WordPressコーポレートサイトの教科書|作り方・必要ページ・運用まで網羅
コーポレートサイトを作ろうと思ったとき、最初にぶつかりがちなのが「何から決めればいいのか分からない」という壁です。
WordPressなら自社で更新しやすく、拡張もしやすい一方で、やり方を間違えると 重い・古い・信用できない サイトになってしまうこともあります。
たとえば、こんな声はありませんか?
「WordPressって企業サイトにも本当に向いてるの? セキュリティが不安…」
「会社サイトに最低限必要なページって何? どこまで作れば信頼される?」
「問い合わせが増えるサイトって、結局どんな導線・構成なの?」
「テーマやプラグイン、入れれば良いって聞くけど…入れすぎるとダメ?」
「制作会社に頼むべき?見積もりの“どこ”を見れば損しない?」
「公開前にやり残しが怖い。noindexの解除とか、計測とか、何を確認すればいい?」
「公開したあと、更新・保守って何をどれくらいの頻度でやればいいの?」
企業サイトは、デザインだけ整えても成果は出ません。
信用(会社の実在性・透明性)、導線(問い合わせ・採用・資料請求)、運用(更新と保守が回る仕組み)が揃って、はじめて“強い資産”になります。
この記事では、初心者でも迷わないように、
- 作る前に決めるべきこと(目的・サイト設計・素材準備)
- 信頼を落とさない必須ページの作り方
- WordPressの初期構築・テーマ・プラグインの考え方
- SEOの王道と、E-E-A-Tを底上げする情報設計
- 公開前チェックリストと、公開後の運用・保守の回し方
- 外注する場合の選び方と、見積もり・引き継ぎの注意点
までを、順番通りに解説します。
「とりあえず作る」ではなく、成果につながる企業サイトを最短で形にしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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まず結論:WordPressはコーポレートサイトに向く?向かない?
結論から言うと、「更新しながら育てる企業サイト」ならWordPressは相性が良いです。
一方で、「数ページを年に1回触るだけ」のようなサイトだと、WordPressのメリットを活かしきれず、運用負担が相対的に大きくなることがあります。
最初に判断しやすいよう、ざっくり整理すると下のイメージです。
| 目的/タイプ | WordPressの向き | 理由(要点) |
|---|---|---|
| 会社案内だけ(最小構成) | △ | 更新が少ないと恩恵が薄い/保守が相対的に重い |
| サービス訴求・問い合わせ獲得 | ◎ | LP/導線改善・記事追加・フォーム強化がしやすい |
| 採用強化(募集要項・社員紹介など) | ◎ | 更新頻度が高く、コンテンツ増が成果に直結しやすい |
| 厳格な統制(変更審査が重い・外部公開に慎重) | △〜× | 更新フロー設計がないと事故リスクが上がる |
「会社案内サイト」と「集客/採用/サービスサイト」を分けて考える
同じ「コーポレートサイト」でも、目的が違うと最適解が変わります。
ここを混ぜると、必要ページが増えすぎたり、導線が迷子になったりしがちです。
会社案内サイト(いわゆる“名刺サイト”)
主役は信用です。最低限、以下が整っていれば目的を果たしやすいです。
- 会社概要(所在地・代表・連絡先・設立など)
- 事業内容(何をしている会社かが一目で分かる)
- 実績・取引実績(出せる範囲でOK)
- お問い合わせ(窓口が明確)
- プライバシーポリシー等(フォームがあるなら特に重要)
👉 このタイプは「更新頻度が低い」ことが多いので、WordPressの導入は“将来、情報を増やす予定があるか”で判断するとブレません。
集客/採用/サービスサイト(成果を取りに行くサイト)
主役は行動(問い合わせ・応募・資料請求など)です。
WordPressが得意な領域で、例えばこんな運用がしやすいです。
- よくある質問(FAQ)を増やして離脱を減らす
- 事例記事を追加して説得力を上げる
- 採用コンテンツを更新して応募率を上げる
- 既存ページを改善してCV率を上げる(文章・導線・フォーム)
✅ つまり「作って終わり」ではなく、公開後も改善する前提ならWordPressは強力です。
WordPressを選ぶメリット(更新性・拡張性・運用体制)
初心者が押さえるべきメリットは、難しい機能よりも次の4つです。
1) 更新しやすい(=運用が続く)
- お知らせ、事例、採用情報などを専門知識なしで更新しやすい
- ブロックエディタで、文章・画像・見出しを直感的に編集できる
👉 企業サイトは「最新情報があるかどうか」で信頼が変わります。
更新がラク=E-E-A-Tの土台が整いやすいのが大きな利点です。
2) 拡張しやすい(必要になったら足せる)
コーポレートサイト運用では、途中からこういう要望が出やすいです。
- フォームを高度化したい(自動返信、分岐、スパム対策)
- 事例を一覧で管理したい(カスタム投稿など)
- 多言語対応、会員エリア、予約などを追加したい
WordPressは「後から増やす」選択肢が多いのが強みです。😊
3) 体制を組みやすい(権限管理ができる)
企業サイトで地味に重要なのがここです。
- 編集だけできる人、公開できる人、管理できる人…を分けられる
- 複数人で更新しやすい(属人化を減らせる)
4) コスト設計が柔軟(小さく始めて育てられる)
- WordPress(ソフトウェア自体)は無料で利用できます
- ただしドメイン・サーバー・保守は別途必要(ここが主な固定費)
また、WordPressには大きく2系統あります。
- 自社運用(WordPress.org:サーバーにインストール)
→ 自由度が高いが、保守の責任も自社側 - マネージド型(WordPress.comなど:運用負担を軽くしやすい)
→ できることはプランに左右されるが、手間を減らしやすい
「誰が保守を持つか?」で、実質コストはかなり変わります。
注意点(セキュリティ、速度、改修コスト、担当者属人化)
WordPressのデメリットは、“仕組み”というより“運用の甘さ”で起きることが多いです。
対策までセットで押さえると失敗しにくいです。
セキュリティ:最重要は「更新」と「減らす」
WordPressは世界的に利用者が多く、攻撃対象にもなりやすいです。
だからこそ、対策の基本はシンプルです。
- ✅ 本体・テーマ・プラグインを常に更新
- ✅ 使っていないプラグインは削除(停止だけでなく)
- ✅ 管理者アカウントを最小限にする(権限の整理)
- ✅ 強固なパスワード+可能なら2段階認証
- ✅ 定期バックアップ(復元手順も含めて用意)
- ✅ WAFなどの防御(サーバー側/サービス側で)
ポイントは「高度なこと」より、基本を継続できる体制です。
速度:重くなる原因はだいたい3つ
企業サイトでよくある“遅い原因”は次の通りです。
- 画像が大きい(未圧縮・サイズ不適正)
- 多機能テーマ+プラグイン盛りすぎ
- フォント/アニメーション/計測タグの入れすぎ
対策は“削る・軽くする・キャッシュする”が基本。
- 画像最適化(サイズ・圧縮・WebP等)
- 必要最小限のプラグイン構成
- キャッシュ機能の活用(サーバー/プラグイン)
改修コスト:作り方次第で高くも安くもなる
「安く作ったのに、直すのが高い」状態はありがちです。原因は主にこれです。
- テーマに強く依存している(変更が難しい)
- カスタマイズが“その人だけが分かる”実装
- プラグインで無理やり実現していて、互換性トラブルが起きる
最初から“変更前提”で設計すると、長期コストが下がりやすいです。
- 変更しそうな要素(事例、FAQ、採用など)を管理しやすい形にする
- 重要な設定・手順をドキュメント化する
- 可能なら検証環境(ステージング)を用意する
担当者の属人化:引き継ぎできる状態が正解
属人化を防ぐコツは「権限」と「手順」の2つです。
- 管理者を増やしすぎない(退職・異動に備えつつ最小限)
- サーバー/ドメイン/SSL/各種アカウントの管理表を作る
- 更新手順(どこを触ると何が変わるか)を残す
📝 “作った人しか触れない”は、企業サイトでは大きなリスクになります。
代替案との比較(静的サイト/他CMS/ノーコード)
WordPressが合わないケースでは、次の選択肢が現実的です。
「何を優先したいか」で選ぶのがコツです。
静的サイト(HTML/CSS、静的ジェネレーター等)
向く:ページ数が少ない/更新がほぼ無い/速度・安全性を最大化したい
注意:更新のたびに制作側の作業が必要になりやすい(社内更新が難しい)
他CMS(例:より大規模向け・高度な権限/ワークフロー)
向く:大企業で審査フローが重い/権限・承認・監査が必須
注意:導入・運用コストが上がりやすい(体制が前提)
ノーコード(Wixなど)
向く:スピード重視/更新も自社でやりたい/制作経験がない
注意:できることがプランに依存しやすい/将来の移行で手間が出ることも
ここまでを踏まえた“迷わない判断基準”を1つだけ挙げるなら、
✅ 「公開後に、情報を足したり改善したりする予定がある」ならWordPressが有力
✅ 「更新はほぼ無い・最小構成で良い」なら別案も検討
この考え方だと、あとから後悔しにくいです。
成果が出る企業サイトは「作る前」に8割決まる
WordPressで形にする前に、ここだけは先に固めるのがおすすめです。
理由はシンプルで、企業サイトは 「誰に、何を、どう伝えて、どう動いてもらうか」 が曖昧だと、デザインも文章も導線もブレてしまうからです。
この章では、初心者でも迷いにくいように “決める→可視化する→材料を揃える→測れる形にする” の順で整理します。
目的を一文で固定する(信用/問い合わせ/採用/資料請求など)
まずは目的を一文にして、全ページの判断基準にします。
(ここが曖昧だと、サイトが「結局なにをしてほしいの?」になりがちです)
目的の一文テンプレ(おすすめ)
- 「(誰に)向けて、(何を提供する会社か)を伝え、(最終的にしてほしい行動)へつなげるサイト」
例
- 信用重視:
「取引先候補に向けて、会社の実在性と強みを端的に伝え、相談につなげる」 - 問い合わせ重視:
「見込み客に向けて、課題解決の方法と実績を示し、問い合わせを増やす」 - 採用重視:
「求職者に向けて、仕事内容と社風を具体的に伝え、応募を増やす」
チェック(目的が固まった合図)
- 追加したいページや機能が出たときに「目的に効く?」で採用/不採用を決められる
- トップページの主役(問い合わせ・採用・資料請求など)が1つに絞れている
想定訪問者の整理(顧客・取引先・求職者・メディア・投資家)
企業サイトは“全員向け”にすると、誰にも刺さりません。
そこで、訪問者を 5グループに分け、欲しい情報を先回りして用意します。
訪問者別「知りたいこと」例
- 顧客(見込み客):料金感、対応範囲、強み、事例、導入の流れ
- 取引先:会社情報、取引条件、実績、担当窓口
- 求職者:仕事内容、働き方、評価制度、社員の声、募集要項
- メディア:会社概要、ロゴ、沿革、代表コメント、問い合わせ先
- 投資家/ステークホルダー(必要なら):財務/IR、ガバナンス(公開範囲は要検討)
やることは簡単でOK
- 「最優先の訪問者」を1位だけ決める
- 2位・3位も決め、1位の導線を邪魔しない形で情報を置く
💡コツ:
トップページは“全部入口”にしないで、1位の訪問者が迷わず進める構成にする方が成果が出やすいです。
競合調査と差別化(言語化→デザイン/導線へ落とす)
競合調査は「真似する」ためではなく、勝ち筋を決めるためにやります。
初心者は、難しい分析よりも 同じ軸で比較するだけで十分です。
競合チェックシート(コピペ用)
- 提供価値:何を一言で言っている?
- ターゲット:誰向けの言葉になっている?
- 強みの根拠:実績・数字・事例・資格・第三者評価はある?
- 導線:問い合わせ/資料請求まで何クリック?
- 不安の解消:料金、範囲、注意点、FAQはどこにある?
- “人”の情報:代表/監修/体制/所在地など、信頼要素は見える?
