WordPress×レンタルサーバー完全ガイド|失敗しない選び方とおすすめ比較
「WordPressでブログを始めたいけれど、レンタルサーバーが多すぎて選べない……」
「とりあえず安いサーバーで契約して大丈夫? 後悔しないかな」
「表示速度やセキュリティって、どのくらい気にしたらいいの?」
「複数サイトを運営したいけれど、どのプランを選べばいいのか分からない」
WordPressとレンタルサーバーは、家と土地のような関係です。
どんなに良いテーマや記事を用意しても、土台となるサーバー選びを間違えると「遅い」「落ちる」「不安定」といったストレスが付きまといます。
一方で、サーバーの世界は専門用語も多く、
「共用」「VPS」「転送量」「SSD」「WAF」など、調べれば調べるほど迷いやすい領域でもあります。
このブログ記事では、
- サイトの目的・規模に合ったレンタルサーバーの考え方
- 料金・性能・機能・サポートをどう見ればよいか
- 無料・格安サーバーと中価格帯サーバーの現実的な使い分け
- 代表的なWordPress向けレンタルサーバーの比較ポイント
といった観点から、初心者でも失敗しにくいサーバー選びの手順を整理します。
専門用語をできるだけかみ砕きながら、実際の運用で「ここだけ押さえれば十分」というポイントに絞って解説していきますので、
読み終わる頃には「自分はこの条件だから、このあたりのサーバーとプランを選べばよさそうだ」と判断できる状態を目指していきましょう。
WordPressサイト運営とサーバーの基本
WordPressとは? できることと基本イメージ
WordPressは、専門的なプログラミングをしなくてもWebサイトを作れる「CMS(コンテンツ管理システム)」です。
管理画面にログインして、文章や画像を入力するだけでページを公開できます。
たとえば、こんなサイトに向いています。
- 個人ブログ・雑記ブログ
- 収益化を狙うアフィリエイトサイト
- 会社のコーポレートサイト
- 店舗の予約・アクセス案内ページ
- シンプルなECサイト(小規模なネットショップ)
WordPressのイメージとしては、
- 記事を書く感覚はWordやGoogleドキュメントに近い
- デザインはテーマ(テンプレート)を選んで調整できる
- お問い合わせフォーム・SNS連携・SEO対策などはプラグインで拡張できる
という「ブログサービス以上、フルスクラッチのホームページ制作未満」のポジションだと考えると分かりやすいです。

なぜWordPressにはレンタルサーバーが必要なのか
WordPressは「ソフトウェア」そのものなので、「置き場所」と「動かすための環境」が必要です。
家電でたとえると、
- WordPress本体:家電製品
- レンタルサーバー:電気や配線が整った家
- ドメイン(URL):住所
といったイメージです。
無料ブログ(はてなブログなど)は「家も住所も全部セット」のサービスですが、
WordPressは「自分で家(サーバー)と住所(ドメイン)を用意する代わりに、自由度が高い」仕組みになっています。
レンタルサーバーがあることで、
- 24時間インターネットに接続された環境でサイトを公開できる
- 複数の人が同時にアクセスしても耐えられる
- データを安全に保管・バックアップできる
といった条件が整い、WordPressサイトを安定して運営できます。
レンタルサーバーの役割と仕組み
レンタルサーバーは、「Webサイトを24時間インターネット上で公開するためのコンピューターを貸し出すサービス」です。
ざっくりした動きは次の通りです。
- ユーザーがブラウザでURLを入力する
- DNSを経由して、そのURLに紐づいたサーバーが特定される
- サーバー上のWordPressが、記事や画像データを取り出し、HTMLとして組み立てる
- 完成したページデータがユーザーのブラウザに返され、画面に表示される
この流れを一日中、何百回・何千回とこなすのがレンタルサーバーの役目です。
レンタルサーバーには、主に次のようなリソースが用意されています。
- ディスク容量:記事・画像・テーマなどを保存する「倉庫」
- CPU・メモリ:アクセスがあったときに素早くページを組み立てる「処理能力」
- ネットワーク回線:ユーザーにデータを届ける「道路」
プランごとの料金差は、ざっくり言えば「この3つがどれだけ太く・広く使えるか」の違いです。

レンタルサーバーとWordPressの関係性
WordPressは、PHPとMySQL(データベース)が使えるサーバーで動作します。
そのため、WordPress向けレンタルサーバーでは、以下の条件が満たされていることが重要です。
- PHPのバージョンがWordPressの推奨条件を満たしている
- MySQL(または互換DB)が利用できる
- WordPress簡単インストール機能が用意されている
- 常時SSL(https)に対応している
WordPressとサーバーの関係を、もう少し感覚的にまとめると、
- サーバーが「心臓と血管」、WordPressが「体の器官」
- サーバーの性能や安定性が、表示速度やエラーの少なさに直結する
- 同じWordPressでも、サーバー次第で「軽快なサイト」にも「重くて不安定なサイト」にもなり得る
というイメージです。
「テーマやプラグインを変えたのに、どうしても重い…」というケースでは、
サーバーのグレードやサービスそのものを見直す必要が出てくることもあります。
レンタルサーバーを使うメリット・デメリット
最後に、レンタルサーバーを使ってWordPressを運営することの良い点と注意点を整理しておきます。
メリット
- 自由度が高い
- テーマやプラグインを自由に選べる
- 広告の種類・配置も自分で決められる(アフィリエイトに強い)
- 資産性が高い
- データやドメインを自分側で管理しやすく、乗り換えもしやすい
- スケールさせやすい
- アクセス増加に合わせてプランアップやサーバー移転ができる
デメリット・ハードル
- 初期設定の手間がかかる
- サーバー契約、ドメイン取得、WordPressインストールなど、最初に覚えることが多い
- トラブル対応を自分で調べる必要がある
- 表示エラー、プラグインの競合、メールが届かない…などの問題に自力で向き合う場面が出てくる
- ランニングコストが発生する
- 年間でサーバー代+ドメイン代がかかる(ただし、ビジネス用途なら必要経費と考えやすい)
これらを踏まえると、
「ブログやサイトをしっかり育てていきたい人には、レンタルサーバー+WordPressの組み合わせが最もバランスが良い」
というのが、多くの制作者・ブロガーに共通する結論です。
レンタルサーバーの種類と特徴
WordPressを動かせるサーバーといっても、実は中身はいくつかのタイプに分かれています。
ざっくりいうと、
- 「共用サーバー」:みんなで1台をシェア
- 「VPS」:1台の中に自分専用の小さなマシン
- 「専用サーバー」:1台まるごと自分だけ
- 「クラウドサーバー」:必要に応じて自由に増減できる柔らかいサーバー
というイメージです。
まずは全体像を表で整理しておきます。
| 種類 | おおまかな料金 | 難易度 | 向き・不向きのイメージ |
|---|---|---|---|
| 共用サーバー | 安い〜普通 | かんたん | 個人ブログ〜小規模ビジネス |
| VPS | 普通〜やや高い | 中〜上級 | 技術に慣れていて、細かくチューニングしたい |
| 専用サーバー | 高い | 上級 | 大規模サービス・企業システム |
| クラウドサーバー | 使った分だけ〜高い | 中〜上級 | アクセス変動が大きいサービス |
ここから、それぞれをWordPress利用者の目線で解説していきます。



