「サイトを一新したいけれど、どうやって作り直せばいいの?」
「プラグインをたくさん入れすぎて動作が重くなってしまった……初期化って必要?」
「引っ越し前に余計なデータを消したいけど、失敗してサイトが壊れないか心配」
「ハッキングを受けてしまい、完全にクリーンな状態に戻したい!」
そんな悩みや疑問を抱えたまま、手探りでリセット作業を始めてしまうと、思わぬトラブルに遭遇することも。
「どこから手を付ければいいのか分からない」「大事なデータを消しちゃったら……」と不安が募るばかりですよね。
本記事では、WordPressを丸ごと初期化する必要があるケースから、初心者でも安心な方法の選び方、さらにプラグイン/WP-CLI/データベース直操作などの具体的手順まで、ゼロからやさしく解説します。
これを読めば、「初期化なんて怖くない!」「むしろ必要なタイミングと手順がすっきり理解できた!」と自信を持って作業に臨めるはずです。
リセットが必要になるケース
WordPressを初期化(リセット)する前に、まずはどんな状況でリセットが有効なのかを把握しましょう。
以下のようなシーンで活用できます。
| ケース | 主な理由・効果 |
|---|---|
| サイト丸ごと再構築したいとき | 全デザイン・コンテンツを一新して、白紙から再スタートできる |
| ドメイン移管や引っ越し前の準備として | 新サーバーへデータを持ち込む前に不要データを一掃できる |
| ハッキングや重大トラブル後の復旧として | 悪意あるコードや不具合を丸ごと消去し、安全な状態に戻せる |
| マルチサイト環境をクリーンにしたいとき | 複数サイトをまとめてリセットし、管理コストを削減できる |
サイト丸ごと再構築したいとき
初心者でもわかりやすいポイントは次のとおりです。
- 全コンテンツ消去
- 投稿・固定ページ・メディアを一括削除し、テーマ設定もリセット
- テーマ・プラグインの状態も初期に戻す
- 使っていたプラグイン設定のゴミ残りを完全にクリア
- 😊 “まっさら”な状態からデザインをやり直せる
Tip: 大規模な改修や会社サイトのリニューアル前に活用すると、設定の“迷子”を防げます。
ドメイン移管や引っ越し前の準備として
サーバー移転やドメイン変更時には、以下の点に注意しましょう。
- 不要データの一掃
- 古いプラグインやテスト投稿を残さない
- データ量軽減
- 移行ファイルサイズをコンパクトにしてアップロード時間を短縮
- 🔄 移行後のトラブル回避
- 移行先での不要なリダイレクトや404発生を防止
ハッキングや重大トラブル後の復旧として
セキュリティ事故後の対策ポイントです。
- マルウェア・不正コードの摘出
- データベース・ファイル内の怪しいデータをリセット
- 管理者パスワード再設定
- すべてのユーザー権限を見直して、不要アカウントは削除
- 🚨 安全確認
- リセット後は必ずセキュリティプラグインで再スキャン
マルチサイト環境をクリーンにしたいとき
ネットワーク上の複数サイトを一括管理している場合、次の手順で効率化できます。
- ネットワーク全体のリセット
- サブサイト一括削除+メインサイト再構築
- 個別サイトの初期化
- 特定サイトだけを白紙化して再利用
- 🌐 運営コスト削減
- 無駄なサブサイトをゼロにして、管理画面をスリムに
以上の各ケースを理解し、必要に応じてWordPressをリセットすることで、安全かつ効率的なサイト運営が可能になります。
実行前のチェックポイント
WordPressをリセットする前には、思わぬトラブルを防ぐために準備が不可欠です。
以下の3つのポイントをしっかり押さえましょう。
初期化範囲を明確にする
- 全体リセット
- 投稿・固定ページ・メディア・テーマ設定・プラグイン設定など、サイト丸ごと“真っ白”に戻す
- 部分リセット
- 投稿だけ/プラグイン設定だけ/テーマだけ…など、必要な要素だけを選んで消去
- マルチサイト vs シングルサイト
- ネットワーク全体をリセットするのか、特定サブサイトのみかも要検討
📌 Tip: 「何を残したくないのか」「何はそのまま使いたいのか」を紙に書き出すと、漏れなく範囲を決められます。
バックアップを必ず取得する
| 種類 | 手法例 | ポイント |
|---|---|---|
| ファイル全体 | FTP/SSHで直接ダウンロード | wp-contentフォルダは必ず保存 |
| データベース | phpMyAdmin/WP-CLIでエクスポート | SQLファイルに日時付きで命名📦 |
| プラグイン設定・スナップショット | 専用プラグイン(UpdraftPlus等) | 自動バックアップも併用すると安心 |
注意: バックアップの保存先は、サーバー外(ローカルPCやクラウド)にするのがベストです。
削除対象のデータ・ファイルを把握する
| 項目 | 内容例 |
|---|---|
