ヒアリングシートでWeb制作が9割決まる|項目テンプレ・進め方・要件定義まで
Web制作でよくある失敗は、デザインやコーディングの技術不足ではなく、もっと手前の「すり合わせ不足」です。
そして、そのすり合わせを一気にラクにしてくれるのがヒアリングシートです。
とはいえ、初めてのWeb制作や外注だと、こんな悩みや疑問が出てきませんか?
「制作会社に何を伝えればいいのか分からない。ふわっとした要望でも大丈夫?」
「見積りが会社ごとに全然違う…何が違うの? どこを見れば比較できる?」
「途中で“追加費用”が発生しそうで怖い。後から揉めない方法はある?」
「参考サイトは集めたけど、結局『なんか違う』になりそう…」
「社内の決裁が必要。稟議が通る形で整理するにはどうしたらいい?」
「リニューアルでSEOが落ちたら最悪。移行で何を確認すべき?」
こうした不安の多くは、最初に確定すべき情報が揃っていないことが原因です。
逆に言えば、ヒアリングシートで
- 目的(何を達成したいか)
- ターゲット(誰に届けたいか)
- 必要ページ・導線(何を載せ、どう動いてもらうか)
- 機能・運用(誰が更新し、どう管理するか)
- 予算・納期・承認フロー(現実条件)
を整理できれば、見積りも提案も制作も驚くほどスムーズになります。
この記事では、初心者でも迷わないように、そのまま使える項目テンプレと、事前配布→当日深掘り→合意→要件定義までの標準フローを、実務目線で分かりやすく解説します。
「聞き漏れ」「後出し要件」「社内承認で止まる」といったトラブルも、事前に防げるようになります。
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ヒアリングシートとは? Web制作で「何を確定」するための資料か
口頭打合せだけでは起きるズレ(要件・費用・工数・期待値)
ヒアリングシートは、Web制作の初期に「必要情報をもれなく集めるための質問票(+整理メモ)」です。
口頭だけでも進められますが、初心者ほど次のズレが起きやすくなります。
- 言葉の解釈がズレる
例:「シンプル」=“余白多めで上品”なのか、“情報が少ない”なのか - 決めたつもりが、決まっていない
例:ページ数、問い合わせ導線、更新方法(誰が更新する?)が曖昧 - 聞き漏れが、あとから大きな手戻りになる
例:フォーム項目、予約機能、写真撮影の有無、サーバー移管など - 見積りがブレる(費用・工数の増減が起きる)
例:「5ページ想定」→「やっぱり15ページ必要」で工数が変わる - 期待値がズレる(完成イメージの違い)
例:「この参考サイトみたいに」→“どこが良いのか”が共有できていない
✅ポイントは、「言った・言わない」を防ぐために、決定事項を“文字”で残すこと。
ヒアリングシートがあると、制作側も発注側も、判断が速くなり不安が減ります。
ヒアリングシートで確定できる5要素(目的/対象/内容/仕様/進め方)
ヒアリングシートは、ざっくり言うと 「何のために、誰に、何を、どう作って、どう進めるか」を確定させる道具です。
初心者はまずこの5つが固まるだけで、ほぼ迷子になりません。
| 確定する要素 | 具体的に決めること(例) | 決まると何がラク? |
|---|---|---|
| 目的 | 問い合わせ増、予約増、採用応募、信頼獲得など | ゴールが明確になり、構成が決めやすい |
| 対象(ターゲット) | 誰が見る?悩みは?比較ポイントは? | 文章・デザイン・導線がブレにくい |
| 内容(コンテンツ) | 必要ページ、載せる情報、素材の有無 | 「何を用意するか」が見える化される |
| 仕様(機能・技術) | フォーム、予約、CMS、スマホ最適化、計測など | 見積り・工数・制作難易度が安定する |
| 進め方(体制・ルール) | 連絡窓口、承認フロー、納期、変更時の扱い | 途中で止まりにくく、炎上しにくい |
📝初心者向けのコツ
自由記述を増やしすぎないのが重要です。
選択肢(はい/いいえ、どちらか、優先度)を増やすと、回答が集まりやすくなります。
使う場面の整理:新規・リニューアル・LP・EC・採用サイト
ヒアリングシートは「全部同じ」ではなく、案件タイプで“追加で確認すべき点”が変わります。
ここを押さえると、上流(企画・要件)の質が一気に上がります。
- 新規サイト
- 事業の強み、提供価値、信頼材料(実績・事例・資格など)
- 最初に必要なページ(最小構成)と、増やす順番
- リニューアル(見落とし注意⚠️)
- 現行サイトの課題(どこで離脱?どのページが見られてる?)
- 移行の範囲(URL・ページ削除・リダイレクト・計測の引継ぎ など)
- 旧ページの資産(文章・画像・ブログ記事)をどう扱うか
- LP(ランディングページ)
- 1ページで何を達成するか(CV定義)
- 流入元(広告/SNS/検索)と、刺さる訴求軸
- ファーストビューで伝える“約束”(ベネフィット)と不安解消要素
- ECサイト
- 商品点数、カテゴリ、配送、決済、返品ルール
- 運用体制(誰が商品登録?在庫管理は?)
- 採用サイト
- 欲しい人物像、募集職種、選考フロー
- 応募導線(フォーム/採用管理ツール連携)と社内運用(誰が返信?)
🎯まとめると、ヒアリングシートは
「共通の5要素」+「案件タイプ別の追加質問」に分けて考えると、初心者でも設計しやすいです。
なぜ必須? ヒアリングの質で成果が変わる理由
要望の言語化:課題とゴールを同じ言葉に揃える
Web制作で一番起きがちな失敗は、「言っていることは合っているのに、作るものがズレる」ことです。
原因はシンプルで、要望が“ふわっとした状態”のまま進むから。
たとえば、次のような言葉は人によって解釈が変わります。
- 「見やすくしたい」=文字を大きく?情報を減らす?導線を整理?
- 「問い合わせを増やしたい」=フォーム改善?SEO?広告?CV導線?
- 「信頼感を出したい」=実績表示?お客様の声?資格?会社情報の強化?
そこでヒアリングシートが効くのは、要望を“同じ言葉(定義)”に変換できるからです。
初心者でもズレにくい言語化の型(これだけでOK)
- 現状:いま何が困っている?(例:問い合わせが月3件で伸びない)
- 理想:どうなれば成功?(例:月10件、採用応募も増やしたい)
- 障害:何が邪魔している?(例:導線が分かりにくい/情報不足)
- 優先度:どれが最優先?(例:問い合わせ>採用>ブランディング)
💡コツ:シートに「成功の合格ライン」を入れる
例:“公開後3か月で問い合わせ月10件”のように、目標があると提案と構成がブレません。
聞き漏れ防止:後出し要件・手戻り・追加費用を減らす
制作の手戻りは、だいたいこの流れで起きます。
- 最初は「簡単なサイト」のつもり
- 作り始めてから「実は◯◯も必要」で要件が増える
- 工数・費用・納期が増え、関係者のストレスが増える
ヒアリングシートの役割は、“後から困る項目”を先に見える化することです。
後出しになりやすい要注意ポイント(シートに入れておくと強い)
- フォーム(項目数、必須/任意、自動返信、スパム対策)
- 更新(誰が更新?CMSは?更新頻度は?)
