WordPress.orgと.com 違いやメリット・デメリット、料金、利用方法など徹底解説!

WordPress.orgと.com

「WordPressでブログを始めたいけど、WordPress.orgとWordPress.comの違いがよくわからない……」
「どちらを選べば自分に合っているの?」
「費用や自由度が気になるけど、何がどう違うの?」

WordPressを使ってブログやWebサイトを運営しようと考えたとき、多くの人が最初にぶつかる壁がこの「WordPress.org」と「WordPress.com」の違いです。

どちらも「WordPress」という名前がついているので混乱してしまいますよね。

本記事では、WordPress.orgとWordPress.comの違いを徹底解説し、それぞれのメリット・デメリットや費用、利用方法まで、初心者でもわかりやすくまとめています

これを読めば、自分に合ったWordPressの選び方がきっと見つかります!

なお、以下の記事では、WordPressについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

目次

WordPressの基本情報

WordPress自体は1つ

  • WordPressはWebサイトやブログを作成するための「コンテンツ管理システム(CMS)」であり、全世界で広く利用されています。
  • このWordPressには、利用方法に応じて2つの形態があります。
    • WordPress.org: 自分でサーバーを用意して運用するオープンソース版。
    • WordPress.com: Automattic社が提供するホスティング型サービス。

WordPress.orgとは?

WordPress.orgは、WordPressソフトウェアをダウンロードして、自分でインストール・運用するためのプラットフォームです。

自由度が高く、特に本格的なサイト運営を目指すユーザーに向いています。

特徴

  • オープンソース: 誰でも無料で利用可能。
  • 自己管理型: サーバーやドメインをユーザー自身で準備・管理する必要がある。
  • 無限のカスタマイズ性: プラグインやテーマを自由に導入可能。

メリット

  1. プラグインやテーマが豊富
    • 世界中で開発された何千ものプラグインやテーマがあり、自由に選んでインストールできます。
    • 例えば、ECサイト用プラグイン(WooCommerce)やSEO最適化プラグイン(Yoast SEO)が利用可能。
  2. 広告収益化が自由
    • Google AdSenseやアフィリエイト広告など、収益化の制限が一切ありません。
    • 広告表示の方法や内容も完全に自由に設定できます。
  3. 独自ドメインを利用可能
    • サイトを運営する際、任意の独自ドメインを使用できるため、ブランドイメージを強化できます。
  4. フルコントロール
    • ソースコードを直接編集して独自の機能を追加したり、カスタマイズしたテーマを作成することができます。

デメリット

  1. レンタルサーバーの契約が必要
    • WordPressを運用するためには、レンタルサーバーを契約する必要があり、費用が発生します(通常月額500円~数千円)。
  2. サイトの立ち上げや運営にスキルが必要
    • インストール作業やデザインのカスタマイズには、基本的なWeb技術(HTML、CSS、PHPなど)の知識が求められることがあります。
  3. セキュリティ管理が必要
    • 自分で運用するため、不正アクセス防止や定期的なバックアップなど、セキュリティ対策を行う必要があります。

WordPress.comとは?

WordPress.comは、Automattic社が運営するホスティング型のWordPressサービスです。

特に初心者や、手間をかけずにサイトを立ち上げたい人向けです。

特徴

  • クラウド型サービス: サーバーやソフトウェアのインストールが不要で、登録するだけで利用を開始できます。
  • 管理不要: サーバー管理やセキュリティ対策は運営側が行うため、ユーザーはコンテンツ作成に集中できます。

メリット

  1. 無料プランで気軽に始められる
    • 基本的なブログや小規模なWebサイトであれば、無料プランで運用可能です。
    • サーバーや初期費用を気にせずに試せるため、初心者に最適です。
  2. セキュリティやサーバー管理の手間が不要
    • サーバーの管理、セキュリティ対策、アップデートなどはWordPress.comがすべて代行します。
    • 技術的な知識がなくても安心して利用できます。
  3. 有料プランで拡張可能
    • 無料プランの制約を超えたい場合、有料プランにアップグレードすることで、さらに多くの機能を利用できます。

デメリット

  1. 無料プランでは広告が表示される
    • 無料プランでは、サイト内にWordPress.com側の広告が表示されます。
    • この広告はユーザーが制御できないため、プロフェッショナルなイメージを損なう可能性があります。
  2. プラグインやテーマに制限がある
    • 無料プランや一部の有料プランでは、利用可能なプラグインやテーマが限定されており、カスタマイズ性が低くなります。
    • 独自のプラグインをインストールしたい場合、最上位の「Businessプラン」以上が必要です。
  3. 本格的に運用する場合、コストがかさむ
    • 初期コストは低いものの、広告非表示や独自ドメイン利用、追加機能の利用には有料プランへの加入が必要となり、長期的には高コストになる場合があります。

