SEO用語大全|初心者から実務担当者まで役立つ基礎〜最新トレンド解説
「SEOの専門用語が多すぎて、正直ついていけない……」
「なんとなく意味は分かるけれど、実務でどう役立つのかがイメージできない」
「トピカルオーソリティとかSGEとか、新しい言葉が出るたびに検索している」
「社内で“それはテクニカルSEOの話ですね”と言われても、ピンと来ない」
SEOまわりの情報を追いかけていると、このようなモヤモヤを抱えがちです。
用語ひとつひとつは調べれば分かりますが、「全体のつながり」や「どの場面で使う概念なのか」が見えにくいのが、SEOの難しいところです。
このブログ記事では、タイトルのとおり 「初心者から実務担当者まで」 を対象に、SEO用語を以下の視点で整理していきます。
- 仕組み(検索エンジンの動き方・評価ロジック)
- キーワード戦略・検索意図
- コンテンツ設計・ライティング・UX
- サイト構造・HTML・メタ情報・テクニカルSEO
- リンク構築・外部評価・ドメインパワー
- 計測指標・アクセス解析・改善
- Googleアップデート・ペナルティ・NG施策
- ツール・CMS・周辺のWebマーケティング用語
- そして、SGEやエンティティSEOなど最新トレンド
単なる「カタカナ用語の意味集」ではなく、
「実務でどう使う概念なのか」「どのカテゴリに属する用語なのか」 が一度でつかめるように構成しました。
- これからSEOを学び始めたい方
- ブログやオウンドメディアを運営している方
- すでに運用しているが、用語理解に自信が持てないWeb担当者・マーケターの方
そんな方が、用語の海で迷子にならずに、自分の施策に自信を持てるようになることをゴールにしています。
SEOの全体像と基本概念を押さえる
SEOと関連する基本用語
SEO(検索エンジン最適化)とは何か
SEO(Search Engine Optimization)は、検索エンジンからの「質の高いアクセス」を増やすために、サイトを総合的に整える取り組みです。
単に検索順位を上げるだけでなく、
- 検索意図に合ったコンテンツを用意する
- ページを見やすく・素早く表示させる
- 検索エンジンが理解しやすい構造にする
といったことを組み合わせて、ユーザーにも検索エンジンにも評価される状態を目指すのがSEOです。

SEO対策の目的と考え方
SEOのゴールは「アクセス数」そのものではなく、ビジネスや目的に合った成果(問い合わせ・資料請求・購入・会員登録など)を増やすことです。
そのためには、
- 適切なキーワードを選ぶ
- 読者の悩みを解決するコンテンツを書く
- 信頼できる情報源として評価される(E-E-A-T)
といった要素を、一貫した方針のもとで積み上げていく必要があります。
短期のテクニックではなく、「中長期の資産を育てるマーケティング施策」として捉えるのが重要です。
SEM(検索エンジンマーケティング)の位置づけ
SEM(Search Engine Marketing)は、検索エンジン経由の集客をトータルで考える概念です。
よく使われる分け方は次のとおりです。
| 施策 | 主な内容 | お金のかかり方 |
|---|---|---|
| SEO | オーガニック検索の順位向上 | 直接のクリック課金は不要(人件費・制作費は必要) |
| リスティング広告 | 検索結果の「広告枠」に表示 | クリックごとに課金 |
SEOはSEMの一部であり、「広告に頼らず、自然検索からの集客力を高める手段」として位置づけられます。

検索エンジンとSEOの関係
検索エンジン(Googleなど)は、ユーザーの「知りたい・解決したい」に対して、最もふさわしいページを素早く返すことを目的としています。
SEOは、その検索エンジンの仕組みやルールを理解し、
- 検索エンジンがページを見つけやすくする
- コンテンツの内容を正しく理解してもらう
- 他のページと比較して「より価値が高い」と判断されるように工夫する
という形で、検索エンジンの目的を手伝う活動とも言えます。
オーガニック検索(自然検索)とは
オーガニック検索とは、広告ではない通常の検索結果からの流入を指します。
特徴は以下の通りです。
- クリックしても広告費は発生しない
- 信頼されやすく、継続的な流入が見込める
- 順位を上げるには時間がかかるが、長期的な「資産」になりやすい
SEOは、このオーガニック検索での露出を増やすための取り組みです。
検索結果ページ(SERP / SERPs)の意味
SERP(Search Engine Results Page)は、ユーザーが検索したときに表示される結果の一覧ページです。
最近のSERPは、単なる「青いリンクのリスト」ではなく、
- 通常の検索結果(タイトル+説明文)
- 広告枠
- 強調スニペット(質問への直接回答)
- 画像や動画、ニュース、ナレッジパネル
など、多様な要素で構成されています。
SEOでは、「どのタイプの表示を狙うのか」「どの位置に出したいのか」を考えながら、SERP全体を設計する意識が重要になります。
検索エンジン全般(Googleなど)の役割
検索エンジンは、インターネット上の膨大なページから情報を集めて整理し、ユーザーが最短距離で答えにたどり着けるようにするインフラです。
主な役割は、
- ページを見つけて収集する(クロール)
- 内容を理解してデータベースに登録する(インデックス)
- ユーザーの検索語と照らし合わせて順位付けする(ランキング)
SEOを行う側は、この流れを理解したうえで、「正しい情報を、分かりやすい形で、適切なユーザーに届ける」ためにサイトを調整していきます。
トラフィック(アクセス数)の考え方
トラフィックとは、サイトに訪れたユーザーの数や訪問の量を指します。
ただし、量だけを追いかけると、
- 成約につながらないキーワードで無駄な流入を増やす
- 読者のニーズとずれた記事ばかりになる
といった問題が起きがちです。
SEOでは、トラフィックを
- どのキーワードから来ているのか
- どんなページが読まれているのか
- どの流入が成果(CV)につながっているのか
という質の観点で分析し、「少なくても濃いアクセス」を増やすことが大切です。
SEOスコアという指標のイメージ
「SEOスコア」は、ツールやサービスが独自に算出している「検索エンジンから見たサイトの健康度・最適化状況を点数化したもの」です。
例としては、
- ページ速度やモバイル対応状況
- メタタグや見出しの設定
- 内部リンクや構造化データの有無
などをチェックし、総合点として表示するものが多いです。
注意点として、Googleが公式に提供しているスコアではないため、
- 数字そのものを追いかけすぎない
- あくまで「改善ポイントを見つける参考指標」として使う
というスタンスで扱うと、実務に活かしやすくなります。
SEOの種類・領域の分類
内部対策(オンページSEO・内部SEO対策)の概要
内部対策は、自社サイトの中身を整えることで検索評価を高める施策です。
代表的な要素は、
- タイトル・メタディスクリプション・見出しの最適化
- コンテンツの質(情報の正確さ・網羅性・読みやすさ)
- 内部リンク構造・パンくずリスト
- URL設計・カテゴリ設計
- モバイル対応・表示速度
など。
内部対策は、自分たちでコントロールしやすく、長く効果が残りやすい領域なので、SEOの土台として優先的に取り組む価値があります。

外部対策(オフページSEO・外部SEO対策)の概要
外部対策は、自サイトの外側から評価を高める施策を指します。
たとえば、
- 他サイトから自然に貼られる被リンク
- SNSやメディアでの言及(サイテーション)
- 業界内での認知度やブランド力
などが、検索エンジンからの信頼につながります。
不自然なリンク購入やスパム的な手法はペナルティのリスクが高く、今は「役立つ情報を出した結果としてリンクが集まる状態」を作ることが外部対策の主流です。

コンテンツSEOとコンテンツマーケティング
コンテンツSEOは、検索ニーズに合わせた記事やページを作り、検索結果からの流入を増やすことに特化したアプローチです。
一方、コンテンツマーケティングは、検索だけでなく、
- SNSでのシェア
- メールマガジン
- 資料ダウンロードやホワイトペーパー
なども含めて、コンテンツ全体で見込み客を育てる考え方です。
SEO視点では、
- 検索意図を満たす構成になっているか
- YMYL領域では、専門性・信頼性が示されているか(E-E-A-T)
といった点を重視し、「読者の役に立つコンテンツ」が結果として検索にも強くなる状態を目指します。


テクニカルSEO(技術的な最適化)とは
テクニカルSEOは、サイトの技術的な部分を整え、検索エンジンが正しくクロール・インデックスできるようにする領域です。
具体的には、
- ページスピード・Core Web Vitalsの改善
- モバイルフレンドリー対応
- HTTPS(SSL化)
- サイトマップ・robots.txtの設定
- 構造化データの実装
- リダイレクト・URL正規化の整理
などが含まれます。
コンテンツの質が高くても、テクニカルな問題で評価されないケースは少なくありません。
「検索エンジンが問題なく読み取れる環境を用意する」のが、テクニカルSEOの役割です。

ローカルSEOとMEO対策
ローカルSEOは、「地域 × サービス」で検索するユーザーに向けて、地図やローカル検索で選ばれるようにする施策です。
MEO(Map Engine Optimization)は、特に地図サービス上での最適化を指します。
たとえば、
- 「渋谷 カフェ」「大阪 美容院」などの検索
- Googleマップ上での表示順位
- Googleビジネスプロフィールの内容
などが対象です。
実店舗ビジネスの場合は、通常のSEOに加えてローカルSEOをきちんと整えることで、来店につながる検索からの集客力が大きく変わります。


モバイルSEO(モバイルフレンドリー・MFI)
モバイルSEOは、スマホユーザー向けに最適化された状態を整えることです。
重要なポイントは、
- スマホ画面でも読みやすいレイアウト(モバイルフレンドリー)
- モバイルページを基準に評価する「モバイルファーストインデックス(MFI)」への対応
- タップしやすいボタン・ナビゲーション
など。
現在、多くのサイトでアクセスの半分以上がスマホから来ています。
モバイルで読みづらいサイトは、それだけでSEO上の大きなハンデになると考えてよいでしょう。

オウンドメディア運営とSEO
オウンドメディアとは、自社が所有し、継続的に情報発信を行うWebメディアを指します。
ブログやコラム、事例紹介サイトなどが典型です。
オウンドメディアとSEOは相性が良く、
- ターゲットの課題に沿った記事を蓄積できる
- 特定ジャンルでのE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を示しやすい
- 中長期的にオーガニック検索からの流入が増えやすい
というメリットがあります。
一方で、短期での成果が出にくい・継続的な運営コストがかかるという側面もあるため、ビジネス戦略と合わせて計画的に育てていくことが重要です。

SEOの方針・スタイルに関する用語
ホワイトハットSEO(正攻法のSEO)
ホワイトハットSEOは、検索エンジンのガイドラインを守りながら、ユーザーに価値を提供するやり方です。
具体的には、
- 読者の課題を解決する良質なコンテンツを作る
- 正しいマークアップ・分かりやすいサイト構造
- 自然に獲得した被リンクやメディアでの紹介
といった、ユーザー本位の施策を積み重ねるスタイルです。
E-E-A-Tの観点とも相性が良く、長期的に評価されるサイトを作りたい場合は、このホワイトハットを前提に考えるべきです。

ブラックハットSEO(ガイドライン違反の手法)
ブラックハットSEOは、検索エンジンの抜け穴を突いて、短期的に順位を上げようとする手法です。
例として、
- 大量のスパムリンク購入
- 自動生成コンテンツの乱発
- クローキング・隠しテキスト
- キーワードの不自然な詰め込み
などが挙げられます。
一時的に順位が上がることはあっても、発覚すればペナルティで大きく順位を落とす・インデックス削除されるリスクがあります。
長く事業を続ける前提であれば、ブラックハットには手を出さない方が賢明です。
グレーSEO/グレーハットSEOの位置づけ
グレーSEO(グレーハットSEO)は、明確なガイドライン違反ではないが、検索エンジンの意図とはズレたグレーゾーンの施策を指します。
- 過度に最適化されたアンカーテキスト
- 「自然」に見えるが実質広告に近いリンク獲得
- 一見有益だが、検索意図と微妙にずれたコンテンツ量産
などが、このゾーンに入りやすいです。
グレーSEOは、短期的には効果が出る場合もありますが、アルゴリズムの変化で一気に評価が変わるリスクも伴います。
E-E-A-Tやユーザー視点を重視するなら、限りなくホワイトに寄せた運用が安全です。
Googleが掲げる10の事実と検索品質の考え方
Googleは「Google が掲げる 10 の事実」という形で、自社の価値観を公開しています。
SEOの方針を考えるうえでは、特に次のようなポイントが重要です。
- ユーザーの利便性を最優先にする
- 1つのことをとことん極める(検索の質を高める)
- 遅いより速いほうがいい
- 高品質な情報を届けることに価値がある
この考え方とE-E-A-Tを重ねてみると、
「ユーザーにとって本当に役立つ情報を、正確でわかりやすい形で提供するサイトほど、長期的に評価される」
という方向性がはっきり見えてきます。
テクニックに走りすぎる前に、まずこの原則をおさえておくと、どの施策を優先すべきか判断しやすくなります。
検索エンジンの仕組み・評価ロジック
検索エンジンがどう動いているかを押さえると、「なぜこの施策が効くのか」が腹落ちします。この章では、裏側の仕組みを初心者向けに整理していきます。
クロールとインデックスの基本
クローラー(Googlebotなど)の役割
クローラーは、Webページを自動で巡回して情報を集めるロボットです。Googleの場合の代表が Googlebot です。
クローラーは、
- ページのHTMLを取得
- テキストやリンク構造、タグ情報などを解析
- その結果を、検索エンジンのデータベースに渡す
という流れで動いています。
つまり、クローラーに見つけてもらえないページは、そもそも検索結果に出るスタートラインに立てないということです。
クロール/クローリングの仕組み
クロール(クローリング)は、クローラーがリンクを辿りながらWebを巡回するプロセスです。
ざっくりいうと、
- 既に知っているURLやサイトマップからアクセス
- ページ内のリンクを読み取り、新しいURLを発見
- 発見したURLを順番にクロールしていく
というサイクルが繰り返されています。
ここで重要なのは、
- 新しいページへのリンクがどこからも張られていない
- JavaScriptでしかリンクが出てこない
- そもそもURLが外に出ていない
といった場合、クロールされにくくなる点です。
クローラビリティ(クロールされやすさ)の考え方
クローラビリティは、クローラーがサイト内をスムーズに回れるかどうかを示す考え方です。
クローラビリティを下げる代表例は、
- 内部リンクが少なく、階層も深すぎる
- 404エラーやリダイレクトの連発
- robots.txt で重要ページをブロックしている
- 「リンクっぽいボタン」だが、実はただの画像やJSイベント
など。
逆に、以下のような工夫はクローラビリティを上げます。
- 論理的なサイト構造(カテゴリ → 記事)
- パンくずリストや関連記事などの内部リンク
- HTMLのテキストリンクを基本にする
「クローラーの目線でサイトを見る」のがポイントです。
クロールバジェット(クロール予算)
クロールバジェットは、検索エンジンがそのサイトに対して割り当てているクロールの量(回数や頻度)のイメージです。
例えば、
- ページ数が多いのに品質が低いページが大量にある
- 不要なクエリ付きURLが無限に生成されている
- 同じ内容なのにURLだけ違うページが多い
といったサイトでは、クロールバジェットが無駄に消費され、本当に見てほしいページにまでクローラーが回らない可能性があります。
対策としては、
- 不要なページはnoindexにする
- パラメータ付きURLの扱いを整理する
- 重複ページを正規化する(canonicalやリダイレクト)
など、「クローラーにとってムダなページを減らす」ことが重要です。
インデックス/インデクシングとは
インデックスは、簡単に言うと「検索エンジンの辞書に登録されている状態」です。
クローリングされたページのうち、
- 中身が有益
- 技術的に問題なし
- ガイドラインにも反していない
というページだけが、検索結果候補としてインデックスされます。
よくある誤解として、
クロールされたら自動的に検索結果に出る
と思われがちですが、
「クロールされる」ことと「インデックスされる」ことは別です。
site:ドメイン名検索で、インデックス状況をざっくり確認- Search Console で、URLごとのインデックス状況を確認
この2つを使うと、インデックスの課題が見えやすくなります。
ファインダビリティ(見つけてもらいやすさ)
ファインダビリティは、ユーザーが必要な情報にどれだけたどり着きやすいかを表す考え方です。
SEOの文脈では、
- 検索エンジンからページを見つけてもらえるか(技術面)
- サイト内で、ユーザーがほしい情報を探しやすいか(UI/UX面)
という二つの意味合いがあります。
例えば、
- サイト内検索で欲しい情報が出てこない
- メニュー構成が分かりづらく、目的ページにたどり着けない
といった状態は、ファインダビリティが低いと言えます。
SEOでは、「検索エンジンに見つけてもらう」と「ユーザーに見つけてもらう」の両方を意識することが大切です。
ランキングアルゴリズムと評価要因
検索アルゴリズムの基本構造
検索アルゴリズムは、膨大なインデックスの中から、どのページを何位に表示するかを決めるルール群です。
ざっくり分解すると、
- ユーザーのクエリ(入力語)を理解する
- 合いそうなページ候補をインデックスから抽出
- 膨大な評価要因をもとにスコアリング
- スコア順に並べ替えてSERPに表示
という流れです。
評価要因は公開されていませんが、コンテンツ・リンク・技術・UXなど、複数の観点で総合的に判断されていると考えられています。
ランキング要因(ランキングファクター)の種類
代表的なランキング要因をざっくり分類すると、次のように整理できます。
| カテゴリ | 例 |
|---|---|
| コンテンツ | 検索意図との一致度、情報量、オリジナリティ、E-E-A-T |
| リンク | 被リンクの質と量、リンク元サイトの信頼性、アンカーテキスト |
| 技術・構造 | ページ速度、モバイル対応、構造化データ、内部リンク構造 |
| UX | 滞在時間、直帰率、読みやすさ、広告の量・位置など |
「これさえやれば順位が上がる」という単純な要因はなく、総合点で評価されているイメージを持つと現実的です。
ページランク(PageRank)の考え方
ページランクは、リンクを「票」のように扱い、ページ同士のつながりから重要度を評価する仕組みです。
ざっくり言うと、
- たくさんリンクされているページは重要そう
- 重要なページからのリンクは、より強い「票」になる
という考え方で、ページごとにスコアを付けていました(今も概念的には生きています)。
ここから分かるのは、
- むやみにリンクを増やせばよいわけではなく
- 信頼されているサイトからの自然なリンクが価値ある票になる
ということです。内部リンクも、この「票の流れ」を意識すると設計しやすくなります。

