はてなブログからWordPressへ移行する完全手順|SEOを落とさず引っ越すロードマップ
「はてなブログからWordPressに移行したい」と思ったとき、最初にぶつかるのは“手順そのもの”よりも、失敗したらどうなるのかという不安ではないでしょうか。
たとえば、こんな声が多いです。
「移行した途端に 検索順位やアクセスが落ちたらどうしよう…」
「独自ドメインの切り替えって何を触るの? DNSとか怖い…」
「301リダイレクトってやらないとダメ? どこまで必要?」
「はてなの記事データは移せても、画像や装飾が崩れるって本当?」
「アドセンスやアフィリエイトリンクはそのまま使える? 計測は?」
「記事数が多い… どこから手をつければいいか分からない」
「無料版(サブドメイン)からでも移行できる? 現実的なやり方が知りたい」
WordPress移行は、やみくもに進めると「表示はできたけど、SEOと収益が崩れた」「どこが原因か分からない」状態になりがちです。
逆に言えば、正しい順番(ロードマップ)で進めれば、初心者でも落ち着いて移行できます。
この記事では、はてなブログ→WordPress移行を 準備〜移行〜公開後の監視まで一気通貫で整理し、失敗しやすいポイントを先回りして潰します。
読み終える頃には、次のことができる状態を目指します。
- 移行パターン(Pro/無料版、独自ドメイン有無)に応じて 最短ルートが分かる
- URL設計・301・canonicalなど、SEOの重要ポイントを押さえられる
- DNS/SSL/計測(Search Console・GA)を含めて、移行後の不安を減らすチェックができる
- 記事数が多くても、優先順位をつけて段階的に進められる
「失敗しない移行」のコツは、派手なテクニックではなく、基本を“順番どおり”に実行することです。
まずはロードマップに沿って、一歩ずつ進めていきましょう。

まず確認:あなたの移行パターンはどれ?(最短ルートが変わります)
はてなブログ→WordPress移行は、「今のブログの状態」で最短ルートが変わります。
先にここを整理すると、移行後に起きがちな アクセス減・リンク切れ・設定迷子 をかなり減らせます。
はてなブログPro+独自ドメイン(王道・推奨)
結論:いちばんスムーズに移行しやすい勝ちパターンです。✨
理由はシンプルで、ドメイン(例:example.com)を自分で管理できるので、移行後もURL設計やSEO対策(301など)を組み立てやすいからです。
このパターンの特徴
- ✅ 独自ドメインを引き続き使える(資産性が高い)
- ✅ WordPressに切り替えても、ドメインを変えずに運用できる可能性が高い
- ✅ 設計次第で、検索評価を保ちやすい
初心者が最初に見るべきポイント
- 「今のURLの形」がどうなっているか
例)- 日付入り:
/2026/03/06/記事タイトルのような形 - entry系:
/entry/記事タイトルのような形
- 日付入り:
- 「移行後にURLを同じ形に寄せられるか」
→ ここが寄せられるほど、後の作業が短くなります。
おすすめの判断
- 「将来もブログを育てたい」「収益化したい」「サイト設計を作り込みたい」なら
👉 Pro+独自ドメインのままWordPressへが最適解になりやすいです。
はてな無料版(サブドメイン)の場合:できること/難しいこと
結論:移行はできるけど、“ドメインを引き継ぐ移行”が難しいため、SEO面の設計が変わります。
(例:〇〇.hatenablog.com → example.com のように、ドメインが別物になる)
できること
- ✅ 記事データを移して、WordPress側で記事として再構築する
- ✅ デザイン・機能・広告・計測などを自由に作れる
難しいこと(ここが落とし穴)
- ⚠️ 元のURL(サブドメイン)を、自分のWordPressへそのまま引き継ぐのは基本的にできない
- ⚠️ その結果、検索エンジン上では「別サイト」と見られやすく、移行直後は不安定になりがち
初心者向けの現実的な考え方
- “引っ越し”というより、新しい家(独自ドメイン)に「引っ越して作り直す」イメージ
- その代わり、WordPressで
- 記事の質を上げる
- 内部リンクを整理する
- カテゴリを再設計する
など、伸びる土台を作れます。
こんな人は無料版→WPでもOK
- 「はてなでまず練習して、これから本気で育てたい」
- 「記事を整理し直したい(不要記事を捨てたい)」
- 「今はアクセスが少なめで、移行による変動リスクが小さい」
記事URLが「日付入り」か「カスタムURL」か
結論:URLの型が違うだけで、必要な作業がガラッと変わります。
移行を簡単にするコツは、まず “現在のURLの型”を把握することです。
代表的なURL型(例)
- 日付入り:
/2026/03/06/記事タイトル- 特徴:記事ごとに日付が関わる
- 影響:WordPress側でも近い形に寄せる設計が必要になりやすい
- カスタムURL(スラッグ):
/article-name/のような任意文字- 特徴:WordPressの運用と相性が良い
- 影響:移行後のURLを揃えやすく、整理しやすい
ここだけ先にチェック(超重要)
- 直近の5記事くらいのURLを見て、型をメモする
- 日付が入っている?
entryが入っている?- 記事ごとにURLがバラバラ?
- 「揃えられる型」か「揃えにくい型」かで、移行方針が決まります。
初心者が迷ったときの判断軸
- URLをなるべく変えたくない → 現行URLに近い設計でWordPress側を作る
- URLを整理して強くしたい → 主要記事だけ優先して整備し、残りは段階的に最適化
複数人運営・複数ブログ・カテゴリ設計を変える予定があるか
結論:当てはまるほど、移行は「引っ越し」ではなく “サイト再設計プロジェクト” になります。
ここを甘く見ると、移行後に「記事はあるのに回らない」状態になりやすいです。
複雑になりやすいケース
- 複数人で投稿(投稿者・権限・運用ルールが必要)
- 複数ブログを統合(カテゴリが膨らみやすい)
- カテゴリ設計を変える(内部リンクも再設計が必要)
この場合に先に決めること(おすすめ順)
- ゴールの形:ブログ型?メディア型?(カテゴリ中心?タグ中心?)
- カテゴリの骨組み:最大でも7〜10個程度に抑える
- 主要記事の役割:
- まとめ記事(入口)
- 比較記事(検討)
- レビュー記事(決定)
を整理する
- 運用ルール(複数人の場合):
- 投稿者名の扱い
- 記事チェック手順
- アイキャッチ/見出しルール
早見表:あなたの難易度はどれ?
| パターン | 移行のしやすさ | SEOを守りやすさ | 追加で増えがちな作業 |
|---|---|---|---|
| Pro+独自ドメイン/単独運営/カテゴリ現状維持 | 高い | 高い | 最小限の整形・設定 |
| Pro+独自ドメイン/カテゴリ再設計あり | 中 | 中〜高 | 内部リンク再構築 |
| 無料版(サブドメイン)→独自ドメイン新設 | 中 | 中(立て直し型) | 主要記事の優先整備 |
| 複数ブログ統合・複数人運営 | 低〜中 | 設計次第 | ルール作り+再設計 |
初心者向けの安全策
- いきなり全部を完璧にしない
👉 まずは 「主要記事(よく読まれる記事)」から整える - 設計変更をするなら
👉 カテゴリだけ先に決めて、タグは後から増やす(管理が楽)
WordPressへ移行する前に知っておくべきメリット・デメリット
はてなブログからWordPressへ移行すると、できることが増える一方で「自分で面倒を見る範囲」も広がります。
ここを理解してから移行すると、後悔や遠回りが減ります。
得られる自由度(デザイン/機能/収益化/資産性)
WordPressに移行する最大のメリットは、ひとことで言うと 「制限が減る」 ことです。
やりたいことが明確な人ほど、恩恵が大きくなります😊
1) デザインの自由度が上がる
- テーマでサイト全体のデザインを一括変更できる
- 余白・見出し・CTA(ボタン)・導線などを、狙いどおりに作れる
- 企業サイト風/メディア風/ブログ風など、方向性を変えやすい
2) 機能を“足して伸ばせる”
- プラグインや設定で、必要な機能を拡張できる
例)目次、関連記事、フォーム、会員機能、検索強化、表示高速化 など - 「記事を書く」だけでなく、サイトとしての完成度を上げられる
3) 収益化の選択肢が広がる
- 広告配置の自由度が高い(場所・表示条件・ABテストなど)
- 商品比較表、ランキング、レビュー導線などの作り込みがしやすい
- “売れる導線設計” を自分で最適化しやすい
4) 資産性を高めやすい
- 独自ドメインで運用すれば、プラットフォーム依存が弱くなる
(将来の引っ越し・構成変更もしやすい) - カテゴリ設計や内部リンクを整理し、検索意図に合う構造を作りやすい
✅ まとめると、WordPressは「ブログ」だけでなく、“伸びるメディアの形” に育てやすいのが強みです。
増える運用コスト(保守・セキュリティ・更新作業)
WordPressのデメリットは、機能の自由と引き換えに 運用の責任が増える ことです。
ただし、最初から“必要最低限の仕組み”を入れれば、初心者でも十分回せます。
1) 費用が発生しやすいポイント
- サーバー費用(WordPressを動かすための場所)
- ドメイン費用(独自ドメインの場合の更新)
- 有料テーマ/有料プラグイン(必要なら)
- 外注費(移行代行や保守サポートを頼む場合)
※WordPress本体(WordPress.org)は基本的に無料ですが、運用環境には費用がかかります。
2) 作業(手間)が発生しやすいポイント
- アップデート対応(WordPress本体・テーマ・プラグイン)
- バックアップ管理(復元できる状態が大事)
- セキュリティ対策(ログイン保護、不要機能の停止、脆弱性対応)
- 不具合対応(表示崩れ、プラグイン競合、速度低下など)
初心者がラクにするコツ(ここが重要)
- いきなり“盛らない”
→ プラグインは必要最小限にして、増やすなら理由を明確に - 自動化できるものは自動化
→ 自動バックアップ、更新通知、セキュリティの基本設定 - 「困った時に戻れる」状態を作る
→ 復元手順だけは早めに確認しておく
📌 目安として、移行後の運用は「週1の軽い点検」+「月1のメンテ」で回る形を作るのが現実的です。
移行直後に順位が揺れる理由と、焦らないための目安
移行直後に検索順位やアクセスが揺れるのは、よくあることです。
原因が分かっていれば、必要以上に不安にならずに対処できます。
順位が揺れやすい主な理由
- URLが変わった(または一部だけ変わった)
- 301リダイレクトが不十分/ミスがある
- 旧ページが一時的に404になっている
- サイト構造(カテゴリ・内部リンク・パンくず)が変わった
- 表示速度やモバイル表示が変わった
- 検索エンジンが「新しいサイト構成」を再評価している
焦らないための“チェック順”
移行後は、順位よりもまず 「技術的に正しい状態か」 を確認するのが先です。
- 公開直後(当日〜数日)
- 404が大量発生していないか
- 主要記事に旧URLから正しく飛べるか(301)
- トップ・カテゴリ・人気記事が普通に閲覧できるか
- 1〜2週間
- Search Consoleで「インデックス」「エラー」「サイトマップ」を確認
- 重要ページが新環境で正しくクロールされているか
- 数週間〜数ヶ月(サイト規模で差が出ます)
- 大きな構造変更をした場合は、評価が落ち着くまで時間がかかりやすい
- 逆に、URL設計と301がきれいで、構造が素直なら早めに安定しやすい
やってはいけない焦り対応
- 移行直後に、大量の記事を削除・非公開にする
- URLをさらに何度も変える
- 301の方針が固まらないまま、場当たり的に追加する
✅ まずは 「404を消す」「301を整える」「主要記事を優先して整形」。
これだけで回復の確率が上がります。
全体スケジュールと必要なもの(費用・時間・作業量の見積もり)
はてなブログ→WordPress移行は、ざっくり言うと
①準備 → ②WordPressの土台づくり → ③データ移行 → ④整形・SEO設定 → ⑤公開後チェック
の順で進みます。
先に「どこで時間とお金が増えるか」を把握しておくと、初心者でも迷いにくいです。
所要時間の目安(記事数別)
移行時間は 「記事数」×「整形の量(装飾・画像・埋め込み)」 で伸びます。
特に時間を食うのは、インポートよりも 移行後の整形(崩れ修正・リンク確認) です。
作業ボリュームのざっくり内訳
- 準備(棚卸し・バックアップ方針)…1〜2時間
- WordPressセットアップ(サーバー・SSL・初期設定)…1〜2時間
- エクスポート→インポート(記事データの移動)…30分〜2時間
- 整形(装飾、画像、内部リンク、埋め込みの修正)…ここが本番
- SEO周り(URL・301・サチコ等)…1〜3時間
- 公開後チェック(404/表示/計測)…1〜2時間
記事数別の目安(初心者向け)
| 記事数 | 最短(シンプル記事中心) | 現実的(装飾や画像が多い) | つまずきポイント |
|---|---|---|---|
| 〜30本 | 半日〜1日 | 1〜2日 | 見出し・囲み・画像の崩れ |
