EC-CUBE向けレンタルサーバー完全ガイド!目的別おすすめなど徹底解説!

EC-CUBE向けレンタルサーバー

「ECサイトを始めたいけど、どのレンタルサーバーを選べばいいかわからない……」
「使いやすくてコストも抑えたいけど、本当に大丈夫?」
「将来のアクセス増にも耐えられる環境が欲しいけど、VPSと共有サーバーの違いも混乱する……」

──そんな声にお応えするのが本記事です!

  • 費用を抑えたい初心者
  • 小~中規模サイト運営者
  • 大規模アクセスやキャンペーンを見据える上級者

それぞれのニーズにピッタリ合うプランを「目的別」に徹底比較。

設定の手軽さからパフォーマンス、安全性までカバーし、EC‑CUBEサイト運営を安心スタート&安定継続できる方法をわかりやすく解説します。

目次

EC‑CUBEとは? 基本概要とメリット

EC‑CUBEは、日本発のオープンソース型ECサイト構築プラットフォームです。

ブログやコーポレートサイトと同じように、無料でダウンロードして自社サーバーに導入できるため、初期コストを抑えて自社ECをスタートしたい企業や個人に広く利用されています。

  • 自由度が高いカスタマイズ性
    プラグインやテーマを組み合わせることで、デザインから機能まで柔軟に拡張可能。
  • 日本語ドキュメント&コミュニティ
    日本の開発者コミュニティが活発で、導入・運用中のトラブルシューティング情報が豊富。
  • ライセンス費用ゼロ
    オープンソースなので、ライセンス料なしで利用可能。必要なのはレンタルサーバーの費用だけ。

💡 こんな方におすすめ

  • 小規模~中規模のECサイトを自社で運営したい
  • ショッピングカートの基本機能を短期間で整えたい
  • 独自デザインや独自機能を実装したい

EC‑CUBEの主な特長

  1. 豊富な標準機能
    • 商品登録/在庫管理
    • カテゴリ階層・検索機能
    • 会員管理・ポイント機能
    • 複数決済ゲートウェイ対応
  2. 拡張プラグインが充実
    • レビュー機能やメール配信、SEO対策など、用途に応じたプラグインを追加可能
    • 自作プラグインの開発も容易
  3. テーマで一瞬でデザイン変更
    • 複数の無料/有料テーマが配布されており、コーディング不要でデザインを切り替え
    • レスポンシブ対応でスマホでも見やすい
  4. セキュリティ対策機能
    • CSRF/XSS対策はフレームワーク内蔵
    • 管理画面IP制限や二段階認証プラグインも利用可能
  5. 多言語・多通貨対応
    • グローバル展開を視野に入れたサイト作りが可能

快適に動作させるための推奨スペック

EC‑CUBEをストレスなく利用するには、以下のスペックを目安にサーバーを選びましょう。

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要件項目最低要件推奨スペック
CPU1 コア2 コア以上
メモリ1 GB4 GB 以上
ストレージHDD 10 GBSSD 50 GB 以上
PHPバージョン7.48.0 以上
MySQL/PostgreSQLMySQL 5.7MySQL 8.0 / PostgreSQL 13
ネットワーク帯域100 Mbps1 Gbps 以上
  • CPU・メモリ:同時アクセス数や管理画面の快適さに直結。
  • ストレージ:画像データやログが増えるため、余裕を持った容量を確保。
  • PHP/DBのバージョン:最新のセキュリティパッチや高速化機能を享受できる組み合わせを。
  • ネットワーク:ユーザー体験を損なわないよう、十分な帯域を推奨。

😊 ポイント
上記はあくまで目安です。アクセス数や商品点数、プラグイン利用状況によって必要スペックは変動しますので、余裕を持ったプラン選択を心がけましょう。

レンタルサーバー選定のチェックポイント

EC‑CUBEを安心して運用するためには、レンタルサーバーの以下の要件を満たしているか必ず確認しましょう。

SSH接続の可否

  • なぜ重要?
    SSH接続があれば、ターミナルから直接サーバーへアクセスでき、細かい設定変更やコマンド実行が可能になります。プラグインの導入時やトラブルシューティングに役立ちます。
  • チェック項目
    • ログイン方式(パスワード認証/公開鍵認証)
    • ポート番号の変更可否
  • 😊 ポイント
    公開鍵認証対応のサーバーを選ぶと、より安全に管理画面へアクセスできます。

PHPバージョンとデータベース対応

  • PHPのバージョン
    • 最新の安定版(8.0以上)をサポートしているか
    • マイナーバージョンアップ時の互換性
  • データベース
    • MySQL(5.7以上)または PostgreSQL(12以上)が使えるか
    • 複数データベースの同時利用が可能か
  • なぜ重要?
    • 新しいPHPは高速化やセキュリティ強化が図られており、EC‑CUBE本体やプラグインの互換性にも関わります。
    • データベースは商品情報や会員情報を格納する基盤。信頼性と拡張性が必要です。
  • 🚀 ポイント
    自動でPHPバージョン切り替えができるサーバーなら、将来のアップグレードもスムーズです。

