検索順位の調べ方|無料・有料ツール・Search Consoleの使い方まで徹底解説
「自分のブログ、実際いま何位なんだろう……?」
「無料ツールと有料ツール、どこまで機能が違うの?」
「Search Consoleは入れてみたけど、画面を開くだけでそっと閉じてしまう……」
検索順位を意識し始めると、こんなモヤモヤが一気に押し寄せてきます。
- 検索結果で上にいるほど有利なのは分かる
- でも、正しい調べ方や見るべき数字がよく分からない
- ツール名は聞いたことがあっても、何を使い分ければいいのか自信がない
結果として、「なんとなく毎日エゴサーチだけして終わる」「順位は見ているけれど、改善にどうつなげればいいか分からない」という状態になりがちです。
この記事では、そうした悩みを解消するために、
- ブラウザでの手動チェック
- 無料・有料の検索順位チェックツール
- Google Search Console(サーチコンソール)の基本的な使い方
を、初心者の方でも実践できるレベルにかみ砕いて解説します。
単に「何位か」を知るだけでなく、そのデータをリライトやサイト改善に活かす視点まで一緒に押さえていきましょう。
そもそも「検索順位」とは何か?
「検索順位」は、ユーザーがキーワードを入力したときに、検索結果の何番目にあなたのページが表示されるかを示す指標です。
SEOでは、「できるだけ上の位置(1〜3位)に安定して表示させること」が大きな目標になります。
ただし、単に「1位を取ればいい」という話ではありません。
検索エンジンは、ユーザーの疑問にどれだけ的確に答えているかを総合的に判断し、その結果として順位が決まります。
SEOにおける検索順位の基本的な考え方
SEOの現場では、検索順位を次のように捉えるとイメージしやすくなります。
- 検索順位 = 「そのキーワードに対する“おすすめ度ランキング”」
- 検索エンジン = 「ユーザーに最適なページを紹介するコンシェルジュ」
- サイト運営者 = 「その枠に選んでもらうために改善する側」
特に押さえておきたいポイントは以下の3つです。
- キーワードごとに順位が存在する
「SEO 検索順位 調べ方」と「検索順位 調べ方」は、別のキーワードなので順位も別々です。 - ページ単位で評価される
サイト全体の評価もありますが、実際の検索結果に出るのは「ページ単位」です。 - 広告とオーガニック検索は別物
検索結果の上のほうに表示される「広告」枠と、SEOで狙う「自然検索(オーガニック)」枠は分けて考えます。
SEOでいう「検索順位」は基本的に自然検索の順位を指します。
検索結果の並びが決まるプロセス
検索エンジンは、いきなり順位を決めているわけではありません。
大きく分けると、次の3ステップで処理が行われます。
クロール → インデックス → ランキングという3ステップ
- クロール(Crawl)
- ロボット(クローラー)がウェブ上のページを巡回する工程です。
- サイトマップや内部リンクをたどって、新しいページや更新されたページを見つけます。
- インデックス(Index)
- 見つけたページの内容を解析し、検索エンジンの「データベース」に登録する工程です。
- タイトル、見出し、本文、画像の代替テキスト、内部リンク構造などが整理されます。
- ランキング(Ranking)
- ユーザーがキーワードを入力した瞬間に、「どのページを何番目に表示するか」を判断する工程です。
- ここで初めて、検索順位として結果画面(SERP)に並びます。
👉 クロールされていない・インデックスされていないページは、そもそも順位の土俵に立てません。
「順位がつかない」と感じるときは、この3ステップのどこかで止まっていないかを疑う必要があります。
アルゴリズムによる評価指標の概要
ランキングの際には、検索エンジン独自のアルゴリズムが働きます。
アルゴリズムの詳細は非公開ですが、主に次のような観点で評価されていると考えられています。
- 検索意図との一致度
- キーワードに対して、そのページがどれだけ「答え」になっているか。
- 例:ノウハウ系、商品比較、店舗情報など「ユーザーが本当に知りたいこと」と合っているか。
- コンテンツの質と専門性(E-E-A-T)
- 情報の正確さ・網羅性・わかりやすさ
- 運営者・著者の専門性や経験の有無
- 外部サイトからの自然な被リンクなどによる信頼性
- ユーザー体験(UX)
- ページ表示速度
- スマホで見やすいか(モバイルフレンドリー)
- 画面構成が読みやすいか、広告が邪魔すぎないか など
- 技術的な要素
- 重要なページがクロール・インデックスされやすい構造か
- 内部リンクの張り方
- タグや構造化データの適切さ など
これら多くの要素を総合して、「この検索キーワードなら、この順番で表示するのがベストだろう」という並びが決められています。
PC検索とスマホ検索で順位が異なる理由
同じキーワードで検索しても、PCとスマホで検索順位が違うことは珍しくありません。
主な理由は次のとおりです。
- モバイルフレンドリーの評価
- スマホでは「小さな画面でも読みやすいか」「操作しやすいか」がより重視されます。
- モバイル対応が不十分なサイトは、スマホ検索で順位が下がりがちです。
- 検索結果画面の構成が違う
- スマホでは、広告・画像・ローカル情報(マップ)などが大きく表示され、画面1スクロールに見える件数が少なくなります。
- その結果、「同じ順位でもユーザーの見え方」がPCとスマホで変わります。
- 位置情報や利用シーンの違い
- スマホ検索は「今いる場所で近くのお店を探す」といったローカル検索が多いため、位置情報の影響が強くなります。
実務では、「PCで○位だから大丈夫」ではなく、「スマホでの順位と見え方」も必ずチェックするのが基本です。
検索順位とクリック率(CTR)の関係
検索順位は、クリック率(CTR:Click Through Rate)と強く結びついています。
一般的には、上位ほど大きくクリックされ、下位になるほど急激にクリックが減る傾向があります。
イメージしやすいように、ざっくりとした関係を表にすると以下のような感じです(あくまで傾向です)。
| 検索順位 | クリックされやすさの目安 |
|---|---|
| 1位 | 非常に高い(真っ先に見られる) |
| 2〜3位 | 高い(比較の候補としてよく見られる) |
| 4〜10位 | 中程度(スクロールして選ばれる) |
| 11位以下 | 低い(2ページ目以降は一気に減る) |
ここで大事なのは、「1つ順位が上がるだけでも、クリック数が大きく変わることがある」という点です。
- 5位→3位になっただけで、アクセスが目に見えて増えることもあります。
- 逆に、2位→8位に落ちると、流入が半減どころでは済まないケースもあります。
そのため、検索順位は単なる「数字」ではなく、
「どれくらいのユーザーに見てもらえるか」「どれくらいビジネスに貢献しているか」を判断する重要な基礎データとして扱う必要があります。

検索順位を把握するべき理由
検索順位は「ただの数字」ではなく、サイト運営の方向性を決めるための基礎データです。
ここでは、なぜわざわざ時間をかけて検索順位を追いかける必要があるのかを整理します。
SEO戦略の設計・見直しに欠かせない指標だから
SEOは「思いつき」ではなく、現状把握 → 仮説 → 施策 → 検証のサイクルで回す必要があります。
その最初の「現状把握」で中心になるのが検索順位です。
- どのキーワードで上位が取れているのか
- どのキーワードは圏外、もしくは2〜3ページ目なのか
- ブランド名・サービス名はきちんと上位にいるか
これが見えないまま施策を打つと、「当たっているのか外れているのか分からない状態で広告費や時間を使う」ことになってしまいます。
逆に、検索順位を把握していれば:
- 「今は中位だけど、あと一歩で成果が伸びそうなキーワード」
- 「どう頑張っても競合が強すぎるキーワード」
を切り分けられ、狙うべき場所と引くべき場所がクリアになります。
つまり、検索順位はSEO戦略の「地図」のような役割を持っています。
実施したSEO施策の効果検証に役立つ
SEOは、取り組んだからといってすぐ売上に直結するとは限らない分野です。
そこで重要になるのが、「どの施策が、どのキーワードで、どの程度順位に影響したか」を見ることです。
たとえば:
- タイトル・見出しをリライトした
- 内部リンクを整理した
- E-E-A-Tを意識して専門的な追記をした
といった対応を行ったあとに、対象キーワードの順位推移を見ることで、施策の良し悪しを判断できます。
- 順位がじわじわ上がっている → その方向性は「アリ」
- まったく変化がない → 別の切り口が必要
- 逆に落ちてしまった → アルゴリズムやユーザーニーズとのズレを疑う
このように、検索順位は「施策が正しいかどうかを測る、中間指標」として非常に使いやすいデータです。
競合サイトの動きと自社ポジションを比較できる
検索結果は、ユーザーから見た「比較表」のようなものです。
同じキーワードで、あなたの記事の上下には必ず競合のページが並んでいます。
検索順位を追っていると、次のような変化にいち早く気づけます。
- いつも2位だった競合が急に1位になった
- 新しいサイトがいきなり上位に食い込んできた
- 大手メディアがそのキーワードで参入してきた
それにより:
- 「どの競合が本気になってきたのか」
- 「どのジャンルはまだ伸びしろがあるのか」
といった市場の動きを読み取ることができます。
ここを見ずに自社だけを見ていても、「気づいたら市場を奪われていた」ということになりかねません。
検索順位は、自社の立ち位置を知るための“客観指標”でもあります。
トラフィック・コンバージョン・売上への影響を見える化できる
検索順位を追跡していると、「順位の変化」と「成果の変化」を結びつけて分析できるようになります。
たとえば、次のような見方が可能です。
- あるキーワードで
- 8位 → 3位にアップ
- 検索流入が月300 → 月900に増加
- CV(お問い合わせ・購入など)が月5件 → 月20件に増加
このようなデータが溜まると:
- 「このレベルのキーワードで3位を取れると、だいたいこれくらい売上が上がる」
- 「このジャンルは順位が1〜2つ動くだけで、CV数が大きく揺れる」
といったビジネスインパクトの目安が見えてきます。
数字で見えるからこそ:
- どこにリソース(時間・予算)を集中させるべきか
- どのキーワードに関しては割りに合わないのか
といった判断がしやすくなり、「なんとなく頑張るSEO」から脱出できます。
ユーザー体験(UX)やブランディング改善のヒントが得られる
検索順位のデータは、単なるSEOの話にとどまりません。
UXやブランドの見え方にも深く関わります。
たとえば:
- ブランド名で検索したときに、自社サイトが1位ではない
- 評判・口コミ系のキーワードに、ネガティブ記事ばかりが上位表示されている
- 重要なサービスページよりも、古い情報のページが上に来ている
こういった状況は、ユーザーの視点では「その会社はどう見えているか」に直結します。
