ブログを始めたいけれど、
「レンタルサーバーって何を選べばいいの?」
「WordPressのインストールがむずかしそうで不安……」
「独自ドメインやSSL設定のやり方がわからない」
「設定ミスでサイトが表示されなくなったらどうしよう?」
こんな悩みや疑問を抱えていませんか?
特に初めての方にとっては、レンタルサーバーの契約からドメイン・SSL設定、WordPressの導入まで、「何から手を付ければいいのか」「途中でつまずいたら?」と戸惑うポイントがたくさんあります。
そこで本記事では、国内老舗の【さくらのレンタルサーバ】を使い、ゼロからWordPressサイトを立ち上げる手順を1つずつ丁寧に解説。
初心者のあなたでも迷わず進めるよう、つまずきやすい注意点やおすすめ設定もあわせてご紹介します!
はじめに:WordPressとさくらサーバの特徴
WordPressとは何か
WordPressは、世界中で最も利用されているオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。
以下のようなメリットがあります。
- 初心者でも使いやすい
✓ テンプレートやテーマが豊富で、デザインの知識がなくても簡単にサイトを構築できます。 - 拡張性が高い
✓ プラグインを追加するだけで機能強化が可能。SEO対策、フォーム作成、セキュリティ対策など幅広く対応できます。 - コミュニティが活発
✓ 日本語の情報・解説記事やサポートフォーラムが充実しており、困ったときに助けを得やすい環境です。
🚀 ポイント:最初は公式のテーマやプラグインだけでも十分にサイトを立ち上げられます!

さくらのレンタルサーバのメリット・プラン概要
さくらのレンタルサーバは、国内老舗のホスティングサービスで、WordPress運用に適したプランが揃っています。
特に以下の特徴が光ります。
- 高速&安定性 🔒
- SSD採用で読み込みが速く、同時アクセスにも強い
- 国内データセンター運用で安定稼働
- 充実のサポート 💬
- 24時間365日のメールサポート
- 豊富なマニュアル・Q&A
- お手頃価格 💰
- 月額数百円からスタート可能
- 初期費用もリーズナブル
プラン比較表
| プラン名 | 月額料金(税込) | SSD容量 | 独自ドメイン数 | SSL対応 | 自動バックアップ |
|---|---|---|---|---|---|
| ライトプラン | ¥524 | 100GB | 1 | ○ | × |
| スタンダード | ¥1,571 | 200GB | 無制限 | ○ | ○ |
| プレミアム | ¥3,142 | 400GB | 無制限 | ○ | ○ |
🔍 選び方の目安:
- 個人ブログや小規模サイト → ライトプラン
- 中規模サイトや複数サイト運営 → スタンダードプラン
- 大規模・法人向け → プレミアムプラン

サーバー契約とドメイン準備
プラン選択と会員登録手順
- プランを決める
- ライトプラン:月額約¥524、初めてのブログやテスト用に最適
- スタンダードプラン:月額約¥1,571、複数サイトやアクセス増加に対応
- プレミアムプラン:月額約¥3,142、大規模サイトや法人利用向け
| プラン名 | 月額料金(税込) | SSD容量 | 同時アクセス目安 |
|---|---|---|---|
| ライト | ¥524 | 100GB | ~100人/時 |
| スタンダード | ¥1,571 | 200GB | ~300人/時 |
| プレミアム | ¥3,142 | 400GB | ~500人/時 |
- 会員登録をする
- 公式サイトで「新規登録」をクリック
- メールアドレスとパスワードを入力
- 認証コードをメールで受信し、登録フォームに入力
- 個人情報(氏名・住所・電話番号)を正確に入力
- 利用規約を確認し、チェックを入れて「登録」
🔒 ヒント:登録情報は後からの変更が手間なので、誤りがないようにしましょう。
初期ドメインの設定
- コントロールパネルにログイン
- 「ドメイン設定」>「初期ドメインの確認」を選択
- 初期ドメイン(例:
ユーザー名.sakura.ne.jp)をメモ - WordPressインストール時にこの初期ドメインをデフォルトのURLとして利用可能
- メリット:すぐにサイトの動作確認ができる
- デメリット:SEOやブランディングには専用ドメインの利用がおすすめ
独自ドメインの取得方法
- ドメイン取得サービスを選ぶ
- おすすめ:お名前.com、ムームードメイン、Google Domains
- 取得したいドメイン名を検索フォームで入力
- 空きがあればカートに追加し、取得手続きを進める
