会社ホームページ制作の教科書|構成・依頼・公開・運用を一気に解説
「会社のホームページ、そろそろ作らないと…」と思いながら、こんな悩みで止まっていませんか?
「何から決めればいいの? 目的とかターゲットって難しそう…」
「制作会社に頼むとして、相場が分からない。高すぎても安すぎても不安」
「“おしゃれ”にしたいけど、結局 問い合わせや採用につながるの?」
「見積をもらっても“制作一式”ばかりで、何が含まれているのか分からない」
「公開したら終わり? それとも 更新や保守が必要? 社内で回せる気がしない」
「WordPressがいいの? 制作ツールがいいの? 選び方の基準が知りたい」
会社ホームページ制作は、デザイン以前に 「目的の整理」「構成(導線)」「依頼の準備」「契約・権利」「公開前チェック」「公開後運用」 を正しく押さえるかどうかで成果が大きく変わります。逆に言えば、ここを順番に整えるだけで、初心者でも“失敗しにくい制作”が可能です。
本記事では、会社ホームページ制作を 教科書のように、最初から最後まで一気通貫で解説します。
自社で作る/外注する/ハイブリッドの判断、費用が動くポイント、必須ページの考え方、制作会社選び、契約で揉めないための注意点、公開前のSEOチェック、そして公開後に成果を伸ばす運用まで──。
「結局、何を・どの順番でやればいいのか」が、この記事を読み終える頃には明確になります。
まずは最初に、会社ホームページで「何を達成したいか」から整理していきましょう。
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まず整理:会社ホームページで「何を達成したいか」
会社ホームページ制作で最初にやるべきことは、デザインでもツール選びでもなく 「目的(=成果)」の言語化 です。ここが曖昧だと、どれだけ見た目が良くても成果につながりにくくなります。
- ✅ 誰に(ターゲット)
- ✅ 何を伝え(価値・強み)
- ✅ 最終的に何をしてほしいか(問い合わせ/応募/資料DLなど)
この3点が揃うと、必要なページ・文章・導線・SEO方針まで一気に決まりやすくなります。
よくあるゴール(信頼獲得/問い合わせ増/採用強化/取引先向け情報/IR)
同じ「会社ホームページ」でも、ゴールが違えば“正解の構成”が変わります。初心者の方は、まず 主目的を1つ に絞るのがコツです(副目的は2つまでが目安)。
| ゴール | 訪問者にしてほしい行動 | 必要になりやすい要素(例) |
|---|---|---|
| 信頼獲得 | 会社の実態・安心材料を確認 | 会社概要、代表メッセージ、所在地/連絡先、実績、許認可・資格、沿革 |
| 問い合わせ増 | 相談・見積・打ち合わせ依頼 | 強みの根拠、サービス説明、料金の考え方、事例、FAQ、CTA(導線) |
| 採用強化 | 応募・説明会エントリー | 仕事内容、社員紹介、評価制度、カルチャー、福利厚生、選考フロー |
| 取引先向け情報 | 取引の判断・確認 | 会社情報、事業内容、取引条件、各種資料、問い合わせ窓口 |
| IR(株主向け) | 情報の透明性を確認 | IRページ、決算資料、適時開示、ガバナンス、リスク情報 |
ポイント(初心者でも迷いが減る考え方)
- 🧭 「行動(CTA)」が1つ決まると、ページ設計が早い
例:問い合わせ増なら「問い合わせ」または「資料請求」を主CTAにする - 🧩 “強み”は主張だけでなく根拠セット
実績・事例・数字・第三者評価(受賞、掲載、レビューなど)を添えると説得力が上がります - 📌 目的が複数あるときは「入口」と「ゴール」を分ける
例:採用も売上も → トップで分岐(採用はこちら/サービスはこちら)
ターゲット別に“必要な情報”が変わる(顧客・求職者・取引先・株主)
目的だけでなく、ターゲットごとに「知りたいこと」が違います。ここを外すと、見た目は整っていても “欲しい情報がないサイト” になりがちです。
1) 顧客(見込み客)が知りたいこと
- 「この会社は 自分の課題を解決できる のか?」
- 「他社と比べて 何が違う のか?」
- 「依頼までの流れ/費用感/納期は?」
入れると強い要素
- 課題別 の導入(例:「こんなお悩みありませんか?」)
- サービスの範囲(できること/できないこと)
- 事例(背景→提案→結果が分かると◎)
- FAQ(問い合わせ前の不安を先回り)
2) 求職者が知りたいこと
- 「入社後の 働き方が想像できる か?」
- 「評価・成長・雰囲気は?」
- 「自分に合う会社か?」
入れると強い要素
- 仕事内容の具体(1日の流れ、担当範囲、利用ツール)
- 社員紹介(価値観が伝わるとミスマッチが減る)
- 制度(休日、福利厚生、研修、評価)
- 選考フロー(いつ何をするかが分かる)
3) 取引先が知りたいこと
- 「継続して取引できる 信用 があるか?」
- 「窓口はどこで、何ができるのか?」
- 「会社としての 体制 は?」
入れると強い要素
- 会社情報の明確化(所在地、代表、設立、資本金など)
- 実績や取引の例(可能なら業種・規模感)
- 問い合わせ窓口の整理(営業/サポート/採用で分ける)
4) 株主・投資家が知りたいこと(IRがある場合)
- 「情報開示が適切で、透明性があるか?」
- 「リスクも含めて説明できているか?」
- 「数字が追える状態か?」
入れると強い要素
- 更新が継続できる運用体制(更新停止は信頼低下につながりやすい)
- 開示ポリシーやガバナンス情報
成果が出ない原因は「目的の曖昧さ」から始まる
目的が曖昧なまま制作に入ると、ありがちな失敗が起きます。先に「症状」を知っておくと回避しやすいです。
よくある失敗パターン
- ❌ トップページが「会社紹介の寄せ集め」になり、次の行動が分からない
- ❌ 文章が抽象的で、誰向けのサービスか不明
- ❌ 事例・根拠が薄く、比較検討で負ける
- ❌ 問い合わせ導線が弱く、見てもらえても行動に繋がらない
- ❌ 更新が止まり、信頼が下がる(特にお知らせ・採用)
目的を“成果につながる形”に直すミニ手順(30分でOK)
以下を、メモでいいので埋めるだけで方向性が定まります。📝
- 主目的(1つ):例)問い合わせを増やす
- 想定ターゲット:例)◯◯業界の中小企業の担当者
- 訪問者の悩み:例)外注先が見つからない/費用が不安
- 提供価値(強み):例)短納期/実績多数/サポートが手厚い
- 根拠(証拠):例)実績件数、事例、資格、取引企業、レビュー
- 主CTA(行動):例)無料相談/資料請求
- 成功の判断:例)月◯件の問い合わせ、採用応募◯件
“曖昧さ”を消すと、制作がラクになる理由
目的が固まると、制作の判断がブレません。
- 載せるべきページが決まる
- 文章の優先順位が決まる
- 導線(CTA)が決まる
- SEOの狙い(キーワードとページ対応)が作れる
結果として、ムダなページや修正が減り、費用・期間・品質のすべてが安定しやすくなります。✅
制作方法の全体像:自社で作る/外注する/ハイブリッド
会社ホームページ制作には大きく3つの選択肢があります。
- 自社制作:社内で作って社内で運用する
- 外注:制作会社やフリーランスに依頼する
- ハイブリッド:初期構築は外注し、更新・改善は社内で回す(または一部だけ外注)
まず知っておきたいのは、ホームページ制作は「デザイン」だけではなく、実際には次の工程の集合体だということです。
- 目的整理(誰に/何を/どうしてほしいか)
- 構成設計(必要ページ、導線、サイトマップ)
- 原稿・写真など素材準備
- デザイン/実装(CMS設定含む)
- 公開前チェック(表示、速度、フォーム、計測)
- 公開後運用(更新、改善、セキュリティ)
どの制作方法を選んでも、この工程は消えません。「誰がどこまで担当するか」を決めるのが、制作方法選びの本質です。
自社制作が向くケース(更新頻度・社内に担当者・スモールスタート)
自社制作は、うまくハマると 低コストで素早く改善できる のが最大の強みです。一方で、品質や運用が崩れると成果が出にくい方法でもあります。
自社制作が向いている会社の特徴
- 更新頻度が高い(お知らせ・採用・事例などを定期的に出したい)
- 社内に担当者がいる(文章作成・更新・調整を回せる)
- まずは小さく始めたい(最低限のページから公開して育てたい)
- 「作って終わり」ではなく、改善していく前提がある
自社制作のメリット
- スピードが速い:思いついた改善をすぐ反映できる
- 情報が正確:社内の一次情報をそのまま載せられる
- 運用コストを抑えやすい:小さな更新を都度外注しなくて済む
自社制作の落とし穴(初心者がつまずきやすい)
- 文章が抽象的になりやすい(結局「何の会社?」になりがち)
- デザインの統一が崩れる(ページごとに雰囲気がバラバラ)
- 公開後に更新が止まる(信頼が下がる&機会損失)
- セキュリティやバックアップを後回しにしがち
自社制作で失敗しないコツ(最小の労力で整える)
- テンプレを先に決める(ページの型を固定する)
- 例:トップ/会社概要/事業(サービス)/実績(事例)/問い合わせ
- “書ける体制”を先に作る
- 原稿担当、公開担当、承認者を決める(1人で抱えない)
- 公開前チェックをルーティン化 ✅
- スマホ表示、フォーム送信、リンク切れ、基本情報(住所・電話)整合性
- 計測(アクセス解析)導入、検索エンジン向け設定の確認
自社制作は「作れるか」より “続けられるか” が勝負です。継続できるサイズで始めるのが正解です。
外注が向くケース(ブランディング・採用・リード獲得・短納期)
外注は 品質・設計・制作スピード を得やすい一方で、依頼の仕方を間違えると「立派だけど成果が出ないサイト」になりやすいです。
外注が向いている会社の特徴
- ブランディングが重要(信頼感・世界観・訴求を整えたい)
- 採用を強化したい(求職者目線の設計・コンテンツが必要)
- 問い合わせを増やしたい(導線設計・改善前提の設計が必要)
- 短納期で一定品質を出したい
- 多言語、複雑な機能、アクセシビリティなど要件が重い
外注先の代表的なタイプ(ざっくり理解でOK)
- 制作会社:体制が安定。設計〜制作まで一貫しやすい
- フリーランス:柔軟で費用が抑えやすいが、対応範囲と稼働が重要
- 代理店:マーケ施策込みで動けるが、制作費以外も含まれやすい
外注で成果を出す「発注前の準備」(ここがE-E-A-Tにも直結)
外注の成否は、技術より 要件の整理 でほぼ決まります。最低限、次を用意すると強いです。
- 目的(主目的1つ+副目的2つまで)
- ターゲット(顧客/求職者/取引先など)
- 主CTA(問い合わせ/応募/資料請求など)
- 必要ページ(まずは必須ページから)
- 参考サイト(好き嫌いではなく「どこが良いか」も言語化)
- 素材(ロゴ、写真、会社情報、実績、よくある質問)
見積もり比較でズレが出やすいポイント(初心者向け)
見積金額だけで判断すると危険です。「何が含まれているか」 を揃えて比べます。
- 原稿作成や写真撮影は含む?(別料金になりやすい)
- 修正回数の上限は?(回数制限で揉めがち)
- 公開後の保守は?(更新・バックアップ・アップデート)
- アカウントの所有者は誰?(ドメイン/サーバー/CMS)
💡外注は「作る費用」だけでなく、公開後の運用コスト まで含めて判断すると失敗しにくいです。
“作るのは外注、運用は内製”が失敗しにくい理由
初心者にとって最もバランスが良いのが、このハイブリッド型です。理由はシンプルで、会社ホームページは 公開後に価値が積み上がる からです。
ハイブリッドが強い理由
- 初期品質を担保できる:設計・導線・デザインの土台をプロが作る
- 更新が止まりにくい:日々の変更は社内で回せるためスピードが出る
- 改善が前提になる:計測→改善のサイクルが回しやすい
- 社内に知見が残る:担当者が運用しながら理解を深められる
ハイブリッドでよくある設計パターン(現実的で失敗しにくい)
- パターンA:外注で土台を構築 → 社内で更新
- 外注:設計、デザイン、主要ページ作成、更新マニュアル
- 社内:お知らせ、採用、事例、FAQなどを定期更新
- パターンB:重要ページだけ外注 → その他は社内
- 外注:トップ、サービス、採用など“成果に直結するページ”
- 社内:会社概要、ニュース、簡易ページ
- パターンC:制作は外注、改善支援だけ月数時間の伴走
- 社内で回しつつ、月1回相談・レビューで品質が保てる
成功の条件(ここを押さえると一気に安定する)
