WordPress プライバシーポリシー・免責事項の書き方と必須項目チェックリスト
「プライバシーポリシーって、コピペでいいのかな……?」
「とりあえず他のブログの文章を真似して貼ってるけど、これって大丈夫?」
「Googleアナリティクスやアドセンスを入れたけど、何を書けば“最低限のライン”になるのか分からない」
「免責事項って本当に必要? 法律っぽくて読む気も書く気も起きない……」
WordPressでブログを始めると、記事執筆やデザインよりも後回しにされがちなのが「プライバシーポリシー」と「免責事項」です。
ところが、アクセス解析や広告、アフィリエイトASPを利用する時点で、プライバシーや責任範囲をきちんと示すことは、もはや“やっておいたほうがいい”ではなく“やるべきこと”に近くなっています。
とはいえ、法律の専門家ではない個人ブロガーが、いきなりゼロから文章を組み立てるのは現実的ではありません。
その結果、
- 他サイトの文章を丸ごとコピペしている
- 使っていないサービス名が書かれたままになっている
- フッターに「プライバシーポリシー」のリンクだけあるけれど、中身はスカスカ
といった状態のまま、なんとなく運営しているケースも少なくありません。
この記事では、WordPressでブログを運営する人向けに、
- プライバシーポリシー・免責事項の基本的な役割
- ブログに書いておくべき具体的な項目
- WordPress標準の雛形の活用方法と、固定ページでの作り方
- メニュー・フッターへの設置、公開前後のチェックポイント
- 継続的な見直し・更新のコツ
までを、順を追って整理します。
難しい専門用語はできるだけかみ砕きつつ、「テンプレを貼るだけ」から一歩進んだ、自分のブログに合ったポリシーページを作れるようになることをゴールにしています。
これからプライバシーポリシー・免責事項を整えたい方も、すでにあるページを見直したい方も、手元にWordPress管理画面を開きながら読み進めてみてください。
プライバシーポリシーと免責事項の基礎知識
プライバシーポリシーの役割と意味
プライバシーポリシーは、「このサイトは、読者の情報をどう扱うのか」を約束する文章です。
もう少し砕いて言うと、
- どんな情報を集めているのか
- 何の目的で使うのか
- 第三者に渡すことがあるのか
- 情報をどうやって守るのか
- 削除や開示の依頼が来たらどう対応するのか
といったポイントを、読者に対して分かりやすく説明したものがプライバシーポリシーです。
ブログ運営者から見ると、以下のような役割があります。
- 読者に安心感・信頼感を与える
- 広告配信(Googleアドセンスなど)やアクセス解析ツールを安心して使うための前提になる
- 個人情報保護法などの法令への配慮を示す
- 問い合わせやトラブルが起きたときに、「事前にこう説明しています」と示せる土台になる
特にWordPressブログでは、
- お問い合わせフォーム
- コメント機能
- アクセス解析(Googleアナリティクス)
- 各種アフィリエイト
など、読者の情報を扱う機能を「知らないうちに使っている」ケースが多いため、プライバシーポリシーはほぼ必須と考えたほうが安全です。
免責事項の役割と意味
免責事項は、「このサイトの情報をどの範囲まで責任を持ちますか?」を示すルールです。
ブログ運営者が、読者に対してあらかじめ伝えておきたいのは、例えば次のような点です。
- 記事内容の正確性・最新性を保証できないこと
- 記事を参考にして行動した結果については、最終的には自己責任であること
- 外部サイトへのリンク先の内容・サービスについては、運営者は直接関与していないこと
これらを文章としてまとめたものが「免責事項」です。
特に情報発信型のブログ(お金・投資・健康・法律・副業など)では、
- 「この記事を読んで投資したら損をした」
- 「紹介していたサービスでトラブルになった」
といったクレームがゼロとは言い切れません。
免責事項を書いておくことで、責任の範囲を事前に説明し、不要なトラブルを減らす効果が期待できます。
もちろん、免責事項を書いていれば「何をしても責任ゼロになる」という意味ではありませんが、
- 読者に誤解を与えない
- 紛争時に、サイト側の基本的なスタンスを示せる
といった点で、ブログに欠かせない項目です。
個人情報・プライバシーに関する基本概念
プライバシーポリシーや免責事項を理解するために、最低限おさえておきたいのが「個人情報」と「プライバシー」のイメージです。
個人情報とは?
法律上の定義はやや厳密ですが、ブログ運営者の目線では、
「特定の個人を識別できる情報」または「他の情報と組み合わせることで個人が特定できてしまう情報」
と考えておけば大きくズレません。
例としては、次のようなものがあります。
- 氏名、住所、電話番号、メールアドレス
- 生年月日、性別
- クレジットカード番号、銀行口座情報
- IPアドレスや端末識別子など、他情報と組み合わせると個人が推定されうるもの
お問い合わせフォームやコメント欄では、名前・メールアドレス・メッセージ内容などを扱うため、これらをどう扱うかをプライバシーポリシーに書いておく必要があります。
プライバシーとは?
プライバシーは、もう少し広い概念で、
「個人の生活や心の中に勝手に踏み込まれない権利」
とイメージすると分かりやすいです。
たとえば、
- アクセス解析でどのページを見たか、どのような行動をしたか
- Cookieを使って、行動履歴に基づいて広告を出し分けること
- コメント・お問い合わせ内容から、個人の趣味嗜好や健康状態などが推測できること
こうした情報は、本人が意識しないうちに収集・分析されることも多く、慎重な取り扱いが求められます。
ブログ運営者が意識しておきたいポイント
プライバシーポリシーや免責事項を作成するうえで、初心者でも最低限意識しておきたいのは次の3点です。
| ポイント | ブログ運営者がやるべきことの例 |
|---|---|
| 何を集めているか | コメント・お問い合わせ・アクセス解析・広告などを洗い出す |
| どう使うか | どの目的(問い合わせ対応、アクセス解析、広告配信など)で使うかを明記 |
| どこまで責任を負うか | 記事の正確性や外部リンク先について、責任範囲をきちんと説明 |
この3つを整理しておくと、
- プライバシーポリシー:「情報の扱い方」についての説明書
- 免責事項:「情報を使うときの注意書きと責任の線引き」
という位置づけがはっきりし、WordPressでページを作成するときも迷いにくくなります。
なぜブログにプライバシーポリシーと免責事項が必要なのか
法律面(個人情報保護法など)の観点
日本では「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」により、
個人情報を扱う事業者は、その利用目的や取り扱い方針を本人に明示することが求められています。
「事業者」と聞くと会社をイメージしますが、
- 収益化を目的として広告を掲載しているブログ
- アフィリエイト報酬を得ている個人サイト
なども、実質的には「事業」とみなされる可能性があります。
そのため、
- どんな情報を集めているのか(例:名前・メールアドレス・IPアドレス など)
- 何の目的で使うのか(例:問い合わせ対応、アクセス解析、広告配信 など)
- 第三者への提供や委託があるか
を、プライバシーポリシーという形で分かりやすく示しておくことが、法令順守のうえでも重要です。
※ここでの説明はあくまで一般的な情報であり、厳密な法的判断が必要な場合は、弁護士や専門家への相談をおすすめします。
広告・アクセス解析ツール利用時の必須条件
多くのWordPressブログでは、次のようなサービスを利用します。
- Googleアドセンスなどの広告配信サービス
- Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツール
- 各種ヒートマップツール や A/Bテストツール など
これらのサービスは、多くの場合、
- Cookieなどを用いてユーザーの行動を追跡する
- IPアドレスや閲覧履歴などの情報を外部サーバーに送信する
といった処理を行います。
そのため、サービス側の利用規約やポリシーで「プライバシーポリシーへの明記」が求められているケースがほとんどです。
例:
- Googleアナリティクスの利用規約:
「Cookieを含む情報の取り扱いについて、利用者に対して通知または同意を得ること」などが求められる - Googleアドセンスのポリシー:
Cookieや広告配信に関する説明を、サイトのプライバシーポリシーに記載することが条件となっている
つまり、広告や解析ツールを使うなら、プライバシーポリシーは「実質必須」の前提条件と考えたほうが安全です。
お問い合わせフォーム・コメント機能があるサイトのリスク
WordPressブログには、以下のような「情報入力欄」があることが多いです。
- Contact Form 7 などで作成したお問い合わせフォーム
- デフォルトのコメント機能
- 会員登録フォーム・資料請求フォーム など
これらを設置すると、読者から次のような情報を受け取ることになります。
- 名前(本名・ハンドルネーム)
- メールアドレス
- 場合によっては住所や電話番号
- メッセージ本文(健康状態・家族構成・収入など、センシティブな内容が含まれることも)
このとき、プライバシーポリシーがないと、
- 「送った情報がどう扱われるのか分からず不安」
- 「削除してほしい場合、どこに連絡すればよいか分からない」
という状態になり、トラブルの火種になります。
一方で、プライバシーポリシーに
- 取得する情報の種類
- 利用目的
- 保管期間や管理方法
- 削除・開示の依頼方法
を明記しておけば、運営者としてのスタンスを明示でき、後々の誤解やクレームを減らせます。
免責事項も同様で、
- 問い合わせ内容に基づく回答は「一般的な情報提供」であり、個別の専門的アドバイスではないこと
- 回答をもとに行動した結果については、最終的な判断は本人に委ねること
といった点をあらかじめ書いておくことで、不要な責任追及を受けにくくなります。
読者からの信頼・ブランドイメージへの影響
プライバシーポリシーと免責事項は、法律やルールの話だけではありません。
「このブログは信頼できるか?」という読者の印象にも直結します。
- フッターに「プライバシーポリシー」「免責事項」のリンクが整然と並んでいる
- 内容も、定型文の丸写しではなく、自サイトに合わせて手を入れてある
こうしたサイトは、読者から見ると、
- 情報の扱いに気を配っている
- 中長期的に運営されていそう
- 運営者の顔が見えなくても、一定の責任感が感じられる
と評価されやすくなります。
逆に、
- 広告がたくさんあるのに、プライバシーポリシーが一切ない
- お問い合わせフォームだけが置かれていて、情報の扱いについて何も触れていない
というサイトは、どれだけ記事の内容が良くても「なんとなく不安」と思われがちです。
ブログ運営は、見えないところの丁寧さがブランドにつながります。
プライバシーポリシー・免責事項は、「読者への礼儀」としても整えておきたい部分です。
SEO・外部提携(ASPや広告主)との関係
最後に、SEOや外部サービスとの相性という観点でも、プライバシーポリシーと免責事項は重要です。
SEOとの関係
Googleは、検索品質評価の指標として E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性) を重視しているとされています。
プライバシーポリシーや免責事項は、それ自体が直接順位を押し上げるわけではありませんが、
- サイト運営者の責任範囲や情報の扱い方を明示している
- 利用者への説明責任を果たしている
といった点から、「信頼できるサイト」であることを示すシグナルになり得ます。
特に、
- お金・健康・法律・投資など、いわゆるYMYL(Your Money or Your Life)ジャンル
- アフィリエイト中心で収益化を目指すブログ
では、信頼性の土台として整えておくべき要素です。
ASP・広告主との関係
アフィリエイトASPや広告主は、近年とくに「コンプライアンス」を重視しています。
- ASPの登録審査で、プライバシーポリシー・免責事項の有無をチェックしている
- 金融系・医療系など、一部ジャンルでは「規定に沿った表現」「免責の明示」が条件になっている
といったケースも増えています。
また、将来的に
- 直接広告(タイアップ記事や純広告)の依頼を受けたい