- 登録期間(1年~10年)を選択し、料金を支払う
- WHOIS情報を確認・設定(公開する情報を正しく入力)
🌐 ワンポイント:
- 短く覚えやすいドメインを選ぶ
- キーワードを入れるとSEO効果が期待できる
- 取得後すぐに「ネームサーバー設定」でさくらサーバーを指定
独自ドメインの紐付けとSSL設定
サーバーへのドメイン登録(マルチドメイン/サブドメイン対応)
- コントロールパネルにログイン
- 「ドメイン設定」>「新しいドメインの追加」を選択
- 取得済みのドメイン名を入力し、「追加」をクリック
- DNS情報を確認し、以下のようにネームサーバーを設定
| 項目 | 値 |
|---|---|
| ネームサーバー1 | ns1.dns.ne.jp |
| ネームサーバー2 | ns2.dns.ne.jp |
| ネームサーバー3 | ns3.dns.ne.jp(必要に応じて) |
- 反映まで最大24時間ほどかかります。
- マルチドメイン/サブドメインを使う場合
- マルチドメイン:上記手順で複数のドメインを同一アカウントに追加
- サブドメイン:例として
blog.example.comを使う場合、- 「サブドメイン設定」から
blogを追加 - 紐付けたいディレクトリを指定
- 「サブドメイン設定」から
🔍 ポイント:
- ドメイン追加後は「ステータス」が「有効」になるまで待機
- サブドメインはサイトごとにフォルダを切り分けられるので、複数サイト運営に便利
無料SSL証明書の導入と常時HTTPS化
- コントロールパネルの「セキュリティ設定」>「SSL証明書」へ移動
- 「Let’s Encrypt 無料SSL設定を追加」を選択
- 対象ドメイン/サブドメインを選び、「設定開始」をクリック
- 自動で証明書が発行・インストールされるので、完了まで待機(数分~数十分)
- 発行されたら「有効」ステータスを確認
常時HTTPS化の設定
- 「サイト設定」>「リダイレクト設定」で「HTTP → HTTPSへ強制リダイレクト」をONに
- WordPress管理画面>「設定」>「一般」でURLを
https://に変更
🔒 セキュリティ強化:
- SSL化によりデータ通信が暗号化され、訪問者の安心感アップ!
- Googleの評価指標にもなっているため、SEO効果も期待できます

WordPressの導入方法
クイックインストールによる自動セットアップ
- コントロールパネルにログイン
- 「アプリケーションの設定」>「クイックインストール」>「WordPress」を選択
- ドメイン/インストール先を指定
- サイト名や管理者情報(ユーザー名・パスワード・メールアドレス)を入力
- 「インストール」をクリック
- 数分で自動的にセットアップ完了! 🎉
メリット
- 簡単:ほぼクリックだけで導入できる
- 速い:最短数分でサイトが立ち上がる
コントロールパネルからの手動インストール
データベースの新規作成
- コントロールパネルの「データベース設定」へ移動
- 「MySQLデータベースの追加」をクリック
- 以下を入力して「作成」
- データベース名:例
wp_database - 文字コード:
utf8mb4(推奨) - ユーザー名・パスワード:管理しやすいものを設定
- データベース名:例
| 項目 | 設定例 |
|---|---|
| データベース名 | wp_database |
| 文字コード | utf8mb4 |
| ユーザー名 | wp_user |
| パスワード | ●●●●●●●● |
インストール先ディレクトリとサイト情報の入力
- WordPress本体をダウンロード
- 公式サイトから最新版ZIPを取得
- FTPでサーバーにアップロード
- 指定ディレクトリ(例:
www/your-domain/)に解凍済みファイルを配置
- 指定ディレクトリ(例:
- ブラウザで
https://your-domain/wp-admin/install.phpへアクセス - インストーラー画面で以下を入力
- データベース名、ユーザー名、パスワード、データベースのホスト(通常は
localhost) - テーブル接頭辞(複数サイトを想定する場合は
wp2_など変更推奨)
- データベース名、ユーザー名、パスワード、データベースのホスト(通常は
- サイトタイトル、管理者ユーザー情報を設定し「インストール実行」
- 「成功しました!」と表示されたら完了です ✨
ポイント
- テーブル接頭辞を変えるとセキュリティが強化できます
- アップロード前に
wp-config-sample.phpをwp-config.phpにリネームし、先にDB情報を記述しておくとスムーズ!