オーソリティ(権威性)とドメインオーソリティ(DA)
オーソリティは、特定分野における信頼性・権威性のことです。
SEOの文脈では、
- そのテーマについて多くの良質なコンテンツがある
- 他の専門的なサイトから言及・リンクされている
- 運営者や著者の専門性が明確
といった状態が、オーソリティの高さにつながります。
ドメインオーソリティ(DA)は、主にSEOツールが独自に算出しているドメインの「強さ」の指標で、Google公式の数値ではありません。
ただし、サイトの成長度合いを相対的に把握する目安としては便利なので、
- 競合と自サイトの比較
- 大きなSEO施策の前後での変化
を見る指標として使うと現実的です。
ページオーソリティ(PA)
ページオーソリティ(PA)は、個々のページ単位の「強さ」を示す指標(これもツール独自)です。
- 被リンクが集中している人気記事
- SNSでよくシェアされているコンテンツ
などは、PAが高くなりやすい傾向にあります。
実務上は、
- ドメイン全体のDA
- 収益ページや重要ページのPA
の両方を見ながら、「どのページに内部リンクを集約するか」などを考えると戦略が立てやすくなります。
RankBrain(ランクブレイン)の概要
RankBrainは、機械学習によってクエリ(検索語)の意味を理解し、より適切な結果を出すための仕組みだと理解されます。
特に、
- 初めて見るようなクエリ
- あいまいな言い回し
- 文脈が重要な検索
に対して、「過去の類似クエリと結果」を学習しながら、よりふさわしいページを選ぶ役割を担っています。
その結果、
- キーワードを完全一致させるだけのSEO
- 不自然なキーワード羅列
といった手法は通用しにくくなり、検索意図を踏まえた自然な文章づくりがより重要になっています。
BERTアルゴリズムの概要
BERTは、文脈を踏まえて単語の意味を理解する自然言語処理モデルです。
従来の「単語単位のマッチング」では難しかった、
- 前後関係による意味の違い
- 否定表現、比較表現
- 日本語の助詞によるニュアンスの違い
などをより正確に解釈できるようになりました。
これにより、
- タイトルや見出しだけでなく、本文の文脈全体
- Q&A形式や、読み手の疑問に答える構成
といった要素が、より直接的に評価される土台が整ってきています。
パーソナライズド検索(個別最適化)
パーソナライズド検索は、ユーザーごとに検索結果が少しずつ変わる仕組みです。
影響を与える要素としては、
- 検索履歴
- アクセスしたことのあるサイト
- 位置情報(ローカル検索)
- 使用デバイス(スマホかPCか)
などが挙げられます。
そのため、自分のPCで自社名を検索して「1位だから安心」と考えるのは危険です。
客観的な評価を知るには、
- Search Console の平均掲載順位
- 順位チェックツール
- シークレットモードや別環境での検索
などを組み合わせて見るようにしましょう。
検索結果画面まわりの用語
スニペット(検索結果の概要文)
スニペットは、検索結果に表示される「タイトルの下の説明文」部分です。
- 通常は、ページ内テキストやメタディスクリプションから自動生成
- 検索クエリに応じて、Google側で動的に書き換えられる場合も多い
メタディスクリプションを丁寧に書いておくと、
- クリックしたくなる要約文として機能し
- CTR(クリック率)の改善につながる
可能性があります。ただし、必ずしもそのまま使われるわけではない点は理解しておきましょう。
強調スニペット(Featured Snippet)の仕組み
強調スニペットは、検索結果の最上部に、質問への回答を抜き出して表示する枠です。いわゆる「ポジション0」と呼ばれることもあります。
選ばれやすいページの特徴としては、
- 明確な質問に対して、簡潔な回答を含んでいる
- 見出しと本文が「Q&A」構造になっている
- 箇条書き・番号リスト・表などで整理されている
などが挙げられます。
狙い方としては、
- 「◯◯とは?」の見出しの直下に、1〜3文の定義をシンプルに置く
- 手順系なら数字付きリストで整理する
といった工夫が有効です。

リッチスニペットとリッチリザルト
リッチスニペット/リッチリザルトは、構造化データを元に、検索結果に追加情報を表示する形式です。
例:
- レビュー(★評価・件数)
- レシピ(調理時間・カロリー)
- FAQ(折りたたみ形式の質問一覧)
- パンくずリスト
など。
これらは、構造化データ(Schema.org)をマークアップすることで表示される可能性が高まります。
単に見栄えが良くなるだけでなく、CTRの改善にもつながりやすい領域です。

ナレッジパネルの表示とは
ナレッジパネルは、検索結果の右側(モバイルでは上部)に表示される企業・人物・ブランドなどの情報ボックスです。
- ロゴ
- 公式サイト
- SNSアカウント
- 概要文
などがまとまって表示され、ブランドの信頼感を高める効果があります。
これは、Googleのナレッジグラフ(知識データベース)をもとに生成されるため、
- 公式サイトで企業情報・概要を明確に示す
- 構造化データで組織情報をマークアップ
- Googleビジネスプロフィールや各種プロフィールの整合性を保つ
といったエンティティSEO的な視点が重要になります。

ゼロクリック検索(クリックされない検索結果)
ゼロクリック検索とは、ユーザーが検索結果を見ただけで疑問が解決し、どのサイトもクリックしないケースを指します。
例:
- 電卓機能(計算結果)
- 天気予報
- 為替レートや簡単な定義
などは、検索結果画面だけで完結しがちです。
サイト側の戦略としては、
- ゼロクリックになりやすい「単純な定義」だけを狙いすぎない
- 強調スニペットでブランドを露出しつつ、より深い情報への誘導を設計する
- 比較・事例・ストーリーなど、「クリックしないと得られない価値」を用意する
といった工夫が求められます。
Google Discoverとその最適化
Google Discover は、ユーザーの興味・関心に合わせてスマホアプリなどに表示されるフィード型のコンテンツ枠です(特定のキーワード検索に紐づかない点が特徴)。
Discoverに表示されやすい傾向としては、
- 時事性のあるトピックやトレンド
- 見出し・サムネイルが魅力的な記事
- テーマの専門性が高く、信頼できるサイト
などがあります。
キーワードで「狙う」というよりは、
- テーマを絞った専門的なサイト運営
- 高品質なサムネイル画像と分かりやすいタイトル
- モバイルでの読みやすさ・表示速度
といった要素を整え、結果としてDiscoverに拾われる状態を目指すイメージが現実的です。
特定タイプのクエリに関する概念
QDF(Query Deserves Freshness:鮮度が重要なクエリ)
QDFは、「新しい情報が求められる検索クエリ」に対して、より新しいページを優遇する考え方です。
例:
- 最新ニュース(例:◯◯ アップデート)
- トレンドワード
- 直近の出来事やイベント
こういったクエリでは、古い記事よりも直近で更新・公開されたページが上位に来やすくなります。
実務では、
- ニュース性の高いテーマは、情報更新を頻繁に行う
- 古い記事は追記・リライトして「今」の情報にする
ことで、QDFの恩恵を受けやすくなります。
QDD(Query Deserves Diversity:多様性が必要なクエリ)
QDDは、「いろいろな意図が混ざっているクエリ」では、多様なタイプの結果を混ぜて表示しようとする考え方です。
例えば「WordPress」というクエリの検索結果には、
- 公式サイト
- 使い方の記事
- テーマの比較ページ
- トラブルシューティング
などが混在します。
この場合、
- 1位を取れなくても、「特定の意図にピンポイントで合うページ」を用意すれば
- 「この意図ならこのページ」という形で、SERPの一枠を取れる
という戦い方ができます。
幅広いクエリほど、検索意図を細かく分解して記事設計することが重要です。
指名検索(ブランド名・サイト名での検索)
指名検索は、ブランド名・サイト名・商品名などを含む検索を指します。
例:
- 「◯◯ 公式サイト」
- 「サービス名 料金」
- 「会社名 評判」
指名検索が増えるということは、
- そのブランドが認知されている
- 他の選択肢ではなく、あなたのサイトを「名指し」で探している
という状態なので、信頼や人気の強い指標になります。
SEOの観点でも、
- ブログやオウンドメディアで「名前を覚えてもらう」
- SNSや広告でブランド名に触れてもらう
- 満足度の高い体験を提供し、リピート検索を生む
といった活動によって、指名検索を増やすことは長期的なプラスになります。
以上が、「検索エンジンの仕組み・評価ロジック」のコア部分です。
この土台を理解しておくと、個々のテクニックに振り回されず、「なぜそれをやるのか」を説明できるSEO施策が組み立てやすくなります。
キーワード戦略・検索意図に関する用語
SEOで一番「結果」に直結しやすいのが、キーワードと検索意図の理解です。ここを押さえておくと、闇雲に記事を書く状態から、一つひとつ狙いを持って書ける状態に変わります。
キーワードの種類と粒度
キーワード(KW)の基本概念
キーワード(KW)は、ユーザーが検索窓に入力する言葉やフレーズを指します。
SEOでは、次の2つの視点で捉えると整理しやすくなります。
- 「ユーザーがどんな言葉を使って調べるか?」(言葉のレベル)
- 「その言葉の裏にどんな悩み・目的があるか?」(意図のレベル)
多くの初心者は「◯◯ おすすめ」のように文字列としてのキーワードばかり見がちですが、実務では必ず「誰が・何のために・どんな場面でその言葉を使うのか」まで考える必要があります。
ビッグキーワード(ビッグワード)
ビッグキーワードは、検索ボリュームが非常に大きく、意味の範囲も広いキーワードです。
例:
- 「転職」
- 「ダイエット」
- 「クレジットカード」
特徴は次のとおりです。
- 検索する人は多いが、ニーズがバラバラになりやすい
- 競合サイトが非常に強く、上位表示のハードルが高い
- 新規サイトがいきなり狙うと、ほぼ埋もれてしまう
ビッグキーワードは、サイト全体のテーマを決める「軸」にはなりますが、単発で狙うゴールではないと理解しておくと現実的です。
ミドルキーワード
ミドルキーワードは、ビッグキーワードを少し具体化した中規模のキーワードです。
例:
- 「転職 エンジニア」
- 「ダイエット 40代 女性」
- 「クレジットカード 学生」
ミドルキーワードは、
- 検索ボリューム:中くらい
- 競合:そこそこ強いが、工夫次第で戦える
- 検索意図:ビッグよりは具体的で、コンテンツも作りやすい
というバランスの良さがあり、中長期でメインに育てたいキーワード帯です。
スモールキーワード
スモールキーワードは、検索ボリュームが少ないニッチなキーワードです(明確な定義はありませんが、月間数十〜数百件程度のイメージ)。
例:
- 「転職 未経験 30代 webデザイナー」
- 「糖質制限 コンビニ 朝ごはん」
スモールキーワードのポイントは、
- 検索数は少ないが、悩みや状況がかなり具体的
- 成約率(CV率)が高くなりやすい
- 競合が弱いことも多く、新しいサイトでも上位を狙いやすい
量より質を重視するなら、スモールキーワードから着実に拾っていく戦略が有効です。
ロングテールキーワード(ロングテールワード)
ロングテールキーワードは、3語以上で構成される長めの複合キーワードを指すことが多く、実態としては「スモールキーワードの集合」です。
例:
- 「転職 30代 未経験 ポートフォリオ 作り方」
- 「ブログ 始め方 主婦 在宅」
特徴は、
- 1つ1つの検索ボリュームは少ない
- しかし、サイト全体で見ると大きなアクセス源になる
- 検索意図がはっきりしており、具体的な悩み解決コンテンツと相性が良い
ロングテールは、記事を積み重ねることで、サイト全体の売上・問い合わせを支える土台になります。
ビッグワードだけを追いかけるのではなく、ロングテールを意識した設計が、中小サイトには特に重要です。

検索クエリと検索意図
検索クエリ(Search Query)とは
検索クエリは、ユーザーが実際に入力した「生の検索語」そのものです。
ツールやレポート上では、
- 「検索キーワード」
- 「クエリ」
などと表現されますが、本質は同じです。
SEOでは、「自分が狙いたいキーワード」だけではなく、
- 実際にユーザーがどんなクエリで流入しているか
- 想定していなかったクエリで読まれているページはないか
を確認し、コンテンツの方向性を微調整する材料として活用します。
クエリ(検索語)全般の考え方
クエリは、単なる言葉の羅列ではなく、ユーザーの頭の中にある「問い」や「モヤモヤ」が現れたものです。
例えば、
- 「SEO キーワード」
→ キーワードの意味全体を知りたい - 「SEO キーワード 選び方」
→ 実際の手順や考え方が知りたい - 「SEO キーワード ツール 無料」
→ 無料ツールを比較したい
といったように、1〜2語違うだけで、求めている情報の深さや温度感が変わります。
クエリを見るときは、
- 文字列そのもの
- その裏にある質問・状況・不安
の両方をセットで想像すると、より精度の高いコンテンツ設計ができます。
検索意図(インテント)の種類
検索意図(インテント)は、ユーザーがそのクエリを入力した「目的」です。
代表的な分類は次のとおりです。
| 種類 | 目的の例 | クエリの例 |
|---|---|---|
| 情報取得型(Know) | 仕組みや方法を知りたい | 「SEOとは」「ブログ 始め方」 |
| 移動型(Go) | 特定サイトに行きたい | 「楽天 市場」「Twitter ログイン」 |
| 取引・行動型(Do) | 申し込み・購入・予約をしたい | 「転職エージェント 口コミ」「英会話 スクール 資料請求」 |
| 比較・検討型 | 選択肢を比較したい | 「クレジットカード 学生 比較」「レンタルサーバー おすすめ」 |
記事を書くときは、
「このキーワードは、どのタイプの意図が強いか?」を最初に決めておくと、内容のブレを防ぎやすくなります。

検索意図とキーワード分析の進め方
キーワードと検索意図をセットで分析する、基本的な流れは次のようになります。
- 候補キーワードを洗い出す
- ツール(キーワードプランナー、関連キーワードツールなど)
- サジェスト、関連検索、競合サイトの見出し など
- 検索結果(SERP)を実際に見る
- 上位10サイトのタイトル・見出しをざっと確認
- どういう切り口の記事が多いかを把握
- 意図を仮説として言語化する
- 「基礎知識を知りたい人向け」なのか
- 「ツール比較をしたい人向け」なのか
- 「今すぐ申し込みたい人向け」なのか
- 自分のサイトの役割を決める
- 競合と同じことはやらず、少し違う角度や深さを出せないかを考える
- 事例・専門家コメント・一次情報など、自分ならではの価値を盛り込む
- 記事構成(見出し)に落とし込む
- 検索意図を満たすために、「最初から最後まで読んだら疑問が解決する流れ」になっているか確認
このように、「キーワード → SERP → 検索意図 → 自分なりの答え」という順序で考えると、SEOライティングが一気にやりやすくなります。
キーワード調査に出てくる関連用語
関連キーワードの概念
関連キーワードは、あるキーワードと一緒に調べられやすい別のキーワードです。
例:「SEO キーワード」を軸にした場合
- 「選び方」「ツール」「初心者」「ブログ」「例」 など
関連キーワードを見ることで、
- ユーザーがどんな切り口で情報を探しているか
- 記事内で触れておくべきテーマが何か
が見えてきます。
「1つの記事で、どこまでをカバーするか」を決める材料として重宝します。

