ECサイト制作会社の選び方|比較ポイント・費用・流れを初心者向けに解説

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ECサイトを作ろうと思って制作会社を探し始めると、最初にぶつかるのがこの壁です。

「制作会社って結局、どこまでやってくれるの? 運用や集客も頼めるの?」
「Shopifyや国産ASP、EC-CUBE…何を選べばいいのか分からない」
「費用相場が幅広すぎて不安。見積もりの“制作一式”って何が含まれてるの?」
「安い会社に頼んで、あとから追加費用が膨らむのが怖い」
「デザインは綺麗なのに売れない…ってよく聞くけど、何を見て選べばいい?」
「リニューアルでSEOが落ちたらどうしよう。移行は何に気をつけるべき?」
「相見積もりって何社が妥当? 比較の仕方が分からない」

ECサイト制作は“作ること”そのものよりも、公開後に売上を伸ばし続けるための設計が重要です。ところが、制作会社の得意分野はさまざま。
デザインに強い会社もあれば、基幹連携や大規模開発に強い会社楽天などモール運用に強い会社集客・改善まで伴走できる会社もあります。目的に合わない相手を選んでしまうと、費用も期間も伸び、公開後の運用も回らなくなりがちです。

そこでこの記事では、初心者でも判断できるように、

  • 依頼前に決めるべきこと(要件整理・RFPの作り方)
  • 制作会社のタイプ別の選び方
  • 失敗しない比較ポイント(チェックリスト)
  • 見積もり・提案の読み方と費用相場
  • 制作の流れ・期間と、公開後90日で成果につなげる考え方

を、できるだけ分かりやすく整理しました。
読み終えた頃には、「自社はどのタイプの制作会社を選ぶべきか」と、「見積もりをどう比較すれば良いか」がはっきりします。

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目次

まず結論:あなたに合うECサイト制作会社タイプはこれ

とにかく早く小さく始めたい(最小構成・短納期)

向いている人

  • まずは“売れるか”を確かめたい(検証フェーズ)
  • 商品点数が少ない/運用体制が小さい
  • 「完璧なサイト」より「早く公開」を優先したい

合う制作会社タイプ(探し方のコツ)

  • スモールスタート特化(テンプレ構築+最低限の導線設計)
  • 運用前提の軽量設計が得意(更新しやすい、管理が簡単)
  • いわゆる“制作のみ”でもOK。ただし公開後の改善は自分で回す前提

ここだけは外すと失敗しやすいポイント

  • 商品ページの型(写真・説明・FAQ・配送/返品)が決まっていない
  • 決済・配送・返品が曖昧(後から直すとコスト増)
  • 計測がない(GA4/タグ設計なし)→改善ができない

見積もり・提案で聞くべき質問(初心者向け)

  • 「最短公開までに必須のページは何ですか?」
  • 「公開後に自分で更新できるよう、管理画面と更新手順は残りますか?」
  • 計測(GA4等)はどこまで入りますか?」

費用・期間の目安(ざっくり)

  • 期間:2〜8週間が多い(素材と要件が揃っているほど早い)
  • 費用:数十万円(軽量)〜(デザイン作り込みや連携が増えると上振れ)

補足:プラットフォーム費用のイメージ(公式の料金体系例)

  • Shopify:月額制(プランにより月額が変動)
  • BASE:初期/月額0円から始められ、売上発生時に手数料がかかる体系
  • STORES:無料プラン・有料プランがあり、手数料率が変動する体系
    ※実際の金額・手数料は公式で必ず確認してください(出典は末尾)。

売上を伸ばしたい(集客・改善まで伴走)

向いている人

  • すでに広告・SNS・既存顧客がいて、伸ばすフェーズにいる
  • 「作って終わり」ではなく、CVR/LTV改善が目的
  • 商品点数が増え、運用が複雑になってきた

合う制作会社タイプ

  • グロース支援型(SEO/広告/CRM/分析→改善提案までセット)
  • 改善の打ち手が多い会社(ABテスト、LP改善、導線改善、CRM施策)
  • 事例で「見た目」だけでなく、数字の改善根拠を話せる会社

成果に直結しやすい“優先領域”

  • 購入までの摩擦:カート離脱、送料表示、支払い手段、配送日
  • 商品ページの説得力:比較軸、レビュー、保証、FAQ、写真
  • リピート導線:メール/LINE、同梱、定期導線、会員施策

見積もり・提案で聞くべき質問

  • 「直近90日で、どの指標をどう改善しますか?(CVR/AOV/LTVなど)」
  • 「月次の改善は誰が何をやりますか?(施策実行者が明確か)」
  • 「分析はレポート提出だけですか?それとも実装まで含みますか?」

費用・期間の目安

  • 構築:2〜4か月(要件と連携次第)
  • 重要:月額(保守+改善)が本体になりやすい
    • “改善の工数”が契約に含まれるかで成果が変わります

ブランドを強くしたい(世界観・UI/UX重視)

向いている人

  • 価格ではなく体験で選ばれたい(D2C、ギフト、プレミアム商材など)
  • SNS/店舗/イベントと連動したブランド一貫性が必要
  • 写真・コピー・世界観に投資できる

合う制作会社タイプ

  • ブランディング×EC(体験設計ができる)
  • 情報設計が強いデザイン会社(見た目だけでなく、導線が上手い)
  • クリエイティブ制作(撮影・コピー)まで扱えると相性が良い

落とし穴(初心者が陥りやすい)

  • デザインは良いのに、買いづらい(導線・検索・絞り込みが弱い)
  • 世界観優先で表示が重い(速度低下→CVR悪化)
  • 運用で崩れる(更新するとデザインが壊れる)→運用ルールが必須

提案で確認したいこと

  • 「UIの判断基準は何ですか?(世界観×売りやすさの両立方針)」
  • 「テンプレ化して、運用しても崩れない設計ですか?」
  • 「速度(表示パフォーマンス)をどう担保しますか?」

基幹連携が必須(在庫・受注・会計・物流)

向いている人

  • 在庫・受注・会計・倉庫がすでに回っていて、ECだけが孤立している
  • 手作業が増えてミスが出ている(受注転記、在庫ズレなど)
  • 将来的に商品点数や拠点が増える

合う制作会社タイプ

  • システム連携に強い開発会社(API・バッチ・権限設計に慣れている)
  • 要件定義が丁寧(現場フローを図にして詰めてくれる)
  • 障害時の切り分け・保守体制が明確

最初にやるべき整理(ここが曖昧だと炎上しがち)

  • “正”のデータはどこか(在庫/商品マスタ/顧客/受注)
  • 連携の方向(片道か双方向か)
  • エラー時の運用(誰が、どこを見て、どう戻すか)

提案で必ず確認

  • 「連携はどの方式?(API/CSV/中間DB 等)運用は?」
  • 「例外処理(欠品・分納・返品・キャンセル)はどう設計?」
  • 「保守の範囲(障害対応・監視・改修スピード)は?」

モール中心(楽天・Yahoo・Amazonの運用/制作)

向いている人

  • 自社ECより先に、モールで売上を作りたい
  • モール内の施策(検索対策、広告、クーポン、セール運用)が重要
  • 商品点数が多く、運用が重い

合う制作会社タイプ

  • モール運用に強い制作会社/コンサル(制作+運用がセット)
  • 画像制作やページ制作だけでなく、商品設計・販促設計まで見られる

重要ポイント

  • モールは“サイトを綺麗にする”より、
    露出(検索・広告)→転換(ページ)→再購入(施策)の設計が大事

提案で確認

  • 「モール内でのKPIは?(露出/CTR/CVR/レビュー等)どこから伸ばす?」
  • 「更新頻度が高い前提で、運用体制と制作スピードは?」
  • 「制作物の納品だけでなく、施策の実行まで含む?」

越境EC(多言語・海外決済・配送)

向いている人

  • 海外需要が見込める(訪日客の反応が良い、海外から問い合わせがある)
  • 物流・関税・返品の壁を越えたい
  • 価格表示や通貨、規約など“海外向けの整備”が必要

合う制作会社タイプ

  • 越境の実務経験がある会社(決済・配送・税/関税の勘所を知っている)
  • 多言語対応が「翻訳だけ」で終わらず、現地購買行動に合わせた設計ができる

提案で確認

  • 「言語追加だけでなく、通貨・税・配送・返品まで設計に入っていますか?」
  • 「不正注文対策(チャージバック等)はどうしますか?」
  • 「現地マーケ(広告/SEO/インフルエンサー等)は誰が担いますか?」

BtoB EC(見積・掛け払い・取引先別価格)

向いている人

  • 取引先ごとに価格・掛け率・請求締めが違う
  • 見積→承認→発注の流れが必要
  • 営業と連動した受注が多い

合う制作会社タイプ

  • BtoBの業務フローに強い会社(権限・承認・請求が理解できる)
  • CRM/基幹(受注・会計)連携を前提に設計できる会社

提案で確認

  • 「取引先別価格、見積、掛け払い、承認フローは標準でできる?カスタム?」
  • 「営業が使う管理画面はどうなる?(現場が回る設計か)」
  • 「取引先の権限・閲覧制限(商品/価格/在庫)はどう担保?」

サブスクEC(定期課金・LTV設計)

向いている人

  • 継続購入のほうが利益が出る(消耗品、食品、コスメ等)
  • 解約率(チャーン)を下げたい
  • 初回獲得から継続までのシナリオが必要

合う制作会社タイプ

  • サブスクのKPI設計ができる会社(継続率、回数別LTV、同梱施策など)
  • CRM(メール/LINE)や同梱物、アップセルの改善まで見られる会社

提案で確認

  • 「初回→2回目→3回目の“壁”をどう越える設計ですか?」
  • 「解約理由の取得と、改善の回し方は?」
  • 「定期の変更(スキップ/周期/同梱)など運用要件に対応できますか?」

ECサイト制作会社とは?依頼できる範囲と「できないこと」

ECサイト制作会社は一言でいうと、「ECの設計・制作・公開(そして契約次第で運用改善まで)」を支援する外部パートナーです。
ただし、ECは「サイトを作れば売れる」ものではなく、公開後の運用が本番になりやすい点が重要です。

初心者が失敗しやすいのは、ここです👇

  • 「制作会社=なんでもやってくれる」と思い込む
  • 逆に「制作だけ頼めばOK」と思い込む
  • 結果、やるべきことの抜けが出て、公開後に詰む

そこでこの章では、依頼できる範囲と、できない/別途になりがちな範囲を、分かりやすく整理します。

制作だけの会社/運用・改善まで支援する会社の違い

両者の違いは、ざっくり 「ゴールが納品か、成果か」 です。

スクロールできます
項目制作中心(納品型)運用・改善(伴走型)
ゴール公開して納品売上・CVR・LTVなど改善
契約一括(プロジェクト型)が多い月額(保守+改善)が多い
得意領域実装・デザイン・構築分析→施策→実装→検証
向いている状況まず作る/刷新する伸ばす/勝ち筋を作る

初心者におすすめの考え方

  • まだ売れるか不明 → まずは制作中心でもOK(ただし計測は必須)
  • 既に広告や集客を回している → 伴走型が成果につながりやすい
  • どちらでも、最初に「公開後、誰が何をするか」を決めるのが最重要です

✅チェック(見積もり前に決めるとブレない)

  • 公開後の更新:誰がやる?(自社/制作会社/運用代行)
  • 集客・改善:どこまで必要?(SEO・広告・CRM・ABテスト)
  • 数字の責任:レポートだけ?実装まで?KPIまで?