- 素材(原稿・写真・ロゴは誰が用意?締切は?)
- サーバー/ドメイン(現状の管理者、移管の有無、メールへの影響)
- 計測(GA4、Search Console、タグ管理、CV計測)
- 規約/表記(特商法、プライバシーポリシー、免責、薬機法・景表法などの注意)
✅ポイント:「必要かどうか分からない項目」ほど先に質問する
分からないなら「未定」でOK。大事なのは、未定であることが共有されることです。
関係者共有:制作側の引き継ぎと社内稟議が通りやすくなる
Web制作は、制作会社(または担当者)だけで完結しません。
社内にはだいたい複数の関係者がいます。
- 現場(営業/店舗/採用担当):欲しい情報や導線がある
- 管理部門:規約・表記・セキュリティが気になる
- 決裁者:費用対効果とスケジュールが気になる
ヒアリングシートがあると、情報がまとまり、稟議に必要な材料が揃います。
さらに制作側も、担当変更があっても “引き継ぎが崩れない” のが強みです。
稟議・承認が通りやすくなる「3点セット」(シートに添えると効果大)
- 目的とKPI(何をもって成功か)
- 範囲(ページ/機能/素材/運用の責任分担)
- 制約(予算・納期・優先順位)
小さな工夫ですが、これだけで「あとで説明が必要」な場面が減ります。
提案の材料:参考サイトだけでなく「判断基準」を拾える
初心者がやりがちなのが、参考サイトを集めて終わること。
でも本当に大事なのは、URLではなく、“どこが良いのか(判断基準)”です。
例:同じ「かっこいい」でも、意味は人によって違います。
- 余白が多い=上品
- 写真が大きい=迫力
- 色が少ない=洗練
- 動きがある=先進的
そこでヒアリングシートには、参考URL欄とセットで、次の質問を入れておくと提案の質が上がります。
参考サイトを「提案の材料」に変える質問(そのまま使えます)
- そのサイトの好きな点を3つ(デザイン/導線/文章など)
- 逆に避けたい点を2つ(情報量、雰囲気、導線など)
- そのサイトを見て「自社でも欲しい成果」は何?(問い合わせ/予約/応募など)
- どの順で見てほしい?(例:トップ→料金→事例→問い合わせ)
さらに、判断基準を軽く表にすると、打合せが早くなります。
| 判断基準(例) | 具体イメージ | 優先度 |
|---|---|---|
| 信頼感 | 実績・事例・会社情報を厚めに | 高 |
| 分かりやすさ | 料金・プラン比較、導線が明快 | 高 |
| 先進性 | 余白+写真、控えめな動き | 中 |
🎯ポイント:「何を正解とするか」が共有できると、制作側は“当てにいく提案”ができます。
結果として、完成後の満足度も上がりやすいです。
作成前の準備|ヒアリング精度を上げる下調べチェック
現状把握(既存サイト/検索結果/SNS/レビュー/競合)
ヒアリングシートは「質問票」ですが、下調べの質=質問の質です。
初心者でも迷わないように、まずは“見る順番”を決めておくとスムーズです。
おすすめの下調べ順(10〜30分でOK)
- 既存サイト(ある場合)
- 検索結果(狙いたいキーワード周辺)
- SNS(発信内容・反応・よくある質問)
- レビュー(口コミ・不満・褒められている点)
- 競合サイト(比較される軸の把握)
1) 既存サイトでチェックするポイント(短時間版)
- 目的に直結する導線があるか
例:問い合わせ、予約、資料請求、応募のボタンが分かりやすい - 情報が足りないページはどこか
例:料金、実績、会社概要、よくある質問 - “更新しづらさ”がないか
例:お知らせが止まっている、更新担当が分からない - 計測の状況(分かる範囲で)
例:GA4やSearch Consoleを入れているか、レポートを見られるか
2) 検索結果で見るポイント(SEOを意識するなら)
- 上位ページが必ず入れている要素(共通項)
例:料金、事例、比較、FAQ、会社の信頼情報 - “意図の違い”が混ざっていないか
例:同じキーワードでも「制作会社探し」「テンプレ探し」が混在することがあります
3) SNSとレビューは「刺さる言葉」を拾う場所
- SNS:よく出てくる表現(悩み・価値・言い回し)
- レビュー:不満の原因(納期、対応、説明不足、価格への納得感)
→ これがそのままヒアリングの質問になります
4) 競合調査は“マネする”より“比較軸を知る”
競合チェックの目的は、デザインを真似ることではなく、お客様が何で迷うか(比較軸)を把握することです。
| 見る場所 | 何を読み取る? | ヒアリングに変換すると? |
|---|---|---|
| ファーストビュー | 何を約束しているか | 「一言で何を提供する?」 |
| 料金ページ | 価格の出し方・不安解消 | 「料金は公開する?内訳は?」 |
| 事例・実績 | 信頼の作り方 | 「実績は何件出せる?」 |
| FAQ | 購入前の不安 | 「よくある質問は?」 |
質問の順序設計:いま→これまで→これから(答えやすい流れ)
質問の順番が悪いと、相手は途中で疲れます。
初心者におすすめなのが、「いま→これまで→これから」の流れです。自然に話せて、情報も漏れにくくなります。
1) いま(現状)
- 今いちばん困っていることは何ですか?
- いまのサイト(または集客)で、どこが課題ですか?
- 問い合わせ/予約/応募など、現状の数は分かりますか?(ざっくりでOK)
2) これまで(背景)
- これまでにやった施策(広告、SNS、SEO、紙媒体など)はありますか?
- うまくいったこと/うまくいかなかったことは?
- 参考にしている会社や、競合として意識している会社は?
3) これから(未来)
- 今回の制作で、最優先で達成したい成果は何ですか?
- いつまでに公開したいですか?(締切があるなら理由も)
- 公開後は誰が更新しますか?運用体制は決まっていますか?
