Webサイトを運営していると、こんな不安や疑問はありませんか?
「最近ログイン試行が異常に多い気がする……本当に安全なの?」
「セキュリティプラグインは入れたけど、ちゃんと動いているかわからない」
「設定画面の項目が多すぎて、何を有効にすればいいのかわからない」
「通知メールが山のように届いて、重要なアラートを見逃しそう……」
もしひとつでも当てはまるなら、Wordfence Securityはまさにあなたの強い味方です。
このプラグインは、ファイアウォールやマルウェアスキャン、ログイン保護(ブルートフォース対策/reCAPTCHA/2FA)など、サイトを狙うあらゆる脅威にワンストップで対応。
しかし、機能が多い分、初期設定や運用方法が分かりにくいのも事実です。
そこで本記事では、
- 簡単ステップで完了! 初期導入からライセンス登録までの流れ
- 必ず押さえたい! 基本的な防御機能の運用
- 安心して運営! 定期スキャン&ログ管理の方法
- 万全のフォロー! トラブル対処&パフォーマンス改善
といったポイントを、初心者にもやさしく丁寧に解説します。
これを読めば、あなたのWordPressサイトが最新の攻撃にも負けない“鉄壁の守り”を手に入れられるはずです!
プラグインの概要紹介
Wordfence Securityとは何か?
Wordfence Securityは、WordPressサイトを狙う攻撃から守るオールインワンのセキュリティプラグインです。
インストールするだけで、不正アクセスやマルウェア感染の防止、ログ監視などが可能になります。
初心者でも扱いやすいダッシュボードを備え、サイトの安全性を一目でチェックできるのが特徴です。
セキュリティファイアウォールの役割
Wordfenceのファイアウォールは、サイトと外部の通信をフィルタリングし、悪意あるリクエストをブロックします。
- リアルタイムIPブロック:危険なIPアドレスからのアクセスを即座に遮断🔒
- パターンマッチング:既知の攻撃手法(SQLインジェクション、XSSなど)を検出❌
- 学習モード:サイトの通常トラフィックを学習し、誤ブロックを減らす📘
これにより、サーバーリソースを無駄に使わせずに効果的な防御を行えます。
マルウェアスキャナー機能の概要
サイト内のファイルやデータベースを定期的にチェックし、改ざんや不審なコードを検出します🐞
- シグネチャ比較:既知のマルウェアサンプルと照合
- ファイル整合性チェック:コアファイルが改変されていないかを確認
- スケジュール設定:夜間など負荷の少ない時間に自動スキャン
スキャン結果はダッシュボードで一覧化され、直感的に状況を把握できます。
ログイン保護(ブルートフォース対策・2FA・reCAPTCHA)
WordPressの最も狙われやすいログイン画面を多層的に守ります。
- ブルートフォース対策:短時間に複数回失敗したIPを自動で遮断🔐
- reCAPTCHA連携:ログインフォームにロボット判定を追加し、無差別攻撃を低減🤖
- 二要素認証(2FA):Google Authenticatorなどと連動し、パスワードだけでは突破不可に
これらを組み合わせることで、アカウント乗っ取りリスクを大幅に下げられます。
無料版 vs 有料版の違い
以下の表で主要機能の比較をまとめました。
| 機能 | 無料版 | 有料版 (Premium) |
|---|---|---|
| リアルタイムIPブロック | ✖ | ✔ |
| ファイアウォールルール更新 | 12時間ごと | 30分ごと |
| マルウェアシグネチャ更新 | 24時間ごと | 1時間ごと |
| 高度レート制限 | ✖ | ✔ |
| Country Blocking | ✖ | ✔ |
