nofollow完全ガイド!設定方法、SEO効果、使うべきシーンなど徹底解説!

nofollow

「nofollow属性って、そもそも何のために使うの?」
「アフィリエイトリンクに付けるべきか迷っている……」
「コメント欄にユーザー投稿リンクが増えてきて、リンク評価が漏れちゃうんじゃないか不安」

こんな疑問や悩みを抱えていませんか?

  • 自分のサイトから無関係な外部サイトへSEO評価を流したくない
  • 広告やアフィリエイトのリンクを検索エンジンに正しく伝えたい
  • ユーザー投稿コンテンツ(コメント・レビュー)からのリンク管理に頭を悩ませている

実際、nofollowは一見シンプルな属性ですが、使いどころを誤るとSEO効果が薄れるばかりか、重要ページのインデックスにも影響を及ぼしかねません。

本記事では、設定方法から具体的な活用シーンSEOへのメリット・注意点まで、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。

これを読めば、あなたのサイト運用が一気にスマートになること間違いなし!

目次

nofollow属性の概要

nofollowとは何か

nofollow属性は、HTMLのリンク要素(<a>タグ)に付与できる特殊な指示です。

通常、リンクを貼ると検索エンジンはリンク先へ評価(PageRank)を渡しますが、nofollowを付けると「このリンクに評価を渡さないでほしい」という意味になります。

  • 書き方の例
  <a href="https://example.com" rel="nofollow">Exampleサイト</a>
  • 用途
    • 広告リンクやアフィリエイトリンク
    • コメント欄など外部投稿コンテンツ
    • 信頼性の低いサイトへのリンク

💡 ポイント:nofollowはあくまで「ヒント」扱いで、検索エンジンが必ず従うわけではありませんが、ほとんどの主要エンジンが尊重しています。

nofollowタグが担う主な役割

nofollow属性を適切に使うことで、サイト運営者はリンクの「価値の流出」をコントロールし、不要な評価ロスを防ぎます。

主なメリット・機能は次のとおりです。

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役割詳細説明
評価の遮断 🔒外部サイトへPageRankを渡さず、自サイト内の評価保持を強化。
スパム対策 🛡️コメントスパムや無関係な外部リンクの影響を軽減。
透明性の担保 👀広告やスポンサーリンクと通常リンクを明確に区別できる。
  1. 評価コントロール
    • リンク先に渡る「SEO評価」を抑制し、自サイト内の重要なページに集中させる。
    • 内部リンクに付与すると逆効果になるため、原則は外部リンクのみ。
  2. コンテンツの信頼度維持
    • ユーザー生成コンテンツ(UGC)や広告リンクにnofollowを付けることで、不正リンクや宣伝リンクの評価アップを防止。
    • これによりサイト全体の信頼性を保ちやすくなる。
  3. 運用の柔軟性
    • rel="ugc"(ユーザー生成)やrel="sponsored"(広告・スポンサー)と併用し、リンク種別をより細かく管理できる。
    • SEO対策としての意味だけでなく、アクセス解析や運用ポリシー上の区分にも役立つ。

🎉 まとめ
nofollow属性は、リンク先へのSEO評価を制御してサイトの信頼性や評価分散を管理する強力なツールです。広告やUGC、信頼性の低い外部リンクに活用し、適切な運用で自サイトの価値を守りましょう!

通常(dofollow)リンクとの違い

リンク評価(PageRank)の伝達有無

通常リンク(dofollow)は、リンク元ページの評価(PageRank)をリンク先へ引き継ぎます。

これに対し、nofollowを付与したリンクは評価を渡さないように“お願い”する属性です。

  • dofollowリンク
    • リンク先へSEO評価がフルで伝搬
    • 自サイトの内外で評価を分散させる
  • nofollowリンク
    • リンク先へ評価を渡さない(評価遮断)
    • 自サイト内の重要ページに評価を集中
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リンク種別PageRank転送SEO上の意味
dofollowあり被リンクにより検索順位向上に貢献する
nofollowなし(ヒント)評価ロスを防ぎ、不要な評価分散を抑制する

💡 ポイント:nofollowは“必須の命令”ではなく、検索エンジンへのヒント扱い。ほとんどの検索エンジンはこの指示を尊重しますが、必ず従う保証はありません。

クローラーの挙動への指示

リンクは単にSEO評価だけでなく、検索エンジンのクローラーの動きにも影響します。

nofollowを使うと「このリンクは追跡しなくて良い」と伝えることができます。

  • dofollowリンクの場合
    • クローラーはリンク先をたどり、新しいページを発見・インデックス登録候補とする
    • サイト内のページ同士を相互にクロールさせやすい
  • nofollowリンクの場合
    • クローラーはリンクテキストを読み込むものの、基本的にリンク先の探索をスキップ
    • 不要なページや信頼性に疑念のある外部サイトへの訪問を防ぐ
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挙動dofollownofollow
リンク追跡クローラーがリンク先をクロールクローラーは原則として追跡を控える
インデックス新規ページ発見や順位評価に寄与インデックス登録には影響しにくい

