WordPressパスワード変更・リセット 完全ガイド!初心者向けにわかりやすく徹底解説!

WordPressパスワード変更・リセット

「最近パスワードを忘れてしまってログインできない……」
「管理画面にアクセスできるけど、どこで変更すればいいの?」
「強力なパスワードにしたいけど、どうやって作れば安全なの?」
「複数サイトで同じパスワードを使い回していて不安……」

こんな悩みを抱えるWordPressユーザーは少なくありません。

あなたも、

  • 昔設定したパスワードが分からずに途方に暮れた
  • セキュリティ強化の必要性は感じつつも、手順が複雑そうで後回しにしている
  • 管理者として他ユーザーのパスワードもまとめてリセットしたい

という経験があるのではないでしょうか?

本記事では、初心者でも迷わず実践できるよう、

  1. なぜパスワードを更新すべきか
  2. 管理画面からの簡単変更
  3. ログインできないときのリセット方法
  4. 上級者向けサーバー・DB操作
  5. トラブル対処法
  6. 強固なパスワードの作り方

をステップごとに丁寧に解説します。

これを読めば、WordPressのパスワード管理はもう怖くありません!🔒

目次

パスワード更新が必要になるケース

WordPressサイトの安全性を保つためや、万が一ログイン情報を失ったときに備えて、パスワードの更新(変更・リセット)が必要になるケースを見ていきましょう。

パスワードを忘れてしまった

管理画面にログインしようとしても「パスワードがわからない!」という経験はありませんか?

  • リセットリンクの利用:ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」から再発行メールを送信
  • メールが届かない場合:受信ボックスだけでなく迷惑メールフォルダもチェック
  • ユーザー名も分からないとき:データベース操作やホスティング画面から確認・リセット

💡 ポイント
再発行メールが届かない場合は、メールアドレスのスペルミスやサーバーの送信設定を見直しましょう。

セキュリティ強化のために見直したい

パスワードは定期的に更新することで、外部からの不正アクセスを防止できます。

  • 強固なパスワードの条件
スクロールできます
条件説明
最低8文字以上短すぎるパスワードは総当たり攻撃に弱い
英大文字・英小文字・数字・記号複雑さを増す
他サービスと重複させない流出の影響を最小限に
  • 自動生成ツールの活用:WordPressの「パスワード生成」を使う
  • 二段階認証の導入:パスワードだけに頼らない

🔒 セキュリティ強化チェックリスト

  1. パスワード強度が「強い」と表示されるか
  2. 他サイトと同じパスワードを使っていないか
  3. 定期的に変更する仕組みがあるか

管理者として他のユーザーをリセットする場合

管理者権限を持つユーザーは、他のユーザーのパスワードをリセットできます。

  1. ユーザー一覧画面へ移動
  2. 対象ユーザーの「編集」リンクをクリック
  3. プロフィール画面下部の「新しいパスワードを設定」欄で入力
  4. 「プロフィールを更新」を押して完了

👥 注意点

  • ユーザーには新パスワードを安全に伝える
  • セキュリティ上、メール送信機能を使う場合はSSLが有効か確認

管理画面から手軽に変更する方法

WordPressの管理画面にアクセスできる場合は、数クリックでパスワードを更新できます。

以下の手順で進めましょう。

プロフィール画面で新しいパスワードを設定

  1. ダッシュボードにログイン
    ログイン画面でIDと旧パスワードを入力して、管理画面へ移動します。🔑
  2. 「ユーザー」>「プロフィール」を開く
    左サイドバーのメニューから「ユーザー」を選び、「あなたのプロフィール」をクリック。
  3. 「新しいパスワードを設定」の欄までスクロール
    ページ下部にある「アカウント管理」セクション内のパスワード欄を探します。
  4. 「パスワード生成」ボタンを押す
    自動的に強力なパスワードが表示されるので、そのまま使うか、自分で入力します。
  5. 自分で入力する場合
    パスワード欄に任意の文字列を入力。入力後、下の「パスワードの再確認」欄にも同じものを入れましょう。
  6. 「プロフィールを更新」ボタンをクリック
    画面下部の「プロフィールを更新」を押して、変更を確定します。✅

🎉 これで、管理画面から簡単にパスワードの変更が完了です!

