CPIレンタルサーバー徹底解説|“安心を買うサーバー”「高いけれど安心」と言われる理由

【当ブログは、WordPressテーマ「SWELL」、 レンタルサーバー「ロリポップ! ハイスピードプラン」で運営しています。】

「CPIレンタルサーバーって、結局どうなの?」
検索すると、こんな声がよく出てきます。

「月額が高いけど、その分“本当に安心”なの?」
「法人向けって聞くけど、うちみたいな規模でも必要?」
「SLA100%って書いてあるけど、実際どこまで信じていいの?」
「バックアップが強いらしいけど、復元って難しくない?」
「24時間365日サポートが有料って本当? 結局いくらになる?」
「DNSやSSLに制約があるって聞いて不安……。移転で詰まらない?」

レンタルサーバーは、見た目のスペックや月額料金だけでは判断しにくいものです。
特に企業サイトや、問い合わせ・予約・資料請求など“止まると困るページ”を運用している場合、サーバー選びはコスト以上に信頼・復旧性・運用負担が効いてきます。

そこでこの記事では、CPIが「高いけれど安心」と言われる理由を、宣伝ではなく判断材料として整理します。
SLA(稼働保証)の読み解き方、バックアップと復元の実務的な価値、セキュリティやサポートの現実、そして「向いている人/向かない人」まで、初心者にもわかるように噛み砕いて解説します。

読み終えるころには、CPIがあなたにとって
“払う価値のある安心”なのか、別の選択肢が合理的なのかが、機械的に判断できるようになります。

【記事を読む前にまず公式サイトで最新の料金とキャンペーンだけ確認しておくとスムーズです。】
目次

CPIレンタルサーバーの位置づけを先に整理

「CPI」は、いわゆる“個人ブログ向けの格安サーバー”というより、法人サイトや業務用途を前提に「止まりにくさ・復旧のしやすさ・運用の安全性」を重視したホスティングとして設計されているタイプです。

どんなサービス? 共用から専用までの提供範囲

CPIは大きく分けると、次のレンジをカバーしています。

  • 共用レンタルサーバー(シェアード)
    1台のサーバー基盤を複数ユーザーで共有しつつ、法人運用で欲しい機能(バックアップ、SLAなど)を厚めにした領域
    代表例:ビジネス スタンダード
  • 専用サーバー(運用形態が複数)
    「OSやミドルウェアまで含めて管理したい/任せたい」「権限や構成を柔軟にしたい」など、要件に応じて選ぶ領域
    ※専用側の具体仕様・料金はプラン別のスペック表で提示されています(例:Vシリーズのスペック表は“2025年12月1日現在”として掲載)。

初心者の方は、まずは共用(ビジネス スタンダード)=“Web+メールをまとめて安定運用する箱”として理解すると、迷いにくいです。

運営会社と信頼性(KDDIグループである点)

CPIは、資料・ガイド類でも KDDI Web Communications(KDDIウェブコミュニケーションズ)として明記されています。

また、共用レンタルサーバーの案内ページでは、法人利用率95%以上運用実績28年(※注記あり)といった“法人前提”の打ち出しがされています。

ここは大事なポイントで、運営母体・実績の見せ方が最初から法人寄りです。個人向け格安サーバーと同じ基準で比べると「高い」と感じやすい一方、要件が合えば納得しやすいタイプです。

法人利用が多いと言われる理由と想定ユーザー像

CPIが法人利用に寄りやすい理由は、「速い」よりも、事故を減らし、事故っても戻しやすいところに重心があるからです。

特に“法人っぽい”強みはこのあたりです。

  • マルチドメイン運用をまとめやすい(上限のある範囲で)
    1契約内で複数ドメインを管理しやすい設計が説明されています。
  • バックアップが標準で厚い
    「毎日自動バックアップ」「最大30世代」といった説明が公式ページにあります。
  • SLA(品質保証制度)を提示している
    共用レンタルサーバーの比較表の中で、ビジネス スタンダードはSLA対応として示されています。

想定ユーザー像を、ざっくり言うとこうです。

  • ✅ コーポレートサイト、採用サイト、サービスサイトなど「止まると困る」サイト
  • ✅ 社内外に説明が必要(稟議・監査・委託先との共有)で、運用根拠を用意したいケース
  • ✅ 複数サイト/複数担当で、復旧や切り戻しを簡単にしたい運用

反対に、趣味ブログ1本とにかく月額を抑えたい用途だと、CPIの良さがコストに見合いにくいことがあります。

「ビジネススタンダード」とは何か(代表プランの概要)

「ビジネス スタンダード」は、CPIの共用レンタルサーバーの中心的なプランで、Webとメールをまとめて運用する前提の構成です。

初心者目線で押さえるポイントは次の3つです。

  • 複数サイト管理を意識した機能設計(マルチドメイン運用のしやすさ)
  • バックアップ&復旧が“標準で用意されている”(毎日自動・最大30世代など)
  • 料金が“月払いではなく契約期間一括”が基本(12/6/3ヶ月契約で月額換算が変動)

料金の目安(公式の「月額換算」表記)は以下の通りです。

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契約期間月額換算(税込)初期費用(税込)
12ヶ月4,840円無料
6ヶ月5,170円22,000円
3ヶ月5,500円22,000円

※支払いは「契約期間分を一括」と明記されています。

旧プラン(SV-Basic等)からの主な変更点・差分の見方

旧プランからの移行でいちばん大事なのは、“同じ共用サーバーでも、単純な上位互換ではない”と理解することです。

公式サポートの案内でも、ビジネス スタンダードは旧共用プランと仕様が異なり、必要に応じて有料オプションの再申込みが発生する場合があると説明されています。

差分の確認は、次の順でやると安全です。

  1. いま契約中のプラン名・契約形態(主契約/マルチドメイン等)を確認
  2. 欲しい機能を“用途ベース”で書き出す(例:独自SSLを複数使いたい/メール運用が重い/復旧手段を簡単にしたい など)
  3. 公式の「スペック比較表」で突合
    ビジネス スタンダードとSV-Basicの比較表(PDF)が公開されています。
  4. 迷う点だけサポートに確認(オプションの再契約が必要か、運用制約があるか)

ポイントは、比較表を見るときに「スペック(容量やバージョン)」だけでなく、運用に直結する項目を優先することです。

  • バックアップ/復旧の扱い
  • マルチドメイン運用の前提
  • メール関連(運用上の制約やオプションの有無)
  • SSLやサポートの範囲(無料・有料の線引き)

この段階で「自分はどの層(共用で足りるのか/専用が必要なのか)」がかなりクリアになります。

CPIレンタルサーバー公式サイト

プラン構成と選び方の結論

CPIはざっくり言うと、「共用(手軽)→ 専用(安定・安心)→ root権限つき(自由度MAX)」の順で、できること・責任範囲・コストが上がるサービスです。

まずは結論だけ先にまとめます。

  • とりあえず迷ったら:共用の「ビジネス スタンダード」から(10日無料お試しあり)
  • “サーバー運用は任せたい”&“専有環境が欲しい”:運用おまかせのマネージド専用(CHM-21Z〜23Z)
  • “rootが必要(ミドルウェアを自由に入れたい)”:root権限つき専用(ハイブリッド:CHP/CHV)

共用タイプ(シェアード)の特徴と向く用途

CPIの共用は、代表的に 「ビジネス スタンダード」が中心です。サーバーは共同利用ですが、法人用途を意識して「Web・メール・DNS」をまとめて扱える設計になっています。

何が良い?

  • 月額換算4,840円〜で始められる(契約期間で変動)
  • 10日間の無料お試しがあるので、管理画面や運用感を先に確認できる
  • マルチドメイン運用に対応(複数サイト運用の土台にしやすい)

どんな用途に向く?

  • 会社のコーポレートサイト(更新頻度が高すぎない想定)
  • 代理店・制作会社の複数サイト管理の入口
  • 「まずはCPIの使い勝手を見たい」お試し運用

料金感の目安(ビジネス スタンダード)

  • 12ヶ月:月額換算 4,840円(税込)/初期費用無料
  • 6ヶ月:月額換算 5,170円(税込)/初期費用 22,000円(税込)
  • 3ヶ月:月額換算 5,500円(税込)/初期費用 22,000円(税込)

補足:共用は「手軽さ」が強み。逆に、アクセス急増や重い処理が常態化するなら、専用(マネージド or root)を早めに検討したほうが安心です。

運用おまかせ型の専用サーバー(マネージド)の特徴

マネージドはサーバーを1台専有しつつ、保守・運用(パッチ適用、監視など)をCPI側に寄せられるタイプです。
CPIでは代表的に CHM-21Z / CHM-22Z / CHM-23Z が並びます(※root権限なし)。

何が良い?

  • SLA 100%が明記されている(安定性を重視する法人に刺さりやすい)
  • 24時間365日のTEL&メールサポートが表に記載されている
  • 代表スペック例:CHM-21Zは8コア/SSD 480GB/メモリ16GBなど、専用としての土台が明確

注意点(ここが“共用”との違い)

  • 初期費用が大きい(CHM-21Zで101,200円〜)
  • root権限がないため、OSレベルで何でも自由に…という使い方はできない

料金感の目安(CHM-21Z〜23Z)

  • 初期費用:101,200円 / 132,000円 / 154,000円(税込)
  • 12ヶ月契約(料金の例):月額換算 38,610円〜(一括)/42,900円〜(毎月)
  • 1ヶ月契約(例):50,050円〜(一括)

ざっくり言うと、マネージドは「社内に詳しい人がいない」「でも専有環境で止めたくない」方向けの“運用込み専用”です。

root権限ありの専用サーバーの特徴(自由度と責任範囲)

root権限つき(CPIの表記だと「ハイブリッドプラン」)は、サーバーを専有し、OSやミドルウェアを含めて自由度が高い構成です。
その分、設計・セキュリティ・運用の責任範囲が広がるのがポイントです。

何ができる?

  • root権限「あり」が明記
  • OS選択の欄に CentOS 6/7 や KUSANAGI(CentOS7)などの記載がある(要件に合わせやすい)
  • SLA 100%の記載あり

代わりに何が増える?

  • 監視・障害対応の“切り分け”など、運用でやることが増える(「自由」の裏返し)
  • セキュリティ設計も含め、社内/外部の運用体制が前提になりやすい

料金感の目安(ハイブリッド:CHP/CHV)

  • 物理専用(CHP-21S/22S/23S):初期費用 165,000円(税込)、12ヶ月一括の月額換算 28,600円〜
  • 仮想専用(CHV-01/02/03):初期費用欄は「―」表記、12ヶ月一括の月額換算 12,870円〜

迷ったときの選定基準(サイト規模・要件・運用体制)

判断を早くするために、まずは次の3つだけ確認するとブレにくいです。

1) root権限が本当に必要か?