初期設定と管理画面の活用
管理画面へのログイン方法
- ブラウザで以下URLにアクセス
https://<あなたのドメイン>/wp-admin/
- ユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードを入力
- ログインをクリックするとダッシュボードが表示されます 📋
Tip: パスワードを忘れた場合は「パスワードをお忘れですか?」から再設定できます。
サイトタイトルやパーマリンクの基本設定
- サイトタイトルとキャッチフレーズ
- サイドバーから「設定」>「一般」を選択
- サイトのタイトル、キャッチフレーズを入力
- 変更後は画面下部の 変更を保存 をクリック
- パーマリンク設定
- 「設定」>「パーマリンク」を開く
- 投稿名 を選択すると、URLが
https://<ドメイン>/sample-post/のようにシンプルに- 画面下部の 変更を保存 をクリック
🔒 注意:運用開始後にパーマリンクを変えると、過去のURLが404になる可能性があります。
テーマの導入とカスタマイズ
- テーマのインストール
- サイドバーの「外観」>「テーマ」>「新規追加」をクリック
- 好みのテーマを検索し、インストール→有効化
- カスタマイズ
- 「外観」>「カスタマイズ」へ
- サイトアイデンティティ(ロゴ・色)やメニュー、ウィジェットを直感的に編集
- 変更内容はライブプレビューで確認しながら保存
🎨 ワンポイント:
- 無料テーマでも、子テーマを作ればアップデートに強いカスタマイズが可能
- テーマごとに独自の設定項目があるので、ドキュメントを参照しましょう
推奨プラグインのインストール(例:多言語対応、バックアップ)
プラグインは「プラグイン」>「新規追加」から検索・インストールします。
以下は初心者におすすめの例です。
| プラグイン名 | 用途 | ポイント |
|---|---|---|
| Polylang | 多言語サイト化 | 言語スイッチャーで切り替えが簡単 |
| UpdraftPlus | 自動バックアップ | DropboxやGoogle Drive連携対応 |
| WP Multibyte Patch | 日本語環境最適化 | 日本語文字の処理・表示を改善 |
| Yoast SEO | SEO対策 | メタ情報編集やXMLサイトマップ生成 |
- プラグイン名を検索
- 今すぐインストール→有効化
- 有効化後、各プラグインの「設定」ページで必要事項を入力・調整
🔌 ポイント:
- 最初は必要最低限に絞り、多すぎないようにする
- プラグイン同士の競合に注意し、動作確認を行う
運用サポートと保守作業
定期バックアップの構築
- プラグインで自動化
- UpdraftPlus や BackWPup をインストール
- 保存先を Dropbox/Google Drive など外部サービスに設定
- スケジュールを「毎日/毎週」にして自動実行
- 手動バックアップ(ファイル+DB)
- FTPで
wp-contentフォルダをダウンロード - コントロールパネルの「データベース設定」から エクスポート
- PCに保存しておく
- FTPで
- 管理方法
- バックアップは 3世代以上 残す
- 定期的に 復元テスト を行い、正常に戻せるか確認 🔄



WHOIS情報の更新手順
- ドメイン管理会社にログイン
- 該当ドメインの「登録者情報変更」へ進む
- 氏名/住所/メールアドレスなどを最新の情報に修正
- 変更申請を送信
- メール認証(必要な場合)は届いたリンクをクリック
- 反映まで数時間~数日かかるので注意 ⏰
注意点:WHOIS情報と実際の契約者情報が異なると、更新拒否やドメイン停止のリスクがあります。
追加ドメインの申込・設定
- コントロールパネルの「ドメイン設定」>「新規ドメインの追加」
- 取得済みドメイン名を入力し「追加」
- 必要に応じてサブドメインも「サブドメイン設定」から作成
- ディレクトリ(フォルダ)を指定して マルチサイト運営 を実現
- SSL化も併せて設定し、常時HTTPS運用を行う 🔐
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ドメイン数 | プランによっては無制限追加が可能 |
| サブドメイン数 | 無制限 |
| 設定反映時間 | 10分〜1時間程度 |
サービス解約・退会方法
- コントロールパネルにログイン
- 「契約情報」>「解約申請」を選択
- 解約したいサービス(サーバー/ドメイン)にチェック
- 解約理由を入力し「申請」をクリック
- 申請後も契約期間の終了日までは利用可能
- 完全退会は「会員情報」>「アカウント削除」から実行
⚠️ ご注意:
- 解約後はデータが全て消去されます。必要なデータはあらかじめバックアップを!