サーバー性能・安定稼働

  • CPU・メモリ
    • 同時アクセス数に合わせて「コア数×メモリ量」が十分か
  • ストレージ
    • SSD採用か、I/O性能が良好か
    • ディスク容量の余裕があるか
  • 稼働率(稼動時間保証)
    • 99.9%以上のSLA(サービス提供保証)があるか
  • なぜ重要?
    • サイト表示速度やカート処理速度に直結し、ユーザー離脱を防ぎます。
    • 安定稼働が確保できないと、売上機会を逃すリスクがあります。
  • ⚙️ ポイント
    「SSDプラン+自動スケール機能」があると、急なトラフィック増にも対応しやすいです。

セキュリティ対策とバックアップ機能

  • 基本対策
    • WAF(Web Application Firewall)やIPS/IDSの適用
    • SSL証明書の無料提供(Let’s Encrypt)
  • バックアップ
    • 自動バックアップの頻度(毎日/週次など)
    • リストア方法の簡便さ
  • 追加機能
    • 二段階認証やIPアクセス制限
    • マルウェアスキャンオプション
  • なぜ重要?
    • ECサイトは顧客情報を扱うため、万が一の改ざんや流出を防ぐ必要があります。
    • データ復旧機能が充実していれば、障害発生時のダメージを最小化できます。
  • 🔒 ポイント
    バックアップは「異なる拠点への保存」があると、サーバー全体の障害時にも安心です。

これらのチェックポイントをクリアしているレンタルサーバーを選ぶことで、EC‑CUBEサイトを安定・安全に運用できます。

ぜひ各社プランを比較検討してみてください!

目的別:おすすめレンタルサーバー

EC‑CUBEを運用する際の用途や規模に応じて、最適なレンタルサーバーをピックアップしました。

はじめてでも安心!低コストプラン

  • ロリポップ!ライト
    • 月額¥264〜でスタート可能
    • SSDストレージ/無料SSL/自動バックアップ付き
    • ワンクリックインストールで初心者も楽々
  • mixhost ライト
    • 月額¥748〜(長期契約割引あり)
    • NVMe SSD採用で低価格ながら高速
    • SSH・Git対応で開発経験者にも嬉しい

😊 ポイント:初期コストを抑えつつ、EC‑CUBEの基本要件(PHP 8.0以上・MySQL 8.0以上)をクリアできるプランを選びましょう。

スモールサイト向けライトプラン

  • ConoHa WING ビジネスプラン
    • 月額約¥1,331〜(時間単位課金も可)
    • PHPバージョン切替・ステージング環境付き
    • 自動バックアップとリストア機能あり
  • さくらのレンタルサーバ ビジネス
    • 月額¥1,980〜
    • データベース無制限/大容量SSD
    • 高速Webサーバー+最新PHP対応

🚀 ポイント:少〜中規模のECサイトなら、「ステージング環境」でテスト運用→本番リリースがスムーズなプランが便利です。

法人運用に最適なエンタープライズプラン

  • エックスサーバー ビジネス
    • 月額¥3,960〜
    • 99.99% 稼働保証(SLA)/WAF標準搭載
    • 専用サーバー並みのサポート体制
  • KAGOYA ベーシック
    • 月額¥16,335〜
    • 専用SSL/マルチドメイン標準/IP固定可
    • 24時間365日有人監視+障害対応

🔒 ポイント:商用サイトでは「稼働保証」や「有人監視」付きが安心です。専用SSLや固定IP対応もチェックしましょう。

自動インストール対応サーバー

EC‑CUBEのセットアップをもっと簡単にしたい方は、自動インストール機能付きサーバーがおすすめです。

初心者でも迷わず導入できます。

ダウンロード版を手軽に使える環境

専用プランやコントロールパネルから、ダウンロード版EC‑CUBEをワンクリックで展開できるサービスです。

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サーバー名インストール方法特徴
エックスサーバーサーバーパネル内“One-Click”豊富なプラグイン対応、最新版自動取得
さくらのレンタルサーバクイックインストール無制限データベース+高速SSD
ロリポップ!簡単インストール機能無料SSL自動バックアップ付き
  • かんたん手順
    1. コントロールパネルにログイン
    2. “EC‑CUBEをインストール”を選択
    3. ドメイン/ディレクトリを指定して実行