- 企業案件・レビュー案件を増やしたい
と考えているなら、早い段階から「最低限の法令順守・情報管理」を形にしておくことが、あとで効いてきます。
まとめると、
- 法律・サービス規約への配慮
- 読者の安心感
- トラブル回避
- SEO・外部提携での信頼性アップ
これらを一つでカバーできるのが、プライバシーポリシーと免責事項の整備です。
「あとで時間があるときに」ではなく、ブログ立ち上げ初期に必ず用意しておきたい必須要素と考えておきましょう。
プライバシーポリシーで押さえるべき基本構成
プライバシーポリシーは、なんとなくテンプレをコピペするのではなく、「最低限このブロックは入れておく」という型を押さえておくと作成しやすくなります。
ここでは、WordPressブログ向けに押さえておきたい基本構成を、1項目ずつ解説します。
基本方針と適用範囲
最初に置くのが、「このサイトは個人情報をどう扱うつもりなのか」という宣言部分です。
- このサイトが、個人情報の保護に配慮して運営されていること
- プライバシーポリシーが、どの範囲に適用されるのか
を簡潔に書きます。
例として含めたい内容は次のようなものです。
- 当サイトの名称(ブログ名)
- サイト運営者(個人名・屋号など、公開できる範囲で)
- プライバシーポリシーが、サイト内のすべてのコンテンツやサービスに適用されること
「当サイトでは、利用者の個人情報を適切に取り扱うことを重要な責務と考えています」
といった一文を添えると、方針が読者に伝わりやすくなります。
個人情報の定義・取得方法
次に、何を「個人情報」とみなし、どうやって取得しているのかを明確にします。
個人情報の定義
法律上はもっと細かい定義がありますが、ブログのポリシーとしては、例えば以下のように説明します。
- 氏名、メールアドレス、住所、電話番号など、特定の個人を識別できる情報
- IPアドレス、Cookie情報、閲覧履歴など、他の情報と組み合わせると個人を識別しうる情報
このように、読者が「どんな情報が対象なのか」をイメージできる書き方を意識します。
取得方法
「どのような場面で情報が集まるのか」を具体的に列挙します。
- お問い合わせフォームから送信された内容(名前・メールアドレス・メッセージなど)
- 記事へのコメント投稿時に入力された情報
- アクセス解析ツールによって自動的に収集されるアクセスログやCookie情報
- 広告配信サービス経由で取得される行動履歴情報 など
この部分は、自分のブログで使っているプラグインやサービスを洗い出して書くことが大切です。
個人情報の利用目的
個人情報を集めるだけ集めて、「何に使うのか」が書かれていないプライバシーポリシーは不十分です。
一般的なブログであれば、主な利用目的は次のようになります。
- お問い合わせへの返信
- コメントへの回答やスパム対策
- サイトの改善・コンテンツの質向上のためのアクセス解析
- 不正アクセス・不正利用の防止
- 必要に応じた重要なお知らせ(規約変更・サービス停止など)の通知
表にするとイメージしやすくなります。
| 利用シーン | 主な利用目的の例 |
|---|---|
| お問い合わせフォーム | 回答・連絡のため |
| コメント投稿 | コメント公開・スパム防止のため |
| アクセス解析 | サイト改善・閲覧傾向の分析のため |
| 広告配信 | 関心に応じた広告表示のため |
ここでは、「目的外利用は行わない」ことを明言しておくと、読者の安心感が高まります。
個人情報の管理体制と安全対策
次は、集めた情報をどう守るかについて触れます。
- 不正アクセスや情報漏えいを防ぐための対策を取っていること
- アクセスできるアカウントを必要最小限に限定していること
- セキュリティプラグインやSSL(https)などの技術的対策を講じていること
などを、専門用語を並べすぎないように、分かりやすく書きます。
例えば、
- ブログへのログインパスワードを強固に設定している
- 不要なユーザーアカウントは発行しない
- ソフトウェアやプラグインは最新バージョンに保つよう努めている
といった具体例を1〜2行添えると、単なるテンプレではない「運営者の意思」が伝わります。
個人情報の第三者提供に関する取り扱い
読者が最も気にしやすいポイントのひとつが、「勝手に第三者に渡されないか?」という点です。
ここでは、
- 原則として、本人の同意なく第三者に提供しないこと
- ただし、法令に基づく開示要請がある場合など、例外的に提供する可能性があること
を明示します。
例外としてよく挙げられるケース:
- 法令に基づき、警察や裁判所などから開示を求められた場合
- 人の生命・身体・財産を守るために必要で、本人の同意を得ることが難しい場合
ポイントは、「基本的には渡さないが、法律上やむを得ない場合はありうる」というスタンスを、過不足なく書くことです。
開示・訂正・利用停止等の手続き
個人情報保護法では、本人からの開示・訂正・利用停止などの請求に応じる仕組みを用意することが求められます。
ブログレベルの場合でも、
- 自分の情報について、確認・訂正・削除を求めたい
- コメントや問い合わせ内容を消してほしい
といった要望が来る可能性があります。
プライバシーポリシーには、例えば次のような流れを示します。
- 利用者本人からの請求があった場合、本人確認のうえ、合理的な範囲で対応する
- 対応方法(メール・問い合わせフォーム経由など)
- 対応が難しい場合の例(法令上一定期間の保存が必要な場合など)
あまり細かい手続きフローを書く必要はありませんが、「依頼があれば検討し、可能な限り対応する」旨を明示しておくと丁寧です。
問い合わせ窓口(連絡先)の明示
プライバシーポリシーを整えても、連絡先が分からないと意味がありません。
- 個人情報の取り扱いに関する質問
- 開示・訂正・削除の依頼
- 免責事項や著作権に関する問い合わせ
などを受け付ける窓口を、シンプルに記載します。
具体的には、
- お問い合わせフォームへのリンク
- 専用メールアドレス(スパム対策をした表記でも可)
のどちらか、または両方を案内します。
例:
「個人情報の取り扱いに関するお問い合わせは、当サイトのお問い合わせフォームよりご連絡ください。」
といった一文を入れておくと親切です。
プライバシーポリシーの改定と告知方法
最後に、プライバシーポリシーを将来的に更新する可能性があることを明記します。
- ツールの追加・変更(新しいアクセス解析や広告サービスの導入など)
- 法令改正
- サイト運営方針の見直し
などに応じて、内容を修正することがあります。
一般的には、次のような内容を書きます。
- プライバシーポリシーの内容は、必要に応じて改定すること
- 変更後のプライバシーポリシーは、このページに掲載した時点から効力を持つこと
- 重要な変更がある場合は、サイト上のお知らせなどで周知することがあること
「一度作って終わりではなく、状況に応じて見直す前提である」ことを示しておくと、運営者としての信頼性が上がります。
これらの項目をひと通り押さえておくと、
- 法律面の最低限の配慮
- 読者に対する説明責任
- 後々のトラブル予防
をバランスよく満たした、「実用的なプライバシーポリシーの骨組み」が出来上がります。
あとは、あなたのブログの実情(使っているツール・扱う情報の種類など)に合わせて、具体的な文言を肉付けしていくイメージです。
Cookie・アクセス解析・広告配信に関する記載内容
Cookieやアクセス解析、広告配信は、ほとんどのWordPressブログで「気づかないうちに」使っている領域です。
ここを曖昧にすると、読者からの不信感や、ツールの利用規約違反につながることもあります。
この章では、プライバシーポリシーに必ず入れておきたい「Cookie・アクセス解析・広告配信」に関する書き方のポイントを整理します。
※以下は一般的な解説であり、厳密な法的アドバイスではありません。最終的な判断が必要な場合は専門家への相談も検討してください。
Cookie(クッキー)とトラッキング技術の利用について
まずは、Cookieとは何か・何のために使っているのかを、初心者にも伝わるように書くことが大切です。
プライバシーポリシーに盛り込みたい内容は、おおよそ次の3点です。
- Cookieの概要
- ブラウザに一時的に保存される情報であること
- ユーザーごとの設定や閲覧状況を記録する仕組みであること
- 何の目的で利用しているか
- アクセス解析によるサイト改善
- 広告表示の最適化(後述の行動ターゲティング広告を含む)
- ログイン状態の維持(会員制サイトなどの場合)
- ユーザー側での管理方法
- ブラウザ設定でCookieを無効化・削除できること
- Cookieを拒否すると、一部機能が正しく動作しない可能性があること
例としては、次のような情報を盛り込むイメージです(文章は必ずご自身でアレンジしてください)。
- 当サイトでは、サービスの向上や広告配信の最適化のためにCookieを利用しています
- 利用者はブラウザ設定によりCookieの受け入れを拒否したり、削除したりできます
ポイントは、「何となく難しい専門用語」ではなく、「読者が自分の行動をイメージできる説明」にすることです。
アクセス解析ツールの利用に関する記載
アクセス解析は、ほとんどのWordPressブログで導入されている機能です。
プライバシーポリシーでは、
- どのツールを使っているか
- どのような情報が収集されるか
- 何の目的で使っているか
- ユーザーが拒否したい場合はどうすればよいか
を明示します。
Google アナリティクス等の解析サービス
代表的なのが Google アナリティクス です。
他にも、ヒートマップツールや外部の解析サービスを使っている場合は、サービス名を挙げて説明しておくと親切です。
収集される情報の内容
アクセス解析ツールは、通常次のような情報を自動的に収集します。
- どのページを閲覧したか
- 閲覧日時・滞在時間
- 使用している端末・ブラウザの種類
- リファラー(どのサイトから来たか など)
- IPアドレスやCookie ID など、端末を識別する情報
ここで重要なのは、「名前や住所などを直接入力しない限り、アクセス解析だけで個人を特定するものではない」ことと、
「統計情報としてサイト改善に活用している」ことをきちんと説明することです。
例)
- 当サイトでは、アクセス状況を把握するためにGoogle アナリティクスを利用しています
- これに伴い、IPアドレスやCookie情報などがGoogle社に送信されることがありますが、個人を特定する目的では利用していません
利用目的とオプトアウトについて
次に、「何のために使っているか」と「利用を拒否する方法」を書きます。
利用目的の例:
- コンテンツの改善や利便性向上のための分析
- 人気のあるページ・検索経路の把握
- エラーや不具合の検知
オプトアウト(利用拒否)については、
- ブラウザのCookie設定で無効化できること
- 一部ツールには専用のオプトアウト機能が用意されていること
などを案内します(具体的なURLは、ツールの公式ヘルプに準拠してください)。
「収集して終わり」ではなく、「こういう目的で使っていて、嫌ならこう対処できます」とセットで伝えるのがポイントです。

広告配信サービスの利用に関する記載
ブログを収益化する場合、広告配信サービスの説明は欠かせません。
特に、Google アドセンスなどのコンテンツ連動型広告を使うときは、プライバシーポリシーへの記載が必須レベルだと考えておきましょう。
Google アドセンス等のコンテンツ連動型広告
コンテンツ連動型広告とは、記事内容やユーザーの興味に応じて広告が切り替わるタイプの広告です。
ポリシーに書きたい内容は、主に次の通りです。
- 利用している広告配信サービスの名称(例:Google アドセンス)
- 広告配信事業者が、Cookie等を利用してユーザーの閲覧履歴を参照することがある点
- そのデータは、ユーザーの興味に合わせた広告表示のために利用されること
例)
- 当サイトでは第三者配信の広告サービスを利用しており、ユーザーの興味に応じた広告を表示するためにCookieなどを使用することがあります
ここでも、「誰が」「どのような方法で」「何の目的で」情報を使っているのかを簡潔に説明することが大事です。

行動ターゲティング広告とCookieの関係
行動ターゲティング広告は、ユーザーの行動履歴にもとづいて広告を出し分ける仕組みです。
