「無料の素材サイトで十分な気もするけど、やっぱり有料のほうがいいのかな?」
「ShutterstockとかPIXTAってよく聞くけど、正直どこが違うのか分からない……」
「ブログやLPにそれなりの画像は使いたい。でも、毎月のコストはできるだけ抑えたい……」
ブログ運営やWeb制作を続けていると、「無料素材だけで走り切るか」「有料素材サイトを導入するか」という悩みに、いずれ必ずぶつかります。
実際、有料素材サイトは
- 写真・イラストのクオリティが高い
- 点数・ジャンルが圧倒的に豊富
- 商用利用を前提としたライセンスでトラブルを避けやすい
といったメリットがある一方で、
- 月額のサブスク料金が気になる
- どのサービスを選べばいいか分からない
- 「本当に元が取れるのか?」という不安
もつきまといます。
そこで本記事では、
- 無料素材と有料素材サイトの本質的な違い
- 用途別・目的別の賢い選び方
- ブロガー/Web制作者にとって使いやすい代表的なサービス
- コストを抑えつつ有料素材を最大限活かす運用のコツ
までを、初心者にも分かりやすいように整理して解説します。
「とりあえず有名どころを契約してみる」のではなく、
あなたの目的・予算・制作スタイルに合った“ちょうどいい有料素材との付き合い方”が見えるはずです。
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目次
有料素材サイトの基礎知識
ストックフォト・素材サイトとはどんなサービス?
「有料素材サイト」は、写真・イラスト・ベクター・アイコン・動画・テンプレートなどをまとめて提供しているオンラインの素材マーケットです。
いわゆる「ストックフォトサービス」と呼ばれるものもここに含まれます。
ざっくりいうと、こんな仕組みです。
- 写真家・イラストレーター・デザイナーが素材をアップロードする
- サイト側がキーワードやカテゴリで整理し、検索しやすくする
- 利用者(ブロガー、企業、フリーランスなど)が
料金を支払ってライセンスを購入し、素材を使える権利を得る
ここで大事なのは、「素材そのものを買っているのではなく、使う権利(ライセンス)を買っている」という点です。
そのため、各サイトの利用規約やライセンスの種類を理解して使う必要があります。
また、多くの有料素材サイトは次のような料金形態を採用しています。
- サブスクリプション型:月○枚までダウンロードし放題、または1日○枚まで など
- クレジット制・ポイント制:あらかじめポイントを購入し、素材ごとに消費
- 単品購入型:必要な画像だけ個別に購入
写真だけでなく、
- SNS用テンプレ
- プレゼン資料用テンプレ
- Webバナーのデザイン素材
なども扱うサービスが増えており、「デザイン素材のコンビニ」のような役割を果たしています。
どんなシーンで有料素材が活躍するのか
有料素材が特に力を発揮するのは、次のような場面です。
- 企業サイト・サービスサイト
- トップページのキービジュアル
- 事業紹介、採用ページのイメージ写真 など
→ ブランドイメージに直結するため、安っぽさを避けたい場面で活躍します。
- ブログ・メディア運営
- アイキャッチ画像
- カテゴリ共通のイメージ
→ 記事数が増えるほど、無料素材だけではネタ切れになりがちなので、
「質とバリエーション」を補うための武器になります。
- 広告バナー・LP(ランディングページ)
- 広告のクリック率、CV率に直接影響するため、
「ぱっと見の強さ」や「訴求したいターゲット像に近い写真」がほしい場面で重宝します。
- YouTube・SNS運用
- サムネイル用の背景画像
- Reels/ショート動画のワンカット
→ 短時間で大量のビジュアルを作る必要があるため、
加工しやすい素材が豊富な有料サイトは効率面で大きなメリットがあります。
- 紙媒体・印刷物
- チラシ・パンフレット・カタログ
→ 印刷はやり直しが効きにくく、著作権トラブルも致命傷になりやすいため、
信頼できるライセンスの有料素材が選ばれやすい領域です。
まとめると、
「見た目のクオリティ」と「著作権リスクの低さ」が重視される場面ほど、有料素材の強みが生きる
というイメージで捉えておくと分かりやすいです。
無料素材サイトとの違いと役割分担
無料素材サイトも非常に優秀ですが、有料と無料にははっきりした“得意分野の違い”があります。
ざっくり比較すると、こんなイメージです👇
スクロールできます
| 項目 | 無料素材サイトの傾向 | 有料素材サイトの傾向 |
|---|
| コスト | 完全無料 or クレジット表記で利用可能 | 月額・年額・単品購入などの費用が発生 |
| 素材点数・ジャンル | サイトによってバラつき大 | 総点数が非常に多く、細かいニッチジャンルまで揃う |
| クオリティの安定性 | サイト内でムラが出やすい | 編集・審査が入ることが多く、全体的に水準が高い |
| 同じ画像の利用頻度 | 他サイトと被りやすい | 被ることもあるが、無料よりは頻度が下がる |
| ライセンスのわかりやすさ | サイトや作者ごとにルールが違い混乱しがち | 商用利用想定のため、利用範囲が比較的明確 |
| サポート・トラブル対応 | 基本的に自己責任 | 有料ゆえに問い合わせ窓口やサポート体制が整っていることも |
現実的な運用としては、次のような役割分担を考えるとバランスが良いです。
- 無料素材
- 個人ブログのちょっとした挿絵
- 下書き・テスト用のデザイン
- 内部資料や、公開しないモック
- 有料素材
- 公開範囲が広いページ(広告・LP・企業サイト)
- 長く使い回すメインビジュアル
- ブランドイメージに直結する重要なコンテンツ
「とりあえず全部有料にすべき」ではなく、
予算とリスクのバランスを見ながら、無料と有料を使い分けるのが現実的です。
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まず無料素材から始めるべきケース
とはいえ、いきなり有料契約をする必要はありません。
次のような状況なら、まずは無料素材サイトからスタートするのがおすすめです。
- ブログやサイトを立ち上げたばかり
- まだアクセスも少なく、
「そもそも続けられるか」が不安な段階で高額な素材費をかけるのはリスクが高めです。
- 趣味寄りの用途がメイン
- 日記ブログ・個人の勉強用サイト・クローズドなコミュニティなど、
収益化を急がないケースでは無料でも十分なことが多いです。
- デザインや画像の扱いに慣れていない
- まずは無料素材で
「どんなキーワードで探せばいいか」「どのサイズを使うか」
といった感覚をつかんでから、有料に移行するほうが失敗が少なくなります。
- 会社やクライアントに予算をまだ取りづらい
- まず無料素材でラフ案を見せ、
「ここをブラッシュアップするために有料素材を入れたい」という
説得材料を作ってから予算を提案したほうが通りやすいこともあります。
この段階で意識しておきたいのは、
「将来、有料素材に切り替える前提でデザインやレイアウトを考えておく」
ということです。
たとえば:
- アイキャッチ画像のサイズを よくある比率(16:9, 4:3) にそろえておく
- 画像を多用しすぎないレイアウトにしておく
こうしておけば、のちに有料素材へ差し替えるときも最低限の手間で済みます。
有料サービスへの切り替えを検討したいタイミング
次のようなサインが出てきたら、有料素材サイトの導入を真剣に検討して良いタイミングです。
- 「使える無料画像が見つからない」と感じる頻度が増えたとき
- 毎回同じサイトをぐるぐる回っているのに、
「これだ!」という素材が見つからない。
- 無料素材の記事同士でアイキャッチが似てしまうのもよくある悩みです。
- ブログやサイトが収益化フェーズに入り始めたとき
- アフィリエイト・広告収入・自社サービスの集客など、
サイトから売上が立ち始めたら、
「素材に投資する=売上を伸ばす施策のひとつ」と考えられます。
- クリック率や滞在時間の改善につながりやすいため、
広告費の一部と考えて素材費を計上するケースも多いです。
- ブランドイメージをしっかり構築したいとき
- 企業サイト・採用サイト・公式メディアなどでは、
「どこかで見たことがあるフリー素材」よりも、
ブランドに合ったテイストで揃えた有料素材のほうが説得力が増します。
- 著作権やライセンスのリスクを真剣に管理したいとき
- 無料素材は、「実は権利がクリアになっていなかった」
といったトラブル事例もあります。
- 有料サービスのすべてが完璧というわけではありませんが、
商用利用や再利用を前提に設計されたライセンスのほうが、
実務上の安心度は上がります。
- 画像探しにかけている時間が、明らかにコストになっているとき
- 1記事あたり30分〜1時間も画像探しに使っているなら、
その時間を記事執筆や企画に回したほうが収益的にはプラスになる場合も多いです。
- 高機能検索がある有料サイトなら、「欲しい1枚」が数分で見つかることも珍しくありません。
このように、
- 立ち上げ期 → 無料中心
- 成長期 → 無料+有料のハイブリッド
- 収益化・ブランド重視フェーズ → 有料中心
というイメージで段階的にシフトしていくと、
お金をかけすぎず、しかし「ここぞ」という場面ではしっかりクオリティを上げる運用がしやすくなります。
有料素材を使う主なメリット
圧倒的な点数とジャンルの幅広さ
有料素材サイトの一番の強みは、点数とジャンルの「量」と「粒度」です。
- ビジネス・ライフスタイル・医療・教育・IT・美容・インテリア など、主要ジャンルはほぼ網羅
- 「女性 20代 オフィス カジュアル服 笑顔」くらい細かい条件でも、該当素材が普通に見つかる
- 似た構図・色味の写真が大量にあるため、シリーズで使い回しやすい
無料サイトだと「ジャンルは合っているけど、イメージが微妙に違う…」という妥協が起きがちですが、有料サイトでは“イメージ通りの1枚”に近づける確率が格段に上がるのがポイントです。
プロ品質の写真・画像で印象やクリック率が上がる
有料素材は、基本的にプロのフォトグラファー・デザイナーが制作・レタッチした素材が中心です。
- 構図・光の当て方・色のバランスが洗練されている
- 文字を載せても読みやすい余白が確保されている
- 解像度が高く、拡大・トリミングしても劣化しにくい
ブログやLPのアイキャッチが「プロっぽく」見えるかどうかは、クリック率と第一印象に直結します。
中身が同じ記事でも、
- 写真のクオリティが高い → 「ちゃんとした情報が書いてありそう」
- 写真が暗い・ぼやけている → 「素人っぽい」「読む優先度を下げよう」
と、無意識に評価が変わります。
アクセスを「増やす」だけでなく、読まれるところまでつなげたいなら、画像の質は立派な投資対象です。
同じテイストの素材でデザインの統一感を出せる
有料素材サイトには、同じカメラマンやスタジオが撮影したシリーズ写真・同一テイストの素材が豊富にあります。
- 同じモデル・同じオフィス・同じ背景でポーズだけ違う写真
- 同じ色味・タッチで描かれたイラストセット
- 同じアイコンスタイルで、ビジネス用・SNS用など一式そろっているもの
これを活用すると、次のようなメリットがあります。
- ブログ全体の世界観をそろえやすい
- 企業サイトの各ページで、「なんとなく統一感がある」見た目になる
- SNS・資料・LPなど、媒体が違ってもブランド感を崩さず展開できる
無料素材を寄せ集めると、どうしても
1枚ごとにテイストがバラバラで「雑多な印象」になりがち
ですが、有料素材をシリーズで選べば、簡単に「ちゃんとデザインされたサイト」に近づけることができます。
他サイトと被りにくく、オリジナリティを出しやすい
無料素材は誰でも使えるぶん、「あ、この写真ほかのサイトでも見た」ということがよく起こります。
