MENU
  1. ホーム
  2. WordPress
  3. WordPress高速化完全ガイド！ 初級編・中級編・上級編に分け徹底解説！

WordPress高速化完全ガイド！ 初級編・中級編・上級編に分け徹底解説！

広告
WordPress　高速化

「WordPressサイトが重すぎて訪問者がすぐ離脱してしまう……」
「プラグインを減らしたら表示が速くなるって聞いたけど、具体的に何をどうすればいいの？」
「コードの知識はほとんどないけど、本当に速度改善できるの？」
「サーバープランを変えるべきか、まずはテーマを見直すべきか悩んでいる……」

こんな悩みを抱えていませんか？

  • サイトの読み込みが遅いと感じるたびに、直帰率が上がっていないか不安
  • どの施策を優先すれば最も効果が高いのか、手探りで時間だけが過ぎている
  • 初心者向け情報と上級者向け情報が混在していて、何を信じて良いかわからない

本記事では、初心者でもすぐ実践できる基本施策から、コード周りのチューニング、さらにはサーバーやテーマ選定といったインフラ面の改善まで、初級編・中級編・上級編の3段階に分けて徹底解説します！

これを読めば、あなたのWordPressサイトは確実に“速さ”という武器を手に入れられます。

目次

なぜ高速化が欠かせないのか

Webサイトの読み込み速度は、ユーザーの満足度や成果に直結する重要な要素です。

読み込みが遅いとストレスを感じやすく、多くの問題を引き起こします。

本章では、「高速化がなぜ必要か」を4つの観点からていねいに解説します。

離脱率の抑制で訪問者をつなぎ留める

ページの読込時間が長いと、ユーザーは待ちきれずに離脱してしまいます。

  • 読み込み1秒未満：快適に閲覧😊
  • 3秒以上：約40％が離脱⚠️
  • 5秒以上：約60％が離脱⚠️⚠️
スクロールできます
読み込み時間直帰率（参考値）
1秒以内20％以下
3秒約40％
5秒約60％
10秒約90％

ユーザーを逃さないためにも、できるだけ速い表示を目指しましょう！

ユーザー体験の向上がコンバージョンを後押し

快適に閲覧できるサイトは、ユーザーの信頼感を高め、商品購入や問い合わせなどのコンバージョン率向上につながります。

  • スムーズな操作感：ページ遷移やフォーム入力がストレスフリーに
  • 操作中断の減少：途中でページが止まることなく、最後まで読み進めやすい
  • ブランドイメージの向上：高速で安定したサイトはプロフェッショナルな印象

✨ ポイント：購入ボタンや資料請求フォームがあるページほど、表示速度が成果に与える影響は大きくなります。

検索エンジンでの評価アップに貢献

検索エンジンはユーザー満足度を重視しており、ページ表示速度をランキング要素のひとつにしています。

  • Core Web Vitals：Largest Contentful Paint（LCP）などの指標がSEOに直結
  • モバイルファースト：モバイルでの読み込みが速いサイトを優先表示

🚀 ポイント：速いサイトは検索結果上位に表示されやすく、オーガニック流入を増やせます。

サーバー費用を低減（特に従量課金型ホスティング時）

データ転送量や処理時間が減ることで、ホスティングの料金が抑えられます。

特に従量課金制のレンタルサーバーやクラウドでは効果大です。

スクロールできます
項目最適化前最適化後削減率
月間データ転送量500 GB300 GB40％
PHP実行時間（合計）10,000 秒6,000 秒40％
月額ホスティング費用¥5,000¥3,000¥2,000

💡 目安：転送量やCPU時間を減らすだけで、月間1,000〜2,000円ほどのコストダウンが見込めます。

これら4つの理由から、WordPressサイトの高速化は成果向上とコスト削減の両面で大きなメリットがあります。

現状のパフォーマンスを把握する

まずは、サイトの現在の読み込み速度や問題点を可視化することがスタートラインです。

適切なツールを使って、数値として結果を把握しましょう。

PageSpeed Insightsでスコアを確認

Google公式の分析ツールで、モバイル・デスクトップ両方のパフォーマンス指標が手軽に確認できます。

  • 使い方
    1. サイトURLを入力
    2. 数十秒待つ
    3. 「パフォーマンス」「診断」「アクセシビリティ」などのタブで結果をチェック
  • 見どころ
    • LCP（Largest Contentful Paint）：最も大きなコンテンツの描画時間
    • FID（First Input Delay）：初回ユーザー操作までの遅延
    • CLS（Cumulative Layout Shift）：レイアウトのズレ具合

