Broken Link Checker 完全ガイド!基本操作、カスタマイズなど徹底解説!

Broken Link Checker

ウェブサイトを運営していると、知らず知らずのうちにリンク切れが発生し、訪問者の離脱やSEO評価の低下を招くことがあります。

「ブログの記事が古くなってリンク先が404に……どうすればいいの?」
「大量のリンク、ひとつずつチェックするのは現実的じゃない」
「プラグインを入れたらサイトが重くなったらどうしよう?」

そんな悩みを抱えるあなたにピッタリなのが Broken Link Checker

このプラグインを使えば、

  • サイト内のリンク切れを自動で検出し、
  • 管理画面上で瞬時に修正/解除でき、
  • メール通知で見逃しを防止

といった機能が手に入ります。本記事では、初心者でも迷わない操作方法から細かいカスタマイズのコツまで、ひとつひとつ丁寧に解説します。

これを読めば、あなたのサイトもリンク切れ知らずに!🚀

目次

プラグイン概要:Broken Link Checkerとは

何ができるのか(概要)

Broken Link Checker は、サイト内のリンク切れを自動で検出し、管理画面上で修正や解除ができるWordPressプラグインです。

  • リンクエラーの一覧表示
  • URLの一括編集・解除
  • メール通知機能で新しい切れリンクをお知らせ
  • カスタマイズ可能なチェック範囲・頻度

これにより、ユーザー体験の低下やSEO評価のマイナス要因となるリンク切れを素早く発見し、運用負荷を大きく軽減できます。🚀

公式プラグインとしての位置付け

Broken Link Checker はWordPress.org公式ディレクトリで配布されており、信頼性の高いメンテナンスが行われています。

  • プラグインの更新はWordPress管理画面からワンクリック
  • コミュニティベースでのサポートフォーラムが充実
  • PHP バージョンやサーバー環境に合わせた互換性チェック
スクロールできます
特徴内容
配布元WordPress.org
更新頻度定期的(開発者コミュニティによるメンテ)
サポートフォーラムでのQ&A、GitHubイシュー対応
互換性PHP7.0以降、主要レンタルサーバー対応

動作が重く感じられるときのポイント

大規模サイトやリンク数が多い場合、チェック処理がサーバー負荷を引き起こすことがあります。

以下の対策でパフォーマンス改善が可能です。

  1. チェック頻度の調整
    • デフォルトの「1時間ごと」→「毎日」などに変更
  2. バックグラウンド実行の制限
    • 高度な設定で同時実行数を絞る
  3. チェック対象の絞り込み
    • 投稿タイプやURLパターンを限定
  4. サーバー側キャッシュ導入
    • OPcacheやページキャッシュでPHP実行回数を削減

スクロールできます
設定項目デフォルト値推奨値例
チェック間隔60 分24 時間
同時処理制限無制限1〜3 件
対象リンク(投稿タイプ)すべて投稿と固定ページのみ

これらを組み合わせることで、サイトに過度な負荷をかけずに安定したリンク監視が行えます。✨

導入手順:インストールと有効化

プラグイン検索のコツ

  • 管理画面の「プラグイン>新規追加」へ移動
  • 右上の検索ボックスに「Broken Link Checker」と入力
  • 公式アイコン🏷️や「インストール数」「最終更新日」をチェックして、信頼できるものを選ぶ
  • 類似名のプラグインが複数あるため、作者名が「WPMU DEV」など公式寄りのものを確認

ダウンロード&インストール方法

  1. 検索結果から「Broken Link Checker」を見つける
  2. 「今すぐインストール」ボタンをクリック
  3. インストール中は画面下部に進捗が表示されるので待機(数秒~数十秒)
  4. インストール完了後、自動で「有効化」ボタンに切り替わる
スクロールできます
手順説明
1プラグイン検索
2今すぐインストールをクリック
3進捗が完了するのを待つ
4「有効化」ボタンが表示される

有効化して最初に確認すべきポイント

  • ダッシュボードの「ツール>リンクエラー」が追加されているか確認
  • 初回スキャンが自動で始まるため、進行状況バーが動いているか要チェック ⏳
  • 管理画面上部にエラー数や警告件数が表示されるので、数字が変動しているか見る
  • 動作が重いと感じる場合は、設定>Broken Link Checker>一般タブからチェック間隔を「24時間」などに調整

💡 有効化直後は大量のリンクを検査するためサーバー負荷が上がりやすいです。最初のスキャンが完了するまでは他の大きな作業を避けましょう。

基本操作:リンク切れの検出と修正方法

エラーリンク一覧を表示する

  1. 管理画面のサイドメニューから 「ツール」>「リンクエラー (Broken Link Checker)」 を開く
  2. エラー/警告/リダイレクト済みリンクがタブごとに分かれて一覧表示される
  3. 各リンク行には以下の情報が並ぶ
スクロールできます
カラム名説明
ステータス❌ エラー、⚠️ 警告、🔀 リダイレクト
リンクテキスト該当ページ内のアンカーテキスト
URLクリックで新しいタブで開く
ソースどの投稿・固定ページにあるか
アクション編集/解除/無視などの操作

