「WordPressでヘッダーを変えたいけど、何から手を付ければいいのかわからない……」
「プラグインを入れずに手軽に画像やロゴを差し替えたい!」
「スマホで見たときにヘッダーが崩れてしまうのが不安……」
「もっとサイトの印象をアップする動くヘッダーにトライしたい!」
そんな悩みや疑問を抱えた初心者さんのために、本記事では、
- 画像・ロゴの最適な準備方法
- 標準機能(カスタマイザー・サイトエディター)での設定手順
- プラグインを使ったスライダー&ランダム表示
- バックアップやプレビューなど運用時の注意点
をステップごとに丁寧に解説します。
この記事を読めば、プラグイン不要の基本操作から、上級者向けのカスタムヘッダー機能、さらには便利なプラグイン活用法まで、すべてマスターできます!
ヘッダーの基礎知識と重要性
Webサイトの顔としてのヘッダー
ヘッダーは、訪問者がページを開いた瞬間に目に入るパーツです。
- ロゴやサイト名で第一印象を決定🎨
- ナビゲーションメニューで回遊性をサポート🚀
- キャッチコピーでサイトの目的や世界観を一言で伝える💬
ヘッダーのデザインが整っているだけで、訪問者の信頼感がアップします!
ヘッダーがサイト成果に与える影響
ヘッダーの工夫次第で、下記のような成果向上が期待できます。
| 効果項目 | ポイント |
|---|---|
| ブランド認知 | ロゴ・カラーを統一し、一貫性を持たせることで印象に残りやすくなる👍 |
| 滞在時間 | 直感的なメニュー配置で、必要な情報へスムーズに誘導📋 |
| コンバージョン | CTAボタンや検索フォームを目立たせ、行動喚起を強化📈 |
- ブランド認知:統一感のあるヘッダーは、サイト全体の印象を底上げします。
- 滞在時間:訪問者がクリックすべき場所を迷わず見つけられると、ページ内滞在が伸びます。
- コンバージョン:ヘッダー内に問い合わせや購入ボタンを配置すると、申し込み率が高まります。
画像・ロゴ準備のポイント
推奨サイズとフォーマットの確認
ヘッダー画像はテーマによって最適サイズや対応フォーマットが異なります。
下表を参考に、自分のテーマに合わせて準備しましょう。
| テーマ例 | 推奨サイズ | ファイル形式 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Twenty Twenty-Three | 1200×280px | JPEG, PNG | 横長バナー向け |
| Cocoon | 960×150px | PNG(透過可) | ロゴ+キャッチコピー配置に最適 |
| SWELL | 1000×300px | WebP, JPEG | 高解像度対応 |
- PNG:透過ロゴを使いたいときに◎
- JPEG:写真やグラデーションでの仕上げに最適
- WebP:対応ブラウザが多いテーマならサイズ削減に👍
ヘッダーロゴの作り方
ロゴはサイトの顔。
以下のポイントを押さえて作成しましょう。
- ブランドカラーを反映
- 色コードを統一して、一貫性を持たせる🎨
- フォント選び
- 読みやすく個性も出せるフォントをセレクト
- 透過PNGで保存
- 背景を透明にすると、テーマの背景色と自然に馴染む✨
- 最適な解像度
- 横幅は300~600px程度、高さはテーマ推奨の範囲内に収める
Tip: 無料ツール(Canva, Photopeaなど)を使えば、簡単に透過ロゴを作成できます!
複数画像のランダム表示・スライダー活用
複数のヘッダー画像をローテーションすることで、訪問者に飽きさせない演出が可能です。
- 手動切り替え(CSS+JavaScript)
<div id="header-slider">
<img src="header1.jpg" class="active">
<img src="header2.jpg">
<img src="header3.jpg">
</div>
<script>
// 簡易スライダー実装例
</script>
- プラグイン利用例
- Meta Slider:直感的な操作でスライダー作成🛠
- Smart Slider 3:レスポンシブ対応の高機能ツール⚙️
- Random Header Images:指定フォルダからランダム表示
ポイントまとめ
- 画像はあらかじめ同一サイズにリサイズ
- 表示間隔やフェード効果など、ユーザビリティを意識
- モバイル表示も必ずチェック📱
標準機能でのヘッダー設定
テーマカスタマイザーを使った手順
- カスタマイザー画面を開く
- WordPress管理画面の 「外観」→「カスタマイズ」 をクリック⚙️
- 左側にプレビュー、右側に設定項目が表示されます
- 画像やロゴをアップロード
- 「サイト基本情報」(または「ヘッダー」/「ヘッダーメディア」)を選択
- 「画像を選択」 ボタンからファイルをアップロード🖼️
- ロゴとヘッダー画像をそれぞれ登録できます
- トリミング・プレビューを確認して公開
- 画面上でドラッグして表示領域を調整
- 「公開」 ボタンで設定を保存✔️
Tip: 画像をあらかじめ推奨サイズにリサイズしておくと、 ▶️ トリミングが楽になります!