会話が詰まったときの“逃げ道”質問
- 「今の時点では未定でも大丈夫です。優先順位だけ決めましょう」
- 「AとBならどちらに近いですか?」(二択にする)
こうして順序を作ると、ヒアリングシートが「尋問」ではなく、一緒に整理する道具になります。
専門用語を“相手の言葉”に翻訳するコツ(例:CMS/SSL/GA4など)
Web制作は用語が多く、初心者ほど「分かったつもり」で進みがちです。
コツは、用語を説明するより先に、生活言語に置き換えることです。
翻訳の型(これだけ覚えればOK)
- 用語 → ひとことで言い換え → 選択肢(できる/できない) → 影響(費用・運用)
よく出る用語の“言い換え例”
- CMS:自分たちで更新できる仕組み(例:お知らせを自社で追加)
- SSL/HTTPS:通信を暗号化して安全にする(ブラウザで保護される表示)
- GA4:アクセス解析(どこから来て、何を見て、どこで離脱したか)
- Search Console:検索でどう見られているかの管理(検索キーワード、表示回数など)
- タグ(GTMなど):計測や広告の設定を後から管理しやすくする仕組み
初心者に優しい質問の書き方(例)
- ❌「GA4は実装しますか?」
- ✅「アクセス解析は入れますか?(入っていれば引き継ぎます)」
- ❌「CMSはWordPressですか?」
- ✅「更新は自社でしますか?“お知らせ更新が自分でできる形”が必要ですか?」
用語が絡む項目は“決める順番”も大事
- 先に「運用(誰が更新する?頻度は?)」
- 次に「必要な機能(ブログ、事例、FAQなど)」
- 最後に「手段(CMSやツール)」
この順だと、手段ありきで迷いにくいです。
ヒアリングのゴール設定(見積り用/要件定義用/企画提案用)
ヒアリング前にゴールを決めないと、シートが長くなり、答える側も作る側も疲れます。
まずは「今回のヒアリングで何を決めたいか」を1つ選びましょう。
| ゴール | 目的 | シートで最低限ほしい内容 | 成果物のイメージ |
|---|---|---|---|
| 見積り用 | だいたいの費用感を出す | ページ数、機能、素材の有無、納期、現状環境 | 見積り(概算〜準確定) |
| 要件定義用 | 作る内容を固める | 目的/KPI、ターゲット、構成、導線、運用、承認フロー | 要件定義(仕様の土台) |
| 企画提案用 | 方向性や改善案を出す | 課題、競合、強み、顧客の悩み、優先順位 | 企画書・構成案・提案 |
初心者におすすめは「見積り用 → 要件定義用」の2段階
- 最初から完璧を狙わず、まずは見積りがブレない情報を揃える
- その後、必要な範囲だけ深掘りして要件を固める
“公式情報・最新情報”を優先するための準備(E-E-A-T的にも重要)
- 料金・サービス内容・スペックは、社内資料や公式ページなど一次情報を用意する
- 変更が起きやすい情報(料金、キャンペーン、対応範囲)は「更新日」も確認する
- 不確かな情報は、シートに「未確定」と明記して後で確定する
ヒアリングの進め方|事前配布〜合意までの標準フロー
事前送付:いつ・誰に・どこまで記入してもらうか
ヒアリングシートは「当日の会話をラクにするための仕込み」です。
事前配布の目的は、当日に“深掘り”へ時間を回すこと。まずは送付設計を固めましょう。
送るタイミングの目安
- 理想:打合せ 3〜5営業日前
- 最低:打合せ 前日まで(当日は回収・整理に追われがち)
送る相手(漏れやすい順)
- 実務担当(現場の要望を持っている人)
- 決裁者(ゴール・予算・期限を決める人)
- 関係部署(法務・情報システム・採用・店舗など)
- 制作側(ディレクター/デザイナー/開発担当が見る前提で)
どこまで書いてもらう?の最適解
初心者向けには、最初から全部書かせないほうが回収率が上がります。
おすすめは「必須10分+任意20分」の二段構えです。
- 必須(最低限):当日の土台になる項目だけ
- 目的(何を達成したいか)
- 対象(誰に向けるか)
- 参考サイト(好き・避けたい理由も)
- 予算感・希望納期
- 体制(窓口・決裁者・関係者)
- 任意(余裕があれば):当日深掘りで使う項目
- ページ案・コンテンツ案
- 素材状況(文章・写真)
- 機能要望(フォーム、予約、会員、決済など)
- 計測・SEOの状況
回収率が上がる“ひと工夫”
- シートは「自由記述だらけ」にしない
→ 二択・チェック・例文を増やす - 未定OKを明記する
→ 「未定=悪」ではなく、未定を共有するのが目的と伝える - 事前に制作側で“埋められる所”は埋めておく
→ 既存URL、競合候補、現状の導線など(当日の時間短縮になります)
当日の進行台本(60分版/90分版)
結論、台本があると説明が上手くなくてもヒアリングが成立します。
下の流れをそのまま使えばOKです。
アイスブレイク→目的確認→深掘り→優先順位→次アクション
60分版(まずは標準)
| 時間 | 目的 | 具体的にやること |
|---|---|---|
| 0〜5分 | 場を整える | 参加者確認/役割(決裁者は誰か)/今日のゴール共有 |
| 5〜15分 | 目的の確定 | 課題→ゴール→KPI(“何ができたら成功か”) |
| 15〜35分 | 深掘り | ターゲット/強み/導線/必要ページ/参考サイトの「理由」 |
| 35〜50分 | 現実条件 | 予算・納期/素材/運用体制(誰が更新?)/制約(法務など) |
| 50〜60分 | 次に進める | 決定事項の読み上げ/未決事項の宿題/次回までの期限 |
90分版(リニューアルやECなど“論点が多い”場合)
| 時間 | 目的 | 具体的にやること |
|---|---|---|
| 0〜10分 | 前提合わせ | 目的・参加者・決裁フロー・今日の成果物(議事録+決定事項) |
| 10〜25分 | 課題の特定 | 現状の数値や感覚(問い合わせ状況、離脱点、運用の困りごと) |
| 25〜55分 | 企画の骨格 | ターゲット/訴求/ページ構成/導線(入口→回遊→CV) |
| 55〜75分 | 仕様・運用 | 機能(フォーム等)/CMS/素材/更新ルール/計測・SEO |
| 75〜90分 | 合意形成 | 優先順位(Must/Should)/スコープ確定/次アクション・期限 |
当日つまずきやすい場面の“救済フレーズ”
- 迷ったら:「今は優先順位だけ決めましょう」
- ふわっとしたら:「それは“誰が見てどう行動する”が理想ですか?」
- 意見が割れたら:「決裁者はどちらを選びますか?」(決裁者不在なら宿題化)
終わった後が重要:議事録・要点整理・決定事項の明文化
ヒアリングは「話して終わり」だと失敗しやすいです。
成果が出るチームは、終了後に決定事項を1枚に圧縮して共有します。
おすすめは“24時間以内”に送る
- 記憶が新しいうちに認識違いを潰せる
- 社内共有(稟議)がすぐ回る
- 追加要望が出ても「変更」として扱いやすい
議事録は長文より、3点セットが強い
- 決まったこと(スコープ)
- 未決のこと(宿題)
- 次の行動(担当・期限)
そのまま使える:決定事項メモの型
- 目的・KPI:
- ターゲット:
- 主要導線(入口→CV):
- 必須ページ:
- 必須機能:
- 素材の担当(文章/写真):
- 予算レンジ:
- 公開希望日:
- 承認者(決裁者):
- 変更が出た場合の扱い(誰が判断するか):
“未決事項”は放置しない
未決は悪ではありません。
ただし、未決を放置すると後出し要件になりがちなので、必ずこう書きます。
- 未決事項:◯◯
- 決める人:◯◯
- 期限:◯◯
- 決まらない場合の代替案:A / B(どちらで進めるか)
合意の取り方:決裁者承認/社内稟議/関係者の“サイン”を揃える
合意形成が弱いと、制作途中で「聞いてない」が発生します。
初心者でも揉めにくくするコツは、“サインすべき対象”を先に固定することです。
まず決める:サインが必要な範囲(最低ライン)
- スコープ(ページ数・機能・素材の範囲)
- 予算と納期
- 成果の定義(KPIや優先順位)
- 変更が出たときのルール(誰が決める/費用・納期への見直し)
合意の形は、難しくしなくてOK
- メール返信(「この内容で進行します」)
- チャットで了承(議事録URL+「OK」)
- 社内稟議の承認ログ
- 署名・捺印が必要なら契約書/発注書
関係者の“サイン漏れ”を防ぐミニチェック
- 決裁者は同席した?(同席できないなら、議事録の承認期限を設定)
- 法務・情シスが確認すべき項目は事前に渡した?