プライバシーポリシーでは、難しい技術説明ではなく、「ユーザーから見た実感ベース」で書くと理解してもらいやすくなります。
盛り込むポイントは、例えば以下のとおりです。
- 過去に閲覧したページや検索履歴などをもとに、関連性の高い広告が表示されることがある
- そのために、Cookieや広告IDなどが利用されること
- ユーザーはブラウザ設定や広告設定ページから、行動ターゲティング広告を無効化できる場合があること
簡単にまとめると、
- 広告表示の裏側でCookieが使われている
- それはユーザーの利便性向上のためだが、不快な場合には自分でコントロールできる
という2点を、過度に専門的になりすぎずに伝えることが大切です。
まとめ:技術用語よりも「読者目線」で書く
Cookie・アクセス解析・広告配信まわりの記載は、どうしても専門用語が多くなりがちです。
しかし、プライバシーポリシーでいちばん重要なのは、「読者が読んで理解できること」です。
- 難しい言葉をそのままコピペしない
- 自分のサイトで本当に使っているツールだけを書く
- 「何が、どう使われていて、嫌ならどうすればいいか」を筋道立てて説明する
この3つを意識すれば、テンプレ感の少ない、信頼性のあるプライバシーポリシーに近づけます。
アフィリエイトプログラムに関する記載
ブログで収益化をしているなら、「このブログはどのように報酬を得ているのか」を明示することが大切です。
特に物販系アフィリエイトやASP経由の広告は、プライバシーポリシーとは別に「アフィリエイトに関する項目」を用意しておくと安心です。
書くべきポイントはおおまかに以下の3つです。
- どの種類のアフィリエイトを利用しているか(物販系・ASP系など)
- 報酬が発生する仕組み(リンク経由の購入・申込など)
- Cookie等の利用があること(※詳細はCookie・広告の章と整合させる)
物販系アフィリエイトの明示
Amazonアソシエイトなどの公式表記を含めた説明
Amazonアソシエイト(Amazonの公式アフィリエイトプログラム)を利用している場合は、専用の注意書きが必要です。
Amazon側は、参加者に対して「スポンサー付きリンクを使っていること」をわかるように表示することを求めています。
プライバシーポリシーや「当サイトについて」の中の一項目として、例えば次のような内容を盛り込みます(※実際に記載する際は、必ずAmazon公式のガイドラインを確認し、文言を調整してください)。
- 当サイトは、Amazonが運営するアフィリエイトプログラムに参加していること
- 記事中のリンクから商品を購入した場合、サイト運営者に紹介料が支払われることがあること
- それによって、利用者の負担額が変わるわけではないこと
ポイントは、
- 「Amazonと何らかの提携があり、リンク経由の購入で報酬を得ることがある」
- 「とはいえ、商品価格が高くなったり、特別な追加費用が発生したりするわけではない」
という2点を、読者に誤解のないように伝えることです。

楽天アフィリエイト等、モール型サービスの紹介
楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、モール型ECサイトのアフィリエイトも同じ考え方です。
- 楽天アフィリエイト(楽天のポイントや報酬が発生する仕組み)
- Yahoo!ショッピング関連のアフィリエイトプログラム
- その他のモール型サービス
などを利用している場合は、
- どのモールのアフィリエイトを利用しているか
- リンク先での購入・申込により、当サイト運営者に報酬が入ることがあること
を、まとめて説明しておきます。
物販系の場合、「商品をおすすめしている理由が、純粋なレビューなのか、アフィリエイト報酬も含めた判断なのか」が読者には見えにくいため、あえて一歩踏み込んで、
- 実際に使っている商品かどうか
- 広告であることを前提にしつつ、できるだけ中立な情報提供を心がけていること
などを補足しても良いでしょう。

ASP経由の広告(A8.net・バリューコマース等)に関する記載
物販系以外に、ASP(Affiliate Service Provider)経由で広告主の商品・サービスを紹介しているケースも多いはずです。
代表例:A8.net、バリューコマース、もしもアフィリエイト、afb など。
ここでは、
- 「ASPって何か?」をざっくり説明
- まとめて書くパターン
- ASP名を列挙して書くパターン
の2つの書き方を押さえておくと便利です。

ASP全般をまとめて説明する場合の書き方
サイト規模が小さいうちは、「ASP全般をひとまとめに説明する」書き方でも十分です。
盛り込みたい要素は次のとおりです。
- 当サイトは、複数のアフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)を通じて、商品・サービスを紹介していること
- 記事内のリンクを経由して申込・購入などが行われた場合、運営者に報酬が入ることがあること
- 掲載内容・紹介順位などは、必ずしも報酬額だけで決めているわけではなく、できる限り読者の利益を優先している旨
例えば、ポリシー内の「アフィリエイトプログラムについて」という項目に、
- ASP経由の広告を利用していること
- その仕組みと報酬発生のタイミング
- 料金は利用者負担に影響しないこと
を数行でまとめておくと、「広告である」ことが伝わり、誤解を招きにくくなります。
特定ASP名を列挙する場合の書き方
ある程度サイトが育ってきたり、規約上「参加プログラム名の明記」が望ましいASPが増えてきたりしたら、具体的なASP名を列挙するパターンも検討しましょう。
書き方のポイントは以下です。
- 「当サイトは、以下のアフィリエイトプログラムに参加しています。」などと前置き
- 箇条書きで、A8.net、バリューコマース、もしもアフィリエイト…などを列挙
- 各ASPを通じて、第三者企業の商品・サービスを紹介していること
- 申込・購入によって当サイトが成果報酬を受け取ることがあること
ここで注意したいのは、
- 各ASPごとに「表記ルール」や「NG表現」が存在する場合がある
- 金融・投資・医療・美容系など、一部ジャンルではより厳密な記載が求められることもある
という点です。
そのため、
- まずは「ASP一覧」として簡潔に列挙
- ジャンルごとに追加の注意書きが必要な場合は、該当記事や別途ページで補足
という二段構えにしておくと、安全性と読みやすさのバランスが取りやすくなります。
まとめ:アフィリエイトの記載は「正直さ」が一番の武器
アフィリエイトに関する記載で大事なのは、「報酬が発生すること自体は隠さない」という姿勢です。
- どのプログラムを使っているのか
- どのようなときに報酬が発生するのか
- 読者の負担が増えるわけではないこと
- できるだけ中立的な情報提供を心がけていること
これらを、難しい言葉を避けてきちんと説明しておくことで、
- ASPの審査に通りやすくなる
- 読者の「ステマでは?」という不信感を減らせる
- 自分自身も、広告とコンテンツの線引きを意識しやすくなる
というメリットが生まれます。
プライバシーポリシーや免責事項の中に、「アフィリエイトに関する項目」をひとつ設けるだけでも、サイト全体の信頼感は大きく変わります。
コメント・お問い合わせフォームで扱う情報
WordPressブログでは、
- お問い合わせフォーム
- 記事のコメント欄
を通じて、読者からさまざまな情報を受け取ります。
ここで扱う情報は「個人情報」にあたることが多いため、プライバシーポリシーでどう扱うかを明示しておくことが非常に重要です。
問い合わせフォームで取得する情報と利用目的
お問い合わせフォームでは、一般的に次のような項目を入力してもらいます。
- 名前(本名またはニックネーム)
- メールアドレス
- お問い合わせ内容(自由記述)
- 場合によっては、URL・添付ファイル・電話番号など
プライバシーポリシーでは、まず
- 「どんな情報を受け取るのか」
- 「その情報を何に使うのか」
をセットで示します。
例として盛り込みたい利用目的は、次のようなイメージです。
| 取得する情報 | 主な利用目的の例 |
|---|---|
| 名前・メールアドレス | 問い合わせへの返信、本人確認 |
| お問い合わせ本文 | 質問への回答、サービス改善、新企画の参考 |
| 添付ファイル・URLなど | 内容確認や検証のため |
ここでのポイントは、
- 「問い合わせへの回答のために使う」こと
- 「それ以外の目的(無断でのメルマガ配信・第三者への販売など)には使わない」こと
を明確に書いておくことです。
たとえば、プライバシーポリシーの文中では、
- 問い合わせ対応と記録保存の範囲でのみ利用すること
- 不要になった情報は適切なタイミングで削除する方針であること
などを簡潔に触れておくと、読者も安心してフォームを利用できます。

コメント機能で保存される情報と公開範囲
WordPressのコメント欄では、読者が気軽に感想や質問を書き込めますが、裏側ではさまざまな情報が保存されています。
代表的なものは以下のとおりです。
- コメント本文(公開される)
- 名前・ニックネーム(通常は公開される)
- メールアドレス(原則として管理画面側でのみ確認可能)
- WebサイトURL(入力した場合は公開される)
- 投稿時のIPアドレス・ブラウザ情報(スパム対策のために保存されることが多い)
プライバシーポリシーには、
- どの情報が「サイト上に公開されるのか」
- どの情報は「運営者のみが確認できるのか」
を分けて説明しておくと親切です。
例えば、
- コメント本文・名前(ニックネーム)・任意で入力されたURLは、記事のコメント欄に表示されること
- メールアドレスやIPアドレスは公開されず、スパム防止や運営上の管理にのみ利用すること
- 公序良俗に反するコメントや、誹謗中傷・広告目的の投稿は、運営者の判断で削除する場合があること
などを含めておくとよいでしょう。
また、「一度投稿したコメントを削除したい」という要望が来ることもあるため、
- 削除を希望する場合の連絡方法(お問い合わせフォーム経由など)
- 本人確認の方法(コメントに使用したメールアドレスからの連絡をお願いする、など)
にも軽く触れておくと、運営側もスムーズに対応しやすくなります。

スパム対策サービス(reCAPTCHA等)利用時の注意書き
コメント欄やお問い合わせフォームには、スパムボットから大量の迷惑投稿が届くことがあります。
その対策としてよく使われるのが、次のようなサービスです。
- Google reCAPTCHA
- Akismet Anti-Spam
- そのほか各種スパムフィルタプラグイン
これらのサービスを使う場合、「第三者のサービスが、どのような情報を取得しうるのか」をプライバシーポリシーで触れておく必要があります。
具体的には、次のようなポイントを押さえます。
- 利用しているスパム対策サービスの名称
- サービスが、自動判定のためにIPアドレス・ブラウザ情報・入力内容の一部などを参照することがある点
- それらの情報は、各サービス提供会社のプライバシーポリシーに基づいて取り扱われること
たとえば reCAPTCHA を利用している場合は、
- このフォームはスパム防止のために reCAPTCHA によって保護されていること
- 利用に際しては Google のプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されること
を一文添えておく、というイメージです(実際の文言は必ず公式ドキュメントを参照して調整してください)。


まとめ:フォームとコメント欄は「小さな個人情報窓口」
コメント欄やお問い合わせフォームは、見た目はシンプルでも、「読者が自分から情報を預ける場所」です。
- どんな情報が送信されるのか
- それをどう使うのか
- どこまで公開されるのか
- どの外部サービスが裏側で動いているのか
を、プライバシーポリシーでしっかり伝えておくことで、
- 読者の安心感
- 法令・サービス規約への配慮
- 将来のトラブル予防
のすべてにプラスに働きます。
「とりあえずテンプレで…」ではなく、自分のWordPressサイトのフォーム・コメント機能の実態に合わせて、一度棚卸ししてから文章を作るのがおすすめです。
免責事項・著作権・リンクに盛り込むべき内容
プライバシーポリシーとセットで用意したいのが、
- 免責事項
- 著作権・肖像権
- リンクポリシー
といった「サイト利用のルール」です。ここが曖昧だと、クレーム・無断転載・勝手な引用などのトラブルが起きたときに、運営者の立場が弱くなります。