| 31〜100本 | 1〜2日 | 3〜7日 | 内部リンク切れ・整形の量 |
| 101〜300本 | 2〜4日 | 1〜2週間 | 301設計・確認作業の増加 |
| 301本〜 | 1週間〜 | 2〜4週間 | “全部完璧”にこだわると終わらない |
初心者でも破綻しない進め方(おすすめ)
- まずは 主要記事(アクセスが多い上位10〜30本)を最優先で整える
- 残りは「見た目は最低限 → あとで順番に整える」でOK
→ 最初から全部を完璧にしようとすると、ほぼ確実に挫折します😅
かかる費用(サーバー/ドメイン/テーマ/外注の選択肢)
費用は「どこまで自分でやるか」で大きく変わります。
ここでは初心者が判断しやすいように、最低ライン/標準/こだわりで分けます。
毎月・毎年かかる費用(固定費)
- サーバー代:月額数百円〜数千円(契約期間やキャンペーンで変動)
- ドメイン代:年額0円〜数千円
- サーバー特典で「ドメイン無料」になる場合もあり
- 自分で更新する場合は 更新費用がかかる(ここが盲点)
- はてなブログPro(移行作業中だけ残す場合):月額 or 年額
- 移行作業中は、旧サイト確認のために 1ヶ月だけ継続する人もいます
初期費用(最初だけ)
- テーマ代(任意)
- 無料テーマ:0円
- 有料テーマ:1〜2万円前後が多い(買い切り型が主流)
- 必要に応じて:画像圧縮、バックアップ強化など(無料でも運用可)
予算別のイメージ(初心者向け)
| パターン | こんな人向け | 初期費用の目安 | 毎月の目安 |
|---|---|---|---|
| 最低ライン(まず移行だけ) | とにかく早く引っ越したい | 0〜数千円 | サーバー代のみ |
| 標準(失敗しにくい) | 長く運営・収益化も視野 | テーマ代が入ることも | サーバー+ドメイン(無料特典なら抑えやすい) |
| こだわり(時短・安全) | 時間を買いたい/不安が強い | 外注費が上乗せ | 固定費は上と同じ |
外注の選択肢(どこまで任せるか)
外注は「何を含めるか」で価格が変わります。初心者が混乱しやすいので、まず分解します。
よくある依頼範囲
- A:記事の取り込みだけ(インポート中心)
- B:デザイン崩れの修正も含む(整形まで)
- C:SEO移行も含む(301・サチコ・構造など)
- D:丸投げ(設計・検証・保守込み)
考え方のコツ
- “安さ”で選ぶと、結局 SEOや整形が手つかずで追加費用になりやすい
- 迷ったら、まずは 「主要記事だけC(SEOまで)」 を検討するとコスパが良いです
移行当日に避けたい時間帯(アクセスが多い時間の回避)
移行当日は、DNS反映や設定変更で一時的に表示が不安定になることがあります。
だからこそ、「アクセスが少ない時間」×「自分が落ち着いて作業できる時間」 を選ぶのが大事です。
基本ルール
- アクセスが多い時間帯は避ける(特に新規訪問が増える時間)
- 平日の深夜〜早朝が選ばれやすい
- 作業後すぐに確認できるよう、寝る直前は避ける(ミスに気づけない)
実務的におすすめの時間帯
- ✅ 早朝(例:5:00〜9:00)
- アクセスが比較的少ない
- 作業後に日中の確認時間を確保しやすい
- ✅ 平日午前〜昼(例:10:00〜14:00)
- 自分が起きていて落ち着いて作業できる
- トラブル時にサポートへ連絡しやすい
避けたほうがいい時間帯(ありがち)
- ⚠️ 夜(例:19:00〜24:00)
- アクセスが増えやすい
- 焦って作業してミスが出やすい
- ⚠️ 金曜夜〜土日
- 直す時間が確保できないと詰みやすい
- サポート対応が遅い場合もある
移行当日の“安全運用”チェック
- 旧環境(はてな側)は即解約しない
→ 最低でも数日〜1〜2週間は残しておくと安心 - 作業前に「戻せる状態」だけ作る
- バックアップの確認
- WordPressのログイン確認
- SSL(https)で表示できるか確認
- ピーク時間の見極めは自分のデータが最強
→ GA/サチコ、またはアクセス解析で「よく読まれる時間帯」を先に見ておくのがおすすめです
移行前チェックリスト(これをやると失敗が激減)
移行で一番多い失敗は、「移したつもりで、重要なものが抜けていた」パターンです。
作業に入る前に、次の4つだけでも整理しておくと安心度が一気に上がります。
- バックアップ方針(何を・どこまで・どう戻すか)
- URL構造の記録(301やURL再現の材料)
- 計測の棚卸し(移行後に数字が消えないように)
- 外部サービス連携の洗い出し(埋め込み・フォーム・SNSカード等)
バックアップ方針:記事・画像・計測・広告・CSS/埋め込みの控え
はてなブログのエクスポートは便利ですが、「全部が全部、同じ形で移る」とは限りません。
なので、“戻せる状態”を意識してバックアップを組みます。
1) 最低限これだけは守る(初心者の安全ライン)
- 記事本文のバックアップ(はてな側でエクスポート)
- 画像のバックアップ(別途)
- コード類の控え(計測・広告・埋め込み・カスタムCSS)
- 移行前の状態がわかる記録(スクショでOK)
2) コピペ用:バックアップ実行チェック
以下を1つずつ☑していくと漏れが減ります。
- ☑ 記事データをエクスポート(ダウンロードできたファイルを保管)
- ☑ 画像をバックアップ(「よく使う画像」「アイキャッチ」「重要記事内の画像」から優先)
- ☑ サイドバー/ヘッダー/フッターの内容を控える(スクショ+テキスト)
- ☑ カスタムCSSがあれば全文コピーして保存
- ☑ 埋め込み(script/iframe)を使っている記事があるか確認
- ☑ 広告・計測タグを控える(後述の棚卸しとセットで)
3) “戻せる”を強くする小ワザ
- 重要記事(アクセスが多い記事)だけでも、本文をテキストで別保存しておく
→ 移行時の装飾崩れがあっても復旧が早いです。 - ブログ全体の見た目は、スクショで保存(トップ/カテゴリ/記事ページの3点)
→ 移行後の「何が変わった?」比較が楽になります。
現状のURL構造を記録(後で301設計に使う)
移行でSEOを守る鍵は、極端に言うと 「URLをできるだけ変えない」か「変えたら正しく案内する(301)」 です。
そのために、まずは現状のURLを“材料として”残します。
1) まず確認するのは「URLの型」
次のどれに近いかを把握してください(完璧に理解しなくてOK)。
- 日付が入る型(例:
/2026/03/06/slug) - entryが入る型(例:
/entry/slug) - 記事ごとにバラバラ(例:一部だけカスタムURL)
ここが分かるだけで、移行後の方針が立ちやすくなります。
2) 記録しておくURLは「全部」じゃなくていい
初心者がやりがちなのが、最初から全URLを完璧に管理しようとして疲れることです。
おすすめは次の優先順位です。
優先度A(必ず)
- 検索流入が多い 上位ページ30〜100本
- トップ/カテゴリ一覧/プロフィール/お問い合わせ などの重要ページ
優先度B(できれば)
- 被リンクが多い記事(他サイトから紹介されている記事)
- SNSで伸びた記事(シェアされやすい記事)
3) 記録テンプレ(これがあると301設計が激ラク)
スプレッドシートに、最低これだけ作っておくと後工程が早くなります。
| 旧URL | ページ種別 | 新URL案(仮) | 優先度 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| (コピペ) | 記事/固定/カテゴリ | (未定でOK) | A/B | 旧URLの型・注意点 |
ポイントは、新URLは“仮”でOKなこと。
先に旧URLを集めるだけでも価値があります。
アクセス計測の棚卸し(GA/サチコ/広告タグ/イベント計測)
移行後に「アクセスがゼロになった!」と焦る原因の多くは、計測タグの入れ忘れです。
移行前に“今どれを使っているか”を棚卸ししておくと、再設定がスムーズです。
1) 棚卸しするもの(初心者向け・必要十分)
- GA(Google Analytics):計測ID/導入方法(直貼り or タグマネ)
- Search Console:プロパティの種類(ドメイン or URLプレフィックス)
- 広告タグ:AdSense、ASPの計測タグ、クリック計測
- イベント計測:ボタン・リンククリックのイベント(設定している場合)
2) 具体的な“控え方”(迷わない方式)
- 管理画面の設定画面(計測系)を開いて、次を保存します
- 計測IDやコンテナID(文字列をメモ)
- どこに入れているか(例:ヘッダーに貼っている/解析設定に入れている)
- 可能なら、ブラウザ表示のソースで「gtag」「GTM」「adsbygoogle」等を検索して
“入っていること”を確認(完璧じゃなくてOK)
3) ここだけ注意(後で詰まりやすい点)
- 計測タグは「記事内」ではなく、全ページ共通の場所に入れるのが基本
→ 移行後に「一部のページだけ計測されない」を防げます。 - 広告も同様に、どこで表示しているか(記事上/記事下/自動広告など)をメモ
→ WordPressで同じ導線を再現しやすくなります。
外部サービス連携(SNSカード、フォーム、ランキング、目次等)の洗い出し
移行で地味に時間を奪うのが、外部サービスの埋め込みや連携です。
これを先に洗い出しておくと、移行後の「表示されない…」が激減します。
1) 洗い出し対象(よくあるもの)
- SNSカード(OGP/X(Twitter)カード等)
- フォーム(問い合わせ、資料請求、予約)
- ランキング・比較表(自作表、外部ツール、ASPのパーツ)
- 目次(はてな標準/自作コード/埋め込み)
- 埋め込み(YouTube、X投稿、Instagram、Amazon、Googleマップ等)
- リンクカード(ブログカード的な表示)
- コメント関連(外部コメント、通知系)
2) いちばん簡単な洗い出し手順(初心者向け)
- まず アクセス上位10〜20記事 を開く
- 次の“見た目”があるかチェックしてメモ
- 変わった枠・ボタン・表・カード
- 予約フォームや問い合わせフォーム
- SNS投稿の埋め込み
- 次に、はてなブログの設定で
- サイドバー
- フッター
- HTML貼り付け欄
をざっと確認(スクショでOK)
3) 記録テンプレ(外部連携の控え)
| 種類 | 使っているサービス名 | どこにある?(記事/全体) | 必要情報 | 代替案 |
|---|---|---|---|---|
| フォーム | 例:Googleフォーム等 | 記事内/固定 | URL/埋め込みコード | WPフォームに置換 |
| SNS | 例:X埋め込み | 記事内 | 埋め込みの種類 | ブロックで再埋め込み |
| 表・ランキング | 例:比較表 | 記事内 | 表の元データ | WPの表に再作成 |
コツ:代替案までメモしておくと、移行後の修正が“作業化”できます。
サイト引っ越し屋さん公式サイトWordPress側の準備:最初に「土台」を作る
移行をスムーズにするコツは、先にWordPress側を「公開できる最低ライン」まで整えておくことです。
記事を流し込む前に土台が安定していると、あとで起きがちな 表示崩れ・URL迷子・計測漏れ を減らせます。
レンタルサーバー・独自ドメインを用意する
まずは「住所(ドメイン)」と「家(土地=サーバー)」を用意します。ここで迷うと後工程が伸びるので、判断軸を固定しましょう。
1) 先に決めるべきは「ドメインを引き継ぐか」
- はてなブログPro+独自ドメインの場合
→ その独自ドメインを 継続利用 するのが王道(URLの連続性を作りやすい) - はてな無料版(サブドメイン)の場合
→ 新しく独自ドメインを取るのが一般的(別サイトとして立て直すイメージ)
2) サーバー選びで初心者が見るべきチェック項目
料金の細かい比較よりも、まずは「失敗しにくい機能」が揃っているかが重要です。
- WordPressの簡単インストールがある
- 無料SSL(https)が使える
- 自動バックアップがある(復元できると安心)
- WAFなどの基本セキュリティがある
- サポートが分かりやすい(初心者はここで救われます)
- できれば:ステージング(テスト環境)がある
3) 独自ドメイン周りで用意しておくもの
ドメインは「買って終わり」ではなく、移行では DNSの切り替え が発生します。
- ドメインの管理画面にログインできること(登録メールも確認)
- ネームサーバー/DNSレコードを編集できること
- 「wwwあり/なし」をどちらで統一するか決める
(後から変えると、余計なリダイレクトが増えて面倒です)
4) ここでやっておくと後がラクなこと
- WordPress側で https表示ができる状態 を先に作る
- ドメイン切り替え後に焦らないよう、最低限の“戻れる手段”を用意
- サーバーのバックアップ設定
- 管理画面(ログインURL)控え
- 初期設定のメモ(後で見返せる)
WordPressを新規インストールする
WordPressの入れ方は大きく2つ。初心者は基本的に「自動インストール」でOKです。
1) インストール方法の選び方
- 自動インストール(おすすめ)