再検索キーワード(Refined Query)
再検索キーワードは、ユーザーが最初の検索で満足できず、少し言葉を変えて再度検索したキーワードを指します。
例:
1回目:SEO キーワード
→ 情報がざっくりしすぎている
2回目:SEO キーワード 選び方
→ さらに SEO キーワード 選び方 ブログ と絞り込む
この流れから分かるのは、
- 最初のクエリでは、意図が十分に満たされていなかった
- より具体的な疑問に近づいている
という点です。
記事設計の際、ユーザーが次に打ちそうな再検索キーワードを先回りして見出しに含めると、満足度の高いコンテンツになりやすくなります。

共起語(Co-occurrence Words)
共起語は、特定のテーマを扱う文章によく一緒に出てくる単語です。
例えば「SEO キーワード選定」なら、
- 「検索ボリューム」「競合」「ペルソナ」「検索意図」
などが共起語になりやすいイメージです。
共起語を意識するメリットは、
- そのテーマにふさわしい文脈になりやすい
- 抜け漏れしがちなポイントに気づける
といった点にあります。
ただし、共起語を機械的に詰め込むと不自然な文章になるので、あくまで「書き忘れ防止のチェックリスト」くらいの感覚で使うのがおすすめです。

サジェストキーワード(検索候補・サジェスト)
サジェストキーワードは、検索窓に文字を打ち込んだときに、自動的に候補として表示されるキーワードの組み合わせです。
例:SEO キ まで入力すると、
- 「SEO キーワード」
- 「SEO 基本」
- 「SEO 記事」
などが表示される、あの機能です。
サジェストから分かるのは、
- 実際によく検索されている組み合わせ
- ユーザーの関心が強いトピック
などです。
記事タイトルや見出し、シリーズ企画の方向性を決めるときに、「人が本当に打っている言葉」としての重みがあります。

検索ボリューム(月間検索数)の見方
検索ボリュームは、あるキーワードが1か月に何回くらい検索されているかの推定値です。
見るときのポイントは、
- 数値はあくまで「目安」であり、ツールによって差がある
- 一つの数字だけで判断せず、「意図」とセットで考える
- ビッグワードの高ボリュームに惑わされすぎない
という点です。
特に重要なのは、
「少ないけれど、濃いユーザーが来るキーワード」を拾えるかどうか。
商材単価が高い・リピートが期待できるビジネスほど、
「数より質」を意識したボリュームの見方が求められます。

キーワード選定の指標と優先順位
キーワードを選ぶ際の主な指標は、次のように整理できます。
| 観点 | 質問例 |
|---|---|
| 検索ボリューム | そもそもニーズが存在するか? |
| 競合状況 | 上位サイトのドメインやコンテンツはどれくらい強いか? |
| 検索意図との相性 | 自社の商品・サービスとしっかり結びつくか? |
| 収益性 | 成約につながる可能性は高いか? 単価は十分か? |
| 自社のE-E-A-T | このテーマで、自分(自社)は専門性・経験を示せるか? |
実務での優先順位としては、
- 自社の強みや実績と相性が良いか(E-E-A-Tを示せるか)
- 検索意図が明確で、コンテンツのゴールが描きやすいか
- 競合と差別化できそうか(一次情報・事例・視点)
- そのうえで、ボリュームと収益性を見る
という順で考えると、「書いたけれどビジネスに結びつかない記事」を量産しにくくなります。
この章の内容を押さえておくと、
単に「キーワードを詰め込むSEO」ではなく、ユーザーの検索行動を踏まえたキーワード戦略を立てられるようになります。
次のステップとしては、ここで学んだ用語を使いながら、実際に自分のサイト用のキーワードマップ(一覧)を作ってみると理解が一気に進みます。
コンテンツ設計・ライティング・UX関連
「何を書くか」と同じくらい、「どう構成し、どう見せるか」がSEOでは重要です。ここでは、コンテンツ戦略・ページ設計・品質・UXまわりの用語をまとめて整理します。
コンテンツ戦略の基本用語
コンテンツSEOの考え方
コンテンツSEOは、検索ニーズに合った記事やページを継続的に作り、検索経由の集客を増やすアプローチです。
ポイントは、
- キーワードから「読者の悩み」を読み解く
- その悩みを解決する情報を、体系的・網羅的・わかりやすくまとめる
- 1本の記事だけでなく、関連コンテンツを増やしてサイト全体の評価を高める
という「点」ではなく「面」での戦い方をすることです。
コンテンツマーケティングの役割
コンテンツマーケティングは、記事・動画・資料などのコンテンツを通じて、見込み顧客との関係を育てる考え方です。
SEOとの違いをざっくり分けると:
| 観点 | コンテンツSEO | コンテンツマーケティング |
|---|---|---|
| 主な入口 | 検索エンジン | 検索+SNS+メルマガなど |
| 目的 | 検索流入を増やす | 顧客との信頼関係・育成 |
| 重視点 | キーワード/SERP | 顧客のライフサイクル全体 |
SEO視点では、「検索から入ってきた人を、その後のマーケティングにつなぐ入口を作る」役割をコンテンツに持たせるイメージです。
トピッククラスター/トピッククラスターモデル
トピッククラスターは、一つの大きなテーマを「親ページ+関連ページのセット」で構成する設計手法です。
- 親ページ(ピillarページ):
テーマ全体を俯瞰した「総まとめ記事」 - 子ページ(クラスターコンテンツ):
特定のサブテーマを深堀りした記事群
この構造を作ると、
- 関連内部リンクが自然に張れる
- 特定ジャンルに強いサイトとして認識されやすい
- ユーザーも情報をたどりやすい
というメリットがあり、中長期的なSEO戦略の基本形になります。

トピカルオーソリティ(トピックの専門性)
トピカルオーソリティは、特定のテーマについてどれだけ深く・広く扱っているかという「専門サイトとしての信頼度」です。
たとえば、
- ダイエットの基礎知識
- 食事・運動・睡眠などの各論
- 年代別・性別・目的別の対策
- 著者の経験談や専門家コメント
などを継続的に蓄積していくと、そのテーマでのトピカルオーソリティが高まっていきます。
E-E-A-Tとも密接に関わる概念で、「何でも広く浅く」より「得意分野を深く」が重要です。
オリジナリティ(独自性)の重要性
オリジナリティとは、他サイトにはない視点・情報・経験がコンテンツに含まれているかです。
SEO的に価値があるオリジナリティは、例えば:
- 自分(自社)の実体験やデータ
- 取材・インタビュー・調査結果
- 失敗談・具体的な数字・手順の細部
- 業界内の裏側の事情やプロならではの視点
単なる「言い換え」や「構成の入れ替え」は、本当の意味でのオリジナリティとは言えません。
YMYLジャンルでは特に、一次情報や専門家の監修・実務経験に基づいた内容が評価されやすくなります。
コンテンツ構成・ページ要素
構成案(アウトライン)の作り方
構成案(アウトライン)は、記事を書く前に「見出しと内容の流れ」を組み立てた骨組みです。
基本の流れ:
- ターゲットと検索意図を言語化
- 読者が知りたい順番に「大見出し(H2)」を並べる
- 各見出しの下に「小見出し(H3〜)」で細分化
- 「このアウトラインを最後まで読めば悩みが解決するか?」をチェック
アウトライン作成に時間をかけると、書いてからの迷子・冗長さ・重複が大きく減ります。

見出し構造(H1〜H3など)の設計
見出し構造は、コンテンツの論理構造を検索エンジンにもユーザーにも伝えるための骨組みです。
基本ルール:
- H1:ページ全体のタイトル(原則1つ)
- H2:大きな章
- H3:H2を細分化する項目
- H4:さらに細かい補足が必要なときのみ
意識したいのは、
- 見出しだけ読んでも、記事内容の全体像がつかめるか
- キーワードを不自然にならない範囲で含められているか
- H2同士、H3同士の粒度が揃っているか
という点です。
見出しは単なる飾りではなく、「検索意図に対する回答の見出し一覧」と考えると設計しやすくなります。

リード文(導入文)の役割
リード文は、本文の前にある短い「つかみ」のパートです。役割は主に3つ。
- 読者の現状・悩みに共感する
- 記事で得られるメリットを簡潔に示す
- どんな内容が書かれているかを予告する
リード文が弱いと、
- 読者が本文に入る前に離脱してしまう
- SERPからクリックされても、「なんか違う」と思われて戻られる
といった問題が起きます。
特にYMYL領域では、「誰が何の立場から書いているのか」「どのような経験に基づいているのか」を短く触れておくと、E-E-A-T的にもプラスになります。

CTA(Call To Action:行動喚起)
CTAは、読者に次に取ってほしい具体的な行動を示す要素です。
例:
- お問い合わせフォームへのボタン
- メルマガ登録の案内
- 関連資料のダウンロード
- 別の記事への誘導
SEO的には、「読者の悩みが一通り解決されたあとに、自然な流れでCTAが提示されているか」が重要です。
押しつけがましいCTAよりも、
ここまで読んで「◯◯が気になる」と感じた方は、以下の資料に詳しくまとめています。
のように、記事内容とのつながりがあるCTAの方が成果につながりやすくなります。

LP(ランディングページ)の考え方
ランディングページ(LP)は、特定の目的(資料請求・申込・購入など)に特化したページです。
SEOにおいては、
- 1ページで完結させる「広告用LP」だけでなく
- 検索から流入する「情報+申込導線を持つLP」
も重要になっています。
意識したいポイントは、
- 誰向けのLPなのかが冒頭で明確
- ベネフィット → 信頼材料 → 詳細説明 → よくある質問 → CTA
- 不安要素(料金、リスク、運営者情報)にきちんと触れている
など。
「検索意図」と「LPのゴール」がズレていないかを常に確認しましょう。

アイキャッチ画像の役割
アイキャッチ画像は、記事の第一印象を決めるビジュアル要素です。
役割は、
- SNSや一覧ページで「目に止まるきっかけ」を作る
- 記事内容の雰囲気やテーマを直感的に伝える
- ブランドとしての世界観をそろえる
など。
SEOに直接の数値として効くわけではありませんが、クリック率・滞在時間・SNS拡散などを通じて間接的なプラスになり得ます。
安易なフリー素材の乱用ではなく、テキストや図解を組み合わせたオリジナル画像があると差別化しやすくなります。

静的ページと動的ページの違い
静的ページと動的ページは、表示される内容の変わり方の違いです。
| 種類 | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| 静的ページ | URLごとにほぼ固定の内容 | 会社概要、サービス紹介ページ |
| 動的ページ | 条件によって表示内容が変わる | 検索結果一覧、商品一覧、会員ページ |
SEO的には、
- 静的ページ:
→ コアな情報・永く使う情報を置く場所 - 動的ページ:
→ パラメータ付きURLの増えすぎに注意(重複コンテンツやクロールバジェットの浪費リスク)
という意識があると設計ミスを防ぎやすくなります。
リライト(書き直し・改善)の意味
リライトは、既存記事の内容を見直して、検索意図や最新情報に合わせてアップデートする作業です。
単なる「言い換え」ではなく、
- 情報の古さを修正する
- 抜けている質問や視点を追加する
- 競合との差別化ポイントを明確にする
- 見出し構成を整理し直す
といった「内容の再設計」まで含めるのが理想です。
定期的なリライトは、
- コンテンツの鮮度(フレッシュネス)を保つ
- Search Consoleのデータを元に改善サイクルを回す
ための、中長期SEOにおける必須の習慣と言えます。

品質評価・信頼性に関する用語
YMYL(お金・健康など慎重さが必要な領域)
YMYL(Your Money or Your Life)は、人生や生活に重大な影響を与えうるテーマを指します。
例:
- 医療・健康情報
- 投資・税金・借金・保険
- 法律・安全に関わる情報
この領域では、
- 情報の正確性
- 出典の明確さ
- 専門家の監修・プロフィール
などが強く求められます。
「個人ブログの体験談だけで判断されると危険なテーマ」ほど、YMYLの意識が必要だと考えるとイメージしやすいです。

E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)
E-E-A-Tは、
- Experience:実体験・現場経験
- Expertise:専門知識
- Authoritativeness:権威性(どれだけ信頼されているか)
- Trust:信頼性
の頭文字を取った考え方です。
実務でできることとしては、
- 著者プロフィールで「どんな経験をもつ人が書いているか」を明記
- 実際のデータ・画像・スクリーンショットなどの一次情報を使う
- 公式情報や統計データへのリンクを示す
- 会社情報・運営者情報・問い合わせ先を分かりやすく掲載
など、「顔の見える情報発信」を意識することです。
特にYMYLでは、E-E-A-Tを意識した設計かどうかで評価の差が出やすくなります。

Googleペナルティと品質ガイドラインの関係
Googleペナルティは、ガイドラインに反するサイト・ページに対する評価の大幅な引き下げです。
- 手動ペナルティ:
人間の審査によるもの(Search Consoleに通知) - アルゴリズムによる評価低下:
アップデートの結果、質の低いコンテンツがまとめて順位下落
品質ガイドライン上、特に問題視されやすいのは、
- 自動生成コンテンツの乱発
- 不自然なリンク操作
- クローキング・隠しテキスト
- 低品質コンテンツの大量量産
などです。
「ユーザーの役に立つか?」を基準にすれば、ガイドラインから大きく外れることはまずありません。
重複コンテンツ/コピーコンテンツ
重複コンテンツは、内容がほぼ同じページが複数存在している状態です。
- サイト内で似た記事が乱立
- URL違い(パラメータ付き)で同じ内容が表示
- 他サイトからの丸コピー・ほぼコピー
といったケースが該当します。
問題点:
- 検索エンジンが「どれを評価すべきか」判断しづらい
- 場合によっては品質低下として扱われる
対策としては、
- 正規化(canonical)や301リダイレクト
- 内容が近い記事の統合
- 他サイトから引用する場合は、引用範囲を絞り、自分の解釈・分析をきちんと書く
など、「1テーマ=1つの代表ページ」を意識した設計が有効です。
カニバリゼーション(キーワードの食い合い)
カニバリゼーションは、同じ/非常に近いキーワードで複数の記事が検索結果上で競合してしまう現象です。
よくある例:
- 「SEO キーワード 選び方」と「SEO キーワード 決め方」が、どちらも似た内容
- 「◯◯とは」と「◯◯ 意味」を別記事で書いているが中身がほぼ同じ
この状態では、
- ページ同士で評価が分散
- どちらも中途半端な順位にとどまる
といったことが起こります。
対策の基本は、
- Search Consoleで「似たクエリでランクインしているページ」を洗い出す
- 意図が完全に被っている場合は、1つに統合して強いページに育てる
- 意図が微妙に違う場合は、見出し構成やターゲットを明確に分ける
「記事を増やすほどSEOが強くなる」とは限らず、整理・統合も重要な仕事だと理解しておきましょう。
UX・UIに関する用語
UX(ユーザーエクスペリエンス)
UX(User Experience)は、ユーザーがサイトを使う中で感じる体験の質全体です。
例:
- 欲しい情報にすぐたどり着ける
- スマホでもストレスなく読める
- 読んだあと、「役に立った」「安心した」と感じる
といった、感情レベルの満足度を含んだ概念です。
SEOでは、直帰率・滞在時間・回遊などの行動指標を通じて、UXの良し悪しが間接的に評価に影響していると考えられています。
UI(ユーザーインターフェース)
UI(User Interface)は、ユーザーが実際に触れる画面や操作の見た目・配置を指します。
例:
- メニューの位置や文言
- ボタンの大きさ・色・ラベル
- フォームの項目数・入力のしやすさ
UIが分かりやすいほど、UXも良くなります。逆に、UIが複雑すぎると、どれだけ内容が良くても離脱されることもあります。
ユーザビリティ(使いやすさ)
ユーザビリティは、ユーザーが「迷わず・少ない手順で・目的を達成できるかどうか」です。
チェックのポイント:
- 重要な情報やボタンは「スクロールしなくても見える位置」にあるか
- 文字サイズや行間が適切か
- 広告やポップアップが邪魔になっていないか
- スマホでの操作がストレスなく行えるか
ユーザビリティが低いと、SEO以前に「読まれない・使われないサイト」になってしまいます。
ファインダビリティ(見つけやすさ)
ファインダビリティは、「欲しい情報」を見つけるまでのスムーズさにフォーカスした概念です。
- 検索エンジンから目的のページにたどり着きやすいか
- サイト内検索で欲しい情報を引き当てられるか
- カテゴリ分け・タグ付けが論理的か
などが関わります。
SEOとUXの橋渡しとなる概念で、「検索エンジンにも、人間にも、迷子にならせない設計」を意識することが重要です。
ユーザー行動(行動データ全般)
ユーザー行動は、サイト内での一連の動き(ページ遷移・スクロール・クリック・離脱など)を指す総称です。
分析時によく見る指標:
- どのページから入ってきたか(ランディングページ)
- どのページで多く離脱しているか
- どの導線からCV(問い合わせ・購入)に至っているか
これらのデータは、
- コンテンツの改善優先度を決める
- 導線やUIの問題点を見つける
- キーワード戦略の見直しに役立てる
ための材料になります。
「書いて終わり」ではなく、「公開後のユーザー行動を見て改善する」までがコンテンツSEOと考えると、サイト全体の質が一段上がります。
サイト構造・HTMLタグ・メタ情報
HTMLやURL設計は「検索エンジンへの自己紹介文」です。ここが雑だと、どれだけ良い記事を書いても正しく評価されません。1つずつ、実務で使えるレベルで整理していきます。
HTMLタグとメタ情報の基本
タイトルタグ(title)とSEOタイトル
<title>タグは、ブラウザのタブ名や検索結果の「青い文字」の部分に使われる情報です。
SEOでは、ページの内容をもっとも端的に表すテキストとして扱われます。
- 1ページに1つだけ
- 32〜だいたい全角30〜35文字を目安(スマホだとやや短めに見える)
- 重要キーワードをなるべく左寄せで含める
- クリックしたくなる「具体性」「ベネフィット」を意識する
例:SEO用語集|初心者がまず覚えるべき50ワードと実践例
「検索エンジン用のラベル」と「ユーザーがクリックを判断する材料」を兼ねている、と考えると設計しやすくなります。