強度チェックのポイント

新しいパスワードを設定するときは、以下のポイントを確認して「強い」と表示されるように調整しましょう。

スクロールできます
ポイント理由
8文字以上長いほど総当たり攻撃に耐えやすい
英大文字・英小文字大文字と小文字の混在で解読が難しくなる
数字・記号の併用文字種を増やすことで推測されにくくなる
個人情報を含まない誕生日や名前などは攻撃者にとって狙われやすい
他サービスと使い回さないもし流出しても、被害を最小限にできる

🔍 チェック方法
パスワード入力時の強度メーターが「強い」を指し示していればOK!

ログインできない時のリセット手順

WordPressの管理画面にアクセスできない場合は、パスワードリセット機能を使って再取得します。

以下の2つの方法を順に試しましょう。

登録メールアドレスでパスワード再発行

  1. ログイン画面を開く
    ブラウザで https://あなたのサイトURL/wp-login.php にアクセスします。
  2. 「パスワードをお忘れですか?」をクリック
    ログインフォーム下部のリンクを選択。
  3. 登録済みのメールアドレスを入力
    受信可能なメールアドレスを入力し、「新しいパスワードを取得」を押します。
  4. 届いたメールのリンクをクリック 📧
    件名例:「[サイト名] パスワード再設定」
    メール本文中のリセットURLを開き、新しいパスワードを設定します。
  5. 新パスワードでログイン 🔑
    リンク先画面で新しいパスワードを入力し、「パスワードをリセット」完了後、通常のログイン画面へ戻って再度ログインします。

⚠️ 注意

  • 迷惑メールフォルダも確認!
  • メールが遅れる場合は5~10分待機すると届くことがあります。
  • サーバーのメール送信設定に不備があると受信されないことも。

メールアドレス/ユーザー名がわからない場合の対処

登録情報が不明なときは、サーバー側から直接確認・変更を行います。

以下の方法を参考にしてください。

スクロールできます
方法概要
ホスティング管理画面Softaculous や cPanel の WordPress 管理機能でユーザー情報を確認・リセット
phpMyAdminデータベースの wp_users テーブルを開き、user_emailuser_login を確認・変更
WP-CLISSH接続後、一行コマンドでメールアドレスやパスワードを更新

ホスティング管理画面から

  1. サーバーのコントロールパネルにログイン
  2. 「WordPress 管理」や「Softaculous」メニューを選択
  3. 対象サイトのユーザー一覧から編集画面へ
  4. メールアドレスを修正、または新しいパスワードを設定

phpMyAdmin を使って

  1. phpMyAdmin にログイン
  2. 左カラムで該当のデータベースを選択
  3. wp_users テーブルを開き、該当レコードの編集ボタンをクリック
  4. user_email または user_login を書き換え、user_pass はMD5関数でハッシュ化した新パスワードを入力
  5. 「実行」をクリックして反映

WP-CLI による一行更新

wp user update <ユーザーID> --user_pass=<新パスワード>
wp user update <ユーザーID> --user_email=<新メールアドレス>

💡 ワンポイント

  • データベース操作はバックアップ取得後に行うと安心です
  • コマンド実行にはSSHアクセス権限が必要

上級者向け:サーバー・DB操作による更新

管理画面にアクセスできない、あるいは大量サイトを一括で処理したい場合に便利な方法をまとめました。

いずれも自己責任で、操作前には必ずバックアップを取得してください。

WP-CLIで一行コマンドによる変更

  1. 前提条件
    • SSHでサーバーにアクセスできる
    • WP-CLIがインストール済み
  2. コマンド例
   # ユーザーIDが1のパスワードを「NewPass123!」に変更
   wp user update 1 --user_pass="NewPass123!"
  1. メリット・ポイント
    • 一度に大量のユーザーを自動化可能 🚀
    • スクリプトに組み込んで定期実行もOK

phpMyAdminで直接パスワードを書き換える

  1. phpMyAdminにログイン
  2. 該当WordPressデータベースを選択
  3. wp_usersテーブルを開き、編集画面へ
  4. user_passフィールドに新しいハッシュを入力
    • 関数:MD5
    • 値:平文パスワード(例:NewPass123!
  5. 「実行」をクリック🔄