管理画面の案内に沿って進めるだけ。失敗しにくい。 - 手動インストール
データベース作成やファイル配置などを自分で行う。慣れてからで十分。
2) つまずき防止の設定ポイント(最初に必ず意識)
インストール時にここをミスすると、後で“地味に困る”ポイントです。
- 管理者ユーザー名は 「admin」など単純なものを避ける
- パスワードは強力に(使い回ししない)
- 可能なら最初から https(SSL) で進める
→ 後でhttp→httpsに直す作業が減ります
3) インストール直後に確認すること(3分でOK)
- トップページが表示できる
- 管理画面にログインできる
- 404になっていない(URLが正しい)
- 変な警告が出ていない
最低限の初期設定(言語/パーマリンク/SSL/タイムゾーン)
ここは「移行の品質」に直結します。特に パーマリンク は後で変えるほどリスクが上がるので、先に固めます。
1) 言語・タイムゾーン(運用の基本)
- 言語:日本語
- タイムゾーン:Asia/Tokyo
- 日付・時刻形式:見やすい形式に(あとで記事表示の印象が変わります)
2) パーマリンク(URL設計は“移行の核”)
パーマリンクは「記事の住所」です。移行では次の2択になります。
- 旧URLの形に“寄せる”(SEOの連続性を作りやすい)
- WordPress標準で整える(運用しやすいが、旧URLとの差が出やすい)
初心者におすすめの考え方はこれです。
- 旧URLをほぼ再現できるなら → 寄せる
- 再現が難しい/整理し直したいなら → 主要記事だけ優先して整備(あとで段階的に最適化)
※ここを決めずに記事を入れると、後でURLがズレて修正が増えます。
3) SSL(https)とサイトURLの統一
- サイトのURL(WordPressアドレス/サイトアドレス)が https になっているか確認
- 画像や外部埋め込みで http混在(混在コンテンツ) が出たら、移行後にまとめて修正する前提でOK
ただし、トップだけでもhttpsで安定表示できる状態にはしておくと安心です。
4) そのほか最低限の“整える設定”
- 不要な初期投稿・初期ページを整理(後で混乱しない)
- パスワード・ユーザー権限の確認(複数人なら特に)
- 公開前なら「検索エンジンに見せない」設定の扱いに注意
→ テスト中にオンにする場合は、公開時に必ず戻す(戻し忘れが事故の原因)
移行作業に必要なプラグイン候補(入れすぎない)
プラグインは“便利”ですが、入れすぎると競合や速度低下の原因になります。
移行中は特に、役割が明確なものだけに絞るのが安全です。
1) 考え方:移行は「一時的に必要」なものが多い
- インポート系:移行が終わったら 停止・削除候補
- 表示高速化系:サーバー機能と重複しやすいので慎重に
- SEO系:複数入れると設定がぶつかりやすい(基本は1つ)
2) 最小構成の目安(用途別)
| 区分 | 目的 | 目安 |
|---|---|---|
| 移行(インポート) | はてなMT形式などの取り込み | 移行中だけ |
| リダイレクト | 旧URL→新URLの案内(301管理) | 必要なら導入 |
| SEO | title/description、サイトマップ等 | 1つに絞る |
| セキュリティ | ログイン保護、基本防御 | 1つで十分 |
| バックアップ | 事故った時の復旧 | サーバー側で足りなければ |
| 画像最適化 | 画像の軽量化 | 後回しでもOK |
3) 初心者が“入れすぎ”を防ぐルール
- 「目的が説明できないプラグインは入れない」
- 迷ったら、移行完了まで 新規追加を止める
- 追加したら、何を変えたかメモする
→ 不具合が出た時に戻しやすいです。
ダウンタイムを減らす“テスト環境”の作り方(2方式)
はてなブログ→WordPress移行でいう「ダウンタイム」は、ざっくり “切り替えの前後で、サイトが不安定に見える時間” のことです。
たとえば…
- 旧サイト(はてな)が表示される人と、新サイト(WordPress)が表示される人が混在する
- 画像やCSSが崩れる
- 一部ページが404になる
- https(鍵マーク)が不安定になる
こうした揺れを最小化するために、「公開前に“本番に近い状態”で確認する」のがポイントです。
代表的な方法が、次の2つです。
方式A:クッション用WordPressを挟む(切替時間を短くする)
ここでいう「クッション」は、本番ドメインに切り替える前に、WordPress側を“ほぼ完成状態”にしておくやり方です。
切り替え当日の作業を減らせるので、結果的にサイトの不安定時間が短くなります。
ざっくり手順(初心者でも迷いにくい流れ)
- サーバーにWordPressを用意(本番と同じテーマ・必須プラグインまで)
- 仮のURLでサイトを組み立てる
- 例:サーバーの「仮ドメイン」や「サブドメイン」など
- 記事をインポート→整形(見出し・画像・内部リンク)まで進める
- 公開前設定を整える(重要:検索エンジンに拾われないようにする)
- 切替当日、独自ドメインをWordPress側へ向ける(DNS変更)
- 最後にURLの最終調整(必要なら)→表示確認
目的は、切替当日に「サイト構築」ではなく、“切替と最終チェックだけ”にすることです。
向いている人/向かない人
向いている人
- 記事数が多い(100本以上など)/装飾が多い
- 切替当日にバタバタしたくない
- 複数人運営で確認工程が多い
- 失敗したくないので、手順を分割して落ち着いて進めたい
向かない人
- 記事数が少なく、作業が半日〜1日で終わりそう
- 仮URLでの調整(後述のURL書き換え)に不安が強い
- “URLを1回も触りたくない”タイプ(→方式Bが合いやすい)
起こりがちなミス(URL書き換え・二重作業)
方式Aは便利ですが、初心者が詰まりやすいのはここです。
ミス1:仮URLのまま内部リンクや画像URLが残る
- 仮URLで記事を整形すると、本文内リンクが仮URLのまま残りがちです。
- 対策:
- まずは主要記事だけ先に整形(全部を完璧にしない)
- 切替後に「サイト内検索」で仮URLが残っていないか確認する
- 必要なら一括置換(ただし、実行前にバックアップ)
ミス2:二重作業になる(仮→本番の調整を2回やる)
- 仮URLで作り込みすぎると、切替後に再調整が発生します。
- 対策:
- 仮環境では「レイアウト・記事の崩れ修正・必須設定」まで
- “最終的な導線の細かいチューニング”は本番URLになってからにする
ミス3:仮URLが検索エンジンにインデックスされる(重複リスク)
- 仮サイトが見つかると、同じ内容が2つ存在する状態になりやすいです。
- 対策:
- 公開前は noindex(検索させない) の設定を必ず入れる
- 仮URLを公開している期間は、外部にリンクを貼らない
方式B:hostsで自分だけ先に確認する(本番URLのまま整備)
「hosts(ホストファイル)」は、あなたのPCだけに “このドメインはこのIP(サーバー)を見に行く” と教える仕組みです。
つまり、世の中はまだ「はてな」を見ているのに、自分だけ先に“本番ドメインでWordPressを確認できる”のが強みです。
ざっくり手順(考え方だけ押さえればOK)
- WordPressをサーバーに用意(本番ドメインを設定)
- 新サーバーのIPアドレスを確認
- 自分のPCのhostsに、次のように一行追加
- 「本番ドメイン → 新サーバーIP」
- ブラウザで本番ドメインを開き、WordPress側の表示を確認
- 問題がなければDNSを切替(一般公開)
- hostsの設定を元に戻す(重要)
向いている人/向かない人
向いている人
- 本番URLのまま確認したい(URL問題を増やしたくない)
- 切替前に、表示崩れ・リンク・計測をしっかり点検したい
- 仮URLでの二重管理を避けたい
- 記事数が少〜中規模で、確認が現実的に回る
向かない人
- PC操作(ファイル編集)が不安
- スマホやタブレットでも同時に確認したい(端末ごとに設定が必要)
- SSL証明書の準備が難しい環境(https確認が引っかかる場合がある)
注意点(複数端末での確認・戻し忘れ防止)
注意1:hostsは“その端末だけ”に効く
- PCで見えても、スマホは見えません(スマホ側も同様の設定が必要)。
- 対策:
- 最低でも「PC(編集する端末)」+「スマホ(一般ユーザー目線)」で確認したいなら、方式Aのほうがラクな場合もあります。
注意2:戻し忘れが事故の元
- hostsを残したままだと、切替後の確認がややこしくなったり、旧サイトの状態確認ができなくなります。
- 対策(おすすめ)
- ✅ hostsを変更したら、デスクトップにメモを置く(「作業後に戻す」)
- ✅ ブラウザの別プロファイルで確認して、作業用と普段用を分ける
- ✅ 作業が終わったら、必ず「hostsを戻す→DNSキャッシュをクリア」の順で締める
注意3:https(鍵マーク)の確認は“準備次第”
- hostsで本番ドメインにアクセスする場合でも、サーバー側にそのドメインのSSL証明書が入っていないと警告が出ることがあります。
- 対策:
- SSLが先に用意できる手段(DNS認証など)があるなら先に設定
- 難しければ、切替後にhttps最終確認でもOK(ただし切替当日にチェック時間を確保)
迷ったときの選び方(早見)
| 観点 | 方式A(クッション) | 方式B(hosts) |
|---|---|---|
| 切替当日の作業量 | 少なめにしやすい | 少なめにしやすい |
| URLの扱い | 仮URL→本番で調整が出やすい | 本番URLのまま確認できる |
| 初心者のつまずき | URL置換・二重作業 | hosts編集・戻し忘れ |
| 複数端末での確認 | しやすい | 端末ごとに手間 |
| おすすめタイプ | 大規模・慎重派 | URLを触りたくない派 |
はてなブログ側の準備:移行しやすい状態に整える
移行の成否は、WordPress側よりも先に 「はてな側をどれだけ整理できたか」 で決まりやすいです。
特に初心者は、最初にここを整えるだけで「移行後の修正地獄」をかなり避けられます。
記事データのエクスポート(MT形式)
はてなブログのエクスポートは、MT(Movable Type)形式のテキストファイルで書き出す方式です。
大事なポイントは次の3つです。
- 文字コードはUTF-8
- 編集モード(はてな記法/見たまま)に関係なく、本文はHTMLとして書き出される
- 書き出せるのは記事本文とコメントのテキスト(画像などは別)
失敗しにくいエクスポート手順(作業前の“型”)
- 移行期間は更新を止める日(凍結日)を決める
- 凍結日以降に記事を触ると「再エクスポート」が必要になりやすいです。
- はてなブログ管理画面のエクスポートから MT形式で書き出す
- ダウンロードしたファイルは、次のように保存(紛失防止)
- フォルダ名例:
hatena_export_YYYYMMDD - クラウドにもコピー(PC故障対策)
- フォルダ名例:
- 凍結日以降に修正したら、必ず「エクスポートしなおす」→再ダウンロード
事前にやっておくと“取り込みが安定する”整理
- 限定公開/下書きが混ざっていないか(移行後の公開事故を防ぐ)
- 予約投稿を使っている場合は、日時の扱いをどうするか決める
- 迷うなら、移行完了まで予約投稿は止めるのが安全です。
- コメントを残すか決める(移行後に“誰のコメントか”の見え方が変わることがあります)
画像・添付ファイルは別管理(何を残し、何を移すか決める)
はてなのエクスポートは、画像や添付ファイルを含みません。
ここを決めずに進めると、移行後に「画像が抜けた」「表示が重い」「差し替えが終わらない」が起きやすいです。
まず決める:画像の移行方針は3択
| 方針 | 何をする? | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| そのまま残す(外部参照) | 画像URLははてな側のまま | 最短で移行できる | 将来の差し替えが面倒/表示速度・管理が不安定になりがち |
| WordPressへ移す(推奨) | WPのメディアに再アップロード | 管理が一元化でき、資産性が高い | 作業量が増える(優先順位が重要) |
| 差し替える | 画像自体を新調 | 記事品質が上がりやすい | 工数が最も大きい |
初心者におすすめは、「上位記事だけWPへ移す」→「残りは順次」 です。
いきなり全記事の画像を完璧にやろうとすると、だいたい止まります。
画像・添付の優先順位(これで迷いが減る)
優先度A(最初にやる)
- 検索流入が多い記事(上位20〜50本)
- 収益記事(レビュー・比較・ランキング)
- アイキャッチ(一覧表示で目立つ)
優先度B(後でOK)
- 古い日記系・今後伸ばさない記事
- 参照されない装飾用画像(区切り線など)
“別管理”の具体的なメモ(作業が速くなる)
- 添付ファイル(PDF等)があるなら
- どの記事に、どのファイルが、どの目的で置かれているかを1行メモ
- 移行後は「WPに置く」「外部ストレージに置く」どちらかに統一すると管理が楽です。
記事内の要注意ポイント(目次コード/広告タグ/吹き出し等)
