「WordPressでサイトマップを作成したいけど、何から始めればいいの?」
「XMLサイトマップとHTMLサイトマップって何が違うの? 両方必要なの?」
「プラグインを使えば簡単って聞いたけど、どれを選べばいいかわからない……」
WordPressサイトを運営している方なら、一度はこんな疑問や悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか?
サイトマップは、SEO対策やユーザーの利便性向上に欠かせない重要な要素です。
しかし、その目的や作成方法、さらには適切なツールの選び方について、十分に理解できていないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、WordPressでサイトマップを作成するための方法を徹底的に解説します。
XMLサイトマップとHTMLサイトマップの違い、目的別のおすすめプラグイン、さらにGoogle Search Consoleへの登録方法まで、初心者でも迷わず実践できるよう丁寧にご紹介します。
これを読めば、あなたのWordPressサイトが検索エンジンにもユーザーにも優しいサイトになること間違いなしです!
サイトマップとは
サイトマップは、ウェブサイト内のすべてのページやコンテンツの構造を一覧にしたもので、主に検索エンジンやユーザーがサイトを効率的に理解するために使用されます。
サイトマップは、ウェブサイトの可視性を向上させる重要な役割を果たします。
以下の記事では、サイトマップについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

サイトマップの目的と役割
- 検索エンジン向けのインデックス促進
サイトマップは、GoogleやBingなどの検索エンジンに対してウェブサイトの全体像を伝えるために使用されます。これにより、新しいページや更新内容が迅速にインデックスされやすくなります。 - ユーザー体験の向上
HTML形式のサイトマップは、訪問者が特定のページや情報に簡単にアクセスできるように設計されています。 - ウェブサイトの構造を明示
サイトマップは、ウェブサイト内の階層構造や関連性を整理し、管理しやすくします。
サイトマップの種類
サイトマップには主に2つの種類があります。
それぞれの目的と機能が異なります。
XMLサイトマップ(検索エンジン向け)
XMLサイトマップは、検索エンジンに特化した形式で作成され、以下の特徴を持っています。
- 対象: 主にGoogle、Bingなどの検索エンジン。
- 形式: XML(Extensible Markup Language)で記述され、ウェブサイトのURL、更新日時、更新頻度、優先度などが含まれます。
- メリット: サイト内のページが効率的にインデックスされ、検索エンジンのクロールの際に見逃される可能性が低くなります。
HTMLサイトマップ(ユーザー向け)
HTMLサイトマップは、ウェブサイト訪問者が利用するためのページリストで、以下の特徴があります。
- 対象: サイトを訪問するユーザー。
- 形式: HTMLで記述され、一般的なナビゲーションツールとして使いやすい形で提供されます。
- メリット: 情報の見つけやすさを向上させ、訪問者がウェブサイト内を迷わずに移動できるようになります。
XMLサイトマップが必要な理由
- 効率的なインデックス
検索エンジンがウェブサイト全体をクロールするための指針となり、新しいコンテンツや重要なページがスムーズにインデックスされます。 - 大規模サイトの支援
ページ数が多いサイトや動的に生成されるコンテンツを持つサイトでは、XMLサイトマップが特に重要です。 - クロール頻度の向上
ページの更新情報や優先度を検索エンジンに通知し、クロール頻度を上げる助けになります。
HTMLサイトマップの必要性
- ユーザー利便性の向上
サイトの全体像を可視化することで、ユーザーが求める情報に迅速にアクセスできるようになります。 - アクセシビリティの向上
ウェブアクセシビリティの観点から、ナビゲーションが難しい場合でもHTMLサイトマップが補完的な役割を果たします。 - ユーザーエンゲージメントの向上
訪問者がページ間をスムーズに移動することで、滞在時間の増加や離脱率の低下が期待できます。
サイトマップの種類と違い
サイトマップには主にXMLサイトマップとHTMLサイトマップの2種類があります。
それぞれ目的や用途が異なり、ウェブサイトの管理や最適化において異なる役割を果たします。
以下でそれぞれの特徴や違いを詳しく解説します。
XMLサイトマップの特徴
- 検索エンジン向け
XMLサイトマップは、GoogleやBingなどの検索エンジンにウェブサイトの全体像を伝えるために使用されます。これにより、検索エンジンのクローラーが効率的にサイトをインデックスできます。 - 技術的な内容
