ConoHa WING vs さくらのレンタルサーバ|差はここに出る/後悔しない選び方
レンタルサーバー選びって、最初は「料金が安いほうでいいかな」と思っても、いざ比較し始めると手が止まりません。
「ConoHa WINGとさくらのレンタルサーバ、結局どっちがブログ向きなの?」
「表示速度って本当に差が出る? SEOに影響あるなら失敗したくない…」
「WordPressの立ち上げが簡単なのは? SSLやDNSでつまずくのが怖い」
「バックアップって標準で付いてる? 復元が面倒だと事故ったとき詰みそう」
「最初は個人ブログだけど、収益化や複数サイトになったら耐えられる?」
「口コミが真逆で混乱する…“遅い”“速い”って、どれが本当?」
同じ「レンタルサーバー」でも、何を優先するかで“正解”は変わります。
たとえば、料金表だけ見て決めると、あとからこうなりがちです。
- 月額は安いのに、ドメインやオプション込みの総額で想定より高くなる
- 速度や安定性に不満が出て、結局移転コストがかかる
- 更新や移行のたびに不安が増え、「運用が続かない」状態になる
この比較記事では、ConoHa WINGとさくらのレンタルサーバを、初心者が迷いやすいポイントに絞って整理します。
単なるスペック比較ではなく、“差が出る場面”(速度・安定、WordPress運用、バックアップ、サポート、長期運用の安心感)を中心に、
- どんな人がどちらを選ぶと後悔しにくいか
- どこを確認すれば「自分の用途に合うか」を判断できるか
を、できるだけ実務目線で解説します。
読み終えるころには「自分はこっち」と、理由つきで選べるはずです。
さくらのレンタルサーバ公式サイト


【先に結論】あなたに合うのはどっち?(タイプ別おすすめ)
まずは迷いがちなポイントを、ざっくり整理します。
| ざっくり比較 | ConoHa WING | さくらのレンタルサーバ |
|---|---|---|
| 料金感(目安) | 通常は月上限の料金があり、長期契約パックで割引が出やすい | 月額は低め。長期一括でさらに月額換算が下がる |
| 始めやすさ | WordPress開設まで“まとめて”進めやすい | 2週間無料で試してから本契約に進める |
| 安心材料 | 料金・性能が分かりやすく、ブログ向けに寄せた設計 | 老舗の運用体制・有人監視など“運用の安心感”が強い |
「結局どっち?」は、あなたが重視する1点で決まります。
以下のタイプ別を見て、近い方を選ぶのがいちばん早いです。
ConoHa WINGが向く人(例:スピード重視/WordPressを手早く始めたい)
こんな人はConoHa WING寄りです。
- WordPressを“今日中に”立ち上げたい(設定で迷いたくない)
- 独自ドメインやSSLなど、周辺設定をまとめて済ませたい
- まずは個人ブログ〜小規模サイトを、表示速度も意識しながら運用したい
- 長期で続ける前提なので、契約期間による割引を取りにいきたい
ConoHa WINGは、WordPressを始めるときに面倒になりがちな
- 独自ドメインの設定
- WordPressのインストール
- テーマ追加
- SSL設定
といった作業を、同じ流れの中で進めやすいのが強みです。
「細かいことは後でもいいから、まず形にしたい」人ほど相性がいいです。
費用感の目安(初心者が見ておく点)
- 例としてベーシックは、通常だと月の上限料金があり、SSD容量やメモリ・vCPUもプランごとに明記されています。
- さらに、長期契約のパック(WINGパック)では、月額表示が大きく下がることがあります。
ただし、一括前払い・途中解約不可などルールがあるので、そこだけは必ず確認しましょう。
✅ おすすめの考え方
「サイトを育てる前提」なら、割引条件を確認して長期パックを検討。
「まず試したい」なら、月上限料金で様子見→軌道に乗ったらパック、が現実的です。
さくらのレンタルサーバが向く人(例:老舗の安心感/コストや運用の安定重視)
こんな人はさくら寄りです。
- 月額コストをできるだけ抑えたい
- まずは2週間触って、管理画面や動作感を確かめてから決めたい
- 老舗らしい運用体制(監視・バックアップ等)に安心感を持ちたい
- 将来的に複数サイトも見据えつつ、堅実に運用したい
さくらのレンタルサーバは、プランによりますが
「月額が低め」+「2週間無料お試し」が非常に分かりやすいメリットです。
料金感の目安(初心者が安心できるポイント)
- スタンダードは、毎月払いだと月額が明記され、
12/24/36か月一括で月額換算が下がる形です。 - 初期費用は無料、転送量も無制限の表記があり、運用面の基本が押さえやすいです。
運用で強いところ(地味に効く)
- 24時間365日の有人監視が明記されており、長期運用の安心材料になります。
- WordPress運用で便利なバックアップ&ステージングは、対象プランなら無料で使える設計。
たとえばスナップショット数や容量の目安も示されています。
⚠️ 注意点(先に知っておくと失敗しない)
お試し期間中は、機能が一部制限されます。
「試していたらバックアップが使えない…」と慌てないように、制限内容を事前に見ておくのが安全です。
迷ったときの決め手3つ(予算・目的・運用スキル)
最後はここだけ見ればOKです。3つの質問に答えると決まります。
1) 予算:毎月の安さを取るか、長期割引を取りにいくか
- 毎月の支払いを小さくしたい → さくらが分かりやすい
- 長期前提で割引を最大化したい → ConoHa(パック条件を確認)
ポイントは、「今の安さ」ではなく「1〜3年の総額」で見ること。
レンタルサーバは、あとから乗り換えるコスト(移行・DNS・停止リスク)もあるので、ここは丁寧に。
2) 目的:最短で立ち上げたいか、試してから固めたいか
- 最短で公開して、記事を書き始めたい → ConoHa
- まず触って納得してから決めたい → さくら(2週間無料が強い)
「作業に時間を使うより、コンテンツに時間を使いたい」なら、立ち上げの手間が少ない方が勝ちです。
3) 運用スキル:設定で詰まりやすいか、管理画面を触るのが平気か
- 設定が苦手/用語が多いと止まりがち → ConoHa(まとめて進めやすい)
- 管理画面を触るのは苦じゃない/堅実に運用したい → さくら
迷ったら、次のチェックを使ってください。
- ✅ ドメインやSSLの設定でつまずきやすい → ConoHa寄り
- ✅ まずは無料で試して、動作確認してから決めたい → さくら寄り
- ✅ 途中解約不可・一括前払いなどの条件を理解して長期割引を取りたい → ConoHa寄り
- ✅ 監視体制など“運用の安心感”を優先したい → さくら寄り
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【全体像】比較サマリー(ひと目で分かる一覧)
主要項目の早見表(料金/性能/WordPress/制限/サポート)
※プランが多いと話が散らかるので、ここでは「個人〜小規模サイトでよく選ばれる帯」を想定して、ConoHa WINGはWINGパック(ベーシック)、さくらはスタンダードを軸にまとめます。
| 比較ポイント | ConoHa WING(WINGパック/ベーシック想定) | さくらのレンタルサーバ(スタンダード想定) |
|---|---|---|
| 料金の考え方 | 長期契約で安くなるタイプ。割引率が大きい時期もある | 月額換算が分かりやすい。まずは低コストで始めやすい |
| 初期費用 | 無料 | 無料 |
| ストレージ | SSD(例:ベーシック 300GB) | SSD(例:スタンダード 300GB) |
| 転送量(目安) | 無制限(目安表記) | 無制限(目安表記) |
| リソースの見え方 | vCPU/メモリの“目安値”がプランに紐づいて提示される(例:ベーシック 6コア/8GB など) | 共有サーバとしての使い方が中心(vCPU/メモリの数値で選ぶというより、用途に合うプランを選ぶ発想) |
| WordPressの始めやすさ | 「セットアップを一気に済ませる」系が得意。初期作業を短縮しやすい | クイックインストールで導入は速い(最短○分の案内あり) |
| 複数サイト運用(制限の感覚) | ドメイン・DBが「無制限」表記で、増やす運用と相性がいい | 上限が明示される項目がある(例:マルチドメイン数・DB作成数など) |
| バックアップ/復元 | まずは「復元できるか」を要チェック(自動バックアップの有無だけで判断しないのがコツ) | バックアップ&ステージング機能を“推し機能”として案内している |
| サポートの雰囲気 | 電話/チャットは営業時間が明記されているので、困る時間帯を想像しておくと安心 | チャット・メールに加え「電話は折り返し」など、案内の形がはっきりしている |
| お試し | 料金体系的に「小さく始める」選択肢はある(時間課金+上限など) | 無料お試し(14日)を用意。クレカ登録不要の案内あり |
補足(初心者がつまずきやすいポイント)
- 「表示速度」は“平均点”で考えるのが安全です。サーバー差より、画像の重さ・テーマ・プラグイン・キャッシュ設定で簡単に逆転します。
- “無制限”は万能ではないです。たとえば、サイトを増やし放題でも、管理(更新・セキュリティ・バックアップ)が追いつかないと本末転倒になります。
- 逆に、上限があるサービスでも、個人ブログなら上限に到達しないケースがほとんどです(複数メディア運用や制作案件で大量に抱える人だけ要注意)。
比較の前提(個人ブログ・中小サイト・複数サイト運用など)
ここを揃えておくと、比較がブレにくくなります。自分がどこに当てはまるか、✅を付ける感覚でOKです。
- 想定するサイト規模
- ✅ 個人ブログ/アフィリエイト/ポートフォリオ