ここでは、WordPressブログで最低限入れておきたいポイントを整理します。
※以下は一般的な解説であり、法的な助言ではありません。個別案件は専門家への相談も検討してください。
免責事項で明確にしておくべき事項
情報の正確性・完全性に関する範囲
ブログの記事は、十分に調べて書いていても、
- 情報が古くなる
- 誤記が紛れ込む
- 読者の状況によっては当てはまらない
といったことがどうしても起こります。
そのため、免責事項では次のような点を明確にします。
- 情報の正確性・最新性・有用性を保証できないこと
- 内容には細心の注意を払っているが、誤りが含まれる可能性があること
- 掲載時点の情報であり、時間経過による制度変更・価格改定などがありうること
これにより、「記事通りにやったのに違っていた」という不満に対し、サイト側のスタンスを示せるようになります。
利用者の行動・損害への責任範囲
次に整理しておきたいのが、「読者が記事を参考に行動した結果」についての責任範囲です。
典型的には、次のようなことを明文化します。
- 記事の内容をもとに行った行動は、読者自身の判断と責任において行うものとする
- 記事を参考にして発生した損害(経済的損失・トラブルなど)について、運営者は責任を負わないこと
- 必要に応じて、専門家(税理士・弁護士・医師など)への相談を推奨すること
特に「お金・健康・法律・副業」などのテーマでは、専門家ではない個人ブロガーとしての立ち位置をきちんと示しておくことが重要です。
外部サイトへのリンク・紹介に関する責任の限定
ブログでは、しばしば以下のようなリンクを貼ります。
- 公式サイト
- 他のブロガーの記事
- 商品・サービスのLP(ランディングページ)
免責事項では、
- 外部サイトの内容・サービス提供については、当サイトが管理していないこと
- リンク先で発生したトラブルや損害について、運営者は責任を負わないこと
- リンク先の情報が変更・削除される可能性があること
を示しておきます。
まとめると、免責事項で押さえておくべき三本柱は以下の通りです。
| 項目 | 明確にしておきたいポイント |
|---|---|
| 情報の正確性・完全性 | できる限り注意しているが保証はできない |
| 行動・損害への責任範囲 | 最終判断と責任は利用者本人にある |
| 外部サイト・リンクの扱い | リンク先の内容・トラブルには責任を負わない |
著作権・肖像権に関するルール
記事・画像・動画などコンテンツの権利帰属
ブログの記事・画像・図解・動画などのコンテンツは、原則として作成者(または権利者)に著作権が帰属します。
プライバシーポリシーや免責事項とは別に、「著作権・肖像権について」の項目を用意し、例えば次のような内容を含めます。
- 当サイト上の文章・画像・動画・ロゴなどは、特に記載がない限り運営者に著作権があること
- 一部素材は、利用規約に従って使用している外部サービス(写真素材サイト等)に権利が帰属すること
これにより、「コピーして自分のブログに貼っていいのかな?」という誤解を防ぐことができます。
無断転載・引用条件・二次利用の扱い
著作権の項目では、「どこまでならOKで、どこからがNGか」も具体的に書いておくと親切です。
例として、以下のようなルールを決めておくとよいでしょう。
- 記事全文の無断転載は禁止
- 引用する場合は、引用部分が本文と区別できるようにし、必ず出典(記事タイトル・URL)を明記すること
- 画像の直リンクや、独自コンテンツの無断加工・再配布は禁止
- まとめサイト・自動転載ツール等による利用は一切禁止 など
ブログのスタイルによって、引用の許容範囲は変わります。
自分のポリシーを整理したうえで、読者にも分かりやすいルールとして文章化するのがおすすめです。
リンクポリシー(リンク・引用の取り扱い)
当サイトへのリンク条件
「このブログにリンクを張ってもいいですか?」という点についても、事前に方針を示しておくとスムーズです。
一般的には、次のような形が多いです。
- 原則として、当サイトへのリンクは自由(報告不要)
- ただし、以下のようなサイトからのリンクはお断りする場合がある
- 公序良俗に反する内容
- 違法行為・反社会的活動を助長する内容
- 当サイトを誹謗中傷することを主目的とした内容
- インラインフレームでの埋め込みや、当サイトであると誤認させる形でのリンクは避けてほしい
このようにしておくと、基本的にはウェルカム、ただし悪質なケースはNGという姿勢を示せます。
引用時の出典表記ルール
自分のブログの文章・図解を引用されることも増えていきます。
その際の基本ルールを簡潔に書いておくと、相手にとっても親切です。
例:
- 引用部分がわかるようにカギ括弧やブロック引用を使うこと
- 出典として、記事タイトルとURLを明記すること
- 記事全体の大部分を占める形での「転載」に近い利用は不可であること
このような「最低限のマナー」を明文化しておくと、常識的な運営者同士であればトラブルを起こさずに済みます。
他サイトからの埋め込みコンテンツの扱い
YouTube動画・SNSの投稿・外部サービスのウィジェットなど、他サイトのコンテンツを埋め込むケースも増えています。
この場合、
- 埋め込み元のサービスが、ユーザー情報(IPアドレス・閲覧履歴など)を取得する可能性がある
- それらの情報は、埋め込み元サービスのプライバシーポリシーに従って管理される
といった点を、プライバシーポリシー内で一言触れておくとよいです。
また、肖像権や著作権の観点では、
- 埋め込み機能を利用するのは、サービス側が公式に許可している範囲であること
- スクリーンショットや無断加工画像として再利用する場合は、別途権利者の許可が必要になることがある
といった注意も、運営者自身が理解しておく必要があります。
まとめ:目に見えない「利用ルール」を言語化しておく
免責事項・著作権・リンクに関する項目は、
読者からすると「細かい規約」のように見えるかもしれませんが、運営者にとっては自分とサイトを守るための最低限の盾です。
- 情報の扱い方
- 責任の範囲
- コンテンツの権利
- リンクや引用のマナー
これらを事前に言葉にしておくことで、
- トラブルになりそうなケースを減らせる
- 誠実に運営していることを示せる
- 将来、サイト規模が大きくなったときにも困らない土台ができる
というメリットがあります。
テンプレをそのまま貼るのではなく、自分のWordPressサイトの実態と価値観に合わせて調整することが、信頼されるブログ作りの一歩になります。
文章作成に使えるサンプル・雛形の活用方法
プライバシーポリシーや免責事項は「ゼロから法律文っぽく書かないといけない」と考えると、かなりハードルが高いです。
実際は、サンプル文やテンプレートをうまく活用しつつ、自分のサイト用にきちんとカスタマイズするのが現実的なやり方です。
ここでは、「コピペで終わらせずに、ちゃんと自分のサイト用に仕上げる」ためのポイントを整理します。
プライバシーポリシーのサンプル文の使い方
プライバシーポリシーの雛形は、主に次の用途で使うと便利です。
- 抜け漏れチェック用の「項目リスト」として使う
- 言い回しの参考として使う
やり方のイメージはこんな感じです。
- サンプル文から「項目だけ」をメモする
- 個人情報の定義
- 利用目的
- 第三者提供
- 安全管理
- 開示・訂正・削除
- お問い合わせ窓口
など
- 自分のサイトで扱っている内容に合わせて、「本当に必要な項目」だけを残す
- 文章は、そのままコピペせずに、
- サイト名
- 使っているツール(アナリティクス、アドセンスなど)
- 運営者のスタンス
を反映する形に書き換える
特に、自分のサイトで使っていないサービス名がそのまま残っていると、一気に信頼感が落ちるので注意です。
免責事項のサンプル文の使い方
免責事項は「型」が似通いやすい部分ですが、それでも微調整は必須です。
サンプルを使うときは、
- 「情報の正確性は保証できない」
- 「行動の最終判断は読者にある」
- 「外部リンク先のトラブルには責任を負えない」
といった骨組みだけを借りるイメージで使うと失敗しにくいです。
そのうえで、
- 扱っているジャンル(お金・健康・趣味など)
- 自分の立場(専門家なのか、個人の体験ブログなのか)
を踏まえて、1〜2文だけでも自分の言葉を足すと、テンプレ感が薄れます。
例:投資系なら「最終的な投資判断は必ずご自身で行ってください」と明記する、など。
著作権・リンクに関するテンプレートの活用
著作権・リンク部分は、定番の書き方が多いため、テンプレートがとても役立ちます。
- 「当サイトに掲載されている文章・画像の著作権は運営者に帰属します」
- 「引用の際は出典を明記してください」
- 「無断転載・複製を禁止します」
- 「当サイトへのリンクは原則自由ですが、以下の場合はご遠慮ください…」
といった基本文は、テンプレートをベースにしても問題ありません。
ただし、次の点は自分用にアレンジしましょう。
- 画像や図解の扱い
- 自作イラストを特に厳しめにしたいのか
- フリー素材は利用規約に従うことを一文入れるか
- リンクの許可範囲
- 企業サイトからのリンクも歓迎するのか
- フレーム内リンクや画像直リンクは禁止したいのか
自分のコンテンツやブランドをどう守りたいかを短く言語化してから、テンプレートを当てはめると自然になります。
コピペ利用時に必ず調整すべきポイント
最後に、「ここだけは絶対いじろう」というチェックポイントをまとめます。
| チェック項目 | 見直すべき内容の例 |
|---|---|
| サイト情報 | サイト名、運営者名、連絡先、URL |
| 利用ツール | 実際に使っている解析・広告・ASP・フォームサービスに合わせる |
| 取得情報 | フォーム・コメント・会員機能などで集めている情報の種類 |
| 法律・規約 | 個人情報保護法や、Google/ASPなどの最新ポリシーと矛盾がないか |
| 表現・文体 | 自サイトのトーン(ですます調・堅さ)に統一されているか |
| 公開範囲 | どこまで公開され、どこからが内部利用なのかが分かるか |
特に、
- 「○○を利用しています」と書いているのに、実際は使っていない
- 逆に、使っているのにポリシーに一切出てこない
という状態は避けてください。
ここがズレていると、法令・サービス規約の面でも、読者との信頼関係の面でもマイナスになります。
テンプレートはあくまで「たたき台」です。
雛形 → 自分のサイトの実態を反映 → 文体を整えるという流れを一度経験しておくと、
今後ツールを追加したり方針を変えたりするときも、自分でメンテナンスしやすくなります。
WordPress側の準備と前提条件
プライバシーポリシーや免責事項を整える前に、WordPress側の設定や環境を軽く棚卸ししておくと、その後の文章作成がかなりラクになります。
ここでは、
- どのテーマ・プラグインが「個人情報」「Cookie」に関わっているか
- サイトがSSL化(https)されているか、Cookieまわりはどうなっているか
- 最終的にどんな状態になればOKなのか(完成イメージ)
を、初心者向けに整理します。
使用しているテーマ・プラグインの確認
まずやるべきなのは、「自分のサイトが何で動いているか」を把握することです。
プライバシーポリシーに書くべき内容は、「入れているテーマ・プラグイン」にほぼ連動します。
チェックしたいポイントは次の通りです。
1. テーマ(外観のベース)
- 一部のテーマには、独自のお問い合わせ機能・広告表示機能・アクセス解析機能が組み込まれていることがあります。
- テーマの公式ページやマニュアルを見て、
- 広告スロット
- アクセスログ機能
- 独自フォーム
などがないか確認しておきましょう。
2. フォーム系プラグイン
例:
- Contact Form 7
- WPForms
- Flamingo(問い合わせ内容の保存プラグイン) など
これらは 「名前・メールアドレス・メッセージ」を取得する入口 です。
プライバシーポリシーの「取得する情報」「利用目的」に必ず反映する必要があります。
3. コメント・スパム対策系プラグイン
例:
- Akismet Anti-Spam
- SI CAPTCHA / reCAPTCHA 系
- コメント拡張プラグイン
これらは、IPアドレス・ユーザーエージェントなどを自動で記録したり、外部サービスに送信したりする可能性があります。
