ゲーム用レンタルサーバー徹底解説|おすすめ比較・失敗しない選び方
「友だちとマイクラやARKをマルチプレイしたいけど、どのレンタルサーバーを選べばいいのかわからない……」
「VPSとか専用サーバーって聞くけど、結局どれがゲーム向きなの?」
「月いくらぐらい出せば、ラグのない快適なサーバー環境になるんだろう?」
「自宅PCで立てるのと、レンタルサーバーを借りるのって何が違うの?」
ゲームのマルチプレイを本気で楽しもうとした瞬間、こうした疑問が一気に押し寄せてきます。
しかも最近は、Xserver VPS for Game / Xserver GAMEs / ConoHa for GAME / ロリポップ!for Gamers など、ゲーム専用プランも乱立していて、「とりあえず有名どころで……」と選んでしまうと、あとから「思っていた使い方と違った」「スペック足りなかった」「料金が予想以上だった」と後悔することも少なくありません。
本記事では、
- ゲームサーバーの基礎(なぜサーバーが必要なのか)
- 自作サーバーとレンタルサーバー/VPSの違い
- ゲーム向けVPS・専用プランの比較と、向いているユーザー像
- 人気タイトル(Minecraft / ARK / Palworld など)のざっくり必要スペック
- 予算別・目的別のおすすめプランの考え方
- VPSでゲームサーバーを構築・運用する手順と、よくあるトラブルの対処法
といったポイントを、専門用語をかみ砕きながら、実際の運用イメージが湧くレベルまで掘り下げて解説します。
「技術的にそこまで自信はないけれど、自分たちのサーバーを持ってみたい」
「最初から完璧じゃなくていいから、失敗しにくい選び方を知りたい」
そんな方が、読み終わるころには 「この条件なら、このサービスのこのプランで始めてみよう」 と具体的に判断できるようになることを目指したガイドです。
ゲーム用サーバーの基礎知識
ゲームサーバーの役割と仕組み
オンラインのマルチプレイでは、ゲームサーバーが「みんなの共通の世界」を管理する役を担います。
- プレイヤーの位置や体力、アイテムなどの状態を記録・更新する
- 誰かが行動したら、その結果を他のプレイヤーに反映する
- 不正なデータ(チートなど)をある程度ふるい落とす
多くのゲームでは、クライアント(プレイヤー側)は操作や画面表示を担当し、
サーバー(ホスト側)が「正解のゲーム状態」を決める、という役割分担になっています。
簡単にいうと、
クライアント:
「ジャンプしたよ」「敵を攻撃したよ」と報告する人
サーバー:
「本当に当たったか」「ダメージはいくつか」を裁定する審判
というイメージです。
なぜマルチプレイにはサーバーが必要になるのか
ローカルのオフラインゲームなら、1台のPCやゲーム機だけで完結します。
しかし、マルチプレイでは複数のプレイヤーが同じ「時間」と「空間」を共有しなければなりません。
サーバーがないと、例えば次のような問題が起きます。
- Aさんの画面では敵が倒れているのに、Bさんの画面ではまだ生きている
- 回線の早い人だけが有利になる(自分の画面だけが正解になってしまう)
- データを改ざんした人が、簡単に無敵になれてしまう
そこで 「全員の基準になる1つの軸」を用意するためにサーバーが必要になります。
ゲームサーバーは、「世界線を一本化するための中心点」と考えると分かりやすいです。
サーバーを用意する3つの方法(自作・レンタル・クラウド)
ゲームサーバーを用意する方法は、大きく次の3パターンに分かれます。
- 自宅PCや自作マシンを使う(自前サーバー)
- レンタルサーバー・VPSを契約する
- クラウド(AWSやAzureなど)を使う
それぞれ、コスト・安定性・運用難易度のバランスが違います。
自宅PCや自作マシンで立てる場合
自分のPCや余っているマシンにサーバーソフトを入れて運用する方法です。
- メリット
- 月額料金がかからない(電気代のみ)
- 自由度が高く、何でも試せる
- デメリット
- 常時稼働させるために 24時間電源ON が前提
- 回線品質(アップロード速度・安定性)に強く依存する
- 停電・ルーターの不調などで簡単に落ちる
- セキュリティ対策も自分で行う必要がある
「とりあえず友達と試してみたい」「技術的な実験をしたい」には向きますが、
長期運用や大人数向けには負担が大きい方法です。
海外ホスティングサービスを利用する場合
海外に拠点を持つゲームホスティング業者を使うパターンです。
専門の「ゲームホスティング」サービスは海外に多く存在します。
- メリット
- 対応タイトルが豊富なサービスが多い
- 海外プレイヤーと遊ぶ場合、距離的に有利な場合もある
- デメリット
- 日本からだと回線の遅延(Ping)が大きくなりがち
- 英語サポートのみのことが多く、トラブル対応が不安
- 日本円での支払いが分かりにくい、為替レートの影響を受けることも
「海外のフレンドと遊ぶ」「英語に慣れている」なら選択肢になりますが、
国内の友達と低遅延で遊びたいだけなら、ややオーバーキルになりがちです。
国内のレンタルサーバー・VPSを使う場合
日本国内のデータセンターにあるサーバーを借りる方法です。
ゲーム専用プランを出している会社も増えています。
- メリット
- 日本からの接続は遅延が少なく、ラグが出にくい
- 日本語サポートが受けられる
- 停電対策・回線冗長化など、インフラ面は事業者が面倒を見てくれる
- デメリット
- 月額費用は必ず発生する(無料ではない)
- プラン選びや初期設定には、ある程度の知識が必要
「友達とストレスなくマルチプレイしたい」「長くサーバーを運用したい」なら、まず検討すべき王道の選択と言えます。
レンタルサーバーの主な種類
ゲーム用サーバーとして話題になるレンタルサーバーは、主に次の3種類です。
- 共用サーバー
- VPS(仮想専用サーバー)
- 専用サーバー
共用サーバーの特徴
共用サーバーは、1台の物理サーバーを多数のユーザーでシェアするタイプです。
元々はブログや企業サイトの公開に使われることが多く、ゲーム用途にはあまり向きません。
- 利点
- 料金が安い
- 初期設定が簡単で、管理画面もやさしい
- 弱点
- 他のユーザーの負荷の影響を受けやすい
- 常駐アプリやゲームサーバーのインストールを禁止していることが多い
「WordPress用に借りた共用サーバーで、ついでにゲームサーバーも」は、
利用規約違反になる可能性が高いので要注意です。
VPS(仮想専用サーバー)の特徴
VPSは、1台の物理サーバーを仮想的に区切り、ユーザーごとに独立した環境を提供するサービスです。
- 利点
- ルート権限(管理者権限)を持てるので、自由にソフトを入れられる
- 他ユーザーの影響を受けにくく、ゲームサーバーに適している
- 専用サーバーより安価
- 弱点
- OSの操作やセキュリティ設定など、ある程度の知識が必要
- メモリやCPUの上限はプランに依存する
「ゲームレンタルサーバー」として紹介されるものの多くは、このVPSタイプです。
マイクラやARK、Palworldなど、多くのマルチプレイゲームで実績があります。
専用サーバーの特徴
専用サーバーは、1人(1契約者)が1台の物理サーバーを丸ごと占有するタイプです。
- 利点
- CPU・メモリ・ストレージなどをフルに使える
- 大規模なマルチプレイや複数ゲームの同時運用にも対応しやすい
- 弱点
- 料金が高い(数千円〜数万円/月クラスになりやすい)
- サーバー運用スキルもそれなりに求められる
「大規模コミュニティ向けに常時200人規模で遊ぶ」といった場合は候補になりますが、
一般的な友人同士のマルチプレイなら、まずはVPSで十分です。
レンタルサーバーとホスティングサービスの違いを整理する
言葉の使われ方がややこしいのですが、
- 「レンタルサーバー」
- 国内では、VPSも専用サーバーも含めた総称として使われることが多い
- 「ホスティングサービス」
- サーバーやアプリケーションを「代わりに預かって動かしますよ」というサービス全般
というイメージで捉えるとスッキリします。
ゲームの文脈では、
- 具体的なサーバー環境を貸し出す:
→ VPS・専用サーバーなどの「レンタルサーバー」 - 「マイクラ用サーバー」「ARK専用プラン」のように、ゲームインストール済みでほぼワンクリック:
→ ゲーム特化型の「ホスティングサービス」
と使い分けられることが多いです。
VPSがゲーム用途に向いている理由
VPS(仮想専用サーバー)の基本
VPS(Virtual Private Server)は、1台の物理サーバーを仮想的に分割し、
「自分専用サーバーに近い環境」を月額料金で借りられるサービスです。
ざっくりいうと、
- 1台の高性能マシンを複数ユーザーでシェア
- ただし、ユーザーごとにOSや設定は独立
- 管理者権限(root)を持てるので、自由にソフトを入れられる
という仕組みです。
ゲームのレンタルサーバーとしてVPSがよく選ばれるのは、
- マイクラやARKなど多くのゲームサーバーが Linux+VPS を前提に情報が出回っている
- 共用サーバーのような制限が少なく、専用サーバーほど高額でもない
という、「自由度」と「価格」のバランスがちょうどいいポジションにいるからです。
共用サーバーとの違いと、ゲーム利用に向かない理由
共用サーバーは、「1つのOS環境を多数のユーザーで共有する」サービスです。
WordPressなどのサイト運営には便利ですが、ゲーム用途には次のような問題があります。
- サーバー側で常駐プログラムを動かすこと自体が禁止されていることが多い
- たとえ動かせても、他ユーザーの負荷次第で突然重くなる
- ポート開放やファイアウォールなど、ゲーム用の細かな設定ができない
簡単な比較イメージはこんな感じです(概念図):
| 項目 | 共用サーバー | VPS |
|---|---|---|
| サーバーの自由度 | 低い(制限が多い) | 高い(root権限で何でも入れられる) |
| 常駐プロセス | 基本NGまたは強い制限 | OK |
| 他ユーザーの影響 | 大きい | 比較的小さい |
| ゲームサーバー向きか? | 基本的に不向き | 向いている |
ゲームレンタルサーバーを探すときに、
「とりあえず一番安い共用プランで動かせないか?」と考えがちですが、
・規約違反になる
・まともに動かない
というケースが多いので、最初からVPSを前提に考えた方が安全です。
専用サーバーとの違いと、VPSがコスパで優位な点
専用サーバーは、1台の物理マシンを丸ごと借りるサービスです。
リソースを独占できるため、性能面では最強クラスですが、ゲーム用途ではオーバースペックになりがちです。
- 専用サーバーの特徴
- CPU・メモリ・ストレージをすべて自分だけで使える
- 物理マシン単位なので、超大規模サーバーも構築可能
- その分、月額料金は高め(数千〜数万円/月になりやすい)
- VPSの位置づけ
- 物理マシンを仮想的に分けて料金を下げたサービス
- 1〜20人前後のマルチプレイなら十分な性能が得られる
- ライト〜中級者向けの「現実的な落としどころ」
個人や小規模コミュニティが遊ぶ前提なら、
- 大人数でイベントサーバーを開く
- 同時に複数ゲームを本格的に回す
といった特殊な使い方をしない限り、VPSの方が圧倒的にコスパが良いケースがほとんどです。
