「noteで書いた記事をもっと自分らしく、自由にカスタマイズしたい……」
「読者を増やしたいけど、noteでは集客に限界を感じる……」
「WordPressって難しそうだけど、本当に私にもできるの?」
こんな声をよく耳にします。
初心者の方ほど、
- 「ドメイン?サーバー? 何から手をつければいいのかわからない」
- 「記事がきちんと移せるか不安で、一歩踏み出せない」
- 「移行でデータが消えたり、見た目が崩れたりしないか心配」
この記事では、こうした悩みをひとつずつ解消し、noteからWordPressへ安全&スムーズに乗り換えるための全手順を、具体例を交えながら丁寧にご案内します。
これを読めば、初心者のあなたでも自信を持って移行作業を進められるはずです!
移行前の準備作業
独自ドメインの取得と登録
WordPress移行の第一歩は、覚えやすく、ブランディングに役立つ独自ドメインを手に入れることです。
- ✅ ドメイン登録サービスを選ぶ
- お名前.com、ムームードメイン、XSERVERドメインなど
- ✅ 希望のドメイン名を検索・確保
- 英数字+短めの文字数が理想
- ✅ ドメイン情報(登録者名・連絡先)の入力
- WHOIS情報公開代行を利用すると個人情報も安心
- ✅ DNS設定の確認
- 後のサーバー連携がスムーズに進むよう、指定のネームサーバーをメモしておく
🚀 ポイント:移行後すぐにアクセスできるよう、移行前に必ず登録とDNS設定まで完了させておきましょう!
レンタルサーバーの契約
WordPressを動かす土台として、安定性と速度を重視したサーバーを選びます。
- 🔧 プランの比較ポイント
- ディスク容量(最低50GB以上推奨)
- 転送量(無制限プランが安心)
- SSL自動化(Let’s Encrypt対応など)
- PHP/MySQLのバージョン
- 🔧 国内 vs 海外
- 国内:表示速度が速い、日本語サポートあり
- 海外:料金が安いケースあり
- 🔧 契約手順
- アカウント登録
- サーバープラン選択
- 初期ドメイン・支払い方法の設定
- 独自ドメインの追加・SSL有効化
📌 注意:契約後すぐにWordPressをインストールできる「WordPressクイックスタート」機能があるサーバーを選ぶと、手間が大幅に削減できます。
利用テーマの選定
デザインや機能はテーマで大きく変わります。
有料テーマと無料テーマの特徴を比較表でチェックしましょう。
| テーマ名 | 種類 | 主な特徴 | 価格帯(目安) |
|---|---|---|---|
| ABALROS | 有料 | SEO強化済み、シンプル&洗練された設計 | 10,800円(税込) |
| MAG | 有料 | 豊富なカスタマイズ機能、ビジネス向け | 16,800円(税込) |
| Cocoon | 無料 | 軽量・高速、初心者向けの使いやすさ | 無料 |
| Lightning | 無料 | LP作成サポート、ビジネスサイト向け | 無料 |
- 🌐 有料テーマ
- サポートやアップデートが充実。初期投資で稼ぎやすい土台を構築。
- 🌐 無料テーマ
- コストゼロで試せるが、機能拡張は自分でプラグインに頼ることが多い。
🎯 選定のコツ:サイトの目的(ブログ/コーポレート/LP)に合わせて、デモ画面や企業サイト事例を比較し、しっくりくるものを選びましょう。

WordPress環境の構築
サーバーへの独自ドメイン設定
WordPress を動かす前に、取得した独自ドメインをサーバーに紐づけます。
- サーバー管理画面へログイン
- 「ドメイン設定」メニューを開く
- 「ドメイン追加」をクリックし、取得済みドメインを入力
- 「DNSレコード」を確認し、AレコードやCNAMEレコードを自動設定
- 反映完了後、数分~数時間で独自ドメインが有効に
⚠️ 注意:DNS反映には最大で24時間かかる場合があります。反映状況は nslookup コマンドやオンラインの DNS チェッカーで確認しましょう。
WordPressのインストール方法
サーバーによっては「クイックインストール」機能がありますが、手動でも簡単です。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | サーバー管理画面で「アプリケーション」→「WordPress」選択 |
| 2 | インストール先ディレクトリを指定(例:/ または /blog) |
