Googleサイト徹底解説|機能一覧・作り方・料金・制限・代替案まで
「Googleサイトって、無料でホームページが作れるらしいけど……実際どこまでできるの?」
そう思って調べ始めたものの、情報が断片的でモヤモヤしていませんか。
「とにかく早く公開したい。最短で作る手順を知りたい」
「料金は本当に無料? どんな条件で使えないことがあるの?」
「社内ポータルやプロジェクトサイトにも使える? 権限や共有が不安」
「独自ドメインは設定できる? 反映しないって聞くけど大丈夫?」
「SEOはどこまでできる? Search ConsoleやAnalyticsは使える?」
「後からWordPressなどに移行したくなったら詰む? バックアップは?」
Googleサイトは、Googleドライブやフォーム、カレンダーなどと相性がよく、“早く作って、チームで更新する”用途に強い一方で、デザインや機能、SEOの細かな制御には限界もあります。
つまり「向いているケース」を選べば最高にラクですが、「向いていない目的」で使うと遠回りになりがちです。
この記事では、初心者でも迷わないように、Googleサイトを1記事で俯瞰できる形にまとめました。
- できること/できないこと(制限と回避策)
- 最短で公開する作り方(ページ構成・導線設計)
- 料金と必要なもの(個人アカウント/Workspaceの違い)
- 公開範囲・権限・共同編集(事故防止の考え方)
- 独自ドメイン・URLの注意点(反映しない時のチェック含む)
- SEOとアクセス解析(できる範囲で最大化する方法)
- 代替案(WordPress/Wix/STUDIO/Notion等)との選び方
公式ヘルプなどの一次情報をベースに、実務でつまずきやすいポイントを先回りして整理しているので、読み終える頃には「自分はGoogleサイトで行くべきか」「どう作れば迷わないか」がはっきりします。
【※Googleサイトは簡易的なホームページ作成向きです。本格的なホームページを検討している場合は以下をおすすめします↓】
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記事でわかること(最短で作って、迷わず運用できる状態まで)
このパートでは、Googleサイトを「とりあえず作れた」で終わらせず、公開・共有・更新がスムーズに回る状態まで、迷いやすいポイントを先回りして整理します。
具体的には、次のことがわかります。
- 最短で公開するまでの流れ(何から手を付けるべきか)
- 公開範囲の決め方(一般公開/限定公開/組織内公開)
- 共同編集の進め方(担当分け・権限・事故防止)
- 独自ドメインの考え方(必要なケースと注意点)
- “伸びる運用”の型(更新しやすい構造・ルール・テンプレ)
また、初心者がつまずきがちな「結局どこまでできるの?」「何ができないの?」を、用途ごとに短く整理します。
読むだけで、次の一手が決まる構成にします。
対象:個人の簡易サイト/小規模ビジネス/社内ポータル・プロジェクトサイト
Googleサイトは、ざっくり言うと “速く作れて、共有・更新がラクなWebページ” を作るのに強いツールです。
特に、次のような人に向いています。
1) 個人(簡易サイト)
- 自己紹介/プロフィール
- ポートフォリオ
- イベント告知ページ(参加案内・地図・申込)
2) 小規模ビジネス
- 1枚の案内ページ(サービス概要/料金の目安/問い合わせ)
- 採用ページ(募集要項/選考フロー)
- 店舗の案内ページ(アクセス/予約導線)
3) 社内ポータル・プロジェクトサイト
- 情報が散らばりがちな「リンク集・手順・FAQ」の集約
- プロジェクトの議事録・資料・最新情報の置き場
- 新人向けオンボーディング(最初に読むページ)
ポイントは、「頻繁に更新する」「複数人で扱う」「見た目はシンプルでOK」な用途ほど相性が良いことです。
この記事の結論(Googleサイトが“刺さる”ケースを先に整理)
先に結論です。Googleサイトが強いのは、次の3タイプです。
- スピード重視:今日中に公開したい/サクッと立ち上げたい
- 共有・運用重視:社内やチームで編集し、最新情報を保ちたい
- Google連携重視:ドライブ、フォーム、カレンダー等を“そのまま”載せたい
逆に、次の要件が強いなら、最初から別手段(例:WordPressや高機能なWeb制作ツール)を検討した方がラクです。
- デザインを細部まで作り込みたい
- ブログ運用・高度なマーケ施策をガッツリやりたい
- EC/会員機能など、複雑な仕組みが必須
用途別の相性早見表
| やりたいこと | 相性 | 理由(短く) |
|---|---|---|
| 社内ポータル/プロジェクトの情報集約 | ◎ | 共同編集と共有が主役。更新がラク |
| イベント案内(申込・地図・日程) | ◎ | フォームやカレンダーを載せやすい |
| 1枚もののサービス紹介・会社案内 | ○ | すぐ公開できる。シンプル運用向き |
| しっかりSEOで集客するブログ | △ | “作りやすさ”が強みで、拡張性は限定的 |
| EC・予約システム・会員制サイト | × | 機能面で不足しやすい |
最短で迷わないための「3つの原則」
初心者が詰まりにくくなる、運用のコツだけ先に置きます。
- ページ構成を先に決める(増やしても破綻しない)
- 公開範囲を先に固定する(公開事故を防ぐ)
- 更新ルールを作る(誰が・どこを・いつ直すか)
この3つを押さえるだけで、「作ったのに放置」「誰も更新できない」「情報が散らばる」をかなり防げます。
Googleサイトとは何か(できること・立ち位置を1ページで把握)
Googleサイト(Google Sites)は、Googleが提供する“かんたんWebページ作成ツール”です。
コードを書かなくても、文章・画像・ボタン・埋め込みなどを組み合わせて、公開用ページや社内向けページを作れます。
まずは全体像を3行でまとめます。
- 作る:テンプレート+ドラッグ&ドロップでページを組み立てる
- 共有する:共同編集・公開範囲の調整がしやすい
- 運用する:Googleドライブ等と相性がよく、更新が続けやすい
「凝ったWeb制作」よりも、スピードと運用が重視される場面で強い立ち位置です。
Googleサイトの特徴:ドラッグ&ドロップで作れる/共同編集しやすい
1) ドラッグ&ドロップで“見たまま”作れる
Googleサイトは、ブロック(部品)を配置して作ります。初心者が迷いにくい理由は、次の2点です。
- テンプレートがある:白紙が苦手でも始めやすい
- 自動で整列する:レイアウトが崩れにくく、スマホ表示も意識しやすい
ページに置けるものの例(よく使う順)
- 見出し/本文テキスト
- 画像、ボタン
- Googleドライブのファイル(ドキュメント、スプレッドシート、スライド)
- Googleフォーム(問い合わせ・申込)
- カレンダー、地図、YouTube などの埋め込み
「資料はドライブに置き、サイトには“見せ方”だけ作る」という運用ができるので、更新の手間が増えにくいのが利点です。
2) 共同編集が“最初から前提”で作られている
Googleサイトは、個人制作だけでなく、チーム運用に向きます。
- 編集者を招待して、同じサイトを複数人で更新できる
- 下書き(編集画面)と公開版(閲覧画面)で共有範囲を分けられる
- 設定次第で、編集者が勝手に公開・権限変更しないよう制限もできる
運用で失敗しないコツ(初心者向け)
- 編集者は最小限(増やすほど事故が起きやすい)
- 変更ルールを短く決める(例:更新は「お知らせ」だけ、資料はドライブで管理)
- 公開担当を1人決める(公開ボタンを押す人)
料金と必要なもの(無料で始める条件・利用できないケース)
料金の考え方
Googleサイトは、基本的にサイト作成・公開そのものに追加料金はかかりません。
ただし、次のような“周辺コスト”は別です。
- 独自ドメインを使うなら:ドメイン取得費(年額など、取得先により異なる)
- 法人運用でWorkspaceを契約するなら:ユーザー数に応じたライセンス費用
目安として、費用の分かれ方はこう考えるとシンプルです。
| やりたいこと | 追加費用の発生 | 補足 |
|---|---|---|
| とにかく無料で公開して使う | なし | Googleアカウントがあれば開始可能 |
| 独自ドメインで公開したい | あり | ドメイン代+DNS設定などが必要 |
| 組織で管理・統制したい | あり | Google Workspaceの契約を検討 |
必要なもの
- Googleアカウント(個人アカウント or Google Workspaceアカウント)
- 作業しやすい環境:基本はPCブラウザ推奨(編集の操作がしやすい)
利用できない/制限がかかる代表例
初心者がハマりやすいのは「自分のアカウント側の制限」です。
- 保護者管理のGoogleアカウントでは、Googleサイトを新規利用できない場合がある
- 会社・学校のアカウントは、管理者ポリシーで
- そもそも作れない
- 外部公開ができない
- 共有範囲が制限される
といったケースがある
「作れない/公開できない」と感じたら、まずアカウント種別と管理設定を疑うのが近道です。
個人GoogleアカウントとGoogle Workspaceの違い(管理・権限・運用の差)
Googleサイト自体の操作感は近いのですが、運用の安心感が大きく変わります。
ざっくり結論
- 個人アカウント:自分で作って自分で管理(小さく始めやすい)
- Workspace:組織で統制して管理(退職・異動・情報統制に強い)
違いを「運用」の視点で比較
| 観点 | 個人Googleアカウント | Google Workspace |
|---|---|---|
| 所有の考え方 | 個人に紐づく | 組織(会社・学校)に紐づく |
| 権限の統制 | 個別に共有設定 | 管理者がポリシーで制御しやすい |
| 外部共有 | 基本は自己責任で設定 | 外部共有の可否・範囲を制限しやすい |
| 運用の継続性 | アカウントが変わると引継ぎが面倒になりがち | 異動・退職時も管理しやすい |
| サポート | 基本はヘルプ中心 | プランによりサポート体制が手厚くなる |
初心者のおすすめ指針
- 個人・小規模で“まず作る”なら:個人アカウントで十分
- 社内ポータルとして“継続運用する”なら:Workspaceが安心
「新しいGoogleサイト」と「以前のGoogleサイト」の違い(移行が必要な人向け)