また、検索順位の推移と以下を組み合わせて見ることで、
- ページ滞在時間
- 直帰率
- スマホでのクリック率
「ユーザーにとって使いやすい導線になっているか」「内容は今のニーズに合っているか」など、UX改善のヒントが見えてきます。
結果として、
- 必要な情報にたどり着きやすい
- ブランドへの信頼感が損なわれない
- サイト全体の印象が整理される
といったブランド価値の積み上げにもつながります。
広告費を含む集客コストの最適化につながる
検索順位を把握しておくと、「どこにお金をかけるべきか」を冷静に判断しやすくなります。
例として:
- すでにSEOで1〜3位を取れているキーワード
→ リスティング広告の入札を抑えてもよいかもしれない - 逆に、SEOではなかなか上位に行かない競争の激しいキーワード
→ 広告で一時的に補う、別のキーワード戦略に切り替える など
このように、
- SEOでカバーできるところ
- 広告で補うべきところ
- どちらもやりすぎて無駄になっているところ
を切り分けられるのが大きなメリットです。
結果として:
- 不要な広告費を削減できる
- 本当に投資すべきキーワードが明確になる
- SEOと広告を組み合わせた「全体として効率のいい集客」が組める
つまり、検索順位の把握は、「集客コストを最適化するための経営的な判断材料」にもなります。
このように、検索順位を追うことは、
単に「何位かを知って満足する」ためではなく、戦略・施策・お金の使い方・ブランドイメージまで含めて、サイト運営の意思決定に直結する行為です。
検索順位をチェックするタイミング
検索順位は、「毎日なんとなく眺める数字」ではなく、「見るべきときに、目的を持って確認する指標」です。
ここでは、実務でよくある6つのタイミングを整理します。
週次・月次などの定期モニタリング
まずは、「定点観測のリズムを決めておく」ことが最優先です。
- 小規模ブログ・個人サイト
→ 月1回〜月2回くらいのチェックでも十分 - 更新頻度が高いメディア・ECサイト
→ 週次でのチェックがあると安心
おすすめは、次のような形でシンプルに揃えることです。
| 頻度 | 主なチェック内容 |
|---|---|
| 週次 | 主要キーワードの順位推移、急な変動の有無 |
| 月次 | 新規記事の順位・流入、全体トレンド、改善候補の洗い出し |
ポイントは、「見る項目を固定しておく」ことです。
毎回見る指標が違うと、変化が良いのか悪いのか判断できなくなります。
✅ コツ:
「主要10〜20キーワード」だけでもよいので、“追い続ける軸”を決めると分析が一気に楽になります。
記事をリライト・大規模修正したあと
記事を手直ししたあとは、必ず順位を追うべき重要タイミングです。
- タイトル・見出しの変更
- コンテンツの大幅追記・構成変更
- 内部リンクの張り直し
- カテゴリ移動・URL変更 など
こうした変更のあとに、
- 「どのくらいの期間で」
- 「どのキーワードの」
- 「順位がどの方向へ動いたか」
を見ることで、リライトの良し悪しを具体的な数字で評価できます。
目安としては、
- 変化が出始めるのは「更新後1〜2週間」
- 安定して評価が固まるのは「1〜3か月」
くらいで見ることが多いです(ジャンルや競合状況によって前後します)。
✅ コツ:
リライト前後で
「キーワード」「順位」「リライト日」「主要な変更点」
を簡単な表やスプレッドシートにメモしておくと、ノウハウが溜まりやすくなります。

アクセス数やCVが大きく落ち込んだとき
- アクセスが急に半分以下になった
- 資料請求・お問い合わせ・購入が急に減った
こうした「数字の崖」を見たら、真っ先に検索順位を確認します。
チェックすべきポイントは、
- 特定のキーワードだけが落ちているのか
- 特定のページだけが落ちているのか
- サイト全体で広く順位が落ちているのか
を切り分けることです。
- 一部のキーワードだけ下がっている
→ 競合の記事追加や、ニーズの変化を疑う - サイト全体で下がっている
→ 技術的な問題(インデックス、サーバー、ペナルティなど)やアルゴリズム変動の可能性あり
「どこが落ちているのか」さえ分かれば、対処の優先順位が決めやすくなります。
コアアップデートなどアルゴリズム更新の直後
Googleのコアアップデートなど、アルゴリズムの大きな更新が入ったときも重要なタイミングです。
このときにやるべきなのは、
- 「全体として」どの程度影響を受けたのか
- どのカテゴリ・どのテーマが上がり/下がりしたのか
を冷静に把握することです。
やってはいけないのは、
- アップデート直後の1〜2日の変動だけを見て、慌てて大幅な修正をかけること
コアアップデート直後は、数週間にわたって順位が揺れることが多いため、
- まずは1〜2週間ほど様子を見る
- それでも下落が続く(または下がったまま固まる)
- そのうえで「評価されているページ/下がったページ」の共通点を分析する
という流れがおすすめです。
✅ メモの習慣:
「○月○日 コアアップデート開始」などと記録しておくと、
後から順位のグラフを見返したときに原因を追いやすくなります。
検索ボリュームや市場トレンドが変化したとき
検索需要や市場の関心が変わると、同じキーワードでも“価値”が変わります。
たとえば、
- 新しいSNSやツールが登場した
- 法改正・社会的イベント・季節イベントなどで検索ニーズが大きく動いた
- これまで目立たなかったキーワードの検索ボリュームが急に増えた
こうしたタイミングでは、
- 関連キーワードの検索順位がどう動いているか
- 新たに狙うべきキーワードでどの位置にいるか
を確認することで、
- どのテーマにコンテンツを追加すべきか
- どの古い記事を「今のニーズ」に合わせて更新すべきか
といった攻めの判断がしやすくなります。
🌱 イメージとしては、
「検索トレンドの変化 = 新しいチャンスが生まれたサイン」
その“芽”をつかむために、順位チェックが役立ちます。
社内報告・レポート作成前に状況を整理したいとき
企業やチームでSEOに取り組んでいる場合、月次レポートや経営層への報告前も、検索順位を確認すべき大切なタイミングです。
このときに見るとよいのは、
- 重点キーワードの「先月比・前年同月比」の順位
- 上昇したキーワード・下降したキーワードのリスト
- 順位変動が、アクセス・CV・売上にどう影響したか
などです。
単に「○位になりました」と伝えるより、
- 「このキーワードが○位に上がり、その結果、自然検索からのCVが○件増えた」
- 「このテーマは競合が強くなっているので、別のキーワード軸へのシフトを検討したい」
といった「ストーリーのある報告」ができるようになります。
✅ ポイント:
レポート用に、
“順位グラフ+CVや売上のグラフ” を並べて見せると、
非SEO担当者にもインパクトが伝わりやすくなります。
まとめると、検索順位は「毎日なんとなく眺める」ものではなく、
- 定期観測(ベースのリズム)
- 変化が起こったあと(リライト・アクセス減・アップデート・トレンド変化)
- 社内で意思決定をするとき(レポート・提案・予算検討)
といった「節目のタイミング」で意識して確認することで、本当の価値を発揮します。
検索順位チェックで見るべき指標
検索順位を「1位かどうか」だけで判断していると、改善のヒントを取りこぼします。
ここでは、実務で必ず押さえておきたい6つの指標を整理します。
個別クエリの掲載順位と平均掲載順位
検索順位を見るときは、まず「個別クエリの掲載順位」と「平均掲載順位」を区別して考えます。
- 個別クエリの掲載順位
- 特定のキーワードで検索したときの、その瞬間の順位
- 例:「検索順位 調べ方」で3位
- 平均掲載順位
- 一定期間の検索データを平均した順位
- 例:過去28日間の平均掲載順位が「5.8位」
平均掲載順位は、日によって表示位置が微妙に変わることを前提にした“ならしの数字”です。
実務では、次のように使い分けます。
- 「実際に今どのへんに出ているか」を知る → 個別クエリの順位
- 「この1か月で全体として上がっているか・下がっているか」を知る → 平均掲載順位
✅ 目安イメージ
- 平均掲載順位が「3〜5位」あたり → クリック率を上げる工夫でまだ伸びる余地あり
- 「11〜15位」あたり → リライトや内部リンク強化で“1ページ目入り”を狙う候補
順位の推移と変動の大きさ
「今何位か」よりも大事なのが、「最近どう動いているか」です。
見るポイントはシンプルに2つです。
- 推移の方向
- じわじわ上がっているのか
- なんとなく下がり続けているのか
- 定位置で安定しているのか
- 変動の大きさ
- 日によって±1〜2位程度のブレ → 通常の変動
- 短期間で5位以上ドンと動く → 何かしらの要因があるサイン
変動が激しい場合、次のような可能性があります。
- 強力な新規競合が参入した
- コアアップデートなどアルゴリズムの影響
- 内部リンクや構造を変えた結果、評価軸が変わった
- 被リンクの増減、サーバートラブルなど技術的要因
「急上昇・急降下したキーワード」から原因を探ると、効率よく改善ポイントを見つけやすくなります。
キーワードの月間検索数と見込める流入数
検索順位を評価するときには、「そもそもそのキーワードにどれだけ需要があるか」もセットで見るべきです。
- 月間検索数がほぼゼロのキーワードで1位を取っても、アクセスはほとんど増えません。
- 月間検索数がそこそこあるキーワードで5位→3位に上がると、一気に流入が増えることがあります。
ざっくりした考え方としては、
「見込める流入数 ≒
月間検索数 × その順位帯のおおよそのCTR」
というイメージでOKです。
例)
| キーワード | 月間検索数 | 順位 | 想定CTR(ざっくり) | 見込クリック数のイメージ |
|---|---|---|---|---|
| A | 100 | 1位 | 約30% | 約30クリック/月 |
| B | 1,000 | 5位 | 約5〜10% | 約50〜100クリック/月 |
このように、
- 「流入ポテンシャルが大きいのに、まだ順位が届いていないキーワード」
- 「順位は高いが、そもそも検索数が少ないキーワード」
を見分けて、どこに時間をかけるべきかを決める材料にします。
どのページがどのクエリで表示されているか
検索順位を本気で改善したいなら、
「どのキーワードで、どのページが表示されているか」
を把握することが必須です。
これを見ることで、次のようなことが分かります。
- 想定どおりのページが狙ったキーワードで表示されているか
- 1つのキーワードに対して、複数ページがバラバラに表示されていないか
(いわゆるカニバリゼーション) - 想定していなかったキーワードで、意外なページが評価されているか
ここから得られるアクション例:
- 同じキーワードで競合しているページ同士を統合する
- 「意外と評価されている」ページを強化して、狙うキーワードを明確化する
- あるキーワードは「商品ページ」ではなく「比較・解説記事」のほうが評価されている → ユーザーの意図に合わせて導線を見直す
