さくらのレンタルサーバでブログを作る手順|プラン選び→設定→公開までロードマップ
「さくらのレンタルサーバでブログを始めたい」と思って調べていると、こんな声が次々出てきませんか?
「WordPressでブログを作りたいけど、どのプランを選べばいいの? ライトで足りる?」
「独自ドメインやSSL(https)って、難しそう… 何から手を付ければいい?」
「設定を間違えて、ブログが表示されない/SSLが通らないってなったらどうしよう」
「“新さくらのブログ”って何? WordPressとどう違うの?」
「後から移行や拡張を考えるなら、最初に何を決めておくべき?」
「料金って結局いくら? 月額だけじゃなく追加費用も知りたい」
ブログは、始めるだけなら簡単です。
でも実際には、プラン選び → ドメイン → SSL → インストール → 公開前設定の順番を間違えると、手戻りが増えて「面倒」「よく分からない」と挫折しやすくなります。
この記事では、初心者でも迷わないように、さくらのレンタルサーバでブログを作る手順をロードマップ形式でまとめました。
- 目的別のプラン選びの結論(WordPress/新さくらのブログ)
- 独自ドメイン・DNS・SSLの「最低限の理解」と、つまずき回避の順番
- WordPressを最短で安全に公開する手順(初期設定チェックリスト付き)
- 公開後に差がつく、SEO・信頼・安全の“やるべき最小セット”
「いま何をすればいいか」が分かるよう、手順は前から順に真似すれば進む形にしています。
読み終えた頃には、あなたの状況に合った「最短ルート」が選べ、今日からブログの土台を整えられるはずです。
最初に結論:あなたはどっち?(迷わない選び方)
「さくらのレンタルサーバでブログ」といっても、実は選択肢が3つあります。
- WordPressで本格運用する(収益化・SEO・拡張性)
- 「新さくらのブログ」で手軽に始める(保守不要・すぐ書ける)
- 無料ブログ/SNSでまず発信する(初期コスト最小・練習向き)
迷ったら、まずは下の“判断軸”で決めると失敗しにくいです。
| 判断したいこと | WordPress | 新さくらのブログ | 無料ブログ/SNS |
|---|---|---|---|
| 収益化(広告・アフィリエイト)を本気でやりたい | 強い | 目的次第 | できるが制約あり |
| デザイン/機能を自分好みに育てたい | 強い | 限定的 | 制約が大きい |
| 更新やセキュリティが不安(保守が面倒) | 弱点になりやすい | 強い | 強い(運営側が対応) |
| “自分の資産”として長期運用したい | 強い(独自ドメイン前提) | 中〜強(独自ドメイン可なら強い) | 弱い(規約変更・凍結リスク) |
| とにかく早く書き始めたい | 中 | 強い | 強い |
WordPressが向く人:収益化・拡張性・本格SEOを重視
次のどれかに当てはまるなら、WordPressが最適解になりやすいです。
- 検索から集客して、収益化も狙いたい(広告、アフィリエイト、問い合わせ獲得)
- 記事が増えても整理できるように、カテゴリ設計・内部リンク・固定ページを作り込みたい
- 将来的に、テーマ変更・機能追加・表示速度改善など「伸ばす施策」を打ちたい
- 独自ドメインで長期運用して、サイトを資産化したい
初心者が押さえるべき現実:WordPressは“運営”もセット
WordPressは自由度が高い反面、最低限これらが発生します。
- 定期的な更新(WordPress本体・テーマ・プラグイン)
- セキュリティ対策(強いパスワード、権限管理、ログイン保護など)
- バックアップ(万一の復元のため)
「記事を書く」だけで完結しない点を理解しておくと、後悔しません。
さくらでWordPress運用するなら、基本はスタンダード以上
初心者が選びやすいのは、スタンダードです。
- 料金:月額換算500円〜(税込)/毎月払い660円(税込)
- 容量:SSD 300GB
- 転送量は無制限
- 初期費用:無料、2週間の無料お試し
また、サイト運用に役立つ機能(無料SSL、CDN、バックアップ等)を用意しているので、最初の“土台づくり”がしやすいのがメリットです。
注意:ライトプランは「ブログ・CMSに関する機能が利用できない」前提の案内があるため、WordPress目的ならスタンダード以上が安全です。
(裏技的な運用方法はあっても、初心者の“安定運用”には向きません)
「新さくらのブログ」が向く人:手間を減らして“すぐ書く”を優先
新さくらのブログは、「ブログを始めるまでの面倒」をかなり削ってくれる選択肢です。
- サーバー契約者なら追加料金なしで始められる
- コントロールパネルからブログを作成して利用開始(CMSのインストール不要)
- アップデート等の保守作業を自分で抱えなくていい
- 複数ブログや独自ドメインにも対応
- 複数人運営のための権限(オーナー/管理者/編集者など)を付与できる
向いているのはこんな人
- とにかく早く記事を書き始めたい
- WordPressの更新・セキュリティが不安で、保守を任せたい
- 会社やチームで、複数人で更新したい
- まずは小さく始めて、必要なら将来WordPressへ移行も考えたい
事前に知っておきたい“割り切りポイント”
新さくらのブログは「手軽さ」が強みなので、一般的に次の点は割り切りになりやすいです。
- WordPressほどの拡張性(自由な機能追加)は期待しない
- “カスタムで作り込む”より、運営負担を減らして継続するのが得意
なお、管理用のコントロールパネルはPCのみ対応なので、設定作業はPC前提で考えておくとスムーズです。
無料ブログ/SNSで十分なケース:まず発信習慣を作りたい
次の目的なら、無料ブログやSNSから始めても合理的です。
- いきなり収益化より、まずは書く習慣を作りたい
- テーマが定まっておらず、試行錯誤しながら方向性を決めたい
- 友人・知人向け、またはコミュニティ内向けで、検索流入が最重要ではない
ただし、長期目線ならリスクも理解しておく
無料ブログ/SNSは気軽な反面、次の弱点があります。
- 規約変更・表示仕様変更・アカウント制限など、自分でコントロールできない変化
- SEO面で、できることが限定されやすい
- 独自ドメインでない場合、資産性が弱い
「まず無料で試す → 伸びるテーマが見えたら独自ドメインへ」という段階設計にすると、無駄が減ります。
目的別おすすめ早見(趣味/副業/店舗・法人/複数サイト)
最後に、初心者が迷わない“着地点”をまとめます。
- 趣味・日記・社内報的な発信
- おすすめ:新さくらのブログ
- 理由:保守不要で継続しやすい/最短で書き始められる
- 副業(アフィリエイト・広告収益)を狙う
- おすすめ:WordPress(スタンダード以上)
- 理由:SEO施策・導線設計・拡張がやりやすく、資産化しやすい
- 店舗・法人(信頼獲得+問い合わせ導線が重要)
- おすすめ:基本はWordPress
- 理由:固定ページ(サービス、料金、実績、FAQ、お問い合わせ)を作り込みやすい
- 補足:更新担当が複数人・運用ルールが必要なら、上位プランも検討対象
- 複数サイトを運営したい(ブログを増やす予定がある)
- おすすめ:WordPress(スタンダード以上)
- 理由:複数ドメイン運用の前提が作りやすく、将来の整理もしやすい
- 目安:スタンダードでも複数サイト運営が想定されている
事前に押さえる:ブログ運営に必要なもの・費用の全体像
ブログは「記事を書く」だけでなく、公開し続けるための土台が必要です。ここを先に理解しておくと、あとで出費や手間に驚きにくくなります。
必須:サーバー/独自ドメイン/SSL/メール(必要なら)
初心者がまず揃えるのは、この4つです(✅=ほぼ必須)。
- ✅ サーバー(置き場所)
- さくらのレンタルサーバなら、WordPressを本格運用する人は基本的にスタンダード以上を検討する流れになります。
- 料金は支払い方法で変わり、たとえばスタンダードは
毎月払い:660円(税込)/36ヶ月一括:月額換算500円(税込)など。 - 初期費用は無料、無料お試しも用意されています。
- ✅ 独自ドメイン(住所)
- 「あなたのブログのURL」になる部分です。資産化(SEO・信頼・移転しやすさ)を考えると、独自ドメインが王道です。
- 参考:さくらのドメインでは、年額で
.com:3,220円(税込)、.jp:3,982円(税込)など(種類で変動)。 - ※サーバー契約時に付与される“初期ドメイン”だけでも公開はできますが、長期運用なら独自ドメインが安心です。
- ✅ SSL(https化)
- 今どきは「SSLがない=不安なサイト」に見えやすいので、基本は必須。
- さくらのレンタルサーバには無料SSL(Let’s Encrypt)があり、コントロールパネルから設定できます。
さらに、自動更新なので「証明書更新を忘れてサイトが警告表示…」を避けやすいです。 - ただし、http→httpsのリダイレクトなど、最後の仕上げは自分で行う場面があります。
- (必要なら)メール(独自ドメインメール)
- 「info@あなたのドメイン」など、信頼感を上げたい場合に使います。
- さくらのレンタルサーバは、メールアドレス作成数が“制限なし”の案内があり、用途に合わせて複数作れます。
- ただし、迷惑メール対策や送信ドメイン認証など、運用の丁寧さは必要です(後述の“追加費用”にも関係)。
あると便利:テーマ・画像素材・解析ツール・バックアップ手段
必須ではないけど、早めに揃えると伸びやすい(&事故りにくい)ものです。
- テーマ(デザインの土台)
- 無料テーマでも開始できますが、伸ばすなら「表示速度・SEO設計・更新性」で差が出ます。
- 有料テーマは“買い切り”が多く、最初の投資としてはわかりやすい部類です。
- 画像素材(見た目と分かりやすさ)
- 記事の理解度が上がり、離脱も減りやすいです。
- ポイントは「軽い画像」。重い画像は表示速度を落としてSEO面でも不利になりがちなので、最初から意識するとラクです。
- 解析ツール(改善の羅針盤)
- 最低限、
- 検索の状況を見るもの(例:検索パフォーマンス)
- 訪問後の行動を見るもの(例:アクセス解析)
を入れると、改善が“勘”から“根拠”に変わります。
- 「どの記事を伸ばすべきか」「何を書けばいいか」が見えやすくなります。
- 最低限、
- バックアップ手段(保険)
- サーバー側の仕組みがあっても、ブログは自分でもバックアップを持つのが安全です。
- 初心者向けの最小セットはこれでOKです:
- ✅ WordPressなら「データベース+アップロード画像」
- ✅ 重要ページの文章は、別途メモやドキュメントにも控える
- “復元できるか”まで確認すると、いざという時に焦りません。
月額の目安と“ハマりやすい追加費用”(ドメイン更新・有料テーマ等)
ブログの費用は、ざっくり言うと 「固定費(毎月・毎年)」+「必要に応じた追加費用」です。
初心者が見落としやすいのは、だいたい後者です。
ざっくり月額イメージ(例)
| パターン | サーバー | ドメイン(年額→月割り) | だいたいの月額感 |
|---|---|---|---|
| まずは最安で“書く”を始める | ライト相当の低価格帯 | .com / .jp など | 数百円台〜 |
| WordPressで本格運用(毎月払い) | スタンダード:660円 | .com:月約268円 / .jp:月約332円 | 約900〜1,000円前後〜 |
| WordPressで本格運用(長期一括) | スタンダード:月額換算500円 | 同上 | 約800〜900円前後〜 |
※上のドメイン月割りは「年額を12で割った目安」です。実際は取得先・更新タイミングで変わります。
“ハマりやすい追加費用”チェックリスト(先回りで回避!)