利用しているサービス名はメモしておきましょう。
4. アクセス解析・広告・アフィリエイト系
例:
- Google Site Kit
- GA用のタグ挿入プラグイン
- アドセンス用コードを管理するプラグイン
- アフィリエイトリンク管理プラグイン(Rinker、AFFINGER管理機能など)
これらは、Cookieやトラッキングと深く関係します。
「どのサービスのコードを入れているか?」をリストアップしておくと、後の章(Cookie・広告・アフィリエイトの記載)に直結します。
5. 会員制・EC系プラグイン
例:
- WooCommerce(ショップ機能)
- 会員制・オンラインサロンプラグイン
ここまで導入している場合は、
住所・電話番号・購入履歴など、より重い個人情報を扱う可能性が高いです。
プライバシーポリシーも一段階しっかり目に作る必要があります。
SSL(https)化やCookie関連の設定状況
次に、サイトの通信が安全な状態になっているかを確認します。

1. SSL(https)化されているか
- ブラウザのアドレスバーで、自分のサイトを開き、URLが
http://ではなくhttps://になっているかを確認します。
- 鍵マーク(🔒)が表示されていれば、基本的にはSSL化済みです。
SSL化されていないと、
- ログイン情報や問い合わせ内容が、暗号化されずに送られてしまう
- Chromeなどのブラウザで「保護されていない通信」と警告される
- プライバシーポリシーで「安全管理に努めています」と書きにくい
といった問題が出るため、プライバシーポリシー作成とセットでhttps化を進めるのがおすすめです。
(多くのレンタルサーバーでは、無料SSL+「Really Simple SSL」などのプラグインで対応可能です)
2. Cookie関連の基本設定
法律・地域によっては「Cookieバナー」「同意管理」が必要になる場合もありますが、
最低限、次の点だけは意識しておきましょう。
- アクセス解析や広告タグを入れているか
- ログインユーザー向けのCookie(WordPress標準機能)をどう扱うか
- 必要であれば、Cookie通知・同意管理プラグインを導入するか
Cookieの詳細な法的要件は国や状況により異なるため、自分のターゲット読者(日本中心か、EU圏も多いかなど)を意識して方針を決めるとよいです。
本記事の手順で目指す完成イメージ
最後に、「ここまでできていればひとまず安心」といえる完成イメージをまとめます。
下記のチェックリストを、ゴールの目安として使ってみてください。
| チェック項目 | 状態 |
|---|---|
| サイトのテーマ・プラグインを把握した | ☐ |
| どのツールが個人情報・Cookieに関わっているか整理した | ☐ |
| サイトがhttpsで表示される(SSL化済み) | ☐ |
| プライバシーポリシーページを作成し、ブログの実態に沿った内容になっている | ☐ |
| 免責事項・著作権・リンクポリシーを1ページにまとめるか、必要に応じて分けて設置した | ☐ |
| 利用中の広告・解析ツール(アナリティクス、アドセンス、ASPなど)を明記した | ☐ |
| コメント・お問い合わせフォームで扱う情報と利用目的を説明した | ☐ |
| フッターやヘッダーメニューから、プライバシーポリシー・免責事項ページにすぐアクセスできる | ☐ |
| 今後ツールを追加・変更したときに、プライバシーポリシーも更新する意識を持てている | ☐ |
この状態まで整っていれば、
- 読者への説明責任
- 広告・解析ツールの利用規約への配慮
- 基本的なセキュリティ対策
の土台はほぼクリアしたと考えてよいでしょう。
あとは、ブログの成長やツールの追加に合わせて、定期的に見直す「運用モード」に入るだけです。
WordPressのプライバシーポリシー雛形を利用する方法
WordPressには、最初から「プライバシーポリシー用のひな形ページ」が用意されています。
これをうまく使うと、ゼロから文章を考えなくても、抜け漏れの少ないポリシーページを作れるので、初心者ほど活用したほうが得です。
ここでは、
- どこから雛形ページにアクセスするか
- デフォルト文をどう読み解くか
- どこを削って・どこを書き足せばいいか
- 困ったときに読める公式ガイド
の流れで解説します。
管理画面からプライバシーポリシーページへアクセスする
まずは、WordPressの管理画面から雛形ページを開きましょう。
- WordPress管理画面にログイン
- 左メニューの「設定」→「プライバシー」をクリック
- 「プライバシーポリシーページ」という設定画面が開く
ここで、
- すでに「プライバシーポリシー」という固定ページが作られていれば、そのページが表示されます。
- まだない場合は、「新規ページを作成」といったボタンが表示され、それを押すとひな形入りの固定ページが自動生成されます。
ポイントは、
- 固定ページ一覧から直接編集してもよいが、
- まず「設定 → プライバシー」で 「このページをプライバシーポリシーとして使う」とWordPress側に認識させる
この一手間を先にやっておくと、テーマやプラグインが自動でこのページをリンクしてくれる場合もあります。
提案テキスト(デフォルト雛形)の読み解き方
自動生成されたプライバシーポリシーページには、WordPressが用意した「提案テキスト(サンプル文)」が入っています。
代表的な項目例:
- 当サイトが収集する個人データとその理由
- コメントに関する説明
- メディア(画像アップロード)の注意点
- Cookieに関する説明
- 他サイトからの埋め込みコンテンツ
- アナリティクス(アクセス解析)
- データの保存期間・第三者とのデータ共有 など
ここで大事なのは、
- 「このまま使える文章」ではなく「参考にして編集してください」という位置づけ
- WordPress標準機能を前提に書かれているため、自分が使っているプラグインや外部サービスまではカバーしていない
という点です。
読むときのコツは、
- 各見出しを「うちのサイトにも関係あるか?」という目で読む
- 関係ある部分は自分の言葉で少し言い換える
- 関係ない説明(使っていない機能の説明)は削る
という「仕分け作業」をイメージすることです。
不要な文言の削除と自サイト向けの追記・修正
デフォルト文は、そのままだとサイトの実態とズレている部分が必ず出てきます。
ここをきちんと手直しすることで、「コピペ感のない信頼できるポリシー」に近づきます。
1. 不要な文言の削除
例えば、
- コメント機能を使っていないのに、コメントに関する説明が入っている
- 画像アップロードを許可していないのに、メディアの説明が長々と書いてある
といった場合は、その部分を丸ごと削除して構いません。
「念のため残しておく」よりも、
- 実際に使っている機能だけを書く
- 使っていないものは書かない
ほうが、読者にとっても分かりやすくなります。
2. 自サイト向けの追記
逆に、デフォルト文には書かれていないが、あなたのブログで必ず触れるべき内容もあります。
例:
- Google アナリティクス、Search Console など解析ツールの利用
- Google アドセンス、Amazonアソシエイト、各種ASPなど広告・アフィリエイト
- Contact Form 7 等でのお問い合わせフォーム
- reCAPTCHAなどスパム対策サービス
これらは、それぞれ
- どのサービス名を使っているのか
- どんな情報を収集しうるか
- 何の目的で使っているのか
を、前の章で整理した内容に沿って書き足していくイメージです。
3. 言い回し・トーンの統一
デフォルト文は少しだけ“翻訳調”のテイストが残っていることがあります。
可能であれば、
- 自分の記事と同じ「です・ます調」に統一
- 長い一文を、短い文に分割して読みやすくする
といった軽いリライトをしておくと、サイト全体の一体感が出て、読みやすさも上がります。
WordPressプライバシーポリシーガイドの参照方法
「提案テキストの上にある説明文」や「プライバシー設定画面」には、
WordPress公式の 「プライバシーポリシーガイド」へのリンク が用意されています。
ここでは、
- 各項目がどんな意図で用意されているのか
- どの部分をサイトごとにカスタマイズすべきか
- 追加で検討した方がよい内容
などが、英語ベースで詳しく解説されています(日本語版も部分的に整備されています)。
活用のポイント:
- まずはざっと眺めて、「自分のサイトに関係しそうな部分」にだけ絞って読む
- 分からない用語があれば、メモして別途調べる
- 法律の細かい解釈ではなく、「WordPressとして想定している基本ライン」をつかむ目的で読む
と割り切ると、情報量に圧倒されずに済みます。
なお、公式ガイドはあくまで「一般的な技術ガイド」であり、
特定の国の法律への完全な適合を保証するものではありません。
収益規模が大きくなってきた、法律的にグレーなテーマを扱っている、などの場合は、
最終的には専門家(弁護士・専門コンサル等)に確認する前提で使うと安心です。
まとめると:
- WordPressの雛形は「そのまま使う」ものではなく、「抜け漏れチェック&たたき台」として利用する
- いらない部分は削る/必要な内容はしっかり追記する
- 公式ガイドは「考え方の参考書」として眺める
この3点を意識すれば、初心者でも現実的な労力で、自分のWordPressサイトに合ったプライバシーポリシーを仕上げることができます。
固定ページで新規にプライバシーポリシー・免責事項ページを作る
WordPressの「プライバシー」機能を使わずに、自分で固定ページから作る方法もよく使われます。
ここでは、初心者の方でも迷わないように、
- 固定ページの作り方
- タイトル・スラッグの決め方
- 1ページにまとめる場合の構成例
- ページを分ける場合の構成例
という流れで整理します。

新しい固定ページの作成手順
まずは、WordPressで「入れ物」となる固定ページを作ります。
- 管理画面にログイン
- 左メニューから「固定ページ」→「新規追加」をクリック
- ブロックエディター(またはクラシックエディター)が開く
- ページタイトル欄にタイトルを入力
- 本文にプライバシーポリシー・免責事項の文章を貼り付け or 作成
- 公開前に「下書き保存」して、プレビューで見え方を確認
- 問題なければ「公開」ボタンをクリック
ポイントは、
- 記事投稿とほぼ同じ手順だが、「カテゴリー」や「タグ」は通常使わない
- グローバルナビやフッターに出すことを前提に、シンプルで分かりやすい構成にしておく
ことです。
タイトル・スラッグ(例:privacy-policy)の設定
SEOや管理のしやすさを考えると、タイトルとスラッグは最初にきちんと決めておくのがおすすめです。
タイトルの決め方
日本語サイトなら、一般的には次のようなタイトルが使われます。
- 「プライバシーポリシー」
- 「プライバシーポリシー・免責事項」
- 「当サイトのプライバシーポリシー」
ブログ運営者目線では、
- プライバシーのみなら「プライバシーポリシー」
- 免責事項も同じページに載せるなら「プライバシーポリシー・免責事項」
のように、ページの中身がひと目で分かるタイトルにしておくと、読者にも親切です。
スラッグ(URL)の決め方
スラッグとは、URLの末尾部分のことです。
例:https://example.com/privacy-policy/
この privacy-policy の部分がスラッグです。
よく使われる例:
privacy-policy(プライバシーポリシーを中心にしたページ)privacyterms(利用規約寄りのページの場合)
日本語スラッグ(例:プライバシーポリシー)も使えますが、
英数字のほうが扱いやすく、リンク共有もしやすいため、基本的には英語ベースをおすすめします。
プライバシーポリシーと免責事項を1ページにまとめる場合の構成例
ブログでは、1つの固定ページにまとめてしまうパターンがもっとも一般的です。
メニューやフッターにも「プライバシーポリシー・免責事項」として1リンクで載せられるため、導線もシンプルになります。
構成例は、次のようなイメージです。
H1:プライバシーポリシー・免責事項
H2:プライバシーポリシー
H3:基本方針
H3:個人情報の取得方法
H3:個人情報の利用目的
H3:アクセス解析ツールについて
H3:広告配信について
H3:お問い合わせフォームについて
H3:個人情報の管理と第三者提供
