)
    • 締切(いつまで?)
    • 問い合わせ先(必要なら)

これだけで、文章がブレず、確認も速くなります。

更新頻度の目安:毎月更新/行事前更新/随時更新に分ける

更新を「頑張って頻繁に」ではなく、更新タイプ別に分けると現実的になります。

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更新タイプ更新内容の例更新の合図(トリガー)
毎月更新お知らせ、園だより(要点)、ブログ月初/月末にまとめて
行事前更新年間行事、運動会、発表会、説明会行事の1〜2週間前
随時更新休園、感染症、警報、採用枠、重要連絡発生したら即時

コツ

  • 「毎月更新」枠は、“書ける月だけ頑張る”をやめるための仕組みです
  • 行事ページは、毎回作り直すのではなく、前年ページを複製→日付だけ更新が最強です

素材準備の段取り(写真・文章・各種資料)

制作が遅れる最大原因は、実はデザインではなく 素材不足 です。
先に「何が必要か」を棚卸しして、集め方を決めればスムーズに進みます。

素材は3点セットで考えるとラク

  1. 写真(雰囲気・活動・施設)
  2. 文章(園の特徴・入園案内・採用情報など)
  3. 事実情報(料金・定員・開園時間など“正確さが重要な項目”)

文章は“ゼロから書かない”のがコツ

  • 既存のパンフレット、入園案内、重要事項説明、求人票などを集める
  • そこから「Web向けに短く整える」
    • 目安:紙の文章の 40〜60%くらい に圧縮しても読まれやすくなります

写真の集め方(撮り直しが難しい園向け)

  • まずは「今ある写真」を全部集める(職員共有フォルダなど)
  • 使える写真/撮り足しが必要な写真を仕分ける
  • 撮り足しは“イベント当日”より、普段の日常が強い
    • 子ども目線の活動、保育者の関わり、空間の明るさが伝わるもの

注意(実務で事故が起きやすい)

  • 写真・動画は、園児の写り込みや掲載範囲、同意の扱いなど、園内ルールを必ず確認してから使います
  • 「公開しない方が安全な情報」もあります(例:防犯上の詳細、個人が特定される情報)

最初に揃えるべき資料:要項、料金、定員、開園時間、連絡先、アクセス

ここは“サイトの信用”を左右するため、特に丁寧に最新化します。
制作途中で何度も確認が走るので、最初に一括で揃えるのが効率的です。

最低限そろえる「正確性が必須」の情報

  • 入園に関する要項(募集・対象年齢・申込の流れ)
  • 料金(保育料・給食費・延長保育など)
  • 定員(年齢別があるなら年齢別も)
  • 開園時間・休園日
  • 連絡先(電話・メール・問い合わせフォーム)
  • 所在地・アクセス(地図、最寄り駅、駐車場、送迎時の注意)

ここでのポイントは、誰が見ても“公式の最新情報”と分かる形にすることです。

信頼を上げる見せ方(E-E-A-Tにも効く)

  • 情報ページに「更新日(最終更新)」を入れる
  • 料金・制度は「年度」や「適用条件」を明記する
  • 不確実な情報は書かず、確認先(園/自治体)へ誘導する
  • 園としての責任主体(運営法人名、所在地、連絡先)を分かりやすく載せる

制作前の素材チェックリスト(コピペして使えます)

  • 文章
    • 園の理念・方針(短く)
    • 園の特色(3〜5個に絞る)
    • 1日の流れ/年間行事
    • 入園案内(申込の流れ、費用、持ち物)
    • 採用情報(働き方、募集要項)
  • 事実情報
    • 定員、開園時間、休園日、住所、電話
    • 各費用(年度・条件つきで)
  • 写真
    • 外観、保育室、園庭、活動、給食(可能なら)
  • 運用ルール
    • 更新担当/承認担当
    • 写真掲載ルール(同意・期限・削除対応)
    • 緊急時の投稿フロー

必須のページ構成:迷わないサイトマップ(園の規模別テンプレ)

保育園サイトは「ページを増やすほど良い」ではありません。
成果(見学予約・応募・問い合わせ削減)に直結するのは、必要なページを、迷わない順番で配置することです。

ここでは、初心者でも迷わないように

  • 小規模でも最低限そろえる構成
  • 採用を強化する構成
  • 保護者向けを充実させる構成

の3つに分けて、ページの役割と中身の型を整理します。

小規模でも最低限ほしいページ

「まず公開して、ちゃんと機能する」ための最小構成です。
小規模ほど、情報の網羅より 導線の短さ・更新の継続 が強みになります。

最小構成(6ページ)

  • トップ
  • 園の紹介
  • 園生活
  • 入園案内
  • アクセス
  • お知らせ

ページごとの役割を、最短で理解できるように表にまとめます。

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ページ目的(何をしてもらう?)ここだけは入れるよくある失敗
トップ見学予約・問い合わせへ進ませる特徴3つ/見学ボタン/電話・地図/最新のお知らせ文章が長くてボタンが下に埋もれる
園の紹介安心・共感を作る理念→日々の実践→大切にしていること理念だけで具体がなく、雰囲気が伝わらない
園生活“通ったらどうなるか”を見せる1日の流れ/年間行事/給食写真が少なく、生活が想像できない
入園案内不安を解消し、行動へ募集要項/費用(年度明記)/持ち物/FAQ情報がPDFだけでスマホで見づらい
アクセス来園ハードルを下げる地図/最寄り/駐車場/送迎注意地図だけで、車・徒歩の具体がない
お知らせ“運営されている感”を出す最新更新日/テンプレ投稿/カテゴリ分け更新が止まり信頼を落とす

トップ(見学/問い合わせ導線を最短に)

トップは「説明するページ」ではなく、迷わせず行動させるページです。

入れると強い要素(優先順)

  • 見学予約(主役):ボタンを上部に配置
  • 電話:スマホはタップで発信できる形
  • アクセス:地図へワンタップ
  • 園の特徴:3つに絞って短く(例:食育/少人数/自然体験など)
  • 最新のお知らせ:更新日つき(止まっていない証明)

小技(やりすぎない範囲でOK)

  • 「はじめての方へ」導線を1本作る(迷子防止)
  • よくある質問へ直リンク(問い合わせ削減)

園の紹介(理念・保育方針・特色)

信頼を作るページですが、長文にすると読まれません。
型はこれだけで十分です。

  • 大切にしていること(理念・方針)
  • 具体的にやっていること(活動・関わり方)
  • 保護者にとってのメリット(安心・成長・生活面)

文章は「抽象 → 具体 → 生活への影響」の順で、短く区切ると読みやすくなります。

園生活(1日の流れ/年間行事/給食)

ここが弱いと「結局どんな園?」で離脱します。

見せ方のおすすめ

  • 1日の流れ:時間割+写真(3〜5枚でも効果大)
  • 年間行事:月ごとではなく 季節のまとまり にすると読みやすい
  • 給食:方針(手作り・アレルギー等)+例(写真 or メニュー例)

入園案内(募集要項/費用/持ち物/よくある質問)

最も「正確さ」が求められます。
特に費用は、年度・条件が変わりやすいので、見せ方を工夫します。

おすすめの書き方

  • 費用は“概要”をページに記載し、詳細は資料リンクへ(スマホ配慮)
  • 「更新日」「適用年度」を明記
  • よくある質問(FAQ)で不安を先回り
    例:慣らし保育/欠席時/延長/持ち物/アレルギー

アクセス(地図/駐車場/送迎の注意点)

アクセスは地味ですが、見学率に直結します。

入れると強い情報

  • 駅からの所要時間(徒歩・バス)
  • 駐車場の有無と台数、停め方の注意
  • 送迎時の安全ルール(混雑時間帯・導線)

お知らせ(更新が“止まらない”仕組み)

お知らせは「頻度」より「継続」が命です。
更新が止まると、園の印象が一気に不安になります。

続く仕組み

  • 投稿テンプレを固定(誰でも同じ型で書ける)
  • カテゴリを3つ程度に絞る
    • 例:お知らせ/見学・説明会/採用
  • 「月1回は必ず更新」など最低ラインを決める

採用を強化するなら追加するページ

採用は、募集要項だけだと比較負けしやすいです。
求職者は「条件」だけでなく 働くイメージ を求めています。

追加するなら、まずはこの3ページが効果的です。

  • 募集要項
  • 職員の声
  • 園長/主任メッセージ

募集要項(給与・休日・福利厚生・園の働き方)

採用ページは“盛る”より明確さが強いです。
曖昧だと不信感になり、応募が減ります。

入れるべき項目(最低限)

  • 勤務時間/シフト例
  • 休日・休暇
  • 給与の内訳(手当含むなら条件も)
  • 残業・持ち帰りの方針(ゼロなら仕組みも)
  • 配置・チーム体制の考え方
  • 選考フロー(見学→面談→採用など)

職員の声(1日の流れ/キャリア/研修)

“ここで働く自分”が想像できるかが勝負です。

おすすめの構成

  • 入職理由(なぜここを選んだか)
  • 1日の流れ(具体)
  • 大変な点と、その解決方法(リアルが信頼になる)
  • 研修・成長(新人フォロー、学びの機会)

園長/主任メッセージ(価値観の一致を促す)

文章は短くても良いので、園としての約束を明確にすると強いです。

例(書くと刺さるテーマ)

  • 大切にしている保育観
  • チームの文化(相談のしやすさ、連携)
  • 働き方の方針(残業、休み、育成)

保護者向けを充実させるなら追加するページ

保護者向けを整えると、満足度だけでなく 問い合わせ削減 に効きます。
ただし、やり方を誤ると運用が破綻するので、公開範囲の設計が重要です。

追加するなら、まずはこの2ページが現実的です。

  • 各種書類・おたより
  • 感染症・安全対策

各種書類・おたより(公開範囲の設計が重要)