  • 必要:ハイブリッド(root権限つき専用)
  • 不要:共用 or マネージド(“任せたい”ならマネージド)

2) “止まったとき”に社内で一次対応できるか?

  • できない/したくない:マネージド(運用を寄せやすい)
  • できる:root専用も選択肢(自由度を活かせる)

3) サイトの性格(重さ・重要度・伸び方)

  • 軽めで堅実:共用(まずはここからが合理的)
  • 重要度が高い/負荷が読めない:マネージド
  • 要件が特殊(ミドルウェア固定、構成を自分で管理したい):root専用

コーポレートサイト/EC/会員サイト/複数サイト運用の考え方

用途別に「失敗しにくい選び方」を置いておきます。

  • コーポレートサイト
    • まずは共用のビジネス スタンダードで十分なケースが多い
    • ただし「問い合わせ=売上直結」「止まると困る」ならマネージドも検討
  • EC(ショップ)
    • 決済・個人情報が絡むので、安定性と運用体制が重要
    • 「運用を任せたい」ならマネージド、「構成を作り込みたい」ならroot専用
  • 会員サイト/メディア(アクセス増があり得る)
    • “想定外の負荷”が怖いので、伸び方が読めないなら早めに専用寄り
    • まず共用で始めるなら、移行のタイミングを先に決めておくと安心
  • 複数サイト運用(制作会社・代理店など)
    • 共用のマルチドメインは相性が良い
    • 案件が増えて「サイトごとに影響を分離したい」段階で、マネージド(専有)へ段階的に切り替えるのが現実的
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主要スペック・機能の全体像

CPI(とくに共用型の代表格「ビジネス スタンダード」)は、Webサイト運用+法人メール運用をまとめて整えるタイプのサーバーです。
ここでは、初心者が「どこを見れば失敗しにくいか」を軸に、スペックと機能を整理します(数値は公式の仕様ページ・マニュアルを優先しています)。

容量・メール・複数ドメインなど基本項目のチェック観点

最初に見るべきは「主契約ドメイン」と「マルチドメイン」の違いです。CPIは、マルチドメインを“追加アドオン”というより、ドメインごとに領域を用意する方式で運用できるのが特徴です。

まず押さえるべき“土台”スペック(ビジネス スタンダード)

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チェック項目主契約ドメインマルチドメインここが大事
Web領域(DB含む)300GB(SSD)100GB(SSD/ドメイン)画像多め・複数サイトはWeb容量が効く
マルチドメイン上限10「サイトやメールを何個持つか」で早めに効く
メール領域200GB100GB(/ドメイン)“法人メール中心”なら要チェック
MySQL作成数5(/ドメイン)同様WP複数・検証環境が多いと不足しやすい
ログ保存3か月3か月調査が必要な運用では別途保管も検討

メール運用での“現実的な見方”

  • メールボックスは最小1GB単位で割り当てる前提で説明されています(例:メール容量100GBなら、単純計算で1GB×100人のように設計しやすい)。
  • メール容量は追加オプションで増やせます(段階的に追加でき、上限の考え方も資料内に明記)。
  • 送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)など、法人メールで気になる項目も仕様に含まれます。

ありがちな落とし穴:
「Webは余裕なのにメールが足りない」「メーリングリストや転送設定が必要になってから慌てる」
──この手の“運用要件”は、サイト公開後に増えがちです。

管理画面の使い勝手(運用担当が触る前提での評価軸)

初心者ほど「管理画面=見た目」になりがちですが、CPIで重要なのは “権限の切り分けができるか” です。

CPIのマニュアルでは、用途に応じてログインIDが分かれていて、例えば以下のような運用ができます。

  • 管理者用ID:全部触れる(社内の責任者向け)
  • Web用ID:Web機能とSmartReleaseに限定(制作会社・外注に渡しやすい)
  • メール用ID:メール機能のみ(総務・情シス向け)
  • SmartRelease専用ID:リリース/バックアップ操作に限定(担当者を絞れる)

この設計は、法人運用ではかなり実務的です。
「外注に“全部入り”のIDを渡さない」だけでも、事故リスクが下がります。

WordPress・EC-CUBEなどCMSの導入しやすさ

CPIは、コントロールパネルからの簡単インストールが用意されています。

  • WordPress:コントロールパネルの導線に沿って導入(公式マニュアルあり)
  • EC-CUBE:同様に「簡単インストール」から進められる(公式マニュアルあり)

初心者向けのポイントはこの2つです。

  • 導入は“簡単”でも、運用は別物(WPなら更新・バックアップ・権限管理が肝)
  • EC-CUBEのようなECは、アプリ側の設計(決済・セキュリティ・運用手順)の比重が大きい
    → サーバーは「動く土台」、運営は「別プロジェクト」と捉えると失敗しにくいです。

便利機能(例:公開・復元を簡略化する仕組み等)の概要

CPIの“らしさ”が出るのが SmartRelease です。
ざっくり言うと、テスト環境+本番反映+バックアップ/復元を一体で回せる制作・運用支援の仕組みです。

できることのイメージ:

  • テスト環境で更新 → 本番へ反映(作業手順を定型化しやすい)
  • 毎日バックアップを取り、必要に応じてリストア(書き戻し)できる
  • 仕様としては、SmartRelease側の自動バックアップは Web領域+DB合計10GB・30世代の保存が案内されています

さらに、サービスガイドには「SmartReleaseが利用できない条件(ファイル数・容量・階層)」も明記されています。ここは運用前に必ず確認したいポイントです。

できること/できないこと(例:制約がある場合)

「できる・できない」は“印象”ではなく、仕様に沿って判断するのが安全です。

できること(代表例)

  • HTTP/2対応、WAF標準搭載など、Web側の基本セキュリティ・高速化の土台
  • メーリングリスト機能:ビジネス スタンダードで標準提供(作成数や1通サイズなどの仕様も公開)
  • WordPress / EC-CUBE の簡単インストール
    制約として把握しておきたい点(代表例)
  • マルチドメインは無限ではなく、上限がある(ビジネス スタンダードは10までの案内)
  • SmartReleaseは“何でもOK”ではなく、ファイル数・容量などの条件で使えない場合がある
  • 日本語ドメインはWeb運用自体は可能とされる一方で、資料では日本語ドメインでメールが使えない旨の注意書きがあります(設計上、ここは特に要確認)。
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安定運用の設計思想(CPIの“売り”になりやすい部分)

CPIの強みは「最速」を競うというより、止まりにくく、影響を広げにくく、戻しやすい方向に寄せた設計です。ここでは初心者でも判断できるように、安定性まわりを“読み解く型”で整理します。

SLA(稼働保証)の内容と、読み解くポイント

SLAは、簡単に言うと 「稼働率が約束を下回ったら、料金の一部を返金する制度」です。CPIはSLAの基準値を稼働率100%として公開しています。

ただし、ここが重要です。

  • SLAは自動で返金されるのではなく、利用者側の申請が必要です。
  • 「完全に利用不能」など、対象となる状態が決まっている(軽い遅延や一部機能不調は対象外になることがあります)。
  • プランによって“何がSLA対象か”が違うのが落とし穴です。特にビジネス スタンダード等は注意が必要です。

CPIのSLA(シェアード/マネージド)では、稼働率が100%未満になった場合、下記のように返金割合が段階的に示されています。

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月間稼働率返金割合(目安)
99.99%〜100%未満5%
99.90%〜99.99%未満10%
97.99%〜99.90%未満25%
90.00%〜97.99%未満50%
90.0%未満100%

読み解きのコツは「SLAがある=絶対に止まらない」ではなく、“止まったときのルールが明文化されている”と捉えることです。
そして、あなたが運用するサービス(Web/メール/マルチドメイン)がSLA対象に含まれるのかを必ず確認しましょう。CPIのSLAページには、ビジネス スタンダード等で「主契約のWebサーバーのみが対象」「メールやマルチドメインは対象外」といった注意も明記されています。

障害に強い構成(Web・メール・管理系を分ける設計の考え方)

「障害に強い」と言うと冗長化を想像しがちですが、CPIで分かりやすいのは “役割の違う処理を分けて、巻き添えを減らす”発想です。

ビジネス スタンダードでは、利用特性が異なる Web・メール・バックアップ・コントロールパネルを別サーバーに分けて提供すると説明されています。これにより、どこかが混んでも他に影響しにくい構造を狙っています。

さらにメールについては、KDDIのメールシステムを 東日本・西日本の2拠点で冗長化し、ネットワーク/メールサーバーも2拠点冗長、拠点ごとに有人配置といった説明があります。災害やメンテナンス時も止めにくい思想です。

初心者向けに言い換えると、こうです。

  • 分離構成:1つの障害が全部に波及しにくい(“共倒れ”を避ける)
  • メール冗長:メールはビジネス影響が大きいので、とくに厚めにしている

データセンター/バックボーン(高速・大容量ネットワーク)に関する見方

安定性は「サーバーの性能」だけでは決まりません。置いている場所(データセンター)と、つながり方(ネットワーク)が効きます。

ビジネス スタンダードの資料では、都内のデータセンターで運用し、電源二系統+UPS+自家発電、空調、消火、耐震、有人の入退室管理など、施設面の対策が説明されています。

ネットワーク面については、同資料に AS(Autonomous System)に関する記述があり、CPIがASを保有し、複数回線事業者とIX/ルーティングプロトコル(BGP)で接続することで、1回線が切れても復旧しやすい構成を示しています。

ここでのチェック観点はシンプルです。

  • データセンターの電源・空調・入退室が明文化されているか
  • ネットワークが単一経路に依存していないか
  • 障害時にどの範囲が影響する設計か(分離・冗長の考え方)

実運用で効く「安定性」の評価方法(監視・冗長化・運用体制の観点)

カタログの言葉だけでなく、運用で効く形に落とすなら、次の5点を見ると失敗しにくいです。

  1. SLAの「対象範囲」を確認する
    Webだけなのか、メールも対象なのか。マルチドメインはどう扱われるか。
  2. 障害時の情報公開・復旧導線があるか
    例として、ビジネス スタンダードの管理ツール機能一覧に「障害・メンテナンス情報」などの項目が記載されています(運用時に“どこを見ればいいか”が重要)。
  3. “戻せる仕組み”が用意されているか
    CPIはSmartReleaseを標準装備とし、さらに別サーバーへ定期保存する外部バックアップサービスも用意しています(要件が厳しい場合の二重化として考えられます)。
  4. メール運用の冗長と運用体制
    東西冗長+有人配置など、体制の説明があるかは“止められない用途”で効きます。
  5. 無料お試しで“自分の環境”で確かめる
    公開情報で十分でも、最終的には
  • 自社サイトのピーク時間帯
  • 使うCMS(WordPressやEC)
  • メールの送受信量
    で体感が変わります。短期トライアルがあるなら、監視(外形監視)を軽く回して数字で判断するのが堅いです。

「障害が起きた」という声の捉え方(頻度/影響範囲/復旧まで)