🚀 ポイント：スコアだけでなく、改善案（例：「画像を遅延読み込みしてください」）も提示されるので、次の施策が明確になります。

以下の記事では、PageSpeed Insightsについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

あわせて読みたい
PageSpeed Insightsとは　基礎知識や重要性、使い方、見方、メリットなど徹底解説！ 「自分のWebサイト、表示速度が遅い気がするけど、どうやって改善すればいいんだろう？」「検索順位が上がらないのは、もしかして表示速度が原因？」「PageSpeed Insigh…

LighthouseやGTmetrix、Dareboostの結果比較

複数ツールを組み合わせることで、より多角的な分析が可能です。

スクロールできます
ツール名メイン機能特徴
Lighthouseパフォーマンス、プログレッシブウェブアプリなどChrome DevTools内蔵。細かい技術指標が豊富🔍
GTmetrixPageSpeed・YSlowスコアリクエスト数や詳細なタイムラインを表示🗂
Dareboostパフォーマンス診断＋セキュリティチェックオンサイト改善提案＋ベンチマーク機能🔥

👍 おすすめの進め方

  1. まずPageSpeed Insightsで大枠を把握
  2. Lighthouseで詳細技術要件を確認
  3. GTmetrixでリクエストごとの処理時間を見る
  4. Dareboostでセキュリティやベストプラクティスもチェック
あわせて読みたい
Google製SEOツール『Lighthouse』完全ガイド！ 概要から活用法まで 「自分のサイト、ちゃんと評価できているのかな……？」「ページの読み込みが遅くて離脱率が高い原因がわからない！」「SEO対策って何から手を付ければいいの？」「開発知…

問題点（レンダリングブロック、画像サイズ過大など）を抽出

集めたデータから、具体的に手をつけるべき課題をリストアップします。

  • レンダリングブロック
    • HTML読み込み前にCSSやJSが優先され、表示が止まる🚧
  • 画像サイズが大きすぎる
    • 未圧縮・未リサイズのままアップロードしている
  • 未活用のブラウザキャッシュ
    • ヘッダー設定がなく、毎回全ファイルを再取得
  • サードパーティスクリプトの遅延
    • 広告タグや外部ウィジェットがレンダリングを妨げる

⭐ まとめ

  1. 各ツールの結果をノートにまとめる
  2. 「高影響×簡単対応」のものから優先度を付ける
  3. 次章で紹介する施策をひとつずつ実行し、再計測を繰り返す

これで「何を」「どこから」手をつけるべきかがクリアになります！

初級編：手軽に取り組める基本施策

まずは難易度が低く、すぐに効果を実感しやすい施策から始めましょう。

サイトの土台を整えることで、以降のチューニングがよりスムーズになります。

不要プラグインの整理

プラグインは便利ですが、使っていないものを放置すると起動時の負荷やセキュリティリスクが高まります。

  1. 管理画面＞プラグイン＞インストール済みに移動
  2. 使用中でないプラグインをリストアップ
  3. 各プラグインの役割を再確認し、不要なら「停止」→「削除」
  4. 削除後にサイト表示や機能に問題がないかチェック

🔧 ポイント：

  • 代替機能がテーマや他プラグインに含まれていないかも確認
  • 定期的（月1回程度）にプラグイン一覧を見直す

画像を適切なサイズ・形式に最適化

画像はページ重量の大半を占めがち。軽量化で大きくスコアアップが期待できます。

アップロード前に圧縮ツールを活用

  • TinyPNGやRIOTなどの無料ツールで、画質を保ったままファイルサイズを削減
  • アップロード前に一括圧縮しておくとワークフローが効率化

WebPやAVIFへの変換プラグイン導入

  • WebP：JPEGに比べて約25～35％軽量化
  • AVIF：さらに高圧縮だが対応ブラウザを要確認
スクロールできます
形式圧縮率目安ブラウザ対応
JPEG―全般
PNG―全般
WebP～35％削減Chrome, Firefox等
AVIF～50％削減最新ブラウザのみ

💡 おすすめプラグイン：

  • EWWW Image Optimizer
  • Converter for Media
あわせて読みたい
EWWW Image Optimizer 完全ガイド！初期設定、使い方、注意点など徹底解説！ ウェブサイトの表示速度が遅いと感じたことはありませんか？以下のような悩みを抱えている方も多いでしょう。 「画像をアップするとページが重くて、読み込みに時間がか…
あわせて読みたい
Converter for Media 完全ガイド！機能、使い方、他ツールとの比較・併用など徹底解説！ 「画像が重くてページの表示速度が遅い……どうにかしたい」「WebP と AVIF、どちらを選べばいいのかわからない」「プラグインを入れたら表示が崩れたり、削除で元に戻せ…