「キーワード ↔ ページ」の対応関係を理解することが、サイト構造全体の最適化に直結します。
インプレッション・クリック数・CTRの関係
検索順位チェックでは、「インプレッション」「クリック数」「CTR(クリック率)」の3つはセットで見ると効果的です。
- インプレッション
- 検索結果にあなたのページが表示された回数
- クリック数
- 実際にユーザーがあなたのページをクリックした回数
- CTR(クリック率)
- クリック数 ÷ インプレッション数
この3つの組み合わせから、次のような「診断」ができます。
| 状態 | 想定される状況 | 改善の方向性の例 |
|---|---|---|
| インプレッション少 / 順位も低い | そもそも土俵に上がれていない | コンテンツ強化・内部リンク・被リンクなど、順位アップ施策が優先 |
| インプレッション多 / CTR低い | 「見えてはいる」が選ばれていない | タイトル・ディスクリプションの改善、検索意図とのズレ解消 |
| CTR高い / インプレッション少 | 評価はされているが母数が小さい | 関連キーワードの拡張、上位表示キーワードを増やす施策 |
| インプレッション多 / CTRも高い | 理想的な状態 | さらに関連コンテンツを作り、同テーマの支配力を高める |
特に、
- CTRが異常に低いキーワード
- CTRが高いのに順位がまだ中位のキーワード
は、少ない変更で大きく成果が動きやすい「おいしいポイント」です。
広告枠やローカル枠・リッチリザルトの有無
同じ「3位」でも、検索結果の構成によって見え方・クリック率が大きく変わることがあります。
たとえば:
- 検索結果の一番上に広告が4枠
- その下にマップ(ローカル枠)
- さらに「よくある質問(FAQ)」や画像・動画などのリッチリザルト
こうなっている場合、オーガニック1位でも、実際には画面のかなり下に追いやられていることがあります。
チェックしたいポイントは次の3つです。
- 広告枠の有無と数
- 商材性の高いキーワードほど広告が多くなりがち
- ローカル枠(マップ)やショッピング枠
- 店舗・地域ビジネス・EC関連のキーワードで顕著
- リッチリザルト
- FAQ、レビュー、レシピ、動画、サムネ付きニュースなど
これらが多いキーワードでは、
- 「ただ順位を上げる」だけではクリック率が伸びにくい
- 構造化データやFAQコンテンツの追加などで、リッチリザルト側にも顔を出す必要がある
という戦い方になります。
✅ まとめると
「3位だから安心」ではなく、
「そのキーワードの検索結果ページで、ユーザーの視界にどう映っているか」を必ず確認する
という視点が重要です。
これら6つの指標をセットで見ることで、
単なる「順位表」を眺めるだけでなく、「どこをどう改善すべきか」が具体的に見えてくるようになります。
検索順位を調べる主な方法
検索順位の確認方法は、大きく分けて次の4パターンです。
- 自分でググって目視する
- Google Search Consoleで公式データを見る
- 専用ツールにまとめて計測させる
- アクセス解析ツールと組み合わせて「成果」まで見る
それぞれ役割が違うので、「どれか1つ」ではなく目的に合わせて使い分けるイメージを持つと失敗しません。
ブラウザで実際に検索して確認する
最もシンプルなのが、「自分でキーワードを入力して検索する」方法です。
ただし、そのまま検索すると自分用にカスタマイズされた結果が出てしまうので、いくつか工夫が必要です。
シークレットモード/プライベートブラウズの活用
Chromeなら「シークレットウィンドウ」、SafariやEdgeなら「プライベートウィンドウ」で検索すると、
- ログイン状態
- 閲覧履歴
- クッキー
などの影響が少ない状態で検索できます。
手順のイメージ
- ブラウザでシークレット(プライベート)モードを開く
- 検索したいキーワードをそのまま入力
- 自社サイトが何ページ目・何番目に表示されているか確認
完璧にフラットではありませんが、通常モードよりは客観的な順位が見えやすくなります。
検索結果を100位まで表示させる設定・拡張機能
デフォルトのGoogle検索は、1ページ目に10件ずつ表示されます。
毎回「次へ」を押して探すのは効率が悪いので、
- 検索設定で「1ページあたりの表示件数」を増やす
- 検索結果に順位番号を振ってくれる拡張機能(Display Rankingなど)を使う
といった工夫をすると、「自分は今何位にいるのか」が一目で分かるようになります。
✅ ポイント
ブラウザでの目視チェックは、
- 「狙った見出し・タイトルがどう見えているか」
- 「競合ページのデザイン・構成」
を直感的に把握できるのが強みです。
パーソナライズ・位置情報による差を抑えるコツ
検索結果は、
- その人の過去の閲覧履歴
- ログインしているGoogleアカウント
- 現在地(IPアドレス)
などによって変わります。
完全に統一はできませんが、次のような工夫で「ブレ」を減らせます。
- できるだけシークレットモードで見る
- ログインアカウントを変える/ログアウトして試す
- PC・スマホ・別回線(自宅Wi-Fi・モバイル回線など)で比較する
- ローカル色の強いキーワード(「近くの」「渋谷 カフェ」など)は、位置情報による差が大きい前提で見る
この方法は「ざっくりの見え方」を掴むには有効ですが、細かい推移管理には向きません。
定点観測には、次の5-2・5-3を組み合わせるのが基本です。
Google Search Consoleで検索パフォーマンスを確認する
Google Search Console(GSC)は、Google公式の無料ツールです。
自サイトが「どのキーワードで」「どのくらい表示され・クリックされ・何位にいるか」を、かなり詳しく確認できます。

平均掲載順位をチェックする手順
おおまかな流れは次のとおりです。
- Search Consoleにログインし、対象サイトを選択
- 左メニューから「検索パフォーマンス」または「検索結果」を開く
- グラフ上の指標から「平均掲載順位」にチェックを入れる
- 期間(直近7日・28日・3か月など)を選ぶ
- 画面下部の「クエリ」一覧で、キーワードごとの平均掲載順位を確認
ここで見るべきは、
- 平均掲載順位が10位前後の“あと一歩”キーワード
- すでに3位以内だが、CTRが低いキーワード
などです。
これらは少しの改善で成果が伸びやすい「優先ターゲット」になります。
クエリ別・ページ別の順位を確認する方法
Search Consoleの強みは、
- クエリ(キーワード)単位
- ページ単位
の両方で分析できることです。
使い分けのイメージ:
- クエリタブ
→ 「どのキーワードがどの位置にいるか」を俯瞰したいとき - ページタブ
→ 「このページはどんなキーワードで評価されているか」を知りたいとき
さらに、
- 「特定のページ」をクリック → 「クエリ」タブに切り替える
- 逆に「特定のクエリ」をクリック → 「ページ」タブに切り替える
ことで、
「このキーワードは、どのページが拾っているか?」
「このページは、どんなニーズの検索に応えているか?」
を両方向から確認できます。
専用の検索順位チェックツールで一括計測する
本格的にSEOを運用する場合は、専用の順位チェックツールを使うのが一般的です。
無料の簡易ツールから、GRC・Rank Tracker・BULL・Gyro-n SEO・Nobilista などの有料ツールまでさまざまです。
キーワード登録・自動計測・履歴保存などツールでできること
代表的な機能は次のようなものです。
- 複数キーワードの順位をまとめて一括チェック
- Google / Yahoo! / Bing など複数検索エンジンでの順位取得
- PC・スマホなどデバイス別の順位
- 毎日・毎週などの自動計測スケジュール設定
- 日ごとの順位履歴をグラフで保存
- CSV出力によるレポート作成 など
特に、「毎朝自動で順位を取っておいてくれる」のは大きなメリットです。
手動チェックでは追い切れない、
- じわじわとした上昇/下落
- 短期間の激しい変動
にも気づきやすくなります。
競合サイトとの順位比較やレポート出力の活用
多くのツールには、
- 競合URLを登録して「同じキーワードでの順位差」を比較する機能
- 指定期間の順位推移をグラフやPDFレポートにまとめる機能
が備わっています。
これにより、
- 「主要10キーワードで、自社と競合A・競合Bの平均順位を比較」
- 「半年間のSEO施策で、どれだけ順位が改善したかを資料化」
といった社内説明・クライアント報告が非常にしやすくなります。
✅ ポイント
専用ツールは「お金がかかる」のではなく、
“人の手間”と“見落としによる機会損失”を減らすための投資と考えると判断しやすくなります。
Google Analyticsなどの解析ツールと組み合わせて見る
最後に、検索順位のデータを「実際のサイト成果」とつなげて見るステップです。
Google Analytics(GA4など)では、
- 自然検索(Organic Search)からのセッション数
- どのページがどれだけ流入を集めているか
- そこからどれだけCV(お問い合わせ・購入など)につながっているか
を確認できます。
ここで重要なのは、
検索順位 =「入口の位置」
アクセス・CV =「そこからどれだけ動いてくれたか」
という関係で見ることです。
組み合わせて分析すると、例えば次のようなことが分かります。
- 検索順位は高いのに、直帰率が高くCVにつながっていないページ
→ 検索意図とのズレ、導線設計の問題の可能性 - 検索順位はまだ中位だが、来たユーザーが高い確率でCVするページ
→ 「伸びしろの大きいページ」として重点的に順位改善を狙う価値あり - 特定のキーワードで順位が上がったタイミングと、CV増加のタイミングがほぼ一致
→ そのキーワードへの投資は「売上面でも正解だった」と判断できる
このように、順位チェックツールやSearch Consoleだけで終わらせず、
- Search Console → 検索の入口データ
- Analytics → サイト内の動き・成果データ
という役割分担で組み合わせて見ることで、
「順位を上げるためのSEO」から「成果を伸ばすためのSEO」へ」と視点を一段引き上げることができます。

まとめると、
- 目視で「見え方」と競合の雰囲気を掴む
- Search Consoleで、公式の検索パフォーマンスを把握する
- 専用ツールで、キーワード群を自動・継続的にモニタリングする
- Analyticsで、「順位」が「成果」にどうつながっているかを確認する
という4段構えで検索順位を調べていくと、
単なる「順位確認」ではなく、実務で使える“判断材料”としてのデータが手に入るようになります。
検索順位チェックツールの基本知識
検索順位は「自分でググる」だけでも確認できますが、本格的に運用していくなら専用ツールの理解はほぼ必須です。
ここでは、まず「なぜツールが必要なのか」、次に「ツールの種類・無料と有料の違い」を整理します。