🔍 ポイント:ソート機能やフィルターで「エラーのみ」表示に切り替えると、大量のリンクも管理しやすくなります。

URLを書き換えて修正する

  1. エラーリンク一覧の該当行で 「編集」アイコン✏️ をクリック
  2. ポップアップまたはインライン編集フォームが開く
  3. URL 欄を正しいリンク先に書き換えて 「保存」
  4. 自動で再チェックが走り、問題が解消されれば一覧から消える

💡 ヒント:ポップアップ右上の「元に戻す」を使うと、誤って保存した場合もワンクリックで復元可能です。

リンクを解除する手順

  1. 修正不要、またはリンク自体を消したい場合は、同じ行の 「解除」アイコン🔗× をクリック
  2. 確認メッセージが出たら 「はい」 を選択
  3. 対象のアンカーリンクがテキストのみの状態に変わり、一覧から消える

🚫 解除後:元に戻したいときは、投稿の編集画面で手動修正してください。

“エラー無視”や“リンク正常化”の設定

  • エラー無視
    • 問題ないが一時的に警告を残したくない場合、行の 「無視」アイコン🚫 をクリック
    • 「無視リスト」に登録され、今後のチェックでは除外される
  • リンク正常化
    • リンク切れではないと明示したい場合、「正常化」アイコン✔️ をクリック
    • ステータスが「正常」に更新され、一覧から消える
スクロールできます
操作使いどころ
無視一時的にチェック対象から外したいとき
正常化本当に切れていない(200 OK 等)と確定できたとき

🎯 ワンポイント:無視/正常化した履歴は「設定>Broken Link Checker>高度な設定」であとから確認・リセットできます。

設定カスタマイズ:タブ別の詳細解説

【一般設定】

  • チェック間隔の変更
    • デフォルトは「1時間ごと」ですが、大規模サイトでは頻度を落として負荷を軽減できます。
    • 例:24時間/12時間に設定すると、サーバーへの負荷がぐっと抑えられます。
  • 検出リンクの表示方法調整(打ち消し線など)
    • 切れたリンクに打ち消し線を入れるかどうかをON/OFF切替可能。
    • 視覚的に「切れ」を目立たせたい場合はON、見た目重視ならOFFに。
  • 投稿更新日の自動変更をオフにする
    • リンク修正時に投稿の日付が更新されるとSEOやRSSで再配信されます。
    • 更新日を維持したい場合は、こちらをOFFにして元の日付をキープ!
  • 検索エンジンへのクロール制御
    • 切れリンクに nofollow 属性を付与して、検索エンジンがたどらないように設定。
    • ON:SEO評価の低下を防止 ✋
    • OFF:リンクエラーもインデックスさせたい場合

【含まれるリンクを探す】

  • 対象に含めるリンク範囲の指定
    • 投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプなど、チェック対象を選択可能。
    • サイドバーウィジェットやコメント欄を除外して、検査範囲を絞り込めます。
    • :コメントリンクはチェック対象外にしてノイズを減らす

【チェックするリンクの種類】

  • プレーンテキストの URL 💬
  • HTML 内の <a> タグ 🔗
  • 埋め込みコンテンツ(YouTube、Twitter 埋め込みなど)🎥
  • 外部ファイル(PDF や ZIP など)
  • 必要なものだけON/OFFで切り替え、無駄なチェックを省きます。

【プロトコル&API】

  • HTTP/HTTPS 切り替え設定
    • 両方まとめてチェックするか、HTTPS のみ対象にするか選択可能。
  • 外部 API 利用
    • YouTube API キーを登録して動画リンクの詳細チェックを強化。
  • タイムアウト時間
    • 応答が遅いサーバーへの再試行回数・待機時間を調整し、無限ループを防止。

【高度な設定】

  • サーバー負荷の抑制強化
    • 同時に実行するチェック数を制限して、CPU・メモリの急激な使用を回避。
  • バックグラウンド実行の制限
    • ユーザーが管理画面を見ていないときは動作を一時停止し、画面表示中のみ実行する設定。
スクロールできます
設定項目デフォルト値推奨設定例
同時チェック数無制限1~3 件
タイムアウト(秒)3010~20
バックグラウンド動作常時実行管理画面閲覧時のみ

🎯 ポイント:これらの細かな設定を調整すれば、大規模サイトでも安定してリンク切れ検出が行えます!