- 運用担当(更新する人)は「できる」と言っている?
- 公開日が固定なら、素材締切と承認日も逆算できている?
合意を強くする一文(実務で効きます)
- 「本メール(議事録)に記載の“決定事項”を前提に進行します。追加・変更は“変更依頼”として整理し、費用・納期に影響する場合は再見積りをご提示します。」
これで、曖昧な追加要望が“当たり前に無料”になりにくく、双方フェアに進められます。
ヒアリング項目テンプレ(標準)|まず押さえる14カテゴリ
この「14カテゴリ」は、Web制作のヒアリングで抜けると手戻りになりやすい要点を、最短で網羅するための“標準セット”です。
初心者でも運用しやすいように、各カテゴリは次の3点でまとめています。
- 何を決める?(結論)
- なぜ必要?(ズレ防止)
- そのまま使える質問例(コピペ可)
※コツ:最初から完璧に埋めなくてOK。「未定」でも可視化できれば前進です。
1. 基本情報・連絡と体制
担当者/決裁者/関係部署/連絡手段/連絡可能時間
何を決める?
誰が判断し、誰が作業し、誰に確認するか(連絡の交通整理)を確定します。
なぜ必要?
体制が曖昧だと「返事がない」「確認が止まる」「最後に覆る」が起きやすいからです。
質問例
- 窓口担当者(実務)はどなたですか?
- 決裁者(最終OKを出す人)はどなたですか?
- 関係部署(法務・情シス・採用など)の確認は必要ですか?
- 連絡手段(メール/Chat/電話)と、返信の目安は?
- 定例MTGの頻度は?(週1 / 隔週 / 必要時)
2. 依頼背景(なぜ今作る・直すのか)
きっかけ/社内課題/過去の施策でうまくいかなかった点
何を決める?
「今回の制作で解くべき課題」を一文で言える状態にします。
なぜ必要?
背景が曖昧だと、見た目は良くても成果につながらない“それっぽいサイト”になりがちです。
質問例
- 依頼のきっかけは何ですか?(例:問い合わせ減/採用強化/競合が強い)
- 今いちばん困っていることは?(3つまで)
- 過去に試した施策(広告・SNS・SEO等)と結果は?
- 「こうはなりたくない」という失敗例はありますか?
3. 目的・ゴール・KPI(成果の定義)
問い合わせ/資料請求/購入/予約/応募などの主要CV
数値目標(CV数・CVR・CPA・検索流入など)
何を決める?
サイトの“成功”を、行動(CV)と数字(KPI)で定義します。
なぜ必要?
ゴールがないと、構成・導線・文章が全部ブレます。制作の意思決定も遅くなります。
質問例
- 最重要の成果はどれですか?(1つに絞る)
例:問い合わせ/予約/購入/応募 - 現状の数字は分かりますか?(ざっくりでOK)
- いつまでに、どれくらい達成したいですか?
初心者向け:KPIの決め方(シンプル版)
- まず「CV(最終行動)」を決める
- 次に「月の目標CV」を決める
- 最後に「必要流入」をざっくり逆算する(難しければ制作側に相談)
4. ターゲット像(誰に刺さると成功か)
BtoB/BtoC/地域/年齢層/役職/検討段階
不安・比較ポイント・決め手(購入理由)
何を決める?
“誰の何の悩み”を解決するサイトなのかを固めます。
なぜ必要?
ターゲットが広すぎると、誰にも刺さらない無難な文章になります。
質問例
- BtoBですか?BtoCですか?
- 地域(商圏)はありますか?
- 検討段階は?(初めて知る/比較中/今すぐ)
- 相手が不安に感じることは?(料金/実績/品質/サポート等)
- 決め手になりそうな点は?(納期/価格/専門性/保証等)
5. 提供価値・強み(差別化の核)
選ばれる理由/競合にない点/“言わないこと”(NG表現)
何を決める?
“選ばれる理由”を、言葉として固定します(キャッチコピーの素材にもなります)。
なぜ必要?
強みが言語化できないと「うちの良さ」が伝わらず、比較で負けやすいからです。
質問例
- お客様が選ぶ理由は何だと思いますか?(3つ)
- 競合と比べて、明確に違う点はありますか?
- 逆に言えないこと(NG表現/誇張禁止)はありますか?
- 実績・資格・受賞歴・事例など、根拠として出せるものは?
6. 競合・参考サイト(URLだけで終わらせない)
好きな理由/嫌な理由/真似したい要素(導線・文章・見せ方)
何を決める?
参考サイトを「判断基準」に変換します。
なぜ必要?
URLだけだと、制作側が“どこを真似るべきか”を誤解しやすくなります。
質問例
- 参考サイトURL(3〜5個)
- それぞれ「良い点(3つ)」と「避けたい点(2つ)」
- 真似したいのは何ですか?(デザイン/文章/導線/構成)
- 自社サイトで最も重視したい印象は?(例:信頼/親しみ/先進性)
7. サイト種別と役割(コーポレート/サービス/LP/ECなど)
サイトで担う範囲:営業支援/採用/FAQ削減/ブランド形成
何を決める?
サイトのタイプと、役割(どの業務を助けるか)を定義します。
なぜ必要?
役割が増えすぎると、トップページが“全部載せ”になり、逆に分かりにくくなります。
質問例
- サイト種別は?(企業/サービス/LP/EC/採用)
- 最優先の役割は?(営業支援/採用/サポート負荷削減/信頼獲得)
- サイトで「やらないこと」はありますか?
8. ページ構成・必要コンテンツ
必須ページ一覧/追加したいページ/優先順位
導線:入口→回遊→CVまでのシナリオ
何を決める?
必要ページと優先順位、そしてCVまでの道筋(導線)を描きます。
なぜ必要?
ページが増えるほど費用・工数・素材準備が増えるため、優先順位が重要です。
初心者向け:まず揃える“基本ページ”例
- トップ
- サービス/商品
- 料金
- 事例・実績
- よくある質問
- 会社情報
- お問い合わせ(または予約・応募)
質問例
- 必須ページはどれですか?(チェック式)
- 追加したいページは?(将来追加でもOK)
- 入口はどこですか?(検索/広告/SNS/紹介)
- CVまでの理想ルートは?(例:トップ→料金→事例→問い合わせ)
9. 原稿・写真・ロゴ等の素材(責任分界を明確に)
素材の有無/撮影の要否/ライティング担当/締切
何を決める?
素材を「誰が」「いつまでに」用意するかを決めます。
なぜ必要?
遅延原因の上位が“素材待ち”だからです。ここが曖昧だと納期が崩れます。
質問例
- 文章(原稿)はありますか?誰が作りますか?
- 写真はありますか?撮影は必要ですか?
- ロゴ・パンフ・資料など、使える素材は?
- 素材提出の締切はいつにしますか?
10. デザイン方針(トーンの言語化)
ブランドガイド/色・フォント/与えたい印象(例:信頼・親しみ)
抽象語を具体化する質問(「誰にどう見られたい?」など)
何を決める?
“見た目の方向性”を言葉で揃えます(好みの衝突を減らします)。
なぜ必要?
「かっこいい」「シンプル」などの抽象語は、解釈が人によってズレるからです。
質問例
- ブランドガイド(色・ロゴ規定)はありますか?