特に有名なフリー素材サイトの人気写真は、競合ブログや企業サイトと被りやすいのが現実です。
一方、有料素材だと:
- そもそも利用者母数が無料より少ない
- 有料会員のみ利用可能なプレミアム素材も多い
- 素材点数が膨大なため、同じ1枚に集中しづらい
という事情があり、「あからさまな被り」が起こる可能性はかなり下がります。
さらに、
- 有料写真を元に文字入れ・色調補正・トリミング
- 複数の素材を合成してオリジナルのヘッダー画像を作る
といったひと手間を加えれば、検索結果でサムネイルを並べたときに、視覚的な差別化がしやすくなるのも大きな利点です。
高度な検索機能で画像選定の時間を大幅カット
有料素材サイトの多くは、検索まわりの機能がかなり充実しています。
例:
- キーワード検索+カテゴリ+人物の有無+色指定+縦横比 など多条件の絞り込み
- 類似画像検索(気に入った1枚から、似た構図・色味の素材を探せる)
- 「ビジネス / 医療 / 教育」など用途別のコレクション
無料サイトでありがちな、
10ページ以上スクロールしても「これだ」という画像に出会えない…
という“画像探し沼”から抜けられるのが、有料サイトの地味ながら大きなメリットです。
結果として、
- 記事1本あたりの画像選定時間を数十分 → 数分レベルまで短縮できる
- そのぶん、執筆・リサーチ・企画に時間を回せる
ので、トータルで見ると「お金はかかるが、時間はかなり得をする」という構図になりやすいです。
商用利用でも安心しやすいライセンス設計
有料素材サイトは、そもそも商用利用を前提にしたサービス設計になっています。
- Webサイト・LP・チラシ・プレゼン資料など、多くの用途がライセンスで明示されている
- NG行為(再配布・ロゴ化・商標登録など)が、利用規約やヘルプで整理されている
- 大手サービスほど、権利関係のチェック体制が整っている
もちろん「有料だから絶対安心」というわけではなく、ライセンス内容を読むこと自体は必須です。
ただし、無料素材に比べて、
- 「この使い方は大丈夫なのか?」と毎回調べる手間
- 出典不明素材を拾ってしまうリスク
はかなり軽減されます。
ビジネス用途やクライアントワークでは、「トラブルを起こさないための保険料」として有料素材を選ぶ感覚に近いです。
写真だけでなく、イラスト・ベクター・テンプレなども利用可能
最近の有料素材サイトは、単なる「写真置き場」にとどまりません。
- 写真
- イラスト
- ベクター(拡大しても荒れないデータ)
- 図解用のアイコンセット
- プレゼン・ポスター・SNS投稿のテンプレート
などが一括で揃う「総合デザインリソース」として進化しています。
これが何を意味するかというと、
- サイトの写真 → 有料素材
- 記事内図解 → 有料のアイコン・イラスト
- SNS告知バナー → 有料テンプレをベースに作成
といった形で、1サービスで一貫したビジュアル設計ができるということです。
複数の無料サイトを渡り歩いて
- 写真はここ
- アイコンは別のサイト
- テンプレはまた別
と探し回るよりも、ワンストップで済ませたほうが作業効率もデザインの統一感も高くなります。
トレンド・季節感のある最新素材を入手しやすい
有料素材サイトは、常に新しい素材が追加され続ける仕組みになっています。
- 新しいビジネストレンド(リモートワーク・DX・生成AIなど)を反映した写真
- 最新ガジェット・アプリUIなどを取り入れたイメージ
- ハロウィン・クリスマス・桜・海など季節イベント向けの撮り下ろし素材
こうした「今っぽい」ビジュアルは、無料サイトだと数が限られがちです。
一方で有料サイトなら、
- 季節キャンペーン用のLP
- トレンドをテーマにしたブログ記事
- SNSの期間限定ヘッダー画像
などを作るときに、タイムリーな雰囲気を出しやすいのが大きな強みです。
まとめると、有料素材サイトは
- クオリティ
- 数とバリエーション
- 探しやすさ
- ライセンスの分かりやすさ
といった、「デザイン業務のボトルネックになりがちな部分」を一括で解消してくれる存在です。
単に「きれいな写真が買える場所」ではなく、
コンテンツ制作全体の生産性とクオリティを底上げするためのインフラ
と捉えると、その価値が見えやすくなります。
有料素材サイトを選ぶときのポイント
登録点数・配布枚数などボリュームをチェックする
最初に見るべきなのは、「どれくらいの素材が揃っているか」と、「自分がそのうち何点使えるか」です。
確認したいポイントは次の2つです。
- サイト全体の登録点数
- 例)数百万点〜数億点など
- 点数が多いほど、ニッチなシーン(在宅ワーク、最新ガジェット、地方の風景など)も見つかりやすくなります。
- 契約プランごとの「ダウンロード可能枚数」
- 月○枚まで、1日○枚まで、クレジット○ポイント分など
- ブログ本数や制作案件の数から逆算し、「現実的に使う枚数」をイメージして選ぶのが大事です。
「全体の点数は多いけれど、プランが厳しくて実際にはあまり落とせない」というケースもあるので、
“数字の見かけの大きさ”ではなく、自分の使い方に対して十分かどうかで判断しましょう。
得意ジャンル(人物・ビジネス・美容など)を見極める
同じ有料素材サイトでも、得意・不得意ジャンルがあります。
例:
- ビジネス系・オフィス風景が充実しているサイト
- 美容・ヘアスタイル・コスメ写真が強いサイト
- 海外ライフスタイル写真は豊富だが、日本人モデルは少ないサイト
自分のメイン用途と照らし合わせて、
- 自社ブログ → BtoB・ビジネスシーン
- 美容系メディア → 美容室、メイク、モデル写真
- 地方メディア → 日本の街並み・観光地の写真
など、「よく使うであろうシーン」がどれだけ揃っているかを優先してチェックすると失敗しにくくなります。
可能なら、無料サンプルや検索画面を実際に触りながら、
「自分のサイトの記事タイトルをそのままキーワードに入れて検索してみる」
というテストをすると、相性の良し悪しがすぐにわかります。
目的の素材を探しやすい検索・フィルター機能か
素材点数が多いほど重要になるのが、検索と絞り込みの使いやすさです。
チェックしたい機能は例えばこんなものです。
- キーワード+カテゴリ+人物の有無+色+縦横比など、複数条件での絞り込み
- 似ている画像を探せる「類似画像検索」
- 日本語検索の精度(和製サービスでない場合は特に重要)
- 「新着」「人気」「おすすめ」などの並び替え
これらが使いやすいと、
- アイキャッチ用の1枚を数分で決められる
- シリーズで使える写真をまとめてピックアップできる
といった形で、画像選定にかけていた時間をそのまま短縮できます。
逆に、検索が弱いサイトは
「素材は多いのに、欲しい1枚に辿り着けない」
というストレスが溜まりやすいので、必ず事前に検索画面を触ってから契約するのがおすすめです。
料金プランとコスパ(1点あたり単価)を比較する
料金を見るときは、月額だけで判断しないことが大切です。
比較の軸にしたいのは「1点あたりの単価」と「使い切れるかどうか」です。
たとえば、次のようにざっくり計算してみます。
スクロールできます
| プラン例 | 月額料金 | ダウンロード上限 | 1点あたりの目安単価 |
|---|
| A社:ライトプラン | 3,000円 | 月10枚 | 約300円/枚 |
| B社:スタンダード | 5,000円 | 月50枚 | 約100円/枚 |
この場合、月に10枚以上使うならB社プランのほうが結果的に割安になることが分かります。
あわせて確認したいのは、
- 未使用分の繰り越しができるか
- 超過したときの追加料金はどうか
- 年契約にするとどれくらい割引されるか
などの条件です。
「とにかく安いプラン」ではなく、「自分の使用枚数と単価バランスが合うプラン」を選ぶのが、長期的にはコスパの良い選び方になります。
写真以外の素材(イラスト・動画・テンプレ)の有無
最近のコンテンツ制作は、写真だけで完結しません。
- ブログの図解 → イラスト・アイコン
- YouTube・SNSショート → 動画素材
- プレゼンやLP → デザイン済みテンプレート
など、複数フォーマットの素材を横断的に使う場面が増えています。
そのため、有料素材サイトを選ぶときは、
- 写真に加えて、イラスト・ベクター・アイコンが揃っているか
- 動画素材やBGMなど、将来的に使いそうなカテゴリがあるか
- PowerPoint・Canva・Googleスライドなどで使えるテンプレがあるか
もセットで確認しておくと、後々ラクになります。
1つのサイトで必要な素材が一通り揃うと、
- ログイン先が散らからない
- 著作権ルールも1サイト分だけ把握すればいい
というメリットもあり、運用面の負担がかなり軽くなります。
管理・お気に入り機能などワークフローを助ける仕組み
意外と見落とされがちですが、
「素材をどう管理するか」は長期利用ほど効いてくるポイントです。
便利な機能の例:
- お気に入り登録・コレクション機能
- 記事テーマ別・クライアント別などでフォルダ分けできると便利
- ダウンロード履歴の閲覧
- 同じアカウントをチームで共有するための権限・メンバー機能
- Adobe系・Canvaなど、よく使うツールとの連携
これらが揃っていると、
- 毎回ゼロから探し直さなくて済む
- 似たテーマの記事で、過去に使った素材をすぐ再利用できる
- チームで「この素材をこの案件に使おう」と共有しやすい
といった形で、制作フローそのものがスムーズになります。
有料素材サイトは「画像を買う場所」というよりも、
日々の制作作業の“ハブ”になるツール
と考えると、こうした管理・連携機能の重要さが見えてきます。
有料素材サイトを選ぶときは、
- 量(点数・枚数)
- 質(得意ジャンル)
- 探しやすさ(検索・フィルター)
- コスト(1点単価)
- 対応フォーマット(写真以外の有無)
- 運用のしやすさ(管理・連携機能)
という6つの軸でチェックしていくと、自分の用途にフィットするサービスを見つけやすくなります。
有料素材を利用するときの注意点とリスク管理
有料素材サイトは、うまく使えば強力な味方ですが、使い方を間違えると「著作権侵害」「クレーム」「追加費用」などのリスクもあります。
ここでは、最低限押さえておきたいポイントを整理しておきます。
ライセンスの種類と利用可能範囲を正しく理解する
ロイヤリティフリーとライツマネージドの違い
有料素材のライセンスでよく出てくるのが、この2つです。
- ロイヤリティフリー(Royalty-Free)
- 一度ライセンスを買えば、定められた範囲内で繰り返し利用できるタイプ
- 利用メディアや回数に比較的寛容なことが多い
- ただし「完全自由」ではなく、再配布・ロゴ化・商標登録などは多くのサイトで禁止
- ライツマネージド(Rights-Managed)
- 利用条件ごとにライセンスを細かく管理するタイプ
- 「A社のパンフレットで〇部」「1年間」「日本国内のみ」など、用途・期間・地域などを指定
- 条件を変えて再利用する場合、あらためてライセンスを購入する必要がある
初心者向け・ブログ用途なら、まずはロイヤリティフリー中心のサイトから慣れていくと扱いやすいです。
Web・印刷物・動画など媒体ごとの利用条件
同じ素材でも、媒体によってルールが変わる場合があります。
- Webサイト・ブログ・SNS
- チラシ・パンフレット・雑誌などの印刷物
- YouTube動画・広告動画・デジタルサイネージ
など、媒体ごとに
- 追加ライセンスが必要
- 商用動画への利用は禁止
- テレビCMや屋外広告は個別相談
といった条件が設けられているケースもあります。
「とりあえずWebで使えればいい」のか、
「いずれ印刷物や動画にも転用する可能性がある」のかを事前に想定しておくと、ライセンス選びがスムーズです。