他ユーザーの影響を受けにくい・ルール変更がしやすい利点
ゲームサーバーで一番困るのは、「自分のせいじゃないラグ」です。
共用サーバーだと、同じサーバー上の誰かが重い処理をすると、自分のゲームも巻き込まれてしまいます。
VPSでは、
- 自分の契約分のCPU・メモリは「枠」として確保される
- 同じ物理マシンの他ユーザーの負荷の影響は、ある程度抑えられる
- root権限があるので、不要なサービスを停止してゲームにリソースを集中できる
といった理由から、安定したフレームレートと通信を維持しやすいのが大きなメリットです。
さらに、ゲームサーバーでは
- MODを入れる
- PvE/PvPのルールを変える
- 一部アイテムのドロップ率をいじる
といった「ルール変更」が頻繁に行われます。
VPSなら、
- 設定ファイルに自由にアクセスできる
- コンフィグを書き換えて、すぐに再起動して反映できる
- バックアップを取っておけば、いつでも元に戻せる
といった柔軟性があるため、「自分たちだけのサーバー文化」を作りやすいのも魅力です。
オンラインマルチプレイ環境でVPSが選ばれるシーン
フレンドだけのクローズドなサーバーで遊べる
パブリックな公式サーバーだと、
- 荒らしやマナーの悪いプレイヤーが入ってくる
- 自分たちのペースで遊びにくい
- アップデートのタイミングを自分で決められない
といった悩みがつきものです。
VPSで自前のゲームサーバーを立てれば、
- 招待したメンバーだけで遊べる
- ルール変更やMOD導入も自由
- 不正プレイヤーをBANできる
といった「身内だけの落ち着いた遊び場」を作れます。
Discordなどのコミュニティと組み合わせれば、小規模な常設サーバー運営も十分現実的です。
24時間つけっぱなしで運用しやすい
自宅PCでサーバーを立てる場合、
- 電気代や騒音の問題で、寝るときはPCを消したくなる
- Windowsアップデートなどで勝手に再起動する
- ルーターの不調や停電で、気づかないうちにサーバーが落ちている
といった不安が常につきまといます。
VPSなら、
- データセンターの設備で常時稼働する前提で設計されている
- 回線も冗長化されていて、家庭用回線より安定
- サーバーを落とさずに再接続できる
といったメリットがあり、「いつログインしてもワールドがそこにある」状態を維持しやすいです。
このように、ゲームのレンタルサーバーを考えるとき、
VPSは 「共用サーバーより自由で、専用サーバーより手頃」 という立ち位置にあります。
- 身内サーバーを作りたい
- マイクラやARKを長く遊びたい
- ルール改造やMODも楽しみたい
こうしたニーズが1つでも当てはまるなら、ゲーム用途ではVPSを前提にサービスを比較するのが基本戦略になります。
自作サーバーとレンタルサーバーの比較
自前でゲームサーバーを構築する流れ
まず、「今あるPCでマイクラやARKのサーバーを立ててみよう」というパターンです。
ここでは、ざっくりと全体像だけ押さえておきます。
自作ゲームサーバーのメリット
自前サーバーには、レンタルにはない良さもあります。
- 月額料金がかからない
追加コストは主に電気代と回線費だけ。VPS料金を毎月払う必要はありません。 - 自由度が非常に高い
OSやツール、バックアップ方法など、構成をすべて自分好みにできます。 - 技術的な経験値がたまる
Linuxやネットワークの知識を、実戦で学ぶことができます。
将来インフラ系の仕事をしたい人には、大きな学びになります。
「お金よりも、勉強・検証が目的」という人にはかなり向いています。
自作サーバーの作り方のざっくりした手順
細かいコマンドはゲームやOSによって変わるため、ここでは流れだけ整理します。
- マシンを用意する
24時間稼働させても問題ないPCを1台用意(古いノートPCは熱・寿命的に厳しいことも)。 - 回線とルーターを確認する
上り速度・安定性、固定IPの有無、IPv4/IPv6環境などをチェック。 - OSをインストールする
多くのゲームサーバーは Linux(Ubuntu系など)での情報が豊富です。 - ゲームサーバーソフトを導入する
公式ドキュメントや有志の手順を見ながら、必要なパッケージと一緒にセットアップ。 - ポート開放とファイアウォール設定
ルーター側・OS側の両方で、必要なポートだけを開ける。 - 起動スクリプト・自動起動の設定
再起動後も自動でゲームサーバーが立ち上がるように仕込む。 - 監視・バックアップを整える
ログ監視やワールドデータのバックアップをスクリプト化しておくと安心です。
実際にやってみると、「サーバーを動かす=OSとネットワークの勉強」でもあると分かります。
自作する際に押さえておきたい注意点
一方で、個人宅で24時間サーバーを回すのは、想像以上にハードルがあります。
- 回線品質の問題
上り回線が細いと、人数が増えた瞬間にラグがひどくなります。 - ISPの利用規約
プロバイダによっては、サーバー公開を禁止・制限している場合もあります。 - セキュリティリスク
ポートを開けるということは、インターネットから攻撃を受ける入口を作るということ。
OS更新・ファイアウォール・SSH設定など、基本的な防御は必須です。 - 電気代・騒音・熱
小型PCでも、24時間365日動かすとそれなりの電気代になります。
夏場の発熱やファンの音も無視できません。 - 安定性の低さ
停電・ルーターのフリーズ・Windowsアップデートなど、
「自分がいない間にサーバーが落ちていた」というトラブルは日常茶飯事です。
「動けばラッキー」で済ませる環境なら良いですが、
フレンドを招待して安定運用したいなら、弱点もきちんと理解しておく必要があります。
レンタルゲームサーバーの利点
次に、VPS やゲーム専用プランなど、事業者が提供するサーバーを借りるパターンです。
構築のしやすさと運用の手軽さ
最近のゲーム向けレンタルサーバーは、初心者でも触りやすいように設計されています。
- テンプレートから数クリックで構築
マイクラ用・ARK用など、あらかじめ用意されたイメージを選ぶだけで基本環境が完成するサービスも多いです。 - ブラウザから再起動やバックアップが可能
SSHやコマンドラインに慣れていなくても、管理画面から多くの操作が完結します。 - 固定のグローバルIP・高速回線が標準
ポート開放やDDNSの細かい設定に悩まされにくく、フレンドも接続しやすいです。
「ゲームで遊ぶこと自体を楽しみたい」人にとって、
設定にかける時間を削れるのは大きなメリットです。
セキュリティ・障害対応を事業者に任せられる
レンタルサーバー事業者は、データセンターでサーバーを運用しています。
- 無停電電源・空調・監視カメラなどの物理セキュリティ
- 回線の冗長化・DDoS対策などのネットワーク対策
- ハードウェア故障時の交換作業
こうした部分を個人で用意するのはほぼ不可能なので、
「インフラの土台を丸ごとアウトソースできる」のがレンタルの大きな価値です。
多くのサービスでは、マニュアル・FAQ・サポート窓口も用意されています。
「サーバーが起動しなくなった」「設定をミスったかもしれない」といったときに、
相談できる相手がいるのも、自作環境にはない安心材料です。
長期的な維持費・手間を比べたときの違い
最後に、「お金」と「手間」をまとめて比較しておきます。
| 項目 | 自作サーバー | レンタルゲームサーバー(VPS等) |
|---|---|---|
| 初期費用 | PC本体・周辺機器の購入が必要 | ほぼゼロ(契約開始だけ) |
| 月々の支出 | 電気代+回線費(サーバー分は見えづらい) | 月額料金が明確(数百〜数千円程度が多い) |
| 構築に必要な知識 | OS・ネットワーク・セキュリティ全般が必須 | 基本操作+ゲームごとの設定が分かればOK |
| トラブル対応 | すべて自分で調査・対応 | サポート&事業者のインフラに依存できる |
| 安定性・可用性 | 家庭環境に大きく依存 | データセンター品質で24時間稼働しやすい |
| 学習・検証のしやすさ | 深く学べるが、ミスもすべて自己責任 | サーバー構築そのものを学ぶには物足りない |
| フレンドとの遊びやすさ | 落ちると接続できなくなる | 「いつでもつながるサーバー」を用意しやすい |
ざっくりした目安としては、
- OSやネットワークを本気で学びたい →
→ まずは自作サーバーで小規模に試しつつ、
本番用はレンタルサーバーに寄せる、という二段構えが現実的。 - 友達と快適にマルチプレイしたい →
→ 最初からゲーム向けVPSや専用プランを検討した方が、
総コスト(お金+時間+ストレス)は低くなりやすいです。
「サーバーをいじるのが目的なのか、ゲームを楽しむのが目的なのか」を一度整理すると、
自作に振るかレンタルに振るかの判断がかなり楽になります。
ゲーム用VPSを選ぶ前に決めておきたいこと
いきなり「どのVPSが安いか」「どこの会社が有名か」から調べ始めるより、その前に
自分の遊び方の条件をはっきりさせておく方が、結果的に失敗しにくくなります。
ここでは、契約前に整理しておきたいポイントを4つに絞って解説します。
遊びたいゲームタイトルと必要スペックを洗い出す
まずは、どのゲームでサーバーを立てたいのかを明確にすることが出発点です。
同じ「ゲームサーバー」といっても、
- Minecraft のように CPU・メモリ・ディスクI/Oがバランス良く必要なもの
- ARK / Palworld のように、メモリやストレージ消費が重くなりがちなもの
- 軽量なサンドボックス系(Terraria など)
では、要求スペックがまったく違います。
最低限、次の3つはメモしておきましょう。
- 公式の「必要動作環境」「推奨動作環境」(クライアントだけでなくサーバー側の条件)
- MOD の有無・数(入れれば入れるほどメモリとCPUを食います)
- ワールドのサイズや予定プレイ時間(長時間遊ぶほどデータが肥大化する傾向)
ここをざっくりで済ませると、
「一番安い1GBプランで契約したら、数人入っただけでカクカクになった……」
というありがちな失敗につながります。
ゲームごとの「サーバー側推奨スペック」を一度は確認しておくのがおすすめです。
同時接続人数と負荷のイメージを持つ
VPSのプランを選ぶときは、「サーバーに登録する人数」ではなく
『同時にログインしてくる人数』を基準に考えます。
- 例1:5人のフレンドグループで、同時に遊ぶのはだいたい 3〜4 人
- 例2:Discordコミュニティで、夕方〜夜は常に 10 人前後がログイン
- 例3:イベント用で、一時的に 20 人以上を入れたい
同時接続人数が増えるほど、必要になるのは主に
- CPUの処理能力(ワールド更新・物理演算など)
- メモリ量(プレイヤーやチャンクの情報保持)
- ネットワーク帯域(アップロード方向)
です。
ざっくりのイメージとしては、
- 1〜4人:最小〜下から2番目くらいのプランでもなんとかなる
- 5〜10人:中位プラン(2GB〜4GBクラス)が現実的なライン
- 10人超:ゲームによっては上位プランを視野に
というように、「何人ならどのクラスを狙うか」を事前に想定しておくと、プラン選びで迷いにくくなります。
短期イベント利用か、長期運用かを決める
同じVPSでも、「どれくらいの期間使うか」で最適なサービスや課金形態が変わります。