| データベースのテーブル | wp_posts/wp_options/wp_users |
| メディアファイル | wp-content/uploads/ 配下の全ファイル |
| テーマフォルダ | 使用中テーマ&子テーマのディレクトリ |
| プラグインフォルダ | wp-content/plugins/ 配下のプラグイン |
🔍 確認方法:
- サーバーのファイルマネージャー/FTPクライアントで該当フォルダをチェック
- phpMyAdminでテーブル一覧をリストアップ
これらを事前にリスト化しておくことで、初期化後の“抜け”や“残し忘れ”を防げます。
リセット手法の選び方
WordPressの初期化にはさまざまなアプローチがあります。
サイト規模や慣れ度合いに合わせて、最適な方法を選びましょう。
プラグインで手軽に行う方法
- メリット
- 数クリックで操作完了
- スナップショット機能で復元も簡単
- デメリット
- プラグイン依存になる
- 無料版は機能制限があることも
- 代表的なプラグイン
| プラグイン名 | 機能概要 |
|---|---|
| WP Reset | サイト全体/選択テーブルの初期化、スナップショット |
| Advanced WordPress Reset | テーブル一括または個別リセット |
| WordPress Database Reset | 任意のテーブルだけを消去 |
😊 Point: プラグインの更新が停止していないか、対応バージョンを確認してから導入しましょう。
WP-CLIでコマンド操作する方法
- メリット
- サーバー環境で高速実行
- 自動化スクリプトに組み込みやすい
- デメリット
- SSHアクセスが必要
- コマンドミスで致命的な削除リスク
- 主なコマンド例
# 全データを初期化(サイト情報以外を消去)
wp site empty --yes
# 投稿だけを削除
wp post delete $(wp post list --post_type='post' --format=ids) --force
`
🚀 Tip: スクリプト化して cron に登録すれば、定期的なリセットも可能です。
データベースを直接操作する方法
- メリット
- 細かいテーブル制御が可能
- プラグイン非依存
- デメリット
- SQL知識が必要
- バックアップ必須(操作ミスのリスク大)
- 基本フロー
- phpMyAdmin/MySQLクライアントで接続
- 以下のようなクエリを実行
TRUNCATE TABLE wp_posts; TRUNCATE TABLE wp_comments; /* 他のテーブルも同様に */- キャッシュ系プラグインのフォルダを空にする
⚠️ 注意: TRUNCATE は復元不可のため、実行前に必ずバックアップを取得してください。
テーマのみリフレッシュする方法
- メリット
- 設定やコンテンツはそのまま保持
- デザインのやり直しに最適
- デメリット
- テーマ以外の設定は影響なし
- 手順例
- 管理画面→「外観」→「テーマ」で現在のテーマを切り替え
- 使用テーマを削除
- 再度インストール&有効化
- 子テーマがある場合は同様にリセット
✨ Point: 子テーマをカスタマイズしている場合は、先にテーマフォルダをバックアップしておくと安心です。
プラグイン利用によるリセット
WP Resetでワンクリック初期化
機能&削除対象一覧
| 機能 | 削除される項目 |
|---|---|
| サイト全体リセット | 投稿・固定ページ・コメント・ユーザー(管理者除く) |
| テーブル選択初期化 | wp_posts/wp_options/wp_comments 等 |
| スナップショット作成・復元 | 現状を丸ごとバックアップ&ワンクリック復元 |
インストールから実行までの手順
- 管理画面の「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 検索ボックスに「WP Reset」と入力し、今すぐインストール → 有効化
- 「ツール」→「WP Reset」を開く
- リセット方法を選択し、画面の指示に従って“reset”と入力 → Reset Siteをクリック 😊
スナップショット機能の活用法
- 📸 現状のバックアップ
リセット前にスナップショットを作成しておくと、いつでも元に戻せる - 🔄 テスト用環境の構築
新テーマやプラグイン検証後、スナップショットから簡単にクリアできる - ⏳ 履歴管理
プロジェクトごとに複数スナップショットを保存しておくと安心
Advanced WordPress Resetで全要素クリア
プラグイン導入と設定項目の説明
- プラグイン名:Advanced WordPress Reset
- 主な設定項目
- テーブル選択:全テーブル or 個別テーブル
- 再生成オプション:初期データの再投入(デモコンテンツ等)
- ログ出力:実行結果をファイル保存