- ✅ 地域の店舗サイト/小さめの企業サイト
- ✅ 月間PVが「少〜中」くらい(いきなり大規模は想定しない)
- 運用スタイル
- ✅ WordPressをメインで使う
- ✅ 1サイト運用〜多くても数サイト(管理できる範囲)
- ✅ 速度は大事だが、“ガチのチューニング”より「安定して動く」を重視
- 比較で重視すべき順番(迷子にならない並び)
- 目的:ブログ収益化/店舗集客/制作案件など
- 運用の手間:初期設定を短縮したいのか、設定を理解しながら進めたいのか
- 総コスト:サーバー代だけでなく、ドメイン・更新・移行コストまで含める
- 詰んだ時の逃げ道:バックアップ復元、移行のしやすさ、サポートの使いやすさ
- この比較だけだと足りなくなりがちなケース(当てはまるなら追加検討)
- メール運用が重要(大量のメールアカウント、到達率、監査・運用ルールが厳しい等)
- 制作会社/複数クライアント管理(権限分離、運用フロー、ステージングの使い方が重要)
- 急なアクセス増があり得る(SNS・広告・メディア露出など)
→ こういう場合は「上位プラン」や「マネージド/クラウド/VPS」まで視野に入れると、後悔が減ります。
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サービス概要と基本スペック(まず押さえるところ)
はじめに前提をそろえます。
レンタルサーバはプランやキャンペーンで数字が変わるので、ここでは初心者が選びやすい代表プランを軸に整理します。
- ConoHa WING:まずは「ベーシック」あたりを想定(個人ブログ〜小規模サイト向け)
- さくらのレンタルサーバ:まずは「スタンダード」あたりを想定(個人〜小規模事業者で人気帯)
ConoHa WINGの位置づけ・特徴
ConoHa WINGは、ざっくり言うと 「WordPressを早く・迷わず始める」方向に寄せたレンタルサーバです。
初心者がつまずきやすい初期設定を、同じ流れの中で一気に進められる設計が目立ちます。
初心者目線での強み
- WordPressサイトに必要な作業(独自ドメイン設定/WP導入/テーマ追加/SSL設定など)をまとめて進めやすい
- プランごとに SSD容量・メモリ・vCPUなどの“目安”が明記されていて、選ぶ基準が作りやすい
- ドメインやデータベースが「無制限」表記で、複数サイト運用に発展しても窮屈になりにくい
スペックの見え方(ベーシック例)
- SSD:300GB
- メモリ:8GB(目安)
- vCPU:6コア(目安)
- 転送量:目安 無制限
- 初期費用:無料
※ここで大事なのは、メモリ・vCPUが専有ではなく“目安”として書かれている点です。
共有サーバなので、混雑状況で体感は変わります(これはどの共有サーバでも起こります)。
費用の考え方が少し独特
- 同じプランでも
- 長期割引(WINGパック系)
- 時間課金+月額上限(通常料金系)
のように、支払い方のバリエーションがあります。
- 長期割引は魅力ですが、途中解約できない/一括前払いなどの条件があるので、契約前に必ず確認したいところです。
さくらのレンタルサーバの位置づけ・特徴
さくらのレンタルサーバは、ひと言でまとめるなら 「長く堅実に運用したい人向けの定番」です。
派手さよりも、運用の安心材料(監視体制やバックアップの考え方など)が整理されています。
初心者目線での強み
- 14日間の無料お試しがあり、管理画面の雰囲気や使い勝手を“先に触って”判断できる
- スタンダード以上は、SSL・バックアップなどを含めた「サイト運営の基本セット」を前提にしている
- 24時間365日の有人監視など、運用体制の説明がはっきりしている
スペックの見え方(スタンダード例)
- SSD容量:300GB
- 転送量:無制限
- 初期費用:無料
- お試し:2週間無料
- 運用体制:RAID10+データバックアップ、24時間365日有人監視
※ConoHaと違って、共有サーバとしての性格が強く、CPU/メモリの数値で選ぶというより「用途と運用」でプランを決める発想に近いです。
初心者が先に知っておくと安心な注意点
- お試し期間は便利ですが、条件次第で他社ドメインが使えないなど制限が出るケースがあります。
「本番同様にテストしたい」人は、申込条件も合わせて確認しておくと安全です。
プラン構成の違い(初心者が迷いやすい点)
ここがいちばん混乱しやすいので、迷いの元を先に潰します。
1) “同じ価格帯”に見えて、料金の仕組みが違う
- ConoHa WING
- 長期割引(WINGパック)と、通常料金(時間課金+月額上限)が並行している
- さらに、表示価格にサービス維持調整費が含まれるなど、注記がある
- さくらのレンタルサーバ
- 「毎月払い」か「12/24/36か月一括」かで月額換算が変わる
- 3年契約で割引が大きい(最大○%オフの案内)など、仕組みが素直
👉 初心者の結論
「いつまで続けるか決め切れない」なら、まずはお試しがある さくらが安心。
「続ける前提で、初期作業を短縮して走り出したい」なら、ConoHaが相性良いです。
2) さくらは“プランの種類が多い”ので、入口を間違えやすい
さくらはレンタルサーバ以外に、用途特化プランも並びます。
- ライト/スタンダード/ビジネス/ビジネスプロ(レンタルサーバ)
- メール専用プラン
- OS専有のマネージドサーバ など
ここでありがちなミスは、「ブログを作りたいのにメール専用を見てしまう」こと。
まずは レンタルサーバの“スタンダード”から見ればOKです。
3) “プレミアム”という言葉に引っ張られない
- ConoHa WINGは「ベーシック→スタンダード→プレミアム」と階段が分かりやすい
- さくらは「プレミアムプランは新規提供終了」の案内がある(過去契約者向けの位置づけ)
👉 つまり、さくらで迷うなら スタンダードかビジネスに寄せて検討するほうが現実的です。
ConoHa WING 公式サイトさくらのレンタルサーバ公式サイト
料金・コスパの違い(総額で判断)
「月額いくら?」だけで比べると、契約の仕組みが違う分だけ判断を外しやすいです。ここでは、“最終的に払う総額”と“追加でかかりやすい費用”に分解して整理します。
月額の見方(初期費用/更新時/契約期間での差)
まず押さえておきたいのは、同じ「月額」でも意味が違うことです。
- ConoHa WING
- 長期割引の「WINGパック」は、契約期間分を一括前払い(月額表示は“月あたり換算”)
- 途中で「やっぱりやめたい」となっても、返金前提のプランではない(※契約の仕組み上)
- 一方で「通常料金」は、時間課金+月額上限の考え方で、短期運用でも始めやすい
- さくらのレンタルサーバ
- 「月額◯円〜」は、長期一括払いの月額換算が基本(毎月払いにすると上がる)
- 2週間の無料お試しがあるので、最初の“触って確認”がしやすい
料金の見方を一言でまとめるなら、
- 短期で試したい:さくら(無料お試し)/ConoHa(通常料金で小さく開始)
- 長期で安く固定したい:ConoHa(WINGパック)/さくら(長期一括)
という方向性になります。
料金比較表(同等条件でそろえる)
比較しやすいように、初心者が最初に選びやすい代表例として
- ConoHa WING:WINGパック(ベーシック)
- さくら:スタンダード
でそろえて並べます(いずれも個人〜小規模サイトの主戦場)。
| 契約条件(例) | ConoHa WING(WINGパック/ベーシック) | さくら(スタンダード) | 見るべきポイント |
|---|---|---|---|
| 毎月払い(短期運用の目安) | 上限:月最大 1,452円(通常料金) | 660円/月 | “毎月払いでの逃げやすさ”はさくらが強い |
| 12ヶ月 | 990円/月(総額 11,880円) | 550円/月換算(総額 6,600円) | 1年だけ見ると、さくらがかなり安く見えやすい |
| 24ヶ月 | 842円/月(総額 20,208円) | 539円/月換算(総額 12,936円) | 長期でも「月額換算」はさくらが低め |
| 36ヶ月 | 643円/月(総額 23,148円) | 500円/月換算(総額 18,000円) | ConoHaは“超割引”だが一括前払いが前提 |
読み方のコツ
- ConoHaのWINGパックは「月額が安い」代わりに、最初にまとまった支払いが必要です。
- さくらは、月額換算が低くても、結局は長期一括払いが前提になりがちです(毎月払いにすると月額が上がる)。
ドメイン・SSL・メール等「込み/別」の違い
サーバー代だけでなく、地味に差が出るのが「周辺費用」です。初心者ほどここでズレます。
- 独自ドメイン
- ConoHa(WINGパック):独自ドメインが最大2つまで無料枠(継続前提で考えると強い)
- さくら:独自ドメインは基本的に別途取得・更新(どこで取ってもOK)
- SSL(https化)
- 両社とも無料SSLに対応(ConoHaはLet’s Encryptを提供、さくらも無料SSLの設定が可能)
- =「SSL代が毎年かかる」は、基本的に気にしなくてOKになりやすい
- メール
- ConoHa:Webメールなどを標準提供(サイト用メールを作りやすい)
- さくら:メールアドレス数は基本的に無制限(運用上の注意書きはあり)
- バックアップ
- さくら:スタンダード以上でバックアップ&ステージングが標準機能(無料)
- ConoHa:バックアップ手段は複数あるので、運用方針(自動化・世代数・復元のしやすさ)で見比べるのが現実的
コスパで見るなら、初心者はまず
- ドメイン代が節約できるか
- バックアップが“標準でラク”か
の2点で、実質コストと手間が変わりやすいです。
無料期間・返金・お試しの有無(始めやすさ)