WordPressの利用方法

WordPressの利用方法は2つ

WordPressを利用するには、以下の2つの方法があります。

それぞれ特徴が異なるため、目的やスキルに応じて選択する必要があります。

1. レンタルサーバーにWordPress.orgをインストールする(一般的な方法)

  • WordPress.orgを利用する方法は、オープンソースのWordPressソフトウェアをダウンロードして、自分でサーバーにインストールして運用する形です。
  • この方法は、特に本格的なWebサイトを運営したい方や、自由にサイトをカスタマイズしたい方に向いています。

2. WordPress.comのサービスを利用する

  • Automattic社が運営するWordPress.comを利用する方法です。これはホスティング型のサービスで、登録すればすぐにブログやWebサイトを始めることができます。
  • 初期設定や管理が簡単なため、初心者や時間のないユーザーに適しています。

WordPress.orgでサイトを始める流れ

WordPress.orgを利用する場合、自分でサーバーやドメインを準備してサイトを構築します。

以下はその具体的な手順です。

なお、以下の記事では、WordPressの始め方について初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

STEP1. レンタルサーバーを契約

  1. レンタルサーバーの選択:
    • サイトの規模や目的に応じてサーバーを選びます。
      • 小規模なブログ: ロリポップ!、さくらのレンタルサーバなど。
      • 高速性や拡張性重視: ConoHa WING、エックスサーバーなど。
  2. 契約手続き:
    • レンタルサーバーの公式サイトからプランを選択して契約を行います。
  3. サーバーの基本設定:
    • 管理画面にログインして、必要な設定(データベース作成など)を行います。

以下の記事では、レンタルサーバーについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

STEP2. 独自ドメインを取得

  1. ドメイン登録サービスの選択:
    • お名前.com、バリュードメイン、ムームードメインなどのサービスで独自ドメインを取得します。
  2. ドメインの購入:
    • サイトの内容に合ったドメイン名を選び、購入手続きを完了します。
  3. ドメインとサーバーの紐付け:
    • ドメインのDNS設定を変更して、レンタルサーバーと接続します。

以下の記事では、独自ドメインについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

STEP3. サーバーにWordPressをインストール

  1. WordPressのインストール方法:
    • 多くのレンタルサーバーでは、管理画面から簡単にWordPressをインストールできる「簡単インストール機能」を提供しています。
    • 手動でインストールする場合は、WordPress.orgからソフトウェアをダウンロードして、サーバーにアップロードする必要があります。
  2. 初期設定:
    • サイトのタイトルや管理者アカウントの情報を入力し、インストールを完了させます。

STEP4. テーマやプラグインをインストールしてカスタマイズ

  1. テーマの選択とインストール:
    • WordPress公式テーマディレクトリから無料テーマをインストールするか、有料テーマを購入して使用します。
    • デザインや機能性を重視してテーマを選びます。
  2. プラグインのインストール:
    • 必要な機能を追加するためのプラグインをインストールします。
      • 例: SEO対策用の「Yoast SEO」、セキュリティ強化用の「Wordfence」、サイト速度改善用の「W3 Total Cache」など。
  3. サイトのカスタマイズ:
    • テーマの設定画面や「外観」メニューを使って、ヘッダーやフッター、カラーなどをカスタマイズします。
  4. コンテンツの作成:
    • 投稿や固定ページを作成し、コンテンツを充実させていきます。

以下の2記事では、WordPressテーマ、WordPressプラグインについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

WordPress.orgとWordPress.comの比較

WordPress.orgとWordPress.comは同じ「WordPress」を利用したサービスですが、運用形態や特徴が大きく異なります。

それぞれの特長を理解して、自分に合った選択をすることが重要です。

主要な違い

1. カスタマイズ性

  • WordPress.org:
    完全に自由なカスタマイズが可能です。テーマやプラグインを自由にインストールできるほか、コードの編集も可能なので、サイトを思い通りに作り込むことができます。
  • WordPress.com:
    無料プランではカスタマイズの制限が多く、有料プラン(特にビジネスプラン以上)でようやくプラグインやカスタムテーマが使用可能になります。