データベースをリセットする手順
- プラグインをインストール&有効化
- 「ツール」→「Advanced WP Reset」を開く
- リセット対象のテーブルをチェック
- 確認用のキーワード(例:「reset」)を入力
- Reset Database ボタンをクリック 🚀
実行後の動作確認ポイント
- フロントエンドの表示が真っ白(テーマ未適用)になっているか
- 管理画面に最低限のメニュー(投稿・固定ページ)が残っているか
- プラグイン一覧に不要なものが残っていないか
WordPress Database Resetで部分的リセット
任意テーブルのみ消去する方法
- 「プラグイン」→「新規追加」で「WordPress Database Reset」をインストール
- 管理画面の「ツール」→「Database Reset」を選択
- テーブル一覧から削除したいものにチェックを入れる
- 確認ダイアログで“reset”と入力 → リセット開始
操作前後の安全策
- 事前バックアップを必ず取得(SQLダンプ+ファイル保存)
- テスト環境で試行し、本番環境への影響を把握
- ログ確認:実行履歴をチェックして、不具合の原因追跡に備える
WP-CLIを使ったコマンドラインリセット
WP-CLIを使うと、サーバー上で高速かつ正確にWordPressを初期化できます。
SSH接続できる環境が前提ですが、スクリプト化すれば自動化も可能です。
全データ初期化コマンド例
WordPressサイト全体をまっさらな状態に戻すには、以下のコマンドを実行します。
wp site empty --yes
`
- 説明
site empty:投稿・固定ページ・コメント・ユーザー(管理者除く)を一括削除--yes:確認プロンプトをスキップして即実行
- 😊 Point:
--yesを付けない場合、実行前に「Are you sure?」と聞かれるので、誤操作防止にも役立ちます。
投稿だけをクリアするコマンド例
コンテンツのみを消去して、サイト設定やユーザー情報はそのままにしたい場合はこちら。
# すべての投稿を強制削除
wp post delete $(wp post list --post_type='post' --format=ids) --force
| コマンド | 説明 |
|---|---|
wp post list --post_type='post' --format=ids | 投稿IDの一覧を取得 |
wp post delete … --force | 強制削除(ゴミ箱を経由せず即時削除) |
- 🚀 Tip: 投稿タイプを
pageに変えれば固定ページだけ消せます。
サイト情報の再設定方法
初期化後、サイトタイトルやURLなどをWP-CLIで一括更新できます。
# サイトタイトルを変更
wp option update blogname "新しいサイトタイトル"
# サイトURLを変更
wp option update siteurl "https://example.com"
wp option update home "https://example.com"
- blogname:トップページに表示されるサイト名
- siteurl / home:WordPressのインストール先URLとホームURL
- ⚙️ ポイント: テスト環境と本番環境でURLが異なる場合は、まとめてスクリプト化しておくと便利です。
データベース直操作による初期化
サーバー管理画面やphpMyAdminを使って、プラグインに頼らずSQLレベルでWordPressを初期化する方法を解説します。
操作ミスでデータ損失するリスクが高いため、必ず事前バックアップを取得してください。
phpMyAdminでテーブルを空にする手順
- phpMyAdminにログイン
サーバーのコントロールパネルからphpMyAdminを起動します。 - 対象データベースを選択
左サイドバーからWordPressサイトのデータベース名をクリック。 - テーブルをチェック
空にしたいテーブルにチェックを入れます(例:wp_posts、wp_commentsなど)。 - 操作メニューから「空にする(TRUNCATE)」を選択
- ドロップダウンで「空にする」を選び、実行をクリック
- 確認ダイアログで「OK」を押す
- 完了の確認
テーブルサイズが0になっているかを確認し、空っぽになっていれば成功です 😊
| 操作 | 説明 |
|---|---|
| チェックボックス選択 | 初期化したいテーブルを間違えないように漏れなく選ぶ |
| 空にする(TRUNCATE)実行 | 構造は残し、中身だけを完全に削除 |
| テーブルサイズの確認 | レコード数が「0」になっているか確認 |
SQLクエリで一括削除する方法
phpMyAdminのSQLタブ、またはSSH経由のMySQLクライアントで直接クエリを実行します。