部数・配布範囲・期間などの制限
特に印刷物や大規模キャンペーンで注意したいのが、
- 発行部数(例:10,000部までは基本ライセンス内)
- 配布範囲(社内限定/日本国内/全世界)
- 利用期間(1年/無期限 など)
といった利用規模に関する制限です。
小規模ブログではあまり問題になりませんが、
- 冊子を大量配布する
- 展示会などで大きなパネルに使う
- 海外展開を予定している
といった場合は、必ずライセンス表記を読み込み、不明点があれば運営に問い合わせる習慣をつけておくと安心です。
モデルリリース・プロパティリリースの有無を確認する
人物写真に必要なモデルリリースとは
人物が写った素材には、モデルリリース(肖像権の使用許可)が関わります。
- モデルリリースあり
- モデル本人(または保護者)が、その写真を商用利用してよいと許可している状態
- 広告・Webサイト・パンフレットなどで使いやすい
- モデルリリースなし
- 編集・ニュース用途のみ可、広告利用は不可……など、大きな制限が付く場合がある
特に、
- 特定の職業(医師・ビジネスマンなど)に見えるカット
- 家族・子どもが写っている写真
- 表情がはっきり分かるアップ
といった素材は、商用利用にモデルリリースが必須と考えておくとよいです。
建物・商品写真に関わるプロパティリリースとは
建物・家具・車・キャラクターなど、「物」に関して必要になるのがプロパティリリースです。
- 有名な建築物・ランドマーク
- 特徴的なデザインのインテリア
- ロゴ・パッケージが見える商品
などは、著作権・商標権・意匠権などが絡むことがあり、
- 編集用途ならOK、広告はNG
- ロゴ部分は加工で消す必要あり
といった条件がつくことも少なくありません。
素材ページに「プロパティリリース:取得済み/未取得」などの表示がある場合は、必ず確認してから利用媒体を決めましょう。
リリースがない素材を使う際の注意点
モデル・プロパティどちらのリリースも「なし」の素材を使う場合は、
- 広告・宣伝用途(特に商品・サービスと強く結びつける表現)に使わない
- 批判的・センシティブな文脈と組み合わせない
- 顔やロゴが分からないようにボカす・トリミングする
など、リスクを最小化する工夫が必要です。
判断に迷うときは、
「自分の写真や所有物が同じ使われ方をしたら、どう感じるか?」
と想像してみると、線引きの感覚が掴みやすくなります。
画像の加工・合成・再配布に関する制限
禁止されがちな加工のパターン
多くの有料素材サイトで共通して禁止されやすい加工・利用方法があります。
- 素材をほぼそのまま再配布・再販売する
- 例:写真をちょっとだけトリミングして、写真素材として販売する
- 特定の人物や属性を貶める文脈で使う
- 過度な性的表現・暴力的な表現との組み合わせ
- ロゴや商標として登録する(=独占的に使える権利は与えられていない)
加工そのものはOKでも、「素材そのものの代わりとして市場に出す行為」はほぼ確実にNGだと考えておきましょう。
認められている編集とグレーゾーン
一方で、次のような編集は、一般的なロイヤリティフリー素材では認められていることが多いです。
- 色調補正・トリミング・文字入れ
- 複数の素材を組み合わせたバナー作成
- サイトのデザインに合わせた加工(ぼかし・レイアウト変更など)
ただし、次のようなケースはサイトごとに解釈が分かれます。
- ほぼ元の写真が分からないほどの強い加工をして、別素材として販売する
- テンプレートとして配布する(PowerPointテンプレ・Canvaテンプレなど)
このあたりは規約やFAQをよく読み、グレーな場合は問い合わせるのが安全です。
トレンド写真・季節素材を使うときの注意点
トレンド系・季節ものの素材は、短期間に多くの人が同じ素材を使う傾向があります。
- ハロウィン・クリスマス・バレンタインなどのイベント写真
- 流行のガジェット・ファッション・アプリをモチーフにしたイメージ
これらは、
- 競合サイトとビジュアルが被りやすい
- 数年経つと「古い雰囲気」が目立ってしまう
というデメリットも持っています。
対策としては、
- できるだけシリーズ内の別カットを使う(定番カットを避ける)
- テキストやレイアウトでサイト独自の雰囲気を足す
- 「来年も使う前提」でなく、その年限りの素材と割り切る
といった考え方をしておくと、後から差し替えが必要になっても慌てずに済みます。
ファイル形式・サイズ・解像度を事前にチェックする
素材を購入してから、
「デカすぎて扱いづらい」「小さすぎて印刷に向かない」
という事態にならないよう、事前にスペックを確認する習慣をつけましょう。
チェックしたい項目は次の通りです。
- ファイル形式
- 写真:JPEG/PNG
- イラスト・ベクター:AI/EPS/SVG など
→ 自分の使うソフト・環境で開けるかを確認
- ピクセル数・解像度(dpi)
- Webなら長辺 1,200〜2,000px もあれば十分なことが多い
- 印刷物は、実寸サイズで 300dpi 以上が目安
- 縦横比・向き(横長/縦長)
- アイキャッチやサムネイルの比率に合うかどうか
- 無理なトリミングが必要ないか
ダウンロード前にプレビュー画面で「実際に使うサイズ感」をイメージしておくと、無駄な取り直しが減り、コストの節約にもつながります。
プラン更新・自動継続など契約周りで気をつけたい点
最後に、意外とトラブルが多いのが契約・課金まわりです。
注意したいポイントは次のとおりです。
- 自動更新の有無
- 多くのサイトは「自動継続」がデフォルト
- 使わなくなったのに、解約し忘れて課金され続けるケースが多い
→ 更新日をカレンダーアプリにメモしておくのがおすすめです。
- 解約のタイミングと条件
- 月途中で解約しても、すぐ止まるのか、次回更新日までは利用できるのか
- 年間契約の場合、中途解約の扱いがどうなっているか
- プラン変更時の扱い
- 上位プラン・下位プランへの変更がいつ反映されるか
- すでに溜まっているダウンロード権(クレジット)がどうなるか
- 退会後の素材利用
- 契約終了後も「すでにダウンロードした素材」は利用を続けてよいのか
- 追加の利用許可が必要になるケースがないか
有料素材サイトを長期的に使う前提なら、
「画像だけでなく、契約条件も含めて理解しておく」ことが、安全な運用への近道です。
有料素材は、クオリティや効率を上げるうえで非常に頼れる存在ですが、
ライセンスと契約周りを理解して初めて“安心して使えるツール”になります。
- 何となくで使わない
- 分からないままにしない
- 気になる点は運営に確認する
この3つを意識するだけでも、リスクは大きく下げられます。
有料素材サイトの料金体系とお得な使い方
有料素材サイトは「安くない買い物」です。
だからこそ、料金体系の特徴を理解しておくと、無駄なく・安心して使えます。
ここでは代表的な課金方式と、初心者でも取り入れやすい節約テクニックを整理します。
サブスク型(定額制)プランの特徴
サブスク型は、毎月一定額を支払って決まった枚数(または回数)までダウンロードできるプランです。
主な特徴は次のとおりです。
- 月◯枚まで、または年◯枚までといった「上限付き使い放題」
- 1枚あたりの単価は、単品購入より安くなりやすい
- 毎月コンテンツを量産する人(ブロガー、Web担当者、制作者)と相性が良い
メリット:
- 記事数が増えても画像単価が下がるので、継続利用するほどコスパが良くなる
- ダウンロード枚数を意識しながら、「必要なだけしっかり使う」前提で運用できる
デメリット:
- 使わない月でも料金は発生する
- 上限を大きく超える使い方をすると、別途追加が必要になることもある
ブログを週に数本以上書く人や、案件を継続的に抱えるデザイナーには、基本はサブスク+必要に応じて追加購入という形が現実的です。
クレジット制・ポイント制の仕組み
クレジット制(ポイント制)は、先に「ポイント」をまとめて購入し、そのポイントを消費して素材をダウンロードする方式です。
仕組みのイメージ:
- 写真1点:◯クレジット
- サイズが大きいほど必要クレジット数が増える
- まとめ買いすると、1クレジットあたりの価格が安くなることも多い
メリット:
- 毎月は使わないが、必要なタイミングで集中的に素材を買いたい人に向いている
- サブスクと違い、「使わない月に固定費が発生する」状態を避けやすい
- 高解像度やプレミアム素材だけポイントを使うなど、メリハリを付けた使い方ができる
デメリット:
- クレジットに有効期限があるケースも多く、使い切れないと損をする
- 「とりあえず多めに買っておこう」が心理的なムダ遣いにつながりやすい
使用頻度が不定期な人や、“大型案件のときだけ”プロ品質の素材を使いたい人には、クレジット制がフィットしやすいです。
単品購入をうまく使うべきケース
単品購入は、1枚ごとに個別に料金を支払う方式です。
ボリュームとしては割高になりがちですが、次のようなケースではむしろ合理的です。
- ランディングページのキービジュアルなど、「この1枚に全てをかけたい」場面
- サイト全体でごく少数の画像だけ有料にしたいとき
- クライアント案件で、「この素材だけ特別に有料で購入する」ことに合意があるとき
ポイント:
- 単品購入は、「ここだけ妥協したくない」という要所に絞るのがコツ
- 逆に、日々のブログアイキャッチやサムネイルを単品購入でまかなうのは割高になりがち
単品購入は、「スポットでクオリティを上げるための最後の一押し」ぐらいの感覚で使うと無駄が出にくくなります。
料金比較でチェックすべき指標(1点単価・上限枚数など)
料金表を見るときに、月額だけを見て決めるのは危険です。
比較するときは、次の指標で整理すると分かりやすくなります。
- 1点あたり単価
- 月額 ÷ 上限枚数 でざっくり計算
- 例:3,000円 / 10枚 = 300円/枚
- 上限枚数・クレジット数
- 自分の利用ペース(1か月に何枚使いそうか)と照らし合わせる
- ダウンロードの上限条件
- 日ごとの制限があるか
- まとめて大量に落としたいとき困らないか
- 未使用分の扱い
- 繰り越し可能か、それとも月ごとにリセットされるのか
- 解像度やカテゴリごとの料金差
- 大サイズだけ値段が跳ね上がるサービスもある
- 写真/動画/イラストでクレジット消費が大きく変わることも
実際には、「自分の利用枚数で計算したときに、どのプランが一番安いか」を試算するのが近道です。
1か月分だけ試しに使ってみて、その結果を元にプランの見直しを行うのもおすすめです。
キャンペーン・無料体験を賢く活用するコツ
多くの有料素材サイトは、以下のようなキャンペーンを定期的に行っています。
- 初月割引・数週間の無料トライアル
- 無料で数点だけダウンロードできるお試しクレジット
- 年払いにすると月額が大きく下がるプラン
初心者が賢く使うためのポイントは、
- まずは無料体験で「検索のしやすさ」「素材のテイスト」を確認する
- 自分のブログ・サイトで実際に使ってみて、“相性が合うか”を見極める
- 継続すると判断してから、年契約や上位プランを検討する
です。
「とりあえず安いから1年契約」は失敗の元なので、
必ず短期で試す → 相性を判断 → 長期契約の順番にするとリスクを抑えられます。
無料素材と組み合わせてコストを抑えるテクニック
有料素材だけで全てを賄うと、当然コストはかさみます。
現実的なのは、無料素材と有料素材を役割分担させる運用です。
例えば:
- メインビジュアル・LP・広告 → 有料素材で“本気モード”
- ブログ本文中の小さな挿絵 → 無料素材でコストカット
- 図解やグラフ → 自作 or 無料アイコン+自作デザイン
といった使い分けです。
さらにコストを抑えるコツとして、
- 有料素材は「汎用性の高い1枚」を選び、複数ページで使い回す