ハイブリッドは“引き継ぎ”が命です。外注から受け取るべき成果物を明確にしておくと、運用が止まりません。
- 編集ルール(文章トーン、表記、画像サイズ、見出しの型)
- ページのテンプレ(事例ページ、サービスページなど)
- 運用マニュアル(更新手順、公開フロー、注意点)
- アカウント一式(ドメイン/サーバー/CMS/解析ツールの権限)
- 公開前チェックリスト(フォーム、表示崩れ、リンク、速度)
✅ つまり、ハイブリッドは「作って終わり」ではなく、“運用できる形で納品される” ので失敗しにくい、ということです。
予算の立て方:初期費用・月額費用・追加費用を分けて考える
費用の全体像は「作る・維持する・伸ばす」で設計する
会社ホームページの予算は、一度きりの制作費だけ見てしまうと失敗しがちです。おすすめは、最初にこの3箱で整理することです。
- 初期費用(作る):企画/設計/デザイン/コーディング/CMS設定/公開作業
- 月額費用(維持する):サーバー・ツール利用料/ドメイン更新/保守(バックアップ・更新・軽微修正)
- 追加費用(伸ばす):ページ追加/コンテンツ制作/撮影/改善(CV導線・SEO・速度)/機能追加
コツは「2〜3年の総額」で考えること。
例)初期80万円+月2万円なら、3年総額は 約152.6万円(80万+72万+ドメイン等)という見え方になります。
👉 初期が安くても、月額が高い/改修が都度高いと、総額は簡単に逆転します。
費用が動く3要素(ページ数/デザインの作り込み/機能・連携)
見積が大きくブレるのは、たいてい次の3つです。ここを先に決めると、相見積もりの精度が一気に上がります。
1)ページ数(=情報量と制作工数)
- 例:トップ+会社概要+事業紹介+実績+問い合わせ+採用…など
- 重要なのは「何ページ」よりも、“型が同じページが何本あるか”
- 同じテンプレで量産できる:費用は伸びにくい
- ページごとに構成・導線が違う:費用が伸びやすい
2)デザインの作り込み(テンプレ寄せ or フルオーダー)
- 既存テンプレを調整:早い・安い・一定品質
- フルオーダー:ブランド表現に強いが、設計と検証に時間と費用が乗る
- 採用・BtoBリード獲得が目的なら、“見た目”より先に導線設計へ投資した方が回収しやすいです。
3)機能・連携(問い合わせ以外が増えるほど上がる)
- よくある追加:予約/多言語/会員/見積自動化/MA・CRM連携/採用ATS連携
- 連携は「つなぐだけ」で終わらず、運用フロー整備(誰が何を見て、どう動くか)まで含めると現実的です。
依頼先別の特徴(制作会社・代理店・フリーランス・制作ツール)
「どこに頼むか」で、費用だけでなく失敗パターンが変わります。初心者ほど、価格以外の見えない差を意識するのが大事です。
| 依頼先 | 向いているケース | 価格が上がりやすいポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 制作会社 | 品質・体制重視、採用/リード獲得、改善運用まで | 設計・デザイン・実装が分業で丁寧 | 担当の相性で体験が変わる |
| 代理店 | 施策全体(広告/SEO/CRM)もまとめたい | ディレクション/管理費が乗る | 制作は外注で“中身の担当”が見えにくいことも |
| フリーランス | 小〜中規模、スピード重視、柔軟に進めたい | 要件が増えると工数が直撃 | 属人化しやすい(引き継ぎを必ず) |
| 制作ツール | まず公開したい、運用を自社で回したい | 高機能プラン・複数サイト・権限管理 | デザイン/SEOの“やり方”は自走が必要 |
初心者の現実解として強いのは
✅「初期は外注で最短公開」→✅「運用は内製+必要箇所だけスポット外注」
という分け方です。運用コストが読みやすく、改善も止まりにくくなります。
見積で見落としがちな項目(写真撮影・原稿作成・保守・改修)
ここを落とすと、“想定より高い/遅い/完成しない”が起きます。見積書に明記されているかチェックしましょう。
写真・素材
- 企業撮影(人物・オフィス・製造現場)📷:撮影費、レタッチ費、交通費
- 素材購入:有料写真、アイコン、フォント(商用ライセンス)
原稿(ライティング)
- 誰が書くか(自社/制作側/共同)で費用が大きく変動
- 取材・構成・推敲・校正が含まれるか(“文章作成”の定義が曖昧になりやすい)
保守・セキュリティ
- CMS/プラグイン更新、バックアップ、障害時対応、SSL、脆弱性対応
- 「月額に含む範囲」:更新回数・軽微修正の上限・緊急時の連絡窓口が重要
改修(公開後の追加)
- ページ追加単価、フォーム追加、導線改善、速度改善、構造化データ対応など
- 「都度見積」だけだと、改善が止まりやすい → 月◯時間の改善枠などがあると回しやすいです。
「安く作る」と「安く運用する」は別問題
初期費用を下げすぎると、公開後に次の“見えないコスト”が発生しやすくなります。
- 更新が難しい構造で、修正のたびに外注=月額が膨らむ
- 引き継ぎ資料がない=制作会社/担当を変えられない(実質ロックイン)
- 計測が弱い=改善ポイントが分からず、施策が勘になる
- コンテンツが薄い=問い合わせが来ず、結局作り直し
なので、予算配分はこう考えるとブレにくいです。
- 最初の制作費:最低限の信頼獲得(会社情報・実績・問い合わせ導線)を完成させる
- 月額費用:止めないための保守+小さな改善を回す枠を確保する
- 追加費用:成果が見えたところへ集中投下(採用LP、事例、SEO記事、導線改善)
💡迷ったら、「公開後3か月で何を増やす予定か?」を先に決めて、追加費用を最初から別枠で持っておくと、無理のない成長計画になります。
スケジュール設計:公開までの現実的な進め方
会社ホームページ制作のスケジュールは、ざっくり言うと 「決める→作る→確認する」 の3段階で動きます。初心者がつまずきやすいのは、制作そのものより “決める工程”と“素材準備” に時間がかかる点です。
最初に目安だけ押さえると、無理のない計画が立てやすくなります。
- 小規模(5〜8ページ程度・テンプレ寄り):2〜6週間
- 標準(10〜20ページ程度・ある程度作り込み):1.5〜3か月
- 大規模(多言語・機能連携・採用/IR充実など):3か月〜
※あくまで一般的な目安です(素材・承認体制・要件の変動で大きく前後します)。
発注〜公開までの工程(要件→設計→デザイン→実装→検証→公開)
工程ごとに「何が完成したら次へ進むか(成果物)」を決めると、スケジュールが崩れにくくなります。以下は現場で使いやすい“工程の見える化”です。
| 工程 | やること(初心者向けに要点) | できあがるもの | 遅れやすい原因 |
|---|---|---|---|
| 要件 | 目的・ターゲット・主CTA・必要ページ・参考サイトを整理 | 要件メモ(RFP簡易版) | 決裁者が不在/目的がブレる |
| 設計 | サイトマップ、導線、各ページの役割を決定 | サイトマップ/ワイヤー | ページ追加が後出しで増える |
| デザイン | 見た目より先に「伝わる順番」を整える | デザイン案(トップ+下層テンプレ) | 修正が“好み論争”になる |
| 実装 | コーディング/CMS設定/フォーム/基本SEO設定 | テスト環境(仮公開) | 仕様追加(機能・アニメ) |
| 検証 | スマホ表示/フォーム/リンク/速度/計測 | 公開OK判定 | 素材差し替えが終わらない |
| 公開 | ドメイン・サーバー・SSL・計測連携・公開手順 | 本番サイト | 公開日直前の差し替え地獄 |
失敗しないコツ
- “次に進む条件”を決める:例)「トップのワイヤー承認でデザインへ」
- 承認ルートを先に固定:承認者は1人、相談役は複数でもOK
- 変更は「まとめて出す」:小出し修正は納期を伸ばします
逆算テンプレ(そのまま使える形)
公開日を決めたら、ざっくりこう逆算すると現実的です。🗓️
- T-8〜6週:要件・サイトマップ・ワイヤー確定
- T-6〜4週:デザイン確定(トップ+下層テンプレ)
- T-4〜2週:実装(CMS・フォーム・各ページ流し込み)
- T-2〜1週:検証(表示・リンク・フォーム・計測)
- T-数日:最終差し替え→公開
ページ数・素材準備で納期が伸びるポイント
納期が伸びる原因は、実は「制作が遅い」より “素材が揃わない・決まらない” が多いです。特に下の4つは鉄板の遅延ポイントです。
1) 原稿(文章)が後回しになる
よくある流れ:デザインが先に進む → 後から文章を入れる → 収まりが崩れて調整が発生…という再作業が起きます。
対策
- 先に「見出し+箇条書き」だけでも埋める(完成文でなくてOK)
- 文章は “長い原稿”より“伝える順番” を優先する
- 書けない場合は、社内ヒアリングで Q&A形式 から起こすと速い
2) 写真・実績・許諾が揃わない
会社HPでは、実在性・信頼性(E-E-A-T) を支える素材が重要です。ところが実績や写真は「使っていいか」の確認で止まりがちです。
対策
- 実績は最初から3階建てで準備すると止まりません
- ①掲載OK(社名あり)
- ②匿名OK(業種・規模だけ)
- ③掲載不可(社内資料用)
- 写真は「最低限のセット」を決める
- 外観/受付・執務/人(代表か担当者)/商品・現場
3) ページが増える(“気づいたら20ページ”問題)
「せっかくだから追加」は、納期を直撃します。特に採用・FAQ・事例・ブログ導入は増えやすいです。
対策
- ページは Must / Should / Could の3段階に分ける
- Couldは「公開後に追加」と最初から宣言する(後述の段階公開へ)
4) 承認が遅い(社内の返事待ち)
制作のボトルネックは、社内の返信・確認に寄ることが多いです。
対策
- 返信期限を決める(例:3営業日以内)
- “意見”と“修正指示”を分ける(好み vs 目的に必要か)
- 指摘は「スクショ+具体」だけにする(曖昧だと往復が増える)
急ぎで公開したいときの現実解(段階公開・優先順位付け)
「とにかく早く公開したい」ケースでは、全部を完璧にしてから公開すると間に合いません。現実的には 段階公開(MVP→拡張) がいちばん安全です。
段階公開の考え方(最短で“信用”と“連絡手段”を作る)
最初の公開で必要なのは、見栄えの100点より “会社として成立する情報” です。
フェーズ1:最短公開(必須セット) ✅
- トップ(何の会社か・強み・主CTA)
- 事業/サービス(対象・提供内容・流れ)
- 会社概要(正式情報・所在地・連絡先)
- 実績/事例(最低3つ、匿名でもOK)
- 問い合わせ(フォーム+電話/メールなど)
これで 信頼・検索・問い合わせ の最低ラインができます。
フェーズ2:成果を伸ばす(追加セット) 🚀
- 料金の考え方、比較、FAQ(問い合わせの質が上がる)
- 採用ページ(採用目的がある場合)
- お知らせ(更新があると信頼が上がりやすい)
- 事例の拡充(最も効く“証拠”になりやすい)
フェーズ3:運用の仕組み化(改善セット) 🔁
- 計測を見て、導線・フォーム・ページ構成を改善
- SEOは「狙うページを決めて」強化(闇雲に記事を増やさない)
急ぎ案件で“やってはいけない”優先順位
- ❌ いきなり全ページをフルオーダーデザインにする
- ❌ 原稿がないのにデザインを固める(後で必ず崩れる)
- ❌ 追加要件を都度足す(納期が伸び続ける)
急ぎでも品質を落とさないミニチェック(公開前)
公開直前にこれだけは確認すると、事故が減ります。🧪
- スマホ表示(主要ページだけでもOK)
- フォーム送信(自分に届くか/自動返信が正しいか)
- 基本情報(社名・住所・電話・営業時間の整合性)
- リンク切れ(特にボタン、メニュー、フッター)
- 計測(アクセス解析・検索エンジンの基本設定)
必須ページと推奨ページ:信頼と成果を同時に作るサイト構成
会社ホームページのページ構成は、ざっくり言うと 「信頼を作るページ」 と 「行動を促すページ」 の組み合わせで決まります。
初心者が迷わないコツは、先に次の2つを決めることです。
- 主目的:問い合わせを増やす/採用を強化する/信頼を整える…など(1つに絞る)
- 主CTA:問い合わせ/資料請求/応募/予約…など(1つに絞る)
この2点が決まると、「必須ページ」→「推奨ページ」→「目的別ページ」の順に自然に組み上がります。
最低限そろえるページ(トップ/会社情報/事業・サービス/問い合わせ)