- ドメイン更新費
- 2年目以降も費用が続きます。更新忘れは致命的(サイト停止)なので、更新通知の確認は必須です。
- 有料テーマ/有料プラグイン
- テーマは買い切りが多いですが、プラグインは「年額課金」のものもあります。
- 「何のために必要か」を決めて、入れすぎないのがコツです。
- メールの到達性対策
- 独自ドメインメールを使うなら、迷惑メール判定を避けるための設定・運用が重要です。
- 場合によっては外部のメール配信サービス等を検討することもあります(事業用途ほど発生しがち)。
- 高速化(画像・CDN・キャッシュ)
- 基本は無料の範囲でも改善できますが、アクセス増や商用度が上がると、有料サービスを足すケースもあります。
- 制作・運用の外注費
- ロゴ・アイキャッチ・記事添削・保守代行など。
- “時間を買う費用”なので、伸び始めてから検討しても遅くありません。
- 引っ越し(移転)コスト
- 最初に無理に最安へ寄せすぎると、後から移行の手間や費用が増えることがあります。
- 「1年続けるならこの構成」で逆算すると失敗が減ります。
プラン選びで失敗しない:さくらのレンタルサーバの選定基準
ブログ用途で見るチェック項目(容量・DB・転送・同時アクセス・サポート)
ブログ用途で「どのプランが合うか」を決めるときは、スペック表の数字そのものよりも、次の5点を順番に確認すると失敗しにくいです。
1)容量(ストレージ)— “画像”と“バックアップ”で増える
さくらのレンタルサーバ(共用)の目安は以下です。
- ライト:100GB
- スタンダード:300GB
- ビジネス:600GB
- ビジネスプロ:900GB
文章中心のブログは容量が増えにくい一方、画像(アイキャッチ・スクショ・図解)が増えると一気に膨らみます。
初心者が最初につまずきやすいのは「画像をそのまま高画質で置く」パターンなので、容量より先に “画像の軽量化を習慣にする”と、プランを上げずに長く運用できます。
2)DB(データベース)— WordPressサイト数と直結
WordPressは基本的に1サイト=1DBで運用するのが無難です(切り分けしやすく、移行もラク)。
- DB作成可能数:
スタンダード 50個/ビジネス 200個/ビジネスプロ 400個 - DB総使用量の規定(MySQL 5.5/5.7/8.0):
スタンダード 3GB/ビジネス 8GB/ビジネスプロ 12GB
結論:
- 1〜数サイト運用なら、スタンダードでもDBは余りやすい
- 複数サイトを増やす予定があるなら、DB数(と総使用量)で先に詰まらない設計にする
3)転送量— “無制限”でも、重い処理は制限されることがある
さくらのレンタルサーバは転送量制限がない案内ですが、負荷が高い場合は制限(503表示)が入ることがある点は把握しておくと安心です。
また、お試し期間中は転送量が制限される案内もあります。
4)同時アクセス— “瞬間風速”は対策で吸収する
共用サーバは、瞬間的にアクセスが集中すると不安定になりやすいので、最初から「逃がす」仕組みを持つのがコツです。
- CDN(コンテンツブースト)で、画像・CSSなどをCDNに寄せる
無料枠:ライト/スタンダード 月100GB、ビジネスは 月300GB(超過は従量課金) - (必要に応じて)リソースブーストで一時的に制限を緩和する
考え方:
- 普段はスタンダードで十分でも、SNS拡散など“山”が来るなら、CDN前提の運用が安全
5)サポート— “どこまで助けてもらえるか”で安心感が変わる
初心者が安心しやすいのは、問い合わせの導線が明確なこと。
- 有人チャット:10:00〜18:00(平日)/チャットボットは24時間365日
- メール問い合わせ:受付は24時間365日、回答は基本当日または翌営業日の案内
- ただし、WordPressのクイックインストールは「ログインできるまでがサポート範囲」など、範囲が明確に区切られています。
結論:「どこまでが自己解決領域か」を知っておくと、プランよりもストレスが減ります。
個人ブログの現実解:最初に選ぶべきライン
初心者の“最初の正解”は、だいたいこの2択に落ち着きます。
- WordPressでブログをやる → スタンダード以上
ライトはブログ/CMS関連機能が利用できない案内があるため、WordPress目的ならスタンダード以上が安全です。 - 静的サイト+メール中心/最小コストで運用したい → ライト
費用感(公式資料ベースの代表値)はこんなイメージです(契約期間で変動)。
| 目的 | 選びやすいライン | 料金の目安(例) |
|---|---|---|
| WordPressで本格ブログ | スタンダード | 毎月払い 660円/月額換算 500円〜 |
| 複数人・ビジネス運用寄り | ビジネス | 月額換算 1,980円〜 |
ポイントは、「いまのPV」より「半年後に何をしたいか」で決めることです。
(例:収益化するなら、後からやる設定・改善が多い=最初からスタンダードが楽)
法人/複数人運用:管理と権限を意識した選び方
法人やチーム運用で失敗しやすいのは、スペック不足よりも運用ルール不足です。
そのうえで、プラン差が効いてくるのが次の部分。
- 複数ユーザーでの管理:ビジネス以上で強い(運用者が複数いるならここが本命)
- Webサイト検索機能:ビジネス以上
加えて、メールを業務で使うなら「到達性(迷惑メールに入らない工夫)」が重要です。
さくら側で SPF/DKIM/ARC/DMARC などの対応が案内されています。
将来の引っ越しを減らす「拡張前提」の決め方
“引っ越しが面倒”なのは、だいたい次の2パターンです。
- 容量より先に、DBや運用体制が詰まる
- アクセスの山(同時アクセス)で不安定になる
なので、拡張前提の決め方はシンプルです。
- 基本はスタンダードで始める(WordPressなら)
- 伸びたら、
1)CDNで山を吸収 → 2)それでも足りないなら上位プラン
の順で上げる
上位プランへの変更は、解約せずにデータ移行して乗り換えできる案内があります。
アクセス増に備える目安(PV・記事数・画像量)
数字で一発判断は難しいですが、初心者が見ておくべき“兆候”はこのあたりです。
- 管理画面が重い/更新が遅い
- 503が出ることがある(アクセス集中時)
- 画像が増えて、バックアップや更新が面倒になる
この場合は、いきなり上位プランへ行く前に、まずは
- 画像の軽量化
- CDN(コンテンツブースト)の活用(無料枠あり)
を入れるだけで改善することが多いです。
メール運用の有無で変わる判断
- メールをほとんど使わない:ブログ運用の中心(WordPressならスタンダード)でOK
- メールを業務で使う:
- 認証(SPF/DKIM/ARC/DMARC)の設定が必要になりやすい
- 問い合わせ対応の速さを重視するなら、チャット・メールの使い分けを前提にする
方法A:WordPressでブログを作る手順(最短・つまずき回避版)
全体の流れ(ここだけ見れば進められる)
最短で迷わない流れは、この6つです。
- 独自ドメインを用意(取得先はどこでもOK)
- さくら側にドメインを追加(マルチドメイン設定)
- 無料SSL(Let’s Encrypt)を有効化(https化)
- WordPressをインストール(簡単インストール)
- 公開前の初期設定(SEO・安全・基本動作)
- テーマ+最小プラグイン(軽く・安全に・管理しやすく)
途中で詰まりやすいのは、だいたいこの3つです。
- ドメインの反映待ち(DNS)
- SSLが通らない(名前解決・www設定)
- インストール先の指定ミス(初期ドメイン直下など)
ここは後半の「つまずき回避ポイント」で先回りします。
ステップ1:独自ドメインを用意する(取得先はどこでもOK)
独自ドメインは「ブログの住所」です。収益化やSEOを考えるなら、早めに独自ドメインで始めるのが王道です。
用意するときに最低限決めるのは、この3つだけでOKです。
- ドメイン名:覚えやすく、打ち間違いされにくい
- 末尾(.com / .jp など):迷ったら一般的には .com が無難
- 管理者メール:更新通知が確実に受け取れるもの(後で重要)
さらに、初心者向けの“事故防止”として、次もメモしておくと安心です。
- 取得サービスのログイン情報
- 更新日のリマインド(失効が一番怖い)
- ドメイン管理画面で「DNSをどこで触るか」
ネームサーバー/DNSの考え方(最低限)
DNSは「その住所(ドメイン)を、どのサーバーへ案内するか」を決める仕組みです。初心者が迷いにくい考え方は2パターンあります。
- A:ネームサーバー方式(丸ごとさくらに任せる)
ドメイン側で、ネームサーバーを さくら指定に変更します(例:ns1.dns.ne.jp/ns2.dns.ne.jp)。
→ さくら側でドメインを追加すると、DNSの基本情報が自動で作られ、運用が楽になりやすいです。 - B:DNSレコード方式(ドメイン側でDNSを管理する)
ドメイン側でAレコード等を編集して、さくらサーバーを向けます。
→ 既に別サービスでDNSを一括管理している人向け。
初心者はAがラクです。どちらにしても、変更はすぐ反映されず、数時間待つことがあるのが普通です。
ステップ2:サーバー側にドメインを追加する
ここは「さくらのサーバーで、そのドメインを使える状態にする」工程です。
基本はコントロールパネルの ドメイン/SSL から進めます。
やることはシンプルで、
- ドメイン新規追加
- ドメイン一覧に表示されるのを確認
- ブラウザで表示確認(反映待ちなら時間を置く)
という流れになります。
反映待ちで焦らないための確認ポイント
「表示されない=失敗」とは限りません。まずは次を順番に確認すると、冷静に切り分けできます。
- ネームサーバーが正しいか(さくら指定にしているか)
- 変更直後ではないか(DNSは数時間かかることがある)
- さくら側でドメインを追加できているか(一覧に出るか)
ここで焦って設定をいじり倒すと、逆に沼ります。
“待つべきタイミング”を知っておくのが最強の時短です。
ステップ3:無料SSLを設定して常時HTTPSにする
次に 無料SSL(Let’s Encrypt) を有効にして、https:// で表示できる状態にします。