H3:開示・訂正・利用停止の請求
H3:本ポリシーの改定について
H2:免責事項
H3:情報の正確性について
H3:損害等の責任について
H3:外部サイトへのリンクについて
H2:著作権・リンクについて
H3:著作権
H3:引用・転載条件
H3:当サイトへのリンクについて
H2:お問い合わせ窓口
ポイント:
- 読者は「とりあえずここを見ればサイトのルールが一式わかる」状態になる
- フッターのリンクは1つで済むので、見た目もスッキリする
- 後から項目を追加するときも、この1ページを更新するだけでよい
中小規模のブログであれば、この「1ページまとめ型」でまったく問題ありません。
プライバシーポリシーと免責事項を別ページに分ける場合の構成例
情報量が多くなってきたサイトや、
「法律・規約まわりをしっかり見せたいジャンル(金融・医療・法律系など)」では、ページを分けるパターンも検討の価値があります。
1. プライバシーポリシーページの構成例
H1:プライバシーポリシー
H2:基本方針
H2:適用範囲
H2:個人情報の取得と利用目的
H2:アクセス解析ツールについて
H2:広告配信サービスについて
H2:Cookie等の利用について
H2:個人情報の管理・第三者提供
H2:開示・訂正・利用停止の請求方法
H2:プライバシーポリシーの変更について
H2:お問い合わせ窓口
2. 免責事項ページの構成例
H1:免責事項
H2:情報の正確性について
H2:損害等の責任について
H2:外部リンクについて
H2:著作権・肖像権について
H2:リンク・引用に関する方針
H2:本免責事項の変更について
このように分けることで、
- プライバシーポリシー:個人情報・Cookie・ツール寄りの話
- 免責事項:サイト利用ルール・責任範囲・著作権寄りの話
と整理でき、専門性の高いサイトでも説明しやすくなります。
メニューやフッターには、例えばこんな形で並べます。
- フッターメニュー:
- プライバシーポリシー
- 免責事項
- お問い合わせ
まとめると:
- 初心者には「固定ページ1つにまとめる」方法がおすすめ
- ページ作成時は、「タイトル」「スラッグ」を早めに決めておくと管理しやすい
- 情報量やジャンルによっては、プライバシーポリシーと免責事項を分けて、より読みやすく整理するのもアリ
というイメージで、自分のWordPressサイトに合った形を選んでみてください。
プライバシーポリシーページをWordPressに「正式登録」する
プライバシーポリシーの固定ページを作っただけでは、
WordPress側から見ると「ただの1ページ」にすぎません。
「このページがサイト公式のプライバシーポリシーです」と
WordPress本体に教えておくことで、
- 一部テーマやプラグインが、自動でフッターなどにリンクを出してくれる
- 「プライバシー」機能まわりで、誤設定を防ぎやすくなる
といったメリットがあります。
「設定」→「プライバシー」でページを指定する手順
正式登録の操作は、とてもシンプルです。
- WordPress管理画面にログイン
- 左メニューから「設定」→「プライバシー」をクリック
- 「プライバシーポリシーページ」という項目が表示される
- プルダウン(または選択ボックス)から、
作成済みの「プライバシーポリシー」ページを選択 - 「変更を保存」ボタンをクリック
これで、WordPress本体に「このページが公式ポリシーだ」と認識させることができます。
もし、まだページを作っていない場合は、この画面から
- 「新規ページを作成」ボタンを押す
- 自動生成されたページに、内容を追記・修正して使う
という流れも選べます。
既存ページを選ぶ場合と新規作成する場合の違い
プライバシーポリシーページの指定には、次の2パターンがあります。
1. 既存ページを選ぶ場合
すでに自分で
- 「プライバシーポリシー」
- 「プライバシーポリシー・免責事項」
などの固定ページを作成済みなら、そのページを選ぶだけでOKです。
この場合のメリット:
- すでに整えてある文章をそのまま使える
- ページURL(スラッグ)も自分で決めたものを維持できる
注意したい点:
- 必ず「本当にそのページがプライバシーポリシー用か」を確認してから選択する
- 途中で別ページに切り替えると、外部からのリンクやブックマークが分散する可能性がある
2. 新規作成する場合
「まだ何も作っていない」「WordPressの雛形を活かしたい」という場合は、
- 「新規ページを作成」をクリック
- 自動生成されたページをベースに、本文を整える
という手順になります。
この場合のメリット:
- WordPress標準の「提案テキスト」が最初から挿入される
- プライバシー設定との紐付けが最初から済んだ状態でスタートできる
どちらを選んでも構いませんが、
- すでに自分でしっかり作ったページがある → 既存ページを指定
- まだ何もない → 新規作成して整える
という基準で考えれば十分です。
設定完了後に確認しておくポイント
ページを「正式登録」したら、次の点をチェックしておくと安心です。
1. ページURLと表示内容の確認
- 実際のURL(
https://〜/privacy-policy/など)が想定通りか - スマホ・PCの両方で、本文が崩れずに読めるか
- プライバシー・免責事項・著作権・リンク等、必要な項目がすべて含まれているか
2. メニューやフッターからアクセスできるか
正式登録しただけでは、訪問者がすぐには辿り着けないケースもあります。
- 外観 → メニュー から
- フッター用メニュー
- ヘッダーメニュー
などに「プライバシーポリシー」ページを追加しておく
- テーマによっては、「フッターメニュー」「フッター用メニュー位置」に
そのメニューを割り当てる必要があります。
読者目線では、フッターの一番下に小さくリンクがある状態が定番です。
3. プラグインやテーマ側の挙動
プライバシーポリシーページを指定すると、
- 一部のテーマが、自動でフッターに「プライバシーポリシー」リンクを表示する
- プラグインの案内文に「プライバシーポリシーはこちら」と表示される
といった動作をすることがあります。
そのため、
- テーマのフッター設定
- セキュリティ系やフォーム系プラグインの表示文言
も一度確認し、意図しないリンク先や文言が残っていないかをチェックしておくと安心です。
4. 将来の変更に備える意識
最後に、プライバシーポリシーは一度作って終わりではなく、
- ツールや広告を追加したとき
- 法律や各社ポリシーの変更があったとき
に、同じページを更新していく前提で運用します。
その意味でも、
- WordPressに正式登録した固定ページを「ポリシーの母艦」として扱う
- 変更があればそこだけを直す
という形にしておくと、管理が非常に楽になります。
メニューやフッターにリンクを設置する方法
プライバシーポリシーや免責事項のページを作っただけでは、
読者はほとんどその存在に気づいてくれません。
「どこからでもすぐ辿り着ける場所にリンクを置くこと」まで含めて、はじめて「整備完了」と考えておくと安心です。
ここでは、代表的な4つの設置場所と具体的な操作イメージをまとめます。
グローバルナビ(ヘッダー)にプライバシーポリシーを追加する
グローバルナビ(ヘッダーメニュー)は、サイト上部に並ぶメニューのことです。
通常は
- トップ
- ブログ
- プロフィール
- お問い合わせ
などを置くことが多いですが、運営方針をしっかり見せたいサイトなら、ここにプライバシーポリシーを入れるのもアリです。
手順のイメージは次のとおりです。
- 管理画面で「外観 → メニュー」を開く
- 「編集するメニューを選択」で、グローバルナビ用のメニュー(例:
ヘッダーメニュー)を選ぶ - 左側の「固定ページ」一覧から
- 「プライバシーポリシー」
- 「プライバシーポリシー・免責事項」
など、該当ページにチェックを入れて「メニューに追加」をクリック
- 右側のメニュー構造に追加された項目を、ドラッグして表示位置を調整
- 「メニュー設定」で「ヘッダー」「グローバルナビ」など、ヘッダー位置にチェックが入っていることを確認
- 「メニューを保存」を押して完了
ヘッダーに入れる場合は、
- メニューがごちゃごちゃしないように
- 「その他」「サイト情報」などの1項目にまとめ、その下に階層メニューで配置する
といった工夫をすると、見た目のバランスが保ちやすくなります。
フッターメニューにプライバシーポリシー・免責事項を載せる
多くのサイトが採用しているのが、フッターにリンクをまとめて置く形です。
読者も、「プライバシーポリシーはページ最下部にあるもの」という前提で探してくれることが多いので、迷わせにくい配置です。
よくある並び方の例:
- プライバシーポリシー
- 免責事項
- 利用規約(あれば)
- 特定商取引法に基づく表記(商品販売している場合)
- お問い合わせ
フッターメニューの作り方は、基本的にヘッダーと同じです。
- 「外観 → メニュー」を開く
- 新しくフッター専用メニューを作りたい場合は、
- 「新しいメニューを作成」から
- メニュー名に「フッターメニュー」などと入力して作成
- 左側の「固定ページ」から、
- プライバシーポリシー
- 免責事項(別ページの場合)
を選んで「メニューに追加」
- 必要なら順番を並べ替え
- 画面下部の「メニューの位置」または「表示する位置」で
- 「フッター」
- 「フッターメニュー」
など、テーマが用意しているフッター用のチェックをオン
- 「メニューを保存」で反映
テーマによっては、
- フッターが「3カラム」になっていて、指定したメニューがそのうちの一つに表示される
- フッター全体が1列で、メニュー項目が横並びになる
など表示パターンが異なるため、保存後に必ず実際のサイトで見え方をチェックしましょう。
「外観」→「メニュー」でリンクを追加・保存する手順
ヘッダー・フッターのどちらに置く場合でも、基本操作は同じです。
整理しておくと、他のページリンクを追加するときにも使い回せます。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 「外観 → メニュー」を開く |
| 2 | 既存メニューを選ぶ or 新規メニューを作成 |
| 3 | 左側の「固定ページ」「カスタムリンク」などから追加したい項目を選択 |
| 4 | 「メニューに追加」をクリック |
| 5 | 右側の「メニュー構造」で順番や階層をドラッグ&ドロップで調整 |
| 6 | 「メニュー設定」で表示位置(ヘッダー/フッター等)にチェック |
| 7 | 「メニューを保存」をクリックして反映 |
プライバシーポリシーや免責事項に限らず、
- 「お問い合わせ」ページ
- 「プロフィール」ページ
なども同じ操作で追加できます。
よくあるミスとしては、
- メニューを作ったのに「表示位置」のチェックを入れ忘れて、サイトに出てこない
- メニューは保存したが、キャッシュ系プラグインの影響で反映が少し遅れる
といったケースがあります。
反映されないときは、一度リロードや別ブラウザで確認してみましょう。
ウィジェットやサイドバーに設置するパターン
テーマによっては、
- サイドバー
- フッターウィジェット
- 記事下のエリア
など、ウィジェットで自由にリンクを配置できる場所が用意されていることがあります。
プライバシーポリシーや免責事項を、サイドバーやウィジェットエリアに置く方法は次の通りです。
- 「外観 → ウィジェット」を開く
- 「利用できるウィジェット」の中から
- 「ナビゲーションメニュー」
- 「カスタムメニュー」
- 「テキスト」
などを選ぶ
- 「サイドバー」「フッターウィジェット」など、表示させたいエリアにドラッグ&ドロップ
- 「ナビゲーションメニュー」ウィジェットなら、
- タイトル(例:サイトポリシー)
- 表示するメニュー(先ほど作ったフッターメニューなど)
を選択して保存
- 「テキスト」ウィジェットを使う場合は、
- 本文欄に通常のリンク or 簡単な説明+リンクを入力して保存
この方法は、
- サイドバーに「運営情報」ブロックを作り、その中に【プライバシーポリシー/免責事項/お問い合わせ】をまとめて表示したい
- フッターにメニューとは別で、テキスト形式のリンク一覧を表示したい
といったときに便利です。
まとめると:
- ヘッダー:しっかり見せたいサイト・法人寄りのサイトに向く
- フッター:多くのブログで採用される基本パターン(まずここを押さえればOK)
