Forgeサーバー入門|立て方・入り方・設定・トラブル対処まで初心者向けに解説

【当ブログは、WordPressテーマ「SWELL」、 レンタルサーバー「ロリポップ! ハイスピードプラン」で運営しています。】

「友達とMOD入りのマイクラを遊びたい!」と思ってForgeサーバーを調べ始めたものの、こんなところで手が止まっていませんか?

「Forgeサーバーって結局なに? 自宅PCでも立てられるの?」
「Minecraft本体・Forge・MOD・Java…何をどこまで揃えればいいの?」
「起動したのにすぐ落ちる…。エラーが英語で出て意味が分からない」
「友達が入れない。MODの一致って何を見ればいい?」
「ポート開放? Firewall? 公開するのが怖いけど、どうすれば安全?」
「重くてラグい…。メモリを増やせば解決するの?」
「更新したらワールドが壊れたって聞いた。バックアップって何を残せばいい?」

Forgeサーバーは、手順を丸暗記するよりも、“失敗しないルール(一致と切り分け)”を先に押さえるのが近道です。
特に初心者がつまずきやすいのは、設定の細かさではなく、

  • バージョン(Minecraft/ForgeまたはNeoForge/MOD)の不一致
  • Javaの世代違い
  • サーバー非対応MODの混入
  • メモリの不足や割り当て過多
  • 公開設定(ポート・FW)の見落とし

といった「よくある落とし穴」です。

この記事では、Forgeサーバーの立て方だけでなく、参加者が迷わない入り方(クライアント準備)、初期設定の要点、運用で差がつく安定化のコツ、そして「起動しない/入れない/重い」を症状別に最短で直す方法まで、初心者向けに順序立てて解説します。

読み終える頃には、

  • 自分の目的に合う建て方(自宅PC/VPS/マネージド)が選べる
  • 必要なバージョンの決め方が分かる
  • 友達にも同じ環境を最短で用意してもらえる
  • トラブルが起きてもログから原因を絞れる
  • バックアップと更新の基本が身につく

という状態を目指します。「まず動かす」→「壊さず運用する」まで、一緒に整理していきましょう。

目次

最初に結論:Forgeサーバーで失敗しない「一致ルール」

Forgeサーバー(Minecraft Java版のMOD入りマルチ)は、手順そのものよりも「全員の環境が一致しているか」で成否が決まります。
逆に言うと、ここさえ押さえれば初心者でも安定して動かせます。

ポイントはたった1つ。

  • サーバーと参加者(クライアント)が“同じ前提”で動いていること
  • ずれると、起動しない/入れない/入れても落ちる、が起きます

以降の「一致ルール」と「詰まりどころTOP3」を先に理解すると、遠回りせずに済みます。

合わせるべき4点:Minecraft本体/Forge(またはNeoForge)/MOD構成/Java

下の4点は、サーバー側・参加者側でセットです。
(どれか1つでも違うと、かなりの確率でエラーになります)

スクロールできます
合わせるもの何を一致させる?ずれると起きやすいこと
Minecraft本体同じMinecraftバージョン(例:1.xx.x)参加できない、ワールド読み込みで落ちる
Forge / NeoForge同じローダー同じローダーバージョン起動しない、MODが読み込まれない
MOD構成同じMOD同じMODバージョン同じ設定接続直後に切断、クラッシュ、動作のズレ
Java必要なJavaの世代(例:Java 21など)サーバーが起動しない、謎のクラッシュ

まず決める順番(最短ルート)

初心者が迷いやすいのは「何から決めればいい?」です。結論、次の順がラクです。

  1. 遊びたいMOD(またはModpack)を決める
  2. そのMODが対応する Minecraftバージョン を確定
  3. そのMinecraftに対応する Forge / NeoForge を選ぶ
  4. 最後に、必要な Java を合わせる

特に重要なのが③です。
最近はMOD側が「Forge」だけでなく「NeoForge」を前提にしていることもあります。混ぜないのが鉄則です。

“同じMOD構成”の現実的な作り方

「友達にも同じ環境を作ってもらう」が最大の壁になりがちなので、最初から配布方法を決めると失敗が減ります。

  • Modpack(ランチャー)を使う:最も事故が少ない
  • 手動配布の場合:
    • modsフォルダを丸ごと配る(ただし配布権限・規約には注意)
    • config類も必要なら一緒に共有する
    • “あとから1個だけ足す”を禁止(環境ズレの原因)

よくある詰まりどころTOP3(先に回避策だけ把握)

ここからは「初心者が高確率でハマる3つ」を、原因→回避策だけ先にまとめます。
トラブル対応で消耗しやすい部分なので、先読みが効きます。

MODの依存関係(前提MOD)不足

起きること

  • サーバーが起動直後に落ちる
  • 起動ログに「Missing dependency」「requires」「mod X is missing」などが出る
  • クライアントは起動するのに、参加すると落ちる

原因

  • MODには「単体では動かず、別MODを前提にする」ものがあります(API系・ライブラリ系が典型)
  • 前提MODがサーバー側だけ、またはクライアント側だけ不足しても失敗します

回避策(これだけやればOK)

  • MODの配布ページで「Dependencies / Required」欄を必ず確認する
  • 導入は1つずつ増やす(まとめて入れない)
    • 例:まずForge/NeoForgeだけで起動 → 次にMODを1つ追加 → 起動確認…
  • エラーが出たら、ログ内の「requires」「depends」の行を探し、足りないものを補う

初心者向けのコツ

  • 「前提MODを入れたのにまだ落ちる」場合は、前提MOD自体のバージョン違いが多いです
    • MOD Aが「前提Bの“特定バージョン”」を要求しているケースがあります

サーバー専用非対応MODの混入

起きること

  • サーバー起動でクラッシュする
  • 「client only」「dist=client」「NoClassDefFoundError(描画系)」のようなログが出ることがある
  • 参加者側だけは動くのに、サーバーが動かない

原因

  • MODには「クライアント専用(見た目・UI・描画)」があり、サーバーに入れると壊れます
  • 逆に「サーバー専用(運用・管理)」もあるため、入れる場所が違うと失敗します

回避策

  • MOD導入前に、次をチェックする
    • 「Server support」「Dedicated server」「Client-side / Server-side」の記載
  • 迷ったら安全運用:
    • サーバーに入れるのは“ゲーム内容に影響するMOD”中心
    • ミニマップ・影MOD・UI改善などは基本 クライアント側のみ

見分けの考え方(ざっくり)

  • “見た目が変わるだけ” → クライアント専用の可能性が高い
  • “ブロックやアイテム、モブ、レシピが増える” → 両方必要なことが多い
  • “運営・権限・保護・ログ” → サーバー専用のことが多い

メモリ不足・割り当て過多による不安定化

起きること

  • 起動はするが、ワールド生成や参加時に落ちる
  • しばらく動いた後に停止する
  • カクつき・TPS低下・頻繁なラグ

原因

  • 当然メモリが少ないと落ちやすいですが、初心者がやりがちなのは逆で、
    「メモリを盛りすぎて不安定」です
  • OSや他ソフトに必要なメモリまで奪うと、ページングが増えて逆に重くなります

回避策(安全な目安)

  • まずは控えめに始める
    • 軽めのMOD構成:2〜4GBから様子見
    • MOD多め/大型Modpack:6〜8GBを検討
  • ただし、PC全体のRAMが少ない場合は、割り当て過多に注意
    • 例:RAM 16GBのPCで、サーバーに12GB割り当て → 他が苦しくなって不安定、など

安定させるコツ

  • “増やす”より先に、次をチェック
    • MODを一度に入れすぎていないか
    • ワールド生成直後に重い処理(大量導入)をしていないか
  • 落ちるときは、直前に追加したMODを外すのが最短です
    • いきなりJava設定をいじるより、原因に当たりやすいです