ECサイト制作で発生する主な業務(企画〜運用)

EC制作は「デザインして作る」だけではなく、実際は複数工程の連続です。
特にECは、決済・配送・返品・個人情報など“運営の現実”が絡むため、工程ごとの確認が欠かせません。

要件定義・情報設計(導線/カテゴリ/検索)

ここが弱いと、後工程でお金も時間も溶けます。
要件定義は、「何を、どこまで、どう作るか」を合意する工程です。

主に決めること(例)

  • 目的・KPI:売上/CVR/LTV/リピート率など
  • 販売要件:商品点数、バリエーション、定期、クーポン、会員ランク
  • 導線設計:トップ→カテゴリ→商品→カートの“迷わない道”
  • 検索・絞り込み:条件(価格・サイズ・色・用途など)の優先順位
  • 運用設計:誰が更新し、どこを触るか(属人化を防ぐ)

初心者あるあるの落とし穴

  • 「機能は後で考えます」→ だいたい追加費用が増えます
  • 「カテゴリはとりあえず」→ SEOも導線も後から直すと重いです

デザイン(ブランド/LP/商品ページ)

ECのデザインは“おしゃれ”より、買いやすさが基準です。

見た目以外に重要なこと

  • 商品ページの型:写真/特徴/比較/レビュー/FAQ/配送・返品
  • 購入の安心材料:問い合わせ導線、会社情報、決済の明確さ
  • スマホ最適化:ECはスマホの離脱対策が成果に直結しやすい

ポイント

  • 「世界観」は大事ですが、速度・読みやすさ・迷わなさを犠牲にすると売上が落ちやすいです。

開発(フロント/バック/連携)

ここは制作会社の“地力”が出ます。
特に差が出るのは 「連携」と「例外処理」 です。

例:連携・実務で揉めやすいところ

  • 在庫:どれが正?(EC?倉庫?基幹?)
  • 受注:キャンセル、分納、返品はどう戻す?
  • 会計:売上計上のタイミング、手数料、送料の扱い
  • 物流:出荷ステータス、追跡番号、配送会社の条件分岐

初心者向けの確認質問

  • 「この仕様は標準機能でできますか?それともカスタムですか?」
  • 「障害が起きたら、誰がどこを見て切り分ける設計ですか?」

運用(更新・分析・改善・キャンペーン)

ECの運用は、制作の延長ではなく “継続改善の仕事” です。

運用でやること(代表例)

  • 更新:バナー、特集、ランキング、在庫変動、価格、商品追加
  • 分析:アクセス、離脱、CVR、広告、購入導線、検索ワード
  • 改善:LP改善、商品ページ改善、カテゴリ改善、導線改善
  • 販促:セール、クーポン、同梱、メール/LINE、リピート施策

ここで重要なのは
「レポート提出」だけで終わらず、改善を実装して検証できるかです。
(契約範囲が曖昧だと、ここが止まりがちです)

見落とされやすい“周辺タスク”(撮影・原稿・商品登録・CS・物流)

初心者が最も抜けやすいのが、ここです。
制作会社に頼んでも、自社側の準備が必要な項目が多いからです。

よくある“抜け”チェックリスト ✅

  • 📸 撮影:商品写真、使用シーン、サイズ感、動画
  • ✍️ 原稿:商品説明、FAQ、比較、特商法、プライバシー
  • 🧾 商品登録:SKU、バリエーション、カテゴリ、タグ、検索用属性
  • 📦 物流:送料ルール、配送日、同梱、ギフト、返品フロー
  • 💬 CS(顧客対応):問い合わせ窓口、テンプレ、返品対応、レビュー対応
  • 🧩 ツール連携:決済、配送アプリ、メール/LINE、レビュー、分析ツール

「できないこと」になりやすい代表例(契約外になりやすい)

  • 撮影・コピー制作を“丸ごと”やってくれるとは限らない
  • 商品登録(大量)の代行は別料金になりやすい
  • CS運用(問い合わせ対応)は通常は自社運用(代行は別サービス)
  • 物流の現場改善(倉庫・梱包・オペ設計)は領域が分かれやすい

💡おすすめの整理方法(初心者でも迷いにくい)

  • 制作会社がやる:設計、デザイン、実装、公開、(契約次第で改善)
  • 自社がやる:商品・運用の中身(撮影/原稿/登録/CS/物流)
  • 協力して決める:要件、優先順位、KPI、運用フロー

この3つに分けて「誰が・いつまでに・何をやるか」を表にすると、公開後がめちゃくちゃ楽になります。

制作会社探しの前に決めるべきこと(ここが曖昧だと失敗する)

制作会社選びで失敗する原因の多くは、会社の良し悪し以前に 「発注側の前提が曖昧」 なことです。
ここを先に固めるだけで、提案の質・見積もりの精度・公開後の成果が一気に変わります。

目的とKPI(売上/CVR/LTV/リピート/粗利)

最初に決めるべきは、“サイトの完成”ではなく“事業の勝ち方”です。
目的が違うと、最適な構成・導線・制作会社タイプが変わります。

よくある目的の例

  • 新規獲得を増やす(広告・SEO・SNSからの流入を伸ばす)
  • 購入率を上げる(CVR改善:商品ページ・導線・決済)
  • 平均注文額を上げる(セット提案・アップセル)
  • 継続購入を増やす(LTV改善:CRM・定期・同梱)
  • 粗利を守る(割引依存を避ける、送料設計・原価設計)

初心者向けの“決め方”

  • まずはKPIを 1つだけ“最優先” にする(他はサブKPI)
  • “数字が動かせる場所”まで落とす(例:CVR → カート離脱率、商品ページ到達率 など)

KPIツリー(例)

  • 売上 = 流入 × CVR × 平均注文額
  • さらにLTVを重視するなら:LTV = 平均注文額 × 購入回数(継続率)

💡ポイント
「公開後に何を改善するか」まで決めると、提案が“見た目”から“成果”に寄ります。
(計測設計=GA4等のイベント設計も、この時点で要件に入れるとブレません)

販売形態(D2C/卸・BtoB/モール併用)

販売形態は、ECの仕様に直結します。ここが曖昧だと、提案の前提がズレます。

D2C(自社直販)で決めること

  • ブランド体験の優先度(世界観 vs 買いやすさ)
  • リピート導線(メール/LINE、同梱、会員施策)
  • レビュー・UGCの扱い(表示ルール、運用ルール)

卸・BtoBで決めること

  • 取引先別価格、掛け払い、見積・承認フロー
  • 営業とECの役割分担(営業が使う管理画面が要るか)
  • 受注の例外(分納・欠品・返品・請求締め)

モール併用で決めること

  • “どこで勝つか”(モール=集客、自社=LTV など)
  • 商品・価格・在庫の整合(どれを正にするか)
  • ブランド毀損を避けるルール(価格・販促の統一)

✅ここを1行で言えると強い

  • 「最初の主戦場は〇〇で、〇〇を伸ばし、最終的に〇〇に繋げたい」

商品点数・カテゴリ設計・更新頻度

ECは「商品数 × 更新頻度」で運用難易度が変わります。
制作会社はここを前提に、設計(カテゴリ/検索)と運用導線(更新のしやすさ)を組みます。

整理する項目(最低限)

  • 商品点数:SKU数/バリエーション(色・サイズ等)の有無
  • カテゴリ:今ある分類/将来増える分類
  • 検索・絞り込み:ユーザーが選びたい軸(価格・用途・サイズ・素材など)
  • 更新頻度:新商品、季節商品、キャンペーン、在庫変動の頻度

初心者がやりがちな失敗

  • カテゴリを“社内都合”で作る → ユーザーが迷う
  • 絞り込みが弱い → 商品点数が増えるほど探せなくなる
  • 更新手順が複雑 → 更新が止まり、サイトが古く見える

💡コツ
カテゴリは「商品名」ではなく、買うときの判断軸から設計すると強いです。
例:用途/悩み/シーン/比較軸(価格帯・サイズなど)

必須要件 / あったら嬉しい要件(優先順位つき)

要件は“全部欲しい”になりがちですが、そうすると見積もりも納期もブレます。
おすすめは 優先順位をルール化して、提案を比較可能にすることです。

おすすめの分類(MoSCoW方式)

  • Must:これがないと運用できない(必須)
  • Should:できれば入れたい(重要)
  • Could:余裕があれば(あったら嬉しい)
  • Won’t:今回はやらない(スコープ外)

要件の例(ECでありがち)

  • Must:決済・配送・返品ポリシー、スマホ最適化、基本SEO、計測
  • Should:レビュー、クーポン、会員機能、レコメンド
  • Could:診断コンテンツ、ライブコマース連携、多言語
  • Won’t:フルスクラッチ開発(今回は不要)など

✅さらに強くする“ひと工夫”
各Must要件に 「合格ライン(受け入れ条件)」 を1行で書く。
例:

  • 「購入完了までの主要導線でエラーが出ない」
  • 「商品登録を社内で完結できる」
  • 「主要ページの表示が重くならない設計にする」 など

予算レンジ(初期・月額・施策費の上限)

予算は「いくらまで」だけでなく、何に、どの範囲まで含めるかを決めないと比較できません。

最低限、分けて考える(TCOの発想)

スクロールできます
区分代表例盲点になりやすい点
初期(構築費)要件定義、デザイン、開発、移行、テスト“後から必要”が出ると増えやすい
月額(維持費)保守、サーバー/アプリ、軽微改修保守だけで“改善”が含まれないことがある
施策費(伸ばす費用)広告、SEO、CRM、撮影、LP改善ここがないと“作って終わり”になる

初心者向けの決め方

  • 予算は「レンジ+上限+追加条件」をセットで決める
    • 上限:これ以上は社内稟議が必要
    • 追加条件:追加費用が出る条件(仕様変更、商品数増、連携追加など)
  • “改善を回すなら”、月額の中身を必ず明文化する
    • レポートだけ?改善提案まで?実装まで?どこまで含む?

公開希望日(繁忙期・キャンペーン・新商品)

納期は「制作会社の作業」だけでは決まりません。
実際は 素材(写真・原稿)と要件の確定スピードがボトルネックになりがちです。

逆算の考え方(初心者でも崩れない)

  • 公開日(固定)
  • テスト期間(決済・配送・メール・在庫など)
  • 実装・デザイン
  • 要件定義(ここが遅れると全部ズレる)
  • 素材準備(写真・原稿・規約・商品情報)

✅公開日が絶対の場合のコツ

  • “全部入り”ではなく、段階公開を前提にする
    • まず必須ページで公開 → その後に特集・コンテンツ・改善を追加
  • 大型施策(セール・新商品)は、公開直後よりも 安定後に置くほうが安全

現行サイトからの移行(URL・会員・ポイント・SEO資産)

リニューアル/カート移行で一番怖いのは、「引き継ぎ漏れ」です。
特にSEOは、やるべきことを漏らすとアクセスが落ちやすいので、最初から要件に入れておくのが安全です。

移行で整理すべき“資産”

  • URL構造(旧URL → 新URLの対応表)
  • コンテンツ(商品・カテゴリ・ブログ・特集)
  • 会員情報(顧客データ、会員ランク、ポイント、購入履歴)
  • 計測(GA4/タグ、広告計測、コンバージョン定義)
  • 外部連携(配送、決済、レビュー、CRMなど)

SEOの基本チェック(初心者向け)

  • 旧URLから新URLへ、恒久的なリダイレクト(301/308)を用意する
  • URL対応表は「漏れなく」作る(重要ページほど優先)
  • サイトマップ、内部リンク、正規URL(canonical)なども移行前提で確認
  • ドメイン移転がある場合は、Search Consoleの手順も含めて進める

ECでよく詰まるデータ移行(現実的な話)

  • “全部そのまま”は難しいケースがある(仕様差、データ形式差)
  • そのため、移行方針は最初に決めるのが重要です
    • 例:商品データはCSVで移す/顧客は移すが購入履歴は要相談 など

💡結論
移行案件は「制作」ではなく、移行プロジェクトです。
制作会社に依頼する場合も、発注側が「何を引き継ぐか」を先に決めるほど成功します。

プラットフォーム選定|制作会社の“得意/不得意”が分かれる分岐点

ECサイト制作は「良い制作会社を探す」より先に、土台となるプラットフォーム選びで勝負がほぼ決まります。なぜなら、プラットフォームごとに

  • できること/できないこと
  • カスタマイズのしやすさ
  • 保守・セキュリティの責任範囲
  • 外部連携の難易度
    が変わり、制作会社の得意領域も分かれるからです。