さくらの無料SSLは、一度設定すれば自動更新なので、初心者でも運用しやすいのが強みです。
進め方のイメージはこんな感じです。
- コントロールパネル → ドメイン/SSL
- 対象ドメインの 設定 → SSL設定
- 登録設定を始める → Let’s Encrypt を利用する
つまずき回避ポイント(重要)
- コントロールパネルにドメイン設定が出てこない場合、ログイン方法が原因のことがあります
(メールアドレスログインだと、メール設定しか表示されないケースがあるため) - 「名前解決ができないため申し込みできない」と出る場合
→ DNSの反映待ち、またはwww側の設定が原因になりやすいです
→ 一時的に「www付きも利用する」を外して通し、後からwwwを正しく設定する方法が案内されています
http→httpsの統一でやること(リダイレクト/混在対策)
SSLを入れただけだと、http と https が混在して評価が分散したり、警告が出たりします。仕上げでこの3点をやると安心です。
- WordPress側のURLを https に統一
- 「WordPress アドレス」「サイトアドレス」を
https://に
- 「WordPress アドレス」「サイトアドレス」を
- http → https へ自動転送(リダイレクト)
- さくら側の無料SSLは、リダイレクト設定は基本的に自分で行う必要があります
- 混在コンテンツ対策(画像やCSSが http のまま問題になるやつ)
- まずはトップページを開いて、ブラウザの警告が出ないか確認
- 出る場合は、画像URLなどを差し替え(必要なら置換)
ここまで終われば、土台の信頼性(ブラウザ警告・SEO的な統一)はかなり固まります。
ステップ4:WordPressをインストールする
さくらには WordPressの「簡単インストール(クイックインストール)」 が用意されています。
初心者はこれを使うのが最短です。
大まかな流れはこうです。
- 事前に ドメイン設定 と(可能なら)SSL設定 を済ませる
- 必要なら データベースを作成
- インストール画面で
- ドメイン
- インストール先(必要ならサブディレクトリ)
- DB情報
- サイト情報(管理ユーザー等)
を入力して作成
「簡単インストール」で入れる場合の注意点
初心者がハマりやすいポイントだけ、先に押さえます。
- ライトプランではインストール機能が使えない
→ WordPressでブログをやるなら、対象プランを選ぶ必要があります - 初期ドメイン直下にはインストールできないケースがある
→ 初期ドメインでやるなら「サブディレクトリにインストール」が必要、または手動インストールが必要な場合があります - インストール時のメールアドレスは“確実に受信できるもの”を
→ パスワード再発行やエラー通知に使います(推奨されない例も案内されています) - DBパスワードは要件がある
→ 指定ルールに合う強いパスワードを用意しておくとスムーズです
PHPバージョン・推奨設定の考え方
WordPressはPHPのバージョンに影響を受けます。さくらでは、
- 新規インストールは PHP 8.x(推奨) の案内
- コントロールパネルから PHPバージョンを変更可能
- 変更後は 表示や投稿など動作確認 をして、問題があれば 元のバージョンへ戻せる
という運用ができます。
つまり初心者の最適解は、
- まず推奨(PHP 8.x)で始める
- もし不具合が出たら、原因を切り分け(テーマ・プラグイン・PHP)
- 暫定回避としてPHPを戻す(必要なら)
という順番です。
ステップ5:初期設定(公開前にやるチェックリスト)
ここを適当にすると、後から直すコストが増えます。
逆に、最低限だけ整えると SEO・安全・運用が一気に楽になります。
公開前のおすすめチェックリストはこれです(上から順にやると迷いません)。
基本設定(まず土台)
- サイト名/キャッチフレーズ
- タイムゾーン(日本なら日本時間)
- パーマリンク(後から変えると手間が増えやすい)
- 不要な初期コンテンツ削除(サンプル記事・固定ページ・使わないテーマ)
安全(最低限でOK)
- 管理ユーザー名を推測されにくく(
adminは避ける) - パスワードを強く、使い回さない
- 使わないプラグインは入れない(入れたら削除まで)
SEO(後から伸ばすための準備)
- 作成途中は「検索エンジンに表示しない」設定をONにしておき、完成後にOFFへ
(インストール時に設定項目があるため、作成中のインデックスを避けやすい)
ステップ6:テーマ選定と最低限のプラグイン
テーマとプラグインは、初心者が“やりすぎて重くする”ポイントです。
コツは 「最小で始めて、必要になったら足す」 です。
軽さ・保守性・SEOの観点で選ぶ
テーマは「見た目」だけで決めると後悔しやすいので、次を基準にすると失敗しにくいです。
- 表示が軽い(速度改善しやすい構造)
- 更新が継続されている(放置テーマはリスク)
- 日本語情報が多い(困った時に解決しやすい)
- モバイルで崩れにくい(読者の大半はスマホ)
- ブロックエディタ対応(今後の拡張が楽)
入れすぎないための方針(目的別の最小構成)
最初は「用途別の最小セット」にすると、サイトが重くなりにくいです。
| 目的 | 最小で入れる発想(カテゴリ) |
|---|---|
| 趣味ブログ(まず継続) | バックアップ+セキュリティ |
| 副業ブログ(SEOも意識) | 上記+SEO補助+(必要なら)キャッシュ |
| 法人・問い合わせ目的 | 上記+フォーム+スパム対策 |
大事なルール:1機能=1つで十分
(例:SEO系を複数入れる、キャッシュ系を複数入れる、はトラブルの元です)
さらに、テーマやプラグインは PHPのバージョンと相性が出ることがあります。
更新・追加のたびに「表示」「投稿」「管理画面」の最低限を確認するだけで、事故が激減します。
方法B:「新さくらのブログ」で始める手順(手間を減らす運用設計)
できること・できないこと(WordPressとの違いを整理)
まず大枠だけ押さえると、「新さくらのブログ」は “用意された機能の範囲で、すぐ書いて公開できる” 設計です。WordPressのように、プラグインを追加して自由に作り込むタイプではありません。
できること(初心者に嬉しいポイント)
- 追加料金なしで使える(さくらのレンタルサーバ契約者向け)
- WordPress等のインストール不要で、コントロールパネルから作成→公開まで進められる
- 独自ドメインで公開できる(初期は
○○.sblo.jpでもOK) - レスポンシブ表示が標準(スマホ対応の設定に悩みにくい)
- 複数人運用(権限管理)ができる(オーナー/管理者/編集者/投稿者/寄稿者)
- テーマと配色を選んで、見た目を整えられる(複数テーマ+カラーパレット)
- OGPの有効化・デフォルト画像設定、SNSアカウント表示ができる
- 記事の公開範囲を 下書き/公開/限定公開 から選べる(限定公開は検索結果に出ない設計)
できない・割り切るとラクなポイント
- WordPressのように、好きなプラグインを入れて機能拡張する運用はできない(= 管理は軽いが、拡張の自由度は限定的)
- デザインは基本的に 用意されたテーマの範囲で整える(ゼロからの自由なテーマ制作前提ではない)
- 「細かいSEO機能を追加して最適化」よりも、運用の継続と更新の速さで勝つのが向いている
迷ったら:
“収益化や作り込みが最優先” → WordPress
“保守を減らして継続が最優先” → 新さくらのブログ
という考え方が失敗しにくいです。
開始前チェック:動作要件と準備
ここを先に整えると、作成〜公開までがスムーズです。
1)前提条件(動く状態かチェック)
- 新さくらのブログの利用には PHP 8.0以上 が必要です(古い場合は先にPHPを切り替え)
- コントロールパネルで作成操作をする際は、「メールアドレス/メールパスワード」ログインだと作成できない点に注意
(初期ドメイン or 追加ドメインとパスワードでログインする必要があります)
2)最初に決めておくと迷わない“設計メモ”
- ブログの方向性:
- 例)「日記」「趣味」「実績・ポートフォリオ」「アフィリエイト」「会社の広報」など
- 記事の並べ方:
- カテゴリ(大分類)を先に3〜7個くらい決める
- タグは後から増やせるので、最初は最小でOK
3)画像・プロフィール素材(外見が一気に整う)
- アイコン画像(正方形推奨)
- OGP用のデフォルト画像(SNSシェアで見栄えが安定)
- favicon(ブラウザのタブや検索結果で見える小さいアイコン)
- 自己紹介の短文(50〜150字くらいで十分)
4)独自ドメインを使うかどうか
- 迷うなら、まずは
○○.sblo.jpで先に書き始めるのが正解です
→ 記事が増えてから独自ドメインに切り替えてもOK(“まず継続”を優先)
作成手順:管理画面での作業フロー
作成〜初回投稿までの流れを、初心者向けに“迷わない順番”でまとめます。
ステップ0:コントロールパネルにログイン
- 「初期ドメイン(または追加ドメイン)/ パスワード」でログイン
ステップ1:新さくらのブログを新規作成
- コントロールパネル → Webサイト/データ → 新さくらのブログ → 新規追加
- ブログ情報を入力して作成
ステップ2:DNS反映が終わるまで待つ(ここが最初の山場)
- 作成直後はステータスが DNS反映中 になります
- ステータスが 利用可能 になるまでは、ブログ画面・管理画面にアクセスできないので焦らず待つ
※「いじらないで待つ」ほうが早く解決します
ステップ3:管理画面に入って最低限の初期設定
- テーマと色を選ぶ(先に見た目を固定すると迷いが減る)
- プロフィール(名前・説明・アイコン)を設定
- SNS/OGPを設定(あとで解説)
- 必要なら Basic認証(公開前の仮置きに便利)
ステップ4:記事を1本投稿して“運用に入る”
- 最初の1本は短くてOK(500〜1,000字でも十分)
- 「書く→公開→改善」というループに入るのが最短です
ブログ情報の決め方(URL/タイトル/公開範囲)
URL(ブログ初期ドメイン)
- 3〜20文字の英数字+ハイフンで作成します