ここは混乱しやすいので、最初に前提を揃えます。
- 現在主流なのは 「新しいGoogleサイト」(一般にGoogleサイトと言えばこれ)
- 以前の仕組みは 「Classic(旧)Googleサイト」 と呼ばれ、移行が必要になった時期があります
何が違うのか(初心者向けに要点だけ)
- 新しいGoogleサイト:
- レイアウトが自動で整いやすい(レスポンシブ意識)
- 直感的な編集(ブロック配置)
- 共同編集・共有がわかりやすい
- 以前のGoogleサイト(Classic):
- 古いUIで、機能や移行の都合で扱いが別枠
- 現在は「新しいGoogleサイト」への移行が前提になった
自分が移行対象かどうかの見分け方
- 以前作ったサイトを編集しようとして
- 編集画面の見た目が今と大きく違う
- 「Classic Sites Manager」「変換」などの文言が出る
→ この場合は移行対象の可能性が高いです。
移行が必要な人がやること(最短ルート)
- 旧サイトが残っているか確認
- 変換(コンバート)機能で「新しいGoogleサイト」の下書きに移す
- レイアウト崩れ・リンク切れをチェック
- 公開し直す(公開範囲も再確認)
ポイント:移行は「変換したら終わり」ではなく、公開設定の確認が重要です。
特に社内運用だと、公開範囲が意図せず広がる/逆に見えなくなる、が起きがちです。
まず結論:Googleサイトが向いている人/向いていない人
Googleサイトは、ひとことで言うと 「素早く作れて、共有・更新がラクな“情報サイト”」 に強いツールです。
逆に、デザインや機能を作り込む“本格サイト” には不向きになりやすいです。
迷ったら、次の考え方がいちばんシンプルです。
- “作る”より“運用する”が大事 → Googleサイト向き
- “表現・機能の自由度”が最重要 → 別ツール向き
向いている:スピード優先・情報共有・小規模で十分なサイト
次のどれかに当てはまるなら、Googleサイトはかなり相性が良いです。
1) 最短で公開したい(とにかく早く形にしたい)
- 「今日中に案内ページが必要」
- 「まずは仮のサイトを作って、あとで情報を足したい」
- 「Web制作に時間をかけられない」
✅ 理由:テンプレ+ブロック配置で、ページの骨組みがすぐ作れるためです。
2) 情報共有・共同編集が中心(更新が多い、担当が複数)
- 社内ポータル(手順書、FAQ、リンク集)
- プロジェクトのハブ(資料、議事録、タスク導線)
- イベント運営ページ(申込、日程、会場案内)
✅ 理由:共有範囲や編集権限を前提に設計されていて、「誰が更新しても破綻しにくい」 からです。
(※下書きと公開版でアクセスを分ける運用もしやすいです)
3) “Googleの中で完結させたい”(ドライブやフォーム中心で回す)
- 申込はGoogleフォーム
- 資料はGoogleドライブ
- 日程はGoogleカレンダー
✅ 理由:外部ツールを増やさずに “いつものGoogle”で運用 しやすいからです。
用途別の相性(ざっくり早見)
| 目的 | 相性 | コメント |
|---|---|---|
| 社内ポータル/共有ハブ | ◎ | 更新が多いほど真価が出る |
| イベント案内(申込・地図・日程) | ◎ | 必要要素を載せやすい |
| 小規模ビジネスの案内(1〜数ページ) | ○ | まず公開して改善が向く |
| 採用ページ(簡易) | ○ | 変更が多い運用に強い |
| しっかり集客するメディア運用 | △ | 拡張性・施策の幅で不利になりがち |
向いていない:凝ったデザイン、EC/会員制、細かなSEO制御が必須
次の要件が強い場合、Googleサイトは「作れはするけど、途中で詰まりやすい」側です。
1) デザインを細部まで作り込みたい
- セクション余白や装飾をミリ単位で揃えたい
- アニメーションや凝ったUIを入れたい
- ブランド表現が重要(見た目の差が成果に直結)
⚠️ Googleサイトは、良く言えば“整う”、悪く言えば“自由に崩せない”ため、表現の自由度が足りないと感じやすいです。
2) EC/会員制など、機能が中心のサイトにしたい
- 商品販売(カート・決済・在庫)
- 会員登録/ログイン/マイページ
- 予約管理、顧客管理などの業務機能
⚠️ こうした機能は、標準機能だけで完結させるのが難しく、外部サービス連携前提になります。
「サイトはGoogleサイト、機能は別サービス」という形にできないなら、最初から別手段が安全です。
3) 細かなSEO制御が必須(施策の自由度が必要)
- 記事を量産して検索流入を伸ばすメディア型
- 構造化データや細かなメタ制御を積極的に使いたい
- SEOのテクニカル施策が重要な領域
⚠️ Googleサイトでも“基本はできます”が、ツールとしての思想は 「運用しやすい情報ページ」寄り。
SEOを主戦場にする場合は、施策の幅が広い環境(例:WordPress等)の方が進めやすいことが多いです。
判断チェックリスト(Yes/Noで3分診断)
次のチェックで、直感的に判断できます。
Yesが多いほどGoogleサイト向きです。
目的・成果のタイプ
- [ ] とにかく早く公開したい(スピード優先)
- [ ] 情報共有が主目的(説明・手順・資料集約)
- [ ] ページ数は少なめで十分(1〜10ページ程度から開始)
運用体制
- [ ] 更新担当が複数いる/今後増える可能性がある
- [ ] 更新頻度が高い(月1以上の見直しがある)
- [ ] 退職・異動があっても回るように “属人化を避けたい”
必要機能・拡張性
- [ ] 機能は「問い合わせ」「申込」「資料閲覧」程度で足りる
- [ ] EC・会員制などの複雑機能は 不要(または外部サービスでOK)
- [ ] デザインは シンプルで問題ない(見やすさ重視)
SEO・集客の前提
- [ ] 検索集客は「最低限できればよい」or 別施策(SNS/広告/名刺URL)が中心
- [ ] SEOのために、構造化データや細かな制御までやる予定はない
判定(目安)
- Yesが8〜12個:Googleサイトで始める価値が高い 👍
- Yesが4〜7個:用途を絞ればアリ(社内用/イベント用など)
- Yesが0〜3個:別ツールを先に検討した方が早い(作り直しを避けやすい)
迷ったときの最終判断(超シンプル)
- 1週間以内に公開したい → Googleサイトで試作
- 半年以上“資産として育てたい” → 拡張性がある環境も比較してから決定
Googleサイトで“できること”一覧(機能を用途別に整理)
ここでは、Googleサイトの機能を「何ができるか」だけでなく、どんな場面で役立つか(用途)に寄せて整理します。
初心者でも「自分がやりたいこと=どの機能を使えばいいか」がすぐ結びつくようにまとめます。
ページ作成とサイト構造(ナビ、階層、複数ページ運用)
Googleサイトは、ページを増やして「小さなサイト構造」を作れます。ポイントは “運用しやすい導線作り” が標準でできることです。
できること(サイト構造まわり)
- 複数ページを作成して、メニュー(ナビ)で移動できる
- ページをドラッグして、並び替えや階層化(サブページ化)ができる
- サブページは最大5階層まで作れる(深すぎる構造にも一応対応)
- ページごとにURLの末尾(カスタムパス)を設定できる
例:/about、/contactのようにわかりやすく整理 - ページをメニューから非表示にできる(ただしリンクを知っていればアクセスは可能)
- “ページ”とは別に、メニュー内に外部リンクやメニュー見出し(セクション)を追加できる
→「社内ルール」「申請」「FAQ」などをカテゴリっぽく整理しやすい
初心者が失敗しにくい構造の作り方(ミニ指針)
- まずは トップ+下層3〜6ページくらいで開始(増やすのはあとでOK)
- 階層は深くしすぎない(深くなるほどURLが長くなり、管理が難しくなる)
- “メニューから非表示”ページは、用途を決めて限定運用(例:お礼ページ、限定案内)
デザイン(テーマ、配色、フォント、ヘッダー画像)
Googleサイトのデザインは、細部を作り込むというより 「破綻しない統一感を、短時間で作る」 のが得意です。
できること(見た目の基本)
- テーマを選んで、全体の雰囲気を揃えられる
- テーマ上で、配色・背景・テキストの見え方をまとめて調整できる
- 文字スタイル(タイトル、見出し、本文など)のフォントや書式をある程度統一できる
- ヘッダー画像の設定や、ヘッダーのサイズ(表示タイプ)を選べる
- 必要に応じて、フッターを付けて共通情報(連絡先、注意事項など)を固定できる
もう一歩“それっぽく”するコツ(初心者向け)
- 配色は 2色までに絞る(メイン+アクセント)
- ヘッダー画像は「情報が読みやすい」ものを優先(派手さより視認性)
- 文字サイズの強弱は 見出しで作る(装飾を増やしすぎない)
💡 Googleサイトは、テーマに加えて「ボタン」「区切り線」「リンク」「画像カルーセル」などの見た目もまとめて整えられるため、統一感を崩しにくいのが強みです。
埋め込みと連携(ドライブ、フォーム、カレンダー、地図、YouTube など)
Googleサイトの大きな強みがここです。
“中身はGoogle(ドライブ等)に置き、サイトで見せる” という運用ができます。
できること(Google連携)
- Googleドライブのファイルをそのまま載せられる
- ドキュメント、スプレッドシート、スライド など
- Googleフォームを埋め込める(問い合わせ/申込/アンケート)
- Googleカレンダーを載せられる(イベント日程、予約枠の共有にも便利)
- Googleマップを載せられる(アクセス案内が簡単)
- YouTube動画を載せられる(説明動画、手順動画など)
- Googleグループを埋め込むなど、チーム向けの使い方も可能
できること(外部コンテンツの埋め込み)
- URLを貼って、外部ページを埋め込み表示できる
- 埋め込みコードでも挿入できる(※コードには条件がある)
- さらに、埋め込みを「ページの中」だけでなく、埋め込み専用の1ページとして作ることもできる
→ 例えば「予約ページ」「外部サービス画面」を1ページ丸ごと表示、など
見落としがちな重要ポイント(権限)
埋め込んだドライブ資料は、サイト側を公開しても 資料側の共有権限が合っていないと閲覧できません。
- ✅ 公開サイトで見せたいなら「資料の共有設定」も合わせる
- ✅ 社内限定なら「組織内のみ」など、意図した範囲に揃える