2. 独自ドメイン

  • WordPress.org:
    独自ドメインを取得して運用することが必須です。どんなドメイン名でも自由に選べます。
  • WordPress.com:
    無料プランでは「example.wordpress.com」のサブドメインのみ利用可能です。独自ドメインを利用するには「パーソナルプラン」以上の契約が必要です。

3. SEO(検索エンジン最適化)

  • WordPress.org:
    SEOプラグイン(例: Yoast SEO、All in One SEO Pack)を利用して、細かいSEO対策が可能です。自由度が高いので、上級者向けの施策も実施できます。
  • WordPress.com:
    無料プランではSEOに関する制限が多く、細かい設定ができません。有料プランで一部の制限が解除されますが、WordPress.orgほどの自由度はありません。

以下の記事では、SEO対策について初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

4. 収益化

  • WordPress.org:
    自由に広告を掲載したり、有料会員制サイトを運営したりできます。Google AdSenseやアフィリエイト広告も自由に設置可能です。
  • WordPress.com:
    無料プランでは広告の掲載ができません。有料プランで一部の収益化オプションが解放されますが、収益化に関する自由度はWordPress.orgに劣ります。

以下の記事では、ブログで稼ぐ方法やコツについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

5. 手軽さ

  • WordPress.org:
    初期設定や運用にはサーバー管理や基本的な技術知識が必要です。初心者にはハードルが高い場合がありますが、学習することで自由な運用が可能です。
  • WordPress.com:
    簡単に始められます。サーバーや技術的な知識は不要で、アカウント登録後すぐにサイトを公開できます。

6. 費用

  • WordPress.org:
    必要な費用はレンタルサーバー代と独自ドメイン代です。選ぶサーバーやプランによりますが、月額数百円~数千円程度が相場です。
  • WordPress.com:
    無料プランがありますが、本格的な運用をする場合は有料プラン(パーソナル、プレミアム、ビジネスなど)を契約する必要があります。ビジネスプラン以上では月額数千円以上になることが多いです。

7. サポート

  • WordPress.org:
    サポートは公式フォーラムやコミュニティが中心です。問題解決には自己対応が基本となり、スキルが求められます。
  • WordPress.com:
    運営元のAutomattic社によるサポートが受けられます。有料プランではチャットやメールによる優先サポートが提供されます。

8. セキュリティ

  • WordPress.org:
    サイトのセキュリティは自己管理が基本です。セキュリティプラグインの導入やサーバー設定が必要になります。
  • WordPress.com:
    セキュリティは運営側が管理します。脆弱性への対応やバックアップなども運営元に任せられるため、安心して利用できます。

WordPress.orgとWordPress.comの比較まとめ

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項目WordPress.orgWordPress.com
カスタマイズ性完全自由制限あり(有料プランで一部解放)
独自ドメイン必須有料プラン以上で利用可能
SEO自由に最適化可能無料プランでは制限が多い
収益化広告や収益化が完全自由有料プランで一部可能
手軽さ専門知識が必要初心者でも簡単に始められる
費用サーバー代・ドメイン代が必要無料プランあり。高機能は有料プランが必要
サポートコミュニティ中心運営元によるサポートあり
セキュリティ自己管理が必要運営側が管理

選び方のポイント:

  • WordPress.org: 自由度やカスタマイズ性を重視し、本格的なサイト運営をしたい場合に最適です。
  • WordPress.com: 手軽さやサポートを重視し、気軽にブログやサイトを始めたい初心者に向いています。

どちらを選ぶべきか

WordPress.orgとWordPress.comの違いを理解したうえで、自分の目的やスキル、予算に合った選択をすることが大切です。

以下に、それぞれがどんな人におすすめかを解説します。

WordPress.comがおすすめな人

  1. 手軽にブログを始めたい人
    • サーバーの設定や管理が不要で、アカウント登録後すぐにサイトを公開できます。ブログを始めてみたい初心者に最適です。
  2. 無料で利用したい人
    • WordPress.comの無料プランを利用すれば、費用をかけずにブログや簡易サイトを始められます。ただし、無料プランではカスタマイズ性や機能に制限があります。
  3. 技術的な知識がない人
    • サーバー管理やセキュリティ対策はすべて運営元が行うため、技術的な知識がなくても問題ありません。デザインも簡単に変更できるため、初心者でも扱いやすいです。
  4. サポートが必要な人
    • 運営元によるサポートが受けられるので、技術的な問題や疑問点に対応してもらえます。有料プランでは優先的なサポートも利用可能です。