共用サーバーの特徴と向いているサイト
共用サーバーは、1台のサーバーを複数ユーザーで共同利用するタイプです。
マンションの1室を借りるというより、「大きな一軒家をみんなでシェアしている」ようなイメージに近いです。
特徴
- サーバー会社がOSやセキュリティ、バックアップを一括管理してくれる
- WordPressの自動インストール機能が用意されていることが多く、設定が簡単
- 管理画面がGUI中心で、コマンド操作の知識がなくても運用できる
- 他ユーザーと同じサーバーを使うため、アクセスが集中すると影響を受ける可能性はある
向いているサイト
- 個人ブログ・雑記ブログ
- アフィリエイトサイト・小規模メディア
- 中小企業のコーポレートサイト
- 初めてWordPressを立ち上げる人全般
逆に、「秒単位でのレスポンスが求められる大規模サービス」「独自ミドルウェアを入れたい」などの用途には、共用サーバーは窮屈になりやすいです。
VPS(仮想専用サーバー)の特徴と活用シーン
VPSは、1台の物理サーバーを仮想化して“自分専用の小さなサーバー”をもらうイメージです。
表面的には共用サーバーに近いのですが、OSレベルから自由度が高いのが大きな違いです。
特徴
- root権限(管理者権限)が与えられ、サーバー設定をかなり自由に変更できる
- 自分でOS・ミドルウェア(Apache, Nginx, PHPなど)を設定する必要がある
- サーバー構成次第で、共用サーバーより高いパフォーマンスを出せる
- 一方で、セキュリティ・バックアップも自分の責任で設計する必要がある
活用シーン
- 複数サイトをまとめてホストしたいWeb制作会社・開発者
- Nginxやキャッシュ設定など、サーバー側のチューニングにこだわりたい人
- WordPress以外にも、独自アプリケーションを同じ環境で動かしたい場合
「SSHやLinuxの基本操作はなんとなくわかる」「サーバーの勉強も兼ねて使いたい」という人にはVPSは魅力的ですが、
完全初心者にはややハードルが高い選択肢です。
専用サーバーの特徴とメリット
専用サーバーは、物理サーバー1台を丸ごと借りるプランです。
イメージとしては、「ビル全体をワンフロア借りる」ぐらいの規模感です。
特徴
- CPU・メモリ・ストレージなど、すべてのリソースを独占できる
- 他ユーザーの影響を受けにくく、負荷の読めない大規模サイトでも安定しやすい
- OSやミドルウェア構成を柔軟にカスタマイズできる
- その分、月額費用は高めで、運用の知識も求められる
メリットが活きるケース
- 常時アクセスが多いニュースサイト・ポータルサイト
- 会員制サービス・Webアプリケーションなど、業務システムと一体になったWebサービス
- 法人で「サーバーを分離したい」「コンプライアンス上、環境を明確に分けたい」といった要件がある場合
WordPress単体で考えると、いきなり専用サーバーを選ぶ必要があるケースは多くありません。
共用サーバーやVPSで限界を感じてから検討するレベルの選択肢と考えると現実的です。
クラウドサーバーの特徴と注意点
ここでいうクラウドサーバーは、リソースを柔軟に増減できる仮想サーバーサービスを指します。
有名どころでは、AWS、GCP、Azure、国内クラウド事業者などがあります。
特徴
- CPU・メモリ・ストレージを必要に応じてスケールアップ/ダウンできる
- 複数台構成・ロードバランサー・自動スケーリングなど、冗長構成が組みやすい
- 利用した分だけ課金される「従量課金」が一般的で、料金が読みづらい場合もある
- 設計の自由度は高いが、インフラ設計の知識がないと「ちょうどいい構成」を組みにくい
注意点
- WordPressを1サイトだけ動かすために使うと、かえって割高になりやすい
- バックアップ、監視、セキュリティグループなど、自前で考える項目が多い
- 設定を誤ると、セキュリティホールや予期せぬ高額請求につながるリスクもある
クラウドサーバーは、「大規模化する可能性が高いプロジェクト」や「チームで運用するサービス」には非常に有効ですが、
個人のWordPressブログ用としては、共用サーバーやマネージドなレンタルサーバーの方が現実的なことが多いです。
レンタルサーバーとAWSなどクラウドサービスの比較
最後に、一般的な「レンタルサーバー(共用サーバー中心)」と、AWSのようなクラウドサービスの違いを、WordPress視点で整理しておきます。
| 観点 | 一般的なレンタルサーバー | AWSなどクラウドサービス |
|---|---|---|
| 初期設定の難易度 | 低い:数クリックでWordPress開設 | 高い:環境設計から自分で構成する必要 |
| 料金体系 | 固定料金(プラン制) | 従量課金が基本で、構成次第で変動が大きい |
| スケーラビリティ | 限定的(プランアップが中心) | 柔軟:負荷に応じてスケール可能 |
| 運用・保守の負担 | かなり少ない | 自分たちで設計・監視・保守が必要 |
| 向いているケース | ブログ・中小サイト・企業サイト | 大規模サービス・システム連携を伴う案件 |
個人〜小規模ビジネスでWordPressブログやサイトを運営するだけなら、基本は「レンタルサーバー」で十分です。
- 「社内システムと連携したWebアプリを作りたい」
- 「世界中から大量アクセスが来る前提でインフラを組みたい」
- 「インフラエンジニアがチームにいる」
といった状況になって、初めてAWSなどクラウドサービスを検討する、という順番の方が現実的です。
まとめると:
- 初心者・個人ブロガー → 共用サーバー一択で問題なし
- サーバーをいじるのが好き/複数サービスをまとめてホストしたい → VPS
- すでに大規模なトラフィックがあり、分離・専用環境が必要 → 専用サーバー
- サービスとしての拡張性・システム連携が最優先 → クラウド(AWS等)
というイメージを持っておくと、「どれを選べばいいか」で迷いにくくなります。
WordPress向けレンタルサーバーの選び方【基本方針】
「どのサーバーがおすすめですか?」と聞かれても、正解は人によって違います。
まずは「何をしたいのか」「どのくらいの規模で続けるのか」を言語化することが、失敗しないサーバー選びの出発点です。
まずはサイトの目的・規模から考える
いきなりプラン比較を始める前に、次のようなイメージをざっくり決めておきましょう。
- どんな種類のサイトか
- 趣味ブログ・日記
- アフィリエイトサイト・特化ブログ
- 企業サイト・店舗サイト
- 会員制サイト・オンラインサロン
- LP(ランディングページ)中心の広告運用サイト など
- どのくらいの期間、運営するつもりか
- とりあえず数か月試したいのか
- 1年以上、腰を据えて育てるのか
- 成長イメージ
- 月数百PV程度で十分なのか
- 将来的に月数万〜数十万PVを狙うのか
イメージが固まると、必要なスペックや予算感も見えてきます。
| 目的の例 | 優先したいポイント |
|---|---|
| 趣味ブログ | 低価格、簡単さ |
| 収益化ブログ・アフィリエイト | 表示速度、安定性、バックアップ |
| 企業サイト・店舗サイト | 信頼性、サポート、障害時の対応 |
| 会員制・サービスサイト | スケールのしやすさ、セキュリティ、性能 |
サーバー選びは、「スペック表の数字を比べる前に、目的をはっきりさせる」ことが近道です。
事業規模・運営スタイルに合ったプランを選ぶ
同じ「WordPressサイト」でも、個人の副業ブログと法人サイトでは、求められる安全性もリスク許容度も違います。
ここを無視して「とにかく安いプラン」を選ぶと、後から乗り換えやトラブル対応で余計なコストがかかりやすくなります。
個人・副業レベル
- ひとりで運営するブログ・小規模サイト
- 更新頻度は「週1〜月数回」程度
- 予算:月数百〜1,000円台が目安
この場合は、
- WordPress簡単インストール
- 無料SSL
- 自動バックアップ(できればあり)
がそろった共用サーバーのエントリープラン〜中位プランで十分です。
個人事業主・フリーランス
- ポートフォリオサイト、サービス紹介サイト、集客用ブログなど
- 「問い合わせが来ない=機会損失」に直結するケース
- 顧客のデータを扱う場合もある
ここでは、
- 稼働率(SLA)の実績
- 電話やチャットなど、サポート窓口の充実度
- 障害情報の開示や、復旧対応の速さ
など、ビジネス視点での信頼性を重視したいところです。
最安プランではなく、1つ上のグレードを選んでおくと安心感が大きく変わります。
企業サイト・複数サイト運営
- 会社・ブランドの公式サイト
- 事業ごとに複数サイトを運営するケース
- 制作会社や代理店がクライアントのサイトをまとめて管理するケース
このレベルでは、
- 複数ドメイン・複数データベースに対応しているか
- 権限管理やログ機能など、運用面の管理機能
- 将来的にVPSやクラウドへの移行もしやすいか
といった点もチェックしておくと、中長期の運用コストを抑えやすくなります。
価格だけでなく「総合的なコスパ」で判断する
レンタルサーバー選びでよくある失敗は、「月額料金だけで決めてしまうこと」です。
一見安く見えても、次のような要素まで含めて考えると、トータルでは損をしていることがあります。
コスパを左右するポイント
- 表示速度
→ 遅いと離脱率・CV率に直結し、広告費や売上にも影響します。 - 安定性・障害の頻度
→ たびたび落ちるサーバーは、機会損失と信用低下につながります。 - バックアップ・復元のしやすさ
→ 万が一のときに、自力で復旧できるかどうかは非常に重要です。 - サポートの質
→ 不具合時に「自分ひとりで全部調べる」のか、「質問できる窓口がある」のかで、時間コストが大きく変わります。 - 無料特典
→ 独自ドメイン無料、無料SSL、移行代行などの有無も、実質的なコストに影響します。
「安いのに高くつく」パターンの例
- 料金は安いが、表示が遅くてSEO・広告の成果が伸びない
- バックアップ機能が弱く、トラブル時に復旧のため外部業者に高額依頼
- サポートがメールのみでレスポンスも遅く、トラブル対応に何日も取られる
これに対して、月数百円〜千円ほど高い中堅サーバーを選ぶと、
- 高速化機能が最初から整っている
- 自動バックアップが標準搭載
- チャットや電話サポートがある
といった形で、「時間」と「安心」をかなり買うことができます。
まとめると:
- 目的と規模を先に決める
- 自分(または組織)の運営スタイル・リスク許容度に合うプランを選ぶ
- 月額料金ではなく、速度・安定性・サポートを含めた総合コスパで判断する
この3ステップを意識しておくと、「安さにつられて失敗する」「すぐに乗り換えたくなる」といったミスマッチを防ぎやすくなります。
料金・契約条件でチェックすべきポイント
WordPress向けレンタルサーバーを見るとき、多くの人が「月額いくらか」だけに目が行きがちです。
しかし、実際には「初期費用」「契約期間」「プラン変更の柔軟さ」など、長く使うほど効いてくる条件がいくつもあります。
ここでは、失敗しないために最低限おさえておきたいポイントを整理します。
初期費用と月額料金のバランス
サーバー費用は、「初期費用+月額×利用月数」でトータルコストになります。
ぱっと見の月額だけで判断すると、「安いと思ったのに、1年トータルでは他社より高かった」ということも珍しくありません。
たとえば、ざっくり比較するとこんなイメージです。
| パターン | 初期費用 | 月額 | 1年利用の目安 |
|---|---|---|---|
| A社 | 0円 | 1,200円 | 約14,400円 |
| B社 | 3,300円 | 880円 | 約13,860円 |
月額だけを見るとA社が高く見えますが、1年トータルではB社と大差ない、あるいは逆転することもあります。
チェックするときは、
- どの期間の料金が表示されているか(3か月? 12か月?)
- 初期費用の有無・キャンペーンの適用条件
- 「初回だけ安い」のか、「更新後も同じ料金」なのか
を必ずセットで確認しておきましょう。
最低契約期間と更新時の注意点
「とりあえず試したい」のに、気づいたら1年縛りの長期契約だったという失敗もよくあります。
確認しておきたいポイントは次の通りです。
- 最低契約期間は何か月か
→ 3か月・6か月・12か月など。お試しなら短めが安心です。 - 中途解約したときの扱い
→ 返金なしが基本ですが、「更新後すぐ解約するともったいない」ケースも多いです。 - 更新方法
→ 自動更新か、手動更新か。
→ 自動更新の場合、更新忘れは防げるが、解約しない限り課金が続く点に注意。 - 更新時の料金
→ 「初年度割引」で安く見せて、2年目から一気に価格が上がるプランもあります。
サーバーは「いつの間にか払い続けている固定費」になりやすいので、
契約時に「更新タイミング」と「2年目以降の料金」をメモしておくと、後々ラクです。
プラン変更のしやすさと将来の拡張性
WordPressサイトは、最初は小さくても、記事が増えれば負荷も大きくなるものです。
そのときに重要になるのが、プラン変更の柔軟さです。
見ておきたいポイントは、
- 上位プランへの変更がオンライン上で完結するか
- プラン変更時に、サイト停止やデータ移行が必要ないか
- ディスク容量・転送量・DB数などが、上位プランでどの程度増えるか
- 逆に、アクセスが伸びなかったときに下位プランへ戻せるか
です。
最初から「将来のアクセス数」を正確に予測するのはほぼ不可能なので、
小さめのプランでスタート → アクセス増加に応じて上位プランへ変更
という動き方がしやすいサーバーを選んでおくと、ムダな固定費を抑えつつ、成長にも対応しやすくなります。
格安サーバーを選ぶときに気をつけたいこと
月額200〜300円台の格安サーバーは魅力的ですが、「安い」には理由があります。
選ぶ前に、次の点は必ず確認しましょう。
- PHPやMySQLのバージョンが古くないか
→ 古いままだと、セキュリティリスクやWordPress本体のアップデート制限につながります。 - 自動バックアップ機能があるか・有料か
→ 「安い代わりにバックアップなし」の場合、トラブル時のリスクが非常に高いです。 - サポート窓口の有無・対応時間
→ メールのみ/平日昼間のみだと、トラブル時に動けるタイミングが限られます。 - 収容サイト数・表示速度の評判
→ 1台のサーバーに詰め込みすぎていると、アクセスが増える時間帯に極端に重くなることもあります。
格安サーバーがダメというわけではなく、
- 「趣味ブログで、最悪消えてもそれほど困らない」
- 「まずはWordPressの練習をしたい」
という用途には十分選択肢になり得ます。
一方で、
- 収益化を本気で狙うブログ
- 会社・店舗の公式サイト
- 問い合わせフォームから顧客情報を受け取るサイト
といった用途なら、数百円〜千円程度の差で安定性とサポートが大きく変わることを覚えておくとよいでしょう。