- どんな印象を与えたいですか?(信頼/高級感/親しみ/先進性)
- 逆に避けたい印象は?(安っぽい/堅すぎる等)
- 参考サイトの“好きな見せ方”はどこですか?
11. 機能要件(フォーム/予約/会員/決済など)
必須機能/あれば嬉しい機能/運用方法(誰が更新するか)
外部ツール連携(CRM/MA/チャット/予約台帳)
何を決める?
必要な機能を「必須」と「将来」で分けて整理します。
なぜ必要?
機能は見積り・難易度・保守の差が大きい項目です。後出しが最も痛い領域です。
質問例
- 必須機能は?(フォーム/予約/会員/決済/検索/多言語など)
- フォーム項目は何が必要?自動返信は必要?
- チャット・予約・CRMなど、連携したいツールは?
- 公開後の更新は誰が行いますか?更新頻度は?
12. 技術・環境(CMS/ホスティング/セキュリティ)
CMS希望/サーバー・ドメインの状況/SSL/メール
権限・アカウント管理(誰が管理者か)
何を決める?
サイトを置く場所・管理方法・権限を整理します。
なぜ必要?
ここが不明だと、移管作業やメール影響などでトラブルになりやすいです。
質問例
- CMSは希望がありますか?(未定OK:運用から決めてもOK)
- サーバー・ドメインの契約者(名義)と管理者は誰ですか?
- メール(@example.com)は同じドメインですか?影響しても大丈夫?
- 管理者権限は誰が持ちますか?共有方法は?
13. 計測・SEO(“作って終わり”にしない)
GA4/Search Console/タグ管理の導入状況
狙う検索テーマ/既存の流入ページ/改善したい指標
何を決める?
「何を測るか」「何を伸ばすか」を先に決めます。
なぜ必要?
計測がないと改善できません。SEOも“狙うテーマ”がないと、ページ設計がブレます。
質問例
- アクセス解析(GA4等)は導入済みですか?ログインできますか?
- Search Consoleは導入済みですか?
- 追いたい指標は?(例:問い合わせ数/CVR/検索流入)
- 狙いたい検索テーマ(3〜10個)はありますか?
- 既存サイトで流入が多いページはありますか?(分からなければ後で調査)
14. 予算・納期・制約条件(現実条件の擦り合わせ)
希望納期/公開日固定の有無/予算レンジ/稟議スケジュール
法務・表記・業界規制(必須文言/掲載NG)
何を決める?
“現実条件”を先に出して、無理のない計画に落とします。
なぜ必要?
条件が最後に出ると、全部作り直しになりやすいからです。
質問例
- 希望公開日は?固定ですか?(展示会/採用開始など理由も)
- 予算の目安は?(レンジでOK:〜○○万円)
- 稟議・承認に必要な期間は?
- 表記のルールはありますか?(必須文言、掲載NG、業界規制)
- 文章のチェック担当(法務・品質)は誰ですか?
注意(大事)
法務・規制は業界により差があります。判断が必要な場合は、社内の責任者や専門家の確認を前提に進めるのが安全です。
案件タイプ別:追加で聞くべき項目(抜け漏れ防止)
同じ「Web制作」でも、案件タイプが変わると落とし穴も変わります。
ここでは、標準14カテゴリに“上乗せ”して確認したい項目を、タイプ別に整理します。
リニューアル案件:SEO/URL/移行の確認
現行URL構造/移行範囲/リダイレクト方針/削除ページの扱い
リニューアルで最も怖いのは、見た目が良くなったのに検索流入が落ちること。
原因の多くは「URL変更」「削除」「内部リンク」「計測の引き継ぎ」の抜けです。
追加で聞くべきこと(最重要)
- URLは変わりますか?
- 変わる場合:どのページが変わる?(一覧が必要)
- ドメインは変わりますか?(example.com → example.jp など)
- 旧ページは削除しますか?残しますか?統合しますか?
- リダイレクト(301)の方針は?
- 旧URL → どの新URLへ対応させるか(“対応表”が要)
- 内部リンクは新URLに更新しますか?(リダイレクト頼みはロスが出やすい)
追加で聞くべきこと(実務で差が出る)
- いま検索で流入が多いページはどれ?(分からなければ調査する前提でOK)
- 被リンク(他サイトからのリンク)が集まっているページは?(可能なら把握)
- インデックスさせたくないページはある?(例:テスト環境、重複ページ)
- サイトマップ(sitemap.xml)やrobots.txtの運用はどうする?
- 計測(GA4/タグ/コンバージョン)は現状どうなっている?引き継ぐ?
初心者向けの“最低ライン”
- ✅「旧URLと新URLの対応表」
- ✅「消すページの扱い(代替ページはどれか)」
- ✅「公開後に確認するチェック項目(主要ページが検索・計測できているか)」
LP:広告・訴求・テスト前提の確認
流入元(広告/SNS)/訴求軸/ファーストビュー要件/ABテスト
LPは「1ページで成果を取る」分、前提がズレると丸ごと外れるジャンルです。
さらに広告運用が絡むと、ページの表示品質やポリシー要件も重要になります。
追加で聞くべきこと(広告・流入の前提)
- 流入元はどこですか?(Google広告 / SNS広告 / メルマガ / 自然検索 など)
- 誰に向けたLPですか?(ターゲットと悩みを1つに絞る)
- CV(ゴール)は何ですか?(問い合わせ/予約/購入/資料請求)
- クリック後に“何を約束するか”(訴求軸)は何ですか?
- 価格/実績/スピード/限定特典/保証 など
追加で聞くべきこと(ファーストビュー設計)
- ファーストビューに必ず入れる要素は?
- 例:ベネフィット、対象者、実績、価格感、安心材料、CTA
- “避けたい表現”はありますか?(誇張・断定・比較の言い方など)
追加で聞くべきこと(テスト・改善前提)
- ABテストをしますか?(するなら、どこを試すか)
- 例:FVの見出し、CTA文言、フォーム項目数、実績の見せ方
- いつまでに、何回テストしたいですか?(最低でも1〜2回は想定すると現実的)
- どの数値で合否判定しますか?(CVR、CPA、CV数 など)
広告LPでありがちな落とし穴(先に潰す)
- 404/遅い/スマホで崩れる → 広告審査や成果に悪影響になりやすい
- 計測が曖昧 → “どれが効いたか”が分からず改善できない
EC:商品・配送・決済・規約
SKU数/在庫管理/送料/決済手段/返品・特商法
ECは制作より前に、運用ルールが固まっていないと破綻しやすいです。
さらに、表記・規約・返品などの整備が必要になります。
追加で聞くべきこと(運用の核)
- SKU数(商品点数)は?増える見込みは?
- 商品登録は誰がやる?頻度は?(毎週追加/季節で入れ替え等)
- 在庫管理はどうする?(手動/外部システム連携/モールと併用)
- 送料・配送会社・配送日数・時間指定の有無
- 決済手段(カード/代引/銀行振込/後払い等)と入金タイミング
追加で聞くべきこと(返品・規約・表記)
- 返品・交換の条件(期間、送料負担、返金方法)
- キャンセル規定(出荷前/出荷後)
- 特定商取引法に基づく表示の整備状況(未整備なら誰が用意する?)