| サポート | コミュニティフォーラム | メールサポート(優先対応) |
- 無料版でも基本的な防御機能はすべて利用可能🎉
- 有料版では更新頻度やサポートが強化され、さらに高度な制御が行えます⚙️
まずは無料版で導入し、サイト規模や運営方針に応じてアップグレードを検討しましょう。
インストールとライセンス登録
プラグイン導入手順
ダッシュボードから検索・有効化する方法
- WordPress管理画面にログイン
- サイドメニューの「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 検索欄に
Wordfence Securityと入力 - 表示されたプラグインの下にある 「今すぐインストール」 を選択
- インストール完了後、「有効化」 ボタンをクリック
- 有効化が成功すると、管理画面メニューに Wordfence が追加されます 🎉
ポイント
- 検索結果に複数候補がある場合は、提供元が “Wordfence” となっているものを選ぶと安心です。
- インストール〜有効化まで約1分以内で完了します ⏱️
ZIPアップロードで手動インストールする方法
- 公式サイトまたはWordPress.orgから プラグインのZIPファイル をダウンロード
- 管理画面の「プラグイン」→「新規追加」→「プラグインのアップロード」 をクリック
- 「ファイルを選択」からダウンロードしたZIPを指定
- 「今すぐインストール」 → インストール完了後、「プラグインを有効化」 をクリック
- 有効化後、メニューに Wordfence が表示されていれば完了 ✅
注意
- ZIPファイルが破損しているとエラーになります。再ダウンロードしてから再試行してください。
- サーバーのアップロード上限サイズ(通常2〜10MB)を超えないよう確認を。
無料ライセンスの取得・適用
ライセンスキー入手から有効化まで
- Wordfence メニュー → 「ダッシュボード」を開く
- ダッシュボード内の 「無料ライセンスを取得」 ボタンをクリック
- メールアドレスを入力して 送信
- 受信したメール内の ライセンスキー をコピー
- 管理画面の Wordfence → 全般設定 に移動
- 「ライセンスキー」欄にペーストし、「登録」 を押下
- 成功メッセージが表示されたら、自動更新 や プレミアム機能 が利用可能に
| 手順 | ボタン・操作 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | ダッシュボードを開く | Wordfenceメニュー内 |
| 2〜3 | メールアドレス入力 → 送信 | 迷惑メールフォルダ要確認 😅 |
| 4 | ライセンスキーのコピー | 10分以内にメールが届かない場合は再送信 |
| 5〜6 | 全般設定 → キー貼り付け → 登録 | 即時有効化 |
コツ
- メールが届かない場合、ドメイン指定受信を設定するとスムーズです。
- 無料版でも年間更新を忘れずに行うと、最新ルールへの自動アップデートが継続します。
最初の初期設定
Wordfence Securityを導入したら、まずは基本設定を整えて“攻守の要”となるアップデート&ファイアウォールを適切に稼働させましょう。
自動アップデートの有効化
- 管理画面の「Wordfence」→「全般設定」を開く
- 「プラグインの自動アップデートを有効にする」 にチェックを入れる
- ページ下部の 「変更を保存」 をクリック ✅
- 自動更新がオンになると、新しいセキュリティパッチがリリース時に即座に適用され、脆弱性を狙った攻撃を未然に防ぎます🔄
ポイント:自動更新中でもサイトは通常どおり動作します。万が一のため、毎週または毎月のバックアップは忘れずに!