「まず触ってみたい」か、「最初から腰を据える」かで最適解が変わります。
- さくら
- 2週間の無料お試しが用意されている(クレカ登録なしで試せるタイプ)
- ただし、お試し中は外部で取得した独自ドメインの利用に制限があるので、検証は“さくら側のドメイン前提”で割り切るのが安全
- ConoHa
- “無料体験”というより、通常料金で小さく始めて合わなければ止めるのが現実的
- WINGパックは一括前払いなので、「試す」より「決めて使う」向き
注意:キャンペーン前提で選ばないコツ
キャンペーン価格は魅力ですが、長く使うサーバーほど「その後」が効いてきます。迷いにくくなる3つの見方だけ置いておきます。
- 初年度の総額(サーバー代+ドメイン代の見込み)で比べる
- 3年使う前提の総額(一括前払いを含めて)で比べる
- “やめたくなった時”の損失を想像する
- 一括前払いで戻らないなら「気軽に乗り換え」はしづらい
- 毎月払いなら「撤退コスト」は小さい
この3点だけでも、月額の数字に振り回されにくくなります。
ConoHa WING 公式サイトさくらのレンタルサーバ公式サイト
表示速度・安定性(SEOと体験に直結)
検索順位や読者の離脱に影響しやすいのが、「表示が速いか」と「落ちにくいか」です。
ここでは“体感が変わるポイント”に絞って、ConoHa WINGとさくらのレンタルサーバを整理します。
速度を左右する要素(サーバー処理/ストレージ/キャッシュ)
表示速度は、だいたい次の3層で決まります。
- サーバー側の処理(PHP実行・DB応答)
- ストレージ・通信(SSD、HTTP/2など)
- キャッシュ・最適化(同じページを毎回作り直さない仕組み)
初心者向けに「何が効くのか」を先にまとめると、こんな感じです。
| 速くなる要因 | 何が起きる? | ConoHa WINGでの考え方 | さくらでの考え方 |
|---|---|---|---|
| PHPの実行が速い | WordPressの生成が軽くなる | LiteSpeed系の実行環境・OPcacheなど“サーバー側で速くする仕組み”が用意されている | PHPまわりの設定・機能を活かして“安定して動かす”方向(環境によりできることが異なる) |
| HTTP/2 | 画像やCSSが多いサイトで体感が上がりやすい | 対応している | 対応している |
| コンテンツキャッシュ | ページを作り直さず配る=速い | 管理画面からON/OFFやクリアができる | 基本はプラグイン等で設計(運用ノウハウで差が出る) |
| 画像・JS/CSSの最適化 | “重い素材”を軽くする | 高速化エンジン(WEXAL)をスイッチで使える | CDN機能(コンテンツブースト)などで“配り方”を改善できる |
ポイントは、どちらが上かではなく「速くする手段の取り方が違う」ことです。
- ConoHa WING:サーバー側で“速く見せる機能”がまとまっていて、スイッチ操作で触れる
- さくら:標準の堅実さに加えて、プラグイン運用やCDNなどで“自分のサイトに合わせて整える”
体感が変わるケース(画像多め・プラグイン多め・アクセス増)
「普段は速いのに、ある日急に重くなった」──よくあるのは次の3パターンです。
1) 画像が多い(トップが重い・記事が長い)
体感が落ちる典型です。まずはサーバー以前に、ここを触るのが最短です。
- 画像は横幅を適正化(スマホ表示なら“原寸4000px”は過剰になりがち)
- 形式は可能ならWebP等の軽い形式
- 遅延読み込み(Lazy Load)を使う
- 表示に不要なスライダーや装飾を減らす
ConoHa側の高速化(WEXAL等)を使う場合も、元画像が重すぎると効きが鈍くなるので、素材の整理は結局強いです。
2) プラグインが増えて、管理画面や記事投稿が重い
これは“フロント表示”より管理画面の体感に出やすいです。
- 役割が被るプラグイン(キャッシュ系が複数など)は避ける
- 計測系(ヒートマップ、広告タグ、SNS埋め込み)を盛りすぎない
- 使ってない機能は削る(停止だけでなく削除まで)
ConoHaはサーバー側キャッシュがあるぶん、「キャッシュが効いてると速い」→「更新後に反映されない」が起こりやすいので、更新頻度が高い人は「キャッシュクリアの動線」もセットで覚えると安心です。
3) アクセス増(SNS拡散/季節ワード/広告出稿)
アクセスが増えると、次の順で弱点が出やすいです。
- 同時アクセスでCPU負荷が上がる
- DB(記事・コメント・検索)が詰まる
- 外部読み込み(広告、SNS、解析)が遅延する
この局面で効きやすいのは、
- キャッシュ(ページキャッシュ)
- CDN(画像や静的ファイルを分散配信)
- 外部読み込みの整理(広告・埋め込みを減らす)
です。サーバー移転の前に、だいたいこの3つで改善余地が残っていることが多いです。
稼働率・障害時の情報公開(安心して運用できるか)
速度は“良い日も悪い日もある”ですが、安定性は「落ちた時にどうなるか」で差が出ます。
初心者が見ておきたいのは、落ちた事実を隠さないか/復旧の見通しが追えるかです。
ConoHa WING
- 公式として稼働率99.99%以上を掲げ、監視体制にも触れています
- メンテ・障害情報は、基本的にコントロールパネル内の「お知らせ」で確認する設計
- メンテや障害の発生時は、登録メールに連絡が来る形も案内されています
「ログインしないと情報が見えにくい」反面、契約者は通知導線がまとまっているイメージです。
さくらのレンタルサーバ
- メンテナンス・障害情報ページがあり、外からでも状況を追いやすいです
- スタンダードの案内上も、運用体制(監視等)に触れています
「まず状況を確認したい」ときに、公開ページがあるのは安心材料になりやすいです。
チェック観点:メンテ頻度/障害履歴の確認方法
契約前・契約後に、ここだけは“自分で見て判断”できるようにしておくと失敗が減ります。
- 障害情報の場所をブックマークしておく
- さくら:メンテ・障害情報ページ
- ConoHa:コントロールパネルの「お知らせ」(メンテ/障害タブ)
- 通知手段を確認(メールが来るのか、来るならどのアドレスか)
- 予定メンテの告知の仕方を見る(何日前に出るか、影響範囲の書き方が丁寧か)
- できれば、直近の掲載を眺めて
- “影響がどれくらい具体的に書かれているか”
- “復旧報告のタイミングが妥当か”
をチェックする
ここがしっかりしているサービスは、万一トラブルがあっても“運用の不安”が増えにくいです。
ConoHa WING 公式サイトさくらのレンタルサーバ公式サイト
WordPress運用のしやすさ(初心者の失敗を減らす)
WordPressは「立ち上げ」よりも、運用(更新・トラブル対応・移行)で差が出ます。
ここでは、初心者がつまずきやすい工程を軸に、ConoHa WINGとさくらのレンタルサーバを比較します。
WordPressの導入手順の違い(簡単セットアップ等)
最初の違いは、“どこまでを一気に整えてくれるか”です。
| 項目 | ConoHa WING | さくらのレンタルサーバ |
|---|---|---|
| 立ち上げの基本 | まとめて一括セットアップの思想 | 公式の手順に沿って順番に進める思想 |
| WordPress導入 | 申し込みと同時に、WP・テーマ・SSLまでまとめて設定しやすい | コントロールパネルの「クイックインストール」でWPを入れる |
| 独自ドメイン | セットアップ内で一緒に進めやすい | 先にドメイン設定→SSL→インストールの流れが分かりやすい |
| どんな人に向く? | 「迷う時間を減らして、まず記事を書き始めたい」 | 「設定の意味を理解しながら、落ち着いて作りたい」 |
ConoHa WINGの導入がラクに感じる理由
- “WordPressサイトに必要なもの”をまとめて用意し、画面の案内に沿って進めやすい構造です。
- 作業が一体化しているので、初心者がやりがちな「途中で設定漏れ」が起きにくいのがメリットです。
さくらの導入が安心に感じる理由
- 公式マニュアルが手順化されていて、「何を入力するか」が明確です。
- さらに、無料お試し期間中でもクイックインストールが使えるので、まず触って確認できます。
管理画面の分かりやすさ(設定・更新・バックアップ)
運用で触る管理画面は、だいたい次の3つに集約されます。
- ドメイン・SSL(https化)
- WordPressの更新やトラブル時の対処
- バックアップ(戻せるかどうか)
ConoHa WING:迷ったときに“戻る場所”がまとまっている
- 無料独自SSLは管理画面でON/OFFしやすく、設定後に自動でhttpsへリダイレクトする仕様です。
その分、手動でリダイレクトを重ねるとトラブル(ループ)になりやすいので注意が必要です。 - 自動バックアップは「いつの状態に戻すか」が選びやすく、過去14日分から復元の導線が用意されています。
- WordPress運用向けに、サイトコピーなど“検証用の複製”を作る手段もあります(後述)。
さくら:バックアップ&ステージングが“運用の型”として用意されている
- さくらの強みは、バックアップとテスト環境(ステージング)を標準機能として扱っている点です。
- バックアップは「スナップショット」として保存し、必要ならそこへ戻せます。
- さらに、ステージング環境を作り、確認してから本番へ反映する流れが整理されています。
移行のしやすさ(引っ越し/復元/ステージングの有無)
ここは「引っ越し」だけでなく、失敗からの復旧や更新の安全性まで含めて考えると選びやすいです。
ConoHa WING:他社からの移転を“機能として”用意
- ConoHaには WordPressの移行機能があり、管理画面の案内に沿って進められます。