- 似たテーマの記事では、シリーズ写真を使って色やテイストを揃えながら再利用
- 無料素材は、会員登録制の高品質サイトを中心に使う(完全フリー素材より品質・情報が整っていることが多い)
といった工夫をすると、見た目のクオリティを落とさずに、トータルコストをかなり抑えることができます。
有料素材サイトは、「なんとなく契約する」と損をしやすい一方で、
料金体系と自分の使い方を合わせれば、投資対効果が高いツールになります。
- どの課金方式が自分の働き方に合うか
- どこを有料にし、どこを無料で済ませるか
この2点を意識して設計しておくと、長く無理なく付き合えるはずです。
ジャンル別・タイプ別の有料素材サービスの種類
有料素材サイトと一口に言っても、中身はかなりタイプが分かれます。
「とりあえず有名どころを契約する」よりも、自分の用途に合うタイプを選ぶほうが、費用対効果は確実に上がります。
ざっくり分けると、次の5ジャンルです。
スクロールできます
| タイプ | 主な用途 | 向いている人 |
|---|
| 写真メインの総合ストックフォト | ブログ・LP・企業サイト全般 | 幅広い案件を抱える人・法人 |
| 日本人モデル・日本向け素材に強い | 日本市場向けのWeb・印刷物 | 国内向けビジネス、自治体・地域メディア |
| イラスト・アイコン・ベクター素材向け | 図解・資料・プロダクトUI | Webデザイナー、マーケ担当 |
| ブログ・SNS向けテンプレ付きデザインツール | アイキャッチ・SNS投稿・バナー | 個人ブロガー、インフルエンサー |
| ニッチ分野専門(美容・ヘアスタイルなど) | 専門特化メディア、業界向け広告 | 美容室、クリニック、専門Web制作 |
以下で、それぞれの特徴と選び方を解説します。
写真メインの総合ストックフォトサービス
一番スタンダードなタイプが、写真中心の総合ストックフォトサービスです。
特徴:
- ビジネス、ライフスタイル、医療、教育、IT など、主要ジャンルはほぼ一通り揃う
- 海外モデル・海外のロケーション写真が豊富
- 写真の質やバリエーションが安定しており、「とりあえずここを見れば何かしら見つかる」という安心感がある
向いている用途:
- 企業サイト・サービスLPのメインビジュアル
- BtoB向けオウンドメディアやコーポレートブログ
- 海外っぽい雰囲気を出したいWebデザイン
メリット:
- 「とにかく素材の選択肢を増やしたい」人には相性が良い
- ライセンスや料金プランが整理されていることが多く、運用面で迷いにくい
一方で、「日本人モデルが少ない」「日本の街並みが乏しい」と感じることもあるので、国内向けが中心なら日本特化型との併用も検討すると良いです。
日本人モデル・日本向け素材に強いサービス
日本市場向けのサイトや広告では、
- どう見ても海外オフィスの写真
- 外国人モデルばかりの素材
は、文脈によっては「自社と合わない」と感じられることもあります。
そこで役立つのが、日本人モデルと日本のシーンに特化したサービスです。
特徴:
- スーツ姿の日本人ビジネスパーソン、和風の飲食店、商店街、行政関連など、「日本の現場」を切り取った素材が豊富
- クライアントからの「もっと日本人の写真がいい」という要望に応えやすい
- 学校・自治体・中小企業など、堅めの業種に使いやすいビジュアルが多い
向いている用途:
- 採用サイト・会社案内・社内報
- 地方自治体の広報、観光サイト
- 日本語圏向けのサービスLP・解説記事
国内ビジネスに寄せた表現が必要な場合、総合ストックフォト+日本特化サービスの二刀流にしておくと、
- シチュエーション → 日本特化
- 抽象的・コンセプト系 → 総合ストックフォト
といった使い分けができて便利です。
イラスト・アイコン・ベクター素材向けサービス
「写真」よりも、図解・UI・資料で使うビジュアルが欲しいときは、イラスト・ベクター素材に強いサービスが役立ちます。
特徴:
- シンプルな線画アイコンから、フラットデザイン、3D風イラストまで、テイスト別に揃っている
- ベクターデータ(AI, SVG, EPSなど)が多く、色やサイズを自由に調整できる
- 同じテイストのアイコン・イラストをセットで入手できるため、UIや資料で世界観が崩れにくい
向いている用途:
- Webアプリ・SaaSのUI・LPの図解
- セミナー資料・ホワイトペーパーの図版
- ブログ記事の「概念イメージ」「手順説明用のイラスト」
メリット:
- 写真では表現しづらい概念(データ、セキュリティ、クラウド、抽象的な成長イメージなど)を、一貫したスタイルでビジュアル化できる
- カラーバリエーション変更やパーツの入れ替えがしやすく、ブランドカラーに合わせたカスタマイズが可能
写真素材サイトしか見てこなかった人ほど、「実は図解用のイラストのほうが刺さる」というケースも多いので、一度きちんとチェックしてみる価値があります。
ブログ・SNS向けテンプレ付きデザインツール
近年増えているのが、「デザインツール+テンプレ+素材」が一体化したサービスです。
Canvaのようにブラウザ上でそのまま編集できるタイプが代表的です。
特徴:
- ブログ用アイキャッチ、Instagramの投稿テンプレ、Twitter・Xのヘッダーなどがテンプレ化されている
- ドラッグ&ドロップ操作で、デザイン未経験でもそれなりに整った画像が作れる
- フォント・図形・写真・イラストが一つの画面で扱える
向いている用途:
- 個人ブログのアイキャッチ量産
- SNS運用(キャンペーン告知・日常投稿)
- 小規模ビジネスのバナー・フライヤー制作
メリット:
- 画像編集ソフトを持っていなくても、ブラウザだけで完結する
- テンプレベースなので、「ゼロからレイアウトを考える」時間を大幅に省略できる
デメリットとしては、
- 素材そのものの「質」というより、テンプレをどう使うかのセンスが問われる
- 人気テンプレをそのまま使うと、他ユーザーと被りやすい
ため、フォントや色、写真を少し変えるなど「ひとひねり」を意識すると、見た目のオリジナリティが出やすくなります。
美容・ヘアスタイルなどニッチ分野専門の素材サービス
最後は、特定ジャンルに特化したニッチ系の有料素材サービスです。
代表例としては、
- 美容室・ヘアサロン向けに、ヘアスタイル写真を大量に提供するサービス
- 医療・福祉・介護など、専門性の高い現場写真に特化したサービス
- ビジンソザイなど、人物美にフォーカスしたポートレート系サービス
といったタイプがあります。
特徴:
- 一般的なストックフォトでは手に入りにくい、現場感のある写真が揃う
- ターゲット業界をよく理解したカットが多く、「分かっている写真」になりやすい
- ヘアカタログや施術例など、その業界ならではの使い方を想定した構図が豊富
向いている用途:
- 美容室・エステ・クリニックのサイト・ブログ・SNS
- 業界専門誌、展示会パネル、院内・店内ポスター
- 業界特化のメディア・ポータルサイト
注意点としては、
- ジャンルが絞り込まれているぶん、他用途には流用しづらい
- 総合系よりも単価が高めになるケースがある
ため、
「メインは総合ストックフォト+業界特化は“ここぞ”というときに使う」
という併用スタイルが現実的です。
どのタイプの有料素材サービスが合うかは、
- 何を作ることが多いか(ブログ/LP/資料/広告)
- 誰向けのビジネスか(国内/海外、一般向け/業界特化)
- 自分やチームが得意な表現は何か(写真寄り/イラスト寄り)
によって変わります。
まずは「総合系」+「自分の業界と相性の良い1ジャンル」の2軸を押さえ、
そこから必要に応じてニッチ系やテンプレツールを足していくと、無理なく最適な組み合わせを作りやすくなります。
代表的な有料写真素材サイト(総合・海外系)
ここでは、海外発の「総合ストックフォトサービス」の中でも、
日本から利用する人が多い代表的な5サービスを、役割ベースで解説します。
※料金・仕様は執筆時点の情報を元にしています。実際に契約する前に、公式サイトで最新情報を必ず確認してください。
Shutterstock(シャッターストック)
特徴・強み
Shutterstock は、長年ストックフォトの定番として使われてきた巨大ストックフォトプラットフォームです。
- 数億点規模の写真・イラスト・動画・音源などを提供
- ビジネス、ライフスタイル、医療、IT など、ほぼすべてのジャンルをカバー
- 日本語検索にも対応しており、直感的に素材を探しやすい
- 画像だけでなく、編集ツールやデザインテンプレも用意されている
特に、海外テイストのビジネス写真や、抽象的なコンセプト画像(データ・未来感・テクノロジー)は充実しており、
グローバル感を出したいWebサイトやLPと相性が良いサービスです。
料金プランと使いどころ
- 月間◯枚ダウンロードできるサブスクリプション型が基本
- 必要な枚数だけを買うオンデマンドパックもあり、単発案件にも対応
初心者目線での使いどころとしては、
- ブログ・オウンドメディアを毎月コンスタントに更新する人
- 海外風ビジュアルをよく使うWeb制作・広告運用者
といったケースで、コスパを発揮しやすいサービスです。
Adobe Stock(アドビストック)
Adobe製品との連携が強み
Adobe Stock の最大の特徴は、Photoshop / Illustrator / Premiere Pro などの Adobe 製品と、ほぼシームレスに連携できる点です。
- Adobeのクリエイティブアプリ内から、直接素材を検索・購入・配置できる
- ライブラリ機能と連動し、複数メンバー・複数アプリで素材を共有しやすい
- 画像だけでなく、動画・テンプレ・音源・3D素材なども1つの契約で扱える
すでに Adobe Creative Cloud を使っているデザイナー・動画クリエイターにとっては、
「作業の流れを崩さずに素材調達まで完結できる」のが大きな利点です。
無料トライアルや料金の目安
- 代表的な個人向けプランは「月10点」「月25点」などのクレジット制サブスク
- 年間契約で月額約30ドル前後(地域によって変動)から利用でき、30日間の無料トライアルが用意されている
トライアル中に、
- 検索のしやすさ
- 自分の制作物に合うテイストが揃っているか
- Adobeアプリとの連携でどれだけ時短になるか
をしっかり確認してから、本契約を検討すると失敗しにくくなります。
iStock(アイストック)
得意ジャンルとライセンスの特徴
iStock は、Getty Images のグループサービスで、「手の届く価格帯で使えるプレミアム寄りストックフォト」という立ち位置のサービスです。
コンテンツは大きく2つのコレクションに分かれています。
- Essentials
- 日常シーンや一般的なビジネス用途に向いた、手ごろな価格の素材
- Signature
- iStock 限定のプレミアム素材で、クオリティや独自性が高いコレクション
ライセンスは、基本的にロイヤリティフリーで、
- Web・印刷・プレゼンなど幅広い用途に使える「標準ライセンス」
- 大量印刷や商品のパッケージなどを想定した「拡張ライセンス」
という構造になっています。
そのため、
- 価格を抑えつつ、あまり他と被りたくない
- でも Getty Images ほどの超プレミアムまでは要らない
という人にとって、ちょうどいいバランスのサービスです。
Getty Images(ゲッティイメージズ)
プレミアム用途向けの高品質素材
Getty Images は、「高品質・独自性・信頼性」を重視したハイエンド向けストックフォトサービスです。
- 世界中のフォトグラファー・エージェンシーと提携し、広告・報道・エディトリアルなど、多様なコンテンツを提供
- かつてはクリエイティブ分野で Rights-Managed(権利管理)ライセンスが主流でしたが、現在はクリエイティブ画像コレクションをロイヤリティフリーに一本化し、使いやすさを高めています