ファイアウォールのベーシックセットアップ
Wordfenceのファイアウォール(WAF)は、まず「学習モード」で通常トラフィックを把握してから本番防御に入るのがおすすめです。
「学習モード」への切り替え手順
- 「Wordfence」→「ファイアウォール」を選択
- ファイアウォール設定欄で 「Learning Mode(学習モード)」 を選択
- 「変更を保存」 をクリック
この状態で24〜48時間ほど運用すると、正常なアクセスパターンが蓄積され、誤検知が抑えられます📚
サイト情報(ホスト名・URLなど)の読み込み
- 同じく「ファイアウォール」画面内の 「サイト情報のインポート」 ボタンを押下
- 表示されるポップアップで サイトのホスト名 や URL を確認
- 「インポート」 をクリック
これにより、ファイアウォールがあなたの環境を正しく認識し、最適なルールセットを適用できるようになります🌐
通知メールの受信条件カスタマイズ
大量のアラートで通知が埋もれないよう、必要なものだけを受け取れるように調整しましょう。
| 通知タイプ | デフォルト設定 | 推奨カスタマイズ例 |
|---|---|---|
| 重大なアラート | すべて受信 | 重要性「High」以上のみ受信 |
| ログイン試行失敗 | 10回以上で通知 | 20回以上 or 特定IPのみ |
| スキャン結果 | 全スキャン後受信 | 新規脅威検出時のみ受信 ✔ |
| 更新状況 | 毎回受信 | 無効化 or 週次まとめ受信 |
- 「Wordfence」→「全般設定」→「メールアラート設定」を開く
- 各項目のプルダウンで条件を選択
- 「変更を保存」 をクリック
コツ:受信量が多い場合は、特定IPや特定機能のみ絞り込むと管理しやすくなります✨
基本的な防御機能の運用
ブルートフォース対策の設定
Wordfenceでは一定回数以上のログイン失敗をブロックし、不正アクセスを未然に防ぎます。
- Wordfence → ログインセキュリティ を開く
- 「ブルートフォース保護」のセクションで以下を設定
- 最大ログイン試行回数
- ロックアウト時間
- ロックアウト後のIPリセット時間
- 「変更を保存」 をクリック
🛡️ 適切な設定例:
| 設定項目 | 推奨値 | 効果 |
|---|---|---|
| 最大試行回数 | 5回 | 6回目以降の試行を自動で遮断 |
| ロックアウト時間 | 1時間 | 悪意あるアクセスを長時間ブロック |
| IPリセット時間 | 4時間 | 一定期間後に再チャレンジを許可 |
ユーザー名推測を防ぐURLマスキング
Brute-force攻撃では「/wp-login.php?username=admin」などのURLからユーザー名が推測されることがあります。これを防ぐ手順:
- Wordfence → ファイアウォール → 高度設定 を開く
- 「投稿者アーカイブURLのユーザー名の露出を無効化」 にチェック
- 「変更を保存」 をクリック
🔒 この設定で投稿者名からユーザー名を推測されにくくなります。
reCAPTCHAの導入
ログインフォームにreCAPTCHAを追加し、自動化ツールによる攻撃を防ぎます。

サイトキーとシークレットキーの取得方法
- Google reCAPTCHAのサイト(https://www.google.com/recaptcha)へアクセス
- 「Admin Console」 で新しいサイトを登録
- reCAPTCHA v2 または v3 を選択
- サイトドメインを入力し、「登録」
- 発行された サイトキー と シークレットキー をコピー
設置後の動作確認
- Wordfence → ログインセキュリティ を開く
- 取得したキーを「reCAPTCHA設定」に貼り付け
- 「変更を保存」 をクリック
- ログアウトしてログインページを開き、reCAPTCHAウィジェットが表示されるか確認✅
- テストログイン を行い、reCAPTCHAのチャレンジが正常に動作するかチェック
二要素認証(2FA)の展開
パスワードだけでなくワンタイムコードも要求し、不正ログインを強力に防ぎます。
認証アプリのインストール&QRコード登録
- スマホに Google Authenticator などの認証アプリをインストール📱
- Wordfence → ログインセキュリティ を開く
- 「二要素認証」セクションで 「有効化」 をクリック
- 表示される QRコード を認証アプリでスキャン
- アプリに表示された6桁コードを入力し、「完了」 を押下
ログインテストとトラブルシュート
- 一度ログアウトし、ログイン画面でユーザー名・パスワードを入力
- 2FAコード入力画面が表示されることを確認
- 認証アプリに表示されたコードを入力し、ログインできるかテスト
- トラブル時の対策例