✨自動で最新バージョンを取得し、データベースの初期設定まで済ませてくれるので、面倒な作業が一切不要です。

ワンクリックでクラウド上に構築

クラウド型サービスのテンプレートを利用して、数分でEC‑CUBE環境をプロビジョニングできます。

  • ConoHa WING
    • ワンクリックでEC‑CUBE専用インスタンスを作成
    • ステージング環境も同時に用意可能
  • AWS Lightsail
    • LightsailアプリプラットフォームからEC‑CUBEイメージを選択
    • 拡張も簡単、将来のスケールアップに強い
  • GCP(Google Cloud Platform)
    • Cloud MarketplaceにEC‑CUBEパッケージ
    • 自動バックアップ・モニタリングを標準装備

🚀クラウドならではの瞬時プロビジョニング柔軟なリソース管理で、トラフィック変動やキャンペーン時の負荷にも対応しやすくなります。


これらの自動インストール対応サーバーを利用すれば、初期構築のハードルが大幅に下がり、EC‑CUBE運営をすぐに開始できます。

公式推薦・検証済みサーバー一覧

EC‑CUBE公式や開発チームが動作を保証したサーバーを利用すれば、相性・安定性の心配を大幅に軽減できます。

EC‑CUBEオフィシャルパートナー

EC‑CUBE開発元が公式に認定したレンタルサーバーです。

プラグインの互換性チェックやサポート連携が期待できます。

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サーバー名特長
エックスサーバー高速SSD・WAF標準搭載・専門サポートあり
さくらのレンタルサーバ無制限データベース・バックアップ機能充実
CPIレンタルサーバー独自SSL標準・大容量ストレージ
ロリポップ!レンタルサーバーコントロールパネルが初心者向け・低価格プラン多数
WADAXPHP高速化設定・電話サポート対応

ポイント:公式パートナーはバージョンアップ対応やトラブル時の情報共有がスムーズなので、運用中の安心感が違います。

開発チームが動作保証したサービス

EC‑CUBE開発チーム自身が動作検証を行い、インストールや基本機能が問題なく動作することを確認したホスティングサービスです。

  • HATのEC‑CUBEホスティングサービス
    • EC‑CUBE専用にチューニングされた環境
  • 使えるねっと
    • SSH・Cron設定が自由自在で開発者好み
  • ABLENET
    • NVMe SSD/高IO性能を備え、アクセス集中にも強い
  • ドライブネットワーク
    • 専用サポート窓口付きで、初期設定も丸ごとお任せ可能
  • BULK SERVER
    • マルチリージョン展開対応でグローバル運用にも適用

🔍ポイント:公式パートナー以外でも、開発チームがテスト済みなら安心して導入できます。特に専用チューニングや開発者向け機能があるサービスは、中〜上級者におすすめです。

よくあるご質問

レンタルサーバーとVPS、どちらが向いている?

EC‑CUBEを導入するとき、レンタルサーバー(共有ホスティング)とVPS(仮想専用サーバー)のどちらを選ぶかは、以下のポイントで考えましょう。

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項目レンタルサーバーVPS
コスト低コスト:月額数百円~中~高:月額数千円~
管理の手軽さ簡単:管理画面からほぼ全て設定可能自分でOS・ミドルウェアの管理が必要
カスタマイズ性制限あり:サーバー設定やモジュール追加は不可/制限される高い:root権限で自由に環境を構築可能
性能・安定性他ユーザーとリソースを共有専用リソース:突然のアクセス集中にも強い
初心者向きかどうか:初めての導入でも安心△:サーバー管理の知識が必要
スケーラビリティ制限あり:プランアップは可能だが、物理的制約が大きい柔軟:必要に応じてCPU・メモリを増減可能

😊 レンタルサーバーが向いているケース

  • EC‑CUBE初心者でサーバー管理は最小限にしたい
  • 月額コストを極力抑えたい
  • 小規模~中規模サイト(同時アクセス数100未満程度)

🚀 VPSが向いているケース

  • トラフィック急増が予想されるメガセールやキャンペーンを実施
  • 自社独自のサーバー設定(PHP拡張、キャッシュ設定など)が必要
  • 大規模サイト運営で安定したパフォーマンスを重視

上記を参考に、自社の技術力や予算、想定トラフィックを勘案して、最適な環境を選んでください!

まとめ

EC‑CUBEを快適に運用するには、「目的」と「サイト規模」に最適化されたレンタルサーバー選びが不可欠です。

  • 初期コスト重視ならライトプラン・共有サーバー
  • 安定+開発自由度を求めるならVPS
  • アクセス急増対応や大規模キャンペーンにはクラウド型の自動スケール

本ガイドでご紹介したチェックポイントをもとに、自社の要件に最もマッチするサーバーを選び、EC‑CUBEサイトをスムーズに立ち上げましょう。

未来の売上拡大と、ユーザー満足度向上の第一歩を、最適な環境から始めてください!🚀

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