口コミで「障害があった」と見たときは、感情で判断せず、次の順で分解すると判断がブレません。

  • いつの話か(数年前の話がずっと残っていることもあります)
  • 何が止まったのか(Web?メール?管理画面?)
  • 完全停止か、一部不調か(SLAの対象は“完全に利用不能”など条件がある)
  • 影響範囲(主契約だけか/マルチドメインも巻き込んだか)
  • 復旧までの時間と、案内の分かりやすさ(運用上の痛みはここで決まる)

そして現実的なポイントとして、SLAがあっても 返金は申請制なので、「止まったら自動で補償される」と思い込まないことが大切です。

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セキュリティと保守の実力

CPIのセキュリティは、「高度な機能を“自分で全部作り込む”」というより、法人運用で困りやすいポイントを標準化し、必要に応じてオプションで厚くする設計です。
ここでは、初心者が判断しやすいように「何が標準で、何が追加費用になりやすいか」を軸に整理します。

WAFや改ざん検知など、標準セキュリティの確認項目

まず押さえたいのは、CPIの共用プラン(ビジネス スタンダード)では WAFが標準機能 だという点です。主契約サーバー/マルチドメインの両方で利用できます。

WAFで確認したいこと(初心者向けチェックリスト)

  • 初期状態が ON(有効)
    公開サイト・テストサイトとも、初期設定は有効と案内されています。
  • 例外設定(シグネチャ除外)などの“調整”ができるか
    WAFが原因で表示や動作に影響が出る場合があり、無効化→ログ確認→調整という運用を想定しています。
  • 通知の仕組みがあるか
    CPIのWAFには、攻撃検出時のアラートメール通知機能がないと明記されています。つまり「入れて終わり」ではなく、必要なら監視の設計も考えます。

“改ざん検知”は標準ではなく有料になりやすい

「ウェブ改ざん検知」は、ビジネス スタンダードでは 有料オプション(△) として扱われています。さらに、マルチドメインでは利用できない旨も案内されています。

ここは誤解が多いところです。
WAF=標準、改ざん検知=必要なら追加(しかもマルチドメインは不可)という整理が安全です。

SSLの取り扱い(無料枠・追加費用が発生しやすい条件の整理)

SSLは、CPIだと「何を無料で付けてくれるか」がプランで変わります。結論から言うと、

  • 共用(ビジネス スタンダード):CPI SSLサーバー証明書が無償提供(条件あり)
  • 専用(マネージド等):無料は“1ドメイン分”が基本、複数は追加費用が出やすい

という読み方になります。

共用(ビジネス スタンダード)の無料SSLの考え方

CPIは「ビジネス スタンダード」向けに、利用ドメイン全てを対象とした『CPI SSLサーバー証明書』の無償提供を案内しています(適用開始日や対象もお知らせで明記)。

この「CPI SSLサーバー証明書」は、CPI独自のドメイン認証SSLで、CPI側が取得・設置を代行し、本人確認はメール認証で行うため、登記簿などの書類提出が不要と説明されています。

追加費用が出やすいパターン(共用でも注意)

  • 「CPI SSL」以外(実在証明/EVなどの商用証明書)を使いたい
    その場合はオプション扱いになり、費用・審査が発生するのが一般的です(共用の機能一覧でも“△”として整理されています)。
  • DNSを細かく触って、認証方式や運用要件に合わせたい
    これは後述のDNS制約に直結します。

マネージド系で「独自SSLが2枚目以降有料」になりやすい論点

マネージド専用サーバー(CHM系)の仕様資料では、1契約につき1ドメイン分のSSLが無料で、2ドメイン以上は有料オプションになる旨が明記されています。

具体的には、資料上で以下のように整理されています(読み方の要点だけ噛み砕きます)。

  • CHM-21Z / CHM-22Z:1ドメイン無料でCPI SSL
  • CHM-23Z:1ドメイン無料(デジサート系の証明書 or CPI SSL のいずれか)、2ドメイン以上は有料

なので、マネージドで複数サイト(複数ドメイン)を本格運用するなら、見積もり時点で

  • 無料枠は何枚までか
  • 追加SSLの単価・更新費用
  • ワイルドカードが必要か

を先に確認すると、後から「思ったより高い」を防げます。

権限管理・運用ルール(法人運用で重要になりやすい点)

法人運用で事故が起きやすいのは、攻撃よりも “権限の渡し方”と“運用の属人化” です。CPIはここを分けやすい作りになっています。

CPIのID設計(最小権限にしやすい)

ビジネス スタンダードのマニュアルでは、コントロールパネルのIDが役割別に分かれています。

  • 管理者用:全機能を操作できる
  • Web用:Web機能+SmartRelease(メール操作は不可)
  • メール用:メール機能に特化(他は不可)
  • SmartRelease用:SmartRelease機能のみ

この構造は、たとえば制作会社にはWeb用だけ渡し、総務にはメール用だけ渡す、といった “渡し分け” がしやすいです。

パスワード変更の範囲も分かれている

ログインしているIDによって、変更できるパスワードが異なる(=勝手に他のIDまで触れない)ことも明記されています。

現場で効く運用ルール(例)

  • 管理者IDは最小人数(退職・委託終了時のリスクを減らす)
  • Webは「本番作業=SmartRelease」「日常作業=Web用ID」など、作業を定型化
  • メールはユーザー自身が転送設定・パスワード変更できる機能もあるので、情報システム側の作業を減らせる(ただしルール設計は必要)

DNS設定の制約がある場合の注意点(要件との衝突チェック)

ここはCPIで特に大事です。というのも、CPIには「標準DNS」と「DNSサーバーレンタル(有料)」があり、できることが違います。

標準DNSの注意点

CPIの案内では、共用レンタルサーバー付属の標準DNSは、特性上DNSレコードの編集ができないと説明されています。

任意のDNSレコードを設定したい場合、FAQでも DNSサーバーレンタルの申込みが必要と案内されています。

“衝突しやすい要件”の具体例

次のような要件がある場合、標準DNSだけでは詰まる可能性があります。

  • 外部サービスのドメイン認証(TXTレコードでの所有確認)
  • DMARCポリシーを「none」から変更したい
    CPI側の標準DMARCは「none」で、変更したい場合はDNSサーバーレンタルの利用を検討するよう案内されています。
  • DKIMの公開鍵をDNSに入れたい/他社メールサーバーのDKIMを使いたい
    DKIMはDNS側も対応が必要で、DNSサーバーレンタルを使っている場合の手順もFAQで案内されています。

回避策は3つ

  • そもそも 他社DNS(Cloudflare等)を使う(自分で編集できる)
  • CPIの DNSサーバーレンタル(有料・代行編集)を使う
  • 「メールだけ別サービス」「DNSだけ別」など、要件ごとに分離する

どれが正解かは体制次第ですが、初心者が失敗しにくいのは、最初にこう決めることです。

  • DNSレコードを自分で頻繁に触る運用 → 他社DNS
  • DNSは触りたくない/ミスが怖い → DNSサーバーレンタル(代行)
  • 触らない前提で固定運用 → 標準DNSでもOK
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バックアップ・復元の安心感

CPIのバックアップは、「バックアップを取る」だけでなく、“戻す前提”で運用しやすい仕組み(SmartRelease)が用意されているのが特徴です。うまく使うと、更新作業やトラブル対応の心理的負担がかなり減ります。

自動バックアップの世代数(例:30世代など)と実務上の価値

CPI(ビジネス スタンダード)のSmartReleaseは、毎日自動+任意手動でバックアップを取得し、総数30世代を保持できます。

さらにマニュアルでは、バックアップは以下のタイミングでも自動取得されると説明されています。

  • 毎日深夜帯(1日1回)
  • リリース(公開反映)の直前
  • ファイル転送の実行時
  • リストア(復元)を実行したタイミング(現状の退避を取ってから戻す)

30世代が実務で効く場面は、たとえばこんなときです。

  • プラグイン更新でサイトが崩れた → 更新前に戻せる
  • 誤ってファイルを上書き/削除した → 直前の状態へ戻せる
  • 改修を繰り返して「どこから壊れたか」分からない → 日付単位で切り戻せる
  • 外注作業の影響範囲を早く消したい → 復旧を“作業”から“操作”に寄せられる

また、31世代目以降は古いものから消えますが、残したいバックアップを保護(プロテクト)できるとも明記されています。

復元のしやすさ(ワンクリック系の復旧が役立つ場面)

SmartReleaseは、公式ページでも「ボタンひとつで簡単にリストア」できると案内されています。

実際のマニュアルでも、取得済みバックアップをSmartReleaseのコントロールパネルからリストア(書き戻し)でき、バックアップの管理(ダウンロード/保存継続/削除など)も行えると説明されています。

“ワンクリック復旧”が特に助かるのはこんなとき

  • 🔧 本番反映後に不具合が出た(リリース直前バックアップが残る)
  • 🧹 誤削除・誤上書き(ヒューマンエラー)
  • 🧩 テーマ変更やCSS編集の失敗(元に戻すのが早い)
  • 🧪 テスト環境と本番の差分で事故った(テスト→本番の転送を定型化しやすい)

ただし“戻し方”には注意点がある

SmartReleaseのリストアは、選んだバックアップで現行領域を置き換える動作で、選択したバックアップ取得以降に作成したファイルやフォルダは削除される、と明記されています。

✅ 復元前の安全策(初心者向けの型)

  • まず「いまの状態」を別名で退避(ローカルにダウンロード等)
  • どの日時のバックアップに戻すかを決める
  • 復元後に、必要な差分だけ戻す(画像や一部ファイルなど)

“バックアップがあるのに事故る”典型パターンと回避策

バックアップがあっても、次のパターンでハマりがちです。先に潰しておくと安心です。

1) そもそもバックアップが失敗していた(制限に抵触)

SmartReleaseにはバックアップ取得の制限があり、抵触すると失敗します。たとえば以下が明記されています。

  • ファイル総数:70,001以上
  • 総容量:10GB以上
  • ディレクトリ階層:41階層以上

回避策

  • 画像や不要ファイルを整理(特にアップロードフォルダ)
  • 大きい一時ファイルや不要なキャッシュを削除
  • バックアップ一覧で「成功している日」が継続しているか確認

2) バックアップ対象の範囲を勘違いしていた(Webだけ、など)