料金と契約条件は、派手さはありませんが、長期的なコスパとリスク管理に直結する部分です。
「今月いくらか」だけでなく、「1〜2年運営したときの総額」と「トラブル時の守備力」まで含めてサーバーを比較してみてください。
性能・安定性でチェックすべきポイント
レンタルサーバーの性能は、ユーザー体験・SEO・収益のすべてに直結します。
ここでは、WordPress運営で最低限チェックしておきたい4つの視点を整理します。
表示スピード・処理能力は十分か
サーバーの「速さ」は、ざっくりいうと次の3要素で決まります。
- サーバーのCPU・メモリ性能(処理能力)
- ストレージ(HDDかSSDか)の速さ
- サーバー会社側のチューニング(キャッシュ・Webサーバー設定など)
初心者でも確認しやすいのは、プランごとの目安と公式の説明です。
- 「高速化」や「WordPress特化」をうたっているか
- LiteSpeed / Nginx など、高速なWebサーバーを採用しているか
- Webページの表示速度に関する具体的な説明があるか
実運用では、PageSpeed InsightsやLighthouseなどで、
同じテーマ・同じプラグイン構成でも「サーバーを変えるだけでスコアが変わる」ことがよくあります。
目安として、「初期状態のトップページでモバイル・PCともにスコアが極端に低いサーバー」は避けたほうが無難です。
データ転送量・ディスク容量・ディスク種類
「どれくらい載せられるか」「どれくらい配信できるか」を決めるのが、この3つです。
| 項目 | 役割のイメージ | チェックポイント |
|---|---|---|
| データ転送量 | サイトから外に出ていくデータの総量(通信量) | 月間上限、超過時の制限・追加料金有無 |
| ディスク容量 | サイトのファイルや画像・バックアップを置く倉庫 | 画像多めか、マルチサイト運営か |
| ディスク種類 | HDDかSSDか、NVMeか | 可能ならSSD/NVMeを選ぶ |
WordPressサイトは、
- 画像が多い
- バックアップを何世代も保存している
- 複数サイトを1契約で運営している
といった状況になると、ディスク容量が一気に減っていきます。
定期的に、
- 使っていないテーマ・プラグインの削除
- 古いバックアップの整理
を行うことを前提に、少し余裕がある容量を選んでおくと安心です。
また、データ転送量が「実質無制限」と書かれていても、
「一定以上の負荷が続くと制限する場合があります」などの注記があることも多いので、利用規約も一度は目を通しておくとよいでしょう。
回線の安定性とサーバーダウンのリスク
どれだけスペックが高くても、サーバーがよく落ちるサービスはビジネス利用に向きません。
ここはパンフレットだけでは分かりにくい部分ですが、次のような点から推測できます。
- 稼働率(SLA)の公表があるか(例:99.99%保証など)
- 障害やメンテナンス情報をきちんと公開しているか
- 長く運営されているサービスか(実績年数)
また、実際の運用では、
- 自分のサイトがどのくらいの頻度でタイムアウトや5xxエラーを起こしているか
- どの時間帯・どのページでエラーが出やすいか
を、アクセス解析やサーバーログから把握しておくと、
「テーマやプラグインの問題なのか」「サーバー側の負荷なのか」の切り分けがしやすくなります。
特に、問い合わせフォームや決済ページがあるサイトでは、
ダウン=そのまま売上機会の損失になるため、安定性は価格以上に重要です。
表示速度が収益や離脱率に与える影響
表示速度は、単なる「気分の良さ」ではなく、数字に直結する要素です。
よくあるパターンとして、
- 表示に3秒以上かかるページは、ユーザーの離脱率が目に見えて上がる
- モバイル回線では、PC以上に体感差が大きい
- 広告経由の場合、せっかく高いクリック単価を払っても、
ページが重いせいで読まれずに終わることがある
という現象が起こります。
表示速度が遅いと、
- 最初の数秒で戻る人が増える(直帰率の悪化)
- 最後まで読まれず、広告やアフィリエイトリンクまで到達しない
- Googleからも「ユーザー体験の悪いページ」と見なされやすくなる
という流れで、アクセス数と収益の両方にダメージが出ます。
逆に「サーバーを変えただけ」で、
- 1ページあたりのPVが増える
- CV(問い合わせ・購入)率が上がる
- ページの平均滞在時間が少し伸びる
といった改善が見られることもあります。
テーマや記事内容を頑張るのと同じくらい、**インフラ側の性能も「投資対象」だと考えておくと、中長期的なリターンが変わってきます。
まとめると:
- 表示速度・処理能力は、体感だけでなく数字(CV・離脱率)に跳ね返る
- データ転送量・ディスク容量は、サイトの成長に合わせて余裕を見ておく
- 安定性・ダウンリスクは、ビジネス用途では特に重要
- 表面上のスペック表だけでなく、「実運用でどれだけ速く・安定しているか」を意識してサーバーを選ぶことが、WordPress運営の土台づくりになります。
WordPress対応機能でチェックすべきポイント
パンフレットを見ると、どのサーバーも「WordPress対応」「簡単インストールOK」と書いてあります。
ですが、細かい条件を満たしていないサーバーを選ぶと、あとから地味に困ることが多いです。
ここでは、WordPressを快適に動かすために「ここだけは見ておきたい」機能面のポイントを整理します。
PHP・MySQLなどWordPress推奨要件を満たしているか
WordPressはPHPとデータベース(多くはMySQL互換)の上で動く仕組みです。
この2つが安全なバージョン・適切な設定になっているかどうかで、
- セキュリティ
- 速度
- 将来のアップデートのしやすさ
が大きく変わります。
チェックしたいのは、主に次の点です。
- 利用できる PHPのバージョン
→ WordPress公式が推奨する世代をサポートしているか - MySQL / MariaDB などのデータベース
→ WordPress対応が明記されているか - PHPの実行環境
→ 「PHP-FPM」など、高速な処理方式に対応しているとなお良い - メモリ制限・実行時間制限
→ 初期値が極端に低いサーバーは、大きなプラグインやテーマでエラーが出やすい
公式サイトに「WordPress動作確認済み」と書いてあるサーバーであれば、
基本要件はクリアしていることが多いですが、
とくに格安サーバーでは、PHPやDBが古いままのことがある
ので、「いまどきのWordPressテーマが普通に動くか」という視点で確認しておくと安心です。
WordPress簡単インストール・クイックスタート機能の有無
初心者にとって、インストールのハードルの高さは挫折ポイントになりやすい部分です。
最近のWordPress対応サーバーには、
- 管理画面から数クリックでWordPressを入れられる「簡単インストール」
- ドメイン設定・SSL・WordPressインストールをまとめて自動でやってくれる「クイックスタート」
といった機能が用意されていることが多く、これがあるかないかで初日の作業量が段違いです。
簡単インストール機能をチェックするときは、
- サブディレクトリ/サブドメインへのインストールも選べるか
- 自動で作成されるデータベースの数や命名ルールに制限がないか
- クイックスタートを使うときに「お試し期間が使えなくなる」などの条件がないか
も一緒に確認しておくと、「こんなはずじゃなかった…」を防ぎやすくなります。
複数のWordPressサイトを運営できるか(ドメイン数・DB数)
1つのサーバー契約で、いくつのWordPressサイトを運営できるかは、長く使うほど効いてきます。
特に見ておきたいのは、この2つです。
- 設定可能な独自ドメイン数(マルチドメイン)
- 作成できるデータベース(DB)の数
一般的には「1サイトにつき1データベース」を使うケースが多いので、
将来3〜4サイトくらい運営しそう → DB上限は最低でも5以上ほしい
といったイメージで、少し余裕を持った上限数を選んでおくと安心です。
また、
- サブドメイン運用(
shop.example.comなど)がしやすいか - 追加ドメイン設定が管理画面から簡単にできるか
- マルチサイト機能(WordPressのネットワーク機能)を使いたい場合、その可否が明記されているか
も、複数サイト運営を考えるならチェックしておきたいポイントです。
SSL対応や常時HTTPS化が簡単に行えるか
今のWebサイトは、HTTPS(暗号化通信)対応がほぼ必須です。
ブラウザ上でも、HTTPSでないサイトには「保護されていない通信」といった表示が出るため、
- ユーザーの不信感
- フォーム送信時の不安
- SEO上の不利
につながりやすくなります。
WordPress向けにサーバーを選ぶときは、
- 無料のSSL証明書(Let’s Encryptなど)に対応しているか
- 管理画面からワンクリックで証明書の発行・更新ができるか
- wwwあり/なし、http→https のリダイレクト設定が、
設定画面やチェックボックスで簡単に済むか
といった点を見ておきましょう。
WordPress側でも、
- 一般設定でサイトURLをhttpsに変更
- プラグインで混在コンテンツを修正
などの作業は必要になりますが、サーバー側のSSL設定が簡単であれば、初心者でも常時SSL化をほぼノーコードで完了できるようになります。

まとめると:
- PHP・MySQLなどの推奨要件を満たし、最新版に追随してくれるサーバーを選ぶ
- 簡単インストール/クイックスタートがあれば、初期構築のハードルが一気に下がる
- 将来のサイト追加を見据え、ドメイン数・DB数に余裕があるプランを選ぶ
- 無料SSL・自動更新・リダイレクト設定など、常時HTTPS化がスムーズにできる環境を重視する
このあたりを押さえておくと、「とりあえず動く」だけでなく、長く安心して使えるWordPressサーバーを選びやすくなります。
セキュリティ・バックアップ・サポート体制
レンタルサーバー選びでは、「容量」「料金」ばかりに目が行きがちですが、
本当に困るのは「サイトが壊れたとき」「攻撃されたとき」「原因不明のエラーが出たとき」です。
そのときにあなたを守ってくれるのが、ここで扱う
- セキュリティ機能
- バックアップと復元
- サポート体制
- 実績・管理画面の使いやすさ
といった“見えにくいスペック”です。
WAF・自動バックアップなどのセキュリティ機能
WordPressは世界中で使われている分、攻撃の標的にもなりやすい仕組みです。
そこで重要になるのが、サーバー側のセキュリティ機能です。
代表的なものは次の通りです。
- WAF(Web Application Firewall)
- 不正アクセスや脆弱性を狙った攻撃を、アプリケーションに届く前にブロックする“門番”的な機能
- SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなど、WordPressで起こりがちな攻撃にも有効
- 自動マルウェアスキャン・ウイルスチェック
- 改ざんや不正なファイルを検知して通知してくれる
- 自力で全ファイルをチェックするのは現実的ではないため、サーバー側での自動チェックがあると安心
- ログイン防御機能
- ログイン試行回数制限、二要素認証、海外IPの制限など
- 管理画面への総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)から守ってくれる
これらは「自分でプラグインを入れればいい」と思われがちですが、
サーバー側での防御+WordPress側での防御という二重のレイヤーがあるほうが、全体として強い防御になります。

復元(リストア)機能とバックアップ世代数
バックアップは「あるだけ」では不十分で、「すぐ戻せるかどうか」が非常に重要です。
チェックしたいポイントは大きく3つです。
- 自動バックアップがあるか
- 毎日・数時間おきなど、どのタイミングで取得されるか
- ファイルとデータベースの両方をカバーしているか
- リストア(復元)がユーザー側から行えるか
- 管理画面からワンクリックで特定日時の状態に戻せるか
- サポートに依頼しないと戻せない/有料、だといざというとき動きが遅くなりがち
- バックアップの世代数
- 「何日分」遡れるか(例:7日、14日、30日など)
- 更新頻度が低いサイトほど、「少し古い状態に戻せる」ことが大切
ざっくりしたイメージはこんな感じです。
| 世代数の目安 | 向いているケース |
|---|---|
| 7日分 | 更新頻度が高いブログ・メディア |
| 14日分 | 週1更新のブログ・小規模サイト |
| 30日分〜 | 企業サイト・更新頻度が低いが重要なサイト |
「なぜ壊れたのか分からない」ときは、原因追及よりも先に「直近で一番安全な状態に戻す」ことが優先です。
その意味で、「バックアップの取りやすさ」以上に「復元のしやすさ」が重要だと覚えておくと判断しやすくなります。
24時間対応などサポートの品質とつながりやすさ
WordPressを運営していると、一度はこうしたトラブルに出会います。
- 急に500エラーが出て管理画面に入れない
- SSL設定後に「この接続ではプライバシーが保護されません」と表示される
- メールフォームが届いたり届かなかったりする
技術に詳しければ自力でも何とかできますが、
初心者にとってサーバーサポートは“最後の相談相手”です。
見るべきポイントは、
- 相談窓口の種類
- メールのみか、チャット・電話もあるか
- 対応時間
- 平日昼間だけか、夜間・土日も受け付けているか
- 返信スピードの目安
- 「原則24時間以内」など、具体的な記載があるか
- マニュアル・FAQの充実度
- 初期設定やトラブルシューティングの解説が揃っているか
趣味ブログなら「メールサポートのみ」でも困らないかもしれませんが、
ビジネス用途やクライアント案件で使うなら、チャットや電話対応があるサーバーのほうが安心です。
運用実績・利用者数が多いサーバーを選ぶ理由
「新しいサービスのほうが性能が良さそう」と感じるかもしれませんが、
WordPressのサーバー選びでは、実績と利用者数の多さも立派な“スペック”です。
その理由は次の通りです。
- 長年運用されているサーバーは、トラブル事例と解決ノウハウが蓄積されている
- 人気のテーマやプラグインが、そのサーバーでの動作検証を優先的に行っていることが多い
- ネット上に利用者のブログ記事や解説が多く、検索すれば解決策が見つかりやすい
- 利用者が多いほど、インフラ強化や機能改善に投資されやすい
もちろん、新興サービスがダメというわけではありませんが、
最初の1つとして選ぶなら、「長く使われている」「WordPress利用者が多い」サーバーのほうが、情報量の面で有利
というのは押さえておいて損はありません。
管理画面の使いやすさと初心者へのやさしさ
性能・機能が良くても、管理画面が分かりにくいサーバーは、初心者にとって大きなストレスになります。
使いやすい管理画面には、だいたい次のような特徴があります。
- 重要な設定(ドメイン追加、SSL設定、メール作成など)が、メニューからすぐ見つかる
- WordPressのインストール手順が、ウィザード形式で案内されている
- 専門用語に簡単な説明やヘルプが付いている
- エラーが出たときに、原因のヒントが画面に表示される
逆に、
- メニュー構成が分かりにくい
- 日本語訳が不自然で何を意味しているのか分からない
- マニュアルと画面表示が一致していない
といった管理画面は、毎回の設定作業で時間を奪われやすいです。
WordPressは「記事を書く」「画像をアップする」といった日々の作業が中心なので、
サーバー管理はできるだけストレスの少ない環境にしておくことが、長く続けるためのコツでもあります。
セキュリティ・バックアップ・サポート体制は、どれも「良くても目立たない」「悪いと致命傷」というジャンルです。
スペック表の派手な数字だけでなく、
「トラブルが起きたときに自分を守ってくれる仕組みがあるか」という視点で、サーバーを比べてみてください。
無料サーバーと有料サーバーの違い
「とりあえず無料で始めたい」「最初から有料にした方がいい?」
WordPressを始める前に、ここで迷う人はかなり多いです。
ざっくり言うと、
- 検証・練習用 → 無料サーバーでもOK
- 集客・収益・信頼が絡むサイト → 最初から有料サーバー一択
という整理になります。順番に見ていきましょう。