- さらに、テスト移行で事前に動作確認できる仕組みも用意されています。
- 万一のミスは、自動バックアップから戻す動線がはっきりしているのが安心材料です。
さくら:ステージングで「安全に更新する」運用がしやすい
- さくらは、移転作業そのものを“ワンクリック化”するというより、
変更前にテストできる環境(ステージング)と、戻せるバックアップ(スナップショット)を整えて、事故を減らす設計です。 - ステージングでテーマ変更や大型プラグイン更新を試してから、本番へ反映できるのは、地味に効きます。
ありがちなつまずき(SSL化・パーマリンク・DNS反映)
初心者が詰まりやすいのは「設定そのもの」より、反映待ちや二重設定です。
よくある落とし穴と、回避のコツをまとめます。
SSL化(https化)
- よくあるつまずき
- httpsにしたのに、画像だけ「保護されていない」表示(混在コンテンツ)
- リダイレクトを二重に設定して、無限ループ
- 回避のコツ
- サーバー側でhttpsが有効になったら、WordPress側のURL(サイトアドレス)も整合させる
- ConoHaは自動リダイレクト仕様なので、.htaccess等の追加設定は慎重に
パーマリンク
- よくあるつまずき
- パーマリンク変更後に404が出る
- 回避のコツ
- まずは「設定 → パーマリンク」で保存し直してルールを再生成
- それでも直らない場合、.htaccessの書き込み権限やrewriteの有効化が絡むことがある
DNS反映(ドメイン切り替え)
- よくあるつまずき
- 設定したのに、家のWi-Fiでは旧サイト、スマホ回線では新サイト…のようにバラつく
- 回避のコツ
- DNSは“徐々に広がる”もの。切り替え直後は両方見えて普通
- ConoHaの乗り換えガイドでは、完全反映に最大24〜72時間かかる可能性に触れています
- さくら側のマニュアルでも、ゾーン情報の変更が反映されるまで「数時間」かかる場合があると案内されています
- 重要サイトなら、切替期間だけ旧サーバー契約を残しておくと安全です
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機能・制限(できること/できないことを整理)
「できるかどうか」で迷いやすいのは、ざっくり言うと次の3つです。
- 1つの契約で いくつのサイトを持てるか(複数ドメイン運用)
- 写真や記事が増えたとき どこで上限に当たりやすいか(容量・転送・負荷)
- WordPressを増やしたいとき データベースが足りるか(DB数・DB容量)
この順で整理します。
マルチドメイン・サブドメイン・サイト複数運用
「複数サイト運用」は、結局なにが増えるの?
同じサーバー契約でも、サイトを増やすと主に次が増えます。
- ドメイン(例:aaa.com / bbb.net)
- サイトのファイル一式(画像・テーマ・プラグイン)
- データベース(WordPressなら基本1サイト=1DBが分かりやすい)
- メールアドレス(info@aaa.com 等)
できることの違い(初心者が押さえるべきところ)
| 観点 | ConoHa WING | さくらのレンタルサーバ |
|---|---|---|
| 複数ドメインの追加 | 「制限を気にせず増やす」設計(無制限扱い) | プランごとに上限がある設計(例:スタンダードは200個) |
| サブドメイン運用 | ブログの検証用・用途別などに使いやすい | 同様に運用可能(管理画面の導線が丁寧) |
| 複数サイトの管理感 | “まとめて持つ”前提で迷いにくい | “必要に応じて増やす”前提で整理しやすい |
初心者にありがちな「複数運用の落とし穴」
- ドメインを増やせても、運用が破綻する
更新(WP本体・テーマ・プラグイン)とバックアップの回数がサイト数ぶん増えます。
2〜3サイト目からは、サーバー性能より 自分の保守負担がボトルネックになりがちです。 - 同じWordPressをコピーして増やすと、思わぬ不具合が出る
まずは「新規インストール→必要なテーマだけ入れる」ほうが、後々のトラブルが少ないです。
容量・転送量などの制限の考え方
「容量(ディスク)」は、まずここを見ればOK
初心者サイトで容量を食うのは、ほぼ画像です。
- 記事本文(テキスト)…ほぼ増えない
- 画像(アイキャッチ・スクショ)…増えやすい
- バックアップ(世代保存)…気づくと大きい
- メール…添付が多いと地味に増える
目安としては、画像を最適化(WebP化・圧縮)していれば、個人ブログはしばらく余裕が出やすいです。
逆に、画像多め・複数サイト・バックアップ世代が多いと、どのサーバーでも容量はじわじわ効いてきます。
「転送量」は“無制限”表記でも、実務ではこう考える
転送量は「何GBまで」と数字で切られるより、実際は
- 同時アクセスが増えたときの CPU/メモリ/同時接続
- 重いプラグインや画像での 処理の重さ
- 共有サーバーとしての 公平性(過負荷時の制限)
が効いてきます。
ConoHa WINGはプラン表で転送量を“無制限の目安”として示しています。
さくらはサーバー本体の転送量というより、CDN機能(コンテンツブースト)の無料枠がプランに紐づく形なので、「CDNをどれだけ使うか」で費用や運用が変わると覚えるのが近いです。
容量・転送で「これは注意」になりやすいケース
- 画像を貼りまくる(レビュー系、旅行、作品集)
- 動画をサーバーに直置きする(基本は非推奨)
- 表示速度系の最適化プラグインを盛りすぎる
- いきなりSNSで拡散して短時間にアクセス集中
このあたりは、サーバー名よりも “作り方”で体感が決まることが多いです。
データベース(MySQL等)とサイト数の目安
WordPressのサイト数は「DB数」で考えると迷いにくい
WordPressは記事・設定・ユーザー情報などをデータベースに保存します。
なので、複数サイト運用をするなら、基本はこう考えるのが安全です。
- 1サイト(WordPress)= 1データベース(MySQL)
- サイトを増やすほど、DBの作成数・バックアップ対象も増える
ConoHa WING:DB数は“気にしないで増やす”方向
ConoHaは料金ページ上、データベース数を無制限として示しています。
ただし、DB自体は1個あたり容量の目安があり、無限に重くできるわけではありません。
実務的な目安
- ブログ中心なら、当面はDB数よりも「画像」「プラグインの重さ」のほうが先に効くことが多いです。
さくら:プランごとにDB作成数の上限が明確
さくらはMySQL機能ページで、プラン別に設置可能数(例:スタンダードは50個)を明記しています。
「将来サイトを増やすかも」という人には、ここが計画の立てやすさにつながります。
目安の立て方(初心者向け)
- 今:1サイト運用 → 余裕
- 近い将来:3〜10サイト運用 → スタンダードでも現実的
- さらに増やす:用途別に分けたい → 上位プランや別契約も検討
用語ミニ解説(容量/転送量/DB など)
- 容量(ディスク容量)
サーバーに置けるデータの総量。画像・バックアップ・メール添付で増えやすい。 - 転送量
ユーザーが閲覧したときにサーバーから送られる通信量の合計。アクセスが増えるほど増える。 - データベース(DB / MySQL)
WordPressの記事・設定・ユーザー情報を保存する入れ物。基本は1サイト=1DBで考えると分かりやすい。 - マルチドメイン
1契約の中で複数の独自ドメインを運用すること(サイトを複数持てる土台)。 - サブドメイン
blog.example.comのように、同じドメイン内で用途別に分ける仕組み。検証用サイトにも便利。
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セキュリティ・バックアップ(事故る前に比較)
「速度」や「料金」よりも、トラブルが起きた瞬間に差が出るのがこの章です。
初心者ほど “守りの仕組みが最初から整っているか” を重視すると、後悔しにくくなります。
SSL/WAF/不正アクセス対策の違い
まずは要点だけ、ざっくり比較します。
| 観点 | ConoHa WING | さくらのレンタルサーバ |
|---|---|---|
| 無料SSL(Let’s Encrypt) | あり(設定後、httpsへ自動寄せの挙動あり) | あり(自動更新。http→httpsの転送は自分で設定) |
| WAF(Web攻撃の防御) | あり(管理画面でON/ログ確認/除外設定など) | あり(SiteGuardのシグネチャ型。対象プランは幅広い) |
| メールのセキュリティ | 迷惑メールフィルタ+ウイルスチェック(管理画面で設定) | 迷惑メールフィルタ(高精度タイプ等の用意。設定はメールアドレス単位) |
| “設定でつまずきやすい所” | SSLの二重リダイレクト(.htaccessで触りすぎる) | SSL後の転送設定、WAFの影響(動作が変わるケース) |
SSLまわりの注意点(初心者がハマりがち)
- ConoHa WINGは、無料SSLの設定後に 自動的にhttps側へ寄せる 挙動があるため、
さらに自分で.htaccess側でも転送を重ねると、ループして表示エラーになることがあります。
→ まずは「サーバー側の挙動」を確認してから、追加設定するのが安全です。 - さくらは、無料SSL自体は用意されていて 自動更新 もありますが、
http→https の転送は利用者側で設定 が必要です。
→ WordPressなら「サイトURL統一」+「転送設定」までやって初めて安定します。
WAFの考え方(入れるだけで万能ではない)
WAFは、WordPressを狙う定番攻撃(例:SQLインジェクション、XSSなど)をブロックする“門番”です。
