公式サイトの作り方|ゼロから「信頼される公開」までの完全ロードマップ
「公式サイトを作りたい。でも、何から始めればいいのか分からない」
初めての公式サイトづくりは、こうした不安からスタートする人がほとんどです。
たとえば、こんな声はありませんか。
「公式サイトって、SNSだけじゃダメなの? 本当に必要?」
「無料で作っても“公式”として問題ない? 信頼される?」
「WordPressと作成サービス、結局どっちが後悔しにくいの?」
「ドメインやサーバー、SSLって何を選べばいい? 難しそう…」
「とりあえず作ったのに、問い合わせが来ないのはなぜ?」
「必要なページは何? トップに全部載せた方がいい?」
「公開後は何をすればいい? 更新が止まったらまずい?」
公式サイトは、ただ「綺麗に作る」だけでは成果につながりません。
大切なのは、目的に合った設計と、信頼を裏付ける情報(一次情報)、そして 公開後に育てられる運用 です。
この記事では、初心者でも迷わないように、公式サイト制作を
- 目的整理(何のために作るか)
- 作り方の選択(サービス/WordPress/コーディング/外注)
- ドメイン・サーバー・セキュリティの基礎
- サイト構造と必要ページの決め方
- 文章・写真・実績など“公式らしさ”の作り込み
- SEOを後付けしない設計
- 公開前チェックと、公開後の改善運用
という流れで、ロードマップ形式で解説します。
専門用語も出てきますが、できるだけ噛み砕き、
「結局、何をどうすればいいか」が分かるようにまとめました。
読み終わる頃には、あなたの状況に合った作り方と、
公開までの具体的な手順がクリアになっているはずです。
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まず確認:あなたの「公式サイト」で達成したいこと
公式サイト作りでいちばん多い失敗は、作り方(手段)から先に決めてしまうことです。
先に「何を達成したいか」を決めると、必要なページ・機能・文章が自然に決まり、ムダが減ります。
公式サイトが担う役割(SNS・ポータル・LPとの違い)
公式サイトは一言でいうと、あなた(会社・お店・サービス)の“本拠地”です。
SNSや広告、外部サイトは入口として強い一方で、情報の主導権はプラットフォーム側にあります。
役割の違い(ざっくり比較)
| 役割 | 強み | 弱み | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| 公式サイト | 信頼・情報の網羅・資産化(検索に残る) | 作る/更新する手間がある | 会社/店の説明、サービス詳細、問い合わせ、採用、FAQ |
| SNS | 拡散・距離感・リアルタイム | 情報が流れる、検索に弱いことが多い | 近況発信、ファンづくり、告知、日常の空気感 |
| ポータル/比較サイト | 露出が早い、見込み客の比較導線に乗れる | 競合と並ぶ、条件変更の影響を受ける | 初期集客、比較検討層への接触 |
| LP(1枚の縦長ページ) | 1つの行動に集中させやすい | 情報の網羅性が弱い | 広告向け、キャンペーン、特定商品の申込 |
✅ 初心者向けの結論
- 公式サイト=信頼と土台(会社情報・サービス説明・問い合わせ)
- SNS=集客と関係づくり
- LP=申込を増やす専用ページ
この「役割分担」ができると、公式サイトが一気に作りやすくなります。
目的別にゴールを定義(集客/問い合わせ/採用/予約/EC/認知)
「公式サイトを作りたい」の中身は、人によって違います。
まずはゴールを1つ(多くても2つ)に絞ると、ブレません。
目的→必要要素の目安
- 集客(検索で見つけてもらう)
- 必要:サービス説明、よくある質問、事例、ブログ/お知らせ(運用できるなら)
- ありがち失敗:トップだけ立派で、中身が薄い
- 問い合わせを増やす(見込み客の獲得)
- 必要:強み、料金の考え方、事例、お客様の声、問い合わせ導線(フォーム/電話)
- ありがち失敗:問い合わせボタンが見つからない
- 採用(応募を増やす)
- 必要:仕事内容、カルチャー、働く人、募集要項、選考フロー、FAQ
- ありがち失敗:条件だけで「一緒に働くイメージ」が湧かない
- 予約(来店・面談・体験)
- 必要:メニュー/内容、空き確認、アクセス、営業時間、キャンセル規定
- ありがち失敗:予約方法が複雑/不安を消せていない
- EC(購入)
- 必要:商品ページ、配送/返品、決済、レビュー、問い合わせ
- ありがち失敗:送料や到着目安が最後まで不明
- 認知(まず知ってもらう)
- 必要:何者か、何ができるか、実績、メディア掲載、簡単な導線
- ありがち失敗:かっこいいが「結局なに?」で終わる
🎯 ゴールを決める簡単な質問
「サイトを見た人に、最終的に何をしてほしい?」
(問い合わせ?予約?応募?購入?資料DL?)
これが答えです。
想定ユーザーと導線(初見・比較検討・既存顧客)
同じサイトでも、訪問者は主に3タイプいます。
タイプ別に「見たい情報」が違うので、導線(案内)も変えます。
訪問者タイプ別:欲しい情報
- 初見の人(まだあなたを知らない)
- 知りたい:どんな人/会社?何ができる?安心できる?
- 効く要素:一言で説明、実績、写真、所在地/連絡先、FAQ
- 比較検討中の人(他社とも比べている)
- 知りたい:強みの根拠、料金感、事例、対応範囲、納期、流れ
- 効く要素:比較される前提の説明、事例、選ばれる理由、導入手順
- 既存顧客(すでに利用している/知っている)
- 知りたい:連絡方法、営業時間、サポート、最新情報
- 効く要素:FAQ、サポートページ、お知らせ、問い合わせの最短導線
迷わない導線の型(初心者向けテンプレ)
- 入口:トップ(あなたが何者か)
- 中身:サービス詳細/事例/FAQ
- 行動:問い合わせ/予約/購入
この3点セットを、どのページから来ても辿れるようにします。
📝 すぐ使える導線メモ
- トップ上部:「何のサイトか」+「主な行動ボタン」
- 各ページ下部:次に読むべきページ(例:事例→料金→問い合わせ)
- 迷子防止:ヘッダー(上のメニュー)は5〜7個までが目安
成功指標(CV・問い合わせ・予約・指名検索・信頼指標)を決める
「作って終わり」だと、公式サイトは伸びません。
最初に成功指標(KPI)を置いておくと、改善がラクになります。
目的別の指標例(初心者向け)
| 目的 | 最重要(ゴール) | 途中経過(改善の手がかり) |
|---|---|---|
| 問い合わせ | 問い合わせ数(CV) | フォーム到達数、電話タップ数、CVR |
| 予約 | 予約数 | 予約ページ到達、予約完了率 |
| 採用 | 応募数 | 募集要項の閲覧、エントリー到達 |
| 集客(検索) | 検索からの流入 | 検索表示回数、クリック率、上位表示ページ数 |
| 認知 | 指名検索の増加 | 会社名/ブランド名での検索、SNSからの流入 |
信頼指標(公式サイトらしさが上がる目安)
- 会社/運営者情報が明確(責任の所在がわかる)
- 問い合わせ手段が複数ある(フォーム・電話・メール等)
- 実績や事例があり、内容が具体的
- FAQがあり、不安が先回りで解消されている
- お知らせや更新履歴が止まりっぱなしではない
✅ 最初に決めると良い「数字」
- 月の目標CV(問い合わせ/予約/応募):まずは現実的に小さくOK
- 週1回の確認項目:流入(どこから来たか)とCV(何が起きたか)
公式サイト制作の全体像:選択肢と向き不向き
「公式サイトを作る」といっても、作り方のルートはいくつかあります。
初心者が迷いやすいのは、どれも良さそうに見える一方で、向き不向きがハッキリあるからです。
ここでは、まず全体像をつかみ、あなたの条件に合う最適解を出せるように整理します。
作り方は大きく4系統(作成サービス/CMS/コーディング/外注)
結論から言うと、公式サイトの作り方は次の4つに分類できます。
- 作成サービス(ノーコード系)
ブラウザ上で部品を配置して作るタイプ。公開までが速い。
向いている:最短公開、デザイン重視、更新頻度が高い、担当者が非エンジニア - CMS(代表例:WordPress)
「記事やページを管理する仕組み」を使って運用するタイプ。
向いている:長期的にSEOで育てたい、ページ数が増える、ブログ運用する - コーディング(静的HTML/CSS/JS、静的サイト生成など)
自由度は最大。ただし制作・保守の難易度が上がる。
向いている:表示速度や細部まで設計したい、独自仕様が多い、社内に技術者がいる - 外注(制作会社/フリーランス)
設計〜制作を任せるタイプ。品質と再現性を取りにいける。
向いている:社内リソースがない、要件が複雑、ブランド・採用・信頼性を重視
ざっくり比較(迷ったらこの表で方向性を決める)
| 項目 | 作成サービス | CMS | コーディング | 外注 |
|---|---|---|---|---|
| 公開スピード | 速い | 中 | 遅め | 会社次第 |
| 更新のしやすさ | かなり楽 | 慣れると楽 | 技術が必要 | 体制次第 |
| デザイン自由度 | 高い(範囲内) | テーマ次第 | 最高 | 高い(予算次第) |
| SEOで育てやすさ | 中〜高 | 高 | 高 | 高(設計が良ければ) |
| 機能の拡張 | 中 | 高 | 最高 | 高 |
| 運用の責任 | サービス側に寄る | 自分寄り | 自分 | 契約次第 |
✅ 初心者の現実的な選び方
- 「最短で形にする」なら作成サービス
- 「検索流入を育てる」ならCMS
- 「仕様を極める」ならコーディング
- 「失敗確率を下げる」なら外注(ただし見極めが必要)
5つの判断軸で最適解を決める(費用・時間・更新性・拡張性・責任範囲)
選び方はシンプルで、次の5軸を「自分の条件」で埋めるだけです。
費用:月額だけでなく“総コスト”で見る
公式サイトの費用は、だいたい次の合計です。
- 初期:制作(自作なら0円〜/外注なら変動)
- 毎月:サービス利用料 or サーバー費
- 毎年:ドメイン費
- 隠れコスト:有料テンプレ、追加機能、保守、更新工数
💡 目安の捉え方
- 作成サービス:月額固定に収まりやすい(管理がラク)
- CMS(自前運用):サーバー+保守でブレやすい(自由度と引き換え)
- 外注:初期費用が増えるが、設計ミスを減らせる可能性
時間:いつ公開したいかで候補が絞れる
- 今日〜1週間:作成サービスが強い
- 1〜2か月:CMS(テンプレ活用)も現実的
- 2か月〜:外注で設計からしっかり、が向く
更新性:更新担当が誰かで“正解”が変わる
- 更新担当が非エンジニア → 作成サービス or CMS(運用設計が必須)
- 更新担当がいない → そもそも「更新が少ない設計」にするか、外注保守を含める
チェックポイント
- お知らせ、実績、採用、FAQは更新できる?