初心者でもブレない判断軸は、次の3つです。

  • スピード:早く出して検証したいか
  • 拡張性:独自要件・連携・業務に合わせたいか
  • 運用体制:自社で回すのか、伴走が必要か

クラウド/ASP(例:Shopify系・国産ASP系)の向き不向き

クラウド/ASPは、ざっくり言うと 「機能がすでに用意されていて、月額で使う」 方式です。制作は“組み立て”に近く、早い・安全・運用しやすいのが強みです。

向いているケース

  • まずは最短で公開したい(スモールスタート)
  • 標準機能+アプリ/拡張で十分(一般的なD2C、ギフト、定期など)
  • 保守・アップデートを自分で抱えたくない
  • セキュリティや決済まわりを「平台側の責任範囲」に寄せたい

向かないケース(苦労しやすい)

  • 独自の業務フローが強い(BtoBの特殊要件、複雑な承認、特殊な価格体系など)
  • 基幹連携が複雑で、標準連携では足りない
  • “アプリ増し増し”になって運用が重くなる未来が見える

制作会社選びで差が出るポイント

  • Shopifyなら「テーマ構築」だけでなく、チェックアウト周辺・速度・運用設計まで見られる会社が強い
  • 国産ASPなら、そのASPの作法(テンプレ・制約・拡張方法)を熟知している会社が強い
  • “見た目”より、運用者が毎日触る管理のしやすさを設計できる会社が当たり

初心者向け:見積もり前に確認する質問

  • 「標準でできること/追加(アプリ・オプション)になることを線引きして説明できますか?」
  • 「アプリやオプションを増やした場合の、月額・運用負荷の見立ては?」
  • 「スピード対策(表示速度・画像最適化)は提案に含まれますか?」

費用イメージ(公式に“最低料金”が明示されやすい)

  • Shopify、makeshop、futureshop等は、公式ページで月額・初期費用の目安が提示されています(最新は必ず公式で確認)。
    ※「制作費(構築費)」は別途見積もりになるのが一般的です。

オープンソース(例:EC-CUBE系)の向き不向き

オープンソースは 「土台のソフトを自分で用意し、必要に応じて自由に改造できる」 方式です。強みは自由度ですが、裏返すと 保守・セキュリティ・品質責任が重くなる傾向があります。

向いているケース

  • 既存業務に合わせた“独自要件”が明確(独自UI、独自フロー、特殊な商品仕様など)
  • 将来的に大きく作り替える前提がある(長期運用で育てる)
  • 社内またはパートナーで、保守体制を組める

向かないケース

  • 「とにかく早く出したい」+「運用担当が少ない」
  • セキュリティ対応(アップデート・脆弱性対応)を回せない
  • 要件が曖昧で、開発が膨らみやすい

制作会社選びで差が出るポイント

  • “作れる”より 「保守できる」 が重要です
    • アップデート方針(いつ、誰が、どう適用するか)
    • カスタマイズの設計思想(将来の改修しやすさ)
  • EC-CUBEの場合、ライセンスの考え方(頒布・ソース開示の要否など)も含めて説明できる会社が安心です

初心者向け:見積もり前に確認する質問

  • 「保守は月額で何を含みますか?(アップデート、障害対応、軽微改修など)」
  • 「カスタマイズは、将来のアップデートで壊れない作り方ですか?」
  • 「セキュリティ情報の収集〜パッチ適用までの運用手順はありますか?」

パッケージ/エンタープライズの向き不向き

パッケージ/エンタープライズは、ざっくり 「大規模運用を前提にした商用基盤」です。BtoB/BtoC、オムニチャネル、権限・組織、複雑な価格やプロモーションなどを前提にしやすい一方、導入はプロジェクト型になりがちです。

向いているケース

  • 年商規模が大きく、要件が複雑(複数ブランド、複数拠点、海外展開など)
  • 顧客データや基幹データと密に連携し、全体最適を狙いたい
  • ガバナンス(権限・監査・セキュリティ・運用品質)が重視される

向かないケース

  • 要件が固まっていない(決めながら作ると大きく膨らむ)
  • スピード優先で早期に小さく検証したい
  • EC専任体制が薄い(意思決定が遅いと炎上しやすい)

制作会社選びで差が出るポイント

  • “制作”より 要件定義・PM・運用設計が強い会社が必要
  • Salesforce Commerce Cloud / Adobe Commerce / SAP / Oracle などは、導入経験(設計パターン・落とし穴)で差が出ます
  • 「導入後の変更管理(改修・リリース・障害)」の運用品質を提案できる会社が安心

初心者向け:見積もり前に確認する質問

  • 「要件定義の成果物は何ですか?(業務フロー、データ連携図、非機能要件など)」
  • 「運用フェーズの体制(改善、障害、追加開発)はどう組みますか?」
  • 「“標準機能でやる/カスタムする”の判断基準は?」

フルスクラッチが必要になる条件(例外パターン)

フルスクラッチは、“本当に必要な場合だけ”選ぶのが鉄則です。多くのケースでは、クラウド/ASPやパッケージで代替できます。

フルスクラッチが検討に上がる典型条件

  • 既存のプラットフォーム制約が事業モデルと衝突する
    • 例:超特殊な価格計算、独自の在庫引当ルール、複雑な権限・承認など
  • 外部連携・データ基盤の前提が特殊で、既製品が合わない
  • 事業上のコア機能が「ECそのもの」で、独自性が競争力になる

フルスクラッチで失敗しやすい条件

  • 要件が曖昧(途中で増える)
  • 運用・保守の体制が弱い(作った後に回らない)
  • “全部自前”が目的化(本当は一部だけで良い)

初心者向け:現実的な落としどころ

  • まずは既製品で検証 → 伸びた部分だけ拡張
  • “全部スクラッチ”ではなく、ヘッドレス/コンポーザブルなど段階的に独自化
    (この設計が得意な制作会社は、長期的に強いです)

モール(楽天等)と自社ECで、設計思想がどう変わるか

同じ「EC」でも、モールと自社ECは“勝ち方”が違います。制作会社に依頼する前に、ここを言語化するとブレません。

モールの設計思想(楽天・Yahoo・Amazon等)

  • 最優先は 露出(モール内検索・ランキング・広告)
  • 次に 転換(商品ページの説得力、レビュー、価格・配送条件)
  • 制約がある前提で、運用と改善を回す(ページ表現や導線に制限がある)

自社ECの設計思想

  • 最優先は 体験の自由度(ブランド・UI/UX・導線・CRM)
  • SEOや広告の“入口”を広げつつ、LTV(リピート)を伸ばしやすい
  • 計測・改善の自由度が高い反面、集客は自分で作る必要がある

現実的に強い戦略(初心者でも組みやすい)

  • モールで新規獲得 → 自社でリピート・ファン化
  • 自社でブランド体験 → モールで露出補完
    ※どちらに寄せるかで、向く制作会社(モール運用型/自社グロース型)が変わります。

外部連携の整理(ERP/WMS/POS/CRM/MA/決済)

外部連携は、プラットフォーム選定の“最後の地雷原”です。ここを雑にすると、後から一番コストが跳ねます。
初心者でも失敗しにくい整理は、「データの正(マスター)を決める」→「連携方式を決める」→「例外処理を決める」です。

まず決めるべき“正(マスター)”チェック

  • 商品マスターはどこが正?(ERP?EC?PIM?)
  • 在庫の正はどこ?(WMS?基幹?)
  • 顧客の正はどこ?(CRM?EC会員?)
  • 受注の正はどこ?(EC?OMS?基幹?)

連携先別:見るべきポイント(早見表)

スクロールできます
連携先主なデータつまずきやすい所制作会社に確認する質問
ERP(基幹)商品/在庫/受注/売上データ整合・締め処理「どのデータをどちらが正にする?」
WMS(倉庫)出荷・在庫・追跡欠品・分納・返品「例外時(返品/キャンセル)はどう戻す?」
POS店舗在庫・会員・ポイント同期タイミング「リアルタイム?バッチ?許容ズレは?」
CRM顧客属性・LTVID統合・同意管理「会員IDをどう統合?同意はどう扱う?」
MAセグメント・配信イベント定義「どのイベントを送る?粒度は?」
決済決済結果・不正検知二重決済・与信「失敗時の復旧フローは?」

連携方式の基本(初心者向け)

  • API:リアルタイム寄り。設計が良いと強いが、例外処理が重要
  • CSV/バッチ:安定しやすいが、反映遅延の設計が必要
  • 中間DB/ETL:大規模で強いが、設計・運用がプロジェクト化しやすい

初心者が“必ず”押さえるべき確認

  • 「障害が起きたとき、誰がどこを見て切り分けますか?」
  • 「ログ・監視・アラートはどうしますか?」
  • 「例外(欠品/分納/返品/キャンセル)を“仕様”として定義していますか?」

失敗しない比較ポイント12選(チェックリスト)

制作会社の比較は「会社の雰囲気」ではなく、成果が出る再現性で見たほうが外しにくいです。
まずはこのチェックリストを、相見積もり(2〜4社)の同じ質問表として使ってください。

  • 各項目:◎/○/△で評価
  • 「口頭の説明」だけでなく、成果物・根拠・契約文面まで確認
  • 迷ったら、公開後3か月に何が残るか(運用できるか)で決める

①実績の見方:業界・規模・課題が近い事例があるか

実績は「有名企業」より、自社と条件が近い成功例があるかが重要です。

チェック観点(初心者向け)

  • 商材の近さ:単価・購入頻度・検討期間
  • 規模の近さ:商品点数、運用体制、広告の有無
  • 立ち位置の近さ:新規立ち上げ/リニューアル/伸ばすフェーズ
  • プラットフォームの近さ:同じ土台で成果が出ているか

確認すると強い資料

  • 施策前後の課題整理(どこが詰まっていたか)
  • 何を変えて、どの順番で改善したか(打ち手の優先順位)

成果の根拠(CVR/ROAS/LTV等)を説明できるか

「数字を出せない」はNDAで仕方ない場合もありますが、“考え方”と“因果”は説明できます。

質問例

  • 「CVRが上がった要因は、どの導線・どのページの改善でしたか?」
  • 「ROAS改善は、LP/計測/配信設計のどこを触りましたか?」
  • 「LTV改善は、同梱・メール/LINE・定期設計のどこで効きましたか?」

赤信号(避けたい)

  • 画面キャプチャだけで、改善の筋が説明できない
  • “なんとなく良くなった”で終わる(再現性がない)

②設計力:導線・検索・カテゴリ・購入体験の設計思想

ECで一番差が出るのは、実はデザインより設計(迷わなさ)です。

チェック観点

  • ユーザーの「探し方」に合わせたカテゴリ設計(用途・悩み・比較軸)
  • 絞り込み(フィルタ)が“使える”粒度になっているか
  • カート〜購入完了までの摩擦が少ないか(送料、決済、入力負荷)

質問例

  • 「カテゴリと絞り込みは、誰のどんな探し方を想定していますか?」
  • 「購入直前の最終確認画面で、必須表示やミス防止はどう設計しますか?」

赤信号

  • 「見た目は後で整えるので」ばかりで、導線が語れない
  • 検索・絞り込みの設計が弱い(商品点数が増えると崩壊しがち)

③デザイン力:世界観だけでなく“売れる”理由があるか

“おしゃれ”は大事ですが、ECは信用と理解がないと売れません。

チェック観点

  • ファーストビューで「何が・誰に・どう良いか」が伝わる
  • 商品ページの型(写真→特徴→比較→不安解消→購入)が整っている
  • スマホで読みやすい(文字量、余白、ボタン、追従導線)