ここは「何でも載せる」が一番危険です。
おすすめは 公開範囲を3段階 に分けることです。

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区分内容例置き場所のおすすめ
公開(誰でも)入園関連の案内、園の方針通常ページ
限定(保護者のみ)行事の詳細、提出書類、連絡事項パスワードページ or 保護者アプリ
非公開(園内)個人情報が含まれるものWebに載せない(別運用)

運用のコツ

  • PDFだけに頼らず、要点はページに書く(スマホで探しやすい)
  • 「最新がどれか」分かるように更新日と版を明記
  • 古い資料はアーカイブに移動(混乱防止)

感染症・安全対策(方針と実施内容をセットで)

保護者が知りたいのは、立派なスローガンではなく 具体的に何をしているか です。

入れると信頼が上がる構成

  • 方針(何を重視するか)
  • 日常の対策(手洗い、換気、消毒の考え方など)
  • 体調不良時の対応(連絡基準、登園目安の考え方)
  • 緊急時(災害・警報)の対応(連絡手段、引き渡しの流れ)

注意点

  • 詳細を書きすぎると更新が大変になるので、変わりやすい部分は「都度お知らせ」へ寄せる

“園らしさ”の伝え方:写真・文章・見せ方の型

保育園のホームページで大事なのは、情報量より 「安心できる具体」「その園ならではの空気感」 が伝わることです。
“園らしさ”はセンスではなく、写真・文章・見せ方の型 で再現できます。

写真で伝えるべき4点(施設/活動/職員/日常)

写真は、保護者にとって 「見学に行く前の疑似体験」 です。
プロっぽさよりも、信頼できるリアル が強いです(ただし画質が悪すぎるのはNG)。

施設:安心の根拠を見せる

入れると強いカット例

  • 入口・下駄箱(導線が分かる)
  • 保育室(明るさ・広さ・整理整頓)
  • トイレ・手洗い(衛生の安心)
  • 園庭・近隣環境(遊びのイメージ)

見せ方のコツ

  • 1枚で終わらせず、「入口→保育室→園庭」 のように流れを作ると安心感が出ます。

活動:その園の“価値”を視覚化する

入れると強いカット例

  • 製作・絵本・運動・外遊び・食育など(園の特色に合わせて)
  • 行事は「当日」よりも、準備や日常の積み重ね が伝わる写真が刺さります

注意点

  • 特殊活動(英語・音楽など)を載せるなら、頻度や対象 が誤解されないよう一言添えるのが親切です。

職員:いちばんの安心材料

入れると強いカット例

  • 子どもと同じ目線で関わる様子
  • 複数職員で連携している様子
  • 笑顔だけでなく、丁寧に見守る表情 も信頼につながります

ポイント

  • 保護者は「先生の人柄」を見ています。顔が分かりにくい写真でも、関わり方は伝わります(園の方針・同意ルールに従ってください)。

日常:比較検討で決め手になる“普通の良さ”

入れると強いカット例

  • 朝の受け入れ、給食準備、お昼寝前後、片付け、降園導線
  • 「その園の一日が想像できる」写真は、見学予約に直結しやすいです 😊

撮影のコツ:説明写真より「体験が想像できる」写真

スマホ撮影でも、次の3つだけで見栄えが安定します。

撮影の3原則

  • 明るい時間帯に撮る(逆光は避ける)
  • 子どもの目線に近い高さで撮る(臨場感が出る)
  • 背景を整える(掲示物・個人情報・散らかりは要注意)

撮影前チェック(トラブル予防)

  • 個人情報が写っていないか(名札・掲示・書類)
  • 写真の公開範囲と同意(園のルールに沿う)
  • 位置情報が残る設定になっていないか(必要ならオフ)

最短で揃える“写真セット”(まずこれだけ)

  • 施設:3枚(入口/保育室/園庭)
  • 活動:3枚(遊び・製作・食育など)
  • 職員:2枚(関わりの様子中心)
  • 日常:2枚(朝・降園など)
    → 合計 10枚 でも、サイトの説得力はかなり上がります。

文章は「理念→日々の実践→保護者にとってのメリット」の順で書く

文章が長くなる原因は、理念を丁寧に語りすぎて 具体が遅れる ことです。
おすすめは、理念を短く、実践を厚く、メリットで締める 形。

文章テンプレ(そのまま使える型)

  • 理念(1〜2文)
    • 例:子どもの主体性を大切にし、安心して挑戦できる環境をつくります。
  • 日々の実践(箇条書き3〜5つ)
    • 例:朝の会で気持ちを共有/遊びを見守る声かけ/絵本の時間を毎日確保
  • 保護者にとってのメリット(1〜2文)
    • 例:初めての集団生活でも、段階的に慣れていけるよう支援します。

読みやすさを上げるコツ

  • 1文は短く(40〜60字くらいを目安)
  • 専門用語は言い換える(例:「情緒の安定」→「安心して過ごせること」)
  • 断言しすぎない(誤解を生む表現は避け、条件があるなら明記)

“信頼”が増える一言の入れ方(E-E-A-Tに効く)

  • 「いつ」「どのくらい」を少しだけ入れる
    • 例:週◯回/月◯回/年間で◯回など
  • 園としての責任主体が分かる形にする
    • 例:運営法人名・連絡先・更新日が明確

差別化ポイントの作り方(比較される軸を先に決める)

差別化は「特別なこと」ではなく、比較される軸で“選びやすくする”ことです。
園が伝えたいことと、保護者が比較する軸がズレると刺さりません。

まず決める:比較される軸(3つまで)
おすすめは、次の6カテゴリから 3つだけ選ぶことです(多いとぼやけます)。

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カテゴリ見せるべき証拠(文章・写真)誤解を防ぐ一言
食育給食の方針、調理の様子、献立例アレルギー対応の範囲
自然体験散歩コース、外遊び、季節行事雨天時の代替
英語・音楽実施頻度、対象年齢、講師体制“必須”か“希望”か
少人数保育定員・クラスの考え方、関わりの写真年齢で違うか
延長保育時間・料金の考え方、申し込み方法当日対応の可否
ICT活用連絡の仕組み(園だより/連絡帳等)個人情報の扱い

例:食育、自然体験、英語・音楽、少人数保育、延長保育、ICT活用

差別化を“伝わる形”にするには、「主張」+「具体」+「保護者の得」 の3点セットが必要です。

差別化の書き方(テンプレ)

  • 主張:何を大切にしているか
  • 具体:どんな取り組みを、どのくらいの頻度でやっているか
  • 得:それで子ども・家庭にどんな良いことがあるか

例(自然体験の言い方)

  • 主張:自然に触れる体験を大切にしています。
  • 具体:近隣の公園へ週◯回散歩し、季節の変化を観察します。
  • 得:体を動かす習慣がつき、興味関心が広がります。

差別化でやりがちな失敗

  • 「手厚いです」「安心です」だけで終わる(根拠がない)
  • 特色を盛りすぎる(実態とズレると信頼を落とす)
  • 似た園と同じ言葉になる(結果、記憶に残らない)

最後のひと工夫(“園らしさ”が一気に出る)

  • 特色を「言い切り」ではなく、園の行動原則として書く
    • 例:「子どもが自分でやってみる時間を守る」「急がせない声かけ」
      こうした“現場の言葉”は、他園と被りにくく独自性になりやすいです。

使いやすさで信頼が上がる:UI/UXの必須チェック

保育園サイトのUI/UXは、見た目以上に「安心できる」「迷わない」「すぐ行動できる」を作るための土台です。
特に保護者はスマホで、しかも“短時間”で確認することが多いので、使いにくさ=不安につながりやすい点に注意しましょう。

ここでは、制作前・公開前・運用中に使える 必須チェック を4つに分けて整理します。

スマホ前提の導線設計(見学予約・電話・地図を最上段に)

スマホでは「探す」より「すぐ押せる」が正義です。
園サイトで最重要の導線は、基本この3つに集約されます。

  • 見学予約(または問い合わせフォーム)
  • 電話(タップで発信)
  • 地図(ワンタップで地図アプリへ)

最上段に置くべき“行動セット”

次のように、画面上部で迷わない形が理想です。

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行動目的実装のポイント
見学予約申し込みの最短ルートボタン文言は具体的に(例:見学予約)
電話すぐ相談したい人の受け皿タップで発信、受付時間も明記
地図来園ハードルを下げる駐車場情報や送迎注意へのリンクも用意

よくある“もったいない”パターン

  • ボタンが下までスクロールしないと出てこない
  • 「お問い合わせ」だけで、見学の入口がない
  • 電話番号はあるが、タップで発信できない
  • 地図はあるが、駐車場・送迎の注意点が別ページで迷子

迷わせないコツ(小さな工夫で効きます)

  • 固定ボタン(画面下)を用意する(見学/電話/地図)
  • フォームは短く(入力項目を増やしすぎない)
  • 「はじめての方へ」を1本作り、入口を統一する
  • 予約・問い合わせ後に「次に何が起きるか」(返信目安など)を表示して安心感を出す

情報の探しやすさ(メニュー設計/ページ内目次/検索)

“探しやすさ”は、保護者の不安を減らすだけでなく、電話問い合わせの削減にも直結します。

メニューは「7項目以内」を目安にする

増やすほど親切に見えますが、スマホでは逆に迷いやすくなります。
まずは「大分類」を短くし、細かい情報はページ内で整理します。

おすすめの大分類(例)

  • 園について
  • 園生活
  • 入園案内
  • お知らせ
  • 採用
  • アクセス
  • 見学・問い合わせ

ページ内目次は“長いページ”の必需品

入園案内や採用ページは情報が増えやすいので、ページ上部に目次があるだけで離脱が減ります。

目次に入れると効く項目(入園案内の例)

  • 募集要項
  • 費用(年度・条件)
  • 持ち物
  • よくある質問
  • 見学の流れ

検索は「必須ではない」が、条件次第で強力

検索機能は便利ですが、最初から無理に付けなくてもOKです。
ただし、次に当てはまる園は導入価値が上がります。

  • お知らせが多い(過去記事が探される)
  • 書類・おたよりなど情報が増えがち
  • 複数施設を運営している

迷子を防ぐ“道しるべ”3点セット

  • パンくずリスト(今どこにいるか)
  • 関連リンク(次に読むべきページ)
  • CTAの再提示(ページ下でも見学予約へ戻せる)