メタディスクリプション(meta description)
メタディスクリプションは、検索結果でタイトルの下に表示される説明文の候補です。
Google側が文章を自動生成することも多いですが、しっかり書いておく価値はあります。
- 目安は全角60〜120文字程度
- 読者の悩み+この記事で得られること+簡単な要約 を1〜2文でまとめる
- クリックを促す一言を添える(例:具体例あり/図解付き など)
例:SEO用語が曖昧なままだと、対策も独学も伸び悩みます。本記事では、現場でよく使う50のキーワードを、初心者にも分かる言葉で整理しました。
順位を直接上げる要因ではなくても、CTRを上げることで結果的にプラスに働きやすい要素です。

メタタグ(meta要素)全般
<meta>タグは、ページの補足情報を検索エンジンやブラウザに伝えるためのタグです。
代表的なもの:
meta name="description":概要文meta name="robots":インデックス可否・リンク評価の扱いmeta charset="UTF-8":文字コードmeta name="viewport":スマホ表示のスケーリング指定
SEOで意識するのは主に「description」と「robots」。
「とりあえず入れる」ではなく、ページの目的に合わせた設定を行うことが重要です。
見出しタグ(Hタグ:H1〜H6)
見出しタグは、文章構造を示すラベルです。<h1>が最上位で、数字が大きいほど下位見出しになります。
基本ルール:
- H1:ページの主題(通常は1つ)
- H2:大きな章
- H3:H2の中の小見出し
- H4〜:必要な場合だけ使う
SEOの観点からは、
- 検索キーワードを不自然でない範囲で見出しに含める
- 見出しだけ読み歩いても内容がつかめる構成にする
ことが大事です。
見出しは、「検索意図に対する回答の目次」として設計しましょう。

alt属性(altタグ・代替テキスト)
alt属性は、画像が読み込めないときに代わりに表示されるテキストであり、画像の内容を説明するラベルです。
- 何が写っているのかを簡潔に説明する
- 装飾画像なら空欄(
alt="")にしてスクリーンリーダーの負担を減らす - 「SEO対策のためにキーワード詰め込み」はNG
例:<img src="keyword-example.png" alt="SEOキーワード選定の例を示した表">
視覚障害者向けの支援技術にも直接関わるため、アクセシビリティとSEOの両方の観点から重要な属性です。

HTMLタグと属性・値の基本
HTMLは、「タグ」「属性」「値」の組み合わせでページの構造を記述します。
<a href="https://example.com" title="サンプルサイト">こちら</a>
- タグ:
a(リンク) - 属性:
href,title - 値:
"https://...","サンプルサイト"
SEO的には、
aタグのhrefが正しく設定されているかrel属性でnofollowやcanonicalなどの振る舞いを制御しているか- 見出し・段落・リストなどのタグを意味に沿って使えているか
が評価やクロール効率に影響します。「見た目を整えるためのタグ」ではなく、「意味をマークアップするための言語」だと理解しておきましょう。
CSS(スタイルシート)の役割
CSSは、HTMLでマークアップした要素の見た目を整えるためのスタイル指定です。
- フォントサイズ
- 余白(マージン・パディング)
- 色・レイアウト・レスポンシブ対応
などを管理します。
直接的なランキング要因ではありませんが、
- スマホでの読みやすさ
- 行間・文字サイズ・配色
- 広告の配置とコンテンツのバランス
はUXに直結し、結果としてSEOにも影響し得ます。見た目が読みづらいだけで「戻る」ボタンを押されるのはもったいないので、デザイン面も軽視しないようにしましょう。

ファビコン(ブラウザタブのアイコン)
ファビコンは、ブラウザのタブやブックマークに表示される小さなアイコンです。
- サイト・ブランドを視覚的に識別しやすくする
- タブが増えたときにも、ユーザーが見つけやすい
というUX上の役割があります。
最近は検索結果(特にスマホ)にもドメイン横の小さなアイコンとして表示されることがあり、ブランド認知の一部としても重要です。

URL・ドメイン・サイト構造
パーマリンク(固定URL)の設計
パーマリンクは、ページごとに固定されるURLのことです。
良いパーマリンクの基本:
- 不要なパラメータを避け、シンプルに
- 英数字とハイフンを使い、日本語URLは必要な場合だけ
- 内容を想像しやすいスラッグにする(例:
/seo-glossary/)
公開後に頻繁に変えると、
- リンク切れ
- リダイレクトの手間
- 評価の分散
などの問題が出るため、最初にルールを決めておくことが理想です。

URL正規化(canonical・URLの正規化)
URL正規化は、実質的に同じ内容のページが複数URLで存在するとき「どのURLを代表として扱うか」を検索エンジンに伝えることです。
例:
https://example.com/pagehttps://example.com/page?utm_source=...https://www.example.com/page
これらを放置すると、重複コンテンツと見なされるリスクがあります。
正規化により、評価したいURLにシグナルを集中させることができます。
canonicalタグ(カノニカルタグ)
<link rel="canonical" href="...">は、そのページの「正規URL」を明示するタグです。
- ページの
<head>内に記述 - 自己参照(自分自身をcanonicalに指定)も推奨されるケースが多い
- パラメータ違い/並び替え違いなどの重複ページ対策に有効
ただし、canonicalは「強制」ではなく「強いヒント」です。
内容が大きく違うページを強引にcanonicalでまとめるような使い方はNGです。
サブディレクトリ構成の考え方
サブディレクトリは、example.com/blog/ のようなドメイン配下のフォルダ構造です。
特徴:
- ドメインの評価を共有しやすい
- 管理しやすく、URLも覚えやすい
- サイト全体を一体として育てたいときに向いている
ブログ・オウンドメディアなどは、基本的にサブディレクトリ運用が無難です。
「よほどの理由がない限り、最初はサブディレクトリで統一」と考えると失敗しにくくなります。

サブドメイン構成の考え方
サブドメインは、blog.example.com のようにドメインの前に名前を付ける構造です。
特徴:
- メインサイトと多少切り離した運用がしやすい
- 言語別・国別・大きく性質の異なるサービスなどで使われることが多い
- 評価は基本的に別サイト扱いになると考えた方が安全
技術・組織面の理由でサブドメインを選ぶケースもありますが、「SEO的には別サイトをもう1つ育てるイメージ」を持っておきましょう。

ドメインの基本(独自ドメインなど)
ドメインは、example.com のようなサイトの住所です。
- 独自ドメイン:自分のブランド名・サービス名を含めて取得
- 無料ドメイン:ブログサービスのサブドメインなど
長期的にSEOを育てるなら、
- 独自ドメインを早めに取得し、育て続ける
- 名前は覚えやすく、サービスとの関連が分かるものにする
ことが重要です。
ドメインの年齢や運用履歴も評価に影響するため、途中でコロコロ変えない前提で選ぶのが理想です。

中古ドメイン/オールドドメイン
中古ドメインは、過去に他者が使っていたドメインを再取得したものです。
一時期、「ドメインパワーが強い中古ドメインで楽に上位表示」という手法が流行りましたが、
- 過去のスパム利用歴があるとマイナス評価を引き継ぐ
- テーマがガラッと変わると、既存の評価が活かしづらい
- 長期的には安定しにくい
といったリスクもあります。
ブランドを育てたい事業ほど、クリーンな新規ドメインを地道に育てる方が安全です。

グローバルナビゲーション(サイト上部メニュー)
グローバルナビゲーションは、全ページ共通で表示される上部メニューです。
役割:
- ユーザーが主要カテゴリへ迷わずアクセスできるようにする
- サイトの全体構造を一目で伝える
- 重要ページへの内部リンクを安定して確保する
リンクが多すぎると混乱するので、「本当にユーザーに行ってほしい場所」を厳選して配置するのがコツです。

パンくずリスト(パンくずナビ)
パンくずリストは、ホーム > カテゴリ > 記事タイトル
のように、ページの階層を示すナビゲーションです。
メリット:
- ユーザーが「いまサイトのどこにいるか」を把握しやすい
- 上位カテゴリへの移動がしやすく、回遊性が上がる
- 構造化データを併用することで、検索結果にもパンくずが表示されやすい
特に階層の深いサイトでは、UXとSEOの両面で必須レベルの要素と考えてよいでしょう。
サイト構成(情報設計)の基本
サイト構成は、どの情報をどの階層・カテゴリに配置するかを決める設計作業です。
考え方のステップ:
- 想定ユーザーとニーズを洗い出す
- 大きなカテゴリ(H2レベル)にグルーピング
- それぞれにどんな記事・ページが必要か整理
- URL階層・パンくず・ナビゲーションと整合させる
「とりあえずブログを作ってから考える」のではなく、最低限の情報設計をしてから記事を増やすと、後々のリニューアルコストが大きく下がります。

インデックス制御・クロール制御
noindexタグ(インデックスさせない指示)
<meta name="robots" content="noindex"> は、そのページを検索結果に出さないでほしい、という指示です。
使う場面:
- テスト用ページ・キャンペーン終了済みのページ
- 重複が避けられないが、評価したくない一覧ページ
- プライバシーポリシー・ログインページなど
注意点として、noindexは「クロールしない」指示ではないこと。
クロール自体を減らしたい場合は、後述のrobots.txtや内部リンク構造の見直しも考えます。

nofollow属性(リンク評価を渡さない指示)
rel="nofollow" は、そのリンク先に「評価シグナル」を渡さないようにするための属性です。
例:
<a href="https://example.com" rel="nofollow">広告リンク</a>
使われやすいケース:
- 広告・アフィリエイトリンク
- 信頼性が判断しづらいユーザー投稿のリンク
- ガイドライン上、評価を渡したくない外部サイト
Googleの扱いは昔より柔軟になっていますが、「編集責任を負えないリンク」にはnofollowを付けるという方針は今も有効です。

robots.txt(クロール制御ファイル)
robots.txtは、クローラーに対してサイト全体の「クロールのルール」を伝えるテキストファイルです。
例:
User-agent: *
Disallow: /admin/
- サイトの最上位(
https://example.com/robots.txt)に配置 - クロールしてほしくないディレクトリやパラメータを指定
ただし、Disallowは「アクセスしないでね」というお願いであり、インデックス済みページの削除指示ではない点に注意が必要です。

サイトマップ(HTMLサイトマップ)の役割
HTMLサイトマップは、ユーザー向けに作られた「サイト内のリンク一覧ページ」です。
- 主要ページへの導線をまとめておく
- サイト構造の全体像を見せる
- 内部リンクを補強する役割もある
ユーザーのためのページですが、クローラーにとってもリンクの入口になり得ます。
特にページ数が多いサイトでは、カテゴリーページ+HTMLサイトマップの組み合わせが有効です。

XMLサイトマップ(sitemap.xml)
XMLサイトマップは、検索エンジン向けに「クロールしてほしいURL一覧」を提供するファイルです。
特徴:
- XML形式でURLと最終更新日などを記述
- Search Consoleから送信しておくと、新規ページの発見が早まりやすい
- すべてのURLを列挙する必要はなく、「重要なページ」に絞ってもよい
あくまで「ヒント」であり、XMLサイトマップを送れば必ずインデックスされるわけではないことも覚えておきましょう。
404エラー(Not Found)
404は、そのURLに対応するページが存在しない状態です。
- 本当に不要なページ:404で問題なし
- 引っ越し先があるページ:301リダイレクトすべき
ユーザー体験を損なわないために、
- 404ページにサイト内検索や人気記事へのリンクを置く
- 冗談ではなく、404ページもUX設計の一部と考える
ことが重要です。
Search Consoleの「404レポート」を定期的に確認し、本来あるべきページが404になっていないかをチェックしましょう。

301リダイレクト(恒久的な転送)
301リダイレクトは、「このページは今後ずっと別URLに移動した」という指示です。
主な用途:
- パーマリンク変更時
- HTTP → HTTPSへの移行
- wwwあり/なしの統一
- 古い記事を統合して1本にまとめるとき
301は、リンク評価を新しいURLに引き継ぐための基本手段です。
ただし、リダイレクトチェーン(A→B→C…)が長くなると評価が減衰しやすいので、なるべくA→Cの1回で済むように整理します。

302リダイレクト(一時的な転送)
302リダイレクトは、「一時的に別URLを見せているだけで、元のURLが正規だよ」という指示です。
例:
- 一時的なキャンペーンページ
- メンテナンス中の代替ページ
恒久的にURLを変える場合に302を使い続けると、評価が分散したり、正規URLの判断を誤られることがあります。
「ずっと移動させるなら301」「一時だけなら302」という使い分けを徹底しましょう。

リダイレクト全般の考え方
リダイレクトは、既存の評価やユーザーのブックマークを無駄にしないための「橋渡し」です。
押さえておきたい原則:
- 不要なURLを増やさない設計が第一
- どうしても変更が必要な場合は、301を使って評価を引き継ぐ
- リダイレクトチェーンやループを作らない
- 大きなURL変更は、Search Consoleで状況を確認しながら実施
設計段階で意識しておくと、「リニューアルするたびにSEOがリセットされる」ような事態を防ぎやすくなります。

技術的SEO(速度・モバイル・構造化データなど)
コンテンツやキーワードがどれだけ良くても、「速く・安全に・正しく」表示されなければ評価されません。
ここでは、いわゆる「テクニカルSEO」の中でも、よく出てくる用語をまとめて押さえます。
サイトパフォーマンスとモバイル対応
ページスピード(表示速度)
ページスピードは、ページが表示されるまでの速さのことです。
- 遅い:ユーザーが待てずに離脱しやすい
- 速い:ストレスが少なく、コンテンツも読まれやすい
チェックのポイント:
- 画像が重すぎないか(圧縮・WebPなど)
- 不要なJavaScript・プラグインが多すぎないか
- サーバーの応答が極端に遅くないか
実務では、PageSpeed InsightsやLighthouseのスコアを目安にしつつ、「体感でストレスがないか」も必ず自分の目で確認するのがおすすめです。
Core Web Vitals(コアウェブバイタル)
Core Web Vitalsは、ユーザー体験の良し悪しを数値化した指標セットです。代表的な3つを押さえておきましょう。
LCP(Largest Contentful Paint)
LCPは、画面内で一番大きな主要コンテンツが表示されるまでの時間です。
- 画像・大きな見出し・ヒーローエリアなどが対象
- 目安:2.5秒以内なら「良好」とされやすい
改善アプローチ:
- ファーストビューの画像を軽くする
- 不要なスクリプトを後回し読み込みにする
- 高速なサーバー・CDNの利用を検討する
FID(First Input Delay)
FIDは、ユーザーが最初に操作(クリックなど)してから、ブラウザが反応を開始するまでの遅延時間です。
- ボタンを押してもすぐ反応しない → FIDが悪い状態
- 主に JavaScriptの実行が重すぎる 場合に悪化しやすい
改善アプローチ:
- 不要なJSを削除・分割
- 使っていないライブラリを読み込まない
- 重要度の低いスクリプトは遅延読み込みにする
(現在はINPという新指標も重視されていますが、「操作に対してキビキビ反応するか」という感覚を持っておけば、方向性は同じです)
CLS(Cumulative Layout Shift)
CLSは、画面のレイアウトが勝手にズレる度合いを表す指標です。
- 読んでいる途中で広告や画像が出てきて、文字が下にズレる
- ボタンを押そうとした瞬間に位置が動く
こうした現象はユーザーにとって大きなストレスであり、CLSが悪いサイトはUX的にかなり厳しい評価になります。
改善アプローチ:
- 画像・広告枠の「表示領域(高さ・幅)」をあらかじめ確保
- 後から要素を上部に差し込まない
- フォントの読み込みでレイアウトが大きく変わらないよう調整