さらに便利な点として、サイト内検索で 埋め込んだドライブ資料の中身も探せるケースがあります。
(社内ポータル用途だと体感が大きいポイントです)
共同編集(編集者追加、同時編集、変更履歴の考え方)
Googleサイトは「1人で作る」より、複数人で回す設計が得意です。
“担当が変わっても運用が止まりにくい”のが強みになります。
できること(共同編集)
- 編集者を追加して、複数人で同時編集できる
- 編集中に、相手がどこを触っているか追える機能がある(迷子になりにくい)
- 編集権限の調整ができる(不要な人は外す/オーナー変更も可能)
- 「編集者が勝手に公開・権限変更できない」 ように制限できる
→ 事故防止にかなり効きます
※注意(初心者が混乱しやすい点)
非Googleアカウントの編集者は「下書きの閲覧」はできても、編集はできないなど挙動が異なる場合があります。チーム運用は Googleアカウント前提で考えるとスムーズです。
できること(変更履歴=バージョン管理)
- 変更履歴(バージョン履歴)を見られる(誰が何を変えたか辿れる)
- 過去の状態に復元できる(サイト全体/ページ単位の復元も可能)
- バージョンに名前を付けて、節目を管理できる
初心者におすすめの運用ルール(例)
- 大きな更新前に、履歴に「2026-01 改定前」など名前を付ける
- 公開ボタンを押す担当を決める(公開事故が激減します)
公開(一般公開/限定公開/組織内公開の切り替え)
Googleサイトは「作る」と「公開する」を分けて考えられます。
公開の仕組みを理解すると、迷いが一気に減ります。
できること(公開の基本)
- 公開前にプレビューして、PC/スマホ表示を確認できる
- 公開時に、サイトの公開URL(アドレス)を設定できる
- 公開範囲を切り替えできる
- 一般公開:誰でも見られる
- 限定公開:指定した人・グループだけ見られる
- 組織内公開:仕事/学校アカウントでは、組織内だけに限定できる選択肢が出る場合がある
検索エンジンとの関係(“できること”の範囲で整理)
- 一般公開の場合、検索に出る可能性はあります
- ただし、公開設定で「検索エンジンに表示しないよう依頼する」オプションがあり、“依頼”はできる(※保証ではない)
閲覧体験を整える機能(地味に便利)
- 見出しへ飛べるアンカーリンクを表示する/しないを切り替えられる
→ 長いページの読みやすさが上がります - 公開されたサイトにサイト内検索を付けられる(情報が増えても探しやすい)
Googleサイトで“やりにくい/できないこと”と回避策
Googleサイトは「速く作って、みんなで更新する」用途に強い一方で、自由度や拡張性が必要な場面では壁が出ます。
ここでは、初心者がハマりやすい“つまずきポイント”を先に知って、現実的な回避策までセットで整理します。
デザイン自由度の壁(CSS直編集・細かなレイアウトの限界)
やりにくいこと
- サイト全体に対して、任意のCSSを当てて細部を調整する(ナビの影、余白のpx指定など)
- “この位置にこの要素を固定したい”のような、ミリ単位のレイアウト制御
- 独自アニメーションや、凝ったUI(高度な表現)を標準機能だけで作る
Googleサイトのデザインは、基本的に テーマ(配色・フォント・部品の見た目)+ブロック配置で整える思想です。
そのため「自由に崩せる=自由に作れる」タイプの制作とは方向性が違います。
回避策(現実的にうまくいく順)
- テーマ設計を先に固める(最優先)
- 配色は メイン+アクセントの2色に絞る
- 見出しの段(H2/H3…)でメリハリを作り、装飾を増やしすぎない
- ボタン・区切り線・リンクなどの“部品”は、テーマ側で統一する
- “作り込みたい部分”だけ外部で作って埋め込む
- 例:料金表、動く図解、予約ウィジェット、比較UIなど
- 外部で作ったページやウィジェットを埋め込み(iframe)にして、Googleサイトには「見せる枠」として置く
- デザインで勝負するサイトは、最初から別の土俵を選ぶ
- 会社・ブランドの世界観が成果に直結するなら、WordPress / STUDIO / Wix 等の方が、結果的に早いケースが多いです
高度な機能の壁(EC、会員、DB連携、複雑な動的処理)
やりにくいこと
- EC(カート・決済・在庫・注文管理)をサイト内で完結
- 会員制サイト(ログイン、権限ごとの表示切替、マイページ)を本格運用
- DBを前提にした機能(検索・絞り込み・一覧自動生成)を、柔軟に構築
- サイト側で複雑な動的処理(高度なJSアプリ)を安定稼働
Googleサイトは“Webアプリ基盤”というより、情報を整理して見せるためのツールです。
埋め込みで拡張はできますが、動作しない/制限が出るケースもあるので、重要機能ほど「外部サービスに任せる」発想が安全です。
回避策(目的別のおすすめパターン)
A) 物販・決済をしたい場合
- Googleサイトは「商品説明・導線」に徹し、
購入(決済)はECサービス側で完結させるのが王道です。 - 具体例
- 商品ページ → 「購入ボタン」または「購入ページへのリンク」
- 申込・問い合わせ → Googleフォーム(受付)+自動返信
B) 会員制っぽく見せたい場合(簡易)
- できる範囲:限定公開で「見られる人」を絞る(共有ベースの考え方)
- できない範囲:ログイン後のマイページ、会員ランク別コンテンツ、課金連動など
→ ここが必要なら、会員基盤があるサービスを選ぶ方が早いです。
C) データを扱いたい場合(DBの代替)
- スプレッドシート+フォームで「疑似DB」運用は可能
ただし、検索・絞り込み・表示制御の自由度は限定的になりやすいです。 - データが増える/要件が複雑になるなら、
最初からDBやアプリ基盤(業務アプリ系)に寄せた方が後悔しにくいです。
D) 動くコンテンツを載せたい場合(埋め込み活用)
- “動く部分”は外部で完結させ、Googleサイトは表示枠として使う
- 重要:埋め込む側のページが https対応・iframe埋め込み許可などを満たさないと表示できないことがあります
バックアップ・移行の壁(いざという時の復元設計)
起きやすい誤解
- 「サイトを丸ごとバックアップして、あとで同じように戻せるはず」
→ 実際は、復元の考え方を先に設計しておく方が安全です。
Googleサイト側でできる“復元”
- バージョン履歴から、過去の状態に戻せます(サイト単位/ページ単位)
- 大きく編集する前に「節目の版」を作っておくと、復元がラクになります
“バックアップ”として現実的な選択肢
- Google Takeout(またはDriveのエクスポート)でアーカイブを作る
ただし、これは主に「手元保管」「監査」「万が一の参照」向けになりやすく、
そのまま同じ形で“再インポート”できるとは限らない点に注意が必要です。
初心者向け:失敗しにくい復元設計(おすすめ運用)
- 変更前に、バージョン履歴で節目を作る(例:月次更新前)
- 画像や資料は、サイト内に散らさず Drive側で整理してから埋め込む
→ サイトの引継ぎ・差し替えがラクになります - URLやページ構成を変える前に、簡単な「サイト構成メモ」を残す
- 主要ページ一覧
- 重要リンク(申込・問い合わせ)
- 更新担当者
旧版(Classic)を使っていた人の注意点
- 旧版のサイトは、新しいGoogleサイトへの変換やアーカイブ出力など、扱いが別になります。
旧サイト資産が残っている人は、まず「どこに何が残っているか」を棚卸しするのが先決です。
「最初から別サービスにすべき」代表パターン
次のどれかに当てはまるなら、Googleサイトで頑張るより、最初から別サービスを選ぶ方が失敗しにくいです。
- デザインが成果に直結する
- ブランディング重視(コーポレート、採用、LPでCVを取りたい)
- EC・会員・予約など“機能が主役”
- カート、決済、会員権限、マイページ、注文管理が必須
- SEOを主戦場にして、施策を積み上げたい
- メディア運用(記事量産・内部施策・構造化など)で伸ばす前提
- 大規模運用が前提
- ページが増え続ける、複数サイト展開、権限設計が複雑
- バックアップ/移行を厳密に求められる
- 規制業種、監査要件、長期保全、厳格な復元プロセスが必要
迷ったときの結論はシンプルです。
「情報共有の箱」ならGoogleサイト、「本格的に作り込むなら別サービス」が基本方針になります。
最短で公開する:基本の作り方(初心者でも迷わない手順)
「何となく触っていたら迷子になった…」を防ぐために、先に決める → 作る → 整える → 公開するの順で進めます。
この順番にすると、後戻り(作り直し)が最小になります。
0) 事前準備:目的・ターゲット・必要ページを先に決める
ここをサボると、途中でページが増殖して「どこに何があるか分からないサイト」になりがちです。
3分だけでいいので、先に型を作ります。
サイトの目的を1行で言えるようにする(例:問い合わせ獲得/社内周知)
まずは、次のテンプレで1行を書いてください(メモでOK)。
- 誰に:
- 何を:
- してほしい(ゴール):
例)
- 個人:初めて来た人に「実績」を見せて、問い合わせにつなげたい
- 小規模ビジネス:サービス概要と料金目安を伝えて、相談フォームへ誘導したい
- 社内:業務手順とリンクを集約して、質問の往復を減らしたい
この1行が決まると、必要ページも自然に決まります。
最低限のページ構成テンプレ(1ページ型/複数ページ型)
1ページ型(最短公開向け)
「とりあえず公開したい」「情報量が少ない」ならこれが最速です。
- ファーストビュー(何のページか)
- 概要(誰向け/何が得られる)
- 特徴・実績(信頼材料)
- よくある質問(不安つぶし)
- 問い合わせ/申込(ゴール)
複数ページ型(運用向け)
更新が増える・社内で回すなら、最初から分けた方がラクです。
- トップ(全体の入口)
- サービス/概要(説明)
- 料金・プラン(目安)
- 実績・事例(信頼)
- FAQ(問い合わせ削減)
- お問い合わせ(ゴール)
- (社内なら)手順/申請/資料/リンク集
✅ 迷ったら「1ページ型で公開 → 後から複数ページへ拡張」が失敗しにくいです。
1) 新規サイトを作成(テンプレ or 白紙)
Googleサイトのトップから、新しいサイトを作ります。
ここでは「何で始めるか」を決めるだけでOKです。
テンプレを選ぶ基準(“見た目”より“用途”で決める)
テンプレは「完成形」ではなく、ページの型(配置の雛形)です。