XML形式で記述され、ウェブサイト内のURLに関する以下のような情報を含みます:- ページのURL
- 最終更新日(lastmod)
- 更新頻度(changefreq)
- 優先度(priority)
- 大規模サイトに有効
ページ数が多いウェブサイトや、動的に生成されるページを持つサイトでは特に有効です。たとえば、ECサイトやブログで新しい商品ページや記事が頻繁に追加される場合、これらを自動的に通知できます。 - 例
WordPressでは「XMLサイトマップ」を簡単に生成するためのプラグイン(例: Yoast SEO、All in One SEO)が一般的に使用されます。
HTMLサイトマップの特徴
- ユーザー向け
HTMLサイトマップは、訪問者がウェブサイトの構造を理解しやすくするためのものです。ユーザーが特定のページを簡単に見つけられるよう、サイト内のリンクを整理して一覧表示します。 - ビジュアル的な内容
見やすさや使いやすさを重視したデザインが特徴です。リスト形式やカテゴリーごとに整理されたリンク集として提供されます。 - ナビゲーションの補完
グローバルナビゲーションや検索機能だけでは探しにくいページへのアクセスを提供します。特にアクセシビリティの観点から有効です。 - 例
WordPressでは「HTMLサイトマップ」ページを作成し、手動または専用プラグイン(例: Simple Sitemap)を使用して生成することができます。
XMLサイトマップとHTMLサイトマップの違い
| 項目 | XMLサイトマップ | HTMLサイトマップ |
|---|---|---|
| 対象 | 検索エンジン | ウェブサイト訪問者 |
| 形式 | XML(機械的に読み取られる形式) | HTML(視覚的に見やすい形式) |
| 目的 | ページのインデックスとクロールを促進する | サイト内のページを訪問者に分かりやすく表示 |
| 構成内容 | URL、更新頻度、優先度、更新日時など | ページタイトル、カテゴリー別のリンクなど |
| 作成方法 | 自動生成(SEOプラグインなどを使用) | 手動作成またはプラグインによる自動生成 |
| 使用例 | サーチコンソールに送信、インデックスの最適化 | ユーザーのナビゲーション支援、利便性向上 |
サイトマップの種類と違いまとめ
- XMLサイトマップは検索エンジン向けで、クロール効率やインデックス促進のために欠かせません。
- HTMLサイトマップはユーザー向けで、サイト構造を分かりやすく表示し、訪問者の利便性を高めます。
- どちらもサイト運営において重要な役割を持つため、両方を適切に導入することが推奨されます。
WordPressでサイトマップを作成する方法
WordPressでは、標準機能やプラグインを活用して簡単にサイトマップを作成できます。
以下では、標準機能を使った方法やプラグインを活用した具体的な手順を詳しく解説します。
WordPress標準機能での作成方法
WordPress 5.5以降では、XMLサイトマップを生成する機能が標準で搭載されています。
この機能を利用することで、基本的なXMLサイトマップを自動的に生成できます。
- XMLサイトマップのURL
標準機能で生成されたサイトマップは、以下のURLで確認できます:https://example.com/wp-sitemap.xml - 特徴
- 投稿、固定ページ、カテゴリー、タグが含まれる。
- プラグインを使わずに簡単に設定できる。
- 注意点
カスタマイズ性が制限されており、特定のページやカテゴリーを除外する場合には、テーマやプラグインを追加で使用する必要があります。
プラグインを使用した作成方法
プラグインを使用することで、XMLサイトマップやHTMLサイトマップを簡単に作成・カスタマイズできます。
以下では、目的に応じたおすすめのプラグインを紹介します。
XMLサイトマップを作成できるプラグイン
- Google XML Sitemaps
- 概要: XMLサイトマップ作成専用のプラグイン。初心者でも簡単に設定できる。
- 特徴:
- ページや投稿の優先度を設定可能。
- サイトが更新されるたびに自動でサイトマップを再生成。
- サーチコンソールとの連携が容易。
- インストール方法:
- プラグイン検索で「Google XML Sitemaps」をインストール・有効化。
- 設定ページからオプションを調整。
- Yoast SEO
- 概要: 人気のSEOプラグインで、XMLサイトマップ機能も標準搭載。
- 特徴:
- 自動でサイトマップを生成。
- 特定の投稿やカテゴリーを除外する機能付き。
- 他のSEO機能と連携可能。
- インストール方法:
- プラグイン検索で「Yoast SEO」をインストール・有効化。
- 「SEO」メニューの「全般」→「機能」タブからサイトマップを有効化。
- All in One SEO Pack
- 概要: Yoast SEOに次いで人気のSEOプラグインで、XMLサイトマップ機能を提供。
- 特徴:
- 動的にサイトマップを生成。
- 動画やニュース専用のサイトマップ機能(有料版)も利用可能。
- インストール方法:
- プラグイン検索で「All in One SEO Pack」をインストール・有効化。
- 設定画面からサイトマップ機能を有効化。
HTMLサイトマップを作成できるプラグイン
- WP Sitemap Page
- 概要: HTMLサイトマップを簡単に作成できるプラグイン。
- 特徴:
- ショートコードでサイトマップを挿入。
- ページや投稿をリスト形式で表示。
- 使用方法:
- プラグインをインストール・有効化。
- 固定ページに
[wp_sitemap_page]ショートコードを挿入。
- PS Auto Sitemap
- 概要: シンプルなHTMLサイトマップを自動生成するプラグイン。
- 特徴:
- 投稿や固定ページを整理して表示。
- カスタマイズ可能なテンプレートを提供。
- 使用方法:
- プラグインをインストール・有効化。
- 固定ページを作成し、専用のショートコードを挿入。
- Simple Sitemap
- 概要: 見た目が美しいHTMLサイトマップを簡単に作成できるプラグイン。
- 特徴:
- カテゴリー別に整理したリストを表示。
- 高度なカスタマイズが可能。
- 使用方法:
- プラグインをインストール・有効化。
- 固定ページにショートコードを挿入。
サイトマップのカスタマイズ方法
特定の投稿や固定ページの除外
- Yoast SEOで除外する方法:
- 投稿編集画面で「Yoast SEO設定」を開く。
- 「検索結果に表示」の設定を「いいえ」に変更すると、サイトマップから除外されます。
- Google XML Sitemapsで除外する方法:
- プラグイン設定画面で、特定の投稿IDを入力して除外。
カテゴリー全体の除外
- Yoast SEOで除外する方法:
- 「SEO」→「検索の外観」→「タクソノミー」タブを開く。
- 特定のカテゴリーを「非表示」に設定。
- Google XML Sitemapsで除外する方法:
- 設定画面から特定のカテゴリーを選択して除外。
WordPressでサイトマップを作成する方法まとめ
- WordPress標準機能は簡単ですが、カスタマイズ性に限界があります。
- プラグインを使用することで、より柔軟なXMLサイトマップやHTMLサイトマップを作成できます。
- サイトの目的や構造に応じて最適なプラグインを選択し、必要に応じて投稿やカテゴリーを除外するカスタマイズを行うとよいでしょう。
Google Search Consoleへのサイトマップ登録方法
Google Search Consoleを利用すると、サイトマップを検索エンジンに効率的に伝えることができ、サイトのインデックス状況や問題点を把握できます。
以下では、Google Search Consoleの利用手順とサイトマップの登録方法を詳しく解説します。
なお、以下の2記事では、Google Search Console、WordPressへのSearch Console導入・設定方法について初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。


Google Search Consoleの利用手順
Google Search Consoleを使うには、まずアカウントを作成し、サイトの所有権を確認する必要があります。
アカウント作成
- Googleアカウントを準備
- 既にGoogleアカウントを持っている場合はそのアカウントでログインします。
- Googleアカウントを持っていない場合は、新しく作成します。
- Google Search Consoleにアクセス
- Google Search Console にアクセスします。
- 「今すぐ開始」をクリックして、サーチコンソールのダッシュボードに進みます。
サイトの所有権確認
Google Search Consoleでは、サイトの所有権を確認することで、Googleがそのサイトを管理できる権限を持つユーザーであることを証明します。
- プロパティの種類を選択
- Google Search Consoleのダッシュボードで「プロパティを追加」をクリックします。
- ドメインまたはURLプレフィックスのいずれかを選択します。
- ドメイン: サブドメインを含むすべてのURLを対象にします。
- URLプレフィックス: 特定のプロトコル(例:
https://)に限定されます。
- 所有権の確認方法
Googleが提供するいくつかの方法から選択できます:- HTMLファイルのアップロード
- Googleから提供されるHTMLファイルをダウンロードし、FTPなどを使ってサーバーのルートディレクトリにアップロードします。
- HTMLタグの挿入
- 提供されたメタタグをサイトの
<head>セクションに挿入します(WordPressではテーマの「ヘッダー」設定やSEOプラグインを利用すると便利です)。
- 提供されたメタタグをサイトの
- Google AnalyticsやGoogle Tag Managerを利用
- 既にGoogle AnalyticsやTag Managerを導入している場合、それを利用して確認できます。
- DNSレコードの追加
- ドメインのDNS設定にGoogleが指定するTXTレコードを追加します。
- HTMLファイルのアップロード
- 所有権を確認
- 設定が完了したら「確認」ボタンをクリックします。
- 正常に設定されていれば、所有権が確認されます。
サイトマップをGoogle Search Consoleに送信する方法
所有権が確認できたら、次はサイトマップをGoogle Search Consoleに送信します。
サイトマップURLの確認と送信
- サイトマップのURLを確認
- WordPress標準機能で作成した場合:
https://example.com/wp-sitemap.xml - プラグインで作成した場合(例: Yoast SEO):
https://example.com/sitemap_index.xml
- WordPress標準機能で作成した場合:
- Google Search Consoleでサイトマップを送信
- Google Search Consoleのダッシュボードで、左側メニューから「サイトマップ」をクリックします。
- 「新しいサイトマップの追加」に確認したサイトマップのURLを入力します。
- 例:
wp-sitemap.xmlまたはsitemap_index.xml
- 例:
- 「送信」ボタンをクリックします。
送信後の確認方法
- 送信のステータス確認
- サイトマップを送信後、ステータスが「成功」と表示されれば正しく送信されています。
- インデックスに問題がある場合は、「エラー」や「警告」が表示されます。
- サイトマップの処理状況を確認
- サイトマップの送信後、GoogleがそのURLをクロールし始めるまでに数時間から数日かかることがあります。
- Google Search Consoleの「カバレッジ」レポートで、どのページがインデックスされているかを確認します。
- エラーが発生した場合の対応
- サイトマップのURLが間違っていないか確認します。
- 除外されたページやインデックスの問題がある場合は、その詳細を確認し修正します。
Google Search Consoleへのサイトマップ登録方法まとめ
Google Search Consoleにサイトマップを登録することで、Googleに効率的にサイトの情報を伝えることができます。
- アカウント作成と所有権確認は、Google Search Console利用の第一歩です。
- サイトマップを送信後、定期的にGoogle Search Consoleを確認し、インデックスの状況やエラーをチェックすることで、検索エンジン最適化に役立てましょう。
よくあるトラブルと対処法
WordPressでサイトマップを作成・運用する際には、いくつかのトラブルが発生する可能性があります。
以下では、特に多い問題とその解決策について詳しく解説します。
サイトマップの登録エラー
Google Search Consoleでサイトマップを送信する際に、登録エラーが発生することがあります。
これにはいくつかの原因と対応方法があります。
主な原因と解決策
- サイトマップのURLが正しくない
- 原因: サイトマップのURLにタイプミスがある、またはプラグインの設定ミスで正しいURLが生成されていない。
- 解決策:
- WordPressの標準機能の場合は、
https://example.com/wp-sitemap.xmlを確認します。 - プラグインを使用している場合は、プラグインの設定画面でサイトマップURLを確認し、コピーして正確に貼り付けます。
- WordPressの標準機能の場合は、
- サイトマップが大きすぎる
- 原因: ページ数が多すぎて1つのサイトマップファイルが大きくなりすぎる(50,000 URL以上または50MB以上)。
- 解決策:
- サイトマップを分割する設定が可能なプラグイン(例: Yoast SEO、All in One SEO Pack)を利用して、複数のファイルに分けます。