⚠️ WordPress 5.5以降はMD5非推奨。可能ならWP-CLIやスクリプトを優先してください。

SQLクエリを直打ちしてリセット

-- IDが1のユーザーを「NewPass123!」にリセット
UPDATE wp_users
SET user_pass = MD5('NewPass123!')
WHERE ID = 1;
  • 手順:phpMyAdminのSQLタブ、またはMySQLクライアントから実行
  • ポイント:必ずテーブル接頭辞(wp_など)が環境に合っているか確認

FTP+緊急リセットスクリプトを活用する

  1. 緊急スクリプトをダウンロード
    WordPress公式リポジトリの emergency-password-reset.php 等を取得
  2. FTPでアップロード
    テーマディレクトリ直下(例:/wp-content/)に配置
  3. ブラウザで実行
    https://あなたのサイト/wp-content/emergency-password-reset.php
  4. 新しいパスワードを入力して送信
  5. 完了後、必ずスクリプトを削除🔒

🔥 注意:スクリプトを放置するとセキュリティリスクになるため、使用後は即削除を!

ホスティング管理画面(Softaculous/WP Toolkitなど)でのリセット

スクロールできます
ツール名操作の流れメリット
Softaculous1. コントロールパネル → WordPress管理 → ユーザー編集GUIで直感的 👍
WP Toolkit(cPanel)1. cPanel → WordPress管理 → セキュリティ → パスワード再設定サイトごとに設定画面が一元化
Plesk1. Pleskダッシュボード → WordPress → ユーザータブ → 編集ワンクリックで即リセット可能 ✔️
  • 手順:各ホスティングのマニュアルに従い、ユーザー編集画面で新パスワードを入力
  • ポイント:SSL・PHPバージョン等、サイト設定画面と同時にチェックできる

トラブルシューティングQ&A

WordPressパスワードの変更・リセット時によくある問題と、その解決策をまとめました。

順番に確認していきましょう。

新パスワードでログインできない

  • キャッシュの影響
    • ブラウザキャッシュやCookieが古い情報を保持している場合、正しいパスワードでも弾かれることがあります。
    • 対策:ブラウザのキャッシュとCookieをクリアし、再度ログイン画面を開き直しましょう。
  • Caps Lockや日本語入力
    • 大文字・小文字の区別や、入力モード(日本語/英数)が原因でミスマッチすることも。
    • 対策:入力前にCaps Lockオフと英数モードを確認し、目視で正確に入力してください。
  • マルチサイト環境
    • サブサイトごとに異なるパスワードを設定している場合、別サイトの情報を試している可能性があります。
    • 対策:該当サイトのログインURLを再確認し、正しいサイトで試しましょう。

🔄 リトライのコツ:一度ログイン画面を閉じ、シークレットモード(プライベートウィンドウ)で再挑戦すると問題が解決することがあります。

リセット用メールが届かない

  • 送信サーバーの設定不備
    • 共有ホスティングではメール機能が制限されている場合があります。
    • 対策:SMTPプラグイン(例:WP Mail SMTP)を導入して、外部メールサーバー経由で送信するよう設定しましょう。
  • 迷惑メールフォルダへの振り分け
    • 受信側のフィルターで自動振り分けされている可能性があります。
    • 対策:迷惑メールフォルダを確認し、ドメイン(例:yourdomain.com)をセーフリストに追加。
  • メールアドレスのタイプミス
    • 登録アドレスと異なるスペルやサブドメインミスが原因のことも。
    • 対策:phpMyAdminやWP-CLIでuser_emailを再確認し、正しいアドレスに更新してください。

データベース操作後にサイトが不安定になる

スクロールできます
原因解決策
テーブル接頭辞の誤入力wp_などのプレフィックスが異なる場合は正しく指定し直す
パスワードをMD5のみで変更最新版ではMD5非推奨。WP-CLIやスクリプトで再ハッシュ化
バックアップなしで実行不具合発生時に元に戻せない
  • 対策1:バックアップからのリストア
    • 操作前に取得したデータベース・ファイルのバックアップを復元。
  • 対策2:WP-CLIで再設定
    • bash wp user update <ユーザーID> --user_pass="正しいパスワード"
    • これでWordPress標準のハッシュ方式で上書きされます。
  • 対策3:プラグインの干渉チェック
    • セキュリティ系プラグインがDB変更を検知して不具合を起こす場合があります。一時的に無効化して動作確認を。