- 画像差し替えや文章修正を、毎回だれがやる?
拡張性:将来やりたいことを先に洗い出す
よくある“後からやりたくなること”
- 予約、問い合わせの自動返信、チャット
- 多言語、採用応募、会員向けページ
- EC、決済、見積もりフォーム、CRM連携
将来的に増えそうなら、最初から
- 作成サービスでも拡張が得意なものを選ぶ
- CMSならプラグイン前提で設計する
- 外注なら要件に含めておく
が安全です。
責任範囲:トラブル時に誰が直すか
E-E-A-Tの観点でも重要なのがここです。
公式サイトは「止まらない」「改ざんされない」「連絡できる」が信頼の土台になります。
- 作成サービス:インフラやセキュリティはサービス側が担う比率が高い
- CMS(自前):アップデート、バックアップ、セキュリティが自己責任寄り
- 外注:契約で責任範囲が決まる(保守の有無は要確認)
✅ 5軸からの“選び方の結論”を出すミニ診断
- 最短公開が最重要 → 作成サービス
- SEOで記事を増やす → CMS
- 予約・ECが主役 → 目的特化型(ECなら専用プラットフォームも検討)
- 社内で回せない/失敗したくない → 外注(保守込み)
失敗しやすい選び方(無料に固執/目的未定/運用不在)
初心者がつまずく原因は、技術よりも「選び方」にあります。
無料に固執して“信用コスト”が上がる
無料で始めるのは悪くありませんが、公式サイトで無料にこだわりすぎると、
- 広告表示が残る
- 独自ドメインが使えない/弱い
- 連絡先や信頼情報が薄く見える
など、結果的に問い合わせや採用で不利になりがちです。
まずは「独自ドメインで公開できる状態」を最低ラインに置くのが現実的です。
目的未定で作り始めて、ページ構成が崩壊する
目的が曖昧だと、次のようになります。
- トップが“会社案内のつもり”なのに、途中から“集客ブログ”になる
- 何を見てほしいかが決まらず、導線が迷子になる
- 結果:見た目は良いのに成果が出ない
対策はシンプルで、公開前に
- 「最優先のゴールは何か」
- 「そのために必要なページは何か」
だけ決めてから着手します。
運用不在で“放置サイト”になる
公式サイトで信頼を落とす一番の原因は、更新が止まることです。
放置を防ぐ工夫
- 更新が必要な場所を最小限にする(お知らせを無理に置かない等)
- 代わりに「よくある質問」「料金の考え方」「実績」など、長く使えるページを厚くする
- 更新担当と更新頻度を決める(担当がいないなら外注保守も検討)
結論の出し方:目的別おすすめ早見(最短公開/長期SEO/採用強化 など)
最後に、目的別に「まずこれ」を出します。迷ったらここから選んでください。
目的別のおすすめルート早見
- 最短で公開して名刺代わりに整える(数ページでOK)
→ 作成サービス- まずは「トップ・サービス・会社情報・問い合わせ」だけで公開し、後から増やす
- 検索からの集客を育てたい(記事やFAQを増やす)
→ CMS(運用前提)- 最初からカテゴリ設計と内部リンク設計を用意すると伸びやすい
- 採用を強化したい(カルチャーや人を伝える)
→ 作成サービス or CMS + 採用ページ強化- 写真・社員紹介・選考フロー・FAQを厚く(情報の鮮度も重要)
- 予約が主役(来店・面談・体験)
→ 予約導線が強い作成サービス / 予約システム連携が得意な構成- “予約までの不安”をFAQで先回りして潰すと強い
- ECで売りたい(商品数が増える・決済が必要)
→ EC向けプラットフォーム(例:Shopifyなど)- 在庫、配送、決済、分析が最初から揃うため、運用が崩れにくい
- 会社としての信頼・品質を最優先(BtoB、士業、医療、金融寄りなど)
→ 外注(要件定義+保守込み推奨)- 法務ページ、セキュリティ、導線設計まで含めて固めると強い
補足:公式情報ベースの費用感の“例”(2026年2月18日時点の表示)
- 作成サービスの一例:月額590円からのプラン表示があるサービスもある
- ECの一例:年払い条件で月額3,650円の表示があるプランもある
※料金は改定されることがあるため、最終判断は各公式の最新表示で確認してください。
公開前に押さえる基礎:ドメイン・サーバー・セキュリティ
公式サイトは「作る」より前に、土台(住所・土地・鍵)を整えるのが最短ルートです。
ここを雑にすると、あとから URL変更・表示不具合・SSLエラー・改ざん などで手戻りが増えます。
ドメイン設計(ブランド名・表記ゆれ・更新継続性・信頼性)
ドメインは、公式サイトのネット上の住所です。名刺・メール・SNS・広告・検索評価にも影響するので、最初に「長く使える形」を作ります。
初心者が押さえるべき結論
- 会社名/屋号/サービス名に寄せる(覚えやすさ=信頼)
- 表記ゆれを減らす(ローマ字/ハイフン/略称の混在を避ける)
- 一度決めたら長く使う前提で(変更はコスト大:SEO・メール・印刷物が巻き込まれる)
迷ったらこのルール
- 文字は短め(入力しやすい)
- ハイフンは必要最小限(読みやすさ優先)
- 他社の商標や有名名称に寄せない(トラブル回避)
- 更新(更新料の支払い・担当者引き継ぎ)まで含めて運用設計する
やることチェック(最小セット)
- 候補を3つ作る(本命/短縮版/代替案)
- SNSアカウント名・会社名表記と揃える
- 契約アカウントを「個人の私用」ではなく、引き継げる管理にする(メールも含む)
ドメイン種類の考え方(用途・信頼・運用のしやすさ)
ドメインは「見た目の印象」も少し変わりますが、初心者はまず 運用しやすさ>こだわり でOKです。
選び方のイメージ
- 幅広く使いやすい:.com など(海外展開含めて無難)
- 日本での拠点・信頼感を出しやすい:.jp(取得条件や種類がある)
JPドメインの注意点(初心者が詰まりやすい)
- JPドメインは、申請や管理の仕組みが決まっており、登録は指定事業者(レジストラ)経由で行います
- 種類によって「登録数の制限」などルールがあるため、事業形態・用途に合うものを選ぶのが安全です
将来の拡張(サブドメイン/多言語/サービス追加)を見越す
「今は小さく、将来育てる」公式サイトほど、拡張の余地が重要です。最初に方向性だけ決めておくと、後から崩れません。
よくある拡張パターン
- サービス追加(例:複数事業)
- 採用ページ強化
- 多言語(英語ページなど)
- 店舗追加(地域別ページ)
- オウンドメディア(ブログ/お知らせ)
初心者が先に決めるポイント
- サービスが増えそうなら「トップに全部詰めない」設計にする
例:サービスごとにページを分け、メニューは5〜7項目程度に抑える - 多言語の可能性があるなら、URLの型を想定しておく
例:/en/のように「言語フォルダ」で分ける、など(後から変えるとリンクや評価が散らばりやすい)
サーバー選定(速度・安定・サポート・バックアップ・WAF)
サーバーは、公式サイトの土地(置き場)です。初心者が重視すべきは「速さの数字」よりも、止まりにくさ・復旧しやすさ・守りやすさです。
選定で外しにくいチェック項目
- 安定性:障害時の情報公開、稼働実績の説明がある
- サポート:困った時に問い合わせできる導線が明確
- バックアップ:自動で取られていて、復元できる(世代数・対象が明示)
- WAF:設定できる(Web攻撃を防ぐ仕組み)
- 無料SSL:標準で使える(追加費用なしでHTTPS化できる)
初心者向けの考え方
- まずは「標準機能が揃っている」サービスを選ぶ
→ 後から追加で守りを足すより、最初から揃っている方が事故が減ります。 - “復旧できるか”まで確認する
→ バックアップがあっても、戻せない/戻し方が難しいと意味が薄いです。
HTTPS/SSLを“最初に”整える(混在コンテンツ・転送・証明書)
HTTPS(SSL)は、公式サイトの鍵(暗号化)です。今は「やっても加点」というより、やっていないと不安要素になりやすい項目です。
初心者がつまずくポイント
- 「SSLを有効化」したのに、ページ内の画像やスクリプトがHTTPのままで警告が出る(混在コンテンツ)
- すでに自分で転送(リダイレクト)設定を入れていて、ループして表示できなくなる
安全な進め方(おすすめ手順)
- サーバー側の機能でSSLを有効化(まずは公式手順どおり)
- サイトがHTTPSで開けるのを確認
- その後に、必要なら転送設定を調整(重複設定を避ける)
- 画像・外部読み込みがHTTPSになっているかを確認
補足:無料SSLの性質
- 無料SSL(Let’s Encryptなど)は有効期限が短めで、自動更新の仕組みで運用されることが一般的です。
だからこそ「自動更新が失敗しない運用」(DNSやドメイン設定を急に変えない等)が大事になります。
セキュリティ最低ライン(権限・二段階認証・更新・脆弱性対策)
公式サイトの信頼性は、デザインだけでなく「守れているか」で決まります。最低ラインは、難しいことを頑張るより 事故が起きにくい習慣を作ることです。
最低ラインのチェックリスト(初心者向け)
- 権限管理:管理者アカウントを増やしすぎない(役割ごとに分ける)