選ぶ基準はシンプルに次でOKです。
- 最短で公開したい → 既存テンプレ(近い用途のもの)
- 運用しながら作りたい/迷いを減らしたい → テンプレ
- 細部はあとで自分で決めたい → 白紙(Blank)
迷ったら、まずはテンプレで始めて、不要なブロックを消す方が速いです。
サイト名・ロゴ・ファビコンの整え方
初心者が最初に整えるべきは、凝ったデザインではなく“識別できる状態”です。
- サイト名:短く、用途が伝わる名前に
例)「採用情報」「〇〇プロジェクト」「手順・申請ポータル」 - ロゴ(任意):会社・チーム運用なら設定推奨
ロゴがない場合は、無理に入れずサイト名を明確に - ファビコン(任意):運用サイト(社内ポータル等)だと地味に便利
タブで見分けやすくなり、開きっぱなしでも迷いません
ポイント:これらは「公開後に直してもOK」ですが、サイト名だけは早めに確定しておくと管理が楽です。
2) ページを増やして構造を作る(迷子を作らないナビ設計)
本文を書き始める前に、ページの骨組みを作ります。
ここでサイト全体の見通しが決まり、あとが一気にラクになります。
ページ名の付け方(検索・導線・運用を意識)
ページ名は、装飾せずに中身が想像できる日本語が最強です。
- 良い例:
- 「料金」「お問い合わせ」「よくある質問」「アクセス」「手順」「申請」
- 迷う例:
- 「概要」「詳細」「サービス」など、意味が広すぎる言葉
ちょっとしたコツ👇
- 迷ったら「読者が探す言葉」を優先(例:「連絡先」より「お問い合わせ」)
- 社内向けは「動詞+目的語」も強い(例:「申請する」「アカウントを作る」)
階層ルール(増やしても破綻しないコツ)
階層(サブページ)は便利ですが、深くしすぎると運用で詰まります。
初心者はこのルールで十分です。
- 原則:2階層まで(トップ → 下層)で回す
- 例外:社内ポータルなど、カテゴリが明確な場合だけ3階層目
- 追加する前に「このページ、FAQに吸収できない?」を1回考える
おすすめの分類(社内ポータル向け)
- 手順(How to)
- 申請(フォーム・依頼)
- 資料(テンプレ・規程)
- FAQ(よくある質問)
- お知らせ(更新情報)
3) コンテンツを配置(ブロック/セクションで“読ませる”)
ここから本文を入れていきます。
Googleサイトは「文章を詰め込む」より、セクションで分けて読みやすくするのが得意です。
よく使うコンテンツブロック(見出し・文章・画像・ボタン)
初心者は、まずこの4つだけ覚えれば十分です。
- 見出し:内容の区切り(読みやすさが一気に上がる)
- 文章:短めの段落+箇条書き中心がおすすめ
- 画像:スクショ、図、ロゴ、事例画像など
- ボタン:行動導線(問い合わせ、申込、資料DLなど)
配置のコツ(読みやすさ重視)
- 1セクション=1メッセージ(言いたいことは1つ)
- 文章は3〜5行で改行、箇条書きを混ぜる
- ボタンはページ内に1〜3個(多すぎると迷います)
埋め込み(フォーム/地図/動画/外部ページ)の使い分け
埋め込みは「便利な反面、増やすと重くなる」ことがあります。
用途で使い分けるとスッキリします。
- フォーム:問い合わせ、申込、社内申請(ゴールに直結)
- 地図:アクセス案内(店舗、会場)
- 動画:手順の説明、サービス紹介(文章を減らせる)
- 外部ページ埋め込み:予約ツール、別サービスの画面など(必要最小限に)
さらに、外部ページを「ページ丸ごと」で見せたい場合は、フルページ埋め込みという選択もあります(用途がハマると強力です)。
フォーム:問い合わせ・申込・社内申請での設計ポイント
フォームは作って終わりではなく、運用で揉めない設計が大事です。
最低限のチェック(初心者向け)
- 入力項目は最小(多いと離脱します)
- 目的が違うならフォームを分ける
例)「問い合わせ」と「見積もり」は別フォーム - 送信後に“次にやること”を表示
- 例)「2営業日以内に返信します」「必要資料はこちら」
地味に効くポイント
- 社内申請は「申請の前提条件」「よくある差し戻し理由」を先に書くと、やりとりが減ります。
スプレッドシート:一覧・FAQ・更新情報の“準DB化”
スプレッドシートは、更新しやすい一覧に向いています。
使いどころ例
- 更新履歴(いつ何を変えたか)
- FAQ一覧(質問と回答を表で管理)
- リンク集(カテゴリ別に一覧化)
- 担当者一覧(窓口の可視化)
運用のコツ
- シート側は「編集担当」を決める(誰でも編集は事故が増えがち)
- サイト側は「見せる」だけにして、データの更新はシートで行う
4) テーマと見た目を整える(最小コストで“それっぽく”)
見た目をいじり始めると沼りやすいので、ここはルールで時短します。
目的は「おしゃれ」ではなく、読みやすく、迷わないことです。
配色とフォントの決め方(ブランド/可読性の優先順位)
おすすめの優先順位は次の通りです。
- 可読性(読みやすさ)
- 統一感(ブレない)
- ブランドっぽさ(余裕があれば)
やり方(初心者向け)
- テーマはまず1つ選んで固定
- 色は2色まで(メイン+アクセント)
- フォントは変えすぎない(統一が正義)
ヘッダー画像・セクション余白・視線誘導の基本
最短で整えるなら、この3点だけ意識すれば十分です。
- ヘッダー画像は「文字が読める」ものに(情報が主役)
- セクションを増やしすぎない(1ページに詰め込まない)
- ボタンは“次にしてほしいこと”だけ置く
例)「お問い合わせ」「申し込む」「資料を見る」
✅ 1ページの中で「説明 → 納得 → 行動」が自然に流れるように配置すると、成果につながりやすいです。
5) 公開して共有(公開範囲と権限を先に固定)
最後に公開です。初心者が一番ミスしやすいのが公開範囲なので、ここは慎重に。
一般公開/限定公開/組織内公開:どれを選ぶべきか
目的別のおすすめはこうです。
- 一般公開:誰でも見てよい(店舗案内、イベント告知、簡易LPなど)
- 限定公開:特定の人だけ(顧客向け資料、限定案内など)
- 組織内公開:社内ポータル、学校内向け(Workspace環境で出ることが多い)
迷ったら…
- 外部に見せないなら、まず限定 or 組織内にして、必要になってから一般公開に切り替えるのが安全です。
公開後の更新フロー(下書き→確認→公開の型)
更新が始まると、運用ルールがないサイトはすぐ崩れます。
最小限の型を作っておくと、ずっと楽になります。
おすすめの最小フロー
- 編集(下書き状態で更新)
- 確認(別の人が軽くチェック)
- 公開(担当者がPublish)
運用の小ワザ
- 大きな更新の前に「節目」を作る(後で戻しやすくなります)
- 公開担当を1人決める(事故が激減します)
- 更新頻度が高いなら「更新ルール」ページを1つ作る(誰が見ても迷わない)
社内ポータル・プロジェクトサイトで成果を出す情報設計
Googleサイトで社内ポータルを作るときの失敗パターンは、だいたいこの2つに集約されます。
- 「情報はあるのに見つからない」
- 「資料が増えるほど散らばって混乱する」
ここでは、初心者でも再現しやすい形で、トップページ設計 → ページ構成 → FAQ設計 → 全社展開のルールまでを一気につなげます。
「探せない」「散らばる」を潰すトップページ設計
トップページは「会社のホームページ」ではなく、社内の“作業開始画面”にします。
理想は、社員がトップを開いた瞬間に次のどれかが即決できる状態です。
- 今すぐやる手続きに行く(申請・依頼)
- 目的の情報を探す(規程・手順・テンプレ)
- 直近の更新を確認する(お知らせ・変更点)
トップページの鉄板レイアウト(迷子を減らす型)
1) 最上段:クイック導線(最重要)
ここは“3〜7個”に絞るのがコツです。
- よく使う手続き(例:アカウント申請、経費精算、稟議)
- よく使う資料(例:ロゴ、テンプレ、規程)
- よくある質問(FAQ)
- 困ったとき(問い合わせ窓口)
2) 探す:検索と索引の置き場
「探せない」を潰すために、検索導線を目立つ場所に置きます。
- サイト内検索(使える場合は最優先で活用)
- カテゴリ別の索引(手続き/規程/テンプレ…)
- “部署別・業務別”の入口(必要な会社だけ)
※検索を強くする小ワザ
- ページ名を「人が探す言葉」に寄せる(例:問い合わせ先 → お問い合わせ)
- 1ページの冒頭に「結論」を置く(検索結果から開いても迷いにくい)
3) 知る:更新情報(新着・変更点)
社内ポータルは“更新があるほど”価値が上がるので、更新情報をトップに固定します。
- お知らせ(新着3〜5件)
- 重要な変更(規程改定、申請フロー変更など)
- 今月のよくある問い合わせ(FAQ誘導に使える)
4) 信頼:運用情報(E-E-A-Tの社内版)
社内でも「この情報は正しい?」が起きます。そこで、各ページに最低限これを入れます。
- 最終更新日
- 担当部署/責任者(窓口)
- 関連する一次資料(規程原本、申請フォームなど)へのリンク
これだけで「古い情報が残り続ける問題」「誰に聞けばいいか分からない問題」が激減します。
トップページに置くべき“箱”の例(そのまま使える)
- よく使う手続き(ボタン6個まで)
- よく使うテンプレ(3カテゴリまで)
- FAQ(人気の質問5つ+“もっと見る”)
- お知らせ(新着3件)
- 困ったとき(窓口・問い合わせ・緊急連絡)
おすすめページ構成(社内ポータル雛形)
「何を作ればいいか分からない」を防ぐために、まずは雛形を置きます。
最初から完璧に作るより、型を作って、運用しながら増やすほうが成功しやすいです。
最小構成(小規模チームでも回る)
| 区分 | 役割 | 置くものの例 |
|---|---|---|
| トップ | 入口と導線 | クイックリンク/検索/更新情報 |
| 手続き | “やる”を完結 | 申請フロー、必要書類、期限 |
| 規程 | 根拠の保管 | 就業規則、経費、セキュリティ |
| 申請 | 実行導線 | Googleフォーム/外部申請ツールへのリンク |
| FAQ | 問い合わせ削減 | よくある質問、エラー対応、差し戻し理由 |
| テンプレ置き場 | 作業の標準化 | 稟議、議事録、見積依頼、ロゴ、資料雛形 |
使い始めると追加したくなるページ(必要な会社だけ)
- 窓口一覧(部署別:人事/情シス/経理…)
- 新人向け「最初に読むページ」(オンボーディング)
- プロジェクト別スペース(後述の型で量産)
- 用語集(社内略語・ツール名が多い会社ほど効きます)
お知らせ/手続き/規程/申請/FAQ/テンプレ置き場