移行作業で時間を食うのは、本文の“中身”より 「記事内の仕掛け」 です。
以下は、初心者がつまずきやすい代表例です。
目次(TOC)
はてな側の目次は、WordPressに移すと…
- 見た目が崩れる
- クリックしてもズレる
- そもそも不要になる(WP側で自動生成する)
が起きがちです。
おすすめ対応
- 移行前:目次がある記事を把握(上位記事だけでOK)
- 移行後:WordPress側で 目次の方式を統一
- ブロックエディタの目次機能/目次プラグインなど
- 重要なのは「記事ごとに方式がバラバラにならない」ことです。
広告タグ・計測タグ
移行後に「広告が表示されない」「計測が取れない」は、だいたいここが原因です。
- 記事内に貼ったタグ(script/iframeなど)が、編集画面で崩れる
- ブロックエディタでは、貼り付け場所(カスタムHTML等)を間違えると表示されない
おすすめ対応
- はてな側で、記事内に広告タグを多用している場合
→ “どの記事に何が入っているか”だけでもメモ - WordPressでは、可能なら記事内ではなく
全ページ共通(テーマ/広告管理)に寄せると保守がラクです。
吹き出し・装飾ボックス
はてなで吹き出しや囲み枠を実現している場合、正体はだいたい次のどれかです。
- 記事内のHTML(class付きのdiv等)
- カスタムCSS(デザイン設定のCSS)
- 外部サービスの埋め込み
移行すると、HTMLは残るけどCSSが消えて普通の文章になることが多いです。
おすすめ対応
- 移行前:吹き出しや囲みの“元のコード”と“CSS”を保存しておく
- 移行後:
- 続けるなら → WordPress側にCSSを移植(必要最小限)
- 乗り換えるなら → WPの吹き出しブロック/プラグインで統一
見出しタグのクセに注意(HTML編集・一括置換の考え方)
エクスポートされた本文はHTMLなので、見出しも <h2>〜</h2> のような形で入っていることが多いです。
ここでズレると、SEO面でも読みにくさの面でも損をします。
まず確認:見出しレベルが“ズレていないか”
初心者がやりがちな例はこれです。
- 最初の見出しが h3 から始まっている
- 見出しが太字(strong)になっているだけで、見出しタグではない
- h2/h3/h4が記事ごとにバラバラ
チェックは上位記事だけでOK
- アクセス上位の10記事を開いて
- 見出しの階層が自然か
- 目次が正しく拾うか
を確認します。
直し方の基本方針(安全に進めるコツ)
見出し修正は、いきなり全記事に一括適用しないのが鉄則です。
- まず10記事でルールを決める(例:本文の大見出しはh2、配下はh3)
- そのルールで、上位記事を整える
- 問題がなければ、対象を増やす
一括置換をするなら“事故らない条件”を満たす
一括置換は強力ですが、雑にやると記事が壊れます。
やっていい条件(目安)
- その記事(またはそのグループ)が
- h2を使っていない
- h3が実質的な最上位見出しになっている
など、置換のルールが明確
やらない方がいい条件
- 記事ごとに構造がバラバラ
- 目次・装飾・吹き出しが複雑に混ざっている
- 置換後の確認時間を確保できない
迷ったら、「上位記事だけ手作業で整える」ほうが、結果的に早くて安全です。
サイト引っ越し屋さん公式サイト記事データをWordPressへ取り込む(インポート工程)
インポート工程は、やること自体はシンプルです。
ただ、初心者がつまずきやすいのは 「取り込んだあとに何を確認すべきか」 と 「重複・公開事故をどう防ぐか」 の2点。
ここでは、安全に取り込むための手順に絞って解説します。
インポートツールの選択(Movable Type系インポーター)
はてなブログのエクスポートは MT形式(Movable Type形式) なので、WordPress側は基本的に「Movable Type と TypePad」のインポーターを使います。
選び方(迷ったらこの結論)
- WordPress管理画面の ツール → インポート にある
「Movable Type と TypePad」 を使う - 画面に「今すぐインストール」「インポーターをインストール」などが出たら、そのまま導入してOK
補足(初心者が安心できるポイント)
- これは“移行専用”の道具なので、取り込みが終わったら 停止・削除しても問題ない ことが多いです
→ 使い終わった道具を片付けるイメージでOK
事前に1分だけ確認(トラブル予防)
- MTファイルが テキスト(.txt) で用意できているか
- ファイルが大きすぎてアップロードできない場合は
「アップロード上限」 が原因になりやすい
→ その場合は「分割して複数回インポート」か「サーバーの上限調整」で対応します(無理に一発でやらないのがコツ)
ファイル取り込み→投稿者割り当て→公開状態の確認
ここは流れ作業ですが、公開事故と重複を防ぐために「順番」を守るのが大事です。
1) 取り込み前のおすすめ状態(安全運転)
初心者は、まず “試し取り込み” を強くおすすめします。
- 10記事だけ(または小さめのMTファイル)で先に試す
- 問題がなければ本番ファイルを取り込む
こうすると、万一うまくいかなくても被害が小さく済みます。
2) 取り込み手順(基本の流れ)
- ツール → インポート → Movable Type と TypePad を開く
- MTファイルを選び、アップロードして実行
- 途中で出る設定(投稿者割り当て等)を選ぶ
- インポート完了の表示を確認
3) 投稿者割り当て(後で直せるが、最初がラク)
インポート中に「この投稿者を誰として登録するか」を聞かれることがあります。ここで迷ったら次でOKです。
- ひとり運営:自分のユーザーにすべて割り当て
- 複数人運営:まずは
“代表者1名に集約” → 後から必要分だけ振り分け
が安全(最初から完璧にやろうとしない)
※投稿者は後から変更できます。まずは「正しく記事が入ること」を優先しましょう。
4) 公開状態の確認(初心者はここが最重要)
インポート直後は、次のどちらの方針にするかを先に決めると事故が減ります。
方針A:いったん下書き(または非公開)で取り込む(おすすめ)
- ✅ 表示崩れ、リンク、見出し階層をチェックしてから公開できる
- ✅ 広告・計測・目次などの“仕掛け”を整えてから世に出せる
方針B:公開のまま取り込む(最短だが注意)
- ✅ すぐ移行を終わらせたい人向け
- ⚠️ 崩れた状態のまま公開される可能性がある
- ⚠️ “移行途中のページ”が検索やSNSで見られるリスクがある
初心者は基本的に、最初は 方針A が安心です。
5) 取り込み後の“最低限チェック”リスト(10分でOK)
インポートが終わったら、まずは次だけ確認してください。
- ✅ 記事数が想定と大きくズレていない
- ✅ 文字化けがない(本文・タイトル・カテゴリ名)
- ✅ 改行や箇条書きが極端に崩れていない
- ✅ 画像が「表示される/されない」の傾向が分かる
- ✅ 公開状態(公開・下書き)が意図どおりになっている
カテゴリ・タグ・コメントの扱いをどうするか
インポート後に「思っていたのと違う…」が出やすいのがここです。
最初に方針を決めておくと、後でサイト構造が崩れません。
1) カテゴリ(先に“骨組み”を固める)
カテゴリはSEOでも回遊でも効くので、移行時に整理しすぎると迷子になります。
初心者向けのおすすめ
- いったん 現状のカテゴリをそのまま受け入れる
- 公開後に、上位記事から順に
カテゴリを統合・整理していく
特に記事数が多い場合、移行のタイミングでカテゴリを作り替えると
「内部リンク」「パンくず」「関連記事」まで影響して、手戻りが増えがちです。
2) タグ(“後から整える前提”がラク)
タグは、インポートで期待どおりに移らないケースもあります。
そのため、移行直後は次の考え方が現実的です。
- タグは 最初は気にしすぎない
- 重要記事(上位記事)から
タグを付け直す/タグ設計を作る
で十分
おすすめの割り切り
- カテゴリ=サイトの柱(必須)
- タグ=補助(後で育てる)
この順にすると、運用が安定します。
3) コメント(残す/捨てるの判断基準)
コメントは「残したい気持ち」が出やすい一方で、移行後の運用負担にもなります。
残すのが向いているケース
- コミュニティ性が高く、コメントが価値になっている
- 記事内容の補足としてコメントが役立っている
割り切って整理するケース
- 収益記事が中心で、コメント対応が負担になる
- スパム対策やモデレーションを増やしたくない
初心者は、まずは “コメントは閉じる(新規を受けない)” という中間案もおすすめです。
過去ログは残しつつ、運用コストだけ下げられます。
移行後に崩れやすい部分の整形(ここで品質が決まる)
インポートが終わった直後は「記事が入っただけ」の状態です。
ここから整形(修正)をどれだけ丁寧にやれるかで、読みやすさ・滞在時間・CV(クリック)・SEO評価が大きく変わります。
最初に方針だけ決めておくと、作業が破綻しません。
- 優先順位:アクセス上位/収益記事(レビュー・比較)→その他
- 整形の順番:文章崩れ → 画像 → 内部リンク・埋め込み → アフィリンク・計測
- 完璧主義を捨てる:まず「致命傷(崩壊・リンク切れ)」だけ潰し、細部は後でOK
はてな記法/装飾/囲み/引用の崩れを直す手順
はてな→WPで崩れやすいのは、だいたい次の4カテゴリです。
- 装飾:太字・色・マーカー・ボックス
- 構造:見出し階層、箇条書き、表
- 引用・コード:引用ブロック、コードブロック
- 独自パーツ:目次、ブログカード、吹き出し、埋め込みHTML
初心者でも迷いにくい「安全な直し方」を、手順でまとめます。
1)まず“直す対象”を絞る(重要)
いきなり全記事を直すとほぼ確実に息切れします。最初はこれでOKです。
- Search Console / GAで 上位20〜50記事 をリスト化
- 収益導線がある記事(比較・レビュー・ランキング)を追加
- 合計 30〜80記事 を「優先修正」にする
2)崩れパターンを分類して、直し方を固定する
記事ごとに毎回やり方を変えると遅くなるので、パターン別に“型”を作ります。
- 囲み枠が崩れている → WordPressの「グループ」「引用」「注釈」などに統一
- はてな独自の装飾が残っている → 削って読みやすく(装飾は最小限でOK)
- 見出しが太字扱いになっている → 見出しブロックに変換(h2/h3の階層を揃える)
- コードが文章扱いになっている → コードブロックへ移動(改行が命)
3)修正は「ブロックエディタのHTML表示」を使い分ける
おすすめはこの使い分けです。
- 見た目で直る:ブロックを入れ替える(囲み・引用・見出し・箇条書き)
- 見た目で直らない:該当部分だけHTMLで確認して最小修正
💡コツ:全体をHTML編集すると事故が増えます。崩れている部分だけ触るのが安全です。
4)“よく使う装飾”はテンプレ化して速度アップ
毎回同じ囲み・注意書き・手順ボックスを作るなら、
- 再利用ブロック(またはパターン)として保存
- 記事ごとに呼び出して文章だけ差し替え
これだけで、整形スピードが一気に上がります。
画像の移行:3つの選択肢(残す・移す・置換する)
画像は「表示の安定」「速度」「資産性」に直結します。
結論から言うと、初心者はハイブリッドが現実的です。
選択肢1:残す(はてな画像URLのまま)
向いているケース
- 低アクセス記事
- いずれリライトしない記事
- 画像が少なく、表示崩れがない
注意点
- 将来、画像URLの管理が二重になる
- 表示速度・安定性は環境次第
選択肢2:移す(WordPressメディアに集約)※おすすめ
向いているケース
- 上位記事(検索流入が多い)
- 収益記事(比較・レビュー)
- 今後伸ばす予定の記事
メリット
- 画像の管理が一元化でき、資産性が上がる
- alt(代替テキスト)も整えやすい
選択肢3:置換する(画像を新しく作り直す)
向いているケース
- 古いスクショ(UIが変わった)
- 解像度が低い、見づらい
- そもそも画像が内容と合っていない
メリット
- 記事品質が上がり、CV改善にも効きやすい
- SEOでも「分かりやすさ(ユーザー満足)」に寄与しやすい
画像URLを自前に寄せるときの考え方(置換・再アップロード)
画像をWordPress側に寄せる場合、作業が破綻しないように“手順”を固定します。
おすすめ手順(上位記事から)
- 記事を開き、画像の場所をざっと確認
- 画像を保存(必要ならファイル名を整理)
- WordPressのメディアにアップロード
- 記事内の画像を差し替え
- altを最低限入れる(画像が何を示すか一言でOK)
- 表示確認(PC/スマホ)
一括置換は最後にやる
検索置換(URLの一括置換)は便利ですが、初心者が事故りやすいです。
- ✅ 先に上位記事で“手作業の型”を確立
- ✅ バックアップが取れている状態で実行
- ✅ 置換対象が明確なときだけ(無差別にやらない)
内部リンク・カード・埋め込み(YouTube/SNS/リンクカード)調整
ここは「読者の回遊」と「収益導線」に直結します。
整形の中でも効果が出やすいので、上位記事から優先するとコスパが高いです。