ただし、強いぶん 「正常な動きまで怪しく見える」 場面もあります。
- ConoHa WING:WAFをONにでき、遮断ログの確認や、必要に応じた除外設定ができます。
👉 「何が止められたか」を後から追えるので、原因切り分けがしやすいタイプです。 - さくら:SiteGuardのシグネチャ型WAFを提供。対象プランも広く、コントロールパネルから有効化します。
⚠️ 一方で、機能を有効にすると 一部の圧縮機能やプログラム動作に影響が出る可能性 が明記されています。
👉 “インストールがうまくいかない/特定ページだけ弾かれる” などが出たら、まずWAFの影響を疑うのが近道です。
自動バックアップ(頻度・保存期間・復元の手間)
バックアップは「あるか」よりも “いつの状態まで戻れるか” が大事です。
ConoHa WING:標準で“自動”が前提
- 1日1回 バックアップを取得し、過去14日分 を保持できる仕組みです。
- 復元は Web/メール/データベース単位 で戻せます。
✅ 「更新で壊した」「誤って消した」が起きても、戻しやすい設計です。
さくら:スナップショット型(バックアップ&ステージング)
- バックアップ&ステージング機能は、スナップショットを最大8個 作れる方式。
- 1スナップショットあたりの容量上限(レンタルサーバ側)は 最大60GB、DBは 1バックアップにつき1GB など、仕様が明記されています。
- バックアップ対象は www直下のWebコンテンツ が中心で、対象外もあります。
✅ “戻せる範囲” を理解して使うのがコツです。 - ステージング環境は作成から 90日で自動削除 など、運用ルールも決まっています。
👉 「本番に触るのが怖い人」は、ステージングで更新テストできる点が強みになります。
アップデート運用(PHP・WordPress更新の考え方)
セキュリティ事故の多くは、特別なハッキングというより 更新の放置 が入口になります。
ここはサービス差より、運用ルールで差が出ます。
最低限の“守りの習慣”3つ
- WordPress本体/テーマ/プラグイン:更新通知が来たら放置しない(特にセキュリティ修正)
- PHP:古いバージョンを使い続けない(脆弱性リスク+表示崩れの原因)
- 更新前に戻れる状態を作る:
- ConoHa:自動バックアップ前提で“戻れる”安心感が作りやすい
- さくら:スナップショット+ステージングで“試してから本番反映”がしやすい
トラブルを減らす小ワザ
- 🔧 大きめ更新(テーマ変更/主要プラグイン更新)の前に
「バックアップが取れている日付」 を先に確認しておく - 🧩 WAFをONにしていて更新やインストールが不調なら、
一時的にOFF → 作業完了 → ON(※安全を確認しながら)という順で切り分ける - 🧯 サーバーのバックアップだけに頼り切らず、
手元(ローカル/クラウド)にも定期退避 しておくと復旧がラクです
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サポート品質(困ったときに差が出る)
サーバー選びで見落としがちですが、本当に差が出るのは「困ったとき」です。
初心者ほど、料金や速度よりも「相談しやすさ」「解決までの道筋」を重視すると安心です。
問い合わせ手段(チャット/メール/電話など)
まずは「連絡できる窓口」を整理します。ポイントは、“どの窓口が得意か”まで把握しておくことです。
| 手段 | ConoHa WING | さくらのレンタルサーバ | 向いている相談 |
|---|---|---|---|
| チャット | あり(平日昼間) | あり(平日昼間)+チャットボット常設 | まず状況整理したい/設定場所が分からない |
| メール(フォーム) | あり(受付はいつでも) | あり(受付はいつでも) | スクショ・ログ・手順が必要/落ち着いてやり取りしたい |
| 電話 | あり(平日昼間) | 「コールバック予約」(予約→指定枠に折り返し) | 急ぎ/文章で説明しづらい/本人確認が必要な手続き |
使い分けのコツ(初心者向け)
- まずはチャット:症状の切り分けや、どこを見るべきかの“道案内”に強い
- 詰まったらメール:スクショや時系列を添えると、回答が具体的になりやすい
- どうしても急ぐなら電話(またはコールバック):ただし、調査が必要な内容はメール回答になることもあります
ConoHa側も「電話やチャット=その場で解決が約束されるものではない」と案内しているので、
“急いでいる=電話が最短”と決めつけないほうが、結果的に早く片付きます。
対応時間・混雑・解決までの流れ
「問い合わせたのに返事が遅い…」は、だいたい 時間帯・窓口選び・情報不足のどれかです。
ここを押さえるだけでストレスがかなり減ります。
ConoHa WINGの目安
- 電話の受付:平日 10:00〜18:00(※土日祝除く)
- 電話は混み合うことがあり、つながりにくい場合はメールフォーム利用を案内
- 公式案内では、サポートは 電話・チャット・メールが用意され、メールは受付自体は24時間で、返信は基本的に平日対応
解決までの流れ(イメージ)
- チャット or 電話で状況確認
- 調査が必要なら、メールで追加情報(スクショ・エラーログなど)を送る
- 原因と対応手順が届く → 指示どおりに反映 → 再発防止の設定まで
さくらのレンタルサーバの目安
- 有人チャット:10:00〜18:00(※土日祝など休業日除く)
- 混雑予想が明記されており、12〜14時は混雑/16〜18時は比較的つながりやすい
- 24時間365日のチャットボットもあり
- メール:24時間365日受付、回答目安は当日または翌営業日
- 電話は「いきなり電話」ではなく、コールバック予約が中心
- 予約は24時間受付、折り返しは10:00〜18:00(営業日)
解決までの流れ(イメージ)
- チャット(またはチャットボット)で該当ページ・手順を特定
- 調査が必要ならメールで詳細を送付
- 料金・名義・移管など手続き系はコールバック予約で確認 → 進行
早く終わる人がやっている「初手の出し方」
問い合わせの最初に、これだけ添えると往復が減ります。
- 契約情報(会員ID / ConoHaアカウント等)
- 対象ドメイン・対象サイトURL
- いつから起きたか(日時)
- 何をした直後に起きたか(例:SSL設定、テーマ変更、移行、DNS変更)
- エラー文のコピペ+スクリーンショット
- 可能なら「自分が試したこと」も箇条書きで
マニュアル・ヘルプの充実度
サポート品質は「人」だけでなく、自己解決できる資料の質でも決まります。
初心者の場合、ここが整っていると“詰まり”が減ります。
ConoHa WINGの特徴
- 「お問い合わせのコツ」として、何を書けば解決が早いかをガイド化しているのが実用的です
- 申し込み・移行・SSLなど、よくある手順はナビ形式のガイドが多く、迷いにくい構成
さくらの特徴
- 「初心者向け」「目的別」など、入口が分かりやすいヘルプ設計
- チャットサポートは、スクショ送信や履歴保存など“やり取りのしやすさ”が工夫されています
- バックアップやステージングなど、機能が多いぶん「前提知識」ページも用意されていて読みやすい
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実績・信頼性
レンタルサーバを比べるときは、「速い/安い」よりも “長く安心して運用できる根拠が公開されているか” が重要です。
ここでは、初心者でも自分で判断できるように、見方を整理します。
運営会社・提供歴・利用実績の見方
見るべきは「会社の顔がはっきりしているか」
レンタルサーバは“預ける”サービスです。だからこそ、まずは次を確認すると安心です。
- 会社名・所在地・連絡先が明記されている
- どんな事業(インフラ/データセンター等)をしているかが分かる
- 企業情報や沿革が公開され、更新も継続されている
ConoHa WINGの信頼材料の読み方
- ConoHaは GMOインターネット株式会社が提供するホスティングブランドです。
- ConoHa WINGは 2018年9月に提供開始と、開始日が明確に出ています。
- “いつからあるか”が分かると、トラブル時のノウハウ蓄積や改善履歴が想像しやすいです。
初心者のチェックポイントとしては、次の2つが実用的です。
- 公式サイト内に、企業情報や法的表記がまとまっているか
- サービス開始やアップデートの情報が、公式から追えるか
「どこの会社が責任を持つサービスか」が曖昧だと、困ったときに一気に不安が増えます。
さくらのレンタルサーバの信頼材料の読み方
- さくらのレンタルサーバは さくらインターネット株式会社が提供しています。
- さくらインターネットは 1996年創業で、会社の沿革が公開されています。
- 「さくらのレンタルサーバ」は沿革上 2004年に提供開始と明記されています。
- また、節目のタイミングで契約件数などの情報を公式発表している点も、実績確認の材料になります。
初心者がここで注目すべきは、数字そのものよりも「出し方」です。
- 周年や契約件数などを、公式のニュースとして出している
- 会社情報(創業・上場・事業内容など)を自社サイトで公開している
この“透明性”は「信頼性」に直結します。
法人利用・長期運用での安心材料
個人ブログでも、数年続くと「ちょっとした事故」が必ず起きます。
そのときに効くのが、“運用体制の強さ” と “情報公開の分かりやすさ” です。
長期運用で安心につながるチェックリスト
次のうち、当てはまるものが多いほど「守りが強い」サーバと言えます。
- メンテナンス/障害情報を、公式ページで追える
- データセンター運営や監視体制など、運用の前提が説明されている
- バックアップや移行など、長期運用で必須の手順がドキュメント化されている