- 二段階認証:ログインできる場所(管理画面・サーバー管理)には基本オン
- アップデート運用:CMS本体・テーマ・プラグインを放置しない
- バックアップ:自動+復元テスト(「戻せる」確認が重要)
- WAF:有効化できるならオン(初期は推奨設定でOK)
- パスワード:使い回し禁止、長くする(管理ツール利用推奨)
“公式サイトらしさ”を上げるセキュリティの考え方
- 連絡先や会社情報が明確でも、改ざんされていたら一発で信頼を落とします
→ 更新・防御・復旧をセットで用意しておくのが、E-E-A-T的にも強いです。
公式サイトの設計図:サイト構造とページ要件を固める
公式サイトを「それっぽく作ったのに成果が出ない」原因の多くは、デザインではなく 構造(どのページが何を担当するか) にあります。
ここでは、初心者でも迷わないように サイトマップ(ページの設計図)→必要ページ→信頼ページ の順で固めます。
サイトマップの作り方(検索意図×導線でページを決める)
サイトマップ作りは難しく見えますが、やることはシンプルです。
「検索して来る人の目的」 と 「サイト内での動き」 を合体させて、ページを決めます。
手順(この順にやればブレません)
- 検索意図を棚卸しする(来訪理由を想像)
例)- 指名(会社名・サービス名で検索)
- サービス内容を知りたい
- 料金感を知りたい
- 他社と比較したい
- 実績や評判を見たい
- 問い合わせ/予約/応募したい
- 導線を3段階に分ける(迷子防止)
- 入口:まず何者かが分かる
- 理解:不安が減って納得できる
- 行動:問い合わせ・予約・応募などができる
- ページを「一問一答」にする(ページの役割を1つに絞る)
- 1ページに役割が2つ以上あると、内容が散らばりやすく、読者も検索エンジンも理解しづらくなります。
- 例:料金ページは「料金の考え方と目安」に集中、比較は比較ページへ、など。
- 最小サイトマップ(まず公開できる形)を作る
まずはこの4ページが揃うだけで「公式サイトとして最低限成立」します。- トップ
- 会社・運営者情報
- サービス(商品)
- 問い合わせ
- 必要に応じて増築する(目的別に追加)
- 比較検討が多い → 事例/FAQ
- 信頼が重要 → 実績/お客様の声
- 更新で集客したい → ブログ(できるなら)
例:シンプルなサイトマップ(ツリー)
- トップ
- サービス
- サービス詳細(複数あるなら各ページ)
- 料金(必要なら独立)
- 導入の流れ
- 事例(必要なら)
- よくある質問(必要なら)
- 会社・運営者情報
- 問い合わせ(CTAの最終受け皿)
- プライバシー等(フッター)
- サービス
「トップに全部載せる」をやめる:役割分担の考え方
トップページに情報を詰め込みすぎると、結局「何が言いたいのか」がぼやけます。
トップは 総合案内(ハブ)、詳細は 専用ページ に任せるのが正解です。
トップに置くもの/別ページに逃がすもの(目安)
| 置き場 | 向いている内容 | 理由 |
|---|---|---|
| トップ | 何のサイトか、強み、主要サービスの入口、実績の要約、問い合わせ導線 | “全体像を短時間で理解”させるため |
| 別ページ | 料金の細部、長い説明、規約、詳細なFAQ、事例の全文 | “必要な人だけ深掘り”できれば十分 |
トップで最低限そろえるパーツ(初心者向け)
- ひとこと説明(誰の・何の公式サイトか)
- 主な提供内容(サービスの入口リンク)
- 信頼要素の要約(実績・資格・導入数などがあれば)
- 行動ボタン(問い合わせ/予約/応募のどれか)
ポイントは、トップで全部説明しない代わりに、次のページへ迷わず進めることです。
重要ページの優先順位(まず作る/後から増やす)
完璧を目指して公開が遅れるより、“必要十分”で公開して改善する方が成果につながりやすいです。
優先順位は「信用に直結するもの」から。
まず作る(公開必須クラス)
- トップ:全体案内と導線
- 会社・運営者情報:信頼の土台
- サービス(商品):何ができるかの主役
- 問い合わせ:行動の受け皿(フォーム・電話など)
次に作る(成果が伸びやすい)
- 事例/実績:比較検討の決め手
- FAQ:不安を減らしてCVを上げる
- 料金:問い合わせ前のハードルを下げる(必要な業種ほど重要)
後からでOK(運用できるなら強い)
- ブログ(お知らせ):更新が止まるなら無理に置かない方が良い場合もあります
- お客様の声:集まり方(許諾・編集方針)が整ってからでも可
公式サイトに必要な基本ページ(目的別テンプレ)
ここでは「どんなページが必要か」を、目的別にズレなく整理します。
重要なのは、ページ名そのものより ページが担う役割 です。
必須:トップ/会社・運営者情報/サービス(商品)/問い合わせ
トップ(案内役)
- 何をしているか(1行で分かる)
- 代表的なサービスへの入口
- 信頼の根拠(実績・資格・運営歴などがあれば要約)
- 最終行動ボタン(問い合わせ等)
会社・運営者情報(信頼の土台)
- 会社名(または屋号)
- 代表者(責任者)
- 所在地(必要な範囲で)
- 連絡先(フォーム/メール/電話など)
- 事業内容・沿革(簡潔でOK)
サービス(商品)(主役ページ)
初心者が強くするべきは「機能説明」より 不安解消 です。
- どんな人の、どんな悩みを解決するか
- できること/できないこと(期待値調整)
- 進め方(導入の流れ)
- 料金の考え方(目安でも良い)
- よくある質問へのリンク
問い合わせ(行動の受け皿)
- どんな相談がOKか(例:見積もり、導入相談など)
- 返信目安(例:2営業日以内)
- 必要項目は少なく(入力が多いと離脱しやすい)
- 個人情報の扱い(プライバシーへのリンク)
あると強い:実績・事例/お客様の声/FAQ/ブログ(お知らせ)
実績・事例(比較検討で効く)
“公式らしさ”が一気に上がるページです。
- 誰に(業種・規模)
- 何を
- どうやって
- どう変わったか(可能なら数値や期間)
※難しければ「事例の型」だけ整え、後から追加でもOKです。
お客様の声(不安を下げる)
- 原文のニュアンスを崩しすぎない
- 顔出しが難しい場合は「属性(業種・年代など)」を添える
- 誇張っぽい表現は避け、具体性を優先
FAQ(問い合わせを増やす“裏の主役”)
問い合わせ前に悩むポイントを先回りで潰します。
例)料金、納期、対応範囲、キャンセル、サポート、トラブル時の対応。
ブログ(お知らせ)(運用できるなら強い)
- 更新が止まりそうなら、無理に設置しない選択もあり
- 置く場合は「何を載せるのか(採用、実績、告知、ノウハウ)」を決めて、目的を持たせる
店舗・ローカル向け:アクセス/営業時間/予約導線/メニュー
店舗型は「来店までの不安」を減らすほど成果が伸びます。
アクセスページで必須になりやすい項目
- 住所(表記を統一)
- 地図
- 最寄駅からの行き方(写真があると強い)
- 駐車場・駐輪場
- 営業時間・定休日
- 連絡方法(電話が強い業種も多い)
予約導線の設計(初心者が迷わない形)
- 予約ボタンは各ページに配置(トップだけに置かない)
- 予約前に知りたいこと(所要時間、料金、キャンセル規定)を近くに置く
- メニューは「迷わない分類」に(選択肢が多いならおすすめ導線を作る)
採用向け:カルチャー/募集要項/選考フロー/FAQ
採用ページは、応募者の不安を減らすほど応募率が上がります。
条件だけでなく「働くイメージ」を作るのがコツです。
カルチャー(価値観)
- 何を大事にしているか
- どんな人が合う/合わないか(正直な方が信頼されやすい)
募集要項(情報の抜けをなくす)
- 仕事内容(1日の流れがあると強い)
- 必須スキル/歓迎スキル
- 勤務形態、時間、場所
- 給与・評価の考え方(可能な範囲で明確に)
選考フロー(応募のハードルを下げる)
- 何回面接があるか
- どれくらいで結果が出るか
- 課題の有無
採用FAQ(応募前の不安を刈り取る)
- リモート可否、残業、服装、試用期間、入社後のフォローなど
“公式らしさ”を担保する信頼ページ(E-E-A-T強化)
検索エンジン対策というより、まず 人が安心できるサイト になっているかが重要です。
信頼ページは「読まれないことも多い」ですが、不安になった人が最後に確認する場所です。
プライバシー・Cookie・利用規約などの方針ページ
最低限は次の考え方でOKです。
- 個人情報を扱う(問い合わせフォーム等) → プライバシーポリシーは用意する
- アクセス解析や広告などCookieを使う → Cookieの扱いも明記する
- サービス提供(会員、EC、予約など) → 利用規約や注意事項があるとトラブル予防になる
※法律対応が必要な業種や、扱う情報がセンシティブな場合は、専門家への確認も検討してください。
表示すべき情報(責任者・連絡先・所在地・法人情報の出し方)
「公式」らしさは、責任の所在が見えるかで決まります。
出す情報は業種・形態で変えてよいですが、次は基本線です。
法人・店舗で出しやすい項目