質問例

  • 「このデザインで不安が減る根拠は?(返品、保証、レビューなど)」
  • 「世界観とCVRのバランスは、どう判断しますか?」

赤信号

  • 作品集がビジュアル中心で、購入体験の説明がない
  • デザインが凝りすぎて更新すると崩れる(運用で破綻)

④技術力:拡張性・保守性・速度・障害対応

初心者ほど「公開できた」で安心しがちですが、ECは運用で詰むことが多いです。

チェック観点

  • 速度(表示が重くならない設計・画像最適化)
  • 保守性(誰が見ても直せる構造、ドキュメント)
  • 障害対応(切り分け、監視、復旧フロー)

質問例

  • 「ステージング環境(テスト用)はありますか?」
  • 「障害時、誰がどこを見て切り分けますか?連絡SLAは?」

赤信号

  • “作った人しか触れない”構造
  • 速度や障害対応が「起きたら考える」

⑤集客支援:SEO/広告/CRM/コンテンツの支援範囲

集客は“できる/できない”ではなく、どこまで責任範囲かが大事です。

チェック観点

  • SEO:構造設計、テンプレ最適化、移行対応、コンテンツ方針
  • 広告:計測設計、LP改善、配信設計の提案/運用
  • CRM:メール/LINE、同梱、会員、定期の改善

質問例

  • 「制作後の集客は、戦略/実行/改善のどこまでやりますか?」
  • 「やらない領域(範囲外)も明確にできますか?」

赤信号

  • 「SEOは作れば勝手に上がる」系の説明
  • 広告で“成果保証”を軽く言う(現実的でない)

⑥分析力:計測設計→改善提案までのプロセス

分析はレポート提出で終わると意味が薄いです。“次の一手”が出るかで判断します。

チェック観点

  • 計測イベントの設計(何を見れば改善できるか)
  • ダッシュボードやレポートの見せ方(意思決定できる形)
  • 改善サイクル(仮説→施策→検証→反映)

質問例

  • 「最初の30日で、どの数字を見て、何を改善しますか?」
  • 「改善提案は出ますか?実装まで含みますか?」

赤信号

  • 数字の説明が抽象的(具体的な改善案に落ちない)
  • 計測は“入れるだけ”で、運用が設計されていない

⑦運用支援:更新・商品登録・キャンペーン運用の実務

運用支援は“やります”より、作業の粒度で確認するのがコツです。

チェック観点

  • 誰が更新するか(自社/制作会社/代行)
  • 商品登録や画像差し替えの範囲
  • セール・クーポン・特集更新の回し方

質問例

  • 「月に何回、どんな更新を想定していますか?」
  • 「運用マニュアルと引き継ぎは、どこまで残りますか?」

赤信号

  • 運用は“別途相談”のみで、現実的な回し方が見えない
  • 更新のたびに制作会社に依存する設計

⑧セキュリティ:個人情報/権限/脆弱性対応の方針

ECは個人情報と決済があるので、“大丈夫です”はNGです。方針と手順を確認します。

チェック観点

  • 管理画面の権限設計、2要素認証、ログ管理
  • 脆弱性対応(定期点検、アップデート、緊急対応)
  • 決済周りの責任分界(自社・決済会社・プラットフォーム)

質問例

  • 「脆弱性情報をどう収集し、どの頻度で対策しますか?」
  • 「インシデント時の連絡体制と初動手順はありますか?」

赤信号

  • セキュリティの話を避ける/説明できる担当がいない

⑨法務・権利:著作権/データ引き渡し/再委託の扱い

制作会社選びで見落とされがちですが、揉めるのは“権利と引き渡し”です。

チェック観点

  • デザイン・ソースコード・画像の権利は誰に帰属?
  • アカウント(ドメイン、解析、広告、決済)の名義は誰?
  • 再委託がある場合の管理(品質・秘密保持)

質問例

  • 「納品物は何ですか?“手元に残るもの”を一覧でください」
  • 「解約時に、データ・設定・手順はどう引き継げますか?」

赤信号

  • 引き渡し範囲が曖昧(“運用できない状態”になりやすい)
  • 再委託の有無・範囲が不透明

⑩体制:PM・デザイナー・エンジニアの配置と連絡導線

プロジェクトは、スキルより体制で崩れることがあります。

チェック観点

  • PMが窓口として機能するか(意思決定を支えるか)
  • 専任/兼任の度合い(忙しすぎないか)
  • 連絡ルートが一本化されているか

質問例

  • 「体制図(役割と担当)を見せてください」
  • 「窓口が不在のときの代替は?エスカレーションは?」

赤信号

  • 窓口が頻繁に変わる
  • 誰が最終責任者かわからない

⑪コミュニケーション:進捗報告頻度、議事録、意思決定

“相性”は重要ですが、仕組みがあるとブレません。

チェック観点

  • 定例頻度(週1など)と、進捗レポートの型
  • 議事録(決定事項・宿題・期限)が残るか
  • 仕様変更の扱い(変更管理)

質問例

  • 「議事録テンプレを見せてください」
  • 「決定事項はどこで管理しますか?(決定ログ)」

赤信号

  • 口頭中心で記録が残らない
  • 仕様変更が“その場のノリ”で進む

⑫費用の透明性:追加費用条件が明文化されているか

初心者が一番困るのは、途中で増える費用です。最初に“増える条件”を確定させます。

チェック観点

  • 見積の内訳が分かれている(要件定義/デザイン/開発/移行/テスト等)
  • 追加費用の条件が明記されている(仕様変更、商品数増、連携追加など)
  • 検収条件(何をもって完了か)が書かれている

質問例

  • 「追加費用が出る条件を、文書でください」
  • 「スコープ変更の見積もりは、どのタイミングでどう出ますか?」

赤信号

  • 一式見積だけで内訳がない
  • “やってみないと分からない”が多い

見積もり・提案の読み方|「比較できる形」に整える

見積もりや提案書は、そのまま読むと会社ごとに書き方・範囲・前提が違いすぎて比較できません
初心者がやるべきことはシンプルで、まず 「同じ条件で並べる」 ことです。

  • ✅ 同条件(スコープ・前提・成果物)を固定する
  • ✅ 内訳を“工程別”に分解してもらう
  • ✅ 追加費用が出る条件を先に潰す
  • ✅ 提案の筋(課題→打ち手→優先順位→スケジュール)を確認する

見積もり内訳テンプレ(同条件で比較する)

まず、各社に同じフォーマットで出してもらうと、比較が一気にラクになります。
下のテンプレを「見積依頼メール」に貼り付けて使うイメージです。

初期:要件定義/設計/デザイン/開発/移行/テスト/公開

初期費用(構築費)テンプレ例

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区分含めてほしい内訳(例)見るポイント
要件定義要件整理、業務フロー、画面一覧、非機能要件(速度/権限/監視)「何が決まれば着手」か明確か
情報設計サイト構造、カテゴリ/検索設計、導線、ワイヤー迷わない購入導線になっているか
デザイントップ/カテゴリ/商品/カート、ガイド、UIルール見た目だけでなく“売れる理由”があるか
実装(フロント)テーマ/テンプレ実装、レスポンシブ、速度配慮更新して崩れない設計か
実装(バック)決済、配送、会員、クーポン、在庫/受注例外処理(欠品/返品等)まで想定できているか
外部連携ERP/WMS/POS/CRM/MA等(方式:API/CSVなど)データの正(マスター)が定義されているか
移行URL/商品/顧客/ポイント等の移行、リダイレクト設計「何を引き継ぐか」が具体的か
テスト単体/結合/受入、決済・配送・メール検証テスト観点が薄いと後で事故りやすい
公開本番反映、切替手順、ロールバック公開当日の体制が書かれているか
ドキュメント運用マニュアル、更新手順、引き継ぎ会“属人化しない”形で残るか
PM/管理進行管理、定例、議事録、課題管理連絡導線と意思決定が回る設計か

比較を強くするコツ

  • 「何ページ作りますか?」より、ページ“種類”で揃える(例:商品ページはテンプレ1種+例外2種など)
  • 「外部連携」は対象システム名・データ・方式・頻度まで書いてもらう
  • 「移行」は対象データ一覧を出してもらう(“移行一式”は危険)

月額:保守/改善/運用代行/サーバー・アプリ費

月額は“保守”と“改善”が混ざると比較不能になりがちです。分けて出してもらうのが鉄則。

スクロールできます
区分内訳(例)確認ポイント
保守障害一次対応、軽微改修、監視、バックアップ対応時間(平日/夜間)とSLA
セキュリティ運用脆弱性対応、アップデート、権限管理誰が・どの頻度で・何をするか
改善(グロース)分析→施策提案→実装→検証(ABテスト等)工数が何時間含まれるか
運用代行商品登録、特集更新、バナー差替え、キャンペーン設定“作業の粒度”が明確か
プラットフォーム/アプリ月額利用料、アプリ/プラグイン費ここは公式費用+見積で分けると透明

初心者が陥りやすい落とし穴

  • 「月額=保守だけ」で、改善が一切含まれていない(伸びない)
  • アプリや外部ツールが増えて、月額がジワジワ膨らむ(予算超え)

追加費用が出やすいポイント(事前に潰す)

追加費用は悪ではありません。問題は、条件が曖昧で“いつの間にか増える”ことです。
先に「増える条件」を文章で潰すと、トラブルが激減します。

仕様変更・ページ追加・商品点数増・連携追加

ここは“契約前に線引き”しておくべき代表格です。

追加費用が出る典型パターン

  • 要件定義後の仕様追加(例:会員ランクをやっぱり入れたい)
  • ページ種類の増加(例:LPが想定より増える)
  • 商品点数・SKUが増える(登録/移行/画像加工が膨らむ)
  • 連携が増える(ERP/WMS等が後出しで追加)

潰し方(そのまま依頼文に書けます)

  • ベースラインを固定する
    • 例:商品点数〇〇、ページ種類〇種、連携〇本まで
  • 変更手順を固定する
    • 例:変更要求 → 影響範囲 → 追加見積 → 承認後に着手
  • “検収条件”を固定する
    • 何をもって完了か(公開基準、バグ許容範囲、手戻り条件)

多言語・サブスク・会員ランク等の複雑要件

このあたりは、見積もりの段階で「標準でできる」が曖昧だと膨らみやすい領域です。

追加になりやすい理由

  • 仕様の分岐が多い(価格表示、税/配送、会員権限、定期の変更ルールなど)
  • テストケースが急増する(例外処理が増える)
  • 外部ツール(決済・CRM・翻訳)に依存しやすい

確認のしかた

  • 「標準機能で可能/拡張で可能/開発が必要」を3段階で書いてもらう
  • “例外”の扱いを聞く
    • 返品、キャンセル、スキップ、途中解約、権限変更など

提案書で見るべき観点(“良さそう”で決めない)

提案書はデザインが綺麗でも、筋が悪いと成果に繋がりません
初心者は「一貫性」と「優先順位」だけ見ればOKです。

課題→打ち手→優先順位→スケジュールが一貫しているか

良い提案に必ずあるもの

  • 課題が具体的(例:商品ページ到達率が低い、カート離脱が高い 等)
  • 打ち手が“どの画面の何を変えるか”まで落ちている
  • 優先順位が明確(まずここ→次にここ)
  • スケジュールが現実的(素材準備・テスト期間が含まれる)
  • 前提とリスクが明記されている(自社側の宿題も含む)

悪い提案でよくあるサイン

  • かっこいい言葉は多いが、どこをどう変えるかが曖昧
  • “全部やります”で優先順位がない
  • 素材(写真・原稿・商品情報)の準備が計画に入っていない

比較用のミニ採点(各社に同じ質問)

  • 「最初の30日で何を改善し、どう検証しますか?」
  • 「公開時点で“最低限必要な状態”は何ですか?」
  • 「公開後3か月で、何が社内に残りますか?(運用できる状態か)」

契約で必ず押さえる項目(トラブル予防)

契約は難しく見えますが、初心者は “揉めやすい所だけ”先に押さえればOK です。
(重要案件は、最終的に専門家チェックも検討してください)

成果物の権利・ソース/データの引き渡し範囲

ここが曖昧だと、将来「直せない」「移れない」状態になります。

最低限、文章で確定したい成果物

  • デザインデータ(どの形式で渡すか)
  • ソースコード(範囲:テーマ/テンプレ/カスタム部分)
  • 設定値(アプリ設定、計測設定、メール設定など)
  • ドキュメント(運用手順、構成図、連携仕様)
  • 移行データ(変換ルール、対応表、リダイレクト表)

権利の考え方(超重要)

  • 著作権の扱いは大きく「譲渡」か「利用許諾」かで変わります
  • “納品した=自由に使える”とは限らないので、範囲を明文化するのが安全です

再委託・秘密保持・解約条件・瑕疵対応

運用が始まってから揉めやすいのはこの領域です。

再委託(下請け)

  • あること自体は普通ですが、
    • どの工程を誰が担当するか
    • 品質責任の所在
    • 秘密保持の範囲
      を明確にしておくと安心です。

秘密保持(NDA)

  • 顧客データ、売上、広告、在庫、価格など、守る対象を列挙
  • 共有手段(チャット/ファイル/アカウント管理)も決めると事故が減ります

解約・契約終了

  • いつまでに何を引き渡すか(データ、設定、ドキュメント)
  • 月額契約の更新単位(自動更新の条件)
  • ドメイン/解析/決済など“名義”が誰か(ここが地雷になりがち)

瑕疵(不具合)対応

  • 何を不具合とみなすか(仕様かバグか)
  • 期間と範囲(無償対応の条件)
  • 緊急度の基準(売上に直結する障害の扱い)

ECサイト制作の費用相場|何にいくらかかる?