1)内部リンク:まず“切れているリンク”を潰す
移行直後に起きがちなのは、
- 旧ドメイン(はてな)のままリンクしている
- 仮URL(テスト環境)のまま残っている
- 末尾スラッシュ違いなどで意図しないページへ飛ぶ
最短の直し方
- 上位記事から順に、本文内リンクをクリックしてチェック
- 壊れていたら、WordPress側の該当記事へ貼り直し
- 重要導線(比較→レビュー→申込み)の順で優先
2)リンクカード・ブログカード:WordPressの表示方式に統一
はてな時代のカード表現が崩れる場合は、次の方針が簡単です。
- まずは 通常リンクとして成立させる(見た目は後回しでもOK)
- 余裕が出たら、WordPress側のカード機能(テーマ機能等)に寄せる
3)YouTube・SNS埋め込み:ブロックで入れ直すのが速い
埋め込みが崩れる原因は、旧コードの仕様差が多いです。迷ったら、
- 旧HTMLを維持しようとせず、URLを貼って埋め込みブロックで再生成
- 表示されない場合は「カスタムHTML」ブロックに切り替え
確認ポイント
- スマホ表示で横はみ出ししていないか
- 埋め込みが重くて表示が遅くなっていないか(上位記事ほど重要)
アフィリエイトリンクの貼り直し・計測の再設定
移行で一番痛いのが、リンクはあるのに成果が発生しない状態です。
ここは“漏れなく確認する仕組み”を作るのが正解です。
1)まず棚卸し:どこにリンクがあるか把握する
初心者がやりやすい方法はこれです。
- 収益記事(比較・レビュー・ランキング)をリスト化
- 各記事で「リンクが多い場所」をメモ
例:ボタン、比較表、記事下CTA、本文中リンク
2)貼り直しの基本方針(事故を減らす)
- 旧ブログのリンクを“流用”するより、WordPress側で再貼り付けが安全
- 記事内にタグを直貼りしていた場合は、ブロックの種類(カスタムHTML等)に注意
最低限の確認チェック(記事ごとに)
- ✅ クリックして正しい遷移になる
- ✅ スマホでも押しやすい(ボタンが小さすぎない)
- ✅ 表示が崩れていない(表・ボタン・注釈)
- ✅ 必要なら
rel="sponsored"など属性が適切(テーマやプラグイン側の挙動も確認)
3)計測の再設定:移行後の“数字が取れる状態”に戻す
やることはシンプルで、次の順が安心です。
- GA(またはタグマネ)を設置
- Search Consoleで新環境の確認(サイトマップ送信)
- 成果に直結するイベント(クリック計測など)があるなら、最後に復旧
おすすめの動作確認
- 自分で1回クリックして、リアルタイム計測(またはデバッグ)で反映を見る
- 「動いてる確信」を持ってから、次の記事へ進む
SEO最重要:パーマリンク設計(旧URLを極力“再現”する)
パーマリンク(記事URL)は、移行の中でも特にSEO影響が大きい部分です。
一度公開して流入がついたURLを変えると、検索エンジンは「別ページ」として再評価しやすくなります。
だからこそ基本方針はシンプルで、
- できるだけ旧URLの型に寄せる
- 寄せられない部分は、301リダイレクトで確実に案内する
この2つをセットで考えるのが安全です。
旧URLの型を確認する(/entry/・日付・カスタムURL)
まずは「自分のはてなブログが、どのURL型なのか」を確定させます。
ここが曖昧なままWordPressの設定をすると、後で301設計が破綻しやすいです。
確認する場所は2つだけ
- ブログ全体の既定URL形式:はてなブログ管理画面の「設定」→「詳細設定」→「記事URL」
- 記事ごとの例外(カスタムURL):記事編集画面の「編集オプション」→「カスタムURL」
はてなブログでよくあるURL型(ざっくり)
- /entry/ + 日付 + 時刻の連番
例:/entry/2026/03/06/123456 - /entry/ + 日付 + タイトル(日本語含むことも)
例:/entry/2026/03/06/記事タイトル - ダイアリー風(区切りが少ない)
例:/entry/20260306/xxxxxxxxxx - カスタムURL(記事ごとに任意文字)
例:/entry/your-custom-slug
初心者向けの実務メモ
- 上位記事(検索流入が多い記事)を10本くらい開き、URLをコピペして並べるだけでもOKです。
→ 「/entry/があるか」「日付の区切り」「末尾が時刻か文字列か」が見えれば十分です。
WordPress側で近い形に寄せる(無理な場合の代替案)
WordPress側は「設定」→「パーマリンク」でURLの型を決められます。
ただし、はてなのURLを“100%同じ”にするのが難しいケースもあるため、再現できるところ/できないところを切り分けます。
まず押さえる前提
- WordPressのパーマリンクは「記事スラッグ(%postname%)」や「日付(%year%等)」を組み合わせて作ります。
- はてなの「時刻連番(HHMMSS)」のような“完全一致”は、WordPress標準だけでは再現が難しい場合があります。
旧URL型別:寄せ方の考え方(初心者向け)
1)/entry/ + 日付 + “タイトル系”に近い場合
- 目標:
/entry/YYYY/MM/DD/スラッグ/に寄せる - WordPress側の例:
/entry/%year%/%monthnum%/%day%/%postname%/ - コツ:記事スラッグ(%postname%)は、移行後に短めで意味が通る英数字にすると管理が楽です
(日本語スラッグも可能ですが、共有時に長く見えたり、%エンコード表示になったりすることがあります)
2)/entry/ + 日付 + “時刻連番”に近い場合
- 目標:見た目は近づけつつ、現実的な運用に落とす
- 選択肢は主に2つです。
A:できるだけ似せる(上級寄りだが最も近い)/entry/%year%/%monthnum%/%day%/%postname%/ にして、各記事のスラッグを連番(例:123456)に寄せる
→ ただし、インポート結果次第では手直しが増えるため、記事数が多いと現実的でないこともあります。
B:完全一致は捨てて、301で守る(初心者におすすめ)
WordPressは管理しやすい構造(例:/%postname%/)にして、旧URL → 新URLを301で確実に接続する
→ 作業の中心は「リダイレクト設計」になりますが、長期的には運用しやすいです。
3)ダイアリー風(/entry/YYYYMMDD/…)に近い場合
- WordPress側はカスタム構造で “日付を区切らない形” に寄せることは可能です。
ただし末尾(タイムスタンプ等)の完全一致は難しいことが多いです。 - ここも基本は、
近い形に寄せる + 足りない分は301で補う
の発想が安全です。
“代替案”として強いのは「段階移行」
初心者が失敗しにくいのは、次の順です。
- WordPress側のパーマリンクは「長く運用しやすい形」で固定
- 検索流入が多い記事だけ、旧URLから新URLへ確実に301
- 404(リンク切れ)が出た分だけ、301ルールを追加して塞ぐ
このやり方なら、最初から完璧な対応表を作らなくても、実害(リンク切れ)を潰しながら仕上げられます。
URLを変える判断基準(変えない方がいいケース/変えていいケース)
URL設計は「SEO」だけでなく「今後の運用のラクさ」にも効きます。
そこで、初心者でも判断しやすい基準をまとめます。
変えない方がいいケース(基本はこちら)
- すでに検索流入が安定している記事が多い
- 外部サイトからのリンク(被リンク)や、SNSで拡散された記事が多い
- 収益記事(比較・レビュー)が多く、URL変更で機会損失が出る
- 記事数が多く、全URLの再設計・検証に現実的な時間が取れない
この場合は、方針として
✅ 旧URLに寄せる努力をする
✅ 寄せきれない分は 301で守る
が最も堅実です。
変えていいケース(例外としてアリ)
- ほぼアクセスがない、または今後育てない記事が中心
- カテゴリや導線を根本から作り直して、メディア型に再構築したい
- 古い記事が多く、URLが読みにくい(意味のない文字列・重複スラッグ等)
- 移行を機に、「上位記事だけ残して整理」する戦略を取る
この場合でも、いきなり全部を変えるより
✅ 主要記事だけは丁寧に(URL・301・内部リンク)
✅ それ以外は段階的に
が安全です。
最後に:パーマリンク設計でやりがちなNG
- パーマリンクを決めずに大量インポート → 後からURLを変える(手戻りが最大化)
- 何度もURL構造を変更する(評価が安定しにくい)
- 旧URLの接続(301)を後回しにする(404が増えやすい)
結論:
パーマリンクは「先に固定」して、「再現できない差分は301で埋める」。これが移行SEOの基本形です。
独自ドメインの切り替え(DNS/ネームサーバー/SSL)
このパートは「はてなブログPro+独自ドメイン」など、自分のドメインを持っている人向けです。
独自ドメインの切り替えは、ざっくり言うと “行き先(サーバー)を変える住所変更”。
ここで慌てると、表示崩れや404よりも先に、「そもそも見えない」が起きます。
なので、切替は次の順でいきましょう。
- 切替前チェック(壊れていないか)
- DNS/ネームサーバー変更(反映中に起きることを理解)
- SSL(https)と混在コンテンツの仕上げ
切替前に必ず確認する項目(表示・ログイン・画像・404)
切替当日は、DNS反映の待ち時間が発生します。
その間に直すのはしんどいので、先に「最低限の動作確認」を終わらせておきます。
まずやること(失敗しない最小チェック)
以下は、チェックできたら✅を入れるだけでOKです。
- ✅ トップページが表示できる(スマホでも確認)
- ✅ WordPress管理画面にログインできる(ID/パスを控える)
- ✅ 記事ページが表示できる(上位3記事だけでOK)
- ✅ 画像が表示される(アイキャッチ+本文画像を1記事ずつ)
- ✅ 404が出ない(トップ→カテゴリ→記事の導線で確認)
- ✅ パーマリンク(URLの形)が“確定している”(あとから変えない)
切替直前にやると効く「2つの保険」✨
- バックアップを“復元できる形”で用意
「保存した」だけで安心せず、管理画面で復元手順が見える状態にしておくと強いです。 - 旧サイト(はてな)をすぐ消さない
切替直後は確認が必要なので、旧環境はしばらく残すのが安全です。
よくある見落とし(初心者が詰まりやすい)
- 管理画面URLを控えていない(切替後にログイン先が分からない)
- “http”でアクセスしたときだけ挙動が違う(あとで混在やリダイレクトが発生)
- 主要記事だけ画像が崩れている(上位記事から見ておくのが正解)
ネームサーバー変更→反映待ちの間に起こる現象
ここは「知ってるだけで焦りが半減」します。
反映待ちに起きる現象は、故障ではなく仕様のことが多いからです。
まず整理:変更は2タイプある
- ネームサーバー(NS)変更:ドメインの“案内所”ごと変える
- DNSレコード変更(A/AAAA/CNAMEなど):案内所は同じで“行き先だけ”変える
この違いで、反映の挙動が変わります。
反映待ちで起きる代表例(全部「あるある」)
- 👀 人によって表示が違う
ある人は旧サイト、ある人は新サイトが見える(混在状態) - 🔁 更新しても変わらない
端末・ブラウザ・回線側のキャッシュで、古い行き先が残ることがあります - 🧩 画像やCSSだけおかしい
旧データが残ったまま、新サイトのHTMLだけ見えている…などが起きがち - 🔐 httpsの警告が出たり消えたりする
切替直後はhttps周りの状態が揺れやすいです(後述)
“待つべき時間”の考え方(目安)
反映には幅があります。重要なのは「揺れるのが普通」と理解すること。
- DNSはTTL(キャッシュ時間)やISP側のキャッシュ状況で、反映が遅れることがあります
- ネームサーバー変更は、環境によって 数時間〜数日 かかることもあります
反映待ちでやるべきこと(やる順が大事)
焦って設定をいじる前に、次を順番に試すと切り分けが早いです。
- シークレットウィンドウで開く(ブラウザキャッシュの影響を減らす)
- スマホの4G/5G回線で開く(自宅Wi-FiとDNSが違うため、切り分けになる)
- 少し時間を置いて再確認(反映待ちの可能性が高い)
💡逆に、反映中に何度も設定を変えると「どれが正しい状態か」分からなくなりがちです。
SSL(https)と混在コンテンツの解消
ドメイン切替後は、最後に httpsを安定させる のがゴールです。
鍵マークが付かない、警告が出る、画像だけhttpのまま…は、移行直後によくあります。
1)まず確認:サイトURLがhttpsで統一されているか
WordPressには「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」があります。
ここがhttpのままだと、いくらSSLを入れても挙動が不安定になります。
- 管理画面に入れる場合:設定でURLがhttpsになっているか確認
- 管理画面に入れない場合:サーバー側・設定ファイルで復旧する手段があります(最終手段として覚えておくと安心)
2)混在コンテンツとは?(なぜ鍵が付かないの?)