| 3 | 管理者ユーザー名・パスワード・メールを設定 |
| 4 | 「インストール開始」をクリック |
💡 豆知識:自動インストールがない場合は、公式サイトから ZIP 版をダウンロードし、FTP アップ→データベース作成→wp-config.php 編集→ブラウザでセットアップ画面を開く、という流れになります。
ネームサーバー切り替え手順
独自ドメインを取得したドメインサービス側で、サーバー指定のネームサーバーに書き換えます。
- ドメイン管理画面へ移動
- 「ネームサーバー設定」または「DNS設定変更」を選択
- サーバー提供元のネームサーバー情報を入力(例:
ns1.example.jp/ns2.example.jp) - 設定を保存し、反映を待機
🔍 確認方法:「dig example.com NS」コマンドで、新ネームサーバーが返るかチェック。
基本設定の実施
サイト一般設定
- サイトタイトル/キャッチフレーズを入力
- サイトアドレス (URL) が独自ドメインになっているか確認
パーマリンクの最適化
- 「設定」→「パーマリンク設定」を開く
- 推奨は「投稿名」形式
- 保存後、既存記事の URL 構造も問題ないか確認
テーマの有効化とカスタマイズ
- 「外観」→「テーマ」から、事前に選んだテーマを有効化
- 「カスタマイズ」画面で配色・フォント・ロゴを調整
ヘッダーバナーのアップロード
- 「外観」→「カスタマイズ」→「ヘッダー画像」へ
- 推奨サイズのバナーをアップロード
- 表示位置やトリミングを設定して公開
note記事のエクスポート&インポート
noteから記事データを出力する
① noteのダッシュボードにログイン
② ページ右上のアイコンをクリックし、「記事」を選択
③ エクスポートボタンを押して申請
④ 完了通知のメールが届いたら、メール内リンクからZIPファイルをダウンロード 🎉
WordPressへデータを取り込む
- WordPress管理画面で「ツール → インポート」を開く
- 「WordPress」欄の「今すぐインストール」をクリック
- インポーターが追加されたら「インポーターの実行」を選択
- ダウンロードしたXMLファイルをアップロードして「ファイルをインポート」
- 投稿者割り当てと「添付ファイルをダウンロードしてインポートする」をチェックして実行 🔄
画像ファイルの移設
以下の手順で、画像が正しく表示されるよう一括で移行します。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | ZIP内の「assets」フォルダを解凍 |
| 2 | WordPress管理画面の「メディア → 新規追加」から一括アップロード |
| 3 | Search Regexプラグインをインストール |
| 4 | プラグイン画面で旧URL → 新URLに一括置換を実行 |
⚠️ 注意:プラグイン実行前にバックアップを取ると安心です。
アイキャッチ画像の自動設定
投稿ごとに手動設定する手間を省くには、プラグインで最初の画像をアイキャッチ化します。
- XO Featured Image Toolsなどのアイキャッチ自動設定プラグインをインストール
- プラグイン設定画面で「最初の画像をアイキャッチとして使用」を有効化
- 設定保存後、新規/既存記事で自動的にアイキャッチが反映されるか確認 ✔️
✨ これで記事データと画像をスムーズに移行でき、アイキャッチまで自動化されます。
サイト構造の整頓
グローバルナビゲーションとフッターの構築
- 目的を明確化
- グローバルナビ:主要なカテゴリやページへの誘導
- フッター:お問い合わせやプライバシーポリシーなど補足情報
- メニュー作成手順
- 管理画面 → 「外観」→「メニュー」を開く
- 新規メニューを作成し、名前を「グローバルナビ」などとする
- ページ/投稿/カスタムリンクを追加して、順序をドラッグ&ドロップで調整
- 「メニューの表示場所」でヘッダー(Primary)を選択して保存
- フッターメニュー設定
- 同様に「フッターメニュー」を別メニューとして作成
- 会社情報や利用規約、SNSリンクなどを登録
- 表示場所を「Footer」に割り当て
🚀 ワンポイント:リンク数は多すぎると逆に見づらくなるので、上限は5〜7項目程度がベストです。
サイドバーウィジェットの配置
- よく使うウィジェット例
- プロフィール
- カテゴリーリスト
- 最近の投稿
- アーカイブ