- 法人名/屋号
- 代表者(責任者)
- 所在地(店舗なら来店に必要な情報まで)
- 連絡先(電話・フォーム・メールのいずれか)
- 営業時間(対応時間)
個人で不安がある場合
- 住所の出し方は慎重に(フォーム中心・事務所住所の利用など)
- ただし「連絡が取れる手段」は必ず用意する(信用に直結)
監修・執筆・更新者情報(運用型サイトの場合)
ブログやコラムなど「情報提供」が主役のサイトは、ここが効きます。
最低限そろえると強い要素
- 執筆者・監修者のプロフィール(経験、実績、資格など)
- 編集方針(どういう基準で情報を作っているか)
- 更新日・改訂履歴(古い情報が放置されない仕組み)
- 参考にした根拠(外部資料がある場合は、最後にまとめて提示)
これらがあるだけで、読者の安心感が上がり、結果としてサイト全体の評価も安定しやすくなります。
コンテンツの作り方:文章・画像・証拠(一次情報)で差をつける
公式サイトの中身で最も差がつくのは、デザインよりも 「何が、どこまで具体的に書かれているか」 です。
とくに初心者が成果を出しやすいのは、文章を“きれいに書く”より 不安を先回りして消す こと。
ここでは、最短で「公式らしい信頼」と「行動(問い合わせ等)」につながる作り方をまとめます。
まず作る文章(トップの訴求/サービス説明/問い合わせ誘導)
文章づくりは、文章力より 順番 が大事です。
まずは以下の3つを作ると、サイト全体が一気に締まります。
トップの訴求(読者が3秒で理解できる一文)
トップで最初に必要なのは「何者で、何ができるか」を短く示すこと。
ここが曖昧だと、どれだけ下に良い内容があっても読まれません。
トップ冒頭のテンプレ(そのまま埋めてOK)
- 例:
- 「〇〇(対象)の△△(悩み)を、□□(方法/強み)で解決する公式サイトです。」
- 「〇〇業の△△を、□□年の実績でサポートします。」
トップ冒頭で入れると強い要素
- 何を提供するか(サービスの核)
- 誰向けか(対象)
- 強みの根拠(実績・経験・特徴)
- 行動ボタン(問い合わせ/予約/応募など)
💡コツ:抽象語を減らす
- NG:「高品質」「安心」「丁寧」だけ
- OK:「対応範囲」「実績の種類」「納期の目安」「サポート体制」など、判断できる情報
サービス説明(比較検討に耐える“公式の説明”)
サービスページは、説明というより 判断材料 を揃える場所です。
「できること」だけでなく、「できないこと」「向いていない人」も書くと信頼が上がります。
サービスページの基本構成(迷ったらこの順)
- 何を解決するか(対象の悩み)
- 提供内容(具体的に何をするか)
- 進め方(依頼〜納品/提供までの流れ)
- 料金の考え方(目安・変動要因)
- よくある質問(不安の解消)
- 問い合わせ導線(次の一歩)
文章を強くする“具体化の型”
- 抽象 → 具体へ
- 「集客を支援」→「〇〇を改善し、問い合わせ数を増やす」
- 主張 → 根拠 → 例
- 「短納期」→「最短〇日」→「〇〇の条件なら対応可能」
問い合わせ誘導(押し売りではなく“不安ゼロ”にする)
問い合わせが増えない原因は、CTA(問い合わせボタン)が弱いより 不安が残っている ケースが多いです。
問い合わせ前の不安あるある
- 「いくらかかるか分からない」
- 「自分のケースでも頼める?」
- 「断られない?」
- 「しつこく営業されそう」
これを文章で潰すと、自然に問い合わせが増えます。
問い合わせ導線に入れると効果的な一文例
- 「相談だけでも大丈夫です(押し売りはしません)」
- 「対応可否を先にお伝えします」
- 「返信目安:〇営業日以内」
- 「見積もりに必要な情報:〇〇(箇条書き)」
📌小技:CTAは“選択肢”にする
- 「まずは無料相談」+「見積もり依頼」+「質問だけ」
のように入口を分けると、心理的ハードルが下がります。
“公式”に必要な証拠の出し方(実績・資格・導入企業・メディア掲載)
公式サイトの信頼は、主張より 証拠(一次情報) で決まります。
一次情報とは「あなた自身(会社)が直接持っている事実」です。
証拠の種類と、出し方のコツ
出しやすくて強い証拠(初心者向け)
- 実績(制作物、対応件数、支援事例、ビフォーアフター)
- 経験(業界年数、担当領域、専門分野)
- 資格・許認可(該当する場合)
- 導入企業・取引先(掲載許可がある範囲で)
- メディア掲載・受賞(事実のみ、誇張しない)
- 代表者プロフィール(責任者が見える)
信頼が上がる書き方(型)
- 「実績があります」だけで終わらせない
- 何を/誰に/どうやって/どうなったか
- 数字を出すときは条件を添える
- 「累計〇件」→「〇年〜〇年の累計」など
- “都合の良い部分だけ”に見えない配慮
- できないこと、対応範囲外、注意点も書く
事例のテンプレ(最小でも強い)
事例は長文でなくても、型が整っていれば強いです。
事例カードのテンプレ
- 課題:
- 提供内容:
- 工夫した点:
- 結果:
- 期間:
- 対象(業種・規模など):
✅可能なら入れたい一言
- 「なぜこの判断をしたか(経験の要素)」
→ “経験に基づく説明” があるとE-E-A-T的に評価されやすいです。
写真・図解・デザイン素材(権利・統一感・ブランディング)
見た目の完成度は、凝ったデザインより 素材の一貫性 で決まります。
そして公式サイトは特に、素材の信頼性=実在感が重要です。
公式サイトで優先すべき素材(おすすめ順)
優先度高
- 自社写真(外観・内観・作業風景・スタッフ)
- 商品やサービスの実物(スクショ含む)
- 代表者や担当者(顔出しが難しければ後ろ姿や手元でもOK)
次に有効
- 図解(流れ、料金の考え方、比較、FAQ)
- アイコン・簡単なイラスト(統一感が出る)
慎重に使う
- フリー素材(使いすぎると“どこかのテンプレ”に見える)
📌コツ:写真は「証拠」になる
- 作業風景や設備、店舗写真は、それ自体が一次情報です。
文章よりも速く「本物感」が伝わります。
権利で失敗しない最低ルール
初心者がやりがちな事故は 「画像の利用規約を確認していない」 ことです。
公式サイトは商用利用なので、以下は必ず守ります。
- 画像・フォント・アイコンは「商用利用OKか」を確認
- クレジット表記が必要かを確認
- 編集や加工が禁止されていないか確認
- 取引先ロゴや導入企業名は、許可がある範囲で掲載
NG例:フリー素材だらけで実態が見えない
フリー素材が悪いわけではありません。
問題は「実態が見えない」状態になることです。
よくある“もったいない状態”
- 人物写真が全部、海外モデルの笑顔
- オフィス写真が全部、どこかの高層ビル
- 事例がゼロ、運営者情報も薄い
この状態だと、読者はこう感じます。
- 「本当に実在するのかな?」
- 「どんな人が対応するの?」
- 「実績はあるの?」
✅改善の近道
- トップに 自社の写真1枚 を置く
- 会社/運営者情報に 責任者の情報 を置く
- 事例を 1件だけでも 追加する
これだけで“公式らしさ”が一段上がります。
よくある失敗(誰向けか不明/情報不足/更新停止が見える)
最後に、初心者が避けたい落とし穴をまとめます。
ここを避けるだけで、独自性と信頼性が上がりやすいです。
誰向けか不明(結局、誰の役にも立たない文章になる)
症状
- トップが「高品質なサービスを提供します」だけ
- 対象(業種・地域・規模)が一切書かれていない
対策
- 冒頭に「対象」と「悩み」を明記
- できること・できないことを分ける
- 具体例を1つ入れる
情報不足(知りたいことがないので離脱される)
不足しやすい情報
- 料金の考え方(目安でも良い)
- 進め方(問い合わせ後どうなるか)
- 納期の目安
- 対応範囲(どこまでやるか)
- よくある質問
対策
- サービスページに「流れ」「FAQ」「問い合わせ前の注意点」を追加
- 事例が難しければ、まずは「対応例」でもOK(実在の範囲で)
更新停止が見える(信頼を落とす)
症状
- お知らせが3年前で止まっている
- ブログが数記事で止まっている
- キャンペーンが期限切れのまま
対策(おすすめ)
- 更新できないなら、無理にお知らせを置かない
- 代わりに、更新頻度が低くても価値が落ちにくいページを厚くする
- 事例
- FAQ
- 料金の考え方
- 会社情報
- 更新する場合は「更新担当」と「月1回の点検日」を決める 📅
実装パート:方式別の作り方(作業手順を迷わせない)
方式ごとに「最短で公開できる手順」と「初心者が詰まりやすい落とし穴」をセットで整理します。
先に結論を言うと、公開までの速さ=作成サービス、育てやすさ=WordPress、自由度=コーディング、品質と時間短縮=外注になりやすいです。
作成サービスで作る手順(テンプレ選定→ページ作成→公開)
作成サービス(ノーコード系)は、公開までの工程が最短です。迷いどころは「テンプレ選び」と「ページ増やしすぎ」です。
手順(この順でやると破綻しません)
- ステップ1:テンプレを“見た目”でなく“構造”で選ぶ
- 例:サービス業なら「サービス詳細」「料金」「事例」「問い合わせ」導線が最初から想定されているもの