- 短期利用(1〜2ヶ月、イベント用の期間限定サーバー)
- 日割り課金・時間課金があるサービスが有利
- 長期割引は不要なので、初期コストの低さ・柔軟な停止が重視ポイント
- 長期運用(半年〜年単位でワールドを育てたい)
- 12ヶ月・24ヶ月の長期契約割引を活用した方がトータルは安くなりやすい
- 定期バックアップ・サポート・安定性など、「走り続ける前提」の機能が重要
期間を決めずに契約すると、
- とりあえず高いプランで始める → ほとんど人が入らず、無駄なコストに
- とりあえず最安で始める → 人が集まってきた段階でスペック不足 → 再構築の手間
となりがちです。
「イベント用に1ヶ月だけ」「友達と半年は続けるつもり」 といった
ざっくりした期間でいいので、契約前に決めておくと判断軸がはっきりします。
自分の技術レベルと構築ガイド・テンプレートの有無
最後に意外と重要なのが、自分の「サーバーいじりスキル」を冷静に見積もることです。
- SSHでのログインや、Linuxの簡単なコマンドに慣れているか
- ファイアウォールやポート開放の概念がだいたい分かるか
- 英語のドキュメントを読んで設定を進めることに抵抗がないか
これらに自信がない場合は、
- マイクラ・ARK・Palworldなど、ゲーム別テンプレートやイメージが用意されているVPS
- 手順書・公式マニュアル・チュートリアル記事が充実しているサービス
を優先した方が、結果的に安上がりになります。
逆に、
- 「せっかくだしLinuxも勉強したい」
- 「iptablesやsystemdくらいなら触れる」
という人は、テンプレートに頼りすぎない 汎用VPSプラン+自力構築 でも十分戦えます。
どちらが正解という話ではなく、
・どこまでを自分で頑張るか
・どこからをサービスに任せるか
をあらかじめ決めておくことで、
「安いけど難しすぎて放置」「高いのに使いこなせない」 といったミスマッチを避けやすくなります。
この4点を紙やメモアプリに書き出しておくだけで、
その後の「プラン比較」がかなりスムーズになります。
- どのゲームで
- 何人くらいで
- どのくらいの期間
- 自分はどこまで触れるか
を先に固めてから、具体的なVPSサービスを見比べていくのが、ゲーム用レンタルサーバー選びの基本です。
性能・機能面から見るゲーム向けVPSの選び方
VPSを比べるとき、多くの人が「月額料金」だけを見がちですが、
ゲーム用途では スペックと機能をどう見るか が結果を大きく左右します。
ここでは、数字の読み方と「チェックしておきたい機能面」のポイントを整理します。
CPU・メモリ・ストレージなどスペックの見方
ゲームサーバーはざっくり言うと、
- CPU:ワールドの更新や物理演算などの「計算係」
- メモリ:プレイヤー・ワールドデータ・MODなどを一時的に置いておく「作業机」
- ストレージ:ワールド保存やログを入れておく「倉庫」
という役割分担になります。
見るべきポイントは次の通りです。
- CPU
- コア数(vCPU)だけでなく、「1コアあたりの性能」も重要
- 低価格VPSは、コア数だけ多くても1コアが非力なこともあるので注意
- メモリ
- 人数・MOD数に直結する部分。ケチるとすぐにカクつきの原因になります。
- ストレージ
- SSDかHDDか(ゲーム用途なら基本はSSD一択)
- 容量より「安定して読み書きできるか」が大事
快適に遊べるメモリ容量の目安
ゲームやMOD構成で大きく変わりますが、あくまでイメージとして:
- 軽めのゲームでフレンド数人:
→ 1〜2GBプランでもなんとかなることが多い - Minecraftバニラで3〜5人程度:
→ 2〜4GBあたりが現実的なライン - MOD多め・プラグイン多め・マップも大きめ:
→ 4GB以上を前提に検討した方が無難
大事なのは、「最低動作条件」ではなく「快適に遊べる条件」で考えることです。
メモリは余裕を持たせておき、状況を見ながら調整する方が失敗しにくくなります。
プラン変更やスケールアップのしやすさ
はじめから大きなプランにする必要はありません。
むしろ重要なのは、後からどれくらい柔軟に上げ下げできるかです。
チェックしたいポイントは:
- 上位プランへの変更が管理画面から数クリックでできるか
- プラン変更時にサーバー再構築が必要か(データ移行が発生するか)
- IPアドレスが変わらないか(変わるとフレンドに伝え直しが必要)
「最初は2GBで様子見 → 人が増えたら4GBに上げる」といった動きが取りやすいサービスだと、
無駄なコストを抑えながら、必要なときにスペックを足せるので運用が楽になります。
ゲーム用テンプレート・簡単セットアップ機能
最近のゲーム向けVPSには、
- 「Minecraft用テンプレート」
- 「ARKサーバー簡単セットアップ」
- 「Palworldイメージ」
のような ゲーム別テンプレート が用意されていることがあります。
これらの利点は:
- OSインストール・必要パッケージの導入・初期設定まで一気に済む
- コマンドを調べ回らなくても、ひとまず動く状態まではすぐ持っていける
- 設定ファイルの保存場所などがドキュメントと揃っていることが多い
一方で、「何がどう設定されているか分からないまま使う」と、
トラブル時に自力で直せない、というデメリットもあります。
はじめはテンプレートで構築し、余裕が出てきたら中身を確認して理解を深める
という使い方が、初心者にはちょうど良いバランスです。
管理パネルの使いやすさと操作のしやすさ
ゲームサーバー運用では、意外と次のような操作を頻繁に行います。
- 再起動・停止・コンソールログの確認
- バックアップ取得やスナップショットの作成
- CPU使用率やメモリ使用量のチェック
これらを ブラウザの管理画面から直感的に操作できるか は、初心者ほど重要です。
見るポイントは:
- 再起動・コンソール・リソース状況が一画面で分かるか
- スマホから簡単に見られるか(ちょっとした確認に便利)
- ゲーム専用パネル(プレイヤー管理やログ閲覧)が用意されているか
管理パネルが分かりやすいと、「よく分からないから触りたくない」状態を避けられます。
結果として、バックアップやアップデートなど、必要なメンテナンスをしやすくなります。
セキュリティ対策(ファイアウォール・バックアップなど)の充実度
ゲームサーバーも「インターネットに公開された1台のサーバー」である以上、
セキュリティは無視できません。
最低限チェックしたいのは:
- ファイアウォール機能
- 管理画面から「開けるポート」を制御できるか
- 不要なポートを簡単に閉じられるか
- DDoS対策の有無
- ゲームサーバーは攻撃の対象になりやすく、対策の有無で安定性が変わることも
- バックアップ・スナップショット機能
- 手動で簡単にスナップショットが取れるか
- 自動バックアップオプションがあるか(頻度と料金も要確認)
特にワールドデータは一度壊れると取り返しがつきません。
「バックアップをどう取るか」をイメージしてから契約するのが安全です。
公式マニュアルや構築手順書・ナレッジの有無
初心者ほど、「ドキュメントの質」が効いてきます。
- 公式マニュアル・手順書が日本語で充実しているか
- スクリーンショット付きで、実際の管理画面と差がないか
- 更新日が古すぎないか(UIが変わっていると迷子になりやすい)
また、
- よくある質問(FAQ)
- チュートリアルブログ
- ユーザーコミュニティ(フォーラム・Xなど)
もあると、トラブル時の情報源が増えます。
「契約前に一度マニュアルを読んでみる」 のがおすすめです。
読んでみて「これなら自分でもついていけそうだ」と思えるかどうかが、
そのサービスと自分の相性を測るうえでの目安になります。
サポート体制(チャット・メール・電話)の手厚さ
ゲームサーバーは、トラブルが起きるタイミングを選んでくれません。
- 週末の夜に突然つながらなくなる
- アップデート後にサーバーが立ち上がらない
- 設定をいじったら戻せなくなった
こうしたときに頼れるのが サポート窓口 です。
事前にチェックしたい項目は:
- 問い合わせ方法:チャット・メール・電話のどれが使えるか
- 受付時間:平日昼だけか、夜間・休日も対応しているか
- ゲーム用途に関する質問も受けてくれるかどうか(規約も含めて)
「最安プランだけどサポートほぼなし」のサービスと、
「少し高いけどトラブル時も日本語で相談できる」サービスでは、
初心者にとっての実質的な価値がかなり変わります。
国内サーバーを選ぶメリットと海外サービスとの違い
最後に、「国内サーバーか海外サーバーか」という話です。
国内サーバーの主なメリット
- 日本からの接続でレイテンシ(Ping)が小さく、ラグが出にくい
- 通信品質が比較的安定していて、夜間も快適なことが多い
- 日本語サポート・日本語マニュアルがある
- 支払いが日本円で分かりやすく、クレカ明細も管理しやすい
海外サービスの特徴
- 月額が安く見えるプランもある(為替やプロモーションによる)
- 海外プレイヤーと遊ぶ場合、地理的に有利なリージョンを選べる
- 英語ドキュメント・英語サポート前提になることが多い
- 日本からだとPingが高く、アクション性の高いゲームでは体感差が出やすい
日本在住で、主に日本のフレンドと遊ぶなら、
まずは国内VPS・国内ゲーム向けプランを基準に比較するのが無難です。
スペック表の数字だけを追いかけるのではなく、
- 「人が増えたら簡単にスケールできるか」
- 「バックアップやセキュリティはどこまで任せられるか」
- 「自分の知識で運用し続けられるか」
といった観点でチェックしていくと、
長く付き合えるゲーム向けVPSを選びやすくなります。
料金・コストと維持費の考え方
ゲーム用レンタルサーバーは「とりあえず一番安いのでいいか」と選ぶと、
あとから ラグ・落ちる・容量不足・追加料金 に悩まされがちです。
ここでは、ゲーム用途ならではの「お金の見方」を整理しておきます。
価格だけで選ぶと失敗しやすい理由
月額料金だけで比較すると、どうしても「最安」に目が行きます。
ただし、ゲームサーバーの場合、安さだけを追うと次のような落とし穴があります。
- スペック不足で、人数が増えた途端にカクカクになる
- ストレージが少なすぎて、ワールドデータがすぐ限界に達する
- バックアップやサポートが貧弱で、トラブル時に立て直せない
- 「安い代わりに通信が不安定」なプランで、ゴールデンタイムにラグだらけ
結果として、
安いプラン → 使い物にならず → 結局上位プランに乗り換える
という遠回りになりやすく、時間もお金も二重に失うことが多いです。
ゲーム用では、「安さ」より「最低限の快適さを満たしているか」を先に見るのがポイントです。
本当のコストパフォーマンスを判断する軸
同じ金額でも、快適に遊べる時間 や トラブルの少なさ が違えば、価値はまったく変わります。
以下の3つを、「料金」とセットで見ていきましょう。
動作の安定性・遅延の少なさ
- ラグが大きい
- たびたびサーバーが落ちる
これだけで、どれだけ安くても「遊び代としては高い買い物」になります。
チェックしたいポイントは:
- 国内データセンターかどうか(日本からのPingが低いか)
- ゲーム用途での評判(ラグや落ちやすさのレビュー)
- CPUやメモリに「余裕のあるプラン」を選べるか