まずは“公開して会社として成立する”最小セットです。ページ数が少なくても、ここが揃っていれば十分に戦えます。
トップページ
トップは名刺ではなく、入口兼ナビです。最初の数秒で「何の会社か」と「次に何をすればいいか」が伝わる構成にします。
入れておくと強い要素(最低限)
- 何を提供している会社か(1文で言い切る)
- 主な対象(誰向けか)
- 強み(3つまでに絞る)
- 主CTA(例:無料相談/資料請求)を目立つ位置に配置
ありがちな失敗
- かっこいいが、何の会社か分からない
- CTAが弱く「見て終わり」になる
会社情報(会社概要)
会社サイトの“信頼の土台”です。ここが薄いと、どんなにサービスが良くても不安が残ります。
最低限のチェックリスト
- 会社名(正式表記)
- 所在地(必要に応じて地図)
- 連絡先(電話/メール/フォームのいずれか)
- 代表者名
- 事業内容(箇条書きでOK)
- 営業時間・対応時間(ある場合)
ポイント
- 表記ゆれ(会社名・住所・電話番号の違い)は信頼を落としやすいので統一します。
- “実在性”が伝わる写真(外観・オフィス・人物など)があると安心感が上がります。
事業・サービス(提供内容)
成果を出すサイトほど、サービス説明が「長い」より「迷わない」です。
入れておくと強い構成(短くても伝わる順番)
- 対象(どんな人・企業のどんな課題向けか)
- 提供内容(できること/できないこと)
- 進め方(導入〜納品までの流れ)
- よくある質問への先回り(軽くでOK)
コツ
- 1ページに詰め込みすぎない(主要サービスは分ける)
- “機能説明”より“得られる結果”を先に書く
問い合わせページ
問い合わせは「フォームを置く」だけだと伸びません。不安を消して行動を軽くするのがポイントです。
入れておくと強い要素
- 何を送ればいいかの例(相談内容の例、必要情報)
- 返信目安(例:◯営業日以内)
- 入力項目は最小限(最初は取りすぎない)
- 送信後の案内(自動返信、次の流れ)
注意(現実的な運用)
- 迷惑送信対策(スパム対策)は早めに入れる
- 個人情報の扱い(同意文言)は明確に
信頼を押し上げるページ(実績・事例/お知らせ/FAQ/代表メッセージ)
上の必須セットに「信頼を補強する証拠」を足すと、問い合わせ率や採用力が一気に上がりやすくなります。
実績・事例
“言い切り”より 証拠 が強いです。小さくてもいいので事例を作ります。
事例の型(書きやすくて強い)
- 背景:どんな課題があったか
- 提案:何をしたか
- 結果:どう良くなったか(数字があればベスト)
- お客様の声:短文でもOK(許諾が難しければ匿名で)
ポイント
- 社名が出せない場合は「業種」「規模感」「地域」だけでも効果があります。
- “実績一覧”より、深掘り事例が数本ある方が刺さります。
お知らせ(ニュース)
更新が止まると逆効果になりやすいので、運用できる形にします。
おすすめの運用
- 月1でもいいので継続(無理なら「更新しない方針」も検討)
- カテゴリ分け(例:会社情報/メディア掲載/採用/リリース)
FAQ
問い合わせ前の不安を先に潰すページです。特にBtoBは強いです。
入れやすい質問例
- 料金はどのくらい?(目安・考え方だけでもOK)
- 対応エリア・オンライン対応
- 納期・進め方・必要資料
- 契約・支払いの流れ
代表メッセージ
主張ではなく、「何を大事にしている会社か」が伝わると信頼が上がります。
書き方のコツ
- 創業理由(短く)
- どんな課題を解決したいか
- お客様・求職者に約束すること
目的別に追加するページ
ここからは「主目的」に合わせて追加します。全部盛りにしないのが鉄則です。
迷ったら、次の考え方で選ぶとブレません。
- 問い合わせが主目的:比較検討に必要な材料を増やす
- 採用が主目的:働くイメージと不安解消を増やす
- 上場・準備が主目的:透明性と継続的な開示を増やす
採用が目的:採用LP/社員インタビュー/福利厚生・制度/選考フロー
採用ページは「募集要項」だけだと弱いです。求職者が知りたいのは、条件より 入社後のリアルです。
採用LP(入口)
- どんな人に来てほしいか
- どんな成長・経験ができるか
- まず何をすればいいか(応募/カジュアル面談など)
社員インタビュー
- 入社理由 → 仕事内容 → 大変な点 → 成長 → 会社の雰囲気
- 写真があると信頼が上がりやすい(可能な範囲で)
福利厚生・制度
- 箇条書きでOK。評価制度・働き方(リモート等)は特に重要
選考フロー
- いつ何があるか(面接回数、課題有無、目安期間)
- ここが明確だと応募の心理的ハードルが下がります
問い合わせが目的:課題別導線/資料DL/比較・料金/CTA最適化
問い合わせ目的の場合、サイトは「パンフ」ではなく 営業の補助線です。相手の検討ステップに合わせてページを用意します。
課題別導線(よく効く)
- 例:「コストを下げたい」「短納期で進めたい」「初めてで不安」など
- 課題ごとに“読む順番”を整えると、迷いが減って問い合わせに繋がりやすいです。
資料DL(あると強い)
- 会社紹介資料、導入事例集、チェックリストなど
- フォーム項目は最小限にし、取得目的を明確にします(信頼のため)
比較・料金
- “料金表が出せない”場合でも、料金の決まり方は出せます
- 何で変動するか(範囲・規模・オプション)
- よくあるプラン例(ざっくり帯でもOK)
CTA最適化(地味だけど効く)
- ボタン文言を具体化(例:「無料相談する」「見積を依頼する」)
- 迷う導線を減らす(CTAは主1つ、副1つまで)
上場企業・準備:IR/ガバナンス/開示ポリシー
上場企業(または準備中)のサイトは、情報の量より 整合性と継続性 が重要です。
IR
- 決算関連資料、適時開示、株式情報など(継続更新できる体制が前提)
ガバナンス
- 体制、方針、リスク管理など
- “良い話だけ”より、透明性がある方が信頼に繋がりやすいです。
開示ポリシー
- どこまで・どの頻度で・どのチャネルで開示するか
- 社内運用が固まっていると更新が止まりにくいです。
法務・信頼のためのページ(プライバシーポリシー/利用規約の考え方)
法務系ページは、検索順位のためというより 信頼とリスク回避 のために必要です。特にフォームや資料DLがあるサイトは優先度が高いです。
プライバシーポリシー
最低限入れておきたい要素
- 取得する情報(氏名、メール、問い合わせ内容等)
- 利用目的(返信、サービス改善など)
- 第三者提供の有無
- 安全管理(ざっくりでOK)
- 問い合わせ窓口
利用規約(必要な場合)
次に当てはまるなら用意を検討します。
- 会員機能がある
- 有料サービスの申込みがある
- ダウンロード提供や利用条件がある
追加で検討したいページ(該当する場合のみ)
- Cookieポリシー(解析・広告を使う場合)
- 特定商取引法に基づく表記(通販・有料申込みなどがある場合)
- 免責事項(情報提供型サイトで誤解を避けたい場合)
ポイント
- テンプレを貼るだけより、自社の運用に合う内容に寄せる方が信頼性が上がります。
- 不安がある場合は、専門家(法務)チェックを入れるのが安全です。
設計で差がつく:サイトマップ・導線・回遊を先に決める
ホームページ制作で成果が出るかどうかは、デザインより先に 「設計」 でほぼ決まります。
設計とは、かんたんに言うと “迷わず目的地(問い合わせ・応募など)に着ける地図” を作ることです。
- どのページが入口で
- 何を読んだら納得して
- どこで行動してもらうか
ここが決まっていれば、文章もデザインもブレません。逆に曖昧だと、あとから修正が増え、納期も費用も膨らみがちです。
サイトマップとページ階層の作り方(迷わせない情報設計)
1)最初に決めるのは「訪問者の種類」と「主CTA」
サイトマップはページ一覧ではなく、訪問者の行動導線から作ると失敗しにくいです。
- 訪問者:顧客/求職者/取引先(必要なら株主)
- 主CTA:問い合わせ/資料請求/応募…(基本は1つに絞る)
この2つが決まると、ページの“役割”がハッキリします。
2)ページは「役割」で分類すると整理が速い
初心者でも使いやすい分類です。
- 入口(集客):トップ、サービス概要、課題別ページ、ブログ(やるなら)
- 理解(納得):サービス詳細、強み、料金の考え方、比較、FAQ
- 証拠(信頼):事例、実績、会社情報、代表メッセージ、お知らせ
- 行動(コンバージョン):問い合わせ、資料DL、応募
- 保険(法務・安心):プライバシーポリシー等
この分類で「足りない役割」が見えると、必要ページが自然に決まります。
3)階層は“深くしすぎない”のが基本
訪問者は、階層が深いほど迷います。目安は 2階層まで(深くても3階層)です。
- OK例:
- サービス(一覧) → サービスA(詳細)
- 実績(一覧) → 事例(詳細)
- 避けたい例:
- サービス → 業界別 → 課題別 → プラン → 事例…(辿り着けない)
4)最小構成のサイトマップ例(BtoBで問い合わせが目的)
ページを増やす前に、まずは“成立する骨格”を作ります。
- トップ
- サービス(概要)
- サービス詳細(主力1〜3本)
- 事例(できれば詳細3本)
- 料金の考え方(または簡易プラン)
- 会社情報
- よくある質問
- 問い合わせ
- プライバシーポリシー
💡ポイント:SEO的にも、「1ページ1意図」 を意識すると、検索意図とページがズレにくくなります。
問い合わせまでの導線設計(CTA・フォーム・導入ハードル)
問い合わせが増えない原因は「フォーム」ではなく、たいてい 導線(CTA設計) です。
導線は、次の3点をセットで考えると改善しやすくなります。
- どこで(配置)
- 何と言って(文言)
- 何を不安にさせないか(ハードル設計)
1)CTAは「主1つ+副1つ」までに絞る
CTAが多いと迷いが増えます。初心者はまずこれでOKです。
- 主CTA:問い合わせ(無料相談)
- 副CTA:資料請求(検討中向け)
※採用が主目的なら「応募/カジュアル面談」が主CTAになります。
2)CTA配置の基本(少ないページでも効く型)
おすすめの配置ルールです。
- トップ:ファーストビュー+中盤+下部
- サービス詳細:冒頭(軽く)+根拠の後+末尾
- 事例:結果・学びの直後
- 料金/FAQ:疑問が解消した直後
つまり、“納得した直後にボタン” が基本です。
3)CTA文言は「行動+得られること」を短く
ボタン文言は、抽象より具体が強いです。
- 弱い:お問い合わせ
- 強い:無料で相談する/概算見積をもらう/資料を受け取る
さらに、ボタンの近くに小さく一言添えると心理ハードルが下がります。😊
- 「1分で送信」
- 「しつこい営業はしません」
- 「◯営業日以内に返信」
4)フォームは「取りすぎない」が鉄則
最初から情報を取りすぎると送信率が落ちます。おすすめはこの順です。
最小(まずはこれでOK)
- 名前(法人なら会社名+担当者)
- メール
- 相談内容(自由記述)
- 同意(プライバシーポリシー)
必要になったら追加
- 電話番号(急ぎ対応なら)
- 予算・希望時期(見積精度を上げたいなら)
- 業種・規模(BtoBの提案精度を上げたいなら)
5)導入ハードルを下げる“代替導線”も用意する
問い合わせだけがゴールだと、検討初期の人を取りこぼします。
- 資料DL(まず情報が欲しい人向け)
- FAQ(問い合わせ前の不安解消)
- 事例(自分ごと化)
- 料金の考え方(相場観の不安を軽くする)
これらはE-E-A-T(信頼性)にも直結します。
“読まれる順番”を想定して配置する(トップ→強み→証拠→行動)
ページは“全部読む”前提では見られません。多くの人は、上から順に「判断」しながら読むので、順番が重要です。
成果が出やすい基本の順番
初心者でも使える、王道の並べ方です。
- 何の会社か(結論):誰のどんな課題を解決するか
- 強み(理由):選ばれる理由を3つまで
- 証拠(裏付け):事例、数字、実績、第三者性
- 具体(どうやる):サービス内容、流れ、料金の考え方
- 不安解消:FAQ、保証、体制、連絡の安心
- 行動(CTA):無料相談/資料DL/応募
この順番にすると、売り込み感を出しすぎずに、自然に問い合わせへつながります。
トップページの“ブロック設計”例(そのまま使えます)
- ファーストビュー:結論+主CTA
- 課題提起:よくある悩み(3つ)
- 提供価値:解決できること(短く)
- 強み:選ばれる理由(3つ)