料金と機能の差を整理する
まずは、無料サーバーと有料サーバーの特徴をざっくり比較しておきます。
| 項目 | 無料サーバー | 有料サーバー |
|---|---|---|
| 初期費用・月額 | 0円 | 数百円〜数千円/月 |
| ディスク容量 | 少なめ・制限強め | プランにより余裕あり |
| データベース | 使えない or 制限が厳しいことも | 複数DBが使えることが多い |
| WordPress対応 | 限定的・バージョン制限ありの場合も | 基本フル対応・最新環境に追随しやすい |
| 商用利用 | 禁止・制限ありの場合がある | ほぼ問題なく利用できる |
無料=コスト0ではありますが、「できること」「安定性」「将来の拡張性」は確実に削られると思っておくと、判断しやすくなります。
広告表示と独自ドメイン利用の制約
無料サーバーを使うときに、最も分かりやすい違いがこの2つです。
広告表示の問題
無料サーバーの多くは、
- ページの上部や下部にサーバー運営側の広告が自動表示
- 広告位置や内容をユーザー側でコントロールできない
といった仕様になっています。
その結果、
- 自分のアフィリエイト広告と競合してしまう
- 見た目が安っぽく見え、ブランドイメージが損なわれる
- ユーザーから「どれがサイト運営者のコンテンツか分かりにくい」
といった弊害が出やすくなります。
独自ドメインの制限
無料サーバーでは、
〇〇.example.comのようなサブドメインのみ利用可- 自分で取得した
example.comを使えない、あるいは設定が面倒
というケースも多くあります。
独自ドメインが使えないと、
- サイトを引っ越すたびにURLが変わる
- ドメイン自体の評価(SEO的な蓄積)が分散してしまう
といったデメリットがあり、「資産としてのサイト」を育てにくくなります。
サポート・セキュリティ・安定性の違い
インフラ周りの「守りの部分」でも、無料と有料はかなり差があります。
サポート
- 無料:FAQと掲示板のみ、個別対応なし/遅い
- 有料:メール・チャット・電話など、人間のサポート窓口があることが多い
トラブル時、無料サーバーでは「自分で調べて何とかするしかない」状況に陥りがちです。
セキュリティ
- 無料:WAF・自動バックアップなどの高度な機能はほぼ期待できない
- 有料:WAF・不正アクセス防御・自動バックアップ・常時SSLなどが、標準機能として揃っているケースが多い
WordPressは世界中から攻撃される前提のCMSなので、
セキュリティをサーバー側でどこまで担保してくれるかは安全運営のカギになります。
安定性・速度
- 無料:リソースが限られており、アクセスが増えると重くなる/制限されることが多い
- 有料:プランに応じて一定の性能が保証される
無料サーバーは、どうしても
「試しに置いてあるだけのサイト」が大量に乗っている不安定な環境
になりやすく、本番サイトとして使うにはリスクが高めです。
無料サーバーでWordPressを使うメリット・デメリット
メリット
- 完全無料で始められる
→ クレジットカード登録不要のサービスもあり、心理的ハードルが低い - 練習用環境として最適
→ テーマのカスタマイズやプラグイン検証など、「壊れても困らない」実験場には向いている - 短期のテストサイト・校内用サイトなど、公開範囲が限定的な用途には十分
デメリット
- 前述の通り、広告・独自ドメイン・サポート・安定性が犠牲になりやすい
- 将来「ちゃんと運営しよう」と思ったときに、有料サーバーへの移転作業が必須
- 移転時には、
- URL変更によるSEOへの影響
- 内部リンクや画像パスの修正
- リダイレクト設定
など、細かい調整が大量に発生する
練習用として割り切るならアリですが、
「ここから集客したい」「仕事の問い合わせを増やしたい」サイトを無料サーバーで運営し続けるのは、かなり非効率だと言えます。
本格運営なら有料サーバーを推奨する理由
収益化ブログやビジネス用サイトとしてWordPressを運営するなら、
最初から有料サーバーにしておいた方が、結果的に安く・安全に済むことがほとんどです。
その理由はシンプルで、
- ドメインとサーバーを固定でき、サイトの信頼と評価を長期的に積み上げられる
- セキュリティ・バックアップ・サポートに投資することで、
トラブル時の損失(売上・信用・時間)を最小限に抑えられる - 引っ越しの手間・リスクを何度も背負わずに済む
からです。
月額1,000円前後のサーバーであれば、
- 1件の成約
- 1件の問い合わせ
- 1件の来店予約
で元が取れてしまうケースも多く、“事業コスト”としては十分に合理的な投資です。
結論として:
- 「WordPressを触ってみたい」「勉強用の環境がほしい」 → 無料サーバーも選択肢
- 「検索から人を集めたい」「副業・ビジネスにつなげたい」 → 最初から有料サーバー一択
というラインを引いておくと、迷わず判断できるようになります。
WordPress向けレンタルサーバーの人気・シェア動向
日本国内の主要サーバーシェアランキング
日本でWordPressサイトに使われているレンタルサーバーを調査したデータを見ると、
上位の顔ぶれはほぼどの調査でも共通しています。
たとえば、WordPressサイトをクローリングしてホスティング元を集計した「WordPressサーバー人気シェアランキング(2025年版)」では、国内ではおおよそ次のような構図です。
- 首位:エックスサーバー
- WordPressホスティングとして3割強のシェアを持つ最大手
- 2位:さくらインターネット
- 老舗で、1割前後のシェア
- 3位:ロリポップ!
- 初心者向けとして有名で、こちらも1割弱を占める
- 4位:ConoHa WING
- 比較的新しいサービスながら、数%台半ばまで伸長
- そのほか
- お名前.comレンタルサーバー、ヘテムル、wpX/シン・レンタルサーバー、Xserverビジネス、mixhost、AWSなどが続く
別の比較記事やおすすめランキングでも、
「エックスサーバー・ロリポップ・ConoHa WING・さくら・mixhost」といった名前が、
WordPress向けサーバーとして繰り返し登場します。
つまり、
日本のWordPressレンタルサーバー市場は、エックスサーバーを筆頭に、さくら・ロリポップ・ConoHa・mixhostなどの“大手常連組”が中心
という構図になっていると考えてよいでしょう。
大手サービスが選ばれやすい理由
なぜ、これらの大手がWordPressユーザーから選ばれ続けているのか。
理由はいくつかありますが、特に効いているのは次のポイントです。
1. パフォーマンスと安定稼働の実績
- エックスサーバーなどは、長年にわたり高い稼働率(99.99%クラス)と大量サイトの運用実績を公表しており、
実際に数十万〜数百万単位のサイトが稼働しているとされています。 - 国内データセンターを利用し、WordPress向けにチューニングされた環境を用意しているため、
「日本からのアクセスで速い」「トラフィックが増えても落ちにくい」といった評価を得やすいです。
2. WordPress特化機能が揃っている
大手ほど、WordPressに特化した便利機能が整っています。
- ワンクリックインストール・クイックスタート
- 無料SSLの自動設定
- 自動バックアップと管理画面からのリストア
- キャッシュ・高速化機能の標準搭載
これらが揃っていると、サーバーに詳しくない初心者でも「申し込み〜公開」までを短時間で進めやすいため、
自然と選択肢が大手に集中しやすくなります。
3. サポートと情報量の多さ
- 大手は、メールに加えてチャットや電話などのサポート窓口が複数用意されていることが多く、
トラブル時に「誰かに聞ける」安心感があります。 - 利用者が多い分、
- 公式マニュアル
- ブログ記事やYouTube解説
- Q&Aサイトの事例
など、日本語の情報が圧倒的に豊富です。
その結果、テーマやプラグイン側も「まずはエックスサーバーやConoHaで動作確認」という流れになりやすく、
「互換性が高い=トラブルが少ない」環境として大手が選ばれ続ける、という循環が生まれています。
まとめると、
- 日本のWordPressレンタルサーバーは、エックスサーバーを中心とした数社がシェアの大半を占めている
- 大手は、速度・安定性・WordPress特化機能・サポート・情報量のバランスが良く、
初心者〜中級者が「失敗しにくい選択」として集まりやすい
という構図になっています。
これを前提に、自分のサイトの目的や予算に合わせて、
「大手の中からどこを選ぶか」を絞り込んでいくイメージで考えると、レンタルサーバー選びがかなりラクになります。
WordPress向けレンタルサーバーの比較表
ここでは、具体的なサービス名を挙げつつ、「どこを比較すればいいか」がひと目で分かるように整理します。
金額はキャンペーンなどで変動しやすいため、あくまで目安のレンジとして捉えてください。
主要レンタルサーバーの機能・料金・サポート一覧
代表的なWordPress向けレンタルサーバーを、ざっくり比較すると以下のようなイメージになります。
| サービス例 | 月額の目安帯※ | 特徴の傾向 | サポート体制の傾向 |
|---|---|---|---|
| エックスサーバー系 | 中価格帯(〜約1,500円) | 高速・安定志向、WordPress利用者が非常に多い | メール+電話など手厚い場合が多い |
| ConoHa WING系 | 中価格帯 | ブログ向け機能が充実、初期費用0円が多い | チャット・マニュアルが充実 |
| さくらのレンタルサーバ | 低〜中価格帯 | 老舗で安定志向、長期利用に向く | 電話サポート・FAQが豊富 |
| ロリポップ系 | 低〜中価格帯 | 格安プランから高速プランまで幅広い | メール+チャット中心が多い |
| mixhostなど高速系 | 中価格帯 | 高速性と自動バックアップを強く打ち出す | メール中心、マニュアル充実 |
※税込・最安プラン〜中位プランの一般的なレンジをイメージしたもの。実際の料金やキャンペーンは必ず公式サイトで確認してください。
ポイント
- どこもWordPress対応は当然として、
「速度」「安定性」「サポートの厚さ」「料金バランス」のどこに重点を置いているかが違います。 - 「なんとなく有名だから」ではなく、
自分が重視したい軸(速さ・安さ・安心感など)に強い会社を選ぶのが失敗しにくい選び方です。
格安レンタルサーバー(低価格プラン)の比較表
次に、月額数百円台を中心とした“格安ゾーン”のイメージです。
| 観点 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 月額料金 | 数百円台から始められる | 上位プランより性能・機能が削られていることが多い |
| ディスク容量 | 個人ブログなら十分な容量のことが多い | 画像多め・複数サイト運営だとすぐ圧迫されることも |
| 転送量・同時アクセス耐性 | 小規模アクセスなら問題なし | バズ・広告運用には心もとないケースも |
| バックアップ・復元機能 | ついていても「簡易版」の場合がある | 自動バックアップが有料オプションのことも |
| サポート | メール中心でコストは抑えられている | 即時対応を期待するには物足りない場合がある |
格安プランは、
- 「まずはWordPressを始めてみたい」
- 「趣味ブログで、最悪消えても致命傷にはならない」
といった用途には向いていますが、
- 収益化を見込んだメディア
- 会社・店舗の公式サイト
の“本番環境”としては、1つ上のグレードも含めて検討した方がリスクが低いです。
WordPress対応状況・自動インストール有無の一覧
最後に、「WordPress対応」「簡単インストール」「SSL」あたりの“初動のラクさ”について整理します。
| 機能 | ほとんどの主要サーバー | 格安プランでの注意点 |
|---|---|---|
| WordPress動作保証 | あり | 非推奨バージョンしか選べない場合に注意 |
| WordPress簡単インストール | あり | ごく一部で未対応・機能制限が残っていることも |
| クイックスタート(独自ドメイン+SSL+WP自動構築) | 中〜上位プランで提供 | 最安プランでは非対応のことがある |
| 無料SSL(Let’s Encryptなど) | ほぼ標準 | 設定が手動で分かりづらいサービスもある |
| 自動バックアップ | 中位以上で標準のことが多い | 最安プランではオプション/対象外も多い |
チェックのコツ
- 公式サイトの「WordPress特集ページ」「はじめてガイド」を見る
→ 対応状況や簡単インストールの有無がまとまっていることが多いです。 - 「最安プランだけ機能が削られていないか」を確認
→ “WordPress対応”と書いてあっても、簡単インストールや自動バックアップは中位プランからというケースはよくあります。 - SSL設定の手順をマニュアルで確認
→ 管理画面だけで完結するか、コマンドや手動設定が必要かで、初心者の負担が大きく変わります。
このセクションでは、具体名を出しつつも、「どこを見るとサーバー同士を比較しやすいか」に焦点を当てて整理しました。
実際に申し込む際は、ここで挙げた観点(料金・性能・サポート・WordPress特化機能)を手元のメモにしておき、
各社の公式サイトをチェックしながら「自分の条件に一番近い1社」を選んでいくとスムーズです。
用途別・目的別で選ぶおすすめレンタルサーバー
「どのサーバーが一番いいか?」ではなく、「自分の用途に合うかどうか」で考えると、選ぶ基準がはっきりします。
ここでは、よくある6パターンごとに、重視すべきポイントを整理します。
個人の趣味ブログ・小規模サイト向け
ゴール: 日記・旅行記・推し活など、「お金はあまりかけずに気軽に続けたい」ケース。
重視したいポイント
- 月額料金が数百円〜1,000円未満程度で無理なく払える
- WordPress簡単インストールがあり、初期設定がシンプル
- 画像をそこまで大量に使わない前提なら、ディスク容量は数十GB程度で十分
- メールサポート中心でもOKだが、日本語マニュアルがしっかりしていること
向いているサーバーのイメージ
- 共用サーバーのエントリープラン〜一つ上のプラン
- 「個人・趣味向け」と明記されているプラン
「まずは1〜2年続けられそうか」をイメージして、無理のない範囲で一番シンプルなプランを選ぶのがおすすめです。
アフィリエイト・収益化ブログ向け
ゴール: SEOやSNSから集客し、広告・アフィリエイトで収益を上げたいケース。
重視したいポイント
- 表示速度(特にモバイル)が安定して速い
→ キャッシュ機能や高速化技術を推しているサーバー - 自動バックアップ・復元機能が標準 or 低価格で使える
- 複数ドメイン・複数DBに対応し、サイト量産にも耐えられる
- 常時SSL化・WAFなど、最低限のセキュリティが標準装備
向いているサーバーのイメージ
- 「WordPress特化」「ブログ向け高速プラン」などをうたう共用サーバー
- 最安プランではなく、中位プラン(スタンダード/ベーシック)クラス
収益化を考えるなら、月数百円の節約より「速さ・安定性・バックアップ」に投資した方がリターンを見込みやすいです。
フリーランス・個人事業主向け
ゴール: ポートフォリオやサービスサイト、ブログでの情報発信など、「仕事につながるサイト」を運営したいケース。
重視したいポイント
- ダウンタイムが少なく、信頼性の高いインフラ(稼働率実績)
- 問い合わせフォーム・資料DLなど、CVポイントを安定運用できる性能
- メール・チャット・電話など、相談しやすいサポート窓口
- 複数サイト・サブドメイン対応(事業サイト+LP+ブログなど)
向いているサーバーのイメージ
- 中小企業・個人事業主をターゲットにした共用サーバーの中位〜上位プラン
- 「ビジネス向け」「法人向け」をうたいつつも、個人名義で契約できるプラン
フリーランスや個人事業主の場合、サーバーは「名刺と同じくらい大事なインフラ」なので、
極端な格安プランより、安定性・サポート重視で選んだ方が長い目で見て安心です。
企業サイト・法人利用向け
ゴール: 会社の公式サイト・採用サイト・メディア運営など、「会社の顔」となるサイトを運営するケース。
重視したいポイント
- 稼働率SLA、障害時の情報公開・対応体制
- コンプライアンス面を含めたセキュリティ・ログ管理
- 複数ドメイン・複数担当者での運用を想定した管理機能(権限分離など)
- 規模によっては、VPSや専用サーバー・クラウドも視野に入れる
向いているサーバーのイメージ
- 「法人向け」「ビジネスモデル」など、BtoBを前提にしたレンタルサーバー
- 中〜大規模になれば、マネージドなクラウド(AWS等+運用代行)も候補
小規模な企業サイトなら、実績豊富な共用サーバーの上位プランでも十分ですが、
将来の拡張や社内システム連携まで視野に入れるなら、早い段階からインフラ構成も検討しておくとスムーズです。
できるだけ費用を抑えたい初心者向け
ゴール: 「とにかく安く始めたい」「初期投資を最小限にして様子を見たい」ケース。
重視したいポイント
- 月額料金が低く、初期費用も抑えられる(もしくは0円)
- それでもWordPress簡単インストールと無料SSLは必須
- 将来アクセスが増えたら、上位プランにスムーズに移行できる
- バックアップ機能が皆無でないこと(なければ自前で対策が必要)
向いているサーバーのイメージ
- 大手レンタルサーバーの最安〜一つ上のプランで、WordPress対応と簡単インストールがあるもの
- 無料サーバーではなく、「格安だが有料」のレンタルサーバー
完全無料サーバーは、広告・制限・不安定さなどの理由から、
「学習用」「テスト用」と割り切るならアリですが、本番サイトにはあまりおすすめできません。
表示速度と安定性を最優先したい場合
ゴール: アクセス数が多い、広告運用をしている、ECや会員制サイトなど、「遅さやダウンが直接売上に響く」ケース。
重視したいポイント
- 高速なWebサーバー(LiteSpeed/Nginxなど)や独自キャッシュの採用
- SSD/NVMeストレージ・十分なCPU/メモリ割り当て
- アクセス集中時の耐性(リソース保証・スケールアップのしやすさ)
- 自動バックアップ+迅速な復旧体制
向いているサーバーのイメージ
- 高速化を強く打ち出した共用サーバーの上位プラン
- トラフィックがさらに増える想定なら、マネージドVPSやマネージドWordPressサービスも検討
表示速度は、
- ユーザーの離脱率
- コンバージョン率
- SEO評価
すべてに影響するため、ある程度以上の規模や収益を目指すなら、最初から「速さに強いサーバー」を選ぶ価値があります。
用途ごとに優先順位が整理できていれば、
各社のプラン表を見たときに「自分にとって意味のある差」と「無視していい差」がはっきりしてきます。
- 何サイト運営する予定か
- どれくらいの期間続けるか
- どの程度の収益・ビジネスインパクトを見込むか
このあたりを紙に書き出してからサーバー比較をすると、ブレない基準でレンタルサーバーを選びやすくなります。
主要レンタルサーバー各社の特徴比較
まずは、この章で登場する主なサーバーをざっくり整理しておきます。
| サーバー名 | 大まかな価格帯の目安* | ざっくりした立ち位置 |
|---|---|---|
| エックスサーバー | 月額1,000円前後〜 | 定番の高性能・高安定サーバー |
| ConoHa WING | 月額700円前後〜(WINGパック) | ブロガーに人気の高速&ドメイン込みプラン |
| ロリポップ! | 月額300円前後〜 | 格安〜中規模まで幅広く対応 |
| さくらのレンタルサーバ | 月額500円前後〜 | 老舗のバランス型、長期運用向き |
| シン・レンタルサーバー | 月額数百円〜 | Xserver系の高速志向・コスパ重視 |
| mixhost | 月額1,000円前後〜 | 高性能クラウド系・アダルト可など柔軟 |
| CORESERVER | 月額数百円〜 | 高機能&高コスパの中堅どころ |
| ラッコサーバー | 月額数百円〜 | キーワードツール連携などブロガー向き |
| バリューサーバー | 月額200円未満〜 | 「とにかく安く」の代表格 |
エックスサーバー(Xserver)の特徴
料金プランと月額費用の目安
- 個人〜中小企業向けの共用プランは、長期契約+キャンペーン込みで月額1,000円前後からが多いイメージです。
- 初期費用はキャンペーンで無料になることが多く、「実質○○円〜」といった割引が頻繁に行われています。
- 企業向けには「Xserverビジネス」やWordPress専用の法人サービスもあり、月額数千円〜でSLAやセキュリティが強化されたプランを選べます。
主なスペック・表示速度・強みと弱み
- 強み
- 国内シェアが非常に高く、情報量・導入実績ともにトップクラス。
- 高速なWebサーバー・PHP環境・SSDストレージなどを標準装備し、表示速度と安定性のバランスが良い。
- WordPress簡単インストール、無料SSL、自動バックアップなど、初心者がつまずきやすい部分をほぼカバー。
- 法人向けプランでは、改ざん検知や高水準SLA、専門サポートなど「止めたくないサイト」向けの機能が充実。
- 弱み
- 超格安サーバーと比べると最安価格帯ではないため、「できるだけ安く」という人には割高に感じることも。
- 高機能ゆえに、管理画面に慣れるまでは項目が多く見えるケースもあります。