1時間イライラしながら遊ぶくらいなら、500円高くても安定している方が結局得、という考え方も覚えておきたいところです。
サポート品質・トラブル時の対応速度
ゲームサーバーのトラブルは、たいてい「みんなが集まる時間」に発生したように感じるものです。
- 週末の夜にサーバーが立ち上がらない
- アップデート後にワールドが読み込めない
こうしたときに、
- 日本語で相談できるか
- チャットなどで素早く回答がもらえるか
- FAQやナレッジが充実していて「自力復旧」のヒントがあるか
は、体感コスパに直結します。
「少し高いけれどサポートがしっかりしているサービス」は、初心者ほど恩恵が大きくなります。
管理・運用にかかる手間の少なさ
時間もコストの一部です。
- 再起動・バックアップ・アップデートが、管理画面から簡単にできるか
- 自動バックアップやテンプレートが整っていて、設定に迷いにくいか
- トラブル時に、原因調査に何時間もかからない設計か
こういった「運用のしやすさ」が整っていれば、
サーバーの面倒を見る時間を、プレイ時間に回せるようになります。
月額料金とランニングコストの目安
ゲーム用VPSの、ざっくりした価格感は次のようなイメージです(国内サービスの場合)。
- エントリープラン(1GB前後)
→ 数百円〜1,000円弱/月 - 中位プラン(2〜4GBクラス)
→ 1,000〜3,000円前後/月 - 上位プラン(8GB以上・高性能CPU)
→ 3,000円〜/月
これに加えて、必要に応じて
- バックアップオプション
- 追加ディスク
- 固定IPやセキュリティオプション
などが乗ってきます。
「サーバー代は毎月必ず出ていく固定費」なので、
1ヶ月だけでなく、「半年〜1年使った場合の合計」もイメージしておくと安心です。
見落としがちな追加費用
料金表の「月額◯◯円」だけで判断すると、
あとから 「そんなオプションがあったのか…」 となりがちです。
あらかじめ、次のポイントを確認しておきましょう。
初期費用・設定費
- 一部サービスでは、初回に「初期設定費」がかかる
- 短期利用のつもりだと、この初期費用がかなり重くのしかかる
→ 1ヶ月だけのイベント利用なら、初期費用ゼロのサービスが有利です。
オプション機能・バックアップ料金
- 自動バックアップやスナップショットが有料オプションの場合もある
- 毎日バックアップを取りたいとき、1ヶ月あたりの追加費用をチェックしておく
ワールドが壊れたときの絶望感を考えると、
「バックアップ代=保険料」と考えるのが現実的です。
データ転送量に応じた課金
- VPSは多くが「転送量込み」ですが、
一部サービスや海外サービスでは、転送量に応じた課金の場合もあります。 - 動画配信と違い、ゲームサーバー単体で転送量が暴れることは少ないものの、
仕様は一度確認しておくと安心です。
予算別の料金帯イメージ
だいたいのイメージを、ざっくり3つの帯に分けておきます。
超低価格帯(〜500〜1,000円程度)
- 特徴
- 最小構成(1GB前後・1vCPUなど)が中心
- 少人数・軽めのゲーム向け
- 向いているケース
- 「まずはお試しで立ててみたい」
- 「常時2〜3人くらいが入れば十分」
- 注意点
- MODやプラグインを盛るとすぐ限界
- 長期的に人を集める用途にはやや心もとない
中価格帯(1,000〜3,000円前後)
- 特徴
- 2〜4GB程度のメモリ・複数vCPUなど、ゲーム用途の主戦場
- 多くのゲームで「とりあえず不満が出にくい」ゾーン
- 向いているケース
- マイクラやARKを友人グループで安定して遊びたい
- MOD・プラグインも多少盛り込んで遊びたい
- ポイント
- ゲーム向けテンプレートやサポートも、この帯に充実していることが多い
高性能志向(3,000円以上)
- 特徴
- 8GB以上・高性能CPU・高速ストレージなど
- 大人数や複数ゲームの同時運用も視野に入る
- 向いているケース
- コミュニティ単位でサーバーを運営する
- 常時10人以上が出入りする前提のワールド
- 注意点
- スペックを持て余すと、単純にコストの無駄になる
- 「本当にここまで必要か?」を冷静に判断することが大切
ゲームサーバー料金を抑えるテクニック
最後に、なるべく無駄なく運用するためのコツをまとめます。
長期契約割引の活用
- 多くのVPSサービスは、
「1ヶ月払い」より「6ヶ月・12ヶ月」の方が1ヶ月あたりの料金が安くなる仕組みです。 - すでに「半年は続けるつもり」が固まっているなら、
最初から長期契約にしてしまった方がトータルではお得になることが多いです。
キャンペーン・クーポンを使った節約術
- 新規契約キャンペーンや季節キャンペーンで、
「初月無料」「数ヶ月割引」などが出ている時期があります。 - 公式サイトやX(旧Twitter)で告知されることが多いので、
契約前に一度チェックしておくと、数千円単位で差が出ることもあります。
リソースを最適化して無駄なプランを避ける
- 人数が少ないのに、過剰スペックを契約し続けていないか
- 一方で、重くてイライラしているのに、
「もったいないから」と低スペックのまま我慢していないか - 実際の利用状況に合わせて、定期的にプランを見直す
「足りないから上げる」「思ったより余裕があるから下げる」を
半年に1回くらい見直す習慣をつけておくと、ムダの少ない運用に近づきます。
料金を見るときは、
- 毎月の支払い額
- 快適に遊べるかどうか
- トラブル時の安心感
この3つをまとめて「コスパ」として捉えるのがポイントです。
「とにかく安い」ではなく「その価格でどれだけストレスなく遊べるか」を軸に、プランを比較してみてください。
ゲームに特化したVPS・レンタルサーバーの比較
「ゲーム向け」を名乗るサービスは増えていますが、
それぞれ 想定ユーザー・料金体系・カスタマイズ性 がかなり違います。
ここでは、国内でよく名前が挙がるサービスを整理してみます。
主なゲーム向けVPS・専用プランの比較表
まずは、代表的な6サービスをざっくり比較します。
| サービス名 | タイプ | 特徴のざっくりイメージ | 契約・料金の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| Xserver VPS for Game / Xserver VPS | 汎用VPS+ゲーム向け機能 | 高性能VPSにゲーム用テンプレと管理ツールを追加。Palworld / マイクラ / ARKなどに公式対応。 | 月額契約中心・長期割引が大きい | 「性能重視」「コミュニティ規模で運営」「細かく設定を詰めたい」 |
| Xserver GAMEs | 完全ゲーム専用サーバー | 申し込み後、数分でマルチサーバー自動構築。3日〜短期利用OK、無料サーバーやキャンペーンも豊富。 | 3日〜365日まで期間指定・短期〜中期向き | 「難しい設定は避けたい」「週末だけ友達と遊びたい」 |
| ConoHa for GAME | ゲーム特化VPS | root権限付きVPS+ゲーム用テンプレ・管理ツール・DDoS対策。長期割引パスや時間課金もあり。 | 時間課金+長期割引の二本立て | 「コスパも細かなチューニングも両方気にしたい」 |
| さくらのVPS | 汎用VPS+ゲーム向けスクリプト | マイクラ用のスタートアップスクリプトや導入記事が充実。14日間のお試しあり。 | 月額課金・お試し期間あり | 「安定志向」「自分で構築しつつ公式マニュアルも欲しい」 |
| KAGOYA CLOUD VPS | 汎用VPS+ゲーム向けテンプレ | マイクラやARK向けの構築ガイド、日額課金プランが特徴。 | 日割り課金+月額上限 | 「イベント的に短期で借りたい」「使った日だけ払いたい」 |
| Agames | ゲーム専用ホスティング | 日本発のゲーム特化サービス。マイクラ向け格安プランと専用パネルが強み。 | 月額数百円〜の低価格 | 「マイクラだけ安く快適に遊びたい」 |
※料金・仕様は変わるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
総合評価ランキング(性能・使いやすさ重視)
ここからは、「性能」「管理のしやすさ」「日本語情報の多さ」 を軸にした、筆者視点のランキングです。
第1候補:Xserver VPS for Game / Xserver VPS(高性能・長期割引が魅力)
- エックスサーバーの高性能VPSをベースに、
Palworld・Minecraft・ARKなど向けのテンプレートや専用管理ツールを追加した「ゲーム特化VPS」。 - ゲーム用イメージを選ぶだけで基本構成が整い、
そのあと SSH や独自設定で細かくチューニングもできるので、
「簡単さ」と「自由度」のバランスが良い ポジションです。 - 長期契約の割引率が大きく、コミュニティ運営・長期ワールド向けのコスパが高め。
→ 「ある程度じっくり触るつもり」「長く運営したい」なら最優先候補にしやすいサービスです。
XServer VPS for Game 公式サイト

第2候補:Xserver GAMEs(ゲームパネル付きの専用サービス)
- 申し込んでから 数分でゲームサーバーが自動構築される 完全ゲーム専用サービス。
- 対応ゲームはマイクラ・ARK・Palworldなど30タイトル以上で、
3日単位の短期利用や、無料サーバーも用意されています。 - ブラウザ上の管理画面だけで設定変更・バックアップ・バージョン切り替えなどが完結する設計で、
コマンドに触れたくない初心者でも扱いやすい。
→ 「とりあえず今週末にマルチプレイしてみたい」「複雑な設定は全部お任せしたい」人と相性が良いです。
XServer GAMEs 公式サイト
第3候補:ConoHa for GAME(ゲーム特化テンプレが豊富)
- VPS型のゲーム専用サービスで、root 権限を持ったままゲーム用に最適化された環境を使えるのが特徴。
- Minecraft向けテンプレートや専用管理ツールが充実しており、
Java版・統合版の両方に対応した構成例が多数紹介されています。 - DDoS対策や NVMe SSD など、性能・安定性周りも意識した構成。
→ 「テンプレでさくっと構築しつつ、自分でも中身を触りたい」「コスパと安定性を両立したい」人に向きます。
ConoHa for GAME 公式サイト
第4候補:さくらのVPS(老舗ならではの安定性)
- 汎用VPSですが、公式マニュアルにマイクラ用のスタートアップスクリプトが用意されており、
スクリプトを選ぶだけでマルチサーバーが立つようになっています。 - 利用者・情報量ともに多く、個人ブログや技術記事で「さくらVPS+マイクラ」の手順が大量に見つかるのも強み。
- お試し期間があるので、「まずは環境や操作感を確かめてから本格運用に進みたい」というときに扱いやすい。
→ 「長く続いているサービスの安心感」「自分でLinuxを触る気はある」という人におすすめです。
さくらのVPS 公式サイト
第5候補:KAGOYA CLOUD VPS(日割り課金で無駄なく使える)
- 日額ベースの課金に対応しており、
「必要なときだけ立ち上げる」「数週間だけイベント鯖を開く」といった運用と相性が良いVPS - Minecraft・ARK・Valheim などのマルチサーバー向けテンプレートや構築ガイドが用意されていて、