Forgeサーバーとは何か:できること・向いている人

Forgeサーバーは、Minecraft(Java版)の「MODローダー(Forge / NeoForge)」を使って、MOD入りのマルチプレイ環境を動かすサーバーのことです。

バニラ(素のMinecraft)より自由度が高い一方で、運用のコツがあります。初心者でも迷いにくいように、「できること」「他方式との違い」「注意点」をセットで押さえましょう。

Forgeサーバーで実現できる遊び(MOD/Modpack/独自要素)

Forgeサーバーの魅力は、“ワールドそのものの遊び方を変えられる”ことです。たとえば👇

  • 大型コンテンツ追加
    新しい素材・装備・ダンジョン・バイオームなど、ゲームの規模が広がる
  • 技術・自動化・魔法など、ジャンル特化の遊び
    “拠点づくり”の方向性が、バニラより明確に分岐する
  • 難易度やルールを作り込める
    便利要素の追加、バランス調整、制限ルールの導入などが可能
  • Modpackで「完成済みの環境」を共有できる
    みんなで同じ構成に揃えやすく、導入ミスが減る(初心者ほど相性がいい)
  • サーバー側の設定で“独自の遊び場”にできる
    設定ファイルやサーバー設定で、遊びやすさ・負荷・進行速度を調整できる

向いている人はこんな感じです。

  • 友達と“同じMOD環境”で長く遊びたい
  • バニラに飽きた/別ゲーム級に変化がほしい
  • 自分たちのルールで運用したい(難易度・進行・縛りなど)
  • 多少の設定作業があっても、自由度を取りたい

逆に、「できるだけ設定したくない」「いつもバニラで十分」という場合は、後述のRealmsやプラグイン系のほうが合うこともあります。

Fabric・プラグイン系・Realmsとの違い(選び分け早見)

「Forgeにするべき?」で迷ったら、“何を増やしたいか”で選ぶのが早いです。

スクロールできます
方式得意なこと苦手なことこんな人向き
Forge / NeoForge(MOD)大型MOD・大規模改変・Modpack構成の一致や相性調整が必要「別ゲーム級に遊びを変えたい」
Fabric(MOD)軽量な改変・更新の速さが強みになりやすいForge専用MODは使えない「軽めに快適化や小改変から始めたい」
プラグイン系(Paper/Spigot等)サーバー機能追加(保護・経済・ミニゲーム等)“MOD前提の遊び”は基本できない「運営・管理・機能追加をしたい」
Realms(公式サブスク)設定が簡単・常時オンライン・招待で遊べるForge系MODサーバー運用とは別物「手間なく安全に身内で遊びたい」

初心者のおすすめ判断(ざっくり):

  • MODで遊びを大きく変えたい → Forge / NeoForge
  • 軽めの改変や快適化中心 → Fabric
  • 運営機能(保護・経済・コマンド拡張)を積みたい → プラグイン系
  • “とにかく簡単に”友達と遊びたい → Realms

※ForgeとNeoForgeは同じものではありません。使うMODがどちら対応かで選びます(混在は基本NG)。

利用上の注意(規約・配布物の安全・自己責任の範囲)

Forgeサーバーは自由度が高いぶん、最低限の注意点を知っておくと安心です。ここは「難しい話」ではなく、トラブル回避のための基本ルールだと思ってください。

Minecraftの利用規約とサーバー運用で気をつける点

サーバー運用では、ざっくり次を意識すると安全です。

  • MinecraftのEULA/利用ガイドラインに沿う
    とくに“収益化(課金要素)”や“広告表示”をする場合は、ガイドラインの範囲内に収める
  • 「公式ではない」ことを明確にする
    例:サーバー説明ページなどに「Mojang/Microsoft公式とは無関係」を書く(誤認を避ける)
  • 年齢層を意識した運営
    公開サーバーの場合、過激・不適切な広告やコンテンツは避ける(ガイドラインで求められる方向性)
  • 個人情報の扱いに注意(公開運用ほど重要)
    もしフォームや外部ツールでデータを集めるなら、責任範囲が発生します
    → “身内サーバー”でも、安易に外部連携を増やさないのが無難です

💡初心者向けの現実的な結論:
まずは 「身内限定・課金なし・広告なし」 で始めると、規約面のリスクがほぼ消えます。公開や収益化は、慣れてから段階的に。

MOD入手元の見極め(偽DL・改変Jar・広告誘導の回避)

MOD導入で一番怖いのは、技術的な失敗より “危ないファイルを拾うこと” です。対策はシンプルです。

安全寄りの入手先(まずここを使う):

  • 大手MOD配布サイト(例:CurseForge / Modrinth)
  • ✅ MOD作者の 公式GitHub / 公式配布ページ(リンク元が作者本人であることを確認)

避けたほうがいい典型例:

  • ⚠️ 「無料ダウンロード」ボタンが大量に出るまとめサイト
  • ⚠️ 作者名・配布元が不明、コメント欄が荒れている、再配布の形跡がある
  • ⚠️ “ランチャー同梱” “最適化ツール同梱”など、余計なソフトを入れさせる導線

初心者でもできるチェック(効果大):

  • URLのドメインを必ず見る(広告の偽ボタンを踏まない)
  • ✅ ダウンロード後に ファイル名・拡張子を確認する(.jar以外を混ぜない)
  • ✅ いきなり大量導入しない(まず少数で動作確認)
  • ✅ 不安なら Modpack利用に寄せる(配布元・構成がまとまりやすい)

準備チェックリスト:始める前に揃えるもの

Forgeサーバーの準備は、「とりあえず入れてみる」より 事前に決めるほど失敗が減ります。まずは全体の持ち物チェックから。

  • ✅ 遊びたいMOD/Modpack(これが起点)
  • ✅ Minecraftのバージョン(MOD対応から逆算)
  • ✅ Forge or NeoForge の種類+バージョン
  • ✅ Java(必要バージョン・64bit・起動確認)
  • ✅ サーバーを置く場所(自宅PC / VPS / マネージド)
  • ✅ 目安スペック(人数×MOD量×ワールド規模)
  • ✅ 公開するならネットワーク(ポート/FW/回線)

バージョン決定フロー(遊びたいMOD→対応MC→対応Forge)

初心者がつまずく原因の多くは、バージョンの決め方が逆なことです。
おすすめはこの順番です。

  1. 遊びたいMOD/Modpackを決める
  2. そのMODが対応する Minecraftバージョン を確定
  3. 対応する Forge / NeoForge を選ぶ
  4. その組み合わせに必要な Java を合わせる

ここで重要なのは、Minecraftを先に最新へ上げるよりも、MODの対応を優先することです。

“最新”が正解とは限らないケース

「最新版=最適」とは限りません。むしろMOD環境では、少し前の安定版が強いことがよくあります。

“最新が正解じゃない”代表例👇

  • 遊びたいMODが新バージョン未対応
    → 新MCに上げた瞬間、核となるMODが使えない
  • 大型アップデート直後で互換問題が出やすい
    → ローダー/依存MOD/周辺ツールが追いつかない
  • 身内で長期運用したいのに、更新頻度が高すぎる
    → “更新作業そのもの”が負担になり、結局止まる

おすすめの考え方

  • 「長く遊びたい」なら “安定して情報が多いバージョン”を選ぶ
  • 「新要素も欲しい」なら “Modpack側が更新済みか”を基準にする

大型Modpackで固定すべきポイント

Modpackは便利ですが、途中でブレると壊れやすいです。固定すべきポイントは次の通り。

  • Minecraftバージョン(途中変更しない)
  • Forge/NeoForgeの種類とバージョン
  • Modpackのバージョン(配布元の更新番号)
  • mods/config/defaultconfigs などの構成一式

運用のコツはシンプルです。

  • 最初に「このModpackのこのバージョンで行く」と決める
  • 更新したくなったら、いきなり本番で上げずに
    “コピーしたテスト環境”で起動→入室→数分プレイまで確認する

Javaの準備(必要バージョン・64bit・インストール確認)