- ステップ2:ページを先に箱だけ作る(中身は後でOK)
- トップ/サービス/会社情報/問い合わせ(まずはこの4つの骨格)
- ステップ3:共通パーツを固める(ここを先に固定すると後が楽)
- ヘッダー(メニュー)/フッター(会社情報・方針ページリンク)/問い合わせボタン
- ステップ4:トップ→サービス→問い合わせの順に文章を入れる
- 先に“行動導線”を完成させると、公開後の改善が速い
- ステップ5:公開前チェック
- スマホ表示(崩れ)/フォーム送信テスト/SNSシェア画像(OGP)/404ページ(あれば)
初心者が勝ちやすい作り方
- トップは“総合案内”、詳細は各ページへ(トップに詰め込みすぎない)
- 画像は「自社写真+最低限の補助素材」で実在感を出す
- ブログは“更新できる見込みがある場合だけ”(止まると逆効果)
無料/有料の境界線(独自ドメイン・広告・計測・SEO制御)
無料でも公開はできますが、「公式サイトとしての見え方」と「改善のしやすさ」で差が出ます。
境界線はだいたい次の4点です。
無料のままだと困りやすいポイント
- 独自ドメインが使えない(サービス側のサブドメインになる)
- 広告やサービスのロゴ表示が残る(ビジネス用途だと信頼に影響)
- 計測が限定的(GA4やタグの設置が制限される場合がある)
- SEOの細かい制御が弱い(リダイレクト、詳細なメタ、インデックス制御など)
有料にする価値が出やすいタイミング
- 名刺・チラシ・SNSにURLを載せる(独自ドメインが欲しくなる)
- 問い合わせ数を増やしたい(計測と改善が必要になる)
- サービスページを増やして検索流入を狙う(SEO制御が欲しくなる)
※例として、STUDIOは独自ドメイン接続が有料プラン側に用意されています。Wixも有料プラン(Premium)で独自ドメイン接続やブランド表示の削除などが可能です(各社で仕様は変わるため、必ず公式の最新情報を確認してください)。
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WordPressで作る手順(導入→初期設定→ページ制作)
WordPressは「公開までの手間」は少し増えますが、育てる(ページ増設・SEO改善)が得意です。
手順(最短の現実ルート)
- ステップ1:サーバー+ドメインを用意(セットアップ機能があると速い)
- 初心者は「WordPressの簡単セットアップ」系の機能があるサーバーだと詰まりにくい
- ステップ2:WordPressをインストール(SSLも同時に)
- ステップ3:最低限の初期設定(後述のチェック項目)
- ステップ4:固定ページを作る(先に“箱”)
- トップ/サービス/会社情報/問い合わせ/プライバシー
- ステップ5:メニュー・フッター・CTAを整える
- ステップ6:公開前チェック
- パーマリンク・フォーム送信・スマホ・速度(重い画像の圧縮)
初期設定チェック(パーマリンク/権限/バックアップ/基本SEO)
ここを最初に固めると、後からの手戻りが激減します。
パーマリンク(URL設計)
- 記事(投稿)も固定ページも、URLが読みやすい形になるようにする
- 途中で変えると、リンク切れや評価の分散が起きやすいので最初に決める
権限(アカウント設計)
- 管理者をむやみに増やさない
- 編集担当は「編集者」など役割を分ける(全員が管理者は事故のもと)
バックアップ
- 自動バックアップの有無を確認
- できれば「復元の手順」も一度確認しておく(“あるだけ”では弱い)
基本SEO(最低限)
- タイトル・ディスクリプションをページごとに設定できる状態にする
- インデックスさせたくない開発中ページがあるなら制御する
- 主要ページ同士を内部リンクでつなぐ(孤立ページを作らない)
計測
- GA4は「直貼り」より、可能ならタグ管理(GTM等)で運用すると後が楽
- まずはPVより「問い合わせボタン押下」「フォーム送信」など行動を測る
テーマとプラグインは“最小構成”から
初心者がやりがちなのが「便利そうだから全部入れる」です。
プラグインは増えるほど、表示速度・不具合・セキュリティ更新の負担が増えます。
最小構成の考え方(まずはこれで十分)
- テーマ:目的に合うものを1つ(途中で替えると崩れやすい)
- プラグイン:必要になってから追加(入れる前に“何を解決したいか”を書く)
最初に必要になりやすい系統
- SEO(メタ設定・サイトマップなど)
- フォーム
- セキュリティ(ログイン強化、2段階など)
- バックアップ(サーバー側で弱い場合の補強)
避けたい状態
- 似た機能のプラグインが複数(キャッシュ系が二重、SEOが二重など)
- 使っていないのに有効化したまま(攻撃面が増える)

コーディングで作る手順(設計→実装→アップ→運用)
コーディング(静的サイト/フレームワーク)は、表示速度と自由度が強い反面、運用の型がないと「更新できない公式サイト」になりがちです。
手順(運用まで見据えた流れ)
- ステップ1:設計(最重要)
- ページ構成(サイトマップ)
- コンポーネント設計(ヘッダー、CTA、カードなど再利用)
- 更新方法(誰が、どこを、どう更新するか)
- ステップ2:実装
- まずは共通レイアウト→トップ→サービス→問い合わせの順
- ステップ3:アップ(デプロイ)
- Git管理→ホスティングへ接続(Cloudflare Pages / Netlify / Vercel など)
- 独自ドメイン接続、HTTPS、リダイレクト(http→https、www有無)を整える
- ステップ4:運用
- 計測(GA4等)、フォーム通知、障害時の連絡ルート
- 更新手順書(“担当が変わっても回る”状態にする)
コーディング方式で初心者がハマる点
- 更新が属人化(作った人しか触れない)
→ 対策:CMS連携(ヘッドレスCMS)や、更新しやすい仕組みを最初に決める - フォーム・予約が意外と面倒
→ 対策:フォームサービスやサーバーレス機能で“運用を簡単にする”前提で選ぶ
外注で作る手順(要件定義→見積→制作→検収→引き継ぎ)
外注は、発注側が「目的と要件」を握るほど成功します。
デザインの好みより、成果と運用を先に決めるのがポイントです。
手順(失敗しにくい流れ)
- ステップ1:要件定義(目的とゴール)
- ステップ2:見積取得(同じ要件で複数社比較)
- ステップ3:制作(途中で確認できる体制を作る)
- ステップ4:検収(テスト項目で確認)
- ステップ5:引き継ぎ(アカウント・納品物・運用手順)
検収で最低限チェック
- スマホ表示(主要機種)
- フォーム送信と通知(迷惑メール対策含む)
- 表示速度(画像が重すぎない)
- 管理画面の編集性(自分で更新できるか)
- 計測タグが入っているか(GA4等)
発注仕様書に入れるべき項目(目的・ページ・更新体制・計測)
仕様書は難しく書く必要はありません。「意思決定の軸」が揃えばOKです。
必須項目(この8つで十分戦えます)
- 目的:問い合わせ増、予約増、採用応募など(1〜2個に絞る)
- 想定ユーザー:誰が見るか(初見/比較検討/既存顧客)
- 必要ページ:サイトマップ(優先順位つき)
- 参考サイト:好き嫌いではなく「なぜ良いか」も添える
- コンテンツ準備:文章・写真を誰が用意するか(期限も)
- 更新体制:公開後、誰が更新するか(どこまで自社でやるか)
- 計測:GA4、タグ、CV(何を成果として測るか)
- 納期:いつ公開したいか(検収期間も含める)
トラブル回避(著作権・アカウント・納品物・保守範囲)
外注トラブルの多くは「成果物の権利」「アカウント」「保守の境界」で起きます。
契約前に決めておくと安全なこと
- 著作権・利用権:デザイン、コード、写真、文章(誰に帰属するか)
- アカウント管理:ドメイン、サーバー、CMS、解析(誰名義で作るか)
- 原則、発注者側の管理アカウントで保持(引き継ぎ不能を防ぐ)
- 納品物:
- デザインデータ、ソースコード、ログイン情報、マニュアル、画像一式
- 保守範囲:
- 更新対応、障害対応、セキュリティ更新、追加改修(どこまで含むか)
- 追加費用が発生する条件:
- ページ追加、原稿修正回数、写真加工、機能追加など
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SEOを“後付けしない”ための公式サイトSEO設計
公式サイトのSEOは、「記事を増やして当てにいく」より、最初に“設計”で勝つのが近道です。
ここでは、公開前〜公開直後に固めるべき キーワード→ページ役割→技術→ローカル の順で、初心者でも迷わない形に整理します。
キーワード設計(指名・サービス・地域・課題解決)
公式サイトのキーワードは、ざっくり 4系統 に分けると整理が一気に楽になります。
狙いは「全部を取る」ではなく、“公式サイトとして取るべき検索”を取り切ることです。
4系統の考え方
- 指名系:会社名/サービス名/ブランド名(表記ゆれ含む)