公式サイト・メディア双方でノウハウが公開されています。
→ 「月単位で契約したくない」「イベント開催時だけ鯖を上げたい」といったケースで特に候補になります。
KAGOYA CLOUD VPS 公式サイト
第6候補:Agames(マイクラ向け格安プラン)
- 日本発のゲーム専用サービスで、マイクラ向けの格安プランが大きな特徴。
月額数百円クラスから利用できるプランもあり、国内でも最安級クラス と紹介されることがあります。 - Minecraft 専用の管理パネルや導入ガイドが用意されており、
「マイクラだけ遊べればいい」というライト層でも始めやすい設計。
→ 「マイクラ特化でなるべく安く」「個人〜小さな友人グループで遊びたい」人向けの選択肢です。

その他の人気ゲーム向けサーバー
ここからは、ランキングには入れていないものの、
用途によっては候補に入ってくるサービスを簡単に紹介します。
ロリポップ!for Gamers(低価格で始めやすい)
- レンタルサーバー「ロリポップ!」のゲーム特化版で、
対応ゲームを選ぶだけでマルチサーバーを構築できる手軽さが魅力。 - Discordコミュニティやヘルプセンターを活用すれば、
初心者でも質問しながら運用しやすい環境が整っています。
→ 「まずは安く・簡単に」「サポートの手厚さも重視したい」人の入門用として有力です。
ロリポップ! for Gamers 公式サイト
シンVPS(高性能な国産VPS)
- エックスサーバー系のVPSで、メモリあたりのコスパと性能の高さ を売りにしたサービス。
- Minecraft向けの管理ツール「マインクラフトマネージャー」などが提供されており、
テンプレートからマルチサーバーを立ち上げることも可能です。
→ 「ゲーム専用ブランドでなくても構わないが、高性能VPSでマイクラを動かしたい」人と相性が良いです。
シンVPS 公式サイト
WebARENA Indigo(従量課金で柔軟に使える)
- NTT系のVPSで、使った分だけ支払う従量課金 が最大の特徴。
月額上限も決まっているため、長時間使っても費用が跳ね上がりにくい設計です。 - ゲーム向けのテンプレートや手厚いサポートはないため、
Linuxで自分でマイクラや各種ゲームサーバーを構築する中級者以上向け。
→ 「とにかく低コストで、構築は自分でやるから大丈夫」というタイプの方の選択肢になります。

カラフルボックス ゲームサーバー(格安ゲームホスティング)
- 公式としては汎用レンタルサーバーですが、
価格の安さ・プランの柔軟さ・バックアップ機能の強さなどから、
軽めのゲームやツール系サーバー用途で選ばれることもあります。 - ただし、ゲーム専用テンプレやサポート体制は他の「ゲーム特化サービス」ほど強くないため、
本格的なマルチプレイ用途よりは、「簡易的な遊び+Web用途兼用」といったニッチな使い方向きです。
まとめると:
- 迷ったら
→ Xserver VPS for Game / Xserver GAMEs / ConoHa for GAME / ロリポップ!for Gamers - 自分で構築できるなら
→ さくらのVPS / KAGOYA / シン・VPS / WebARENA Indigo - マイクラ特化で安さ重視なら
→ Agames
という切り分けをしておくと、候補を絞りやすくなります。
あとは、
- 遊ぶゲーム
- 想定人数
- どれくらいの期間続けるか
- 自分がどこまで設定を触れるか
を軸に、ここで挙げたサービスを比べてみてください。
各サービスの特徴・向いているユーザー像
ゲーム用レンタルサーバーといっても、「がっつり自分で触りたい人」から「とにかく簡単に遊びたい人」まで、向いているサービスはかなり違います。ここでは 性格・目的別にサービスを選ぶためのイメージ を整理します。
Xserver VPS for Game / Xserver VPSの特徴と向いている人
特徴
- 高性能CPU(AMD EPYC)+NVMe SSD採用のハイスペックVPS。性能のわりに料金をかなり抑えた設計。
- 「Xserver VPS for Game」は、汎用の Xserver VPS にゲーム用テンプレートと管理機能を追加した専用パッケージという位置づけで、スペック自体はほぼ同等。
- Minecraft・Palworld・ARKなどの人気タイトル向けに、データ移行や簡単セットアップ機能が用意されている。
- 長期契約(最大36ヶ月)の割引率が大きく、「長く運営するほど月額が下がる」料金体系。
向いている人
- 「性能とコスパのバランスを最優先」で選びたい人
- 長期でコミュニティサーバーを運営したい人(マイクラ・Ark・Palworldなど)
- テンプレートで楽をしつつ、SSH で細かいチューニングもやりたい中級者
Xserver GAMEsのゲームパネル・プレイヤー管理機能
特徴
- 完全に「ゲーム専用」として設計されたレンタルサーバー。申し込み後、数分でプレイ可能なマルチサーバーが自動構築される。
- 独自のゲームパネルから、以下のような操作をブラウザだけで実行可能:
- サーバーの起動・停止・再起動
- ゲーム設定ファイルの編集
- バックアップ管理
- マインクラフト用の「プレイヤー設定」機能(BAN・OP付与・オンライン状況確認など)
- 対応ゲームはマイクラ・ARK・Palworld など多数で、「ゲームタイトルを選ぶだけ」という感覚でサーバーを切り替えられる仕様。
向いている人
- コマンド操作に自信がなく、ブラウザ上のパネルだけで完結させたい初心者
- 週末イベントや短期キャンペーンなど、「期間限定でマルチプレイ環境を用意したい」人
- Xserverブランドのインフラを使いつつ、構築の手間をほぼゼロにしたい人
ConoHa for GAMEの強みとおすすめの使い方
特徴
- GMOインターネットグループの ConoHa が提供する「ゲーム専用サーバー」。
- 人気タイトル向けの専用テンプレートが用意されており、短時間でマルチプレイ環境を構築できる。
- 一般的な ConoHa VPS と同様、回線やハードウェアの品質に定評があり、AI・Webアプリなど他用途にも強いインフラをゲーム用に流用している形。
おすすめの使い方
- ゲームテンプレでサクッと構築 → 余裕が出てきたら root 権限を活かして MOD・別ツールも導入、という 「入門〜中級の橋渡し」的な使い方
- ゲームサーバー以外に、Discord Bot・簡易Webサイトなども同じインフラ上で動かしたい人
ロリポップ!for Gamersのメリットと注意点
特徴
- レンタルサーバー「ロリポップ!」のゲーム向けサービスで、標準価格自体がかなり抑えられたエントリー向け。
- 1ヶ月単位から契約でき、3ヶ月以上の契約で割引がつく長期利用優遇もある。
- 高性能CPU・高速ストレージ・安定した接続をアピールしており、「今やりたいゲームに合わせて構成を切り替え」られる設計。
向いている人・注意点
- 「まずは低予算で試したい初心者」や、少人数でのマルチプレイに向く。
- 料金は分かりやすい一方で、キャンペーンより標準価格重視の設計なので、
“激安セール狙い”というより「いつでも安定して安い」タイプと考えた方がよい。
シンVPSのスペック・割引制度の特徴
特徴
- エックスサーバーグループの新ブランドVPSで、「メモリあたりのコスパ」「最新世代CPU」を強調したサービス。
- Minecraft向けには専用ページとテンプレートが用意されており、マルチサーバーをすぐに立ち上げられる構成。
- Xserver VPS / Xserver VPS for Game と基盤が近く、高性能な国産インフラを割安に使いたい層向けという位置づけ。
向いている人
- 「Xserverクラスの性能を、できるだけ低価格で手に入れたい」中級者
- マイクラを中心に、他の用途(Web・検証環境など)にもVPSを使い回したい人
さくらのVPSの信頼性とお試し環境
特徴
- 国内VPSの老舗で、長年の運用実績・ネットワーク品質に定評あり。
- Minecraft Java版/統合版向けに「スタートアップスクリプト」が公式マニュアルとして公開されており、
スクリプトを選ぶだけでマイクラサーバーが自動構築される。 - お試し利用や低価格の小容量プランも用意されていて、「まずはVPSの感覚を掴みたい」ユーザーに優しい設計。
向いている人
- 「派手さより安定感重視」「地味でも長く続くサービスがいい」というタイプ
- Linuxやネットワークもある程度学びつつ、公式ドキュメントに沿って確実に構築したい人
KAGOYA CLOUD VPSの日割り課金と柔軟な使い方
特徴
- 日額20円台からの「日割り課金+月額上限」が特徴で、短期利用に強いVPS。
- マイクラなどのゲームサーバー用途でも利用例が多く、具体的な構築手順を紹介した記事も豊富に出回っている。
向いている使い方
- イベント開催期間だけサーバーを立ち上げたい
- 「テスト用に数日だけ上げる → 不要になったら止める」といったメリハリ運用
- 月額固定料金より、「使った日数ベースで納得感のある請求」を求める人
WebARENA Indigoの従量課金を活かした運用例
特徴
- NTT系列のVPSで、「時間課金+月額上限」という 従量課金型のシンプルな料金体系が売り。
- 1GB〜8GBまで複数プランがあり、8GBプランは「負荷の高いWebアプリやゲームマルチプレイ」にも向くと明記されている。
向いている運用例
- 学習や検証を兼ねて、「必要な時間だけ起動して、使わないときは止める」スタイル
- 月の途中から使い始める場合や、「今月はほとんど触れなかった」という月が多い人
- インフラには自信があり、ゲーム用テンプレートやサポートに頼らず自力で構築できる中上級者
Agamesのマイクラ特化テンプレートと低価格プラン
特徴
- 日本国内のマイクラ特化レンタルサーバーとして知られるサービス。
- マインクラフトに絞ったプラン構成で、月額数百円クラスの格安プランから用意されていることが多い。
- 管理パネルやテンプレートはマイクラ前提で作られており、「何をどう入れればよいか」を悩みにくい。
向いている人
- 「とにかくマイクラだけ安く遊びたい」という個人・友人グループ
- 他のゲームを動かす予定はなく、マイクラ専用サーバーとして割り切れる人
カラフルボックス ゲームサーバーの位置づけ
特徴
- 本体は「マルチリージョン対応のレンタルサーバー/VPS」サービスで、
Webサイト・メール・バックアップ機能の充実度で評価されることが多い。 - プランによってはゲーム・検証用途にも利用されるが、
専用のゲームテンプレートやゲーム特化サポートは、他サービスほど強くない。
位置づけと向き不向き
- 「Webサイトも運営しつつ、軽めのゲームサーバーも同じ基盤で触りたい」といった“兼用派”向け。
- 反対に、「マイクラやARK用のがっつりしたゲーム専用サーバーが欲しい」場合は、
Xserver系・ConoHa for GAME・ロリポップ!for Gamers など ゲーム特化サービスを優先的に検討した方がフィットしやすいです。
どのサービスも一長一短なので、
- 遊ぶタイトル
- 人数・期間
- 自分の技術レベル
- 「とにかく簡単」派か「自由度重視」派か