httpsのページの中に、httpの画像・CSS・JS・埋め込みが混ざる状態です。
- 画像(http) → 画像だけ表示されない / 鍵が“完全”にならない
- スクリプトやiframe(http) → ブラウザがブロックして、機能が動かないこともあります
3)混在コンテンツの直し方(初心者向けの現実解)
いきなり全ページを完璧に直す必要はありません。効率がいい順でいきます。
優先度A:全体に効く修正(先にやる)
- WordPressのURL設定をhttpsに統一
- 可能なら、http→httpsへ自動転送(リダイレクト)を有効化
→ 「httpで来た人」が迷子になりにくくなります
優先度B:上位記事だけ直す(効果が出やすい)
- Search Console/アクセス上位の記事から、本文内の httpリンク を修正
- 画像URLがhttpなら、httpsに差し替え(または画像をWP側に移す)
優先度C:埋め込み・外部サービスを点検(残りやすい)
- YouTube / X / 広告タグ / ランキングパーツなどは、古いhttpコードが残りがちです
→ 迷ったら「公式の最新埋め込みコード」に貼り替えるのが早いです
4)最後の仕上げチェック(ここまで来れば安心)
- ✅ トップと上位3記事で鍵マークが安定している
- ✅ 画像が欠けない
- ✅ お問い合わせフォームなど重要機能が動く
- ✅ httpでもhttpsでも、最終的にhttpsへ集約される(運用がラク)
SEO資産を守る:301リダイレクトと正規化(canonical)
はてなブログ→WordPress移行でSEOを守る要点は、かなりシンプルです。
- URLが変わるなら 301リダイレクト で旧URLの評価を新URLへ引き継ぐ
- URLが増えたり重複したりするなら canonical(正規URL) で「本物のURL」を明確にする
この2つを押さえるだけで、移行後の「順位が戻らない」「インデックスがぐちゃぐちゃ」を避けやすくなります。
301が必要なケース/不要なケース
301(恒久的リダイレクト)は、検索エンジンに「このURLは引っ越しました」と伝える仕組みです。
必要かどうかは “旧URLが存在していたか” と “新URLが別になるか” で決まります。
301が必要なケース(移行で一番多い)
- はてなの記事URLと、WordPressの記事URLが 一致しない
- ドメインは同じでも、URL構造(例:
/entry/や日付の有無)が変わる - http→https、wwwあり→なし(または逆) の統一を行う
- カテゴリページのURLを変えた(スラッグ変更、階層変更など)
- 旧URLでアクセスがあり、今後も内容を引き継ぐ(同等のページが新URLにある)
✅ 基本は「旧URLで人が来る可能性があるなら、301で案内する」です。
301が不要(または別対応が適切)なケース
- 旧URLと新URLが 完全に同じ(URLが変わらない)
→ 当然、301は不要です。 - テスト環境(仮ドメイン)を閉じるだけで、検索に出さない運用だった
→ そもそもインデックスされない設計が前提なら、301に頼らない方が安全です。 - 旧記事を 完全に削除 し、代替ページも作らない
→ この場合は 301ではなく 404/410 の考え方が合うことがあります(無理にトップへ飛ばすと不自然になりやすい)。 - 旧記事と内容が大きく変わり、別テーマの記事になる
→ 近いページへ飛ばすより、整理(統合記事を作る等)を検討した方が安定しやすいです。
💡初心者がよくやるNG
- 「全部トップに301」→ ユーザー体験が悪くなりやすく、評価も不安定になりがち
- 「とりあえず302」→ 一時転送扱いで、移行用途に合いません(基本は301)
旧URL→新URLの対応表を作る(考え方と作り方)
対応表は、移行の“設計図”です。
完璧を目指すより、重要ページから確実にが正解です。
作り方のおすすめ手順(破綻しない進め方)
- 優先度A(上位記事) を先に集める
- 検索流入が多い記事(GA/サチコ上位)
- 収益記事(レビュー・比較・ランキング)
- 被リンクがありそうな記事
- 旧URLをコピーして一覧化(30〜100件でOK)
- WordPress側で確定した新URLを並べる
- まずは 優先度Aだけ 301を実装
- 公開後は、404(リンク切れ)を見ながら追加で埋める(段階方式)
対応表テンプレ(これだけで進められます)
| 優先度 | 旧URL | 新URL | ページ種別 | 301の方法 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | (コピペ) | (コピペ) | 記事/固定/カテゴリ | ルール/個別 | 旧URLの型など |
| B | |||||
| C |
ポイント
- 最初から全記事を埋めない(時間が溶けます)
- “ページ種別”を書いておくと、あとで正規表現ルールが作りやすくなります
- 旧URLの「型」が揃っているほど、後述の“ルール化”が効きます
実装方法:プラグイン方式 vs .htaccess方式
301の実装は、大きく2つに分かれます。
結論は「初心者はプラグインで管理、安定後にサーバー側へ寄せる」が失敗しにくいです。
プラグイン方式(初心者向け)
メリット
- 管理画面で追加・修正できる(復旧が早い)
- ログ(何がどれだけリダイレクトされたか)を見られることが多い
- ルールを試しやすい
デメリット
- プラグインが増える(相性や負荷がゼロではない)
- 設定ミスでループしても気づきにくいことがある(テスト必須)
.htaccess方式(Apache系サーバーでよく使う)
メリット
- サーバー側で高速・安定しやすい
- WordPressが動く前に転送できる(移行直後の保険になる)
デメリット
- 1文字ミスでサイトがエラーになることがある(バックアップ必須)
- ルール設計が難しい(特に大量URL)
もしサーバーがNginx系の場合は .htaccess が使えないことがあります。
その場合は管理画面(プラグイン)か、サーバー側設定(Nginx設定)で対応します。
最低限の安全ルール(どちらでも共通)
- 実装前にバックアップ
- まず上位ページだけでテスト
- リダイレクトチェーン(A→B→C) を作らない(A→Cの一発に)
- ループ(A→A) を必ず避ける
- 「旧URLが存在しないのに301を作る」より、まずは404を観測してから追加
大量記事でも破綻しにくいルール設計(正規表現の発想)
大量記事を“個別登録”すると、どこかで必ず破綻します。
そこで効くのが 「URLの型を見つけて、まとめて転送する」 という発想です。
1)まず「旧URLの型」を3〜5本見てパターン化
例(イメージ)
- 旧:
/entry/2026/03/06/slug - 旧:
/entry/2026/03/07/slug
→/entry/YYYY/MM/DD/slug型
ここまで分かれば、ルールでまとめやすくなります。
2)ルール化の基本は「共通部分を残して、可変部分だけ拾う」
正規表現が苦手でも、考え方はこれだけです。
- 固定:
/entry/の部分は毎回同じ - 可変:年/月/日/スラッグは記事ごとに違う
→ 可変を “まとめて受け取る” のが正規表現
3)ルール例(考え方のサンプル)
※環境により記法が違うので、ここでは「発想」を掴むための例です。
# 旧 /entry/年/月/日/スラッグ → 新 /年/月/日/スラッグ
RewriteRule ^entry/([0-9]{4})/([0-9]{2})/([0-9]{2})/(.+)$ /$1/$2/$3/$4 [R=301,L]
ルール設計で事故を減らすコツ
- まずは「限定的に当たる」ルールから(当たりすぎが一番危険)
- 1本入れたら必ずテスト(上位記事3本+適当な記事2本)
- URL末尾のスラッシュ有無を統一(どちらでも最終的に1つへ集約)
canonical・サイトマップ・パンくずなど“重複判定”を避ける設定
移行後に検索評価が不安定になる原因のひとつが「重複・類似ページの増殖」です。
WordPressは便利な反面、設定次第で“似たページ”が増えやすいので、正規化を早めに固めます。
1)canonical(正規URL)で「代表ページ」を宣言する
次のような状態があると、検索エンジンが迷います。
- httpとhttpsが両方アクセスできる
- wwwあり/なしが両方生きている
- 同じ記事に複数のURLで到達できる(末尾スラッシュ違い、パラメータ付き等)
対策の基本
- 表示の入口を1つに統一(301で集約)
- canonicalは“その1つ”を指すようにする
2)サイトマップは「正規URLだけ」を出す
サイトマップに混ざると、クロールが無駄撃ちになりやすいです。
- canonicalに合わせたURLが載っているか
- 旧URLやテストURLが混ざっていないか
- タグ・日付アーカイブなど、薄いページを無理に増やしていないか
3)パンくずは「サイト構造の宣言」
パンくずはユーザーの回遊だけでなく、検索エンジンに構造を伝えます。
- カテゴリの階層はシンプルに(増やしすぎない)
- 1記事の所属カテゴリをブレさせない(主要カテゴリを決める)
- 移行でカテゴリを再設計したなら、パンくずもそれに合わせて整える
4)重複しやすい“アーカイブ系”の扱いを決める
WordPressは放っておくと、次が増えがちです。
- タグ一覧
- 日付アーカイブ
- 投稿者アーカイブ
- 検索結果ページ
判断の目安
- 「ユーザーが探しやすく、内容が十分ある」→ 残す(インデックス可)
- 「薄い/似たページが大量にできる」→ noindex等で整理(SEOプラグイン等の設定で行うことが多い)
Search Console・GAの移行(順位下落を検知できる状態にする)
移行後に一番怖いのは「順位が落ちたのか、計測が壊れただけなのか分からない」状態です。
そこで、Search Console(サチコ)とGAを先に整えて、異常を早期発見できる状態を作ります。
サチコ:新プロパティ追加/サイトマップ送信/エラー監視
1)まず結論:やるべきは「プロパティ」と「所有権の確認」
移行パターン別に、最短ルートはこうです。
- 独自ドメインをそのまま使う(はてなPro→WP)
→ 原則、同じプロパティを使い続けられます。
ただし、所有権の確認方法が「HTMLタグ」だった場合は、はてな側に置いていたタグが消えるので、WordPress側で再設定が必要になりがちです。 - ドメインが変わる(はてな無料サブドメイン→新ドメイン)
→ 新しいプロパティを追加して、必要なら「住所変更(サイト移転)」の扱いも検討します(※これは“ドメイン移転”のときだけ)。
初心者におすすめの所有権確認
可能なら、今後の移行にも強い DNS(TXT)での確認が安心です(テーマ変更やCMS移行でも外れにくい)。
2)サイトマップ送信:インデックスの土台を作る
WordPress側でサイトマップURLが確定したら、サチコで送信します。
送信前のチェック(ここが抜けると遠回り)
- サイトマップURLを開いて、表示できる(エラーにならない)
- httpsで統一されている(httpのまま混ざっていると後でややこしい)
- テスト環境のURLが混ざっていない(仮ドメインなど)
送信後に見るポイント
- 「送信はできた」だけでは弱いので、
“読み取り成功”になっているか、エラーが出ていないかを確認します。
3)エラー監視:見るべきレポートを絞る(初心者向け)
移行直後は、全部見ると疲れます。まずはこれだけでOKです。
- ページのインデックス(旧:カバレッジ)
404、リダイレクト、重複(正規URLの選択)など、移行のダメージが出やすい場所です。 - URL検査(ライブテスト)
上位記事やトップページを数本だけ選び、
「Googleが見に来たときに問題なく取得できるか」を確認します。 - サイトマップ
送信したサイトマップが処理されているか、エラーがないかを確認します。 - クロール統計
切替直後に「サーバーが重い」「5xxが出ている」などを見抜くのに役立ちます。 - (該当するなら)HTTPSレポート
httpsの品質が落ちていないか、混在や設定ミスの早期発見に使えます。
移行直後にありがちな“異常のサイン”
- 404が急増(301不足・内部リンク切れ)
- 「見つかりましたが未登録」が増え続ける(サイト構造・クロール導線の問題が多い)
- 正規URLが意図と違う(canonicalやリダイレクトの整合性が崩れている)
GA:計測IDの付け替えとイベントの確認
1)まず結論:GA4は「同じ計測IDで継続」が基本
はてなでGA4を入れていたなら、移行後は 同じ計測ID(G-から始まるID) をWordPressに入れ直すのが基本です。
これで「移行前後の比較」がしやすく、データが途切れにくいです。
※ドメインが変わる場合でも、運用方針によっては同じプロパティを使い続けられます。ただし、後で混乱しないように「データストリーム(サイトの登録先)」のURLや扱いは整理しておくのがおすすめです。
2)設置方法は3択(初心者は“管理しやすさ”で決める)
- GTM(タグマネ)で管理
今後イベント計測を増やすなら強い。 - WordPressの公式/定番プラグインで設置
初心者が最短で安定させやすい。 - テーマ or ヘッダー挿入で直接設置
シンプルだが、設定場所を忘れると見失いがち。
大事なのは「どこに入れたか」をメモして、二重計測を防ぐことです。
3)イベント確認:移行後は“最低限の動作確認”だけでOK
移行直後は、まず 「計測が生きている」 を確認します。
最短チェック(5分)
- GAのリアルタイムでアクセスが入るか確認
- クリックやスクロールなど、最低限のイベントが来ているか確認
- もしイベントを作り込んでいるなら、DebugViewで意図どおり発火しているか確認
移行で壊れやすいイベント(要注意)
- クリック計測(ボタンのCSSクラスやDOM構造が変わると死にやすい)
- フォーム送信(サンクスページ方式→イベント方式などで仕様が変わる)
- アフィリエイト導線(リンクの構造が変わるとトリガー条件がズレる)
💡コツ:最初は「主要なCV導線(申込ボタン等)」だけ確認し、細かいイベントは後回しでOKです。
インデックスの様子を見るチェック指標(何日単位で見るか)