- 作成後に変更できないため、短く・読みやすく・用途が伝わる文字列がおすすめ
例)mywork/cafe-news/studylogなど
タイトル
- 64文字まで入力できます
- SEOよりも先に「訪問者が一目で分かる」ことが大事です
- 良い例:
- 「横浜カフェ記録|作業できる店レビュー」
- 「Web制作メモ|初心者向け備忘録」
- 避けたい例:
- キーワードを詰め込みすぎる(読みづらい・信頼性が下がる)
- 良い例:
公開範囲(記事ごとに選べる)
- 初心者が便利に使えるのは、この3つです。
- 下書き:非公開。書きかけの保存に最適
- 公開:通常公開。カテゴリ一覧や検索結果にも出る
- 限定公開:URLを知っている人だけ見られる。一覧にも出ず、検索エンジンにも表示されない
→ 「まず身内に見てもらう」「公開前の仮チェック」に便利です
初期設定:独自ドメイン・SSL・OGPなど“外から見える部分”を整える
ここは“見た目の信頼感”が一気に上がる場所です。やることは多そうに見えますが、実はパターン化できます。
独自ドメイン(使う場合)
- まず
○○.sblo.jpでブログを作成 - その後、サーバー側で独自ドメインを設定(マルチドメイン)して、ブログ公開に利用する
- DNS反映には時間がかかるので、作業日は「反映待ち込み」で考えるのが安全です
SSL(https化)
- httpsは信頼性の基本です(ブラウザ警告を避けられます)
- 独自ドメイン運用を始めたら、httpsで表示できることを必ず確認してください
OGP(SNSシェアの見た目)
- 管理画面の SNS設定 で、OGPをON/OFFできます
- デフォルト画像を入れておくと、記事に画像がないときも見栄えが崩れにくいです
SNSアカウント表示
- X / Facebook / Instagram のユーザー名を設定すると、サイドバーやフッター等に表示できます
(使わないSNSは空欄でOK)
公開前の安全策(必要なら)
- Basic認証を設定すると、URLを知っていても「ID/パスワードがないと見られない」状態にできます
- 例)制作中・社内レビュー中・まだ検索に出したくない段階
投稿・編集:書き方の基本と効率化
最初に「型」を決めると、迷いが減って更新が続きます。
初心者向け:1記事の型(テンプレ)
- 導入:誰のどんな悩みを解決するか(3〜5行)
- 結論:先に答えを書く(1〜3行)
- 理由・根拠:箇条書きで整理
- 手順・具体例:スクショや例を1つ入れる
- まとめ:次にやること(1つだけ)を提示
時短のコツ
- 書く前に「見出しだけ」先に作る(迷子にならない)
- 画像は“毎回凝らない”。同じサイズ・同じ雰囲気で統一する
- 公開前チェックを固定化する
- 誤字
- 見出しの抜け
- 画像の入れ忘れ
- 公開範囲(公開/限定公開)の確認
カテゴリ/タグ設計の考え方
カテゴリとタグは、最初にルールを決めるほど後で楽になります。
おすすめの基本ルール
- カテゴリ:大分類(本棚)
- 3〜7個に絞る(増やしすぎると迷う)
- タグ:横串(付箋)
- 例)「初心者向け」「レビュー」「手順」「失敗談」など
- 迷ったら、まずはカテゴリ優先
- タグは後から整理しやすい
- カテゴリは増やすほど全体の設計が崩れやすい
画像運用の注意(容量・サイズ・見せ方)
画像は“便利”ですが、雑に扱うと運用が重くなります。最初からこの3点だけ意識してください。
1)アップロードする形式
- ブラウザで表示できる形式(例:jpg / png / svg など)を選ぶ
- 画像以外のファイルはアップロードできても、表示はできない点に注意
2)ファイル名は後から変えにくい
- ライブラリでは、画像説明(alt)などは編集できますが、ファイル名の変更は前提にしないほうが安全です
→ 最初から「topic-001.jpg」のようにルールを決めると管理が楽
3)alt(画像説明)を入れる
- 画像の内容が伝わり、アクセシビリティにもSEOにもプラスです
- 例)「サーバーの管理画面で新規追加を押す位置」など、具体的に
複数人運用:権限・役割分担の作り方
「新さくらのブログ」の強みの1つが、最初からチーム運用を想定した権限設計です。ここを使うと、更新が続きやすくなります。
権限のざっくり理解(運用が崩れない形)
- オーナー:最上位。ブログの新規追加・削除など“根っこ”を扱う(原則1人)
- 管理者:運用責任者。設定変更やメンバー管理ができる
- 編集者:記事の品質管理。レビューして公開する役
- 投稿者:自分の記事を作成・公開する
- 寄稿者:記事を書いて下書きで出す(公開はできない)
おすすめのワークフロー(事故が少ない)
- 寄稿者:下書きを作る
- 編集者:内容と表現をチェック(必要なら修正)
- 管理者/編集者:公開
- オーナー:全体の設定・権限の棚卸し(月1でOK)
運用のコツ
- 役割を増やすほど「誰が何をするか」が曖昧になりがちです
→ 最初は オーナー1 / 管理者1 / 編集者1 / 寄稿者(人数分) くらいが回しやすいです - 招待メールには期限があるので、招待したら早めに参加してもらうのが安全です
公開前に差がつく:共通の初期設定(SEO・信頼・安全)
ブログは「公開した瞬間」から、検索エンジンにも人にも評価され始めます。
ここで紹介する初期設定をやっておくと、あとからの修正(=面倒で失敗しやすい作業)を大幅に減らせます。
インデックス設計:検索に出す/出さないページを決める
結論から言うと、迷ったらこの基準でOKです。
- 検索に出す(index):読者の悩みを解決する“中身のあるページ”
- 出さない(noindex):自動生成で重複しやすいページ、薄いページ、作業途中ページ
WordPressでよくある「noindex候補」
WordPressは便利なぶん、放っておくと“似たページ”が増えます。初心者ほど、まずここを整理するとSEOが安定します。
- 検索結果ページ(サイト内検索の結果)
- タグ一覧(タグを増やしすぎると薄くなりがち)
- 著者アーカイブ(1人運営なら内容が重複しやすい)
- 日付アーカイブ(同上)
- 添付ファイルページ(画像だけのページなど)
おすすめの運用ルール
- カテゴリは「本棚」:少数(3〜7)で育てる → indexでOK
- タグは「付箋」:最初は少なめ → 薄いならnoindex寄り
- 迷ったら「読者が検索して辿り着いて嬉しいか?」で判断
「新さくらのブログ」での“出さない”設計が簡単なケース
新さくらのブログは、記事の公開範囲を選べます。
- 限定公開:URLを知っている人だけ見られる/一覧にも出ない/検索結果にも出ない
→ 公開前のレビュー、下書き共有、検証用ページに便利です。
公開前の“仮公開”でやりがちな失敗(回避策)
- 作成途中で公開してしまい、検索に拾われる
→ WordPressは「検索エンジンに表示しない」設定 or Basic認証でガード
→ 新さくらのブログは 下書き or 限定公開でガード
必須ページ:プロフィール/運営者情報/問い合わせ/プライバシー
SEOだけでなく、読者の「このサイト大丈夫?」を解消するために重要です。
最低限はこの4ページ(または同等情報)を用意すると信頼性が上がります。
| ページ | 最低限入れる内容 | “効く”理由 |
|---|---|---|
| プロフィール | 何者か/経験・背景/発信目的/得意分野 | E-E-A-Tの土台(誰が書いてるか) |
| 運営者情報 | 運営者名(または屋号)/連絡先/所在地(法人・店舗なら) | “実体がある”と判断されやすい |
| 問い合わせ | フォーム or メール/返信目安/営業連絡の扱い | 読者・取引先が安心する |
| プライバシー | 収集する情報/Cookie・解析/広告・アフィリエイトの明記 | 法令・広告の信頼性対策 |
ブログが収益化(広告・アフィリエイト)前提なら、追加で入れると強い一文
- 「当サイトはアフィリエイト広告を利用しています(またはPRを含みます)」
- 「計測のためアクセス解析ツールを使用しています」
(※細かい表現はあなたの運用に合わせればOK。重要なのは“隠さない”ことです)
解析の土台:Search Console・GA4・サイトマップ
「何を書けば伸びるか」を勘でやらないための必須セットです。
初心者は Search Console → GA4 の順で入れると迷いません。
1) Search Console(まず入れる)
Search Consoleは「検索での表示・クリック・掲載順位」「インデックス状況」「問題(セキュリティ等)」が分かります。
おすすめ設定(迷ったらこれ)
- プロパティは ドメインプロパティ(http/https、www有無をまとめて管理しやすい)
- 所有権確認は DNS(TXT) が一番安定
さくらでDNS(TXT)を入れるときの考え方
- さくらのコントロールパネルでDNSレコードを編集できる
- ただしDNS編集は上級者向け扱いで、反映に数時間かかることがあります
→ 変更は“最小回数”で済ませるのが安全です
2) サイトマップ(Search Consoleに送る)
サイトマップは「ページ一覧をGoogleに渡す地図」です。
- WordPressなら、標準サイトマップ(例:
wp-sitemap.xml)やSEO系プラグインのサイトマップが一般的 - Search Consoleの「サイトマップ」から送信するのが基本
注意点(さくら運用でハマりやすい)
- 初期ドメイン(例:
***.sakura.ne.jp)では、状況によってサイトマップ登録がうまくいかない旨の案内があります
→ 独自ドメインで運用するほうが無難です
3) GA4(行動分析:入れられる環境なら入れる)
GA4は「訪問後に何が起きたか(読む・離脱・回遊・問い合わせ)」が分かります。
入れ方の定番(WordPress)
- いちばん事故が少ない:Site Kit で Search Console / GA4 を連携
(二重計測になりにくく、管理画面で確認しやすい)
チェックのコツ
- 設置後は「リアルタイム」で自分のアクセスが計測されるか確認
- 既に別の計測タグ(テーマ・別プラグイン・GTM等)が入っていると、二重計測になりがち