を整理したうえで、ここで挙げた「向いている人」のイメージに一番近いものから検討していくと、ミスマッチを減らせます。
キャンペーン・割引情報の整理
ゲーム向けレンタルサーバーは、「定価」で比べるよりも、キャンペーンを含めて見るほうが現実的です。
ここでは、代表的なキャンペーンの傾向を、ざっくり整理します。
※いずれも「期限付き」「内容変更あり」なので、最終的には必ず公式サイトの最新情報を確認してください。
Xserver VPS for Gameの期間限定キャンペーン
Xserver VPS for Game は、かなり積極的に値引きキャンペーンを展開しています。
傾向としては、
- 「◯%オフ」型の割引
- 支払額の一部〜全額をプリペイド・キャッシュバックで還元
- 長期契約ほど還元率が上がる
といった内容が多く、長く借りるほど得をしやすい設計になっています。
Xserver GAMEsのキャンペーン・無料期間
Xserver GAMEs は、「期間を延ばす」「実質無料に近づける」系の企画が目立ちます。
「○日間完全無料」といったシンプルな無料体験よりも、
- 利用期間を1.5~2倍に伸ばす
- 支払った金額をポイント・プリペイドで戻す
といった形で、“実質的な無料期間”を作るキャンペーンが多いのが特徴です。
ConoHa for GAMEの割引・長期契約キャンペーン
ConoHa for GAME は、長期割引パスを軸にした大幅値引きが目立ちます。
ConoHa for GAME の特徴は、
- 時間課金と長期割引パスを切り替えられる料金体系
- キャンペーンで長期割引パスがさらに値引きされる
という2段構えにあります。
「しばらく本気で遊ぶ」と決めてから長期パスを取ると、実質の月額がかなり下がりやすいサービスです。
ロリポップ!for Gamersの配信者向け無償提供プログラム
ロリポップ!for Gamers には、通常の値引きとは別に、
ゲーム配信者向けの無償提供プログラムが用意されています。
このプログラムは、
- 「配信環境を強化したいが、いきなり課金するのは不安」
- 「自分のチャンネルに合ったゲームサーバー運用を試したい」
といったクリエイターにとって、実質的な“お試し+支援”枠として機能しています。
まとめ:キャンペーンを見るときのコツ
ざっくりした傾向をまとめると:
- Xserver VPS for Game
→ 割引・キャッシュバック率が高く、長期契約前提なら非常に強い - Xserver GAMEs
→ 利用期間倍増・実質無料系が多く、短期〜中期の「遊び倒し」に向く - ConoHa for GAME
→ 長期割引パス+大型キャンペーンで、期間を決めて借りるほど得しやすい - ロリポップ!for Gamers
→ 3ヶ月無償提供など、配信者支援に特化したプログラムが強み
いずれも、キャンペーンの有無で「最適な選択」が変わるレベルの差が出ることがあります。
契約前に、
- 公式のキャンペーンページ・お知らせ
- キャンペーンまとめサイトの最新情報
を一度チェックしてから、プラン比較をするのがおすすめです。
予算別・目的別おすすめプランの例
ここでは、「毎月いくらまで出せるか」と「どう遊びたいか」 を軸に、ざっくりしたプラン選びの目安をまとめます。
あくまで一例なので、最終的には各社のプラン名・最新価格を確認してください。
月額500円以下でとりあえず試してみたい場合
この価格帯は、「お試し」「検証用」「超ライト運用」 が前提です。
- スペックのイメージ
- メモリ:512MB〜1GB
- vCPU:1コア
- ストレージ:少なめ(SSD推奨)
- 向いている使い方
- 小さなワールドで友達1〜3人と遊ぶ
- サーバー構築の練習用
- Web+軽いゲームサーバーを同居させてみるテスト
注意点は、
- MODモリモリ・プラグイン大量導入にはほぼ向かない
- 人数が増えたりワールドが育つと、「重い=プランを上げる」前提になる
「まずはサーバーの雰囲気を掴みたい」「マイクラ鯖を一度立ててみたい」くらいなら、
このレンジからスタートして、重くなったタイミングでスケールアップするのが現実的です。
月額500〜1,000円でフレンド数人と遊びたい場合
「仲の良い友達数人と、そこそこ快適に遊びたい」なら、このレンジが最低ラインの目安です。
- スペックのイメージ
- メモリ:1〜2GB
- vCPU:1〜2コア
- SSD:数十GB程度
- 向いている使い方
- バニラ〜軽めのプラグインを入れたマイクラ
- 2〜5人程度の小規模マルチプレイ
- まずは1タイトルだけ運用する前提のサーバー
選ぶときのポイントは、
- 国内サーバーかどうか(Pingの安さ)
- ゲーム用テンプレートがあるか(構築の楽さ)
- プラン変更が簡単か(足りなければすぐ上げられるか)
「今のところプレイ人数は少なそうだけど、将来増えるかも」という人は、
“ワンランク上に上げやすいサービス”を意識して選ぶと後で楽になります。
月額1,000〜2,000円で安定したマルチプレイをしたい場合
このゾーンが、ゲーム用VPSの“主戦場”です。
しっかり遊びたいなら、まずここを基準に考えるのがおすすめです。
- スペックのイメージ
- メモリ:2〜4GB
- vCPU:2コア前後
- SSD:50GB以上が望ましい
- 向いている使い方
- マイクラ(バニラ〜中程度のMOD/プラグイン)で5〜10人
- Palworld・ARKなどの中〜重めタイトルを小〜中人数で
- 長期的にワールドを育てたいコミュニティ運営
この価格帯なら、性能だけでなく機能面も比較したいところです。
- 自動バックアップやスナップショットの有無
- 管理パネルの使いやすさ
- 日本語マニュアル・サポートの手厚さ
「半年以上続けるつもり」「せっかくなら快適な環境で遊びたい」という人には、
このレンジがもっともバランスの良い選択肢になります。
月額2,000〜3,000円で大人数・高負荷ゲームを楽しみたい場合
「参加人数が2桁」「ゲーム自体が重い」「MOD盛り盛り」といった
“ガチめの運用”を見据えるなら、この辺りからが勝負です。
- スペックのイメージ
- メモリ:4〜8GB
- vCPU:2〜4コア
- SSD:高速・大容量を優先
- 向いている使い方
- 同時接続10〜20人規模のマルチプレイ
- 大型MODパック・プラグイン多数導入
- イベント鯖・PvPサーバーなど、常時負荷の高い環境
このクラスになると、
- CPU性能(1コアあたり)
- ネットワークの安定性
- DDoS対策や監視機能
など、インフラ品質そのものが体感に直結してきます。
「ただ高いプランにする」だけでなく、
キャンペーンや長期割引を組み合わせて、実質単価を下げる工夫も重要です。
3,000円以上で高性能構成を要求するヘビーユーザー向け
月額3,000円を超えてくると、もはや 「趣味とはいえ半分プロ運用」 の世界です。
- スペックのイメージ
- メモリ:8GB〜
- vCPU:4コア以上
- NVMe SSD+大容量ストレージ
- 向いている使い方
- 大規模コミュニティサーバー(常時20人超も視野)
- 複数のゲームサーバーを1台で同時運用
- 開発環境・検証環境など、ゲーム以外も本気運用
このレンジを選ぶなら、
- 「本当にここまでのスペックが必要か?」
- 「複数の中位プランに分けた方が運用しやすくないか?」
といった視点も一度立ち止まって考えると良いです。
ヘビー運用の典型パターン
- 本番サーバー:高性能プラン
- テスト/MOD検証用:安いVPSを別に用意
というように、役割ごとにサーバーを分ける構成も視野に入ってきます。
まとめると、
- 〜1,000円:お試し・少人数・テスト
- 1,000〜2,000円:しっかり遊ぶ一般ユーザーのメイン帯
- 2,000〜3,000円:大人数・重いゲーム・イベント運用
- 3,000円以上:コミュニティ運営や多用途の本格運用
というイメージで、自分の遊び方と照らし合わせてみてください。
そのうえで、気になるサービスの スペック表とキャンペーン情報 を合わせて見ると、最適なプランがかなり絞りやすくなります。
人気ゲーム別:推奨スペックとサーバー選びのポイント
ゲームごとに「重さ」と「サーバーのクセ」が違うので、
タイトル別にざっくりした目安を持っておくと、VPS選びがかなり楽になります。
ここでは、あくまで「レンタルサーバー(VPS)側」の話に絞って解説します。
※各ゲームの公式推奨環境はバージョンやMODで変わるため、最終確認は必ず公式情報で行ってください。
Minecraft(Java版・統合版)のおすすめ環境
ざっくり難易度:中〜やり込み次第で重くなるタイプ
- Java版は「サーバー側もJava」で動くため、メモリとCPUのバランスが重要です。
- 統合版(Bedrock)は比較的軽めとはいえ、プレイヤー数やワールド規模次第で普通に重くなります。
目安スペック(バニラ〜軽めのプラグイン)
- 2〜4人:
- メモリ:2GB前後
- vCPU:2コア程度
- 5〜10人:
- メモリ:4GB前後
- vCPU:2〜3コア
サーバー選びのポイント
- SSD(できればNVMe)を選ぶ:チャンク読み込みやバックアップが快適になります。
- バックアップ機能はできるだけ用意する:ワールド破損に備えて、スナップショットや自動バックアップが簡単に取れるサービスが安心。
- Java版はMODを入れた途端一気に重くなるので、「MODを入れる前提なら1ランク上のプラン」を見ておくと安全です。

ARK: Survival Evolved / Ascendedの推奨サーバースペック
ざっくり難易度:重い(上位クラス)
ARKは有名な「サーバー殺し」タイトルで、CPU・メモリ・ストレージすべて重めです。
最低限のイメージ
- 少人数〜中人数(4〜8人)でも:
- メモリ:4GB以上(できれば6〜8GB)
- vCPU:3〜4コア
- マップやMODを増やすなら、素直に上位プラン前提で考えるほうが無難です。
サーバー選びのポイント
- 「ARK向けテンプレート」や専用イメージがあるサービスを選ぶと、構築の手間が大きく減ります。
- CPU性能はコア数だけでなく1コアあたりの性能も重要なので、やたら安いプランの「コア数だけ多い」は避けたいところ。
- ワールドデータが大きくなりやすいので、ストレージ容量に少し余裕を持たせておくと安心です。

Palworld(パルワールド)向けのサーバー構成
ざっくり難易度:ARKと同じく重い部類(ただし構成次第)
Palworldは、リリース当初から 「高負荷タイトル」 として話題になったタイプで、
同時接続やマップサイズによって必要スペックが大きく変わります。
目安スペックのイメージ
- 4〜8人程度で遊ぶなら:
- メモリ:4〜8GB
- vCPU:3〜4コア
- 10人以上・長時間運用なら:
- メモリ:8GB以上
- vCPU:4コア以上
サーバー選びのポイント
- Palworld用のテンプレートを用意しているVPSも増えているので、対応テンプレートの有無をまずチェック。
- アップデートのたびに設定が変わることもあるので、
バージョン切替や再起動が管理パネルから簡単にできるサービスだと運用が楽です。 - 負荷の特性上、「ちょっと重いな」と感じたら早めに1ランク上のプランに移行する前提で考えておくと、トラブルを避けられます。