移行後は、“毎日がっつり見る”より、見る項目と頻度を固定した方が安定します。
理由は、サチコもGAも反映にタイムラグがあり、短期の上下に振り回されやすいからです。
1)最初の2週間は「技術指標>順位」の順で見る
順位(平均掲載順位)は揺れます。最初は次を優先してください。
- 404 / リダイレクト / サーバーエラーが増えていないか
- 正規URL(canonical)が意図どおりか
- サイトマップが正常に処理されているか
- 主要ページがインデックス可能か(URL検査のライブテストで確認)
2)チェック頻度のおすすめ(初心者向け)
| 期間 | チェック頻度 | 見るもの(優先順) | 目安のアクション |
|---|---|---|---|
| 0〜3日 | 毎日(短時間) | 404/5xx、サイトマップ、主要ページのURL検査、GAリアルタイム | “致命傷”を即修正(301不足・表示不具合) |
| 4〜14日 | 2〜3日に1回 | インデックス状況、正規URLのズレ、クロール統計、GAイベント | 404を潰し、主要記事から整形・内部リンク修正 |
| 15〜30日 | 週1回 | 検索パフォーマンス(表示回数/クリック/CTR)、インデックス総数の推移 | 伸びる記事のリライト・導線改善へ移行 |
3)“正常な揺れ”と“危険な揺れ”の見分け方
正常な揺れ(よくある)
- 表示回数や順位が上下しながら、徐々に落ち着く
- インデックス数が増減しつつ整う(重複整理が進む)
危険な揺れ(早めに手を打つ)
- 404が増え続ける
- 主要記事がインデックス不可になっている(noindex、robots、取得不可など)
- 正規URLが別ページ扱いになり続ける(canonical/301の不整合)
- GAが途切れる(タグの外れ、二重計測、イベント消失)
移行後チェックリスト(公開前・公開直後・1〜4週後)
移行後は「全部を一気に完璧」にするより、時期ごとに“見るべきもの”を固定した方が失敗しません。
ここでは、初心者でも回せるように 公開前 → 公開直後 → 1〜4週後 の順で、優先度つきチェックに落とし込みます。
表示崩れ・404・画像切れ・内部リンク切れの総点検
公開前(いったん公開しても致命傷が出ない状態にする)
✅ 優先度高(必須)
- 表示確認(最低限でOK)
- トップ / カテゴリ / 上位記事3本 / 収益記事3本
- ログイン確認
- 管理画面に入れる(ブックマーク+ID/パス控え)
- 画像の“代表サンプル”確認
- アイキャッチ1枚+本文画像が多い記事1本
- 内部リンクの導線チェック
- まとめ記事 → 比較記事 → レビュー記事(自分の想定導線でクリックして辿れるか)
- 404の事前潰し(最短ルート)
- メニュー・サイドバー・フッターのリンクを全部クリックして死んでないか
⚠️ よくある見落とし
- テスト環境URL(仮ドメイン/仮URL)が本文内に残っている
- 旧はてなURLへの内部リンクが残っている
- 画像だけ別ドメイン参照で、特定記事だけ崩れる
公開直後(0〜3日:壊れている箇所を“即”ふさぐ)
✅ 優先度高(毎日10分でOK)
- 404の発生源を特定して対処
- 旧URL→新URLへ 301を追加(上位ページから)
- そもそも消したページなら、無理にトップへ飛ばさず整理(必要なら統合記事へ)
- 画像切れのパターン把握
- 「特定ドメインの画像だけ切れる」「https混在だけ切れる」など、傾向を掴む
- 内部リンクの“重要導線”だけ先に修復
- 収益導線(申込ボタン・比較表)に繋がるリンクを最優先
💡コツ
- “全部の404を即ゼロ”は狙わなくてOKです。
まずは 上位記事・収益記事の404をゼロにすると、被害が最小になります。
1〜4週後(安定化:漏れを埋めて品質を整える)
✅ 優先度高(週1〜2回)
- 404の“残党狩り”
- Search Consoleの「ページのインデックス」で Not found(404)を見て、対応が必要なものだけ処理
- 画像の方針を確定
- 上位記事は WordPressメディアへ移す(または差し替え)
- 低優先記事は、当面そのままでもOK(ただし将来の方針は決めておく)
- 内部リンクの再設計(伸びる形に寄せる)
- 上位記事同士をつなぐ(関連・比較・手順の導線)
- カテゴリの役割を揃える(カテゴリが“迷子”だと回遊が落ちます)
速度・モバイル表示・構造化データの確認
公開前(点数より“事故防止”)
✅ 優先度高
- モバイル表示(スマホで3ページだけ確認)
- 見出しが詰まっていないか
- 表が横にはみ出していないか
- ボタンが押しにくくないか
- 速度は「重い原因が分かる状態」にする
- まずはPageSpeed InsightsやLighthouseで 上位記事1本だけ計測し、重い要因を確認
(最初から全ページ計測しない)
- まずはPageSpeed InsightsやLighthouseで 上位記事1本だけ計測し、重い要因を確認
⚠️ ありがちトラブル
- 画像が重すぎてモバイルで崩れる(特に古いスクショ)
- 表や比較表がスマホで横スクロール地獄になる
公開直後(0〜3日:サーバー負荷と体感を守る)
✅ 優先度高
- 「体感が重い」ページを優先して対策
- アイキャッチが巨大 → 圧縮 or 適正サイズへ
- 埋め込み(SNS/動画)が多い → 上位記事だけ軽量化を検討
- キャッシュ系は“触りすぎない”
- 速度改善プラグインを増やしすぎると、表示崩れや不具合の原因になります
→ 導入するなら1つに絞り、変えたら必ず表示確認
- 速度改善プラグインを増やしすぎると、表示崩れや不具合の原因になります
1〜4週後(ここでSEOの伸びやすさが変わる)
✅ 優先度高
- コア指標の見方を固定(点数ゲームにしない)
- 目安として LCP / INP / CLS の改善に寄せる(「どこが遅いか」「どこで引っかかるか」)
- 構造化データは「必要なものだけ」確認
- ブログ全体で必須:パンくず(テーマが対応していれば自動のことも多い)
- 該当するなら:FAQ、レビュー、商品情報など(“記事内容に合うものだけ”)
- Rich Results Testで、主要ページを数本だけテスト
- エラーがあるか
- 必須項目が不足していないか
※ここも全ページは不要。まずは 上位記事・収益記事 だけでOKです。
主要記事から優先的にリライト(順位回復を早める)
移行後のリライトは「文章を全部書き直す」ではなく、戻すべきところを戻し、伸びる形に整える作業です。
公開前(リライトの“対象”を決める)
✅ 優先度高
- リライト対象を3つに分類(これだけで迷わない)
- 最優先:収益記事(比較・レビュー・申込導線がある)
- 優先:検索流入が多い記事(上位10〜30)
- 後回し:日記系・伸ばさない記事
公開直後(0〜3日:戻すリライト)
✅ 優先度高(最優先は“損失を止める”)
- 収益記事だけ先にチェックして修正
- 比較表が崩れていないか
- ボタン・リンクが正しく遷移するか
- 注意書きや免責が欠けていないか
- 検索意図に直結する箇所が欠けていないか
- 「結論」「手順」「注意点」「料金/条件(必要な場合)」が落ちていないか
💡コツ
- この段階は“加点”より“減点の回避”が効きます。
崩れ・リンク・見出し階層を戻すだけで、回復が早まることが多いです。
1〜4週後(伸ばすリライト:検索意図と導線を磨く)
✅ 優先度高
- 伸びる記事から順に「上書き」する
- 旧情報の更新(スクショ・手順・仕様)
- 競合と比べて薄い部分の補強(FAQ・比較軸・失敗例など)
- 内部リンクを“戦略的に”張り直す
- 入口記事 → 比較記事 → レビュー記事 → 申込導線(この流れを強化)
- タイトル・見出しの微調整(やりすぎない)
- 検索意図に合う語句を補強しつつ、煽りすぎない
- 1記事に詰め込みすぎず、関連記事へ逃がす
✅ リライトの進捗目安(初心者向け)
- 1週目:収益記事(上位5〜10本)
- 2週目:流入が多い記事(上位10〜30本)
- 3〜4週目:回遊を増やす内部リンク整理+不足記事の追加
旧はてなブログをどうする?(残す/非公開/告知の最適解)
移行が終わったあとに意外と迷うのが、「旧はてなブログをどう扱うか」です。
結論から言うと、最適解は “目的”で決まります。
- SEO資産を守りたい → 旧URLの役割(誘導・案内)を残す
- 読者を迷わせたくない → 告知記事+導線を整える
- 管理コストを減らしたい → しばらく様子見してから整理
ここでは、初心者でも判断しやすいように「残す/非公開/告知」の考え方をまとめます。
読者向けの案内記事(引っ越し告知テンプレ)
旧ブログに残すべき最重要コンテンツは、たった1本の 案内記事(引っ越し告知) です。
これがあるだけで、読者にも検索エンジンにも「移転した」ことが伝わりやすくなります。
1)告知記事に入れるべき内容(これだけでOK)
文章を盛りすぎる必要はありません。必要な要素は次の5つです。
- 移転した事実(いつから新ブログに移ったか)
- 新ブログのURL(1つに絞って載せる)
- 新ブログで読んでほしい理由(内容が最新/読みやすい等)
- よく読まれる記事へのリンク(入口を用意)
- 問い合わせ先(必要なら)
💡ポイント
- 旧ブログの記事をすべて書き換える必要はありません。
まずは 告知記事1本+サイドバー(または上部)に新URL だけで十分効果があります。
2)引っ越し告知テンプレ(コピペして調整OK)
※本文用テンプレです(見出しに太字・絵文字を使わない条件に合わせてあります)。
【テンプレ】
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログは、内容を最新の状態でお届けするため、運営サイトをWordPressへ移転しました。
新しいブログはこちらです。
新ブログURL:〇〇〇〇(新サイトのURL)
今後の記事更新は、原則として新ブログで行います。
旧ブログの記事も一部残しますが、最新情報は新ブログをご覧ください。
よく読まれている記事(新ブログ)
・(新ブログの主要記事リンク)
・(新ブログの主要記事リンク)
・(新ブログの主要記事リンク)
お問い合わせがある場合は、こちらからお願いします。
・(問い合わせページ or メール)
3)告知記事を“機能する状態”にする配置(初心者向け)
告知記事は書くだけでは弱いので、旧ブログ内で目立たせます。
- ✅ 旧ブログのトップで見える位置に固定(可能なら)
- ✅ サイドバーやプロフィール欄に 新ブログURL を常設
- ✅ 旧ブログ内の人気記事に、可能なら「移転案内」を追記(上位5本だけでOK)
4)旧ブログに“残しすぎ”ないための注意点
旧ブログに情報を残しすぎると、新ブログに読者が移りにくくなります。
- 旧ブログは「案内所」と割り切る
- 旧ブログで更新を再開しない(情報が分散する)
- “最新はこちら”を明確にする(迷わせない)
アカウント・フォト管理を残すべきケース
旧はてなブログを「残すかどうか」は、次の2軸で判断すると迷いません。
- 読者導線(案内所として価値があるか)
- データ管理(はてな側に残っている資産があるか)
1)残すべきケース(当面は維持が無難)
次に当てはまるなら、すぐに削除・解約しない方が安全です。
- 旧ブログの記事が検索結果に多く残っている(旧URLからの流入がまだある)
- 他サイトからのリンク(被リンク)が多い記事がある
- SNSで過去に拡散した記事が多い(ブックマークやシェアが残っている)
- 画像が旧ブログ参照のまま残っている(移行が終わっていない)
- 移行後の不具合対応がまだ終わっていない(404・混在・計測など)
- はてな側のプロフィール・読者機能など、コミュニティ導線がまだ意味を持つ
💡初心者向けの目安
- 少なくとも 移行後1〜3か月 は残しておくと安心です。
(旧URLの評価移行や、読者の移動に時間がかかるため)
2)フォト(画像)をはてなに残すべきケース
画像の扱いは特に重要です。次のような場合は、旧環境を急いで消さない方が安全です。
- WordPress側に画像を移し切っていない
- 記事内で、はてなの画像URLを参照している記事が多い
- 旧画像がないと記事の意味が崩れる(手順記事・レビュー記事など)
✅ 対応方針のおすすめ
- 上位記事から順に画像をWordPressへ移す
- 全部終わるまでは、旧フォト/旧ブログを残す
3)非公開(または更新停止)にするのが向くケース
逆に、次の条件なら整理を進めても問題が出にくいです。
- 旧ブログのアクセスがほとんどない
- 旧記事を今後育てない(役目が終わっている)
- 旧情報が多く、残すと誤解を招く(古い料金・仕様など)
ただし、非公開にする場合でも、読者の迷子を防ぐために
- 告知記事だけ残す
- 新ブログURLへの導線を残す
このどちらかは確保しておくのがおすすめです。
サイト引っ越し屋さん公式サイトよくあるトラブル集(原因→対処を最短で)
移行トラブルは「原因が複数重なっている」ことが多いので、最短で直すコツは順番を固定することです。
- ① まず 症状を1ページで再現(トップではなく記事URLで)
- ② 次に HTTPステータスを確認(200 / 301 / 404 / 5xx)
- ③ その上で 原因の当たりを付けて一点突破(一度に全部いじらない)
下の各トラブルでは、よくある原因 → すぐ効く対処の順にまとめます。
インポートで止まる/文字化けする/一部だけ欠ける
よくある原因
- MTファイルが大きすぎる(アップロード上限・処理時間の上限に引っかかる)
- サーバー側の制限(
max_execution_timeやmemory_limitなど) - 途中で処理が落ちる(タイムアウト、WAF・セキュリティがブロック)
- 文字コードの問題(UTF-8以外、UTF-8でもBOM付きなど)
- インポートが完了していないのに「終わったように見える」(一部だけ登録)
最短で効く対処(止まる・欠ける系)
- MTファイルを分割して再インポート
- いきなり全量ではなく、まずは小さめで成功パターンを作ります。
- サーバーの上限を調整(できる範囲で)
- 実務的には 処理時間とメモリがボトルネックになりやすいです。
- “10記事テスト” → “本番” の順にする