WordPress.orgがおすすめな人

  1. 本格的なWebサイトやブログを運営したい人
    • 企業サイト、ECサイト、ポートフォリオなど、よりプロフェッショナルで多機能なサイトを作りたい人に向いています。
    • WordPress.orgでは無数のプラグインやテーマが利用でき、要望に応じた機能を実現可能です。
  2. 広告収益を得たい人
    • Google AdSenseやアフィリエイト広告など、収益化の自由度が高いため、ブログやメディア運営で収益を目指す人におすすめです。WordPress.comでは無料プランや一部の有料プランでは広告収益に制限があります。
  3. 自由にカスタマイズしたい人
    • テーマやプラグインのカスタマイズ、さらにはコード編集が可能なので、自分だけの独自デザインや機能を実装したい人に最適です。技術的スキルがあれば、ほぼ無限の可能性を追求できます。
  4. 予算をコントロールしたい人
    • サーバーやドメインの選択肢が多いため、予算に応じて柔軟にコストを調整できます。初期費用を抑えたい場合や長期的に運用する場合に有利です。

選択の目安

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目的や条件おすすめの選択肢
初心者で気軽にブログを始めたいWordPress.com
無料で始めたいWordPress.com
技術的な知識がないWordPress.com
高度なカスタマイズをしたいWordPress.org
広告収益を自由に得たいWordPress.org
本格的なサイトを作りたいWordPress.org
費用を抑えたいが自由度も欲しいWordPress.org

どちらを選ぶべきかまとめ

  • WordPress.comは「手軽さ」や「簡単さ」を重視する初心者向けのサービス。短期的な利用やシンプルなブログには最適です。
  • WordPress.orgは「自由度」や「機能性」を重視する中級者~上級者向けの選択肢。長期的な運用やプロフェッショナルなサイト構築に適しています。

自分の目的やスキル、運用の規模感を考慮して、適切な方法を選びましょう。

費用とプラン

WordPress.orgとWordPress.comのどちらを利用するかを決める際には、費用面も重要な要素です。

それぞれの費用体系とプランについて詳しく説明します。

WordPress.comの料金プラン

WordPress.comは、無料プランから有料プランまで、複数の料金プランが用意されています。

以下に各プランの特徴をまとめます。

  1. 無料プラン
    • 費用: 0円
    • 特徴:
      • サブドメイン(例: example.wordpress.com)を利用。
      • 広告が表示される(自分で広告を掲載することは不可)。
      • カスタマイズや機能は限定的。
    • おすすめの利用者: 個人的な簡単なブログを始めたい人やWordPressを試してみたい人。
  2. パーソナルプラン
    • 費用: 月額約500円(年払い)
    • 特徴:
      • 独自ドメインが利用可能。
      • 広告が非表示になる。
      • サポートが利用可能。
    • おすすめの利用者: 個人ブログやシンプルなサイトを運営したい人。
  3. プレミアムプラン
    • 費用: 月額約1000円(年払い)
    • 特徴:
      • 高度なデザインカスタマイズが可能。
      • 広告収益化(例: WordAds)が可能。
      • メールサポートが利用可能。
    • おすすめの利用者: 中規模なブログや個人ビジネス向け。
  4. ビジネスプラン
    • 費用: 月額約2500円(年払い)
    • 特徴:
      • プラグインやテーマのインストールが可能(WordPress.orgに近い自由度)。
      • SEO機能が強化される。
      • 24時間サポートが利用可能。
    • おすすめの利用者: 中小企業やプロフェッショナルなサイトを運営したい人。
  5. eコマースプラン
    • 費用: 月額約4500円(年払い)
    • 特徴:
      • オンラインストア運営に最適化。
      • 商品管理、決済、在庫管理などの機能が付属。
      • 高度なカスタマイズが可能。
    • おすすめの利用者: オンラインショップを運営したい人。

WordPress.orgの費用

WordPress.orgは、利用自体は無料ですが、運営には以下の費用がかかります。

  1. サーバー代
    • 費用: 月額約500円~数千円程度(レンタルサーバーのプランによる)。
    • 特徴:
      • 共有サーバー(低コスト)から専用サーバー(高性能・高コスト)まで選択可能。
      • 初心者には月額500~1000円程度の共有サーバーがおすすめ。
    • 主なサーバー例: エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ!など。
  2. ドメイン代
    • 費用: 年間約1000円~数千円程度。
    • 特徴:
      • 独自ドメイン(例: example.com)を利用するための費用。
      • ドメインの種類(.com、.jp、.netなど)によって価格が異なる。
    • おすすめの取得方法: サーバーとセットで契約すると管理が楽。
  3. その他の費用(オプション)
    • プラグインやテーマの購入費用(必要に応じて)。
    • 技術サポートを依頼する場合の外注費。