- 事例:代表的な成果(3本)
- サービス:できること/流れ(要点)
- FAQ:上位5問
- 会社情報・代表:信頼の補強
- 最後にCTA:行動の後押し
“証拠”の作り方(小さくても強い)
実績が少ない会社でも、見せ方で信頼は作れます。
- 数字:対応件数、継続率、納期、満足度(可能な範囲で)
- 具体:どんな課題にどう対応したか(匿名でもOK)
- 人:担当者の顔とプロフィール(専門性が伝わる)
- 透明性:できること/できないことを明記
💡検索エンジンに対しても、人に対しても「一次情報」「具体性」「透明性」は評価されやすい要素です。
デザインの判断軸:おしゃれより「伝わる・迷わない」
会社ホームページのデザインは、「かっこよさ」を競うものではなく、見た人が迷わず理解し、次の行動に進めることが最優先です。
デザインの正解は、業種や目的で変わりますが、初心者でも外しにくい判断軸は共通しています。
- 伝わる:何の会社で、誰に、何を提供しているかが一瞬で分かる
- 迷わない:どこを見ればよく、次に何をすればいいかが明確
- 信頼される:情報が整っていて、違和感がなく、安心して問い合わせできる
ファーストビューで伝えるべき3点(何の会社/誰向け/次に何をするか)
ファーストビュー(最初に見える範囲)は、ホームページの“勝負どころ”です。ここで理解できないと、下まで読まれません。
伝えるべき3点
- 何の会社か(提供価値)
- 誰向けか(対象・業種・規模・地域など)
- 次に何をするか(主CTA)
この3点を“短く言い切る”だけで、サイト全体のわかりやすさが一気に上がります。✅
そのまま使える文章テンプレ(迷ったらこれ)
- 誰向け:○○(業種/立場)の方向けに
- 何を:△△(課題)を
- どうする:□□(方法/強み)で解決します
- 次の行動:まずは「無料相談」「資料請求」など
例(BtoBの一例)
- 「中小企業の総務担当者向けに、社内ITの手間を減らすクラウド導入支援を行っています。まずは無料相談へ。」
ファーストビューのチェックリスト(3分で点検)
- 社名を見なくても事業内容が想像できる
- ターゲットが明確(「法人向け」「採用向け」など)
- CTAが1つに絞られている(主CTA+必要なら副CTAまで)
- 余白があり読みやすい(文字が詰まっていない)
- 「実績」「導入社数」「資格」など、信頼の根拠が1つ見える 👀
スマホ最優先のUI(可読性・ボタン・余白・速度)
今は多くの業種で、スマホが主な閲覧環境です。スマホで読みにくいと、内容が良くても離脱されやすくなります。
スマホUIの基本は「読みやすさ」と「押しやすさ」
- 可読性:文字サイズ、行間、見出し、段落の短さ
- 押しやすさ:ボタンの大きさ、余白、誤タップしにくさ
- 迷いにくさ:メニューを詰め込みすぎない、CTAの位置が一定
- 速度:画像が重いと離脱が増える(特にスマホ回線)⚡
“よくあるNG”と“改善の方向”
| ありがちNG | 改善の方向(初心者でもできる) |
|---|---|
| 文字が小さい/詰まっている | 短い段落+箇条書きで分割、余白を増やす |
| ボタンが小さく押しづらい | ボタンを大きく、周囲に余白を確保 |
| 1ページに情報を詰め込みすぎ | 重要ページだけでも分割(例:サービス詳細、事例) |
| 画像が重く読み込みが遅い | 画像を圧縮、必要以上に大きい画像を使わない |
| スマホでメニューが迷子 | メニュー項目を減らし、主要導線に集中 |
スマホ最優先で強い“導線の型”
- ページ上部:主CTA(例:無料相談)
- ページ中盤:根拠(事例・実績)の直後にCTA
- ページ下部:最後にCTA
- 必要に応じて:スクロールしても残る固定CTA(やりすぎは逆効果)
💡ポイント:スマホは“流し読み”前提なので、見出し→箇条書き→結論の順で配置すると読まれやすいです。
ブランドの統一(色・フォント・写真・トーン)
ホームページの信頼感は、「個々のデザインの良さ」より 統一感で決まります。
統一感があると、訪問者は無意識に「きちんとしている会社」と感じます。
統一すべき4つの要素
- 色:ベース色/文字色/アクセント色(増やしすぎない)
- フォント:基本の書体と、見出しの使い分けを固定
- 写真:明るさ、背景、人物の写り方、トーンを揃える
- 文章のトーン:丁寧/親しみ/端的など、語り口を統一
初心者におすすめの“ミニブランドガイド”(社内メモでOK)
- 使う色は 3〜4色以内(ベース+アクセント中心)
- ボタンの形・色・文言ルール(例:「無料相談する」で統一)
- 見出しの型(例:強みは3点セットで見せる)
- 写真ルール(例:人物は自然光、背景は整理、同じ比率で)
- 禁止ルール(例:派手な影・過剰なアニメ・装飾フォントは使わない)
この“ミニガイド”があるだけで、制作会社に依頼しても、社内運用でもブレが減ります。📌
アクセシビリティの基本(読みやすさ・コントラスト・代替テキスト)
アクセシビリティは「一部の人のため」ではなく、結果的に全員に優しい設計になります。
読みやすい・押しやすい・分かりやすいサイトは、問い合わせにもつながりやすいです。
初心者が押さえたい基本だけまとめます。
読みやすさ
- 背景と文字のコントラストを弱くしすぎない(薄いグレー文字は注意)
- 長文は段落を短く、箇条書きを活用する
- 見出し階層を崩さない(見出しが飛ぶと理解しにくい)
代替テキスト(alt)
- 画像が表示されない場合でも意味が伝わるようにする
- 装飾画像は無理に説明しない(必要な画像にだけ適切に)
リンクとボタン
- 「こちら」だけのリンクを増やしすぎない(何のリンクか分かる文言に)
- ボタンは押しやすいサイズにして、誤タップを防ぐ
フォーム
- 入力欄のラベル(項目名)を明確に
- エラー時に「どこが何でダメか」が分かる表示にする
✅ 迷ったら、「スマホで片手操作しても迷わないか」「画面を拡大しても崩れないか」をチェックするだけでも効果があります。
文章・写真・実績:E-E-A-Tを強化する素材の作り方
会社ホームページは「文章が上手いか」よりも、見た人が “この会社は実在し、任せても大丈夫” と感じられるかが重要です。
そのために効く素材が、会社情報・強みの言語化・実績(証拠)・専門性の見せ方 の4つです。
ここでは、初心者でも迷わず整えられる“作り方”に絞って解説します。
会社情報の正確性(表記ゆれ・更新漏れが信頼を落とす)
信頼性は、派手なアピールより 基本情報の整合性 で大きく上下します。特にBtoBでは、会社情報が曖昧なだけで離脱されがちです。
表記ゆれが起きやすい項目(まずここを統一)
- 会社名(株式会社の位置、英語表記、略称)
- 住所(ビル名・階数、ハイフン有無、郵便番号)
- 電話番号(代表・支店・部門直通)
- 代表者名(漢字・ローマ字)
- 事業名・サービス名(表記統一)
- 営業時間・定休日(祝日対応、受付時間)
コツ:これらを「会社情報マスター(社内の正本)」として1枚にまとめ、サイト内はそこからコピペする運用にするとブレません。
更新漏れが“地味に致命傷”になりやすい箇所
- 採用情報(募集停止なのに掲載、勤務地や条件が古い)
- 料金やプラン(価格改定後に旧料金が残る)
- 実績(退職した担当者のコメントが残る、古い数値のまま)
- お知らせ(最終更新が数年前で止まる)
対策(初心者向けの現実解)
- 「更新できないページは作らない」も戦略です
例:お知らせが継続できないなら、無理に置かず「実績」や「事例」を優先する - 年4回だけでも棚卸し日を決める(例:4/7/10/1月)
その日に「住所・電話・営業時間・採用・料金・実績数」だけ確認する
信頼性を底上げする“明示ポイント”
- 問い合わせ先を複数提示(フォーム+メール、または電話)
- 返信目安(例:◯営業日以内)
- 所在地の明示(来社不可でも所在地自体は安心材料になりやすい)
強みの言語化(「できること」より「選ばれる理由」)
多くのサイトが「高品質・丁寧・迅速」など抽象語で終わります。
成果が出るサイトは、強みを “比較の場で勝てる言い方” に変換しています。
強みは「3点セット」で作るとブレない
強み=キャッチコピーではなく、次の3点がセットです。
- 対象(誰のどんな課題か)
- 手段(どう解決するか)
- 根拠(なぜ言えるか)
この形にすると、説得力が出て“売り込み感”も減ります。
すぐ使えるテンプレ
- 「私たちは、【対象】の【課題】を、【方法】で解決します。根拠は【実績・体制・数字】です。」
抽象→具体の変換例(そのまま真似しやすい形)
| よくある表現(弱い) | 言い換え例(強い方向) |
|---|---|
| 高品質 | 「チェック工程を◯段階に分け、公開前に◯項目を確認」 |
| 迅速対応 | 「初回返信は◯営業日以内/緊急時は◯時間以内に一次回答」 |
| 実績多数 | 「◯業界を中心に◯件以上(期間も明記)」 |
| 提案力 | 「ヒアリング→課題整理→優先順位→提案書までを標準プロセス化」 |
ポイント
- “自慢”より プロセス を見せると信頼が上がります
- 「できること」だけでなく、できないこと/対象外 を書くと誠実さが伝わります
実績・導入事例の作法(数字・再現性・許諾・第三者性)
実績や事例は、E-E-A-Tの中でも特に効く “証拠” です。
ただし、出し方を間違えると信頼を落とします(盛りすぎ・根拠不足・許諾不足など)。
事例は「再現できる形」にすると強い
おすすめは、次の並びで書くことです(長文でなくてOK)。
- 背景:どんな状況・課題だったか
- 施策:何をやったか(範囲)
- 体制:誰がどれくらい関わったか(ざっくりで可)
- 期間:いつからいつまで
- 結果:どう変わったか(可能なら数字)
- 補足:結果が出た条件(例:広告併用、既存顧客基盤あり等)
数字の出し方のコツ
- 可能なら「前→後」「期間」「母数」をセットにする
例:問い合わせ月◯件→◯件(3か月) - 数字が出せない場合は、成果を“行動”で表す
例:採用応募が増えた/商談化がスムーズになった/説明コストが減った
許諾(掲載OK)を軽くしない
- 社名やロゴ、コメント、数値は 掲載許可 を取るのが安全です
- 許可が難しい場合は、匿名化で設計する
- 「製造業・従業員50名・関東」など、特定されにくい粒度にする
- 画像(現場写真、人物写真)も同様に扱う
第三者性を作る方法(“自社の主張”だけにしない)
- お客様の声(短くても良い。できれば役職や業種を添える)
- 導入企業数より「具体の数本」を優先(深掘り事例が強い)
- 受賞・掲載・パートナー認定などがあれば、専用枠で整理する
- ただし、誇張せず事実ベースで簡潔に
監修・専門性の見せ方(プロフィール/資格・経歴/問い合わせ先の明示)
専門性は「書いてある内容」だけでなく、誰が・どんな責任で・どう更新しているか が見えるほど信頼が上がります。
プロフィールは“名刺”ではなく“責任の所在”
最低限、次があると安心材料になります。
- 担当者名(またはチーム名)
- 役割(監修/執筆/運用責任者など)
- 専門領域(何が得意かを具体的に)
- 経歴の要点(年数・担当領域・実績の種類)
- 連絡先(問い合わせ窓口に繋がる導線)
書き方のコツ
- 肩書きだけで終わらず「何ができる人か」を1〜2行で明確にする
- “盛る”より “範囲を区切る” 方が信頼されます
監修の入れ方(小規模でもできる)
- 記事や重要ページに「監修」「最終確認」の欄を置く
- 更新日を明記し、更新ルールを決める
- 例:法改正・価格改定・仕様変更があったら更新
- 誤りがあった場合の対応方針(簡単でOK)
- 例:修正履歴の記載、連絡窓口
問い合わせ先の明示は“信用の最短ルート”
- 会社としての問い合わせ先
- サービスに関する窓口
- 採用窓口
このように、窓口を整理すると「ちゃんとしている感」が出ます。
SEOの土台:公開前にやるべきチェック項目
公開後にSEOで伸ばすのはもちろん大切ですが、公開前の“設定ミス”は後から直しても回復に時間がかかることがあります。
ここでは、初心者でも抜け漏れを防げるように「公開前チェック」を 設計→文章→技術→速度 の順で整理します。✅
キーワードとページの対応表(1ページ1意図で設計)
SEOでよく起きる失敗は、「同じ内容のページが複数ある」「どのページを見せたいかGoogleにも人にも伝わらない」状態です。
それを防ぐのが キーワードとページの対応表(=設計図)です。
1ページ1意図とは?