ConoHa WING(コノハウィング)の特徴
WINGパックなどプラン構成と料金イメージ
- WINGパックを中心とした長期割引プランが主力で、キャンペーン適用時は月額700円前後〜で使えることが多いです。
- WINGパックはサーバー+独自ドメイン(2つまで)永久無料がセットになっており、ドメイン更新費も込みで考えるとコスパが高い構成。
ブログ運営に便利な機能とサポート内容
- WordPressのインストール〜テーマ適用までを数クリックで完了できる導線が用意されており、ブログ開設のハードルが低い。
- 管理画面のUIが比較的シンプルで、サーバー初心者でも操作を覚えやすいのが特徴。
- 無料SSL、WAF、自動バックアップなど、セキュリティ面の基本は標準装備。
- ブログ用途を想定したキャンペーン・チュートリアルが多く、個人ブロガー〜副業アフィリエイターとの相性が良い一方で、
複雑な業務システムや特殊構成を組む用途にはややオーバースペックまたは柔軟性不足と感じることもあります。

ロリポップ!レンタルサーバーの特徴
低価格プランの使い勝手と注意点
- ライトプランは月額300円前後〜でWordPressが利用可能な格安帯の代表格。
- 「とりあえずブログを始めたい」「コストを最小限にしたい」という人には入り口として非常に使いやすい価格設定。
- ただし、最安プランではディスク容量・同時アクセス数に制約があるため、アクセスが増えてきたら上位プランへの移行を前提に考えておくと安心です。
趣味サイト・入門者に向いている理由
- WordPressを数十秒でインストールできる機能があり、セットアップが非常に簡単。
- マニュアルやFAQが初心者向けに整備されており、初めてサーバー契約する人でも進めやすい。
- 一方で、本格的な法人サイトや大規模メディアでは、上位プランまたは他社の高性能プランと比較してから選ぶほうが安全です。

さくらのレンタルサーバの特徴
老舗ならではの安定性とサポート
- インターネット黎明期からサービスを提供している老舗で、安定稼働と長期運用の実績が強み。
- スタンダードプランでも、無料SSL・WordPress簡単インストール・自動バックアップ・WAFなど基本機能が一通りそろっています。
- 24時間365日のサポート受付や、画像・動画付きのヘルプページなど、「迷ったら調べれば分かる」環境が整っているのも初心者向き。
長期運用に向いた料金体系
- スタンダードプランは月額500円前後〜で、ディスク容量・転送量のバランスが良いプラン。
- 短期的なキャンペーンの“最安値”では目立ちにくいものの、価格の上下が比較的穏やかで、長く使うほど安心感があるタイプの料金設計です。

シンレンタルサーバーの特徴
高速性と価格のバランス
- エックスサーバーの技術基盤をベースに、WordPressの高速実行環境を前面に押し出した新世代サーバー。
- 高速PHP・MySQLチューニングや、高性能環境(KUSANAGIベース等)の採用により、表示速度に特化した構成になっています。
- 価格帯は格安寄り〜中価格帯で、「速度は妥協したくないけどコストも抑えたい」WordPress運営者に向いたサーバーです。

mixhost(ミックスホスト)の特徴
高性能環境と主な機能
- クラウド基盤上に構成された共用サーバーで、高い信頼性とスケールのしやすさが特徴。
- SSDストレージ、HTTP/3や最新PHP対応など、モダンな技術を積極採用している傾向があります。
- 上位プランではリソース割り当てやサポートが手厚く、アクセスが伸びるサイトや収益化前提のブログと相性が良い。
- アダルト・出会い系なども許可されており、ジャンルの制約が少ない点が他社との違いです。

CORESERVER(コアサーバー)の特徴
パフォーマンスと価格のバランス
- 全プランで高速SSD・転送量無制限・無料SSLをうたう、高コスパ路線のレンタルサーバー。
- WordPress自動インストール機能や、ライブチャットを含むサポートなど、「格安だけど機能は妥協したくない」層向け。
- 中〜上級者が複数サイトをまとめて運用するケースにも向いていますが、
完全初心者にはやや情報量が多く感じられることもあるため、ある程度サーバーの基礎を理解している人におすすめです。

ラッコサーバーの特徴
最短でWordPressを開設できる仕組み
- 「かんたんブログスタート」機能により、
サーバー契約・ドメイン取得・WordPressインストールを一連のフローでまとめて実行できるのが最大の売り。 - 同グループのラッコキーワードなどSEO系ツールとの連携も強く、
「キーワード調査 → そのままブログ開設」といった動線が作りやすいのがブロガー視点のメリット。

バリューサーバーの特徴
低価格ながら備わっている機能
- 月額200円未満〜利用できる超格安帯でありながら、
SSD・無料SSL・Cron・自動バックアップ(15世代)などの機能がきちんと搭載されているのが特徴。 - マルチドメイン・メール無制限など、「数値上のスペック」は非常に豊富なため、
サーバー管理の基本を理解している人がうまく使うと、コスパはかなり高いサービスです。 - ただし、サポートの手厚さやUIの洗練度は中堅〜大手より一歩劣る印象なので、
完全初心者よりは、少し慣れたユーザー向けと考えるとミスマッチが減ります。