-- 投稿・ページ・コメントを一気にクリア
TRUNCATE TABLE wp_posts;
TRUNCATE TABLE wp_postmeta;
TRUNCATE TABLE wp_comments;
TRUNCATE TABLE wp_commentmeta;
-- オプションとユーザー情報のリセット
TRUNCATE TABLE wp_options;
TRUNCATE TABLE wp_users;
TRUNCATE TABLE wp_usermeta;
`
- ⚠️ 注意:
TRUNCATEは復元できません。実行前に必ずバックアップを取得しましょう。 - 🚀 Tip:テーブルプレフィックスが異なる場合は、
wp_部分を環境に合わせて変更してください。
復元用バックアップからのリストア
万が一に備え、初期化後に元の状態に戻せるようにバックアップからリストアする手順です。
- バックアップファイルの準備
SQLダンプファイル(例:backup_20250717.sql)を手元に用意。 - phpMyAdminでインポート
- データベースを選択 → 上部タブ「インポート」をクリック
- 「ファイルを選択」でバックアップファイルを指定
- 「実行」をクリックして復元開始
- 完了の確認
- テーブル一覧のレコード数がバックアップ時の状態に戻っているか
- 管理画面やフロント画面をチェックして、正常に復元できているかを確認
✅ Point: 大きなSQLファイルは分割インポートツール(BigDump等)を使うとタイムアウトを防げます。
テーマ単体のリセット方法
テーマだけをリセットすると、コンテンツやプラグイン設定に影響を与えずにデザインを作り直せます。
以下の手順で進めましょう。
配布テーマの再インストール手順
- 現行テーマのバックアップ
- FTP/サーバー管理画面から
wp-content/themes/テーマ名フォルダをローカルにダウンロード - カスタマイズCSSや子テーマのファイルを忘れずに保存
- FTP/サーバー管理画面から
- テーマの削除
- 管理画面→「外観」→「テーマ」→対象テーマを選択→削除をクリック
- 再インストール
- 同じ画面で「新規追加」を選び、公式ディレクトリまたはZIPアップロードで再インストール
- 有効化をクリックしてテーマを適用😊
子テーマ・自作テーマのリセットポイント
| 項目 | リセット対象・手順 |
|---|---|
style.css | 独自追加のCSSをクリア or コメントアウトして初期状態へ |
functions.php | カスタム関数をバックアップ後、一度全消去→必要機能のみ再実装 |
| テンプレートファイル | header.php / footer.php などのカスタム部分をデフォルトに戻す |
| アイコン・画像 | 子テーマフォルダ内の images フォルダを整理・不要ファイルを削除 |
🔍 Point: 作業前に差分管理(Gitなど)を利用すると、元に戻したい変更だけをピンポイントで取り消せます。
不要ファイルのクリアと再有効化
- フォルダ内の整理
- FTPクライアントで
wp-content/themes/テーマ名を開き、未使用のテンプレートやテスト用画像を削除
- FTPクライアントで
- キャッシュ削除
- キャッシュ系プラグインやブラウザキャッシュをクリアして、変更が確実に反映されるように
- 再有効化テスト
- 管理画面→「外観」→テーマを一度別のものに切り替え→再度対象テーマを有効化
- フロント・管理画面ともにレイアウト崩れがないかチェック✅
✨ Tip: テーマフォルダのパーミッションが正しく設定されているか(通常は755)も合わせて確認するとスムーズです。
マルチサイト環境のリセット
複数のサイトを一元管理しているマルチサイト環境では、一度にまとめて初期化する場合と、特定サイトだけをリセットする場合で手順が異なります。
目的に応じて適切な方法を選びましょう。
ネットワーク全体をクリアする方法
スタンドアロン化の手順
- wp-config.php の編集
WP_ALLOW_MULTISITEやMULTISITE定数をコメントアウトまたは削除
- .htaccess のリセット
- マルチサイト用のリライトルールを削除し、シングルサイト用のデフォルトルールに戻す
- データベース設定の調整
wp_blogs、wp_site、wp_sitemetaテーブルを空にする
- 再ログイン
- 管理画面に再ログインし、ネットワークメニューが消えていることを確認 😊
ポイント: 元に戻せるよう、事前に wp-config.php と .htaccess のバックアップを取っておきましょう。
サブサイト一括削除の手順
- ネットワーク管理画面へ移動
- 管理バーの「サイト」→「サイト一覧」を開く
- サイト選択
- 削除したいサイトにチェックを入れる
- 一括アクションで「削除」を選択