1ページが受け持つ役割を、次のどれかに固定するイメージです。
- 比較検討:制作会社選び、費用相場、依頼の流れ
- 理解:会社HPに必要なページ、進め方、注意点
- 行動:問い合わせ、資料請求、見積もり
- 信頼:実績、事例、会社情報、代表メッセージ
同じ意図を複数ページで取り合うと、評価が分散しやすくなります(いわゆるカニバリ)。
対応表の作り方(初心者向けの最短手順)
- 想定キーワードを「意図」でグループ化
- 各グループに「受け皿ページ」を1つ決める
- そのページに 主キーワード1つ+補助キーワード数個 を割り当てる
- 似たページが出たら、統合 or 役割を変える
対応表のミニ例(会社HP制作系)
| ページ(受け皿) | 主キーワードの例 | 補助キーワードの例 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 会社ホームページ制作(まとめ) | 会社 ホームページ 制作 | 作り方 / 依頼 / 流れ | 全体像 |
| 費用・見積もりの考え方 | ホームページ 制作 費用 会社 | 相場 / 内訳 / 追加費用 | 比較検討 |
| 必須ページ・構成 | 会社 ホームページ 必要なページ | 会社概要 / 実績 / FAQ | 理解 |
| 制作会社の選び方 | ホームページ 制作会社 選び方 | 相見積もり / 比較 | 比較検討 |
| 問い合わせ(CVページ) | ホームページ 制作 相談 | 見積 / 資料請求 | 行動 |
コツ
- “似たページ”を増やすより、1ページを強くするほうが伸びやすいです。
- 対応表は、公開前に作っておくと後の内部リンク設計が一気に楽になります。
タイトル・ディスクリプション・内部リンクの設計
検索結果でクリックされるか、サイト内で迷わず回遊できるかは、この3点で決まります。
タイトル(title)の基本
タイトルは「キーワードを入れる」より、内容が一発で伝わることが重要です。
- そのページの主題が分かる(何のページか)
- 主キーワードは自然に含める(詰め込みすぎない)
- 似たタイトルを量産しない(各ページで区別する)
ありがちNG
- 「〇〇|〇〇株式会社」ばかりで違いが分からない
- ページ内容とタイトルがズレている(期待外れで離脱)
ディスクリプション(meta description)の基本
ディスクリプションは順位を直接上げるものではありませんが、クリック率に効きやすい要素です。
- 各ページで固有の説明にする
- 「誰の何が解決できるか」を先に書く
- 数字や条件が書けるなら入れる(例:制作の流れ、期間目安など)
コツ:文章の体裁にこだわらず、要点を詰めた“説明文”でもOKです。
内部リンク設計(迷わせないための最短ルール)
内部リンクはSEOだけでなく、ユーザーの迷いを減らします。リンク設計は次の型が強いです。
- まとめ(ハブ) → 詳細(深掘り)へリンク
- 詳細ページ → まとめへ戻る導線
- 比較検討ページ(費用・選び方) → 行動ページ(問い合わせ)へ
アンカーテキスト(リンク文字)のコツ
- 「こちら」ではなく、リンク先が分かる言葉にする
例:費用の内訳を見る/制作会社の選び方へ
技術的に大事な点
- クリックで遷移できる通常のリンク(URLとして辿れる形)を基本にする
※検索エンジンが辿りにくいリンク構造は回遊と発見性を落とします。
技術面の基本(インデックス/構造化データ/サイトマップ)
公開前の技術チェックは「難しいことを全部やる」ではなく、致命的なミスを避けるのが目的です。
インデックス(検索に載る/載せない)管理
公開前のテスト環境(ステージング)でよくある事故は2つです。
- 事故A:テスト環境が検索に載ってしまう
- 事故B:本番公開後も「検索に載せない設定」が残る
現実的な運用
- テスト環境:検索に載せない(noindex等)
- 本番:検索に載せる(noindex解除、必要なページだけ制御)
また、検索に出したくないページを守る方法を混同しないのが重要です。
- robots.txt:主にクロール制御(アクセス負荷の管理)
- noindex:検索結果に載せない指示
- 本当に秘匿したい情報:パスワード等で保護
サイトマップ(sitemap.xml)
サイトマップは「検索エンジンにページ一覧を渡す地図」です。
- 公開するURLだけ載せる(テストURL混入に注意)
- 正規URL(https、統一ドメイン)で揃える
- Search Consoleで送信できる状態にする
構造化データ(必要なものだけでOK)
構造化データは、正しく使うと検索結果の見え方(リッチリザルト等)に役立ちます。
ただし、ページ内容と一致していること、ルールを守ることが前提です。
会社サイトで初心者が検討しやすいもの
- パンくず(BreadcrumbList)
- 組織情報(Organization など、方針に合う範囲で)
注意点
- 構造化データのページをブロック(robots/noindex)すると、効果が出ません。
- 「見えていない内容」をマークアップするなど、ルール違反は逆効果になり得ます。
速度と安定性(画像最適化/不要スクリプト整理/Core Web Vitals観点)
速度は“体感”の話に見えますが、実際は 離脱・CV・信頼感に直結します。
公開前に最低限やっておきたいのは、画像・外部スクリプト・指標チェックです。⚡
Core Web Vitalsの目安(公開前の基準)
最低限、次の3つを押さえると判断がしやすいです。
- LCP:主要コンテンツが 2.5秒以内
- INP:操作への反応が 200ms未満
- CLS:レイアウトのズレが 0.1未満
※INPは、以前の指標(FID)に代わる指標として採用されています。
画像最適化(いちばん効く)
公開前に効果が出やすい順に並べます。
- 画像を必要以上に大きくしない(表示サイズに合わせる)
- 圧縮する(劣化しすぎない範囲で)
- “ファーストビューの巨大画像”を重くしない(LCPを悪化させやすい)
不要スクリプト整理(重くなる原因を減らす)
- 使っていない解析タグ・広告タグ・ウィジェットを入れない
- 便利そうな機能を盛りすぎない(地味に遅くなります)
- フォント・アニメーションは最小限で検証する
公開前の測定(最低限これだけ)
- PageSpeed Insightsなどで主要ページを確認(トップ、サービス、問い合わせ)
- Search Consoleの各レポートで、公開後に監視できる形を用意する
コツ:全部を満点にするより、まずは「遅い原因が特定できる状態」を作ると改善が進みます。😊
制作会社・外注先の選び方:比較で失敗しない評価軸
制作会社選びで一番の失敗は、「良さそう」で決めて 完成後に“思っていたのと違う” となることです。
初心者でも失敗しにくくするコツは、比較の軸を先に固定して、同じ条件で見積・提案を並べることです。
まず前提として、相手に伝える条件(最低限)は揃えておくとスムーズです。
- 目的:問い合わせ増/採用強化/信頼整備 など(主目的は1つ)
- 主CTA:問い合わせ/資料請求/応募 など
- 想定ページ数:例)必須7ページ+事例3本
- 希望納期:例)○月末公開
- 運用体制:更新は社内/保守は外注 など
- 素材の有無:原稿・写真・ロゴ・実績(ある/ない)
これが揃うと、提案の質も見積の精度も一段上がります。
実績の見方(同業・同目的・同規模の再現性)
実績を見るときは「デザインが好みか」より、あなたの目的で再現できるかが大事です。見るポイントは3つです。
1) 同業・近い業界の実績があるか
- 法人向け(BtoB)か、一般向け(BtoC)か
- あなたの業界特有の注意点(専門用語、法規、商流、意思決定の長さ)を理解しているか
同業実績がなくてもOKですが、その場合は 「近いビジネス構造」(例:BtoBの高単価、検討期間が長い、資料請求が多い)で判断します。
2) 同目的の実績があるか(ここが最重要)
- 問い合わせ増が目的なら:導線設計、事例、FAQ、比較ページなどの実績があるか
- 採用が目的なら:採用LP、社員紹介、制度・選考フロー整備の実績があるか
- 信頼整備が目的なら:会社情報、実在性、透明性(更新・運用)の作り込みがあるか
“見た目が良いサイト”と“成果が出るサイト”は別物なので、目的が近い実績を重視します。
3) 同規模(ページ数・運用難度)の実績があるか
- 10ページ程度なのか、100ページ規模なのか
- 多言語やCMS、各種連携があるのか
- 公開後に更新が回る設計になっているか
実績で聞くと判断が速い質問(そのまま使えます)
- 「このサイトで何を成果と定義しましたか?」
- 「担当範囲はどこからどこまでですか?(設計・原稿・撮影・運用)」
- 「公開後の改善や運用はどうしましたか?」
- 「制約(納期・予算・社内承認)がある中で、どう優先順位を付けましたか?」
回答が具体的なら、再現性が高い可能性が上がります。
体制の確認(ディレクション/デザイン/実装/運用支援)
トラブルの多くは、技術より 体制とコミュニケーションで起きます。ここは必ず確認しましょう。
最低限確認したい役割
- ディレクター:要件整理、進行管理、品質管理(司令塔)
- デザイナー:見た目だけでなく、情報の見せ方まで設計できるか
- 実装担当:CMS・フォーム・速度・表示品質を担保できるか
- 運用支援:公開後の保守・改善・更新サポートの有無
“誰がやるか”をはっきりさせるチェック
- 窓口は誰か(担当者固定か、途中で変わるか)
- 連絡手段(メール/チャット/管理ツール)
- 定例の頻度(週1・隔週など)
- 返信の目安(例:○営業日以内)
- 緊急時の連絡ルート(障害・改ざん・フォーム不具合など)
特に初心者は、“質問しやすい体制”があるかで安心感が大きく変わります。
品質担保の仕組みも確認
- スマホ・主要ブラウザでの表示確認(誰が、どこまで)
- フォームのテスト(送信〜受信〜自動返信まで)
- 公開前チェックリストの有無
- バックアップや更新(保守契約に含むか)
提案の質を見抜く(課題整理→仮説→設計まで出せるか)
良い提案は「デザイン案が素敵」ではなく、課題→仮説→設計の流れが通っています。ここを見抜くと、成果の出やすさが分かります。
良い提案に入っている要素
- 現状理解(あなたの事業・顧客・採用の状況をどう捉えたか)
- 課題の整理(何がボトルネックか:信頼不足/導線弱い/情報不足など)
- 仮説(なぜ問い合わせが増えないのか、なぜ応募が来ないのか)
- 設計(サイトマップ、ページの役割、読まれる順番、CTA設計)
- 素材計画(原稿・写真・実績をどう集めるか)
- 計測(公開後に何を見て改善するか:問い合わせ、資料DL、応募など)
“提案の弱さ”が出やすいサイン
- いきなり見た目の話が中心で、目的の話が薄い
- 「トップをかっこよくします」だけで、導線やページ役割がない
- 何をもって成功とするか(KPI)が曖昧
- あなたの業種・ターゲットの前提がズレている
3分でできる提案採点(例)
| 観点 | 見るポイント | 目安 |
|---|---|---|
| 課題理解 | 現状とゴールを正しく言語化できている | 重要 |
| 設計力 | サイトマップ/導線/CTAが具体 | 重要 |
| 素材計画 | 原稿・写真・実績の集め方が現実的 | 重要 |
| 運用視点 | 公開後の更新・改善まで見ている | 重要 |
| リスク管理 | 納期遅延・追加費用の条件が明確 | 重要 |
点数化すると、感覚ではなく比較で選べます。
見積の読み方(範囲・成果物・回数・修正・保守・追加費用)
見積の比較は金額より、何が含まれるか(範囲と成果物)が全てです。初心者ほど「一式」に注意してください。
見積で明確にしたい4つ
- 範囲:どこまでやるか(要件定義、原稿、撮影、CMS、計測設定など)
- 成果物:何が納品されるか(デザインデータ、ページ一式、マニュアル等)
- 回数:打ち合わせ回数、修正回数、確認回数
- 保守と追加費用:公開後の費用、追加作業の単価・条件
よくある“追加費用ゾーン”(事前に潰す)
- 原稿作成・校正(どこまでが対象?)
- 写真撮影・画像加工(撮影回数、レタッチ範囲)
- ページ追加(1ページの定義)
- フォーム項目追加・自動返信カスタム
- 速度改善、SEOの追加対応
- 多言語、会員、予約などの機能追加
- 保守(バックアップ、更新、軽微修正の上限)
ポイント:修正回数は「デザインの修正」と「原稿差し替え」などで扱いが違うことがあります。どれが回数に含まれるか確認します。
“引き継ぎ”で揉めないための確認
- ドメイン・サーバー・CMS・解析ツールの所有者(管理権限)は誰か
- ログイン情報は誰が保管し、退職時に引き継げるか
- ソースコードやデザインデータの扱い(渡す/渡さない、形式)
- 公開後に別会社へ乗り換え可能か(ロックインの有無)
ここを曖昧にすると、後で変更しづらくなります。
相見積もりの取り方(同条件で比較するチェックリスト)
相見積もりは、条件がズレると比較になりません。以下のチェックリストを渡すと、初心者でも“同条件比較”ができます。
相見積もり用チェックリスト(コピペして使えます)
- 目的(主目的・主CTA)
- 必要ページ一覧(必須/追加候補も分ける)
- 原稿:自社/外注/共同(どこまで対応希望か)
- 写真:自社素材あり/撮影希望(回数・対象)
- CMS:更新は社内で行いたい(可否と方法)
- 計測:アクセス解析・Search Consoleなどの設定希望
- 公開後:保守の範囲(更新、バックアップ、緊急対応)
- 納期:希望公開日、社内確認の頻度
- 予算:上限、または予算帯
- 納品物:マニュアル、デザインデータ、アカウント引き継ぎ
比較するときの見方
- まず「範囲・成果物・回数」が一致しているか確認
- 次に「運用(保守・更新)まで含めた2〜3年の総額感」で見る
- 最後に、提案の質(課題→仮説→設計)で優先順位を決める
依頼前に用意するもの:RFP・要件定義を最短で作る
外注で失敗しない最大のコツは、「いい制作会社を探す」より先に、同じ条件で比較できる“依頼資料”を作ることです。
難しい書類は不要で、まずは A4 1〜2枚のRFP(依頼書)と、機能・素材のチェックリストがあれば十分に戦えます。
ここでは、初心者でも最短で作れる形に落とし込みます。
必須の事前整理(目的/ターゲット/競合/参考サイト/予算/期限)
まず作るのは「RFP 1枚メモ」
以下をコピペして埋めるだけで、見積と提案の精度が上がります。
- プロジェクト名:例)コーポレートサイト刷新
- 背景:例)情報が古く信頼性が弱い/問い合わせが少ない
- 主目的(1つ):例)問い合わせを増やす
- 副目的(最大2つ):例)採用強化/信頼情報の整備
- 主CTA(1つ):例)無料相談フォーム送信
- 想定ターゲット:例)中小企業の総務担当/求職者(職種:営業)
- 競合(2〜5社):会社名+「強い点」だけメモ
- 参考サイト(3〜5件):
- 良い点:例)導線が分かりやすい
- 苦手:例)文字が小さい、情報が探しにくい
- 必須ページ数の目安:例)7ページ+事例3本
- 予算レンジ:例)初期◯◯万円〜◯◯万円/月額◯万円まで
- 希望納期:例)◯月末公開(社内確認は週1回)
- 運用体制:例)更新は社内、保守は外注希望
- 制約:例)写真撮影は不可/既存ロゴは使用/法務確認に1週間必要
💡ポイント
- 「主目的」と「主CTA」は必ず1つに絞ると、提案の方向性がブレません。
- 競合・参考サイトは“好き嫌い”ではなく、どこが良い/なぜ嫌かまで書くと、制作側の理解が一段深くなります。
必要機能の棚卸し(フォーム/予約/多言語/CMS/検索/会員)
機能要件は、盛りすぎるほど費用と納期が増えます。初心者はまず 「必須」「あれば嬉しい」 に分けるのが現実的です。
機能棚卸しのやり方(最短)
- まず「やりたい行動(CTA)」を1つ決める
- その行動に必要な機能だけをMustにする
- 迷う機能はCouldに落として、段階導入にする
よくある機能のチェックリスト(必要なものだけ選ぶ)
- フォーム
- 問い合わせ(必須になりやすい)