この6カテゴリは、社内ポータルの“基本セット”です。
迷ったときは、情報を次の基準で振り分けると散らかりにくいです。
- お知らせ:変化(新しくなったこと)
- 手続き:行動(どうやるか)
- 規程:根拠(なぜそうするか)
- 申請:実行(ここから申請する)
- FAQ:例外(詰まるポイント)
- テンプレ:標準化(迷わず書ける)
ナレッジ/FAQサイトの作り方(問い合わせを減らす構造)
FAQが機能しない原因は「情報量が少ない」より、構造が悪いことが多いです。
ポイントは、FAQを“辞書”ではなく、問題解決の導線として設計することです。
問い合わせを減らすFAQの型(1ページの構成)
各FAQページは、次の順にすると解決率が上がります。
- 結論(まず一言):できます/できません/この手順です
- 手順(3〜7ステップ):画面操作は箇条書き
- つまずきポイント:よくある原因と対処
- 必要な場合だけ問い合わせ:窓口+必要情報(スクショ、エラー文など)
例(社内向けの強い書き方)
- 結論:申請はこのフォームから。期限は毎月25日です。
- 手順:①〜⑤
- つまずき:差し戻し理由TOP3
- 問い合わせ:添付すべき情報(これがあると往復が減ります)
FAQを増やすときの“分類ルール”(散らばり防止)
FAQが増え始めたら、分類を固定します。
- 業務別(経費/勤怠/IT/総務)
- 状況別(新入社員/異動/退職/在宅勤務)
- トラブル別(ログインできない/権限がない/表示されない)
さらに効く工夫として、トップに「よく見られる質問」を置き、下層でカテゴリ分類に分けると、探す時間が短くなります。
FAQのネタは“現場”にあります(作る順番)
初心者でも失敗しにくい作り方はこれです。
- まず、直近1〜2か月の問い合わせ(メール/チャット)を10件だけ集める
- 「同じ質問」を1つにまとめて、FAQ化
- 差し戻しが多い申請から先に整備(効果が出やすい)
💡 成果が見えやすい指標
- 問い合わせ件数の減少
- 差し戻し回数の減少
- “窓口への到達前に解決”した割合(体感でもOK)
全社展開のコツ(テンプレ統一・作成権限・公開ルール)
社内ポータルは、全社に広げるほど「統一ルール」がないと崩れます。
ここでは、最低限のガバナンス(運用の決め事)だけに絞ります。
1) テンプレ統一(増やしても崩れない)
ページを量産すると、見た目以上に困るのが「書式バラバラ問題」です。
そこで、最初にテンプレを固定します。
- ページ冒頭に必ず置く:目的/対象者/最終更新日/担当
- 見出し階層(H2→H3)を統一
- “手続きページ”は同じ並び(必要書類→手順→期限→FAQ)
おすすめ:代表的なページを3つだけテンプレ化
- 手続きページテンプレ
- 規程ページテンプレ
- FAQページテンプレ
2) 作成権限(事故が起きない編集体制)
全社展開で多い事故はこれです。
- 誰かが誤って公開範囲を変える
- 誰かが勝手に公開して古い手順が残る
- 担当が退職して更新できなくなる
回避するための“最小ルール”
- オーナー(管理者)を2名以上にする(属人化防止)
- 編集者は必要最小限にし、公開・権限変更は制限する
- 公開担当を決める(下書き→確認→公開)
3) 公開ルール(公開範囲を固定する)
社内ポータルでは「基本は社内限定」です。公開範囲は次の考え方が安全です。
- 社内だけ:組織内限定(可能な環境) or 限定公開
- 外部共有が必要:専用サイトを分ける(社内ポータルと混ぜない)
加えて、公開運用の型を作ります。
- 重大変更は「更新履歴」に残す(いつ・何を・なぜ)
- 月1回、棚卸し(古いページを削除/統合)
- 大きな改定の前は履歴を残して戻せるようにする
公開範囲・権限・共同編集(セキュリティと事故防止)
Googleサイトで一番起きやすい事故は、「公開範囲の設定ミス」と「編集権限が広すぎる」です。
ここでは、初心者でも迷わないように「役割の分け方 → 外部共有の確認 → 変更の戻し方」を“型”として整理します。
権限の種類(閲覧者/編集者/オーナー)と責任分界
Googleサイトは、ざっくり言うと 「作る人(編集)」「見る人(閲覧)」「管理する人(オーナー)」に分かれます。
まずは責任(事故が起きたときに誰が止めるか)を分けるのが重要です。
| 役割 | できること | 典型的な責任(おすすめ) |
|---|---|---|
| 閲覧者(Published viewer) | 公開済みのサイトを見る | 情報の参照・リンク先の利用 |
| 編集者(Editor) | 下書き含め編集する(権限設定次第) | コンテンツ更新(文章・画像・ページ作成) |
| オーナー(Owner) | 共有設定・権限・所有者変更などを管理 | 公開範囲の管理、事故防止ルール、復元判断 |
事故が減る“最小ルール”
- オーナーは最低2人(属人化防止)
- 編集者は必要最小限(増やすほど事故率が上がる)
- 公開(Publish)に関する操作は、できる限りオーナーが握る
編集者に「やらせない」設定が最重要
Googleサイトには、オーナーが 「編集者が公開や権限変更をできない」ように制限する設定があります。
これを入れるだけで、事故の大半(勝手に公開/共有範囲変更/編集者追加)が止まります。
共同編集の注意点(意外とハマる)
- Googleアカウントでない編集者は、下書きを見られても編集できないなど制限が出る場合があります(運用は原則Googleアカウント前提がスムーズ)。
- 公開版の閲覧者(Published viewer)は、公開されるまで内容が見えない前提で設計すると混乱が減ります。
外部共有のチェックポイント(意図しない公開を防ぐ)
公開事故は「最後の1分の確認」で防げます。
公開前に、次の順でチェックしてください。
1) 公開版の公開範囲を先に固定する
公開範囲は、基本的にこの2択が軸です(仕事/学校アカウントは追加選択肢が出ることがあります)。
- Restricted(制限付き):指定した人・グループだけ閲覧
- Public(公開):誰でも閲覧(一般公開)
⚠️ 初心者の安全策
迷ったら Restrictedで公開 → 必要になったらPublicに変更 が一番事故が少ないです。
2) 下書き(Draft)と公開版(Published)を分けて考える
Googleサイトは「作業中の下書き」と「公開されているページ」が別物です。
共有設定でも Draft と Published site を分けて調整できます。
- Draft:編集者・関係者だけに限定(基本これでOK)
- Published:公開範囲(Restricted/Public)を明確にする
この分離ができていると、「編集中の内容が外に見えた」系の不安がほぼ消えます。
3) “公開できる人”を絞る(最重要の事故防止)
次の設定がONだと、編集者が
- 公開(Publish)
- 権限変更(閲覧範囲を変える)
- 新しいメンバー追加
をできてしまうケースがあります。
対策:オーナー設定で、編集者にこれらをさせない(チェックを外す)
→ これが“事故防止の本丸”です。
4) 埋め込み資料(Drive/フォーム等)の権限は別管理
よくある落とし穴がこれです。
- サイトを公開しても、埋め込んだDriveファイルの共有権限が合っていないと見えない
- 逆に、資料だけ誰でも見える設定になっていて、サイトより広く公開されてしまうこともある
対策(シンプル)
- サイトの公開範囲と、埋め込み資料の共有範囲を一致させる
- 「公開時に、埋め込み資料の共有を合わせる」ことを手順に入れる
5) 検索エンジンに出したくないときの考え方
公開(Public)にした場合、検索に出る可能性があります。
Googleサイトには「検索エンジンに表示しないよう依頼する」設定がありますが、“依頼であり保証ではない”点に注意が必要です。
- 本当に外部に見せたくない → そもそもPublicにしない(Restricted/組織内)
- Publicだけど検索に出したくない → 依頼設定を使いつつ、運用上も注意(URL拡散など)
公開前の3分チェックリスト(そのまま使えます)
- [ ] Published site が Restricted / Public のどちらか意図通り
- [ ] Draft は関係者だけ(必要以上に開いていない)
- [ ] 編集者が「公開・権限変更・追加」をできない設定になっている
- [ ] 埋め込みDrive資料の共有範囲が、サイトと一致している
- [ ] 公開後、別ブラウザ(シークレット等)で表示確認した
変更履歴の見方と“戻し方”のルール化
共同編集の安心材料が 変更履歴(Version history)です。
ただし、見られる人・戻せる人・戻し方を決めておかないと、いざという時に混乱します。
まず前提:履歴を見られるのは誰?
変更履歴を閲覧するには、基本的に編集権限が必要です。
つまり、「閲覧者」は困ったときに自分で戻せません。ここが責任分界の根拠になります。
“戻し方”は2種類ある(使い分けが大事)
- サイト全体を戻す:広範囲に壊れた/大規模変更の失敗
- 特定ページだけ戻す:誤って削除した/そのページだけ崩れた
復元後は、公開サイトに反映させるために再公開(Publish)が必要になるケースがあるため、公開担当の運用とセットにします。
事故が起きない「履歴運用の型」
おすすめは、次の3つだけルール化です。
- 大きな変更の前に「版に名前を付ける」
例:2026-01-18 公開前(手順改定)
→ いざ戻すときに迷いません。 - 公開フローを固定する(下書き→確認→公開)
- 編集者:下書き更新
- 確認者:内容チェック
- 公開担当(オーナー推奨):Publish
- “戻す判断”をオーナーに寄せる
- 戻す(復元)は影響が大きいので、勝手に戻さない
- 迷ったら「ページ単位で戻す」から試す(被害が小さい)
よくある失敗と対策
- 「直したつもりが公開されてない」
→ 公開と下書きは別。更新後にPublishが必要な運用にする - 「勝手に戻されて、変更が消えた」
→ 復元できる人(編集者/オーナー)と手順を決める。復元前に版名を付ける
独自ドメイン設定とURLの考え方(失敗しやすい所を先回り)
独自ドメインは「見た目を整える最後の仕上げ」になりがちですが、実際は 公開範囲・権限・埋め込み・運用ルールに影響します。
ここでは、つまずきやすい点を先に潰しながら、最短で安定運用できる形にまとめます。
標準URLと独自ドメインの違い(何が変わる?)