- 画面上部の「一括操作」ドロップダウンから「削除」を選び、「適用」をクリック 🚀
- データベースのクリーンアップ
wp_X_postsやwp_X_options(XはサイトID)など、サブサイト専用テーブルを手動で削除
| 手順 | 備考 |
|---|---|
| サイト一覧でチェック | 誤削除防止のため、サイト名を再確認 |
| 一括操作→削除→適用 | 30秒ほどで複数サイトを同時に削除可 |
| テーブル手動削除 | 自動では残るテーブルをゴミ掃除 |
個別サイトのみを初期化する方法
サイト単位のドメイン変更&削除
- サイト設定ページを開く
- 「サイト」→「サイト一覧」→対象サイトの「編集」をクリック
- ドメイン/パスの変更
- ドメイン欄やパス欄を一時的に別URLに書き換え
- サイトを削除
- 「サイトを削除」ボタンで完全削除
- 新規サイトとして再作成
- 別のドメインで新規サイトを作成して、まっさらな状態を確保 ✨
Tip: ドメイン変更は一度に大きく変えると混乱しやすいので、小刻みにテストしましょう。
管理者権限でのリセット操作
- スーパーユーザー(ネットワーク管理者)でログイン
- 対象サイトのダッシュボードへ移動
- サイト一覧から「ダッシュボードを表示」
- Site Resetプラグイン等を利用
- WP Reset や Advanced Reset をそのサイト上で有効化
- 個別リセット実行
- プラグインの指示に従い「reset」と入力 → 実行 🚨
| ステップ | 注意点 |
|---|---|
| ネットワーク管理者でログイン | サブサイト管理者権限では操作できない場合あり |
| プラグインの有効化 | 他サイトに影響しないプラグインを選ぶ |
| 確認キーワード入力 | 誤操作防止のため、必ず手動で入力 |
以上の方法で、マルチサイト全体または特定サイトだけを安全かつ効率的に初期化できます。
目的に合わせて手順を進めてください!
リセット後に行うべきメンテナンス
WordPressを初期化した後も、サイトを健全に保つための作業が欠かせません。
以下のポイントを押さえて、次のステップに進みましょう。
不要プラグイン・テーマの完全削除
- 不要プラグインの洗い出し
管理画面の「プラグイン」一覧から、使っていないものや更新が止まっているものをチェック - 完全アンインストール
- 無効化
- 削除
- FTPで
wp-content/plugins/フォルダ内の残存ファイルを手動で確認・削除
- テーマの整理
| 操作内容 | 手順 |
|---|---|
| 使用中テーマ以外の削除 | 管理画面→「外観」→「テーマ」→テーマ選択→削除 |
| 子テーマの確認 | カスタムCSSや functions.php が残っていないかFTPで確認 |
✨ Point: プラグイン・テーマは定期的に見直し、セキュリティホールを減らしましょう。
再構築の計画立案と環境整備
- 目標設定
- 新デザインの方向性
- 必要な機能(お問い合わせフォーム、SNS連携など)
- 環境構築
- 開発環境(ローカル or ステージングサーバー)の用意
- テーマ・プラグインの導入リスト作成
- テスト用コンテンツを準備
- 🚀 Tip: タスク管理ツール(Trello、Asanaなど)でToDoを可視化するとミスが減ります。
定期バックアップ&セキュリティ対策
- 自動バックアップ設定
| 項目 | 推奨プラグイン例 | 備考 |
|---|---|---|
| ファイル&DBバックアップ | UpdraftPlus / BackWPup | クラウド保存(Dropbox等)推奨 |
| スナップショット | WP Reset📸 | 重要タイミングで手動作成 |
- セキュリティ強化
- 二段階認証を導入して管理画面の安全性UP 🔒
- ログイン試行制限プラグインでブルートフォース攻撃を防止
- 定期チェック
- 毎月:バックアップ確認・復元テスト
- 毎週:セキュリティスキャン(Wordfenceなど)
🔑 まとめ: リセット後こそが、新たなサイト運営のスタートライン!定期的なメンテナンスで、安定・安全なサイトを維持しましょう。
まとめ
本ガイドでは、
- リセットが必要なシーン(サイト再構築、ドメイン移管、トラブル復旧など)
- 手法ごとのメリット・デメリット(プラグイン、WP-CLI、DB直操作、テーマ単体リセット)
- 実践ステップ(バックアップ取得、手順詳細、安全策)
を網羅しました。
- まずは目的を明確化し、
- 必ずバックアップを取り、
- 自分の技術レベルや環境に合った方法を選択すれば、
初心者でも安心してWordPressを初期化できます。
これを機に、快適で安全なサイト運営をスタートさせましょう!
もし次のリニューアルやトラブル対応が必要になっても、本記事をお手本にすればスムーズに解決できます。
ぜひ何度も見返して、あなたのWordPressライフに役立ててください。