手動チェックだけでは限界がある理由
最初のうちは、ブラウザで自分のサイトを探すだけでも十分に感じます。
しかし、少し本気でSEOに取り組むと、手動チェックには次のような限界が見えてきます。
- キーワード数が増えると追い切れない
- 10個程度なら目視でも何とかなりますが、50〜100キーワードを毎回検索するのは現実的ではありません。
- 正確な推移が残らない
- 「前回は何位だったか」「どのタイミングで上がった/下がったか」が記録に残らないため、分析が感覚頼みになります。
- PC/スマホ・地域・時間帯によるブレが大きい
- 手動検索は条件を揃えにくく、「今日は3位だったのに、昨日は5位だった…」と一喜一憂しがちです。
- 人件費(時間コスト)が膨らむ
- 担当者が毎回キーワードを打ち直し、順位を表に転記するのは、長期的には大きなコストになります。
ツールは、この「量・正確さ・記録・時間」の問題をまとめて解決してくれるものだと考えるとイメージしやすいです。
ツールのタイプごとの特徴
検索順位チェックツールは、大きく3つのタイプに分けられます。
| タイプ | 主な利用イメージ | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|
| 簡易なWebブラウザ型 | その場でサクッと確認したいとき | 導入が簡単・無料が多い | 大量キーワードや自動取得には不向き |
| デスクトップ型(インストール型) | 担当者のPCで日次チェック | 取得が安定・機能が豊富 | 1台のPCに依存しがち |
| クラウド型SaaSツール | チームで共有・レポート用途 | どこからでもアクセス可能 | 月額費用がかかる |
簡易なWebブラウザ型ツール
- Webサイト上でキーワードとURLを入力すると、その場で順位を返してくれるタイプです。
- 例:検索順位チェッカー、ohotuku.jp など(名称は記事側で調整可)
特徴:
- 会員登録なしで使えるものも多く、「今すぐ1〜2キーワードを確認したい」ときに便利。
- 逆に、毎日50キーワードを追うような使い方には向きません。
- データの履歴を自分でスプレッドシートにコピペする必要があり、運用が大変になりがちです。
PCにインストールして使うデスクトップ型
- GRC、Rank Tracker などに代表される、PCにインストールするソフトウェア型です。
特徴:
- 取得精度が高く、大量のキーワードを自動で定期チェックしやすい。
- 日次の履歴を残し、グラフ表示もできるため、長期的な推移の把握に強い。
- 一方で、
- インストールしたPCが起動していないと計測できない
- 社内で共有するには、データのエクスポートやネットワーク設定が必要
といった制約があります。
ブラウザで使えるクラウド型SaaSツール
- BULL、Gyro-n SEO、Nobilista、GMO順位チェッカー など、ブラウザからログインして使うタイプです。
特徴:
- インストール不要で、どのPCからでもログインして同じデータを見られる。
- チームメンバーやクライアントとアカウントを共有しやすい。
- 順位チェックだけでなく、
- キーワード管理
- コンテンツの提案
- レポート自動作成
などがセットになった「総合SEOツール」の形になっていることも多いです。
- その分、月額費用はデスクトップ型より高めになる傾向があります。
無料ツールでできること・できないこと
「まずは無料から試したい」というのは自然な発想です。
無料ツールでできること・できないことを整理しておきます。
無料ツールでできる主なこと
- その場での簡易な順位チェック
- 少数キーワード(1〜数十程度)の状況把握
- 自分のサイトと競合サイトの単発比較
- 導入コストゼロで、ツールの操作感を体験すること
無料ツールで難しいこと
- 数十〜数百キーワードの毎日自動計測
- 長期間にわたる詳細な推移グラフの保存
- デバイス別・検索エンジン別の細かな管理
- チームメンバーとのアカウント共有・レポート共有
- サポート対応や機能要望への柔軟な対応
イメージとしては、
- 無料ツール → 「懐中電灯」(今だけ、ここだけを照らす)
- 有料ツール → 「監視カメラ+記録装置」(ずっと記録し、過去も振り返れる)
という違いがあります。
有料ツールを導入するメリット
有料ツールは月額費用がかかるため、導入を迷いやすい部分です。
しかし、「何ができるようになるか」まで考えると、投資価値は十分にあります。
代表的なメリットは次の通りです。
- キーワード管理の手間を大幅削減できる
- あらかじめ登録したキーワードを、毎日自動でチェックしてくれるため、担当者が1つずつ検索する必要がありません。
- 「順位集計のためだけの時間」をほぼゼロにできます。
- 変化にすぐ気づける
- グラフやアラート機能によって、
- 急激な順位下落
- コアアップデートの影響
に早く気づけるため、対応が後手に回りにくくなります。
- グラフやアラート機能によって、
- チームで共有しやすい
- クラウド型であれば、マーケチーム、営業、経営層など、関係者全員が同じ画面を見られます。
- 「今どのキーワードが伸びているのか」「どの施策が効いているのか」を、共通言語で話しやすくなります。
- SEO以外の機能もセットで使えることが多い
- キーワード調査
- 競合分析
- コンテンツ案の提案
- レポート自動出力
など、SEO全体の効率化につながる機能が含まれることも多く、「順位チェック専用」以上の価値を発揮します。
- 人件費との比較で見ると安くなるケースが多い
- たとえば、担当者が毎日30分かけて手動で順位をまとめると、月に10時間以上が“集計だけ”で消えます。
- 時給換算すると、ツール料金を超えてしまうこともしばしばです。
まとめると、
- 手動チェックは「始める」「感覚をつかむ」段階には有効
- 本格的にSEOに取り組むなら、どこかのタイミングでツール導入を検討した方が、中長期的には効率的
- 無料ツールは「スポット確認」、有料ツールは「日々のモニタリングと意思決定のための基盤」
というイメージで使い分けると、ムダなく検索順位チェックの仕組みを整えられます。
検索順位チェックツールを選ぶときのポイント
ツール選びで失敗すると、
「結局ほとんど使わなかった」「キーワードがすぐ上限に達した」
ということがよく起こります。
ここでは、最低限ここだけは見ておきたい7つのチェックポイントを整理します。
登録できるキーワード数・サイト数
検索順位ツールの料金は、登録できるキーワード数・サイト数で決まることが多いです。
まずは、ざっくりでいいので、
- 今すでに追っているキーワード数
- 半年〜1年以内に増やしたいキーワード数
- 運用中/予定のサイト数(メインサイト+LP+サブドメインなど)
を洗い出しておきましょう。
目安として:
- 個人ブログ・小規模サイト
→ 50〜200キーワード程度 - 中〜大規模メディア・EC
→ 数百〜数千キーワードも珍しくない
「とりあえず安いプラン」に飛びつくと、すぐ上限にぶつかって再検討… となりがちです。
少し余裕をもったキーワード数でプランを選ぶのがおすすめです。
自動計測やスケジュール機能の有無
ツールを導入する一番の意味は、「人が毎日チェックしなくてよくなること」です。
そのため、次の点は必ず確認しておきましょう。
- 毎日/毎週など、自動で順位を取得してくれるか
- 取得時間帯を指定できるか(深夜に回しておくなど)
- 取得結果が履歴として自動保存されるか
自動計測が弱いツールだと、
- 結局「手動でボタンを押さないと計測されない」
- 計測し忘れて、欲しいタイミングのデータがない
という本末転倒な事態になりがちです。
複数メンバーでデータ共有しやすいか
社内やチームでSEOに取り組む場合は、「共有のしやすさ」が重要になります。
確認したいポイント:
- アカウントを複数人で使えるか(追加ユーザーの料金体系)
- 閲覧専用・編集権限などの権限設定ができるか
- ブラウザからログインするクラウド型かどうか
- URLだけでレポート画面を共有できるか
「担当者のPCにだけデータがある」状態だと、
- 担当が不在のときに状況が分からない
- 報告のたびにスクリーンショットやExcelを作る手間がかかる
といった非効率が積み上がります。
対応している検索エンジン・デバイス
同じキーワードでも、
- Google / Yahoo! / Bing
- PC / スマホ
で順位が異なるのはよくあることです。
ツールによって、対応状況が違うので、
- 対応検索エンジン(国内ならGoogleだけで十分なケースも多い)
- PC / モバイルの順位を別々に取得できるか
- 国や地域を指定して取得できるか(海外向けサイトの場合)
を事前に確認しておきましょう。
特に最近は、スマホ検索が主流なので、
「モバイル順位をきちんと見られるか」
は、必須チェック項目です。
CSV出力・レポート作成などのレポーティング機能
実務で意外と効いてくるのが、レポート周りの機能です。
たとえば:
- キーワードごとの順位履歴をCSVでエクスポートできるか
- 指定期間の推移をグラフ化して、PDFやスライド形式で出力できるか
- 自動レポートメール(週次・月次)を送信できるか
これが弱いツールだと、
- 毎月の社内報告のたびに、スクショや手作業のグラフづくりに追われる
- 担当者しか数字の意味を理解できない
という状況に陥ります。
逆に、レポート機能が充実していると、
- 「今月の上昇キーワード/下降キーワード」が一目で分かる
- そのまま社内資料に転用しやすい
など、運用の“地味な手間”をかなり減らすことができます。
競合分析やコンテンツSEO支援など付帯機能
最近の検索順位ツールは、順位チェックだけに留まらないものが増えています。
代表的な付帯機能:
- 競合サイトのキーワード・順位の可視化
- 関連キーワードや共起語の提案
- コンテンツ案の自動生成・構成案のサジェスト
- 被リンク・内部リンクの分析
- ランディングページの改善ポイント提示 など
「とりあえず順位だけ分かればいい」という段階なら必要ありませんが、
- コンテンツマーケティングを本格的に回したい
- 社内にSEO専任が少なく、ツール側のサポートも活用したい
といった場合、これらの機能が“疑似パートナー”として機能してくれることも多いです。
料金・運用コストと自社リソースのバランス
最後に、お金と人手のバランスです。
見るべきポイントは、単純な「月額料金」だけではありません。
- そのツールを使うことで、
→ どれだけ手作業が減るか
→ どれだけ早く変化に気づけるようになるか - その結果、
→ どれだけ売上やリード獲得のチャンスを逃さずに済むか
をイメージしてみてください。
ざっくりした考え方としては、
- キーワード数が少なく、個人〜超小規模であれば
→ 無料ツール+Search Consoleでも十分やっていける - 事業としてSEOに取り組み、
毎月のリード・売上がSEOに依存しているなら
→ 「担当者の工数」+「取りこぼす機会損失」を考え、