Forgeサーバーで意外と多いのが「MOD以前にJavaが合ってない」問題です。
特に最近のMinecraftは、必要なJavaが明確に決まっています

まず知っておくこと

  • Minecraftはバージョンによって 必要Javaが変わる
  • サーバー.jarを動かす場合、自分でJavaを用意するケースが多い(ランチャー同梱Javaに頼れないことがある)
  • 32bit Javaは不可(64bit前提)

“合っているか”の確認方法(最短)

コマンド1つで確認できます。

  • Windows:コマンドプロンプト
  • Mac/Linux:ターミナル

入力:java -version

確認ポイントは次の2つです。

  • 表示されるJavaが 必要バージョン以上
  • 64-bit の表記があるか(または32bitでないこと)

Javaの入手先の考え方(初心者向け)

迷ったら、実績のあるOpenJDK配布を選ぶのが安全です。

  • 例:Eclipse Temurin / Microsoft Build of OpenJDK など
    (※配布元によってインストーラ有無や更新のしやすさが違います)

必要スペックの目安(人数×MOD量×ワールド規模)

スペックは「数字を暗記」より、重くなる要因を知ると失敗しません。

  • 人数が増える → 同時処理が増える
  • MODが増える → 常時動く処理(機械・自動化・生成)が増える
  • ワールドが広がる → 読み書き(保存・読み込み)が増える

CPUの考え方(クロック/コア数/優先度)

Minecraftサーバーは、ざっくり言うと “1本のメイン処理が忙しいゲーム”です。
そのため初心者の失敗として多いのが「コア数が多い=速い」と思い込むこと。

  • 優先されやすいのはクロック(1コア性能)
  • コア数は「余裕」にはなるが、万能ではない
  • VPSなら“vCPUの数”より 性能の評判も確認したい

目安の考え方:

  • 少人数でもMODが重いとCPUが先に詰まる
  • 大型自動化や常時稼働ギミックが多いほど、CPUの差が出る

メモリの考え方(軽量~重量Modpackのレンジ)

メモリは「少なすぎ」も「盛りすぎ」も不安定になります。
まずは安全に動く範囲からスタートし、様子を見て調整が鉄則です。

ざっくり目安(初心者向け)

スクロールできます
遊び方のイメージ目安RAM(サーバー割り当て)コメント
軽めのMOD/少人数2〜4GBまずここから開始しやすい
MOD多め/中規模4〜6GB“快適ライン”になりやすい
重いModpack/人数多め6〜10GBここから先はCPU/SSDも重要
超重量級Modpack10GB以上テスト必須、設定・運用の影響大

注意点:

  • PC全体のRAMが16GBなのに、サーバーへ12GB割り当て…のような 割り当て過多は逆効果になりがち
  • MODを追加するほど増やす必要が出ますが、先に「問題のMOD」を疑うほうが早く解決します

ストレージとバックアップ領域(SSD推奨の理由)

サーバーはワールドを頻繁に保存します。
MOD環境だと保存データも増えやすいので、ストレージは軽視しないのがコツです。

SSD推奨の理由:

  • ワールド保存・読み込みが速くなり、引っかかりが減る
  • チャンク生成が多い環境で体感差が出やすい

バックアップ領域の考え方:

  • 「ワールド容量 × 世代数(何回分残すか)」 を確保
  • 例:週1で4世代残すなら、最低でもワールドの数倍は見ておく

ネットワーク前提(公開するなら必要:ポート/FW/回線)

身内サーバーでも「家の外から参加させたい」なら、ネットワークが壁になります。
ここは難しく見えますが、要点だけ押さえればOKです。

まず分岐:どこから遊ぶ?

  • 同じ家(同一LAN)だけ → ポート開放は不要なことが多い
  • 家の外の友達も参加 → ほぼ確実に設定が必要
  • VPS/マネージド → 自宅ルーターの設定が不要になりやすい(初心者向け)

最低限知っておく3点

  • デフォルトでよく使われるポートは 25565(変更も可能)
  • ルーター側で ポート開放(ポート転送) が必要になることが多い
  • PC側でも ファイアウォール(FW)許可 が必要

“できない”ときに疑うポイント(初心者あるある)

  • グローバルIPが無い/CGNAT(契約や回線の仕様で無理なことがある)
  • ルーターの設定はしたが、PC側FWで止まっている
  • サーバーが「自分のPC内だけ(localhost)」にしか待ち受けていない
  • 回線の上り(アップロード)が弱く、人数が増えると不安定

💡結論:
ネットワークが不安なら、最初から VPSやマネージドに寄せると、つまずきポイントを一気に減らせます。

どこに立てる? 構築方法の選び方(目的別)

Forgeサーバーは「どこで動かすか」で、手間・安定性・自由度・費用が大きく変わります。まずは目的別に、ざっくり当てはめてみてください。

スクロールできます
目的おすすめ理由
まず試したい/短期自宅PC初期費用ほぼゼロ、すぐ消せる
24時間稼働したい/自由度が欲しいVPS/クラウド常時稼働・root権限・拡張性
とにかく簡単に始めたいゲーム特化のマネージド型テンプレ・管理画面・自動バックアップ等が揃う
完全無料でお試し無料ホスティングただし制限が多い(向き不向きが明確)

自宅PCで動かす(短期・身内向け・検証向け)

「1〜2週間だけ遊ぶ」「MOD構成のテストをしたい」なら、自宅PCは最短ルートです。
“一回やめて、また作り直す”が簡単なので、初心者の練習にも向きます。

メリット:無料で試せる/すぐ消せる

  • 初期費用がほぼかからない(PCがあればOK)
  • サーバーファイルを置くだけで始められる
  • MODや設定を気軽に変えて検証できる
  • 失敗しても、フォルダを消せば“なかったこと”にできる

おすすめの使い方

  • 最初は「身内だけ」「短時間だけ」で運用して感覚を掴む
  • うまくいったMOD構成だけ、VPSやマネージドへ“引っ越し”する

デメリット:ポート開放・停電・スリープ・上り回線

自宅運用の弱点は、ゲームやMODよりも「家庭環境」です。

  • ポート開放/ルーター設定が必要になりやすい(外部から参加させる場合)
  • PCがスリープすると止まる(ノートPCは特に注意)
  • 停電・回線障害で落ちる
  • 上り回線(アップロード)がボトルネックになりやすい
    人数が増えるほど、体感に出ます

現実的な回避策(初心者向け)

  • “公開サーバー化”しない(身内限定+ホワイトリスト)
  • 長時間運用を狙わず、まず短期運用で成功体験を作る
  • 不安が出たら「VPS/マネージドへ移す」前提で考える

VPS/クラウドで運用(常時稼働・自由度重視)

「毎晩遊ぶ」「人数が増える」「MODが重くなってきた」なら、VPS/クラウドが本命です。
24時間稼働しやすく、PC電源や家庭回線の都合に左右されにくいのが強みです。

Linux運用の基本方針(ユーザー分離/権限/自動起動)

VPSは自由度が高いぶん、運用の“型”を決めておくと事故が減ります。

  • 専用ユーザーを作って動かす(root直運用を避ける)
  • サーバーファイルの権限を整理(更新・バックアップ時に困らない)
  • 自動起動(systemdなど)を設定して、再起動後も勝手に立ち上がるようにする
  • ファイアウォールで必要な通信だけ許可(ポートを開けっぱなしにしない)
  • バックアップは「世代管理」(壊れたとき、戻れる地点を残す)

ポイントは、難しい最適化よりも “再起動・障害のときに復旧できる構成” を先に作ることです。

料金の見方(メモリ・ストレージ・転送量)

VPSの料金は、だいたい次の3点で決まります。

  • メモリ:MOD量・同時接続に効く(まずここが基準)
  • ストレージ:ワールド+バックアップで増える(SSD/NVMeだと快適)
  • 転送量(回線):人が増える・遠方から来るほど重要