ECサイト制作の費用は、ざっくり言うと 「初期(作る)+月額(回す)+変動(広告/手数料など)」 で決まります。
同じ“ECサイト”でも、何をどこまで作るかで金額が大きく変わるので、まずは「費用が動くポイント」を押さえてから、内訳を見ていくと迷いません。

パターン別:費用が変わる要因(規模・機能・連携・移行)

費用が上下する要因は、主にこの8つです(初心者でも判断しやすい順)。

  • 土台(プラットフォーム):クラウド/ASPか、オープンソースか、パッケージか
  • デザイン:既存テンプレ寄せか、フルオリジナルか
  • 商品点数・カテゴリ:商品登録の量、検索/絞り込み設計の複雑さ
  • “例外”の多さ:セット販売、予約、ギフト、同梱、返品ルール、会員ランクなど
  • 外部連携:在庫・受注・会計・物流(ERP/WMS/POS/CRM/MA)
  • 移行の難易度:URL、会員、ポイント、受注履歴、SEO資産をどこまで引き継ぐか
  • 運用体制:自社で回すか、運用代行まで頼むか
  • 品質要件:速度、権限、監視、障害対応、セキュリティ運用のレベル

目安として、費用が跳ねやすいのは「連携」「移行」「例外」です。
逆に、コストを抑えやすいのは「段階リリース(最小で公開→伸ばす)」です💡

初期費用の内訳(設計/デザイン/開発/テスト/移行)

初期費用は、見積書の“項目名”より 何が含まれているかで判断します。代表的な内訳は次の通りです。

  • 要件定義・設計:目的/KPI、導線、カテゴリ、検索/絞り込み、運用ルール、非機能(速度/権限/監視)
  • デザイン:トップ/カテゴリ/商品/カート、UIルール、購入体験の作り込み
  • 開発:テンプレ実装、アプリ設定、カスタム機能、外部連携、メール/決済/配送設定
  • テスト:決済・配送・メール・例外(欠品/返品/キャンセル)までの検証
  • 移行:商品/会員/ポイント、リダイレクト(URL移行)、計測設定、公開手順
  • ドキュメント/引き継ぎ:運用マニュアル、更新手順、体制の整理

初期費用の相場感(目安)

※あくまで「制作会社に依頼した場合の一般的な目安」です。要件次第で上下します。

  • 最小構成(テンプレ中心・連携なし・移行軽め):30万〜150万円
  • 標準(テンプレ+部分カスタム・基本アプリ・移行あり):150万〜500万円
  • 本格(オリジナル度高め・連携1〜2本・改善前提の設計):500万〜1,500万円
  • 大規模(複数連携・権限/監視・BtoB/多言語など複雑要件):1,500万円〜

見積で初心者が見落としやすい“別料金”はここです👇

  • 写真撮影・採寸・原稿(商品説明)
  • 商品登録(CSV整備、画像加工)
  • 返品/規約/表示(法務チェック)
  • 計測(GA4/タグ設計)や広告アカウント整備

月額費用の内訳(保守/改善/運用/ツール/アプリ)

月額費用は「固定費」と「人件費(委託費)」に分けて考えるとスッキリします。

A. 固定費(サービス利用料)

  • プラットフォーム月額(Shopify、makeshop、futureshop等)
  • アプリ/オプション(月額課金の拡張)
  • ドメイン、メール配信、CRM/MA、検索強化、レビュー、接客ツール等

B. 委託費(人が動く)

  • 保守:障害一次対応、軽微改修、バックアップ、アップデート対応
  • 改善(グロース):分析→提案→実装→検証(毎月の改善サイクル)
  • 運用代行:商品登録、特集更新、バナー差し替え、キャンペーン設定

月額の相場感(目安)

  • 固定費(プラットフォーム+アプリ):数千円〜数万円(構成次第で増減)
  • 保守のみ:月3万〜15万円
  • 保守+改善(伴走):月10万〜50万円
  • 運用代行まで込み:月20万〜80万円(作業量で変動)

ポイントは、月額に「改善」が入っていないと、公開後に伸びにくいこと。
逆に、改善を入れるなら “何を見て、どう回すか”(指標と会議体)がセットになっている会社が安心です。

コスト最適化の考え方(段階リリース・優先順位)

コスト最適化の基本は 「全部入りで作らない」 です。ECは公開後に学習して伸ばすほうが成功確率が上がります。

おすすめの段階リリース例

  1. Phase1(公開最優先):売れる導線・商品ページの型・決済/配送・最低限のSEO
  2. Phase2(CVR改善):比較表、FAQ、レビュー、特集、絞り込み最適化
  3. Phase3(LTV改善):会員施策、定期、同梱、メール/LINE、CRM連携
  4. Phase4(業務最適化):基幹/WMS連携、OMS、権限/監視の強化

費用を抑えやすい判断ルール

  • 迷った機能は「今の売上に直結するか?」で切る
  • アプリで済むものはアプリで(ただし“増えすぎ”には注意)
  • 移行は「SEO資産」「会員資産」「業務継続」に関係するものを優先
  • デザインは“更新して崩れない”を最優先(運用コストが下がる)

補助金・助成金を使うときの注意点(要件・スケジュール)

補助金は強力ですが、初心者がつまずきやすい落とし穴もあります。大事なのは 「対象経費」より先に「時間」と「手続き」 です。

共通の注意点(これだけ覚えればOK)

  • 申請〜採択まで時間がかかる(締切直前は特に危険)
  • 原則“後払い”:いったん立替が必要になりやすい
  • 交付決定前の発注・着手がNGになるケースがある
  • 見積・契約・成果物の要件が厳格(証憑・納品物が重要)
  • gBizIDが必要な制度が多い(取得に時間がかかる)

代表例としてよく検討される制度

  • 小規模事業者持続化補助金:販路開拓の一環としてEC/販促を組み立てやすい
  • ものづくり補助金:業務プロセス改善や生産性向上の文脈で採択を狙う(要件が重め)
  • デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金):原則として“登録されたITツール”の導入が前提
    • つまり、制作会社への一式発注というより、補助対象の仕組みに沿った調達が必要になります

制度は公募回で細部が変わるため、最終判断は必ず最新の公募要領・公式資料で確認してください。

制作の流れと期間|最短で成果につなげる進め方

EC制作は「順番」と「決め切るポイント」を間違えると、納期も費用も膨らみやすいです。最短で成果につなげるコツは、①要件を早く固める → ②迷う部分は段階リリースに逃がす → ③公開後90日で改善を回すの3点です。

まず全体像(目安)を置きます。※規模・連携・移行量で上下します。

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フェーズ目安期間遅れやすい原因
要件定義〜設計2〜6週間決めるべきことが未確定、社内承認が遅い
デザイン〜開発4〜12週間途中の仕様追加、素材不足、連携の例外対応
移行〜テスト〜公開2〜6週間データ整備不足、決済/配送/メールの検証漏れ
公開後90日(改善)12週間計測不足、改善の担当不明、施策の優先順位が曖昧

STEP1:要件定義(ゴール・KPI・要件・体制の確定)

ここが曖昧だと、後工程が全部ブレます。初心者ほど「作る話」より先に「運用の現実」を決めるのが重要です。

このSTEPで決めること(最低限)

  • ゴール:売上/CVR/LTV/リピート/粗利の最優先KPI
  • スコープ:今回やること/やらないこと(段階リリース前提でOK)
  • 機能:Must/Should/Could(優先順位つき)
  • 体制:意思決定者、窓口、素材準備担当、運用担当
  • 非機能:速度、権限、監視/バックアップ、障害時の連絡

成果物(あとで揉めないための必須)

  • 要件一覧(優先順位つき)
  • 画面/ページ種類一覧(「何ページ」より「何種類」)
  • 外部連携一覧(対象システム・データ・方式・頻度)
  • 追加費用が出る条件(仕様変更・ページ追加・連携追加など)

最短化のポイント

  • 迷う機能は「公開後に追加」に逃がす(ただし計測は最初から)
  • 仕様変更の手順を決める(変更→影響→追加見積→承認→着手)

STEP2:情報設計(導線・カテゴリ・検索・コンテンツ)

ECの勝敗は、デザインより“迷わず買える設計”で決まりやすいです。

ここでやること

  • サイト構造:トップ→カテゴリ→商品→カートの最短導線
  • カテゴリ設計:ユーザーの探し方(用途・悩み・比較軸)に合わせる
  • 検索/絞り込み:商品点数が増えても崩れない軸を決める
  • コンテンツ設計:特集、比較、FAQ、配送/返品、会社情報など信頼要素

成果物

  • サイトマップ(ページ構成)
  • ワイヤーフレーム(主要テンプレ)
  • 商品ページの型(見出しの順番・要素の並び)

よくある失敗

  • カテゴリが社内都合で、ユーザーの探し方とズレる
  • 絞り込みが弱く、商品点数が増えるほど探せなくなる

STEP3:デザイン(UI/UX・コンポーネント設計)

「見た目を作る」だけでなく、運用しても崩れない仕組みに落とすのが重要です。

ここでやること

  • UI/UX:スマホ前提の可読性、ボタン配置、入力負荷の最小化
  • コンポーネント設計:見出し・ボタン・カード等の共通パーツ化
  • 信頼設計:返品・保証・配送・レビュー・問い合わせ導線を自然に配置

成果物

  • デザインカンプ(主要テンプレ)
  • UIルール(フォント、余白、ボタン、色、写真比率など)
  • 更新時のルール(バナー差し替えのサイズ等)

最短化のポイント

  • まず“売上に直結するテンプレ”(商品・カテゴリ・カート周り)を優先
  • LPや特集は「型」を先に作り、量産しやすくする

STEP4:開発(連携・決済・配送・会員・管理画面)

差が出るのは「連携」と「例外処理」です。正常系だけで作らないのがコツです。

ここでやること

  • 決済:支払い手段、与信/失敗時、返金の運用
  • 配送:送料ルール、配送日、追跡、同梱、ギフト
  • 会員:登録/ログイン/権限、ポイント、会員ランク(必要なら)
  • 連携:在庫・受注・会計・倉庫など(API/CSV/バッチ)
  • 管理画面:更新担当が迷わない導線、権限設計、ログ