スターレンタルサーバーの特徴
安定性・表示速度・サポートのポイント
- オールNVMeストレージ・無料SSL・WordPress対応を売りにした、高速寄りの格安レンタルサーバー。
- 「スターサーバーフリー」など、無料プランも用意されており、お試しや同人サイト・テスト用途にも使われています。
- 専用の無料WordPressテーマやサポートコンテンツもあり、低予算でWordPressを始めたい層と相性が良いサービスです。

お名前.comレンタルサーバーの特徴
独自ドメインとのセット利用のメリット
- 国内最大級のドメイン登録サービスと同一ブランドで、
ドメイン取得〜サーバー設定までを一元管理できるのが強み。 - WordPress自動インストール・自動バックアップ・独自アクセス解析など、
ブログ〜企業サイトまで幅広く対応できる機能群を備えています。 - ドメインとサーバーの両方でキャンペーンが多く、初期コストを抑えやすい一方、
管理画面の情報量が多く、慣れるまで迷いやすいという声もあります。

ヘテムル(heteml)の特徴
クリエイター向け高機能共用サーバーとしての強み
- 大容量メモリ・高スペックCPU・SSD採用など、マルチサイト運営や画像・動画を多用するサイト向きのハイスペック共用サーバー。
- 制作会社やWebデザイナーなど、複数案件をまとめて管理したいクリエイター層に人気。
- そのぶん、純粋な「初めての個人ブログ」だけを考えるならオーバースペック気味で、
料金も中〜上価格帯になるため、制作・開発寄りの用途に向いたサーバーと言えます。

Hostingerの特徴
海外発の低価格サーバーとしての位置づけ
- 海外発のホスティングサービスで、WordPress公式推奨ホスティングの一つとして名前が挙がることもあるサービス。
- NVMe+LiteSpeed+CDNなどを組み合わせた高速環境や、
AI SEOアシスタント・AIサイトビルダーなどの独自ツールが特徴的。 - 管理画面(hPanel)は日本語対応も進んでいますが、
「完全に日本企業&国内サポートが良い」という人には不安材料になることもあるため、
コストと機能を重視するが海外サービスにも抵抗がないユーザー向けと考えると良いです。

CPI・KAGOYA・iCLUSTA+などその他の代表的サービス
ビジネス用途で検討したいポイント
- CPI(KDDIグループ)
- 官公庁・大企業などでの利用実績が多い、法人特化型ホスティング。
- 高度なセキュリティ機能とSLA100%など、「止められない業務サイト」向けの構成。
- KAGOYA
- 共用でありつつ、契約者ごとにCPU・メモリを確保した仮想専用サーバーに近い環境を提供。
- 他ユーザーの影響を受けにくく、安定した業務用サイト運営に向いた設計。
- iCLUSTA+(GMO系)
- ビジネス向きの共用サーバーとして、安定性と運用サポートを重視したラインに位置づけられることが多いサービスです。
これらは個人ブログよりも、法人のブランドサイト・会員サイト・基幹システム連携など「トラブル時の損失が大きい」用途向けとして検討するイメージです。
CPIレンタルサーバー公式サイト


Xserverビジネス・AWSなど上位サービスの位置づけ
法人向け・クラウド型を選ぶときの目安
- Xserverビジネス / XServer for WordPress
- エックスサーバーの法人向けブランドで、マルチアカウント管理・ドメイン永久無料・高水準SLA・強力なセキュリティ機能など、
事業利用に特化した追加機能が備わっています。 - WordPressを狙った攻撃を自動的にブロックする仕組みなど、セキュリティと運用負荷の軽減が大きなポイント。
- エックスサーバーの法人向けブランドで、マルチアカウント管理・ドメイン永久無料・高水準SLA・強力なセキュリティ機能など、
- AWS(主にLightsail/EC2+RDS構成など)
- Amazon Lightsailなら、定額制の仮想サーバーにワンクリックでWordPressを構築でき、
小〜中規模サイトを自前で細かくチューニングしたい人に向いています。 - EC2・RDSなどを組み合わせると、大規模トラフィックや複雑なシステム連携にも対応可能ですが、
インフラ設計・運用の知識が必須で、一般的な個人ブログにはオーバースペックになりがちです。
- Amazon Lightsailなら、定額制の仮想サーバーにワンクリックでWordPressを構築でき、


まとめの使い分けイメージ
- 個人ブログ・副業アフィリエイトの王道
→ ConoHa WING / エックスサーバー / シンレンタルサーバー - とにかく低コストで始めたい
→ ロリポップ / バリューサーバー / スターサーバー - 長期運用・安定志向・老舗ブランド重視
→ さくらのレンタルサーバ - ブロガー向けツール連携や高速性を重視
→ ラッコサーバー / mixhost / CORESERVER - 制作会社・法人・ミッションクリティカルなサイト
→ Xserverビジネス / CPI / KAGOYA / iCLUSTA+ / AWS系
この章はあくまで「ざっくりとした傾向」の整理なので、実際に契約する前には、必ず公式サイトで最新の料金・仕様・キャンペーンをチェックし、
あなたのサイトの目的・規模・予算と照らし合わせて最終判断するようにしてください。
無料でWordPressが使えるレンタルサーバー
「できればお金をかけずにWordPressを試したい」という人向けに、
ここでは無料でWordPressが動かせる代表的な選択肢と、その注意点をまとめます。
WordPress.orgが提供するホスティングサービスの概要
まず押さえておきたいのが、
- WordPress.org … ソフトウェアを配布するサイト(ホスティング自体はしていない)
- WordPress.com … Automattic社が運営する“ホスティング付きWordPressサービス”
という違いです。
WordPress.org
- 無料で配布しているのはWordPress本体のプログラムであり、
利用するには、別途レンタルサーバーを契約して自分でインストールします。 - 公式サイトでは推奨ホスティングとして海外の有料サーバー(Bluehostなど)を紹介していますが、
“WordPress.orgが無料ホスティングを提供している”わけではありません。
WordPress.com(無料プラン)
- こちらはいわゆる「ブログサービス型のWordPress」。
- 無料プランでは、
example.wordpress.comのサブドメイン- 広告表示
- テーマやプラグインの制限
などがある代わりに、サーバー管理はすべて運営側が行ってくれます。
本記事で扱う「レンタルサーバーでWordPressを動かす」という意味では、
WordPress.comは“別物のサービス”と考えておくと整理しやすいです。

XREA Freeなど無料プランの特徴
日本国内で「0円でWordPressが動かせるレンタルサーバー」として代表的なのが、XREA Free です。
XREA Free の主な特徴
- 月額:0円
- ディスク容量:10GB前後
- PHP・MySQL対応で、WordPressが利用可能
- 独自ドメイン利用・独自ドメインメールも作成可
- メール・チャットサポートあり
- 自動バックアップ機能も用意(仕様は要確認)
- ページ内に広告が自動挿入される
メリット
- 完全無料でWordPressを公開できる
- 独自ドメインも使えるので、テスト環境・練習用ブログに向いている
- 技術的にはPHP・MySQL・SSLなど、普通の有料サーバーに近い機能が揃っている
注意点
- ページ上下やサイドに強制広告が挿入されるため、
収益化サイト・ビジネスサイトには不向きです。 - 無料ゆえに、転送量やリソース制限が厳しめで、アクセス増加には弱い傾向があります。


シンフリーサーバーなど無料サーバーの活用シーン
もう一つ、最近よく話題になる無料サーバーが「シンフリーサーバー」です。
シンフリーサーバーの概要
- エックスサーバーと同じグループが提供する無料レンタルサーバー
- 月額・初期費用ともに0円
- 広告表示なしで、WordPressを最大5つまで運用可能
- オールSSD・無料SSL・WAFなど、有料級の環境を無料で提供
- 一方で、公式バックアップや有人サポートがない(もしくは限定的)という制約あり
このタイプの無料サーバーは、次のような用途に向きます。
- 本番環境とは別に、検証用のWordPress環境を持ちたい
- 学習用に複数のWordPressを立てて、テーマやプラグインを試したい
- LPやキャンペーンサイトなど、短期間だけ公開するサイトを用意したい
ただし、バックアップ・サポート面は有料サーバーほど手厚くないため、
「自分でトラブル対応する覚悟」がある人向きと考えるとミスマッチが減ります。

無料プランを選ぶ前に確認すべきリスク
最後に、無料サーバーを使う前に必ず押さえておきたいポイントです。
1. 強制広告とブランドイメージ
- XREA Free のように広告が必ず表示されるサービスでは、
デザインやブランドイメージを損なう場合があります。 - 自分のアフィリエイト広告と競合したり、どれが運営者のコンテンツか分かりにくくなることも。
→ 「練習用・検証用ならOK、本番サイトなら避ける」くらいの線引きが現実的です。
2. 速度・リソース・安定性の制限
- 無料プランは有料ユーザーの“おまけ”的な位置づけであることが多く、
CPU・メモリ・転送量などが厳しめに制限されています。 - アクセスが増えると急に重くなったり、制限を超えて一時停止されるリスクも。
→ 収益化を目指すなら、遅さによる機会損失の方が高くつきやすい点に注意が必要です。
3. バックアップとサポートの手薄さ
- 無料サーバーの多くは、
- 自動バックアップの頻度・保持期間が短い
- あるいはそもそもバックアップ機能がない
- 有人サポートなし、またはメールのみ
といった制限があります。
- 事故やハッキングでサイトが壊れた場合、自力で復旧できないと復元不能になることも。
→ 使うなら、自分で定期的にバックアップを取る習慣が必須です。
4. 商用利用や利用規約の制限
- 無料サーバーの中には、
- アダルト・ギャンブルなどNGジャンル
- 一部商用利用の制限
を設けているサービスもあります。
- 規約違反になると、予告なくアカウント停止・データ削除という可能性もゼロではありません。
→ 申し込む前に、利用規約・禁止事項を必ずチェックしておきましょう。
まとめ:無料サーバーは「練習・検証用」と割り切るのが基本
- 無料サーバー(XREA Free・シンフリーサーバーなど)は、
「お金をかけずにWordPressを触ってみる」にはとても便利です。 - ただし、
- 広告や制限
- バックアップ・サポートの弱さ
- 将来の移転コスト
を考えると、集客・収益・ビジネス用途の本番サイトには基本的に有料サーバーを推奨します。
「まず無料サーバーでWordPressの使い方を覚える → 本番サイトは有料レンタルサーバーで構築する」という二段構えで考えると、
安全性とコストのバランスが取りやすくなります。
WordPressの導入手順とサーバー設定
ここでは、「レンタルサーバーを契約して、独自ドメインのWordPressサイトを公開する」までの流れを、初心者向けに整理します。