ビジネス スタンダードのSmartReleaseバックアップは、対象領域として

  • Web領域:特定フォルダ(/log/_smartrelease_except)を除くルート配下
  • DB:MySQLは対象、PostgreSQLは対象外

といった形で、対象が明確に定義されています。

さらに、外部バックアップサービス(別サーバーに自動保存するオプション)は、ビジネス スタンダードではメール領域が対象外と明記されています。

回避策

  • 「Web/DB/メール」のうち、どれが守れているかを表で管理する
  • メールが重要なら、メール側のバックアップ運用(クライアント側保管など)も別途検討

3) “外部バックアップがあるから安心”と思い込んでいた

CPIの外部バックアップサービスは、別サーバーへ3日に1回自動保存し、3世代(最大9日前)を保持すると案内されています。

ただしサポート情報では、このサービスは保存の仕組みであり、リストア(復旧)を行うものではない、復旧は利用者側対応で、方法はサポート対象外と明記されています。

回避策

  • 外部バックアップ=「保険(データ保管)」、SmartRelease=「即応(復旧)」と役割分担して考える
  • “復旧手順”を社内手順書に1枚で残す(誰でも戻せる状態に)

復元テスト/世代の保持/対象範囲(DB・メール含むか等)の確認

初心者がいちばん安心できるのは、小さく一度だけ“復元テスト”をしておくことです(本番でいきなりやらない)。

チェック項目はこの3つだけでOKです。

  1. 世代数:30世代が回っているか/必要なものはプロテクトしたか
  2. 対象範囲:Web・MySQLは守れているか/除外や対象外(PostgreSQL、メールなど)は何か
  3. 復元の影響:復元すると新しいファイルが消える仕様を理解しているか

ここまで押さえれば、CPIのバックアップは「ある」から「使える」に変わります。

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サポート体制の現実(良い点・悪い点を分けて見る)

CPIのサポートは、ざっくり言うと 「平日日中の標準サポート」+「必要なら24時間365日を追加」 という考え方です。
ここを最初に整理しておくと、口コミで揺れにくくなります。

無料で受けられる範囲/有料オプションの範囲

まず“無料でどこまで見てもらえるか”は、問い合わせ窓口と受付時間で現実が決まります。

標準の問い合わせ窓口と受付時間(基本)

CPIサポートサイトの問い合わせ案内では、営業時間は 平日10:00〜18:00(土日祝・年末年始除く) と明記されています。

また、「マイページからの問い合わせでない場合は正確に回答できない/回答に時間がかかる可能性がある」と注意書きがあります。
つまり、“まずはマイページ経由で状況を揃えて投げる”のが一番スムーズです。

標準サポートで見られない(または線引きが出やすい)領域

CPIのガイド資料では、たとえばCMS(WordPress等)について「すべての動作保証ではない」「サポート対象外」といった注記が見られます。
これはCPIに限らず“サーバー会社あるある”で、サーバーの不具合は見るが、CMSの中身は原則アプリ側という線引きになりがちです。

体感としては、
「つながらない/500エラー/メール送受信不可」=サーバー側の可能性が高い(相談しやすい)
「プラグイン更新で画面が崩れた」=アプリ側の可能性が高い(切り分けが必要)
という感じです。

24時間365日対応がオプション扱いの場合の費用感と判断軸

CPIには「24時間365日 TEL&メールサポート」が用意されていて、料金は 月額換算 990円(税込) と案内されています。

また、ビジネス スタンダードのサービス資料でも 24時間365日サポートは有料オプションとして示されています。

一方で、マネージド専用サーバー(CHM-Z)の資料では 24時間365日TEL&メールサポートが説明されており、注記として「契約・請求に関する問い合わせは翌営業日」「障害時は復旧作業優先で遅れる場合」など、運用上の現実も書かれています。

追加するべきかの判断(迷ったらこれ)

次の表のどちらに近いかで決めると早いです。

スクロールできます
状況24時間365日を付ける判断
問い合わせが平日昼に集中、夜間停止でも影響が小さい(会社案内サイト等)いったん不要でもOK
夜間・休日でも止められない(EC、予約、決済、会員サイト、キャンペーン)付ける価値が出やすい
社内に技術者がいない/外注が多く「切り分けが難しい」保険として有効(ただし“対応範囲”は事前確認)
そもそも平日10–18に問い合わせられない運用体制ほぼ必須

コツ:990円(税込)は小さく見えますが、実際は「月額」なので、年で見ると判断しやすいです。
「止まったときの損失(売上・機会損失・信用)」が年額を超えるなら、付ける理由になります。

「丁寧だった」という声と「質が低い」という声の両方をどう検証するか

サポートの口コミが割れるのは珍しくありません。
違いが出る主因は、だいたい次の3つです。

  1. 問い合わせ内容の難易度(単純な設定 vs 調査が必要な障害)
  2. 問い合わせの投げ方(情報が揃っているか、再現条件が明確か)
  3. 時間帯・混雑(障害時は復旧優先で遅れることがある)

初心者でも“検証”できる方法を、現実的な順で並べます。

  • 公式のヘルプで該当手順が見つかるか(自己解決できるほど運用は楽になります)
  • マイページから問い合わせてみる(回答速度と切り分けの丁寧さを見る)
  • 問い合わせ文は「状況・直前にやったこと・エラー・対象ドメイン」を短くセットで送る
    • 例:
      • いつから:12/21 10:15〜
      • 何が:example.com が 500
      • 直前作業:プラグイン更新
      • 影響範囲:管理画面も不可/メールは送受信可
  • “どこまでがサポート範囲か”の回答が明確かを見る
  • サーバー側の問題なら、根拠(ログや状況)を添えて説明してくれるか
  • アプリ側なら、切り分けの観点を示してくれるか(「ここはサポート対象外」だけだと辛い)

口コミの良し悪しは主観になりやすいので、あなたの運用に必要な「切り分け力(原因の絞り込み)」があるかを見たほうが後悔しにくいです。

企業利用で重要な問い合わせ導線(電話/メール/チケット等)の考え方

法人運用では「問い合わせできる」だけでなく、社内で事故らない導線が重要です。

基本は「窓口を一本化」して情報を残す

  • メール/フォーム(チケット的に残る):履歴が残り、引き継ぎが楽
  • 電話:緊急時に強いが、口頭だけだと引き継ぎ事故が増えやすい

CPIの場合、標準の営業時間が平日10–18なので、夜間休日に電話で即応したいなら 24時間365日オプションが判断ポイントになります。

使い分けのおすすめ(初心者でも運用しやすい)

  • 緊急(サイトが落ちた/メールが止まった):電話(24/365が必要な運用なら)
  • 設定相談/調査依頼(急がない):マイページから問い合わせ(情報が揃いやすい)
  • 外注が多い場合:問い合わせ担当者を決め、スクショ・エラー文・時刻をテンプレ化して渡す
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料金体系と“総額”のつかみ方

CPIは「とにかく安く」というより、ビジネス用途での安定稼働・復旧のしやすさ・運用負担の軽減を重視した価格設計です。
なので比較するときは、月額だけでなく「初期費用」「オプション」「移行・運用コスト」まで含めた“総額”で見るのがコツです。

月額料金の目安(同クラス帯と比べて高めになりやすい理由)

まず、共用プランの代表格「ビジネス スタンダード」の基本料金は以下の通りです。

スクロールできます
契約期間月額換算初期費用初回の支払い総額
12ヶ月4,840円0円58,080円
6ヶ月5,170円22,000円53,020円(初回のみ)
3ヶ月5,500円22,000円38,500円(初回のみ)

高めに見えやすい理由は、CPIが「法人の継続運用」を意識して、バックアップやサポート、セキュリティなどの“運用系”を厚めに揃え、必要に応じてオプションで積む形だからです(このあと具体例を出します)。

初期費用の有無・条件(契約期間で変わる場合の注意)

初心者が一番ハマりやすいのがここです。

  • 12ヶ月契約:初期費用無料
  • 3ヶ月/6ヶ月契約:初期費用22,000円(税込)

つまり、短期契約は月額換算も上がり、さらに初期費用が乗りやすいので、「とりあえず3ヶ月」で始めると割高になりがちです。

オプションで増えやすい費用(SSL追加/サポート強化/移行支援など)

CPIは「基本料金に全部込み」ではなく、必要な機能を追加するほど総額が上がるタイプです。代表的な“増えポイント”を、公式の料金表ベースで整理します。

1) サポート強化(24時間365日)

  • 24時間365日 TEL&メールサポート:月額換算 990円(税込)(初期費用なし)

判断軸:夜間・休日に止められない(EC/予約/会員機能/広告出稿中など)なら、保険として付ける価値が出やすいです。

2) SSL(“無料枠”と“有料になりやすいケース”)

  • ビジネス スタンダード:CPI SSLサーバー証明書は無料(オプション欄に明記)
  • ただし、より厳格な証明書(例:EV等)は年額で有料(例:セコム/GeoTrust/DigiCertなどが料金表に掲載)

そして、専用サーバー(マネージド系)では「無料は1枚まで」になりやすいのが要注意です。
マネージドプラン(CHM-21Z〜23Z)の仕様資料には、1契約につき1ドメイン無料、2ドメイン以上は有料オプションと明記があります。

3) DNS(TXTレコード等の編集が必要な場合)

CPIの有料サービス「DNSサーバーレンタル」は、

  • 初年度:19,800円(税込)(設定費5,500円+年間14,300円)
  • 2年目以降:14,300円(税込)/年
  • 追加・変更作業:5,500円(税込)

Google WorkspaceやOffice 365、SPF/DKIM/DMARC、外部サービスのドメイン認証などでTXTを触るなら、ここが総額に効きます。

4) セキュリティ・バックアップ強化

ビジネス スタンダードのオプション例(抜粋)

  • Web改ざん検知:初期3,300円+月額3,300円〜(ページ数で変動)
  • 外部バックアップサービス:初期5,500円+月額2,860円〜(容量で変動)
  • メール容量追加:月額2,200円〜(容量で変動)
  • CDN:初期22,000円〜+月額44,000円〜(紹介サービスとして記載)

5) 移行支援(ここは特に高額になりやすい)

価格表に「サーバー移転代行:無料」と並んで、データ移行支援(有償)の参考価格が掲載されています。

  • 静的サイト移行:220,000円(税込)〜 / 1サイト
  • CMSサイト移行(WordPress等):330,000円(税込)〜 / 1サイト
  • DB移行:165,000円(税込)〜 / 1DB

「移行を丸投げしたい」場合は、この費用を最初から総額に入れておくとブレません。

無料トライアル(例:10日間など)がある場合の使い倒し方

ビジネス スタンダードは、サーバー設定完了後に 10日間の無料お試し期間が自動付与されます。

ただし、無料期間には制約があります。ここを知らないと「試したいことができない…」となりがちです。

  • 無料期間中は マルチドメイン/SSL証明書を含む各種オプションは利用不可
  • 無料期間中は ドメイン取得はしない(入金確認後に取得)
  • 「サーバー移転代行サービス」を使うと 無料期間の対象外になる場合あり

10日間でやるべき“実務テスト”チェックリスト

無料期間で検証価値が高いのは、見た目より「運用の感触」です。

  • 管理画面に迷わず入れるか(担当者が触れるか)
  • WordPressを入れて、テーマを当てて、最低限の表示速度と安定性を体感
  • 画像を多めに置いて、更新フロー(公開・戻し方)のイメージを掴む
  • もし可能なら外形監視(死活監視)を軽く回して、体感と数字を合わせる