成果物

  • 実装済み環境(テスト/本番)
  • 連携仕様(データ項目、タイミング、エラー時の扱い)
  • 運用手順(誰が何を更新するか)

最短化のポイント

  • 例外を先に洗い出す:欠品、分納、返品、キャンセル、二重決済
  • 連携は「データの正(マスター)」を決めてから作る

STEP5:移行(商品/顧客/コンテンツ/SEO資産)

移行は制作というより移行プロジェクトです。ここが雑だと公開後に痛みます。

移行対象の代表例

  • 商品:SKU、画像、説明文、カテゴリ、属性(絞り込み用)
  • 顧客:会員、購入履歴、ポイント(どこまで引き継ぐか)
  • コンテンツ:特集、ブログ、FAQ、規約
  • SEO資産:URL対応表、リダイレクト、内部リンク、サイトマップ

最短化のポイント

  • 移行は「全部」ではなく、成果に効く資産(SEO/会員/運用継続)優先
  • 商品データは早めにCSV整備(ここが遅れると全体が止まります)

STEP6:テスト(決済・配送・メール・速度・端末)

ECは“買えない”が致命傷です。買うまでの流れを重点的に潰します。

最低限やるべきテスト(初心者向け)

  • 決済:成功/失敗、返金、注文メールの整合
  • 配送:送料計算、配送日指定、追跡、同梱
  • 例外:キャンセル、欠品、返品フロー(運用が回るか)
  • 端末:主要スマホ/ブラウザ
  • 速度:画像最適化、重いページの特定

最短化のポイント

  • “テスト観点表”を作り、誰が何を確認したか残す(やり直し防止)

STEP7:公開(切替・監視・初動施策)

公開当日は「切替」より「事故らない運用」が重要です。

公開前に決めておくこと

  • 切替手順:いつ、誰が、何をするか(ロールバック含む)
  • 監視:エラー通知、決済失敗の検知、在庫ズレの確認
  • 初動施策:告知(SNS/メルマガ)、指名検索の受け皿、主要LPの整備

公開直後にやること(最優先)

  • 注文が正常に流れているか(決済→受注→出荷→メール)
  • 主要ページの計測が取れているか(イベント/コンバージョン)

公開後90日プラン(改善ロードマップ)

「公開=完成」ではなく、公開=改善のスタートです。90日で成果につなげるなら、やることは3段階に分けると迷いません。

0〜30日:計測整備・ボトルネック特定

この期間のゴール

  • “どこで落ちているか”を数字で言える状態にする

やること

  • 計測の確認:購入、カート投入、チェックアウト到達、検索利用など
  • レポート整備:週次で見る指標を固定(ブレない運用)
  • ボトルネック特定:
    • 流入が弱いのか
    • 商品ページの到達が弱いのか
    • カート離脱が高いのか

よく効く即効施策

  • 送料・返品・納期の表示を分かりやすく(不安を減らす)
  • 商品ページの情報不足を埋める(FAQ、比較、サイズ感、レビュー導線)

31〜60日:CVR改善(LP/商品ページ/導線)

この期間のゴール

  • “買うまでの摩擦”を減らし、CVRを底上げする

やること(優先順)

  • 商品ページ改善:写真・比較軸・FAQ・レビュー・保証の強化
  • カート改善:入力負荷、エラー文言、決済手段の最適化
  • 導線改善:カテゴリ/絞り込み、回遊(関連商品・セット提案)

効果が見えやすい指標

  • 商品ページ到達率、カート投入率、チェックアウト到達率、購入完了率

61〜90日:LTV改善(CRM/リピート/単価)

この期間のゴール

  • 1回買って終わりを減らし、継続購入を増やす

やること

  • CRM導線:メール/LINE(購入後フォロー、再入荷、関連提案)
  • 単価改善:セット、まとめ買い、送料無料ライン設計(粗利も確認)
  • リピート施策:同梱物、レビュー依頼、定期/会員施策(必要なら)

見る指標

  • リピート率、2回目購入率、平均注文額、粗利、LTV

依頼前に準備するもの(RFPテンプレ)

RFP(提案依頼書)は、制作会社を“選ぶための資料”というより、提案を同じ土俵に揃えて比較するための設計図です。
初心者ほど、ここを作るだけで次が一気にラクになります。

  • 見積もりのブレが減る(「一式」や想定外の追加が減る)
  • 提案の質が上がる(課題に刺さる打ち手が出やすい)
  • 公開後の運用が回る(やるべきことが明確になる)

以下は、そのままコピペして使えるテンプレです。
※最初は「書ける範囲だけ」でOK。空欄があると制作会社から質問が返ってきて、要件が固まっていきます。

会社・ブランド概要/ターゲット

目的:提案の前提(誰に何を売るのか)を揃える

記載する内容(テンプレ)

  • 会社概要:業種/従業員数/拠点/販売チャネル(店舗・卸・D2C・モール等)
  • ブランド概要:コンセプト/強み/価格帯/主力商品
  • ターゲット:年齢層/性別/地域/利用シーン/購入動機
  • 購買の特徴:単価/リピート頻度/検討期間(即決か比較検討か)

書き方のコツ

  • “ペルソナ”より先に、購買行動を書いたほうが提案が具体化しやすいです
    例:
    • 「比較検討が長い(レビュー・保証が重要)」
    • 「衝動買いが多い(特集・ランキングが効きやすい)」

現状課題(数字と現場の声)

目的:制作が“見た目”で終わらず、課題解決に寄るようにする

数字(分かる範囲でOK)

  • 月商/粗利率(ざっくりでOK)
  • 流入:SEO/広告/SNS/メルマガ/モール内など比率
  • CVR(購入率)、カート離脱、平均注文額、リピート率
  • 問い合わせ件数、返品率(あれば)

現場の声(めちゃくちゃ重要)

  • よくある問い合わせ:サイズ、納期、返品、支払い、在庫など
  • 運用の詰まり:商品登録が重い/更新が属人化/キャンペーン設定が難しい
  • クレームや機会損失:発送遅れ、在庫ズレ、決済エラー、表示が遅い等

書き方のコツ

  • 数字が少なくても、「困っている瞬間」を具体例で書くと提案精度が上がります
    例:
    • 「新商品を出すたびに登録と画像加工で3日かかる」
    • 「クーポンの条件が複雑で設定ミスが出やすい」

要件チェックリスト(Must / Want)

目的:スコープを固定して“比較できる見積もり”にする

Must(ないと困る)例

  • 決済:クレカ、コンビニ、代引き、後払い 等(必要なもの)
  • 配送:送料ルール、配送日指定、追跡番号通知
  • 商品:バリエーション(色・サイズ)、在庫管理、検索・絞り込み
  • 重要ページ:特商法、プライバシー、返品・交換、会社情報、FAQ
  • 計測:購入計測、主要イベント(カート投入など)

Want(あると嬉しい)例

  • レビュー、会員ランク、ポイント、クーポン高度化
  • レコメンド、セット販売、ギフト、予約販売
  • サブスク(定期)、多言語、BtoB機能(見積・掛け払い等)

優先順位の付け方(初心者向け)

  • Mustにも「優先度A/B/C」を付ける(A=絶対、B=できれば、C=後でも)
  • 迷う機能は「公開後追加」に逃がしてOK(ただし追加条件は明記)

連携要件(在庫・受注・会計・発送・CS)

目的:後から一番お金が跳ねやすい“連携”を、先に見える化する

まず決めること

  • データの正(マスター)はどこか
    • 商品マスター:どれが正?
    • 在庫の正:どれが正?
    • 顧客の正:どれが正?
    • 受注の正:どれが正?

連携一覧テンプレ

  • 連携先:ERP/会計/WMS(倉庫)/配送システム/POS/CRM/MA/CSツール
  • データ:商品、在庫、受注、出荷ステータス、追跡番号、顧客属性 など
  • 方式:API/CSV/バッチ(毎時/毎日)など
  • 例外:欠品、分納、キャンセル、返品、返金の扱い

質問にすると強い

  • 「例外(返品・欠品・キャンセル)まで含めて設計できますか?」
  • 「障害時、誰がどこを見て切り分けますか?復旧手順は?」

運用体制(誰が何をやるか)

目的:公開後に止まらない設計にする(運用できないECは伸びない)

運用担当の棚卸し

  • 商品登録:誰が、どこまで(SKU、画像、説明文)
  • 更新:バナー、特集、ランキング、価格改定
  • 分析:週次の数字確認、改善優先順位の決定
  • CS:問い合わせ対応、レビュー対応、返品対応
  • 物流:出荷・同梱・ギフト・在庫調整

制作会社に確認すべきこと

  • 運用マニュアルはどこまで出るか(画面操作・CSV・ルール)
  • 更新を自社で回す前提の設計か(依存しない作りか)
  • 月額に「改善」が含まれるか(レポートだけで終わらないか)

競合・参考サイト(良い点/避けたい点)

目的:好み・方向性・NGを早めに合意して、手戻りを減らす

書き方テンプレ

  • 競合(3〜5社):URLまたは名前/強い理由(価格、世界観、訴求、導線等)
  • 参考サイト(3〜5件):
    • 良い点:例)「カテゴリが探しやすい」「商品ページの比較が上手い」
    • 避けたい点:例)「情報が多すぎて読みにくい」「購入ボタンが遠い」

ポイント

  • 「デザインが好き」だけでなく、売れる要素(不安解消・比較・導線)を書いておくと提案が強くなります。

素材の準備(商品画像・原稿・規約・配送ポリシー)

目的:スケジュール遅延の最大原因=素材不足を先に潰す

最低限準備したいもの

  • 商品情報:商品名、説明、価格、SKU、サイズ、素材、注意事項
  • 画像:メイン、詳細、使用シーン、サイズ感(できれば統一ルール)
  • 規約:特商法、プライバシー、利用規約、返品・交換、配送ポリシー
  • 配送・納期:送料ルール、配送日、同梱、ギフト、海外対応の有無
  • 会社情報:住所、連絡先、営業時間、問い合わせ導線

初心者がハマりやすい注意

  • 画像サイズや比率がバラバラ → 表示崩れ&運用負荷が増える
  • 原稿が後回し → 商品ページが弱くなりCVRが伸びない
  • 返品・配送ルールが曖昧 → 問い合わせ・クレームが増える

意思決定フロー(稟議・承認者・締切)

目的:納期遅延の原因1位=社内承認の遅れを防ぐ

決めること

  • 意思決定者:最終承認者、現場責任者、窓口
  • 稟議:必要な資料(比較表、見積、体制、リスク)と締切
  • 変更管理:仕様変更の承認ルール(誰がOKを出すか)
  • 定例:週1など、意思決定の場を固定(議事録も残す)

制作会社に伝えるとスムーズ

  • 「この日までに要件確定しないと、公開日が動く」ライン
  • “判断が遅れやすい項目”(デザイン、機能追加、連携、移行範囲)

よくある失敗パターンと回避策

ECサイト制作は「作って終わり」になりやすいので、失敗パターンを先に知っておくと勝率が上がります。
ここでは、初心者が特につまずきやすい5パターンを、起きる理由 → 兆候 → 回避策(具体策)の順で整理します。

デザインだけで選んで“売れない”

起きる理由

  • 見た目は良いのに、購入導線・不安解消・比較の要素が弱い
  • ブランド表現を優先しすぎて、情報が探しにくい/買いにくい
  • “制作物としての完成度”は高いが、成果(CVR/LTV)に責任範囲がない

よくある兆候

  • 提案が「世界観・トーン」中心で、導線やCVRの話が薄い
  • 商品ページの設計が「写真が大きい」以外の根拠がない
  • 計測(GA4等)の話が後回し、または触れられない

回避策(これをやると外しにくい)