- ドメインを継続利用したい場合は、解約申請前に更新手続きを完了させましょう。
次のステップ:記事作成とアクセス解析
Google Analytics・Search Consoleの連携
- Google Analytics 4(GA4)の設定
- Google アナリティクスにログインし、新しい「プロパティ」を作成
- 測定ID(例:G-XXXXXXXXXX)を取得
- WordPressに Site Kit by Google プラグインをインストール・有効化
- プラグインのウィザードに従い、GA4測定IDを入力するだけでタグ設置完了 🚀
- Google Search Console の設定
- Search Consoleにサイトを追加し、所有権を確認
- HTMLファイルのアップロード
- DNSレコードの追加
- Site Kit by Google プラグイン経由で認証すると、Search Consoleのデータもダッシュボードで確認可能
- Search Consoleにサイトを追加し、所有権を確認
- ダッシュボードでできること
| 機能 | Google Analytics 4 | Search Console |
|---|---|---|
| リアルタイム解析 | はい | いいえ |
| ユーザー属性分析 | はい | いいえ |
| 検索キーワード順位 | いいえ | はい |
| インプレッション数 | いいえ | はい |
🔍 ポイント:
- 記事ごとの閲覧数や滞在時間はGA4で把握
- 検索エンジンからの流入数やキーワードはSearch Consoleでチェック



パーマリンク最適化とSEOツール導入
- パーマリンクの設定
- WordPress管理画面「設定」>「パーマリンク」へ移動
- 投稿名(
/%postname%/)を選択し保存 - 効果:URLが短く・直感的になり、SEO評価がアップ 📈
- SEOプラグインの導入
| プラグイン名 | 主な機能 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| Yoast SEO | メタタグ自動生成・キーワード最適化診断 | 日本語対応が良く、初心者でも使いやすい |
| All in One SEO | XMLサイトマップ・ソーシャルメタ設定 | 多機能かつ軽量 |
| Rank Math | ページ解析スコア・内部リンク提案 | 設定ウィザードが親切 |



- 各記事での活用方法
- タイトルタグとメタディスクリプションを個別に最適化
- 見出し(H1~H3)にキーワードを自然に配置
- 内部リンクを貼ってサイト内滞在時間を伸ばす 🔗
✨ コツ:タイトルは30~40文字、ディスクリプションは120~155文字程度にまとめると、検索結果での表示が崩れにくくなります。
まとめ
本ガイドでは、以下の流れで「さくらのレンタルサーバ×WordPress」開設をサポートしました。
- サーバー契約からプラン選び、会員登録
- 初期ドメイン・独自ドメインの準備とSSL化
- クイックインストール/手動インストールによるWordPress導入
- 管理画面の使い方、テーマ&プラグイン設定
- バックアップやWHOIS更新などの保守メンテナンス
- 記事作成・アクセス解析・SEO対策の基本
これらを順番どおりに進めれば、初心者でも最短30分~1時間程度でオリジナルサイトが完成!
あとは、あなたのアイデアとコンテンツを載せるだけです。
ぜひ本記事を参考に、さくらのレンタルサーバでのWordPressサイト開設を楽しんでください。🚀