- プライバシーポリシー、利用規約、問い合わせ窓口
追加で聞くべきこと(検索・表示最適化)
- カテゴリ設計(どう探させるか):カテゴリ/絞り込み/並び替え
- 商品情報で必須にしたい項目(サイズ、素材、注意事項など)
- 返品ポリシー等を検索エンジンや販促面でどう扱うか(必要なら構造化データも検討)
※法令対応は業態で要件が変わることがあります。最終的には社内の責任者や専門家と確認する前提で進めると安全です。
採用サイト:応募導線と社内運用
募集職種/選考フロー/ATS連携/応募後の自動返信
採用サイトは「見せるサイト」ではなく、採用業務の入口です。
社内の運用が固まっていないと、応募が来ても対応が詰まります。
追加で聞くべきこと(採用の設計)
- 募集職種(新卒/中途/アルバイト)と優先順位
- 選考フロー(書類→面接回数→内定)と所要期間
- 欲しい人物像(必須条件/歓迎条件/NG条件)
- 応募者に伝えたい情報(給与レンジ、勤務地、働き方、制度)
追加で聞くべきこと(応募導線と自動化)
- 応募方法は?(フォーム/外部サービス/メール)
- フォーム項目はどこまで取る?(取りすぎは離脱要因)
- 応募後の自動返信は必要?内容は?(受付連絡、次の案内、注意事項)
- 面接日程調整をどうする?(手動/予約ツール/ATS)
追加で聞くべきこと(ATS連携・個人情報)
- ATS(採用管理システム)を使っていますか?連携が必要ですか?
- 応募者情報の取り扱いルール(閲覧権限、保管期間、削除手順)
- 社内で誰が一次対応する?不在時の代替は?
多言語:翻訳体制と公開範囲
翻訳担当/対応言語/地域別SEO/更新の同期ルール
多言語サイトは、制作だけでなく翻訳と更新の運用が成否を分けます。
「公開できたけど更新されない」が最頻出の失敗です。
追加で聞くべきこと(スコープを先に確定)
- 対応言語は?(英語のみ/繁体字も/韓国語も、など)
- 対象地域は?(同じ英語でもUS/UKで変える?)
- 全ページ翻訳する?重要ページだけ?(範囲の優先順位)
追加で聞くべきこと(翻訳の体制と品質)
- 翻訳は誰が担当?(社内/外注/機械翻訳+監修)
- 用語統一(社名、商品名、専門用語)ルールは?
- 校正・承認フローは?(誰がOKを出す?)
追加で聞くべきこと(地域別SEO・技術)
- 言語/地域の出し分けはどうする?(URL設計:/en/ など)
- hreflangは実装する?(多言語SEOの基本。必要性を判断)
- 自動切り替え(IPやブラウザ言語)を入れる?
- 入れる場合は、ユーザーが切り替えられる導線も検討
追加で聞くべきこと(更新同期ルール)
- 日本語を更新したら、他言語も同時更新?後追い更新?
- 翻訳の締切はどうする?(公開日固定がある場合は特に重要)
- 「翻訳しないページ」を決める(ニュース全件翻訳は負荷大になりやすい)
テンプレを“使える形”にする:Excel/Word/Googleフォームの使い分け
「テンプレがあるのに、結局使われない」原因の多くは、“内容”ではなく“形”にあります。
初心者でも回収しやすく、制作側も整理しやすい形にするための考え方をまとめます。
おすすめは3段階(簡易/標準/詳細)で運用する
最初から“全部入り”を渡すと、回答が返ってこないか、空欄だらけになりがちです。
おすすめは、案件の温度感に合わせて 3段階で出し分ける方法です。
| 段階 | ねらい | 回答時間の目安 | 向いている場面 | 入れる項目(例) |
|---|---|---|---|---|
| 簡易 | まず前提を揃える | 5〜10分 | 初回相談、相見積もり前 | 目的、サイト種別、参考URL、予算感、納期、担当/決裁者 |
| 標準 | 見積り・提案がブレない | 15〜25分 | 依頼先がほぼ決まった | ページ案、導線、素材有無、必須機能、運用体制、計測/SEO |
| 詳細 | 要件定義に落とす | 30〜60分 | 契約後、制作開始前 | 画面要件、フォーム項目、権限、連携ツール、移行要件、法務/規制 |
運用のコツ
- 最初に渡すのは「簡易 or 標準」まで
- 「詳細」は打合せ後に、空欄を埋める目的で使う
- 3段階を分けるだけで、回収率が体感で上がります
フォーム化すると回収が速い項目/打合せで詰めるべき項目
結論、“迷わない質問”はフォーム、“擦り合わせが必要な質問”は打合せが最適です。
フォーム向き(回収が速い)
- 二択・選択式で答えられる
- 数字や日付など、書けば確定する
- 後で一覧化して、抜け漏れチェックしたい
例)
- サイト種別(コーポレート/LP/EC…)
- 目的(問い合わせ/予約/応募…)
- 参考URL(最大5件)
- 希望納期(候補日)
- 予算レンジ(〜○○万円)
- 必須機能チェック(フォーム/予約/決済/多言語…)
- 素材の有無(文章あり/なし、写真あり/撮影希望…)
打合せ向き(詰めないとズレる)
- 抽象度が高い(“信頼感”“かっこいい”など)
- 優先順位が必要(Must/Shouldの整理)
- 前提が複雑(リニューアル移行、社内承認、法務)
例)
- ターゲット像(不安・比較ポイント・決め手)
- 導線(入口→回遊→CVのシナリオ)
- 競合・参考の「好きな理由/避けたい理由」
- スコープの線引き(どこまで作る/どこから別途)
- 変更が出たときの扱い(費用・納期・承認フロー)
おすすめの実務フロー
- Googleフォームで回収(迷わない項目だけ)
- 打合せで深掘り(判断が必要な項目)
- Excelで要点を整理(決定事項/未決事項/担当/期限)
自由記述を減らす工夫(選択肢・例文・参考URL欄)
自由記述が多いほど、回答者は疲れて止まります。
“答えやすさ”を作るテクニックを、すぐ使える形でまとめます。
回答コストを下げる3ルール
- 1問1情報にする(1つの質問で2つ聞かない)
- 選択 → 理由(任意)の順にする
- 迷ったときの逃げ道を用意する(「未定」「相談して決めたい」)
選択肢の作り方(例)
- 予算:
- 〜50万/50〜100万/100〜200万/200万以上/未定
- 納期:
- ○月○日までに公開したい(理由:__)/目安でOK/未定
- 更新:
- 自社で更新したい/制作側に任せたい/未定
例文を添える(抽象語を具体化)
自由記述をゼロにするのではなく、書くなら書きやすい土台を渡します。
- 「信頼感を出したい」例:
- 実績・事例を見せたい/資格・許認可を出したい/会社情報を厚くしたい
- 「シンプルにしたい」例:
- 余白多め/色数少なめ/文章を短く/導線を少なく
参考URL欄は“理由セット”にする
URLだけだとズレやすいので、フォームにこう入れておくと強いです。
- 参考URL:__
- 良い点(選択):デザイン/文章/導線/写真/構成
- 理由(任意):__
- 避けたい点(任意):__
Excel / Word / Googleフォームの使い分け(結論が出る早見表)
| 目的 | 最適ツール | 理由 |
|---|---|---|