  • デザイン評価を「綺麗」ではなく、次の3点で見る
    1. 迷わない(カテゴリ・絞り込み・パンくず)
    2. 不安が減る(返品・配送・保証・問い合わせ)
    3. 比較できる(特徴・スペック・レビュー・FAQ)
  • 商品ページの“型”を先に合意する(制作の早い段階で)
    • 例:ファーストビュー → ベネフィット → 証拠(レビュー/実績)→ 不安解消(FAQ/返品)→ 購入導線
  • 制作会社にこの質問をする(答え方で地力が分かる)
    • 「このデザインでCVRが上がる理由を、どの要素で説明しますか?」
    • 「優先順位は?(まず商品ページ、次にカート等)」

初期費用だけで決めて追加費用が膨らむ

起きる理由

  • 見積の前提(ページ種類・商品点数・連携範囲・移行範囲)が曖昧
  • “一式”見積で、何が含まれるか分からない
  • 途中で要望が増え、変更管理がないまま積み上がる

よくある兆候

  • 内訳が少なく、「制作一式」「移行一式」「調整一式」が多い
  • “追加条件”の説明が口頭のみ
  • 見積が安い代わりに、テスト・移行・運用引き継ぎが薄い

回避策(最初に固めるだけで防げる)

  • 見積は必ず「同条件比較」に整える
    • ページ数ではなく、ページ種類(テンプレ種類)で揃える
    • 商品点数・SKU数・連携本数・移行対象を固定する
  • 追加費用の条件を“文章”で先に確定する
    • 仕様変更/ページ追加/商品点数増/連携追加
    • 追加見積の手順(依頼→影響→見積→承認→着手)
  • “段階リリース”を前提にする(最小で公開→追加)
    • 最初から全部入れないことで、変更の爆発を抑えられます

要件が固まらず炎上(スコープ管理不足)

起きる理由

  • 発注側の目的・KPIが曖昧で「なんとなく良さそう」が増える
  • 意思決定者が不明で、承認が遅い/意見がぶつかる
  • “決める順番”が逆(デザインから入って後で要件が増える)

よくある兆候

  • 仕様が毎週増える(会議ごとに要望が追加)
  • 「それもできますか?」が頻発する
  • いつまでに何を決めるか(締切)がない

回避策(進行が安定する型)

  • 要件をMust/Wantに分け、Mustに優先度を付ける
    • Must(A/B/C)+ Want(今回は保留でもOK)
  • “決定ログ”を作る(議事録とは別で、決定事項だけ残す)
    • 決めたこと/決めた日/決めた人/影響範囲
  • 体制(RACI)を明確にする
    • 誰が決める(承認者)/誰が準備する(素材担当)/誰が運用する(更新担当)
  • 仕様変更は「変更管理」で処理する(気分で進めない)
    • 変更要求→影響→追加見積→承認→着手
      これを徹底するだけで炎上率が下がります

公開後に運用が回らない(担当不在・改善不在)

起きる理由

  • “制作完了=ゴール”になっていて、運用の設計がない
  • 更新が制作会社依存(自社で触れない・触ると壊れる)
  • 計測が弱く、改善の優先順位が決められない

よくある兆候

  • 運用マニュアルや引き継ぎが薄い/存在しない
  • 更新・商品登録の作業範囲が契約で曖昧
  • 月額は「保守のみ」で、改善が含まれていない

回避策(初心者でも回る形)

  • 公開前に「運用の棚卸し」をやる(誰が何をやるか)
    • 商品登録、特集更新、価格改定、キャンペーン設定、CS、物流、レビュー対応
  • “公開後90日”の改善計画を契約前に作る(簡易でOK)
    • 0〜30日:計測整備・ボトルネック特定
    • 31〜60日:CVR改善(商品/導線/カート)
    • 61〜90日:LTV改善(CRM/単価/リピート)
  • 運用を止めないための最低条件を明文化する
    • 例:更新手順、権限、CSV運用、テンプレの使い方、問い合わせ導線

権限・アカウント管理が曖昧で引き継げない

起きる理由

  • ドメイン、解析、広告、決済、プラットフォームの所有者が制作会社側になっている
  • 2段階認証やパスワード管理が個人任せ
  • 解約時の引き渡し範囲が契約で定義されていない

よくある兆候

  • 「こちらで取得しておきますね」が多い(名義が不明)
  • アカウント一覧がない/権限管理がない
  • 担当者が退職した瞬間に詰む

回避策(これだけは必須)

  • “アカウント台帳”を作り、所有者を原則「自社」にする
    • ドメイン、DNS、メール、GA4/GTM、Search Console、広告、決済、プラットフォーム、主要アプリ
  • 権限は個人ではなく、共有用メール+権限分離で管理
    • 管理者/運用者/閲覧者を分ける
    • 2FAは必須(復旧コードの保管も)
  • 契約で「引き渡し範囲」を確定する
    • ソース、デザインデータ、設定値、連携仕様、運用マニュアル、URL対応表、移行データ
    • 解約時にいつ何を渡すか(期限・形式)まで書く

【目的別】おすすめECサイト制作会社リスト(比較表付き)

「おすすめ」は目的次第で変わるので、ここでは タイプ別に“当てにいく” 方式で整理します。
まずは 表で候補をざっと俯瞰 → 自社の目的に近いタイプの会社を2〜4社に絞ってRFP→相見積 が最短ルートです。
(下の社名は“代表的な候補例”。対応領域は各社で変動するため、最終は公式のサービス範囲で確認してください。)

タイプ別に探す(あなたの条件に近い順に当てる)

比較表(候補の俯瞰用)

スクロールできます
目的タイプ候補例(制作会社/支援会社)強みの方向性向いているケース見るべきポイント
UI/UX・デザイン重視LIG / スパイスファクトリー / アートピース など購入体験設計・画面品質ブランド/世界観、CVR改善を重視商品ページの型、導線・検索設計、運用して崩れない設計
実績・導入事例重視ecbeing / インターファクトリー(ebisumart)/ EC-CUBE関連 など大規模・基盤・安定運用要件が多い、社内関係者が多い要件定義の厚み、保守/監視、連携・移行の経験
低予算・短納期楽天系の制作特化(Ryuki Design等)/ 小規模向け制作代行 など早く形にするまず小さく開始、最小構成で検証“含まれる範囲”の明確さ、追加費用条件、公開後の改善導線
モール(楽天等)中心Ryuki Design / モール運用代行各社(例:EC研究室、R6B等)モール内の勝ち筋楽天/Yahoo/Amazonが主戦場商品ページ制作+運用(広告/イベント/分析)まで一体か
集客・マーケ伴走コマースメディア / AnyMind など集客→改善の運用力広告/CRM/SEOまで含めて伸ばしたい計測設計→改善サイクル、施策の優先順位づけ
基幹連携・大規模開発ecbeing / スパイスファクトリー / インターファクトリー等ERP/WMS/POS連携在庫・受注・会計・倉庫が必須連携方式(API/CSV)と例外処理、障害時の運用設計
越境ECGMOグローバルEC / Shopify系パートナー各社 など多言語・海外決済/配送海外販売、ローカライズ税・決済・配送、言語/通貨、現地マーケの有無
BtoB ECecbeing BtoB / アイル(アラジンEC)等法人取引の要件見積・掛け払い・取引先別価格権限/承認フロー、価格体系、既存基幹との整合
サブスクECShopify系パートナー / マーケ伴走型支援 などLTV設計・継続率定期購入、アップセル前提継続のKPI設計、CRM、解約理由の回収と改善

※この表は「候補の当たり」を付けるための早見表です(網羅リストではありません)。参照元:制作会社比較記事・Shopify公式パートナーディレクトリ等。

UI/UX・デザイン重視で選ぶ制作会社

このタイプが強い領域

  • 迷いにくい導線(カテゴリ・検索・絞り込み)
  • 商品ページの“説得構造”(比較・不安解消・購入導線)
  • 運用しても崩れないコンポーネント設計

候補例

  • LIG / スパイスファクトリー / アートピース など

失敗しない見極め

  • 「見た目」より CVRが上がる理由を言語化できるか
  • 商品ページのテンプレ(型)を最初に合意できるか

実績・導入事例が豊富な制作会社

このタイプが強い領域

  • 中堅〜大手の複雑要件(権限・監視・運用フロー)
  • 大規模移行(会員/ポイント/SEO資産)
  • インフラやセキュリティ運用の整備

候補例

  • ecbeing / インターファクトリー(ebisumart)/ EC-CUBE(提供元・関連パートナー)など

失敗しない見極め

  • 事例は「業界」より 課題の近さ(移行・連携・運用)で見る
  • 保守の中身(監視/障害時対応/改修のSL)を確認する

低予算・短納期に強い制作会社

このタイプの考え方

  • 低予算=悪ではなく、段階リリース(最小→改善) に向く
  • ただし、範囲が曖昧だと追加費用が膨らみやすい

候補例

  • 楽天制作特化(Ryuki Design等)/ 小規模向け制作代行の各社

失敗しない見極め

  • 見積の「含む/含まない」をテンプレで揃える(設計/移行/テスト/公開)
  • 公開後の改善(計測・小改修)の動線があるか

モール(楽天等)運用に強い制作会社

モールは“制作+運用”がセットで強い

  • LP/商品ページ制作だけだと、売上は伸び切りにくい
  • 広告・イベント・クーポン・楽天内SEO・レビュー運用 まで一体だと成果が出やすい

候補例

  • Ryuki Design / 楽天運用代行・制作支援各社(例:EC研究室、R6B等)

失敗しない見極め

  • 制作物の納品だけでなく、数字(ROAS/CVR等)で改善提案が出るか
  • 商品登録・更新・イベント対応までどこまで任せられるか

集客・マーケ支援に強い制作会社

このタイプが強い領域

  • 計測設計(何を見るか)→改善(何を変えるか)→検証(どう判断するか)
  • 広告/SEO/CRM(メール・LINE)の組み合わせ

候補例

  • コマースメディア / AnyMind など

失敗しない見極め

  • “レポート提出”で終わらず、実装までの体制があるか
  • 90日で何をするか(0-30/31-60/61-90)の計画が作れるか

基幹連携・大規模開発に強い制作会社

このタイプが強い領域

  • ERP/WMS/POS/会計などと“つなぐ”前提の設計
  • 例外処理(欠品/分納/返品/返金)の運用設計

候補例

  • ecbeing(BtoB含む)/ インターファクトリー / スパイスファクトリー等

失敗しない見極め

  • 連携の「方式」「頻度」「障害時の切り分け」を図にできるか
  • データの正(マスター)をどこに置く設計か

越境ECに強い制作会社

このタイプが強い領域

  • 多言語・通貨・税・海外配送・海外決済
  • ローカライズ(翻訳だけでなく、商習慣・訴求の調整)

候補例

  • GMOグローバルEC / Shopifyパートナー各社(日本拠点のパートナーを検索して選ぶ)

失敗しない見極め

  • 物流(関税/DDP等)と決済の設計が提案に含まれるか
  • 海外向けの集客(広告/CRM/インフルエンサー等)まで範囲があるか

BtoB ECに強い制作会社

BtoBで必須になりやすい要素

  • 取引先別価格、掛け払い、見積・承認、権限管理
  • 既存の受発注フローを崩さずデジタル化

候補例

  • ecbeing BtoB / アイル(アラジンEC)など

失敗しない見極め

  • “現場の運用”まで落とした要件定義(承認・締め・請求)ができるか
  • 既存システム(会計/在庫/顧客)との整合を説明できるか

サブスクECに強い制作会社

サブスクは制作より“継続設計”が勝負

  • 継続率、解約理由、アップセル、同梱などの設計が重要

候補例

  • Shopify中心の制作パートナー / マーケ伴走型の支援会社 など

失敗しない見極め

  • KPI(継続率・LTV)を前提に、施策の優先順位が組めるか
  • 解約理由の取得→改善までの運用が用意できるか

各社紹介テンプレ(読むだけで比較できる形に統一)

得意領域(プラットフォーム/業界/規模)

  • 対応プラットフォーム(例:Shopify/国産ASP/EC-CUBE/パッケージ等)
  • 得意な商材・業界(食品、アパレル、コスメ、BtoBなど)
  • 得意な規模(小規模立ち上げ/中堅の成長/大規模・多拠点)

支援範囲(制作・運用・集客・物流/CS)

  • 制作:要件定義、設計、デザイン、開発、移行、テスト、公開
  • 運用:更新、商品登録、キャンペーン運用、保守、障害対応
  • 集客:SEO、広告、CRM(メール/LINE)、コンテンツ
  • 周辺:撮影、原稿、CS、物流連携(どこまで実務を担うか)

費用感(初期/月額/施策)

  • 初期:設計/デザイン/開発/移行/テストがどこまで含まれるか
  • 月額:保守のみか、改善(施策実装)まで含むか
  • 施策費:広告運用/CRM/制作追加の単価ルールが明確か
  • 追加費用条件:仕様変更・ページ追加・連携追加の扱い

強み(設計・デザイン・開発・改善)

  • 設計:導線・カテゴリ・検索・購入体験の思想があるか
  • デザイン:運用しても崩れないルール設計があるか
  • 開発:拡張性、速度、障害対応、セキュリティ運用
  • 改善:計測→仮説→実装→検証のサイクルが回るか

向いている企業/向かない企業

  • 向いている:課題・要件・体制が一致しているケースを具体化
  • 向かない:予算感、スピード感、運用リソースが合わないケース
  • 代替案:段階リリース、プラットフォーム変更、運用内製/外注の切り分け

よくある質問(FAQ)

制作会社と運用代行は分けるべき?