プレビュー確認のコツ
- PC/スマホ両対応チェック
- プレビュー下部の デバイス切替ボタン で、パソコン💻・タブレット・スマホ📱を切り替え
- 各画面で「ロゴが切れていないか」「メニューがはみ出していないか」を必ずチェック
- 本番公開前の非公開プレビュー活用
- 「公開」横の▼メニュー から 「下書きとして保存」 → 固有URLでテスト可能
- チーム内共有やクライアント確認にも便利
| デバイス | プレビュー幅の目安 |
|---|---|
| PC | 1024px以上 |
| タブレット | 768px以上 |
| スマホ | 375px以上 |
ブロックテーマ(フルサイト編集)での編集
FSEヘッダーの仕組み
ブロックテーマのヘッダーは「テンプレートパーツ」と呼ばれる部品群で構成されています。
- テンプレートパーツ
- サイト全体で共通利用する「header」パーツ
- ページごとに切り替え可能なパーツも設定できる
- ブロック構造
- ヘッダーは複数のブロック(ロゴ、ナビ、検索フォームなど)を積み重ねて作成
- 各ブロックはドラッグ&ドロップでレイアウトを変更可能
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| テンプレートパーツ | 共通ヘッダーの雛形 |
| ブロック | ロゴ・メニュー・ボタンなどの部品単位で編集可能 |
| パターン | 設定済みデザインの組み合わせをワンクリックで追加できる |
フルサイト編集では、従来のテーマファイルを書き換える必要がなく直感的にヘッダーをカスタマイズできます✨
サイトエディターによるカスタマイズ
- サイトエディターを開く
- 「外観」→「サイト編集」 を選択
- 編集画面でヘッダー領域がハイライト表示される
- ヘッダーブロックの配置・スタイル変更
- ブロック左上の「移動ハンドル」をドラッグして順序調整
- 右サイドバーで余白や背景色、タイポグラフィを設定🎨
- ナビゲーションメニュー/ウィジェットの追加
- 「+」ボタンからナビゲーションブロックを挿入
- メニュー項目はドラッグで並び替え、階層化も可能
- サイドバーから検索フォームやソーシャルアイコンなどのウィジェットを配置
ポイントまとめ
- 小さな変更はプレビューを見ながら反映できる
- パターン機能で既存デザインを一括適用📦
- 必要に応じてテンプレートパーツを複製し、異なるヘッダーをページ別に設定
これで、最新のブロックテーマ環境でもプラグイン不要で柔軟にヘッダー編集が行えます!
クラシックテーマでのヘッダー調整
カスタマイザーによる編集
- 管理画面を開く
- 「外観」→「カスタマイズ」 をクリック
- ヘッダー設定セクションを選択
- 「ヘッダー画像」 または 「サイト基本情報」 内にロゴ・画像設定項目が並んでいます
- 画像・ロゴをアップロード
- 「画像を選択」 からファイルを追加🖼️
- ドラッグで表示範囲を調整し、トリミングを実行
- グローバルメニューを整える
- 「メニュー」 セクションでヘッダーメニューを選択または新規作成
- メニュー項目をドラッグして順序を決定
- メニュー位置を 「表示位置:ヘッダー」 に設定✅
- 設定を確認・保存
- プレビュー上で PC/スマホ表示 を切り替えて確認
- 「公開」 ボタンで反映
Tip: メニュー階層を作るとドロップダウンで多階層ナビが実現できます!
