本記事では、WordPressのお問い合わせフォーム作成プラグイン「Contact Form 7」の設置・使い方について、初心者向けに詳しく解説します。
Contact Form 7とは
Contact Form 7とは、お問い合わせフォームが簡単に作成できるWordPressプラグインです。
国内シェア圧倒的No.1です。
Contact Form 7のメリット
Contact Form 7のメリットとして、以下のものが挙げられます。
無料
Contact Form 7は誰でも無料で使えます。
設定が簡単
Contact Form 7は設定が簡単です。
基本的な使い方であればデフォルトの状態でOKですので、初心者にも非常に簡単です。
カスタマイズ性が高い
Contact Form 7はカスタマイズ性が高く、細かい設定ができます。
また、CSSで自由にデザインを変更することができます。
連携できるプラグインが豊富
Contact Form 7は連携できるプラグインが豊富です。
他のプラグインと連携すれば、より高度な機能が使えるようになります。
情報が豊富
Contact Form 7は国内シェア圧倒的No.1ですので、情報が豊富です。
カスタマイズやトラブル時など、調べればすぐに情報を得られます。
Contact Form 7のデメリット
Contact Form 7のデメリットとして、以下のものが挙げられます。
サイトの表示速度が低下する可能性がある
Contact Form 7はプラグインですので、導入するとサイトの表示速度が低下する可能性があります。
プラグインはできるだけ少なくするほうがよいです。
プラグインを使わない方法としては、Googleフォームを使う方法があります。
以下の記事で初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
Contact Form 7でお問い合わせフォームを作成・設置する手順
それでは、Contact Form 7でWordPressにお問い合わせフォームを作成・設置する手順を詳しく解説します。
Contact Form 7をインストール・有効化
まず、Contact Form 7をインストール・有効化しましょう。
WordPressの管理画面左側の「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリックしてください。
プラグインの検索窓で「Contact Form 7」と検索してください。
Contact Form 7が表示されますので、「今すぐインストール」をクリックしてください。
インストール後、「有効化」をクリックしてください。
お問い合わせフォームを作成・設定
次いで、お問い合わせフォームを作成・設定しましょう。
Contact Form 7をインストール・有効化すると、管理画面左側に「お問い合わせ」という項目が追加されますので、クリックしてください。
「コンタクトフォーム１」というお問い合わせフォームがあります。
このフォームには、デフォルトで、入力項目として「氏名」「メールアドレス」「題名」「メッセージ本文（任意）」「送信ボタン」が設定されています。
一般的なブログであればこの設定のままでよいでしょう。
入力項目を追加したい場合は、「コンタクトフォーム１」の「編集」をクリックし、
以下の画像の赤枠の中から適宜選択し、挿入してください。
自動返信メールの設定
自動返信メールを設定すると、お問い合わせを受け付けた旨のメールを送信者に自動で送ることができます。
「コンタクトフォーム１」の「編集」をクリックしてください。
「メール」をクリックしてください。
下にスクロールすると、「メール(2)を使用」という項目がありますので、チェックを入れてください。
「保存」をクリックしてください。
これでお問い合わせ送信者に自動返信メールが送られるようになりました。
スパム対策
スパムとは、受信者の意向を無視して無差別かつ大量に送られてくるメッセージのことです。
お問い合わせフォームも標的にされますので、対策が必要です。
スパム対策には、Googleが提供する「reCAPTCHA」の導入がおすすめです。
以下、reCAPTCHAの導入方法を解説します。
reCAPTCHAの導入にはGoogleアカウントが必要ですので、持っていない方は作り、ログインしておいてください。
以下の記事では、reCAPTCHAについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
reCAPTCHAのAPIキーを取得
まずは、reCAPTCHAのAPIキー（認証コード）を取得しましょう。
reCAPTCHAのサイトにアクセスしてください。
上部にある「v3 Admin Console」をクリックしてください。
以下の項目に入力・選択してください。
「ラベル」：好きな名称を入力（サイト名やドメインなど）
「reCAPTCHA タイプ」：スコアベース（v3）を選択
「ドメイン」：導入するサイトのドメインを入力
「Google Cloud Platform」：このままでOK
「私は、Google Cloud Platform の利用規約、および適用されるサービスと API の利用規約に同意します。」：チェックを入れる
「送信」をクリックしてください。
「サイトキー」「シークレットキー」が表示されるので、それぞれコピーしてメモ帳などにペーストし、保存しておきましょう。
「設定に移動」をクリックしてください。
「アラートをオーナーに送信する」にチェックを入れ、「保存」をクリックしてください。
Contact Form 7に、取得したAPIキーをセットアップ
WordPress管理画面左側の「お問い合わせ」→「インテグレーション」をクリックしてください。
「reCAPTCHA」の「インテグレーションのセットアップ」をクリックしてください。
先ほどコピーした「サイトキー」「シークレットキー」をそれぞれペーストし、「変更を保存」をクリックしてください。
以上でreCAPTCHAの設定は完了です。
お問い合わせフォームを固定ページに設置
それでは、作成したお問い合わせフォームをWordPressの固定ページに設置しましょう。
WordPress管理画面左側の「固定ページ」→「新規固定ページを追加」をクリックしてください。
「タイトル」は「お問い合わせ」などがよいでしょう。
「+」をクリックし、検索窓に「contact」と入力してください。
「Contact Form 7」をクリックしてください。
設置したいコンタクトフォームを選択してください。
本記事通りに進めていれば「コンタクトフォーム１」しかありませんので、これを選択してください。
パーマリンクを「contact」などに変更してください。
「公開」をクリックしてください。
お問い合わせページへのリンクを設置
お問い合わせページを作成しただけではユーザーはたどり着けませんので、リンクを設置しましょう。
WordPress管理画面左側の「外観」→「メニュー」をクリックしてください。
初めてメニューを作成する場合、または新たに別のメニューを作成する場合は、まず以下のように、メニューを作成してください。
既存のメニューを使う場合はこのステップは飛ばしてください。
「メニュー構造」の「メニュー名」に好きな名称を入力してください。
「メニューの位置」で、表示させたい位置にチェックを入れてください。
「メニューを作成」をクリックしてください。
「メニュー項目を追加」の「固定ページ」で、「お問い合わせ」にチェックを入れ、「メニューに追加」をクリックしてください。
「メニュー構造」の「メニューを保存」をクリックしてください。
以上で設置は完了です。
動作確認
最後に、お問い合わせフォームの動作確認をしましょう。フォームからテスト送信してみて、
・送信できるか
・管理者に通知メールが届くか
・送信者に自動返信メールが届くか
を確認してください。
まとめ
本記事では、WordPressのお問い合わせフォーム作成プラグイン「Contact Form 7」の設置・使い方について、初心者向けに詳しく解説しました。
工程は、
① Contact Form 7をインストール・有効化
② お問い合わせフォームを作成・設定
③ 自動返信メールの設定
④ スパム対策
⑤ お問い合わせフォームを固定ページに設置・リンクを設置
です。
このように、Contact Form 7を使えば簡単にお問い合わせフォームを設置できます。