遅延読み込み（Lazy Load）の導入

画面に表示されていない画像は、ユーザーがスクロールするタイミングで読み込む設定です。

  • メリット：初回表示のリクエスト数削減で表示速度が高速化🚀
  • 導入方法：
    1. 「Native Lazyload」などの無料プラグインをインストール
    2. 設定画面で「画像の遅延読み込み」を有効化
    3. 動的に読み込まれる要素（ギャラリー等）も対象に設定

以下の記事では、Lazy Loadについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

あわせて読みたい
Lazy Loadとは　重要性やメリット・デメリット、実装方法、注意点など徹底解説！ 「サイトの読み込みが遅くて、ユーザーがすぐに離脱してしまう……」「画像をたくさん使いたいけど、ページの表示速度が気になる……」「Lazy Loadってよく聞くけど、どうや…

キャッシュ機能の有効化

一度読み込んだファイルをブラウザやサーバー側で保持し、再訪問時の読み込みを速くします。

WP Super CacheやWP Fastest Cacheの設定

  1. プラグインをインストール＆有効化
  2. キャッシュ方式（ファイルキャッシュ / 動的キャッシュ）を選択
  3. 「キャッシュ有効化」「GZIP圧縮」「ブラウザキャッシュ」をONに
  4. キャッシュクリアのタイミング（更新時・手動）を設定

CDNサービスとの連携

  • CDN（Content Delivery Network）を使うと、世界中のエッジサーバーから高速配信🌐
  • 無料プランもある「Cloudflare」などを導入し、DNSとAPIキーを連携するだけでOK
スクロールできます
項目WP Super CacheWP Fastest CacheCDN（例：Cloudflare）
キャッシュ方式静的ファイル生成静的 & 動的オリジンサーバー間転送
GZIP圧縮◎◎自動
ブラウザキャッシュ◎◎ー
CDN連携手動設定が必要手動設定が必要標準サポート

これらの基本施策を順に実施するだけで、体感速度が大幅に改善されます。

中級編：コード周りのチューニング

この章では、サイトの「見た目」ではなく、コードそのものを軽量化・最適化する方法を解説します。

中級者向けですが、プラグインやサーバー設定で比較的かんたんに実行できます。

HTML/CSS/JavaScriptの圧縮（ミニファイ）

コード中の不要なスペースや改行、コメントを削除してファイルサイズを削減します。

  • メリット：読み込みバイト数が減り、レンダリングが速くなる🎯
  • 実行手順：
    1. Autoptimize や WP Rocket などのプラグインをインストール
    2. 設定画面で「HTMLを圧縮」「CSSを最小化」「JSをミニファイ」をONに
    3. キャッシュクリア後、PageSpeed Insightsなどで変化を確認
  • 注意点：極端な圧縮だとスクリプトが動作しなくなる場合があるので、一項目ずつON/OFFして動作をチェックしましょう。
あわせて読みたい
Autoptimize完全ガイド！機能、使い方、よくある不具合と解決手順など徹底解説！ 「サイトが重い……なんとかしたいけど、何から手を付ければいいかわからない」──そんな悩みを持つサイト運営者は多いです。Autoptimizeはコード圧縮・結合・読み込みの最…
あわせて読みたい
WP Rocket完全ガイド！概要、長所・短所、初期設定、基本操作など徹底解説！ サイトの表示が遅いと感じたとき、あなたはこんなことで悩んでいませんか？ 「ページ表示を速くしたいけど、どこから手を付ければいいのかわからない……」「キャッシュプ…

JSを非同期・遅延で読み込む

JavaScriptはデフォルトで読み込み中にページ表示をブロックします。

async や defer 属性を活用しましょう。

  • async：スクリプトを並列ダウンロードし、取得後すぐ実行
  • defer：HTML解析後、他のリソース読み込み後に実行
  • 実装例：
  <script src="script.js" async></script>
  <script src="script.js" defer></script>
  • プラグイン活用：
    • Autoptimize の「JSを非同期化」オプション
    • Async JavaScript プラグイン
  • 🚀 ポイント：フォームやトラッキングタグなど、ユーザー操作に必須でないスクリプトはすべて defer に切り替えると効果大です。