結論は「分ける/まとめるのどちらも正解」ですが、初心者は次のルールで判断すると失敗しにくいです。

まとめる(制作=運用も同じ会社)が向くケース

  • 公開後も 継続的に改善したい(CVR/LTVの伸びしろが大きい)
  • 社内にEC担当が少なく、意思決定と実行を速く回したい
  • 仕様理解が必要な“連携”が多い(在庫・受注・会計・物流など)

分ける(制作と運用を別会社)が向くケース

  • 運用は内製できるが、制作だけプロに任せたい
  • モール運用(楽天など)は専業の運用代行が強い、など領域が分かれる
  • 1社依存を避けたい(コスト管理・リスク分散)

初心者が一番安全なやり方(おすすめ)

  • まずは 制作会社に「公開後90日」だけ伴走してもらう
    • 0〜30日:計測整備・不具合/ボトルネック潰し
    • 31〜60日:CVR改善
    • 61〜90日:LTV改善
  • その間に、運用を「内製/代行/ハイブリッド」どれにするか決める

分ける場合の注意点(ここで揉めがち)

  • “責任の境界”を文章で決める(例:不具合/改善/更新作業の範囲)
  • アカウント(GA4/GTM/決済/Shopify等)の所有者は原則自社にして、権限付与で運用する

リニューアルでSEOを落とさないために必要なことは?

SEOで一番事故が多いのは「URL変更」と「内部リンク/正規化の崩れ」です。公開前に8割決まります。

最低限のチェックリスト(重要順)

  • 旧URL → 新URLの対応表(全件)を作る
  • “近いページへまとめて転送”より、原則は 1対1で対応させる
  • 301リダイレクトをサーバー側で設定する(恒久転送)
  • 新サイト側は、内部リンクを旧URLのまま残さない(新URLへ直す)
  • 新URLのサイトマップを用意する
  • 重複ページが出るなら canonical(正規URL) を設計する
  • ドメイン変更なら、Search Console の アドレス変更も検討する
  • 公開後は Search Console で クロール/インデックス/404/リダイレクトを監視する

初心者がやりがちなNG

  • 重要ページだけ転送して、他を放置(404大量発生)
  • 転送のチェーン(A→B→C)を作る(評価もユーザー体験も落ちやすい)
  • タイトル/見出し/本文を“気分で”大きく変えすぎる(意図せず別ページ扱いに近づく)

制作会社に投げると良い質問

  • 「URL対応表は誰が作り、どのタイミングで検証しますか?」
  • 「公開後、何を見て“問題なし”と判断しますか?」(監視項目と判断基準)

Shopify等の“アプリ追加”はどこまで必要?

アプリは便利ですが、入れすぎると 月額コスト増・表示速度低下・運用が複雑化しがちです。目安は「本当に必要な欠けている機能だけ」。

まずは“標準+テーマ”で満たせるか確認

  • テーマ設定でできること(表示・導線・軽微なUX改善)
  • 公式機能でできること(基本的な販売/配送/決済/レポート等)

アプリを入れる判断基準(迷ったらこれ)

  • 売上に直結する(CVR/LTVが上がる根拠がある)
  • 運用工数が減る(手作業が明確に減る)
  • 代替手段が高コスト(開発よりアプリが現実的)

入れがちな定番カテゴリ(必要な時だけ)

  • レビュー、定期購入(サブスク)、検索/絞り込み強化、配送最適化、CRM(メール/LINE)など

安全に増やすコツ

  • いきなり複数入れず、1つ入れて1つ効果検証(数値が動いたか)
  • 請求(アプリ課金)と権限(インストール権限)を必ず管理する
  • 使わないアプリはアンインストールし、履歴も把握する

商品登録や撮影はどこまで任せられる?

かなり任せられます。ただし成果に直結するので、丸投げより「型を決めて任せる」がうまくいきます。

任せやすい領域(外注向き)

  • 商品登録(CSV整備、属性の付与、画像リサイズ/圧縮)
  • 撮影(物撮り、モデル撮影、切り抜き、色調整)
  • 原稿制作(説明文、FAQ、比較表、ガイドページ)
  • 特集/LP制作(テンプレ化できると強い)

任せにくい領域(自社の関与が必要)

  • 商品の“推しポイント”の定義(何が価値か)
  • 返品/保証/配送ポリシーの最終決定(CSや現場運用に直結)
  • ブランドトーン(言葉遣い、世界観の線引き)

失敗しない発注のコツ

  • まず 商品ページのテンプレ(型)を決める(見出し順・写真構成・必須項目)
  • 撮影は カット定義を作る(正面/背面/使用シーン/サイズ感など)
  • 1カテゴリ分だけ 試作→レビュー→量産(最初から全量発注しない)

公開後の保守・改善はどの契約形態が最適?

初心者は「保守だけ」か「保守+改善(伴走)」で迷いがちです。違いは、ざっくりこうです。

スクロールできます
契約形態向いている状況注意点
保守のみ(月額固定)小さく安定運用したい/改修は少なめ“改善”は別途になりやすい
保守+改善(リテイナー)公開後に伸ばしたい/改善を回したい月に使える工数・優先順位付けが重要
運用代行込み社内に手がない/更新・登録まで任せたい作業量の定義が曖昧だと揉める
スポット(都度見積)たまに改修するだけ速度が出にくい/費用が読みにくい
成果報酬型(条件付き)施策の成果が測りやすい領域のみ指標定義と計測設計が必須

契約前に必ず固めたい項目

  • 対応時間(平日/夜間)、障害時の初動、SLAの考え方
  • 月の改善工数(何時間まで含むか)
  • 変更管理(追加要望→影響→見積→承認→着手)

相見積もりは何社が妥当? 比較のやり方は?

基本は 3社 が最もバランスが良いです。多すぎると比較疲れで判断が雑になります。

目安

  • 最小:2社(比較軸が足りず、判断が偏りやすい)
  • 推奨:3社(価格・提案・体制の差が見えやすい)
  • 上限:4社(ここを超えると運用負荷が急増しがち)

比較のやり方(初心者でもブレない手順)

  1. RFPで条件を固定(Must/Want、商品点数、連携、移行範囲、公開希望日)
  2. 見積は「工程別」に揃える(要件定義/設計/デザイン/開発/移行/テスト/公開)
  3. 提案書は “筋” で見る
    • 課題 → 打ち手 → 優先順位 → スケジュール が一貫しているか
  4. 最後は面談で確認
    • PM体制、連絡導線、議事録/課題管理、公開後の改善の回し方

面談で効く質問(短いのに差が出ます)

  • 「最初の30日で、何を計測し、何を改善しますか?」
  • 「追加費用が出る条件を、具体例で説明してください」
  • 「アカウントと権限は、どう管理しますか?」(引き継ぎ前提か)

まとめ|最短で良い制作会社にたどり着く手順

ECサイト制作会社選びは、情報収集に時間をかけるよりも 「比較できる形に整えて、短期間で判断できる状態を作る」 のが最短ルートです。
最後に、初心者でも迷いにくい“3手順”で締めます。

手順1:目的と要件を1枚に整理(RFP化)

最初にやるべきは、候補探しではなく 自社の前提を揃えること です。これができると、見積もりが揃い、提案の質が一気に上がります。

1枚に入れる最低限(これだけでOK)

  • 目的とKPI:売上/CVR/LTV/粗利の優先順位
  • 販売形態:D2C/BtoB/モール併用/越境など
  • Must/Want:必須要件と“あったら嬉しい”要件(優先度つき)
  • 連携と移行:在庫/受注/会計/物流、URL・会員・ポイントの引継ぎ範囲
  • 予算と期限:初期上限、月額上限、公開希望日、稟議の締切
  • 体制:意思決定者、窓口、素材準備担当、運用担当

ここが曖昧だと失敗しやすい3点

  • 商品点数・SKU数(登録や移行が膨らむ)
  • 外部連携(例外処理で工数が跳ねる)
  • 公開後の運用(担当不在だと止まる)

コツ:迷う機能は「公開後に追加」でOK。ただし“追加費用が出る条件”だけは文章で確定しておく。

手順2:タイプで候補を絞る→同条件で見積もり

候補は最初から広げすぎないほうが最短です。
まず タイプ(得意領域)で2〜4社に絞って、同条件で見積もり を取ります。

タイプで絞る軸(代表例)

  • 早く小さく始めたい(低予算・短納期)
  • 売上を伸ばしたい(集客・改善まで伴走)
  • 世界観を強くしたい(UI/UX・デザイン)
  • 連携が必須(基幹/WMS/POS/会計)
  • モール中心(楽天等の制作+運用)
  • 越境、BtoB、サブスク(要件特化)

見積もりを比較できる形にする方法

  • 「制作一式」を避け、工程別に揃える
    • 要件定義/設計/デザイン/開発/移行/テスト/公開
  • ページは「数」ではなく「種類(テンプレ)」で揃える
  • 追加費用条件を明記してもらう
    • 仕様変更、ページ追加、商品点数増、連携追加 など

目安:相見積は基本3社。2社だと判断材料が足りず、4社以上は比較疲れしやすいです。

手順3:提案の筋と運用設計で決める(価格だけで決めない)

最終的に失敗しない会社は、価格が安い会社ではなく、意思決定の質と運用の再現性が高い会社です。

提案の“筋”のチェック(必須)

  • 課題 → 打ち手 → 優先順位 → スケジュール が一貫している
  • “売れる理由”を設計として説明できる(導線・検索・商品ページの型)
  • 計測設計が含まれている(公開後に改善できる状態になる)

運用設計のチェック(ここで差が出る)

  • 公開後90日プランが描ける
    • 0〜30日:計測整備・ボトルネック特定
    • 31〜60日:CVR改善
    • 61〜90日:LTV改善
  • 更新・商品登録が回る設計か(マニュアル、権限、テンプレ)
  • アカウント管理が健全か(所有者は自社、権限付与で運用)

面談で効く質問(短いのに本質が分かる)

  • 「最初の30日で、何を計測して何を改善しますか?」
  • 「追加費用が出る条件を、具体例で説明してください」
  • 「ドメイン・GA4・決済・Shopify等の所有と権限はどう管理しますか?」

この順番で進めれば、不要な遠回りをせずに、あなたのEC事業に合う制作会社を選べます。公開後の伸びしろまで見据えて、納得できるパートナーを見つけてください。

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