注意点

  • metaタグでの指定<meta name="robots" content="nofollow">)はページ内すべてのリンクに適用されます。
  • ページ全体をnofollowにすると、意図しないリンクもすべて追跡されなくなるため、使用は慎重に。

nofollowがSEOにもたらす効果

無駄な評価流出を防ぐメリット

nofollowを適切に使うと、自サイトのPageRankを重要ページへ集中させることができます。

これにより、サイト全体のSEO効率を高める効果があります。

  • 評価集中
    • 外部リンクに評価を流さず、内部ページへのリンク評価を維持
    • 重要なランディングページやコンバージョンページにSEOパワーを注力
  • スパムリンクの影響軽減
    • ユーザー生成コンテンツ(UGC)や広告リンクにnofollowを付与して、悪質な被リンクからのペナルティリスクを低減
  • 運用コストの削減
    • 手動で無関係・低品質リンクの管理をする手間が省け、クリーンなリンクプロファイルを保てる
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メリット説明
評価の最適化 🔧自サイト内の重要ページにSEO評価を集中できる
リスク回避 🛡️スパムや広告リンクからのペナルティリスクを事前に防止
管理の簡素化 ✂️不要なリンクチェック作業を減らし、効率的な運用を実現

💡 ヒント:内部リンクには原則nofollowを付けないようにし、評価の流れを乱さないことが大切です。

過剰利用のリスク

一方で、nofollowを乱用すると逆効果となり、サイトのパフォーマンス低下や検索エンジンからの評価減少を招く恐れがあります。

  • インデックス漏れ
    • 主要な内部リンクまでnofollowにしてしまうと、重要ページがクロール・インデックスされにくくなる
  • ユーザー体験の悪化
    • 外部リソース(例:公式ドキュメントや参考記事)へのリンクまで制限すると、コンテンツの信頼性が低下
  • SEO効果の希薄化
    • すべての外部リンクに付与すると、自然な被リンク構造が損なわれ、検索エンジンがサイトを過度に閉鎖的と判断する可能性
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リスク説明
クロール不足 🚫重要ページの検出・評価が漏れ、順位低下を招く
信頼性低下 ⚠️有用な外部リンクを制限し、ユーザー満足度が下がる
評価の偏り ⚖️健全なリンクバランスが崩れ、検索エンジンからの信頼度が落ちる

注意:nofollowは「必要な箇所だけ」に絞って使うことで、SEOメリットを最大化しつつ副作用を回避できます。

nofollowを使うべきシーン

広告・アフィリエイトリンク

広告やアフィリエイトリンクは、金銭的対価によって設置されるため、サイト運営者がリンク先の内容に直接関与しないケースが多いです。

以下の理由でnofollowを付与しましょう。

  • 評価の透明化
    • 有料広告であることを検索エンジンへ明示し、不当な評価流出を防止
  • ガイドライン順守
    • Googleの広告ポリシーに沿った運用が可能
  • 運用例
  <a href="https://affiliate.example.com" rel="nofollow sponsored">
    おすすめ商品リンク
  </a>

🎯 ポイントrel="sponsored"と組み合わせることで、広告リンクであることをより明確に示せます。

ユーザー投稿コンテンツ(コメントなど)

コメント欄やフォーラム、レビューセクションなど、ユーザーが自由にリンクを追加できる場所はスパムや質の低い外部リンクが混入しやすいです。

  • スパム防止
    • 悪意ある被リンクからの評価流出を抑制
  • 品質維持
    • サイト全体の信頼度を維持しやすくなる
  • 運用例
  <div class="comment">
    <p>素晴らしい記事でした!詳しくはこちら → 
      <a href="https://spam.example.com" rel="nofollow ugc">参考サイト</a>
    </p>
  </div>