7 Days to Dieのマルチプレイ環境を整えるコツ
ざっくり難易度:中〜やや重い
7 Days to Dieは、ゾンビの数やワールドサイズ、MODの有無などで重さが変わりますが、
「軽くはないけれど、ARKやPalworldほど極端でもない」くらいのイメージです。
目安スペック
- 4〜6人程度:
- メモリ:4GB前後
- vCPU:2〜3コア
- 7〜10人・ゾンビ多め:
- メモリ:6GB以上
- vCPU:3〜4コア
整え方のポイント
- CPUとメモリバランス型のプランを選ぶ:どちらか一方だけ強くても足りなくなりがちです。
- 7日目の「血の夜」は負荷が跳ね上がるので、そのピークを耐えられるかを目安にスペックを決めると良いです。
- ログやバックアップを定期的に整理しないとストレージを圧迫しやすいので、
自動バックアップ機能があるVPSなら容量と頻度も確認しておきましょう。

Rustのゲームサーバー選定のポイント
ざっくり難易度:中〜重め(PvP・大人数で重くなりやすい)
Rustはオープンワールド・PvP前提のゲームなので、プレイヤー数とワールド規模で必要スペックが跳ね上がるタイプです。
目安スペック
- 小規模コミュニティ(5〜10人):
- メモリ:4〜6GB
- vCPU:3〜4コア
- 中規模以上(10人〜)やアクティブプレイヤーが多い場合:
- メモリ:8GB以上
- vCPU:4コア以上
サーバー選びのポイント
- 高負荷帯を想定するなら、最初から上位プラン寄りで検討したほうが安定しやすいです。
- PvPサーバーはプレイヤーの出入りが激しく、ログ・ワールドデータも肥大化しやすいので、
ストレージのスピード(NVMe)と容量を両方チェックしておくと安心。 - チート対策やMOD管理なども含めて、コンソールやログが見やすい管理パネルだと運営がしやすくなります。

Terraria(テラリア)・Valheimなど軽量タイトル向けの選び方
ざっくり難易度:軽〜中(とはいえ油断は禁物)
Terraria や Valheim のようなタイトルは、
見た目の軽さもあって「どんなサーバーでも動きそう」に見えますが、
人数が増えるとそれなりに負荷はかかります。
目安スペック
- Terraria(2〜6人):
- メモリ:1〜2GB
- vCPU:1〜2コア
- Valheim(3〜10人):
- メモリ:2〜4GB
- vCPU:2コア前後
選び方のポイント
- ごく少人数で遊ぶだけなら、低〜中価格帯のプランでも十分現実的です。
- ただし Valheim はワールドが広くなってくると負荷が上がるので、
長く遊ぶ前提なら 「最小構成+αくらいの余裕」 を持たせておくと安心です。 - 軽量タイトルこそ、バックアップや管理のしやすさで選ぶ余地があります。
スペックで差がつきにくいぶん、- 再起動のしやすさ
- バックアップの取りやすさ
- 管理パネルの使いやすさ
など、運用面の快適さを重視してサービスを選びましょう。

まとめ:タイトルごとに「最低ライン」と「余裕枠」を決める
ざっくりまとめると、
- 軽め:Terraria・一部のValheim環境
- 中くらい:バニラのMinecraft、7 Days to Die、小規模Rust
- 重め:MOD入りMinecraft、Palworld、ARK、Rustの大規模サーバー
というイメージで、
- そのゲームの 「最低限動くライン」
- 自分たちの遊び方に合わせた 「余裕枠」
の2段構えでスペックを考えると失敗しにくくなります。
「とりあえず安いプランで様子見 → 重くなったら上げる」でも構いませんが、
大人数や重いタイトルを扱うなら、最初から1ランク上を選んだほうがトータルのストレスは小さくなりやすいです。
VPSでゲームサーバーを構築・運用する手順
「ゲーム用VPSって聞いたことはあるけど、具体的に何をすればいいの?」
という人向けに、最低限これだけ押さえておけば形になるという流れをステップ形式でまとめます。
ステップ1:目的に合ったVPSを契約し料金を支払う
最初のつまずきポイントは「どのVPSを選ぶか」です。
ゲームサーバー用に見るべきなのは、主に次の4つです。
- 遊びたいゲーム(Minecraft、ARK、Palworld など)
- 同時接続人数の目安
- 予算(毎月いくらまで出せるか)
- 自分の技術レベル(テンプレ任せか、自分で構築するか)
そのうえで、
- メモリ 2〜4GB(フレンド数人ならここが基準)
- vCPU 2コア前後
- SSDストレージ(HDDよりSSD優先)
- 国内データセンター(日本からの遅延が少ない)
あたりを満たすプランを選べば、多くのタイトルで「とりあえず遊べるライン」には乗りやすくなります。
ステップ2:OSとゲームテンプレート(またはアプリ)を選択する
契約が済んだら、次はVPS上に入れる「中身」を決めます。
- OS選び
- 初心者は Linux(Ubuntu系) を選ぶことが多いです。
- ゲームサーバーの解説記事やテンプレートも、Linux前提が主流です。
- ゲーム用テンプレート・アプリがある場合
- 「Minecraftテンプレート」「ARK用イメージ」などが用意されていれば、
それを選ぶだけで必要なソフトが一式インストールされます。 - コマンドに不慣れなら、まずはテンプレート利用が無難です。
- 「Minecraftテンプレート」「ARK用イメージ」などが用意されていれば、
- テンプレートがない場合
- 公式ドキュメントやガイドを見ながら、
OS上にゲームサーバーアプリを手動で導入します。 - この場合は、SSH接続・パッケージ管理・サービス登録 といった基本操作が必要です。
- 公式ドキュメントやガイドを見ながら、
ステップ3:初期設定(セキュリティ・ポート開放・バックアップ)を行う
ゲームが動きそうになっても、初期設定を飛ばすのは危険です。
最低限やっておきたいのは次の3つ。
- セキュリティ設定
- OSとゲームサーバーを最新状態に更新(アップデート)
- 管理用アカウントのパスワード強化、SSHログイン方法の見直し
- 必要なら、rootログイン禁止・公開鍵認証化なども検討
- ファイアウォールとポート開放
- ゲームごとに決まったポート(例:Minecraftなら25565)を開放
- それ以外の不要なポートは閉じておく
- VPSの管理パネルに「ファイアウォール設定」がある場合は、そこで制御すると楽です。
- バックアップの仕組みを作る
- サービス側の「自動バックアップ」「スナップショット」があれば有効化を検討
- それに加えて、ワールドデータだけでも定期的に別領域へコピーするのがおすすめです。
「あとでやろう」はだいたいやらないので、
サーバー公開前にここまで一度固めてしまう方が安心です。
ステップ4:ゲームサーバーを起動し動作確認する
初期設定が終わったら、いよいよゲームサーバーを立ち上げます。
- テンプレート利用の場合
- 管理パネルや専用コンソールに「起動」「再起動」ボタンがあります。
- 起動後、ログにエラーが出ていないか簡単にチェックしましょう。
- 手動構築の場合
- 用意した起動スクリプトや systemd サービスでサーバーを起動。
- コンソールログに、「ワールド生成完了」「Server started」などが出ればひとまずOKです。
そのうえで、自分のクライアントから接続テストを行います。
- VPSのIPアドレス(またはホスト名)とポートを指定してログイン
- ラグの有無、チャット・保存・再ログインが問題なく行えるか確認
この段階で不安定なら、本格運用に入る前に原因を潰しておいた方が安全です。
ステップ5:フレンドを招待し、ルールや設定をカスタマイズする
自分の接続が問題なければ、次はフレンドを招待します。
- 接続情報を共有
- サーバーのIPアドレス(またはドメイン)
- ポート番号
- 必要であればパスワードやホワイトリスト設定
- ルール・設定の見直し
- 難易度・PvPの有無・MOD/プラグインの導入
- 最大接続人数(ゲーム側設定+サーバースペックのバランスに注意)
- チート・荒らし対策(BANルール、バックアップ頻度)
- 利便性の向上
- サーバーの再起動時間をある程度決めておく
- Discordなどで連絡チャンネルを用意し、
「今落ちてる?」「アップデートするね」といったやり取りをしやすくする
ここまで整うと、「ただのテストサーバー」から
「自分たちの遊び場としてのサーバー」になっていきます。
ステップ6:深夜も含めた24時間運用・メンテナンスのポイント
ゲーム用VPSを借りる大きなメリットは、24時間つけっぱなしにできることです。
ただし、放置するだけでは長期運用は安定しません。
押さえておきたいポイントは次のとおりです。
- 定期メンテナンスのスケジュール化
- ゲームアップデートやMOD更新の日を決める
- 月1回程度はサーバー再起動+OSアップデートを実施
- 大型アップデート前には必ずバックアップを取る
- リソース監視
- 管理パネルやツールで、CPU/メモリ/ディスク使用量を時々確認
- 「ピーク時にメモリがいつもギリギリ」なら、早めにプラン変更を検討
- 障害時の対応パターンを決めておく
- 「落ちたらまず再起動、それでもダメならログを見る」など、
自分なりのチェック手順を簡単に決めておく - それでも原因が分からなければ、
スクリーンショットやログと一緒にサポートへ相談
- 「落ちたらまず再起動、それでもダメならログを見る」など、
- コストの見直し
- 人数が減っているのに高スペックのまま…という状態になっていないか
- 逆に、常に重くて不満が出ているのに「もったいない」と我慢していないか
- 数ヶ月単位で、プランの上げ下げを含めて見直す習慣をつけると、財布にも優しくなります。
このステップを一通りこなせれば、
「よく分からないけどとりあえず借りたサーバー」から、
自分たちで管理しながら育てていけるゲームサーバーに変わっていきます。
最初から完璧を目指す必要はありません。
少しずつ慣れながら、「ラグを減らすには?」「バックアップをもっと楽にするには?」と改善していく感覚で触ってみてください。
VPS運用でよくある疑問・トラブルと対処法
ゲーム用VPSを動かし始めると、だいたい同じポイントでつまずきます。
ここでは、「初心者が実際によく気にするところ」だけをピンポイントで整理します。
どの程度のIT知識があればゲームサーバーを立てられる?
ざっくり分けると、必要な知識レベルは次の2パターンです。
- ゲーム専用テンプレート・管理パネルがある場合
- ブラウザでの操作ができる
- IPアドレス・ポートといった用語を「なんとなく」理解できる
→ この程度でも、マニュアル通りに進めれば立てられます。
- 完全に手動で構築する場合(汎用VPSを自分で設定)
- Linuxの基礎コマンド(cd, ls, mkdir, sudo など)
- SSHでの接続方法
- 設定ファイルをエディタで編集できる
→ 最低でもこのレベルは欲しいところです。
ただし、どちらも「やりながら覚えていく」前提でOKです。
最初から完璧に分かっている人の方が少ないので、
- ゲーム専用VPSやテンプレート付きサービスを選ぶ
- 分からない用語はその場で検索する
という姿勢で進めれば、初心者でも十分現実的に運用できます。
一般的なVPSをゲーム用として使っても大丈夫?