ある程度の予算をツールに振り分ける価値がある
というイメージです。
✅ 判断のコツ
- 「高いか安いか」だけでなく、
“このツールがあれば、今よりどんな意思決定ができるようになるか”
を具体的に想像してみる。 - 無料トライアル期間がある場合は、
実際のキーワードを入れて、1〜2週間ガチで触ってから判断する。
これら7つのポイントを押さえておけば、
単に「有名だから」という理由ではなく、自分(自社)の状況に合った検索順位チェックツールを選びやすくなります。
まず押さえておきたいGoogle公式ツール
検索順位を本気で追いかけるなら、Google公式の2つのツールだけは必須級です。
- Google Search Console(以下、GSC)
- Google Analytics(以下、GA)
この2つを「別々に眺める」のではなく、セットで使って“検索 → 流入 → 行動 → 成果”まで追うイメージを持つと、SEOの理解が一気に深まります。
Google Search Consoleでできること
GSCは、ざっくり言うと
「ユーザーがどんなキーワードで検索し、どんな状態であなたのサイトが表示されているか」
を教えてくれる、検索まわり専用のダッシュボードです。
初心者の段階でまず押さえておきたいのは、次の4つです。
① どのキーワードで何位くらいか分かる
GSC の「検索パフォーマンス(検索結果)」レポートを開くと、
- 検索クエリ(ユーザーが実際に入力した言葉)
- クリック数
- 表示回数(インプレッション)
- CTR(クリック率)
- 平均掲載順位
が一覧で表示されます。
ここを見るだけで、
- どのキーワードがよく見られているのか
- どのキーワードは順位は高いのにクリックされていないのか
- どのキーワードはいま中位で、伸びしろがありそうか
が一気に把握できます。
② ページごとに「どんな検索ニーズを拾っているか」が分かる
同じ画面で「クエリ」タブと「ページ」タブを切り替えると、
- 特定のページが、どんな検索クエリから流入しているか
- 逆に、特定のクエリに対して、どのページが表示されているか
を確認できます。
これにより、
- 想定していたキーワードどおりに評価されているか
- 狙っていないニーズで意外とアクセスを集めているページはないか
- 同じキーワードで複数ページが競合していないか(カニバリ)
といったサイト構造の課題を見つけやすくなります。
③ インデックス状況やエラーを監視できる
GSC の「ページ」「インデックス」関連のレポートでは、
- どのURLがインデックスされているか/されていないか
- クロール時のエラー
- noindex設定・リダイレクトなどの問題
をチェックできます。
どれだけコンテンツを作っても、
- クロールされていない
- インデックスされていない
- 技術的なエラーで弾かれている
と、検索順位の土俵にすら上がれません。
「ランキングの前に、ちゃんと検索エンジンに認識されているか?」を確認するのが、GSCの大事な役割です。
④ 検索順位の「変化」を時系列で追える
期間を「直近7日」「過去3か月」「過去16か月」などに切り替えることで、
- 特定のキーワードの平均掲載順位の推移
- 新規公開・リライト後の上昇/下落
- コアアップデート前後の変化
を時系列で追えます。
これにより、
- 「どの施策が効いたのか」
- 「どのタイミングからおかしくなったのか」
を後から振り返って検証できるようになります。
Google Analyticsと組み合わせた分析の仕方
GSCが見せてくれるのは、主に「検索エンジン側の世界」です。
一方、GAが教えてくれるのは、
「検索から来たユーザーが、サイトの中でどう行動したか」
という「サイト内の世界」です。
この2つを組み合わせると、次のような分析ができるようになります。
① 「順位は高いのに成果が出ていないページ」を見つける
よくあるケースが、
- GSC:特定キーワードで平均3位、CTRも悪くない
- GA:そのページの直帰率が高く、CV(問い合わせ・購入など)につながっていない
というパターンです。
この場合、
- 検索意図とページ内容がずれている
- ファーストビューで「何ができるページか」が伝わっていない
- CTA(ボタン、フォームへの導線)が弱い
など、「サイト内の設計」がボトルネックになっている可能性があります。
GSCだけを見ていると「順位もクリックも取れているからOK」と錯覚しがちですが、
GAまで見ることで、
「本当にビジネスに貢献しているページか?」
という視点に切り替わります。
② 「順位はまだ中位だが、質の高い流入を生んでいるページ」を強化する
逆に、
- GSC:平均掲載順位は10〜15位くらい
- GA:少ない流入にもかかわらず、CV率が高い/滞在時間が長い
というページもあります。
これは、
「もしもっと上位に来れば、かなり強い集客・成約チャネルになりうるページ」
と言い換えられます。
こういうページは、
- 追加の情報・事例を追記する
- 内部リンクを集中させる
- タイトル・ディスクリプションを改善してCTRを上げる
など、優先的にSEO強化するべき“伸びしろ枠”として扱えます。
③ 「キーワードごとの価値」を見極める
GSCだけだと、
- Aキーワード:平均5位、クリック数300
- Bキーワード:平均10位、クリック数100
くらいは分かりますが、
- そのクリックが、どれだけ問い合わせ・購入につながったのか
までは見えません。
GAで、
- ランディングページ別・流入チャネル別のCV数/CV率
- そのページが主に拾っているキーワード(GSC側の情報と照合)
を見ていくことで、
「どのキーワード群に投資すべきか」
という判断が、数字ベースでできるようになります。
④ シンプルな連携・運用のコツ
厳密な連携設定(GA4とGSCのレポート統合など)もありますが、
初心者のうちは、次のようなざっくりフローでも十分です。
- GSCで
- 主要キーワードの順位とクリック数
- 伸びている/落ちているページ
を洗い出す
- GAで
- そのページの自然検索からのセッション数
- 直帰率・滞在時間・CV数
を確認する
- 「順位 × 行動データ」を見ながら、
- リライト候補
- 強化すべきページ
- 構成・導線を見直すべきページ
をリストアップする
この「1 → 2 → 3」のサイクルを、月に1回回すだけでも、SEOの“勘”がかなり鍛えられます。
まとめると、
- GSC:検索キーワード・掲載順位・クリック状況を知る「入口データ」
- GA:流入後の行動・成果を知る「中身データ」
という役割分担です。
どちらか一方だけを見ていると、
- 「順位を上げること」が目的になってしまう
- 「アクセスはあるのになぜ売れないのか」が分からない
という状態に陥りがちです。
2つをセットで見ることが、検索順位チェックを“ビジネスの意思決定”に変える第一歩だと考えてください。
無料で使える代表的な検索順位チェックツール
「まずはお金をかけずに、自分の順位をざっくり把握したい」という場合は、無料ツールを上手に組み合わせるだけでもかなり戦えます。
ここでは、用途別に代表的な無料ツールのイメージを押さえておきましょう。
検索順位チェッカー系のシンプルツール
検索順位チェッカー(SEOラボなど)
いわゆる「検索順位チェッカー」と呼ばれるタイプは、
- キーワード
- 調べたいURL
を入力すると、その場で順位を返してくれるシンプルなツールです。
特徴
- 会員登録なし(または最低限の登録)で使えるものが多い
- 1〜数十キーワードのスポットチェックに便利
- PCからサクッと確認したいときに向いている
注意点
- 毎日自動で記録してくれるわけではないので、
順位推移を追いたい場合は、自分でスプレッドシートなどにメモが必要です。 - ツール側の検索条件(地域・デバイスなど)は固定のことが多く、
「自分の環境と結果が少し違う」こともあります。
✅ 使いどころ
「この記事の、今のだいたいの順位だけ知りたい」というときにとても便利です。
ohotuku.jp 順位チェック
「ohotuku.jp」などの順位チェックも、基本は検索順位チェッカーと同じ系統です。
- 複数キーワードをまとめて登録して、一括チェックできる
- 検索エンジンごとの順位を表示してくれる場合もある
など、**“少しだけ踏み込んだ運用”に向いたものが多い印象です。
ただしこちらも、
- あくまで「そのときの結果」を返すツール
- 履歴は自分で管理する前提
という点は同じです。
RANKING CHECKER など
名前は違っても、仕組みはほぼ共通しています。
- ブラウザ上でサクッと順位を調べる
- 1回ごとのチェックに限れば、専用ツールを立ち上げるより手軽
という意味で、
- 毎日ツールでがっつり追うほどではない
- でも、たまに自分の順位を確認したい
という人には、コスパの良い選択肢です。
SEOチェキ!などの総合チェックツール
「SEOチェキ!」のようなツールは、“検索順位も分かるサイト健康診断”というイメージに近いです。
一例として、1つのURLを入力すると、
- 指定キーワードでの順位
- title / description / h1 などの基本SEO情報
- 被リンク・インデックス数の目安
- SNSシェア状況の簡易チェック
などを、1画面でざっと確認できるものが多くなっています。
メリット
- 「このページ、そもそも基本設定は大丈夫?」を素早くチェックできる
- 順位だけでなく、改善のヒントになる情報も同時に得られる
向いている使い方
- リライト前に「今の状態」をざっと把握したいとき
- クライアントや上司から「このページどう?」と聞かれたときの初期診断
ただし、こちらも本格的な順位の継続計測には向いていません。
あくまで「点」でのチェック+簡易診断として使うのが現実的です。

Serposcopeなど無料で使えるインストール型ツール
「Serposcope」のようなツールは、無料で使えるインストール型の順位チェックソフトです。
- 自分のPCやサーバーにインストールして使う
- 複数キーワードを登録し、自動で順位を取得・保存してくれる
- 日別の順位推移をグラフで確認できる
といった意味では、有料のGRCやRank Trackerに近い使い方ができます。
メリット
- 無料で「自動計測」「履歴保存」に近いことができる
- ある程度のキーワード数を、継続的に追いかけたい人向け
注意点
- 初期設定やサーバー・Java環境など、多少のITリテラシーが必要
- 自分の環境でのメンテナンス(アップデート、バックアップ)も自己責任
- 使い方の情報は英語が多い場合もある
🌱 イメージ
「無料で本格的なことをしたいエンジニア寄りの人」には魅力的ですが、
完全な初心者には少しハードルが高い選択肢です。
Ubersuggestなど簡易順位確認ができるツール
「Ubersuggest」のようなツールは、もともとキーワード調査やコンテンツ企画向けのツールですが、
- 特定のドメインが
- 特定のキーワードで
- だいたい何位付近にいるか
といった、簡易的な順位の把握にも使えます。
無料プランでは、