- それでもなお、アートディレクションの効いた「作品寄り」の写真が多いのが特徴
料金も、
- 1点あたり数百ドル規模のパック
- 大量利用企業向けのカスタム契約
など、個人ブロガーよりは企業・広告代理店向けの価格帯が中心です。
ブランド広告・グローバルキャンペーン・紙媒体の大型タイアップなど、
「ビジュアルがそのままブランドの顔になる」
ような案件で真価を発揮するサービスと言えます。
123RF
柔軟な料金体系とコスパ
123RF は、価格と柔軟さにフォーカスした総合ストックコンテンツサービスです。
- 写真・イラスト・ベクター・動画・音源などを幅広く提供
- サブスクリプションとクレジット制の両方に対応し、利用頻度に合わせてプランを選びやすい
- PLUSプランでは、指定コレクションからの“実質取り放題”に近いサブスクも用意されている
料金の傾向としては、
- 月額サブスク:一定枚数 or 対象コレクション無制限
- クレジットパック:必要な分だけポイントを購入して高解像度素材をダウンロード
といった構成で、「とにかく価格を抑えたい」「頻度に波がある」というユーザーにも対応しやすい設計になっています。
5サービスのざっくり比較イメージ
最後に、ここまでの内容を用途イメージ別にざっくりまとめます。
スクロールできます
| サービス名 | 位置づけのイメージ | 向いている人・用途の例 |
|---|
| Shutterstock | 総合力の高い大手ストックフォト | 海外感のあるビジネス写真を量産したい |
| Adobe Stock | Adobe製品とつながる“制作ワークフローの一部” | Photoshop / Illustrator ユーザー |
| iStock | 手の届く価格帯のプレミアム寄りストックフォト | 価格とクオリティのバランスを重視する制作者 |
| Getty Images | ハイエンド広告・報道向けのプレミアムコンテンツ | 企業ブランディングや大規模キャンペーン |
| 123RF | コスパと柔軟な料金体系を重視した総合ストックサイト | 予算を抑えつつ頻繁に素材を使いたい個人・中小企業 |
どれか1つを「絶対的な正解」とするよりも、
- メインで使うサービスを1〜2つ
- 特殊用途(プレミアム案件・日本人モデル重視など)のサブサービスを必要に応じて追加
という形でポートフォリオ的に組み合わせていくと、
コストとクオリティのバランスを保ちながら、幅広い案件に対応しやすくなります。
日本向け・国内運営の有料素材サイト
ここでは、日本市場向けの写真・画像を中心に提供している有料素材サイトをまとめて紹介します。
海外系ストックフォトと比べて、
- 日本人モデル
- 日本の風景・生活シーン
- 日本語での検索・サポート
に強いサービスが多く、国内向けサイト・広告を作るなら必ずチェックしておきたい領域です。
PIXTA(ピクスタ)
日本人モデル・日本の風景に強い理由
PIXTA は、日本発のストックフォトサービスで、1億点以上の写真・イラスト・動画を扱う国内最大級のサイトです。
強みは次のあたりです。
- 日本人クリエイターが多数参加しており、日本人モデルや日本の街並み・食・行事の素材が非常に豊富
- 「日本人」「和食」「商店街」など、日本特有のキーワードで探してもヒットしやすい
- 日本語UI・日本語サポートで、初心者でも使い勝手が良い
「日本の会社サイト」「自治体や学校」「日本人向けメディア」に使う写真が欲しい人にとって、最初の候補に入るサービスです。
長所・短所と料金の目安
長所
- 定額プランなら、1点あたり数十円レベルから利用できる価格帯で、継続利用しやすい
- 写真だけでなく、イラスト・ベクター・動画も揃っており、1サイト内で完結しやすい
- ロイヤリティフリーなので、許諾範囲内であれば何度でも再利用しやすい
短所
- クリエイター投稿型のため、テイストにばらつきがある(=検索や「お気に入り整理」のひと手間は必要)
- 海外系に比べると、欧米テイストの“いかにも海外”な素材はやや少なめ
料金の目安
- 定額制:月額プランで、ダウンロード数に応じて段階的な価格設定
- 単品購入:必要なカットだけ買うことも可能
具体的な金額や枚数は頻繁に見直されるため、最新の料金は公式サイトで確認する前提で考えておきましょう。
ロイヤリティフリーの写真素材【PIXTA】
amanaimages(アマナイメージズ)
アマナイメージズは、広告・キービジュアル向けのハイクオリティ素材に強い国内大手ストックフォトサービスです。
特徴:
- 日本人モデル、風景、食、ライフスタイルなど、広告でそのままメインビジュアルに使えるレベルの素材が多い
- ロイヤリティフリーだけでなく、ライツマネージド(条件を細かく指定するタイプ)の素材も扱う
- 海外のハイエンドストックフォトも取り扱っており、国内外問わず質の高い写真を探せる
広告代理店・制作会社など、「とにかく絵作りを重視したい」プロ案件向きのサービスです。
Aflo(アフロ)
Aflo は、ニュース・スポーツ・エディトリアル系に強い老舗ストックフォトエージェンシーです。
- 1億点超の写真・イラスト・動画・絵画などを取り扱う、国内最大級クラスのストックフォトサービス
- 報道・スポーツ・芸能関連の写真に強く、時事性の高いコンテンツを作りたいときに重宝する
- 海外メディアとも連携しており、グローバルな報道写真も入手可能
ニュース解説記事、スポーツ特集、メディア系の企画など、「リアルな現場の写真」が欲しいときの選択肢になります。
Payless images(ペイレスイメージズ)
Payless images は、コスパ重視のロイヤリティフリー素材サイトです。
- 1億5,000万点以上の商用利用可能な画像・イラストを扱い、1点36円から購入可能と、価格を大きく抑えられるのが特徴
- まとめ買いや定額プランを組み合わせることで、大量の素材を低コストで揃えたいユーザー向き
「とにかく予算を抑えたい」「数で攻めたいブログ・メディア運営者」には、候補に入れておきたいサービスです。
imagenavi(イメージナビ)
imagenavi は、プロの広告・出版現場でよく使われている国内系ストックフォトサービスです。
- ベストセラー素材集ブランド「素材辞典 sozaijiten」シリーズなど、広告用途向けの王道カットが豊富
- 日本の生活・ビジネスシーンを丁寧に撮影した写真が多く、「クセのない、使いやすい写真」を探したいときに便利
- 単品購入が基本で、案件ごとに必要な分だけ買いたい制作会社と相性が良い
後述する YOURSTOCK の「単品購入版」という立ち位置で紹介されることも多く、プロが押さえておきたい定番サイトのひとつです。
photolibrary(フォトライブラリー)
photolibrary は、投稿型ストックフォトサービスとして日本で長く運営されているサービスです。
特徴:
- ロイヤリティフリー素材を110円から購入できる、比較的手頃な価格帯
- 10万点以上の無料素材も用意されており、無料+有料を同じサイト内で使い分け可能
- クリエイターは自由に価格設定ができ、売上の最大60%が還元されるため、投稿側として参加する人も多い
個人ブロガーや小規模事業者が、低予算でそこそこの点数を確保したいときの候補になります。
Snapmart(スナップマート)
Snapmart は、スマホで撮った写真を中心とした、“生活感のあるリアルなスナップ写真”に強いサービスです。
- スマホアプリ経由でクリエイターが写真・動画を出品し、企業側はWebから購入する仕組み
- SNSになじむナチュラルな雰囲気の写真が多く、「作り込みすぎていない」リアルさが欲しいときに向いている
- 1点330円〜、定額プランなら1点40円からと、手頃な価格帯で利用できる
Instagram運用・インフルエンサーマーケティング系の案件や、「生活者目線」のビジュアルが欲しいときに相性の良いサイトです。
毎日フォトバンク
毎日フォトバンクは、毎日新聞社が運営する法人向け報道写真データベースです。
- 幕末から現代までの歴史的写真をふくむ約800万点を所蔵し、その中から120万点以上を公開
- 新聞協会賞(報道)受賞歴を持つカメラマンによる、信頼性の高い報道写真・歴史写真が強み
- 利用対象は企業・メディアなどが中心で、契約や料金体系も法人向け仕様
戦後史の特集、ドキュメンタリー系コンテンツ、教育教材など、「一次情報に近い報道写真」が必要なケースで検討されるサービスです。
Qlean Market(キュリンマーケット)
Qlean Market は、アマナイメージズが展開するロイヤリティフリー特化のストックフォトサービスです。
- 約1億8,000万点の写真・イラストを、定額制プランで1枚765円からダウンロード可能
- 「安心・安全・高品質」を打ち出しており、広告・Web・映像など幅広い場面で使いやすいロイヤリティフリー素材が揃う
- アマナの審査基準を通過した素材が中心で、クオリティ面で安心感がある
「アマナクオリティの素材を、ロイヤリティフリーに絞って使いたい」といったニーズに向いたサービスです。
imagemart(イメージマート)
imagemart は、低価格×大規模ラインナップを特徴とする国内ストックフォトサービスです。
- 写真・イラスト・ベクターなど1億点以上の素材を1画像28円(定額プラン)から提供
- 日本人素材や日本の風景、ビジネス・背景素材なども多く、Web・販促・プレゼン資料など幅広く使える
- 「毎月1点無料キャンペーン」など、お試ししやすい施策も展開
PIXTAと同じく、日本ローカルな案件を多数こなす人が、コスパ良く点数を揃えたいときの候補になります。
YOURSTOCK など
YOURSTOCK は、imagenavi と同じ会社が運営していた定額制の画像素材サービスで、
- imagenavi と同等クオリティの素材を定額で利用できる
- 3日〜1年まで柔軟な期間設定のプランが用意されていた
といった特徴がありましたが、2023年6月30日でサービスを終了しています。
現在は、
- 単品購入中心の imagenavi
- 定額制重視の Qlean Market や imagemart・PIXTA など
を組み合わせることで、かつての YOURSTOCK 的な使い方を代替する形になります。
国内の有料素材サイトは、
- 日本人・日本の生活シーンが欲しいなら PIXTA / imagemart / amanaimages
- 広告寄りのハイクオリティなら amanaimages / Qlean Market / Aflo
- コスパ重視なら Payless images / photolibrary / imagemart
- SNS・リアル系なら Snapmart
- 報道・歴史写真なら 毎日フォトバンク
といったざっくりした棲み分けがあります。
最初から1つに絞り込むよりも、
- 自分の案件の「メイン用途」を決める
- その用途に強い日本向けサイトを1〜2つ試す
- 足りない部分を海外系や別サービスで補う
というステップで組み合わせていくと、コストとクオリティを両立しやすい構成を作れます。
ニッチ・専門特化型の有料素材サイト
総合系のストックフォトでは「広く浅く」あらゆるジャンルをカバーしますが、
ここで紹介するサービスは、特定分野だけを深く掘った“専門店”タイプです。
美容・人物・アートなど、サイトのテーマがハッキリしているぶん、
- そのジャンルだけ見ると、総合系よりもバリエーションが濃い
- 「分かっている写真」が多く、現場感・世界観が出しやすい
というメリットがあります。
美scene / 美シーン
美scene(美シーン)は、美人女性モデルの写真だけに特化したストックフォトサービスです。
主な特徴:
- 厳選した女性モデルのみを起用し、「美人女性のライフスタイル」をテーマにした写真が中心
- 全素材がモデルリリース取得済み・ロイヤリティフリーで、商用サイトや広告、書籍、商品パッケージなどにも利用可能
- 単品購入に加え、月額・年額の定額プランも用意されており、まとまった点数を使う場合は単価を抑えやすい
向いている用途:
- 女性向けメディア・コスメ・ライフスタイル系ブログ
- 「モデルの見栄え」がそのままブランドイメージに直結するLP・広告
- 「きれいめ」「上品」なトーンを重視したWebデザイン
人物素材を幅広く扱う総合サイトに比べて、「美人女性」ジャンルに振り切っているぶん、絵の雰囲気を揃えやすいのが強みです。
ビジンソザイ
ビジンソザイは、“アジアの美女”にフォーカスした女性写真専門のストックフォトサイトです。
特徴:
- 日本を含むアジア圏のモデルを多数起用し、「美女写真」を大量にラインナップ
- 白背景・全身が収まる構図・切り抜き済み・高解像度など、デザイナーが扱いやすい形に揃えられている
- ロイヤリティフリーで、使用媒体・使用期限の制限がないライセンス形態(詳細は都度確認必須)
向いている用途:
- ECサイトの商品イメージ(スキンケア・コスメ・サプリなど)
- 美容系LPでの「モデルイメージカット」
- 切り抜き前提のレイアウト(バナー、雑誌風デザインなど)
「白バックで切り抜き済み」という仕様は、レイアウト自由度が高く、量産系のデザインに向いているのがポイントです。
HAIRSTYLE PARK
HAIRSTYLE PARKは、美容室向けのヘアスタイル写真専門の素材販売サイトです。
特徴:
- カット・カラー・パーマ・ショート・ロングなど、ヘアスタイルごとに検索できる
- 美容室のWebサイト、予約サイト、ポータルサイト用に使いやすいよう、ヘアカタログ的な見せ方の写真が中心
- 毎月「無料ダウンロード枠」を提供しており、対象のヘアスタイル写真を0円で取得できるキャンペーンも実施
向いている用途:
- 美容室のホームページ・予約サイト・ホットペッパー等の掲載ページ
- 店内POP、スタイルブック
- 「モデルを手配して撮影するコスト」を抑えたいサロン
自前でモデル撮影をするより、スピードとコストの両面で現実的な代替策になりやすいジャンルです。
ヘアモデルバンク
ヘアモデルバンク(HairModelbank)は、これも美容室向けのヘアスタイル写真ストックサービスです。
特徴:
- 美容室専門のヘアスタイル写真素材通販サイトとして、髪型に特化したストックフォトを販売
- 高品質・低価格なロイヤリティフリー素材として、1枚2,000円〜の価格帯で提供(ブログ情報ベース)
- 写真素材販売のほか、モデル・スタイリスト・カメラマンなどのマッチングサービスも展開しており、“素材購入”と“撮影依頼”の両面からサロンの集客を支援
向いている用途:
- ヘアカタログ・スタイル紹介ブログ
- シーズンごとのトレンドヘア特集
- 自店舗の雰囲気に近いスタイル写真を、手早く揃えたいとき
HAIRSTYLE PARKとあわせてチェックして、
テイストやモデルの雰囲気がサロンに合うかどうかで選ぶとよいでしょう。
Artefactory images など専門ジャンル特化サービス
Artefactory imagesは、「アート・教育・写真」に特化したフォトエージェンシーです。
特徴:
- 国内外の美術館・博物館の所蔵作品、教科書・教材コンテンツなど、アート・教育系のビジュアルに絞った素材を提供
- 一般的なストックフォトでは手に入りにくい、美術作品や歴史的資料の画像を扱う
- 出版社・教育機関・美術館・ギャラリーなど、専門性の高いクライアント向けのライセンス設計
このように、
- アート(美術作品・展示)
- 医療・学術
- 建築・工業
など、特定分野にフォーカスした素材サービスは他にも複数存在します。
こうした専門特化サービスを検討すべきケースは、たとえば:
- 一般のストックフォトでは「本物の資料」が手に入らない
- その分野の専門家や業界人が見ても違和感のないビジュアルが必要
- 権利面(著作権・肖像権・所蔵館の利用条件など)をきちんと押さえたい
といった場面です。
ニッチ・専門特化型サイトは、「その分野だけ見れば、総合ストックより圧倒的に強い」のが魅力です。
- メイン:総合系や国内大手(PIXTAなど)
- ピンポイント:美容系・アート系などの特化サービス
という組み合わせにしておくと、
- 普段使いの画像は総合系でまかなう
- ブランドイメージや専門性が問われる場面だけ、ニッチ系で「決めカット」を取る
という使い分けができ、
コストを抑えながらも、必要なところだけ画力を一段引き上げることができます。
ブログ・SNS向けのカジュアル系有料素材サービス
ブログやSNSの画像は、
- 「サクッとそれっぽく」見せたい
- でも、毎回がっつりお金も時間もかけられない
というケースがほとんどです。
ここでは、そういったライト〜中級ユーザー向けのカジュアル寄り有料サービスを紹介します。
freepik(フリーピック)
海外発のテンプレ・ベクター・アイコンが充実した素材サービスです。
主な特徴:
- 写真だけでなく、アイコン・イラスト・ベクターデータ・PSDテンプレが大量にある
- 無料素材も多いが、本格的に使うならプレミアム(定額制)が前提
- ブログのアイキャッチ、SNSカード、インフォグラフィックに使いやすいデザインが豊富
使い方のイメージ:
- ブログの図解用に「ビジネス イラスト」「business concept」などで検索
- ベクター素材をダウンロードして、色だけブランドカラーに変える
- アイコンセットを一式ダウンロードして、サイト全体のトーンを揃える
注意したいポイント:
- 商用利用は可能だが、素材をそのまま再配布・販売することは不可(要規約確認)
- 似たデザインを使う人も多いので、「色・文字・構図」を少し変えて自分なりのアレンジを加えると差別化しやすくなります。
写真AC・イラストAC
日本のユーザーにおなじみの「AC」シリーズ。
無料で使える素材が多い一方、有料(プレミアム)にすると本領発揮するタイプです。
特徴:
- 写真AC:写真メイン
- イラストAC:イラスト・アイコンメイン
- 1つのアカウントで、姉妹サイトもまとめて使える
無料会員:
- 1日9点までダウンロード
- 検索は1日4回まで
- ダウンロードごとに待ち時間あり
プレミアム会員になると:
- 検索・ダウンロード回数が無制限
- ダウンロード待ち時間なし
- 有料の「プレミアム素材」も追加料金なしで取り放題
ブログ・SNSとの相性:
- ザ・日本的なイラストや写真が多く、日本人向けの記事と相性が良い
- ちょっとした吹き出し・人物アイコン・生活シーンのイラストなど、「本文の補助」に向いた素材が多い
ポイント:
- 無料だけで回すと、「検索回数」「待ち時間」がかなりストレスになりがち
- 週に複数本の記事を書くなら、プレミアムは“時間を買う”つもりで検討する価値ありです。
Canvaの有料素材ライブラリ
Canvaは「デザインツール」として有名ですが、中身はほぼ“テンプレ+素材サイト”です。
有料プラン(Canva Proなど)の特徴:
- 4,500,000点以上のテンプレートと、1億3,000万点超の素材を商用利用可能(有料プラン)
- 写真・イラスト・アイコン・動画・音源まで、投稿に必要なものがほぼ全部Canva内で揃う
- ブラウザだけでデザイン〜書き出しまで完結
ブログ・SNSでの使いどころ:
- アイキャッチのテンプレをベースに、タイトルと色だけ差し替え
- Instagram投稿用の正方形テンプレを使って、シリーズ投稿を量産
- YouTubeサムネ・ショート動画のオープニングも、テンプレから作成
商用利用のざっくりルール:
- 基本的に無料/有料プランとも商用利用OK
- ただし、テンプレや素材をほぼ無加工のまま販売したり、ロゴとして商標登録するのはNG
ポイント:
- 「素材を探す」「Photoshopを開く」という工程自体を省きたい人に向く
- 画像制作に時間をかけたくないブロガー・個人事業主にとっては、“素材サイト兼デザインツール”として非常に効率が良いです。
ConoHa AI Canvas|ブラウザだけでできる本格的なAI画像生成
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地域写真に強い PICTY(ピクティ)
PICTY(ピクティ)は、「ご当地」写真・イラストに強いストックフォト/マーケットプレイスです。
特徴:
- 地域・都道府県ごとにカテゴリがあり、ローカル感のある写真・イラストが豊富
- 商用利用OKの有料素材に加え、無料素材も揃っている
- 写真だけでなく、地域ネタのイラスト・地図風素材なども扱う
ブログ・SNSでの活用シーン:
- 「○○市の観光スポットまとめ」「○○県あるある」など、地域ネタの記事や投稿
- 地域密着の店舗ブログ・ローカルメディア
- ふつうのストックフォトでは出てこない、「地方の商店街」「ご当地イベント」の写真が欲しいとき
他サービスとの違い:
- 一般的なストックフォトだと、「東京っぽい洗練された街並み」は見つかっても、
地方のリアルな雰囲気まではなかなかカバーしきれません。
- PICTYは、そこを「地域密着」で埋めるポジションにあり、ローカルSEOを意識したブログにはかなり相性が良いです。
まとめ:ライト層向けは「探す手間」と「時短性」で選ぶ
ブログ・SNS向けのカジュアル系サービスは、
- freepik
→ 図解・アイコン・テンプレが欲しいとき
- 写真AC・イラストAC
→ 日本語記事・日本人向けのイラスト・写真を多用するとき
- Canva
→ 「素材探し〜デザイン〜書き出し」を一気に済ませたいとき
- PICTY
→ 地域ネタ・ローカル色を強く出したいとき
といった棲み分けで考えると選びやすくなります。
特に、ブログ更新やSNS投稿を継続する人ほど「素材探しの時間」をどう短縮するかが勝負です。
自分の発信スタイルに合うサービスを1〜2つ決めて、「まずはそこで探す」という習慣をつけておくと、
記事の中身づくりに、より多くの時間とエネルギーを回せるようになります。
イラスト・アイコン素材に強い有料サービス
写真中心のストックフォトと違い、ここで紹介するサービスは 「図解・UI・LPの世界観づくり」 に向いた、イラスト・アイコン特化型です。
どれも海外サービスですが、作業フローにハマると、「自分で描くより早いし、クオリティも安定」という状態を作りやすくなります。
※料金・ライセンスは執筆時点の情報です。最終的な利用可否は、必ず公式サイトの最新利用規約を確認してください。
DrawKit(ドローキット)
DrawKit は、2D・3Dイラストとアイコンがセットで揃うライブラリ型サービスです。
特徴と活用シーン
- 手描き風のフラットな2D、立体感のある3Dなど、WebサービスやLP向けのモダンなスタイルが中心
- 多くの素材が SVG / PNG で提供されるので、色やサイズの調整がしやすい
- ライセンスは、基本的に商用・非商用とも利用可、クレジット不要(ただし再配布などは禁止)
向いている場面:
- SaaSやWebアプリのランディングページ
- プロダクトツアー、空状態(empty state)、404ページのイラスト
- スライド・資料の「抽象的な概念」を見せるカット
料金イメージ
- 無料:フリー素材の一部をダウンロード可能
- Pro:年間 79ドルで有料素材を含めた全ライブラリにアクセス
- ライフタイム:約295ドルで一括購入プランもあり
「毎月少しずつ図解を増やしたい」より、“一度契約してガッと揃えたい”デザイナーや開発チームに合いやすいサービスです。
Blush(ブラッシュ)