- 資料請求(検討初期向け)
- 採用応募(採用目的なら)
- 予約
- 日程調整(商談予約、面談予約)
- 自動返信・カレンダー連携の要否
- 多言語
- 手動(ページ複製)/自動翻訳(品質注意)/言語別ドメイン
- CMS(更新機能)
- 誰が更新するか(社内か外注か)
- 更新対象(お知らせ/事例/採用/コラム)
- サイト内検索
- ページ数が多い場合に有効(小規模なら不要なことも)
- 会員・ログイン
- 取引先向け資料、マイページなど(要件が重くなりやすい)
✅「機能の定義」でよく起きるズレ
- 「フォーム」と言いながら、実は 自動返信・通知分岐・添付・スパム対策まで含めたい
- 「多言語」と言いながら、実は 翻訳作業と更新運用まで含めたい
このズレが追加費用の原因になりやすいので、機能ごとに「どこまで欲しいか」を一言添えるのがおすすめです。
素材準備リスト(会社情報・ロゴ・写真・原稿・実績・よくある質問)
制作が遅れる最大要因は「素材待ち」です。先に準備できるものを揃えるだけで、納期が現実的になります。
素材準備チェックリスト(最低限)
- 会社情報
- 正式社名、住所、電話、代表名、設立、事業内容、営業時間など
- ロゴ
- できればAI/SVG/PDFなどのベクターデータ(なければ高解像度PNG)
- 写真
- 外観/オフィス/人物(代表や担当者)/商品・現場
- 使える写真がない場合:撮影の可否、代替(イメージ素材)の方針
- 原稿
- トップ(何の会社・誰向け・強み)
- サービス説明(できること/流れ)
- 会社紹介(沿革、理念、代表メッセージ)
- 実績・事例
- 掲載OK/匿名OK/掲載NGの3区分
- 可能なら「背景→対応→結果」のメモだけでも
- よくある質問(FAQ)
- 料金、納期、対応範囲、サポート、契約など(5〜10個で十分)
💡素材が揃わないときの現実解
- 原稿は完成文でなくてOK。まずは 見出し+箇条書きで埋める
- 事例は最初から“全部公開”を狙わず、匿名事例でまず形にする
- 写真は「必要最小セット」を決める(撮影が難しければイメージ素材で暫定)
意思決定を早める「優先順位」の付け方(Must/Should/Could)
要件が多いほど、社内承認と見積が難しくなります。ここで効くのが Must/Should/Could です。
- Must(必須):公開日に絶対必要。ないと目的が達成できない
- Should(重要):あると成果が伸びる。できれば公開までに入れたい
- Could(余裕があれば):段階公開で後から追加でOK
迷ったときの判定ルール(初心者向け)
- それがないと 主CTAが成立しない → Must
- それがないと 信頼が不足して不安が残る → Should
- それがないと 便利だけど致命的ではない → Could
例:問い合わせ目的のサイトの場合
- Must:トップ/サービス/会社情報/問い合わせフォーム/プライバシーポリシー
- Should:事例3本/FAQ/料金の考え方/CTA改善
- Could:資料DL/課題別ページ/コラム/チャット
✅この分類をRFPに添えると、制作側が「優先順位に沿って提案」できるので、短納期でも破綻しにくくなります。
契約・権利・セキュリティ:後で揉めないための要点
制作そのものより、あとで揉めやすいのが 「誰のものか(所有)」「どこまで渡すか(権利)」「どこまで守るか(運用・安全)」 の3点です。
ここを先に決めておくと、見積も納期も現実的になり、引き継ぎもスムーズになります。
まず、全体を1枚で整理すると分かりやすいです👇
| 論点 | 先に決めること | ありがちなトラブル |
|---|---|---|
| 所有 | ドメイン・サーバー・各種アカウントの名義と管理者 | 退職・解約でログインできない/移管できない |
| 権利 | どこまで納品するか(データ・コード含む) | 改修や移管のたびに追加費用が発生 |
| 運用 | 保守範囲・緊急対応・バックアップ | 障害時に誰も動けない/復旧が遅い |
| 個人情報 | フォームの取り扱いルール | 誤送信・漏えい・目的外利用の不安 |
ドメイン・サーバー・各種アカウントは誰が所有するか
結論:会社(発注側)が所有し、制作会社は“運用権限を預ける”形が、後で一番揉めません。
特にドメインは移管・変更が起きやすいので、名義と権限設計が重要です。JPドメイン等も含め、管理事業者(レジストラ)の変更手続きや認証コード(AuthCode)など移管に必要な仕組みがあるため、最初の設計が効きます。
会社側が“持つべきもの”(最低限)
- ドメインの登録アカウント(レジストラ)
- サーバー契約の管理画面(支払い含む)
- CMS管理者(WordPress等のadmin)
- アクセス解析・タグ管理(GA4/タグマネ等)
- Search Console
- メール(フォーム通知先)用の会社アドレス
実務で効く「名義・権限」の決め方
- 会社用の共通アカウントで契約する(例:web-admin@〜)
個人のメールで作らない(退職で詰む) - 制作会社には 必要最小限の権限を付与する(共有パスワードのままにしない)
- 重要アカウントは 二要素認証(MFA)を必須にする(可能なら)
- 「誰が何を保管するか」を決める
- ログイン情報
- 復旧コード
- SSL証明書の更新情報(自動更新かどうか)
“引き継ぎ”を確実にするチェック
- 契約書 or 発注書に、次の一文を入れるだけでも強いです
- 「ドメイン・サーバー・各種アカウントの所有者は発注者」
- 「解約時は◯営業日以内に移管・引き継ぎに協力」
- ドメイン移管の想定(認証コードの扱い等)も確認しておくと安心です。
著作権・ソースコード・デザインデータの扱い(納品範囲の明文化)
ここは “口約束が一番危険”です。揉めポイントは、ほぼ「納品物の定義が曖昧」から起きます。
まず知っておくべき前提(初心者向け)
- 著作権(財産権)は 譲渡・許諾が可能
- ただし著作者人格権は性質上 譲渡できない(=契約では「不行使」などで整理するのが一般的)
※ここは個別事情で変わるので、重要案件は専門家確認が安心です。
“納品物”をパーツで書く(これが最短で効く)
契約や見積で、次のように分解して明記します。
- 公開物
- 公開されたWebページ一式(本番環境)
- ソースコード
- HTML/CSS/JS(またはテーマ・テンプレ)
- 独自開発部分(プラグイン等)があるなら範囲を明確化
- デザインデータ
- Figma / XD / PSD など「元データ」を渡すか
- 素材
- 写真・イラスト・アイコン(購入物・自社物・制作物の区別)
- フォント(商用利用条件)
- 設定情報
- サーバー設定、DNS、フォーム設定、リダイレクト一覧 など
- マニュアル
- 更新手順(社内運用するなら必須級)
“権利”の決め方:現実的な落としどころ
初心者に多いのは「全部譲渡して」と言って費用が跳ねるケースです。目的で整理しましょう。
- 乗り換えや内製を想定 → 元データ(デザイン/コード)まで納品を希望
- 当面は保守も任せる → 公開物+最低限の引き継ぎ資料でも可(ただし将来の条件は明記)
第三者素材・再利用で事故らないために
- 受託側が用意する素材(写真・アイコン・フォント)は
「利用範囲(自社サイトのみ/広告にも使える等)」を確認 - 他社サイトの文章・画像の流用はNG(炎上&法的リスク)
※中小企業向けでも著作権侵害は起こり得るため注意が必要です。
保守・更新の範囲(緊急対応/SLA/バックアップ/アップデート)
公開はスタートです。保守が曖昧だと、障害時に“誰が何をするか”が空白になり、復旧が遅れます。
中小企業向けのセキュリティ対策ガイドライン等でも、継続的な対策・運用の重要性が強調されています。
保守の内訳を“作業単位”で決める(超重要)
月額保守があるなら、最低でもこれを仕分けします。
- 監視:死活監視、改ざん検知(やる/やらない)
- バックアップ:頻度、保管期間、復元手順(復元作業は含む?)
- アップデート:CMS本体/プラグイン/テーマ/サーバー
- 軽微修正:月◯時間まで、テキスト差し替え◯回まで等
- 緊急対応:障害・改ざん・フォーム不具合の一次対応
SLAは“立派な言葉”じゃなくてOK
SLA(サービスレベル)は、初心者なら次の2点を決めるだけで実務になります。
- 初動:連絡を受けてから◯時間以内に一次回答
- 復旧目標:軽微障害は◯日以内、重大は暫定復旧を◯時間以内…など
セキュリティの最低ライン(サイト運用で効く)
- 管理画面のMFA、権限の最小化
- 使っていないプラグイン・テーマは削除
- 定期更新(アップデート)を止めない
- 脆弱性の基本(XSS等)を前提に、入力系(フォーム)を堅くする
代表的な脆弱性と対策の考え方はIPAの資料が参考になります。
フォーム運用と個人情報(同意取得・保管・運用ルール)
フォームは「最も攻撃されやすく」「最も事故が起きやすい」場所です。
個人情報は、利用目的の特定・通知/公表、目的外利用の制限など基本ルールがあり、サイト側の説明と運用がセットで必要になります。
同意・表示まわり(初心者がまずやること)
- フォームの近くに
- 利用目的(例:お問い合わせ対応のため)
- プライバシーポリシーへのリンク
- 同意チェック(必要に応じて)
を配置
- 収集項目は必要最小限に(取りすぎはリスクも増える)
保管・運用ルール(ここが抜けやすい)
- 問い合わせメールの転送先は誰か(個人の私用メールに送らない)
- 共有するなら、保管場所(チケット/CRM等)と閲覧権限を決める
- 保管期間の目安(ずっと残さない)
- 誤送信・漏えい時の連絡フロー(社内だけでも決める)
迷惑送信・なりすまし対策(最低限)
- スパム対策(reCAPTCHA等)を検討
- 管理画面の保護、不要な公開フォームを増やさない
- 自社サイトが改ざん等でフィッシングに悪用されるケースもあるため、異常検知・更新停止を避ける運用が大切です。
公開前の最終チェック:品質を落とさず公開する
公開直前は「見た目は整っているのに、肝心なところで失点」しやすいタイミングです。
ここでは初心者でも抜け漏れしにくいように、表示 → 動作 → 整合性の順でチェックできる形にまとめます。✅
(おすすめの進め方)
- まずは 主要3ページ(トップ/サービス詳細/問い合わせ)だけ“完璧”にする
- 次にその他ページを同じ基準で横展開する
- 最後に全体の整合性(表記・リンク)を通しで確認する
表示確認(スマホ/PC・主要ブラウザ・レイアウト崩れ)
表示崩れは、ユーザーの信頼を一瞬で落とします。特に会社サイトは「細部の雑さ=会社の雑さ」と受け取られやすいので、最初に潰す価値が高いです。
最低限見るべき環境(これだけで大半は拾えます)
- スマホ:iPhone系/Android系(どちらか1台ずつでOK)
- PC:Windows/Mac(どちらかでも可)
- ブラウザ:Chrome/Safari/Edge(最低この3つ)
表示崩れを拾いやすい“地雷ポイント”
- ヘッダー/メニュー:折りたたみが開かない、戻れない、項目が多すぎて見切れる
- ファーストビュー:文字が画像に埋もれる、改行が不自然、ボタンが画面外
- 見出しと余白:詰まりすぎて読めない、逆に間延びして意図が切れる
- ボタン(CTA):小さすぎる、押すと別の場所をタップしてしまう
- 画像:引き伸ばしで粗い、トリミングで顔が切れる、スマホで重くて遅い
- 表:スマホで横にはみ出す(横スクロール導線がない)
- 固定要素:固定CTAがコンテンツを隠す/閉じるボタンが押せない
3分でできる“表示テストの手順”
- スマホでトップを開く
- 3回スクロールして「文字の詰まり」「画像の崩れ」「CTAの押しやすさ」を見る
- メニュー → 主要ページへ移動 → 戻る(迷子にならないか)
- 問い合わせボタンを押してフォームまで到達できるか確認
💡コツ:表示確認は「全部のページ」から始めず、CVに直結するページだけ先に完璧にすると、限られた時間でも失敗しにくいです。
フォーム・メール・計測の動作テスト(GA4/Search Console等)
ここでの目的は「送れる」だけではなく、届く/測れる/改善できる状態にすることです。公開後に成果を伸ばしたいなら、公開前に必ず動作確認しておきましょう。
フォーム・メールのテスト(最低限)
- 送信できる(必須項目、エラー表示、同意チェックの挙動)
- 通知メールが届く(担当者宛・共有宛の両方で確認)
- 自動返信が届く(文面・差出人・返信先・誤字)
- 迷惑メールに入らないか(Gmail等で確認、件名が不自然すぎないか)
- 送信後の画面が分かりやすい(「送信完了」+次の案内)
よくある落とし穴 ⚠️
- 通知メールは届くが、自動返信が届かない(設定ミス)
- 自動返信が「空メール」になる(差し込み項目のミス)
- 送信完了後にトップへ戻されて不安になる(完了ページがない)
計測(GA4)のテスト(最短でOK)
- リアルタイムでアクセスが入る(自分のアクセスが見える)
- 主要ページの閲覧が取れている(トップ・サービス・問い合わせ)
- 可能なら コンバージョン(問い合わせ完了) を計測できる
- 目安:完了ページ表示 or 送信完了イベント
初心者向けの現実解 ✅
- 最初は「ページビュー+完了(1種類)」だけ測れれば十分
- 細かいイベントは、公開後に改善しながら増やす
Search Consoleのテスト(公開直後に効く)
- プロパティ設定(サイトを登録)
- サイトマップ送信(用意できていれば)
- 重要ページが インデックス対象になっているか(意図せず“除外”されていないか)
よくある落とし穴 ⚠️
- テスト環境の設定が残り、本番が検索に出ない(“検索に出さない”設定の解除漏れ)
- ドメインの統一が崩れて評価が分散(www有無、http/httpsの混在)
最終確認を“チェック表”にすると強い
| 項目 | 期待する状態 | 結果(OK/NG) |
|---|---|---|
| フォーム送信 | エラーなく送信できる | |
| 通知メール | 担当者に届く | |
| 自動返信 | 送信者に届く/文面OK | |
| GA4 | リアルタイムで計測できる | |
| CV計測 | 送信完了を把握できる | |
| Search Console | 登録できている | |
| サイトマップ | 送信(可能なら) |
(これを埋めるだけで、公開後の「え、取れてない…」が激減します。)
リンク切れ・表記・誤字脱字・社名/住所/電話番号の整合性
最後は“信用の最終防衛ライン”です。ここが雑だと、どれだけ内容が良くても台無しになりがちです。
リンク切れ(最優先で潰す)
- メニュー/フッターのリンク(全ページ共通なので影響が大きい)
- CTAボタン(問い合わせ・資料請求など)
- PDFや外部リンク(開けない、別タブ条件が不自然など)
リンク確認の現実的なやり方 ✅
- まず「トップ → メニュー全クリック」
- 次に「フッター全クリック」
- 最後に「主要ページ内のCTAだけ」確認
(全部を一気にやるより、影響の大きい順で潰す方が速いです)
表記・誤字脱字(“会社としての信用”に直結)
- 用語の統一(例:お問い合わせ/問い合わせ、資料請求/資料DL)
- 数字・単位の統一(半角・全角、税込/税抜の表記)
- 固有名詞(商品名・サービス名・人名・社名)の誤記
社名/住所/電話番号の整合性(必ず通しで確認)
特に次の場所でズレが出やすいです。
- ヘッダー/フッター
- 会社概要ページ
- お問い合わせページ
- プライバシーポリシー
- 自動返信メール署名
おすすめの“最終整合チェック”手順 ✅
- 社名・住所・電話番号を「正本(社内マスター)」からコピー
- サイト内の該当箇所を一括で照合
- 自動返信メールの署名まで含めて一致させる
💡小ワザ:会社情報(社名・住所・電話)と営業時間は、更新漏れを防ぐために「1箇所で管理→各所に反映」できる運用(CMS設定や共通パーツ化)にしておくと強いです。
公開後が本番:運用で成果を伸ばす仕組み