→ 「計測は1系統」に揃えるのが鉄則です
※新さくらのブログ側でGA4タグを埋め込めるかは、ブログ設定の項目として提供状況が変わることがあります。まずは管理画面の設定項目を確認し、用意された範囲で運用するのが安全です(無理に改造しない)。
セキュリティ基礎:ログイン・権限・更新・脆弱性対策
セキュリティは「頑張りすぎ」より「基本を漏らさない」が大事です。
初心者向けに、効果が大きい順でまとめます。
共通の基本(WordPress/新さくらのブログ)
- パスワードは強く・使い回さない
- メンバーがいるなら 1人1アカウント(共有しない)
- 役割(権限)は最小限(必要な人だけ管理者)
- 公開前は Basic認証や限定公開でガード(作業途中を晒さない)
さくら側でできる防御:WAFを使う
さくらには、Web攻撃(XSS、SQLインジェクション等)をブロックする WAF が用意されています。
WordPress運用なら、まず有効化しておくと安心感が上がります。
WordPressの最低ライン(管理画面防御・二段階認証など)
WordPressは自由度が高いぶん、狙われやすいのも事実です。
最低ラインはこの7つだけでOKです(全部やるとかなり強い)。
- WordPress本体・テーマ・プラグインを更新(古いままが一番危険)
- 不要なプラグインは消す(停止だけでなく削除まで)
- 管理者ユーザー名を推測されにくく(
admin系は避ける) - 二段階認証(2FA)を入れる(管理者だけでも効果大)
- ログイン試行の制限(総当たり対策)
- バックアップの自動化(復元できなければ守ったことにならない)
- WAFを有効化(サーバー側で攻撃を減らす)
補足として、PingbackやXML-RPCは使っていないなら無効化の検討余地があります(ただし、利用中のサービスが依存している場合もあるので“必要性を確認してから”が安全です)。
さくらのレンタルサーバ公式サイト表示速度と安定稼働:さくら環境で“効く”改善ポイント
表示速度は「体感」だけでなく、検索評価(Core Web Vitals)と読者の離脱率に直結します。
さらに、さくらのレンタルサーバは共用サーバーなので、アクセス集中時に503(制限)が出ることもあり、速度改善は“安定稼働”にも効きます。
まず測る:PageSpeed/Lighthouseの見方
最初にやるべきは「改善」ではなく、どこが遅いかを特定することです。測り方を間違えると、頑張ったのに効かない…が起きます。
1) まず見るべきは「フィールドデータ」
PageSpeed Insights には2種類のデータがあります。
- フィールドデータ:実ユーザーの体験(検索評価で重要)
- ラボデータ:疑似環境のテスト(原因特定に便利)
初心者が迷わない順番はこうです。
- フィールドデータが “合格/不合格” か確認
- 不合格なら、どの指標(LCP / INP / CLS)が足を引っ張っているかを特定
- その後、ラボデータ(Lighthouse)で原因を絞り込む
2) 指標の「意味」と「よく効く対策」の対応表
最低限、この3つが分かれば十分です。
| 指標 | 何を測っている? | 目安(良好) | まずやる対策 |
|---|---|---|---|
| LCP | “メインの内容が表示されるまで” | 2.5秒以内 | 画像・フォント・CSS/JSの重さ削減 |
| INP | “操作したときの反応の良さ” | 200ms未満 | 重いJS/プラグイン整理、遅延読み込みの見直し |
| CLS | “表示のガタつき” | 0.1未満 | 画像サイズ指定、広告枠の固定、フォント読み込み改善 |
3) 測定でよくある落とし穴(回避策)
- トップだけ測って満足 → 記事ページのほうが遅いことが多い
→ まずは「トップ」「人気記事」「カテゴリ一覧」「固定ページ(問い合わせ等)」の4種類を測る - PCだけ見て安心 → 実際はスマホが主戦場
→ “モバイル”を基準に改善する - 毎回URLを変えて測る(クエリ付きURLなど)
→ 同じURLで比較して、改善前後を判断する
画像の最適化(容量・形式・遅延読み込み)
ブログで一番効きやすいのが画像です。特にLCPは、アイキャッチやファーストビューの画像が原因になりやすいです。
1) 画像の「基本3点セット」だけで十分効く
- サイズを適正化する
表示幅が1200px程度なのに4000px画像を置く…が最悪パターンです。
→ 目安:アイキャッチは 横1200〜1600px くらいで十分なことが多い - 圧縮してからアップする
体感が変わるのはここ。まずは 1枚200KB前後を目標に(写真はもう少し増えてもOK) - 形式を見直す(可能ならWebP/AVIF)
同じ見た目でも軽くできることが多いです
2) 遅延読み込み(lazy load)の考え方
- ファーストビューの画像は遅延しない
→ LCPが悪化することがあるため - 本文中の画像は遅延する
→ 読み込みを後回しにして初動を軽くできます
3) 画像でCLS(ガタつき)を出さないコツ
- 画像の縦横サイズを指定(WordPressならテーマ側で自動対応していることも)
- 広告や埋め込みがあるなら、表示領域を先に確保
→ “後から押し下げる”動きがCLSの原因になります
キャッシュと圧縮:やりすぎない最適解
キャッシュは強力ですが、入れ方を間違えると「表示が崩れる」「更新が反映されない」事故が起きます。初心者は 3層のうち、上から順にが安全です。
1) まずは「HTTPS+HTTP/2」を前提にする
さくらのレンタルサーバは HTTP/2対応です。
HTTP/2は、CSS/JS/画像の読み込み効率に影響するので、HTTPS化して恩恵を受けやすくします。
2) “1つだけ”入れる:ページキャッシュ(WordPress向け)
WordPressは「毎回PHPでページを作る」ので重くなりがちです。
そこで、HTMLを一時保存して配る ページキャッシュが効きます。
ただしルールは1つだけ。
- キャッシュ系は複数入れない(二重キャッシュは不具合の元)
さらに、次のページはキャッシュ除外の検討が必要です。
- 管理画面
- ログインページ
- フォーム送信完了ページ
- 会員/購入など「人によって内容が変わるページ」
3) ブラウザキャッシュ(静的ファイル)を効かせる
CSS/JS/画像を「2回目以降は端末に保持」できると、体感がかなり軽くなります。
さくらでは .htaccess を使ったブラウザキャッシュ制御(mod_expires)に関する案内もあります。
※ここは編集ミスが事故につながるので、初心者は
プラグイン or テーマ側で対応できる範囲から始めるのが無難です。
4) CDNで“配布”を軽くする(さくらの機能を使うと楽)
さくらのレンタルサーバには コンテンツブースト(CDN)があります。
- 静的ファイル(画像・CSS・JSなど)の配信をCDNに寄せられる
- 無料利用枠があり、ライト/スタンダードは月100GB、ビジネス以上は月300GB
“キャッシュや圧縮をいじるのが怖い”場合でも、CDNの導入は比較的リスクが低く、効果が出やすいです。
アクセス急増に備える(エラー・制限・負荷の考え方)
さくらのレンタルサーバ(共用)は、アクセスが集中すると 503 が出ることがあります。
これは「サーバーが落ちた」というより、同居ユーザーに影響を出さないための制限として起きるケースが多いです。
1) まず知っておくべき“対策の順番”
アクセス急増時は、次の順で手当てすると失敗しにくいです。
- 静的配信を増やす(画像・CSS・JSを軽くする/CDNへ寄せる)
- 同時アクセス耐性を上げる(一時的な緩和)
- それでもダメなら プラン変更や上位サービス検討
2) さくらで“今すぐできる”具体策:リソースブースト
さくらには リソースブーストがあり、HTTP同時接続数や転送量上限値を緩和して、503の発生を抑える方向に働きます。
知っておくと便利な仕様はこれだけです。
- 有効化すると、開始から2日後の24時まで緩和が有効
- 事前にアクセス集中が読めるなら、最大1年先まで予約できる
- 一度使うと、次に使えるのは7日後(連打できない)
つまり、
- 予告されたテレビ放送・セール・SNS拡散予定がある → 予約しておく
- 突然バズった → 即時ONで応急処置
が実戦的です。
3) 「重くなったとき」に真っ先に疑う3つ
アクセスが増えたとき、原因はサーバーだけではありません。
- 画像が重い(LCP悪化)
- プラグインが多い(INP悪化・DB負荷)
- 外部スクリプトが多い(広告・計測・埋め込み)
対処のコツは、全部を直そうとしないことです。
- まずは アイキャッチ画像を軽くする
- 次に キャッシュを1系統に整理
- その後 不要プラグインを削除(停止ではなく削除)
これだけで、503の頻度が下がることは珍しくありません。
さくらのレンタルサーバ公式サイトバックアップと復元:最悪を避ける設計
ブログ運営で一番つらい事故は「消えた」「戻らない」です。
そこでおすすめなのが、“1つのバックアップに頼らない”設計にしておくこと。
考え方はシンプルで、最低でも2系統(できれば3系統)に分けます。
- さくら側のスナップショット(戻すのが速い)
- 外部保管のバックアップ(契約終了・設定ミスでも残る)
- (余裕があれば)更新前の手動バックアップ(大きな変更の保険)
守る対象:ファイル/DB/設定情報
バックアップは「全部まとめて」ではなく、何を守るかを分けて考えると失敗が減ります。
1) ファイル(見た目・画像・固定資産)
- 画像(アイキャッチ、本文画像)
- テーマ(見た目・レイアウト)
- プラグイン(機能)
.htaccess(リダイレクト、Basic認証、圧縮設定など)wp-config.php(WordPressの動作に関わる重要設定)
目安:画像とテーマが戻れば「見た目」は復旧しやすいです。
2) DB(記事・設定・コメント・ユーザー)
WordPressの“本文”や設定の多くはDBに入っています。
- 記事、固定ページ、カテゴリ/タグ
- コメント
- ユーザー、権限
- サイト設定、プラグイン設定(多くはDB)
目安:DBが戻らないと「記事が空」「設定が初期化」が起きます。
3) 設定情報(復元後に詰まりやすい部分)