| 回収スピード最優先 | Googleフォーム | スマホでも回答しやすく、必須項目・選択肢で漏れにくい |
| 要件の一覧化・チェック | Excel | チェックボックス・プルダウン・優先度整理・対応表に強い |
| 文章中心の共有(提案・合意) | Word | 背景・目的・方針を“読み物”として整えやすい |
よくある失敗と対策
- フォームで長文を書かせる → 選択式+理由(任意)に変える
- Wordだけで管理して探せない → 決定事項だけExcelに転記して一覧化
- Excelを相手に渡して入力されない → 入力はフォーム、整理はExcelに分ける
ヒアリング後にやるべきこと:要件定義に落とし込む手順
ヒアリングが終わった直後は、情報が一番そろっている反面、“曖昧なままでも進めた気になる”危険なタイミングでもあります。
ここでやるべきことはシンプルで、次の3つです。
- 要望を「要件」に変換する
- 優先順位をつけて、作る範囲を区切る
- 合格ライン(検収基準)を先に決める
「要望」→「要件」→「仕様」への変換テンプレ
まずは、ヒアリング内容をそのまま議事録に残すだけで終わらせず、“実装できる形”に翻訳します。
おすすめは「要望→要件→仕様」の3段階に分ける方法です。
- 要望:やりたいこと(ふわっとしてOK)
- 要件:満たすべき条件(判断できるレベル)
- 仕様:作り方・振る舞い(作業できるレベル)
変換テンプレ(コピペして使えます)
- 要望:
- 背景(困っていること):
- 目的(成果の定義):
- 要件(満たす条件):
- 仕様(画面/文言/数値/ルール):
- 制約(予算・納期・法務・技術):
- 関係者(確認/承認が必要な人):
- 計測(何をどう測る):
- 受け入れ条件(OKの条件):
例:よくある要望を“要件・仕様”へ落とす
| 要望 | 要件(満たす条件) | 仕様(具体) |
|---|---|---|
| お問い合わせを増やしたい | 問い合わせ導線が全ページで迷わない | ヘッダー固定CTA/各ページ末尾CTA/フォーム項目は最小限/完了メッセージ設置 |
| シンプルにしたい | 情報の優先順位が明確で、視線誘導が成立 | 1セクション1メッセージ/余白ルール/見出し階層の統一/色数制限 |
| 更新しやすくしたい | 非エンジニアが更新でき、更新手順が明確 | CMSで「お知らせ・事例」を投稿可能/入力項目固定/更新マニュアル作成 |
| 表示を速くしたい | 体感で遅さが出ない、指標で判断できる | 画像の適正化ルール/不要スクリプト削減/計測ツールで速度確認(指標は別途合意) |
💡コツ
「要件」は“YES/NOで確認できる文”にすると強いです。
例:❌「見やすいデザイン」 → ✅「スマホで主要情報が1スクロール以内に入る」など
優先順位付け(Must/Should/Could)とフェーズ分け
要件定義で必ずやるべきなのが、優先順位の見える化です。
これがないと、あとで「全部大事」になって炎上しやすくなります。
Must / Should / Could の基準(迷ったらこの定義でOK)
- Must(必須):これがないと公開できない/目的を達成できない
- Should(重要):あると成果が伸びるが、なくても公開はできる
- Could(余裕があれば):優先度は低いが、将来の伸びしろ
フェーズ分けの考え方(初心者向けの鉄板)
- フェーズ1:公開できる最小構成(MVP)
例:トップ/サービス/料金/事例/FAQ/会社情報/問い合わせ - フェーズ2:成果改善(CVR・回遊・信頼)
例:導線改善、事例拡充、比較ページ、ホワイトペーパー、CTA最適化 - フェーズ3:運用拡張(効率・自動化)
例:MA/CRM連携、予約高度化、多言語、会員機能、ABテスト継続
そのまま使える:優先順位表(小さく始める版)
| 要件 | 優先度 | フェーズ | 理由(1行) | 期限 |
|---|---|---|---|---|
| 問い合わせフォーム設置 | Must | 1 | 目的が問い合わせ増 | 公開まで |
| 事例ページ追加 | Should | 2 | 信頼材料が不足 | 1か月後 |
| チャット導入 | Could | 3 | 工数と運用負荷がある | 未定 |
✅ポイント
「優先度」だけでなく、フェーズ(いつやるか)まで決めると、見積り・納期・体制が一気に安定します。
受け入れ条件(検収基準)を先に決める
検収トラブルの多くは、「どこまでできたらOKか」が曖昧なことが原因です。
先に合格ラインを決めておくと、完成間際の揉め事が激減します。
検収基準で決めるべき3種類
- 内容の合格ライン(コンテンツ)
- 掲載必須情報が揃っている(料金・連絡先・会社情報など)
- 誤字脱字チェックの担当と回数
- 法務チェックが必要なページと承認者
- 動作の合格ライン(機能)
- フォーム:送信できる/自動返信が届く/管理者通知が届く
- 予約:予約完了までの導線が成立/通知が届く
- CMS:投稿・編集・公開が所定の権限でできる
- 品質の合格ライン(表示・計測・運用)
- スマホ/PCで崩れない(対象ブラウザも決める)
- 計測:GA4等でページビュー・CVが記録できる
- 運用:更新マニュアル/アカウント管理方法が引き渡される
検収チェックリスト(ミニ版)
- [ ] 主要ページが公開され、リンク切れがない
- [ ] フォーム送信テスト(正常系・エラー系)を実施した
- [ ] スマホ表示でレイアウト崩れがない
- [ ] 計測(CV含む)が動いている
- [ ] 必要なアカウント情報・権限が引き渡された
- [ ] 決定事項と変更点がドキュメントに反映されている
📝おすすめの一文(認識ズレを防ぐ)
「検収=“追加で改善する余地がない”ではなく、“合意した要件を満たしている”こと」
この定義を共有しておくと、公開後の改善(フェーズ2)と混ざりません。
よくある失敗と防止策(トラブル回避の実務)
ヒアリングシートは「書類」ではなく、トラブルを未然に止める仕組みです。
ここでは、Web制作で特に起きやすい4つの失敗を、初心者でも実践できる形で防止策に落とします。
抽象オーダー(かっこいい等)で迷走 → 参考URL+理由をセットで回収
「かっこいい」「シンプル」「信頼感」だけで進むと、制作側は解釈が分かれて迷走しがちです。
防ぐコツは、“言葉”ではなく“判断基準”を回収すること。
よくある迷走パターン
- 発注側:かっこいいサイトにしてほしい
- 制作側:モダンで動きのあるデザインを提案
- 発注側:なんか違う(でも言語化できない)
防止策:参考URLを「理由付き」で回収する
ヒアリングシートでは、URLだけでなく、次の3点をセットにします。
- 参考URL(最大3〜5件)
- 良い点(3つ):どこが良い?(導線/文章/余白/写真/色など)
- 避けたい点(2つ):どんな雰囲気はNG?
そのまま使える質問文
- 参考サイトの「好きな理由」を3つ教えてください
- 逆に「こうはしたくない」を2つ教えてください
- 自社サイトで一番優先したいのはどれ?