ホームページは「公開=完成」ではなく、公開=計測と改善のスタートです。
成果(問い合わせ・採用・信頼形成)が伸びる会社ほど、公開後に次の3つを仕組みにしています。
- 更新のルールが決まっている
- 改善の回し方が決まっている
- 何を更新するかの優先順位が決まっている
更新体制(誰が・いつ・何を更新するか)
運用で一番つまずくのは、「忙しくて更新できない」ではなく “誰の仕事か曖昧” なことです。まずは責任と手順を固定します。
役割分担の最小セット(小規模でも回る)
- オーナー(責任者):目的・優先順位・最終OKを出す人
- 編集(更新担当):原稿を整える/CMSで更新する人
- 監修(必要に応じて):専門性・法務・表現の確認をする人
- 制作・保守(外注 or 社内):改修・不具合対応をする人
1人で全部やる場合でも、「今はどの帽子をかぶっているか」を分けるだけで迷いが減ります。
更新対象を“棚卸し”して、頻度を決める
更新は全部同じ扱いにしないのがコツです。
- 定期更新(毎月〜隔月):事例、FAQ、サービス情報(小さな追記でもOK)
- 不定期更新(発生したら):お知らせ、採用情報
- 随時メンテ(保守):CMS・プラグイン更新、バックアップ、軽微修正
すぐ使える「更新ルール」テンプレ
- 更新日:毎週◯曜日の午前(30分だけでも固定)
- 更新内容:
- ①事例を1つ追記
- ②FAQを1つ追加
- ③サービスページの文言を1か所改善
など、“小さく必ずやる”形にする
- 承認:オーナーが◯日以内に確認(止まる原因なので期限を切る)
- 変更履歴:いつ・どこを・なぜ直したかをメモ(ExcelやNotionでOK)
「更新が止まる会社」に多い落とし穴
- 文章を完璧にしようとして止まる(→まず箇条書きでも公開して追記)
- 承認者が忙しくて止まる(→承認の締切・軽微変更は事後報告に)
- 変更方法が属人化する(→更新手順を1ページにまとめる)
改善サイクル(解析→仮説→改修→検証)
改善は難しく考える必要はなく、“数字を見る→原因を当てる→小さく直す” を繰り返すだけで十分伸びます。
まず決める:見る指標は「1つの成果+2つの途中指標」
例(問い合わせが目的の場合)
- 成果(KGI):問い合わせ完了数
- 途中指標(KPI):
- ①問い合わせページ到達率
- ②フォーム完了率(到達→送信)
採用が目的なら「応募完了」「募集要項閲覧」「応募導線クリック」などに置き換えます。
改善サイクルの型(初心者向け)
- 解析(現状):どこで落ちているかを特定
- 仮説(原因):なぜ落ちているかを1つに絞る
- 改修(小さく):1回で直すのは1〜2点まで
- 検証(比較):改善前後で同じ指標を見て判断
コツは「一気に直さない」。まとめて変えると、何が効いたか分からなくなります。
よく効く“改善ネタ”の優先順位(まずここから)
影響が大きく、工数が小さい順です。
- CTAの文言・位置(例:「無料相談する」「概算見積を依頼」)
- ファーストビューの一文(何の会社/誰向け/次の行動)
- 事例の見せ方(結果→背景→施策の順に)
- フォーム項目の削減(取りすぎを減らす)
- FAQ追加(問い合わせ前の不安を潰す)
- 内部リンク(サービス→事例→問い合わせの導線を強化)
運用スケジュール例(無理なく回す)
- 毎週(15分):
- 問い合わせ数/主要流入ページ/不具合(フォーム)だけ確認
- 毎月(60分):
- 上位3ページの改善点を決めて、1〜2点だけ改修
- 四半期(90分):
- 目的と導線の見直し(採用強化に寄せる等)/ページ追加の判断
コンテンツ運用(お知らせ/事例/FAQ/ブログ)の優先順位
コンテンツは「更新しやすいもの」からやると失敗します。正解は、成果に直結する順です。
優先順位の基本(迷ったらこの順)
- 事例(実績):信頼と成約を一番押し上げやすい
- FAQ:問い合わせ前の不安を減らし、工数も小さい
- お知らせ:会社の動きがあるなら有効(止まるなら無理に作らない)
- ブログ:中長期の集客に強いが、継続が前提(最初は小さく)
目的別:どれを伸ばすべきか(判断表)
| 目的 | 最優先 | 次点 | 控えめでもOK |
|---|---|---|---|
| 問い合わせ増 | 事例/料金の考え方/導線改善 | FAQ | お知らせ/ブログ(継続できないなら) |
| 採用強化 | 社員紹介/制度/選考フロー | FAQ(採用) | ブログ(社風発信が得意なら) |
| 信頼整備 | 会社情報の更新/実在性/事例 | お知らせ(運用できるなら) | ブログ |
ブログをやるなら「勝ち筋」を固定(初心者向け)
ブログは“やれば伸びる”ではなく、設計が重要です。最初は次のどちらかに絞ると続きます。
- 指名・信頼型:
会社の考え方、導入事例の深掘り、よくある失敗、選び方 - 課題解決型:
見込み客が困るテーマ(比較・費用・手順・チェックリスト)を体系化
そして、ブログ記事から必ず
- 関連サービス
- 事例
- 問い合わせ(または資料DL)
に内部リンクでつなげます(記事が読まれて終わりにならないため)。
“少ない更新で強い”コンテンツの作り方
更新が大変な会社ほど、次が効きます。
- FAQを増やす(1問ずつでOK)
- 事例をテンプレ化して量産
- 背景 → 施策 → 結果 → お客様コメント(短文)
- サービスページは追記で育てる
- 「できること/できないこと」
- 「よくある相談」
- 「進め方」
を少しずつ増やすだけで強くなります
よくある失敗パターンと回避策
会社ホームページ制作で成果が出ない原因は、デザインの良し悪しより 「目的→設計→運用」 のどこかが抜けていることがほとんどです。
ここでは、初心者がつまずきやすい代表的な失敗を3つに絞り、起きる理由/兆候/すぐできる回避策の順で整理します。
「会社案内だけ」で終わって問い合わせが増えない
こうなる理由(よくある構造)
「会社概要・沿革・事業紹介」だけだと、訪問者は判断材料が足りず、次の行動に進めません。
特にBtoBは検討期間が長く、比較も入るため、ホームページには “検討に必要な情報一式” が求められます。
兆候(当てはまったら要注意)
- アクセスはあるのに、問い合わせがほとんど発生しない
- 「何をしている会社か」が一瞬で分からない(ファーストビューが弱い)
- 事例・実績が薄い、または見つけづらい
- 問い合わせボタンはあるが、押す理由がページ内にない
回避策(最短で効く順)
1)トップに“結論”を置く(3点セット)
- 何の会社(提供価値)
- 誰向け(ターゲット)
- 次に何をするか(主CTA)
2)検討の不安を“先回り”で潰すページを用意する
最低限、次のどれかを揃えるだけで反応が変わりやすいです。
- 事例(背景→対応→結果)
- よくある質問(料金・納期・範囲・体制)
- 料金の考え方(相場観と追加費用の出やすい条件)
- 進め方(問い合わせ後の流れ・必要な準備)
3)CTAを「主1つ+副1つ」に絞る
- 主CTA:問い合わせ(無料相談)
- 副CTA:資料請求(検討中の人向け)
CTAが増えすぎると迷いが増えます。
4)“比較の場”で勝つ要素を1つ入れる(E-E-A-T強化)
- 実績の根拠(数字/事例/第三者コメント)
- 担当者プロフィール(専門領域・経歴・連絡先)
- できないこと・対象外(透明性は信頼につながる)
更新が止まって信頼が落ちる
こうなる理由(忙しさより“仕組み不在”)
更新が止まる最大要因は、担当者が忙しいことではなく 「誰が・いつ・何を更新するか」 が決まっていないことです。
更新されないサイトは、訪問者から見ると「実在しているのか」「今も営業しているのか」が不安になります。
兆候(よくある“止まり方”)
- お知らせが数年前で止まっている
- 採用ページが古い(募集終了なのに掲載)
- 料金・サービス内容の変更が反映されていない
- 実績・事例が増えない
回避策(続く仕組みに落とす)
1)更新対象を「続くもの」に絞る
無理に全部やらず、成果に直結しやすい順に選びます。
- 事例(最優先)
- FAQ(次点)
- サービスページへの追記(小さくても効く)
- お知らせ・ブログ(続くなら)
2)月1回の“15分メンテ”を固定する
完璧を目指さず、毎月これだけ確認します。
- 会社情報(住所・電話・営業時間)
- 採用情報の現状
- 料金・プランの変更有無
- フォームが正常に届くか(テスト送信)
3)更新フローを1本道にする(止まらない設計)
- 更新担当:入力・反映
- 承認担当:◯日以内に確認(期限を決める)
- 軽微修正は“事後報告OK”など例外ルールを作る
4)更新しないページは作らない(戦略として正しい)
「お知らせ」を置くなら更新を続ける覚悟が必要です。続けられないなら、最初から置かずに、事例・FAQに力を寄せた方が信頼は落ちにくいです。
制作会社に丸投げして社内に知見が残らない
こうなる理由(制作と運用の分断)
制作会社に任せきりだと、公開後に
- 修正のたびに依頼が必要
- 何が成果につながったか分からない
- 担当者が変わると引き継げない
という状態になりがちです。これはコスト面だけでなく、改善スピードも落ちます。
兆候(依存状態のサイン)
- 管理画面に誰も入れない(ログインが不明)
- どこに何が設定されているか分からない(計測・フォーム等)
- 文言修正すら外注依頼になり、公開が遅れる
- 見積が「一式」で中身が不透明
回避策(ハイブリッド運用で“知見が残る”形へ)
1)「作るのは外注、運用は内製」を前提に要件を決める
外注の価値は「設計・制作・品質担保」。運用は社内で回るように設計します。
2)納品物を明文化して“引き継ぎ可能”にする
最低限、次をもらえる状態にします。
- アカウント一覧(ドメイン・サーバー・CMS・計測)
- 重要設定メモ(DNS、フォーム設定、リダイレクト、分析の設定)
- 更新マニュアル(1ページでもOK)
- 軽微修正の範囲と費用(どこまで月額に含むか)
3)社内に“運用の最小スキル”を残す
おすすめはこの3つだけです。
- CMSでのテキスト更新
- 画像差し替え(容量を重くしない)
- 問い合わせ導線の微修正(CTA文言や配置)
4)改善の打ち合わせは「制作」ではなく「成果」で回す
制作会社と話すときの議題を変えるだけで、知見が溜まります。
- 解析:どこで離脱しているか
- 仮説:なぜ落ちているか
- 改修:何をどう変えるか(1〜2点)
- 検証:結果がどう変わったか
失敗をまとめて防ぐ最終チェック(超短縮版)
| 失敗 | 公開前に決めること | 公開後にやること |
|---|---|---|
| 問い合わせが増えない | 主目的・主CTA・事例/FAQの用意 | CTA改善、事例追加 |
| 更新が止まる | 更新対象と頻度(続く範囲) | 月1メンテの固定 |
| 丸投げで知見が残らない | アカウント所有・納品物・マニュアル | 改善会議を成果ベースに |
ケース別:最短で正解に近づく進め方
「会社ホームページ制作」は、会社規模や目的で“正解の作り方”が変わります。
最短で成果に近づくコツは、最初から完璧を狙わず 目的に直結する最小構成で公開→改善 にすることです。
小規模:まずは必須ページ+問い合わせ導線に集中
小規模の強みは、意思決定が速いこと。逆に弱みは、素材や人手が足りず“作り込み”で止まりやすいことです。
なので最初は 「信頼の最低ライン」+「問い合わせ導線」 に絞るのが最短ルートです。
最小構成(まずはこれだけで成立)
- トップ(何の会社/誰向け/主CTA)
- サービス(できること・対象・流れ・範囲)
- 会社情報(実在性・連絡先・所在地・代表)
- 問い合わせ(フォーム・返信目安・注意事項)
- プライバシーポリシー
まず整えるべき“問い合わせ導線”(失敗しにくい型)
- トップ:主CTAを1つ(例:無料相談・お問い合わせ)
- サービス:内容の直後にCTA(「次は何をすればいいか」を固定)
- フッター:全ページ共通で問い合わせ導線を置く
- フォーム:項目は最小限(取りすぎない)
2週間で形にする進め方(例)
- 1〜2日目:目的と主CTAを1つに決める/ページ構成を確定
- 3〜6日目:サービスページの原稿(箇条書きでOK)+会社情報を整備
- 7〜10日目:トップ(結論→強み→根拠→導線)+問い合わせフォーム作成
- 11〜14日目:スマホ表示・誤字・リンク・フォーム送信の最終チェック→公開
公開後の最初の改善(ここだけ見る)
- 問い合わせページ到達数(どれくらい辿り着けているか)
- フォーム送信数(到達→送信で落ちていないか)
- よくある質問の追加(問い合わせ前の不安を減らす)
採用強化:求職者の不安を潰すコンテンツ設計に寄せる
採用目的のホームページで大事なのは、求人媒体に載らない情報で 「ここで働くイメージ」 を作ることです。
求職者は応募前に不安を抱えています。そこを先回りして潰すと、応募が増えやすくなります。
求職者が不安に思う“代表テーマ”
- どんな人が働いているか(雰囲気・人間関係)
- 何を評価されるか(求める人物像・期待値)
- 入社後どうなるか(業務内容・教育・キャリア)
- 条件の透明性(給与レンジ、残業、休日、勤務地)
- 選考の見通し(フロー、期間、連絡の速さ)
最小構成(採用に寄せた優先ページ)
- 採用トップ(職種別入口・応募導線)
- 仕事内容(1日の流れ/ミッション/評価ポイント)
- 働く環境(制度・福利厚生・働き方・数字で示せる実態)
- 社員紹介(2〜3名でもOK:役割・入社理由・成長・大変な点)
- 選考フロー(期間目安・必要書類・面接回数・連絡タイミング)
- 応募・問い合わせ(応募前相談も受けるなら明記)
“応募が増える書き方”のコツ
- 良い面だけでなく「大変な点」も一言入れる(誠実さが出る)
- 抽象語(成長できる)より具体(入社後3か月で任せる範囲)で書く
- 応募ハードルを下げる導線を用意
- 例:カジュアル面談/応募前相談/職場見学(可能なら)
2ステップ公開(急ぎでも品質を落としにくい)
- ステップ1:募集職種+仕事内容+選考フロー+応募導線だけ先に公開
- ステップ2:社員紹介・環境・制度を後から増やして強化
公開後の最初の改善(採用で効きやすい順)
- 採用トップの訴求(何の仕事で、何を期待するか)
- 仕事内容ページの具体度(曖昧なままだと離脱しやすい)
- 選考フローの透明性(不明だと応募が止まりやすい)
BtoBリード獲得:事例・資料DL・比較ページを起点にする
BtoBは「今すぐ問い合わせ」より、検討が進んだ人が “確信を持ったタイミング” で動きます。
そのため、最短で成果に近づくには 検討を進める材料(事例・比較・資料) を用意し、段階に合わせた導線を作るのが効果的です。
BtoBで強い“3点セット”(最短で効く順)
- 事例(背景→施策→結果)
- 比較・選び方(なぜ自社が合うのかを整理)
- 資料DL(検討を前に進めるためのまとめ)
最小構成(リード獲得に寄せた優先ページ)
- サービス(課題→解決策→提供範囲→導入の流れ→CTA)
- 事例(まずは2〜3本、匿名でも可)
- よくある質問(費用・期間・体制・対象外・進め方)
- 比較・選び方(他社との違い、向く/向かないを明確に)
- 資料DL(PDFやチェックリスト等)+問い合わせ
- 会社情報(実在性・体制・問い合わせ先)
導線設計(“検討段階”で入口を分ける)
- まだ情報収集中:資料DL・比較ページへ
- ある程度検討済み:事例→問い合わせへ
- 今すぐ相談したい:サービスページから直接問い合わせへ
資料DLを作るときの注意(成果がブレにくい形)
- 資料の中身は「営業資料」より「検討用の判断材料」に寄せる
- 例:導入の流れ、よくある失敗、費用の考え方、チェックリスト
- フォームは短く(取りすぎるとDL率が落ちやすい)
- DL後の次の行動を明確に(相談、デモ、見積など)
公開後の最初の改善(BtoBでまず見る)
- 事例ページの閲覧数(信頼の核になっているか)
- 資料DL数(検討層を拾えているか)
- 問い合わせまでのクリック(途中で止まっていないか)
FAQ:会社ホームページ制作でよくある質問
何ページから必要? 最小構成は?