- 1日に検索できる回数が限られている
- 取得できるキーワード数も制限されている
といった制約がありますが、
- 「キーワードの月間検索数」
- 「関連キーワードの候補」
- 「競合サイトがどのキーワードで上位か」
なども同時に見られるため、
「順位チェック+キーワード戦略のヒント」を一緒に得られる
という意味で、ブログ・アフィリエイト初心者との相性は悪くありません。
こんな使い方がしやすいです
- あるテーマで記事を書く前に、
→ 「どんな関連キーワードがあるか」
→ 「上位サイトはどのくらい強そうか」
をざっと確認する - 公開済み記事のURLを入れて、
→ どのキーワードで評価されているかの“あたり”をつける

無料ツールは、それぞれに得意・不得意があります。
- 「今だけ、ここだけをざっと見たい」 → 検索順位チェッカー系
- 「ページの状態もまとめて知りたい」 → SEOチェキ!系
- 「無料で自動取得・履歴管理もしたい」 → Serposcope
- 「順位チェックとキーワード調査をライトに合わせたい」 → Ubersuggest系
というイメージで使い分けると、
お金をかけなくても、かなり実務的なレベルで「検索順位の見える化」ができるようになります。
有料の本格検索順位チェックツール
ここからは、「毎日きちんと順位を追いたい」「クライアントワークでレポートが必要」といった、本格運用向けの有料ツールをタイプ別に整理します。
インストール型ツール
PCにソフトを入れて使う「インストール型」は、
“自分のPCを順位計測マシンにする”タイプです。
GRC
国内ユーザーが非常に多い、定番のインストール型ツールです。
- 指定キーワードを一括で順位取得できる
- Google / Yahoo! / Bing の順位推移を履歴として保存・グラフ表示
- 料金は比較的リーズナブルで、個人ブロガー〜代理店まで幅広く利用
デメリットとしては、
- Windows前提(Macは仮想環境などが必要)
- 計測時にPCを起動しておく必要がある
という点がありますが、コスパ重視で「とにかく順位を取りたい」人には今も鉄板です。

Rank Tracker
SEO PowerSuite に含まれるインストール型の順位チェックツールで、
順位計測+キーワード調査+競合分析までを1つでこなせるのが特徴です。
- 世界中の多様な検索エンジン・地域に対応
- キーワードリサーチ機能が強く、コンテンツ企画にも活かしやすい
- 競合サイトの順位やSERP要素(リッチリザルトなど)も確認可能
機能が多いぶん、画面構成や設定項目はやや複雑です。
「多機能でも自分で触って慣れていけるタイプ」の人に向いています。

クラスターマップ など
クラスターマップのように、
- キーワードを「グループ・クラスタ」にまとめつつ
- そのグループ単位での順位推移を確認できる
といった“構造化された順位管理”を重視したツールもあります。
- サイト全体をテーマごとに整理して運用したい
- 「このクラスターは全体として上がっているか?」を見たい
といった、中〜大規模サイトやSEOコンサル寄りの用途と相性が良いタイプです。
クラウド型ツール
ブラウザからログインして使う「クラウド型」は、
PCに依存せず、サーバー側で自動計測してくれるタイプです。
BULL
BULL は、国内で利用者の多いクラウド型順位チェックツールです。
- インストール不要・PC起動不要で、クラウド側が自動で順位取得
- 土日・深夜も含め、毎日決まった時間にクローリング
- キーワード・URLをフォルダ単位で管理でき、複数サイトや複数クライアントの一元管理がしやすい
社内外でログインを共有して使えるため、
制作会社・代理店・インハウスチームでの利用に向いたツールです。
Gyro-n SEO
Gyro-n SEO は、「順位チェック+SEO業務の効率化」にフォーカスしたクラウド型です。
- 毎朝自動で最新の順位を取得し、一覧とグラフで可視化
- ローカル検索にも対応し、地域ごとの検索結果を調査可能
- 競合サイトとの順位比較や、SERPsの履歴保存など、実務向きの機能を搭載
「ローカルSEOも含めてしっかり追いたい」「競合との位置関係を常に把握したい」といったニーズにマッチします。
GMO順位チェッカー
GMO順位チェッカーは、GMOグループが提供するクラウド型の順位チェックツールです。
- 日次の自動計測
- クラウド管理で、複数端末からアクセス可能
- 他のGMOサービスと組み合わせて使うケースも多い
GMO系サービスをすでに利用している場合、アカウント連携や請求をまとめやすいのもメリットです。
AZC
AZC は、主にエンタープライズ寄りのSEOツールの一機能として順位計測を提供するタイプとして位置づけられることが多いです。
- 大規模サイトを対象としたキーワード管理
- 代理店・大企業のSEOプロジェクトでの利用を想定
小規模サイト単体よりも、「大量キーワードを組織として運用するケース」と相性が良い領域です。
Nobilista(ノビリスタ)
Nobilista は、比較的新しいクラウド型の順位チェックツールで、
- ブラウザだけで完結するシンプルなUI
- 中小事業者・個人ユーザーでも使いやすい料金設計
- 日次の自動計測+レポート機能
などを特徴としています。
「インストール型はハードルが高いけれど、
クラウド型でライトに始めたい」というユーザーにとって、入り口になりやすいポジションです。
コンテンツSEO支援もできる総合SEOツール
ここから紹介するのは、「順位チェック+アルファ」が主役のツールです。
順位だけでなく、キーワード戦略やコンテンツ設計までサポートしてくれます。
KEYWORD FINDER
KEYWORD FINDER は、
キーワード調査+順位チェック+コンテンツ支援を一体化した国産ツールです。
- キーワードの検索ボリューム・関連語・競合状況を一覧化
- そのまま順位計測に回せるため、「調査 → 運用」の流れがスムーズ
- 「どのキーワード群を攻めるべきか」をマップ的に見やすい
コンテンツマーケティング中心でSEOを回したい人に向きます。
Keywordmap for SEO
Keywordmap for SEO は、よりエンタープライズ寄りの総合SEOプラットフォームです。
- キーワードの網羅的な調査・ペルソナ分析
- 競合ドメインのキーワード構成・流入構造の可視化
- ランキング・コンテンツ・広告のデータをまとめて分析
「検索順位」というより、
“検索市場全体をどう攻めるか”という視点での戦略設計に役立つツールです。

Ahrefs
Ahrefs は、世界的に有名な被リンク・コンテンツ分析特化型ツールですが、
順位チェック機能(Rank Tracker)も提供しています。
- 膨大な被リンクデータベース
- 競合サイトのリンクプロファイルや上位コンテンツの分析
- キーワード難易度・SERP構造の把握
リンク周りも含めてグローバルなSEOを見たい場合、非常に強力な選択肢になります。

Semrush など
Semrush も、Ahrefs 同様にオールインワン型のSEO/SNS/広告分析ツールです。
- 順位チェック
- キーワード調査
- 競合分析
- コンテンツギャップ分析
- 広告出稿状況の把握
など、「Webマーケ全体のダッシュボード」的に使えるのが特徴です。

機能・料金を比較するときのチェックリスト
最後に、これらのツールを比較するときに見るべきポイントを、チェックリスト形式で整理しておきます。
| 観点 | 具体的に確認したいポイント |
|---|---|
| キーワード数・サイト数 | 現在〜1年後を見据えて、上限が足りるか。追加費用の発生条件はどうか。 |
| 対応検索エンジン・デバイス | Googleだけでよいのか、Yahoo!/Bingやスマホ順位も必要か。 |
| 自動計測・スケジュール | 毎日自動で取れるか、時間指定はできるか、履歴保存期間はどのくらいか。 |
| 共有・権限管理 | 何人まで使えるか、閲覧専用ユーザーを追加できるか、IP制限などが必要か。 |
| レポート・CSV出力 | グラフ・PDF・メールレポートなど、社内報告にそのまま使える形があるか。 |
| 競合・コンテンツ機能 | 競合比較、関連キーワード提案、コンテンツ分析など「+α」が自社に必要か。 |
| 料金・契約形態 | 月額/年額・最低契約期間・解約条件・見積もりの柔軟さ。トライアルはあるか。 |
| 導入しやすさ | 日本語UI・サポートの有無、マニュアルや事例、操作の分かりやすさ。 |
実際に選ぶときは、候補を2〜3個に絞ったうえで、トライアルをきちんと触ってみるのがおすすめです。
- 「誰が・どのくらいの頻度で・何を見たいのか」
- 「順位データを、どのような意思決定に使いたいのか」
をチームで共有しながらツールを選ぶと、
“なんとなく入れたけど、誰も使っていない”ツールを増やさずに済みます。
代表的ツールの基本的な使い方
ここでは、「名前は聞いたことあるけど、実際どう触ればいいの?」という初心者向けに、代表的なツールの使い方のイメージだけを整理します。
細かい画面はツールごとに違いますが、押さえるべき流れはどれも似ています。
Webブラウザ型「検索順位チェッカー」の基本操作
「検索順位チェッカー」「ohotuku.jp」「RANKING CHECKER」など、ブラウザで完結するタイプは、“今このキーワードの順位だけ知りたい”ときに最適です。
基本的な使い方はほぼ共通です。
- ツールのページを開く
- フォームに以下を入力する
- 調べたいキーワード
- 自分のサイトのURL
- (あれば)検索エンジン・PC/スマホなどの条件
- 「チェック」「検索」ボタンを押す
- 結果欄に表示された「○位」「圏外」を確認する
コツと注意点はこのあたりです。
- URLは
https://www.の有無
などを統一して入力する(別URL扱いになるツールもあるため)。
- 複数キーワードをまとめてチェックできるツールもあるので、
上位を狙っているキーワード群を一括で登録しておくと効率的。 - 推移を追いたい場合は、
- 日付
- キーワード
- 順位
を表にコピペしておくと、最低限の履歴管理ができます。
GRC・Rank Trackerで順位を定点観測する設定例
インストール型ツールは、「キーワードを決めておけば、毎日自動で順位を取ってくれる」のが強みです。
ここでは GRC と Rank Tracker に共通する、設定の流れだけ押さえます。
共通の基本ステップ
- サイト(プロジェクト)を登録する
- 自分のサイトURLを入力
- サイト名(プロジェクト名)をつける
- ターゲットとなる検索エンジンを設定
- 例:Google 日本 / Yahoo! JAPAN
- PC / モバイルのどちらを計測するか
- 追いかけたいキーワードを登録
- 手入力でもOK
- 量が多い場合は、CSVやGoogle Search Consoleからインポートできるツールも多い
- 順位取得のスケジュールを設定
- 毎日何時に計測するか
- 週末は止めるかどうか など
- 数日〜数週間たったら、