復元そのものが成功しても、ここがないと“動かない”ことがあります。
- 独自ドメインのDNS設定(どのサーバーを向けるか)
- SSL(HTTPS化)とリダイレクト(http→https、www有無)
- メール運用(使っているなら:送受信・認証周り)
- アクセス解析(GA4、Search Console、タグの設置)
- キャッシュ/CDN設定(使っているなら)
結論:
ブログは「ファイル+DB+設定」の3点セットで守ると、復元が一気に簡単になります。
自動化の方針(頻度・世代管理・保管先)
ここは“迷わない形”を先に決めてしまうのがコツです。
初心者向けに、現実的で事故りにくい構成を提示します。
まずはこれ:3層バックアップ(おすすめ)
| 層 | 目的 | 何を使う | どこに残る |
|---|---|---|---|
| ① 速攻復旧 | すぐ戻す | バックアップ&ステージング(スナップショット) | さくらとは別サーバー側 |
| ② 契約終了に強い | “残す” | 外部ストレージへのバックアップ(WPプラグイン等) | Google Drive / S3等 |
| ③ 大きな変更の保険 | “念のため” | 更新前の手動バックアップ | PC/外部ストレージ |
① 速攻復旧:バックアップ&ステージングの使い方(要点だけ)
- 無料で利用でき、スナップショットを最大8個まで持てます
- スケジュール設定で定期バックアップも可能です
- バックアップ対象は基本的に www配下のWebコンテンツです
- DBのスナップショットはWordPress利用時のみという前提があります
- 容量・ファイル数の制限があり、環境によってはバックアップに失敗することがあります
- 契約終了(解約・滞納など)や利用解除で、バックアップが削除されます
→ だから②(外部保管)も必須です
世代の持ち方(8個のおすすめ例)
- 日次6個(直近6日分)
- 更新前2個(大型変更の直前・直後)
「毎日増え続ける」より、“取りたいタイミングが残る”運用が実務向きです。
② 契約終了に強い:外部保管のおすすめ方針
バックアップ&ステージングは便利ですが、“さくらの契約に紐づく”のが弱点です。
そこで、WordPressなら次の方針が堅いです。
- 頻度
- 毎日更新する:日次
- 週に数回:週次+更新前
- 世代管理(例)
- 日次7、週次4、月次6(合計17世代)
- 保管先
- PCだけは不安 → クラウド(Drive/S3等)を基本にする
ここで大事なのは、「復元できる形式で残す」こと。
たとえばDBだけ、画像だけ、だと復元が地獄になります。
③ 更新前の保険:手動バックアップのタイミング
次の作業の前だけは、手動バックアップを強くおすすめします。
- テーマ変更・大きなカスタマイズ
- プラグインの追加/削除(特にキャッシュ系・セキュリティ系)
- WordPress本体のメジャーアップデート
.htaccessを触る(リダイレクト、圧縮、Basic認証など)
“やらかした直後に戻す”には、直前バックアップが一番効きます。
復元手順を“先に”確認する(本当に戻せる状態か)
バックアップは「取って安心」ではなく、戻して初めて価値があります。
初心者でも失敗しにくい“確認手順”を、順番でまとめます。
1) まず「戻す場所」を決める:本番か、テスト環境か
おすすめは基本この順です。
- ステージング(テスト環境)に復元して動作確認
- 問題なければ 本番へリリース(反映)
本番へ戻す操作は、現在の本番環境を上書きします。
なので、本番を触る前に“現状のスナップショットを1つ作る”のが安全です。
2) 復元後の“最低限チェックリスト”(10分で終わる)
復元が成功しても、ここが崩れていると再事故になります。
- トップと人気記事が表示される
- 画像が欠けていない(アイキャッチ・本文)
- 管理画面にログインできる
- 新規投稿→公開ができる(保存・編集も)
- お問い合わせフォームが送れる(ある場合)
- 404が増えていない(主要ページだけでもOK)
- SSL(https)で警告が出ない
- リダイレクトが暴走していない(ループしていない)
- キャッシュが原因の表示ズレがない(必要ならキャッシュ削除)
- Search Console/GA4が二重計測になっていない(入れ直した場合)
3) 「復元できない」典型パターンを先に潰す
とくにWordPressは構成によって、スナップショット系がうまく動かないことがあります。
- WordPressの主要ディレクトリ構成が標準から大きく外れている
- WordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)が別ドメインになっている
- プラグインの挙動によって、復元後に正常に動かないケースがある
- SSL+リダイレクト設定の組み合わせで、リダイレクトループが出る場合がある
対策として現実的なのはこれです。
- “標準的な構成”のまま運用する(初心者ほど強い)
- 大きな変更前は、必ず「復元テスト→本番反映」にする
- スナップショットに加えて、外部保管バックアップも持つ(②)
よくある詰まりどころ:原因切り分けと対処
ドメインが表示されない/反映が遅い
「設定したのに見えない」は、ほとんどが DNS(反映待ち) か 向き先の設定ミス です。まずは“待つべきか・直すべきか”を切り分けます。
最初に確認する3点(これで8割は解決)
- ネームサーバーが正しいか(さくら指定になっているか)
- サーバー側でドメイン追加が完了しているか(追加した覚えがあるか/エラーが出ていないか)
- 反映待ちの時間帯か(ネームサーバー変更・ゾーン編集直後は数時間かかることがある)
よくある原因 → 対処(初心者向け)
- ネームサーバー変更直後
- 対処:焦って設定をいじらず、一定時間おいて再確認(反映に数時間かかることがあります)
- 「DNSゾーンが既に登録されています」など、追加時にエラー
- 対処:いったん削除した直後は、同じドメインを再追加できるまで時間が必要なケースがあります
- サブドメインはさらに時間がかかる案内もあります
- 別の会員IDで使われている/過去に運用していた
- 対処:会員IDの統合・譲渡や、削除依頼が必要になる場合があります(サポート手順に沿って進める)
“表示されない”ときの見え方で判断する
- 「このサーバーは、さくらのレンタルサーバで提供されています」と出る
- 独自ドメイン設定が未完了、https側だけ通っていない、またはサーバー状態の問題などが疑われます
- → 次の「SSL」や「エラー」項目の切り分けへ
SSLが有効にならない/混在コンテンツになる
SSLは「証明書が取れない」よりも、実際は “DNSが合っていない” ことが原因になりがちです。
証明書が発行できないとき(代表パターン)
- 「ドメインの名前解決ができない」系のエラー
→ 対処:そのドメイン(必要なら www付き も含めて)が、さくらのサーバーを向いている状態にする必要があります。
→ www 側だけ解決できない場合、いったん 「wwwも利用する」設定を外して進める→あとから www を正しく設定、という回避策が案内されています。
発行完了したのに https で見られないとき
- まず確認:
- ドメイン設定(追加設定)が正しいか
- DNS反映が完了しているか
- 次にやること:
- ブラウザキャッシュを消して再確認
- それでもダメなら、エラー表示(403/404/500など)を見て「エラー」項目へ
混在コンテンツ(httpsなのに警告が出る)
混在の原因は「ページ内の一部が http のまま」なことです。対処は大きく3つ。
- WordPressのURLを https に統一(サイトアドレス/WordPressアドレス)
- http → https の転送(リダイレクト)を設定
※無料SSLを入れただけでは、転送が自動で完成しないケースがあるため、最後に統一が必要です - 本文・画像・CSSの “http残り” を潰す
- 目視で直すより、「旧URL→新URL」の置換(安全な手順で)や、テーマ/プラグイン側の設定で直すのが現実的です
WordPressが入らない(プラン・PHP・DB・権限)
「インストールできない」は、原因が多いようで だいたい4つに集約されます。
1)プランが対象外
- WordPressの“簡単インストール”は、プランや条件で使えないことがあります
- まずは 契約プランが対象か を確認してください(ここがズレていると先に進めません)
2)初期ドメイン直下に入れようとしている
- さくらの案内では、クイックインストールで初期ドメイン直下にインストールできない旨が明記されています。
対処は次のどちらかです。- サブディレクトリにインストール(例:
/blog/など) - 手動インストール(初期ドメイン直下でやりたい場合)
- サブディレクトリにインストール(例:
3)DBまわり(作成・パスワード・選択ミス)
- DB未作成、DBユーザー/パスワードの入力ミス、作成したDBと違うものを選んでいる…が典型です。
対処:- DBを作り直すより、まず “入力した値”を一つずつ照合(コピペでもOK)
4)PHPバージョン/権限
- 推奨のPHPバージョンから大きく外れていると、動作に支障が出ることがあります。
- インストール後に真っ白になる場合は、プラグイン・テーマより先に PHP切替→再確認 の順で切り分けるのが安全です。
ログインできない/管理画面に入れない
「どこにログインできないか」で、やることが変わります。
A:サーバーコントロールパネルに入れない
- よくあるのが セッション期限切れ
→ 対処:会員メニューからログアウト→再ログイン - パスワードが不明
→ 対処:会員メニューから サーバーパスワードの再発行 を行う
B:WordPress管理画面(/wp-admin)に入れない
- まずは パスワード再発行(ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」)
- それでもダメなら、症状で切り分けます。
症状別の切り分け(初心者向け)
- ログイン情報は合ってるのに弾かれる
- キャッシュ/セキュリティ系プラグイン/二段階認証の設定が原因のことがあります