結論、「目的を達成するために必要なページだけ」でOKです。まずは“信頼”と“行動(問い合わせ・応募)”の両方が成立する最小構成から始めるのが失敗しにくいです。
最小構成(まずは5ページ前後)
- トップ(何の会社/誰向け/主導線)
- サービス(何をどう解決するか、範囲・流れ)
- 会社情報(実在性:所在地・代表・沿革など)
- お問い合わせ(フォーム・連絡手段・返信目安)
- プライバシーポリシー(フォーム運用の前提)
成果が出やすくなる“追加ページ”(目的別)
- 問い合わせを増やしたい:事例(または実績)、FAQ、料金の考え方、比較・選び方
- 採用を強化したい:採用トップ、仕事内容、社員紹介、制度・働き方、選考フロー
- 信頼を厚くしたい:代表メッセージ、取引実績(可能な範囲で)、メディア掲載・認定情報
迷ったときの判断基準
- そのページがないと「問い合わせ/応募の不安が残る」なら追加する
- 更新できないページ(お知らせ等)は、最初から無理に置かない(止まると信頼を落としやすい)
相見積もりは何社が適切?
多くのケースで、3社がバランス最適です(比較の精度と手間の両立)。
目安
- 小規模・シンプル:2〜3社
- 目的が明確(採用・BtoBリード等) or 中規模以上:3社
- 大規模・要件が重い(多言語・会員・複数部門など):4社(増やしすぎ注意)
3社がちょうどいい理由
- 2社だと「どちらも微妙/比較軸が見えない」になりやすい
- 4社以上だと、説明・質疑・資料作成の負担が増え、意思決定が遅れやすい
同条件比較のコツ(ここが最重要)
- 目的(主目的・主CTA)
- ページ数と構成(必須/追加候補)
- 原稿・写真の担当範囲(どこまでやるか)
- 納期(社内確認の頻度も)
- 保守の範囲(バックアップ、更新、緊急対応)
- 納品物(アカウント引き継ぎ、マニュアル、デザイン/コードの扱い)
この条件が揃っていない相見積もりは、価格差の理由が分からず失敗しやすいです。
WordPressが良い? 制作ツールが良い?
どちらが“良い”かではなく、「公開後に誰がどう運用するか」で決めるのが正解に近いです。
ざっくり比較(初心者向け)
| 観点 | WordPress | 制作ツール(ノーコード系) |
|---|---|---|
| 更新のしやすさ | 慣れれば強い(運用向き) | 直感的で速い(担当者次第) |
| 拡張性(機能追加) | 高い(プラグイン等) | 限界が来ることがある |
| SEO・設計の自由度 | 高い(設計次第で強い) | できる範囲に制約が出る場合 |
| 保守・セキュリティ | 更新が必要(体制が重要) | サービス側が面倒を見てくれることが多い |
| 移管・所有 | サーバー含め柔軟 | 乗り換え時に制約が出る場合 |
WordPressが向くケース
- 事例・FAQ・ブログなど、継続的にコンテンツを育てたい
- 将来、ページ追加や機能拡張の可能性が高い
- 社内 or 保守委託で「更新・管理」できる体制がある
制作ツールが向くケース
- 小規模で、ページ数が少なく、更新頻度も高くない
- とにかく早く公開して、最低限の情報を整えたい
- 保守運用をできるだけ簡単にしたい(担当者が少ない)
失敗しない選び方(最短)
- 「1年後に何を増やしていたいか」を想像する
- 事例が増える/採用コンテンツを厚くする/比較ページを作る → WordPress寄り
- 名刺代わりで、ほぼ固定 → 制作ツール寄り
- 迷うなら、“作るのは外注、運用は内製”にしやすい方を選ぶ(更新が止まらないことが最優先)
公開後の保守はどこまで必要?
結論、保守は「やるか・やらないか」ではなく、最低限やる範囲を決めるのが大事です。放置すると、セキュリティ・信頼・機会損失のリスクが上がります。
最低限必要になりやすい保守(小規模でも)
- バックアップ(頻度・保管期間・復元手順)
- システム更新(CMS・テーマ・プラグイン等)
- 障害時の一次対応(フォーム不具合、表示崩れ等)
- SSLやドメイン更新の管理(期限切れ事故の防止)
- 重要導線の点検(問い合わせが届くか、月1でテスト送信)
WordPressの場合の注意点
- 更新作業を止めるとリスクが上がりやすい
- 「月1回の更新+バックアップ+緊急時対応」だけでも、安心感が大きく変わります
制作ツールの場合
- 基盤の保守はサービス側が担うことが多い一方、次は自社で必要です
- フォームが届くか
- 内容の更新(採用、サービス情報、会社情報)
- リンク切れ・表示崩れのチェック
“保守の範囲”を決めるときの型(契約でも使えます)
- 何をするか:更新/バックアップ/監視/軽微修正/緊急対応
- どこまで含むか:月◯回、◯時間まで、対象ページはどこまで
- どれくらいで動くか:一次回答の目安、復旧目標
- 追加費用が出る条件:ページ追加、機能追加、大規模改修など
まとめ:失敗しない会社ホームページ制作のチェックリスト
目的→構成→依頼先→契約→公開前→運用までの要点総復習
ここまでの内容を「抜け漏れ防止のチェックリスト」にまとめます。
この通りに上から埋めていけば、初心者でも“失敗しにくい設計”になります。 ✅
1)目的(最初に決める:ここが曖昧だと全部ズレる)
- [ ] 主目的を1つに絞った(問い合わせ増/採用強化/信頼整備/IR など)
- [ ] 主CTAを1つに決めた(問い合わせ/資料DL/応募 など)
- [ ] 目的の達成指標を決めた(例:問い合わせ数、応募数、資料DL数)
- [ ] ターゲットを具体化した(誰が、何に困り、何を判断したいか)
- [ ] “成果が出ない原因”を仮置きした(信頼不足/導線弱い/情報不足 など)
2)構成(必須ページと導線:最小で勝てる形にする)
- [ ] 最小構成を決めた(例:トップ/サービス/会社情報/問い合わせ/プライバシー)
- [ ] 目的に合わせて追加ページを選んだ(事例、FAQ、採用、比較、料金の考え方)
- [ ] サイトマップ(ページ一覧)を作った
- [ ] ユーザーが読む順番を設計した(トップ→強み→根拠→行動)
- [ ] 内部リンクの型を決めた(サービス↔事例↔問い合わせ など)
- [ ] ファーストビューで伝える3点を決めた
- 何の会社/誰向け/次に何をするか
3)依頼前準備(RFP・要件・素材:これで見積がブレなくなる)
- [ ] RFP(A4 1〜2枚)を作った
- 目的、主CTA、ページ数、納期、予算感、素材有無、制約
- [ ] 必要機能を棚卸しした(フォーム/予約/CMS/多言語/検索/会員)
- [ ] 優先順位を付けた(Must/Should/Could)
- [ ] 素材準備リストを用意した(会社情報、ロゴ、写真、原稿、実績、FAQ)
- [ ] 公開日から逆算して「素材の締切」を決めた
4)依頼先選び(比較軸:見た目より再現性で選ぶ)
- [ ] 実績を“同目的・同規模”で評価した(おしゃれより成果の再現性)
- [ ] 体制を確認した(ディレクション/デザイン/実装/運用支援)
- [ ] 提案の質を見た(課題整理→仮説→設計まで出しているか)
- [ ] 見積の中身を分解して比較した(範囲・成果物・回数・保守・追加費用)
- [ ] 相見積もりは同条件でそろえた(比較できる形に整えた)
目安:相見積は多くの場合 3社がちょうどいいです。
5)契約・権利・セキュリティ(後で揉めない“線引き”)
- [ ] ドメイン・サーバー・各種アカウントの所有者が会社になっている
- [ ] 権限設計を決めた(共有パスワード運用を避ける、管理者を固定)
- [ ] 納品範囲を明文化した
- 公開物/ソースコード/デザイン元データ/素材/設定情報/マニュアル
- [ ] 保守範囲を明文化した
- バックアップ頻度、アップデート、軽微修正、緊急対応、一次回答の目安
- [ ] フォームの個人情報運用ルールを決めた
- 利用目的、同意、保管場所、閲覧権限、保管期間、誤送信時フロー
6)公開前チェック(品質を落とさず公開する)
- [ ] 表示確認(スマホ/PC・主要ブラウザ)で崩れがない
- [ ] 主要導線が迷子にならない(メニュー→サービス→問い合わせ)
- [ ] フォーム送信テストをした(通知・自動返信・迷惑メールも確認)
- [ ] 計測が動いている(GA4、必要ならコンバージョン)
- [ ] Search Console設定・サイトマップ送信(可能なら)を済ませた
- [ ] リンク切れがない(ヘッダー・フッター・CTAを重点的に)
- [ ] 表記ゆれ・誤字脱字・会社情報の整合性が取れている
- 社名/住所/電話/営業時間/代表名など
7)運用(公開後が本番:更新×改善で成果を伸ばす)
- [ ] 更新体制を決めた(誰が・いつ・何を更新するか)
- [ ] “月1回の最低メンテ”を決めた(会社情報・採用・導線・フォーム動作)
- [ ] 改善サイクルを回す型を決めた(解析→仮説→改修→検証)
- [ ] コンテンツ運用の優先順位を固定した
- 事例 → FAQ → サービス追記 → お知らせ/ブログ(続くなら)
- [ ] 乗り換え・引き継ぎができる状態を維持している(アカウント・設定メモ)
最後に:初心者が迷ったときの“最短ルール”
- 迷ったら「主目的1つ・主CTA1つ」へ戻る
- 迷ったら「事例」と「FAQ」を増やす(成果にも信頼にも効きやすい)
- 迷ったら「小さく公開→改善」で前に進む(完璧を待つほど遅れる)
会社ホームページは、作って終わりではなく、会社の信頼と成果を積み上げる資産です。
ぜひ本記事の手順とチェックポイントを使って、失敗しない制作と、成果が伸びる運用を実現してください。
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