差別化は、派手なコピーより“根拠の出し方”が効きます
- 実績を「件数」だけでなく Before/After や 担当範囲まで書く
- 得意領域を「業界」「規模」「課題タイプ」で絞って明言する
- 誰がやるのか(体制)を見せて不安を減らす
この“言語化”ができると、デザインや導線も迷わなくなります。
サイト全体の設計図(サイトマップ・階層・URL方針)
ここはSEOにも効く土台です。
やるべきは 「情報を整理して、迷子を作らない」 こと。
1) サイトマップ(ページの一覧)を先に作る
まずは“箱”だけ作ります。文章は後でOK。
基本セット(例)
- トップ
- 事業/サービス(一覧+詳細)
- 実績/事例
- 会社情報
- お知らせ/ブログ
- 採用(必要なら)
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー等
2) 階層は深くしすぎない
初心者はこれだけ守れば十分です。
- 原則:2〜3階層(深くても4階層まで)
- 「一覧 → 詳細」が自然につながる構造にする(回遊が増える)
3) URL方針を決めて“増やしても崩れない”形にする
URLは後から変えると手間が大きいので、最初に軽く方針を決めます。
おすすめ方針(例)
- サービス:
/service/配下にまとめる(例:/service/xxx/) - 事例:
/case/、お知らせ:/news/のように目的で分ける - 意味が分かる短い単語にする(ランダムな数字だらけは避ける)
- 表記ルールを統一する(大文字小文字・日本語URLをどうするか等)
画面構成の下書き(ワイヤーフレーム)
ワイヤーフレームは、デザインではなく “情報の並び順”の設計図です。
これを作っておくと、制作が一気にスムーズになります。
初心者向けの作り方(最短)
- 紙でもPowerPointでもOKで、ページを箱で描く
- スマホ幅を基準に並べる(モバイルで読める順に)
- 各ページで「最初に見せたい1つ」を決める
- 迷わせないCTA(問い合わせ/資料/応募)を置く
トップページの基本構成(例)
- ファーストビュー:何の会社で、誰の何を解決するか(短く)
- 強み(3つ程度):根拠とセット
- サービス紹介:一覧→詳細へ
- 実績/事例:信用を作る
- よくある質問:不安を先回り
- 問い合わせ:選択肢を明確に(相談/見積/資料など)
💡ポイント:
「かっこよさ」より、読む順番が自然か、次の行動が分かるかが成果に直結します。
原稿・素材の準備(写真/ロゴ/実績/数値/FAQ/許諾)
企業サイトは“材料不足”で止まりがちです。
先に集めるものをリスト化しておくと、途中で詰まりません。
最低限の素材チェックリスト
- ロゴ(ai/png、縦横、余白ルールがあると理想)
- 会社情報(住所・代表・設立・連絡先・許認可など)
- サービス情報(提供範囲、料金の考え方、導入の流れ)
- 実績(件数・事例・取引先ロゴ※許可が取れる範囲で)
- 数字(満足度、継続率、対応スピード等※出典/算出条件を社内で整理)
- FAQ(問い合わせでよく聞かれる不安を10個だけでも)
- 写真(外観/オフィス/メンバー/作業風景など“実在感”が出るもの)
- 掲載許諾(事例・お客様の声・ロゴ・写真・引用文など)
E-E-A-Tを強くする“素材の集め方”
- 具体(写真・数字・事例)を増やす
- 断定しすぎず、条件も書く(例:「〜の場合」)
- “誰が”の情報を置けるようにする(代表・監修・担当体制)
KPI設計(問い合わせ率・採用CV・指名検索・回遊)
KPIは、難しい指標を増やすほど運用が止まります。
初心者は 目的ごとに3つに絞るのが正解です。
| 目的 | KPI(見るもの) | まず測る方法(例) |
|---|---|---|
| 問い合わせ | 問い合わせ件数 / 送信率 | フォーム送信を成果として計測 |
| 採用 | 応募数 / 応募率 | 応募完了(送信・完了ページ)を計測 |
| 信用・指名 | 指名検索の増加 / 会社情報ページ閲覧 | 検索クエリ・流入を確認 |
| 資料請求 | 資料DL数 / DL率 | DLクリックや完了を計測 |
| 回遊改善 | 主要ページの回遊率 | 閲覧経路・離脱を確認 |
KPI設計のコツ
- “良い感じ”ではなく、行動が起きたかで見る
- 施策とKPIを1対1で紐づける
- 例:FAQ追加 → 問い合わせ率/離脱率を見る
- 例:事例追加 → サービス詳細→問い合わせ遷移を見る
最初に決めておくとラクな運用ルール
- 月1回、数字を見る日を固定する(例:毎月第1営業日)
- 改善は「1回に1つだけ」(同時に変えると原因が分からない)
- “勝ちページ”を伸ばす(アクセスがあるページの改善が最優先)
必須ページ設計:信頼を落とさない「企業サイトの基本セット」
コーポレートサイトは、実質 「24時間働く営業資料+採用パンフ」 です。
まずは“基本セット”を漏れなく揃えるだけで、信頼感と成果(問い合わせ・応募)が大きく変わります。
最初に全体像を掴みやすいよう、役割を整理しておきます。
| ページ | 主目的 | ここが弱いと起きること |
|---|---|---|
| トップ | 5秒で理解→次の行動へ | “何の会社か分からない”で離脱 |
| 会社情報 | 実在性・信用の担保 | “怪しい” “確認できない”で離脱 |
| 事業/サービス | 比較検討の支援 | “結局いくら/何をしてくれる?”で離脱 |
| 実績/事例 | 納得感の補強 | “根拠がない”でCVが伸びない |
| お知らせ/ブログ | 更新性・指名/自然流入 | “動いてない会社?”と思われる |
| 採用 | 応募の不安解消 | “働くイメージが持てない”で応募が増えない |
| 問い合わせ | CVの最終地点 | フォームが重くて離脱・スパム増 |
| 法務・信頼 | リスク低減・安心感 | トラブル/不信感/広告計測の不安 |
トップ:最初の5秒で伝えるべき要素
トップは「見栄え」より 理解→納得→行動 の順番が命です。
初心者ほど、ここを“全部盛り”にしがちですが、逆に伝わりません。
事業の要約(誰に何を、なぜ自社が)
おすすめは、最初の1〜2行で骨格を言い切ることです。
一文テンプレ
- 「私たちは【誰】の【課題】を、【手段】で解決する【会社】です。」
例(BtoB)
- 「私たちは、中小企業のバックオフィス業務を、クラウド導入と運用支援で効率化する会社です。」
その次に、“なぜ自社か”の根拠を 3点だけ 置きます(多いと読まれません)。
根拠の置き方(3点で十分)
- 実績:対応件数・導入社数・継続率など(※期間も添える)
- 得意領域:業界/規模/課題タイプを明言
- 体制:担当者の専門性・資格・プロセス・サポート範囲
💡ポイント
- 数字は 「いつからいつまでの実績か」 をセットで。
- “No.1”など主張が強い表現は、根拠が出せないなら避ける方が安全です。
主要導線(問い合わせ/資料/採用/サービス)
トップで迷わせないコツは 「主導線は1つ、補助導線は2つまで」 です。
導線の優先順位を決める
- 主導線:問い合わせ(相談) or 資料請求 or 応募
- 補助導線:サービス詳細、事例、会社情報 など
配置の鉄板
- ファーストビュー:主導線ボタンを1つ(分かりやすい文言で)
- 中盤:事例/強みの後に、再度CTA
- 下部:問い合わせ/資料/応募をまとめて置く
ボタン文言の例(成果が出やすい)
- 「まずは相談する」「概算を聞く」「資料を受け取る」「採用情報を見る」
(“お問い合わせ”だけより、行動が具体的で押されやすいです)
会社情報:E-E-A-Tを底上げする構成
企業サイトのE-E-A-Tは、記事よりも 会社情報の“透明性” が効きます。
「この会社は実在する」「責任の所在が明確」が伝わる構成にします。
会社概要(所在地・代表・設立・資本金・許認可)
最低限、次を揃えると信頼の下地ができます。
会社概要に入れる項目(基本)
- 会社名(法人格含む正式名)
- 所在地(本社/拠点)
- 代表者名
- 設立
- 資本金(公開できる場合)
- 事業内容(箇条書きで簡潔に)
- 主要取引先(公開できる範囲で)
- 許認可・資格(該当する場合)
- 連絡先(問い合わせフォームだけでなく、最低1つ連絡手段)
WordPressでの作り方(初心者向け)
- 「会社概要」は固定ページが基本
- フッターに「会社情報」「プライバシーポリシー」へのリンクを必ず置く
- 更新が入る可能性がある項目(所在地・代表・営業時間など)は、編集担当者が分かるようにメモを残す
沿革・実績・数字(信頼の根拠を見える化)
“すごそう”より 「確認できる形」 が大切です。
沿革(見せ方のコツ)
- 年表形式でOK(長文にしない)
- 重要イベントだけ(設立、拠点、主要サービス開始、受賞など)
実績・数字(出し方のコツ)
- 数字は「定義」「期間」を添える
例:導入社数(2023年1月〜2025年12月) のように - 公開できない場合は、粒度を変える
例:社名NG→業界カテゴリ、件数、成果の傾向で示す
避けたい表現
- 条件が曖昧な断定(「必ず売上が上がる」など)
- 出典不明のランキング(トラブルになりやすい)
メンバー/体制(顔が見える情報の出し方)
「誰が責任を持つか」が見えると、問い合わせの心理ハードルが下がります。
体制ページで効く要素
- 役割(営業/制作/サポートなどの担当範囲)
- 経験(年数・対応領域・得意分野)
- 実名が難しければ、チームとしての体制や資格を明示
おすすめの見せ方
- 代表メッセージ+チーム紹介(3〜6名程度でも十分)
- 監修者/責任者(情報発信がある場合は特に有効)
事業/サービス:迷わせない説明の型
サービスページで離脱が増える原因はだいたい
「何をしてくれるか」「いくらか」「自分は対象か」 が曖昧なことです。
サービス一覧→詳細ページの分け方
サービスが複数あるなら、次の構造が分かりやすいです。
- サービス一覧(ハブ):全体像と選び方
- サービス詳細(個別):具体・料金・導入方法
分け方の目安
- 1サービス=詳細1ページ
- 3〜6サービス程度でも「一覧→詳細」があると比較しやすい
詳細ページのテンプレ(この順が読みやすい)
- 誰向けか(対象)
- 解決できる課題(効果)
- 提供内容(範囲)
- 進め方(流れ)
- 料金(考え方・目安)
- よくある質問
- 次の行動(問い合わせ/資料)
料金/プランの提示と注意書き(誤解防止)
料金は「出す/出さない」より、誤解が起きない出し方が重要です。
出せるなら、表で出すのが最強
- プラン名
- 料金(税込/税別を明記)
- 含まれる範囲
- 含まれない範囲(追加費用になりやすい項目)
- 納期の目安
- サポート範囲
注意書きで信頼が上がるポイント
- 料金の前提条件(ページ数、対象範囲、契約期間など)
- 追加費用が発生する代表例
- 価格改定の可能性+更新日(例:2026年1月時点)
💡コツ
「最低◯円〜」だけだと不信感が出やすいので、“何が含まれるか” をセットにすると納得されやすいです。
比較検討を助ける要素(導入条件・範囲・制限)
比較検討中の人は「できること」より “できないこと” を知りたい場合があります。
入れておくと強い項目
- 導入条件:対応エリア、対象業種、必要な準備物
- 対応範囲:どこまでやるか(例:設計/制作/運用)
- 制限事項:対応外のケース、免責事項、サポート時間
- 納品物:成果物の一覧(仕様書、データ、マニュアルなど)
- 進行ルール:修正回数、連絡手段、確認フロー
実績/事例:説得力を上げる見せ方
事例は“自慢”ではなく、判断材料です。
「自分と似た状況で、どう解決したか」が伝わると強くなります。
事例テンプレ(課題→提案→結果→担当範囲)
初心者でも作りやすい、鉄板テンプレです。
1事例ページの型
- 背景:業種/規模/状況(出せる範囲で)
- 課題:何に困っていたか(3点まで)
- 提案:どう考え、何をしたか
- 実行:実施内容(箇条書き)
- 結果:変化(数字 or 定性的でもOK)
- 担当範囲:自社がどこまで関与したか(ここが信頼に直結)
- 期間:いつからいつまで
- 一言:学び/次回の改善(“経験”が出ます)
結果の出し方
- 数字が出せない→「問い合わせの質が上がった」「社内工数が減った」でもOK
- ただし、断定は避け、条件も添えると安全です。
掲載許可・守秘・表現のルール
事例で揉める原因は「許可の範囲が曖昧」なことです。
最低限のルール
- ロゴ掲載・社名掲載・コメント引用は、必ず許可を取る
- 守秘がある場合は、匿名化(業種/規模/地域をぼかす)
- 実績の誇張はしない(数字の切り取りに注意)
- 社内公開前のチェック担当を決める(営業→法務→責任者 など)
お知らせ/ブログ:更新の役割を定義する
更新系コンテンツは、目的を決めないと「投稿すること」が目的になり、続きません。
ニュースとコラムを分ける基準
ニュース(お知らせ)
- 会社の動き:プレス、登壇、受賞、サービス更新、休業案内など
- 目的:信頼・最新性
コラム(ブログ)
- 顧客の疑問解消:ノウハウ、事例の深掘り、比較検討の補助
- 目的:検索流入・指名強化・問い合わせ補助
WordPressでの分け方(初心者向け)
- まずは「カテゴリー」で分けるのが簡単
例:newsとcolumn - 投稿量が増えるなら、ニュースを別の投稿タイプにするのもあり(ただし最初はやりすぎない)
古い情報の扱い(更新日・アーカイブ方針)
古い情報は、放置すると信頼を落とします。
でも削除しすぎると、参照されている記事やリンクが死にます。
おすすめ運用
- 更新が必要なページには「更新日」を表示する
- 終了情報(キャンペーン・募集など)は、ページ上部に明記
例:「この情報は◯年◯月で終了しました。最新はこちら→」 - 重要情報は「改定履歴」を残すと信頼が上がる
アーカイブの考え方
- 検索流入がある→更新して活かす
- 価値が薄い/重複が多い→統合してリダイレクト(可能なら)
採用:コーポレート内に入れるか、独立させるか
採用を強化するなら、採用ページは“おまけ”にしない方が成果が出ます。
分け方の判断基準
- 採用が最重要KPI → 独立サイト(採用特化)も検討
- まずは応募導線を作りたい → コーポレート内でOK
募集要項・選考フロー・よくある質問
募集要項は「条件」だけでなく、不安を消す情報が大事です。
募集要項に入れる項目(最低限)
- 仕事内容(具体的に:何を/どこまで/誰と)
- 必須/歓迎スキル
- 勤務地・働き方(リモート、出社頻度)
- 勤務時間・休日
- 給与(幅と前提条件)
- 試用期間の有無
- 選考フロー(所要期間の目安も)
FAQに入れると応募が増えやすい例
- 評価制度は?キャリアパスは?
- 入社後のオンボーディングは?