- 会社の所在地・代表者・上場有無など、企業としての基本情報が公開されている
さくらで見つけやすい「法人目線の安心材料」
- 会社概要で、事業として データセンター運営を掲げていることが確認できます。
- 上場区分(東証プライム)など、企業情報が公式に整理されています。
- 既存ユーザー向けに「新サーバー移行」などの案内が整っていて、長期利用の現実に合わせた運用が見えます。
法人利用の現場では、「速さ」よりも 移行・更新・障害時の対応の型 が重視されます。
その“型”が最初から用意されているかは、初心者にも効くポイントです。
ConoHa WINGで見つけやすい「運用品質の安心材料」
- 企業情報が明確で、サービス提供主体が分かりやすいです。
- ConoHa WINGは提供開始時の公式発表があり、サービスの位置づけ(高速・高機能・高安定性)を公式が説明しています。
- ブランドの歩み(いつ何を開始したか)がまとめられており、「改善を重ねてきた流れ」を追いやすいです。
長期運用で重要なのは、結局「問題が起きたときに、情報と手順が揃っているか」。
“問い合わせれば何とかなる”ではなく、自分で切り分けできる材料があるかを見ておくと安心です。
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口コミ・評判の傾向(鵜呑みにしない読み方)
口コミは便利ですが、サーバー系はとくに「書いた人の前提」がバラバラです。
同じサービスでも、プラン・契約時期・WordPressの構成で体感が変わります。
まずは、口コミを読むときの“フィルター”を3つだけ持っておくと判断がラクです。
- いつの話か(古いほど、現状とズレやすい)
- どのプランか(安いプランほど制限が強い/上位ほど快適になりやすい)
- その人の運用が重いか軽いか(画像・プラグイン・アクセス量)
この前提を置いたうえで、よく見かける傾向をまとめます。
ConoHa WINGの評価で多い声(良い点/気になる点)
良い点として多い傾向
- 表示がキビキビしていて、速度面の満足が高い
とくに「同価格帯の他社より速い」「体感が良い」という文脈が多いです。 - WordPressの立ち上げがスムーズで、始めるまでが早い
「初めてでも導入しやすい」「管理画面が分かりやすい」という声が目立ちます。 - 機能がまとまっていて、迷いにくい
何をどこで設定するかが整理されている、という評価が出やすいです。
気になる点として多い傾向
- サポート品質は“当たり外れ”で語られやすい
これはサポートの窓口の使い方(電話/チャット/メール)や、問い合わせ内容の難しさでも印象が割れます。 - 管理画面が重いという声が一定数ある
特に「ページ遷移が遅い」「操作のテンポが悪い」という不満。
※ただし、これも時期や環境差があるので“再現性があるか”は別チェックが必要です。 - 無料お試しがない/気軽に試しにくいという指摘がある
「触ってから決めたい派」だと、ここをデメリットとして挙げる人がいます。
口コミから読み取れる“向いていそうな人”
- 最初の設定に迷いたくない
- 表示速度やサクサク感を重視したい
- まず1サイトをしっかり育てたい(複雑な構成をいきなり組まない)
さくらのレンタルサーバの評価で多い声(良い点/気になる点)
良い点として多い傾向
- コスパが良い(価格と機能のバランスが良い)
「必要十分」「費用を抑えられた」という声が多いです。 - 安定稼働・堅実という評価
“派手さはないけど安心して使える”という言い方がよく出ます。 - バックアップ/ステージングやWAF、無料SSLなど、守りの機能が揃っている
特に法人寄りのレビューでは、この点を評価する傾向があります。 - 2週間の無料お試しがあるので、移行・導入がしやすい
乗り換え時の動作確認をしやすい、という声が見られます。
気になる点として多い傾向
- 管理画面が分かりづらい/画面が分かれるのが気になるという声
慣れると問題ないけれど、最初は迷う、というパターンが典型です。 - 「高機能・最新仕様」を求める人には物足りないことがある
“シンプルで十分”が長所でもあり、期待値によって短所にもなります。 - メール周り(迷惑メールフィルタ等)への不満が出ることがある
ただしここは、どの事業者でも「いたちごっこ」になりやすい領域です。
口コミから読み取れる“向いていそうな人”
- まず固定費を抑えて、堅実に運用したい
- 手順を理解しながら設定するのが苦ではない
- 事故対策(バックアップやWAF)を重視したい
口コミを見るときの注意(古い情報・プラン違い・期待値差)
最後にここだけ押さえると、口コミで迷走しにくくなります。
1) 古い口コミほど「今は違う」が起こりやすい
- サーバーは裏側の改善が進むので、数年前の不満がそのまま残っているとは限りません。
- 口コミは投稿日を必ず見るのが基本です。
2) “どのプランの話か”を必ず確認する
同じサービス名でも、プランで体感が変わります。
レビューに次が書かれていないものは、参考度を1段下げるのが安全です。
- プラン名(スタンダード/プレミアム等、ConoHaならベーシック等)
- サイト規模(記事数・画像量)
- 月間アクセスの目安
- 使っているテーマや主要プラグイン(キャッシュ系・高速化系)
3) 期待値のズレが“悪評”を生むことがある
ありがちな例です。
- 「月数百円だから爆速だと思った」→ 期待が高すぎ
- 「玄人向けの設定まで簡単だと思った」→ できる範囲を超えている
- 「移行がワンクリで完璧だと思った」→ DNS反映など“待ち時間”は残る
4) 口コミの結論を、そのまま自分に当てはめない
おすすめは、口コミを読むときの“最後の一手”を固定することです。
- 良い口コミ:自分の用途と条件が同じなら参考にする
- 悪い口コミ:再現条件(いつ・プラン・構成)が揃っているなら重視する
- 条件が不明なら「そう感じる人もいる」で止める
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メリット・デメリット総整理(結局どこが強い?)
「結局どっちが自分向き?」を決めるために、強みと弱みを“用途の言葉”に翻訳して整理します。
(※料金や仕様は変わることがあるので、申し込み直前に公式で最終確認してください)
ConoHa WINGの強み/弱み
強み(刺さりやすいポイント)
- 複数サイト運用に強い
追加料金なしで複数ドメインを扱える前提の設計で、サブドメインも多用途に使えます。
「複数の小〜中規模サイトをまとめたい」タイプに向きます。 - バックアップが標準で付いている(復元も想定されている)
日次バックアップ+復元が最初から用意されているため、初心者がやりがちな
「バックアップを後回しにして事故る」を避けやすいです。 - 独自ドメイン周りのコストが読みやすい(条件付きで無料枠あり)
ドメイン費用が積み上がりやすい人にとっては、総額の見通しが立てやすい要素になります。
弱み(事前に納得しておくべき点)
- 支払いスタイルが“前払い寄り”になりやすい
長期割引系の契約は、月々の安さと引き換えに「まとめて支払う」「途中でやめにくい」要素が出ます。
→ まずは短めで始める/更新設定を自分で管理する、などの対策が必要です。 - 料金に加算要素がある(見落としやすい)
表示価格に含まれる費用や、請求に関するルールは先に読んでおくと安心です。
「思ったより高かった」を防げます。 - バックアップの世代数は無限ではない
“何日前まで戻せれば十分か”を自分の運用で決めておかないと、過去の復元ニーズに合わないことがあります。
大きな更新前だけ手元に別保存、などの習慣があると堅いです。
さくらのレンタルサーバの強み/弱み
強み(刺さりやすいポイント)
- まず試してから決められる(導入ハードルが低い)
お試しが用意されているため、「契約してから操作感が合わず後悔」を減らせます。
初心者にはこの安心感が大きいです。 - “安定運用”の思想が強い(監視・実績・情報の整備)
長期運用を前提にした説明やサポート動線が整っていて、困ったときの逃げ道が作りやすいです。
仕事用途・法人用途も視野に入れる人は相性が出ます。 - バックアップとテスト環境を分けて考えられる
バックアップに加えて、更新前にテスト環境で試す動線が用意されているのが特徴です。
「プラグイン更新が怖い」人ほど恩恵があります。 - WAF(攻撃対策)を公式機能として用意している
WordPress運用で気になる不正アクセス系のリスクを、運用ルールとして組み込みやすいです。
弱み(事前に納得しておくべき点)
- “無制限”ではなく上限が見える部分がある
例:ドメイン数・DB数など、プランごとに上限が決まります。
→ 将来的に複数サイトを一気に増やすなら、早めに上位プランも視野に。 - バックアップ/ステージングは万能ではない(対象や制約がある)
バックアップ対象の範囲、スナップショットの上限、試用期間中の扱いなど、運用上の注意点があります。
「全部が自動で守られる」と思い込むのは危険です。 - WAFは“入れれば終わり”ではない
便利な一方で、サイトの挙動に影響する可能性があるため、必要に応じてON/OFFを判断する運用が前提です。
比較の最終チェックリスト(この順で確認)
- サイトの目的を一言で言う
例:趣味ブログ/収益ブログ/会社サイト/LP量産/複数メディア運用 - 増える可能性が高いのはどれ?(将来の伸びしろ)
- 記事数(画像・プラグインも増える)
- ドメイン数(別テーマでサイトを増やす)
- アクセス(SNS・広告・季節要因)
- 支払いの納得感を先に固める
- 月払いで身軽にいくか
- 長期前払いで単価を下げるか(途中で方針転換しない前提)
- バックアップの“必要水準”を決める
- 何日前まで戻れれば十分?