- サービス系:サービス名+提供内容(例:Web制作、税理士、整体など)
- 地域系:サービス+地域(例:渋谷、札幌、〇〇市)
- 課題解決系:悩み・目的ベース(例:問い合わせ増やす、採用ページ作り方)
最初に作る“キーワード台帳”(紙でもOK)
- 列:キーワード / 想定ユーザー / 目的(知りたい・比較・行動) / 受け皿ページ
- まずは 20〜50個 で十分です(最初から100個以上は迷子になりやすい)。
公式サイトで特に強い設計ルール
- 指名はトップ(またはブランド用ページ)で受け止める
- サービス系はサービスページで受け止める
- 地域系は「店舗ページ」か「拠点ページ」で受け止める
- 課題解決系は、無理に記事を量産するより FAQ・事例・導入の流れ で受け止める(公式サイトらしさ=信頼につながりやすい)
ページへの割り当て例(最小構成)
| キーワードの型 | 代表例 | 受け皿になりやすいページ |
|---|---|---|
| 指名 | 会社名、サービス名 | トップ、会社情報 |
| サービス | 〇〇 とは、〇〇 依頼 | サービスページ |
| サービス+地域 | 〇〇 東京 | 拠点ページ、店舗ページ |
| 不安解消 | 〇〇 料金、〇〇 期間 | 料金ページ、FAQ、導入の流れ |
※ユーザーが使う言葉を、タイトルや主要見出しなど“目立つ場所”に置くのが基本です。
ページごとの検索意図と見出し設計(被りをなくす)
SEOが伸びない典型は、ページ同士が同じ検索意図を奪い合う状態です(いわゆるカニバリ)。
公式サイトはページ数が少ない分、ここが結果に直結します。
1ページ=1つの主目的に絞る
- サービスページ:内容と価値、向き不向き、導入の流れ
- 料金ページ:料金体系・目安・変動条件(サービス説明は最小限)
- 事例ページ:成果・プロセス・条件(売り文句より事実)
- FAQページ:不安・疑問の解消に徹する
見出し設計の作り方(迷わない手順)
- そのページの「主検索意図」を1行で書く
- 例:「このサービスを依頼して良いか判断したい人」
- その意図に必要な情報を、順番に並べる
- 理解 → 比較 → 不安解消 → 行動
- 見出しは“ページ内の役割名”として付ける
- 抽象より具体(例:『特徴』より『他社と違う点』)
- 似たページがある場合は、役割分担を明文化する
- 「料金は料金ページ」「比較は事例・FAQ」「導入の流れは専用セクション」など
被りを防ぐチェック(制作中に必ず見る)
- タイトル(title)が似ていないか
- H1が似ていないか
- 主要見出しの並びが似ていないか
- URLが近すぎて意図が重複していないか
- 「このページは何のため?」を1文で言えないページがないか
地味だけど効く:タイトルの基本
- 各ページのタイトルは、短く・具体的に・ページ固有の内容を入れる
- “ホーム”“トップ”のような曖昧語だけにしない(検索結果で意味が伝わりにくい)
技術SEOの最低ライン
技術SEOは、難しいことを全部やるより 事故を起こさない ことが最優先です。
特に公式サイトは「公開したのに出てこない」が致命傷になりやすいので、ここを固めます。
インデックス設定(noindex事故を防ぐ)
最重要:公開サイトで noindex を残さないこと
ありがちな事故パターンは次の3つです。
- 開発中に付けた noindex を外し忘れる
- テーマ/プラグイン/設定で「検索エンジンに表示しない」がONのまま
- robots.txt で重要ページをブロックしてしまう
公開前チェック(これだけは必須)
- 重要ページ(トップ/サービス/会社情報/問い合わせ)がインデックス可能か確認
- URL検査(Search Console)で “インデックス登録可能” か見る
- www有無・http→https の転送が意図通りか確認(重複URLを増やさない)
補足:robots.txtは“非公開”の代わりにならない
- robots.txtはクロール制御の仕組みで、情報を秘匿する用途には向きません
(本当に見せたくないものは、認証・パスワードなど別手段が必要です)
sitemap/robots・構造化データの考え方
sitemap(サイトマップ)
- 目的:検索エンジンに「このページ群が正規の重要ページです」と伝える
- 公式サイトは、まず 固定ページ中心 のsitemapでOKです。
sitemapに入れるページの目安
- 入れる:トップ/サービス/拠点/事例/FAQ(公開して価値があるもの)
- 入れない:テストページ/重複ページ/サンクスページなど(検索に出す必要がないもの)
robots.txt
- 目的:クロールの“交通整理”
- 重要ページをブロックしない(やるなら慎重に)
構造化データ(structured data)
- 目的:ページ内容の意味を機械に誤解なく伝える(リッチ結果の対象になる場合も)
- コツ:ページに実在する内容だけをマークアップする(盛ると逆効果)
公式サイトで検討しやすい例
- Organization / LocalBusiness(会社・店舗)
- Product(商品が明確な場合)
- パンくず(サイト構造が分かる場合)
表示速度・モバイル・Core Web Vitalsの優先順位
速度対策は「全部速くする」ではなく、影響の大きい順に潰すのが正解です。
優先順位(初心者向け)
- スマホで読める・操作できる(モバイル前提)
- 主要ページが重くない(特にトップとサービス)
- Core Web Vitalsの“悪いURL”を減らす
Core Web Vitalsの見方(ざっくり)
- LCP:読み込み体感(最初に大きな要素が表示されるまで)
- INP:操作の反応(クリックして固まらないか)
- CLS:ガタつき(読み込み中にレイアウトがズレないか)
公式サイトで効きやすい改善ポイント
- 画像:サイズ最適化、圧縮、必要なら次世代フォーマット
- フォント:読み込みで崩れない設定、使う種類を増やしすぎない
- 外部スクリプト:入れすぎない(チャット、計測、埋め込みは特に影響大)
- ファーストビュー:トップの最初に重い動画やスライダーを置きすぎない
モバイルの落とし穴
- スマホ版だけ内容が薄い(モバイルファーストの前提に反する)
- スマホで別URLに飛ばして同じページに集約される(結果、個別ページが消える原因になりうる)
ローカル/店舗SEO(地図・NAP・口コミ導線)
店舗・拠点がある場合、ローカルは「SEO」より 情報の整合性と運用 が勝負です。
ローカルで大事な3要素(考え方)
- 関連性:検索語とビジネス情報が合っているか
- 距離:検索者から近いか
- 知名度:どれだけ“知られているか”(リンクや口コミなど)
Googleビジネスプロフィール(GBP)でやること
- オーナー確認(未確認だと不利になりやすい)
- 情報を最新・完全にする
- 住所、電話、カテゴリ、営業時間(特別営業時間含む)
- 写真・動画を追加(実在感=信頼)
- 口コミに返信(放置より“反応している”方が安心感が出る)
NAP(名称・住所・電話)の揃え方
- 公式サイト、GBP、SNS、各種ポータルで表記を統一
- 表記ゆれ(丁目・番地、ビル名、ハイフン等)を減らす
- フッターにNAPを置くと、サイト内の一貫性が出しやすい
口コミ導線(やりすぎない、でも迷わせない)
- 店舗ページに「口コミを書く導線」を置く
- ただし、ガイドラインに反する誘導(不適切な見返り等)は避ける
- 返信テンプレを用意して、運用を止めない
公開前チェックリスト:これで「公式」として恥ずかしくない
公開前の最終確認は、デザインの好みより 「見られる・信じられる・守れる・測れる」 が揃っているかで決まります。
ここでは初心者でも迷わないように、方式を問わず使えるチェックを 4カテゴリ に分けて整理します。
表示・導線チェック(スマホ/PC・フォーム・CTA)
まずは「見える」「たどり着ける」「送れる」を潰します。ここが崩れていると、SEO以前に成果が止まります。
最低限の表示チェック
- [ ] スマホで崩れない(文字が小さすぎない/ボタンが押しやすい)
- [ ] 主要ページが3秒以上体感で待たされない(特にトップ・サービス)
- [ ] 画像が重すぎない(スマホ回線で確認)
- [ ] 表示がガタつかない(読み込み中にレイアウトがズレない)
導線チェック(迷わせないナビ)
- [ ] ヘッダーのメニューが多すぎない(5〜7項目目安)
- [ ] 目的別の入口がある(例:サービス/料金/事例/問い合わせ)
- [ ] フッターに必須情報がまとまっている(会社情報・ポリシー・連絡手段)
- [ ] 404ページが用意され、トップへ戻れる(リンク切れ対策)
CTAとフォーム(最重要テスト)
- [ ] CTA(問い合わせ/予約/応募)が「各ページの上部+下部」にある
- [ ] CTA文言が具体的(例:「無料相談」「見積依頼」「予約する」など)
- [ ] フォーム送信テストを実施(PC/スマホ両方)
- [ ] 送信後の案内が明確(サンクス表示、返信目安、控えメール)