- コードが通らない → 時刻同期(スマホ設定)を確認🔄
- 認証アプリ紛失 → バックアップコードでログイン or 管理者による一時解除
これらの設定を行うことで、Wordfenceの基本防御がしっかり機能し、サイトの安全性を大きく高められます。
定期スキャン & ログ管理
マルウェアチェックの自動スケジューリング
Wordfenceではあらかじめ設定した間隔でサイトを自動的にスキャンし、マルウェアや脆弱性を検出できます。
- Wordfence → スキャン を開く
- 「スケジュールスキャン」セクションで 「Enable scheduled scanning」 にチェック
- スキャン頻度を選択
- 毎日:最新のコード改ざんを常に監視
- 週次:負荷を抑えつつ定期的にチェック
- 変更を保存 をクリック ✅
ポイント
- サイト規模が大きい場合は週次がおすすめ。負荷が気になるときは夜間スキャンを設定しましょう 🌙
- 自動スキャンはデフォルトで「クイックスキャン」が選択されています。
スキャンタイプ(クイック/フル)の選択
- クイック(Quick Scan)
- 主要ファイルとデータベースのみをチェック
- 数分で完了し、サーバー負荷が低い
- フル(Deep Scan)
- プラグイン・テーマ・アップロードディレクトリまで徹底検査
- 時間がかかるが、見逃しが少ない
| 種類 | 特徴 | 使いどころ |
|---|---|---|
| クイック | ✔️ 高速、低負荷 | 日常的なチェックに最適 |
| フル | ✔️ 網羅的、深堀 | 月1回程度の詳細確認や疑わしい時 |
アラートレベルに応じた無視(Ignore)設定
不要な通知を減らすために、重要度の低い検出を自動的に無視できます。
- Wordfence → スキャン の「Options」タブへ
- 「Ignore rules」項目で
- ファイルパス や 検出タイプ を指定
- 例:サードパーティ製テーマの特定ファイルを常に無視
- 変更を保存 をクリック
Tip:
- アラートが多すぎる場合は「Low severity」を自動Ignoreに設定すると、通知が整理されて見やすくなります 🎯
ライブトラフィック&アクセスログの活用法
リアルタイムでサイトへのアクセス状況や攻撃トラフィックを可視化し、異常検知と即時対応を可能にします。
- Wordfence → ツール → Live Traffic を開く
- フィルタリング機能で
- 人間 vs ボット vs 攻撃者 を切り替え
- 特定IP や 特定ページ に絞って表示
- 異常な大量リクエストや同一IPからの攻撃を発見したら、
- 「Block IP」 ボタンで即時遮断
- 必要に応じてCountry BlockingやRate Limitingを適用
| ログ種別 | 用途 |
|---|---|
| HTTPリクエスト | 訪問者行動の分析や疑わしいアクセス検知 |
| Failed Login | ブルートフォース攻撃の有無を確認 |
| Blocked IPs | 自動/手動で遮断されたIPの一覧 |
活用ワザ
- 定期的にログをエクスポートし、スプレッドシートで集計するとトレンドを把握しやすくなります 📊
- ピーク時刻や攻撃パターンを見つけたら、Rate Limiting設定で事前に制限をかけると安心です。
以上で「定期スキャン」「ログ管理」の基本的な運用方法は完了です。
これらを活用して、サイトの安全性を常時モニタリングしましょう! 🚀
トラブル対処とパフォーマンス改善
サイトが重くなったり、設定が効かないときは以下の方法で原因を探り、改善を図りましょう。
動作遅延が起きたときのチェックリスト
| チェック項目 | 対応例 |
|---|---|
| CPU/メモリ使用率 | サーバーのリソースモニタでピーク時間帯を確認 |
| 自動スキャン設定 | 夜間や低トラフィック時にスケジュール変更⏰ |
| WAFモード | 学習モード → 本番モード切替や一時停止⚙️ |
| プラグインの重複 | 同等機能を持つ他プラグインを無効化 |
| データベース肥大化 | 不要テーブルのクリーニング |
自動スキャン/WAF一時停止による負荷軽減
- Wordfence → スキャン で「Enable scheduled scanning」をオフ
- Wordfence → ファイアウォール で「Disabled」または「Learning Mode」に切り替え
- 必要に応じて手動スキャンで重点チェック
Tip:大規模サイトでは週次スキャン+手動フルスキャン併用がおすすめです。
重複プラグインの無効化・削除
- プラグイン一覧を確認し、同じ機能を提供するものを特定
- 不要なプラグインを**「無効化」**
- 問題なく動作していれば**「削除」**
🔍 例:他のファイアウォールプラグインやログイン保護プラグインがないかチェック!