- 403になる
- .htaccess の制限、WAF、パーミッションなどが疑わしいです
- さらに、さくら側の案内として「www.転送設定の矛盾で403になる可能性」も示されています
→ 対処:www転送設定(wwwあり/なし)と、WordPress側のURL設定が矛盾していないか確認
- 画面が真っ白/500になる
- 次の「500/403/DB接続エラー」を参照(原因が近いです)
500/403/DB接続エラーの典型パターン
「何のエラーか」で、最短ルートが決まります。まずはこの表の“先頭だけ”見てください。
| 表示 | ありがちな原因 | 最初にやること(安全順) |
|---|---|---|
| 403 Forbidden | インデックスファイルなし/権限(パーミッション)/.htaccess制限/WAF等 | ①公開フォルダに index.php 等があるか ②権限の見直し ③.htaccess の制限確認 |
| 500 Internal Server Error | .htaccessの書式・文字コード・改行/PHP設定を.htaccessに書いている/権限設定ミス/スクリプト不具合 | ①直近で触った .htaccess を戻す(または一時退避)②権限の見直し ③エラーログの確認 |
| データベース接続確立エラー | DBユーザー/パスワード不一致(変更後の反映漏れが多い) | ①DBパスワード変更の有無を確認 ②wp-config.php のDB情報を照合 ③障害情報も確認 |
特に500の“あるある”
- .htaccess の記述ミス(コピペした設定が合っていない、改行コード違いなど)
- 本来 php.ini に書くべき設定を .htaccess に書いている
- CGI/PHPのパーミッションが推奨値になっていない
→ 500は「いま直したい気持ち」を抑えて、直近の変更を戻すのが最短です。
DB接続エラーの“あるある”
- コントロールパネルでDBパスワードを変更したのに、WordPress側(wp-config.php)の記述を変えていない
→ 変更したなら、WordPress側も“同じ新しい値”に合わせる必要があります。
乗り換え・移行:他社からさくらへ/さくらから他社へ
移行前チェック(DNS切替・ダウンタイム最小化)
移行で失敗しやすいのは「移す作業」より、切替の順番です。
初心者でも事故を減らせるチェックと手順を、最短ルートでまとめます。
まずやること(10分で整理できる)
- 何を移すかを分解する
- Web(WordPress/静的サイト)
- DB(WordPressの記事・設定)
- メール(同じドメインのメールを使っているか)
- 切替日を決める(平日昼より、夜/休日のほうが安全なことが多い)
- 現状を控える(戻すための保険)
- 現サーバーの契約情報
- DNSレコード(A/AAAA/CNAME/MX/TXT)
- WordPressの管理者ログイン情報
ダウンタイムを最小にする“鉄板の順番”
- 新サーバー(移行先)を先に用意して、データを入れる
- 切替前に表示確認(ステージングや hosts を使って“新サーバーの見え方”を確認)
- DNS切替は最後(ネームサーバー変更 or レコード切替)
- 切替後もしばらく 旧サーバーは解約しない(巻き戻し用)
さくら公式の移転ガイドも「旧サーバー契約を継続しつつ並行して移行」→「完了後に旧サーバー解約」という流れを案内しています。
また、さくらは無料お試し期間があるので、切替前に落ち着いて検証しやすいのもメリットです。
さくら側で注意したいポイント(先回り)
- DNSレコードを触る前に、まず さくら側で“ドメイン追加”が必要です(先にゾーンだけ作っても進みません)。
- さらに、お試し期間中は他社ドメインを“ドメイン追加”できない条件があるため、移行スケジュールを組むならこの制約を先に把握しておくと安心です。
WordPress移行の定番ルート(プラグイン/手動)
WordPress移行は大きく 「プラグイン」か「手動」の2択です。
迷ったら、まずは下の早見で決めるとスムーズです。
| 方式 | 向いているケース | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| プラグイン移行 | 初心者/なるべく簡単に済ませたい | 容量が大きいと制限・失敗が起きることがある |
| 手動移行(ファイル+DB) | 中〜上級者/構造を理解して確実に移したい | DB・URL置換・権限など“手順のミス”が事故になる |
1) プラグイン移行(初心者の最短ルート)
考え方はシンプルで、移転元でエクスポート → 移転先でインポートです。
手順の全体像
- 移転元:プラグインで“サイト丸ごと”を書き出す
- 移転先:同じプラグインを入れて“丸ごと”取り込む
- 取り込み後:表示確認 → パーマリンク再保存 → キャッシュ削除
つまずき回避のコツ
- 画像が多いサイトは、先に
- 不要画像の削除
- 画像圧縮
をしてからエクスポートすると成功率が上がります。
- 取り込み直後に崩れる場合は、まずは
- テーマ
- キャッシュ系
- セキュリティ系
の順で疑うと切り分けしやすいです。
2) 手動移行(確実性重視。構造を理解して移したい人向け)
「WordPressはファイルとDBでできている」ので、両方を移すのが基本です。
手順の全体像
- 移転元:WordPressファイルをFTPでダウンロード
- 移転元:DBをエクスポート(phpMyAdmin等)
- 移転先:さくらでドメイン追加 → DB作成
- 移転先:FTPでファイルをアップロード
- 移転先:DBをインポート
wp-config.phpのDB情報を合わせる- 表示確認(必要ならステージング/hostsで確認)
“失敗あるある”と予防
- URL(http→https、www有無)の整合が取れていない
→ 切替前に「最終的にどのURLで統一するか」を決めてから作業すると事故が減ります。 - 権限・パーミッション不一致で403/500
→ 直近で触った.htaccessを戻す、推奨権限に揃える、ログを見る…の順が安全です。
3) さくらの機能を使う移行(使えるなら“確認がラク”)
さくらのサポートでは、バックアップ&ステージング(SnapUP)を使ったWordPress移行手順も案内されています。
また、他社からの移転手順ページでは、ステージング機能で表示確認する流れも紹介されています。
「DNS切替前に新サーバーで見た目を確認したい」初心者にとって、ここがかなり安心材料になります。
メール運用がある場合の注意(MX・送受信テスト)
Webは移せても、メールで詰まる人が多いです。理由は単純で、メールは “届く/届かない”が即トラブルになるからです。
まず結論:メールは「移す」か「そのまま」かを最初に決める
- メールも一緒に移す
→ 旧サーバーのメールを、新サーバーへ引っ越す(アカウント再作成・データ移行が必要) - メールは外部サービスのまま(例:Google Workspace等)
→ Webだけさくらへ移し、MXは外部のままにする(切替が簡単で事故が少ない)
さくらのサポートでも「Web=さくら、メール=外部」の併用手順(MXレコードの変更など)が案内されています。
MX切替の基本(事故を減らすチェックリスト)
MXを切り替える前に、最低限これを済ませると安全です。
移行先で準備すること(メールも移す場合)
- 移行先サーバーに 同じメールアドレスを作成
- メールソフト/スマホの設定情報を控える(IMAP/SMTP、ポート、暗号化方式など)
- 旧メールデータを残したい場合は、IMAP同期などで移行計画を立てる
MX切替の前後で必ずやること
- 切替前:
- 旧環境で受信できること(最終チェック)
- 旧環境から新環境へ転送するか(保険)を決める
- 切替後:
- 外部から自分宛に送信して受信確認
- 自分から Gmail/Yahoo等へ送信して到達確認(迷惑メール行きもチェック)
- 数時間〜1日程度は、旧環境も見に行く(DNSの反映差で“届き分かれ”が起きるため)
送信ドメイン認証(SPFなど)もセットで確認
メールの引っ越し直後は、迷惑メール判定が増えがちです。
さくらのサポートには SPFレコード設定の案内があります(反映に時間がかかる注意もあり)。
ポイント
- 送信元を変えるなら、SPFなどのTXTレコードも見直し対象
- 反映待ちがあるので、切替日に一気にやりすぎず、計画的に
評判・不安の整理:向いている人/向かない人
メリット:コスト・実績・運用の選択肢
「さくらのレンタルサーバでブログ」を検討する人が最終的に評価しやすい強みは、ざっくりこの3つにまとまります。
1)コストを抑えつつ、ブログ運用に必要な土台が一通りそろう
- 初期費用がかからず、無料お試しがあるので「合うかどうか」を先に確認できます。
- 低価格帯でも、無料SSLやWAF、バックアップ&ステージング、CDN(コンテンツブースト)など“安全・安定・高速化”の選択肢を持てます。
→ いきなり上位プランや高額サービスにしなくても、必要に応じて段階的に強化できるのが現実的です。
2)長年の実績があり、運用面の不安を減らしやすい
- 監視体制やデータ保護(運用体制の説明)が明示されていて、「ブログを置きっぱなしにしても大丈夫?」という不安を解消しやすいタイプです。
- 実ユーザーのレビューでも、コスト面・安定性・サポート対応が評価ポイントとして挙がりやすい傾向があります(ただし感じ方には個人差があります)。
3)ブログの始め方を“目的別”に選べる
- WordPressで本格運用(収益化・拡張性・SEOを伸ばす)
- 「新さくらのブログ」で手間を減らす(保守作業を軽くして継続優先)
- さらにアクセスが増えたら、CDNやリソースブーストで“山”の対策まで打てます。
→ 「最初から完璧」より、成長に合わせて育てる運用に向きます。
注意点:機能のクセ・設定が必要な領域
不安ポイントは「欠点」というより、共用サーバ×自分で育てる運用の特性として理解しておくと納得しやすいです。
1)共用サーバなので、アクセス急増時に制限が出る可能性がある
- 突発的なアクセス集中などで、HTTP 503などの制限が出るケースがあります。