結論から言うと、条件を守れば問題なく使えます。
ポイントは次の3つです。
- 利用規約でゲームサーバー運用が禁止されていないか
- 必要なスペック(CPU・メモリ・ストレージ)が足りているか
- 転送量やポート開放に制限がないか
ゲーム専用プランとの違いは、
- テンプレートや自動セットアップがない
- サポートが「ゲーム前提」でない(OSレベルまで)
という点です。
「構築は自分で頑張るから、そのぶん自由度が欲しい」という人には、
一般VPSをゲーム用途で使うのも十分アリな選択です。
1つのレンタルサーバーに複数ゲームをインストールできる?
VPSなら技術的には可能です。ただし、注意点もあります。
- ゲームごとに使用ポートを変える必要がある
- CPU・メモリ・ディスクを複数ゲームで奪い合うため、
スペックに十分な余裕が必要 - トラブル時に「どのゲームが原因か」が分かりにくくなる
運用するなら、
- ゲームごとにディレクトリを分ける
- サービス名・起動スクリプトを整理する
- できれば 「メインゲーム+軽いゲーム1つ」くらいに留める
といった形にすると、混乱しにくくなります。
一方で、ゲーム専用レンタルサーバー(Xserver GAMEsなど)の一部は、
1契約=1ゲーム前提の場合もあるため、仕様を必ず確認しましょう。
マルチプレイ中に動作が重くなる主な原因
「人数が増えたら急にカクカクする」のは、だいたい次のどれかです。
- サーバー側のCPU・メモリ不足
- いつもCPU使用率・メモリ使用量が限界付近なら、プランの見直し候補。
- MOD・プラグインの入れすぎ
- 重いMODを大量に入れると、高スペックでも平気で詰まります。
- ネットワークの問題
- プレイヤー側の回線が不安定
- VPSの回線が混雑している時間帯
- サーバー設定の問題
- チャンクロード範囲が広すぎる
- エンティティ数・MOB数の上限設定が緩すぎる など
対処としては、
- 一度MODやプラグインを減らして様子を見る
- 人数に対して明らかにプランが低い場合は1段階上へ
- ゲーム側の設定(描画距離・MOB数など)を抑えめにする
といった「軽量化+必要ならプランアップ」の二本立てで考えると、原因を切り分けやすくなります。
誰もログインしていないときのサーバー稼働状況
誰も入っていなくても、VPSとゲームサーバーは動き続けています。
- VPS:電源オンのまま → 当然料金もかかり続ける
- ゲームサーバー:プレイヤーがゼロでもプロセス自体は動作
対策としては、
- 人が来ない時間帯はゲームサーバーだけ停止する
- イベント用なら、使わない期間はVPSごと停止・削除する
- 自動シャットダウン/自動起動の仕組みを用意する
などがあります。
「24時間開けておきたいか」「コストを節約したいか」で、
運用ポリシーを決めておくと迷わなくなります。
ゲームルールや設定ファイルを変更する方法
大きく分けて、次の2通りがあります。
- 管理パネル経由で変更するタイプ
- Xserver GAMEsやConoHa for GAMEなどは、
ブラウザの管理画面から設定項目を変更 → 自動で設定ファイルを更新 - 「PvPのオン/オフ」「難易度」「最大人数」など、
よく使う項目はメニュー化されていることが多いです。
- Xserver GAMEsやConoHa for GAMEなどは、
- 設定ファイルを直接編集するタイプ
- SSHやSFTPでサーバーに接続し、
server.propertiesなどの設定ファイルをエディタで編集 - このときは、
- 変更前にバックアップを取る
- 全角・半角を混ぜない
- 1文字でもスペルを間違えると起動しなくなるゲームもある
ことを意識して慎重に触りましょう。
- SSHやSFTPでサーバーに接続し、
どちらの方式でも、変更後はサーバーの再起動が必要なことが多いので、
変更前にプレイヤーへ一言告知しておくと親切です。
AWS GameLiftなどクラウド型ゲームサーバーは個人利用に向く?
結論:「勉強目的ならアリ、本気で遊ぶだけならオーバースペック」というイメージです。
GameLift のようなクラウド型ゲームサーバーは、
- 自動スケール(人数に応じたサーバー自動増減)
- リージョン選択・負荷分散・マッチメイキング連携
- 大規模タイトル前提の運用・監視機能
といった、商用ゲーム向けの機能が充実しています。
一方で、
- 課金体系が分かりにくく、放置すると予想以上に費用がかかる
- 導入・設定にインフラの知識が必要
- 「友達とマイクラ/ARKを遊びたい」程度なら、VPSの方が圧倒的に楽で安い
という現実もあります。
個人で使うなら、
- クラウドやインフラの学習も兼ねて触ってみる
- 小規模検証用に短期間だけ動かしてみる
といった“技術寄りの目的”がある場合に向いていると考えるとよいでしょう。
レンタルサーバーを使う場合もゲーミングPCは必要?
サーバーとクライアントの役割を分けて考えるとすっきりします。
- VPS:ゲーム世界を動かす役(ホスト)
- 自分のPC:その世界に接続してプレイする役(クライアント)
つまり、
- サーバー側には高スペックゲーミングPCは不要(VPSがその役割を持つ)
- プレイする側のPCは、そのゲームが要求するクライアント側スペックを満たしていればOK
配信も兼ねる場合は、
- ゲームプレイ+配信(OBSなど)を同時に行うために
クライアントPC側が高スペックを求められる
という意味で「ゲーミングPCがあった方がよい」ケースはありますが、
サーバー構築そのものには必須ではないと考えて大丈夫です。
VPSプランの途中変更はどこまで柔軟にできる?
多くのVPSサービスは、途中からのプラン変更を想定していますが、
細かいルールには違いがあります。
一般的な傾向としては:
- 上位プランへの「スケールアップ」
- ほぼ全社対応
- 再起動を伴うことが多い
- 下位プランへの「ダウングレード」
- 非対応、もしくはサーバー再作成が必要なサービスもある
- ストレージ容量の縮小は原則不可なことが多い
- 課金タイミング
- 変更直後から新料金になるパターン
- 次回更新日から新料金になるパターン
そのため、
- 最初は少し余裕を見たプランで始める
- 利用状況を見て、足りなければ上げる
- 大幅なダウンサイズをしたいときは、「新サーバーを作って移行」も選択肢に入れる
という感覚で運用すると、後戻りしづらい構成を避けられます。
VPS運用は、一気に全部理解しようとすると難しく見えますが、
多くの疑問は「仕様+運用のコツ」を押さえれば十分対処できます。
- 分からないところはテンプレートや管理パネルを活用する
- 無理に“全部自分でやる”と思い込みすぎない
この2つを意識して、少しずつ慣れていくのがおすすめです。
自分の遊び方・予算・スキルに合うゲームレンタルサーバーを選ぼう
ゲーム用レンタルサーバーは、「どれが一番いいか」ではなく、
自分の遊び方・予算・スキルにどれが一番フィットするかで選ぶものです。
- 何人で遊ぶのか
- どのゲームをどれくらいの期間やるのか
- 自分でどこまで設定を触れるのか
この3つを整理してからサービス比較に進むと、迷いにくくなります。
まずは小さなプランから始めて必要に応じてスケールアップ
最初から完璧なスペックを狙う必要はありません。
- フレンド数人で試す段階なら、低〜中価格帯のプランで十分
- 人数が増える/MODを増やす/ゲームを変える
→ 重くなったタイミングで、一段上のプランにスケールアップ
というステップを踏んだ方が、コスト的にもリスク的にも健全です。
多くのVPSは、上位プランへの変更に対応しています。
「最初は控えめに、足りなければ上げる」という考え方でいた方が、
ムダに高いプランを抱え込まずに済みます。
ゲーム専用プランとキャンペーンを賢く使って快適なマルチプレイ環境に
同じ金額でも、
- ゲーム用テンプレート
- 専用管理パネル
- 自動バックアップ、簡単アップデート
がそろったゲーム特化プランを選ぶと、構築・運用の難易度が一気に下がります。
さらに、各社が実施している
- 月額割引
- 利用期間増量
- キャッシュバック
- 配信者向け無償提供プログラム
などを組み合わせれば、実質的なコストをかなり抑えつつ快適な環境を用意できます。
「定価だけ」を見て判断するのではなく、
キャンペーン込みのトータルコストで比較する癖をつけておくと、失敗が減ります。
国内VPSとゲーム特化サービスを軸に、長く続けやすい環境を整える
個人や小さなコミュニティで遊ぶなら、
- レイテンシが小さい 国内サーバー
- マニュアル・情報が豊富な 国産VPS・ゲーム専用サービス
を軸に選ぶのが、結局のところ一番「長く続けやすい」選択です。
- まずはゲーム特化サービスで構築に慣れる
- 慣れてきたら、汎用VPSでカスタマイズの幅を広げる
といった段階的なステップアップも十分現実的です。
最終的に大事なのは、
「技術的に不安が少なく、財布にも無理がなく、プレイが快適なライン」を探すことです。
- 小さめのプランから始める
- 専用プランやテンプレートで構築を簡単にする
- 国内のVPS・ゲーム特化サービスをベースに、少しずつ自分なりの運用スタイルを作っていく
この流れをイメージしておけば、初めてのゲームレンタルサーバーでも十分やっていけます。
あとは実際に立ててみて、遊びながら少しずつ「自分たちにちょうどいい環境」に育てていきましょう。
まとめ
ゲーム用レンタルサーバー選びは、一見すると難しそうに見えますが、
本質的には次の3つを整理できるかどうかに集約されます。
- どう遊ぶか
- タイトル(マイクラだけ? ARKやPalworldも?)
- 人数(友達数人〜コミュニティ規模まで)
- 期間(一度きりのイベントか、長期運用か)
- どこまで自分で触れるか
- テンプレートやゲームパネル任せでいきたいのか
- Linuxや設定ファイルも触りながらカスタマイズしたいのか
- どのくらいの予算を毎月出せるか
- お試しの数百円〜
- 本気で運営する1,000〜3,000円台
- 大規模運用も視野に入れたそれ以上のレンジ
この記事では、
- 自作サーバーとレンタルサーバー/VPSのメリット・デメリット
- VPSがゲーム用途に向いている理由(他ユーザーの影響を受けにくい・ルール変更しやすいなど)
- 性能面・料金面・サポート面から見たゲーム特化VPS/専用サービスの比較
- 人気ゲーム別のざっくり必要スペックとプラン選びの目安
- 実際にVPSでゲームサーバーを立てて、運用を続けるためのステップ
- 「どの程度の知識があればいいか」「重くなったときの原因」「プラン変更の考え方」など、よくある疑問への答え
を一通り整理してきました。
最終的な結論はシンプルです。
- 最初は小さめのプラン・ゲーム専用サービスで構築に慣れる
- 不足を感じてきたら、スペックアップや汎用VPSへの移行を検討する
- 国内VPS・ゲーム特化サービスを軸に、
「無理のない料金」「自分が触れる範囲の運用」「十分な安定性」のバランスを探る
この順番で考えていけば、
スペックや料金で大きく失敗するリスクを抑えながら、自分たちに合ったマルチプレイ環境を整えていくことができます。
「どのサービスを選べばいいか分からない」段階から一歩進んで、
この記事をきっかけに、実際に1つサーバーを立ち上げてみてください。
そこから先は、プレイしながら少しずつ調整していくことで、あなたなりの“ちょうどいいゲームサーバー”が自然と見えてきます。