サーバー契約から独自ドメイン取得までの流れ
レンタルサーバーを申し込む
- サーバー会社とプランを選ぶ
すでに候補がある場合は、以下だけ確認しておきます。- WordPress簡単インストールに対応しているか
- 無料SSL(https)が使えるか
- 自動バックアップがあるか
- 最低契約期間(3か月・12か月など)
- 申し込みフォームに入力する 一般的には、次のような情報を求められます。
- 氏名・住所・メールアドレス
- ログインID・パスワード
- 支払い方法(クレジットカード・銀行振込など)
- 初期ドメイン(
xxxx.sv123.comのような仮のドメイン)
- サーバー管理画面へログインできるか確認 申し込み後、メールで
- 管理画面のURL
- ログインID
- 初期FTP情報
独自ドメインを取得してサーバーに紐づける
- ドメインを取得する ドメイン取得サービス、またはサーバー会社経由で
example.comexample.jpexample.net
迷ったら、「覚えやすく、短く、サイト内容と大きくズレない」ものを選べばOKです。 - ネームサーバー(DNS)を設定する ドメイン管理画面で、サーバー会社が案内している
ns1.xxxx.ne.jpのようなネームサーバー情報を設定します。 「このドメインの中身は、あのサーバーにありますよ」とインターネットに教える作業です。 - サーバー側にドメインを登録する サーバー管理画面で、
- 「ドメイン追加」「マルチドメイン設定」などのメニューから
- 取得した独自ドメインを登録
ここまでできると、数時間〜24時間ほどで、ドメインとサーバーが正式に紐づきます(DNSの反映時間)。
WordPressをインストールする方法
自動インストール・クイックスタートを利用する場合
今の主流は、自動インストールやクイックスタート機能を使う方法です。
難しい操作がほとんど不要なので、初心者は基本的にこちらを使うと楽です。
- サーバーの管理画面にログイン
- 「WordPress簡単インストール」「クイックスタート」などのメニューを開く
- 次の情報を入力する
- インストール先ドメイン
- サイトタイトル
- 管理者ユーザー名・パスワード・メールアドレス
- 確認画面で内容をチェックし、インストールを実行
クイックスタートの場合は、同時に
- SSL設定(https化)
- テーマのインストール
- 初期プラグインの導入
などをまとめてやってくれることもあります。
注意点:
「クイックスタートを使うとお試し期間がなくなる」「既存データが消える」といった条件があるサーバーもあるので、
実行前に案内文を一度読んでおくと安心です。
手動でファイルをアップロードして設定する場合
サーバーによっては、あえて手動インストールを選びたい場面もあります(サブディレクトリに独自構成で入れたい場合など)。
ざっくりした流れは次の通りです。
- データベースを作成する
管理画面の「MySQL設定」「データベース設定」から、- データベース名
- ユーザー名
- パスワード
- WordPress本体をダウンロードする
公式サイト(WordPress.org)から最新のWordPressをダウンロードし、ローカルで解凍します。 - サーバーにWordPressファイルをアップロードする
FTPソフト(後述)で、public_htmlやexample.comフォルダなど、
公開ディレクトリに一式アップロードします。 - ブラウザでアクセスして初期設定
https://example.comにアクセスすると、インストール画面が表示されます。- データベース名
- ユーザー名
- パスワード
- サイトタイトル
- 管理者アカウント
この方法は少し手間ですが、
- ディレクトリ構成を自分で決めたい
- 既存のWordPressのコピーを移行したい
といった場面で役立ちます。
FTPソフトを使ったアップロード手順の概要
FTPは、自分のPCとサーバーの間でファイルをやり取りするための仕組みです。
今はセキュリティの観点から、FTPSやSFTPを推奨するサーバーがほとんどです。
WordPressファイルをアップロードする一般的な流れは次の通りです。
- FTPクライアントを用意する
代表例:FileZilla、WinSCP、Cyberduck など。
無料で使えるソフトで十分です。 - サーバーのFTP情報を確認する 契約時のメールや管理画面に、次のような情報が載っています。
- ホスト名(サーバー名)
- ユーザー名
- パスワード
- ポート番号(SFTPなら22、FTPSなら21など)
- FTPクライアントに接続設定を登録する ソフトの「サイトマネージャー」等から、
- ホスト名
- 接続方式(SFTP / FTPS)
- ユーザー名・パスワード
- アップロード先フォルダを開き、ファイルを転送
- サーバー側の
public_htmlやwwwフォルダが、
一般公開されるディレクトリであることが多いです。 - ローカル側で解凍したWordPressフォルダ内のファイルを、
そのままドラッグ&ドロップでアップロードします。
- サーバー側の
- アップロード後、ブラウザから動作確認 アップロードが完了したら、ブラウザでドメインにアクセスし、
先ほどの手動インストールの手順を進めます。

まとめると:
- 初心者は、まず自動インストール・クイックスタートで構築するのがおすすめ
- 手動インストールやFTPは、
「構造を理解しておきたい」「応用的な運用をしたい」タイミングで覚えるくらいでOK - 契約情報・ドメイン・データベース・FTPの4つをしっかり整理しておくと、
トラブル時の復旧や引っ越しもスムーズになります。
データベース作成からの手動インストール手順
自動インストールを使わず、自分でWordPressを設置する「手動インストール」の流れをまとめます。
一見むずかしそうですが、やっていることはつぎの4ステップだけです。
データベースを作る → 本体をダウンロード → サーバーにアップロード → ブラウザで初期設定
順番に見ていきましょう。
WordPress用のデータベースを作成する
WordPressは記事や設定を「データベース」に保存します。
最初に、この“データの入れもの”をサーバー側に用意します。
- サーバー管理画面にログインする
- 「サーバーパネル」「コントロールパネル」などの名前になっています。
- MySQL(データベース)設定の画面を開く
- メニュー例:
- 「データベース」
- 「MySQL設定」
- 「データベース管理」 など
- メニュー例:
- 新しいデータベースを作成する
- 任意の名前を入力(例:
wp_blog01)。 - 作成ボタンを押す。
- 任意の名前を入力(例:
- データベースユーザーを作成する
- ユーザー名を決める(例:
wpuser01)。 - 強力なパスワードを設定する(英数字+記号を混ぜる)。
- 「このユーザーをさきほど作ったデータベースに割り当て」しておく。
- ユーザー名を決める(例:
- メモを取っておく
後でインストール画面で使うので、以下を控えておきます。- データベース名
- データベースユーザー名
- データベースパスワード
- データベースサーバー名(多くは
localhostだが、サーバーごとに異なることも)
公式サイトからWordPress本体をダウンロードする
つぎに、WordPress本体のファイルを入手します。
- WordPress公式サイトにアクセス
- ブラウザで「WordPress 日本語」と検索し、公式サイトを開く。
- 最新版をダウンロードする
- 「WordPress をダウンロード」ボタンからZIPファイルを取得。
- パソコン上でZIPファイルを解凍する
- 解凍すると
wordpressというフォルダができ、その中にindex.phpやwp-config-sample.phpなどのファイルが入っています。
- 解凍すると
この wordpress フォルダの中身を、あとでサーバーにアップロードします。
WordPressファイルをサーバーへアップロードする
ここではFTPソフトを使って、さきほど解凍したファイルをサーバーへ送ります。
- FTPソフトを準備する
- 例:FileZilla、WinSCP、Cyberduck など無料のものでOK。
- サーバーのFTP情報を登録する
契約時のメール、または管理画面で確認できる情報を入力します。- ホスト名(サーバー名)
- ユーザー名
- パスワード
- 接続方式(SFTP / FTPS など)
- 公開フォルダを開く
- 多くのサーバーでは
public_htmlやwww、example.comなどのディレクトリが
「公開される場所(ドキュメントルート)」になっています。
- 多くのサーバーでは
- WordPressのファイルをアップロードする
- ローカル側:
wordpressフォルダを開き、中身をすべて選択。 - サーバー側:公開フォルダへドラッグ&ドロップで転送。
- ファイル数が多いので、数分〜数十分かかることがあります。
- ローカル側:
- アップロード完了を確認する
- 主要ファイル(
index.php、wp-config-sample.php、wp-adminフォルダなど)が
サーバー側に見えていればOKです。
- 主要ファイル(
インストール画面で必要情報を入力する
ファイルの設置が終わったら、ブラウザからインストール作業を行います。
- ブラウザでサイトのURLにアクセス
- 例:
https://example.com/ - 正しくアップロードできていれば、「ようこそ WordPress へ」などのインストール画面が表示されます。
- 例:
- 言語を選択する
- 「日本語」を選び、次へ進みます。
- データベース接続情報を入力する 先ほどメモした情報を入力します。
- データベース名
- ユーザー名
- パスワード
- データベースホスト(多くは
localhost) - テーブル接頭辞(通常は
wp_のままでOK)
- 接続テスト → インストール実行
- 情報が正しければ、「インストール実行」画面へ進みます。
- エラーが出た場合は、名前・パスワード・ホスト名に打ち間違いがないかを確認しましょう。
- サイト情報と管理者アカウントを設定する
- サイトのタイトル
- 管理者ユーザー名(
adminではなく、オリジナル名がおすすめ) - 管理者パスワード(強力なもの)
- 管理者メールアドレス(連絡が届くアドレス)
- 検索エンジンのインデックス許可(準備中はオフにしておくのもアリ)
- インストール完了 → ログイン
- 「インストールを実行」ボタンを押すと、数秒〜数十秒で完了します。
- 「ログイン」ボタンから、さきほど設定したユーザー名・パスワードで管理画面に入れれば成功です。
この手順を一度経験しておくと、
- サイトの移転
- ステージング環境(テスト環境)の構築
- トラブル時の復旧
など、WordPress運用の場面で役立つ場がぐっと増えます。
最初は難しく見えても、4つのステップを順番にこなしているだけなので、落ち着いて進めてみてください。
サーバー移行・乗り換えの方法
WordPressのサーバー移行は、ざっくり言うと
「データを全部コピーして、新しいサーバー側で同じ状態を再現する」
作業です。ここでは、難易度が低い順に3パターンを解説します。