- 残業の実態(表現は慎重に、傾向と前提を)
- チーム体制(人数、役割)
文化/働き方を伝えるコンテンツ案
“雰囲気”は抽象語より、具体が効きます。
採用コンテンツの案(作りやすい順)
- 1日の流れ(職種別)
- 仕事の進め方(ツール、会議体、レビュー文化)
- 価値観(行動指針)と具体例
- メンバーインタビュー(短くてもOK)
- 成果が出た事例(プロジェクトストーリー)
- 福利厚生よりも「学習支援・裁量・評価」の説明
問い合わせ:CVを落とさないフォーム設計
フォームは“最終関門”です。
ここの1項目の差で、CVが大きく変わることがあります。
入力項目の最適化(最小項目・分岐・確認画面)
基本は 「まず連絡できる状態」 を最短で作ることです。
BtoBの最小構成(例)
- お名前
- 会社名(個人相手なら不要)
- メールアドレス
- お問い合わせ内容
必要なら追加(優先度順)
- 電話番号(任意が無難)
- 相談カテゴリ(分岐に使える)
- 希望連絡時間帯
- 予算感(任意)
分岐を使うと強い
- 「資料請求」「見積相談」「採用」「その他」でフォームを分ける
→ 受け手も楽になり、返信が早くなりやすいです。
確認画面は“ケースで使い分け”
- 誤送信が起きやすい(高額商材/契約系)→確認画面あり
- 入力が面倒で離脱しやすい(簡易相談)→確認画面なしも検討
自動返信・対応SLA・スパム対策
自動返信(最低限入れると安心)
- 受領したこと
- 返信までの目安(例:2営業日以内)
- 緊急連絡先(必要なら)
- 個人情報の取り扱いリンク
対応SLA(明記すると信頼が上がる)
- 「◯営業日以内にご連絡します」をサイト上にも記載
→ “放置されない”安心感になります。
スパム対策(やりすぎないのがコツ)
- 迷惑投稿ブロック(reCAPTCHA等)
- ハニーポット(見えない入力欄)
- 送信回数制限
- WAF(サーバー側で防御)
- フォーム送信後のメール認証(必要な場合)
法務・信頼:最低限そろえるポリシー群
ここは「難しそう」で後回しになりがちですが、企業サイトの信用の土台です。
最低限の型に沿って、分かりやすい文章で整えます。
個人情報保護・Cookie/アクセス解析の扱い
プライバシーポリシーで最低限押さえる項目(例)
- 取得する情報(氏名、メール、履歴など)
- 利用目的(問い合わせ対応、採用対応、品質改善など)
- 第三者提供の有無(あるなら条件)
- 委託の有無(あるなら範囲)
- 安全管理(概要レベルでOK)
- 開示/訂正等の窓口
- 改定の方法(更新日も)
Cookie/アクセス解析(入れておくと親切)
- 使っている解析・広告タグの目的
- オプトアウトの方法(可能なら)
- どんな情報が送られる可能性があるか(大枠で)
※法対応は事業形態で変わるため、ここは“断定”せず、必要に応じて専門家確認が安全です。
免責・利用条件(必要な場合)
次に当てはまるなら、免責や利用条件を用意すると安心です。
- ダウンロード資料を配布する
- オンラインサービス/会員機能がある
- 金融・医療・法律・投資など、誤解が重大になり得る内容を扱う
- 価格・成果の表現が多い(「必ず〜」に見えないよう補助)
最低限の書き方
- 情報の正確性に努めるが保証はしない
- 具体判断は個別事情による
- 損害責任の範囲(必要に応じて)
セキュリティ方針/脆弱性窓口(可能なら)
「対策しています」ではなく、連絡先があるだけで信頼が上がることがあります。
用意できると良いもの
- 情報セキュリティ基本方針(短くてOK)
- 脆弱性の連絡窓口(メールアドレスだけでも)
- 可能なら、報告時のルール(再現手順、開示時期など)
サーバー・ドメイン・SSL:ここで失敗すると後から高くつく
企業サイトは「一度公開したら終わり」ではなく、更新・採用・問い合わせ対応を何年も続ける前提です。
この章は、後からやり直すと 移転費・復旧費・機会損失(問い合わせ減) が出やすい3点(ドメイン/サーバー/SSL)を、初心者向けに“失敗しない決め方”でまとめます。
ドメイン設計(ブランド/SEO/管理体制)
ドメインは名刺・メール・広告・採用媒体などにも広がるため、途中変更が一番面倒です。まずは「迷わないルール」を作るのが正解です。
1) 先に決めるべき“1本化ルール”
- 正式ドメイン(正規URL)は 1つに固定(例:
https://example.com) wwwを使う/使わない、末尾スラッシュの扱いなども 最初に統一- 既存ドメインがあるなら、旧→新は 正しく恒久転送(301) 前提で計画
🧩なぜ重要?
途中でURLがブレると、検索評価・被リンク・名刺や資料のURLが分散して、地味に効いてきます。
2) ドメイン名の考え方(ブランド優先でOK)
- 企業名・サービス名と一致/近いほど、指名検索・信頼に強い
- ハイフン多用や長すぎは避ける(口頭で伝わりにくい)
- 商標・類似名の衝突チェックは必須(あとで揉めると高くつきます)
3) .jp や .co.jp をどう考えるか(日本企業向けの現実解)
- 「日本での信用」「国内向け」を強めたいなら
.jp系は相性が良い .co.jpは取得条件や運用ルールがあるため、会社の管理体制(名義・更新)をより厳格にする
※細かい取得条件はレジストリ/レジストラのルールに従ってください(後述の出典にまとめます)。
4) 管理体制(ここが弱いと“取り返しがつかない”)
ドメインは「誰が管理しているか」が事故の原因になります。
最低限のガバナンス(おすすめ)
- レジストラのログインは 会社の共有管理(役職アドレス+2FA)
- 自動更新ON+支払い手段を二重化(カード期限切れ対策)
- DNS変更の権限者を決める(むやみに増やさない)
- 登録情報(WHOIS等)の不備がないように保つ(停止リスク対策)
✅チェックリスト(コピペ用)
- [ ] 管理者アカウントが個人メールになっていない
- [ ] 2FAが有効
- [ ] 更新通知が複数人に飛ぶ
- [ ] DNS/ネームサーバー変更の手順が残っている
- [ ] 移管(AuthCode等)の保管場所が明確
5) 将来の拡張を見越す(サブドメイン/ディレクトリ設計)
初心者に多い悩みが「会社サイトとブログ/採用をどう分けるか」です。
- まずは 同一ドメイン配下が運用しやすい
- 例:
/news//blog//recruit/
- 例:
- どうしても分けるなら、サブドメイン(例:
recruit.example.com)- ただし解析・運用・SSL管理が増えるので、最初からやりすぎないのが安全
サーバー選定(速度・WAF・バックアップ・ステージング)
コーポレートサイトのサーバー選びは「月額の安さ」より、事故らない仕組みが大事です。
安い→脆い→復旧費が高い、が典型パターンです。
必須で見るべき5項目
| 重要項目 | 見るべきポイント | 失敗しがちな例 |
|---|---|---|
| 速度 | キャッシュ/HTTP対応、安定稼働、画像配信のしやすさ | テーマやプラグイン以前にサーバーが遅い |
| 防御 | WAFの有無、ログ確認、制限機能 | 何かあった時に“気づけない/止められない” |
| バックアップ | 自動・世代管理・復元が簡単 | バックアップはあるが「戻せない」 |
| 検証環境 | ステージングの作りやすさ | 本番で更新→壊れる→緊急対応 |
| 運用 | サポート品質、障害時の情報公開 | 連絡がつかず復旧が遅れる |
WAFは“保険”として最優先
WAFは、Webアプリへの攻撃(例:SQLインジェクション、XSSなど)を通信レベルでブロックする仕組みです。
万能ではありませんが、「まず止血する」力が強いので企業サイトでは重要度が高いです。
バックアップは「取る」より「戻す」が本番
おすすめ基準
- 自動バックアップ(できれば毎日)
- 世代保持(数日〜数週間)
- 復元が管理画面から数クリックでできる
- 重要:復元テストの手順がある(年1でも良いので実施)
📌WordPress運用の現実
アップデート前にバックアップを取っておくかどうかで、トラブル時の復旧コストが激減します。
“ステージングがないサーバー”は更新が怖くなる
WordPressはテーマ/プラグイン更新が避けられません。
ステージング(検証環境)があるだけで、更新の安全性が一気に上がります。
選定時の質問テンプレ
- 「本番と同じ構成のステージングを簡単に作れますか?」
- 「ステージングは検索に出ない設定(noindex等)が標準ですか?」
- 「本番へ反映するとき、ファイルだけ/DBだけなど調整できますか?」
常時SSLと混在コンテンツ対策
企業サイトではHTTPS(常時SSL)は“やった方がいい”ではなく、前提です。
未対応だとブラウザ表示やフォームの信頼性に直撃します。
1) 証明書はどう選ぶ?
- 多くの企業サイトは DV(ドメイン認証)で十分(無料の選択肢もある)
- 調達要件や社内規程で「組織実在の審査が必要」なら OV を検討
- 迷ったら:まずDVで安全に運用→必要になったらOVへ(が現実的)
2) HTTPS化の基本手順(WordPress目線)
- SSLを有効化(サーバー側で設定)
- WordPressのURL(サイトURL/ホームURL)をHTTPSへ
- HTTP→HTTPSへ 恒久転送(301)
- サイト内リンク・画像URLもHTTPSへ統一
- サイトマップ/サーチコンソール等の設定を整える(移行として扱う)
3) 混在コンテンツ(Mixed Content)を潰す
HTTPSページなのに、画像やJS/CSSがHTTPで読み込まれる状態です。
ブラウザ警告・機能ブロック・信頼低下につながります。
よくある原因
- 昔貼った画像URLが
http://のまま - テーマ設定のロゴURLがHTTP
- 外部スクリプト(計測タグ等)がHTTP
見つけ方(初心者でもできる)
- ブラウザの開発者ツール(Console)で警告を確認
- 該当URLをHTTPSに差し替える(設定・記事・テーマ・プラグイン)
直し方のコツ
- まず「サイト内のHTTP参照」をゼロにする
- 外部サービスがHTTPしか提供していないなら、別手段へ置き換え(放置しない)
本番/検証環境の分離(更新事故を防ぐ)
本番サイトは「会社の信用そのもの」なので、更新作業の事故が一番痛いです。
分離できるだけで、運用レベルが一段上がります。
1) 安全な更新フロー(最小構成)
- 本番のバックアップ(ファイル+DB)
- ステージングへコピー
- 更新(WP本体→プラグイン→テーマの順が無難)
- 動作確認(最低限ここだけ)
- トップ表示
- 問い合わせフォーム送信
- 主要ページの表示崩れ
- 管理画面ログイン
- 本番へ反映(手順を固定化)
✅動作確認は“問い合わせ”が最重要
企業サイトはここが死ぬと、売上・採用に直結します。
2) ステージング運用の注意点(地雷を避ける)
- ステージングは 検索に出さない(noindex、認証、robots等)
- メール送信や決済などは 本番キーを使わない(誤送信事故)
- 本番反映時は「DBを上書きして良いか」を必ず判断
- 例:本番で増える“お問い合わせデータ”を消さない
3) ステージングが用意できない場合の現実的な代替策
- 更新は営業時間外にまとめる
- 更新前に必ずバックアップ+復元手順の確認
- 1つ更新したら確認、問題なければ次へ(まとめて更新しない)
- 大きな変更(テーマ変更等)は“別環境を一時的に作って”検証してから
WordPress初期構築:最短で“整った土台”を作る手順
最短で「ちゃんと運用できる企業サイト」に近づけるコツは、最初に“ルール(設定・権限・構造・計測)”を固定することです。
ここが曖昧だと、公開後に「URLがバラバラ」「管理者が増殖」「ページ種別が混線」「数字が信用できない」になりがちです。
インストール後に必ずやる初期設定チェック
パーマリンク・サイト名・表示設定
パーマリンク(URL構造)を先に決める
企業サイトでは、URLは名刺・資料・営業メール・外部掲載にも広がります。後で変えると移転作業が発生するので、早めに固定します。
- 投稿(お知らせ・ブログ)は、基本は タイトル(スラッグ)ベースが扱いやすい
- 日付入りURLは「情報の鮮度が命」のメディア型なら有効ですが、企業サイトの“お知らせ”で乱用すると、更新・統合時に扱いが面倒になることも
実務での無難な考え方
- 会社案内ページ(固定ページ)はURLを短く分かりやすく
- 例:
/company//service//recruit//contact/
- 例:
- 「お知らせ」や「コラム」は、運用ルールを決めて統一
- 例:
/news/配下に集約(投稿 or カスタム投稿で設計)
- 例:
✅ポイント:URLは“見た目”だけでなく、運用のしやすさ(更新・統廃合・引き継ぎ)まで含めて決める
サイト名・キャッチフレーズ・基本情報を整える
検索結果やSNS共有、ブラウザタブ表示などに影響するため、仮のまま公開しないのが鉄則です。
- サイト名:正式社名 or ブランド名(表記ゆれをなくす)
- キャッチフレーズ:何の会社かを一言で(空欄でもOKだが、意図して決める)
- タイムゾーン:投稿日時・更新管理のズレ防止
- 言語:日本向けなら日本語に統一(管理画面表記も含む)
表示設定(企業サイトの“よくある正解”)
企業サイトは「ブログがトップ」より、静的トップ(固定ページ)が基本です。
- トップページ:固定ページ(ホーム用のページを作る)
- 投稿ページ:お知らせ・ブログの一覧ページ(空のページを作って割り当て)
- 1ページに表示する件数:多すぎると読みにくいので控えめに
開発中はインデックス抑制、公開時は必ず解除
制作途中のサイトが検索に出ると、信用面でマイナスです。
- 制作中:検索エンジンにインデックスされない設定をON
- 公開直前:必ずOFFに戻す(ここ、かなり多い事故です)
ユーザー権限設計(管理者の乱立を防ぐ)
企業サイト運用で多い事故は「全員が管理者」です。
“できること”を絞るほど安全で、引き継ぎもしやすいです。
まず決める:役割ごとの最小権限
- 管理者:1〜2名(システム担当のみ)
- 編集者:ページや投稿の編集・公開を担当(広報・採用・マーケ)
- 投稿者:自分の投稿のみ公開(コラム執筆など)
- 寄稿者:下書きまで(公開は編集者が実施)
運用ルール(これだけで事故が減る)
- 共有アカウントを作らない(誰が何をしたか追えない)
- 退職・外注終了時は 即停止/削除
- 管理者権限は“期限付き”で付与(外注・制作会社に渡しっぱなしにしない)
- パスワードは長く、使い回さない(できればパスワード管理ツール)
- 可能なら2段階認証(2FA)を導入
固定ページ/投稿/カスタム投稿の使い分け
「何を固定ページにして、何を投稿にするか」を最初に決めると、サイトが崩れません。
迷ったらこれ(企業サイト向けの基本)
| 種別 | 向いている内容 | 例 |
|---|---|---|
| 固定ページ | ずっと置いておく情報(常に参照される) | 会社概要、事業、料金、FAQ、採用、問い合わせ、プライバシー |
| 投稿 | 時系列で流れる情報(新着が価値) | お知らせ、プレスリリース、ブログ/コラム |
| カスタム投稿 | “型”が決まった情報を量産・整理したい | 実績/事例、導入事例、セミナー、求人、拠点一覧 |
カスタム投稿を使うと何が良い?