テーマファイル(header.php等)を直接編集
- バックアップを取得
- FTPまたはファイルマネージャでテーマフォルダを丸ごとコピー📦
- ローカルPCにも保存しておくと安心
- header.phpを開く
- パス:
wp-content/themes/テーマ名/header.php - コードエディタで読み込む
- パス:
- コード編集の流れ
| 編集箇所 | 役割 |
|---|---|
<header>...</header> | ヘッダー全体のラッパー |
<?php the_custom_logo(); ?> | ロゴ出力用タグ(テーマサポートが必要) |
<nav>...</nav> | ナビゲーションメニューの呼び出し |
get_header_image_url() | ヘッダー画像URLを取得する関数 |
- 必要に応じてHTML構造を追加・変更
- クラス名を付与してCSSでデザイン調整
- 下層ページ用ヘッダーを分岐
front-page.phpではトップ専用レイアウトを呼び出しpage.phpやsingle.phpで別のヘッダーを読み込む場合:
<?php if ( is_front_page() ) { get_template_part('template-parts/header', 'home'); } else { get_template_part('template-parts/header', 'sub'); } ?> - 変更を反映・動作確認
- 編集後はブラウザキャッシュをクリアして最新状態を確認✅
- 画面崩れやリンク切れがないか入念にチェック
以上で、プラグインを使わずともテーマ標準機能とファイル編集で理想のヘッダーに仕上げられます✨
カスタムヘッダー機能の活用
機能概要と有効化
テーマに「カスタムヘッダー機能」を追加すると、管理画面からヘッダー画像や動画を柔軟に設定できるようになります。
以下のように functions.php に記述して有効化しましょう。
function mytheme_setup() {
add_theme_support( 'custom-header', array(
'default-image' => get_template_directory_uri() . '/assets/images/default-header.jpg',
'width' => 1200,
'height' => 280,
'flex-height' => true,
'video' => true, // 動画ヘッダーを許可
) );
}
add_action( 'after_setup_theme', 'mytheme_setup' );
| 引数 | 説明 |
|---|---|
| default-image | 初期表示するヘッダー画像のURL |
| width / height | ヘッダー画像の推奨サイズ(柔軟なリサイズ可) |
| flex-height | 高さを自由に調整できるかどうか |
| video | 動画ヘッダー機能を有効にする(true / false) |
ポイント: 設定後、管理画面の「外観→ヘッダー」からアップロード可能になります✨
マークアップ出力とメディア取得
有効化すると、テーマ内で以下の関数を使ってヘッダーを表示できます。
the_header_image_tag():<img>タグごと出力get_custom_header(): ヘッダー画像情報をオブジェクトで取得
<?php if ( get_header_image() ) : ?>
<!-- 画像ヘッダー -->
<?php the_header_image_tag(); ?>
<?php endif; ?>
<?php
// カスタムヘッダー情報を変数に取得
$header = get_custom_header();
echo '<p>高さ: ' . esc_html( $header->height ) . 'px</p>';
メリット
- 余計なHTMLを書く手間が省ける📝
- テーマ側で細かい出力調整が可能
動画ヘッダー導入の流れ
動画ヘッダーを活用すると、サイトのインパクトが格段にアップします。
- 動画ファイルのアップロード
- 管理画面の「外観→ヘッダー」からMP4ファイルを追加🎥
wp_get_attachment_url( get_custom_header()->video )で動画URLを取得- テンプレートで
<video>タグを設置
<?php if ( video_header_has_video() ) : ?>
<video autoplay muted loop playsinline>
<source src="<?php echo esc_url( get_header_video_url() ); ?>" type="video/mp4">
</video>
<?php endif; ?>
- モバイルや通信状況に応じてフォールバック画像を設定
header_video_settingsフィルターで代替画像を指定
注意点: 動画はファイルサイズが大きくなりがち。適切に圧縮し、遅延読み込み(lazy load)を検討しましょう🚀
これで、カスタムヘッダー機能をフル活用し、静止画はもちろん動画ヘッダーも初心者でも簡単に設定できます!