- ウィジェット/サイドバー:補足的な導線や、「運営情報」ブロックとして活用
というイメージです。
プライバシーポリシーや免責事項は、「ちゃんと作ること」と同じくらい、
「どこからでも迷わずアクセスできること」が大切です。
一度設置してしまえば、その後はほとんど手をかけずに済むので、最初にしっかり整えておきましょう。
プライバシーポリシー・免責事項ページの公開とチェック
ここまで来たら、いよいよ「公開」ですが、
一度ネットに出した文章は、そのままスクリーンショットや引用で残り続けることもあります。
最後のひと手間として、
- 公開前のチェック
- 公開後の表示テスト
- 読者から連絡が来たときの運用ルール
を確認しておきましょう。
公開前に確認したいチェックリスト
公開前は、ざっくり言うと次の3点をチェックしておけば OK です。
- 文章としてのミスがないか(誤字・リンク切れなど)
- サイトで実際に使っているツール・サービスと内容が合っているか
- 大まかな法令・ガイドラインと、明らかに矛盾していないか
それぞれ、もう少しだけ噛み砕いて見ていきます。
誤字脱字・リンク切れ
まずは普通の記事と同じレベルでのチェックです。
- 誤字脱字が多いと、それだけで信頼性が下がる
- 「プライバシーポリシー」「免責事項」などのキーワード自体を打ち間違えていないか
- 内部リンク(例:お問い合わせページ)や外部リンク(例:Google のオプトアウトページ)が正しく開くか
などを確認しておきましょう。
おすすめは、次のような流れです。
- 一度「プレビュー」で記事として読み通してみる
- PC とスマホの両方でスクロールしながら確認
- 重要そうなリンクは、実際にクリックして動作を確認
ポリシーページは更新頻度が低いぶん、リンクがいつの間にか古くなりがちです。
公開前だけでなく、あとで見直すクセをつけておくと安心です。
利用中のツール・サービスとの整合性
次に、「書いてあること」と「実際にやっていること」がズレていないかを見直します。
たとえば、
- プライバシーポリシーには「Google アナリティクスを使っています」と書いているのに、実際は入れていない
- 逆に、Facebook ピクセルやヒートマップツールを入れているのに、何も触れていない
- Amazonアソシエイトの説明をしているが、実際には利用していない
という状態は避けたいところです。
確認のコツ:
- WordPress管理画面で、
- 使用中のプラグイン一覧
- head タグ に埋め込んだ各種タグ
をざっとチェック - 「個人情報」「アクセス解析」「広告」「フォーム」に関係しそうなものだけ書き出す
- それらとポリシーの内容を見比べて、漏れや書き過ぎがないか調整する
ポリシーは“理想像”ではなく“実際の運営の説明”なので、
現場の設定ときちんと噛み合っているかを意識しましょう。
法令・ガイドラインとの大きな矛盾がないか
厳密な法律の解釈は専門家の領域ですが、
個人ブロガーでも、「明らかにおかしい書き方」を避けることはできます。
たとえば、次のような表現は要注意です。
- 「取得した個人情報は、事前の断りなく自由に第三者へ販売します」
- 「ユーザーから問い合わせがあっても、情報の開示や訂正には一切応じません」
- 「法律よりも当サイトのルールを優先します」
こういった文言は、法令・ガイドラインとのズレ以前に、読者の信頼を一気に失う可能性が高いです。
現実的には、
- 個人情報保護法などの「基本的な考え方」をざっと押さえる
- 各ツール(Google アナリティクス、アドセンス、ASPなど)の利用規約・ポリシーと矛盾しないようにする
- 不安があれば、「必要に応じて専門家に相談する」前提で大きく踏み込んだ表現は避ける
ぐらいのスタンスで十分です。
公開後に確認する表示・導線のテスト
公開ボタンを押したら、実際に読者の目線でテストしてみましょう。
確認しておきたいポイントは次の通りです。
- フッターのリンクからプライバシーポリシーに一発で飛べるか
- ヘッダーメニューやサイドバーに設置している場合、スマホでも見やすい位置にあるか
- 記事ページから最短何クリックでポリシーページに届くか
目安としては、
どのページからでも、2クリック以内でプライバシーポリシーページに辿り着ける
ぐらいを意識しておくとよいでしょう。
また、スマホ表示は特に注意が必要です。
- ハンバーガーメニューの中に隠れすぎていないか
- タップしづらい位置にリンクが詰まっていないか
- 文字サイズが小さすぎて読めない箇所がないか
をチェックし、必要であればテーマ設定やカスタマイズで微調整します。
読者からの問い合わせに備えた運用体制
プライバシーポリシーや免責事項には、たいてい
- 個人情報に関する問い合わせ窓口
- 記事内容に関する質問や訂正のお願い先
といった連絡先が記載されます。
つまり、ページを公開した時点で、「何かあったらここに連絡してください」と宣言したことになるわけです。
運用面で最低限押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- 記載しているメールアドレス・お問い合わせフォームがきちんと届くか
- テスト送信して、実際に受信できるか確認しておく
- 迷惑メールフォルダに紛れ込まないよう、フィルタ設定も見直す
- どのような問い合わせに、どの程度のスピードで対応するか
- 「1〜3営業日以内を目安に返信します」など、現実的な目安を決めておく
- 誹謗中傷や明らかに不当な要求への対応方針も、あらかじめ自分の中で整理しておく
- 個人情報に関する問い合わせが来た場合の対応イメージ
- 「削除してほしい」「訂正してほしい」といった連絡が来た場合、どの情報を、どの範囲まで対応するか
- ログやバックアップの扱いをどう考えるか(必要なら専門家に相談)
ここまで書くと少し構えてしまうかもしれませんが、
小規模ブログであれば、
- 「お問い合わせフォームからの連絡には、数日以内に目を通す」
- 「対応に迷う内容が来たら、一人で抱えずに調べる・相談する」
ぐらいの意識を持っておけば十分です。
まとめると:
- 公開前は「文章としての精度」と「サイト実態との整合性」をチェック
- 公開後は「ちゃんと辿り着けるか」「表示は読みやすいか」をテスト
- そのうえで、問い合わせが来たときの簡単な対応方針を考えておく
この3ステップを押さえておけば、
「形だけのポリシー」ではなく、「運営者として責任を持って公開しているポリシー」に一歩近づけます。
継続的な見直しと更新のポイント
プライバシーポリシーや免責事項は、一度作って終わりの書類ではありません。
むしろ「サイトの運営状況を写す鏡」のようなものなので、ツール・広告・法律・規約が変われば、その都度アップデートが必要になります。
ここでは、
- どんなタイミングで見直すべきか
- 何をチェックすればよいか
- 変えたことをどうやって読者に伝えるか
を、運営者目線で整理します。
ツール追加・広告変更時に見直すべき項目
まず、サイト側の「技術的な変化」があったときは、プライバシーポリシーを見直すタイミングだと考えてください。
代表的なきっかけは、次のようなものです。
- 新しいアクセス解析ツールを導入した
- 広告ネットワーク(アドセンス、Amazonアソシエイト、ASPなど)を追加・変更した
- お問い合わせフォームのプラグインを変えた
- 会員機能・メルマガ登録フォーム・オンライン講座など、新しい仕組みを設置した
こうした変更があったときに、見直しておきたい項目は以下の通りです。
| 見直すポイント | 具体的なチェック内容 |
|---|---|
| 利用ツールの記載 | 実際に入れている解析・広告・フォームがすべて書かれているか/使っていないツール名が残っていないか |
| 取得する情報 | 新しいフォームや機能で、追加で取得するデータ(住所・電話番号など)が増えていないか |
| 利用目的 | 新しい機能に応じて、利用目的の文言が足りているか(例:メルマガ配信・会員管理など) |
| 第三者提供 | 外部サービスへのデータ送信の有無が変わっていないか |
ポイントは、「実際にやっていることに文章を合わせる」ことです。
機能を増やすたびに少しずつ追記していけば、大幅な書き換えを避けられます。
法改正・プラットフォーム規約変更への対応
もう一つの大きなトリガーが、法律や各サービスの規約変更です。
法改正への向き合い方
個人ブロガーが、すべての法改正を逐一追いかけるのは現実的ではありません。とはいえ、
- 個人情報保護法
- 電子メール・広告表示に関するルール
など、大枠に関わる変更があったときには、
- 信頼できるまとめサイトや専門家の解説記事を一度チェックする
- 明らかに今のポリシーと合わない箇所がないか見直す
くらいのアンテナは持っておくと安心です。
「法律に完全準拠した文言」を自力で書く必要はありませんが、
「明らかにおかしい記載(第三者提供し放題と書くなど)」を避けるだけでも、リスクはかなり下げられます。
プラットフォームの規約変更
こちらは、ブログ運営者にとってより身近な話です。
- Google アナリティクスやアドセンスの利用規約
- 各ASPの表記ルール
- SNS埋め込みに関する規約
などが変わると、プライバシーポリシーに求められる説明内容も微妙に変わることがあります。
実務的には、
- メールや管理画面で「規約変更のお知らせ」が来たら、ざっと内容を読む
- 「ポリシーに記載してください」「明示してください」と書かれている箇所だけメモする
- その部分を中心に、自サイトの文言を見直す
という運用で十分です。
改定時の告知方法(ページ上の明記・お知らせ等)
プライバシーポリシーや免責事項を変更したときは、「いつ、どのような意味で変えたのか」を分かるようにしておくと良いです。
1. ページ上に「改定日」を書く
もっとも簡単でよく使われるのが、ページ下部に
- 制定日(初回作成日)
- 最終改定日
を明記する方法です。
例:
制定日:2025年1月1日
最終改定日:2025年3月10日
これだけでも、「最近の内容かどうか」を読者が判断できるようになります。
2. 改定内容を一言添える
大きめの変更をした場合は、
- 「広告ネットワーク追加に伴い、一部記載を更新しました。」
- 「法令改正に対応するため、個人情報の取り扱いに関する文言を見直しました。」
といった一文を、ページ冒頭や、改定日付近に添えておくのも良い方法です。
3. ブログ記事やお知らせで告知する
変更内容が読者にとって重要だと考えられる場合(例:メルマガ配信の有無、取得データの範囲拡大など)は、
- ブログ記事として「ポリシー変更のお知らせ」を書く
- お知らせ欄やトップページの目立つ場所からリンクする
といった形で、能動的に知らせることも検討しましょう。
定期的な自己チェックのタイミングと項目
最後に、「何かあったときだけ」ではなく、定期的に点検する習慣をつけておくと安心です。
おすすめのタイミングは、例えばこんな感じです。
- 年に1回:年末や年度末に「サイト運営の棚卸し」と一緒に
- サイトの大きなリニューアル時
- 大型キャンペーンや新サービス開始前後
その際にざっと見ておきたい項目を、簡単なチェックリストにしておくと便利です。
| チェック項目 | 確認の観点 |
|---|---|
| 使っているツールのリスト | プラグイン・広告タグ・フォームなど、ポリシーに全て反映されているか |
| 取得する情報 | 名前・メールアドレス以外に、新しく取得している情報はないか |
| 表現の古さ | すでに使っていないサービス名や古いバージョン名が残っていないか |
| リンク先 | 外部ポリシー・オプトアウトページのURLが生きているか |
| 改定日の更新 | 実際に内容を変えた日付が反映されているか |
ポイントは、「ゼロから読み直して大改造しよう」と思わないこと。
毎回、上のようなチェックだけでも回しておけば、
大きくズレたまま放置されるリスクはかなり減らせます。
プライバシーポリシーや免責事項は、「作ること」よりも
「運営と一緒に育てていくこと」の方が大切です。
- ツールや広告を変えたら、少し書き足す
- 規約や法改正のニュースを見たら、1項目だけでも見直す
- 年に一度は、チェックリストを片手に全体を眺める
このくらいの軽いメンテナンスを続けていけば、
WordPressブログの信頼性・安全性は自然と底上げされていきます。
参考になる公式ガイド・資料
プライバシーポリシーや免責事項は、「なんとなく他サイトを真似する」だけでは不安が残ります。