読みやすさ(文字サイズ・余白・写真の最適化で表示速度も改善)

読みやすさは「見やすい」だけでなく、信頼行動率に直結します。
特にスマホでの“詰まり感”は、読む気力を奪います。

読みやすさの基本ルール

  • 1文を短めに(長文を避ける)
  • 重要な結論は先に書く
  • 箇条書きを使い、段落の間に余白を作る
  • 太字は“要点だけ”に絞る(多すぎると逆効果)

文字・余白の最低ライン(体感で効きます)

  • 文字が小さすぎない(スマホで拡大しなくて読める)
  • 行間が詰まりすぎない(息苦しさをなくす)
  • 1画面に情報を詰め込みすぎない(スクロール前提でOK)

写真最適化は「見た目」と「速さ」を同時に改善する

写真が多い園サイトは、表示が重くなると離脱が増えます。
次の運用ルールを決めておくと、更新が楽になります。

写真の運用ルール(おすすめ)

  • 画像サイズを大きくしすぎない(必要以上の高解像度は避ける)
  • 形式は軽量なものを優先(可能ならWeb向け形式)
  • 一度に大量表示しない(ギャラリーは工夫する)
  • 重要な写真だけ先に読み込み、下は遅延読み込みにする

“お知らせ”が読みづらいサイトが多いので要注意

お知らせは運用で増えるぶん、UIが弱いとすぐ散らかります。

  • 日付を必ず表示(更新の信頼)
  • カテゴリを増やしすぎない(3つ程度)
  • タイトルは短く具体的に(何の変更か一目で分かる)
  • 重要情報(締切・持ち物)は本文冒頭にまとめる

アクセシビリティの最低ライン(色・代替テキスト・PDF依存の回避)

アクセシビリティは「特別な配慮」ではなく、誰にとっても使いやすい設計です。
園サイトは保護者の年齢層も幅があり、スマホ利用も前提なので、最低ラインだけでも整える価値が大きいです。

色:読めるコントラストを確保する

  • 文字色と背景色が近いと読みにくい
  • 薄いグレー文字、淡い背景に白文字は要注意
  • 色だけで意味を伝えない(例:赤=重要、だけにしない)

代替テキスト:写真の“意味”を短く補う

園サイトは写真が多いぶん、代替テキストの効果が出やすいです。

代替テキストの考え方

  • 飾り画像:空でもOK(意味がないなら無理に書かない)
  • 意味のある画像:何が写っているかを短く説明する
    • 例:園庭で外遊びをする子どもたち、給食の配膳準備、など

PDF依存を避ける:要点はページに書く

PDFは便利ですが、スマホでは「読みにくい・探しにくい」ことが多く、自己解決を妨げます。

おすすめの分け方

  • Webページ:要点(結論・手順・締切・持ち物)
  • PDF:詳細資料(規程の全文、長い表、配布書式など)

操作:指で押せるサイズにする

  • ボタンやリンクが小さいと押し間違いが増える
  • 行間が狭いリンク一覧は、スマホで事故が起きやすい
  • 重要ボタンは“十分な余白”を取る

機能要件の決め方:欲しい機能を“現場負担”で評価する

保育園のホームページは、機能を足すほど便利そうに見えますが、現場では 「運用が回らず更新が止まる」 のが一番の失敗です。
そこで大切なのが、機能を “実装コスト”ではなく“現場負担(運用コスト)” で評価して決めること。

先に、判断がブレなくなる「基本の考え方」を置いておきます。

  • 必須(Must):入園・採用・保護者対応のいずれかで、成果に直結する
  • あったら良い(Should):あると便利だが、なくても運用できる
  • 今回は見送り(Could):負担が大きい/効果が読みづらい/誤解やリスクがある

さらに、機能はこの式で判断すると整理しやすいです。

  • 価値(効果)=「問い合わせ削減」or「見学・応募増」or「信頼UP」
  • 負担=「更新頻度 × 更新時間 × 関係者の多さ(確認・承認)」+「リスク(個人情報・誤掲載)」

下の表は、園でそのまま使える“簡易採点”です(迷ったらこれでOK)。

スクロールできます
観点0点1点2点
効果ほぼ影響なし少し効く直結する
更新負担毎週以上 / 大変月1〜2回ほぼ更新不要
リスク高い(個人情報等)

「効果が高い × 負担が低い」から採用すると、失敗しにくくなります。

問い合わせ・見学予約(フォーム/自動返信/受付ルール)

見学予約・問い合わせは、園サイトの成果を作る“入口”です。
ただし、フォームを作れば増えるわけではなく、運用ルールがないと現場が詰まります。

最小構成(まずはこれで十分)

  • 見学予約(推奨)または問い合わせフォーム
  • 自動返信(受付完了の通知)
  • 返信の目安(例:◯営業日以内)
  • 受付ルール(見学の実施曜日・時間帯、対象年齢の確認など)

入力項目は「短く」が鉄則

入力項目が多いほど、送信率は落ちやすくなります。
おすすめは以下くらいまで(任意は最小限)。

  • お名前
  • 連絡先(メール or 電話)
  • 希望日時(第1〜第3希望)
  • お子さまの年齢(または学年)
  • 質問(任意)

現場負担を減らす“受付設計”

  • 見学枠を決める(例:火・木の10:00/11:00のみ)
  • 受付不可の条件を最初に明示(対象年齢、地域要件などがある場合)
  • 自動返信に「当日の流れ・所要時間・持ち物」を入れる
    → 個別返信の手間が減ります

よくある落とし穴

  • フォームは来るが、返信が遅れて信頼を落とす
  • 受付担当が一人で不在時に止まる
  • 自動返信がなく「送れたか不安」で電話が増える

お知らせ・ブログ(更新のしやすさが最重要)

お知らせは、園の“今動いている感”を作る最強コンテンツです。
一方で、更新が止まると逆効果になりやすいので、続く仕組みが最優先です。

最小構成(続けることを優先)

  • 投稿テンプレ(誰でも同じ型で書ける)
  • 日付表示(必須)
  • カテゴリは3つ以内
    例:お知らせ/見学・説明会/採用

投稿テンプレ(これだけでOK)

  • 結論(何のお知らせか)
  • 対象(誰向けか)
  • 日時(いつ)
  • 持ち物・対応(必要なら)
  • 締切(必要なら)
  • 問い合わせ先(必要なら)

運用が楽になる工夫

  • 月1回でも良いので“最低更新ライン”を決める
  • 行事は「前年記事を複製→日付だけ更新」方式にする
  • 重要なお知らせはトップにも表示(固定表示)できるようにする

よくある落とし穴

  • ブログを頑張る前提で設計して、3か月で止まる
  • カテゴリを増やしすぎて、どこに何があるか分からなくなる

写真公開(公開範囲/パスワード/期限付き公開)

写真は“園らしさ”を最も伝えますが、同時にリスクも大きい領域です。
ここは最初に 公開範囲の設計 を決めると事故が減ります。

公開範囲は3段階で整理すると安全

スクロールできます
区分推奨
一般公開雰囲気が分かる活動写真(個人が特定されにくい)園の魅力発信に有効
保護者限定行事の写真、クラスの様子パスワード等で管理
非公開個人情報が含まれる/トラブルになりやすいWebに載せない

現場負担が増えやすいポイント

  • 掲載可否の確認(同意の管理)
  • 写り込みチェック(名札、掲示物、書類)
  • 削除依頼対応
  • 公開期限の管理(いつまで載せるか)

続く設計の“現実解”

  • 一般公開は「個人特定されにくい写真中心」に絞る
  • 保護者限定は「期間限定(例:1〜3か月)」を基本にする
    → 溜まり続ける運用を避けられます
  • 写真掲載ルールを1ページで明文化して、判断のブレを無くす

多言語対応(必要性の判断と、まずやる現実解)

多言語対応は、理想を追うと運用が重くなります。
まずは「本当に必要か」と「どこまでなら回るか」を分けて考えるのがコツです。

必要性の判断(チェック項目)

  • 外国籍の保護者が一定数いる、または問い合わせが増えている
  • 入園案内でのミスコミュニケーションが実際に起きている
  • 行政・地域的に多言語情報の整備が求められている

まずやる現実解(いきなり全ページ翻訳しない)

最初は“重要ページだけ”に絞るのが安全です。

  • 園の概要(理念・特色を短く)
  • 入園案内の要点(対象、申込の流れ、連絡先)
  • 見学予約・問い合わせ
  • アクセス

翻訳の運用は、次の順で負担が増えます。

  1. 重要部分のみ(固定情報中心)
  2. 一部ページを多言語化
  3. 全ページ+お知らせも翻訳(負担大)

よくある落とし穴

  • 自動翻訳で誤解が出やすい文章をそのまま出す
  • 更新のたびに翻訳が追いつかず、情報が矛盾する

ポイントは、可変情報(お知らせ等)を無理に多言語化しないことです。
必要なら「問い合わせ窓口」と「要点」を多言語で整備するだけでも、効果は出やすいです。

SNS・連絡アプリ・ICTツール連携(やりすぎない設計)

連携は便利ですが、増やすほど「更新の二重管理」「問い合わせ窓口の分散」が起きがちです。
基本は、主役(公式サイト)と補助(SNS等)を分けるのが失敗しません。

役割分担の考え方

  • 公式サイト:正確な情報の“母艦”(入園案内、採用、アクセス、方針)
  • SNS:日常の雰囲気、イベントの告知、認知拡大
  • 連絡アプリ/ICT:在園児向けの連絡・配布(公開範囲が限定される情報)

連携の最小構成

  • 公式サイトにSNSリンク(導線は1か所に集約)
  • SNSから公式サイトの「見学予約」「入園案内」へ誘導
  • 問い合わせ窓口は原則1つに統一(迷子防止)

現場負担が増えるサイン

  • 同じ内容をサイトとSNSで二重投稿している
  • 連絡手段が複数あって「どこに連絡すれば?」が発生している
  • 担当者が休むと投稿が止まる

“やりすぎない”ためのルール例

  • SNSは週◯回まで、投稿テンプレを用意
  • 正式情報は必ず公式サイトに置き、SNSはリンクで案内
  • 重要連絡は「この窓口」と明示(分散させない)

制作方法の選び方:自作・テンプレ・制作会社、どれが正解?