残存テーブルクリーニング手順
- phpMyAdminなどでDBにアクセス
wp_wf*で始まる不要なテーブルをバックアップ後に削除- Wordfence → ツール → Diagnostics で「Rebuild Rules」実行
- サイトと管理画面で動作確認
注意:テーブル削除前に必ずバックアップを取得してください💾
設定が反映されない場合のリセット方法
- Wordfence → 全般設定 → 「Delete All Wordfence Data and Deactivate」
- 削除後、再度プラグインを有効化
- 初期セットアップ画面から設定をやり直す
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | データ削除&プラグイン停止 |
| 2 | プラグインを再有効化 |
| 3 | 初期設定(ライセンス/ファイアウォール等)を再構築 |
ワンポイント:リセット後はキャッシュプラグイン(例:WP Super Cache)も同時にクリアすると設定反映がスムーズになります✨
プラグインのアンインストールとデータ削除
Wordfenceを完全に取り除きたい場合、プラグイン削除前後の手順を守ることで、不要データを残さずクリーンにアンインストールできます。
アンインストール前のバックアップポイント
- ファイルバックアップ
- FTP/SFTPで
wp-content/plugins/wordfenceフォルダをローカルに保存💾 - 万一の再設定時にプラグインファイルを復元できます。
- FTP/SFTPで
- データベースバックアップ
- phpMyAdminやバックアッププラグインでフルDBダンプを取得🗄️
- 特に
wp_wf*テーブル群を含むことを確認してください。
- 設定エクスポート(任意)
- Wordfenceの ツール → Diagnostics から「Export Options」を実行
- JSON形式でエクスポートしておけば、後日再導入時に設定をインポート可能🎯
| バックアップ項目 | 方法 | 理由 |
|---|---|---|
| プラグインフォルダ | FTP/SFTPでダウンロード | ファイルの手動復元用 |
| データベース全体 | phpMyAdminなどでエクスポート | テーブル削除前に確実にリストア可能に |
| オプション設定 | Wordfence Diagnostics → Export | 再設定の手間を省く |
残存オプション・テーブルを完全に消し去る方法
- プラグイン停止・削除
- 管理画面の「プラグイン」→「Wordfence Security」→「停止」
- 停止後に「削除」をクリック
- DB内残存テーブルの確認と削除
- phpMyAdminでデータベースを開く
- テーブル一覧から
wp_wfConfig、wp_wfHits、wp_wfBlocksなど、プレフィックスがwp_wfのものを全選択 - 「削除(Drop)」 を実行💥
- オプションテーブルのクリーンアップ
wp_optionsテーブルを検索し、wordfence*で始まるオプション名をフィルタリング- 見つかった行をバルク削除
- キャッシュと一時ファイルの掃除
- キャッシュプラグインがあればクリア
- サーバーのオブジェクトキャッシュ(Redis/Memcached)もリセット
注意:
- テーブル/オプション削除前には必ずバックアップを取得してください!
- テーブル名の接頭辞
wp_はサイトによって異なる場合があります。実際のプレフィックスを確認しましょう。
以上でWordfenceのアンインストールと関連データの完全削除が完了します。
サイトを軽量化し、不要データを一掃できるので、次回再導入時もクリーンな状態から始められます。
よくある質問(FAQ)
「インストールが不完全です」と表示されたら?