🔍 ワンポイントrel="ugc"を併用すると、「ユーザー生成コンテンツ」由来のリンクであることを示せます。

信頼性が低い外部サイトへのリンク

外部サイトの内容が正確か不明な場合や、低品質サイトへのリンクは、SEO上のリスクとなります。

以下のシーンでnofollowを活用しましょう。

  • 情報の正確性が不明
    • ソースの信頼度を担保できない場合
  • 低品質・スパムサイト
    • 自サイトの評価を守るために評価遮断
  • 運用例
  <a href="https://questionable.example.com" rel="nofollow">
    参考情報
  </a>
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シーン理由推奨rel属性
広告・アフィリエイトリンク有料掲載による評価操作防止nofollow, sponsored
ユーザー投稿コンテンツスパムや質の低いリンク流入抑制nofollow, ugc
信頼性が低い外部サイトへのリンク不正確情報や低品質サイトへの評価流出防止nofollow

🌟 まとめ
nofollowは【広告・UGC・信頼性に不安がある外部リンク】で活用することで、サイトの信頼性を保ちつつ、SEO評価をコントロールできる強力なツールです。必要な箇所だけに絞って設定しましょう!

nofollowの設定方法

個別リンクに付与する方法(aタグのrel属性)

個別のリンクに対してno­followを設定する際は、<a>タグ内のrel属性にnofollowを追加します。

<a href="https://example.com" rel="nofollow">Exampleサイト</a>
  • 複数指定例
  <a href="https://affiliate.example.com" rel="nofollow sponsored">
    アフィリエイトリンク
  </a>

`sponsored`:広告・スポンサーリンクを明確化
`ugc`:ユーザー生成コンテンツ由来リンク

🎯 ポイントrel="nofollow ugc sponsored"のように、スペース区切りで複数のrel値を同時指定できます。

ページ全体に適用する方法(metaタグ)

サイト全体や特定ページ内のすべてのリンクにno­followを適用したい場合は、<head>内に以下のmetaタグを追加します。

<head>
  <meta name="robots" content="nofollow">
</head>
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属性名内容効果
robotsnofollowそのページ内のすべてのリンクを追跡しない
robotsnoindex, nofollowページ自体のインデックスも拒否

⚠️ 注意:metaタグでのnofollow設定はページ内全リンクに影響を及ぼすため、内部リンクまで含めてしまわないよう要注意!

rel=”ugc”/rel=”sponsored”との併用ポイント

Googleが推奨する新しいリンク属性も併用すると、より詳細なリンク管理が可能です。

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rel値用途nofollowとの併用例
ugcユーザー生成コンテンツ(コメントなど)rel="nofollow ugc"
sponsored広告・アフィリエイトリンクrel="nofollow sponsored"
  • ugc併用のメリット
    • 「ユーザー投稿由来」であることを明示し、スパム判定を軽減
  • sponsored併用のメリット
    • 広告リンクであると検索エンジンに正確に伝えられる

💡 ワンポイントnofollow単独でも機能しますが、ugcsponsoredを併用することでリンクの種類を細かく区分でき、運用や分析上も有利です。

実装後の確認テクニック

HTMLソースで直接チェック

リンクにrel="nofollow"が正しく付与されているかは、ブラウザのソース表示機能で簡単に確認できます。

  1. ページ上で右クリック → 「ページのソースを表示」を選択
  2. 検索(Ctrl + F)でrel="nofollow"を探す
  3. 該当の<a>タグが表示されれば設定成功!

🔍 ワンポイント:メタタグでページ全体にnofollowを指定している場合は、<meta name="robots" content="nofollow">も同様にチェックしましょう。

ブラウザ拡張機能の活用

専用の拡張機能を入れると、視覚的にnofollowリンクを識別でき、確認作業が高速化します。

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拡張機能名主な特徴対応ブラウザ
No‑Follow Simplenofollow属性のリンクを赤枠で強調Chrome, Firefox
Rel Tool複数のrel値をツールチップで表示Chrome
SEO Meta in 1 Clickページ全体のmeta属性も一覧表示可能Chrome

🎯 活用術:リンク上にマウスを乗せるだけでrel属性を確認できるため、大量ページのチェックやQAフローに最適です。

オンライン検査ツールの利用

Web上の無料ツールを使うと、URLを入力するだけでページ内のnofollow設定状況をレポート化してくれます。

1. 対象サイトのURLをコピー  
2. 検査ツール(例:Online Nofollow Checker)に貼り付け  
3. 「チェック」ボタンをクリック  
4. レポートでnofollowリンク一覧やmetaタグ情報を確認  
  • メリット
    • 一度に複数ページをまとめて調査できる
    • CSV出力やPDFレポート機能があるものも
  • 注意点
    • 機密サイトではセキュリティリスクに注意
    • 無料版はチェックページ数が制限される場合あり