見積もりのコツはシンプルです。

  • 最初は小さめプランで開始 → 重ければ拡張
    いきなり大きいプランにするより、構成の問題を先に潰せます
  • 長期契約・キャンペーンで単価が変わることが多い
    (同じスペックでも契約期間で月額が上下するタイプなど)

ゲーム特化のマネージド型(手軽さ重視)

「サーバー運用を趣味にしたいわけじゃない」なら、ここが一番ストレスが少ないです。
“管理画面で完結する”ので、初心者ほどメリットが大きいです。

管理画面で“Forge系”を選ぶタイプの特徴

このタイプは、ざっくり言うと「ゲーム用テンプレ+管理ツール」がセットです。

  • テンプレ選択で、サーバーの土台が自動構築される
  • 画面上で起動停止、バージョン切替、設定変更ができる
  • 自動バックアップやホワイトリスト管理など、運用に必要な機能がまとまりやすい

例えばConoHa for GAMEは、Minecraftテンプレ(Java/統合版に加えてForgeテンプレ等)と、管理を簡単にするツールの提供が明記されています。
また料金体系として「長期割引パス」と「時間課金」の2タイプがあることも公式ページで案内されています。

向いている人

  • “設定で詰まる時間”を減らして、とにかく遊びたい
  • サーバー管理に慣れていない(Linux運用を避けたい)
  • トラブル時に、公式の手順やサポート情報が欲しい

注意点(マネージドあるある)

  • すべてのMOD・Modpackが自由に入れられるとは限らない
  • できる範囲は「提供されるテンプレや管理機能の枠内」になりやすい
    (自由度はVPSのほうが上)

無料ホスティング(例:Aternos等)の制限と向き不向き

完全無料の代表格としてAternosのようなサービスがあります。
ただし無料には、はっきりした制限があります。

  • サーバーに割り当てられるRAMは「ソフトやバージョンにより変動する」方式で、常に固定ではありません
  • サーバー容量(ストレージ)に上限がある(例:Aternosは4GB上限の案内)
  • MOD導入は、サービス側が用意した仕組み・選択肢の範囲になりやすい(導入手順や対応ソフトの説明がある)

向いている人

  • まず1回、無料でMODマルチを試したい
  • “短期”+“軽め”で割り切れる

向いていない人

  • 大型Modpackで長期運用したい
  • 高い安定性・常時稼働が欲しい
  • 自由にファイルをいじって運用したい(細かい調整をしたい)

Forgeサーバー構築:共通手順(Windows/Linux共通の考え方)

ここでは「OSが違ってもやることは同じ」という視点で、Forge(またはNeoForge)サーバーの組み立て方を順番にまとめます。
細かい操作は多少変わりますが、事故るポイントは共通なので、まずは全体像を掴むのが最短です。

Step 0:フォルダ設計(バージョン別に分けて事故を防ぐ)

Forgeサーバーは、バージョン違い・MOD違いを混ぜた瞬間に壊れやすいです。
最初に「分けるルール」を作っておくと、復旧が一気にラクになります。

おすすめ構成(例):

mc-servers/
  forge-1.20.1/
    server/            ← 実行ファイル一式
    world/             ← ワールド(※server.propertiesで変更されることも)
    backups/           ← バックアップ置き場
    notes.txt          ← 導入MOD・Java・メモメモ
  neoforge-1.21.1/
    ...

運用のコツ:

  • バージョン(MC)ごとにフォルダを分ける
  • “テスト用”と“本番用”も分ける(例:forge-1.20.1-test/
  • Windowsの場合、OneDrive等の同期フォルダ配下は避ける
    (同期が絡むと、ファイル破損や権限系のトラブルが起きやすいです)

Step 1:Forge Installerでサーバー側を生成する

Forge/NeoForgeの「Installer」は、サーバーに必要なファイル群(実行スクリプトやライブラリ)をまとめて用意してくれます。
基本方針はシンプルで、“空のフォルダにInstall serverする”だけです。

GUIで作る(Install serverを使う)

  1. Forge(またはNeoForge)の Installer(.jar) を用意
  2. インストーラを起動して、Install server を選ぶ
  3. インストール先に、Step0で作った 空フォルダ を指定
  4. 完了後、フォルダ内に以下のようなものが生成されます(名称はバージョンで多少前後します)
    • libraries/
    • run.bat(Windows)
    • run.sh(Linux)
    • user_jvm_args.txt(メモリ等の指定に使うことが多い)

よくあるミス:

  • 既に別サーバーが入っているフォルダへ上書き → 事故の元
  • 途中でInstallerを落とす → ライブラリ不足で起動しない

GUIなしで作る(SSH/ヘッドレスの実行方法)

GUIが使えない(VPS・SSH・サーバーOS)場合は、コマンドでサーバー用に展開するのが基本です。
(NeoForgeは公式手順として案内されています)

例:インストーラのある場所で実行(Forge/NeoForgeで概ね同じ考え方)

# 例:Linux
cd /opt/mc/forge-1.xx.x
java -jar forge-xxxx-installer.jar --installServer

ポイント:

  • 空フォルダで実行(混在させない)
  • 実行ユーザーの権限不足に注意(Linuxは書き込み可能な場所で)
  • 展開後に run.sh があれば、実行権限を付与することがあります
chmod +x run.sh

もし「どうしてもCLI展開がうまくいかない」場合は、
GUIがあるPCでInstall server → 生成されたフォルダ一式をサーバーへ転送でもOKです(中身が揃っていれば動きます)。

Step 2:初回起動で必要ファイルを生成する

Installerが終わっても、初回起動して初めて作られるファイルがあります。
まずはサーバーを一度立ち上げて、生成→停止まで進めます。

  • Windows:run.bat を実行
  • Linux:./run.sh を実行

初回は、ファイル生成のために一度止まる(または自動終了する)ことがあります。慌てなくて大丈夫です。

EULA同意(eula.txt)

初回起動後、eula.txt が作られます。中身はこうなっています。

eula=false

これを

eula=true

に変更して保存します。
これをしないと、起動してもすぐ落ちます(仕様です)。

最低限の初期設定(server.propertiesの必須項目)

次に server.properties を開き、最低限だけ整えます。
初心者が最初に触るべき項目は多くありません。

「身内サーバー」でおすすめの最小セット:

  • motd=:サーバー説明(一覧に出る)
  • max-players=:最大人数
  • online-mode=true:基本は true推奨(認証ありで安全)
  • white-list=true:身内なら true推奨(後で追加する)
  • server-port=25565:変更したら、ルーター/Firewall側も合わせる
  • difficulty= / gamemode=:好みで調整

負荷が気になるなら、ここも効きます(触りすぎ注意):

  • view-distance=:描画距離(上げるほど重い)
  • simulation-distance=:処理距離(上げるほど重い)

まずは「起動できる・参加できる」をゴールにして、微調整は後回しが安定です。

Step 3:MOD/Modpackをサーバーへ反映する

ここからがForgeサーバー本番です。
ただし、いきなり大量導入すると原因追跡が地獄になるので、“安全手順”で入れます

modsへ入れる前のチェック(サーバー対応・依存関係)

MODを入れる前に、次だけ確認してください(これで事故が激減します)。

  • Minecraftバージョンが一致しているか
  • Forge/NeoForgeの対応が一致しているか(混在させない)
  • 前提MOD(依存関係)が揃っているか
  • サーバー非対応(クライアント専用)MODが混ざっていないか
  • ミニマップ、影・描画系、UI改善などは「クライアント専用」のことが多いです

チェック後、mods/ フォルダへ .jar を入れます。
mods/ が無い場合は、初回起動で生成されるか、自分で作ってOKです)

config・defaultconfigs・datapacksの扱い

MOD環境は「modsだけ」では揃いません。設定の場所が複数あるからです。

ざっくり覚え方:

  • config/
    • MODの設定ファイル置き場(共通設定が多い)
  • defaultconfigs/
    • “新規ワールド作成時に配る初期設定”として扱われることがある
    • サーバー移行や作り直し時に効くので、Modpack由来なら基本そのまま持つ
  • world/serverconfig/(フォルダ名は環境で見え方が違うことがあります)
    • ワールドに紐づく設定が入ることがある
    • ワールドをコピーすると一緒に移るので、移行時はここも意識
  • world/datapacks/
    • データパックを使う場合の置き場(ワールド単位)

初心者向けの結論:
Modpackを使うなら、提供される「サーバーパック」の構成をなるべくそのまま使い、自己流で散らさないのが安全です。

導入後の動作確認(1つずつ増やす手順)

安定させるなら、この流れが最強です。

  1. MODなしで起動(Forge/NeoForgeだけで起動)
  2. MODを 1〜3個 入れる
  3. 起動 → ワールド生成 → ログ確認
  4. 実際に参加して数分歩く
  5. 問題なければ追加(2へ戻る)

クラッシュしたら、直前に入れたMODを疑えば、ほぼ確実に原因へ近づけます。

Step 4:参加者側の準備(クライアント)

サーバーが動いても、参加者側の環境が揃っていないと入れません。
ここは「一致ルール」がすべてです(MC/Forge/Mod/Java)。

Forgeの導入と起動プロファイル

参加者がやることは基本これだけです。

  • Forge(またはNeoForge)Installerで Install client
  • Minecraftランチャーで Forge/NeoForgeのプロファイルを選んで起動
  • mods/ に、サーバーと同じMODを入れる(同じバージョン)

うまくいかない時は、まず「MC本体のバージョン」「ローダーの種類」「MOD一覧」が一致しているかを確認してください。

“同一構成”を配布する方法(Modpack運用/zip配布の注意)

初心者が一番つまずくのが「全員同じにする」です。
おすすめは上から順に“事故が少ない”です。

  • Modpack(ランチャー)運用
    • 参加者に同じModpackを指定しやすく、差分事故が減る
  • zip配布(手動)
    • mods/ と必要なら config/ を配布する形が多い

zip配布の注意点:

  • .minecraft 丸ごと配布は避ける(個人データや不要物が混ざりがち)
  • MODによっては 再配布や同梱が禁止/制限されることがある
    → “配布”ではなく「配布元リンクを共有して同じものを入れてもらう」ほうが安全なケースもあります

Step 5:外部公開の設定(必要な人だけ)

身内LANだけなら不要ですが、「家の外の友達も参加」なら設定が要ります。
ここは “やる人だけ” でOKです。

自宅回線:ポート開放/DDNS/ルーター設定

最低限の流れ:

  • ルーターで TCP 25565(または設定したポート) をサーバーPCへ転送
  • サーバーPCのファイアウォールで同ポートを許可
  • サーバーPCのLAN内IPは固定(DHCP予約など)にするのが安全
  • IPが変わるのが困るならDDNSを検討

詰まりやすいポイント:

  • 契約回線の都合で そもそも外部公開できない(CGNAT等)
  • ポート開放はできたのに、PC側FWでブロックされている

VPS:Firewall/セキュリティグループ/SSH運用

VPSは「ルーター設定」が無い代わりに、サーバー側で守ります。

  • Firewall(例:UFW)で 25565/tcp を許可
  • クラウドの管理画面がある場合は セキュリティグループでも許可
  • SSHは鍵認証を基本に(パスワードログインを減らす)

まずは「Minecraftのポートだけ開ける」「SSHは管理者だけ」の2点で十分です。

サーバー保護:ホワイトリスト/権限管理/RCONの扱い

公開するなら、最初から保護を入れてください(後から荒らし対応は大変です)。

ホワイトリスト:

  • server.propertieswhite-list=true
  • コンソールで参加者を追加
    • whitelist add <プレイヤー名>
  • 管理者だけOP付与
    • op <プレイヤー名>

RCON(リモート操作):

  • 必要な時だけ有効化(基本は無効でOK)
  • 使うなら
    • enable-rcon=true
    • 強い rcon.password を設定
    • rcon.port を把握(開放するなら最小限)
  • 不用意にインターネットへ開放しない(運用を誤ると危険が増えます)
    → どうしても使うなら、接続元IP制限など“ネットワーク側で守る”のが安全です

安定運用のコツ:重くしない・壊さない・戻せる

Forgeサーバーの運用で大事なのは、派手な最適化よりも 「不調の芽を早めに摘む仕組み」 です。
ここでは初心者でも実践しやすい形で、負荷対策・バックアップ・更新手順をまとめます。

メモリ設定と起動オプション(user_jvm_args等)

Forge/NeoForgeのサーバーは、run.bat / run.sh から起動する構成が多く、そこで user_jvm_args.txt に書いた設定が読み込まれるのが一般的です。

まず触るべきは、次の2つだけでOKです。

  • -Xms:起動直後に確保するメモリ(初期値)
  • -Xmx:最大で使ってよいメモリ(上限)

まずは安全な“最初の一歩”

初心者は、いきなり極端な値にせず、まず 無難な範囲から始めるのが失敗しません。

  • 軽めのMOD・少人数:-Xmx4G から
  • MOD多め・中規模:-Xmx6G〜8G を検討
  • 重いModpack:Modpack側の推奨値があればそれを優先

user_jvm_args.txt の例(イメージ):

-Xms2G
-Xmx6G

運用のコツは次の通りです。

  • OSの分も残す(VPS/自宅PCどちらでも重要)
    目安として、空きメモリをほぼゼロにする割り当ては避ける
  • -Xms は最初は控えめでOK(-Xms-Xmx と同じにするのは“慣れてから”)
  • ネットにある「最強オプション」を丸ごとコピペしない
    → まずは Xms/Xmxだけで十分です

“盛りすぎ”が不安定の原因になるパターン

メモリは「多ければ多いほど安定」ではありません。特に次の状態は要注意です。

よくある“盛りすぎ失敗”

  • OSのメモリが足りなくなり、スワップ(退避)が増えて急にガクガクになる
  • 大きすぎる -Xmx により、GC(メモリ整理)が重くなって 定期的に固まるように感じる
  • VPSでメモリを使い切って、他プロセスや監視・バックアップが苦しくなる

症状の見分け(目安)

  • 「普段は普通だけど、一定間隔で一瞬止まる」→ GCやディスクが疑わしい
  • 「人数が増えると急激に不安定」→ CPUまたは回線(+メモリ不足)の複合が多い
  • 「ずっと重い」→ view/simulation距離や常時稼働装置が原因になりがち

迷ったら、まずは -Xmx を少し下げて安定するかを確認し、同時にTPS対策(次章)を行うのが近道です。

TPS低下の原因を潰す(エンティティ・チャンク・装置)

Minecraftサーバーの快適さは、ざっくり言うと TPS(20が目標)で決まります。
TPSが下がると、次のような体感になります。

  • モブの動きがカクつく
  • レッドストーンが遅い
  • 破壊・設置の反映が遅れる
  • 移動が引っかかる

まず“原因を当てる”ための基本手順

いきなり設定をいじるより、次の順が早いです。

  1. 重い場所から離れて軽くなるか確認(拠点・トラップの影響を切る)
  2. それでも重いなら、ワールド全体(生成・MOD処理)を疑う
  3. “何が重いか”は、プロファイラで見る(おすすめ:spark)

spark(軽量プロファイラ)を使うと楽

  • サーバーに導入して、コマンドで一定時間の負荷を計測 → ビューアで原因を見える化、ができます
  • 「どのMOD/処理がCPUを食っているか」が当たりやすくなります

いきなり“最適化MODを追加”より、まず 現状の犯人を特定したほうが失敗しません。

ラグの典型例と対策の当て方

原因別に「ありがちな見え方」と「打ち手」をまとめます。

A. 拠点だけ重い(拠点に戻ると急にラグい)

  • 典型原因
    • 常時稼働の装置(自動化・機械MOD・搬送ライン)
    • 動物の過密飼育、アイテムが散らかる
    • チャンクローダーが多い
  • 対策
    • 装置の停止スイッチを作る(使うときだけ動かす)
    • 動物・村人・アイテムを増やしすぎない
    • “常時ロード”の範囲を絞る(チャンクローダーを減らす)