GZIPやBrotliによる転送量削減

サーバー側で圧縮して送信することで、ネットワーク転送量を大幅カットします。

スクロールできます
圧縮方式圧縮率目安対応ブラウザ／サーバー設定場所
GZIP～70％削減ほぼ全ブラウザ・サーバー.htaccess / nginx.conf
Brotli～80％削減最新ブラウザ / nginx・Apache（モジュール）nginx.conf / Apache Module
  • 設定手順（Apache例）
    1. mod_deflate または mod_brotli モジュールを有効化
    2. .htaccess に圧縮ルールを記述
    3. サーバー再起動後、Chrome DevTools の「ネットワーク」タブで content-encoding を確認
  • 効果：初回アクセス時のダウンロード量が減り、体感速度がアップ👍

PHPバージョンを最新にアップデート

PHPの新しいバージョンほど、実行速度やメモリ効率が改善されています。

  • パフォーマンス向上率：
    • PHP 7.4 → 8.1：約20～30％高速化
    • 8.0 → 8.2：さらなる最適化
  • 更新手順：
    1. ホスティング管理画面にログイン
    2. PHP設定またはバージョン切替メニューへ移動
    3. 推奨バージョン（8.1以上）を選択し適用
    4. サイトの動作確認・プラグイン互換性チェック
  • 🔄 ロールバック準備：万が一のため、更新前にバックアップを取り、問題時には旧バージョンへ戻せるようにしておきましょう。

これら中級編の施策を実行することで、基礎環境がさらに整い、ユーザー体験の底上げとSEO評価の向上につながります！

上級編：ホスティングとアーキテクチャの見直し

ここでは、インフラやテーマ選定といった“サイトを動かす土台”をブラッシュアップし、さらなる高速化を目指します。

高速化特化型テーマの導入検討

一般的なテーマに比べ、不要な機能をそぎ落とし、コードを軽量化したテーマを選ぶことで、表示速度が大幅に改善します。

  • メリット
    • 余計なスクリプトやスタイルが少ないため、読み込みバイトが削減😊
    • テーマ設定画面にパフォーマンスオプションを備えているものも多い
  • 代表的なテーマ例
スクロールできます
テーマ特徴主な機能
SWELL日本語対応◎、高速かつ直感的ブロックエディタ最適化
GeneratePress細部までカスタマイズ可能、非常に軽量レイジーロード対応、最小限CSS
Astraビルダー連携に強く、高速プレセットデザイン＋最適化設定

✨ 選び方のコツ：

  1. デモサイトのLighthouseスコアをチェック
  2. モバイル・デスクトップ両方でTTFB（初回応答時間）が速いかを確認
  3. 子テーマでのカスタマイズ性も合わせて検討

以下の記事では、SWELLについて初心者向けに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

あわせて読みたい
大人気WordPressテーマ『SWELL』完全ガイド！主な機能、口コミ・評判など徹底解説！ WordPressのテーマ選びに頭を悩ませているあなたへ。 「SWELLって本当に初心者でも使いやすいの？」「デザインの自由度は他と比べてどれくらい高いの？」「表示速度やSE…

サーバープランのアップグレード／移転

サーバースペックや環境次第で、TTFBや同時アクセス時の安定性が大きく変わります。

スクロールできます
サーバー種別特徴向いているケース
共用サーバー安価だがリソース共有でピーク時は遅くなる小規模ブログ・試験運用
VPS/クラウドCPU・メモリ独占、スケールが自在中規模サイト、アクセス増加想定
マネージドWP運用サポート・キャッシュ最適化込み速さと運用手軽さを両立したい場合
専用サーバーフルリソース独占、フルカスタマイズ可能大規模メディア、ECサイト

🚀 ステップ

  1. 現行プランのCPU使用率／応答時間を計測
  2. NVMe SSD、PHP-FPM、HTTP/2/3対応の有無を確認
  3. 必要に応じてデータセンターの場所を国内orユーザーに近い海外に変更

オブジェクトキャッシュ（Redis/Memcached）の活用

データベースクエリの結果をメモリ上に保持し、再利用する仕組みです。

DBアクセスを減らし、ページ表示を高速化します。

  • Redis vs Memcached
スクロールできます
項目RedisMemcached
永続性スナップショット可なし
データ構造文字列・リスト・ハッシュ等多彩基本的にキーと値のペアのみ
スケーラビリティクラスター構成が可能シンプルだが水平スケールに工夫が必要
  • 導入手順
    1. サーバーにRedis/Memcachedをインストール
    2. redis.conf や memcached の基本設定（メモリ上限など）を調整
    3. WordPressプラグイン「Redis Object Cache」などを有効化
    4. キャッシュヒット率（ヒット数÷リクエスト数）をモニタリング