まとめ:ソース確認・拡張機能・オンラインツールを組み合わせることで、実装ミスを防ぎつつ効率的にnofollow設定を検証できます。

関連するリンク関係属性

rel=”ugc”の用途とメリット

rel="ugc"は「User Generated Content」の略で、コメント欄やフォーラム、レビューなど、ユーザーが自由に投稿したリンクに付与します。

  • 用途
    • 記事のコメント欄
    • フォーラムの投稿内リンク
    • ユーザーレビューや体験談の中のリンク
  • メリット
    1. 📝 スパム判定の軽減
      • 検索エンジンに「これはUGC由来のリンクです」と明示し、無関係なリンクからの評価流出を防止
    2. 🔍 解析の明確化
      • アナリティクスやQAツールで、どのリンクがUGCかを簡単に識別
    3. ⚙️ 運用ポリシーの一貫性
      • サイト全体でUGCリンクを統一的に扱うことで、管理が楽になる
<a href="https://user.example.com" rel="nofollow ugc">
  ユーザー投稿による参考リンク
</a>

rel=”sponsored”の使いどころ

rel="sponsored"広告リンクやアフィリエイトリンクなど、運営者が報酬を得る目的で設置したリンクに使用します。

  • 用途
    • アフィリエイトバナー
    • スポンサード記事内のリンク
    • 有料掲載の企業サイトリンク
  • メリット
    1. 💰 広告を明確化
      • 検索エンジンに「これはスポンサーリンクです」と伝え、不正な評価操作を回避
    2. 📊 収益トラッキング
      • どのリンクが広告経由かを正確に把握し、効果測定が容易に
    3. ガイドライン順守
      • 最新の検索エンジンポリシーに準拠し、安全な広告運用を実現
<a href="https://affiliate.example.com" rel="nofollow sponsored">
  スポンサーリンク
</a>
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属性名用途付与例
ugcユーザー生成コンテンツ由来rel="nofollow ugc"
sponsored広告・アフィリエイトrel="nofollow sponsored"

🎯 まとめugcsponsoredはそれぞれ用途を明確に区分できるため、nofollowと併用することでリンクの性質を正確に伝え、SEO評価や運用管理を最適化できます。

よくある疑問(FAQ)

noindexとの違いは?

  • nofollow:リンク先への評価(PageRank)を渡さないよう検索エンジンに「ヒント」を与える属性
  • noindex:ページそのものを検索結果に表示させないように指示する属性
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属性名主な効果対象
nofollowリンク評価の遮断リンク先
noindexページのインデックス除外ページ全体

💡 ポイントnoindexを設定すると、そのページ内のすべてのリンクも評価対象から外れるため、用途を混同しないようにしましょう。

内部リンクにも付けるべき?

原則としてNGです。内部リンクはサイト内のページ同士を結びつけ、SEO評価を分散・共有する重要な役割を担います。

  • メリットを活かすためにも
    • 内部リンクをdofollowにして、重要ページへの評価をしっかり渡す
  • 例外ケース
    • テストページや非公開コンテンツなど、検索エンジンに評価を渡したくない特別なページのみ

⚠️ 注意:内部リンクにnofollowを付けると、サイト構造の評価効率が低下し、インデックス漏れを招く可能性があります。

他のrel値と重複指定できる?

はい、スペース区切りで複数のrel値を同時に指定できます。用途に応じた組み合わせがおすすめです。

<a href="https://example.com" rel="nofollow ugc sponsored">
  複合指定リンクの例
</a>
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rel値意味重複指定例
nofollowリンク評価を遮断rel="nofollow ugc"
ugcユーザー生成コンテンツ由来rel="nofollow ugc sponsored"
sponsored広告・有料リンクrel="nofollow sponsored"

🎯 ワンポイント:rel値は順序に影響されないため、管理しやすい順序でまとめてOKです。

まとめ

✔️ nofollowの基本

  • リンク先へのPageRank伝達を「ヒント」で遮断
  • 主に広告・UGC・信頼性不明の外部リンクで活用

✔️ 設定方法

  1. <a rel="nofollow"> で個別リンクに付与
  2. <meta name="robots" content="nofollow"> でページ全体に適用
  3. rel="nofollow ugc"rel="nofollow sponsored" で用途を明確化

✔️ SEO効果

  • メリット:自サイト内の評価集中、スパムリスク軽減
  • リスク:内部リンクへの乱用はインデックス不足を招く

✔️ 使うべきシーン

  • 広告・アフィリエイトリンク
  • コメント欄などユーザー投稿コンテンツ
  • 信頼度の低い外部サイトへのリンク

ポイント:nofollowは“必要な場面だけ”に絞って設定し、適切に運用することで、サイトの信頼性とSEOパフォーマンスを同時に高める強力なツールです。ぜひ今日からお試しください!

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