B. 新天地へ行くほど重い(探索・生成が重い)

  • 典型原因
    • ワールド生成(地形追加MOD、構造物追加MOD)
    • ストレージが遅い(HDD/混雑)
  • 対策
    • 探索は一度に広げすぎない(生成負荷が集中する)
    • SSD/NVMe運用+バックアップ領域の確保
    • 重い地形系MODは数を絞る(1つずつ検証)

C. 人数が増えると重い(少人数は平気)

  • 典型原因
    • view-distance / simulation-distance が高い
    • 回線(上り)やCPUに余裕がない
  • 対策
    • server.propertiesview-distance / simulation-distance を下げる
      • まずは控えめ(例:8/6あたり)から、遊びやすさと相談して調整
    • VPS/マネージドへ移行やプラン増強を検討

バックアップ設計(頻度/保存先/復元手順)

バックアップは「取ること」より “戻せること”が重要です。
おすすめは、最初から 3点セットで考えるやり方です。

何をバックアップする?

最低限、次の2つはセットで残すと復元が安定します。

  • ワールドデータworld フォルダ。level-name を変えている場合はその名前)
  • 環境データmods / config / defaultconfigs など)

さらに余裕があれば、これも強いです。

  • 起動スクリプト・user_jvm_args.txt(起動設定の再現性が上がる)
  • “導入したMOD一覧”メモ(後で詰まらない)

どの頻度で取る?

初心者の現実解はこれです。

  • 毎日1回(フル):最低ライン(長期運用なら必須)
  • 遊ぶ前 or 大きくいじる前に手動で1回:事故防止の最強手段
  • 余裕があれば 数世代残す(例:直近7回+週次4回)

どうやって取る?(2パターン)

最も確実なのは 停止してコピーです。

  • パターン1:停止してコピー(おすすめ)
    • サーバー停止 → フォルダを丸ごとバックアップ → 起動

稼働中に取りたい場合は、保存コマンドを使って整合性を取りやすくします。

  • パターン2:稼働中にコピー(慣れてから)
    • save-all flushsave-off → コピー → save-on

※MOD環境はファイルが多いので、初心者はまず「停止してコピー」で十分です。

“復元手順”も一緒に作る(超重要)

バックアップは、戻して起動できて初めて価値があります。

  • テスト用フォルダにバックアップを展開
  • サーバーを起動して、入室→数分歩くまで確認
  • 問題がなければ、そのバックアップを「使える世代」として残す

この一手間で、いざという時の成功率が段違いになります。

アップデート戦略(検証→本番、ロールバック前提)

Forgeサーバーの更新は、一気に全部上げるほど壊れやすいです。
初心者は次のルールだけ守ると安定します。

更新対象は4つある

  • Minecraft本体
  • Forge/NeoForge
  • MOD(+依存MOD)
  • Java

全部を同時に更新すると、原因が追えなくなります。

安全な更新フロー(おすすめ)

  1. 本番フォルダを丸ごとコピーして「検証環境」を作る
  2. 変更は 1回に1種類(例:MODだけ更新 → 起動チェック)
  3. 起動 → 入室 → 数分プレイ → ログ確認
  4. OKなら本番に反映(本番も更新前にバックアップ)

ロールバック(巻き戻し)を前提にする

更新前に、次を“セットで”保存しておくと戻しやすいです。

  • 更新前の mods / config 一式
  • 更新前のサーバー実行ファイル・起動設定
  • 更新前のワールド(最低1世代)

注意点として、Minecraft本体の大きな更新ではワールド変換が入ることがあり、完全な巻き戻しが難しくなる場合があります。
だからこそ「検証→本番」「バックアップ→更新」の順番が効きます。

症状別トラブル解決:最短ルートで直す

Forgeサーバーのトラブルは、原因の8割が「一致していない」「入れ方が違う」「見る場所が違う」です。
ここでは症状ごとに、初心者でも迷いにくい“最短ルート”だけに絞って解説します。

起動しない/すぐ落ちる

まずは「サーバーフォルダで run.bat / run.sh を起動しているか」を確認してください。
Forge系は、直接jarを叩くより 起動スクリプト経由が前提になっていることが多いです。

次に、以下を上から順にチェックします(当たりやすい順)。

バージョン不一致(MC/Forge/MOD)

よくある症状

  • 起動直後に落ちる
  • 「このMODは○○が必要」系の文言が出る
  • サーバーは起動するが、参加時に落ちる

最短チェック

  • Minecraft本体(サーバー側)と、MOD対応のMinecraftが一致しているか
  • ForgeとNeoForgeを混ぜていないか
  • MODのバージョンがサーバーと参加者で一致しているか(同名でも版が違うとNG)

最短で直す手順

  1. 直前に追加・更新したMODを一旦外す
  2. 起動できたら、MODを 1つずつ戻す(“犯人”を特定する)
  3. 犯人が分かったら、対応バージョン(MC/ローダー/MOD)を揃え直す

✅ コツ:原因切り分けでは「一気に全部入れ直す」より、“最後に変えたもの”を戻すほうが速いです。

Javaのバージョン違い

よくある症状

  • そもそも起動しない/文字が一瞬出て閉じる
  • @user_jvm_args.txt がどうこう、というエラーが出ることがある

最短チェック

  • サーバー機で java -version を実行し、必要なJavaになっているか確認
  • Javaが複数入っている場合、古いJavaが参照されていないか(PATH問題)

最短で直す手順

  • 必要なJavaを入れた後、必ず java -version が目的の版を指しているか確認
  • Windowsで起動batが古いJavaを拾う場合は、bat内のjavaをフルパス指定するのも手です(ただし混乱しやすいので、最終的にはPATH整理がおすすめ)

依存MOD不足・競合(相性問題)

よくある症状

  • 「Missing」「requires」「depends」などがログに出る
  • MODを入れた瞬間に落ちる

最短で直す手順

  • エラー文に出ている「不足MOD名」を追加(前提MODを入れる)
  • それでもダメなら、競合の可能性
    • 直近追加したMODを外す
    • 似た系統(最適化・描画・ワールド生成など)を同時に盛りすぎていないか見直す

初心者向けの鉄則

  • まとめて20個入れて壊れたら、直すのが難しいです
    → “起動確認しながら少しずつ”が、結局いちばん速いです。

メモリ不足/権限・パーミッション

メモリ不足のサイン

  • ワールド生成や参加時に落ちる
  • しばらくして落ちる(負荷が乗って落ちる)

最短で直す手順(メモリ)

  • user_jvm_args.txt-Xmx を適正値へ(例:4G→6G)
  • ただし、PC全体メモリを使い切るほどの“盛りすぎ”は逆効果になり得ます
    • 「OSに余白」を残してください

権限問題のサイン

  • eula.txt やログが作られない/保存できない
  • Linuxで Permission denied が出る

最短で直す手順(権限)

  • Linux:実行権限を付与
  chmod +x run.sh
  • フォルダの所有者・書き込み権限を整える(運用ユーザーで読めて書ける状態に)
  • Windows:Program Files配下や同期フォルダを避け、書き込み可能な場所に移す

参加できない/接続直後に弾かれる

「サーバーは起動している」のに入れない場合は、まず 切り分けが重要です。

  • 同じPCから localhost で入れる?(自宅PC運用のとき)
  • 同じLAN内の別PCから入れる?
  • 外部(家の外)からだけ入れない?