保育園サイトの制作方法は「どれが最強」ではなく、園の目的(募集・採用・保護者対応)と、現場が回る運用体制で最適解が変わります。
迷ったら、次の3点だけ先に決めるとブレません。

  • 🎯 目的の優先順位:募集>採用>保護者(どれを最優先にする?)
  • 🕒 更新の現実:月1回以上更新できる?(誰がやる?代理は?)
  • 🧩 必須機能:見学予約/お知らせ/写真公開(範囲管理)など

さらに超シンプルに言うと、判断はこのルールでOKです。

  • 時間がある→自作が強い
  • 時間がないが早く出したい→テンプレが強い
  • 成果を取りに行く・運用も任せたい→制作会社が強い

自作が向く園(更新担当が確保できる/小規模/要件がシンプル)

自作は、「運用の自由度」と「改善スピード」が最大の武器です。
小規模でページ数が少なく、更新担当が確保できる園ほど相性が良いです。

向いている条件(当てはまるほど自作向き)

  • 月1回以上の更新を“担当者が”無理なくできる
  • 必要機能がシンプル(見学フォーム+お知らせ程度)
  • 写真公開は一般公開中心で、限定公開の運用を広げすぎない
  • 文章・写真素材を園側で用意できる(または集められる)

自作のメリット

  • ✅ 変更が速い(行事前にすぐ差し替えできる)
  • ✅ 情報の鮮度を保ちやすい(更新が止まりにくい)
  • ✅ 制作会社の都度見積りを挟まず改善できる

自作の落とし穴(ここで詰まりやすい)

  • ⚠️ セキュリティ・バックアップが「気づくと放置」になりがち
  • ⚠️ 担当者が異動・退職すると運用が止まる
  • ⚠️ 写真・個人情報の判断基準が曖昧だと掲載事故リスクが上がる

自作で失敗しない“最低限の運用セット”

  • 更新担当(主)+代理(副)を決める
  • 予約・問い合わせの返信ルール(何日以内・誰が・どのテンプレで)を決める
  • 写真掲載ルール(公開範囲/期限/削除依頼窓口)を文書化する
  • 更新頻度は「多く」より「続く」を優先(例:月1回固定)

テンプレ型が向く園(短納期・低コスト・最小構成から始めたい)

テンプレ型は、最短で公開でき、運用も“型”に寄せやすいのが魅力です。
「まず出して、必要なら後で強化したい」園に向きます。

テンプレ型には大きく2種類あります。

  • サイト作成サービス(ノーコード):自分で作って自分で更新
  • サブスク型の制作・更新代行:作成や毎月の更新を任せられるプランもある

向いている条件

  • まずは最小構成(必須ページ中心)で公開したい
  • 更新はできるが、凝った設計・カスタムは求めない
  • 採用・募集を“いきなり最大化”より、土台づくりを優先したい

テンプレ型のメリット

  • ✅ 公開までが速い(設計と素材さえ揃えば一気に進む)
  • ✅ 更新が簡単(担当者が変わっても引き継ぎやすい)
  • ✅ 初期の失敗(作り込み過ぎ)を避けやすい

テンプレ型で確認すべき“現場負担ポイント”

  • 独自ドメインは使えるか(園の信頼に関わる)
  • 広告表示の有無(無料プランだと出る場合がある)
  • お知らせの運用がしやすいか(カテゴリ・固定表示・予約投稿など)
  • フォームの自動返信/受付ルール(返信テンプレ)を作れるか
  • 写真の公開範囲(一般/限定)を運用できるか
  • データの持ち出し(引っ越し)やバックアップが現実的か

費用の考え方(テンプレ型でブレない見方)

  • 月額だけで判断せず、次もセットで見ます
    • 独自ドメイン費用
    • 追加アカウントや追加機能
    • 写真・動画が増えたときの容量
    • 更新代行が必要になったときの費用

(参考として、公式情報では、サイト作成サービス側に月額プランや、制作・更新代行の月額プランが用意されているケースがあります)

制作会社が向く園(募集/採用を本気で伸ばしたい/運用まで任せたい)

制作会社は、単に作るだけでなく、「成果の出る設計」や「運用の仕組み」まで含めて整えられるのが強みです。
募集・採用を伸ばしたい、あるいは現場に余力がない園ほど向きます。

向いている条件

  • 見学予約・採用応募を“数字で”増やしたい
  • 写真・文章まで含めて品質を上げたい(撮影・ライティングも含む)
  • 個人情報・写真運用などリスク管理も含めて設計したい
  • 公開後も改善・更新を一定レベルで回したい(丸投げ寄り)

制作会社のメリット

  • ✅ 目的から逆算した導線設計(トップ・入園・採用の優先順位がブレない)
  • ✅ “園らしさ”の言語化・可視化(写真・文章・見せ方が整う)
  • ✅ 公開後の改善(アクセス解析→改善提案)まで持っていける

制作会社で失敗しないためのチェック(ここが肝)

  • どこまでが制作範囲か(構成・文章・撮影・フォーム設定・SEOの基本など)
  • 更新は誰がやるか(園/会社/半々)と、月何回まで対応か
  • 納品物と権利関係(データ一式、写真の利用範囲、引っ越し可否)
  • 緊急時の対応(休園・感染症・災害など、告知のスピード)
  • 写真掲載・個人情報の運用ルールを一緒に作ってくれるか
  • “保育園サイトの実績”があるか(見せ方の勘所が違う)

費用感は「タイプ」で大きく変わる

  • テンプレ寄り(作成コストを抑える)
  • オリジナルデザイン(設計・表現の自由度を上げる)
  • 撮影・文章制作込み(園の負担を減らし品質を上げる)
    このどこを選ぶかで、見積りの幅が出ます(相場は参考程度にしつつ、目的と運用で判断するのが安全です)。

3方式を一目で比較(迷ったらここで決める)

スクロールできます
項目自作テンプレ型制作会社
公開スピード△(学習が必要)◎(最短)○(準備が揃えば速い)
運用のしやすさ担当者次第◎(型に乗せやすい)○〜◎(運用込みなら強い)
表現の自由度△〜○
成果設計(募集/採用)△(自前で設計)△〜○
現場負担○〜△(自分で回す)○(回しやすい)◎(任せ方次第)
リスク管理(写真/個人情報)ルール次第ルール次第設計に組み込みやすい

費用の考え方:相場より大事な「見積の中身」チェック

「保育園のホームページ制作って、結局いくら?」は気になりますが、相場だけ見て決めると失敗しやすいです。
同じ“30万円”でも、成果(見学予約・採用応募・問い合わせ削減)に直結する中身が入っているかどうかで価値が変わります。

費用が変わる要因(ページ数/写真撮影/原稿作成/機能/運用サポート)

見積が上下する主な理由は、だいたいこの5つに集約できます。

  • ページ数・情報量
    例:入園案内が「PDFだけ」か「Webページで分かりやすく整理」されているかで工数が変わります。
  • デザインの作り方
    テンプレベース(早い・安い)/オリジナル設計(園らしさを表現しやすい)で差が出ます。
  • 写真・動画の準備
    既存素材を活用できるか、撮影が必要か。撮影が入ると費用だけでなくスケジュールも変わります。
  • 文章(原稿)の用意
    園側で書ける範囲と、制作側が取材・ライティングまで担当する範囲で大きく変動します。
  • 機能の有無
    例:見学予約フォーム、採用エントリー、パスワード付きページ、更新のしやすさ(CMS)など。
  • 公開後の運用支援
    「作って終わり」か、「更新・改善まで支援」かで月額が変わります。

ポイントは、“何を削ると成果が落ちるか”を先に決めることです。
園サイトだと特に成果に効きやすいのは次の領域です。

  • 見学予約・問い合わせの導線(スマホで迷わない)
  • 採用ページの情報量(働き方・職員の声・募集要項の分かりやすさ)
  • 入園案内の整理(費用・定員・持ち物・よくある質問が自己解決できる)

初期費用と月額費用を分けて考える(保守・更新・サーバー等)

見積を見るときは、初期費用(制作)月額費用(維持・運用)を分けて整理すると判断が速くなります。

スクロールできます
区分代表的な項目見落としやすいポイント
初期費用企画、サイト設計、デザイン、ページ制作、フォーム設定、公開作業「何ページ分が含まれるか」「原稿・写真は誰が用意するか」
月額費用サーバー、ドメイン管理、保守(更新・バックアップ・セキュリティ)、軽微修正“月額に含まれる作業範囲”(更新回数/対応時間/緊急時対応)

ここでよくある落とし穴が、月額の中身が曖昧なまま契約してしまうことです。

  • 月額は安いけど、更新が都度見積で止まりやすい
  • 「保守=サーバー代だけ」で、CMS更新やバックアップが別料金
  • 問い合わせフォームの不具合対応が、営業時間外は対象外 など

“月額で何をやってくれるのか”を1行単位で書き出すと、比較が一気にラクになります。

見積書で必ず確認する項目

見積は金額だけでなく、「含まれる範囲」と「含まれない範囲」を確認する書類です。
チェックは次の順に行うと、抜け漏れが減ります。

  • 成果の定義:見学予約を増やす?採用応募?問い合わせ削減?(どれを優先するか)
  • 制作範囲:ページ数/各ページの内容/フォーム数/スマホ対応
  • 制作物の成果物:ワイヤー(設計図)、デザイン案、文章、写真、公開後の操作マニュアル
  • スケジュール:素材提出の締切/初稿日/修正回数/公開日
  • 公開後:保守の内容、障害対応、更新依頼の流れ