モバイルフレンドリー(スマホ対応)
モバイルフレンドリーとは、スマホでも読みやすく・操作しやすい状態のことです。
チェックしたい点:
- 文字が小さすぎないか
- タップ領域(ボタン・リンク)が近すぎて誤タップしないか
- 横スクロールが発生していないか
- PC版を無理やり縮小表示していないか
今はアクセスの大半がスマホというサイトも多いため、「PCで完璧」より「スマホで快適」を優先して設計するのが現実的です。

モバイルファーストインデックス(MFI)
モバイルファーストインデックスは、Googleが「スマホ版のページ内容」を基準にインデックス・評価を行う仕組みです。
ポイント:
- スマホ版にだけ省略されたコンテンツが多い
- PC版とスマホ版で内容・リンク構造に差がある
こうした状態だと、本来評価されるべき情報が正しく評価されない可能性があります。
基本方針は、
PCでもスマホでも「ほぼ同じ情報量・構造」で見られる状態を作る
ことです。
レスポンシブデザイン(レスポンシブ対応)
レスポンシブデザインは、1つのHTMLを画面サイズに応じてレイアウトだけ変える設計です。
- PC/タブレット/スマホでURLを分けない
- CSSのメディアクエリで表示を切り替える
メリット:
- URLが1つなので、リンク・シェア・評価が集約しやすい
- 管理すべきページ数が増えにくい
今から新しくサイトを作る場合は、レスポンシブ一択と言ってよいレベルで一般的になっています。

AMP(高速表示フレームワーク)
AMPは、モバイルページを超高速で表示するためのフレームワークとして登場しました。
- 余計なコードを極力排除し、読み込みを最適化する仕組み
- 一時期はニュース記事などで多用された
現在は、AMPであること自体が必須ではなくなり、「通常のページをしっかり高速化する」方向にシフトしています。
ただし、AMPで運用中のメディアもあるため、既存サイトの仕様を理解しておく程度には押さえておきましょう。

サイトの安全性・技術設定
SSL化(HTTPS化)
SSL化は、通信を暗号化し、URLをhttpからhttpsにすることです。
メリット:
- フォーム送信やログイン情報が盗聴されにくくなる
- ブラウザの「保護されていない通信」警告を避けられる
- Googleも推奨し、軽いランキング要因とも言われる
導入時の注意点:
http→httpsへの301リダイレクト設定- Search Consoleのプロパティ追加(https版)
- 外部・内部リンクの修正
今は「SSL化されていないサイトは危ない」と見られる時代なので、原則として必須です。

サーバー設定・システム設定の基礎
SEOに関わるサーバー・システム設定の代表例は次の通りです。
- HTTPステータスコード
- 200:正常
- 301:恒久的な転送
- 404:ページなし
- 500系:サーバーエラー(要注意)
- 圧縮(GzipやBrotli)の有効化
- キャッシュ設定(ブラウザキャッシュ・CDNなど)
- 定期的なバックアップとセキュリティ対策
「難しそう」と感じるかもしれませんが、レンタルサーバーやCMSの標準機能でかなりの部分はカバー可能です。
ただし、500エラーや頻発するダウンはSEOに大きなマイナスなので、安定性はケチらない方が結果的に得をします。
画像SEO(画像最適化)
画像SEOは、画像の扱いを最適化して、表示速度と検索流入の両方を高める取り組みです。
やるべきこと:
- 適切なサイズにリサイズ&圧縮する
- WebPなどの軽量フォーマットの活用
alt属性で内容を説明- ファイル名に意味を持たせる(
img123.jpgではなく、seo-keyword-example.jpgなど)
これにより、
- ページ高速化(Core Web Vitalsの改善)
- 画像検索からの流入
- アクセシビリティの向上
といった効果が期待できます。
「とりあえず大きな画像をそのままアップ」は避け、画像もコンテンツの一部として設計する意識を持ちましょう。
構造化データと検索結果の拡張
構造化データ(構造化マークアップ)
構造化データは、ページの内容を機械に理解しやすい形でタグ付けする仕組みです。
代表的な仕様が「Schema.org」で、JSON-LD形式で書くのが一般的です。
例:
- 記事(Article)
- 商品(Product)
- レビュー(Review)
- FAQ(FAQPage)
これにより、検索エンジンは、
- これは「商品紹介」なのか「ブログ記事」なのか
- 価格はいくらか
- 評価は★いくつか
といった情報をより正確に読み取れるようになります。
リッチリザルト/リッチスニペットの生成
リッチリザルトは、構造化データなどを元に、検索結果に追加情報(星評価・パンくず・FAQなど)が表示される形式です。
例:
- レビューの★評価や件数
- レシピの調理時間・カロリー
- FAQの折りたたみ表示
これらが表示されると、
- 視覚的に目立つ
- 情報量が増えてクリック率が上がる
可能性があります。
ただし、構造化データを入れたからといって必ずリッチリザルトになるわけではなく、「ガイドライン遵守+コンテンツの質」が前提です。

ナレッジパネルとの関係
ナレッジパネルは、ブランド名・人物名・組織名などを検索したときに、画面右側や上部に表示される情報ボックスです。
- 名前・ロゴ・公式サイト
- SNSアカウント
- 簡単な説明・所在地 など
構造化データ(OrganizationやLocalBusinessなど)や、外部データベース(Wikipedia・公式サイトの情報など)が総合的に参照されます。
「ナレッジパネルを直接コントロールする」のは難しいですが、
- 公式サイトで組織情報をきちんとマークアップ
- 一貫した名称・ロゴ・プロフィール情報の発信
- 信頼できる外部サイトとのつながり
といったブランドとしてのE-E-A-T構築が、結果的にナレッジパネルにもつながっていきます。

音声検索(ボイスサーチ)への対応
音声検索は、スマホやスマートスピーカーに話しかけて行う検索です。
特徴:
- キーワードが「会話文」に近くなる
- 例:
SEO キーワード 選び方→ 「SEOのキーワードってどうやって選べばいいの?」
- 例:
- 質問形式(誰が/何を/いつ/どうやって…)が増える
- 1つの明確な答えを返すことが多い
対応として意識したいのは、
- 見出しに「〜とは?」「〜のやり方」などの質問形式を混ぜる
- 冒頭で質問に対する短い一問一答の答えを書き、その後で詳細説明を続ける
- FAQ形式のコンテンツを用意する
など、「話しかけられたら、そのまま答えになりそうな書き方」を意識することです。
エンティティSEOの考え方
エンティティSEOは、単なるキーワードではなく「意味を持つ対象(エンティティ)」を軸にサイトを設計する考え方です。
エンティティの例:
- 人物(例:スティーブ・ジョブズ)
- 組織(例:Google)
- 製品(例:iPhone)
- 概念(例:SEO、YMYL、E-E-A-T)
ポイント:
- キーワードが違っても、同じエンティティを指す場合がある
- 関連エンティティ(企業・サービス・技術など)との「つながり」が重要
実務的には、
- 1つのエンティティについて、基礎〜応用まで体系的に記事を用意する
- 関連エンティティ(用語・人物・サービス)への適切な内部リンクを張る
- 構造化データや、明確な定義・説明をページ内に含める
ことで、「そのテーマに強いサイト」として認識されることを狙います。
インフォメーションゲイン(情報量の価値)
インフォメーションゲインは、直訳すると「情報の増分」です。
SEO文脈では、
すでに上位にあるページと比べて、
そのページが「新しい価値・視点・情報」をどれだけ提供しているか
という観点で語られます。
- どこにでもある情報をなぞっただけのページ → 情報増分がほぼゼロ
- 自社のデータ・実験・事例・専門家コメントが含まれているページ → 情報増分が大きい
まとめると、
「他と同じことを書いているだけのコンテンツ」から、
「読者と検索エンジンにとって、なくてはならない一枚」を目指す
という発想が、インフォメーションゲインを意識したコンテンツ作りです。
技術的SEOと組み合わせることで、「質も構造も整った強いページ」に育てていくことができます。
リンク構築・外部評価・ドメイン関連
SEOでは、リンクは「票」であり「道」です。
どこから、どこへ、どんな文脈でつながっているかが、検索エンジンの評価とユーザー体験の両方に影響します。
リンクの種類と役割
内部リンク(サイト内リンク)の設計
内部リンクは、同じサイト内のページ同士を結ぶリンクです。
役割は大きく3つ:
- クローラーにサイト構造を伝える(インデックスされやすくなる)
- ユーザーが関連情報にスムーズに移動できる(回遊性UP)
- 評価の強いページから他ページへ「力」を分配する
意識したいポイント:
- 重要ページへは、トップ・関連記事・パンくずなど複数ルートからリンク
- アンカーテキストは「こちら」ではなく、内容が伝わる言葉にする
- 深い階層のページも、内部リンクで「浮上」させる

外部リンク(他サイトへのリンク)
外部リンクは、自分のサイトから他のサイトに向けて張るリンクです。
- 信頼できる一次情報・公的機関・公式ドキュメントへ適切にリンクすると、
「情報の裏取りをしているサイト」としての信頼感を高めやすい - 逆に、明らかに怪しいサイトばかりにリンクしていると、サイト全体の印象も悪くなりかねません
「できるだけ外部リンクは張らない」という考え方もありますが、
YMYL分野では特に、根拠や出典をきちんと示す外部リンクはむしろプラスと考えたほうが自然です。

発リンク/アウトバウンドリンク
発リンク(アウトバウンドリンク)は、自サイトから外部サイトへ出ていくリンクそのものを指す言い方です。
- どのページから、どんな文脈で、どのサイトへ発リンクしているか
- 発リンク先がスパム的・低品質でないか
などは、サイト運営者の情報リテラシーを映す鏡のようなものです。
アフィリエイトリンクや広告リンクなどは、rel="sponsored", rel="nofollow" の使い分けも検討しましょう。
被リンク(バックリンク)の重要性
被リンクは、他サイトから自分のサイトへ向けて張られたリンクです。
検索エンジンにとっては、
「このページは他サイトから紹介される価値がある」
というシグナルになります。
ただし、今の検索では、
- 単に数が多いだけの被リンク
- 不自然なリンクネットワークからの被リンク
は評価されにくく、関連性が高く信頼できるサイトからの自然なリンクが重視されています。

ナチュラルリンク(自然に獲得したリンク)
ナチュラルリンクは、お金や交換条件なしに、コンテンツの価値を評価した結果として張られたリンクです。
例:
- ブロガーが自発的に「この解説がわかりやすい」と紹介
- X(旧Twitter)などから引用・紹介される
- 業界レポートとして他メディアに取り上げられる
「ナチュラルリンクを増やす」とは、
リンクしたくなる情報・データ・図解・ツールを用意することに近い発想です。
相互リンク(リンク交換)
相互リンクは、お互いのサイト同士でリンクを張り合うことです。
- 自然な文脈(共同で何かをした・連携サービスなど)での相互リンクは問題なし
- 「相互リンク集」「誰でも相互リンク」という形で、意味の薄いリンクを大量に並べるのはリスク
昔のような「相互リンクを増やせば順位が上がる」時代ではないため、
読者にとって意味のある相互リンクかどうかを基準に判断しましょう。

リンク切れ(ブロークンリンク)
リンク切れは、クリックしても404エラーなどでページが存在しない状態です。
問題点:
- ユーザー体験の低下(「がっかり体験」が蓄積)
- クローラーのクロール効率も悪くなりやすい
対応方法:
- 定期的にリンクチェックツールで洗い出す
- 自サイト内のリンク切れは、URL修正またはリダイレクト設定
- 外部サイトのリンク切れは、代替ページを探すか該当リンクを削除
「リンクの掃除」は、長く運営しているサイトほど必須のメンテナンスです。
リンク評価・リンクビルディング
リンクジュース(リンクパワー)
リンクジュースは、リンクを通じてページ間を流れる「評価のエネルギー」のような概念です。
イメージ:
- 強いページ → 他ページへリンク → 一部の力が流れる
- 外部リンク・内部リンクどちらにも当てはまる考え方
意識するポイント:
- 重要ページには、サイト内外からリンクを集める
- 1ページ内でリンクが多すぎると、1本あたりに流れる「力」は薄くなる
- フッターなど、すべてのページから張られるリンクの扱いにも注意
リンクポピュラリティ(リンク人気)
リンクポピュラリティは、どれだけ多くのサイトからリンクされているかという「人気度」です。
ただし重要なのは、
- 単純な数よりも、「どのサイトから・どんな文脈で」リンクされているか
- 関連するテーマのサイトからのリンクがどれだけあるか
という「質×関連性」の部分です。
無差別な大量リンクより、関連サイトから少数精鋭のリンクを目指す方が長期的に安定します。
リンクビルディング(リンク構築)
リンクビルディングは、自然な形で被リンクを増やすための戦略的な取り組みです。
例:
- 有益な調査データ・ホワイトペーパーの公開
- 業界メディアへの寄稿・インタビュー
- 事例紹介や共同企画での露出
- SNS・ニュースレターを通じたコンテンツ拡散
「リンクをください」と直接お願いするよりも、
「これは紹介したい」と思われるコンテンツや取り組みを作ることが王道です。
ディレクトリサービスへの登録
ディレクトリサービスは、カテゴリ別にサイトを一覧化するリンク集サイトです。
昔はSEO目的でよく利用されましたが、現在は、
- 質の低いディレクトリへの登録はメリットが薄い
- 一部はスパム的リンク源として扱われる可能性もある
ため、今はほとんど必須ではないと言えます。
例外的に、業界団体や公的機関・信頼度の高いポータルへの登録は、ブランド面・信頼面で意味を持ちやすいです。
サテライトサイト(サブサイト)
サテライトサイトは、メインサイトを支えるために別ドメインで作られた補助サイトです。
本来のあるべき姿:
- 特定テーマに特化したメディアとして独自の価値を持つ
- その延長線上で、自然にメインサイトへのリンクも存在する
しかし現実には、
- 中身の薄い量産サテライト → メインへリンク → ネットワーク認定→ 評価の対象
というリスクもあります。
ユーザーにとって意味のない「SEO専用サテライト」は、今の検索環境ではほぼデメリットしかないと考えた方が安全です。
サイテーション(言及による評価)
サイテーションは、リンクがなくても、サイト名・ブランド名・住所・電話番号などが他サイトで言及されることです。
- 特にローカルSEO(店舗ビジネス)では、
一貫した表記での言及(NAP:Name, Address, Phone) が重要とされます。 - YMYL分野でも、専門家名やサイト名が他の信頼できるサイトで自然に引用されることは、ブランドとしての信頼度を高める要素になります。
リンクだけでなく、「名前がどこでどう語られているか」にも目を向けると、外部評価の全体像が見えてきます。