この結果で、原因がほぼ絞れます。

クライアント側のMOD構成が一致していない

よくある症状

  • 接続直後に落ちる
  • 「modsが違う」「違うチャンネル」「missing mods」系

最短で直す手順

  • サーバーと参加者で、次を完全一致させる
    • Minecraftバージョン
    • Forge/NeoForgeの種類とバージョン
    • MOD一覧(同じMOD・同じバージョン)
  • 迷ったら、参加者側は一旦 mods を空にして、サーバー側と同じものだけ入れ直す

事故を減らすコツ

  • 可能ならModpack運用に寄せる(“同一構成”の再現が簡単)

認証系エラー・ネットワーク要因(IPv6等)

よくある症状

  • Failed to verify username など認証っぽい文言
  • 特定の人だけ入れない/時間帯で入れない

最短で試すこと(安全寄り)

  • クライアントを再起動 → Microsoftアカウント再ログイン
  • サーバーの online-mode=true を基本に(公開運用では特に重要)

注意(重要)

  • online-mode=false は“入れるようになる”ことがありますが、
    なりすまし・データ不整合などのリスクが増えます
    身内の一時検証以外では、基本おすすめしません。

IPv6が絡むときの考え方

  • 外部参加で問題が出る場合、回線・ルーター・環境の違いが影響します
  • 「LAN内はOK/外部だけNG」なら、まずポート・FW・回線仕様(公開不可の契約など)を疑ってください

ポート未開放・FWで遮断

最短チェック

  • 外部から入れないだけなら、ほぼここです
  • まずは「サーバー起動中か」「ポート番号を変えていないか」を確認

自宅回線の最短チェック

  • ルーターでTCPポートをサーバーPCへ転送しているか
  • サーバーPCのファイアウォールで許可しているか
  • サーバーPCのIPが変わっていないか(固定推奨)

VPSの最短チェック

  • OS側Firewall(UFW等)で許可しているか
  • クラウド側のセキュリティグループでも許可しているか
  • SSHは開けても、Minecraftポートを開け忘れるのが“あるある”です

ダウンロードや生成に失敗する系(Jarが見つからない等)

「jarがない」「ダウンロードできない」「展開したのに動かない」系は、手順よりも ファイルが揃っていないのが原因になりがちです。

手動配置で回避する手順

最短で効く対処

  • Installerを空フォルダでやり直す(混在を排除)
  • 起動は run.bat / run.sh を使う(jarを直接探して実行しない)
  • ダウンロードが壊れている可能性があれば、公式から再取得する
    • 途中で切れたファイルは、展開エラーや起動失敗の原因になります

VPS/SSHでGUIがないとき

  • Installerをサーバーへ置き、コマンドでサーバー用に展開する(--installServer 方式など)
  • どうしても難しければ、手元PCでInstall server → フォルダ一式をVPSへ転送、でもOKです
    (“揃った状態”にできれば動きます)

ログの読み方(ここを見ると早い)

トラブル解決は、ログを見るだけで“当たり”に近づきます。
全部読む必要はありません。見る場所だけ決めるのがコツです。

latest.log / debug.log / crash-reports の役割

  • logs/latest.log
    • 直近起動の全記録
    • 起動しない/落ちる/参加できない系の一次調査はまずここ
  • logs/debug.log
    • 詳細ログ(環境や設定によって出ないこともある)
    • 原因が掴めないときの補助
  • crash-reports/
    • “クラッシュしたとき”に出るレポート(日時付きファイル)
    • クラッシュ原因がまとまっていることが多い

最短の読み方

  • latest.log の下のほう(最後)から見る
  • ERROR / FATAL / Exception / Caused by を探す
  • 「何のMODが原因か」っぽい名前が出ていれば、そこがスタート地点です

質問・共有用の最小テンプレ(環境・再現手順・ログ抜粋)

誰かに聞くとき(または自分で整理するとき)は、これだけでOKです。
長文より、“再現できる情報”のほうが価値があります。

  • 環境
    • OS(Windows / Linux)
    • Minecraftバージョン:
    • Forge or NeoForge(種類+バージョン):
    • Javaバージョン(java -version の結果):
    • サーバーの場所(自宅PC / VPS / マネージド):
  • 症状
    • 起動しない/起動後に落ちる/参加できない/接続直後に落ちる 等
  • 直前に変えたこと
    • 追加・更新・削除したMOD名、設定変更、Java更新など
  • ログ抜粋
    • latest.log の末尾 50〜200行くらい
    • crash-reports があれば、そのファイルも

✅ コツ:ログは“丸ごと貼る”より、末尾のエラー周辺を抜粋したほうが伝わります。
※IPやトークンなど、個人情報っぽいものが混ざっていたら伏せてください。

FAQ:よくある疑問をまとめて解消

ForgeとNeoForge、どちらを選ぶべき?

結論はシンプルで、使いたいMOD/Modpackが前提としている方を選ぶのが最短・最安全です。
(“性能が良さそうだから”で選ぶと、互換性で詰まりやすいです)

選び方の目安は次の通りです。

  • Modpackに「Forge」「NeoForge」と明記されている → その表記に従う(最優先)
  • 明記がない/自作構成 → 主要MODが対応しているローダーに合わせる
  • 迷ったら → まず Forge(対応MODが多い構成になりやすい) で成立するかを確認し、必要ならNeoForgeへ

注意したいポイントも2つだけ押さえればOKです。

  • ForgeとNeoForgeは別物なので、基本は「混ぜない」
  • NeoForgeはForgeから派生した背景があり、時期・バージョンによって互換の考え方が変わります
    → 結局、MOD側が対応しているかが答えになります

Modpackを差し替えるとワールドはどうなる?

ワールドは「どのMODが入っている前提で作られたか」を強く引きずります。
なので、差し替えの影響は“何を変えるか”で変わります。

影響が小さめなケース

  • 同じModpack内での小さな更新(推奨される更新手順の範囲)
  • MODを追加するだけ(既存要素を消さない)

この場合は、比較的うまくいきやすいです(それでも検証は推奨)。

影響が大きい(壊れやすい)ケース

  • ブロック・アイテム・機械などを追加するMODを“削除”
    → 既に置いたブロックや機械が「存在しない扱い」になり、消えたり壊れたりします
  • 地形生成(ワールド生成)系MODを変える/入れ替える
    → 新しく生成される範囲だけ地形が変わり、境目が不自然になったり、構造物や資源分布が崩れたりします
  • 根幹システムを変える大規模差し替え
    → 進行データやレシピ、IDのズレが起きやすい

安全に差し替える“最短ルール”

初心者は、次の手順だけ守ると事故が激減します。

  1. 必ずバックアップ(world+mods/config一式)
  2. 本番をいじらず、コピーした検証環境で差し替え
  3. 起動 → 入室 → 主要拠点を歩く → ログ確認
  4. OKなら本番へ(それでも更新前バックアップは残す)

「ワールドを守りたい」なら、基本は “ワールドとModpackはセット”と考えるのが安全です。

統合版(Bedrock)でもForgeサーバーは使える?

Forgeサーバー自体はJava版向けなので、統合版(Bedrock)にそのまま適用するものではありません。

ただし、目的によって答えが分かれます。

  • 統合版でForge MODを動かしたい
    → その意味では できません(ForgeはJava版のMOD環境)
  • 統合版の友達も一緒に“参加だけ”させたい
    → 仕組み次第では可能(ただし制限あり)

“参加だけ”を実現する代表例

Geyserのような仕組みを使うと、BedrockクライアントがJavaサーバーへ接続できる場合があります。
ただしこれは「翻訳・中継」の仕組みなので、重要な注意点があります。

  • Bedrock側がJava版のMOD体験を完全に再現できるわけではない
  • MODの内容によっては、見え方・挙動・UIが一致しない/成立しないことがある

結論:
“MODで遊ぶ”が目的なら、参加者もJava版が現実的です。
(Bedrock参加は「どうしても一緒に遊びたい」時の“妥協案”として考えると失敗しません)

友達に同じMOD環境を用意してもらう最短手順は?