最低限でも、公式・公的な情報源をベースにしつつ、自分の頭で噛み砕いて内容を決めるのがおすすめです。
ここでは、WordPressブログ運営者がチェックしておきたい代表的な資料の種類を整理します。
個人情報保護法ハンドブックなど公的資料
まず軸になるのが、日本の個人情報保護に関する公的な解説資料です。
- 個人情報保護法の概要
- 「個人情報」「要配慮個人情報」といった基本概念
- 取得・利用・管理・第三者提供に関する一般的な考え方
をざっくり押さえておくと、
- 「どこまでがブログ運営者として意識すべきラインか」
- 「プライバシーポリシーで何を押さえておけばよいか」
の感覚がつかみやすくなります。
初心者向けの使い方としては、
- 最初から全部読もうとしない
- 目次を見て、「定義」「利用目的」「第三者提供」「安全管理」のような基本部分を中心に拾い読みする
- 分からない用語が出てきたら、メモして自分のポリシーのどこに反映すべきか検討する
くらいのライトなスタンスで十分です。
法律の条文を丸暗記したり、そのままコピペしたりする必要はありません。
「何を大事にして書くべきか」の方向性をつかむための地図として眺めるイメージです。
利用中ツール・サービス(Google、ASP等)の利用規約
次に重視したいのが、実際に使っているサービス側のルールです。
代表的な例:
- Google アナリティクス / Google アドセンスの利用規約・ポリシー
- Amazonアソシエイトや各種ASP(A8.net、バリューコマースなど)の表記ルール
- reCAPTCHA やスパム対策サービスの規約
- フォーム・メール配信サービスの利用規約 など
これらは、たとえば次のような点をブログ側に求めています。
- 「クッキーや識別子を使っていることを、利用者に分かるように示してください」
- 「対象サービス名やオプトアウト方法を、プライバシーポリシー等に記載してください」
- 「禁止されている用途(不正なトラッキング、虚偽の表示など)を避けてください」
つまり、プライバシーポリシーの「細かい書きぶり」は、ツールや広告ネットワークのルールで決まってくる部分が大きいのです。
実務的な読み方のコツは、
- 規約全文を最初から最後まで読む…ではなく、
- 「プライバシー」「ポリシー」「表記」「通知」といったキーワード周辺
を重点的に見ること。
- 「プライバシー」「ポリシー」「表記」「通知」といったキーワード周辺
- 「サイト運営者に求められていること」が書かれている部分に線を引き、
自分のプライバシーポリシーに反映されているかチェックすること。 - ルールが変わったというお知らせが来たら、その該当部分だけでも読み直すこと。
この3つを押さえておくだけでも、「ツールやASPの規約違反で止められる」リスクをかなり下げられます。
WordPress公式のプライバシーポリシーガイド
最後に、WordPress本体が用意しているプライバシー関連のガイドも、ぜひ一度目を通しておきたい資料です。
WordPressには、
- 管理画面「設定 → プライバシー」で表示される案内文
- プライバシーポリシーページに挿入される「提案テキスト」
- それを補足する公式ドキュメント(プライバシーポリシーガイド)
といった形で、「WordPressサイトがどのようなデータを扱いうるか」を整理した解説があります。
このガイドが役立つポイントは、次の通りです。
- 「コメント機能」「メディアアップロード」「ログイン情報」など、WordPress標準機能がどんな情報を扱うかが分かる
- プライバシーポリシーの各見出しが「何を説明するためのものか」理解しやすくなる
- 自分が追加で入れたプラグインの説明を、どこに足せばよいかのヒントになる
読み方としては、
- 難しいところは飛ばしてもよいので、一度ざっと通読して「こういう前提で提案テキストが書かれているのか」と雰囲気をつかむ
- 自分が使っている機能(コメント、登録ユーザー、メディア等)に関する部分だけ、少し丁寧に読む
- 「ここは不要」「ここは自サイト向けに追記が必要」といったメモをしながら、自分のページに反映する
というステップがおすすめです。
まとめ
- 公的資料(個人情報保護法関連)は、「何を大事にして扱うべきか」という方向性をつかむための地図。
- Google 等の規約やASPのルールは、「プライバシーポリシーの細部」を決める実務的な根拠。
- WordPress公式ガイドは、「WordPressという仕組みがどんなデータを扱うのか」を理解するための教科書。
この3種類をうまく組み合わせていけば、
テンプレのコピペではない、あなたのサイトに合ったプライバシーポリシー・免責事項を、根拠を持って作り込んでいけます。
完成イメージ
ここまで読んできて、「結局、どんなページになっていればOKなの?」というゴールを整理しておきましょう。
この章では、
- 典型的なプライバシーポリシーページの構成イメージ
- なぜブログ開設“初期”に用意しておくべきなのか
- 今後見直していくときの優先順位
を一気にまとめます。
典型的なプライバシーポリシーページの構成例
個人ブログ〜小規模メディアであれば、だいたい次のような構成になっていれば十分です。
基本方針・適用範囲
最初に、「このページは何について書いているのか」を示します。
- 当サイトが、読者のプライバシーをどう扱うかの考え方
- このポリシーが適用される範囲(例:当サイトの全ページ・サブドメインなど)
例イメージ:
- 当サイトが扱う情報を大切に扱うこと
- 本ポリシーは、○○(サイト名)のドメイン下にあるコンテンツに適用されること
難しく書く必要はなく、「このサイトのルールブックです」と伝わればOKです。
個人情報の取り扱い(取得・利用・管理・第三者提供)
ここがプライバシーポリシーの中心部分です。
- どんな情報を集めるか(名前、メールアドレス、IPアドレスなど)
- 何の目的で使うのか(問い合わせ対応、アクセス解析、広告配信など)
- どう守るか(不正アクセス防止のための基本方針)
- 第三者に渡す場合があるのか/原則渡さないのか
などを、落ち着いて整理します。
ポイントは、
- 実際にやっていないことは書かない
- やっていることは隠さず、わかりやすく書く
この2つだけです。
Cookie・アクセス解析・広告配信
Cookieやトラッキングに関する説明は、
アクセス解析ツールや広告サービスを使っているブログでは必須です。
書いておきたい内容は、おおよそ次の3点です。
- Cookieや類似の技術を使っていること
- 何のために使うのか(アクセス解析・広告表示最適化など)
- 必要に応じて、利用者側で無効化できること(ブラウザ設定やオプトアウトなど)
Google アナリティクスやアドセンスを使っている場合は、
それぞれのポリシーへのリンクや、オプトアウト方法を案内しておくと親切です。
コメント・お問い合わせフォーム
問い合わせフォームやコメント欄がある場合は、
- フォーム・コメントで入力された情報(名前、メールアドレス、IPアドレスなど)をどのような目的で利用するか
- 公開される情報/管理者だけが見る情報の違い(コメント本文は公開されるがメールアドレスは非公開など)
- スパム対策サービス(reCAPTCHA 等)を使っている場合は、その旨とサービス名
といった点を簡潔に示しておきます。
「何が公開されて、何が裏側で保存されるのか」がイメージできれば十分です。
免責事項・著作権・リンク
プライバシーだけでなく、「サイトの利用ルール」をまとめるパートです。
- 記事内容の正確性・最新性は保証できないこと
- 記事を参考に行った行動の最終責任は、利用者本人にあること
- 外部サイトの内容やトラブルについては責任を負えないこと
- 記事・画像などコンテンツの著作権がどこにあるか
- 無断転載・引用の条件、当サイトへのリンク条件
などを、整理して書いておきます。
ここをきちんと整えておくと、
「勝手に画像を使われた」「外部サイトのトラブルでクレームが来た」といったときの土台になります。
改定について・問い合わせ窓口
最後に、
- ポリシーの内容は必要に応じて見直す可能性があること
- 改定日(最終更新日)
- ポリシー/個人情報に関する問い合わせ先(メールアドレスやお問い合わせフォームURL)
を記載して締めます。
「何かあったらここに連絡を」という窓口を示すことで、
一方的な宣言ではなく、利用者とのコミュニケーションを意識したポリシーになります。
ブログ開設初期にまず作っておきたい理由の総まとめ
「記事がまだ少ないし、ポリシーは後回しでいいかな…」
と思いがちですが、開設初期こそ作っておいた方がよい理由があります。
- 広告やアクセス解析を導入するときに、ポリシーが必須条件になることが多い
- 早い段階から「どういう前提で運営しているブログか」を整理できる
- 後から書こうとすると、使っているツールが増えすぎて把握が大変になる
- 読者に「きちんとした運営者」という印象を持ってもらいやすい
特に、
- Google アドセンスの審査
- ASPの提携審査
では、「プライバシーポリシーページの有無」がチェックされることも多く、
“収益化したくなってから慌てて作る”よりも、“スタート時に最低限の版を用意しておく”ほうが圧倒的に楽です。
これから見直し・改善していく際の優先順位
最後に、「もうページは作った。これからどう改善していけばいい?」という視点で、優先順位を整理します。
- ツール・広告との整合性を合わせる
- 使っている解析ツール・広告・ASP・フォームが、すべてポリシーに反映されているか
- 使っていないサービス名が残っていないか
- わかりやすさの向上(文章のリライト)
- 法律用語だらけで意味が取りづらい部分を、かんたんな日本語に言い換える
- 見出しや箇条書きを使って、スクロールしながらでも内容が追えるようにする
- 導線の整理
- フッターやメニューから、2クリック以内で辿り着ける状態か
- スマホでもリンクが押しやすい位置にあるか
- 定期的な棚卸しと改定日更新
- 年に1回程度、「使っているサービス」と「ページの記載」を照らし合わせる
- 実際に変更したタイミングで「最終改定日」を更新する
- 必要に応じて専門家のチェックを受ける(ステージに応じて)
- 売上規模が大きくなってきた
- 法律や健康・金融など、リスクの高いテーマを扱っている
といった段階になったら、弁護士や専門家による確認も検討する
まとめとして:
- プライバシーポリシー・免責事項は、WordPressブログを「ただの日記」から一歩進め、
“小さくてもきちんとしたメディア” にするための土台です。 - 完璧を目指すより、まずはシンプルな版を作り、
運営やツールの変化に合わせて少しずつ育てていくイメージで向き合うと、無理なく続けられます。
このガイドをベースに、
あなたのブログの実態に合った「オリジナルのプライバシーポリシー・免責事項ページ」を、少しずつ整えていってください。
まとめ
WordPressブログのプライバシーポリシーと免責事項は、派手さはありませんが、
- 読者に対する情報の取り扱い方針を示すもの
- 広告・アクセス解析ツールを利用するための前提条件
- 万が一のトラブルから自分とサイトを守るための土台
という、大事な役割を担っています。
本記事では、
- プライバシーポリシー・免責事項の意味と、ブログに必要な理由
- 個人情報・Cookie・解析ツール・広告・フォームなど、押さえておくべき基本項目
- WordPress標準の雛形や固定ページを使った、実際の作成・設置手順
- 公開前後のチェックポイントと、ツール追加や法改正に応じた見直し方
といった流れで、「形だけ」ではなく「運営実態に合った」ポリシーページを作るための考え方と手順を整理しました。
最初から完璧な文章を作る必要はありません。むしろ、
- まずはシンプルでもよいので、プライバシーポリシー・免責事項のページを用意する
- 利用しているツールや広告に合わせて、少しずつ追記・修正していく
- 年に一度程度、改定日やリンク切れ、内容のズレをチェックする
というサイクルを回せるかどうかのほうが、長期的には重要です。
プライバシーポリシーと免責事項を整えることは、
「自分のブログを、読者にとって安心して読める場所にする」という意思表示でもあります。
まだ用意していない方は、この記事をきっかけに今日から1ページ目をつくってみてください。
すでに設置済みの方も、一度読み返して「いまの運営とズレていないか?」を確認するだけでも、ブログの信頼度は一段階アップします。