プラグイン&上級者向けテクニック
便利なヘッダー専用プラグイン紹介
下表は代表的なヘッダー向けプラグインです。
用途に合わせて選びましょう。
| プラグイン名 | 主な機能 | 特徴 |
|---|---|---|
| Meta Slider | 画像スライダー | ドラッグ&ドロップで簡単にスライダーを作成👍 |
| Smart Slider 3 | 高機能レスポンシブスライダー | レイヤー/アニメーション豊富 |
| Sticky Header by ThematoSoup | 固定ヘッダー | スクロールしても常にヘッダーを表示📌 |
| Random Header Images | ヘッダー画像のランダム切り替え | 指定フォルダの画像を自動ローテーション |
| WP Sticky Menu – Sticky Header | メニューのみ固定 | ヘッダーではなくナビゲーションだけを追従表示 |
ポイント: プラグインを入れる前に、必ずテーマとの相性テストを行い、表示崩れや動作不良がないか確認しましょう✨
ページビルダー(SeedProd等)でのデザイン
ページビルダーを使えば、コード不要で思い通りのヘッダーを設計できます。
- SeedProdのインストールと有効化
- 新規テンプレートに「ヘッダーブロック」をドラッグ
- ブロック内でロゴ・メニュー・ボタンを配置
- レスポンシブ設定で各デバイスの表示を調整📱💻
- 公開後、ショートコードやPHPタグでテーマに組み込む
Tip: SeedProdのプレミアム版なら、ヘッダーにカウントダウンタイマーやフォームを組み込むことも可能です🚀
コードスニペットによるウィジェット領域追加
ヘッダー内にウィジェットエリアを増設するには、以下のコードを functions.php に追加します。
// ヘッダー用ウィジェットエリアの登録
function mytheme_register_header_widget() {
register_sidebar( array(
'name' => 'ヘッダーウィジェット',
'id' => 'header-widget-area',
'description' => 'ヘッダー内にウィジェットを表示',
'before_widget' => '<div class="header-widget %2$s">',
'after_widget' => '</div>',
'before_title' => '<h4 class="widget-title">',
'after_title' => '</h4>',
) );
}
add_action( 'widgets_init', 'mytheme_register_header_widget' );
// テンプレートで呼び出す例(header.php内)
if ( is_active_sidebar( 'header-widget-area' ) ) {
dynamic_sidebar( 'header-widget-area' );
}
- register_sidebar でエリアを定義
- dynamic_sidebar で表示
- CSSでレイアウト・スペースを調整すると一気にプロっぽく仕上がります🎉
これらのプラグイン&テクニックを駆使して、サイトのヘッダーをより魅力的かつ機能的にカスタマイズしましょう!
運用・最適化の注意点
画像サイズの再確認(テーマ推奨値)
- 推奨サイズを守る
テーマごとに推奨される横幅・高さを確認し、あらかじめリサイズしておくと表示崩れを防げます📏 - ファイル容量に注意
大きすぎると読み込みが遅くなるため、WebPやJPEGで圧縮をかけましょう⚡️
| テーマ名 | 推奨サイズ(横×縦) | 備考 |
|---|---|---|
| TwentyTwenty-Three | 1200×280px | 横長バナー向け |
| Cocoon | 960×150px | ロゴ+メニュー表示に最適 |
| SWELL | 1000×300px | 高解像度対応 |
本番前のプレビュー&モバイル確認
- マルチデバイスチェック
プレビュー機能でPC/タブレット/スマホを切り替え、画像の切れやボタンの重複がないか確認👍 - 非公開プレビューの活用
「下書きとして保存」で生成される専用URLをチームやクライアントに共有し、事前にフィードバックをもらいましょう👥 - ブラウザキャッシュのクリア
更新後に見た目が反映されない場合は、キャッシュを削除して最新状態を確認することが大切です🗑️
編集前の完全バックアップ
- テーマフォルダのバックアップ
FTPやホスティングのファイルマネージャーで、wp-content/themes/テーマ名を丸ごと保存✅ - データベースのエクスポート
万が一のトラブルに備え、プラグイン(例:UpdraftPlus)やphpMyAdminでDB全体をエクスポートしておきましょう💾 - ロールバック手順の確認
事前に「元の状態に戻す流れ」をドキュメント化しておくと、急な不具合時にも迅速に対応できます📝
以上を意識すれば、ヘッダー編集後のトラブルを最小限に抑え、サイト運用の安全性とユーザビリティを維持できます✨
まとめ
本ガイドでは、WordPressヘッダー編集のポイントを以下の流れで網羅しました。
- 事前準備:テーマ推奨サイズの画像やロゴを作成し、必要に応じて透過PNGやWebP形式で圧縮
- 基本設定:カスタマイザー/サイトエディターを利用したプラグイン不要のヘッダー差し替え
- 高度な編集:ブロックテーマ(FSE)でのテンプレートパーツ編集や、
header.php直接編集によるカスタマイズ - 便利プラグイン:Meta SliderやRandom Header Imagesなどで動的なヘッダー演出
- 運用時の注意:バックアップ、マルチデバイスプレビュー、キャッシュクリアなどトラブル回避策
この手順に沿って進めれば、誰でも魅力的で機能的なヘッダーを実装できます。
まずは手を動かして、あなたのサイトにぴったりのヘッダーを仕上げてみましょう!