他ユーザーあての通知メールが配信されない

  • メール送信設定の共有制限
    • ホスティングのメール送信数上限に達している可能性があります。
    • 対策:送信数を確認し、必要に応じてホスティングプランを見直す。
  • プラグインのメール無効化オプション
    • 一部の管理系プラグインには「通知メールを停止する」機能があります。
    • 対策:該当プラグインの設定画面で「管理者・ユーザー通知」を有効化。
  • SMTP経由での確実送信
    • WordPress標準のwp_mail()だと失敗しやすいため、SMTPプラグイン設定をおすすめします。

📬 テスト送信
SMTPを設定後、プラグインのテストメール機能で正常に届くか確認しましょう。

強固なパスワードの作り方と管理術

パスワードはサイトの最初の防衛線。

ここでは「覚えやすく」「攻撃されにくい」パスワードの作り方と、管理のコツをお伝えします。

安全性の高いパスワードの条件

以下のポイントをすべて満たすことで、総当たり攻撃や辞書攻撃に耐えうるパスワードになります。

スクロールできます
条件理由
12文字以上文字数が増えるほど解読に必要な時間が増大
英大文字・英小文字を混在文字タイプが増えるほど推測が困難に
数字・記号を併用さらにパターンが複雑化する
意味のある単語を含めない辞書攻撃ターゲットから外れる
ランダム性の高い文字列規則性があると推測ツールに弱くなる

🔐
f7$L9q!Zt3#NpR

  • 長さ:14文字
  • 英大文字・英小文字・数字・記号をすべて含む
  • 覚えにくいが安全性◎

使い回しを避ける理由

同じパスワードを複数サイトで使うと、どこかが流出した瞬間、全サイトが危険にさらされます。

  • リスク拡大
    • 例:Aサイトで情報漏洩 → 同じID/PWでBサイトにも不正ログイン
  • 管理負荷軽減の誤解
    • 「覚えやすいけど、もし1ヶ所が破られたら全滅…」
  • 対策:サイトごとにまったく異なる文字列を設定しましょう。

💡 おすすめ
パスワードマネージャーを使うと、一度だけマスターパスワードを覚えておけば、各サイトで自動生成・自動入力が可能です。

二段階認証など追加対策の例

パスワードだけに頼らず、もう一つの要素を追加するとセキュリティが格段にアップします。

スクロールできます
対策特徴
二段階認証(2FA)SMS・認証アプリ・ハードウェアトークンでワンタイムコードを要求
CAPTCHA導入ボットによる自動ログインをブロック
ログイン試行制限失敗回数を超えると一定時間ロック
IP制限特定のIPアドレスのみアクセス許可
  • 認証アプリ推奨:Google Authenticator や Authy
  • ログイン通知:不審なアクセスがあったときにすぐ気づける
  • 定期的な見直し:プラグインやサーバー設定も最新バージョンへ更新

🚀 まとめ

  1. 強固なパスワードを設定
  2. 使い回し禁止&パスワード管理ツール活用
  3. 二段階認証など追加防御で最強セキュリティ

これらを組み合わせて、WordPressサイトをしっかり守りましょう!

まとめ

本ガイドでは、WordPressパスワードの変更・リセットに関するあらゆる方法を網羅しました。

  • 管理画面からワンクリックで更新
  • リセットメールを活用した再発行
  • WP-CLI/phpMyAdminによる上級者向け手法
  • 主要なトラブル対策Q&A
  • 安全性を高める強固なパスワード設計追加セキュリティ

これらを順序立てて実践すれば、うっかりログインできなくなる心配や、不正アクセスのリスクを大幅に減らせます。

ぜひこの記事を参考に、今すぐパスワードを見直し、安心・安全なサイト運営を続けてください!🚀

目次