- カスタムHTML(広告やバナー)
- 配置手順
- 管理画面 → 「外観」→「ウィジェット」を開く
- サイドバーエリアを選択
- 使用したいウィジェットをドラッグ&ドロップ
- タイトルや表示件数など設定項目を入力して保存
- レイアウトのコツ
| 順位 | ウィジェット | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | プロフィール | 初めて訪問した人に自己紹介を見てもらうため |
| 2 | カテゴリー | 興味あるジャンルにすぐアクセスしてもらう |
| 3 | 最近の投稿 | 新着記事へ誘導し、回遊率アップ |
| 4 | アーカイブ/カレンダー | 過去記事の検索を助ける |
| 5 | カスタムHTML(広告等) | 最後に目に留まる位置に広告やバナーを設置 |
固定ページの手動移行ポイント
- 対象ページ例
- プロフィール
- サイトマップ
- 問い合わせフォーム
- 手動移行の流れ
- note上の固定ページ内容をコピー
- WordPress → 「固定ページ」→「新規追加」でペースト
- 必要に応じて見出しや画像のパスを修正
- フォームプラグイン(Contact Form 7など)を設置し、問い合わせページを再構築
- 注意事項
- リンク切れチェック:内部リンクや外部リンクが正しく動作するか必ず確認
- デザイン調整:テーマのスタイルに合わせて段落やリストの装飾を見直す
😊 これでサイト構造が整い、訪問者にとって使いやすい導線が完成です!
移行後の注意点とトラブル対策
note記事の削除とリダイレクト不可について
WordPressへデータを移した後、note上の記事をそのまま残すと重複コンテンツのリスクがあります。
- 必ずnote側の記事を削除し、検索エンジンの評価分散を防ぎましょう。
- noteからWordPressへの直接リダイレクト機能はないため、
- 🤔 古いURLにアクセスが来ても、自動的に新サイトに飛ばすことはできません。
- 自動リダイレクトが必要な場合は、note記事に手動で新サイトURLを掲載して案内をするか、SNSなどでリンクを更新してください。
個別記事のエクスポート制限
noteのエクスポート機能では全記事一括のみ対応しており、個別記事だけを出力できません。
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| 特定の記事だけ取り出せない | 全記事をエクスポート後、不要な記事はWordPress上で下書きに戻す |
| エクスポート漏れ | エクスポート後のZIP内容を確認し、記事数と一致しているかチェック |
画像URL差し替えの必要性
noteからインポートしたままでは、画像がnoteサーバーにリンクされたままです。
- Search Regexプラグインで旧URL → 新URLに一括置換すると、
- ⚡️ 表示速度の向上
- 🔒 サーバー負荷の軽減
- 作業前に必ずバックアップを取り、テスト環境で検証してから本番に適用しましょう。
WordPress設定は手作業が基本
プラグインやテーマの移行サポートは増えていますが、設定の細かい部分は手動調整が必要です。
- プラグイン設定:キャッシュ、SEO、SNS連携など、一つひとつ再設定
- ウィジェット・メニュー:表示場所や並び順を確認
- パーマリンク構造:旧URLとの整合性を最終チェック
🎯 最終チェックリスト
- [ ] 全ページの表示確認
- [ ] 内部リンク切れの検出
- [ ] スマホ・タブレットでの動作テスト
- [ ] サイトマップ再生成(プラグイン or 手動)
これらの手順を経ることで、移行後も安心して運営を続けられます。
まとめ
本ガイドでは、
- 独自ドメインの取得から
- レンタルサーバーの契約・設定
- WordPressのインストールと初期カスタマイズ
- note記事のエクスポート&インポート
- サイト構造の最終調整とトラブル対策
までの一連の流れをチェックリスト付きで解説しました。
- 移行前に準備をきっちり行うことで、手戻りゼロ
- データのエクスポート/インポートもプラグイン活用で時短
- 移行後のリンク切れチェックや設定の手動調整も忘れずに
これらをひとつずつクリアすれば、note以上に自由度の高いWordPressサイトが完成します。
ぜひ本記事を参考に、あなたのブログ運営を次のステージへと飛躍させてください!