ドメイン所有者は誰か/データ移管できるか/更新回数の上限

ここは“揉めやすい三点セット”なので、必ず確認しましょう。

  • ドメイン・サーバーの契約者(所有権)は園側か
    制作会社名義だと、解約・移管時にトラブルになりやすいです。
    → 理想は、園が契約主体になり、制作会社は管理代行(権限付与)にする形。
  • データ移管(引っ越し)ができるか
    「更新は当社でしかできません」状態だと、将来の選択肢が狭くなります。
    → 納品物として、サイトデータ一式/バックアップ/アカウント情報の引き渡し範囲を明記。
  • 月額に含まれる更新回数と内容
    “更新”の定義が曖昧だと、毎回追加費用になります。
    → 例:
    • テキスト差し替えは月◯回まで
    • 画像差し替えは月◯点まで
    • ページ追加は別途(単価を事前提示)
      など、上限と単価の両方があると安心です。

修正対応の範囲/追加ページ単価/写真・文章の権利関係

次にトラブルが起きやすいのが、ここです。

  • 修正対応の範囲
    “修正”は一般に「当初の設計どおりの範囲での調整」、
    “追加”は「要件の追加(ページ・機能・原稿量増)」と扱われます。
    → どこからが追加扱いか、具体例付きで確認。
  • 追加ページ単価(または追加作業単価)
    価格表がないと都度見積で時間がかかり、更新が止まります。
    → 「A4相当1ページ追加」「採用要項ページ追加」「FAQ追加」など、よくある追加の単価を聞く。
  • 写真・文章の権利関係(特に保育園は重要)
    子どもの写真は、園の信頼に直結します。
    → 事前に確認したいこと
    • 撮影データの著作権/使用権はどこに帰属するか
    • 退職・転職などで制作会社が変わっても使えるか
    • フリー素材・フォントのライセンスは問題ないか
    • 掲載同意(園内ルール)の運用に沿っているか

「納品されたのに、実は再利用できない」ケースは地味に痛いので、最初に潰すのが得策です。

補助金・助成金を検討する時の注意点(対象経費・申請設計)

補助金は魅力的ですが、“対象経費のルール”と“順番”を間違えると、計画が崩れます。

  • 対象経費の上限・条件がある(Web関連費は上限や比率制限があることがある)
  • 事前着手NGが多い(申請前に契約・発注すると対象外になりやすい)
  • 後払いが基本(立替が必要。資金繰りも含めて計画する)

たとえば小規模事業者持続化補助金では、ウェブサイト関連費だけの申請は不可で、かつ交付申請額の1/4(最大50万円)が上限などのルールがあります。さらに一定額以上だと処分制限(一定期間の目的外処分に制限)がかかる点も要注意です。
また、IT導入補助金系では、少なくとも公開されているFAQ上でホームページ制作は補助対象外と明記されているものがあります。

補助金を使うなら、現実的にはこの段取りが安全です。

  • 1)使う制度を1つに絞り、最新版の公募要領・FAQで「Web制作が対象か」を確認
  • 2)対象になる経費に合わせて、見積の内訳を“科目別”に設計(広報費/委託費など)
  • 3)申請スケジュールから逆算して、制作スケジュールを組む(園行事の繁忙期も加味)
  • 4)採択後〜交付までの資金繰り(立替)も含めて意思決定する

「補助金が使える前提」で制作会社を選ぶと危険なので、まずは補助金がなくても成立する予算と設計を作って、その上で“使えたらラッキー”くらいの位置付けにすると安全です。

制作の流れ:最短で揉めずに公開するための工程表

保育園のホームページ制作は、デザインや機能より先に 「決める順番」 が成果とスムーズさを左右します。
揉めやすい原因はだいたいこの3つです。

  • ゴール(目的)が途中で変わる/共有されていない
  • 素材(写真・文章・正確な数値)が揃わない
  • 確認・承認の流れが曖昧で、修正が終わらない

そこで、以下の工程を 「成果が出る順」かつ「揉めない順」 に並べます。園側・制作側のどちらで作る場合でも使える内容です。

要件定義(目的・ページ・機能・運用)

ここを飛ばすと、後半で必ず手戻りが起きます。要件定義は「話し合い」ではなく、決める作業です。

1)目的を1つに絞って宣言する(最優先)

  • 入園(見学予約)を増やす
  • 採用応募を増やす
  • 保護者の自己解決を増やし問い合わせを減らす

全部やるのはOKですが、優先順位1位だけは必ず決めます。
(例:最優先=見学予約。次点=採用。保護者向けは最小で開始。)

2)サイトの最小ページを確定する(揉めない基準)

  • トップ
  • 園の紹介
  • 園生活
  • 入園案内
  • アクセス
  • お知らせ
    +(必要なら)採用ページ、保護者向けページ

3)機能を“現場負担”で採点して決める

  • 見学予約フォーム(自動返信/受付ルール)
  • お知らせ更新(テンプレ/カテゴリ)
  • 写真公開(公開範囲/期限)
  • SNS連携(公式サイトが母艦)
  • 多言語(必要ページだけ)

4)運用設計を1枚で決める(公開後に止めない)

  • 更新担当(主)/代理(副)
  • 更新頻度の最低ライン(例:月1回)
  • 緊急時の告知担当(休園・感染症・警報)
  • 写真掲載ルール(同意・公開範囲・削除対応)

5)揉めないための“合意事項”を最初に書く

  • 修正回数(初稿→◯回まで等)
  • 追加要件の扱い(追加は別見積/別スケジュール)
  • ドメインの名義(園側が原則)
  • 納品物(サイトデータ、画像、文章の権利関係)

ここまで決まれば、制作の8割は成功です。

設計(サイトマップ/導線/ワイヤー)

設計は「見た目」より先に、迷わない導線を決める工程です。園サイトは特に、スマホ導線が最重要です。

1)サイトマップ(ページの並び)を固める

  • どのページが入口になるか(トップ/入園案内/採用)
  • どこに到達してほしいか(見学予約/応募/自己解決)

2)導線設計(スマホで迷わせない)

  • 上部:見学予約/電話/地図
  • 下部:同じ導線をもう一度(スクロール後の迷子防止)
  • 「初めての方へ」を1本作り、迷子を減らす

3)ワイヤー(設計図)で“内容の順番”を確定する
ワイヤーは、デザイン案よりも揉めにくいのが利点です。ここで決めるのは「何を」「どの順で」見せるか。

ワイヤーで決めるべきポイント(特に重要)

  • トップに載せる“特徴”は3つまで
  • 入園案内の構成(募集要項→費用→持ち物→FAQ→見学導線)
  • 採用ページの構成(働き方→募集要項→職員の声→応募導線)
  • お知らせの見せ方(カテゴリ/固定表示/更新日)

デザイン→実装→テスト(スマホ・速度・フォーム動作)

ここからが「作る工程」ですが、最短で進めるコツは 先に“ブレない基準”を作ることです。

1)デザインで先に決める3点(迷いを減らす)

  • 文字サイズと余白(読みやすさ最優先)
  • 写真の使い方(園らしさを出す位置)
  • ボタンのルール(見学予約は常に目立つ)

2)実装(更新しやすさを最優先)

  • お知らせは“誰でも更新できる”状態にする(テンプレ)
  • 入園案内・採用は「更新日」「年度」など管理しやすい形にする
  • PDFは要点をページに書き、詳細だけPDFにする(スマホ配慮)

3)テストは“使う人目線”で最低限ここまで

  • スマホで表示崩れがないか(主要ページ)
  • 表示速度が遅すぎないか(写真が重いと離脱が増える)
  • フォームが動くか(送信→自動返信→管理者通知)
  • 電話・地図リンクがワンタップで動くか

テストでよくある見落とし

  • 送信完了画面が分かりにくく、二重送信が起きる
  • 自動返信の文面が曖昧で、問い合わせが増える
  • 画像が大きすぎて表示が遅い

公開前チェック(誤字・情報更新日・リンク切れ・個人情報)

公開前は「見栄え」ではなく 事故を防ぐチェックが最重要です。ここが丁寧だと、公開後の信頼が安定します。

1)誤字・数字のチェック(園サイトは信頼に直結)

  • 開園時間、電話番号、住所
  • 費用・対象年齢・定員(年度・条件の明記)
  • 見学対応の曜日・時間

2)更新日(最終更新)を入れる

  • 入園案内・採用・費用は特に重要
  • 「いつの情報か」が分かるだけで問い合わせが減ります

3)リンク切れ・導線のチェック

  • 見学予約ボタンが全ページから戻って来られるか
  • 採用・入園の導線が混ざって迷子になっていないか
  • PDFや外部リンクが正しく開くか

4)個人情報・写真のチェック(事故予防の要)

  • 園児の名札、掲示物、書類が写っていないか
  • 写真の公開範囲(一般公開/限定公開)に合っているか
  • 同意・運用ルールに沿っているか
  • プライバシーポリシー等の表記(必要なら)

公開後30日でやること(分析→改善のループ)

公開後にやることを決めていないと、サイトはすぐ“放置”になります。
最初の30日でやるべきは、難しいSEOではなく 行動が起きる導線の改善です。

1)まず見る指標はこれだけ(初心者でも判断できる)

  • 見学予約/問い合わせの件数(最重要)
  • どのページが見られているか(トップ、入園案内、採用)
  • 途中で離脱している場所(長すぎる/導線が弱い可能性)

2)改善は“小さく早く”が正解

  • 見学ボタンの位置を上げる(ファーストビュー)
  • FAQを追加して問い合わせを減らす
  • 入園案内の文章を短くし、要点を上にまとめる
  • 写真を差し替えて“生活が想像できる”ものを増やす