- 「事例」だけを一覧・カテゴリ分けしやすい
- 入力項目を統一できる(担当者が変わっても品質が揃う)
- URL設計やテンプレが整理され、SEOにも強くなる
✅ポイント:カスタム投稿は“便利そうだから”ではなく、「増える予定がある」「一覧化したい」時に採用すると失敗しにくい
計測の仕込み(GA4・Search Console・タグ管理)
企業サイトは「作って終わり」になりやすいので、公開初日から数字が取れる状態にしておきます。
GA4:最低限これだけは取る
まずは「重要行動」を測れる状態にします。
企業サイトで定番の重要行動(例)
- 問い合わせ完了(フォーム送信)
- 電話タップ(スマホ)
- メールクリック
- 資料ダウンロード
- 採用エントリー(応募完了)
実装の考え方(初心者向けの安全策)
- 可能なら「サンクスページ(完了ページ)」を用意して計測
- フォームの誤作動や二重計測を減らしやすい
- 取れたイベントをGA4側で Key event(重要イベント)として扱う
- レポートが“意思決定向け”になります
Search Console:公開後の“検索の健康診断”
- 所有権の確認(推奨はDNS、難しければHTMLタグ等)
- サイトマップ送信
- インデックス状況・エラー・表示回数/クリックの確認
✅ポイント:GA4は「サイト内の行動」、Search Consoleは「検索からの入り口」。両方揃って初めて改善できます。
タグ管理(GTMを使うかどうか)
最初はシンプルでもOKですが、企業サイトは後から広告・計測が増えがちです。
- すぐ増えそう:GTM(Google Tag Manager)で一元管理
- 増えない/小規模:Googleタグ(GA4)だけ直貼りでも可
よくある罠
- GA4を直貼り+GTMでも貼って二重計測
- ステージング(検証環境)まで計測して本番データが汚れる
→ “本番だけ計測”のルールを決めると安心です
公開前に必須の基本整備(noindex、OGP、サイトマップ)
noindex:制作中の露出事故を防ぐ
- 検証中:インデックス抑制(検索に出ないように)
- 公開時:抑制設定を解除
- 重要:この設定は「お願い」なので、必要ならベーシック認証などで二重に守る
OGP:SNSでシェアされた時の“見え方”を整える
企業サイトは採用・営業でURLが共有されます。OGPが未整備だと損です。
最低限のセット
og:titleog:descriptionog:imageog:urlog:type
運用のコツ
- デフォルト画像を用意(会社ロゴ+背景など)
- トップ/サービス/採用など重要ページは個別に最適化
サイトマップ:見つけてもらう“地図”を提出
- WordPressは標準でXMLサイトマップを生成できる構成があります
- Search Consoleから送信して、読み込みエラーがないか確認
注意点
- SEOプラグイン等で別のサイトマップを出す場合、重複させない(どれを正式に使うか決める)
- インデックス抑制中はサイトマップの挙動も変わることがあるので、公開前後で確認する
公開直前チェック(10分でできる)
- [ ] インデックス抑制が解除されている
- [ ] トップ/主要ページのタイトル・説明が仮文言でない
- [ ] 問い合わせフォームが送れる(自分宛に届く)
- [ ] GA4でリアルタイム確認できる
- [ ] Search Consoleの所有権確認とサイトマップ送信が済んでいる
- [ ] OGP画像が意図どおり表示される(SNSデバッガー等で確認)
- [ ] 404ページが用意されている(最低限の導線あり)
テーマ戦略:クラシック/ブロックテーマの選び分けと判断基準
企業サイトのテーマ選びは「見た目」以上に、運用のしやすさ・更新の安全性・将来の改修コストを左右します。
特にWordPressは長期運用が前提なので、最初に“どのタイプのテーマで運用するか”を決めておくと、途中で迷いません。
まずは大枠の違いを押さえます。
- クラシックテーマ
PHPテンプレート中心。昔からのWordPressテーマの主流で、実績・情報量が豊富。細かなカスタマイズは「子テーマ」やコード改修の文化が強め。 - ブロックテーマ(サイトエディター対応)
ヘッダー/フッター/テンプレートまでブロックで編集でき、非エンジニアでも運用しやすい。theme.jsonと「パターン」を軸に“ルール化されたデザイン”が作りやすい。
3つの作り方:テンプレ活用/フルサイト編集/制作会社依頼
企業サイトの作り方は、だいたいこの3ルートに収まります。最初に“どのルートか”を決めると、テーマ選定も早いです。
| 作り方 | こんな人に向く | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| テンプレ活用(既製テーマ+デモ) | 早く公開したい/小規模 | 最短で形になる | 似たサイトになりやすい/機能盛りすぎテーマは重くなりがち |
| フルサイト編集(ブロックテーマ+サイトエディター) | 自社で更新したい/運用重視 | ヘッダー等も自分で直しやすい/ルール化しやすい | 最初の設計(パターン作り)が甘いと崩れる |
| 制作会社依頼(オリジナル設計) | ブランドを作りたい/中長期で育てる | 目的に合わせて最適化(速度・導線・運用) | 依頼先依存になりやすい→引き継ぎ要件が重要 |
初心者におすすめの考え方
- 「更新担当が社内にいる」→ ブロックテーマ+パターン運用が相性良い
- 「デザインの独自性が最重要」「複雑な要件が多い」→ 制作会社+設計ドキュメント重視
- 「とにかく最短」→ テンプレ活用(ただし“軽いテーマ”を選ぶ)
テーマ選定のチェックリスト(サポート・更新頻度・実績)
テーマは“買って終わり”ではなく、WordPress本体の更新に追従できるかが重要です。
以下をチェックすると、地雷をかなり避けられます。
- 更新が継続している(更新が止まっていない)
- WordPressの最新環境で動作確認されている(互換性の表示・更新履歴)
- サポート窓口やドキュメントがある(自己解決できる情報が揃う)
- 実運用の事例が多い(企業サイトでの採用例、レビュー、導入数など)
- 不具合報告→修正が回っている(リリースノートが健全)
日本語対応・商用利用・ライセンスの確認
企業サイトはここで揉めると後から高くつきます。
- 日本語対応
管理画面の表示だけでなく、テーマ側の文言(ボタン・見出し・パンくず等)が翻訳可能かを確認。 - 商用利用
ほとんどのテーマは商用利用OKですが、「利用範囲」「クライアントワーク可否」「複数サイト可否」は必ず確認。 - ライセンス
テーマのコードだけでなく、同梱の画像・アイコン・フォントの利用条件も要チェック。
特に企業サイトは“著作権クレーム”が痛いので、利用許諾が明確なものを選ぶのが安全です。
レスポンシブ・アクセシビリティの担保
企業サイトは、スマホ対応と同じくらい「読みやすさ・使いやすさ」が信用に直結します。
最低限のレスポンシブ確認(初心者でもできる)
- ヘッダーメニューがスマホで破綻しない
- フォーム(問い合わせ/応募)が入力しやすい
- 表や料金表が横スクロールに逃げられる(無理に潰れない)
- 文字サイズが小さすぎない/行間が詰まりすぎない
アクセシビリティで最低限見たいポイント
- キーボード操作だけでも主要導線に到達できる(メニュー・ボタン・フォーム)
- フォーカス(今どこを操作しているか)が見える
- 見出し構造が破綻していない(H2/H3が飛ばない)
- 画像の代替テキストを入れる前提の設計になっている
- コントラストが低すぎない(薄いグレー文字など)
「アクセシビリティ対応」をうたうテーマでも品質は差があるので、デモでフォームやメニューを触って確認するのが確実です。
速度と“盛りすぎ機能”の見極め
企業サイトは、テーマが重いだけで以下が起きやすいです。
- 表示が遅い → 離脱・問い合わせ減
- 管理画面が重い → 更新が億劫になり放置される
- 機能が多すぎる → どこで表示が作られているか分からなくなる
盛りすぎテーマを避ける目安
- 独自のビルダー機能に依存していない(ショートコードだらけ等)
- スライダー/アニメーション/計測タグが初期で大量に入っていない
- “万能”より“企業サイト向けに整理されている”テーマの方が運用しやすい
現実的なチェック方法
- テーマのデモURLをPageSpeed Insights等で見て、極端に重くないか確認
- 使わない機能をオフにできるか(設定が整理されているか)
- 画像最適化やキャッシュとケンカしにくい構成か(過剰に独自処理していないか)
子テーマ/デザインシステム(改修に強い構成)
企業サイトは「公開してから改修」が普通なので、改修耐性を最初に作っておくと楽です。
クラシックテーマの場合
- コードを触るなら、基本は子テーマで管理
→ 親テーマ更新で上書きされる事故を避けやすい - “機能”はテーマではなくプラグイン側に寄せる
例:カスタム投稿の登録、FAQの構造化、リダイレクトなど
ブロックテーマの場合
- デザインルール(色・文字・余白・ボタン)を
theme.json中心に寄せると、運用が崩れにくい - パターン(後述)を整備して「ページの作り方」を固定すると、担当者が変わっても品質が安定する
デザインシステムの最小セット(初心者向け)
- 色:メイン/サブ/背景/警告の4〜6色に制限
- 文字:見出し/本文のサイズ・太さ・行間を固定
- ボタン:主/副の2種類に固定(形・余白・ホバー)
- セクション:余白(上下の間隔)を3段階くらいに固定
これだけでも「ページごとにバラバラ問題」が激減します。
テーマ依存を減らす設計(ブロック・パターン活用)
企業サイトで後悔が多いのが「そのテーマ(または独自ビルダー)じゃないと編集できない」状態です。
将来のリニューアルや移転を楽にするために、テーマ依存を減らす設計をしておきます。
テーマ依存を減らすコツ
- 本文はできるだけコアのブロック(標準ブロック)で構成する
- 再利用したい“型”は、ブロックパターンとして登録しておく
例:ヒーロー、強み3点、導入事例一覧、料金表、FAQ、CTA、採用の流れ - ヘッダー/フッターはテンプレートパーツ化して、更新ポイントを限定する
- 「テーマを切り替えても内容が読めるか?」を常に基準にする
→ ショートコードだらけだと、テーマ変更で崩壊しやすいです
運用ルールを一言で
- テーマは“見た目と枠組み”
- コンテンツは“ブロックとパターン”
- 機能は“プラグイン”
この分離ができるほど、長期運用が安定します。
必要プラグイン設計:入れれば良い、ではなく“最小で強く”
コーポレートサイトのプラグインは、「便利だから入れる」より「事故を減らすために入れる」が基本です。
最初に方針だけ決めておくと、増殖を防げます。
- 1機能=1担当(サーバー機能 / プラグイン / 外部SaaSのどれで担うか)
- 似た機能を重ねない(例:キャッシュ×3、SEO×2、セキュリティ×2は避ける)
- “停止できない必須系”ほど、導入前にステージングで検証する
- 使わないプラグインは無効化ではなく削除(攻撃面を減らす)
セキュリティ(ログイン防御、WAF連携、監査ログ)
セキュリティは「一発で完璧」ではなく、層で守るのが現実的です。おすすめはこの順番です。
1) まずWAFを上流に置く(サーバー or CDN)
- WAF(Web Application Firewall)は、攻撃パターンを通信レベルで弾く“玄関の門”
- 可能なら「ホスティングのWAF」または「CDNのWAF」を優先(プラグインより先に効く)
2) ログイン防御は“やりすぎない”がコツ
最低限のセットで十分強くなります。
- ログイン試行回数制限(ブルートフォース対策)
- 2段階認証(2FA)※管理者・編集者は必須に寄せる
- 管理画面URLの制限(IP制限やBasic認証など、できる範囲で)
- 不要ならXML-RPCを閉じる(使う場合は制限を強める)
ありがちな失敗:大型セキュリティプラグインを複数入れて、重くなる/誤検知で管理者が締め出される
→ “防御の主役”は1つに絞るのが安全です。
3) 監査ログは「誰が何をしたか」を残すため
企業サイトでは、トラブル時に原因究明ができるかが重要です。
- 監査ログ(ログイン、設定変更、プラグイン更新、投稿公開など)
- ログの保管期間(例:90日、180日など)を決める
- “異常”の基準を決める(深夜の管理者ログイン、未知IP、権限変更など)
バックアップ/復元(世代管理・復旧手順)
バックアップは「あるか」より、戻せるか(復元の再現性)が重要です。
1) どこでバックアップを担うかを決める
- サーバー側バックアップ:サイトが壊れても戻しやすい(まず第一候補)
- プラグイン:保存先を選べる(外部ストレージへ逃がす等)
- 両方:重要サイトは“二重化”が安心(ただし重複運用のルールが必要)
2) 世代管理(保持)を最初に決める
おすすめの考え方(例)
- 毎日:直近14〜30日
- 毎週:直近8週
- 毎月:直近6〜12か月
更新頻度が高いほど、復元ポイントも細かくします。
3) 復旧手順を「文章で」残す(担当が変わっても戻せる)
最低限、これだけはドキュメント化しておくと強いです。
- 復元の担当者と権限(誰がどこにログインできるか)
- 復元の順序(ファイル/DBの扱い)
- 復元後に必ずやる確認
- トップ表示、主要ページ、フォーム送信、管理画面ログイン
- 事故時の切り戻し(戻し直し)の手順
重要:年1回でもいいので「復元テスト」を実施すると、安心度が段違いです。
高速化(キャッシュ、画像最適化、遅延読み込み)
高速化は「点」ではなく、テンプレート全体で効く施策を優先すると、少ないプラグインで成果が出やすいです。
1) キャッシュは“どこでやるか”を一本化
- サーバーキャッシュ(あれば最優先)
- キャッシュプラグイン(サーバー側が弱い場合の補強)
- CDNキャッシュ(配信を速くする)
ありがちな失敗:キャッシュ系を複数入れて競合 → 表示崩れ・更新が反映されない
2) 画像最適化は費用対効果が高い
企業サイトは写真が多くなりがちなので、ここが効きます。
- アップロード時に自動圧縮
- WebPなどの次世代形式の配信
- 適切なサイズ生成(巨大画像の縮小)
- 画面外は遅延読み込み(lazy load)
3) “見える速度”に直結するポイント
- LCP(主コンテンツの表示)を悪化させる要因を減らす
- 大きすぎる画像、重いスライダー、過剰なWebフォントなど