エクスポート/インポート機能を使った移転
WordPress標準の機能だけで行う方法です。記事や固定ページが中心の小規模サイト向きです。
移転元サイトでコンテンツをエクスポートする
- 旧サイトの管理画面にログイン
- サイドメニューから
「ツール」→「エクスポート」を開く - エクスポート対象を選ぶ
- 基本は「すべてのコンテンツ」でOK
- 「エクスポートファイルをダウンロード」をクリック
→.xmlファイルがPCに保存されます
※この方法で出力されるのは、投稿・固定ページ・カテゴリなどの“コンテンツ情報”が中心です。
テーマやプラグイン、細かい設定は移りません。
移転先サイトでインポートを実行する
- 新サーバー上に空のWordPressを先に用意しておく
- ドメイン設定・WordPressインストール・初期ログインまで済ませておく
- 新サイトの管理画面で
「ツール」→「インポート」を開く - 「WordPress」の項目で「今すぐインストール」→「インポーターを実行」
- 先ほどダウンロードした
.xmlファイルを選択し、アップロード - 投稿者の割り当て(旧ユーザーを新ユーザーに紐づけ)を設定して実行
ポイント
- メディア(画像)が多いサイトでは、画像の取りこぼしが起きることがあります
- レイアウトやデザインは新サーバー側で改めてテーマ・ウィジェットを設定する必要があります
「記事だけ移したい」「これを機にテーマもリニューアルしたい」といったケースで有効な方法です。
専用プラグイン(All-in-One WP Migrationなど)で移転する
サイトをまるごとコピーするイメージの移行方法です。
テーマ・プラグイン・設定・画像なども含めて移せるため、実務でもよく使われます。
プラグインを有効化してバックアップファイルを作成
- 移転元サイトの管理画面で
「プラグイン」→「新規追加」から移行用プラグイン(例:All-in-One WP Migration)をインストールし、有効化 - 管理画面に追加されたメニュー(例:「All-in-One WP Migration」→「エクスポート」)を開く
- 「エクスポート先」→「ファイル」などを選び、エクスポートを実行
- 完了したら、生成されたバックアップファイルをPCにダウンロード
このファイルの中に、
- データベース(記事・設定)
- テーマ・プラグイン
- アップロード画像
など、ほぼサイト一式が含まれます。
新サーバー側でファイルをインポートする
- 新サーバーにWordPressをインストールしておく
- 新サイト側でも同じプラグインをインストール・有効化
- メニューから「インポート」(例:「All-in-One WP Migration」→「インポート」)を開く
- 旧サイトでダウンロードしたバックアップファイルを指定してアップロード
- プラグインの指示に従い、置き換えを実行
- 完了後、再ログインしてリンク・画像・プラグインが正常か確認する
注意点
- 無料版はインポートできるファイルサイズに上限がある場合が多く、大きなサイトでは有料版や別ツールが必要になることがあります
- プラグインで置き換えた後は、必ずパーマリンク再設定・キャッシュ削除などを行いましょう
手動でファイルとデータベースを移す方法
もっとも自由度が高い一方で、作業ミスもしやすい中〜上級者向けの方法です。
「プラグインが使えない」「サーバー構成をカスタムしたい」ときに選択肢になります。
旧サーバーからファイル・DBを取得する
- ファイル一式をダウンロード
- FTPソフトで旧サーバーに接続
- WordPressが入っているフォルダ(
wp-contentやwp-adminなどがある場所)を丸ごとPCに保存
- データベースをエクスポート
- サーバーの管理画面(phpMyAdminなど)にログイン
- WordPress用のデータベースを選択
- 「エクスポート」からSQLファイルをダウンロード
- 基本は「クイック」「SQL」でOK
- wp-config.phpの内容を控えておく
- 旧サーバーの
wp-config.phpを確認し、- データベース名
- ユーザー名
- ホスト名
などをメモしておくと、新環境での設定に役立ちます。
- 旧サーバーの
新サーバーにDBをインポートし動作確認する
- 新サーバーでデータベースを作成
- 先ほどと同じように、MySQL設定画面から新しいDB・ユーザーを作成し、情報を控える
- DBのインポート
- 新サーバー側のphpMyAdmin等を開き、
- 作成したデータベースを選択 → 「インポート」から旧サーバーでエクスポートしたSQLファイルを読み込む
- WordPressファイルをアップロード
- FTPで、新サーバーの公開フォルダに旧サーバーから取得したWordPressファイル一式をアップロード
wp-config.php内のデータベース設定を、新サーバーの情報に書き換える
(DB名・ユーザー名・パスワード・ホスト名)
- URLまわりの調整(必要な場合)
- ドメインが変わる場合は、
- 検索置換ツール(プラグインやスクリプト)で、旧URL→新URLに一括置換
- もしくは
wp_optionsテーブルのsiteurl/homeを書き換え
- ドメインが変わる場合は、
- 動作確認
- ブラウザで新ドメインにアクセスし、
- トップページ
- 個別記事
- 管理画面ログイン
が問題なく動作するか確認します。
- ブラウザで新ドメインにアクセスし、
どの方法を選べばいいかの目安
- 小さなブログ/記事だけ移したい
→ 標準の「エクスポート/インポート」でもOK - デザインも含めて“今のサイトを丸ごと持っていきたい”
→ プラグイン(All-in-One WP Migrationなど)が最有力 - サーバー構成を細かくコントロールしたい/プラグインが使えない
→ ファイル+DBを手動で移す方法
いずれの方法でも、作業前に必ずバックアップを取ることと、
移転後に
- 表示崩れがないか
- お問い合わせフォームが動いているか
- 重要なページに404が出ていないか
をチェックしておくと、トラブルを最小限に抑えられます。
WordPressサイトを高速・安定化するコツ
「サーバーは悪くないはずなのに、なんとなく重い…」という場合、
多くは “サイト側の工夫” でかなり改善できます。
ここでは、初心者でも今日からできる対策に絞って解説します。
画像ファイルの圧縮と最適化
WordPressが重くなる原因のトップクラスが「画像の重さ」です。
基本の考え方
- 1枚あたりの画像サイズは、できれば200KB以下、大きくても300KB前後を目安にする
- スマホでも十分きれいに見える解像度(横 1200px 前後)まで縮小しておく
- PNGにこだわらず、写真はJPEG / WebPを優先する
実践のステップ
- アップロード前に圧縮する
- 無料のオンライン圧縮ツールやPCアプリで、あらかじめサイズを落としておく
- サムネイルサイズを使い分ける
- 記事内で小さく表示するのに、フルサイズの画像を呼び出さない
- 「中サイズ」「大サイズ」など、用途に合ったサイズを選ぶ
- 古い巨大画像を見直す
- アップしたまま放置されている3〜5MBクラスの画像を探して差し替えるだけでも、体感速度が変わることがあります
画像は「きれいさ」だけでなく、“軽さ”もユーザー体験の一部だと意識しておくと、自然と最適化の習慣がつきます。
プラグインの整理・見直し
プラグインは便利ですが、増えすぎるとそれだけで遅く・不安定になりやすいです。
見直しのポイント
- 「入れただけで使っていないプラグイン」がないか
- 同じような機能を持つプラグインが重複していないか
- 更新が長期間止まっている(数年以上)プラグインがないか
具体的な整理手順
- 一覧をざっと眺める
- 「これ何に使っているんだっけ?」と思ったものにメモをつける
- 不要なものを停止 → 数日様子を見る
- いきなり削除せず、「停止」してサイトが問題なく動くか確認
- 問題なければ削除する
- 役割がかぶっているプラグインは、1つに絞る
- 多機能プラグインを“絞り込み”に使う
- セキュリティ・キャッシュ・SEOなど、
「1つで複数機能をまかなえるプラグイン」に寄せていくと、全体数を減らしやすくなります
- セキュリティ・キャッシュ・SEOなど、
目安として、一般的なブログなら10〜15個前後に収まるくらいを意識すると、管理もしやすくなります。
PHP・WordPress本体・テーマを最新に保つ
ソフトウェアを古いまま使うと、速度・安全性の両方で損をします。
なぜ重要か
- 新しいPHPバージョンほど処理が高速になっていることが多い
- WordPress本体・テーマの更新で、脆弱性が修正される
- 互換性の問題を放置すると、ある日突然「真っ白」になるリスクも
安全にアップデートするコツ
- バックアップを取ってから行う
- サーバーの自動バックアップ or プラグインで、最低限「データベース」と「ファイル」のコピーを用意
- PHPは段階的に上げる
- いきなり最新にせず、「現状 → 1段階上」くらいから試し、
表示崩れやエラーが出ないか確認する
- いきなり最新にせず、「現状 → 1段階上」くらいから試し、
- 子テーマを使う
- テーマを直接カスタマイズしていると、アップデートで上書きされる
- 可能なら子テーマでカスタマイズする運用に切り替えておくと安心です
アクセス増加時はサーバープランの見直しも検討する
サイト側をいくら最適化しても、そもそものサーバースペックが足りなければ限界があります。
プラン見直しの目安
- 管理画面やトップページが時間帯によって極端に重くなる
- ASPの計測やアクセス解析で、急にPVが増えた時期と重くなった時期が重なる
- サーバー会社から「リソース制限発動」の通知が来る
こうした兆候が出てきたら、
- 同一サーバー内でのプランアップ(CPU・メモリ・転送量アップ)
- 場合によっては、より高性能な別サーバーへの移転
を検討するタイミングです。
見直し時にチェックしたい項目
- 上位プランで増えるのは「ディスク容量だけ」なのか、
それともCPUや同時アクセス数の上限も増えるのか - 自動バックアップ・WAFなど、運用に直結する機能が強化されるか
- 月額の差額に見合うだけの売上・機会損失回復が期待できるか
「重いからとりあえずサーバーを変える」ではなく、
“高速化の最後の一手としてプランを上げる” くらいの位置づけで考えると、ムダなコストを抑えやすくなります。
まとめると:
- まずは画像・プラグイン・バージョン管理といった
「サイト側で今すぐできる改善」を行う - それでも追いつかないほど成長してきたら、
サーバープランの見直しで“器”を広げる
この順番で対策していくと、コストと効果のバランスが良い高速化・安定化が実現しやすくなります。
よくある質問(Q&A)
初心者でも格安サーバーで問題ない?
結論:小さなブログのスタートなら「条件付きでアリ」です。
ただし、次の点を満たしているか確認しましょう。
- WordPress簡単インストールに対応している
- 無料SSL(https)が使える
- 自動バックアップ、もしくは手動バックアップの手順が用意されている
- 公式サイトやネット上に情報が多い(トラブル時に調べやすい)
格安サーバーは「リソースが少ない」「サポートが簡素」になりがちです。
最初の練習用・月数千PV規模のブログならOK、本格運営で伸ばしたいなら中価格帯も視野に入れる、という考え方が現実的です。
サーバーの契約期間が切れたらサイトはどうなる?
多くの場合は次の流れです。
- 支払い期限を過ぎると
→ 管理画面にログインできなくなり、サイトも非公開状態になる - 一定期間(猶予期間)が過ぎると
→ サーバー側でデータが削除され、復旧できなくなる可能性が高い
ドメインも更新しないと、第三者に取られてしまうリスクがあります。
- 更新メールを見落とさないようにする
- クレジットカードの有効期限切れに注意する
- 万が一に備えて自分でもバックアップを残しておく
この3つを習慣にしておくと安心です。
プランは後から変更・グレードアップできる?
ほとんどのレンタルサーバーは、同じ会社の中でのプラン変更に対応しています。
- 下位プラン → 上位プラン:
多くは数分〜数時間で反映され、データそのままで変更可能。 - 上位プラン → 下位プラン:
ディスク容量や機能が足りなくなる場合があるため、制限条件をよく確認する必要があります。
サーバー会社を乗り換える場合は、
ファイルとデータベースの移行(引っ越し作業)が必要になるので、
「しばらくはこの会社を使いそうか」も含めて選ぶと後が楽です。
複数のWordPressサイトを1つのサーバーで運用できる?
マルチドメイン・複数DBに対応していれば可能です。
確認すべきポイントは次の3つです。
- 追加できるドメイン数の上限
- 作成できるデータベース(MySQL)数の上限
- 1ドメインあたりの負荷(アクセス集中時に重くならないか)
たとえば、
- 「1つのサーバーで、趣味ブログ+ポートフォリオサイト+小さなアフィリエイトサイト」をまとめる
- テスト用サイトを別ドメインで用意する
といった運用ができます。
ただし、1サイトのトラブルが同じサーバー全体に影響することがあるので、
「ビジネス用サイトだけは別サーバーで分ける」といったリスク分散も検討の価値があります。
どのくらいの価格帯を目安に選べばよい?
ざっくりとした目安は次のイメージです(共同ブログ・中小向けサイト程度を想定)。
| 用途のイメージ | 目安の価格帯(税抜の概算) | コメント |
|---|---|---|
| お試し・練習用ブログ | 月額 〜300円前後 | 格安サーバー・無料サーバー |
| 個人ブログ・副業アフィリエイト | 月額 500〜1,000円前後 | もっとも選ばれやすいゾーン |
| 小規模〜中規模の事業サイト | 月額 1,000〜3,000円前後 | 安定性・サポート重視 |
「どこまで成長させたいか」で予算を決めると、迷いにくくなります。
最初の数百円をケチったせいで、
- 表示が遅くて読まれない
- サポートに頼れず復旧できない
といった損をするケースもあるため、収益の可能性があるなら中価格帯も検討してみてください。
独自ドメインが安く取得できるサーバーは?
最近は、
- サーバー契約とセットで「独自ドメイン永久無料」
- 一部ドメインの取得・更新費用を割引
といったキャンペーンを実施するサーバーが多くなっています。
ただし、
- 2年目以降の更新料が急に高くなる
- 解約すると「無料ドメイン」の権利を失う
といった条件がある場合もあります。
チェックしたいポイント
- 1年目だけでなく、2年目以降の更新料金
- そのドメインを他社へ移管できるかどうか
- キャンペーン終了後の通常価格
「初期費用が安い」だけで決めず、3〜5年使う前提でトータルコストを比べると失敗しにくいです。
格安レンタルサーバーはどんな用途に向いている?
格安サーバーが力を発揮しやすいのは、次のようなケースです。
- 勉強用・検証用のWordPress環境
- 友人・身内向けの小さな情報サイト
- アクセス数が少ないニッチな趣味ブログ
- 短期間だけ公開するキャンペーンページ など
一方で、次のような場合は中〜上価格帯や実績のあるサーバーを優先した方が安全です。
- 会社や店舗の公式サイト
- お問い合わせや予約フォームを設置するサイト
- 将来的に月数万PV〜を目指すアフィリエイトサイト
- 障害時に「すぐ復旧できないと困る」プロジェクト
まとめると:
- 「壊れてもいい実験サイト」→ 格安サーバーでもOK
- 「壊れたら困る本番サイト」→ 安定性・サポートを重視して選ぶ
この線引きをしておくと、用途に合ったコスパの良いサーバー選びがしやすくなります。
まとめ:目的に合うレンタルサーバーを選んでWordPressサイトを始めよう
ここまで見てきたように、WordPressでサイトを運営するうえで、レンタルサーバーは「どこでも同じ」な部品ではありません。
- どんな目的で
- どれくらいの規模で
- どのくらいの期間・本気度で
運営するかによって、最適なサーバーやプランは変わってきます。
「なんとなく安いから」ではなく「目的から逆算して選ぶ」
レンタルサーバー選びで大事なのは、価格表を見る前に、次のような軸を自分の中で整理しておくことです。
- サイトの目的
→ 趣味ブログ/副業アフィリエイト/事業サイト/コーポレートサイト など - 想定するアクセス規模・更新頻度
- 払える予算(初期費用・月額・数年単位の総額)
- 自分のスキルレベル(トラブルをどこまで自力で解決できるか)
そのうえで、
- 料金・契約条件
- 性能・安定性(表示速度・転送量・ディスク)
- WordPress対応機能(簡単インストール、SSL、複数サイト運用)
- セキュリティ・バックアップ・サポート体制
- 無料サーバーを使う場合のリスクと限界
といったポイントを「チェックリスト」として冷静に比較していけば、
“なんとなく有名だから”という選び方から一歩抜け出せます。
始めてからも「見直し」と「育てる意識」が大事
サーバー選びは「契約して終わり」ではありません。
- 画像やプラグインを見直してサイト側を軽くする
- バージョン管理をきちんとして安全性を保つ
- アクセスが増えてきたらプラン変更やサーバー移行を検討する
こうした小さなメンテナンスの積み重ねが、
「速くて落ちないWordPressサイト」=読者にも検索エンジンにも好まれるサイトにつながっていきます。
最初の一歩は「無理のない中価格帯」から
- 本気で育てたいブログ・副業サイト・事業サイトなら、
月額500〜1,000円前後の中価格帯サーバーから始めるのが現実的です。 - そこで運営に慣れつつ、
「もっと速くしたい」「サイトが増えてきた」
と感じたタイミングで、上位プランや別サーバーへの移行を検討すれば十分です。
レンタルサーバーは、いわばあなたのWordPressを乗せる「家」や「土地」のようなものです。
目的に合った場所を選び、適切にメンテナンスしていけば、
あとはコンテンツ次第で、しっかりとした資産になるサイトを育てていくことができます。
まずは自分の目的と予算を整理し、
条件に合うサーバーを一つ決めて、実際にWordPressをインストールして触ってみるところから始めてみてください。