最短で事故が少ないのは、Modpack+ランチャー運用です。
“同じ環境”を人力で合わせるのが一番むずかしいので、ツールに任せるのが正解です。

最短で揃えるおすすめ手順

  1. 使うModpackを決める(名前+バージョンまで固定)
  2. 参加者に「同じランチャー」で入れてもらう
  3. Modpackのバージョンを固定(自動更新でズレないように)
  4. サーバー側は、可能なら 公式のServer Pack(サーバー用配布)を使う
  5. 参加前チェック(これだけでOK)
    • Minecraft本体のバージョン
    • Forge/NeoForgeの種類とバージョン
    • Modpack(またはMOD)一覧とバージョン

手動zip配布で揃える場合の注意

どうしても手動なら、次が現実的です。

  • 配るのは基本 mods+必要ならconfig
  • 「後から各自でMODを足す」を禁止(ズレの原因)
  • MODによっては再配布や同梱が禁止/制限されることがあります
    → 迷ったら「配布元リンクを共有して、同じものを各自で取得」が安全です

費用を抑えつつ快適にする現実的な落とし所は?

“安くて快適”は両立できますが、コツは お金をかける前に「重くする要因」を減らすことです。

まず無料でできる快適化(効果が大きい順)

  • view-distance / simulation-distance を下げる(重さに直結)
  • 地形生成・構造物追加のMODを盛りすぎない(探索が重くなる)
  • 常時稼働装置(自動化・搬送・チャンクローダー)を増やしすぎない
  • ワールドを広げすぎない(生成負荷を分散)
  • こまめにバックアップ → 事故っても時間コストを節約

費用を抑える“運用の落とし所”3パターン

A:0円寄り(短期・身内・検証)

  • 自宅PCで必要な時だけ起動
  • 長期常時稼働は狙わない(手間と不安定さが増える)

B:低コストで安定(おすすめの中間)

  • 小さめVPS/ゲーム特化マネージドのエントリー構成
  • “メモリを盛る”より、距離設定とMOD量の設計で勝つ

C:快適最優先(人数多め/重いModpack)

  • 上位プランへ(メモリ+CPUの余裕)
  • ただし、構成が悪いと上げても重いので、先に原因を潰すのが近道

目安として、少人数なら「中量までのModpack+距離設定を控えめ」にするだけで、かなり快適になります。
逆に「重いModpack+長距離設定+常時装置盛り盛り」は、どこで動かしても重くなりやすいです。

まとめ:Forgeサーバー運用チェックリスト(建てる前/建てた後/定期)

Forgeサーバーは、手順を覚えるよりも 「ミスりやすいポイントを先に潰す」ほうが安定します。
ここでは初心者でも迷わないように、やることを“チェックリスト化”して締めます。印刷やメモにも使える形です。

建てる前:バージョン・Java・構成の確定

まずは「一致ルール」と「構成の固定」を終わらせる段階です。ここが曖昧だと、後で必ず詰まります。

1) 何を基準に決めるか(優先順位)

  • 遊びたい MOD/Modpack を決める
  • 対応する Minecraftバージョン を確定する
  • 対応する ForgeまたはNeoForge を確定する(混ぜない)
  • 必要な Javaバージョン を合わせる(java -version で確認)

2) 構成がブレないための準備

  • サーバーフォルダは バージョン別に分離する
    • 例:forge-1.xx.x/neoforge-1.yy.y/
  • “本番”と“検証”を分ける(更新テストが安全になる)
  • 参加者に配る方針を決める(おすすめ順)
    • Modpack運用(最もズレが出にくい)
    • 手動配布(mods+必要ならconfigを共有。勝手に追加禁止)

3) どこに立てるかの判断(迷ったらこれ)

  • 短期/身内/検証:自宅PC
  • 常時稼働/自由度:VPS
  • 手軽さ/管理画面:ゲーム特化のマネージド
  • 完全無料:無料ホスティング(ただし制限多め)

4) 事前の“失敗予防チェック”

  • サーバーに入れるMODは サーバー対応か(クライアント専用を混ぜない)
  • 前提MOD(依存関係)が揃っているか
  • 目安スペックの確認
    • 人数が増える/重いModpackほど、メモリとCPUの余裕が必要
  • 外部公開するなら、ネットワーク方針を決める
    • 自宅:ポート開放できる回線か、FW設定できるか
    • VPS:FWとセキュリティグループで必要ポートだけ開ける

建てた直後:EULA・初期設定・動作確認

ここは「起動した!」で終わらせず、最低限の安全運用までセットで固める段階です。

1) 起動の基本動作を固める

  • run.bat / run.sh で起動できる
  • 初回生成が終わったら eula.txttrue にする
  • server.properties の最小項目を設定する
    • 人数、モード、難易度、ポート、距離(view/simulation)は控えめから

2) 身内運用の安全セット(初心者向けの定番)

  • white-list=true にして、参加者を追加する
  • 管理者だけにOP付与(付与しすぎない)
  • 公開しないなら、まずは LAN内だけで接続テストする

3) MOD導入の“壊れにくい手順”

  • MODなし(ローダーのみ)で起動 → OK確認
  • MODを少数入れる → 起動確認
  • 問題が出たら「直前の追加分」を外して切り分ける
    • いきなり大量導入しない(原因追跡が難しくなる)

4) 初回のバックアップを作る(超重要)

  • “動いた状態”を基準点として保存する
    • worldmods/config をセットで
  • 可能なら、復元テスト用フォルダで一度起動しておく
    • 「戻せる」ことが確認できると、以降の更新が安全になります

運用中:バックアップ・更新・トラブル時の切り分け

ここからが長期運用の勝負どころです。コツは「定期作業を小さく固定化」することです。

1) バックアップ運用(軽くてもいいので継続)

おすすめの現実解:

  • 毎日1回(または遊ぶ前)にバックアップ
  • 世代を残す(例:直近7回+週次4回など)
  • 基本は 停止してコピー(初心者ほど事故が少ない)

バックアップ対象(最低限):

  • world
  • mods / config / defaultconfigs(構成によって必要)

2) 更新手順(検証→本番、ロールバック前提)

更新対象は4つあるので、まとめて上げないのが鉄則です。

  • Minecraft
  • Forge/NeoForge
  • MOD(+依存MOD)
  • Java

安全な更新ルール:

  • 本番フォルダをコピーして検証環境で試す
  • 変更は1回に1種類(例:MODだけ更新)
  • 起動 → 入室 → 数分プレイ → ログ確認
  • 問題なければ本番へ(本番更新前に必ずバックアップ)

3) ラグ・不調のときの切り分け(最短ルート)

まずこの順で見ます。

  • 拠点だけ重いか(装置・エンティティ過多の可能性)
  • 探索で重いか(生成MOD・ストレージの可能性)
  • 人数が増えると重いか(距離設定・CPU/回線の可能性)

すぐ効く調整(やりすぎ注意):

  • view-distance / simulation-distance を下げる
  • 常時稼働装置・チャンクローダー・過密飼育を減らす
  • MODを盛りすぎた場合は、一度構成を整理する

4) トラブル時に見る場所と“メモの残し方”

見る場所(基本はこれだけ):

  • logs/latest.log
  • crash-reports/(クラッシュ時)

困ったときの最小メモ(自分用でも有効):

  • 何が起きたか(起動不可/参加不可/落ちる等)
  • 直前に変えたこと(MOD追加、更新、設定変更など)
  • latest.log 末尾のエラー周辺(抜粋)

Forgeサーバーは最初だけハードルが高く感じますが、土台を一度整えれば、あとは「MODを増やして遊びを広げる」ことに集中できます。
まずはこの記事の手順どおりに、最小構成で起動→参加→数分プレイまでを成功させてください。それが一番の近道です。

もし途中で詰まったら、焦って設定をいじるよりも、直前に変えた点(MOD追加・更新・Java変更)を一つ戻すのが解決率の高いアプローチです。
あなたの目的(身内で遊ぶ/公開する/重いModpackを回したい)に合わせて、最適な形に育てていきましょう。

目次