🔧 ポイント：ヒット率が80％以上を目指すと、DB負荷が劇的に軽減します。

バックエンドヘッダー設定（Cache-Control, ETag 等）

HTTPヘッダーでブラウザやプロキシにキャッシュ指示を出すと、再訪問時の不要なリクエストを抑制できます。

スクロールできます
ヘッダー設定例効果
Cache-Controlmax-age=31536000, public一度取得した資産を1年間再利用😊
ETag自動生成 or 手動設定ファイル更新有無を効率的に検証
ExpiresWed, 31 Dec 2037 23:55:55 GMT古いブラウザ向けの長期キャッシュ指示に対応
  • 設定方法例（Apache .htaccess）
  <IfModule mod_expires.c>
    ExpiresActive On
    ExpiresByType image/webp "access plus 1 month"
    ExpiresByType text/css "access plus 1 week"
  </IfModule>

  <IfModule mod_headers.c>
    Header set Cache-Control "public, max-age=31536000"
  </IfModule>
  • チェック：Chrome DevTools の「Network」タブで status が (from disk cache) もしくは (from memory cache) と表示されればOK👍

上級編を完了すると、サイトの土台とインフラが強化され、アクセス増加時にも安定した高速表示を維持できるようになります。

継続的なモニタリングと改善

高速化は一度施策を終えたら終わり…ではありません。

常にサイトの状態を監視し、小さな変化にも即時対応できる体制を整えましょう。

定期的なスコアチェックとログ分析

ユーザー体感速度やサーバー状況は日々変わるため、定期的に数値を取得して傾向を追いましょう。

✔︎ 進め方

  • 週次／月次スケジュールを設定
  • PageSpeed InsightsやLighthouseで主要ページのスコアを記録
  • サーバーログ（アクセスログ・エラーログ）を確認して、特定時間帯の負荷やエラー発生率を把握
スクロールできます
項目頻度目標値の目安備考
LCP月1回≤2.5秒モバイルとPCで比較
TTFB月1回≤200ms地域ごとに変動をチェック
エラー発生率週1回≤1％5xx系エラーが無いか要確認
リクエスト数月1回サイト規模に応じて増減トレンドを把握

🔍 ポイント：数値推移をグラフ化すると変化が一目でわかります📈

新規プラグインやテーマ適用時のリグレッションテスト

機能追加やデザイン変更は、思わぬパフォーマンス低下を招くことがあります。

✔︎ テスト手順

  1. ステージング環境を用意（本番と同等の条件）
  2. 変更前のベンチマークを取得（PageSpeedスコア、TTFBなど）
  3. 新プラグイン／テーマを適用
  4. 同じページで再度ベンチマークを取得
  5. 差分を比較し、許容範囲内か判断

✨ コツ：簡単なチェックリストを作成すると、誰がテストしても同じ品質を担保できます。

アラート設定と自動レポート化

問題が発生してから気づくのでは遅いので、しきい値を超えたら即通知、定期レポートで振り返りを行いましょう。

✔︎ 実装例

  • モニタリングツール：New Relic、UptimeRobot、Google Analyticsアラート
  • しきい値設定例
    • PageSpeedスコアが70点以下になったらメール通知📩
    • サーバーCPU使用率が80％超えたらSlack通知⚠️
    • 5xx系エラーが5件以上発生したらSMS通知📱
  • 自動レポート
    • 毎週/月曜に前週のパフォーマンス概要をPDFで配信
    • Slackやメールでチーム全体に共有
スクロールできます
アラート種別しきい値例通知先
PageSpeedスコア低下< 70 点メール
サーバーCPU高負荷> 80％Slack
エラー多発5件／1時間SMS

🚀 ポイント：通知とレポートを組み合わせることで、迅速な対応と長期的な改善の両立が可能になります！

まとめ

本ガイドでは、以下のステップでWordPress高速化をマスターしました🎯

スクロールできます
レベル主な施策例
初級編プラグイン整理・画像最適化・Lazy Load導入・キャッシュ設定
中級編HTML/CSS/JSのミニファイ・非同期読み込み・GZIP/Brotli圧縮・PHPバージョン更新
上級編高速化特化テーマ選定・サーバーアップグレード・Redis/Memcached導入・ヘッダー設定

今日からできること

  1. まずは初級編：プラグインと画像を見直し、体感速度を改善👍
  2. 中級編で底上げ：コード圧縮やサーバー圧縮でさらなる高速化🚀
  3. 上級編で安定高速：インフラ整備とキャッシュ戦略を確立🔧

これらを段階的に実践すれば、ユーザー満足度の向上・SEO評価アップ・サーバーコストの削減という三大メリットを同時に獲得できます。

あなたのサイトを“高速化の達人”に導く第一歩、今すぐ始めましょう！✨

WordPress

関連記事

目次