3)更新が止まらない仕組みを固定する

  • お知らせテンプレ運用開始(誰でも投稿できる)
  • 月1回の更新日を決める(例:月末)
  • 代理担当でも投稿できる手順書を残す

4)信頼を積み上げる“更新ログ”を作る

  • 「いつ」「何を変えたか」を簡単にメモ
  • 担当交代があっても改善が継続します(E-E-A-T的にも強い運用)

安心を守る:セキュリティ・個人情報・写真運用のルール化

保育園サイトは「園の信頼」を背負うメディアです。
セキュリティや写真運用で一度でも不安が出ると、見学予約や採用応募にも影響します。

ポイントは、難しい対策を積むことではなく、事故が起きやすい場面を先回りして“ルール化”することです。

最低限の対策(HTTPS/権限管理/強固なパスワード/バックアップ)

HTTPS(通信の暗号化)は必須

  • サイト全体をHTTPSにする(フォームだけでなく全ページ)
  • HTTP→HTTPSへ自動転送(常に暗号化の状態へ)
  • 画像や外部埋め込みで「保護されていないコンテンツ」が混ざらないよう確認

権限管理(誰が何を触れるか)を決める

運用が続く園ほど、ここが弱点になりやすいです。

  • アカウント共有をやめる(「園共通ID」運用は事故の元)
  • 権限は最小に(投稿だけできる人/設定も触れる人を分ける)
  • 退職・異動のたびにアカウント棚卸し(無効化・権限変更)
  • 外部業者にも最小権限+作業期間を限定(必要なら作業後に権限を戻す)

強固なパスワードと多要素認証(MFA)

「強いパスワード」より、使い回し防止+MFAが効果的です。

  • パスワードは使い回さない(園サイト用を別にする)
  • 可能ならMFAを必ずON(CMS、サーバー、メール、クラウド全部)
  • パスワード管理は“人の記憶”に頼らない(管理ツール or ルール化)

現場で回るルール例

  • 管理者は2名まで(主・副)
  • それ以外は投稿者権限
  • 重要アカウントはMFA必須
  • パスワードは年度初めに更新、退職時は即変更

バックアップ(“戻せる”状態が園を守る)

バックアップは「取っている」だけだと不十分で、復元できることが大事です。

  • バックアップの対象:サイトデータ/画像/データベース/設定
  • 頻度:最低でも週1(更新が多いなら毎日)
  • 保管先:同じサーバー内だけに置かない(別の場所にも持つ)
  • 復元テスト:半年に1回でもいいので実施(いざという時に詰まらない)

チェックリスト(最低ライン)

  • [ ] 更新前に自動バックアップが走っている
  • [ ] 1か月前の状態に戻せる
  • [ ] 復元担当と手順が決まっている

園児写真・動画の取り扱い(同意の取り方/公開範囲/保管)

写真は「園らしさ」を伝える最強素材ですが、同時に最も繊細な領域です。
うまくいく園は、公開範囲を最初に3段階で決めて、運用を迷わせません。

公開範囲は3段階で固定する

  • 一般公開(誰でも見られる):個人が特定されにくい写真中心(後ろ姿、引き、集合でも配慮)
  • 保護者限定:行事・クラス写真など(パスワード等で制限)
  • 非公開:個人情報が写る/事情がある家庭が想定されるもの(Webに載せない)

ここを曖昧にすると、担当者が変わった瞬間に判断が割れます。

同意は「媒体×期間×撤回」をセットで設計

同意は“取る/取らない”ではなく、保護者が不安なく選べる形にします。

同意書(または入園時の確認)に入れておくと揉めにくい項目:

  • 利用目的(園の広報、園生活の紹介など)
  • 掲載媒体(ホームページ/パンフ/SNS/園内掲示 など)
  • 公開範囲(一般公開/保護者限定)
  • 有効期間(例:当年度のみ、毎年更新)
  • 同意の撤回方法(窓口、期限、対応の流れ)
  • 同意の有無で園児への対応に差が出ないこと

保護者限定の“現実的な運用”を決める

限定公開はやり方次第で負担が跳ね上がります。園の規模に合わせて選びます。

  • 一番ラク:Webに載せない/連絡アプリで共有(園の運用に寄せる)
  • 中間:年度ごと(またはクラスごと)パスワードを設定し、定期的に変更
  • 重いが強い:個別ID(家庭ごと)でログイン(作業・費用が増えやすい)

おすすめは「中間」まで。重い方式に行くなら、最初から運用担当と工数を見積に入れるのが安全です。

写真・動画の保管ルール(内部も事故が起きやすい)

公開よりも、園内での保管・共有が原因で漏えいすることもあります。

  • 保管先を決める(個人スマホ/個人クラウドに置かない)
  • 共有はアクセス制限付きの場所で(閲覧権限を絞る)
  • 退職・異動時に共有権限を外す
  • 画像データの扱い(必要なら位置情報などのメタ情報に注意)

プライバシーポリシー・免責・著作権(必要な表記)

「信頼される園サイト」ほど、表記が整っています。
難しく作り込むより、最低限の項目を漏れなくが正解です。

プライバシーポリシーに最低限入れる項目

  • 取得する情報(問い合わせフォームで入力される情報など)
  • 利用目的(問い合わせ対応、見学案内、採用連絡 など“具体的に”)
  • 管理方法(安全管理措置の考え方、委託先管理の考え方)
  • 第三者提供の有無(するなら条件、しないならしないと明記)
  • 開示・訂正・削除の窓口(連絡先)
  • 改定(更新日、改定の通知方法)

※個人データの漏えい等が起きた場合、状況によっては当局への報告や本人への通知が必要になるため、「緊急連絡・対応フロー」は園内ルールとして別途用意しておくと安心です。

免責(トラブルを避けるための“線引き”)

園サイトでよくあるのは「情報の更新タイミング」による誤解です。

  • 掲載情報は最新化に努めるが、状況により変更される可能性
  • 重要事項(費用、募集要項など)は「更新日」「年度」を明記
  • 外部リンク先の内容についての責任範囲(園が管理できない領域)

免責は強く書きすぎると不信感が出るので、“誤解を避けるための説明”として置くのがコツです。

著作権(写真・文章・フォント・素材)

「他サイトの文章を参考にしたつもりが、近くなりすぎた」事故は起きがちです。

最低限のルール:

  • 文章は必ず園独自で(コピーしない)
  • 画像・イラスト・フォントは利用条件(ライセンス)を確認
  • 制作会社・カメラマンに依頼する場合は、納品物の利用範囲(Web/SNS/紙、期間、二次利用)を契約で明確化

リニューアルの判断:今のサイトが“機会損失”になっていないか

保育園サイトは、見た目が古いだけなら大問題ではありません。
本当に怖いのは、「本来なら入っていたはずの見学予約・応募・問い合わせ削減の機会を落としている」状態です。

ここでは、初心者でも判断できるように

  • いま見直すべき“サイン”
  • 部分改修で足りる/作り直しが早い基準
  • リニューアルで伸ばしやすいポイント

を、現場目線で整理します。

見直しサイン(更新停止/スマホで崩れる/導線が弱い/安全面が不安)

まずは「雰囲気」ではなく、具体的な症状で判断します。
当てはまる数が多いほど、機会損失の確率が上がります。

1分セルフチェック(当てはまる?)

  • 見学予約・問い合わせが、トップの上部で見つからない
  • 電話番号がタップで発信できない/地図がすぐ開けない
  • 入園案内がPDF中心で、スマホだと読みにくい
  • 「更新日」「年度」が書かれておらず、情報が古く見える
  • スマホで文字が小さい/余白がなく読みづらい
  • 画像が重く、表示が遅い(開くのに待たされる)
  • フォーム送信後の自動返信がない、または分かりづらい
  • 採用情報が薄い(働き方・福利厚生・職員の声・一日の流れがない)
  • お知らせが止まっている(数か月〜1年以上更新なし)
  • 管理画面のアカウント共有、パスワード使い回し、担当不明
  • SSL(HTTPS)になっていない/混在コンテンツの警告が出る
  • 写真の公開範囲や同意ルールが曖昧(運用が怖い)

サインを「機会損失」に変換するとこうなる

  • 導線が弱い → 見学予約が入らない(“気になった瞬間”に行動できない)
  • 情報が古い → 不安で離脱(比較検討で負ける)
  • 採用情報が薄い → 応募の質が下がる/ミスマッチ増
  • 安全面が不安 → 信頼毀損リスク(園の評価に直結)

“数値”で見るなら、まずこの3つだけ

難しい分析は不要です。公開されている無料ツールで十分判断できます。

  • 見学予約/問い合わせの件数(月あたりの推移)
  • 主要ページの閲覧状況(トップ・入園案内・採用が見られているか)
  • モバイルの使いにくさ(Search Console の Core Web Vitals などで警告が出ていないか)

部分改修で済むケース/作り直しが早いケース

リニューアルは「全部作り直す」だけが答えではありません。
コストも現場負担も最小にしたいなら、“土台が生きているか”で分けて考えるのがコツです。

部分改修で済むケース(短期で効果が出やすい)

次の条件が揃っているなら、まずは部分改修が合理的です。

  • 既存のCMSが更新しやすく、ログイン・管理が健全
  • ページ構成は概ね揃っている(不足はあるが致命傷ではない)
  • スマホ表示は大崩れしていない(読みやすさの改善で済む)
  • SSLなど基礎はOK(安全面の大穴がない)
  • “導線の弱さ”が主課題(ボタン位置・フォーム・ナビの整理で改善できる)

部分改修の優先順位(失敗しない順)

  1. トップの導線(見学予約/電話/地図を上部+固定ボタン化)
  2. 入園案内の整理(要点をWebに、PDFは補助に)
  3. 採用ページの情報拡充(応募前に知りたい情報を増やす)
  4. お知らせ運用の型(テンプレ+月1更新ルール)
  5. 速度改善(画像最適化、不要機能の削減)