- CLS(ガクガク動く)を抑える
- 画像サイズ指定、広告/埋め込みの領域確保
測定は、PageSpeed Insights と Search Console の指標で十分スタートできます。
フォーム(スパム対策、通知、CRM連携)
フォームは「作る」より、届く・漏れない・荒れないが重要です。
1) スパム対策は“段階式”が現実的
- まず:ハニーポット、簡易バリデーション、レート制限
- 増えてきたら:reCAPTCHA等のボット対策
- さらに:WAFルールや国別制限(必要な場合のみ)
いきなり強いCAPTCHAでユーザー体験を落とすより、まず“静かな対策”からが無難です。
2) 通知設計で「機会損失」を防ぐ
- 管理者通知:担当グループ宛(個人宛だけにしない)
- 自動返信:受付完了・目安時間・注意事項を明記
- 重要:迷惑メールに落ちない工夫(差出人/ドメイン設定、必要ならSMTP利用)
3) CRM連携は“目的が決まってから”
- とりあえず連携はおすすめしません(複雑化して壊れやすい)
- 目的別に設計
- 営業:問い合わせ→CRM→担当アサイン
- 採用:応募→ATS/スプレッドシート→選考フロー
- 資料請求:自動送付+スコアリング
SEO/構造化データ(必要十分な範囲で)
SEO系は、入れすぎると競合して逆に不安定になりがちです。コーポレートサイトは特に「必要十分」が正解です。
1) SEOプラグインは1つに絞る
最低限欲しい機能はこのあたりです。
- タイトル/ディスクリプション管理
- canonical、noindex等の制御
- XMLサイトマップ
- パンくず(必要なら)
- OGP(SNS共有の見栄え)
2) 構造化データは“企業情報の信頼”に寄せる
コーポレートサイトは、派手なスキーマを大量に入れるより、会社の実在性・連絡先・拠点が伝わる設計が堅実です。
- Organization:会社情報、公式SNS(sameAs)など
- LocalBusiness:店舗/拠点がある業態なら営業時間・住所など
注意:同じ内容を複数プラグインが出力すると二重化しやすいので、「どれが出しているか」を必ず把握します。
多言語・翻訳(必要な企業だけ:方式の選び方)
多言語化は、プラグイン導入より先に「運用できるか」が重要です。
更新頻度と翻訳体制がないなら、無理に広げず、重要ページだけに絞るのも立派な戦略です。
1) 方式は大きく3つ
- 同一サイト内で多言語管理(代表的な多言語プラグイン型)
- 翻訳UIでページを見ながら訳す型(フロントエンド翻訳)
- WordPressマルチサイトで言語ごとに分ける(運用は強いが難度高め)
2) URLと言語の扱いは最初に固定
- 言語ごとに別URLを持つ(例:
/en/など)のが基本 - hreflangで言語版の対応関係を示す(多言語SEOの土台)
3) 自動翻訳は“品質設計”がすべて
- 自動翻訳そのものより、価値があるか/薄い量産になっていないかが重要
- 表現の品質(固有名詞、業界用語、法務表現)をチェックできる体制を作る
- 機械翻訳を使う場合、利用サービスの表示要件(注記など)も確認
デザイン/UX:企業サイトに必要な“信頼の作法”
企業サイトのUXは、「派手さ」より 迷わない・読める・不安が消える が正解です。
デザインを“感覚”で決めるのではなく、ルール化して再現できる状態にすると、担当者が変わっても品質が落ちません。
ブランド表現(色・余白・写真の統一ルール)
「統一感」は信頼のショートカットです。まずは“型”を決めます。
色:4〜6色に絞る
- ブランド色(メイン)
- 補助色(サブ)
- 背景色(白/薄グレーなど)
- 文字色(黒寄り/グレー寄り)
- 注意色(エラー・警告)
- 成功色(完了・送信)
✅運用ルール例(初心者向け)
- ボタンの色は「主」「副」の2種類まで
- リンク色は全ページで統一(ページごとに変えない)
余白:3段階だけ持つ
余白を増やすほど“高級感”が出る、というより 読みやすくなる のが本質です。
- 小:要素の内部(ボタン内・カード内)
- 中:セクション内の段落間
- 大:セクション同士の区切り
✅チェック
- 文章が「詰まって見える」→ だいたい余白不足です
写真:素材のルールを先に決める
企業サイトの写真は、一貫性がないと一気に安っぽく見えます。
- トーン:明るめ/落ち着き/コントラスト強め などを固定
- 人物:社員写真を使うなら「服装・背景・構図」を統一
- サービス:スクショはサイズ・角丸・影の有無を統一
- 禁止:フリー素材だらけ(“どこかで見た感”が出やすい)
💡おすすめ
- 「実績」「メンバー」「オフィス」は、可能なら“自社の写真”を優先(信頼に直結)
情報設計(メニュー・パンくず・CTAの置き方)
見た目より、導線(どこへ行けばいいか) がUXの核です。
メニュー:7項目以内を目標にする
ヘッダーに置くのは“入口”だけ。詳細は下層へ逃がします。
- 例:サービス / 事例 / 会社情報 / 採用 / お知らせ / FAQ / 問い合わせ
(全部入れるのではなく、目的に合わせて取捨選択)
✅メニューの強い並び順
- 検討に必要:サービス → 事例 → 料金/FAQ
- 信頼に必要:会社情報
- 行動:問い合わせ(最後に固定しやすい)
パンくず:迷子防止の保険
検索やSNSから“いきなり下層”に来る人は多いので、パンくずがあると安心です。
- すべてリンクにする(戻り道を作る)
- 階層が深くなるほど、表示名は短く
- 現在地(最後の要素)は“リンクにしない”運用も一般的
CTA:置きすぎない(主役は1つ)
CTA(問い合わせ・資料請求など)が多いと、逆に押されません。
基本設計
- 主CTA:1つ(例:相談する)
- 副CTA:最大2つ(例:資料を見る / 採用を見る)
置き方(王道)
- ファーストビュー:主CTAを1回
- “納得が増える場所”(事例・強みの直後):もう1回
- ページ末尾:まとめ+CTA
💡文言のコツ
- 「お問い合わせ」より「まずは相談する」「概算を聞く」など、行動が想像できる言葉が強いです。
モバイル中心の読みやすさ(文字サイズ・行間・タップ領域)
企業サイトはスマホで見られる前提で、「読める」を最優先にします。
文字と行間の目安(まずはここから)
- 本文は 小さすぎないサイズにする
- 行間は 詰めすぎない(読み疲れ防止)
- 1行が長すぎるPC表示は、本文エリアの最大幅を制限して読みやすくする
✅チェック(スマホで)
- 1画面に文章が詰まりすぎていないか
- 段落が2〜3行で適度に改行されているか
タップ領域:押し間違いを防ぐ
- ボタンやメニューは 十分な大きさを確保
- リンクが密集するなら、行間・余白を増やす
✅よくあるNG
- 電話番号や小さなテキストリンクが近すぎて押し間違える
- メニューが小さく、指で操作しづらい
アクセシビリティの最低ライン(代替テキスト・コントラスト)
アクセシビリティは“特別な対応”ではなく、誰にとっても使いやすいための基本です。最低限ここだけ押さえると、品質が安定します。
代替テキスト:目的を書くだけでOK
画像の説明というより「その画像が何のためにあるか」を短く書きます。
- 装飾(雰囲気だけ)→ 空にする/不要にしない(運用ルールで統一)
- 情報(図・数値・比較)→ 画像だけに頼らず、本文にも要点を書く
- ボタン/リンク画像 → 「押すと何が起きるか」を書く
✅コツ
- 長文にしない(まず短く)
- 画像内の文字情報は、必要なら本文側にも書く(読み上げ対応にも強い)
コントラスト:薄い文字は“おしゃれ”より不親切
- 本文文字は 背景と十分な差をつける
- ボタンやフォーム枠など“非テキスト要素”も、見える差を確保する
✅よくある事故
- 薄グレーの文字・薄い枠線で「読めない」「どこが押せるか分からない」
事例から学ぶ観点(丸パクリしないチェックポイント)
ベンチマークは有効ですが、真似るべきは“見た目”より 構造と意図 です。丸パクリを避けつつ、成果に直結する観点で吸収します。
1) 見るべきは「順番」
トップやサービスページで、次を満たしているか確認します。
- 何の会社か(1〜2行)
- 誰向けか(対象)
- 何ができるか(提供範囲)
- なぜ信頼できるか(根拠:実績・体制・事例)
- 次に何をすればいいか(CTA)
→ この“順番”を自社に合わせて再設計するのが正攻法です。
2) 文章の“型”を盗む(表現は盗まない)
- 見出しの粒度(短い・具体・行動が想像できる)
- 料金や条件の書き方(誤解が出ない注意書き)
- 事例テンプレ(課題→提案→結果→範囲)
→ 同じ言い回しは避け、自社の事実・数字・体制に置き換えます。
3) UIパーツ単位で分解する
サイト全体を真似るのではなく、パーツとして抽象化します。
- ヒーロー(キャッチ+根拠3点+CTA)
- 強み3点(見出し+一文+補足)
- 事例カード(業種/課題/成果)
- 料金表(含む/含まないの明示)
- FAQ(不安の先回り)
→ 自社の色・写真・文言で作り直せば、独自性が出ます。
4) 最後は“自社らしさ”の根拠で勝つ
企業サイトは結局、ここが強いほど成約率が上がります。
- 実績(いつからいつまでの数字か)
- 体制(誰が担当し、どう進めるか)
- 専門性(資格・経験・得意領域)
- 安心(問い合わせ後の流れ、返信目安、守秘・セキュリティ姿勢)
SEO設計:企業サイトでやるべき“王道”だけに絞る
企業サイトのSEOは、ブログのように「大量記事で勝つ」よりも、指名・信頼・比較検討の導線を整えて、必要なページを確実に評価してもらうのが王道です。
ここでは、初心者でも再現しやすい“やることだけ”に絞って解説します。
キーワード設計(会社名/サービス名/課題解決型の両輪)
まずは「狙う検索」を3つに分けると迷いません。
| キーワードの種類 | 例 | 用意すべきページ | 目的 |
|---|---|---|---|
| 指名(会社名) | 会社名、会社名 評判 | トップ、会社情報、問い合わせ | 信頼の担保・取りこぼし防止 |
| 指名(サービス名) | サービス名、サービス名 料金 | サービス詳細、料金、FAQ、事例 | 比較検討の背中押し |
| 課題解決型(非指名) | ◯◯ 代行、◯◯ 方法、◯◯ 比較 | 課題→解決の説明ページ、コラム(必要なら) | 新規流入の獲得 |
企業サイトの現実的な勝ち筋
- 最優先は 指名(会社名・サービス名) の受け皿を完璧にする
→ ここが弱いと「興味はあるのに不安で離脱」が起きます。 - 次に 課題解決型 を“サービスページに寄せて”作る
→ 記事を増やす前に、サービスページが検索意図を満たしているかが重要です。
初心者向けの進め方(迷わない順番)
- 会社名・サービス名で検索して「不安を消す材料」が揃っているか確認
- サービスに直結する課題解決キーワードを10〜30個だけ抽出
- 「1キーワード=1ページ」ではなく、近い意図は統合してページを強くする
サイト構造と内部リンク(迷子を防ぐ導線)
SEOで効く構造は、突き詰めると “人が迷わない構造=検索エンジンも理解しやすい構造” です。
企業サイトで強い基本構造(例)
- トップ
└ サービス一覧(ハブ)
└ サービス詳細(個別)
└ 料金 / 事例 / FAQ(比較検討の補助) - 会社情報(信頼の核)
└ 会社概要 / 代表挨拶 / 沿革 / 許認可・資格 / アクセス - 採用(採用が目的なら“準主役”)
- お知らせ・コラム(必要な場合のみ)
内部リンクでやるべきこと(少数精鋭)
- 重要ページには、複数ページから自然にリンクが集まる状態を作る
- 例:トップ・サービス一覧・各サービス詳細から「問い合わせ」「料金」「事例」へ
- アンカーテキストは「こちら」ではなく、行き先が分かる言葉にする
- 例:料金プランを見る / 導入事例を確認する / よくある質問
- 関連リンクは“本文中”に置く(サイドバー頼みより効果が安定しやすい)
よくある失敗
- メニューが多すぎて導線が分散(重要ページが埋もれる)
- 事例やFAQが孤立(比較検討中の人が行き止まりになる)
- コラムだけ増えて、サービスページが薄い(結局問い合わせに繋がらない)
タイトル/ディスクリプションの作法(ページ種別ごと)
企業サイトは「ページ種類ごとに型」を決めると、品質が一気に安定します。
タイトルの基本(共通)
- 何のページかが一目で分かる
- 重要語は前半に置く
- ページ間で似すぎない(重複タイトルを避ける)
- 会社名(ブランド)は末尾に寄せることが多い
ページ種別ごとの型(例)
- トップ
- 例:(提供価値)|(会社名)
- サービス詳細
- 例:(サービス名)とは|できること・料金・導入の流れ(会社名)
- 料金
- 例:料金プラン|(サービス名)|(会社名)
- 事例
- 例:導入事例:業種◯◯の課題を◯◯で解決|(サービス名)
- 会社情報
- 例:会社概要|(会社名)
- 採用
- 例:採用情報|職種・選考フロー|(会社名)
ディスクリプションは「クリック後の内容」を約束する
ディスクリプション自体が必ず表示されるとは限りませんが、作っておくと整いやすいです。
- 誰のためのページか(対象)
- 何が分かるか(内容)
- 次に何ができるか(行動:相談・資料・料金確認など)
初心者向けチェック
- 「このページは何の不安を消すページか?」が1文で言えるか
- その1文が、タイトル・冒頭・見出しにも反映されているか
インデックス管理(カテゴリ/タグ/検索結果ページの扱い)
企業サイトは、インデックスさせる対象を絞るほど強くなることが多いです。
理由はシンプルで、評価してほしいページが埋もれにくくなるからです。
原則:価値が薄い“一覧系”は慎重に
WordPressでは放っておくと、次のようなページが量産されがちです。
- タグ一覧、日付別アーカイブ、投稿者アーカイブ
- サイト内検索結果ページ
- 絞り込み・並び替えのURL(パラメータ付き)
扱いの考え方(初心者向け)
- その一覧ページが「単体で検索ユーザーの役に立つ」ならインデックス候補
- 例:カテゴリ一覧が実質“特集ページ”として機能している場合
- そうでないなら、noindexで管理する(まずはここが無難)
注意:ブロック方法を間違えると長引く
- 「検索に出したくないページ」は、noindexで制御するのが基本
- robots.txtでクロール自体を止めると、検索エンジンがページ内容を確認できず、意図通りの制御になりにくいケースがあります
- (“見せない”のか“出さない”のかを切り分けるのが大事です)