Blush は、複数のイラストレーターが参加する「カスタマイズ前提」のイラストツール兼素材サービスです。
特徴と強み
- Figma や Sketch などのデザインツールと連携し、その場でポーズ・表情・色などを細かく調整できる
- 一つのスタイルの中で、人物・背景・小物が揃っており、サービス全体の世界観を統一しやすい
- 無料プランでも一部のイラストを商用利用可能で、加工や組み合わせも認められている(ただし制限あり)
「素材を買う」というより、“パーツを組み立てて自分好みに仕上げる”感覚に近いサービスです。
料金とライセンスの方向性
- Free:限定コレクションと基本機能を利用可
- Pro:月12ドル or 年96ドル程度で、全コレクション・高解像度・SVG、商用ライセンスなどが解放される
UIやLPで「そこそこ描き込まれた人物イラスト」をたくさん使いたい人、
“同じ画風でシーン違いを量産したい”プロダクトに特に向いています。
Get Illustrations
Get Illustrations は、完成度の高いイラストパックをまとめて購入するスタイルのサービスです。
特徴と活用シーン
- 30,000点以上のイラストを、テーマごとの「パック」として提供
- ファイル形式は AI / SVG / PNG などが多く、ブランドカラーに合わせた編集がしやすい
- 一度購入したパックは、回数や期間の制限なく再利用できるライセンス設計(再配布などは禁止)
向いている用途:
- Webサービスやモバイルアプリのオンボーディング
- マーケティングサイトの「特徴紹介」セクション
- プロダクト説明スライドやホワイトペーパー
料金イメージ
- 単体パック:数十ドル前後の買い切り(パックごと)
- All Access:1年アクセスで全イラストにフルアクセス&商用ライセンス付き、契約期間終了後もダウンロード済みの素材は使い続けられる
「自社プロダクト用のイラスト資産を一気に揃えたい」チームが、まとめ買いするイメージに近いです。
Ouch! by Icons8
Ouch! は、Icons8 が運営するイラスト専用ライブラリで、
「スタイル単位で一式そろう」のが特徴です。
特徴と強み
- 線画・フラット・3D など、複数のスタイルごとに人物・オブジェクト・シーンが揃った“セット”として用意されている
- SVG / PNG 形式でダウンロードでき、アイコン8の他サービス(アイコン・写真等)との相性も良い
- WebアプリやSaaSの空状態、オンボーディング、ヘルプページなどにそのまま使えるデザインが豊富
料金・ライセンスの考え方
- 無料プラン:
- 商用利用自体は可能だが、クレジット表記(リンク)が必須
- 有料プラン:
- 月24〜29ドル程度からと言われており、クレジット不要・追加フォーマット・サポート強化などが付く
Icons8 全体としては、「無料+要クレジット」「有料でクレジット不要」という分かりやすい二段構えのライセンスになっているので、
- MVP/小さな個人プロジェクト → まず無料+クレジット
- 事業として本格利用 → 有料でクレジット撤廃
と段階を踏むのが現実的です。
どのサービスを選ぶか迷ったときの目安
ざっくりまとめると、次のような選び方がしやすいです。
スクロールできます
| サービス名 | ざっくりしたタイプ | 向いている人・用途のイメージ |
|---|
| DrawKit | 2D/3Dイラスト+アイコンの汎用ライブラリ | LPや資料に「モダンな1枚絵」が欲しい |
| Blush | カスタマイズ前提の人物・シーンイラスト | Figma 等で画面を作り込むプロダクトチーム |
| Get Illustrations | パック買い・大量ストック型 | 自社プロダクト向けに「資産として」揃えたい |
| Ouch! by Icons8 | スタイル一式が揃うイラストカタログ | WebサービスのUIまわりを一貫した雰囲気にしたい |
どれも 「自分で一から描かない代わりに、世界観をどうコントロールするか」 がポイントになります。
- まずは無料プランやお試しパックで、
- スタイルが自社ブランドに合うか
- 必要なシーン・ポーズが揃っているか
をチェック
- 問題なければ、“世界観を一括で揃えられる”プラン(Pro / All Access など)に切り替える
というステップを踏むと、失敗しづらく、コストとクオリティのバランスも取りやすくなります。
おすすめ有料素材サイトの比較と選び方ガイド
主要ストックフォトサービスの比較ポイント
有料素材サイトを比べるときは、名前の知名度よりも「使い方との相性」を基準に見ると失敗しにくくなります。
最低限チェックしておきたいのは、次のポイントです。
1. 素材点数と得意ジャンル
- 登録点数(写真・イラスト・動画の総数)
- 強いジャンル(ビジネス・美容・医療・ライフスタイル・風景 など)
- 日本向け or 海外向けか
目安としては、
- 海外系:ジャンル幅は広いが、日本人・日本の街並みは少なめ
- 国内系:日本人モデル・日本の生活シーンは強いが、欧米のイメージは弱め
自分のサイトが「誰に向けて何を伝えるのか」を決めてから、それに合うサービスを選びます。
2. 料金体系と1点あたり単価
- 定額制(サブスク型)
- クレジット制・ポイント制
- 単品購入
を見るだけでなく、
- 月額 ÷ ダウンロード上限 = おおよその1点単価
- 余った分の繰り越し有無
- 解約やプラン変更のしやすさ
まで含めて比較しましょう。
「安く見えるプラン」より、「自分の使用枚数に合うプラン」が正解です。
3. ライセンスと利用範囲
- ロイヤリティフリーか、ライツマネージドか
- Web・印刷・動画など媒体ごとの制限
- 冊数・アクセス数・配布範囲の制限
特に、企業サイトや広告で使う場合は、
「あとから印刷物や動画にも流用できるか」を見ておかないと、後で素材を買い直すことになりがちです。
4. 検索・フィルターの使いやすさ
- 日本語検索の精度
- 人物の有無・色・縦横比などで絞り込めるか
- 類似画像検索があるか
素材点数が多いサービスほど、「検索の質」=「画像選定の速さ」に直結します。
無料お試しで検索画面を触ってみるのが一番早い判断材料です。
5. 付帯機能(管理・連携)
- お気に入り・コレクション機能
- ダウンロード履歴の保存
- デザインツール(Photoshop・Canva・Figma など)との連携
- チーム共有機能
ブログや案件が増えるほど、「管理しやすいか」が効いてきます。
“画像を売るサイト”というより、“制作ワークフローの一部”として見極めると選びやすくなります。
用途別に見るおすすめサービス(ブログ・企業サイト・出版など)
ここでは、代表的な用途ごとに、どのタイプのサービスが向いているかを整理します。
1. ブログ・アフィリエイト・個人メディア
ねらい:コスパと使いやすさのバランス。
- 国内の定額制(PIXTA / imagemart など)
→ 日本人向けの記事・ジャンルが多い人に向く
- カジュアル系(写真AC・イラストAC、freepik、Canvaの有料素材)
→ アイキャッチ・図解・SNS投稿まで一通り揃えたいときに便利
ポイント:
- ブログは「点数」を多く使うので、定額制で1点単価を下げるのが基本
- 本気記事のアイキャッチだけ、海外系プレミアム素材を単品購入する、という“メリハリ使い”もアリです。
2. 企業コーポレートサイト・採用サイト
ねらい:信頼感・ブランドイメージ。
- 海外系の総合ストック(Shutterstock / Adobe Stock / iStock など)
→ グローバル感、抽象的なビジネスイメージを出したいとき
- 国内系(PIXTA / amanaimages など)
→ 日本人スタッフ・日本のオフィスシーンを自然に見せたいとき
ポイント:
- 「海外っぽいオシャレさ」だけで選ぶと、自社らしさとのズレが出やすい
- 企業サイトでは、“実在しそうな会社”に見えるかどうかが重要なので、
海外・国内のストックを組み合わせて、違和感が出ないラインを探すのがおすすめです。
3. 出版・広告・LPなど「一枚の重さ」が大きい用途
ねらい:とにかく画力・インパクト優先。
- ハイクオリティ系(Getty Images / amanaimages など)
- 専門特化(美容系、美人専門、ヘアスタイル専門など)
- イラスト特化型(Get Illustrations / DrawKit / Blush など)
ポイント:
- 部数・規模・ブランド価値を考えると、1枚に数千〜数万円かけてもペイする場面が多い
- LPのファーストビューや広告のキービジュアルは、
「無料素材の寄せ集め感」が出た時点で負けなので、プレミアム寄りを1〜2枚だけしっかり選ぶのも戦略です。
4. SNS運用・YouTube・ライトなクリエイティブ
ねらい:スピードと量。
- Canva + 有料素材
- freepik / Ouch! / Icons8 系のイラスト
- Snapmart や PICTY など、リアルな生活・地域写真
ポイント:
- SNSは「量と頻度」が重要なので、ツール一体型(Canvaなど)で“考えずに作れる”環境を整えると楽になります。
- 世界観を崩したくない場合は、
同じイラストスタイルや同じ写真サービスだけで運用すると、フィードが整いやすいです。
目的ごと(低予算・高品質・日本人モデル重視など)の選び方
最後に、「自分が一番優先したい条件」別に、考え方の軸をまとめます。
低予算を最優先したい
- 無料+有料のハイブリッド
- ベース:写真AC・イラストACの無料枠、各種フリー素材サイト
- 要所:定額制の安価プラン or 単品購入でポイント使い
- 1点単価を必ず計算し、「この価格なら何記事分に耐えられるか」で判断する
低予算であればあるほど、
- 汎用性の高い1枚を選ぶ(複数記事で流用できる)
- 可能なところは自作(スクショ、図解)で補う
といった工夫が効いてきます。
高品質・独自性を重視したい
- プレミアム寄りのサービス(Getty Images / amanaimages など)
- ニッチ・専門特化型(美scene, ビジンソザイ, ヘア系、アート系など)
選び方のコツ:
- 「全画像を高級素材にする」のではなく、
“顔になる部分だけ”を高品質素材で固める
- その周辺のカットは、汎用的なストックフォトや自前写真で支える
この“山と谷”のつけ方で、コストと画力のバランスを取りやすくなります。
日本人モデル・日本の生活感を大事にしたい
- 国内運営のストックフォト(PIXTA / imagemart / amanaimages など)
- 地域系・ローカル系サービス(PICTY など)
見極めポイント:
- 「日本人モデル」というだけでなく、年齢・職種・ファッションのリアリティを見る
- クライアント・読者層に近い雰囲気のモデルが多いサイトを優先
特に採用サイトやローカルメディアでは、“自分たちと地続きに感じる写真かどうか”が信頼感を左右します。
イラスト・図解で世界観をそろえたい
- DrawKit / Blush / Get Illustrations / Ouch! など、イラスト系サービス
- freepik のイラスト・ベクター枠
ポイント:
- いろんなサービスをつまみ食いするより、「1〜2サービス+1〜2スタイル」に絞るほうが世界観がブレません。
- SVG や AI 形式の有無を確認し、ブランドカラーに合わせて調整できるかもチェック。
結局のところ、有料素材サイト選びは、
- 「用途」と「優先したい条件」をはっきりさせる
- それに合うサービスを 1〜2 個に絞る
- 無料体験 or 小さめプランで数週間試す
という流れで進めるのが、一番ムダが少なくて現実的です。
素材サイトはゴールではなく、
「コンテンツの質と作業効率を上げるための道具」です。