リスクのあるリンクと対策
スパムリンク(不自然なリンク)
スパムリンクは、検索順位を操作する目的で作られた不自然なリンクです。
例:
- 意味のないリンク集サイトからの大量リンク
- 自動生成ブログからの一斉リンク
- 無関係なテーマのサイトから不自然に同じアンカーテキストで張られたリンク
自分で購入していなくても、第三者によるネガティブSEOとして付けられる場合もあります。
不自然なリンクが大量に検出された場合は、後述の「否認」も検討します。
ペイドリンク(有料リンク)
ペイドリンクは、お金や報酬と引き換えに張られるリンクです。
- 広告記事やPRで、「SEO目的のリンク」を
nofollow等なしで設置する - 「月◯万円で被リンク◯本保証」タイプのサービスを利用する
こうした行為は、検索エンジンのガイドラインに反します。
広告・タイアップでリンクを張る場合は、rel="sponsored"やrel="nofollow"の利用が推奨されると覚えておきましょう。
IP分散(リンクネットワーク対策)
IP分散は、複数サイトを同じサーバー・IPアドレスに置かないようにするテクニックを指して使われてきました。
もともとは、
同じ管理者が大量のサイトを作り、相互にリンクしていることを悟らせないため
という、リンクネットワーク的な文脈で語られることが多く、現在はリスクのある発想といえます。
正攻法のSEOでは、
- 無理なIP分散を気にする必要はほぼない
- それよりも、各サイトが独立した価値を持っているかどうかが重要
と考えるのが自然です。
被リンクの質と量の考え方
被リンク評価の「質」と「量」は、ざっくり次のように整理できます。
| 指標 | 良い状態のイメージ |
|---|---|
| 質 | 関連性が高く信頼できるサイトからのリンク |
| 量 | 不自然でない範囲で、徐々に増え続けている |
| アンカー | 内容を適切に表す自然なテキスト(同じ文言の乱発ではない) |
| 多様性 | ドメイン数・ページ種類・文脈がバラけている |
「数だけ追う」のではなく、「誰から・どういう理由でリンクされているか」に着目することが大切です。
被リンク否認(Disavow)の活用
被リンク否認は、「このリンクは評価に使わないでほしい」と検索エンジンに伝える仕組みです。
使うべきケース:
- 明らかなスパムサイトからの大量リンク
- ネットワーク的な不自然リンクが短期間で急増
- 過去にブラックハットな外部施策をしてしまった
注意点:
- 正常なリンクまで否認すると、逆に評価を落とす可能性
- 日常的に乱用するものではなく、「どうしても必要なときだけ」使う救済手段
まずは、Search Consoleのリンクレポートで状況を把握し、
必要に応じて専門家に相談しながら慎重に進めることをおすすめします。
ドメインパワー・権威性
ドメインパワー/ドメインオーソリティ(DA)
ドメインパワー(ドメインオーソリティ)は、ドメイン単位での「総合的な信頼度・強さ」を示す概念です。
- 被リンクの質と量
- サイトの規模・歴史
- コンテンツの充実度
などが総合的に影響します。
Mozの「DA」のように、ツールが独自指標としてスコア化したものもありますが、
あくまで「相対的な目安」であって、Googleの公式スコアではないことを理解しておきましょう。

ページオーソリティ(PA)の違い
ページオーソリティ(PA)は、特定の1ページに対する評価の強さを表す概念です。
- 強いドメインでも、すべてのページが同じ強さではない
- 内部リンク・外部リンク・コンテンツの質などにより、ページごとに差が出る
実務では、
- まずはサイト全体の土台(ドメイン)を育てる
- そのうえで、重要ページにリンク・コンテンツを集中投下して強いページを作る
という二段構えで考えると、戦略が整理しやすくなります。
トピカルオーソリティとの関係
トピカルオーソリティは、特定ジャンルにおける「専門サイトとしての評価」でした。
関係性をまとめると:
- ドメインパワー:
→ サイト全体の「基礎体力」 - トピカルオーソリティ:
→ あるテーマに限ったときの「専門家度」 - ページオーソリティ:
→ 個々のページの「局所的な強さ」
理想は、
- サイト全体としての信頼(ドメインパワー)を積み上げつつ
- 得意ジャンルを絞って深掘りし(トピカルオーソリティ)
- その中核となるページを重点的に強化する(ページオーソリティ)
という形で、「量より構造」「面と点の両方」を意識したリンク・コンテンツ戦略を組み立てていくことです。
計測指標・アクセス解析・改善
SEOは「やった気」ではなく、数字で良し悪しを確認してから改善することが大事です。
ここでは、Search Console や Googleアナリティクスを見るときに、最低限理解しておきたい用語を整理します。
検索パフォーマンス系の指標
検索順位(ランキング)
検索順位は、そのキーワードで検索したときに自分のページが何番目に表示されるかを表す指標です。
- 1位:一番上に表示
- 10位:PCなら1ページ目の一番下あたり
- Search Consoleでは「平均掲載順位」として表示される
注意したい点:
- デバイス(PC/スマホ)や地域、検索履歴によって順位は微妙に変わる
- 1ページだけでなく、「サイト全体でどの程度のキーワードが上位にいるか」を見ることも大切
順位は「結果」であって「目的」ではないので、
「狙ったキーワードで上位になった結果、どれくらいクリックされているか」までセットで見るようにしましょう。
表示回数(インプレッション)
表示回数(インプレッション)は、検索結果にあなたのページが表示された回数です。
- クリックされなくても、「一覧のどこかに出たら1カウント」
- Search Consoleの「検索パフォーマンス」レポートで確認可能
よくある解釈の仕方:
- 表示回数が増えている →
→ 対象キーワードでの露出が増えている(インデックスや順位改善の可能性) - インプレッションはあるのにCTRが低い →
→ タイトル・ディスクリプションや検索意図とのズレを疑う
「露出が増えているのに、流入につながっていないキーワードはどこか?」を探すのに役立ちます。
CTR(クリック率)
CTR(Click Through Rate)は、
表示された回数のうち何%がクリックされたかを示す指標です。
- 計算式:
CTR = クリック数 ÷ 表示回数 × 100(%) - Search Consoleで、クエリごと・ページごとに確認できる
CTRを改善したいときは、
- タイトルに「誰の・何の悩みを解決する記事か」を明確に書く
- メタディスクリプションで「中身」と「ベネフィット」を具体的に示す
- 検索意図と内容が合っているかを見直す
順位だけ見て一喜一憂するのではなく、「その順位でCTRが妥当か」をセットで見ると、改善の優先度がつけやすくなります。

サイト内行動・成果指標
コンバージョン(CV)の定義
コンバージョン(CV)は、サイトの目的となる「ゴールが達成された瞬間」のことです。
例:
- 問い合わせフォームの送信
- 資料請求・メルマガ登録
- 商品購入・予約完了
- 無料トライアル申し込み など
「このサイトで、ユーザーに最終的に何をしてほしいのか?」を明確にし、
それをCVとして測定できるようにすることが、SEOの効果検証のスタート地点です。
CVR(コンバージョン率)
CVRは、サイト訪問者のうち、どれくらいがコンバージョンしたかを表す指標です。
- 計算式:
CVR = コンバージョン数 ÷ セッション数(またはユーザー数) × 100(%)
たとえば、
- 100セッションのうち2件問い合わせ → CVR 2%
SEOを長くやっていると、
- 「アクセス数は増えているのに、売上が伸びない」
という状況にぶつかりがちです。
そのときは、CVRの低さがボトルネックになっていないかを必ず確認しましょう。

セッション数(流入数)
セッション数は、訪問の回数を表す指標です。
- 同じユーザーが午前と午後に2回来たら「2セッション」
- 「どれくらいサイトに来てもらえたか」の目安
SEOの効果を見るときは、
- 検索流入のセッション数がどう推移しているか
- 特定のページが、サイト全体のセッションの何%を占めているか
などを確認すると、「どのコンテンツが集客を支えているか」が見えてきます。
PV(ページビュー)
PV(Page View)は、ページが表示された回数です。
- 1セッションの中で3ページ見られたら、PVは3
- サイトの「閲覧量」をざっくり把握する指標
チェックポイント:
- PVが多いページ:人気コンテンツ/導線の中継地点 など
- PVが少ないページ:そもそも入口がない・需要がない・検索から来ていない 等
PVが多いページは、内部リンクやCTAを工夫してコンバージョンへの導線を強化する価値が高いページとも言えます。
直帰率(Bounce Rate)
直帰率は、1ページだけ見てサイトから離れてしまったセッションの割合です。
- 直帰 = 「最初のページを見たあと、他のページに遷移せず離脱」
- 直帰率が高い →
→ 内容が期待とズレている/次の行動が分かりづらい などの可能性
ただし、
- 「1ページ完結のQ&A記事」などは、直帰率が高くても必ずしも悪いとは限らない
ため、ページの目的とセットで評価することが重要です。
離脱率(Exit Rate)
離脱率は、そのページが「最後に閲覧されたページ」になった割合です。
- 直帰率:そのページだけ見て終わった割合
- 離脱率:内部をいくつか回遊したあとでも、そのページでサイトを離れた割合
離脱率を使うシーン:
- 本来は「途中の導線」にしたいページの離脱率が極端に高い
- コンバージョン直前のページで離脱率が高い(フォームが長すぎるなど)
こうした場合は、導線や内容に「つまずきポイント」がないかを細かく見直します。
A/Bテストによる検証
A/Bテストは、2つ(またはそれ以上)のパターンを同時に出し、どちらが成果を出すかを比較する方法です。
よく試すパターン:
- タイトルの文言を変える
- CTAボタンの配置やテキストを変える
- フォームの項目数を減らす/順番を変える
ポイントは、
- 感覚ではなく数字で優劣を判断すること
- 1度のテストで要素を変えすぎないこと(どれが効いたのか分からなくなる)
SEOでは、ランディングページや重要記事のCVRを高める手段としてA/Bテストを活用すると効果的です。

アクセス解析ツールで使う用語

Google Analytics(GA/グーグルアナリティクス)
Google Analyticsは、サイト内のユーザー行動を分析するための無料ツールです。
できることの例:
- どのページがよく見られているか
- どのデバイス(スマホ/PC)からのアクセスが多いか
- どのチャネル(検索/SNS/広告)からの流入が多いか
- CV・CVRの推移
GAは「サイト内部」の動きを見るツールなので、「来てから何をしたか」を把握したいときに使います。

Google Search Console(サーチコンソール)
Google Search Consoleは、Google検索と自サイトの関係を分析・管理するためのツールです。
できることの例:
- どんな検索キーワードで表示・クリックされているか
- ページごとの平均掲載順位・CTR
- インデックス状況(クロールエラー・除外ページなど)
- サイトマップの送信
- Core Web Vitalsのレポート確認 など
Search Consoleは、「検索エンジン側から見たあなたのサイトの状態」を教えてくれるツールです。

Googleアナリティクスやサーチコンソールの主要指標
両ツールは役割が違うので、セットで使うとSEOの全体像が見えやすくなります。
代表的な指標をざっくり整理すると:
| ツール | 指標 | ざっくりした意味 |
|---|---|---|
| Search Console | クエリ | どんな検索語で表示されたか |
| Search Console | 表示回数 | 検索結果に出た回数 |
| Search Console | クリック数 | 検索結果から何回クリックされたか |
| Search Console | 平均掲載順位 | 検索結果の平均的な位置 |
| Google Analytics | ユーザー数 | 何人の訪問者が来たか(概算) |
| Google Analytics | セッション数 | 何回訪問があったか |
| Google Analytics | PV | ページが何回表示されたか |
| Google Analytics | コンバージョン数/率 | ゴールに到達した数・割合 |
| Google Analytics | 直帰率・離脱率 | サイトから離れたタイミングの傾向 |
実務では、例えば次のように組み合わせて使います。
- Search Consoleで
→ 「インプレッションはあるがCTRが低いキーワード」を特定 - そのキーワードでランディングしているページを、GAで
→ セッション・直帰率・CVRを確認 - 問題が「タイトル・ディスクリプション」なのか
「コンテンツ内容」なのか「導線・UX」なのかを切り分けて、
改善施策(リライト・構成変更・CTA見直しなど)につなげる
こうした 「数字 → 仮説 → 施策 → 数字で検証」 というサイクルを回せるようになると、
SEOは「運任せ」ではなく、再現性のある改善プロセスになっていきます。
Googleアップデート・ペナルティ・NG施策
SEOでは、「何をやるか」以上に「何を絶対やらないか」が重要です。
Googleのアップデートの背景とNG施策を理解しておくと、長期的に評価されるサイト運営がしやすくなります。
主なアルゴリズムアップデート
コアアルゴリズムアップデート(コアアップデート)
コアアップデートは、検索結果全体の品質を底上げするための大規模な見直しです。
- 特定ジャンルやテクニックだけでなく、あらゆるサイトに影響し得る
- 検索結果の順位が大きく動くのが特徴
- 「〇〇をすればコアアップデートに強くなる」という裏ワザは基本存在しない
対策の軸はシンプルで、
- ユーザーの目的にしっかり応えるコンテンツか
- E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)は伝わっているか
- サイト全体として信頼できる情報源になっているか
を、定期的に自問自答することです。
パンダアップデート
パンダアップデートは、コンテンツの品質を評価するための仕組みとして導入されました。
影響を受けやすいサイトの例:
- 他サイトの内容を薄くリライトしただけの記事が大量にある
- キーワードだけを追いかけた中身のないページが多い
- 広告だらけで、本文がほとんどない
要するに、「ユーザーではなく検索エンジン向けに量産されたページ」を下げる仕組みです。
今ではコアアルゴリズムに統合されていると言われ、個別に意識する必要は薄いですが、
1ページごとの品質だけでなく、サイト全体のコンテンツ構成が見られている
という視点を持つきっかけとして理解しておくと役立ちます。
ペンギンアップデート
ペンギンアップデートは、不自然なリンクによる順位操作を抑えるための仕組みです。
対象となるパターンのイメージ:
- 購入した被リンクが大量に貼られている
- 意味のないリンク集サイトからのリンクが多い
- 同じアンカーテキストの被リンクが不自然に集中している
以前は一度評価を落とされると長期にわたって苦しむケースもありましたが、
今はリアルタイムに近い形で評価が更新されると言われています。
いずれにせよ、「リンクで無理やり順位を上げる時代ではない」、というメッセージと考えておくとよいです。
ハミングバードアップデート
ハミングバードアップデートは、検索クエリを「単語の羅列」ではなく「意味のまとまり」として理解するための土台づくりでした。
特徴:
- キーワード一致だけでなく、文全体の意図を読み取ろうとする
- 類義語・言い換え・会話文も含めて理解する方向へシフト
結果として、
- 「キーワードの数合わせ」よりも
- 「意図をしっかり汲んで答えきる記事」が評価されやすくなった
と捉えると分かりやすいです。
ヘルプフルコンテンツアップデート
ヘルプフルコンテンツアップデートは、「人の役に立つコンテンツか」を重視するための仕組みとして導入されました。
問題視されるコンテンツの例:
- 「とりあえず〇〇の全ジャンルを網羅しました」的な量産系記事
- 実体験や知見が伴っていない、うわべだけの解説
- 「このキーワードで上位を取りたいから作っただけ」と感じられるページ
逆に評価されやすいのは、
- 自分の経験・データ・事例がきちんと盛り込まれている
- 読み終えた人が、次に何をすればいいか分かる
- そのテーマを深く理解している人が書いたと伝わる記事
など、「人間のために作られたページ」です。
AI時代だからこそ、E-E-A-Tを軸にしたコンテンツ設計がより重要になっています。
ペナルティとその種類
SEOにおけるペナルティ(Googleペナルティ)
SEOの文脈でいうペナルティは、ガイドライン違反により検索結果での露出が大きく下げられることを指します。
- 完全にインデックスから消える
- 特定キーワードで極端に順位が落ちる
- サイト全体のトラフィックが急減する
ペナルティには大きく分けて「手動」と「アルゴリズム」の2種類があります。
手動ペナルティ(マニュアルアクション)
手動ペナルティは、Googleの担当者がサイトを確認したうえで科す処置です。
よくある原因の例:
- 不自然なリンク(売買リンク・ネットワーク)
- 露骨なクローキング・隠しテキスト
- ほぼ自動生成のスパムコンテンツ
- 極端に中身のないアフィリエイトサイト など
特徴:
- Search Console の「手動による対策」に通知が出る
- 問題を修正したうえで「再審査リクエスト」を送れる
対応の基本ステップは、
- 通知内容をよく読む
- 原因となっているページやリンクを徹底的に洗い出す
- 実際に削除・修正した証跡を残す
- 正直に内容を記載して再審査リクエストを送る
という流れです。
アルゴリズムによる評価低下
アルゴリズムによる評価低下は、手動対応ではなく、アルゴリズム側の判断で順位が落ちるケースです。
- コアアップデートのあと、特定ジャンルでまとめて順位が下がった
- コンテンツ品質やリンクプロフィールなどが原因で、徐々にトラフィックが減っていく
特徴:
- Search Consoleに「ペナルティです」と明示されない
- 個別の申請で解除してもらうことはできない
この場合は、
- コンテンツの質・サイト構造・外部評価を総合的に見直し
- 改善を積み重ねながら、次回以降のアルゴリズム更新で評価が戻ることを待つ
という、中長期的なアプローチが必要になります。
やってはいけないSEO施策
クローキング(検索エンジンとユーザーで内容を変える)
クローキングは、検索エンジンとユーザーに「意図的に違う内容」を見せる行為です。
例:
- Googlebotには「健康情報の専門記事」を見せる
- 実際のユーザーには広告だらけの別コンテンツを見せる
検索エンジンを欺く行為として、ガイドラインでも明確に禁止されています。
技術的なA/Bテストやパーソナライズとは別物なので、混同しないよう注意が必要です。
隠しテキスト・隠しリンク
隠しテキスト/隠しリンクは、ユーザーにはほぼ見えない形でテキストやリンクを埋め込む行為です。
よくあるパターン:
- 背景と同じ色の文字でキーワードを大量に書く
- 1pxの極小フォントでテキストを置く
- 画面外にリンクを飛ばしておく
昔の「裏技」の名残ですが、現在は明確にNGです。
ユーザーに見える情報だけで勝負するという当たり前の姿勢に立ち返りましょう。
キーワードスタッフィング(詰め込み)
キーワードスタッフィングは、不自然なほど同じキーワードを詰め込むことです。
悪い例のイメージ:
「SEO用語とは、SEO用語を理解するためのSEO用語集であり、SEO用語を学ぶにはこのSEO用語の…」
こうした文章は、
- 読者にとって読みにくい
- 検索エンジンからも「操作的」と判断されやすい
自然な範囲でキーワードを使いながら、類義語・言い換え・具体例を交えて書くほうが、結果的に評価されやすくなります。
スパムリンクの大量獲得
スパムリンクの大量獲得とは、「リンクを増やすこと」だけを目的に、質の低いリンクを一気に集める行為です。
例:
- 自動登録ツールで無数のサイトからリンクを獲得
- 中身のないプロフィールサイト・リンク集サイトに大量登録
- 同じフッターテキストを多数の外部サイトにベタ貼りする
短期的には順位が動くこともありますが、
長期的にはペンギンアップデートなどの影響で大きなマイナスを受ける可能性が高い手法です。
ペイドリンクの乱用
ペイドリンクの乱用は、ランキング操作を目的とした「有料リンク」の購入・販売を繰り返す行為です。
- お金を払って記事広告を出すこと自体は、マーケティングとして一般的
- しかし、そのリンクに
rel="sponsored"やrel="nofollow"を付けず、
「自然リンクのように見せかける」ことが問題
広告・PR記事でリンクを貼る場合は、
- 読者に広告であることを明示
- 検索エンジンにも適切な
rel属性でシグナルを送る
という、透明性のある運用が必須です。
クリックベイト(釣りタイトル)
クリックベイトは、中身に比べてタイトルだけを過剰に煽る手法です。
例:
- 「【衝撃】誰も知らないSEOの裏技がヤバすぎた」
- 「読むだけで明日からアクセス10倍!」 など
一時的にCTRは上がるかもしれませんが、
- 内容が伴わないと、即離脱される
- ユーザーからの信頼を失う
- 結果としてサイト全体の評価にも悪影響
「読みたくなる」ことと「誤解させること」は別です。
タイトルは、内容を正しく・魅力的に要約する方向で工夫しましょう。
インタースティシャル広告のやりすぎ
インタースティシャル広告は、画面全体を覆うように表示されるポップアップ広告などを指します。
NGになりやすい例:
- スマホ表示で、ページを開いた瞬間に全画面広告が連続で出る
- コンテンツにたどり着く前に何度も閉じる操作を要求する
これは、ユーザー体験を大きく損なう要因として問題視されています。
どうしても必要な場合でも、
- タイミングを工夫(すぐ出さない)
- 完全にコンテンツを隠さない形式を選ぶ
- 閉じるボタンを分かりやすく配置
といった配慮が求められます。
ブラックハットSEO手法全般
ブラックハットSEOは、ガイドラインの「抜け道」を突いて短期的な順位上昇を狙う手法の総称です。
代表例:
- クローキング
- 隠しテキスト・隠しリンク
- スパムリンク・ペイドリンクの乱用
- 自動生成コンテンツの量産 など
共通するのは、
「ユーザーではなく、検索アルゴリズムだけを騙そうとしている」
という姿勢です。
短期的に成果が出ても、
- アップデートや手動対策で一気に吹き飛ぶリスク
- 事業やブランドの信頼まで傷つくリスク
が非常に高いため、長く続けたいビジネスほどブラックハットSEOには手を出さないことが重要です。
最後に一言まとめると、
「アルゴリズムの“穴”を探すより、
ユーザーにとって本当に有益なサイトを、ルールに沿って丁寧に作る方が、
結局いちばんコスパが良い」
というのが、長期運用の現場で見えてくる現実です。
NG施策を正しく知ったうえで、安心して「正攻法」に時間とリソースを投資していきましょう。
SEOに役立つツール・サービス・CMS
ここでは「名前はよく聞くけど、何をするものなのかよく分からない」という人向けに、役割ベースで用語を整理します。
全部覚える必要はなく、「何をするときに、このツール名が出てくるか」がイメージできればOKです。
Google公式ツール
Google Search Console(旧ウェブマスターツール)
Search Console は、「検索エンジン側から見たあなたのサイトのカルテ」のようなツールです。
できることの例:
- どんな検索クエリで表示・クリックされているか
- 平均掲載順位・CTR・インプレッションの把握
- インデックス状況(クロールエラー・除外ページなど)の確認
- サイトマップ送信、URL検査
SEO用語的には、
「検索パフォーマンス」「インデックス」「カバレッジ」「リンクレポート」
といったレポート名・項目とセットで登場することが多いです。