逆に、マルチドメイン運用やSSLの細かい挙動は無料期間だと確認しにくいので、必要なら「入金後の確認項目」として別にチェックリスト化しておくと安全です。

コスト評価のコツ:月額だけでなく「運用工数削減」も含めて見る

料金の比較でありがちな失敗は、「月額の安さ」だけを見て、あとから

  • 障害時の切り分けに時間が溶ける
  • 復旧が難しくて外注費が増える
  • DNSやSSLの要件でオプションが必要になり、結果的に高くなる

というパターンです。

なので、総額はこんな式で考えるとブレにくいです。

年間総額(目安)= 基本料金 +(必要なオプション)+(移行費)+(運用にかかる人件費・外注費の増減)

CPIは特に、24/365やDNS、移行支援など「必要になる人は一気に必要になる」項目があるので、先に要件を当てはめて見積もるのが正攻法です。

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利用者の声(口コミ・評判)の整理と読み解き

CPIは「個人ブログの格安サーバー」とは性格が違い、法人・業務用途で“止めにくい運用”を前提にした設計が評価されやすいサービスです。
そのぶん、口コミも 「安定して安心」「高い/制約がある」 に二極化しがち。ここでは、よく出る論点を“検証できる形”に落とし込みます。

高評価になりやすい論点(安定性/ブランド/セキュリティ/復元など)

口コミで褒められやすいのは、だいたい次の4つです。

  • 稼働の安心感(SLAがある)
  • 運営母体の信頼(KDDIグループ)
  • セキュリティ・運用向け機能が整っている
  • SmartReleaseでバックアップ/復元が楽

実際、レビューでも「KDDI提供で安心」「SmartReleaseのバックアップとテスト環境が良い」といった声が見られます。

ありがちな“評価TOP3”を裏取りするチェック項目

口コミでよく見る「TOP3」を、公式情報で確認できる形にすると次の通りです。

  1. 安定性(SLA 100%)
    • CPIはSLA(品質保証制度)で 稼働率100% を掲げ、稼働率が下回った場合に返金率が定義されています(申請が必要)。
    • ただし重要:ビジネス スタンダード等は SLA対象が“主契約のWebサーバーのみ” で、メールやマルチドメイン側は対象外、と明記があります。
      → 口コミの「SLAがあるから全部安心」を、そのまま信じない。
  2. 復元のしやすさ(SmartRelease)
    • SmartReleaseは 毎日自動+任意手動のバックアップで 30世代保持、ボタン操作でリストアできると案内されています。
      → 「復元が楽だった」という声は、仕組みとして裏取りしやすいタイプの評価です。
  3. ブランド・法人向けの設計(KDDIグループ/ビジネス用途)
    • CPIは公式ページで「KDDIグループの法人向け」を掲げています。
      → 逆に言うと、個人の“安さ最優先”ニーズだとミスマッチが起きやすい。

不満が出やすい論点(料金/サポート課金/設定制約/情報の少なさ等)

不満側の口コミは、原因がはっきりしているものが多いです。代表はこのあたり。

  • 料金が高く感じる(一括払い・初期費用の条件も含めて)
  • 24時間365日サポートが有料オプション
  • DNSやSSLなど“運用上の制約”がある
  • 情報が少ない/ノウハウが一般化していない(法人寄りのため)

“注意点TOP2”になりやすい要素の事前チェック

よくある「注意点TOP2」を、事前に潰せるチェックに変換します。

  1. 料金(初期費用と契約期間)
    • ビジネス スタンダードの基本料金は 12ヶ月:月額換算4,840円/初期費用無料、一方で 3ヶ月・6ヶ月は初期費用22,000円 がかかります。
      ✅チェック
      • 「短期で試したい」が理由なら、初期費用条件を踏まえて比較する
      • “月額”ではなく、初回の支払総額で並べて判断する
  2. 設定・運用の制約(DNS/無料期間/主契約とマルチドメイン差)
    • CPIの標準DNSはレコード編集ができないと公式に明記され、必要なら有料のDNSサーバーレンタルを使う設計です。
    • 10日間無料お試し中は、マルチドメインやSSLを含む各種オプションが使えない、ドメイン取得もしない等の制限があります。
    • 主契約ドメインとマルチドメインで「使える機能が異なる」とも明記があります。
      ✅チェック
      • Google Workspace等でTXTレコードが必要 → 標準DNSの仕様と衝突しないか
      • 無料期間で確認したい項目が“制限対象”ではないか
      • 複数サイト運用が前提 → 主契約/マルチの仕様差を先に確認

(参考:専用サーバー系では、無料SSLが「1ドメインまで」で2ドメイン以上が有料になりやすい点も資料で明記されています。)

口コミを鵜呑みにしないための確認手順(自社要件への落とし込み)

口コミは「その人の運用条件」込みの感想です。ズレないために、次の順で“要件に翻訳”してから読みましょう。

  1. 自社の必須条件を3行で書く
    例)
    • 夜間も止められない(EC/予約)
    • DNSでTXT編集が必要(外部サービス連携)
    • 複数サイトをまとめたい(10サイト程度)
  2. 不満が出やすい地雷を先に照合する
    • 初期費用の条件(3/6ヶ月は22,000円)
    • 24/365が必要か(有料:月額換算990円)
    • 標準DNSで足りるか(レコード編集不可)
  3. 「評価が割れるところ」だけ、公式仕様で結論を出す
    • SLAの対象範囲(主契約Webのみ等)
    • SmartReleaseの世代数・復元方法(30世代/リストア)
  4. 無料お試し10日で“運用目線”のテストをする
    ただし無料期間はオプション制限があるので、無料中にできること/できないことを踏まえてテスト計画を立てます。
    • 管理画面の分かりやすさ
    • WordPress導入と更新フロー
    • 「戻せる安心感」(SmartReleaseの操作感)
  5. 最後に“総額”で比較する
    月額だけでなく、初期費用/DNS/24-365/SSL追加など「自分の要件で増える費用」まで入れて比較すると、口コミのブレが一気に減ります。
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他社サービスとの比較(同じ土俵で見る)

比較の前提:法人向け・安定重視の“同カテゴリ”で揃える

CPIは「個人ブログ向けの格安サーバー」というより、法人サイトや業務メールの安定運用を主眼に設計されたタイプです。比較でズレやすいのは、次の2点です。

  • 比較する“層”を揃える
    • 共用(シェアード)同士で比べるのか
    • 専用(マネージド/rootあり)も含めて比べるのか
  • “月額”だけで見ない
    安定性・復元・サポートを使うほど、運用工数(=人件費)が効いてきます。
    「安いが手間が増える」 vs 「高いが事故りにくい・戻しやすい」の比較が本質です。

料金・機能・運用を同じ目線で比べるためのチェック表

※金額は代表的な“入口”の目安です(契約期間・キャンペーン・オプションで変動)。公式の記載を優先しています。

スクロールできます
サービス近いカテゴリ目安価格(入口)SLA(稼働保証)バックアップSSLサポートの考え方
CPI(ビジネス スタンダード)法人向け共用(+拡張)月額換算 4,840円〜(12ヶ月一括の月額換算)100%を打ち出し30世代が強み(設計思想として“戻せる”)独自SSLは構成次第で追加費用論点あり(後述)24/365はオプション化されやすい(費用判断が必要)
XServerビジネス法人向け共用月額 3,762円〜(無料お試しあり)99.99%以上のSLAを掲示Web/メール/MySQLを過去14日分自動取得無料SSL(一般的にはLet’s Encrypt系)“運用しやすい法人共用”としてバランス型
さくら(ビジネス系)事業向け共用月額換算 1,980円〜(※SLAを前面に出すタイプではない)バックアップ&ステージング機能あり無料SSLコスト重視+必要十分を揃えたい方向き
KAGOYA共用〜専用まで幅広い共用S22は月額 2,200円(例)(商品帯で扱いが分かれる)バックアップは方式・範囲の確認が必要(製品ごと)無料SSLは商品帯で確認“選択肢が多い”分、要件整理が重要
iCLUSTA+ by GMO法人向け共用ミニ:3,157円/月 or 33,440円/年(記載例)100% SLA遠隔バックアップは最大7世代(間隔も選択)年6,600円相当の独自SSL無料を訴求24/365サポートを機能として提示
WADAXWP寄りの提供も強いWP系は12ヶ月契約 2,200円/月(初期費用あり)(プランで異なる)(プランで異なる)(プランで異なる)365日無料サポートを強く訴求

XServerビジネスと比べたときの違い

CPIの見え方は、XServerビジネスと並べるとわかりやすいです。

  • CPIが刺さりやすいのは
    「SLA 100%」や“法人メール込みの安定運用”を前提に、社内説明がしやすい構成を求めるケース。
  • XServerビジネスが刺さりやすいのは
    月額の入口が低めで、かつ自動バックアップ(14日)など“運用の安心”も確保したいケース。

見極めのコツは、こうです👇

  • 「100% SLAが要件か?」(監査・社内規程・契約上の要求)
  • バックアップの設計差(CPIは30世代の思想、XServerは14日運用の現実解)
XServerビジネス公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認。

さくらのレンタルサーバ(ビジネス系)と比べたときの違い

さくらは、同じ“ビジネス向け”でも費用対効果が見えやすいのが特徴です。

  • さくら(ビジネス系)は、月額換算 1,980円〜と入口が軽い
  • バックアップ&ステージング、無料SSLなど、実務で嬉しい要素も揃う

一方でCPIは、「安定性を説明しやすい仕組み(SLA・設計思想)」に寄せた値付けになりやすい。
つまり、比較軸は「安いか」ではなく、

  • 運用事故の起こりにくさ
  • 起きたときに戻せる強さ
  • 問い合わせ導線の作りやすさ(体制・オプション含む)

ここに価値を置くかどうかです。

さくらのレンタルサーバ ビジネス公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認。

カゴヤ・ジャパンと比べたときの違い

KAGOYAはラインナップが広く、たとえば共用S22(例:月額2,200円)もあれば 、旧プランから“専用寄り”へ移行を促す設計も見えます(例:ライト 1,650円/月の案内)。

ここでの比較ポイントはシンプルで、

  • CPI:「法人運用の型」に寄せたパッケージ
  • KAGOYA:選択肢が多い分、要件次第で最適解が変わる(メール要件/権限/運用体制で分岐)

という違いです。

比較時は、次を先に決めると迷いません。

  • 会社メールをどうするか(同一基盤で持つか、分離するか)
  • どこまで自分たちが面倒を見るか(運用おまかせ度)
  • バックアップを「標準で任せる」のか「設計して運用する」のか
KAGOYAのレンタルサーバー公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認。

iCLUSTA+ by GMOと比べたときの違い

iCLUSTA+は、CPIと同じくSLA 100%を前面に出しています。
その上で、

  • 価格帯はミニで 3,157円/月(記載例)
  • 年6,600円相当の独自SSL無料を訴求
  • 遠隔バックアップは最大7世代(間隔も選べる)