標準URL(GoogleのURL)のイメージ
- Googleサイトを公開すると、基本は sites.google.com/ から始まるURLが付きます。
- 速くてラク。DNS不要。まずはこれで運用を開始できます。
独自ドメイン(自分のURL)のイメージ
- www.example.com のように、会社や個人で保有するドメインに紐付けられます。
- 覚えやすい・名刺や資料に載せやすい・ドメインから“公式感”が出るのがメリットです。
「何が変わるか」を先に整理(重要)
独自ドメインにすると、URLが変わるだけでなく、次のような違いが出ます。
- 所有者(オーナー)だけがドメイン接続できる(編集者では不可)
- 反映に時間がかかる(DNS反映+証明書発行の都合)
- Googleアカウント前提の一部機能が動きにくくなる場合がある
(例:Googleアカウント認証が絡む挙動、埋め込みの一部など) - 公開範囲が“外部公開”になっていないと、独自ドメインURLで見えない/標準URLへ戻されることがある
つまり、独自ドメインは「作って終わり」ではなく、運用設計とセットで考えると事故が減ります。
事前準備:ドメイン所有権・DNS・HTTPSの基礎
独自ドメインで詰まる原因の9割は、ここが曖昧なまま進むことです。
最低限、次の3つを押さえるだけで失敗率が大きく下がります。
1) ドメイン所有権(=DNSを触れる権限)
- ドメインは「買った人」ではなく、DNSレコードを編集できる人が強いです。
- 社内なら「誰がDNSを管理しているか」を先に確認しておきます。
2) DNSの基本(CNAMEが中心)
Googleサイトの独自ドメインは、一般的に サブドメイン(例:www)をCNAMEで向ける運用が基本です。
- 例:
wwwをghs.googlehosted.comに向ける(CNAME) - DNSには反映待ち(数分〜最大1〜2日程度)が起きます
💡 まずは “wwwあり” を通すのが鉄則
example.com(wwwなし=ネイキッドドメイン)まで完璧にやろうとすると難易度が上がります。- 先に wwwを成功させてから、必要なら
example.com → www.example.comの転送や追加設定を検討するのが安全です。
3) HTTPS(SSL証明書)の考え方
- Googleサイトの独自ドメインは、通常 証明書(HTTPS)が自動で用意されます。
- ただし、証明書は“自分で持ち込む”タイプではなく、発行・反映に時間がかかることがあります。
⚠️ 盲点:CAAレコード
- DNS側で「この認証局の証明書しか発行させない(CAA)」の制限をかけていると、証明書が作れず詰まることがあります。
事前に揃えるもの(チェック用ミニ表)
| 用意するもの | 具体例 | つまずきポイント |
|---|---|---|
| ドメイン | example.com | DNS編集権限がない |
| DNS管理画面アクセス | レジストラ/Cloud DNS等 | CNAMEの競合がある |
| 公開済みサイトURL | 標準URL | そもそも未公開だと進まない |
| 公開範囲の方針 | 公開/限定/組織内 | “外部閲覧不可”だと独自URLが効かないことがある |
設定手順の分岐(Workspace管理者がいる/いない)
独自ドメイン設定は、環境によって「入口」が変わります。
迷いやすいので、まずはどちらかを選んでください。
A) Workspace管理者がいる(会社・学校アカウント)
この場合、管理者(Admin Console)側でURLマッピングする流れになることが多いです。
やること(全体像)
- サイトを公開(公開範囲も確認)
- 管理者が Admin Console で「新しいGoogleサイト」を対象に カスタムURL(Custom URL)を追加
- DNSで CNAME を設定(
www → ghs.googlehosted.comなど) - 反映待ち(最大24時間程度のことも)
ポイント(勘違いしやすい)
- 管理者がマッピングできるのは 基本的に“サブドメイン”(例:www)で、条件や制約があります
- サイトが「組織内だけ」共有だと、独自URLではなく標準URLへ誘導されるケースがあります
(社内ポータル用途はここで混乱しやすいです)
B) Workspace管理者がいない(個人運用/自分が所有者)
この場合は、Googleサイト編集画面の 設定 → カスタムドメイン から進めるのが基本です。
やること(全体像)
- サイト所有者でログインして、設定からカスタムドメイン設定開始
- ドメインを入力し、案内に従ってDNSを更新
- 所有権確認が求められたら、表示される手順(TXT追加など)で確認
- 反映を待って表示確認
ポイント
- 「所有者だけが接続できる」ので、編集者でログインしていると詰まります
- 反映は時間差があるため、設定直後に見えなくても“即ミス”とは限りません
反映されない時のチェックリスト(DNS/公開状態/キャッシュ)
独自ドメインが表示されないときは、下から順に潰すと最短です。
(上からやるより、成功率が高い)
1) 公開状態(これが最優先)
- 公開(Published)が適切か
- 公開範囲が「外部閲覧OK」になっているか(必要な場合)
2) DNS(CNAMEの基本ミスを潰す)
wwwのCNAMEが ghs.googlehosted.com を向いているか- 既存の
wwwレコード(別CNAMEやAレコード)と競合していないか - TTLが長すぎないか(すぐ直したいときは短いほうが確認が楽)
3) “wwwなし”で見えない(ネイキッドドメイン問題)
example.comはwww.example.comと別物です- まず wwwが開くことを確認し、必要なら
- レジストラの転送機能で
example.com → www.example.com - もしくはDNS/サービス側の“ネイキッドドメイン対応”を検討
- レジストラの転送機能で
4) HTTPS(証明書)待ち/失敗
- 証明書がまだ発行されていない(時間差)
- DNSのCAA制限が原因で発行できない
5) キャッシュ(見えてないだけ)
- シークレットウィンドウで確認
- 別端末・別回線(スマホ回線など)で確認
- OSのDNSキャッシュを疑う(特にWindows)
✅ 最短の確認方法
- 「シークレットで www にアクセス」→ OKならDNSは概ね正しい
- NGならDNSか公開範囲の問題の可能性が高いです
公開後の運用(URL変更・リンク切れ・案内ページの作り方)
独自ドメインを設定した後に事故が起きるのは、だいたい URL変更とリンク切れです。
Googleサイトは自由に作れる反面、Webサーバーのように細かなリダイレクト制御ができるとは限りません。
なので、運用ルールで守るのが現実的です。
1) URLは「変えない前提」で決める
- 最初に決めるべきは、URLの方針です
- 例:社外向けは
www.example.com - 社内向けは標準URL(または組織のルールに従う)
- 例:社外向けは
- 途中でドメインや構成を大きく変えると、名刺・資料・社内ドキュメントのリンクが壊れます
2) ページ構成変更のときは“案内ページ”で吸収する
もしURLが変わりそうなら、次のやり方が安全です。
- 旧ページを消さずに残し、冒頭に案内文を置く
- 例:「このページは移動しました。最新版はこちら →(新URL)」
- 旧ページはナビから外しつつ、外部リンクの受け皿としてしばらく保持
💡 これだけで「404対応」「社内リンク切れ対応」の工数が激減します。
3) ドメインを変更したい場合の基本方針
- 旧ドメイン → 新ドメインへの転送ができるなら、一定期間は転送を維持
- できない場合は、旧ドメイン側に「案内ページ(入口)」を残すのが現実解
4) 運用を仕組みにする(おすすめ)
- 更新履歴(いつ何を変えたか)をスプレッドシート等で管理
- 重要URL(トップ・申込・問い合わせ・FAQ)だけは固定化して、変更しない運用にする
アクセス解析(Analytics等)で改善する運用サイクル
Googleサイトは「作って終わり」より、公開後に少しずつ直して成果を上げるのが向いています。
そのために、アクセス解析は“多機能に使う”より、目的に合う指標だけに絞るのがコツです。
前提として、Googleサイトは設定画面から Google Analytics(GA4)の測定ID(G-XXXX)を入力して計測できます。反映まで時間がかかる場合があるため、公開直後は焦らず「翌日以降」で確認するのが安全です。
“見るべき指標”を目的別に決める(問い合わせ/社内利用率)
アクセス解析で失敗しやすいのは「見られる数字を全部見る」ことです。
初心者は、まず KPIを1〜3個に固定してください。
目的別:おすすめ指標マップ(このまま使えます)
| 目的 | まず見る指標(1〜3個) | 次に見る指標(原因分析用) | 改善の当たり |
|---|---|---|---|
| 問い合わせ・申込を増やす(外部向け) | キーイベント(コンバージョン)数/CTAクリック数/ユーザー数 | 参照元(どこから来たか)/ページ別の離脱傾向/スクロール | CTA位置、ページ構成、FAQ追加 |
| 社内ポータルの利用率を上げる(内部向け) | アクティブユーザー/閲覧数(Views)/1人あたり閲覧数 | よく見られるページ/検索(使うなら)/ファイルDL・外部リンククリック | トップ導線、カテゴリ整理、検索性 |
| 問い合わせ・差し戻しを減らす(FAQ/手順) | FAQページ閲覧数/窓口リンククリック数の減少 | “つまずき”ページの集中/更新前後の変化 | 手順の順番、例の追加、注意点の見える化 |
| 資料配布(テンプレ・規程など) | ファイルDL/関連ページ閲覧数 | 参照元/ページ内の導線クリック | 置き場の一本化、リンクの目立たせ方 |
ポイントは、「成果(ゴール)」の指標 → 「原因(なぜ)」の指標の順に見ることです。
外部向け(問い合わせ)の「測り方」具体例
Googleサイトはコードを入れて細かなイベントを作り込むのが得意ではないため、現実的には次で十分です。
- CTAクリックをキーイベント化
例:- お問い合わせボタン(外部リンク/フォームへの遷移)
mailto:(メールリンク)やtel:(電話リンク)
→ クリックが取れれば、問い合わせの“前段”が見えます
- Googleフォームの場合は、二段で確認する
- GA:フォームへ遷移したクリック数(サイト側)
- フォーム:回答数(フォーム側)
→ 「押されたけど送られてない(離脱)」が推測できます
- UTMで流入元を判別(SNS/メルマガ/社内チャット等)
URLにパラメータを付けるだけで、「何が効いたか」が見えます
社内向け(利用率)の「測り方」具体例
社内ポータルは“滞在時間が長いほど良い”とは限りません。
「迷って長い」のか「目的を達成して長い」のかが混ざるため、次の組み合わせが安全です。
- アクティブユーザー(使われているか)
- 1人あたり閲覧数(迷子か、回遊が必要な構造か)
- トップページ → 手続きページへの遷移(導線が機能しているか)
- よく見られるページTOP(どこにニーズが集中しているか)
“キーイベント(コンバージョン)”の最小設計
初心者はこれだけでOKです。
- 外部向け:
「問い合わせ」ボタンのクリックをキーイベントにする - 社内向け:
「申請フォームへ行く」クリック、「テンプレDL」をキーイベントにする(できる範囲で)
※GA4では「イベント」を重要指標として“キーイベント(旧:コンバージョン相当)”に設定できます。まずは1〜2個に絞ると、改善が速くなります。
改善の優先順位(導線→内容→信頼→見た目の順)
改善は、見た目から触ると迷走しがちです。
成果が出やすい順に、次の流れで直すのが鉄板です。
1) 導線(迷わずゴールに行けるか)
最優先は「クリックされるべき場所がクリックされているか」です。
チェック項目
- トップに「よく使う導線(3〜7個)」があるか