プラグインを有効化した際にエラーが出る場合、以下を確認しましょう。
- ファイル権限:
wp-content/plugins/wordfenceフォルダおよびその配下が 755/644 に設定されているかチェック🔑 - PHPバージョン:Wordfenceは PHP 7.2 以降を推奨。古い場合はサーバー管理画面でアップグレード
- ZIPアップロードの失敗:手動インストール時に途中で失敗するとファイルが欠けるため、再度ZIPをアップロード
- プラグイン競合:他のセキュリティ系プラグインが干渉している可能性があるので、一時的に他プラグインを停止して再試行
これらを確認しても解決しない場合は、一度Wordfenceを完全にアンインストールし、再インストールすると改善することがあります。
有料プランは本当に必須?
無料版でも以下の主要機能は利用可能です:
- ファイアウォール
- マルウェアスキャン
- ブルートフォース保護
- reCAPTCHA・2FA
有料版 (Premium) を導入すると…
| 機能 | 無料版 | 有料版 |
|---|---|---|
| リアルタイムIPブロック | ✖ | ✔️ |
| シグネチャ更新頻度 | 24時間 | 1時間 |
| Country Blocking | ✖ | ✔️ |
| 優先サポート | ✖ | ✔️ |
サイト規模が大きい、ビジネス用途で停止リスクを最小化したい場合はアップグレードを検討しましょう。
個人ブログや 小規模サイト では無料版で十分な場合が多いです🎉
通知メールが多すぎるときの調整方法
大量のアラートに埋もれないよう、受信条件を絞り込みましょう。
- Wordfence → 全般設定 → メールアラート設定 を開く
- 以下のようにプルダウンを調整
- 重大なアラート:High以上のみ受信
- ログイン失敗:10回以上 or 特定IPのみ
- スキャン結果:新規脅威検出時のみ受信
- 変更を保存 をクリック
| 通知タイプ | デフォルト | 絞り込み例 |
|---|---|---|
| 重大なアラート | すべて受信 | High以上のみ受信 |
| ログイン失敗 | 5回以上 | 10回以上に設定 |
| スキャン結果 | 全スキャン後受信 | 新規脅威のみ受信 |
これで必要な通知だけをピックアップし、メールボックスがスッキリします📭
プラグイン削除後もサイトが重いときの原因と対策
Wordfenceをアンインストールしても残存データが影響し、サイトが重くなることがあります。
- 残存テーブル:
wp_wf*テーブルが削除されていない- 対策:phpMyAdminで該当テーブルをバックアップ後にドロップ
- オプション設定:
wp_options内にwordfence*のレコードが残る- 対策:
DELETE FROM wp_options WHERE option_name LIKE 'wordfence%';を実行
- 対策:
- キャッシュ:オブジェクトキャッシュ(Redis/Memcached)やキャッシュプラグインの古いデータ
- 対策:キャッシュの完全クリア
- 他プラグイン干渉:似た機能のプラグインが複数存在し競合
- 対策:不要プラグインを整理し、1つずつ無効化して挙動を確認
上記を実行後はサイト速度測定ツールで再チェックし、パフォーマンスが改善しているか確認しましょう🚀
まとめ
Wordfence Securityを適切に導入し、各機能を最適化することで、以下のようなメリットが得られます。
- 強固なファイアウォールで外部攻撃をブロック🔒
- 定期的なマルウェアスキャンでサイトの健全性を維持🕵️♂️
- ログイン保護(ブルートフォース・reCAPTCHA・2FA)による不正アクセス対策🔑
- リアルタイムトラフィック監視で異常検知と即時対応が可能🚨
- 柔軟な通知設定で必要な情報だけを受け取り、管理コストを削減📧
導入手順から運用、トラブルシュートまで一通りマスターすれば、あなたのWordPressサイトは常に最新の攻撃パターンにも備えられ、安心してコンテンツ制作に集中できます。
ぜひ本ガイドを参考に、段階的に設定を進めてみてください。👍