速度・CWVの実務(画像、フォント、不要JSの整理)
速度改善は沼りやすいので、企業サイトは影響が大きい順に片付けるのがコツです。
まず効く3点セット(効果が出やすい)
- 画像
- 圧縮・適正サイズ・次世代形式の活用
- 重要:画像の縦横サイズを指定してガタつきを防ぐ
- フォント
- Webフォントを増やしすぎない(必要最小限)
- 表示の遅れが体験を悪くしないようにする
- 不要なJavaScript
- 使っていない機能(プラグイン・計測タグ・埋め込み)を削る
- 外部スクリプト(チャット・解析・広告系)は本当に必要なものだけに絞る
確認は“スコア”より“実データ”寄りで
- PageSpeed Insights:改善ポイントの当たりをつける
- Search Console:実ユーザーの傾向(まとめ)で悪いテンプレを特定する
検索データの見方(Search Consoleで改善を回す)
Search Consoleは「順位を眺めるツール」ではなく、改善の優先順位を決める道具です。
まず見るべき基本指標
- 表示回数:露出(需要)
- クリック数:実流入
- CTR:タイトル・スニペット・意図一致の度合い
- 掲載順位:期待値との差(伸びしろ)
改善が回りやすい見方(初心者向け)
- ページ別に見る
- 表示はあるのにCTRが低い → タイトル/説明/冒頭の改善が効きやすい
- クエリ別に見る
- 想定外の検索語で出ている → ページの主題がズレている可能性
- URL検査を使う
- 「インデックスされているか」「見られている内容は何か」を確認し、修正後の再クロール依頼に繋げる
企業サイトならではのKPIの置き方
- “PV”より、問い合わせ・資料請求・採用応募などの成果ページに近いところから改善する
- 「サービス詳細 → 料金 → 問い合わせ」など、導線の途中で落ちているページを優先
E-E-A-Tを強化する「企業サイト特有」の信頼設計
E-E-A-Tは「小手先のSEO」ではなく、企業として“安心して取引できるか”をサイトで証明する設計です。
コーポレートサイトは特に、次の5点を整えるだけで信頼感が一段上がります。
会社の実在性を伝える要素(連絡先・所在地・責任者)
「この会社、本当に存在する?」「何かあったら連絡できる?」の不安を消します。
実在性は“見せる情報の粒度”で決まります。
最低限そろえる情報(基本セット)
- 会社名(正式表記)/代表者名
- 所在地(本社・拠点)※バーチャルオフィス等の場合は表記方針を明確に
- 連絡手段(問い合わせフォームだけにしないのが理想)
- 例:電話番号、代表メール、窓口メールなど(運用可能な範囲で)
- 法人情報(必要に応じて)
- 例:設立、資本金、許認可、登録番号、顧問(出せる範囲で)
- 受付時間や対応目安(「何日以内に返信」など)
“責任者が見える”だけで信頼は跳ねる
- 代表メッセージ(短くてOK)
- 監修者・責任者(情報発信がある場合は特に有効)
- 運用体制(更新担当部署・窓口)
迷わない導線(ページ配置のコツ)
- フッターに固定リンク:会社情報/お問い合わせ/プライバシーポリシー
- 会社情報ページから:所在地・連絡先・沿革・許認可へ自然に回遊できる構造
- 「問い合わせ前に確認したい情報」(料金・範囲・FAQ)へも近い位置に置く
技術的にできる“信頼の補強”
- 構造化データ(Organization)で、住所や連絡先、公式SNS等を検索エンジンへ明示
※やりすぎより「正確さ・一貫性」が大事です。
実績の示し方(数値・第三者評価・導入事例)
実績は“盛る”ほど逆効果になりやすい領域です。強いのは、検証可能な根拠です。
数値は「定義」と「期間」をセットで
例:
- 導入社数:◯社(2024年1月〜2025年12月)
- 継続率:◯%(同条件で算出)
- 対応件数:◯件(対象サービスに限定)
✅コツ
- 数字が出せないなら「業界」「規模感」「対応範囲」を丁寧に書く方が信頼されます。
第三者評価は“見せ方”が重要
使いやすいものは以下です。
- メディア掲載(掲載ページへの導線、掲載年月)
- 受賞・認定(ロゴ掲載の許諾、対象年)
- 資格・登録(何の資格が、誰に、どの業務で効くのか)
- 口コミ・レビュー(引用ルールと許可、恣意性を避ける)
導入事例は「再現性」が命
事例ページは次の型が鉄板です。
- 課題(3点まで)
- 提案(なぜその方針にしたか)
- 実施内容(箇条書き)
- 結果(可能なら数値、難しければ定性)
- 自社の担当範囲(ここが曖昧だと信頼が落ちる)
- 期間・体制・前提条件
⚠️注意
- 守秘がある場合は匿名化してOK。ただし「どの程度ぼかしたか」は一貫ルールを。
更新性の担保(最終更新日、改定履歴、運用体制)
企業サイトは「古い情報が残っている」だけで信用を落とします。
更新性は、更新頻度よりも“古くならない仕組み”で担保します。
最終更新日を出すべきページ
- 料金、プラン、サービス仕様
- 法務系(プライバシーポリシー、Cookie方針など)
- 採用(募集要項、選考フロー)
- FAQ(制度・条件が変わりやすいもの)
改定履歴があると強い(特に料金・規約)
- 例:
- 2025/10/01:料金表記を税込に統一
- 2026/01/10:プラン内容を改定
運用体制の“見せ方”
- 「誰が、どの頻度で、どこを見直すか」を社内で決める(公開は任意)
- 公開するなら「更新ポリシー(簡易)」が効果的
- 例:「料金・仕様は四半期ごとに見直し、変更があれば更新します」
古い記事の扱いルール
- 終了情報は、ページ上部で明記+最新ページへ誘導
- 価値が残るなら更新(統合・追記)、価値が薄いなら整理(統合・転送)
安全性の担保(セキュリティ対策の開示範囲)
企業サイトの安全性は「守ってます」ではなく、ユーザーが安心できる情報だけを適切に開示します。
“詳しすぎる公開”は逆にリスクになるので、出す範囲を決めるのがコツです。
開示すると安心につながる情報(出してOKなことが多い)
- 常時SSL(HTTPS)で保護している
- 個人情報の取り扱い(収集目的、保管、委託、問い合わせ窓口)
- Cookie/アクセス解析の扱い(利用目的、オプトアウト案内)
- スパム対策(最低限の案内)
- 脆弱性の連絡窓口(専用メール等)※用意できる場合
開示しない方がいい情報(攻撃の手掛かりになりやすい)
- 使用プラグインの一覧・バージョン
- サーバー構成の詳細(細かな製品名や設定)
- 防御の具体的な弱点になり得る運用情報(管理画面の制限方法など)
「安全に運用している」ことを示す文章例(短くてOK)
- 「当サイトは通信を暗号化(HTTPS)し、適切なアクセス制御と更新を行っています。」
- 「不審な挙動に気づいた場合の連絡窓口はこちら。」
取引の透明性(料金/範囲/除外事項/問い合わせ導線)
最後の信頼は、誤解が起きないことです。
企業サイトは“売り込み”よりも「条件の明確さ」が刺さります。
料金は「含む/含まない」をセットで
料金表に載せたい最小項目:
- 価格(税込/税別を明記)
- 含まれる範囲(作業・機能・サポート)
- 含まれない範囲(追加費用が出やすい項目)
- 前提条件(ページ数、契約期間、対応範囲など)
- 納期の目安
範囲・除外事項は“先に言う”ほど信頼される
- 対応できる業種・規模・地域(あるなら)
- 対応外のケース(例:緊急対応、特殊要件)
- 成果の保証をしない場合の書き方(断定を避ける)
問い合わせ導線は「迷わない」「漏れない」
- 問い合わせ種類で分岐(相談/見積/採用/その他)
- 返信目安(例:2営業日以内)
- 相談前に読んでほしいページへ誘導(料金、FAQ、事例)
✅信頼が上がる小技
- 「問い合わせ後の流れ」(ヒアリング→提案→見積→開始)を図解や箇条書きで短く載せると、不安が減ってCVが上がりやすいです。
公開前チェックリスト:やり残しゼロでリリースする
「公開=完成」ではなく、企業サイトは公開直後が一番事故りやすいです。
ここでは、初心者でも抜け漏れを防げるように、項目を“点検→確認方法”まで落とし込んでまとめます。
表示/リンク(404、リダイレクト、パンくず)
1) 主要ページが正常表示されるか
- トップ / サービス / 料金 / 事例 / 会社情報 / 採用 / 問い合わせ
- SP(スマホ)・PCで確認(メニュー開閉、CTA、フォームまで)
確認のコツ
- “見た目”だけでなく、クリックして最後まで到達できるか(問い合わせ完了など)で判断します。
2) リンク切れ(404)を潰す
- ヘッダー・フッター・CTA・本文リンク
- PDF/資料DL、外部リンク(SNS、地図、掲載実績ページなど)
確認方法(簡単)
- ブラウザで主要導線を総当たり
- 可能なら簡易クローラー(無料ツール)でサイト全体を1回クロールして404一覧を確認
3) 404ページの用意(“迷子”を救う)
- 404ページに最低限入れる
- トップへ戻る
- サービス一覧・問い合わせへの導線
- 検索窓(必要なら)
4) リダイレクトの整合性(地味に重要)
- http → https が301で統一されている
- www あり/なしが統一されている
- 末尾スラッシュの有無が統一されている
- 旧URLがある場合、旧→新が正しく転送されている
よくある事故
- リダイレクトが二段三段(チェーン)になって速度と評価が落ちる
- canonical(正規URL)とリダイレクト先がズレる
5) パンくずが機能している
- 下層ページから上位階層に戻れる
- 表示名が長すぎない
- “どのカテゴリ配下か”がユーザーにも分かる
計測/タグ(GA4、CV、イベント、GTM)
1) GA4が「本番だけ」入っている
- GA4のリアルタイムで自分のアクセスが確認できる
- ステージング(検証環境)には入れない、またはデータを分ける
注意
- 直貼り+GTMで二重計測が起きがち(まずここを疑う)
2) コンバージョン(Key event)を定義する
企業サイトで最低限おすすめのCV例:
- 問い合わせ送信完了
- 資料請求完了
- 採用応募完了
- 電話タップ(スマホ)
- メールクリック
確認方法
- 実際にテスト送信 → GA4でイベントが入る → Key eventとして計測対象になっているか確認
3) GTMを使うなら“運用ルール”を決める
- コンテナは1つに統一
- 誰が変更できるか(権限)を決める
- 変更時は必ずプレビューモードで確認
- 公開ログ(いつ、何を変えたか)を残す
4) 内部アクセス除外(できる範囲で)
- 社内IPが固定なら除外
- 固定でないなら「社内用のアクセス判定(タグ条件)」で暫定対策も可
※やりすぎるとデータが欠けるので、まずは最小で。
SEO(noindex解除、サイトマップ送信、構造化確認)
1) noindexが解除されている(最重要)
- WordPressの「検索エンジンがサイトをインデックスしない」設定がOFF
- 必要なページがnoindexのままになっていない(特にトップ・サービス・料金)
確認方法
- 公開直前に必ずチェック(“制作中ONのまま公開”が本当に多いです)
2) サイトマップを送信してエラーがない
- Search Consoleでサイト所有権を確認
- サイトマップを送信
- 送信後に「取得できたか」「エラーがないか」を確認
3) robots系の整合性(ブロックのしすぎ注意)
- インデックスさせたいページがブロックされていない
- 逆に、検索結果ページ・フィルタURLなどは意図どおり制御できている
4) 構造化データは“企業サイトの基本だけ”
- Organization(会社情報)
- 拠点/店舗があるなら LocalBusiness
- パンくずを構造化している場合は、ページ階層と矛盾しないか
確認方法
- 構造化データのテストツールでエラー/警告を確認
- “直すべきエラー”と“無視できる警告”を分けて対応(全部ゼロを狙いすぎない)
5) タイトル・ディスクリプションの最低点検
- 重複していない(全部「会社名|会社名」みたいになっていない)
- サービスページは「誰向け・何ができる」が明確
- 会社情報・採用など目的別に意図が分かる
セキュリティ(管理画面URL、権限、バックアップ)
1) 管理者の整理(乱立を止める)
- 管理者は最小人数(1〜2名)
- 編集担当は編集者権限へ
- 退職者・外注終了アカウントは停止/削除
- 共有アカウントは作らない
2) ログイン周りの基本防御
- 2FA(可能なら必須化:少なくとも管理者)
- ログイン試行制限(ブルートフォース対策)
- パスワードは長く・使い回しなし
※「管理画面URLを変える」は、やりすぎると運用事故になることもあるので、まずは2FA+試行制限+権限整理が堅実です。
3) バックアップが“戻せる状態”になっている
- 自動バックアップが動いている(サーバー or プラグイン)
- 世代保持がある
- 復元手順が分かる(スクショ1枚でもいいので残す)
最低限の復元テスト
- ステージングで復元を1回試す(本番でやらない)
4) 更新の安全策
- WordPress本体・テーマ・プラグインを最新にしてから公開(可能な範囲で)
- 使っていないプラグインは削除
- 重要な変更はステージングで確認してから反映
法務(ポリシー、フォーム同意、Cookie表示)
※ここは業種・体制で必要なものが変わります。最終判断は専門家へ。
1) 最低限そろえるページ(多くの企業で必要)
- プライバシーポリシー(個人情報の取得目的、第三者提供、委託、問い合わせ窓口など)
- Cookie/アクセス解析に関する説明(使っている場合)
- 免責・利用条件(必要なビジネスのみ)
- 特商法表記(該当する場合:EC・一部サービスなど)
2) フォームの同意設計(“あとで揉めない”ため)
- 送信前に、プライバシーポリシーへの同意チェック
- 必須項目を増やしすぎない(入力負荷でCVが落ちる)
- 自動返信メールに、受付内容・個人情報の扱い・返信目安を記載
3) Cookie表示・外部送信への対応(必要な場合)
- 解析タグ・広告タグ・チャット等で外部送信があるなら
- 送信先
- 送信される情報の内容(概略)
- 利用目的
を「通知/公表」できる形に整理しておく
現実的な落としどころ
- まずは「使っている外部タグ一覧(GA4、GTM、広告、ヒートマップ等)」を棚卸し
- そのうえで、サイトに記載する情報を決める(全部を技術的に詳述しない)
運用・保守:コーポレートサイトは“公開がスタート”
コーポレートサイトは、公開した瞬間から「信用」「問い合わせ」「採用」などの役割を背負います。