つまり「100% SLAが欲しいが、CPIの価格感が重い」と感じる場合、比較の本命になりやすいです。

ただし注意点は、ここです。

  • CPI:30世代バックアップという“戻せる設計思想”を強く打ち出す
  • iCLUSTA+:遠隔バックアップは最大7世代(オプション設計)

この差は、更新頻度が高いサイト(EC・会員・頻繁な投稿)ほど効いてきます。

iCLUSTA+ 公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認。

WADAXと比べたときの違い

WADAXは「WordPress特化」寄りの提供が強く、プランによっては

  • 12ヶ月契約 2,200円/月(初期費用3,300円の記載例)
  • 365日無料サポートを訴求

のように、“サポート込みで安心”を作りやすい設計があります。

一方、CPIは「WordPressだけ」ではなく、サイト運用+業務メール+法人要件を広くカバーする方向に寄りやすい。
そのため、WADAX比較ではこう整理するとブレません。

  • WordPress中心で、運用相談も込みで丸めたい → WADAX側が合うことがある
  • Webとメールを含む“社内インフラ”として安定性を買う → CPI側が合いやすい
WADAX 公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認。

料金・機能・サポート・SLA・バックアップの比較表を作る観点

表を作るなら、列はこの順が実務で刺さります(左ほど重要)。

  1. 用途(コーポレート/EC/会員/複数サイト/業務メール)
  2. SLAの有無と数値(返金条件まで)
  3. バックアップ(世代数・頻度・復元手順・対象範囲)
  4. SSL(無料範囲/追加費用が出る条件)
  5. サポート(受付時間・チャネル・有料化ポイント)
  6. 料金(月額+初期費用+オプション総額)
  7. 制約(DNS・機能非対応・運用ルール)

CPIが優位になりやすい条件/不利になりやすい条件

CPIが優位になりやすい条件

  • SLA 100%が要件(社内規程・契約上の説明責任がある)
  • バックアップを“保険”ではなく、復元前提の運用にしたい(30世代の思想)
  • Webだけでなく、業務メールも含めて安定させたい

CPIが不利になりやすい条件

  • 「まずは低コストで」が最優先(入口の月額が重い)
  • 24/365サポートが必須なのに、オプション費用が許容できない(必要条件のズレ)
  • SSL・移行支援など、オプションが積み上がりやすい要件(総額が膨らむ)
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CPIが向く人・向かない人(結論を明確に)

CPIはひと言でいうと、「法人運用で“止めにくく、戻しやすい”ことにお金を払うサーバー」です。
なので、向く人はハッキリ向きますし、合わない人にはコスパが悪く見えやすいです。

向いているケース

信頼性・安定稼働を最優先にしたい(企業サイト・重要ページ)

次のようなサイトは、CPIの思想と相性が良いです。

  • 企業のコーポレートサイト(会社情報、採用、IR、問い合わせ)
  • 広告出稿中のLP/キャンペーンページ
  • 予約・資料請求など、“止まると機会損失”が出るページ

CPIはSLA(品質保証)を掲げ、稼働率が基準を下回った場合の返金率を明示しています。
「止まらない」と断言するものではありませんが、“ルールが明文化されている”点は社内説明で強い材料になります。

ただし、SLAの対象範囲はプランごとに条件があり、主契約Webのみが対象などの注記もあるため、重要用途では「何が対象か」まで確認が必要です。

セキュリティと復旧手段を厚くしたい

CPIの魅力は「何か起きても戻せる」ことがセットになっている点です。

  • SmartReleaseで30世代のバックアップ保持
  • ボタン操作でのリストア(切り戻し)を前提にした運用設計

さらに、WAFはビジネス スタンダードで標準機能として案内されています。

「更新が多い」「外注作業が入る」「ミスをゼロにできない」運用ほど、こうした“戻せる仕組み”が効きます。

多機能で運用範囲が広いサーバーが必要

CPIは、Webだけでなく業務メールや複数ドメイン運用を含む“社内インフラ寄り”の設計になりやすいです。

  • 会社のWebとメールを同じ基盤でまとめたい
  • 複数サイトを運用し、公開フロー(テスト→本番)を定型化したい
  • 管理画面のIDを役割分担して運用したい(管理者/Web/メールなど)

こういう「運用の幅」があると、単純な月額比較では見えない価値が出ます。

合わないケース

月額や初期費用をなるべく抑えたい

CPIの代表プラン(ビジネス スタンダード)は、12ヶ月契約でも月額換算が4,840円で、
3ヶ月・6ヶ月は初期費用22,000円が発生します。

「まずは安く始めたい」「固定費をできるだけ削りたい」なら、最初からCPIは候補外になりやすいです。

小規模サイト中心で“オーバースペック”になりやすい

  • 個人ブログ
  • 会社案内だけの小さな静的サイト
  • 更新が少なく、止まっても業務影響が小さいページ

この場合は、CPIの“運用の安心”が過剰になりやすく、費用対効果が出にくいです。

ポイントは「リカバリの必要性」です。
更新頻度が低く、復旧がそもそも発生しにくいなら、30世代バックアップの価値は薄まります。

24時間365日サポートを追加費用なしで求めたい

CPIは24/365のTEL&メールサポートが月額換算990円のオプションとして案内されています。

夜間・休日も止められない運用で、しかも「追加課金なしで24/365が欲しい」場合は、ミスマッチになりやすいです。

代替案の示し方(例:低コスト重視/小規模向け/サポート重視で候補を分ける)

読者に優しい代替案の出し方は、“価値観ごとに候補を分ける”ことです。

  • 低コスト重視(固定費を抑える)
    → さくらのレンタルサーバ(ビジネス系)は月額換算1,980円〜で、バックアップ&ステージングなども提供しています。
  • 小規模向け(必要十分+迷わない運用)
    → “法人向け共用”で手堅くいくなら、XServerビジネスは月額3,762円〜で自動バックアップ14日なども用意されています。
  • サポート重視(365日サポートを強く求める)
    → WADAXは「365日無料サポート」を訴求しています(プラン要件は要確認)。
    → ただし“24時間”まで必要かは別問題なので、運用時間帯で切り分けると失敗しにくいです。

迷ったときの最終判断(1分で結論)

次の2つに どちらもYES なら、CPIはかなり有力です。

  • 止まると困る(売上・信用・機会損失が出る)
  • 更新や運用でミスが起きうるので、切り戻しを重視したい

どちらかがNOなら、まずは「月額が軽い法人向け共用」から始めて、必要になってから上位へ移るほうが合理的なことが多いです。

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申し込み〜運用開始までの手順(初心者でも迷わない導線)

CPI(特に「ビジネス スタンダード」)は、申し込み後に10日間の無料お試しが自動で付与され、設定完了メールに書かれたID/パスワードで管理画面へ入って初期設定を進める流れです。
ここでは「迷いどころ」を先回りして、最短ルートで整理します。

申込み前の準備(ドメイン・DNS・メール要件の整理)

最初にやるべきは「契約」ではなく要件の棚卸しです。ここが曖昧だと、あとでDNSやメールで詰まりがちです。

1) 事前チェックリスト(これだけは決めておく)

スクロールできます
項目決めることつまずきやすい点
ドメイン既存ドメインを使う / CPIで取得代行してもらう無料お試し期間中はドメイン取得が実行されない(入金確認後)
DNSどこでDNSを管理するか(レコード編集が必要か)CPIの共用レンタルサーバー付属の標準DNSはレコード編集ができない
メールCPIのメールを使う / 既存(Google Workspace・Microsoft 365等)を使うSPF/DKIM/DMARC等の設定が必要なら、DNS編集の可否が重要
移転既存サイトを移す / 新規で作るDNS切替タイミングで停止時間が出ることがある(後述)

2) DNSで迷ったら:まずここだけ理解

  • CPIの「標準DNS」はサービス仕様としてDNSレコードを自分で編集できません
  • レコード編集が必要な場合は、CPIのDNSサーバーレンタル(有料)を契約し、変更作業はCPI側が代行する仕組みです

つまり、初心者ほど「DNSは触らないで運用したい」なら相性は良い一方で、
外部メールやCDNなどで細かくDNSを触る予定がある人は、先に要件確認が必須です。

公式サイトからの申込みフロー(入力→支払い→開通)

CPIの導入は、公式が「導入の流れ」を明示しています。大枠は次の順番です。

1) 申込み(フォーム送信)

  • 申し込み直後、数分で「注文内容の確認メール」
  • 営業時間内の申し込みなら、1〜2時間で請求書メールが来る案内

2) CPI側でサーバー設定 → 設定完了メール

  • 営業日15:00までなら最短当日設定の案内
  • 設定完了メールのID/パスワードでコントロールパネルへログイン

3) 10日間の無料お試しが開始

無料お試しには「できる/できない」があります。

  • サーバー設定完了で10日間の無料お試しが自動付与
  • 無料期間中は、マルチドメインやSSL証明書を含む各種オプションが使えない注意書きあり
  • ドメイン取得代行も、無料期間中は実行されず入金確認後に取得

4) 支払い(継続する場合)

  • 支払い方法:銀行振込/クレカ/Pay-easy
  • 継続するなら、無料期間中に支払いを行う案内
  • 銀行振込の場合は「振込明細フォーム」の送信が求められ、未対応だと作業遅れの可能性がある旨が明記されています

まずやる初期設定(SSL/DNS/メール/セキュリティ)

ここは「完璧」を狙うより、事故が起きやすい順に潰すのがコツです。

1) 先に“アカウントと権限”を整える

  • 管理者しか触らない設定(契約・請求・権限)と、運用担当が触る設定(Web/メール)を分ける
  • 「誰が、どのIDで、何をするか」をメモに残す
    → 小さなことですが、法人運用だと後から効きます。

2) SSL(HTTPS化)の考え方

CPIのSSLは、オプションとして複数の証明書が提示されており、CPI SSLサーバー証明書は「初回取得・更新 無料」と案内されています。
申し込み時の注意点として、指定の管理用メールアドレス作成や、認証メール対応、CPI側での設定作業などが説明されています。

初心者向けの手順イメージ(やることだけ覚える版)

  • ✅ 管理用メールアドレスを用意(指定のローカル部が必要)
  • ✅ 申請後に届く認証メールで確認を完了
  • ✅ 発行確認後、CPI側がサーバーへ設定(作業時間帯の記載あり)

ここは「どの証明書を使うか」「無料お試し期間の制限に当たらないか」で分岐します。迷ったら、まずは公式の案内どおり“CPI側の手順”に乗せるのが安全です。

3) DNS(本番切替の前にやること)