- キーワードごとの順位推移グラフ
- 上昇・下降キーワードの一覧
を確認し、リライトや施策の優先度を決める
GRCのイメージ
- シンプルな一覧画面で、
- キーワード
- 最新順位
- 昨日比・前回比
が一目で分かる構成が多いです。
- 「検索」ボタンで手動実行もできるので、設定後すぐに現在の順位を見たいときに便利です。
Rank Trackerのイメージ
- プロジェクト作成時に、
- サイトURL
- 競合サイト
- ターゲット地域・言語
をまとめて設定するウィザード形式が一般的です。
- キーワード調査機能とセットで使うと、
「見つけたキーワードをそのまま順位追跡に回す」
という流れが作りやすくなります。
BULL・Gyro-n SEOなどクラウド型ツールの活用シーン
クラウド型ツールは、「ブラウザでログインするだけ」「PCを起動していなくてもサーバー側で計測」という点が最大のメリットです。
典型的な使い方の流れ
- アカウントを作成し、管理画面にログイン
- プロジェクト(サイト)を作成
- サイトURL
- ドメイン種別(サブディレクトリ単位など)
- 計測したいキーワードを登録
- 手入力
- CSVインポート
- Search Consoleとの連携で自動取り込み、などツールごとに方法あり
- 検索エンジン・デバイス・地域を設定
- 日次の自動計測をオンにする
- ダッシュボードで、
- 主要キーワードの順位一覧
- 上昇/下降キーワード
- 競合との比較グラフ
などを確認する
活用シーンの例
- 複数メンバーでSEOデータを共有したいとき
- マーケティング担当
- コンテンツ担当
- 経営層
が同じ画面を見ながら議論できる。
- 在宅・オフィス・クライアント先など、場所を問わずに確認したいとき
- ノートPCやタブレットからログインすれば、どこでも最新順位が分かる。
- レポート作成の手間を減らしたいとき
- 週次・月次レポートの自動メール配信
- ブランドカラーに合わせたPDFレポート出力
など、レポーティング機能が強いツールが多いです。
取得データをCSVで出力して社内共有する方法
多くのツールには、CSVエクスポート機能がついています。
これを使うと、Excel やスプレッドシートでの二次加工がしやすくなり、社内共有もスムーズです。
CSV出力の基本ステップ
- ツールのレポート画面を開く
- 「キーワード一覧」「順位推移」などの画面
- 画面上の「エクスポート」「CSVダウンロード」ボタンをクリック
- 出力対象を選ぶ
- 期間(例:直近30日、今月、先月)
- 対象キーワード(すべて or 特定タグのみ)
- 出力項目(キーワード・日付・順位・検索エンジンなど)
- CSVファイルをダウンロードし、
- Excel
- Googleスプレッドシート
にインポートする
社内共有で使いやすくする工夫
- そのまま渡すのではなく、最低限以下を整えると伝わりやすくなります。
- フィルタ行を付ける
- 主要指標(順位・変化幅)に条件付き書式で色を付ける
- 重要キーワードだけを抜き出した「サマリータブ」を作る
- 会議用には、
- 「上がったキーワードTOP10」
- 「下がったキーワードTOP10」
を別シートで一覧化すると、議論の起点にしやすくなります。
- Search Console や Google Analytics のデータと突き合わせて、
- 「順位の変化」
と - 「アクセス・CVの変化」
を一緒にグラフ化すると、施策の効果が直感的に伝わる資料になります。
- 「順位の変化」
この章で紹介したのはあくまで「基本の触り方」です。
実務では、
- 自社の規模
- 関わるメンバー数
- 必要なレポートの粒度
に合わせて、どこまで設定を作り込むかを調整していくことになります。
ただ、共通しているのは、
「サイトを登録 → キーワードを登録 → 自動計測 → データを整理して共有」
というシンプルな流れです。
この流れを一度、自分のサイトで体験しておくと、どのツールを使うにしても迷いにくくなります。
検索順位データをSEO改善に活かす方法
検索順位を「見て終わり」にせず、次の一手につなげることがSEO運用の肝です。
ここでは、順位データを実際の改善アクションに変える流れを整理します。
順位低下の原因を切り分ける手順
順位が落ちたときは、感覚ではなくチェックリストで冷静に原因を分解するのがおすすめです。
- 範囲とタイミングを特定する
- どのキーワード・ページで
- いつ頃から落ち始めたか(週単位・日単位で)
→ 単発なのか、全体傾向なのかを見極める。
- 技術的な問題がないか確認する
- インデックス状況(除外・noindex・URL変更・リダイレクト)
- 404・サーバーエラー・大きな表示速度低下
→ テクニカルな問題なら、まずそこを優先的に修正。
- 競合と相対的な変化を比べる
- 同じキーワードで、競合も一緒に落ちているか/伸びているか
→ 自分だけ落ちているなら自サイト要因、全体ならアルゴリズムや市場側要因の可能性。
- 同じキーワードで、競合も一緒に落ちているか/伸びているか
- SERP(検索結果画面)の変化を確認する
- ニュース枠・動画枠・ショッピング枠・ローカル枠の出現
- 比較記事・公式サイトの増加 など
→ 「ユーザーが求める情報の形」が変わっていないかを見る。
- コンテンツ側の要因を洗い出す
- 情報が古い/他社に比べて浅い
- 検索意図からズレた内容が増えていないか
- E-E-A-T(専門性・権威性・信頼性)が競合に劣っていないか
このプロセスで「技術・競合・検索結果・コンテンツ」のどこに主因があるかを大まかに見極め、
その後の施策を絞り込んでいきます。
リライトすべきページと伸ばすべきページの見つけ方
すべてのページを一度に改善するのは現実的ではありません。
順位データから優先度の高いページを見つける簡単な軸を整理します。
- 「惜しい中位」ページ
- 平均掲載順位:4〜15位
- インプレッション:多い
→ タイトル・ディスクリプション・見出しの改善、内容の深掘りで短期的に伸びやすいゾーン。
- 「よく表示されているのにCTRが低い」ページ
- 平均順位:1〜5位
- CTR:低い
→ タイトルやスニペットが刺さっていない可能性。 - ベネフィットを明確にする
- 数字・具体性・差別化要素を入れる
など、クリックされる見せ方の改善が優先。
- 「順位は中位でもCV率が高い」ページ
- 平均順位:10〜30位
- 流入は少ないが、CV率が高い
→ 順位改善できれば売上インパクトが大きい“伸びしろページ”。
内部リンクやコンテンツ補強の優先対象に。
- 「順位・流入ともに低く、CVもない」ページ
- 即削除ではなく、
- 統合(似たテーマの記事をまとめる)
- 別キーワード狙いに方向転換
を検討するゾーン。
- 即削除ではなく、
このように、「順位 × インプレッション × CTR × CV」の組み合わせでページをグルーピングすると、どこから手を付けるべきかが見えやすくなります。

内部対策・外部対策・コンテンツ改善への落とし込み
見つけた課題を、具体的なSEO施策に変えるときは、
次の3つに整理するとプランが立てやすくなります。
| 種類 | こんな課題に効く | 具体的な施策例 |
|---|---|---|
| 内部対策 | クローラビリティ・サイト構造・CTRの課題 | 内部リンクの整理/パンくず・カテゴリ階層の見直し/タイトル・ディスクリプション改善/モバイル表示・表示速度の改善 |
| コンテンツ改善 | 情報量・質・検索意図のズレ | 最新情報の追加/不足トピックの補完/事例・具体例の追加/図解・表での整理/著者情報・実績・引用元の明示でE-E-A-T強化 |
| 外部対策 | 競合よりドメインの評価が弱い | 良質な被リンク獲得(取材・寄稿・提携)/SNS・メルマガからの認知拡大/ブランド名・指名検索を増やす取り組み |
「順位低下の原因」で特定したボトルネックに応じて、
どのレイヤーの対策を優先するかを決めるイメージです。



ローカルSEOやブランド検索の強化に活かす
検索順位データは、通常の情報クエリだけでなく、ローカルSEOやブランド力の把握にも使えます。
- ローカルSEO(「地域名+業種」など)の場合
- Search Consoleのクエリで、
- 「渋谷 美容院」「大阪 税理士」など地域名入りキーワードの順位・CTR・流入を確認
- ローカルキーワードで上位だがCTRが低い場合
→ Googleビジネスプロフィールやレビュー数、写真、営業時間などの見せ方に問題がないかチェック。 - ランディングページが一般ページになっている場合
→ 地域特化のLP(アクセス情報・口コミ・料金・予約導線)を用意し、内部リンクを集約。
- Search Consoleのクエリで、
- ブランド検索(サイト名・サービス名)の場合
- 「ブランド名」「ブランド名+評判」「ブランド名+料金」などの順位・CTRをチェック。
- ブランドキーワードで1位なのにCTRが低い場合
→ タイトルに公式感(「公式」「オフィシャル」など)やサービス内容を明確に入れる。 - 「ブランド名+評判」「+口コミ」が他メディアに取られている場合
→ 自社側でFAQ・導入事例・口コミポリシーなどを整え、ブランド周辺キーワードも自前でコントロールしていく。
こうしたデータを見ていくと、
「検索結果上で、ユーザーからブランドがどう見えているか」が少しずつ見えてきます。

定点観測レポートを作り、次のアクションを決める
最後に、検索順位データを継続的な改善サイクルに乗せるためのレポートの考え方です。
最低限、次のような構成にしておくと運用しやすくなります。
- サマリー(1枚で全体像が分かるページ)
- 主要キーワードの平均順位
- 自然検索からの流入数・CV数
- 上昇/下降キーワード数
→ 「今月は良かったのか、悪かったのか」がひと目で分かるように。
- 詳細タブ(キーワード/ページ別)
- キーワードごとの
- 平均順位
- 変化幅(前月比)
- インプレッション・クリック数・CTR
- ページごとの
- 自然検索流入
- CV数・CV率
- キーワードごとの
- 気づきメモ
- 「○○系キーワードが全体的に上向き」
- 「△△カテゴリで競合サイトの台頭が目立つ」
- 「このページは中位だがCV率が高く、強化優先度が高い」
といった定性的な所感を簡単に残す。
- 次のアクションリスト
- やること(例:A記事をリライト/Bカテゴリの内部リンク見直し)
- 担当者
- 期限
- 期待する成果(例:○○キーワードで平均10位 → 5位を目標)
「数値 → 解釈 → 施策 → 実行 → 再計測」という流れを、
月次・四半期ごとに回していくことで、検索順位は「ただの数字」ではなく、
サイトの成長を管理するダッシュボードになっていきます。
よくある疑問と注意点
検索順位チェックは、うまく付き合えば強力な武器になりますが、ハマり方を間違えると「数字に振り回されるだけ」になりがちです。
ここでは、初心者の方がつまずきやすいポイントと注意点をまとめます。
検索順位が安定しない・急に落ちるのはなぜか?