道具選びに迷いすぎる前に、まずは小さく試しながら、自分のワークフローに合う「定番」を見つけていくのがおすすめです。
オリジナル画像・イラストを作成してもらう方法
「有料素材サイトの写真だけだと、どうしても他サイトと似てしまう…」
そんなときは、オリジナルの画像・イラストを「人に作ってもらう」選択肢も視野に入ります。
ここでは、初心者でも試しやすい3つの方法を紹介します。
ココナラでデザイナー・イラストレーターに依頼する
ココナラは、個人のクリエイターに直接依頼できるプラットフォームです。
アイコン1枚から、ブログ用のカットイラスト、LPのメインビジュアルまで、かなり幅広く対応してもらえます。
利用の流れ(ざっくり)
- 「ブログ アイキャッチ」「イラスト ビジネス」などで出品サービスを検索
- サンプル画像(ポートフォリオ)を見て、自分の好みのテイストを絞り込む
- 予算・納期・用途をメッセージで相談
- 見積もり・購入 → ラフ確認 → 修正 → 納品、という流れが基本
依頼時に伝えておきたいポイント
- 使用目的:ブログ・SNS・LP・書籍など
- 画像サイズと比率:アイキャッチ用なら 1200×630px など
- 雰囲気:ポップ/シンプル/かわいい/スタイリッシュ など
- NG表現:避けたい色・モチーフ・テイストがあれば最初に伝える
ここを具体的に出しておくと、イメージ違いによる修正回数を減らせるので、結果的にコスパが良くなります。
こんな人に向いている
- サイトの「キャラクター」や「顔になる1枚」が欲しい
- イラストの方向性を一緒に考えてほしい
- 長期的に同じクリエイターさんに継続依頼したい
クラウドワークスでコンペ・プロジェクトを募集する
クラウドワークスのようなクラウドソーシングサービスを使うと、
「募集をかけて、複数案の中から選ぶ」という進め方ができます。
コンペ形式で依頼する
- 公開で「コンペ」を立ち上げ、条件・予算・締切を設定
- 複数のデザイナーから案が集まり、その中から採用作品を選ぶ
- 採用分にだけ報酬を支払うスタイル
メリット:
- まったく違う方向性の案が複数集まるので、イメージが固まっていない段階でも進めやすい
- 「予想外にしっくりくる案」に出会いやすい
デメリット:
- 採用しない提案も出るため、効率重視というより“アイデア重視”のやり方
- コンペページの説明文を丁寧に書かないと、狙いから外れた案が増えやすい
プロジェクト形式で依頼する
- 条件を提示して「この条件でやってくれる人」を募集
- 応募者のポートフォリオを見て、1人(または少数)に依頼するスタイル
メリット:
- コミュニケーションを取りながら、じっくりクオリティを詰められる
- 継続案件(毎月のバナー制作など)にもつなげやすい
ブログ運営なら、
- サイト全体のイラストスタイル
- アイキャッチテンプレート
- サイトロゴ・キャラクター
などをまとめて依頼し、「一度世界観を作ってもらって、あとは自分で量産する」という使い方も現実的です。
ストック素材+自作編集で「半オリジナル」のビジュアルを作る
完全オーダーメイドは予算的に重い…という場合は、
「ストック素材+自分の編集」で、半オリジナルのビジュアルを作る方法も有効です。
基本の考え方
- 有料素材サイトで「ベース画像」を選ぶ
- 画像編集ツール(Canva、Photoshop、Figma など)で
- 文字入れ
- 図形やアイコンの追加
- カラーオーバーレイ(色のベタ塗り+透過)
- トリミング・レイアウト調整
を行う
- サイト全体で「フォント」「色使い」「枠線のスタイル」を統一し、
“自分のサイトらしい見た目”に合わせる
こうすることで、
- 元はストック素材でも
- パッと見は「そのサイトならでは」のデザイン
に寄せることができます。
注意しておきたいポイント
- 素材サイトのライセンスで、編集・加工の範囲を必ず確認する
- 元画像が分からないくらいの過度な加工をして再販売する、テンプレとして配布する、などはNGな場合が多い
- テキストだけ差し替えて使い回すと、「テンプレ感」が強くなりやすいので、
要所では写真やレイアウトも変える
向いているケース
- 個人ブログや小規模サイトで、コストは抑えつつ見栄えを整えたい
- デザインツールに少し触れる自信がある
- 「完全オリジナル」より「十分にオリジナルに見えればOK」というスタンス
オリジナル画像を用意する方法は、
- クリエイターにフルオーダーする(ココナラ・クラウドワークス)
- ストック素材を活かして自分でアレンジする
の大きく2パターンに分かれます。
予算・時間・デザインスキルに合わせて、
- 「サイトの顔」になる部分 → 人に頼んでしっかり作る
- 日常的に量産する部分 → ストック素材+自作編集で回す
といった役割分担をしておくと、
無理なく“オリジナル感のあるサイト”を育てていくことができます。
ブログ・Web制作で有料素材を最大限活かすコツ
「いい素材を買ったのに、なんとなく使い切れていない…」
有料素材を導入した人が、意外とつまずきやすいポイントです。
ここでは、ブログやWebサイトで“元を取る”ための具体的な使い方のコツをまとめます。
記事構成から必要な画像パターンを洗い出しておく
まず大事なのは、「記事を書いてから探す」のではなく、「構成を決めた段階で必要な画像の型を決めておく」ことです。
たとえば、ブログなら以下のような「型」をあらかじめ決められます。
- アイキャッチ用:
- セクションの導入画像:
- Before/After・イメージ写真・人物写真など
- 図解・イラスト:
おすすめは、よく使うパターンを「画像パターンリスト」としてメモしておくことです。
・アイキャッチ:横長、文字多めOK
・導入:感情の伝わる人物写真
・ノウハウ部分:図解 or アイコン
・まとめ:ポジティブな印象の写真
こうしておくと、
- 記事ごとに「どんな画像を何点用意すればいいか」が明確になる
- 素材サイトでも、目的に合わせて効率よく検索できる
ので、“とりあえず探して迷う時間”を大きく減らせます。
同じシリーズの素材でブランド感を統一する
有料素材の強みのひとつは、「同じシリーズ・同じ撮影者の素材がまとめて手に入る」点です。
ここを活かすと、次のようなメリットがあります。
- サイト全体で色味や雰囲気がそろい、「ブランド感」が出やすい
- 記事ごとにテイストがバラバラにならず、“どのページを開いても同じサイト”という安心感を与えられる
- デザイン側の調整(色補正・フィルター)も最小限で済む
実践するコツはシンプルで、
- 「この雰囲気いいな」と思う素材を見つけたら、その同じシリーズや同じ作者の素材をブックマークする
- ブログやLP用に「優先して使うシリーズ」を2〜3種類に絞る
- 新しい記事も、まずそのシリーズから画像を探してみる
という流れを習慣化することです。
結果として、「そこまでデザインに時間をかけていないのに、まとまって見えるサイト」を作りやすくなります。
有料素材をできるだけ安く使う運用ルールづくり
最後に、コストを抑えつつ有料素材を活かすための“運用ルール”の考え方です。
例として、次のようなルールを決めておくと、ムダ遣いを防ぎやすくなります。
1. 有料素材を使う箇所をあらかじめ決める
- 有料:
- アイキャッチ
- LPのファーストビュー
- プロフィール周りなど「印象を左右する部分」
- 無料 or 自作:
- 記事内の小さな挿絵
- 図解(スクショ+自作図)
- SNS用のカジュアルな投稿画像
こうすると、「全部を有料にする必要はない」と割り切れるので、心理的にも楽です。
2. 1枚で複数記事に使える素材を優先する
- 汎用性の高い写真(PC作業・打ち合わせ・風景など)
- 色味や構図を変えれば、テーマ違いの記事にも使い回せるカット
を優先して選ぶことで、1枚あたりの“実質コスト”を下げられます。
3. ダウンロードのタイミングをまとめる
定額プランの場合、
- その月に書く記事数をざっくり決める
- ある程度構成が出揃ってから、一気にダウンロードする
という運用にすると、
- 上限枚数を使い切りやすい
- 「とりあえず落として結局使わなかった」というムダが減る
など、プランの使い方が最適化しやすくなります。
有料素材は、
- 「何となく良さそうだから契約する」と割高に感じやすく、
- 「どこで・どんなパターンで使うか」を決めてから導入すると、投資効果が一気に高まります。
記事構成 → 必要画像の型 → サイト全体のシリーズ統一 → 運用ルール
この順番で考えていくと、見た目のクオリティとコストのバランスが取りやすい運用に近づいていきます。
有料素材サイトを味方につけて、時短とクオリティを両立しよう
無料素材だけでもブログやサイトは作れますが、「伝わるデザイン」「信頼される見た目」を安定して出していくなら、有料素材サイトは強力な味方になります。とくに、点数の多さ・ジャンルの幅・商用利用前提のライセンス設計は、無料サイトとは一線を画します。
とはいえ、高いプランに入れば自動的に成果が上がるわけではありません。
大事なのは、次のような考え方です。
- どんな記事・ページにどのレベルの素材が必要かを決める
- 用途に合ったタイプ(総合・国内向け・ニッチ・イラスト特化など)を選ぶ
- ブランドイメージに合うシリーズ・スタイルに絞って使う
- ライセンスと料金体系を理解し、「どこまでなら使い回せるか」を把握しておく
こうした「素材の使い方の設計」さえできていれば、有料素材はコストではなく、制作時間と品質を同時に引き上げる投資になります。
最後に、意識しておきたいのは「全部をお金で解決しない」というバランスです。
ストック素材で土台を整えつつ、
- 自分で撮った写真
- オリジナルの図解・スクリーンショット
- デザイナーやイラストレーターに依頼した一点物のビジュアル
を要所に混ぜることで、「読みやすさ」「信頼感」「そのサイトならではの個性」がぐっと強まります。
有料素材サイトを上手に組み込めば、
限られた時間でもクオリティを落とさずに更新を続けることができます。
自分の目的と予算に合ったサービスを選び、時短とクオリティアップを両立できる“自分なりのルール”を作っていきましょう。
まとめ
有料素材サイトは、単に「お金を払って綺麗な写真を買う場所」ではなく、
制作のスピードとクオリティを底上げするインフラのような存在です。
本記事で見てきたポイントを振り返ると、
- 無料素材は「小規模・テスト段階」、有料素材は「本命コンテンツ・勝負ページ」と、役割を分ける
- サービス選びは「用途(ブログ/企業サイト/広告)× 目的(低予算・高品質・日本人モデルなど)」の掛け合わせで考える
- 総合ストックフォト、国内特化、ニッチ専門、イラスト・アイコン特化、テンプレ付きツールなど、タイプごとに得意分野が違う
- ライセンス・料金体系・検索性・連携機能を押さえれば、トラブルやムダなコストを避けやすい
- 画像パターンを事前に決め、同じシリーズ・スタイルで統一することで、ブランド感と作業効率が同時に上がる
といった「判断軸」が見えてきます。
最初から完璧なサービス選びをする必要はありません。
まずは
- 自分のメイン用途に合うサービスを1〜2つ決める
- 小さめのプランや無料トライアルで数週間試してみる
- 「よく使う画像パターン」と「有料を投入する場所」をルール化する
というステップで、少しずつ付き合い方を固めていけばOKです。
コンテンツの中身は自分で磨き、見せ方はプロが撮った・描いた素材の力を借りる。
この役割分担ができると、限られた時間でも「読まれる・信頼される」ブログやWebサイトに近づいていきます。
今日から一つ、有料素材サイトを試してみて、
あなたの発信スタイルに合う“頼れる相棒”を見つけてみてください。
ロイヤリティフリーの写真素材【PIXTA】
ConoHa AI Canvas|ブラウザだけでできる本格的なAI画像生成