Google Analytics(アクセス解析ツール)
Google Analytics は、サイトに来た人が「中でどう動いたか」を分析するためのツールです。
- ユーザー数・セッション数・PV
- どのページがよく読まれているか
- どこから来た人が多いか(検索/SNS/広告など)
- CV・CVR(コンバージョン、コンバージョン率)
Search Console が「検索エンジン目線」なのに対し、
Analytics は「サイト内でのユーザー行動目線」のデータを扱う、という違いを押さえておくと整理しやすくなります。

Googleキーワードプランナー
キーワードプランナーは、本来は広告用のツールですが、キーワード調査にもよく使われる定番ツールです。
- 月間平均検索ボリュームの目安
- 関連性の高いキーワード候補
- 入札単価の目安(=ビジネス的にどれだけ競合がいるかのヒント)
無料で使えますが、広告出稿をしていないと数値が「幅」で表示されるなどの制限もあります。
それでも「大・中・小の感覚」をつかむには十分役立ちます。

Googleトレンド(トレンド調査)
Googleトレンドは、キーワードの人気度の推移を「相対値」で見るツールです。
- 「このテーマは今伸びているのか、下火なのか」
- 「季節性があるキーワードか」
- 「AとBなら、どちらが長期的に検索されているか」
といった、時間軸での需要の変化をざっくりつかむのに向いています。
検索ボリュームの絶対値ではなく、「人気の比率」を見るものだと理解しておきましょう。

Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールは、店舗・クリニック・教室などのローカルビジネス向けの情報掲載サービスです。
- 店名・住所・電話番号・営業時間
- 写真・メニュー・サービス情報
- クチコミ・評価の管理
ローカルSEOの文脈では、
- MEO(Map Engine Optimization)
- 「ローカルパック」「ローカル検索結果」
といった用語とセットで語られることが多いです。
店舗ビジネスなら、WebサイトのSEOと同じくらい重要な「自社の名刺」だと考えると良いでしょう。

PageSpeed Insights(速度計測ツール)
PageSpeed Insights は、ページの表示速度やCore Web Vitals を計測する公式ツールです。
- モバイル・PCそれぞれのスコア
- LCP・CLSなどの指標値
- 改善のヒント(画像圧縮・不要なJS削減など)の提案
ここで出てくる用語が、
- 「LCP」「CLS」「First Contentful Paint」
- 「レンダリングを妨げるリソース」
- 「未使用のJavaScript」
といった技術系SEO用語です。
スコアそのものに一喜一憂するより、診断コメントを元に「どこを直せば体感速度が上がるか」を見る使い方がおすすめです。

Google Discoverのレポート(Search Console内)
Google Discover は、検索しなくてもスマホのGoogleアプリなどに表示される「おすすめ記事フィード」です。
Search Console には、
- Discover からの表示回数・クリック数
- どの記事がどれくらい読まれたか
を確認できるレポートがあります。
Discover 狙いのコンテンツでは、
- タイトル・サムネイルのインパクト
- 時事性・話題性
- エンゲージメント(滞在時間・スクロール量など)
といった要素が重視されるため、
検索クエリベースのSEOとは少し違う「記事メディア寄り」の設計がポイントになります。
サードパーティのSEOツール
Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefs は、被リンク分析とキーワード調査に強いオールインワンSEOツールです。
主な用途:
- 自サイト・競合サイトの被リンク状況の把握
- キーワードの検索ボリューム・難易度の調査
- 競合ページがどのキーワードで上位を取っているかの分析
「DR(Domain Rating)」など、独自指標も多く、
「競合と自サイトの相対的な強さ」を定量的に比較したいときに重宝します。

Semrush(セムラッシュ)
Semrush も、総合型のSEO・マーケティングツールです。
特徴的なポイント:
- SEOだけでなく、広告・SNS・コンテンツマーケティングまで横断的に分析
- 競合の広告出稿キーワード・クリエイティブの調査
- テーマクラスターの提案など、コンテンツ企画寄りの機能も充実
「SEOだけでなく、デジタルマーケ全体を俯瞰したい企業」で使われることが多いツールです。

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggest は、比較的手軽に使えるキーワード/SEO分析ツールです。
- キーワード候補や検索ボリューム
- 簡易的な競合分析
- 一部の機能は無料で利用可能
「まずは有料ツールを試してみたい」「小規模サイトで使い始めたい」というときの入門ツールとして、名前が挙がりやすい存在です。

GRC(順位チェックツール)
GRC は、指定したキーワードの検索順位を自動で取得・記録するデスクトップツールとして有名です。
できること:
- 登録したキーワードの順位を毎日チェック・グラフ化
- PC/スマホ/検索エンジン別の順位確認
- 施策と順位の変化を時系列で追う
「サイト運営を本気で続けるなら、自分の手元に“順位の記録”を持っておくべき」という考え方もあり、
GRCのような順位チェックツールは今でも根強く使われています。

その他のSEOツール・サービス全般
上記以外にも、
- クローラー系(Screaming Frog、Lumar など)
- ライティング支援系(サジェスト抽出、共起語分析ツール)
- レポート自動化ツール(Looker Studio 連携など)
といったツールが多数存在します。
重要なのは、
- 「今どんな課題があるか」→ 2.「その課題に合ったツールはどれか」
という順番で考えることです。
ツールありきで動くと、「数値はたくさん見ているけれど、何も改善できていない」という状態になりがちです。
CMSやWebサイト運営まわり
WordPress(代表的なCMS)
WordPress は、世界的に最も使われているCMS(コンテンツ管理システム)のひとつです。
特徴:
- コードが書けなくても、管理画面から記事・固定ページを追加可能
- 無料・有料のテーマでデザインを切り替えられる
- プラグインで機能を拡張できる(SEOプラグイン、キャッシュ系など)
SEO用語としては、
- 「WordPressテーマ」「プラグイン」「ウィジェット」「固定ページ・投稿」
- 「スラッグ」「パーマリンク設定」
といった言葉がセットで登場します。

WordPress関連用語(テーマ・プラグインなど)
WordPress 特有の用語は、SEOにも密接に関係します。
- テーマ:
サイト全体のデザイン・レイアウト・一部の機能を決めるテンプレート
→ 表示速度・モバイル対応・構造化データ対応かどうかがSEO的にも重要 - プラグイン:
機能を追加する拡張モジュール
→ SEOメタタグ設定、パンくずリスト、サイトマップ自動生成などを補助 - 子テーマ:
テーマのカスタマイズを安全に行うための仕組み
→ アップデートで上書きされないようにするための「作業用テーマ」
これらを押さえておくと、「どこを触ればSEO設定を変えられるのか」が見えやすくなります。



ECサイト関連用語(商品ページ・カテゴリページなど)
ECサイトでは、SEO用語が少し変わった形で登場します。
- 商品ページ:
個別の商品詳細ページ。
→ タイトル、説明文、レビュー、構造化データ(Product)の設計が重要 - カテゴリページ:
商品一覧ページ。
→ 「カテゴリ名+(通販/ランキングなど)」で検索を拾いやすい - 絞り込み検索(ファセットナビゲーション):
価格帯・サイズ・色などでフィルタリングできる機能。
→ URLパラメータの扱い・重複コンテンツ対策がSEO的な論点になりやすい
ECでは、
「商品の魅力を伝える文章」と「検索エンジンに分かりやすい構造」
を両立させることが、SEO用語の理解と直結してきます。
広告・集客系の関連用語
リスティング広告(検索連動型広告)
リスティング広告は、検索結果ページの上部や下部に表示される「広告枠」に出すテキスト広告です。
- ユーザーが検索したキーワードに連動して表示
- クリック課金制(クリックされた分だけ料金が発生)
- Google 広告やYahoo!広告などで配信
SEO用語としては、
- 「広告表示」「オーガニック検索」「検索連動型広告」
- 「入札単価」「品質スコア」
などとセットで話題になります。

リスティングとSEOの違い
リスティングとSEOの大きな違いは、ざっくりいうと次の通りです。
| 項目 | リスティング広告 | SEO |
|---|---|---|
| 表示位置 | 「広告」として表示 | 自然検索結果として表示 |
| コスト | クリックされるたびに課金 | 直接的なクリック課金はなし(人件費・制作費は必要) |
| 効果発現 | 設定すればすぐ | 本格的な成果には時間がかかる |
| 持続性 | 止めると即表示されなくなる | コンテンツが残る限り、一定の効果が続く |
どちらが優れているかではなく、
短期はリスティング、長期はSEO
両方を組み合わせて「集客ポートフォリオ」を作る
という考え方が実務的です。