プラグインなしでの代替チェック手法

Google Search Console を利用する

  1. プロパティの登録
    • 自サイトを Search Console に登録し、所有権を確認します。
  2. レポート確認
    • 左メニューの 「カバレッジ」 で「エラー」タブを開くと、404 などのステータスコードで除外されたページが一覧化されます。
  3. リンク切れの把握
    • 「URL が見つかりません (404)」をクリックし、リンク元ページを特定。
  4. 対応フロー
    • リンク元ページを編集して正しい URL に修正するか、不要リンクを削除。
  5. 再検証リクエスト
    • 修正後は 「修正を検証」 を押して Google に再クロールを依頼。✅

💡 メリット:既に導入済みの無料ツールで、外部プラグイン不要。
🚧 注意点:クロール頻度に依存するため、即時性はやや劣ります。

オンラインツール/Chrome拡張(例:Check My Links)

  • Check My Links(Chrome拡張)
    1. Chrome ウェブストアから拡張機能をインストール。
    2. チェックしたいページを開き、拡張アイコンをクリック。
    3. ページ内の全リンクを リアルタイムで検査し、切れリンクは赤、正常リンクは緑でハイライト。
    4. 赤いリンクをクリックすると、どの URL が問題か簡単に把握可能。
  • オンラインリンクチェッカー
スクロールできます
ツール名特徴無料プラン制限
Dead Link CheckerURL を入力するだけでスキャン開始チェック回数/月が制限される場合あり
W3C Link CheckerHTML 構文とリンク両方を検証ページあたりのリンク数制限あり
Dr. Link Check詳細レポート(エクスポート機能あり)無料は1サイト限定、更新頻度低め

🎯 ポイント

  • 手軽さ重視なら Chrome 拡張、
  • 詳細レポート/複数サイトの対象ならオンラインツール、
  • 費用ゼロで始められるので、まずはいくつか試してみましょう!

トラブルシューティング、Q&A

PHPバージョンやホスティング制限の確認

  • 必要なPHPバージョン
    • Broken Link Checker は PHP 7.0 以降を推奨しています。古いバージョンだと正常に動作しない場合があります。
  • メモリ制限
    • 大量のリンクをチェックする際に、memory_limit を超えてエラーになることがあります。
    • 対策wp-config.php に以下を追加してメモリを拡張
    define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');
  • 最大実行時間
    • max_execution_time が短いと途中で処理が止まる可能性あり。
    • 対策php.ini で以下を設定
    max_execution_time = 60
  • ホスティングのプロセス制限
    • 共有サーバーでは同時実行数やバックグラウンドジョブに制限があることも。
    • 対策:設定タブで「バックグラウンド実行」を制限し、手動チェックに切り替える。

プラグイン停止時の影響と対策

  • モニタリング停止
    • 停止や削除をすると、リンク切れの自動検出と通知が一切行われなくなります。
  • 既存のストライクアウト表示
    • プラグイン停止後も、打ち消し線など装飾は残ることがあります。
    • 対策:テーマの CSS やプラグインの設定からスタイルをリセットする
  • 再導入後の再スキャン
    • 停止期間に発生したリンク切れは再度一括スキャンが必要。
    • 手順
      1. 再度有効化
      2. 「ツール>リンクエラー」でスキャンを実行
      3. 結果を確認して個別対応
スクロールできます
状態影響内容対策方法
停止中自動検出・通知なし手動で定期確認
再有効化後過去のリンク切れが反映されない可能性全件再スキャン
装飾残存打ち消し線などがそのまま表示CSS・プラグイン設定でリセット

よくある質問:なぜリンクに打ち消し線が入る?

  • 理由
    • プラグインは切れたリンクを視覚的に区別するため、デフォルトで 打ち消し線(strikethrough) を適用します。
  • 解除方法
    1. 管理画面で 「設定>Broken Link Checker>一般」 タブを開く
    2. 「検出リンクの表示方法」で “打ち消し線を表示” のチェックを外す
    3. 保存してページをリロード
  • メリット/デメリット
スクロールできます
メリットデメリット
切れリンクが一目で分かるデザインと合わない場合がある
修正忘れを防止できる見栄えが崩れる可能性がある

💡 打ち消し線が気になる場合は、カスタムCSSで色やスタイルを調整して自分好みにアレンジするのもおすすめです。

まとめ

本記事では、Broken Link Checker を使ったリンク切れの検出~修正から、運用に合わせた細かな設定調整までを網羅的にご紹介しました。

  • 「ツール>リンクエラー」で一覧表示 → 問題箇所を即把握
  • インライン編集や解除機能 → ワンクリックで対応完了
  • チェック間隔や対象範囲の調整 → サーバー負荷を最適化
  • 無視/正常化オプション → 一時的な例外管理もらくらく

これらの機能を活用し、定期的にサイトを点検することで、訪問者の利便性を損なわず、SEOにも好影響を与えられます。

まずはプラグインをインストールして、今日からリンク管理を自動化しましょう!🌟

目次