  • DNSを自分で編集する必要があるかを再確認
    • 必要 → 標準DNSでは編集不可なので、DNS運用をどうするか決め直す
  • 本番切替前は、切替時刻・担当者・戻し方(元に戻す手順)を決めておく

4) メール(使うなら早めに疎通確認)

メールソフト設定は、最低限「受信サーバー/送信サーバー/メールアドレス/パスワード/ユーザー名」を入れる、という前提がマニュアルに示されています。

  • ✅ まずはテスト用のメールアカウントを1つ作る
  • ✅ 送受信できるかを確認
  • ✅ 迷惑メール対策や誤送信対策をどこまでやるかは、その後でOK(必要に応じてオプションも検討)

WordPress導入の流れ(インストール→動作確認→公開)

CPI(ビジネス スタンダード)は、コントロールパネルの「簡単インストール」からWordPressを入れる手順が公式マニュアルにあります。

1) インストール(最短ルート)

  • コントロールパネル
    → Web
    → 公開サイト
    → 簡単インストール
    → WordPress
  • インストール先ディレクトリを指定して実行
  • 表示される複数のURL候補から、希望のものを選ぶ
    ※URLに「www」を付ける/付けないは、ここでの選択が将来のURLに影響する注意が明記されています

2) 動作確認(公開前にやると事故が減る)

  • ✅ 管理画面にログインできる
  • ✅ テーマ変更・プラグイン追加ができる
  • ✅ パーマリンク設定を決める(後から変更するとURL構造が変わりやすい)
  • バックアップ/復元の導線を一度触っておく(“戻せる”の確認)

3) 公式インストーラー版の注意点

マニュアル側で、簡単インストール提供版より新しいWordPressが出ている場合は最新版利用を推奨し、
またWordPressの機能・利用方法はサポート対象外である旨も明記されています。

つまり、「入れるところまで」はCPIの守備範囲
「使いこなし」はWordPress側の領域、という切り分けで考えるとスムーズです。

既存サイトの移転時に詰まりやすいポイント(停止時間・DNS切替)

移転で失敗しやすいのは「作業」ではなく、切替の段取りです。

1) 停止時間を作らない基本方針
  • 先にCPI側でサイトを完成させる(画像・CSS・フォームまで)
  • その後にDNSを切り替える
    → これが“基本形”です
2) DNS切替でハマりがちな3つ
  • ⚠️ 反映の揺れ
    DNSは切替直後、アクセスする場所によって旧サーバーに行ったり新サーバーに行ったりします(いわゆる伝播)。
    その間に更新が入るとデータ不整合が起きやすいので、更新停止の時間帯を決めるのが安全です。
  • ⚠️ メールが絡むと難易度が上がる
    「DNSは他社・自社を利用」「メールはCPIを利用しない」など、移転設計の分岐が公式サポートの移転手順にも出てきます。
    どこをCPIに寄せるか(Web/DNS/メール)を先に決めないと、切替当日に迷子になります。
  • ⚠️ DNSをCPIで運用したいのに、標準DNSでレコードを触れない
    ここは想定外になりがちです。標準DNSは編集できないため、要件次第ではDNSサーバーレンタルを検討します。
3) 初心者向けの安全策(ざっくり版)
  • ✅ 切替は平日昼など、連絡が取れる時間に実施
  • ✅ “戻す手順”(DNSを元に戻す)を事前にメモ
  • ✅ 切替後はフォーム送信・決済・会員登録など重要導線から順に動作確認
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乗り換え・移行支援の注意点

CPIへの乗り換えは「サーバー(Web)を変える話」と「ドメイン/DNSをどう扱うか」がセットです。
ここを分けて考えるだけで、初心者でも迷いにくくなります。

既存ドメインは使える?(移管とDNS切替の整理)

結論:既存ドメインはそのまま使えます。ただし方法は大きく2通りあります。

方式A:ドメイン管理はそのまま、DNSだけ切り替える(いちばん一般的)

  • ドメインの契約先(お名前.com等)は変えずに、DNS設定だけCPIへ向ける方法です。
  • CPI側も「ドメインをCPIで管理している場合/CPI以外で管理している場合」で、DNS変更手順の案内を分けています。

メリット

  • 手続きが軽い(移管の待ち時間がない)
  • 「ドメイン更新は今の管理会社のまま」で運用できる

注意点

  • Google Workspace/Microsoft 365などでTXTやMXの追加が必要だと、DNSを細かく触る場面が増えます
    → 「DNSをどこで運用するか」を先に決めるのが重要です。

方式B:ドメインをCPIへ移管し、CPIの管理画面でDNSを切り替える

  • CPIへドメイン移管した後、CPIの管理ツール(マイページ)からDNSサーバー名登録を変更して切り替える流れが案内されています。

メリット

  • ドメイン管理~DNSまでCPI側に寄せられ、運用窓口を一本化しやすい

注意点

  • 先に「新サーバーの準備(メール設定、サイトアップロード)」を終えてからDNSを変えるよう案内があります。
    → 先にDNSを変えると、表示やメールが不安定になりやすいです。

DNSで詰まらないための要点(ここだけ押さえる)

  • DNSを自分で自由に編集したいか?が分岐点です。
  • CPIでは、Google Workspace/Office 365等で必要になるレコード設定は、DNSサーバーレンタル契約で対応できる旨がFAQにあります。

逆に言うと、DNSを柔軟に触りたい人は「CPIのDNSサーバーレンタルを使う」のか「外部DNS(Cloudflare等)を使う」のかを先に決めておくと、後工程が一気にラクになります。

移行はどこまで自力で可能か/支援サービスを使う判断軸

CPI側には「移行支援(有料)」が用意されており、申込み→ヒアリング/環境調査→見積→作業→検収、という流れが明示されています。なお調査の結果、対応が難しい場合もあるとされています。

ここでは「自力でいけるライン」を、判断しやすい形で整理します。

自力移行が現実的になりやすいケース

  • WordPressの一般的なサイト(テーマ・プラグインが標準的)
  • サイト数が少ない(1〜2サイト程度)
  • 多少の切替作業(DNS変更、動作確認)を平日昼に実施できる
  • メールを“移さない”運用にできる(例:メールはGoogle Workspace継続)

この場合は「CPI側に新環境を作る → 動作確認 → DNS切替」の王道手順で進めやすいです(停止時間も最小化しやすい)。

支援サービスを検討したほうが安全なケース

  • サイトが複数(部署別・ブランド別など)で、関係者が多い
  • 会員サイト/予約/ECなど、停止が許されない要件がある
  • WordPress以外のCMSや独自システムが混在している
  • メールも移行対象(メールボックス移行、振り分け、認証設定まで必要)
  • 何が動いているか把握しきれていない(cron、外部連携、APIなど)

判断のコツはシンプルで、
「移行に失敗した時に、誰が・どれくらいの時間で復旧できるか」を想像して、YESと言えないなら支援を検討するのが安全です。

移行支援が高額になりやすいパターン(要件・規模・作業範囲)

CPIの料金ページには、移転関連として

  • サーバー移転代行:無料
  • データ移行支援:参考価格(環境調査で変動)

が掲載され、データ移行支援の例として以下が示されています。

スクロールできます
作業の種類参考価格(税込)単位
静的サイト(HTML等)移行220,000円〜1サイト
CMSサイト(WordPress/EC-CUBE等)移行330,000円〜1サイト
データベース移行165,000円〜1DB

これを踏まえると、高額化しやすいのは次のパターンです。

  • サイト数が多い(「1サイトあたり」課金のため積み上がる)
  • DBが複数(「1DBあたり」なので分割構成だと増える)
  • CMS+独自改修が多い(移行後の動作確認が重くなる)
  • メール移行まで含める(DNS・認証・クライアント設定が絡み工数が増える)
  • 停止時間ゼロに近い要件(切替設計・検証工程が増える)
  • DNS要件が複雑(外部サービス連携、TXT追加、サブドメイン運用など)

移行支援を使う場合は、最初のヒアリング前に次を用意すると見積がブレにくいです。

  • 現在のサイト一覧(URL、CMS種別、DB有無)
  • メールの扱い(移す/移さない、アカウント数)
  • ドメイン/DNSの運用方針(どこで管理するか)
  • 許容できる切替時間帯(平日昼のみ、夜間不可など)

CPI側も「環境調査→見積」の前提を明記しているので、ここを揃えるほどスムーズになります。

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解約・契約条件で揉めないための確認事項

最低利用期間・更新タイミングの考え方

CPIはプラン種別ごとに「最低契約期間」が決まっています。まずここを押さえると、解約の段取りがブレません。

  • 共用(シェアード):最低3か月(契約は3/6/12か月から選ぶ形)
  • 専用(マネージド/ハイブリッド等):最低1か月(※12か月契約も選択可)
  • DNSサーバーレンタル:12か月

そして更新タイミングのポイントはここです。

  • CPIの利用約款では、契約は満了日に“自動更新”される前提になっています(解約しない限り更新される)。
  • 利用者側が解約する場合、約款上は「満了の1か月前まで」に所定手段で通知する建て付けです。

つまり、実務では次の順番が安全です。

  1. マイページで「契約満了日」を先に確定
  2. そこから逆算して、遅くとも満了の1か月以上前に解約手続きを開始
  3. 移転が絡むなら、DNS切替の前後で並行稼働期間を確保(停止日を焦らない)

解約時の返金や違約金の有無(ルール確認の手順)

まず結論から言うと、“違約金”と“返金”は別物です。

  • FAQ上、契約途中で解約しても違約金はなし。ただし、契約期間の残月分は返金されないと明記されています。
  • 約款でも、利用者都合の途中解約では既に受領した利用料金は返金しない旨が整理されています。

一方で、CPIには「初回契約向け」の救済として20日間の返金保証があります。

  • 初回契約開始から20日以内に所定手続きを完了すると、サーバー料金は全額返金(ただし対象外あり)。
  • 返金対象は基本的にサーバー料金で、ドメイン料金は対象外など条件があります。
  • 返金の振込タイミング(例:月内/翌月末など)も案内があります。

また、支払い形態によって「途中解約時の精算」がややこしくなることがあります。

  • 解約申請書の注意書きでは、例として専用サーバーの“12か月契約・12回払い”を途中解約する場合、残月分も支払いが必要とされています。
  • さらに、申請の出し方・タイミングによっては、特定オプション料金が発生するケースがある旨も書かれています(例:ウイルスチェック関連)。

ルール確認の手順(これだけやれば揉めにくい)

  • 手順1:まず 「自分の契約プラン」と「契約期間(満了日)」 をマイページで確認
  • 手順2:返金保証の対象か(初回・20日以内か) を確認
  • 手順3:支払い方法(特に分割)とオプションの有無を確認(残債や継続課金が起きないか)
  • 手順4:迷ったら、FAQ(違約金の有無、返金条件)を根拠として控える

解約後の再契約・データ保持の扱い

解約トラブルで多いのが「解約後に戻れない」「データが消えていた」です。CPIは、約款上のスタンスを理解しておくと安心です。

  • 約款には、契約終了時点で保管情報(サーバー内データ)を削除できる旨が定められています。
    • つまり、解約=データ保全の保証はない前提で、解約前に自社で退避するのが基本です。

ただし、解約申請書の案内では、実務上の救済として

  • 当初の契約期間中であれば、停止したサーバーを再度利用できる場合がある(解約受理メールへの返信でキャンセル依頼、等)とされています。
    • ただし、ドメイン状況によっては同じドメインでアクセスできない可能性も注意書きがあります。

ドメインについては、CPIとの契約終了後も使い続けられる整理です。

  • FAQでも、ドメインの所有権は利用者側にあり、契約終了後も利用できると説明されています(ただし、破棄や移管は別手続きが必要)。
  • 解約申請書にも同趣旨の記載があります。

解約前にやるべき最低限チェック(データ事故を防ぐ)

  • Webデータ:ファイル一式+DB(WordPressならDB必須)
  • メール:メールボックスのデータ(必要ならエクスポート)
  • DNS:切替日時/TTL/切替後の受信テスト
  • 「解約日」=「停止日」になるので、移転は並行稼働で余裕を持つ
  • 最後に:契約終了後に消えて困るものが無い状態にしてから解約申請
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よくある質問(FAQ)

契約後にプラン変更はできる?