- 信頼感/分かりやすさ/高級感/親しみ/先進性
さらにズレを減らす“簡易ルール”
- 色数:少なめ/普通/多め
- 写真:大きめ/普通/小さめ
- 余白:多め/普通/詰め気味
- 動き:なし/控えめ/多め
これをチェック式にすると、初心者でも答えやすく、制作側も設計が速くなります。
素材が集まらない → 担当・締切・代替案(撮影/作成)を明記
納期遅延の原因で多いのが、実はデザインでもコーディングでもなく素材待ちです。
「文章がまだ」「写真が撮れない」「ロゴデータがない」などが後から効いてきます。
防止策:素材を“タスク化”して責任分界する
ヒアリングシート or 議事録で、最低限ここまで決めます。
- 誰が用意する?(担当者名)
- いつまでに出す?(締切日)
- 出せない場合はどうする?(代替案)
素材管理ミニ表(コピペ可)
| 素材 | 用意する人 | 形式 | 締切 | 代替案 |
|---|---|---|---|---|
| 会社紹介文 | 依頼側 | テキスト | 2/28 | 制作側が草案→確認 |
| 写真(店舗/人物) | 依頼側 | jpg/png | 3/5 | 撮影手配 or フリー素材 |
| ロゴ | 依頼側 | ai/png | 2/25 | 画像からトレース相談 |
初心者がつまずきやすいポイント
- 「文章はあとで」→あとで来ない
- 「写真はあるはず」→解像度が足りない/権利が曖昧
- 「締切がない」→優先順位が下がる
✅コツ:締切は「公開日」ではなく、制作工程の前倒し日にする
(例:公開3週間前=素材締切、公開2週間前=初稿確認、など)
要件の後出し → 変更ルール(費用/納期/優先度)を合意しておく
制作が進んでからの「やっぱりこれも」は、費用・納期・品質のどれかを必ず圧迫します。
後出しをゼロにはできませんが、“後出しを管理できる状態”にはできます。
防止策:変更を「変更依頼」として扱うルールを決める
ヒアリングの段階で、次の3点を合意しておくと強いです。
- 変更は「口頭」ではなく、依頼として記録する
- 変更が出たら、影響(費用・納期・優先度)を見える化する
- 影響がある場合は、再見積もり or フェーズ分けする
変更管理のミニテンプレ(コピペ可)
- 変更内容:
- 変更理由:
- 影響範囲(ページ/機能/素材/デザイン):
- 影響(費用):増減あり/なし
- 影響(納期):延長あり/なし
- 対応案:今やる/フェーズ2へ回す/今回は見送る
- 承認者:
✅ポイント:
「断る」のではなく、“フェーズ2へ回す”選択肢を最初から用意すると揉めにくいです。
決裁者不在で止まる → 承認フローと会議体を先に確定
制作が止まる典型がこれです。
- 実務担当はOK
- でも決裁者が見ていない
- 最後に「イメージと違う」「予算が厳しい」で差し戻し
防止策:承認の道筋(フロー)を先に決める
ヒアリングシートで、以下を確定します。
- 決裁者は誰か(最終OKの人)
- 誰が何を承認するか(デザイン/文章/見積りなど)
- 承認の回数(例:初稿→最終の2回)
- 承認期限(いつまでに返すか)
会議体(打合せの場)も先に押さえる
- 定例MTG:週1/隔週
- レビュー会:デザイン確認日、初稿確認日
- 稟議:いつ提出し、いつ承認が出るか
初心者でも止まりにくい運用のコツ
- 決裁者が同席できない場合は、議事録の承認期限を必ず設定
- 「見た目」だけでなく、目的・KPI・スコープも一緒に承認してもらう
(見た目だけ承認→後で要件がひっくり返るのを防ぎます)
まとめ:この順で埋めれば、見積り・提案・制作が一気にラクになる
ヒアリングシートは、うまく使うと「資料」ではなく、制作を前に進めるエンジンになります。
初心者が最短で成果につなげるコツは、全部を一度に埋めないこと。
「回収 → 深掘り → 合意 → 要件化」の順で進めるだけで、見積りも提案も制作もブレにくくなります。
最短ルート:標準テンプレ → 事前回収 → 当日深掘り → 合意 → 要件定義
ここまでの内容を、実務で回る形に“一本道”でまとめます。
1) 標準テンプレを用意する(14カテゴリ)
まずは、質問を作り込むよりも「抜け漏れがない型」を持つのが最優先です。
目的・ターゲット・ページ・機能・素材・予算・納期・体制が揃えば、だいたい前に進めます。
2) 事前回収で“迷わない項目”を集める
事前で集めるのは、答えやすいもの(チェック・二択・数値)に絞ります。
- サイト種別(コーポレート/LP/EC…)
- 目的(主要CV)
- 参考URL(+好き/避けたい理由)
- 予算レンジ、希望納期
- 体制(窓口、決裁者)
- 必須機能チェック(フォーム/予約/決済など)
- 素材の有無(文章・写真)
これだけでも、打合せで「何から聞く?」が消えます。
3) 当日深掘りで“判断が必要な項目”を詰める
当日は、資料の読み上げではなく、優先順位と意思決定に時間を使います。
- ターゲットの不安・比較ポイント・決め手
- 導線(入口→回遊→CV)
- スコープ(どこまで作るか)
- 運用(誰が更新し、誰が承認するか)
- 後出しになりやすい論点(移行・法務・計測)
4) 合意で“止まらない状態”を作る
合意は、契約の話だけではありません。
最低限、次を決裁者含めて揃えると止まりにくいです。
- スコープ(ページ/機能/素材の範囲)
- 予算と納期
- 優先順位(Must/Should)
- 変更ルール(費用・納期への影響の扱い)
5) 要件定義で“作れる言葉”に変換する
最後に、ヒアリング内容を「要望→要件→仕様」に翻訳し、検収基準も先に決めます。
これで「完成したのに揉める」が激減します。
“次の一手”チェックリスト(配布前/打合せ前/打合せ後)
最後に、初心者でもそのまま運用できるよう、行動ベースのチェックリストを置きます。
この3つを回すだけで、プロジェクトが驚くほど滑らかになります。
配布前(シートを送る前)
- [ ] 今回のゴールを決めた(見積り用/要件定義用/企画提案用)
- [ ] 「簡易 or 標準」までに絞った(全部入りをいきなり送らない)
- [ ] 未定OKを明記した(空欄=ダメにならない設計)
- [ ] 決裁者・関係部署を確認した(誰が承認するか)
- [ ] 回答期限を設定した(例:打合せ2日前まで)
打合せ前(当日までにやる)
- [ ] 事前回答をざっと読んで“深掘り質問”を3〜5個作った
- [ ] 参考URLは「理由付き」で揃っている(良い点/避けたい点)
- [ ] 不明点(予算・納期・素材・運用)を“未決リスト”にした
- [ ] 当日のゴールを一文で言える(例:スコープと優先順位を決める)
打合せ後(ここが勝負)
- [ ] 24時間以内に議事録を共有した
- [ ] 「決定事項/未決事項/次アクション(担当・期限)」の3点がある
- [ ] 優先順位(Must/Should/Could)とフェーズ分けを入れた
- [ ] 変更ルールを文面で残した(後出し要件の整理方法)
- [ ] 決裁者の承認を取った(返信・稟議ログなど形は何でもOK)
この流れで進めると、ヒアリングシートは「記入して終わり」ではなく、
見積りがブレない → 提案が刺さる → 制作が止まらない状態を作れます。
ヒアリングシートを味方にできれば、Web制作は難しくありません。
最初の整理ができた瞬間から、見積りも提案も制作も、一気にラクになります。
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