- 復元操作は自分でできそう?(管理画面で完結するか)
- 更新が怖いタイプかどうか
- プラグイン更新やテーマ変更が多いなら、テスト環境の価値が上がる
- セキュリティは“仕組み+運用”で考える
- SSLは当然として、WAFやログ確認の導線があるか
- 「怪しいとき誰に聞けるか」も含めて評価
- サポートの使い方を想像する
- “設定が分からない”のか、“障害時の復旧”なのかで必要な窓口が変わる
- 複数サイト運用の現実ラインを計算する
- ドメイン数上限/DB数上限/管理の手間
- ここで詰まると移転コストが発生しやすい
- 「まず試す」戦略が取れるか
- お試しや短期で検証できる仕組みがあると、失敗コストが小さくなる
- 最後に、利用規約・更新ルール・解約動線だけ読む
ここを読んでおくと、あとで揉めません。地味ですが一番効きます。
さくらのレンタルサーバ公式サイト
失敗しない選び方(目的別の最適プラン)
「何を作るか」「どこまで育てるか」を先に決めると、プラン選びで迷いません。
逆に、スペック表だけを見て“なんとなく上位”を選ぶと、毎月の固定費がじわっと効いてきます。
個人ブログ:最小構成で始めるなら
個人ブログの最小構成は、だいたいこの3点を満たせばOKです。
- WordPressがすぐ入る
- 無料SSLが使える
- バックアップが現実的に運用できる(自動 or 手動でも手順が簡単)
ConoHa WINGで始める場合(最小構成の考え方)
- はじめやすさ重視なら、長期割引のWINGパック+ベーシックが定番です。
いわゆる「サーバー+ドメイン」がセットで、独自ドメインが最大2つまで無料枠になる設計なので、ドメイン更新費を気にしにくいのが初心者向きです。 - 月初申し込みだと初月が実質無料(最大31日)の扱いになる説明もあるので、開始タイミングを合わせるとムダが出にくいです。
「まずは1サイトだけ・記事を淡々と積み上げる」なら、基本はこのラインで十分に回せます。
さくらのレンタルサーバで始める場合(最小構成の考え方)
- 迷ったらスタンダードが“基準点”になります。
WordPressを最短で入れられる導線があり、無料SSLやバックアップ機能に対応しています。 - 料金は、契約期間で差が出ます。
例として、スタンダードは 12ヶ月一括の月額換算が約550円、36ヶ月一括の月額換算が約500円、毎月払いは660円という見せ方です。
「とにかく固定費を抑えて、堅実に続けたい」タイプは、さくらのスタンダードが噛み合いやすいです。
最小構成で迷ったときの“決め台詞”
- ブログを早く立ち上げたい/ドメイン込みで考えたい → ConoHa寄り
- 月額をとにかく低く安定させたい → さくら寄り
収益化・複数サイト:伸びた後に困らない選び方
収益化や複数サイト運用で“後から困る”のは、次の3つです。
- プラグインや画像が増えて重くなる(管理画面が遅い)
- バックアップと復元が追いつかない(事故時に詰む)
- サイトが増えて管理が破綻する(更新・移行・権限・運用ルール)
ここでは、最初から上位プランを契約するというより、
「伸びたら上げられる」前提で選ぶのがコスパ良いです。
ConoHa WINGの考え方(収益化・複数サイト)
- 最初はWINGパックのベーシックでも十分なことが多いですが、
収益化でアクセス増が見えてきたら、スタンダードやプレミアムに上げる選択肢が現実的です。 - さらに“安定稼働寄り”の枠として、ビジネスプラン(Bizライト/Bizスタンダード等)が用意されています(vCPU・メモリが明示されるタイプ)。
複数サイトを回すなら、先に決めておくと楽です。
- 何サイトまで同一サーバーで運用するか
- 障害時に復旧を誰がやるか(自分/外注)
- 検証環境(テストサイト)が必要か
さくらのレンタルサーバの考え方(収益化・複数サイト)
- さくらは、スタンダードでも「1つのサーバーで複数サイト運用(マルチドメイン)」が前提のサービス設計です。
スタンダードのFAQ上は、最大200サイト運営可能という説明があります(もちろん現実の運用では、サイト規模や負荷にも左右されます)。 - バックアップ&ステージング機能は、運用が大きくなるほど効きます。
「本番を触るのが怖い」局面で、テスト環境を切って作業できるのは、地味に強いです。
伸びた後に困らない“プランの上げ方”(おすすめ手順)
- まずは標準プランで開始(ConoHa: ベーシック/さくら: スタンダード)
- 管理画面や表示が重くなったら、先に 画像最適化・キャッシュ・不要プラグイン整理
- それでも厳しいなら、上位プランへ(性能をお金で解決)
- 「更新担当が増える」「外注が入る」なら、権限や運用体制(複数人管理)を優先して見直す
企業・長期運用:安定と運用体制で決める
企業・長期運用で重視したいのは、スペックの数字よりも “運用の再現性” です。
つまり、担当が変わっても回るか/事故対応が想定できるか。
長期運用のチェック項目(これだけは押さえる)
- 監視・障害時の情報公開が分かりやすいか
- バックアップの範囲(ファイル+DB)と復元の手順が現実的か
- 問い合わせ導線(誰が、いつ、どう連絡するか)が整理されているか
- 権限管理や複数人運用に対応しているか
ConoHa WINGが合うケース(企業・長期)
- “サイト運用を止めない”が最優先なら、WINGパックの上位や、
vCPU・メモリが明示される ビジネスプラン側も検討対象になります。 - コストを抑えつつも、将来的に拡張しやすい構成にしておくと、
サイトが育ったときに移転のリスクを減らせます。
さくらのレンタルサーバが合うケース(企業・長期)
- さくらは、スタンダードでも運用体制やサポートの説明が比較的はっきりしています。
長期で「担当が引き継ぐ」「外注先と運用する」といった場面では、
サポート導線や機能の整い方が安心材料になりやすいです。 - 企業用途を想定するなら、ビジネス系の案内ページや、上位プラン(ビジネス/ビジネスプロ等)まで視野に入れて、
“いま必要”ではなく“1年後に困らない”で決めると失敗が減ります。
目的別のおすすめ整理(ざっくり早見)
| 目的 | ConoHa WINGの考え方 | さくらの考え方 |
|---|---|---|
| 個人ブログ(1サイト) | WINGパック+ベーシックで開始しやすい | スタンダードで固定費を低くしやすい |
| 収益化(アクセス増) | スタンダード/プレミアムへ段階アップ | スタンダード→必要なら上位へ |
| 複数サイト運用 | ドメイン無料枠や運用導線を活かす | マルチドメイン前提で管理しやすい |
| 企業・長期運用 | ビジネス寄りのプラン含め検討 | 体制・サポート・バックアップ設計で選びやすい |
さくらのレンタルサーバ公式サイト
よくある質問(迷いがちな論点を一気に解消)
Q1:WordPressに向いているのはどちら?