- 対策の考え方はシンプルで、
- まず CDN(コンテンツブースト)で静的配信を軽くする
- 次に リソースブーストで一時的に制限を緩和する
という順番が現実的です。
※ただし、CDNは設定できるドメイン条件があり、状況によっては工夫が必要です。
2)“最初の設定”でつまずきやすいポイントがある
- ドメイン設定・DNS反映・SSL(https統一)あたりは、初心者が最初に時間を使いやすいです。
- 特にWordPressは、サイトを伸ばすほど
キャッシュ/リダイレクト/セキュリティ/バックアップの「最低限の運用」が必要になります。
→ 自動で全部お任せの“フルマネージドWordPress”に比べると、手を動かす場面は増えがちです。
3)バックアップ&ステージングは便利だが、万能ではない
- 最大8世代などの枠組みがあり、スナップショット対象・制限・ステージング環境の違い(本番と完全一致しない可能性)など注意点があります。
- さらに、お試し期間中は利用できないため、「試して良ければすぐバックアップ」ではなく、運用方針を先に決めておくと安全です。
→ 結論としては、外部保管のバックアップも併用するのが堅いです。
4)サポートは“即時の電話”前提ではない
- 電話はコールバック予約が中心で、対応時間帯が決まっています。
→ 「今すぐ電話で解決したい」タイプの人は、ここをストレスに感じることがあります。
他社と比較するなら、見るべき指標はここ
「どれが一番いいか」ではなく、あなたのブログ運用に必要な条件を満たすかで判断すると失敗しません。比較で見るべきはこの7つです。
| 指標 | ここを見る理由 | 具体的なチェック例 |
|---|---|---|
| 実質コスト | 安さだけで決めると後で上がりやすい | 月額だけでなく、契約期間・更新・オプションも含めて比較 |
| 容量と“増え方” | 文章より画像で増える | 画像多め運用の予定があるか/バックアップの置き場 |
| DB余力 | 複数サイト運用で効く | WordPressを増やす予定があるか/DB数・容量の余裕 |
| 高速化の選択肢 | 伸びたときの伸びしろ | CDNの有無・無料枠・設定条件/キャッシュ方針 |
| アクセス急増耐性 | バズ・露出の事故を防ぐ | 503対策の手段(緩和機能・CDN・上位移行のしやすさ) |
| セキュリティ | 長期運用の安心感 | 無料SSL、WAF、ログイン保護、バックアップの仕組み |
| サポート導線 | 初心者の詰まりどころを救う | 連絡手段(チャット/メール/電話予約)と対応時間帯 |
向いている人(ざっくり)
- 低コストで始めて、必要に応じて高速化・安全性を足しながら育てたい
- WordPressで本格運用しつつ、バックアップやWAFなど“基本装備”も押さえたい
- 国内事業者の運用体制・実績を重視したい
向かない人(ざっくり)
- 何も設定せず、最初から“最速&全部お任せ”で走りたい
- 24時間いつでも即時の電話サポートが必須
- 高負荷な仕組み(会員制・ECなど)を共用サーバで無理なく回したい(専用/マネージド系のほうが安心になりやすい)
よくある質問(検索されやすい疑問を先回り)
ブログ用途で“最低限”必要なプランは?
結論から言うと、「何でブログを書くか」で最低ラインが変わります。
| やりたいこと | 最低ライン | 理由(初心者が詰まりやすい所) |
|---|---|---|
| WordPressでブログ(収益化・SEOも本気) | スタンダード以上 | ライトはブログ/CMSの機能(WordPressのインストール機能など)が使えない前提になりやすい |
| 「新さくらのブログ」で手軽に始める | ライト以上(※メールボックス除く) | 追加料金なしで使える/インストール不要で“すぐ書ける” |
| 静的サイト+簡単なページのみ | ライト | 低価格で運用できる(ただしWordPress前提なら不向き) |
初心者が後悔しにくい選び方は、この2択です。
- 将来、検索流入や収益化まで見据える → スタンダードでWordPress
- まずは手間を減らして継続を優先 → ライト+新さくらのブログ
※「最安で始めたい」気持ちが強いほど、“後からWordPressにしたくなる”ことが多いので、半年〜1年の運用イメージで決めるのがコツです。
独自ドメインはどこで取るのが得?
「得」は、最初の安さではなく、だいたい次の合計で決まります。
- 更新費(2年目以降も毎年かかる)
- 管理のしやすさ(DNS設定・自動更新・サポート)
- 移管のしやすさ(他社へ移す可能性)
迷わない判断基準(初心者向け)
価格重視なら、最低でもこれを比較してください。
- 取得費(初年度)
- 更新費(2年目以降)
- Whois代行(無料/有料)
- DNS設定の自由度(TXT/MXなどが編集しやすいか)
- 自動更新・更新通知の分かりやすさ
運用のラクさ重視なら、こう考えると早いです。
- さくらでまとめたい(サーバー+ドメインを一元管理したい)
→ さくらのドメインは迷子になりにくい - すでに他社でドメインを持っている/DNSを別管理している
→ 無理に移さなくてもOK(サーバーだけさくらにする運用で十分)
参考までに、さくらのドメインでは「.com」「.jp」などの取得・更新料金が一覧で公開されています。
「いくらかかるか」を先に固定できるので、比較の出発点にしやすいです。
WordPressと「新さくらのブログ」、後から切り替えられる?
切り替え自体はできます(= 途中から別方式に乗り換えて運用することは可能)。
ただし初心者が誤解しやすいのがここで、重要なのは 「データ移行がワンクリックとは限らない」 という点です。
後から困らない“現実的な考え方”
- 新さくらのブログ → WordPress
- 可能。ただし多くの場合、記事・画像・URL構造の扱いを自分で整理する必要が出ます。
- もし将来の移行を見据えるなら、今のうちから
- 記事の元原稿を別に保存(メモ/ドキュメント)
- 画像を整理して保管
をしておくと移行が一気にラクになります。
- WordPress → 新さくらのブログ
- 可能。ただしWordPressのように「拡張して作り込む」設計から、「用意された機能で運用する」設計へ変わるため、機能面は“引き算”になります。
- SEOや収益化が目的なら、基本的には WordPressを継続したほうが失敗しにくいです。
迷う人への結論
- 収益化・SEOが最終ゴールなら、最初からWordPress(スタンダード以上)が無難
- 続けられるか不安なら、新さくらのブログで“まず書く習慣”→必要ならWordPressへ
収益化はどの段階から始めるべき?
焦りやすいポイントですが、収益化は「早いほど良い」より “土台ができてから”のほうが伸びやすいです。
目安はこの順番(初心者の失敗を減らす並び)
- 信頼の土台を作る
- プロフィール/運営者情報/問い合わせ/プライバシー(最低限)
- 記事が「まとまって読める」状態にする
- まずは10〜30本程度を目安に、同じテーマで深掘り(薄い記事を量産しない)
- 導線を最小で入れる
- 例)記事末に「次に読む記事」や「おすすめ」リンク
- 収益導線は“1記事に1つ”くらいからでOK
- 収益化を段階的に増やす
- アフィリエイト:少数の案件から検証(クリック率・成約率を見て改善)
- 広告:表示で読みにくくならない範囲から(体験を崩すとSEOも落ちやすい)
ポイントはこれだけです。
- 収益化を入れる前に、最低限の信頼ページを用意する
- 先に「読者の役に立つ記事の束」を作る
- 数字(検索流入・クリック)を見て、少しずつ強くする
困ったときに確認するサポート導線
詰まったときは、次の順で進めると最短で解決しやすいです(初心者向けの“迷子にならない導線”)。
- 公式ヘルプ(手順・よくある質問)を確認
- 「エラー文そのまま」で検索すると当たりやすいです
- メンテナンス・障害情報を確認
- 自分の設定ではなく、提供側の問題の可能性を先に潰せます
- チャット(まずはチャットボット)
- 24時間使えるので、深夜でも切り分けが進みます
- 有人チャット(平日10:00〜18:00)
- 文章で説明しづらいときは、スクショを添えると早いです
- メール(記録が残る・複雑な相談向き)
- コールバック予約(電話で確認したいとき)
- 予約は24時間できますが、折り返しは営業時間内です
問い合わせ前に用意すると早いもの
- 契約ID(さくらID)
- 対象ドメイン
- 発生している画面のスクショ
- いつから起きたか(直前に何を変更したか)
まとめ
さくらのレンタルサーバでブログを作るときに大切なのは、才能や知識よりも 「順番」と「最小構成」 です。
今回のロードマップを、もう一度シンプルに整理します。
この記事の結論(ロードマップの全体像)
- 目的を決める
- 本格運用・収益化・SEO重視 → WordPress
- 手間を減らして継続優先 → 新さくらのブログ
- プランを決める
- WordPress前提なら、基本は スタンダード以上 が安全
- 独自ドメインを用意する(どこで取得してもOK)
- さくら側でドメインを追加して、DNS反映を待つ
- 無料SSL(https)を設定して、URLを統一する
- WordPressをインストール(簡単インストール中心)
- 公開前の初期設定(SEO・信頼・安全)を整えて公開
最後に:公開前チェックリスト(ここだけ保存してOK)
- 独自ドメインが正しく向いている(DNS反映済み)
- httpsで表示でき、http→httpsが統一されている
- WordPressの基本設定(サイト名・パーマリンク・タイムゾーン)を確認
- 不要な初期コンテンツを削除(サンプル記事など)
- 運営者情報/問い合わせ/プライバシーの土台を用意
- Search Console・GA4・サイトマップの導線を整える(できる範囲でOK)
- バックアップの方針を決める(最低でも“戻せる”状態に)
ここまでできれば、ブログは「作っただけ」で終わらず、伸ばせる状態になります。
次は、記事を増やす前に「カテゴリ設計」と「最初の10本のテーマ」を固めると、検索にも読者にも強いブログになっていきます。