- [ ] 迷惑メール対策がある(reCAPTCHA等、過剰でない範囲で)
フォームの不具合は「機会損失が即発生」なので、公開前に必ず送信テストをやり切ってください。
信頼チェック(会社情報・ポリシー・連絡手段・実態確認)
公式サイトは「うまい文章」より 確認できる情報 があるかが重要です。E-E-A-Tはここで作れます。
会社情報・実在性(最低ライン)
- [ ] 会社/運営者情報が探さず見つかる(トップ or フッターから1クリック)
- [ ] 連絡手段が複数ある(フォーム+電話 or メール等)
- [ ] 所在地・責任者・営業時間(該当する場合)が明記されている
- [ ] 写真や実績など、一次情報がある(実在感が出る)
ポリシー・約款(「公式らしさ」を支える土台)
- [ ] プライバシーポリシーがある
- [ ] Cookie/アクセス解析の方針が説明されている(計測を入れている場合)
- [ ] 利用規約が必要なサービスなら用意されている(会員・予約・有料サービス等)
EC/有料役務がある場合(日本の「通信販売」要件に注意)
ネット上で商品・有料サービスを販売する場合、表示すべき事項が増えます。
「特定商取引法に基づく表記」ページを用意し、必要項目が欠けないか確認してください。
セキュリティ/運用チェック(権限・バックアップ・更新手順)
公開後の事故は「設定」と「運用不在」から起きます。ここは“地味だけど最強”のパートです。
アカウント・権限
- [ ] 管理者アカウントをむやみに増やしていない
- [ ] 強いパスワード+二段階認証(可能なら)を有効化
- [ ] 退職者・外注のアカウント停止ルールがある(いつ誰がやるか)
バックアップと復元(あるだけでは弱い)
- [ ] 自動バックアップがある(サーバー/サービス側で可)
- [ ] 復元手順を把握している(「戻せる」ことを確認)
- [ ] 問い合わせフォームなど重要設定のバックアップ方針がある
更新の回し方(更新停止が見えるのを防ぐ)
- [ ] 更新担当者が決まっている(1人でもOK)
- [ ] 月1回の点検メニューがある(リンク切れ・営業時間・料金・採用情報など)
- [ ] お知らせ/ブログを置くなら、更新頻度の現実ラインが決まっている
更新できないなら、無理に置かないほうが信頼を落としません。
計測チェック(GA4・Search Console・広告/予約計測)
計測は「入れる」だけでは不十分で、成果につながる動作が取れているか が大事です。
GA4(最低限ここまで)
- [ ] GA4が全ページに入っている(タグがページごとに抜けていない)
- [ ] 計測ID(G-で始まる)を確認できる
- [ ] リアルタイムでアクセスが見える(自分のアクセスで動作確認)
- [ ] 重要行動がイベントとして取れる(問い合わせ送信、予約完了など)
Googleタグ(gtag.js)の概要・設置方針は公式ドキュメントが最も確実です。
Search Console(インデックス事故を防ぐ)
- [ ] Search Consoleにサイトを登録・確認済み
- [ ] XMLサイトマップを用意し、送信できる状態
- [ ] URL検査で主要ページを確認できる
- [ ] noindexの付け忘れ/外し忘れがない(公開前の定番事故)
広告・予約などの成果計測(必要な場合だけ)
- [ ] 広告を回すなら「CV定義」が決まっている(何を成果にするか)
- [ ] 予約システム/決済があるなら「完了ページ」または「完了イベント」で計測できる
- [ ] 電話タップ/LINE遷移など、導線のクリックも把握できる(改善に効く)
最低限おすすめの「成果イベント」早見表
| 目的 | 最低限計測したいもの | 代替案(完了ページがない場合) |
|---|---|---|
| 問い合わせ | フォーム送信完了 | 送信ボタンクリック+送信成功(JSイベント) |
| 予約 | 予約完了 | 外部予約の遷移クリック+(可能なら)予約側のCV連携 |
| 採用 | 応募完了 | 応募フォーム送信+募集要項クリック |
| EC | 購入完了 | カート→購入の主要ステップイベント |
公開後の運用:更新・改善で“公式サイトの価値”を積み上げる
公式サイトは、公開した瞬間がスタートです。
成果が出るサイトは例外なく、「更新できる仕組み」+「壊れていない確認」+「数字に基づく改善」が回っています。
ここでは初心者でも続けられるように、最小の運用ルールに落とし込みます。
更新ルール(担当・頻度・承認・履歴)
更新が止まる原因は「やる気」ではなく、担当・頻度・承認が曖昧なことがほとんどです。最初に“守れるルール”を決めます。
最小で回る運用ルール(テンプレ)
- 担当:
- 更新担当(実作業)=1名
- 承認者(内容チェック)=1名(小規模なら兼任OK)
- 頻度:
- 月1回:定期点検(リンク・フォーム・情報の古さ)
- 四半期1回:改善会(検索/問い合わせデータで見直し)
- 更新対象:
- 変更が起きやすいページ(料金、営業時間、採用、キャンペーン)を優先
- 履歴:
- 「何を」「いつ」「なぜ」変えたかをメモ(簡単でOK)
失敗しにくい“更新台帳”の作り方(メモでOK)
更新台帳(例)
- 更新日:
- 更新ページ:
- 変更内容:
- 変更理由(例:価格改定/サービス追加/誤字修正):
- 確認者:
- 次の見直し日:
これがあるだけで、引き継ぎが楽になり、E-E-A-T的にも「管理されているサイト」になりやすいです。
ルール化すると強いページ(優先度高)
- 料金・プラン:古い情報は信用を落とす
- 営業時間・住所・連絡先:誤りは機会損失が直撃
- 採用:募集停止なのに掲載中、が最悪パターン
- 事例:追加できると“公式の強さ”が伸びる
定期点検(リンク切れ・フォーム・速度・セキュリティ)
定期点検は「大掃除」ではなく、事故の芽を早く摘む作業です。
月1回、30分でできる内容に絞ります。
月1回の点検チェック(初心者向け)
リンク
- 主要導線(サービス→問い合わせ、事例→問い合わせ)が切れていない
- 外部リンク(予約、地図、SNS)が正しい
フォーム
- 送信テスト(スマホ/PCどちらか最低1回)
- 自動返信メールが届く
- 迷惑メールに入りすぎていない(問い合わせが来ない時の盲点)
速度
- トップとサービスページが重くなっていない
- 原因の多くは「画像の追加」「外部埋め込み」「スライダー/動画」です
- 体感で遅いなら、まず画像を見直す(最優先)
セキュリティ・運用
- 管理アカウントに不要な権限が増えていない
- CMS/テーマ/プラグイン(該当する場合)が更新されている
- バックアップが動いている(通知が来る/復元手順が分かる)
点検が続くコツ
- 点検日は固定(例:毎月第一月曜)
- 点検結果は「問題なし」でも台帳に1行残す
→ “やっている証拠”が積み上がります
改善サイクル(検索クエリ→ページ改善→CV改善)
改善は、闇雲にリライトするより 「どの検索で、どのページが、どこで負けているか」を見て当てにいくのが効率的です。
まず見るべきデータ(最小セット)
- Search Console:
- 表示回数があるのにクリックが少ない(=タイトル/説明が弱い)
- 順位が中途半端(=内容が足りない/意図がズレている)
- GA4(または同等の計測):
- よく見られているページ
- 問い合わせに近いページで離脱している箇所
改善の基本手順(迷わない型)
- 検索クエリを確認(想定とズレていないか)
- 該当ページの役割を再定義(誰の、何の判断を助けるページか)
- 見出しを再設計(不足している疑問を先に置く)
- 根拠を足す(一次情報:事例、写真、対応範囲、手順、注意点)
- CV導線を整える(最小の不安を消す一文を追加)
“効く改善”の優先順位(初心者向け)
- タイトル・冒頭の一文:クリックと理解に直撃
- FAQ追加:問い合わせ前の不安を削る(CVが動きやすい)
- 事例追加:比較検討で勝ちやすい(E-E-A-Tにも効く)
- 料金の考え方:問い合わせの心理ハードルを下げる
伸ばす施策(事例追加/FAQ拡充/比較検討コンテンツ)
伸ばす施策はたくさんありますが、公式サイトで再現性が高いのはこの3つです。
「頑張って記事を増やす」より、公式として勝てる情報を厚くします。
事例追加:最小1件からでも強い
事例は“量”より“型”で効きます。短くてもOKです。
事例の型(これだけ埋めれば成立)
- 課題:
- 提供内容:
- 工夫した点:
- 結果(可能なら数字/期間):
- 対象(業種・規模など):
ポイントは 「条件」 を書くこと。
条件があるほど、読者は「自分にも当てはまるか」を判断しやすくなります。
FAQ拡充:問い合わせを増やす最短手段
FAQは、作りやすく、効果が出やすいです。材料はすでにあります。
FAQの作り方(ネタ切れしない)
- 実際に来た質問
- 問い合わせフォームに入力されがちな不安
- 競合が説明している“迷いポイント”(表現は自分の言葉で)
追加のコツ
- 1回の更新で「3問だけ増やす」