- XMLの構文エラー
- 原因: プラグインやテーマの不具合、またはカスタマイズによってサイトマップファイルが壊れている。
- 解決策:
- サイトマップのXMLファイルをブラウザで直接開き、エラーの箇所を確認します。
- プラグインやテーマを更新し、再生成を試みます。
サイトマップURLが404エラーになる原因
サイトマップURLをブラウザで確認した際、404エラーになる場合があります。
この問題の主な原因と対策を以下に挙げます。
主な原因と解決策
- パーマリンク設定が正しくない
- 原因: WordPressのパーマリンク設定が正しく適用されていない。
- 解決策:
- WordPress管理画面で「設定 > パーマリンク」にアクセスします。
- 設定を再保存(変更がない場合でも再保存)します。
- プラグインの競合
- 原因: 複数のプラグインがサイトマップ機能を提供している場合、競合が発生することがある。
- 解決策:
- サイトマップを生成するプラグインを1つに限定します(例: Yoast SEOを使用している場合、他のサイトマップ生成プラグインを無効化する)。
- 競合が解消されない場合、すべてのプラグインを一時的に無効化し、1つずつ有効化して問題を特定します。
- キャッシュやCDNの影響
- 原因: サーバーキャッシュやCDNが最新のサイトマップURLを正しく提供していない。
- 解決策:
- キャッシュをクリアします(WordPressのキャッシュプラグインやサーバーのキャッシュ設定を確認)。
- CDNを使用している場合は、CDNのキャッシュをクリアします。
- .htaccessファイルの問題
- 原因: サイトマップURLへのリクエストが適切に処理されていない。
- 解決策:
.htaccessファイルを確認し、WordPressのデフォルト設定が適用されているか確認します。必要に応じて再生成します。
Google Search Consoleでインデックスされない場合の対応
Google Search Consoleにサイトマップを送信しても、ページがインデックスされない場合があります。
以下はこの問題への対処法です。
主な原因と解決策
- クロールエラーが発生している
- 原因: サイトマップ内のURLがアクセス不可能、またはクロール制限されている。
- 解決策:
- Google Search Consoleの「カバレッジ」レポートでエラーや除外されたURLを確認します。
- robots.txtファイルを確認し、
Disallowでブロックされているページがないかチェックします。
- noindexタグが設定されている
- 原因: サイトや特定のページに
noindexタグが設定されているため、インデックス対象外になっている。 - 解決策:
- WordPressの投稿・固定ページ編集画面で、SEOプラグイン(例: Yoast SEO)を使用してインデックス設定を確認し、
indexに設定します。
- WordPressの投稿・固定ページ編集画面で、SEOプラグイン(例: Yoast SEO)を使用してインデックス設定を確認し、
- 原因: サイトや特定のページに
- サイトマップが古いまたは正しく更新されていない
- 原因: サイトマップが新しいコンテンツを反映していない。
- 解決策:
- プラグインを使用してサイトマップを手動で再生成します。
- キャッシュやCDNの影響を除去するために再確認します。
- Googleのクロール頻度が低い
- 原因: 新しいサイトや低トラフィックサイトの場合、Googleのクロール頻度が低い。
- 解決策:
- Google Search Consoleの「URL検査」ツールで個別にインデックスをリクエストします。
- 高品質なコンテンツを作成し、外部リンクを増やしてクロール頻度を高めます。
よくあるトラブルと対処法まとめ
WordPressでサイトマップを正しく運用するためには、トラブル発生時の迅速な対応が重要です。
- サイトマップの登録エラーや404エラーの原因を特定し、適切に修正することで問題を解決できます。
- Google Search Consoleでのインデックス状況を定期的に確認し、必要に応じてクロールやインデックス設定を調整しましょう。
その他のインデックス促進方法
WordPressサイトをGoogleに効率的にインデックスしてもらうためには、サイトマップの送信以外にもいくつかの方法を活用できます。
ここでは、Google Search Consoleのツールを活用する方法や、内部リンクの最適化、コンテンツの更新頻度を上げるなど、インデックス促進の具体的な手法について解説します。
Google Search ConsoleのURL検査ツールの活用
URL検査ツールとは?