作り直しが早いケース(手戻りが少なく結果的に安い)

次のどれかが当てはまると、改修のつぎはぎで時間も費用も膨らみやすいです。

  • スマホで崩れる/構造が古く、直すほど別物になる
  • 更新が止まる仕組み(更新が難しい、担当が触れない、外部依存が強い)
  • ドメインやデータが園の管理下にない(移管が難しい)
  • ページが増えすぎて整理不能(何が最新か分からない)
  • セキュリティ不安が大きい(共有ID、権限不明、管理不能)
  • “目的が変わった”(採用強化したいのに採用導線が存在しない等)

判断が迷うときの結論

迷う場合は、まず「部分改修で成果が出る3点(導線・入園案内・採用)」を直して反応を見るのが安全です。
それでも運用が回らない・土台に限界があるなら、作り直しに切り替えたほうが早いです。

リニューアル時に伸ばしやすいポイント(募集・採用・保護者導線)

リニューアルは、ただ綺麗にするより “成果が出る箇所だけ尖らせる”と成功しやすいです。
保育園サイトは特に、目的が3つ(募集・採用・保護者)に分かれるので、伸ばすポイントも分けて設計します。

募集(入園検討者)で伸ばしやすいポイント

ゴール:見学予約・問い合わせ

  • トップ上部に「見学予約」「電話」「地図」をセット配置
  • 見学の流れを1ページに集約(所要時間、持ち物、返答目安)
  • 入園案内の“迷うところ”をFAQ化(費用、定員、持ち物、延長、慣らし保育など)
  • 写真を「体験が想像できる」構成に(施設→活動→日常→職員)

小さく効く改善例

  • ボタン文言を具体化(例:お問い合わせ→見学予約/入園の相談)
  • 「年度」「更新日」を明記して安心を作る

採用で伸ばしやすいポイント

ゴール:応募・説明会参加(ミスマッチを減らす)

  • 募集要項だけで終わらせず、働くイメージを補う
    例:一日の流れ、配置・チーム体制、残業の考え方、研修、キャリア
  • 職員の声は“きれいごと”より具体(入職理由、ギャップ、相談先)
  • 応募導線は1つに統一(窓口の分散を防ぐ)
  • よくある質問を整備(未経験・ブランク・見学可否・選考フロー)

小さく効く改善例

  • 給与だけでなく、休日・福利厚生・シフト・休暇を見やすく表で整理
  • 園長/主任メッセージは価値観が伝わる短文で(長文は読まれにくい)

保護者導線で伸ばしやすいポイント

ゴール:自己解決を増やして問い合わせを減らす

  • よくある問い合わせを「まとめページ」にする(探す手間を消す)
  • お知らせはカテゴリと固定表示で整理(重要情報が埋もれない)
  • 書類配布はPDF一択にしない(要点はページに、PDFは補助)
  • 写真や配布物は公開範囲を明確化(一般/保護者限定/非公開)

小さく効く改善例

  • 「何を見ればいいか分からない」を潰すため、入口を1本化(保護者の方へ)
  • 園の連絡手段(電話/アプリ/フォーム)を迷わないように明記

よくある質問(園側の不安を先回りで解消)

先生が忙しくて更新できない場合、どう設計すべき?

結論、「更新しなくても困らないページを先に作り、更新が必要な部分は“最小運用”に寄せる」のが正解です。
更新できないのに「ブログを頑張る設計」にすると、止まった瞬間に信頼が下がります。

更新が回る設計の型は、次の3段構えです。

1)更新が少なくても成立する“固定ページ”を厚くする

  • 入園案内(募集要項/費用の考え方/持ち物/FAQ)
  • 園生活(1日の流れ/年間行事/給食・安全)
  • 採用(働き方/募集要項/選考フロー)
  • アクセス(地図/駐車場/送迎注意)

→ ここが整っていると、更新が月1でも「情報が足りるサイト」になります。

2)更新が必要な場所は、運用コストが低い形にする

  • お知らせは「テンプレ投稿」だけで回す(文章力不要)
  • カテゴリは3つ程度(例:お知らせ/見学/採用)
  • “必ず月1回”など最低ラインを決める(多さより継続)

お知らせテンプレ(園内でコピペ運用しやすい形)

  • 何のお知らせか(結論)
  • 対象(誰向けか)
  • いつ(日時)
  • 何をする(持ち物/手続き)
  • 締切(必要なら)
  • 問い合わせ先(必要なら)

3)役割を分けて、止まらない体制にする

  • 更新担当:主1名+副1名(異動・不在で止めない)
  • 投稿は“先生全員”ではなく、できる人が短時間で
  • 緊急時(休園・感染症等)は「投稿担当」を固定

最小運用の目安

  • 月1:お知らせ1本(テンプレでOK)
  • 年数回:入園案内(年度更新)/採用(募集更新)
  • 随時:緊急告知(必要なときだけ)

保護者専用ページは必要? 運用が破綻しない形は?

必要かどうかは、「載せたい情報の種類」で決まります。
多くの園では、専用ページがなくても運用は成立します。破綻しやすいのは「何でもWebに載せようとする」ケースです。

判断基準(このどちらが多い?)

  • 保護者が探して困る“固定情報”が多い → 専用ページは有効
  • 日々変わる連絡が多い(連絡帳・配布物中心) → 連絡アプリ等に寄せたほうが安全

破綻しない形は、情報を3段階に分類して置き場を固定することです。

スクロールできます
情報の種類内容例置き場のおすすめ
一般公開園の紹介/入園案内/採用/アクセス通常ページ
保護者限定行事の詳細/提出書類/配布物保護者アプリ or パスワードページ
Webに載せない個人情報が濃い情報/名簿/個別連絡園内運用のみ

専用ページを作るなら“中くらいの仕組み”が現実的

  • 個別ID方式は強いが運用・費用が重くなりがち
  • まずは「年度ごとパスワード+期限付き公開(例:1〜3か月)」で十分回ることが多いです

運用が壊れる典型パターン

  • PDFだけが増えて「どれが最新か分からない」
  • 限定公開なのに個人情報が混ざってしまう
  • パスワード変更・退園時の扱いが未設計

→ 対策はシンプルで、更新日・版(例:2026年度版)・掲載期限を必ず付けることです。

採用ページは何を載せると応募が増える?

応募を増やすコツは、給与を盛ることより 「不安を消す情報」を揃えることです。
求職者は“条件”だけでなく、「続けられるか」「合うか」を見ています。

まず必須(これがないと比較で負けやすい)

  • 募集要項(給与の内訳/勤務時間/休日/福利厚生/勤務地)
  • 1日の流れ(どんな働き方かが一発で分かる)
  • 配置・チーム体制(何人で回す?相談できる?)
  • 残業・持ち帰りの方針(ゼロなら仕組みも)
  • 研修・フォロー(新人/ブランク/キャリア)
  • 選考フロー(見学→面談→採用など)

応募が増えやすい“差がつく要素”

  • 職員の声(入職理由/ギャップ/大変な点と解決策)
  • 園の価値観(園長・主任メッセージは短く具体)
  • よくある質問(ブランク/ピアノ/行事負担/休みの取りやすさ)

見せ方の型(読まれる順に並べる)

  1. どんな園で、どんな人が合うか(価値観)
  2. 働くイメージ(1日の流れ/写真)
  3. 条件(募集要項)
  4. 応募のハードルを下げる(見学・カジュアル面談)
  5. 応募ボタン(窓口は1つに統一)

写真掲載が怖い…トラブルを避ける運用は?

怖さの正体は、だいたい「判断が属人化していること」です。
トラブルを避けるには、同意・公開範囲・チェック手順をルール化して、誰でも同じ判断ができる状態にします。

1)同意は“媒体×範囲×期間×撤回”をセットにする

  • 媒体:ホームページ/パンフ/SNSなど
  • 範囲:一般公開/保護者限定
  • 期間:当年度のみ、毎年更新 など
  • 撤回:窓口と手続き(いつから反映するか)

2)公開範囲を3段階に固定する

  • 一般公開:個人が特定されにくい写真中心(引きの写真、後ろ姿、体験が伝わる構図)
  • 保護者限定:行事・クラス写真など(期限付き公開が安全)
  • Webに載せない:個人情報が濃いもの、事情が想定されるもの

3)公開前チェックを“2人ルール”にする

  • 投稿者がチェック → 別の人が最終チェック
    (忙しい園ほど、ここだけは仕組みにすると事故が減ります)

写真のチェック項目(よくある見落とし)

  • 名札/掲示物/書類/連絡帳が写っていないか
  • 位置情報が残る設定になっていないか(必要ならオフ)
  • 同意範囲と公開範囲が一致しているか
  • 保護者限定にすべき内容が一般公開に混ざっていないか

最も安全で続きやすい結論

  • 一般公開は“園の雰囲気が伝わる写真”に絞る
  • 個別性が高い写真は、保護者アプリ等の運用に寄せる
    この分離が、負担とリスクを一番バランス良く下げます。

公開後にやるべきSEO・改善は?