エゴベイト(Ego Bait:自尊心をくすぐる施策)
エゴベイトは、直訳すると「自尊心をくすぐる“餌”」のような意味で、
※良い意味でも悪い意味でも使われます。
代表的な施策:
- 「〇〇業界のインフルエンサー10人まとめ」のような記事で、
インフルエンサーの名前やサイトを紹介し、相手にシェア・リンクしてもらうキッカケを作る - ベスト◯◯賞・ランキング形式で、関係者がSNSで拡散したくなるような構成にする
SEO的には、
- 自然な形でサイテーション・被リンクを増やす
- SNSと連動したトラフィック増加を狙う
といった目的で使われます。
ただし、持ち上げるだけの薄っぺらいまとめ記事になると、
ユーザーにも紹介された側にも価値が薄いため、
- 本当に良いと思うポイントを自分の言葉で書く
- 読者にも役立つ情報として成立させる
という「三方良し」を意識して企画することが大切です。
ツール名やサービス名は覚えるほど増えていきますが、
「何を知るためのツールなのか」「どの施策とセットで使うのか」が分かれば、自然と整理されていきます。
最初は、
- Search Console
- Google Analytics
- キーワードプランナー or 何か1つキーワードツール
あたりから触り、自分のサイトの現状を数字で見える化するところから始めると、他のSEO用語もぐっと理解しやすくなります。
近年のトレンド・最新SEOトピック
ここからは、「用語」+「今どう意識すべきか」をセットで押さえるパートです。
細かいテクニックよりも、まずは「流れ」と「考え方」をつかむことを意識してください。
2025年時点で注目される概念
SGE(Search Generative Experience)
SGE は、検索結果の中で 生成AIが要約・回答を出してくる新しい検索体験 を指す用語です。
ポイントは次の3つです。
- 質問に対して、検索結果ページの上部でAIがまとめを提示する
- その要約の中に、参照元としていくつかのページが表示される
- クリックされるページは「AIの回答の“根拠”になったページ」が中心になりやすい
つまり、これからのSEOでは、
- 「単なるキーワード解説」ではなく
- 要約されても価値が残る、情報密度の高いコンテンツ
- かつ 一次情報・事例・具体的な手順 など、AIが引用したくなるページ
を意識することが重要になります。
ゼロクリック検索とその影響
ゼロクリック検索は、ユーザーが検索しても、どのサイトもクリックせず検索結果だけで用事が済んでしまう現象です。
例:
- 計算・天気・スポーツのスコア
- 「〇〇とは?」レベルの超基本情報
ゼロクリックが増えると、
- 検索結果の表示回数(インプレッション)はあるのに、クリックが伸びない
- 「単語の意味」だけを狙ったコンテンツは、どんどん厳しくなる
といった影響が出ます。
対策の方向性としては、
- 「検索結果の一言回答では足りない部分」まで踏み込む
- 具体的な使い方・注意点・事例・比較など、深さのある情報で勝負する
という発想が大切です。
トピカルオーソリティと専門性の強化
トピカルオーソリティは、特定のテーマに関する「専門サイト」としての評価です。
イメージ:
- 「なんでも屋ブログ」より
- 「1テーマを徹底的に掘り下げたサイト」の方が、そのテーマの検索で有利になりやすい
強化のポイント:
- 1つのキーワードだけでなく、周辺トピックを体系的にカバーする
- 「基礎」「応用」「事例」「トラブルシューティング」など、レイヤーを分けて書く
- 専門家の監修・執筆、実務経験に基づく内容を入れる
単発記事ではなく、「このテーマならここを見れば一通り分かる」状態を目指すイメージです。
エンティティSEOとナレッジグラフ
エンティティSEOは、人名・企業名・商品名・場所・概念などを「固有の存在(エンティティ)」として検索エンジンに認識してもらう考え方です。
ナレッジグラフは、そのエンティティ同士の関係をまとめた 「知識データベース」 のようなものです。
たとえば、
- あなたの会社名
- 代表者名
- 住所・電話番号
- サービス名
などが、他サイトや構造化データ、SNS、ビジネスプロフィールなどで一貫していると、
- 検索エンジンの中で「ひとつの固有の存在」として扱われやすい
- ナレッジパネル表示・ブランド検索の安定などにつながる
「どこを見ても、同じ情報が書いてあるか?」という情報の一貫性が、エンティティSEOでは重要になります。
インフォメーションゲインを意識したコンテンツ
インフォメーションゲインは、直訳すると 「情報の付加価値」 です。
既に上位のページを読んでいる人にとって、
さらに新しく得られる情報は何か?
という視点で評価する考え方だと思ってください。
意識したいポイント:
- 競合記事の「まとめ直し」だけで終わらせない
- 自分の経験・失敗談・数字・図解・独自の切り口を必ず入れる
- 海外情報や一次資料・統計データなど、他があまり触れていないソースを活用する
「同じことを、同じように書く」のではなく、
「同じテーマでも、自分のサイトだから語れる情報は何か?」を一歩深く考えることがインフォメーションゲインにつながります。
AIとSEOの関係
AIコンテンツ(AI生成コンテンツ)の扱い
AIコンテンツは、AIが生成した文章・画像・動画などを使ったコンテンツ全般を指します。
押さえておきたいポイント:
- Googleは「AIだからNG」とは言っていない
- 一貫しているのは、「人間にとって有益かどうか」が基準というスタンス
- 量産しただけの薄い記事や、事実誤認の多い記事は普通に評価が下がる
安全な使い方の方向性:
- AIは「たたき台」や「構成案」「言い回しの補助」に使う
- 重要な内容・専門性が必要な部分は、人間が必ずチェック&追記
- 自身の経験・事例・写真・検証結果など、AIには書けない要素を必ず混ぜる
「AIに全部任せる」のではなく、
**「AI+人の編集・監修」で一段上の品質に仕上げる」というスタンスが、中長期的には一番リスクが少ないです。
ChatGPT SEO(生成AI時代のSEO戦略)
「ChatGPT SEO」という言葉は、生成AIが普及した時代に、どうSEO戦略を組み直すかという文脈で使われます。
考えるべきポイントは大きく3つです。
- 作り方
- キーワードリサーチ・構成案・ラフ案の作成をAIで効率化
- ただし、最終原稿は人間が責任を持って仕上げる
- 戦う場所
- 「定型的な解説」だけの記事は、AIとSGEに吸い取られやすい
- 体験談・事例・比較・検証・ローカル情報・ニッチな悩みなど、
AIだけでは拾いきれない領域に注力する
- 評価のされ方
- AIで量産された類似コンテンツが増えるほど、
「独自性・信頼性・専門性」が差別化要因として重要になる
- AIで量産された類似コンテンツが増えるほど、
「AIと競争する」のではなく、
「AIが作った“普通の情報”の上に、自分の価値をどれだけ重ねられるか」が勝負どころになります。
新しい検索体験への対応
音声検索(ボイスサーチ)最適化
音声検索は、スマホやスマートスピーカーに向かって 話し言葉で検索するスタイルです。
特徴:
- クエリが「会話調」になりやすい
例:「渋谷で今空いてるカフェどこ」「SEOって初心者は何からやればいい?」 - 質問文(Who / What / How など)が増える
- ローカル要素が絡む検索が多い
対応の方向性:
- Q&A形式の見出し(例:「Q. 初心者はまず何から?」)を入れる
- 会話に近い自然な文章で「一問一答」パートを作る
- 店舗ビジネスなら、Googleビジネスプロフィールの情報を整える
音声検索単体だけを追うよりも、「質問に対して、簡潔に答える文章」を意識することが結果的に音声・テキスト両方の検索でプラスになります。
Google Discover最適化
Google Discoverは、ユーザーの興味・行動に基づいて、自動的に記事をおすすめ表示するフィードです(スマホのGoogleアプリなど)。
特徴:
- キーワード検索ではなく、「興味・関心」に基づく配信
- タイトル・サムネイルのインパクトが重要
- ニュース性・トレンド性・ストーリー性のあるコンテンツが伸びやすい
意識したいポイント:
- スマホで見たときに「思わずタップしたくなる」タイトル・アイキャッチ
- 時事ネタ・季節ネタ・トレンドテーマと、自社の専門分野をうまく掛け合わせる
- 記事の質はもちろん、サイト全体の信頼性(E-E-A-T)も影響すると考えられている
Discoverは、SNSとSEOの中間のような位置にあり、
- 「検索でじわじわ伸びるコンテンツ」
- 「Discoverで一気に読まれ、指名検索やブランド検索が増えるコンテンツ」
の両方を持っておくと、アクセスのポートフォリオが安定します。
ここまでのトピックをざっくりまとめると、
・検索結果そのものが「AI+要約前提」に変わりつつある
・機械でも書ける情報は、機械に任せてもらえばいい
・人間にしか書けない経験・事例・視点をどれだけ盛り込めるかが、
これからのSEO用語・施策を生かすうえでの本当の差になる
という流れです。
用語を覚えるだけでなく、
「この用語は、自分のサイトのどこにどう活かせそうか?」までセットで考えていくと、
SEOのトレンドも“追うだけ”ではなく、“活かす側”に回りやすくなります。
周辺領域・その他のWebマーケティング用語
SEO用語だけを単独で覚えても、「Webマーケ全体の中でどんな役割を持っているのか」が見えていないと、実務で活かしづらくなります。
この章では、SEOとセットで押さえておきたい周辺領域の用語と、学び方のコツをまとめます。
Webメディア・マーケ全般
WEBマーケティング全般の基本用語
Webマーケティング全体では、SEO以外にも共通して使われる指標・概念があります。
代表的なものをざっくり整理すると、次のようなイメージです。
| 用語 | 意味 | SEOとの関係 |
|---|---|---|
| CV(コンバージョン) | 最終的な成果(問い合わせ・購入など) | SEOのゴール設定そのもの |
| CPA(Cost Per Acquisition) | 1件のCVを獲得するのにかかったコスト | 広告とSEOの費用対効果比較で使う |
| LTV(ライフタイムバリュー) | 1人の顧客が生涯で生み出す利益 | 「どのキーワードで獲得した顧客が長く残るか」とセットで見る |
| ファネル | 認知→興味→比較→購入の流れ | どの段階をSEOで狙うかを決める枠組み |
| タッチポイント | ユーザーとブランドの接点 | 検索結果・SNS・メールなど、SEOはその一部 |
SEO用語を覚えるときも、
「これはファネルのどの段階の話をしているのか?」と合わせて考えると、施策の優先度が付けやすくなります。
WEBメディア運営に関わる用語
オウンドメディアやブログを運営するときには、編集や運営まわりの用語も頻出です。
- 編集方針(エディトリアルライン)
- メディアとして「何を・誰に・どのトーンで」発信するかを決める方針
- ここが曖昧だと、SEO的にも「何の専門サイトか」が伝わりにくくなる
- ペルソナ
- 典型的な読者像を具体的に描いた人物像
- 「このペルソナが検索しそうなキーワードは?」という思考が、キーワード戦略と直結する
- 編集カレンダー(コンテンツカレンダー)
- いつ・誰が・どんな記事を公開するかのスケジュール表
- SEOでは、複数記事の公開タイミングやリライト計画を含めた「中長期の設計」に使う
- KPI(重要業績指標)
- 成功かどうかを測るための指標(例:検索流入数・CV数・指名検索数など)
- 「PVだけ増えても、問い合わせが増えない」という状態を避けるための物差しになる
メディア運営の用語を押さえておくと、
「SEO記事を書く」から一歩進んで、「メディアとして育てる」視点が持ちやすくなります。
ECサイト運用に関する用語
ECサイト(ネットショップ)では、SEO用語に加えて、売上に直結する独自の指標も重要です。
- カート離脱率
- 商品をカートに入れたのに、購入完了まで行かなかった割合
- 商品ページのSEOがうまくいっても、ここが高いと売上につながらない
- 平均注文単価(AOV:Average Order Value)
- 1回の注文あたりの平均購入金額
- 「まとめ買い」を促す導線やレコメンドなど、サイト設計と関係が深い
- 在庫連動・商品フィード
- 在庫情報・価格・商品情報を、広告や外部サービスと連携する仕組み
- SEO観点では、在庫切れ商品の扱い(404にするか・代替商品へ誘導するか)が重要になる
- レビュー・UGC(User Generated Content)
- ユーザーの口コミや写真投稿
- 信頼性向上と、キーワードバリエーションの自然な増加という点で、SEOにもプラスに働く
ECでは、「集客だけでなく、売上までの導線を一気通貫で考える」ことが求められます。
役割・職種にまつわる用語
Web担当者・SEO担当者などの職種
SEOは一人で完結することもあれば、チームで分担することもあります。
よく出てくる職種イメージは次のようなものです。
- Web担当者
- 企業サイト・メディア全体の運営窓口
- SEOだけでなく、更新管理・制作会社との調整・簡単な解析なども担当
- SEO担当者 / SEOスペシャリスト
- キーワード戦略、サイト構造、テクニカルSEO、レポート作成など、SEO軸での専門家
- 社内の編集・開発・デザイナーと連携しながら、施策を具体化していく
- コンテンツディレクター / 編集者
- 記事の企画・構成・ライターへの指示・品質チェックを行う役割
- SEO観点のキーワード・構成だけでなく、「読み物としての価値」も担保する
- Webアナリスト / データアナリスト
- Analytics や Search Console、広告データを分析して示唆を出す役割
- 「どのチャネルに予算を割くべきか」「どのコンテンツを改善すべきか」を数値から考える
自分がどの立場でSEOに関わるのかを意識すると、
「どの用語を優先的に深掘りするか」も自然と変わってきます。
デジタルマーケティング会社関連用語
外部の制作会社・広告代理店・SEO会社と仕事をする場面では、次のような用語が飛び交います。
- 広告代理店
- リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告などの運用を代行する会社
- レポーティングや改善提案とセットで契約されることが多い
- 運用型広告
- 出稿後も入札・クリエイティブ・ターゲティングを調整し続けるタイプの広告
- SEOと組み合わせて「短期の広告・長期のSEO」として設計するのが一般的
- レポート / レポーティング
- 施策の結果をまとめた報告書
- SEOでは、「検索順位」「流入数」「CV」「改善提案」をセットで示すことが多い
- レテナー契約(顧問契約)
- 月額固定でコンサルティング・運用支援を行う契約形態
- 一括の制作費だけでなく、「継続的にチューニングするSEO」に適した形態
こうした用語を理解しておくと、
外部パートナーと「同じ言葉」で会話できるようになり、要求や期待値も伝えやすくなります。
学習の進め方・カテゴリ整理
SEO用語のカテゴリ別学習法
SEO用語は数が多く、バラバラに覚えるとすぐに混乱します。
おすすめは、あらかじめ「引き出し」を作っておき、その中に用語をしまっていく方法です。
例えば、次のようなカテゴリ分けが実用的です。
- 仕組み系
- 検索アルゴリズム、クローラー、インデックス、ランキング要因 など
→ 「検索エンジンがどう動いているか」の理解に使う引き出し
- 検索アルゴリズム、クローラー、インデックス、ランキング要因 など
- コンテンツ・キーワード系
- 検索意図、ロングテールキーワード、トピッククラスター、E-E-A-T など
→ 記事企画・ライティングに直結する用語
- 検索意図、ロングテールキーワード、トピッククラスター、E-E-A-T など
- 技術系(テクニカルSEO)
- サイト構造、URL正規化、サイトマップ、Core Web Vitals など
→ エンジニアや制作会社との会話で必要になる用語
- サイト構造、URL正規化、サイトマップ、Core Web Vitals など
- 計測・改善系
- CTR、CVR、セッション数、直帰率、Search Console の各指標 など
→ 「やってみてどうだったか」を判断するときに使う用語
- CTR、CVR、セッション数、直帰率、Search Console の各指標 など
ノートやスプレッドシートにカテゴリ別で用語を整理しておくと、
新しい用語に出会ったときも「これはどの引き出しの仲間か?」と整理しやすくなります。
基礎→応用→最新トレンドの学びの順番
SEO用語の学びは、順番を間違えないことがとても大切です。
- 基礎:
- SEOとは何か、オーガニック検索、クローラー、インデックス、キーワード、タイトルタグ、メタディスクリプション など
- まずは「1ページをきちんと作れるレベル」まで
- 応用:
- トピッククラスター、内部リンク設計、テクニカルSEO、Core Web Vitals、構造化データ、リンクビルディング など
- サイト全体をどう設計するか、どう継続改善するかのフェーズ
- 最新トレンド:
- SGE、ゼロクリック検索、トピカルオーソリティ、エンティティSEO、AIコンテンツ、Discover最適化 など
- 「基礎と応用ができているサイトが、さらに一歩先に進むための領域」
いきなりトレンドから入ると、
用語は知っているけれど、何をすればいいか分からない
という状態に陥りがちです。
逆に、基礎と応用がある程度固まっていれば、最新トピックは「自分のサイトにどう当てはめるか」を具体的に考えられるようになります。
最後に、学びのコツを一つだけ挙げると、
「用語を覚える」よりも
「用語を使って、自分のサイトのどこをどう改善するか」を1つ決めてみる
ことです。
1つの用語につき、自サイトで1回は手を動かしてみる。
その積み重ねが、どの教科書よりも強い「自分だけのSEOノート」になっていきます。
まとめ
SEO用語を一通り眺めてみると、最初は「難しい専門用語の集合」に見えますが、
カテゴリごとに整理していくと、実は次のようなシンプルな構造に収まります。
- 検索エンジンがどう動くのかを説明する用語
- ユーザーの検索意図とキーワード戦略に関する用語
- コンテンツの設計・ライティング・UXを語る用語
- サイト構造や速度・モバイル対応といった技術的な用語
- リンクやドメインの「信頼・権威性」を示す用語
- 効果測定・改善サイクルに必要な指標の用語
- 変化の激しいGoogleアップデートや、AI・SGEなどの最新トピック
大切なのは、用語を丸暗記することではなく、「自分のサイトでどの場面で使う概念なのか」を結びつけることです。
- 「今悩んでいるのは、検索意図の理解なのか、コンテンツの質なのか、技術面なのか」
- 「この数字が悪いのは、どのカテゴリの問題が原因になりやすいのか」
- 「新しいトレンド用語が出てきたときに、既存のどの概念の延長線上にあるのか」
こうした問いに自分で答えられるようになると、
SEOは単なる「テクニック集」ではなく、事業やメディアを伸ばすための“言語”として機能し始めます。
この記事で紹介した用語や考え方は、今日すぐにすべて覚える必要はありません。
まずは、気になった用語だけでも構いませんので、
- ブラウザのブックマークやノートに「自分用のSEO用語集」を作る
- Search Console や Analytics を開き、記事中の指標名と画面上の用語を照らし合わせてみる
- 1つの用語につき、自分のサイトで「何を変せそうか」をメモしてみる
といった小さな一歩から始めてみてください。
用語が分かると、レポートの数字の意味が変わり、
数字が読めるようになると、次の打ち手が自然と見えてきます。
「SEO用語が分からないから不安」という状態から 「用語を使って施策を設計できる」状態へ。
この記事が、その橋渡しになれば幸いです。