検索順位は、常に少し揺れているのが普通です。
特に3〜20位あたりは、毎日1〜2位前後することも珍しくありません。
代表的な要因は次のとおりです。
- 検索アルゴリズムの微調整
- 目立つ「コアアップデート」以外にも、小さな調整が日々行われています。
- 競合サイトの動き
- 競合がリライト・被リンク獲得・内部構造の改善をすれば、相対的に自サイトが押し出されることもあります。
- インデックスやクロールのタイミング
- 新しいコンテンツや修正内容が、検索結果に反映されるまでタイムラグがあります。
- パーソナライズ・検索条件の違い
- ログイン状態・端末・位置情報などによって、表示順位が微妙に変わります。
ポイントは、「1日の上下」に一喜一憂せず、「週〜月単位のトレンド」を見ること。
急落したように見えても、数日で元に戻るケースは多いので、慌てて大改修をしないよう注意が必要です。
検索エンジンや地域によって順位が違う理由
同じキーワードでも、
- Google と Yahoo! で順位が違う
- 東京と札幌で結果が違う
- PC とスマホで順位が違う
ということはよくあります。
主な理由は以下の通りです。
- 検索エンジンごとの評価ロジックの違い
- 使っているデータや重視する指標が少しずつ異なります。
- 位置情報を加味した「ローカル検索結果」
- 「近くの」「駅名+業種」などのクエリは、ユーザーのいる場所ごとに最適な結果を返そうとするため、地域によって順位が変わります。
- デバイスごとの評価の違い
- モバイルフレンドリー・表示速度・モバイルでの使いやすさなど、スマホ向けの指標が順位に影響します。
- 言語・検索履歴・興味関心の違い
- 同じキーワードでも、ユーザー属性によって「より関連性が高い」と判断されるページが変わることがあります。
実務では、「どの検索エンジン/地域/デバイスを優先するのか」をあらかじめ決めておくと、判断がブレにくくなります。
1つのキーワードだけを追いかけるリスク
「このビッグキーワードで1位を取りたい!」という目標は分かりやすい反面、リスクも大きいです。
- アルゴリズム変更や競合の台頭で、ある日まとめて順位を落とす可能性がある
- 検索意図が変わったときに、ページの役割自体が合わなくなる
- 1語だけに注力すると、関連のロングテールキーワードやニッチなニーズを取り逃がしやすい
SEOでは、
- ビッグワード
- ミドルワード
- ロングテール
を組み合わせて、「キーワードポートフォリオ」として考えるのがおすすめです。
目安としては、
- 売上インパクトの大きいキーワード:中〜長期で育てる
- 競合が少なく成果が出やすいキーワード:短〜中期の柱にする
というように、「複数の柱」を持つイメージで設計すると安定しやすくなります。
過度な被リンク購入などペナルティにつながる行為
検索順位を早く上げたいあまり、ガイドライン違反スレスレの施策に手を出してしまう人もいます。
特に注意したいのは次のような行為です。
- 被リンクの大量購入・リンク業者への丸投げ
- 明らかに中身のない相互リンク・リンク集サイトからの被リンク
- 自作自演ブログネットワーク(PBN)によるリンク操作
- キーワード詰め込み・隠しテキスト・誘導だけを目的としたページ量産
- クローク(ユーザーとクローラーで別内容を見せる)などの偽装
短期的に順位が上がることがあっても、
- ガイドライン違反と判断されると、アルゴリズム上の評価低下
- 場合によっては手動ペナルティで、検索結果から大きく排除される
といったリスクがあります。
長期的に見ると、
- ユーザーに価値を提供するコンテンツ
- 自然に貼られるリンク(引用・紹介・レビュー)
- 自社の実績や専門性を正直に積み上げる
といった「正攻法」のほうが、結果的に安定した順位とビジネス価値につながります。
「順位」だけでなく最終的な成果も見るべき理由
SEOの現場では、つい「何位か」ばかりが話題になりがちです。
しかし、本来のゴールは、
- 問い合わせ
- 資料請求
- 来店予約
- 購入
- 会員登録
などのビジネス上の成果です。
典型的な罠は次のようなパターンです。
- ビッグキーワードで1位を取ったが、
- 意図が広すぎて、見込み客以外のアクセスが多くCVにつながらない
- 情報提供系のキーワードで流入は多いが、
- 収益ページへの導線設計が弱く、売上に貢献していない
- 逆に、ロングテールキーワードで中位でも、
- 少数のアクセスが高い確率でCVしている
そのため、検索順位を見る際は、
- 「そのキーワードからの流入は、どれくらいCVにつながっているか」
- 「順位を上げる価値が高いキーワードはどれか」
という「質」の視点も必ずセットで確認することが重要です。
検索順位チェックを習慣化するコツ
最後に、検索順位チェックをムリなく継続するためのコツです。
- チェック頻度を決める
- 例:
- 週1回:主要キーワードのざっくり確認
- 月1回:詳細レポート+施策の振り返り
- 「毎日気になって開いてしまう」より、メリハリをつけた方が精神的にも楽です。
- 例:
- 見るべき指標を絞る
- すべてのキーワードを毎回細かく見る必要はありません。
- 「今月の注力キーワード」「重要ページ」など、優先リストを作っておくと迷いません。
- ツールの自動機能を活用する
- 日次の自動取得
- 週次・月次の自動レポートメール
などを設定しておけば、「つい忘れる」問題を減らせます。
- 「見るだけ」で終わらせないメモを残す
- チェックのたびに、1〜3行でいいので
- 気づき
- 次にやること
を書き残しておくと、翌月の自分が楽になります。
- チェックのたびに、1〜3行でいいので
- 「順位チェック=自分を責める時間」にしない
- 下がったときほど、
- 原因候補を整理する
- 明日からできる改善を1つ決める
という“前向きな作業”とセットにすると、長く続けやすくなります。
- 下がったときほど、
検索順位のチェックは、「数字を眺める作業」ではなく、
サイトの健康状態を定期診断し、
次の一手を考えるための“定例ミーティング”
のようなものです。
焦らず、しかし淡々と習慣化していくことが、長期的なSEOの成果につながっていきます。
まとめ
検索順位を調べる方法は、一見むずかしそうに見えても、分解すると次の3つに集約できます。
- ブラウザで実際に検索して、ユーザー目線で確認する
- 無料・有料の順位チェックツールで、複数キーワードを効率よく把握する
- Google Search Consoleで、検索クエリ・平均掲載順位・CTR・ページ別の評価を体系的に見る
大切なのは、「何位だったか」をノートにメモして終わることではなく、
- 惜しい中位のキーワードを見つけてリライト候補にする
- CTRが低いキーワードから、タイトルやディスクリプションを優先的に改善する
- ローカル・ブランド検索など、自社にとって重要度の高い領域の順位を継続的に追う
といった形で、次のアクションにつなげていくことです。
最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは「主要キーワードを10〜20個だけ決めて、月1回Search Consoleとツールで振り返る」――そんな小さな習慣からで十分です。
検索順位の調べ方が身につけば、
感覚ではなくデータをもとにSEOの打ち手を考えられるようになり、ブログやサイト運営の手応えも大きく変わってきます。
今日から一歩ずつ、「順位を見て終わり」から「順位を改善に活かす」運用へシフトしていきましょう。