- テストで崩れ方が分かると、本番での手戻りが激減します。
- インポートの結果を数で確認する
- はてな側の記事数と、WordPress側の投稿数が大きくズレていないかチェック。
文字化けの最短対処
- MTファイルが UTF-8 になっているか確認
- 文字化けが「本文だけ」「カテゴリ名だけ」など、発生箇所を分けて見る
- WordPress側のデータベースが utf8mb4 系で運用されているか(絵文字・特殊文字で崩れやすい)
一部だけ欠けるときの確認ポイント
- 「下書き」「限定公開」など、公開状態の違いで見落としていないか
- 予約投稿を多用していた場合、取り込み後に 日時や状態が想定とズレていないか
- 途中で止まっている場合、同じファイルを何度も入れると重複が起きることがあるため、
分割+段階投入に切り替えるのが安全です。
画像が表示されない(URL・権限・https混在)
よくある原因
- 画像URLが はてな側のままで、参照に失敗している(環境・制限・URL変更)
- https混在(httpsページ内にhttp画像が混ざり、ブラウザがブロック)
- WordPressの
wp-content/uploadsの 権限・所有者が崩れている - 画像はあるが パスが変わっている(移行時の置換・差し替えミス)
- 画像の縮小版だけがない(サムネイル生成の不整合)
最短で切り分ける手順
- 画像が出ないページを開き、画像のURLだけを別タブで開く
- ここで表示できないなら、原因は「画像の所在・URL」に寄っています。
- URLが
http://なら、まず https化が必要(混在の可能性) - 画像がWordPress内にあるはずなら、管理画面で
- メディアに存在するか
- アップロードできるか(権限が死んでないか)
を確認します。
最短で直す(頻出パターン別)
- 混在コンテンツが原因
→ まずサイト全体を httpsに統一し、本文内のhttp参照を上位記事から修正 - はてな画像参照が残っている
→ 上位記事から「移す or 差し替える」を決め、順番にWordPress側へ寄せる - 権限の問題
→ サーバー側で uploads の権限・所有者を確認(突然の画像アップ不可も同根)
💡コツ:最初から全記事の画像を完璧にしようとせず、
上位記事(流入・収益)だけを先に“完全表示”へ寄せると、成果への影響が大きいです。
パーマリンクが一致しない/301がループする
よくある原因
- インポート後に パーマリンク設定を変更してしまった
http ↔ https、wwwあり ↔ なし、末尾スラッシュの違いが混在している- リダイレクトの二重管理(プラグイン+
.htaccess+CDN など) - 正規表現ルールが広すぎて、意図しないURLまで転送している
- canonical(正規URL)と301の方向が食い違っている
最短で切り分ける手順(迷ったらこれ)
- 「正解のURL」を1つ決める
- 例:
https、wwwなし、末尾スラッシュあり、など
- 例:
- 旧URLを開いたときに、1回の301で正解URLに着地するか確認
- 2回以上転送されるなら、どこかで二重化しています。
- 一時的に、リダイレクト関連のプラグインを止めて挙動を見る
- 原因が
.htaccess側か、プラグイン側かを切り分けできます。
- 原因が
301ループ(ERR_TOO_MANY_REDIRECTS)を最短で止める
- 重複している転送ルールを1つに絞る
- “同じ目的の転送”を複数箇所でやるとループの温床になります。
- WordPressの「WordPressアドレス」「サイトアドレス」が想定どおりか確認
- ここがズレていると、直しても直しても戻ることがあります。
- キャッシュをクリアして再確認
- ブラウザキャッシュ、CDNキャッシュ、サーバーキャッシュの順で疑います。
順位が落ちた(見るべき指標と打ち手の優先順位)
移行直後の順位変動は珍しくありません。問題は、落ち方が“正常な揺れ”か“事故”かです。
そこで「指標→対処」を優先順位で固定します。
まず見るべき指標(優先順位)
優先1:インデックスと取得の異常
- インデックス不可(noindex、robots、取得不可)
- 404/5xxの急増
- 正規URLのズレ(意図しないURLが正規扱い)
優先2:リダイレクトの品質
- 旧URL→新URLが301でつながっているか(上位ページから)
- チェーン(A→B→C)になっていないか
優先3:サイトマップ・内部リンク
- サイトマップが読み取れているか
- 上位記事への内部リンク導線が壊れていないか
優先4:コンテンツの変化
- 見出し構造・本文・タイトルが大きく変わっていないか
- 表や比較要素が崩れて「読めない状態」になっていないか
打ち手の優先順位(最短で回復を狙う)
- 404を潰す(上位記事優先)
- 旧URLにアクセスがあるのに404なら、回復が遅れやすいです。
- canonical・https・wwwを統一
- “同じ内容が複数URLで存在”すると評価が割れやすいです。
- 上位記事だけ整形+導線修復
- 画像切れ・表崩れ・リンク切れを直すだけで戻るケースが多いです。
- その後にリライト(追い込み)
- 移行直後は“大改造”より、まず“元の強さに戻す”が近道です。
見る頻度の目安(初心者向け)
- 公開〜3日:毎日(404/5xx/主要ページの取得可否)
- 1〜2週:2〜3日に1回(インデックス状況・正規URL・サイトマップ)
- 3〜4週:週1回(検索パフォーマンスの推移と改善対象の選定)
FAQ:移行前に不安が多いところだけ先回り回答
無料版(サブドメイン)からでも可能? 現実的なやり方は?
可能です。ただし、無料版(例:○○.hatenablog.com)は “SEOを引き継ぐ王道手段(301リダイレクト)”が取りにくい ため、現実的には次の2ルートに分かれます。
ルートA:SEOをなるべく守りたい(おすすめ)
一時的にProへ移行 → 独自ドメイン運用 → その独自ドメインのままWordPressへ の順で進めます。
- 独自ドメインを軸にすると、移行後も「サイトの住所」がブレにくい
- 301や正規化も設計しやすい
- 結果として「立て直し」ではなく「引っ越し」になりやすい
ざっくり手順
- はてなブログをProにして独自ドメインを設定
- URL構造・記事の棚卸しを済ませる
- WordPress側を完成に近い状態まで作る
- 独自ドメインの向き先をWordPressへ切り替える
- 必要に応じて旧URL→新URLの301を整備
ルートB:無料版のまま移行する(“新規サイトとして再構築”寄り)
無料版のままでも記事データは持っていけますが、基本は 新ドメインのWordPressへ移し替えて育て直す 形になります。
現実的にやること
- 旧はてな側:移転告知記事を作り、新ブログへのリンクを目立つ位置に固定
- 新WordPress側:上位記事から整形・内部リンク再構築・最新化
- 旧記事は「案内所」と割り切り、更新は新サイトへ一本化
補足(期待値の置き方)
- 301で“評価を移す”のではなく、読者導線とコンテンツ改善で“取り戻す”発想が合います
- 伸びやすいのは、比較・レビュー・手順など「検索意図が明確な記事」からです
記事数が多いけど、どこから手をつけるべき?
記事数が多いほど、最初に 優先順位を固定しないと破綻します。
結論:「全部やる」ではなく「収益・流入に直結するところから」 が正解です。
迷わない優先順位(この順でOK)
- 収益記事(比較・レビュー・ランキング・申し込み導線がある)
- 検索流入の多い記事(上位10〜50本)
- 被リンクやSNS拡散がある記事(外から来る入口)
- その他(思い出記事・今後伸ばさない記事)
作業を3段階に分けると早い
- 第1段階:移行を“完了”させる(最短)
記事を入れる/最低限表示できる/重大な404を止める - 第2段階:主要記事だけ“品質を戻す”
表示崩れ・画像・内部リンク・アフィリンクを直す - 第3段階:全体を“伸びる形に整える”
内部リンク再設計、カテゴリ整理、リライト
大規模でも折れないコツ
- まず「上位20本」を完璧にする(ここが戻れば被害が小さい)
- 残りは “最低限の体裁” → “後で改善” の二段構えにする
- 一括置換や大量のURL変更は、成功パターンができてから(先にやるほど事故りやすい)
アドセンスはどうなる? 審査や設定はやり直し?
ポイントは 「ドメインが変わるかどうか」 です。
ドメインが変わらない場合(独自ドメインをそのまま使う)
基本的には、広告コードや設定をWordPress側へ移せば継続できます。ただし移行直後は次をチェックしてください。
- 広告コードの設置場所(二重計測・二重広告を防ぐ)
- ads.txt の設置(サイトのルートで配信できる状態)
- 表示が出ないときは、まず「https混在」や「キャッシュ」を疑う
ドメインが変わる場合(新しい独自ドメインに移す)
新ドメインは、AdSense側で “新しいサイトとして追加・確認(レビュー)” が必要になることが一般的です。
最短の進め方(やる順)
- AdSenseの「サイト」へ新ドメインを追加
- 所有確認(コード/ads.txt/メタタグ等の方法)
- レビュー(審査)をリクエスト
- ステータスが「Ready」になるのを待って配信開始
注意点
- 反映には幅があり、短期間で終わることもあれば時間がかかることもあります
- 旧サイトの広告が動いていても、新サイトは別扱いになることがあります
移行タイミングはいつが良い?
移行は「技術作業」なので、タイミングの最適解は “あなたが監視できる時期” です。
初心者ほど、ここを間違えるとしんどくなります。
おすすめの条件(優先度順)
- 移行後 1〜2週間、毎日10〜15分でもチェックできる
- 仕事や予定が詰まりすぎていない(不具合対応ができる)
- 大型リライトや大規模デザイン変更と同時にやらない(混乱を減らす)
避けたいタイミング
- 長期旅行・繁忙期の直前(見張れないのが最大のリスク)
- 収益ピークの直前(広告・導線が崩れると損失になりやすい)
- サーバー・ドメイン更新期限ギリギリ(事故時に逃げ場がない)
“日時”の選び方(実務)
- アクセスが少ない時間帯+作業後に確認できる時間(早朝〜午前が選ばれやすい)
- 変更直後に、最低でも「トップ+主要記事3本」は必ず確認できる状態にしておく
まとめ:SEOを守りつつ“資産ブログ”へ移行するための要点
はてなブログ→WordPress移行は、作業量が多く見えますが、SEO視点で大事なのは実はシンプルです。
「検索エンジンが迷わない状態」を作り、「読者が迷わない導線」を整えれば、移行後のブレは最小化できます。
最重要は「URL設計」「301」「移行後の監視」
移行でSEOを守るために、最優先で押さえるべき要点はこの3つです。
1)URL設計:移行前に“先に決める”のが勝ち
- URLはページの住所。住所が変わるほど評価が揺れやすい
- できるだけ 旧URLの型に寄せる(無理なら最終的に1つへ集約できる形に整える)
- パーマリンクは後から変えるほど、301も内部リンクも崩れやすい
✅ 結論:URLは最初に固定してからインポート・整形を進めるのが安全です。
2)301:旧URLの評価と読者を“確実に案内”する
- URLが1文字でも変わるなら、基本は301が必要
- 旧URLを全部トップへ飛ばすのは避け、できるだけ「同じ内容」に着地させる
- 大量URLは「個別登録」ではなく「ルール化(型でまとめる)」が破綻しにくい
✅ 結論:上位記事から優先して301 → 404を見ながら穴埋め、が最短で確実です。
3)移行後の監視:順位より先に“技術の異常”を見る
移行直後は順位が揺れます。ここで焦って記事をいじりすぎると、逆に悪化しやすいです。
- まず見るのは 404 / 5xx / インデックス不可 / 正規URLのズレ
- その次に サイトマップの処理状況
- 最後に 検索パフォーマンス(クリック・表示回数・CTR) を見る
✅ 結論:移行後は「順位」より先に、Search Consoleで異常を早期発見するのが正解です。
迷ったらこの手順(結論ベースの最短チェック)
「結局、何からやればいい?」となったら、次のチェック順に沿って進めるのが最短です。
初心者でも破綻しにくい“一本道”にしています。
ステップ1:移行前の準備(ここで8割が決まる)
- ✅ 旧URLの型を把握(/entry/・日付・カスタムURL)
- ✅ 上位記事(流入・収益)のリスト化(最低20本)
- ✅ バックアップ方針を決める(記事・画像・タグ・埋め込み)
- ✅ WordPress側の土台を用意(SSL、初期設定、パーマリンク確定)
ステップ2:インポート(“入れる”より“確認”が大事)
- ✅ 小さくテスト取り込み(10記事)→問題なければ本番
- ✅ 投稿者・公開状態を確認(公開事故を防ぐ)
- ✅ 取り込み後は、記事数と文字化けをざっとチェック
ステップ3:整形(上位記事だけ先に“戦える状態”へ)
- ✅ 表示崩れ(見出し・囲み・引用)を修復
- ✅ 画像方針を決めて、上位記事からWordPressへ寄せる
- ✅ 内部リンクと埋め込みを整える(回遊とUXを戻す)
- ✅ アフィリエイトリンクの遷移と計測を確認(収益の血管)
ステップ4:独自ドメイン切替(安全に切り替える)
- ✅ 切替前に「トップ+上位記事」だけ最終確認(表示・ログイン・画像)
- ✅ DNS切替後は“混在”が起きても慌てない(反映待ちは仕様)
- ✅ httpsを安定化(混在コンテンツを上位記事から潰す)
ステップ5:301と正規化(SEO資産を守る本丸)
- ✅ 旧URL→新URLを上位記事から301
- ✅ 正規URL(canonical)と www/https を統一
- ✅ サイトマップ送信(正規URLだけ載っているか確認)
ステップ6:監視と改善(順位回復を早める)
- ✅ 公開〜3日:404/5xx/インデックス不可の監視(毎日10分)
- ✅ 1〜2週:404を追加で塞ぐ+主要記事の整形を完了
- ✅ 3〜4週:主要記事のリライトと内部リンク強化(伸ばす工程へ)
最後にひとこと
移行は「一発で完璧」を狙うほど失敗しやすいです。
最初は “上位記事だけ完璧、その他は最低限” で十分。
そのうえで、監視しながら段階的に整えるのが、SEOも運用も一番安定します😊