- 重要ページへのボタンが、上(冒頭)と下(読み終わり)にあるか
- メニュー名が分かりやすいか(抽象語が多すぎないか)
改善アイデア(効きやすい)
- CTAボタンを 1〜2種類に統一(例:お問い合わせ/申し込む)
- トップに「手続き」「FAQ」「テンプレ」を固定(社内向け)
2) 内容(読めば解決するか)
導線が整っても、内容が薄いと成果は伸びません。
チェック項目
- 冒頭3行で「誰の・何の・何が得られる」が伝わるか
- 手順は 箇条書き(3〜7手順)で書けているか
- “よくある詰まり”が先回りできているか(FAQ/注意点)
改善アイデア
- “差し戻し理由TOP3”をFAQに入れる(社内申請系で強い)
- 例・スクショを1つ足す(文章量を増やさず理解を上げる)
3) 信頼(この情報は正しいと言えるか)
外部向けはもちろん、社内でも信頼がないと「結局聞く」が起きます。
最低限入れると強い情報
- 最終更新日
- 担当部署/窓口
- 根拠リンク(規程原本、公式手順、申請フォームなど)
- 更新履歴(変更点の要約)
これだけで「古い情報の放置」「誰に聞けばいいか不明」が減ります。
4) 見た目(読みやすいか、疲れないか)
最後にデザインです。ここは“凝る”より“整える”が正解です。
- 1セクション1メッセージ(詰め込みすぎない)
- 文章は 3〜5行で改行+箇条書き中心
- 配色は2色まで、ボタンの種類を増やさない
改善サイクルの回し方(初心者向けの最短)
週1回・15分で回せる形にします。
- 指標を見る(KPI 1〜3個だけ)
- 原因ページを1つ決める(例:トップ or 問い合わせ前のページ)
- 1つだけ直す(導線 or FAQ追加など)
- 次週、同じ指標で差分を見る
“まとめて大改修”より、小さく直して早く検証がGoogleサイトでは勝ちやすいです。
GoogleサイトのSEO:できることだけで最大化する
前提:メタ情報を細かくいじれないぶん、本文設計が勝負
Googleサイトは、WordPressのように「title/description/OGP/構造化データ/robots」などをページ単位で細かく調整するタイプではありません。
そのぶん、成果が出るサイトは次の“土台”が強いです。
- 1ページ=1目的(混ぜない)
- 冒頭で要点がわかる(検索結果→クリック→即納得)
- 見出しで情報が探せる(スクロールしても迷子にならない)
- 内部リンクで次の行動に誘導(回遊=評価と成果につながる)
また、検索結果の説明文(スニペット)は、設定したメタディスクリプションだけで決まらず、本文の一部が採用されることも普通にあります。
だからこそ、本文の“見せ方”がSEOの中心になります。
コンテンツ設計で効く施策
ページタイトルと見出し構造(H2〜H4で意図を明確化)
やることはシンプルで、効果が大きい順に並べます。
1) ページタイトルは「誰の何を解決するか」を入れる
悪い例:
- ホーム / TOP / 案内 / まとめ
良い例:
- 社内ポータルの申請手順(経費精算)
- Googleサイトで問い合わせページを作る方法(最短手順)
- プロジェクトX:資料・議事録・進捗(入口ページ)
ポイント
- 先頭付近に主要語(探される言葉)を置く
- “対象”か“状況”を入れて、同名ページの量産を避ける
- タイトルと本文の冒頭がズレないようにする(クリック後の離脱が減ります)
2) 見出しは「検索者が探している順」に並べる
おすすめはこの型です。
- H2:結論・要点(または手順の全体像)
- H2:手順(または具体例)
- H2:よくあるミス・注意点(詰まる所の先回り)
- H2:FAQ(問い合わせ削減)
- H2:参考・根拠・更新履歴(信頼)
3) H2〜H4は“意味が重複しない”ように切る
ありがちな重複はこれです。
- 「作り方」「手順」「設定方法」が別見出しで同じ内容
→ 「手順」に統合して、手順内で小見出し(H3)にする
4) URL(ページパス)も整えると運用が楽
GoogleサイトはページごとにURLの“末尾(カスタムパス)”を設定できます。
SEOだけでなく、社内共有や資料掲載のときにリンクが読みやすいのが強みです。
例:
- /apply-expense
- /project-x/meeting-notes
- /faq/account
注意
- あとから変えるとリンク切れが起きやすいので、最初に方針を決めるのが安全です
内部リンクとナビ(回遊性・探しやすさ)
GoogleサイトのSEOは、内部リンクが“ほぼ生命線”です。理由は2つあります。
- 検索エンジンも人も、リンクを辿って重要ページを理解する
- サイト内で迷うと、すぐ戻られて成果が落ちる(問い合わせ・申請など)
1) グローバルナビは「7項目まで」が基本
増えるほど探しにくくなります。おすすめの考え方は、
- ナビ:カテゴリ(入口)だけ置く
- 実務ページ:入口から2クリック以内に配置する
例(社内ポータル)
- 手続き / 規程 / 申請 / テンプレ / FAQ / お知らせ / 窓口
2) “次に進めるリンク”をページ内に必ず置く
特に効果が出やすいのは、この3箇所です。
- 冒頭:結論の直後(急いでいる人用)
- 中盤:手順の途中(「ここから申請」など)
- 末尾:読了後(FAQ・関連手続き・問い合わせ)
3) アンカーテキストは「ここを押す」禁止
リンク文字は、内容が一瞬でわかる表現にします。
- 悪い:こちら / 詳細 / ここをクリック
- 良い:経費精算の申請フォーム / 稟議テンプレ(Googleドキュメント)/ アカウント発行手順
画像の代替テキスト(アクセシビリティ+理解補助)
画像の代替テキスト(alt)は、SEOというより品質と信頼の底上げに効きます。
(読み上げ対応・理解補助ができ、結果として離脱が減りやすい)
altテキストの基本ルール(迷ったらこれ)
- 画像の役割が「情報」なら書く(スクショ、図、表、比較など)
- 画像が「飾り」なら無理に盛らない(説明がノイズになる)
書き方の型
- 何の画像か+何が重要かを短く
例: - 「Googleサイトの公開設定画面。公開範囲を制限付きにする項目」
- 「ページのプロパティ画面。カスタムパスを設定する場所」
検索結果の説明文に“使われやすい要約”の置き方
Googleサイトでは、メタディスクリプションを思い通りに編集できない前提で、本文側に“要約ブロック”を置くのが現実的に強いです。
おすすめ:冒頭に「2〜4行の要約」を固定
以下のテンプレが便利です(そのまま使えます)。
- このページでわかること:〇〇の結論/手順/注意点
- 対象:〇〇の人(例:小規模チーム、社内ポータル運用者)
- すぐやること:最初に〇〇を確認 → 次に〇〇を設定
ポイント
- 主要語(検索される言葉)を自然に入れる
- 「結論→手順→注意点」の順に並べる
- 文章を詰めず、改行する(読みやすさ=離脱防止)
インデックス状況の確認と促進
site:検索での確認手順
まずは“今どう見えているか”を軽く把握します。
- Google検索で
site:あなたのURLを入力 - ページが多い場合は
site:あなたのURL キーワードで絞る
例:site:example.com 申請/site:example.com FAQ
見たいポイント
- 重要ページが出ているか
- 古いページ名が残っていないか
- 意図しないページ(下書き的なページ)が出ていないか
Search Consoleでの所有権確認と登録
Search Consoleは「検索での表示状況」と「インデックス可否」を確認するための必須ツールです。
Googleサイトでも、独自ドメイン運用なら特に入れておく価値があります。
1) どっちで登録するか(最短で迷わない判断)
- 独自ドメインがある → ドメインプロパティが管理しやすい(DNSが必要)
- とりあえず試したい/URL単位でOK → URLプレフィックスでも可
2) 検証(所有権確認)で詰まりにくい順
GoogleサイトはHTMLを自由に編集できないため、初心者は次が安全です。
- DNS(TXT)で検証:最も堅牢(DNSを触れる人向け)
- Google Analyticsで検証:GA4を入れていて権限があるなら有力
進め方(ざっくり)
- Search Consoleでプロパティ追加
- 検証方法を選ぶ(DNSまたはGA)
- 指示どおりに設定して「確認」
- 所有権が取れたら、URL検査やパフォーマンスを使える
URL検査で再クロール依頼(更新が反映されない時)
更新したのに検索結果が変わらないときは、URL検査が最短です。
流れ
- Search Consoleの上部検索窓に、対象ページURLを入れる
- 「インデックス登録済みか」「クロール日時」「検出方法」などを確認
- 変更後なら、インデックス登録をリクエスト(可能な場合)
よくある“反映されない理由”
- 公開範囲が制限されていてGoogleが見られない
- ページがナビや内部リンクから辿れず、発見されにくい
- 内容が薄い/他ページと重複していて評価が乗りにくい
- 大幅変更直後で、反映待ちの段階(時間差は普通にあります)
よくあるトラブルと対処(詰まりポイントをまとめて解決)
Googleサイトで詰まりやすいのは、だいたい次の4つです。
- 公開したのに見られない(共有設定・URLの勘違い)
- スマホ表示で崩れる(レイアウト設計)
- 独自ドメインが反映されない(DNS・公開状態・時間差)
- 検索に出ない(限定公開・noindex・インデックス未完了)
まずは「症状→最短チェック→原因の切り分け」の順で進めると迷いません。
公開したのに見られない(公開範囲・権限・アカウント要因)
最短で切り分ける3分チェック
次を上から順に確認してください(ここで8割解決します)。
- 「公開(Publish)」が済んでいるか
- 編集画面で内容を直しただけでは、公開版に反映されないことがあります
- 変更後は基本的に再公開が必要です
- 「公開サイト(Published site)」の閲覧範囲が意図どおりか
- 制限付き(Restricted)のままだと、許可した人以外は見られません
- 仕事/学校アカウントだと「組織内のみ」などの選択肢が出ることがあります
- 相手が“正しいURL”で開いているか
- 編集者向けのURL/下書きのURLを渡していると、表示できなかったり、権限要求が出たりします
- いったん「シークレットウィンドウ」で自分でも開いて確認するのが確実です
それでも見られないときの“原因別”対処
A. 「アクセス権限が必要です」になる
- 原因:公開範囲が制限付き、または相手のアカウントが違う
- 対処:
- 公開範囲を見直す(公開/制限付き)
- 制限付きの場合は、相手を「公開済み閲覧者(Published viewer)」として追加
- 相手が複数アカウント(個人/会社)を使っているなら、許可したアカウントでログインしてもらう
B. 「見えるけど、埋め込み(ドライブ資料・動画・カレンダー等)が見えない」
- 原因:サイトは見えても、埋め込み元の共有権限が合っていない
- 対処:
- 埋め込み元(Driveファイル等)の共有設定を、サイトの公開範囲に合わせる
- 例:サイトが一般公開なら、資料も閲覧可能にしておく(必要範囲で)
C. 相手には“古い内容”が表示される
- 原因:再公開していない/ブラウザのキャッシュ
- 対処:
- もう一度公開(Publish)する
- シークレットで確認、別端末で確認
再発防止の運用ルール(これだけで事故が激減)
- 編集者=更新、オーナー=公開と公開範囲管理に分ける
- 公開前チェック(固定化)
- 公開範囲
- 共有相手
- 埋め込み資料の権限
- シークレット表示確認
スマホ表示で崩れる(セクション設計の見直し)
Googleサイトは自動的にレスポンシブに調整されますが、“PCで美しく見える配置”がスマホでは破綻しやすいです。特に「2〜3列レイアウト」「横長の表」「画像+テキストの詰め込み」で崩れます。
よくある崩れ方と、直し方の鉄板
1) 2列(横並び)がスマホで窮屈になる