費用の比較

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項目WordPress.comWordPress.org
初期費用0円(無料プラン)サーバー代+ドメイン代(合計数千円)
月額費用無料~4500円程度(プランによる)サーバー代(500円~数千円)
独自ドメイン有料プランで利用可能必須(年間約1000円~数千円)
広告非表示有料プランで可能自由に設定可能
カスタマイズ性有料プランで一部可能完全自由
収益化有料プランで一部可能完全自由

費用とプランまとめ

  • WordPress.comは、無料から利用可能ですが、高機能なサイトを作るには有料プランが必要で、費用が高くなる場合があります。
  • WordPress.orgは初期費用と運用コストが必要ですが、自由度が高く、長期的にはコストパフォーマンスが良い場合が多いです。

運営目的や予算に応じて、どちらが適しているかを判断しましょう。

よくある質問

WordPress.orgとWordPress.comについての疑問を解消するため、以下によくある質問とその回答をまとめました。

Q1. WordPress.orgとWordPress.comは同じもの?

WordPress.orgとWordPress.comは同じ「WordPress」という技術を基にしていますが、運用方法や特徴が大きく異なります。

  • WordPress.org: 完全に自由な運用が可能で、サーバーやドメインを自分で用意する必要があります。
  • WordPress.com: 手軽に利用できるホスティングサービスとして提供されており、サーバー管理などが不要です。

ポイント: 両者は「WordPress」というCMS(コンテンツ管理システム)を使っていますが、運用形態が異なるため、目的やスキルに応じて選択する必要があります。

Q2. WordPress.comからWordPress.orgに移行できる?

移行は可能ですが、データの移行作業が必要です。

以下は移行の一般的な手順です:

  1. WordPress.comのダッシュボードからエクスポート機能を利用して、サイトデータをバックアップ(XMLファイル形式)。
  2. WordPress.orgで運用する新しいサイトを構築(サーバーにWordPressをインストール)。
  3. WordPress.orgの管理画面でインポート機能を使い、データを新しいサイトに移行。
  4. 必要に応じてテーマやプラグインを再設定。

注意点: 有料プランで独自ドメインを使用している場合は、DNS設定の変更も必要です。

Q3. どちらが安い?

費用は運用期間や目的によって異なります。

  • 短期的には、WordPress.comの無料プランが最も安価です。
  • 長期的には、WordPress.orgの方がコストパフォーマンスが良い場合が多いです。
    • 例えば、WordPress.orgでは月額500~1000円程度で自由なカスタマイズが可能ですが、WordPress.comでは同じ自由度を得るために月額2500円以上のプランが必要です。

ポイント: 簡単に始めたい場合はWordPress.com、長期的な本格運用を目指す場合はWordPress.orgが適しています。

Q4. サイトを移動する方法は?

サイトを移動する際には、データのバックアップと移行ツールを利用します。

以下は一般的な流れです:

  1. バックアップの作成: 現在のサイトデータをXML形式で保存(データベースやメディアファイルも含む場合はFTPでダウンロード)。
  2. 移行先の準備: 新しいサーバーまたはWordPress.comでサイトを構築。
  3. データのインポート: WordPressのインポート機能を使い、バックアップデータを移行。
  4. DNS設定の変更: 独自ドメインを使用している場合は、新しいサーバーにドメインを紐付ける。

補足: 移行作業中はサイトが一時的に閲覧できなくなる可能性があるため、作業時間帯に注意が必要です。

以下の記事では、WordPressのバックアップについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

まとめ

本記事では、WordPress.orgとWordPress.comについて、違いやメリット・デメリット、費用、利用方法を詳しく解説しました。

  • 手軽に始めたい人や技術に不安がある人には、WordPress.comがおすすめ。無料プランで気軽にブログを始められますし、サーバーやセキュリティ管理の手間もかかりません。
  • 一方、本格的なWebサイト運営やカスタマイズ、収益化を目指す人には、WordPress.orgが最適です。初期費用や運営の手間はかかりますが、自由度が高く、自分だけのサイトを作れます。

どちらを選ぶにしても、それぞれの特性を理解したうえで、目的や予算に合った形で活用することが大切です。

これからWordPressでのサイト運営を始める方が、自分にぴったりの選択肢を見つけ、楽しいWebライフを送れることを願っています!

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