Google Search Consoleの「URL検査ツール」は、特定のURLがGoogleに正しくインデックスされているかを確認し、インデックスをリクエストするためのツールです。
このツールを使うことで、サイトマップに載せたURLが迅速にクロール・インデックスされるよう促進できます。
利用手順
- Google Search Consoleにログイン
- サイトがGoogle Search Consoleに登録され、所有権が確認されている必要があります。
- URLを検査
- Search Consoleの上部にある検索バーに、インデックスさせたいページのURLを入力します。
- 検索結果に「URLがGoogleに登録されていません」と表示された場合、インデックスのリクエストが必要です。
- インデックス登録をリクエスト
- 「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリックすると、Googleにクロールとインデックスを促します。
注意点
- このツールは、特に新規公開したページや重要な更新があったページに使用します。
- 多用しすぎると効果が薄れる場合があるため、重要なページに絞って使用してください。
内部リンクの強化
内部リンクの役割
内部リンクは、サイト内のページを相互につなぐリンクのことです。
Googleは内部リンクを通じて他のページを発見・クロールします。
そのため、適切に内部リンクを配置することは、インデックスを促進する重要な手法です。
内部リンク強化のポイント
- 重要なページにリンクを集める
- サイト内で特にインデックスさせたいページに多くの内部リンクを設置します。
- 例: トップページやカテゴリーページからのリンク。
- 関連性の高いリンクを配置
- コンテンツの文脈に沿ったリンクを設置することで、Googleにコンテンツの関連性を認識させます。
- パンくずリストの活用
- WordPressテーマやプラグイン(例: Yoast SEO)でパンくずリストを有効にし、サイト構造を明確化します。
- 孤立したページをなくす
- 内部リンクのないページ(オーファンページ)はインデックスされにくくなります。すべてのページが少なくとも1つ以上の内部リンクを持つようにします。
以下の記事では、パンくずリストについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

ツールの活用
- WordPressプラグイン
- Yoast SEO: コンテンツ間の内部リンクを提案してくれます。
- Link Whisper: 自動で内部リンクを生成するツール。
以下の記事では、内部SEO対策について初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

更新頻度を上げる
更新頻度がインデックスに与える影響
Googleは頻繁に更新されるサイトを「新鮮なコンテンツを提供している」と評価し、クロール頻度を高める傾向があります。
これにより、インデックスが促進されます。
具体的な更新方法
- 定期的に新しいコンテンツを公開
- 新しいブログ記事や固定ページを定期的に作成し、サイト全体をアクティブな状態に保ちます。
- 既存のコンテンツをリライトする
- 古い記事やページを定期的に見直し、情報を最新に更新します。これによりGoogleに「コンテンツが新しい」と認識させられます。
- ユーザーの行動に基づいて更新
- GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleを使用して人気のあるページを分析し、改善や追記を行います。
- サイト全体の動きを増やす
- 商品情報の更新(ECサイトの場合)やコメント機能を活性化させることで、サイトの動きを増やします。
注意点
- 質を落として頻度を上げるのは逆効果です。
- 更新頻度よりもコンテンツの質がSEOにおいて最も重要です。
その他のインデックス促進方法まとめ
インデックス促進には、Google Search ConsoleのURL検査ツールを適切に活用すること、内部リンクを強化してGoogleがクロールしやすい環境を整えること、さらにコンテンツの更新頻度を高めてサイトの新鮮さを維持することが重要です。
これらを継続的に実施することで、WordPressサイトのインデックス率が向上し、SEO全体の効果が高まります。
まとめ
サイトマップは、WordPressサイトを効率的に運営するうえで非常に重要な役割を果たします。
XMLサイトマップは検索エンジンへのインデックスを促進し、HTMLサイトマップはユーザーにとってのナビゲーションツールとして役立ちます。
それぞれの目的を理解し、適切なツールを活用することで、SEO効果の最大化と訪問者の満足度向上が期待できます。
また、記事でご紹介したプラグインを使えば、XMLサイトマップもHTMLサイトマップも簡単に作成可能です。
さらに、Google Search Consoleへの登録やサイトマップの運用方法を適切に実施することで、あなたのWordPressサイトがより多くのユーザーに発見されやすくなります。
サイト運営を成功させるために、ぜひ今日からサイトマップの作成と活用を始めてみてください。
継続的な改善を意識することで、検索エンジンにもユーザーにも愛されるサイトを目指しましょう!