だからこそ運用は、気合いではなく ルール化(仕組み化) が重要です。
ここでは、初心者でも回せるように「最小の手間で、事故を減らし、成果を伸ばす」運用設計をまとめます。
更新ルール(誰が/何を/いつ更新するか)
最初に決めるのは、編集のテクニックより 責任と範囲 です。
これが曖昧だと「古い情報が残る」「更新が止まる」「担当者が辞めたら詰む」が起きます。
1) 更新対象を3つに分ける(迷いが消える)
- 必ず最新であるべき:料金、サービス内容、採用要項、会社情報、重要なFAQ
- たまに更新:事例、実績、メンバー、沿革、お知らせ
- 必要な時だけ:プレスリリース、障害/重要告知、規約改定
2) 役割分担の最小セット(おすすめ)
- 管理者(システム担当):更新手順・権限管理・アップデート判断
- 編集担当(広報/採用/マーケ):原稿の更新・公開
- 承認者(責任者):料金・法務・採用など“間違えると痛い”情報の確認
3) 「更新の型」を決める(属人化を止める)
- 文章トーン(です/ます、表記ゆれ)
- 見出し粒度(H2/H3のルール)
- 画像ルール(サイズ・比率・圧縮・alt)
- 公開フロー(下書き→レビュー→公開→告知)
✅小技:更新者が迷うページほど「ページ上部に“編集メモ”」を入れる(公開しない運用メモでもOK)
アップデート方針(WordPress本体・テーマ・プラグイン)
アップデートは「やる/やらない」ではなく、いつ・どう安全にやるかです。
基本は “止めない運用” を優先します。
1) まずは更新の優先順位を固定
一般的に安全に進めるなら、次の順が無難です。
- プラグイン(小さく更新・影響範囲が読みやすい)
- テーマ(表示崩れの影響が大きいので慎重に)
- WordPress本体(互換性の影響が広いので最後)
※例外:明確なセキュリティ修正が出ている場合は優先して対応します。
2) 更新頻度の目安(初心者向け)
- 毎週:更新の有無チェック(“溜めない”のがコツ)
- 毎月:まとめて更新(ステージング→本番反映)
- 緊急:脆弱性など重大事項は速やかに(可能なら即日〜数日)
3) 更新時の「最小安全手順」
- 更新前:バックアップ(復元できる前提)
- ステージングで更新→主要導線チェック
- トップ
- サービス主要ページ
- 問い合わせフォーム送信
- 管理画面ログイン
- 本番反映→同じチェックを軽く再実施
4) “更新しない”の基準も決める
- 重要機能が止まるリスクが高い(フォーム、会員、決済など)
- 互換性の注意喚起が出ている
- 開発が止まっているプラグイン(代替検討へ)
障害対応フロー(復旧手順・連絡系統・ログ)
事故が起きたときに強い会社は、技術力より 初動が早い です。
そのために、短い“手順書(Runbook)”を用意しておきます。
1) 連絡系統(これだけでOK)
- 一次対応:誰が気づくか(監視・フォーム通知・社内連絡)
- 判断者:公開停止/切り戻しを決める人
- 実作業:サーバー、WP、DNSを触れる人(社内or外注)
- 対外:お客様・応募者への案内を出す人(広報/CS)
2) よくある障害パターンと初動
- サイトが真っ白/500エラー
→ 直近の更新を疑う → まず切り戻し(復元 or プラグイン停止) - フォームが届かない
→ テスト送信 → 迷惑メール/SMTP/設定変更を確認 → 代替連絡手段を提示 - 表示が崩れた
→ キャッシュ影響確認 → テーマ/プラグインの直近変更を確認 - 不正アクセス疑い
→ まずログイン遮断(パス変更/2FA/権限確認)→ 影響範囲調査 → 再発防止
3) ログの扱い(“残っている”が正義)
- 変更ログ(誰が何を更新したか)
- アクセスログ(異常なアクセスの手がかり)
- エラーログ(PHP/サーバー)
- フォーム送信ログ(可能なら)
✅初心者向けの実務:
「最低限、更新した日付・担当者・内容」をメモするだけでも、復旧速度が段違いです。
コンテンツ改善(FAQ追加、事例拡充、導線AB)
運用の価値は「更新頻度」より、改善が回っているかで決まります。
企業サイトは、少ない改善でも成果が出やすい順番があります。
1) FAQ追加:最小コストでCVが上がりやすい
まずは問い合わせ前の“不安”を潰します。
- 料金の考え方(追加費用が出る条件)
- 対応範囲・対応外
- 納期・進め方
- 実績の守秘(どこまで開示可能か)
- 途中解約・返金・キャンセル(該当する場合)
2) 事例拡充:信頼を「具体」に変える
増やし方のコツは、数より バリエーション です。
- 業種別(製造/士業/ITなど)
- 課題別(問い合わせ増/採用強化/ブランディングなど)
- 規模別(小規模〜中堅など)
- 期間別(短納期/長期伴走など)
3) 導線AB:大きく変えずにテストする
大改修はコストが高いので、企業サイトは“軽いAB”が向きます。
例:
- CTA文言(お問い合わせ → まず相談する)
- CTA位置(事例の直後に1回追加)
- フォーム項目(必須を減らす/分岐で短くする)
- サービスページ冒頭(対象/提供範囲/強みを先に出す)
📌ポイント:ABは「何を良くしたいか(CV率/離脱/回遊)」を1つに絞ると失敗しにくいです。
月次の点検項目(速度・セキュリティ・CV)
“月1回の点検”をカレンダーに入れるだけで、放置を防げます。
以下は、初心者でも回しやすい最小セットです。
月次チェック(おすすめ)
- 速度
- 主要ページの表示体感(スマホ回線でざっと確認)
- 重いページが増えていないか(画像の貼り過ぎ等)
- セキュリティ
- 管理者の棚卸し(不要アカウント削除)
- 更新の未適用が溜まっていないか
- バックアップが動いているか(最新日付)
- CV(成果)
- 問い合わせ件数・採用応募数・資料請求数
- 途中離脱が多いページ(サービス・料金・フォーム周辺)
- SEO(最小)
- Search Consoleで「表示はあるのにクリックが少ない」ページを1つだけ改善
できれば四半期でやると強い
- サービス内容・料金・採用要項の総点検(古さの排除)
- 事例の追加(最低1本でもOK)
- 競合サイトの導線チェック(丸パクリではなく改善材料の収集)
外注するなら:制作会社の選び方と見積もりの読み解き
「制作を外注する=丸投げ」ではありません。
コーポレートサイトは公開後も更新・保守が続く資産なので、外注時は「作る力」だけでなく、運用で困らない契約と引き継ぎが最重要です。
依頼形態の整理(テンプレ導入/オリジナル/保守込み)
外注といっても、主に3タイプです。最初にここを決めると、見積もりのブレが一気に減ります。
テンプレ導入(既製テーマ・既存構成をベース)
向いているケース
- まずは最低限の信頼ページを揃えたい
- デザインよりスピードとコスト優先
- 更新は社内で回す予定
注意点
- 「それっぽいけど差別化しにくい」
- テーマ依存が強いと、将来の改修で制約が出る
オリジナル(要件に合わせた設計・デザイン・構築)
向いているケース
- 目的が明確(問い合わせ・採用・資料請求など)
- 競合と差別化したい(導線、訴求、ブランド)
- 中長期で改善しながら伸ばす前提
注意点
- 「どこまで作るか」を決めないと、要件が膨らみやすい(=費用も膨らむ)
保守込み(制作+運用・保守までセット)
向いているケース
- 社内に詳しい担当がいない
- セキュリティ更新や障害対応を任せたい
- 改善提案まで伴走してほしい
注意点
- 保守の中身が薄いと“毎月払ってるのに何も起きない”状態になりがち
→ SLA(対応時間・範囲)で中身を明文化するのがコツ
RFPに書くべき要件(目的・ページ・機能・運用)
RFP(提案依頼書)は、難しく書く必要はありません。大事なのは「判断軸が揃う」こと。
以下を埋めるだけで、提案の質が上がり、見積もりも比較しやすくなります。
1)目的(最重要:一文で固定)
例)
- 「問い合わせを増やす(月◯件)」
- 「採用応募の質を上げる」
- 「取引先の不安を解消し、信用を担保する」
※複数あるなら優先順位をつけます(目的が混ざると構成がブレます)。
2)想定ユーザーと“欲しい行動”
- 顧客:問い合わせ/資料請求/見積もり依頼
- 求職者:応募/説明会
- 取引先・メディア:会社情報の確認/問い合わせ
3)ページ一覧(サイトマップレベルでOK)
- 必須ページ(例:サービス、料金、事例、会社情報、採用、問い合わせ、各種ポリシー)
- 既存ページの流用有無(文章や写真があるか)
- 多言語の有無(あるなら方式も)
4)必要機能(「必須」と「あったら良い」を分ける)
- 問い合わせフォーム(スパム対策、通知、分岐)
- お知らせ/ブログ(運用するかどうか)
- 事例(入力しやすい管理画面が必要か)
- 計測(GA4、Search Console、GTMなど)
- 権限(更新担当者がどこまで触るか)
5)運用前提(公開後に困るポイント)
- 更新担当:社内か、外注か
- 更新頻度:月◯回程度か、都度か
- 公開フロー:下書き→承認→公開が必要か
- 保守:アップデートを誰がやるか/緊急時の連絡系統
6)検収条件(「完了」の定義)
ここが曖昧だと揉めやすいです。最低限これだけ。
- 表示崩れがない(主要ブラウザ・スマホ)
- フォームが正常に送れる
- 301/https等の基本設定が反映されている
- 引き継ぎ物が揃っている(後述)
見積書のチェックポイント(範囲、修正回数、権利、保守)
見積書は「安い・高い」より、含まれている範囲がすべてです。チェックはこの順番が安全です。
1)範囲:何が含まれていて、何が別料金か
見積の粒度が荒い場合は、最低でも次を分解して確認します。
- ディレクション(進行管理・要件整理)
- 情報設計(構成・導線・ワイヤー)
- デザイン(トップ+下層◯ページ)
- 実装(WordPress構築、テンプレ作成)
- コンテンツ流し込み(文章・画像の入力)
- 動作確認(テスト項目、修正対応)
- 公開作業(DNS/SSL/リダイレクト等)
- マニュアル・レクチャー(更新方法の説明)
赤信号になりやすい例
- 「一式」だらけで内訳が不明
- “修正”がどこまで含まれるか書いてない(デザイン?文章?仕様変更?)
2)修正回数:回数より「修正の定義」を確認
- デザイン修正◯回(=軽微修正なのか、作り直しまで含むのか)
- フィードバックの出し方(まとめて出す/都度OK)
- 追加要望の扱い(変更管理:Change Request)
3)権利:納品物の“所有”と“再利用”
最低限確認したいのはこの3つです。
- ソースコード・デザインデータの扱い(納品されるか)
- 写真・フォント・有料素材のライセンス(誰が契約者か)
- テーマ/プラグインのライセンス(更新に必要な権利が誰にあるか)
4)保守:月額に含まれる作業(具体化が必須)
- アップデート対応(本体/テーマ/プラグイン)
- バックアップ、監視、復旧
- 問い合わせ対応(技術窓口)
- 改善提案の有無(レポート・打合せ頻度)
引き継ぎで揉めないために(管理者権限・ドメイン・ソース)
ここを曖昧にすると、公開後に「触れない」「移管できない」「解約できない」が起きます。
最初に“会社が握るべきもの”を固定しましょう。
会社が必ず保持すべきアカウント(原則)
- ドメイン管理(レジストラ)
- DNS管理(DNSサービス or レジストラ)
- サーバー/ホスティング(契約者名義)
- WordPress管理者(少数の管理者アカウント)
- 計測(GA4、Search Console、GTM)
ポイント
- 連絡先メールは個人ではなく、会社の共有管理に寄せる
- 管理者アカウントは乱立させず、更新担当は編集者権限などに分ける(最小権限)
納品・引き継ぎチェックリスト(これが揃えば安心)
- 管理画面URL、ID一覧(役割つき)、2FA設定方針
- テーマ(子テーマ含む)一式、カスタムコードの所在
- 使用プラグイン一覧と用途、ライセンス情報
- バックアップ方法(どこに・何世代・復元手順)
- 重要設定(リダイレクト、計測タグ、フォーム通知先)
- デザインデータ(必要なら:Figma/PSD等)と画像素材一式
- マニュアル(更新方法、公開フロー、よくあるミス)
- 保守契約がある場合:解約時に何が渡るか(ロックイン回避)
公開後の伴走体制(改善提案、保守SLA、緊急対応)
「保守=更新するだけ」だと、成果は伸びにくいです。
公開後は、守り(安定運用)+攻め(改善)を分けて設計すると失敗しません。
SLA(保守の約束)で最低限決めること
SLAは難しく言うと契約、簡単に言うと「どこまで・どれくらい早くやるか」の約束です。
最低限の項目
- 対応時間(平日◯時〜◯時など)
- 受付〜一次 प्रतिक्रिया(返信)までの時間
- 解決までの目標時間(軽微/重大で分ける)
- 障害の優先度定義(P1〜P3など)
- 対象範囲(WP不具合、サーバー、DNS、フォーム等)
- レポート(何を、月何回)
緊急対応は「手順」と「連絡」が9割
- 連絡先(誰が電話/メールを受けるか)
- 初動(サイト停止/切り戻し/復元の判断者)
- ログの保全(原因究明のため)
- 再発防止(更新手順の改善)
改善提案(成果を伸ばす)を契約に含めるなら
以下のどれをやるかで、費用対効果が変わります。
- Search Consoleの簡易レビュー(月1で上位表示の取りこぼしを潰す)
- FAQ追加(問い合わせ前の不安を削る)
- 事例追加(信頼の根拠を増やす)
- 導線改善(CTA・フォームの軽量化、離脱ポイント改善)
よくある失敗パターンと回避策
コーポレートサイトは「見た目が整っている」だけでは成果が出ません。
失敗しやすいポイントはだいたい決まっていて、事前にルール化すれば避けられます。
まず全体像を1枚で整理します。
| 失敗パターン | 起きがちな症状 | 根本原因 | まずやる対策 |
|---|---|---|---|
| 盛りすぎて重い | 表示が遅い、更新で崩れる | 役割の重複、検証不足 | 機能の棚卸し+最小構成へ |
| 更新担当が決まらない | 情報が古い、放置 | 役割・期限・承認が未定 | 体制と更新頻度を固定 |
| 会社情報が薄い | 不安で離脱、問い合わせ減 | 実在性・根拠が不足 | 会社情報を「証拠ベース」に |
| 問い合わせ導線が弱い | CVが伸びない | CTA不足、フォームが重い | CTA設計+フォーム最適化 |
| 旧情報が残り続ける | 信用低下、クレーム | 更新ポリシーなし | 更新日・改定履歴・棚卸し |
テーマ/プラグインを盛りすぎて重くなる
なぜ起きる?