- 対処:
- 重要セクションは 1列(縦積み)を基本にする
- 2列を使うのは「カード3つまで」「文章は短め」など軽い用途に限定
2) 画像が大きすぎて、文字やボタンが押しづらい
- 対処:
- 画像は「説明のため」だけに絞る(飾り画像を減らす)
- ボタンは密集させず、上下に余白を取る(誤タップ防止)
3) 表が横にはみ出す/読めない
- 対処(おすすめ順):
- 表をやめて、箇条書き+小見出しに置き換える
- どうしても比較表が必要なら、項目数を絞り「縦比較(A→B→C)」にする
4) セクション内に要素を詰め込みすぎて“情報の塊”になる
- 対処:
- 1セクション=1メッセージ(結論→補足→リンク)
- 長文は「折りたたみ」やFAQに逃がす
最短で見栄えを整えるテンプレ
- 冒頭:2〜4行の要約(誰向け・何ができる)
- 本文:手順は番号付き(3〜7手順)
- 途中:注意点(箇条書き3〜5個)
- 末尾:次の行動ボタン(問い合わせ/申請/関連ページ)
独自ドメインが反映されない(DNS/公開/時間差)
独自ドメインは、つまずく原因がだいたい決まっています。
また、反映には時間差があり、最大48時間かかることがあるため、焦って設定をいじり直すのが逆効果になることもあります。
最短で潰すチェックリスト(上から順に)
- あなたがサイトの「所有者(オーナー)」か
- 独自ドメイン接続は基本的にオーナーしかできません
- サイトが公開済みか
- 公開していないと、独自ドメインで見えない/挙動が安定しません
- 公開範囲が“世界に公開”になっているか
- 独自ドメインに紐付けたサイトは、公開閲覧者の共有設定が“世界向け”でないと、標準URL側へ誘導されることがあります
- 社内限定サイトはここでハマりやすいです
- DNSに誤り・競合がないか(特に www)
- 典型:
wwwのCNAMEが指定先になっていない/別のAレコード等と競合している - DNSサービスの「プロキシ(CDN)」系機能が有効だと挙動が不安定になる場合があるので、まずは標準のDNS解決で確認
- 典型:
- 待つ(反映待ち)
- 変更直後は、端末や回線によって見え方がズレます
- シークレット+別回線で確認すると切り分けが早いです
よくあるエラーの考え方(現場で多い)
- 「証明書がない」系
- いったんカスタムURL設定を外して、再度割り当てし直すと直ることがあります(証明書発行のやり直し)
- 「そのURLは他サービスで使用中」系
- 以前に同じサブドメインを別サービスに割り当てた履歴があると衝突します
- 既存のマッピング解除が必要です
検索に出ない(限定公開、クロール、インデックスの確認)
まず大前提として、限定公開(Restricted/組織内のみ)だと、検索結果に出ない(出すべきでもない)ケースが大半です。
外部向けに検索から来てほしいなら、公開範囲が適切かを最初に確認します。
まず確認すること(ここで大半が決まる)
1) 公開範囲は外部に開いているか
- 「限定公開」のままでは、Googleがクロールできません
2) “検索エンジンに表示しない”設定をONにしていないか
- 公開設定の中に、検索エンジンに表示しないよう依頼する項目があります
- これをONにすると、検索に出にくくなります(そもそも出したくない用途で使う機能です)
Search Consoleで確認と促進(更新が反映されないときに強い)
検索結果に出す・更新を早く反映させたいなら、Search ConsoleのURL検査が最短です。
- 手順(ざっくり)
- Search Consoleにサイトを登録(所有権確認)
- URL検査で、対象ページURLを入力
- 「インデックス可能か」を確認
- 問題がなければ インデックス登録をリクエスト
注意点(初心者が誤解しやすい)
- リクエストしても 必ず掲載される保証はありません
- リクエストには 上限(回数制限)があります
- インデックスは早いと1日程度でも、状況次第で時間がかかることがあります
“検索に出ない”ときの実務的な直し方(安全順)
- まず:公開範囲を確認(限定公開なら、検索の話はここで終わり)
- 次:検索に表示しない設定を見直す
- 次:Search ConsoleでURL検査→問題がなければリクエスト
- 次:コンテンツの重複や薄さを改善(1ページ1目的、冒頭要約、見出し整理)
他サービスとの比較(結局どれを選ぶべき?)
「Googleサイトが良いかどうか」は、サービス単体の優劣というより 目的と運用体制に合うかで決まります。
ここでは、ありがちな選定ミス(あとで作り直し)を避けるために、各サービスの“刺さる場面”を整理します。
WordPress:拡張性・SEO・資産性を重視する場合
WordPressが向くのは、ひとことで言うと “伸ばす前提のサイト”です。
向いているケース
- ブログやオウンドメディアを育てたい(記事数が増える前提)
- SEOを本気でやりたい(タイトル/説明文/構造化/速度/内部リンク設計などを詰めたい)
- 将来的に機能追加したい(会員、予約、EC、多言語、LP量産…)
- “サイトが資産”として長く残る形にしたい(移転・拡張がしやすい)
強み(現場で効くところ)
- テーマ+プラグインで機能を増やせる(SEO系も含む)
- 運用が成熟すると、改善の打ち手が尽きにくい(分析→施策→検証が回る)
弱み(初心者がつまずくところ)
- サーバー/ドメイン/更新/セキュリティ/バックアップなど、運用の責任範囲が広い
- 最初の形にするまでの手間が、Googleサイトより大きい
判断の目安
- 「検索から継続的に集客する」「記事を増やす」なら、最終的にWordPressが優位になりやすいです。
- 逆に「短期で簡易サイト」「社内共有」が主なら、WordPressは過剰装備になりがちです。

Wix/STUDIO/ペライチ:デザインや機能を盛りたい場合
この3つは共通して、ノーコードで“見た目と機能”を早く整えやすいカテゴリです。
ただし性格が違うので、用途で切り分けると選びやすくなります。
Wixが向くパターン
向いているケース
- 予約・会員・ECなど、サイト内でやりたいことが多い
- ある程度のSEO設定(タイトル/説明文など)も触りたい
- サイト運用を「サービス側に寄せて」楽にしたい
注意点
- できることが多い分、設計が雑だとページが増えたときに管理が散らかりやすい
→ 最初に「ページ構成」「カテゴリ」「導線」を決めてから作るのがコツです。

STUDIOが向くパターン
向いているケース
- コーポレート/採用/サービス紹介など、デザイン品質を上げたい
- CMSやフォームも含めて、制作〜運用をノーコードで回したい
- “制作会社っぽい見た目”を、なるべく短期間で作りたい
注意点
- 予約・ECなどの領域は、要件によっては外部連携(別サービス)前提になります
→ 「サイト内で完結したいか」「外部連携でもOKか」で判断が変わります。

ペライチが向くパターン
向いているケース
- 1ページ完結のLPで、すぐ公開したい(キャンペーン、講座、相談受付など)
- 決済や予約など“売る”導線を軽く作りたい
- とにかく最短で「形」と「販売」を始めたい
注意点
- サイト全体を育てる(情報量を増やす)より、単発LPに強い設計
→ SEOで記事を積み上げる用途は、別手段(WordPress等)のほうが噛み合います。

Notion/社内Wiki:ナレッジ管理が主目的の場合
Notion(や社内Wiki系)が強いのは、検索される“Webサイト”というより、更新され続ける“知識の置き場”です。
向いているケース
- 社内ルール、手順書、議事録、テンプレ、FAQなどを一元化したい
- 共同編集・権限管理・情報の構造化(データベース)が重要
- “更新される前提”で、運用を仕組みにしたい
弱み(外部向けに使うと起きやすいこと)
- 外部集客(SEO)をメインにする設計ではない
- 公開ページを作れても、LP/コーポレートとしての見せ方は別サービスのほうが整えやすい
現実的な使い分け
- 外部向け:Googleサイト / Wix / STUDIO / WordPress
- 内部向け:Notion(ナレッジ)+ Googleサイト(社内ポータル入口)
のように、役割を分けると運用が崩れにくいです。
判断表:目的×運用体制×必要機能で選ぶ
「目的」と「運用できる体制」で選ぶと、ブレません。
(“作れるか”より“回せるか”が重要です)
| 目的/要件 | いちばん相性が良い候補 | 理由(初心者向けに短く) |
|---|---|---|
| とにかく早く公開、簡易サイトでOK | Googleサイト | 最短で公開・共有できる。社内/小規模向けに強い |
| 社内ポータルの入口、情報共有が主 | Googleサイト / Notion | Googleサイトは“入口”。Notionは“中身(知識)”で強い |
| 1ページLPで申込/販売を最短で | ペライチ | LP運用+決済/販売の導線が作りやすい |
| デザイン品質を上げたコーポレート/採用 | STUDIO | 見た目の完成度を上げやすい。CMS/フォームも扱える |
| 予約・会員・ECなど機能を盛りたい | Wix | 機能が揃っていてノーコード運用に寄せやすい |
| 記事を増やし、SEOで育てて資産化 | WordPress | 拡張性とSEOの打ち手が多く、長期運用に強い |
| 将来の拡張(会員/EC/多言語等)も想定 | WordPress(本命) / Wix(運用寄せ) | どこまで自分で持つかで選ぶ(自由度 vs 手軽さ) |
迷ったときの“即決”ルール
- 検索集客を伸ばしたい(記事が増える) → WordPress
- デザインを重視して早く整えたい → STUDIO(機能盛りならWix)
- LPで売る/申し込ませるのが先 → ペライチ
- 社内の入口・共有が主 → Googleサイト(中身の整備はNotion併用が強い)
まとめ
Googleサイトは、スピード・共同編集・Google連携に強い、シンプルで実用的なサイト作成ツールです。
個人の簡易サイト、小規模ビジネスの案内ページ、社内ポータルやプロジェクトサイトなど、“早く作って、運用しながら整える”目的なら、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。
一方で、次のような要件では壁が出やすい点も押さえておきましょう。
- デザインを細部まで作り込みたい(CSS直編集など)
- EC・会員制・複雑な動的機能をサイト内で完結したい
- SEOを細かく管理してメディアを伸ばしたい(高度な制御が必要)
- 移行・バックアップを厳密に求められる運用
だからこそ重要なのは、最初に「目的」と「運用体制」を決め、Googleサイトで勝てる形に寄せることです。
- 最短で公開する:1ページ型で始め、必要になったら複数ページへ
- 迷子を作らない:ナビは絞り、重要導線(申込・問い合わせ・申請)を固定
- 事故を防ぐ:公開範囲と権限(閲覧者/編集者/オーナー)を分ける
- 詰まりを減らす:FAQ・手順・更新履歴・担当窓口を明記して運用する
- 改善で伸ばす:Analytics/GA4で目的に合う指標だけを見て、導線から直す
もしあなたの目的が「早く、正しく、みんなで更新できるサイトを運用すること」なら、Googleサイトはかなり有力な選択肢です。
逆に、作り込みや拡張が主目的なら、WordPressやWix/STUDIO、ナレッジ用途ならNotionなど、最初から別サービスを選ぶ方が結果的に早いこともあります。
本記事の内容をもとに、まずは「最小構成で1つ公開」してみてください。
運用しながら改善していくことで、Googleサイトの強み(速さと共有性)が最大化され、迷わず運用できる状態に近づきます。
【※Googleサイトは簡易的なホームページ作成向きです。本格的なホームページを検討している場合は以下をおすすめします↓】
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