結論として、「どのプランから」「どのプランへ」変えるかで可否が分かれます。

  • 旧・共用レンタルサーバー → 最新の共用(ビジネス スタンダード)
    「プラン変更」の手続きで移行できるケースがあります。
  • マネージド専用/root権限付き専用 → 共用(ビジネス スタンダード)
    原則として「プラン変更」では受け付けず、いったん解約→新規契約が必要、と案内されています。

確認ポイント

  • 今の契約が「旧共用」か「現行プラン」か(契約情報・サポート案内で判定)
  • 移行時に「サーバーが切り替わる」タイプか(作業が発生するか)
  • 停止日を先に決めてしまわない(切替完了前に止まる事故を防ぐ)

他社からの移行はスムーズ?停止時間はどれくらい見ておく?

“止めない移行”は設計できますが、油断すると止まります。
停止時間はサイト構成やDNS設計で変わるので、テンプレとしては「最小化の考え方」を示すのが安全です。

停止を短くする定石(テンプレ)

  1. 事前にテスト環境で動作確認(移行先で表示・ログイン・決済・メール送受信を確認)
  2. DNSのTTLを事前に短く(切替の効きが早くなる)
  3. 切替は“低トラフィック時間帯”に実施(夜間・休日はサポート体制も要確認)
  4. 切替後は旧環境をすぐ消さない(戻せる保険を残す)

CPI側には、DNS切替前にサイトを確認できる仕組み(プレビュー機能)や、共用での運用便利機能が案内されています。

見積もりの目安(書き方)

  • 「停止ゼロ」を保証するのではなく、
    “最大でも数十分〜数時間の影響が出うるため、事前のTTL調整と切替手順で最小化する”
    と表現すると誠実です。

SSLは何が使える?追加費用が出る条件は?

まず押さえるべきは、「無料の範囲」「2枚目以降が有料になりやすい条件」です。

SSLの種類や料金の確認先

  • CPIのFAQで、共用(ビジネス スタンダード)向けに「種類と利用料金」の案内先が提示されています。

追加費用が出やすいパターン(代表例)

  • マネージド専用サーバーでは、1契約あたり1ドメイン分が無償で、2ドメイン目以降は有料オプションになり得る旨がスペック表に明記されています。
  • 共用プランでも「無料になるSSLの枠」や「継続条件」に関する注記があるため、契約期間と無料枠の条件を必ず読みます。

チェック項目(テンプレ)

  • 何枚まで無料か(主契約/追加ドメイン)
  • 追加SSLの単価と課金単位(年額・月額)
  • ワイルドカードやEVなど、必要な証明書の種類
  • 途中解約・更新条件(無料枠の扱い)

メール容量や制限は? メール運用で気をつける点は?

メールは“容量”よりも、実務では「1通あたりの上限」「運用ルール」「規制(制限)」が効きます。

容量の例(ビジネス スタンダードの表示例)

  • 標準メール容量や、追加オプション時の容量表示についてサポートが説明しています(例:標準200GB+追加分の合算表示)。

よく詰まる制限

  • ビジネス スタンダードでは、メール1通のサイズ上限が100MBと案内されています(ヘッダー情報も含む)。

運用で気をつける点(テンプレ)

  • 添付は別経路(オンラインストレージ)に逃がす(大容量添付の事故防止)
  • 共有アカウントを作らない(権限・監査が崩れる)
  • 送信制限や規制の状態を定期確認(突然「送れない」を防ぐ)

障害は多い? 確認すべき公開情報は?

「多い/少ない」は主観になりやすいので、公開情報を見て“影響”を評価するのが安全です。

まず見る場所

  • CPIサポートに 「障害・メンテナンス情報」ページがあり、発生・復旧・対象などが掲載されています。
  • 障害時の告知方法(メール通知/情報ページ更新)について、SLOの説明で触れられています。

評価の観点(テンプレ)

  • 影響範囲:Webだけ?メールも?DNSも?
  • 復旧までの時間:何時間止まったか
  • 再発:同系統の障害が続いていないか
  • 自社の重要度:ECや会員サイトなら影響が大きい

支払い方法は何がある?

支払い手段は、FAQで次の3つが案内されています。

スクロールできます
支払い方法注意点(テンプレ)
銀行振込振込手数料は利用者負担。振込後の連絡フローが必要なケースあり
クレジットカード国内発行カードのみ等の条件あり。自動引落しではなく更新ごとに手続きが必要と案内
Pay-easyマイページから手続き可能と案内

領収書は発行できる?

可能です。
FAQでは、請求番号を明記して指定の宛先へ依頼すると、PDFでメール送付と案内されています。
(請求番号は請求メールやマイページで確認できます。)

補足(インボイス)

  • 「適格請求書(インボイス)適用の領収書」は対応していない、という案内もあります(請求書側で対応)。

無料トライアルはある?本番移行の流れは?

共用の代表プラン(ビジネス スタンダード)では、10日間の無料お試しが案内されています。
また、継続利用する場合は無料期間中に支払いを行う運用が明記されています。

本番移行のテンプレ手順

  1. お試し環境で構築(WordPress設置/SSL準備/メール作成)
  2. 動作確認(フォーム送信・ログイン・決済・バックアップ復元テスト)
  3. DNS切替前の事前準備(TTL短縮/切替手順書)
  4. 切替→監視(アクセス/エラー/メール配送)
  5. 安定後に旧環境を整理

「申し込み後、利用開始までの目安日数」もFAQに掲載があるため、納期が絡む案件はここを引用しやすいです。

サポートは無料/有料で何が違う?

CPIでは、24時間365日対応のTEL&メールサポートがオプションとして案内されており、月額換算の料金も明記されています。

判断軸(テンプレ)

  • 夜間・休日に止まると困るビジネスか(復旧の“初動速度”が重要か)
  • 社内に一次切り分けできる担当がいるか(運用体制)
  • 「問い合わせ回数」より「機会損失の大きさ」で決める
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CPIを選ぶ判断基準

「安定・信頼」を買うサーバーかどうかで判断する

CPIは、コスパ最優先のサーバーというより 「止めにくい運用」と「戻せる設計」に投資する法人寄りの選択肢です。
SLA(品質保証)を明示し、稼働率100%を掲げる点や、SmartReleaseで30世代のバックアップ運用を打ち出している点は、判断軸として分かりやすい材料になります。

料金・サポート課金・制約(DNS/SSL等)を許容できるなら有力候補

CPIで「合う/合わない」が分かれるのは、だいたいここです。

  • 料金の納得感
    ビジネス スタンダードは12ヶ月契約の月額換算が4,840円で、3/6ヶ月だと初期費用が発生します。
  • サポートの考え方
    24時間365日の電話・メール対応がオプション(追加費用)として案内されています。
  • DNSの扱い
    共用の標準DNSは「レコード編集ができない」前提で、要件によってはDNSサーバーレンタル等の検討が必要になります。
  • SSLの増え方
    専用(マネージド)系では「1ドメインまで無償、2ドメイン目以降有料」になり得る旨が資料に明記されています。

ここを許容できるなら、CPIは「安心を買う」選択としてかなり有力になります。

迷ったら“要件チェックリスト”で機械的に照合する

最後は、好みより要件で決めるのが一番ラクです。YES/NOで埋めてください。

優先度A(YESならCPI向き)

  • □ 止まると困る(信用・売上・問い合わせ機会損失が大きい)
  • □ 更新や外注作業が多く、切り戻しの速さが重要(30世代バックアップの価値が出る)
  • □ SLAのように「品質保証が明文化されている」ことが社内説明に必要

優先度B(YESなら要注意:追加コスト/制約を許容できるか)

  • □ 夜間・休日のサポートも必須(24/365オプション費用を許容できる)
  • □ DNSを自由に触る必要がある(標準DNSの制約を回避できる設計にする)
  • □ 独自SSLが複数必要(追加費用条件を理解している)

結論の出し方

  • Aが2つ以上YES、かつBが許容できる → CPIは有力候補
  • Aが0〜1、またはBが許容できない → 別の法人向け共用(コスト/自由度/サポート重視)を検討が合理的
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まとめ

CPIレンタルサーバーは、ひと言でいえば 「安さ」ではなく「止めにくさ」と「戻しやすさ」にお金を払うサーバーです。
だからこそ、合う人には非常に頼もしい一方で、目的がズレると「高いだけ」に見えやすいのも事実です。

CPIを選ぶべきかどうかは、次の基準で整理すると迷いません。

  • 安定稼働が最優先(企業サイト・重要ページ・機会損失が大きい運用)
  • 何かあったときにすぐ切り戻せる仕組みが欲しい(更新頻度が高い、外注も入る)
  • セキュリティや運用体制まで含めて、“説明できる安心”を求めている

一方で、次に当てはまるなら、CPIは慎重に検討したほうがいいです。

  • 月額や初期費用をとにかく抑えたい
  • 小規模サイト中心で、機能がオーバースペックになりやすい
  • 24時間365日サポートを追加費用なしで求めたい
  • DNS/SSLなどの制約が要件と衝突しそう

結局のところ、CPIは「万人向け」ではありません。
“安心を買うべき状況かどうか”を見極め、料金・オプション・制約まで含めた総額と運用負担で比較できるなら、有力候補になります。

次の一手としては、記事内の要件チェックリストで自社の条件を整理し、同じ法人向けカテゴリのサーバー(XServerビジネス、さくらのビジネス系など)と同じ土俵で比較するのが近道です。
「高いけど安心」を、感想ではなく“根拠のある判断”に変えていきましょう。

【最後に公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認しておきましょう。】
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