- 増やしたら、該当ページからFAQへリンク(内部導線が強くなる)
比較検討コンテンツ:公式サイトは“比較の土俵”を作れる
比較検討は外部サイトに任せきりにせず、公式側でも受け止められます。
ただし、攻撃的に他社を下げるのではなく、判断軸を提示するのが鉄板です。
作りやすい比較系ページ例
- 「選び方」ページ(価格だけで決めない判断軸を提示)
- 「プラン比較」ページ(自社内の比較:迷いを減らす)
- 「向いている人/向いていない人」ページ(ミスマッチ防止=信頼)
一文入れるだけで“公式らしさ”が上がる例
- 「合わないケースは正直にお伝えします」
- 「まず対応可否を確認したい方は、こちらから相談できます」
よくある質問(公式サイト作り方Q&A)
どれくらい費用がかかる?(自作/外注/保守)
結論、費用は「作り方」と「更新・保守の範囲」で大きく変わります。初心者が迷わないように、ざっくり相場を先に出します(※料金は変動するため、最終的には各公式ページで確認してください)。
| 作り方 | 初期費用の目安 | 月額の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 作成サービス(例:STUDIO / Wixなど) | 0円〜(テンプレ中心) | 0円〜数千円 | 早く公開したい・デザインもそこそこ欲しい |
| WordPress(レンタルサーバー+独自ドメイン) | ドメイン代+(必要ならテーマ) | サーバー代+ドメイン代 | SEOで育てたい・更新を増やしたい |
| コーディング(静的サイト) | 自分の工数次第 | サーバー代(軽め) | シンプルな会社案内・更新が少ない |
| 外注(制作会社/フリーランス) | 小規模でも数十万円〜 | 保守は数千円〜数万円 | 失敗したくない・要件が複雑・採用/ブランディング重視 |
初心者が見落としがちな“追加コスト”
- 写真・動画撮影(プロに頼むと一気に上がる)
- 原稿作成(文章が弱いと公式感が出ない)
- フォーム/予約/決済などの機能追加
- 保守(更新、バックアップ、セキュリティ、軽微改修)
保守費の考え方(現実的な落としどころ)
- 自作でも最低限:
- 更新(CMS/プラグイン/テーマ)
- バックアップ確認
- お問い合わせ動作確認(送信テスト)
- 外注するなら「何が含まれているか」を必ず明文化(後で揉めやすい)
どれくらいの期間で公開できる?
目安は「ページ数」と「素材(文章・写真)の準備状況」で決まります。
最短で公開したい場合(現実ライン)
- 作成サービス:数時間〜数日
- WordPress:1日〜1週間(初期設定に慣れていないと伸びる)
- 外注:2週間〜2か月(要件定義・素材待ちで伸びる)
早くするコツ(初心者向け)
- まずは「最小構成」で公開する
- トップ / サービス(商品)/ 会社情報 / 問い合わせ
- 事例・ブログ・採用などは「公開後に増やす」でもOK
- 文章が決まらないなら、先に見出しだけ作って埋めていく(止まりにくい)
無料で作っても“公式”として大丈夫?
「目的」と「見られ方」次第です。無料でも成立するケースはありますが、“公式としての信用”は落ちやすいのが注意点です。
無料でもOKになりやすい例
- イベント告知など、短期で役割が限定される
- 個人の作品・ポートフォリオで、まず公開が最優先
- SNSが主戦場で、サイトは補助(プロフィールの延長)
無料が不利になりやすい理由
- サブドメイン(例:◯◯.サービス名.com)だと“間借り感”が出る
- 広告表示があると、企業・店舗系では不安を与えやすい
- 計測・SEOの設定範囲が狭い場合がある
“無料っぽさ”を消す最低ライン
- 独自ドメイン
- SSL(HTTPS)
- 会社情報(実態が伝わる情報)
- 問い合わせ導線(連絡先が明確)
ドメインは何がいい? 変更はできる?
基本は 「ブランド名(または屋号)」を素直に使うのが後悔しにくいです。
おすすめの決め方(迷ったらこの順)
- すでに知名度がある名称(屋号/サービス名)
- 表記ゆれが少ない(ローマ字が分かりやすい)
- 長すぎない・聞き間違いが起きにくい
- 将来の事業拡張にも耐える(商品名に寄せすぎない)
変更はできる?
できます。ただし、公式サイトは信頼と検索の“積み上げ”なので、変更はコストがかかります。
ドメイン変更でやること(最低限)
- 旧URL → 新URLへ 301リダイレクト(全ページ)
- 内部リンク・画像URL・フォーム送信先の修正
- Search Consoleでの設定見直し
- SNSプロフィール、名刺、外部掲載先のURL更新
- 混在コンテンツ(http画像など)が出ていないか確認
「いつか変えるかも」なら、最初から“長く使えるドメイン”にしておくのが一番安いです。
WordPressと作成サービス、どっちが後悔しにくい?
後悔の多くは「目的に対して、選択肢がズレていた」ケースです。判断軸を固定すると決めやすくなります。
作成サービスが後悔しにくい人
- とにかく早く出したい
- 更新は少なめでOK
- デザインを整えたいが、制作は苦手
- 予約/決済/フォームなど“用意された機能”で足りる
WordPressが後悔しにくい人
- SEOで記事・FAQ・事例を増やして育てたい
- コンテンツ量が増える予定がある
- 将来的に機能拡張(会員、LP量産、施策追加)もあり得る
- サイト運用を資産化したい(移転・拡張の自由度が欲しい)
初心者向けの結論(迷ったら)
- 最短公開+運用負荷を減らしたい → 作成サービス
- SEOで長期運用していきたい → WordPress(または同等のCMS)
SSL/HTTPSは何をどこまでやればいい?
“公式サイトとしての最低条件”と思ってOKです。基本は次の3点を押さえれば十分です。
最低限やること
- サイト全体をHTTPSで表示できる状態にする
- http → https を 常にhttpsへ統一(リダイレクト)
- 画像や外部読み込みがhttp混在していない(混在コンテンツ対策)
初心者がつまずきやすいポイント
- 画像URLだけ古いhttpのまま → 警告が出る/表示崩れ
- 内部リンクがhttpのまま → 評価が分散しやすい
- 二重転送(wwwあり/なし、http/https) → 遅くなる
補足:HTTPSは検索評価の観点でもプラスに働く方向で扱われています。とはいえ、最重要はユーザーの安全と信頼です。
公開後、最低限やるべき運用は?
「ちゃんと運用されている公式サイト」は、信頼も成果も積み上がります。まずは月1回30分で回せる内容に落としましょう。
月1チェック(最低限)
- 主要ページが表示できる(スマホ/PCどちらかでOK)
- 問い合わせフォーム送信テスト(自分にメールが届くか)
- 会社情報・料金・営業時間など“変わりやすい情報”が最新か
- 速度が体感で遅くなっていないか(画像追加のしすぎ注意)
- CMSを使う場合:アップデート状況の確認(放置しない)
四半期ごとにやると伸びる
- Search Consoleで「検索されてるのにクリックされない」ページを改善
- FAQを3問だけ増やす(問い合わせ前の不安を潰す)
- 事例を1件追加(条件・課題・結果が書けると強い)
まとめ
公式サイトづくりで一番大事なのは、デザインの前に 設計 を固めることです。
「目的」と「導線」と「信頼の根拠」が揃うと、公式サイトは“資産”として育ちます。
この記事で押さえたポイントを、最後に整理します。
- まずは「公式サイトで達成したいこと」を決める
- 集客/問い合わせ/採用/予約/EC/認知など、ゴールを明確にする
- 作り方は4系統(作成サービス/WordPress/コーディング/外注)
- 速さ・更新性・拡張性・責任範囲で最適解が変わる
- 公開前に「土台」を整える
- ドメイン設計、サーバー選定、SSL(HTTPS)、最低限のセキュリティ
- サイト構造は「トップに詰め込まない」
- 役割分担をして、必要ページを優先順位で作る
- “公式らしさ”は一次情報で作る
- 実績、事例、資格、運営者情報、写真など「確認できる根拠」を用意する
- SEOは後付けしない
- キーワード設計、ページの役割分担、インデックス事故防止、速度とモバイルを意識する
- 公開前チェックで事故を防ぐ
- 表示・導線・信頼・セキュリティ・計測(GA4/Search Console)を確認する
- 公開後は「更新・点検・改善」で価値を積み上げる
- 月1の点検、事例・FAQの追加、検索クエリに基づくページ改善が効く
もし今、「何から始めるべきか」で迷っているなら、
まずは 最小構成(トップ/サービス/会社情報/問い合わせ)で公開し、
その後に 事例・FAQ・比較検討コンテンツ を足していくのが、初心者でも成功しやすい進め方です。
公式サイトは、作った瞬間がゴールではありません。
運用しながら改善していくことで、信頼も検索評価も積み上がり、成果につながっていきます。
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