結論としては、「最短で立ち上げたい」ならConoHa WING寄り、「試しながら堅実に進めたい」ならさくら寄りになりやすいです。
どちらもWordPress運用は十分可能ですが、“つまずきやすい場面”の減らし方が違います。
| 観点 | ConoHa WING | さくらのレンタルサーバ |
|---|---|---|
| 立ち上げの速さ | 早い(WordPress導線が強い) | 早い(クイックインストールで最短2分) |
| SSLまわり | 無料独自SSLを設定しやすい(自動HTTPS化の注意あり) | 無料SSL(Let’s Encrypt等)に対応 |
| 移行 | WordPress「かんたん移行」+テスト移行の仕組みあり | 手動移行マニュアルが充実(バックアップ&ステージング等も) |
| 初心者の安心材料 | “迷いにくい導線”が強み | “試せる+手順が整備”が強み |
おすすめの考え方
- ブログ初心者で「早く記事を書き始めたい」→ ConoHa WING
- 手順を確認しながら「確実に作りたい/試してから決めたい」→ さくら
Q2:契約期間はどう決める?(短期/長期の考え方)
契約期間で失敗する典型は、「割引に惹かれて長期→途中で方針転換」です。
まずは“続ける自信”よりも、「やめる可能性」を織り込むのが安全です。
短期が向く人
- ブログが続くか不安(習慣化できるか未知)
- テーマや方向性が固まっていない
- 将来的にサイト構成を変えそう(ドメイン追加・別ジャンル等)
→ まずは短めで始め、3か月くらい運用して「作業が日常になった」タイミングで延長を検討。
長期が向く人
- 目的が明確(収益化/企業サイト/既に運用経験あり)
- 1年以上は続ける見通しがある
- ドメイン込みの総額を安定させたい
注意ポイント(ここだけ先に読む)
- ConoHa WINGのWINGパックは、仕組み上「途中でやめたくなる」人ほど相性が悪くなりがちです(中途解約の扱いを事前確認)。
- さくらは12〜36か月一括で月額換算が下がりますが、差額は“劇的”というより“堅実に効く”タイプです。迷うなら12か月が現実的です。
Q3:プラン選びの目安(容量・速度・サイト数)
初心者が見るべき数字は、意外と多くありません。
結論、最初は「標準プラン」→重くなったら上げるのがコスパ最強です。
容量の目安(ざっくり)
- 文字中心ブログ:10〜30GBでも当面困りにくい
- 画像多め(自作写真・図解が多い):30〜100GBを想定
- 動画を直接置く(非推奨):一気に厳しくなる(外部ストレージ推奨)
※容量より先に効くのは「画像の最適化(WebP等)」です。容量も速度も両方改善します。
速度の目安(プランで効きやすいところ)
- アクセスが増えた
- 広告・計測タグ・プラグインが増えた
- 画像が増えて重い
この辺が出てきたら、プランアップを検討するサインです。
サイト数の目安(複数運用)
- 1サイトを育てる段階:まずは1つに集中
- 2〜5サイト:同一サーバー運用でも管理が回る人が多い
- それ以上:バックアップ/権限/更新ルールがないと破綻しやすい
さくらはマルチドメイン数やMySQL作成数など“上限が見える”ので、複数サイト前提なら上限チェックが効きます。
ConoHaは複数サイト運用の導線が比較的シンプルなので、増やすこと自体はやりやすいです。
Q4:独自ドメイン設定で注意することは?
独自ドメインは「買って終わり」ではなく、サーバーに紐付けて初めて使えるものです。
ここでつまずく人が多いので、ポイントを分解します。
独自ドメイン取得と紐付け
全体の流れ(最短ルート)
- ドメインを取得(どこで買ってもOK)
- サーバー側にドメインを追加
- ドメイン側でDNS(ネームサーバー/Aレコード等)を設定
- SSLを有効化 → WordPress側もHTTPSに統一
ありがちなミス
- サーバーの「ドメイン追加」と、ドメイン側の「DNS設定」を混同する
- SSL設定後に、自分でリダイレクト設定を重ねてループさせる
- “wwwあり/なし”を途中で変えて混乱する
最初は 「wwwなし」か「wwwあり」かを決めて統一しておくと後が楽です。
DNS反映のタイムラグ
DNSは、設定してもすぐに世界中に反映されるわけではありません。
体感としては「数十分〜数時間」、長いともう少し揺れることもあります。
焦らないコツ
- 設定直後に何度もいじらない(状態が悪化しがち)
- ブラウザのキャッシュを疑う(別端末/シークレットで確認)
- “反映待ちの時間”を前提に、作業を分ける(例:DNS設定→翌日にSSL)
サブドメイン運用のコツ
サブドメインは便利ですが、初心者は増やしすぎると管理が崩れます。
おすすめの使い分けは次の通りです。
stg.example.com:検証用(更新前チェック)lp.example.com:LPやキャンペーン用(短期)img.example.com:画像配信用(上級者向け)
コツは「役割で名前を固定」すること。
適当に増やすより、運用ルールがあるほうが事故が減ります。
※ドメイン情報の公開範囲(WHOIS等)は、取得先の設定次第です。個人運用なら公開範囲も一度確認しておくと安心です。
Q5:途中で乗り換えるのは難しい?(移行の現実)
「移行」はできます。ただし、“ワンクリックで全部終わる”と期待しすぎないのが大事です。
実務的には、次の3つをセットで考えます。
- データ移行(ファイル+DB)
- 動作確認(表示/ログイン/画像/パーマリンク/フォーム)
- 切り替え(DNS変更)
ConoHa WING →(または)ConoHa WINGへ
ConoHaには、WordPress移行を簡単にする仕組みが用意されていて、本番前にテスト移行で動作確認できるのが安心材料です。
初心者の「移行が怖い」を減らしやすい作りです。
さくらへ(または)さくらから
さくらは、公式の手順書が細かく用意されているタイプです。
“自分で手順通りに進めたい派”には向きます。バックアップ&ステージングの使い方も整理されています。
移行でよくある落とし穴(先に知っておくと強い)
- キャッシュ系プラグインが悪さをして表示が崩れる
- 画像パスが変わってリンク切れ
- SSL切り替え後に、混在コンテンツ(http画像)が残る
- DNS反映のタイムラグで「見える人/見えない人」が出る
対策はシンプルで、
- 移行前にバックアップを必ず取る
- テスト環境で確認する
- DNS切り替えは人が少ない時間にする(深夜〜早朝など)
この3つで事故率が下がります。
ConoHa WING 公式サイトさくらのレンタルサーバ公式サイト
まとめ|比較表で最終確認して、自分の用途で選ぼう
ここまで読んだうえでの結論はシンプルです。
「何を重視するか」を3つに絞って、最後に表で機械的にチェックすると迷いません。
結論の再掲(おすすめタイプ別)
ConoHa WINGが合いやすい人
- とにかくWordPressを早く立ち上げて、すぐ記事を書き始めたい
- 画像やプラグインが増えたときも見据えて、性能の目安(vCPU・メモリ)が明示されている方が安心
- 将来的にサイトを増やす可能性があり、同じ環境で複数運用していきたい
- セールや長期割引のタイミングを活かして、「総額」で得したい(ただし時期変動は許容できる)
さくらのレンタルサーバが合いやすい人
- 固定費を読みやすくして、堅実に長期運用したい
- まず試してから決めたい(お試しで操作感を確認したい)
- 障害時・運用面の安心材料(監視体制や運用設計)を重視したい
- WordPressだけでなく、将来の用途変更も含めて「安定して使える土台」がほしい
迷ったら、こう決めるのが失敗しにくい
- “ブログを続けられるか”がまだ未知 → さくらで試す
- “作って育てる”気持ちが固まっている → ConoHaで伸ばす前提
- どっちも捨てがたい → 表の「総額」「バックアップ」「運用導線」だけ見て決める(速度の細かい議論は後でOK)
最後に見るべき比較表(料金×速度×運用のバランス)
前提:初心者が最初に選びやすい代表例として
ConoHa WING=WINGパック(ベーシック)/さくら=スタンダードで比較します。
※ConoHaは契約期間やキャンペーンで月額換算が動きやすいので、最終確認は申込画面の表示を優先してください。
| 観点 | ConoHa WING(WINGパック:ベーシック) | さくらのレンタルサーバ(スタンダード) |
|---|---|---|
| 月額目安(長期での月額換算) | 契約期間で段階的に下がる(例:12ヶ月/24ヶ月/36ヶ月で差が出る) | 36ヶ月:月額換算500円/24ヶ月:539円/12ヶ月:550円/毎月:660円 |
| 初期費用 | 無料 | 無料 |
| お試し | 割引・キャンペーンで実質負担が軽くなるケースあり | 2週間無料のお試しあり |
| ストレージ | SSD 300GB | SSD 300GB |
| 転送量の考え方 | 目安:無制限(ただし“常識的な運用”の範囲で考える) | 無制限 |
| 性能の見え方 | vCPU・メモリが明示(ベーシックは6コア/8GB) | 共有サーバー型で“数字の明示”より運用設計・機能で判断しやすい |
| バックアップ/復元 | 標準で用意されている前提で、初心者でも運用に乗せやすい | バックアップ&ステージングが用意され、更新前検証の動線が作りやすい |
| サポート導線 | 自力運用を助ける導線が強い(設定が分かりやすい方向性) | チャット・メール・電話(コールバック予約)など窓口が分かりやすい |
| こんな時に後悔しにくい | 早く始めて、育てながら最適化したい/複数運用も視野 | 固定費を安定させたい/長期運用の安心感を優先したい |
最終決定のコツ(30秒で終わる)
最後に、あなたの状況をこの3つでチェックすると決めやすいです。
- 総額:月額だけじゃなく「契約期間 × 月額換算」で納得できるか
- 運用:バックアップ・復元・更新前チェックを“自分が回せる形”で用意できるか
- 成長:半年後に画像やプラグインが増えても、無理なく運用できそうか
この3つに素直に答えて、表の「強い側」を選べばだいたい外しません。
サーバーは、ブログの“土台”です。
だからこそ「今の自分」だけでなく、「続けた自分」を想像して選ぶのが、いちばん後悔しない方法です。
この記事の比較ポイントをもとに、あなたの用途に合うほうを選び、まずは1つサイトを作って運用を回してみてください。
最初の一歩が、いちばん大きな差になります。
さくらのレンタルサーバ公式サイト