- 「便利そう」で足していき、機能が重複する(例:キャッシュ系が複数、SEO系が複数)
- “見た目を良くする系”の追加で、画像・JS・フォントが増える
- 公開後の要望をその場しのぎで追加し、構成が複雑化する
起きる問題(企業サイトだと痛い)
- 表示が遅くなり、信頼感が落ちる(特にスマホ)
- 更新のたびに表示崩れ・不具合が出る(運用コスト増)
- セキュリティリスクが増える(プラグインは攻撃面になりやすい)
回避策(“最小で強く”)
- 機能を「誰が担うか」を1回決める
- サーバー/CDNで担う(WAF、キャッシュ)
- WordPressで担う(最小限のプラグイン)
- 外部SaaSで担う(フォーム、予約など)
- 1機能=1担当(同種プラグインの併用は基本しない)
- 追加前にチェックする3点
- 本当に必要?(目的に直結する?)
- 代替は?(サーバー側・既存機能で足りない?)
- 止まったら困る?(フォーム・計測など必須は慎重に)
すでに重い場合の立て直し手順
- まず“計測”する(体感ではなく、遅いページを特定)
- 役割重複を消す(キャッシュ・最適化・SEO・セキュリティは特に)
- 画像・フォント・外部スクリプトを削減(効果が出やすい順)
- 更新前にバックアップ+ステージングで検証(再発防止)
更新担当が決まらず放置される
なぜ起きる?
- 「誰が更新するか」「誰が承認するか」が決まっていない
- 更新の優先順位が曖昧で、結局“急ぎ案件”に負ける
- WordPress操作が属人化し、担当交代で止まる
回避策(運用が回る最小ルール)
- 役割を3つに分けて固定
- 管理(権限・更新・保守)
- 編集(原稿・画像・公開)
- 承認(料金・採用・法務など)
- 更新対象を3分類する(これだけで放置が減ります)
- 常に最新:料金、採用、サービス仕様、重要FAQ
- 定期更新:事例、実績、お知らせ
- 随時:プレス、重要告知
- 「更新頻度」を決めてカレンダー化
- 毎月:料金・採用・主要導線
- 四半期:サービス全体・事例棚卸し
- 年1:会社情報(沿革/許認可/体制)
すでに放置気味なら
- まず「古いと信用を落とすページ」だけ救う
- 採用、料金、サービス条件、問い合わせ手段
- 次に「問い合わせ前に読まれるページ」を整える
- 事例、FAQ、会社情報
会社情報が薄く、信頼を落とす
なぜ起きる?
- デザインやサービス説明に比べて、会社情報が“後回し”になる
- 「何を書けばいいか分からない」まま最低限の概要だけ載せて終わる
回避策(企業サイトの会社情報は“証拠”で作る)
会社情報ページは「文章を盛る」より、根拠を積むのが正解です。
- 実在性
- 所在地、連絡先、責任者、対応時間/返信目安
- 事業の信頼根拠
- 許認可・登録・資格(出せる範囲で)
- 実績(数字は定義と期間をセットで)
- 体制(誰がどう対応するか)
- 透明性
- 料金の考え方、範囲と除外、進め方、問い合わせ後の流れ
すでに薄い場合の改善優先順位
- 連絡先・責任者・所在地(不安の入口を消す)
- 実績(事例テンプレ化で増やせる形に)
- 体制・プロセス(「どう進むか」を見せる)
問い合わせ導線が弱く機会損失
なぜ起きる?
- CTAが少ない/目立たない/多すぎて分散する
- フォームが長く、心理的ハードルが高い
- 「問い合わせる前に知りたい情報」がページ内にない
回避策(“迷わせない導線”の型)
- CTAは主役を1つに絞る(例:相談する)
- 副CTAは最大2つ(例:資料/採用)
- 置き場所は3点が王道
- ファーストビュー
- 納得が増える直後(事例・強みの後)
- ページ末尾(まとめ+次の行動)
- フォームは“最小項目”から始める
- まず必須:氏名/連絡先/相談内容 など必要最小限
- 追加情報は任意か、送信後のヒアリングへ回す
- 不安を先回りする(問い合わせ直前に効く)
- 料金の目安、対応範囲、返信目安、よくある質問
すでに問い合わせが伸びない場合
- まず「フォーム完了率」を見る(途中離脱が多いなら項目が重い可能性)
- 次に「サービスページの冒頭」を改善
- 誰向け/何ができる/範囲/根拠(事例・実績)を先に出す
旧情報が残り続ける(採用/料金/仕様)
なぜ起きる?
- “更新しないと危険なページ”が明確になっていない
- 最終更新日や改定履歴がなく、古いことに気づけない
- 終了した情報の扱い(統合・転送・アーカイブ)が未設計
回避策(古さを防ぐ仕組み)
- “更新必須ページ”に運用ルールを付ける
- 料金:改定履歴、税込/税別の統一、適用開始日
- 採用:募集状況の明記、締切/更新日、選考フロー
- 仕様:対応範囲、制限事項、前提条件、更新日
- 更新の「棚卸し日」を決める
- 月次:採用・料金・問い合わせ
- 四半期:サービス仕様・FAQ
- 終了情報は放置しない
- 終了を明記+最新ページへ誘導
- 不要なら統合して301転送(迷子を減らす)
すでに旧情報が混ざっている場合の修正順
- 料金・採用(クレーム/信用低下に直結)
- 仕様・条件(誤解で問い合わせが噛み合わない)
- FAQ・事例(検討の後押し)
よくある質問(FAQ)
企業サイトの費用感はどれくらい?(自作/外注/保守)
結論として、費用は「ページ数」よりも 目的(信用/問い合わせ/採用)と、どこまで作り込むかで大きく変わります。まずは全体感をつかんでください。
| パターン | 初期費用の目安 | 月額の目安 | こんな企業に向く |
|---|---|---|---|
| 自作(社内で構築) | 数千円〜数万円(※制作費は人件費) | 数千円〜数万円 | とにかく早く小さく始めたい/更新を自分で回せる |
| 外注(テンプレ寄り) | 30〜50万円前後 | 0〜数万円 | 小規模で必要ページを揃えたい/コスト重視 |
| 外注(オリジナル設計) | 50〜300万円前後 | 1〜10万円前後 | 問い合わせ・採用など成果を狙う/差別化したい |
| 外注(大規模・多機能) | 300万円〜 | 10万円〜 | 多言語/権限設計/複雑な要件/継続改善が前提 |
| 保守・運用委託(別契約) | 初期あり/なし | 0.3〜25万円以上 | 社内に詳しい人がいない/更新・監視・復旧まで任せたい |
自作の場合に最低限かかる「実費」
- ドメイン:年数千円〜
- サーバー:月1,000円〜(安価プランでも可。ただし信頼性・速度・WAF等で差が出ます)
- テーマ:無料〜数万円(有料テーマ・制作依頼で変動)
- プラグイン:無料〜(有料は用途次第)
- 画像素材や写真:必要に応じて(ここで品質差が出やすい)
外注費が跳ねる典型ポイント
- 原稿作成まで丸投げ(会社情報・サービス説明・採用ページなど)
- 写真撮影、図解、動画などの制作物が増える
- 事例の投稿機能、検索・絞り込み、会員機能、予約、外部ツール連携
- 公開後の改善(ABテスト、導線改修、SEO支援)まで含める
迷ったら、まずは 「必須ページ+問い合わせ導線+会社情報(信頼)」だけに絞って見積もると、比較しやすくなります。
“無料テーマで十分”なケースと危険なケース
無料テーマでも、条件が揃えば十分に戦えます。ただし企業サイトは「信頼」が最優先なので、地雷もあります。
無料テーマで十分になりやすいケース
- ページ数が少ない(例:トップ+会社情報+サービス+問い合わせ程度)
- デザインは「整っていればOK」で、強い差別化が不要
- WordPress公式ディレクトリ等、信頼できる配布元のテーマを使う
- テーマが継続的に更新されている(放置テーマを避ける)
- 大改造しない(軽いカスタマイズで運用する)
危険になりやすいケース
- テーマを大きく改造して使う(将来の更新で崩れやすい)
- ページビルダーや多機能テーマで「盛りすぎ」→重くなりやすい
- 商用利用条件が不明確/サポートなし/更新頻度が低い
- 配布元が不明なテーマ(いわゆる“改変版”や“再配布品”など)
→ セキュリティと運用が破綻しやすいです
無料テーマ採用のチェックリスト(最短)
- ✅ 配布元が信頼できる
- ✅ 最終更新が古すぎない
- ✅ モバイルで読みやすい(文字・余白・メニュー)
- ✅ 表示が重くない(体感で遅いなら基本NG)
- ✅ 商用利用・ライセンスが明記されている
- ✅ 子テーマやブロック機能など、保守しやすい設計
企業サイトは「無料か有料か」よりも、更新され続けるか/運用で詰まないかが勝負です。
小規模でもセキュリティ対策は必要?
必要です。規模に関係なく、WordPressは自動攻撃(ログイン試行・脆弱性スキャン)の対象になりやすいからです。
ただし、やることは多くありません。優先順位が大切です。
まずやる(ここだけでも事故率が下がる)
- 更新を止めない(本体・テーマ・プラグイン)
- 管理者を最小人数にして、編集担当は編集者権限にする
- 強いパスワード+2段階認証(可能なら)
- バックアップ(自動)+復元手順を用意
- ログイン防御(試行回数制限、WAF等)
- 常時SSL(https)
余力が出たら追加(企業サイトで効く)
- 変更ログ・監査ログ(誰が何を変えたか)
- ステージング環境で更新テスト(本番事故を減らす)
- 不正アクセス時の初動手順(切り戻し・連絡系統)
「全部やる」より、更新・権限・バックアップの3点を確実に回す方が効果が出ます。
途中でリニューアルしやすい作り方は?
リニューアルで詰む最大の原因は、デザインと中身(コンテンツ)が密結合していることです。
つまり「中身はそのまま、見た目だけ刷新」ができる設計が強いです。
リニューアルしやすい設計のコツ
- コンテンツを「固定ページ」「投稿」「カスタム投稿」で整理する
- 例:事例、実績、メンバー、採用FAQなどは“投稿型”にすると増やしやすい
- URL設計を早めに固める(後から変えると転送地獄)
- ブロックエディタ(標準機能)中心で組む
- 特定の独自ビルダー依存が強いと、乗り換えが重くなりがち
- デザインルール(色・余白・見出し・ボタン)を文書化する
- ちょっとした「社内用のルール表」でも効きます
- テーマ改造は子テーマや追加CSSなど“外側”でやる
- 将来の更新で壊れにくい
乗り換えが難しくなりやすい例
- ショートコードだらけ
- 独自ビルダーの専用要素に全面依存
- どのページがどのテンプレか分からない(属人化)
最初から「リニューアル前提」で作る必要はありませんが、標準機能中心+コンテンツ整理だけで将来のコストが大きく変わります。
事例集はどう活用するのが正解?
事例は「飾り」ではなく、企業サイトの最強の営業資産です。正しい使い方は1つではありません。
事例が効く3つの目的
- 信頼の獲得:実在性・実績の証拠になる
- 比較検討の後押し:「自社でもいけそう」が伝わる
- 問い合わせの質向上:条件が合う人だけが来る(ミスマッチ減)
事例ページの“勝ちテンプレ”
- 課題:導入前に困っていたこと
- 背景:なぜそれが問題だったか
- 施策:何をどう変えたか(自社の担当範囲を明確に)
- 成果:できれば数値(難しければ定性的でもOK)
- 期間:いつ〜いつ
- 体制:誰が関わったか
- 次の導線:同じ課題の人向けに問い合わせ・資料請求へ
事例の増やし方(小さく始める)
- 最初は「1本を完成形にする」→以降テンプレで量産
- 業種別/課題別/規模別で“種類”を増やす(数よりバリエーション)
- 守秘・掲載許可のルールを先に決める(ここが止まると増えません)
事例は「増やす」より、サービスページから自然に読まれる導線に置くと効果が出やすいです。
まとめ
WordPressでコーポレートサイトを作るときに大切なのは、制作テクニックよりも「設計」と「運用の仕組み」です。
特に企業サイトは、公開後に信頼を積み上げていく性質があるため、作って終わりにしない前提で考えるほど成功確率が上がります。
この記事の要点を振り返ると、次のとおりです。
- WordPressは企業サイトにも有効。ただし セキュリティ・速度・運用体制を前提に選ぶ
- 成果が出るサイトは「作る前」に決まる
- 目的、想定訪問者、差別化、サイト構造、KPIを先に固める
- 必須ページは“信頼”と“比較検討”のために揃える
- 会社情報、サービス、料金、事例、FAQ、採用、問い合わせ、各種ポリシー
- テーマとプラグインは「最小で強く」
- 入れすぎは重さ・不具合・リスクにつながる。役割を整理して厳選する
- SEOは王道だけで十分戦える
- サイト構造、内部リンク、ページ種別ごとのタイトル設計、インデックス管理、速度改善、Search Consoleで改善
- E-E-A-Tは企業サイト特有の“証拠”で強化できる
- 実在性、実績の根拠、更新性、安全性、取引の透明性を丁寧に整える
- 公開前はチェックリストで“事故”を潰す
- リンク・リダイレクト、計測、noindex解除、サイトマップ、権限、バックアップ、法務
- 公開後は「月次点検+小さな改善」で伸ばす
- FAQ追加、事例拡充、導線改善(CTA・フォーム)を回すだけでも成果が変わる
- 外注するなら、契約と引き継ぎが最重要
- RFPで要件を揃え、見積の範囲・修正・権利・保守SLAを確認し、ドメインや管理者権限は必ず自社で握る
まずは、必須ページ+問い合わせ導線+会社情報(信頼の根拠)の3点を整え、公開前チェックでやり残しを潰してからリリースするのが最短ルートです。
そのうえで、Search Consoleや問い合わせデータを見ながら、FAQや事例、導線を少しずつ改善していけば、コーポレートサイトは確実に“成果が出る資産”へ育っていきます。
次のアクションとしては、この記事内の手順に沿って 「目的の一文化」→「サイトマップ作成」→「必須ページの原稿準備」から始めてみてください。公開までの迷いが一気に減り、作り直しのコストも抑えられます。

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