公開直後にやるべきことは、難しいSEO施策ではなく 「見学予約・応募につながる導線の最適化」です。
SEOは“更新の積み重ね”で効いてくるので、まずは土台から整えます。

公開後7日でやること(最低限)

  • Search Console を設定し、サイトマップ送信
  • 主要ページの表示確認(スマホ崩れ・リンク切れ・フォーム動作)
  • タイトル・説明文(メタ情報)を整える
    • トップ:園名+地域+特徴
    • 入園:入園案内/見学/募集
    • 採用:職種+働き方の特徴
  • 画像を軽量化して表示速度を落とさない

公開後30日でやること(効果が出やすい順)

  • 予約・問い合わせが入った経路を確認し、導線を強化
    • ボタン位置を上げる
    • 「見学の流れ」ページを作る/強化
  • 入園案内のFAQを増やす(問い合わせ削減+検索にも強い)
  • 採用ページを拡充(1日の流れ、研修、よくある質問)
  • お知らせ運用を固定(テンプレ+月1更新)

公開後90日でやること(検索流入を伸ばす土台)

  • “園が答えられる悩み”をコンテンツ化(無理に記事量産しない)
    • 例:慣らし保育の考え方、持ち物の考え方、アレルギー対応の方針 など
  • 園の信頼情報を明確化(運営主体、連絡先、更新日、責任者の示し方)
  • 重要ページの内部リンクを整理(トップ→入園→見学、トップ→採用→応募)

改善が続く園の共通点

  • 数値を見る指標を絞っている(見学予約数/応募数/よく見られるページ)
  • 変更ログを残している(いつ何を変えたか)
  • 直す場所を“成果に近い順”で優先している(見学→入園→採用→お知らせ)

すぐ使えるチェックリスト(発注前→公開前→運用)

この章は「そのまま社内共有できる実務チェックリスト」です。
やることが多く見えても、“抜けると揉める項目”から先に潰すだけで、公開までのスピードと完成度が一気に上がります。

発注前チェック(目的・ページ・素材・担当・予算)

1) 目的と優先順位

  • 最優先の目的を1つ決めた
    • 入園(見学予約)/採用(応募)/保護者の自己解決(問い合わせ削減)
  • KPI(目標の形)を決めた
    • 例:見学予約○件/月、採用応募○件/月、電話問い合わせ○%削減
  • 「やらないこと」も決めた(重要)
    • 例:毎週ブログ更新はしない、SNSは週1まで、など

2) ページ構成(最小構成でOK)

  • 最低限のページを確定した
    • トップ/園の紹介/園生活/入園案内/アクセス/お知らせ
  • 採用を強化する場合の追加ページを決めた
    • 募集要項/職員の声/園長・主任メッセージ/選考フロー/FAQ
  • 保護者向けを載せる場合、公開範囲を決めた
    • 一般公開/保護者限定/Webに載せない

3) 必須機能(現場負担で採点)

  • 見学予約・問い合わせフォームの要件を決めた
    • 入力項目(最小)/自動返信/管理者通知/受付ルール(曜日・時間帯)
  • お知らせ更新の仕組みを決めた
    • テンプレ投稿/カテゴリ数(3つ以内が目安)/固定表示の有無
  • 写真公開のルールを決めた
    • 公開範囲/期限付き公開の運用/削除依頼の対応窓口
  • 多言語対応が必要か判断した
    • 必要なら「重要ページだけ」から始めるか

4) 素材(揃っていないと止まる項目)

  • 文章素材の担当を決めた(誰が書く/誰が確認する)
  • 写真の方針を決めた
    • 園で撮る/撮影依頼する/既存写真を使う(不足分だけ撮影)
  • まず揃える資料を用意した
    • 募集要項(年度・条件)/費用(年度・条件)/定員/開園時間/連絡先
    • 住所/アクセス/地図/駐車場情報/送迎の注意点
  • ロゴ・園名表記(正式名称)を統一した

5) 体制(ここが曖昧だと揉める)

  • 決裁者(最終OKを出す人)を決めた
  • 確認者を2名程度に絞った(増えるほど遅くなる)
  • 更新担当は「主1名+副1名」を決めた(異動・不在で止めない)

6) 予算と契約で必ず見る項目

  • 初期費用と月額費用を分けて比較できるようにした
    • 月額の内訳:保守/更新/サーバー/ドメイン管理/障害対応
  • 見積書で次を確認した
    • ページ数と範囲(どこまで含むか)
    • 修正回数の上限(初稿後○回まで等)
    • 追加ページの単価(事前に価格表があるか)
    • ドメインの所有者(園名義が原則)
    • データ移管(引っ越し)の可否と納品物(データ一式、アカウント範囲)
    • 写真・文章・フォント等の権利関係(再利用範囲・期限)
  • スケジュールを逆算した
    • 素材提出期限/初稿日/修正期間/公開日(園行事の繁忙期を避ける)

公開前チェック(導線・表記・フォーム・安全面・写真ルール)

1) 導線(行動できるか)

  • トップ上部に「見学予約/電話/地図」がある
  • スクロール後も行動できる導線がある(固定ボタン or 下部CTA)
  • 入園案内→見学予約に迷わず行ける
  • 採用ページ→応募(または問い合わせ)に迷わず行ける
  • “初めての方へ”の入口がある(迷子防止)

2) 表記(信頼を落とさない最低ライン)

  • 連絡先(電話・メール・住所)に誤りがない
  • 開園時間・延長保育・休園日などが最新
  • 費用・定員・募集要項に「年度」「条件」「更新日」がある
  • アクセス情報が十分
    • 最寄り駅・バス/駐車場/送迎の注意点
  • 誤字脱字・表記ゆれ(園名、法人名、肩書)を確認した

3) フォーム(動作と運用)

  • 送信できる(入力→送信→完了画面)
  • 自動返信が届く(文面が分かりやすい)
  • 管理者へ通知が届く(宛先が正しい)
  • 受付ルールが明記されている
    • 返信目安(○営業日)/見学の曜日・時間帯/必要情報
  • 個人情報の取り扱い(同意文・プライバシーポリシーへの導線)がある

4) 表示品質(スマホ前提)

  • スマホで文字が小さすぎない/余白が詰まりすぎない
  • 画像が重すぎず、表示が遅くない
  • 主要ブラウザで崩れがない(スマホ・PC)
  • PDFに依存しすぎていない(要点はWebページにある)

5) 安全面(公開して良い状態か)

  • サイト全体がHTTPSになっている
  • 管理画面のアカウント共有をしていない
  • 強固なパスワード/可能なら多要素認証を設定した
  • バックアップの仕組みがある(頻度・復元担当が決まっている)
  • 不要なプラグインや使っていないアカウントを整理した(CMSの場合)

6) 写真ルール(事故防止の最終確認)

  • 公開範囲(一般/限定/非公開)に沿っている
  • 同意の範囲と一致している
  • 名札・掲示物・書類など個人情報が写っていない
  • 限定公開にすべき写真が一般公開に混ざっていない
  • 公開期限(いつまで載せるか)が決まっている(必要な場合)

運用チェック(月次更新・アクセス解析・改善タスク)

1) 月次更新(止めない仕組み)

  • 月1回の更新日を決めた(例:毎月末)
  • お知らせ投稿テンプレを用意した(誰でも投稿できる)
  • 更新担当(主・副)に操作手順を共有した
  • 年度更新が必要なページをリスト化した
    • 入園案内/費用/募集要項/採用情報

2) 最低限の計測(難しい分析は不要)

  • Search Console を設定した(インデックス・エラー確認)
  • アクセス解析(GA4等)を設定した(必要な範囲で)
  • 毎月見る指標を3つに絞った
    • 見学予約・問い合わせ件数
    • よく見られているページ(トップ/入園案内/採用)
    • 途中で離脱が多いページ(改善対象の発見)

3) 改善タスク(成果に近い順で)

  • 見学予約の導線を改善する(最優先)
    • ボタン位置、文言、見学の流れページ、FAQ追加
  • 入園案内の自己解決を増やす
    • よくある質問、費用の説明、持ち物、慣らし保育の考え方
  • 採用ページを強化する
    • 1日の流れ、配置・研修、職員の声、選考フロー、よくある質問
  • 表示速度・画像最適化を継続する(写真が増えるほど重要)
  • セキュリティの棚卸しを定期実施する
    • 権限見直し、退職者アカウント停止、パスワード更新、バックアップ確認

4) 改善が続く園の“運用メモ”

  • 「いつ」「何を変えたか」を1行で残す(変更ログ)
  • 問い合わせで多い質問をメモ→FAQに反映する
  • 行事前に更新するページを固定化する(毎年の定型作業にする)

まとめ

保育園のホームページ制作で成果を出す鍵は、デザインの派手さではなく、目的→導線→運用を正しい順番で設計することでした。

  • まず結論:園サイトは「誰に」「何をしてもらうか」で成果が決まる
    • 入園検討者:見学予約・問い合わせ
    • 求職者:応募・説明会参加
    • 在園児家庭:必要情報の自己解決(問い合わせ削減)
  • 失敗しない準備:目的・優先順位・更新体制を先に決める
    更新が止まると信頼が落ちます。月1回でも続く運用設計が重要です。
  • 必須のページ構成:迷わないサイトマップを作る
    小規模でも、トップ/園紹介/園生活/入園案内/アクセス/お知らせは最低限。採用や保護者向けは目的に応じて追加します。
  • “園らしさ”の伝え方:写真・文章・見せ方の型
    写真は「体験が想像できる」ものを軸に。文章は「理念→実践→保護者・求職者にとってのメリット」の順で伝えると信頼が上がります。
  • 使いやすさで信頼が上がる:スマホ前提のUI/UX
    見学予約・電話・地図を最短導線に置き、情報が探しやすい設計にすると機会損失が減ります。
  • 機能要件と費用:相場より大事なのは“見積の中身”
    初期費用と月額費用を分けて、更新回数・修正範囲・権利関係・データ移管可否を必ず確認しましょう。
  • 安心を守る:セキュリティと写真・個人情報のルール化
    HTTPS、権限管理、強固なパスワード、バックアップは最低限。写真は同意・公開範囲・チェック手順を決めるだけで事故リスクが大きく下がります。
  • 公開後が本番:30日で改善ループを回す
    まずは見学予約と応募につながる導線を最優先に。次にFAQや採用情報を整備して、問い合わせ削減と応募増につなげます。

最後に、今日からできる最短の一歩を置いておきます。

  1. 目的の優先順位を決める(募集/採用/保護者対応)
  2. 必須ページだけのサイトマップを作る
  3. 見学予約・応募導線をトップ最上段に置く
  4. 更新担当(主・副)と月1更新ルールを決める
  5. 写真・個人情報の公開ルールを文書化する

この5つが揃えば、制作方法が自作でも、テンプレでも、制作会社でも、“成果が出る園サイト”の土台になります。

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